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JP2024035488A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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JP2024035488A JP2022139974A JP2022139974A JP2024035488A JP 2024035488 A JP2024035488 A JP 2024035488A JP 2022139974 A JP2022139974 A JP 2022139974A JP 2022139974 A JP2022139974 A JP 2022139974A JP 2024035488 A JP2024035488 A JP 2024035488A
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Abstract

【課題】大型画像形成装置では、エンジンの終了処理に時間がかかるため、アプリケーションが先に終了すると、シャットダウン過程でのエラーを、表示することができなかった。【解決手段】本発明は、エンジンを有する画像形成装置であって、アプリケーションの終了処理、ミドルウェア及びオペレーティングシステムの終了処理、ハードウェアの終了処理を各処理が完了することに基づいてこの順に実行する終了処理手段と、終了処理中のエラーを検知してエラーを操作部に表示するエラー表示手段を有し、前記終了処理手段は、アプリケーション、オペレーティングシステムの終了処理を管理するタイマーと、ハードウェアの終了処理が完了するようシーソースイッチがオフされたことに連動して稼働するタイマーに基づいて各終了処理を実行し、前記エラー表示手段は、ミドルウェア又はオペレーティングシステムが実行することを特徴とする。【選択図】 図6A

Description

本発明は、情報処理装置、その制御方法及びプログラムに関する技術の説明である。
オフィスで使われる画像形成装置では、基本的なプリント・コピー機能以外、ワークフローカスタマイズ機能、認証機能など、多彩な付加機能が提供可能となっている。
前述のような、基本機能以外の付加機能を実現するため、汎用計算装置(パソコンやスマホなど)と同様に、プログラムを実行するCPUや揮発性メモリ、および情報を長期保存のための不揮発メモリが装備されている。
そして、画像形成装置は、汎用計算装置と同様に、シャットダウンする際に、揮発メモリ上にあるデータを正確に不揮発メモリに保存することになる。
さらに、画像形成装置は基本機能を実現するためのスキャナ部及びプリント部(以下あわせて「エンジン」という。)の終了処理も必要である。
そこで、オフィス用の画像形成装置は、シャットダウン時に汎用計算装置と同様、アプリケーション層、オペレーティングシステム(以下「OS」といい、ミドルウェアを含む)、ハードウェア(以下「HW」という。)の順で終了処理を実行する。なおこれら各段階を以下「フェーズ」ともいう。アプリケーション層、OS(ミドルウェア)、HWの各フェーズを管理するタイマーを設けてあり、所定時間内で終了処理が完了しない場合は次のフェーズの終了処理に強制的に移行する。
一方、大型の画像形成装置の場合、エンジンのシャットダウン処理にかかる時間が長く、エンジンが正常シャットダウンできるまで全部の電源をOFFすることができない。よって、エンジンのシャットダウン処理の正常終了を確認してからシャットダウンしなければならない。
オフィス用の画像形成装置は、前述の通り各フェーズでは短めのタイマーの設定をしているため、エンジンの終了処理を長時間待つことができない。そこで、大型の画像形成装置の場合は最初にタイマーの設定値を長めに設定し、エンジンの終了が完了してから、タイマーを通常値に設定することによりシャットダウン処理が正常かつ迅速に行っている。
従来より画像形成装置において、終了処理中に切っていけない電源が存在し、その終了処理開始から一定時間を待って、完了しなければ強制的に終了処理に移行する技術は知られている(特許文献1)。
特開2003-333748号公報
上記技術を適用した場合、アプリケーションの終了処理と、エンジン終了処理は非同期になる。そのため、エンジン終了後にエラーを発生する際に、エラーをユーザに表示する仕組み(アプリケーション層にある必要なソフト部品)はすでに終了している可能性がある。よってエラーを正確に表示できず、ユーザはエラーに対処できない恐れがある。
本発明は、エンジン終了後にエラーが発生する場合に対しても、エラーをユーザに表示する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、エンジンを有する画像形成装置であって、アプリケーションの終了処理、ミドルウェア及びオペレーティングシステムの終了処理、ハードウェアの終了処理を各処理が完了することに基づいてこの順に実行する終了処理手段と、終了処理中のエラーを検知してエラーを操作部に表示するエラー表示手段を有し、前記終了処理手段は、アプリケーション、オペレーティングシステムの終了処理がそれぞれ所定時間内に終了するよう管理するタイマーと、所定時間内にハードウェアの終了処理が完了するようシーソースイッチがオフされたことに連動して稼働するタイマーに基づいて各終了処理を実行し、前記エラー表示手段は、ミドルウェア又はオペレーティングシステムが実行することを特徴とする。
画像形成装置であって、シャットダウン途中でエラーが発生しても、エラーを正確に表示し、ユーザは前記エラー情報に従って適切な処置を行うことができる。
本実施形態における画像形成装置のブロック図の一例。 画像形成装置コントローラの構成図。 画像形成装置でシャットダウンに関わるハード・ソフト構成図。 画像形成装置のシャットダウンシーケンス。 本実施形態におけるシャットダウン処理を説明するためのフローチャート。 実施形態におけるシャットダウン処理フロー。 他の実施形態におけるシャットダウン処理フロー。 別の実施形態におけるシャットダウン処理フロー。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<システム構成の説明>
本発明に係る画像形成装置の一実施形態としての画像形成装置について説明する。
図1は本発明の画像形成装置1のブロック構成図である。
画像形成装置1は、スキャナ装置2、コントローラ3、プリンタ装置4、操作部5、ハードディスク装置6、FAX装置7から構成され、LAN8を介してコンピュータ9と通信可能に接続される。
スキャナ装置2は、原稿から光学的に画像を読み取り、デジタル画像に変換を行う。
プリンタ装置4は、デジタル画像を紙デバイスに出力する。
操作部5は、ユーザから本装置に対する操作の受け付けと、ユーザに対して情報の表示を行う。
ハードディスク(HDD)装置6は、デジタル画像や制御プログラム等の記憶を行う。
FAX装置7は、電話回線等にデジタル画像の送信を行う。
コントローラ3は、バスを介して上記装置と接続され、各モジュールに指示を出すことで画像形成装置上のジョブを実行する。
また、画像形成装置1は、LAN8を介してコンピュータ9と通信可能に接続されており、コンピュータ9から画像形成装置1に対して、デジタル画像の入出力、ジョブの発行や機器の指示等を行うことが可能である。
以下、各装置について詳細に説明を行う。
スキャナ装置2は原稿給紙ユニット(DFユニット)21、スキャナユニット22から構成される。前記変換された画像データはコントローラ3に送信される。
原稿給紙ユニット21は自動的に原稿束から自動的に1枚ずつスキャナユニット22に原稿を供給する。
スキャナユニット22は原稿を光学スキャンしデジタル画像に変換する。
プリンタ装置4は給紙ユニット42、マーキングユニット41、排紙ユニット43から構成する。
給紙ユニット42は紙束から一枚ずつ給紙を行う。
マーキングユニット41は給紙した紙に画像データの印刷を行う。
排紙ユニット43は印刷後の紙の排紙を行う。
またコンピュータ9は、LAN8を経由で、コントローラに指示を出してジョブを実行する。本実施例において、コンピュータ9はコントローラ3にOFF指示を出して、コントローラ3は画像形成装置1のOFFプロセスを制御する。
(画像形成装置の機能)
画像形成装置1は各種機能を有し多彩なジョブを実行可能である。以下に機能の一例を記載する。
・複写機能
スキャナ装置2から読み込んだ画像をHDD装置6に記録し、同時にプリンタ装置4を使用して印刷を行う。
・画像送信機能
スキャナ装置2から読み込んだ画像はLAN8を介してコンピュータ9に送信する。
・画像保存機能
スキャナ装置2から読み込んだ画像をHDD装置6に記録し、必要に応じて画像送信や画像印刷を行う。
・画像印刷機能
コンピュータ9から送信された画像データ、例えばページ記述言語を解析し、プリンタ装置4で印刷する。
(コントローラの構成)
図2は画像形成装置1のコントローラ3のブロック構成図である
コントローラ3はメインボード200と、サブボード220から構成される。
・メインボード
メインボード200はいわゆる汎用的なCPUシステムである。
メインCPU201はボード全体を制御する。
ブートロム202はブートプログラムを格納する。
メモリ203はCPUがワークメモリとして使用する。
バスコントローラ204はサブボード220と接続する外部バスとのブリッジ機能を有する。
不揮発性メモリ205は画像形成装置1の電源がOFFされた状態でも消えない不揮発性データを格納する。
RTC211は時計機能を有する。
ディスクコントローラ206はストレージ装置を制御する。ストレージ装置として、本例ではフラッシュディスク207とハードディスク装置6が接続されている。
フラッシュディスク(SSD等)207は半導体デバイスで構成された比較的小容量な不揮発性記憶装置で不揮発データを管理する。
USBコントローラ208は外部のUSB装置の制御を行う。該USBコントローラ208を介してUSBメモリ209に接続する。
操作部5は、画像形成装置1にユーザからの指示を受け付ける。
・サブボード
サブボード220は比較的小さな汎用サブCPUシステムと、画像処理ハードウェアから構成される。
[サブCPUシステム]
サブCPUシステムは、サブCPU221、メモリ223、バスコントローラ224、不揮発性メモリ225からなる。
サブCPU221は、サブボード220全体を制御する。
メモリ223はCPUがワークメモリとして使用する。
バスコントローラ224は、外部バスとのブリッジ機能を持つ。
不揮発性メモリ225は、電源OFFされた場合でもデータが消えないよう保持する。
[画像処理ハードウェア]
画像処理ハードウェアとして、画像処理プロセッサ227とエンジンコントローラ226を有する。
画像処理プロセッサ227はリアルタイムでデジタル画像処理を行う。
エンジンコントローラ226は、プリンタ装置4と接続され、画像処理プロセッサ227からの画像データの印刷指示を出力し、またスキャナ装置2と接続され、原稿から画像を読み取り、画像データを画像処理プロセッサ227に出力する。
FAX装置7はサブCPU221が直接制御し、画像データを公衆回線に送信する。
なお、本図はブロック図であり簡略化している。本来、例えばメインCPU201、サブCPU221等にはチップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれている。しかしならが、説明の粒度的に本発明の説明には不必要であるため簡略化記載しているものであって、上記説明が本発明の構成を制限するものではない。
(コントローラの動作)
コントローラ3の動作について、紙デバイスによる画像複写を例に説明する。
まず、利用者が操作部5から画像複写を指示すると、メインCPU201がサブCPU221を介してスキャナ装置2に画像読み取り命令を送る。
スキャナ装置2は紙原稿を光学スキャンしデジタル画像データに変換してエンジンコントローラ226を介して画像処理プロセッサ227に入力する。
画像処理プロセッサはサブCPU221を介してメモリ223にDMA転送を行いデジタル画像データの一時保存を行う。
メインCPU201はデジタル画像データがメモリ223に一定量もしくは全て入ったことが確認できると、サブCPU221を介してプリンタ装置4に画像出力指示を出す。
サブCPU221は画像処理プロセッサ227にメモリ223の画像データのアドレスを通知する。プリンタ装置4からの同期信号に従ってメモリ223上の画像データは画像処理プロセッサとエンジンコントローラ226を介してプリンタ装置4に送信され、プリンタ装置4にて紙デバイスにデジタル画像データが印刷される。
複数部印刷を行う場合、メインCPU201がメモリ223の画像データをハードディスク装置6に対して保存を行い、2部目以降はスキャナ装置2からではなくハードディスク装置6からプリンタ装置4に画像を送ることが可能である。
<シャットダウン処理にかかる構成>
図3は画像形成装置1でシャットダウン処理に関わるハード・ソフトブロック構成図である。
本実施形態における画像形成装置1は、シーソースイッチ301を有する。シーソースイッチとは、ユーザによりONもしくはOFFが操作されるハードウェアの電源スイッチである。ユーザはシーソースイッチ301をONからOFFに倒すことで、シャットダウン開始することができる。
シーソースイッチ301はコントローラ3 のHWと接続されているため、ユーザはシーソースイッチ301を操作すると、コントローラ3は前記シーソースイッチ動作を検知し、シャットダウン処理を開始する。
画像形成装置1のコントローラ3は汎用計算装置と同様、アプリケーション311、OS313およびランタイム/ドライバ312、そしてHW314から構成される。なお、起動時には、HW、OS、アプリケーションの順序で起動していくが、シャットダウン処理の際には、アプリケーション、OS、HW順序でOFFする。
また、汎用計算装置と異なる点として、エンジン320がある(図2のエンジンコントローラ226及びプリンタ4など)ことである。
コントローラ3は、シャットダウン処理中に、エンジン320へエンジンのシャットダウン開始を指示する。
シャットダウン処理では、エンジン320は確実に終了処理することができることを保証しなければならない。このシャットダウンプロセスではコントローラ3がシーソースイッチ301の状態を検知して、エンジン320に終了処理指示を通知し、エンジン320からの終了処理完了返答を持って、エンジン320の終了完了を保証する。
<オフィス用の画像形成装置のシャットダウンシーケンス>
図4はオフィス用の画像形成装置のシャットダウンシーケンスである
図3で説明したように、画像形成装置1は汎用計算装置と同様、メインコントローラは、起動時HW~OS(+ランタイム)~アプリケーションの順序で起動する。そして、シャットダウンする際に起動と逆順序で、アプリケーション~OS(+ランタイム)~HWで終了処理を行う
図4ではシャットダウンシーケンスを複数のフェーズに分けて説明する。
各フェーズ毎に、処理時間を管理するタイマーを設けてあり、所定時間内で処理できない場合、強制的に次フェーズへ移行することとなる。また、タイマーはソフトタイマー(プログラムによって計時、動作するタイマー)と、ハードタイマー(ハードウェアによって動作保証するタイマー)がある。
ここでタイマーの役割を説明する。
タイマー1はソフトタイマーで終了処理のフェーズ1の最大処理時間を管理し、それを超えた場合、強制的に次のフェーズ2に移行する。
タイマー2はソフトタイマーで終了処理のフェーズ2の最大処理時間を管理し、それを超えた場合、強制的に次のフェーズ3に移行する。
ソフトタイマーであるタイマー1とタイマー2はいずれもソフトウェアのバグによる動作停止の可能性がある。そこで、いかなる場合でも終了処理完了を保証するためハードタイマーのタイマー3を設ける。
タイマー3の設定値はタイマー1とタイマー2の設定値の合計より少し大きく設定される。タイマー3が稼働した場合、強制的にフェーズ3に移行される。
続いて、図4のフロー図を用いて終了処理の開始後の処理シーケンスを説明する。
フェーズ0(S401)で、ユーザがシーソースイッチをOFFしたことをコントローラは確認し、シャットダウン処理を開始する。そこでソフトタイマーのタイマー1とタイマー2を設定し、それぞれフェーズ1、フェーズ2の処理を監視する。また一定時間内で必ずシャットダウンできることを保証するため、フェーズ3への移行を監視するハードタイマーであるタイマー3を設定する。
ここでソフトによる不安定動作を排除するため、タイマー3は、前記シーソースイッチと連動して起動されるものとなる。
フェーズ1(S402)では、実行中の印刷ジョブなどを停止し、実行中のアプリケーションを終了させる。またエンジンに終了処理を開始するよう通知し、エンジンが終了処理を終えると終了処理の完了通知を送信するのでそれを待機し受信する。
終了処理が完了(エンジンからも終了処理の完了通知を受信)すると、フェーズ1からフェーズ2へ移行する(S402-1)。
また、タイマー1がフェーズ1を管理しているため、所定時間内で終了処理が完了しない場合であっても強制的にフェーズ2へ移行する(S402-2)。
フェーズ1が終了した時点、OS以外では最低限のソフトウェア(電力制御と、OSに通知するミドルウェア)しか残らなくなる。この最低限のソフトウェアがOSにフェーズ2の開始を通知する。
フェーズ2(S403)では、OSが終了処理を行う。揮発性メモリにあるキャッシュ情報などをHDD/SSD/Flashなどに退避し、OS自体の終了処理を行う。またOSはHWに終了処理の通知を行う。
フェーズ2における終了処理が完了すると、フェーズ3へ移行する(S403-1)。
また、タイマー2がフェーズ2を管理しているため、フェーズ2が所定時間内で完了しない場合であっても強制的にフェーズ3へ移行する(S403-2)。
フェーズ3(S404)では、HWはOSから通知を受信し、通電停止を行う。通電停止した時点でのシーソースイッチ301の状態を判断する。
シーソースイッチ301が”OFF”となっている場合は、そのままシャットダウン状態を維持する(全電源切断)。
一方、シーソースイッチ301がONとなっている場合、シーソースイッチ301をユーザが”OFF”してからまた”ON”されたと判断し、画像形成装置1の再起動を行う。
なお、タイマー3で終了処理全体を常に管理しているため、フェーズ1の段階、及びフェーズ2の段階がタイマー3に設定された所定時間内で完了しない場合強制的にフェーズ3へ移行し、全電源を切断する(S404-1、S404-2)。
上記のように構成することによって、システム各構成要件(アプリケーション、OS、HW、エンジン)は正常にシャットダウンできることを保証できる。また正常にシャットダウンできない場合も、所定時間内で電源OFFすることができる。
なお、所定時間内でシャットダウンできるようにするのは安全上の考慮であり、例えばデバイスで発火など誤動作した場合に、シーソースイッチが緊急停止ボタンの役割を果たすことができる。
また、シーソースイッチと連動したハードタイマー(タイマー3)を設けることにより、ソフトタイマー(タイマー1、タイマー2)がソフトウェアのバグによって誤動作した場合でも、シャットダウン状態まで遷移できることが保証される。
<大型画像形成装置のシャットダウンシーケンス>
図5は本実施形態におけるシャットダウン処理を説明するためのフローチャートである。
大型画像形成装置では、エンジンの大型化および機械処理(例えば、ファンによる排気及び熱排出)などで終了時間がかかる場合がある。終了処理開始の状況にもよるが、最大1時間以上かかる場合がある。
そのため、図4で説明したオフィス用画像形成装置のシャットダウンシーケンスでは終了処理できなくなる。
その理由は、前述の通りタイマー3のハードタイマーはシーソースイッチと連動しているため、フェーズ0でシーソースイッチをOFFすると、タイマー3が稼働する。そして、設定値の最大数十秒程度でフェーズ3へ強制移行しHWの通電を停止してしまうため、エンジンの終了処理が完了できなくなる。
タイマー1、タイマー2、タイマー3の役割は、図4と同様であるため説明は割愛する。また、大型の画像形成装置という特有の事情によって、設定値・使われ方が異なるので、その点を中心に説明する。
S501のフェーズ0では、ユーザはシーソースイッチをOFFしないで、シャットダウン画面からユーザがシャットダウンを選択してシャットダウン開始する。
そこで、ソフトタイマーのタイマー1、タイマー2の時間をオフィス用の画像形成装置より長めに(本来の設定値+エンジン処理時間)設定し、フェーズ1へ移行する。
S502のフェーズ1で、オフィス用画像形成装置と同様に実行中のジョブをキャンセルし、アプリケーションを終了し、エンジンの終了処理を開始する。
コントローラ3はエンジンに終了処理の通知をしてから、前述の時間をかけてエンジンが終了処理を行い、完了後にコントローラ3に完了通知を送信する。コントローラ3は完了通知を持ってフェーズ1の終了と判定し、タイマー1、タイマー2を従来の時間に再設定し、S501で行わなかったシーソースイッチのOFFを行う。なお、このときシーソースイッチのOFFと連動してタイマー3が稼働する。フェーズ1の処理が完了したため、フェーズ2に移行する(S502-1)。なお、タイマーを再設定する理由は、エンジン終了処理が完了したため、今後は長時間がかからないと見込まれるためである。
また、タイマー1が所定時間内で完了しない場合であっても強制的にフェーズ2にも移行する(S502-2)。
S503のフェーズ2では、オフィス用機と同様にOSが終了処理を行う。揮発メモリにあるキャッシュ情報などをHDD/SSD/Flashなどに退避し、OS自体の終了処理を行う。またOSはHWに終了処理開始の通知を行う。
フェーズ2の終了処理が完了したことによってフェーズ3へ移行する(S503-1)。
またタイマー2が所定時間内で完了しない場合であっても強制的にフェーズ3にも移行する(S503-2)。フェーズ3へも強制移行する。
フェーズ3では、オフィス用の画像形成装置と同様にHWはOSから通知を受信し、通電停止を行う。通電停止した時点でのシーソースイッチ301の状態を判断する。
シーソースイッチ301が”OFF”となっている場合は、そのままシャットダウン状態を維持する(全電源切断)。
一方、シーソースイッチ301が“ON”となっている場合、シーソースイッチ301を”OFF”してからまた”ON”されたと判断し、画像形成装置1の再起動を行う。
なお、タイマー3で終了処理全体を常に監視しているため、フェーズ2の段階まででタイマー3に設定された所定時間内で完了しない場合強制的にフェーズ3へ移行し、全電源を切断する(S503-3)。
これで大型画像形成装置でも、正確にシャットダウンすることが実現できる(アプリケーション・OSデータがダメージなく、エンジンは所定処理時間で終了する。)。
ところで、大型画像形成装置では、シーソースイッチ301を“OFF”に倒す(以下「シーソースイッチOFF」という。)には、ソレノイドという電気エネルギーを機械的な運動に変換する部品を使われる。そのソレノイドが経年劣化によって、市場でソレノイドが故障すると、動作指示をしても動かない場合がある。エラーを減らすため、ソレノイドの動作失敗を検知しリトライもするが、故障によってシーソースイッチ301がうまく“OFF”できず“ON”のままになる。
図4のオフィス用画像形成装置のシャットダウンシーケンスでは、フェーズ0(S401)で、シーソースイッチOFFを行うが失敗した場合すぐ検知できるため、シャットダウンが開始しない。そこでアプリケーション層に通知し、操作部にエラーを表示しユーザは通知することが可能である。さらにユーザは販売会社・サービスマンに連絡し適切なサポートを受けることが可能である。
一方、図5で表示した大型画像形成装置の場合、フェーズ0でシーソースイッチOFFをしない。フェーズ1でジョブを中止し、アプリケーション終了、エンジン終了などを確認してからソレノイドによりシーソースイッチOFFを行う。ところがエンジン終了時間が多少かかる場合シーソースイッチOFFする時にはアプリケーション層は既に終了している(数十秒程度である)。
その場合シーソースイッチOFFの失敗(ソレノイド故障)を検知しても、操作部5にエラーを表示するアプリケーション層が存在しないため、表示できないままタイマー1を稼働し、フェーズ2に移行し、その先フェーズ3に移行する。
すると、フェーズ3では“OFF”となっている場合、そのままシャットダウンが維持されるが(全電源切断)、“ON”となっている場合、シーソースイッチを“OFF”してからまた“ON”されたと判断し、再起動が行われる。
つまり、シーソースイッチOFFが失敗したため、画像形成装置はエラーを表示せず再起動してしまう恐れがある。
そこで、シャットダウン処理中にエラーが発生した場合に、エラーを表示し、ユーザに警告することができる方法を以下に説明する。
図6A~Cは前記エラー表示問題を解決する3つの実施形態の処理フローである。なお、実施形態1~3について、図5の処理フローと共通部分については省略し、差分のみを説明する。
(実施形態1)
実施形態1は、コントローラ301が発生したエラーを表示するためのソフト(アプリケーション層)部品をミドルウェアに持たせることにより、終了させないようにするものである。以下、図6Aを参照して終了処理フローを説明する。
S600でユーザが画面でシャットダウンを選択すること(シャットダウントリガー)を監視する。シャットダウントリガーが発生した場合は、S601のフェーズ0に移行する。
S601のフェーズ0では、タイマー1~3にそれぞれ所定値を設定する。
続くS602のフェーズ1での処理を行う。フェーズ1の処理は、図5のS501と同様であり、アプリケーションの終了処理が行われる。ただし、アプリケーション層にあるエラー表示用ソフト部品のみ(全体のごく一部)を、前記ミドルウェアに持たせており終了処理はなされない。このエラー表示用ソフト部品がエラーの発生を検知した場合には操作部にエラー表示をする。
なお、ここでエラー表示を維持するために、タイマー1の設定値を定期的に延長して、強制的に次のフェーズに移行しないように制御し、終了処理を止めるようにする。
後続の処理S602-1~S604は、図5のS502-1~S504と同様であるので説明は省略する。
以上によれば、エラー表示ソフト部品が、動作しているためエンジン等の終了処理におけるエラーを表示画面に表示し、ユーザにエラーが起こっていることを報知することができる。また、エンジンの終了処理でエラーが生じた場合は、終了処理が完了しなので、シーソースイッチOFFが実行されないためにタイマー3は稼働しない。
(実施形態2)
実施形態2は、コントローラ301がエラーを表示するためのソフト(アプリケーション層)部品をOSに持たせることにより、OS終了処理中におけるエラーの発生についてもエラー表示を可能とするものである。以下、図6Bを参照して終了処理フローを説明する。
図6Bでは、S702のフェーズ1までは、図5のS501~S502と同様である。フェーズ1からフェーズ2移行する際に、前記ミドルウェアがOSに通知して、OSの終了処理を開始する。OS中にエラー表示用ソフト部品を持たせているため、S703でOS終了処理中に操作部にエラーの表示をする。
なお、ここでエラー表示を維持するために、タイマー2の設定値を定期的に延長して、強制的に次のフェーズに移行しないように制御し、終了処理を止めるようにする。
以上の実施形態2によれば、OS中にエラー表示用ソフト部品を持たせることにより、OS終了処理中におけるエラーの表示も行うことができる。
(実施形態3)
実施形態3は、コントローラ301がエラーの発生を検知するためのソフト(アプリケーション層)部品をOSに持たせ、終了処理中におけるエラーについて不揮発性記憶装置にエラーを記憶可能とするものである。以下、図6Cを参照して終了処理フローを説明する。
図6Cではフェーズ2(S803)でエラーを検出しても、画面への表示を行わず、不揮発メモリ(HDD、SSDなど)にエラーを記憶させる。
次回起動する際に、エラーを表示する(S805)
なお、上記各実施形態において、問題が発生してエラー画面が表示されても(実施形態3の場合は、再起動してエラー画面が表示された場合)、ユーザが継続して画像形成装置を利用したい場合がある。たとえばシーソースイッチOFFが実行できずにエラーとなった場合で、画像形成装置のその他は特に問題がない場合である。この場合について、前記エラー画面で、「継続して利用」という選択肢をさらにユーザに表示し、ユーザが「継続して利用」の選択肢を選択した場合には、サービスマンが来るまで継続して画像形成装置を利用可能とすることもできる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像形成装置
2 スキャナ装置
3 コントローラ(制御装置)
4 プリンタ装置
5 操作部
6 HDD
8 LAN
9 コンピュータ

Claims (8)

  1. エンジンを有する画像形成装置であって、
    アプリケーションの終了処理、ミドルウェア及びオペレーティングシステムの終了処理、ハードウェアの終了処理を各処理が完了することに基づいてこの順に実行する終了処理手段と、
    終了処理中のエラーを検知してエラーを操作部に表示するエラー表示手段を有し、
    前記終了処理手段は、
    アプリケーション、オペレーティングシステムの終了処理がそれぞれ所定時間内に終了するよう管理するタイマーと、所定時間内にハードウェアの終了処理が完了するようシーソースイッチがオフされたことに連動して稼働するタイマーに基づいて各終了処理を実行し、
    前記エラー表示手段は、ミドルウェア又はオペレーティングシステムが備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エラー表示手段は、ミドルウェアが備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記エラー表示手段は、オペレーティングシステムが備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記オペレーティングシステムは、終了処理中にエラーが発生したことを記憶手段に記憶し、
    前記エラー表示手段は、前記画像形成装置が再起動された際にエラーを操作部に表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記エラー表示手段は、操作部にさらに前記画像形成装置を継続して利用することが選択できるように表示を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記終了処理手段は、エラーの表示を操作部に表示した場合、前記アプリケーション、オペレーティングシステムの終了処理を管理する各タイマーの設定値を延長することにより、前記エラー表示手段が表示するエラーの表示を維持する
    こと特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. エンジンを有する画像形成装置の制御方法であって、
    アプリケーションの終了処理、ミドルウェア及びオペレーティングシステムの終了処理、ハードウェアの終了処理を各処理が完了することに基づいてこの順に実行する終了処理工程と、
    終了処理中のエラーを検知してエラーを操作部に表示するエラー表示工程を有し、
    前記終了処理工程は、
    アプリケーション、オペレーティングシステムの終了処理がそれぞれ所定時間内に終了するよう管理するタイマーと、所定時間内にハードウェアの終了処理が完了するようシーソースイッチがオフされたことに連動して稼働するタイマーに基づいて管理され、
    前記エラー表示工程は、ミドルウェア又はオペレーティングシステムが備えている手段が実行する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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