JP2024027756A - antenna device - Google Patents
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Abstract
【課題】インピーダンス整合を行っても、第1結合スロットと第2結合スロットとの干渉を防止することができるアンテナ装置を提供する。【解決手段】アンテナ装置101Aは、板状の金属導体からなる給電パッチ11と、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を有し、金属導体からなる第1地導体31と、給電パッチ11と第1地導体31との間に設けられる第1誘電体基板21と、第1結合スロット41を介して、給電パッチ11と電磁結合する第1給電回路と、第2結合スロット42を介して、給電パッチ11と電磁結合する第2給電回路とを備え、第1結合スロット41及び第2結合スロット42は、長さ方向両端部が、第1地導体31の中心に対して、当該第1地導体31の外側を向くような、折り曲げ形状となる。【選択図】図1[Problem] To provide an antenna device capable of preventing interference between a first coupling slot and a second coupling slot even when impedance matching is performed. [Solution] The antenna device 101A includes a feed patch 11 made of a plate-shaped metal conductor, a first ground conductor 31 made of a metal conductor having a first coupling slot 41 and a second coupling slot 42, a first dielectric substrate 21 provided between the feed patch 11 and the first ground conductor 31, a first feed circuit electromagnetically coupled to the feed patch 11 via the first coupling slot 41, and a second feed circuit electromagnetically coupled to the feed patch 11 via the second coupling slot 42, and the first coupling slot 41 and the second coupling slot 42 are bent such that both ends in the length direction face outward from the center of the first ground conductor 31. [Selected Figure] Figure 1
Description
本開示は、アンテナ装置に関する。 The present disclosure relates to an antenna device.
特許文献1には、アンテナ装置が開示されている。この特許文献1に開示されたアンテナ装置は、互いに交差する2つの直線偏波を放射するものである。
特許文献1(図4及び図5)に開示されたアンテナ装置は、方形パッチ、第1及び第2マイクロストリップ線路、及び、地導体に形成される第1及び第2結合スロット等を備えている。第1結合スロットは、方形パッチと第1マイクロストリップ線路とを電磁結合させるものである。第2結合スロットは、方形パッチと第2マイクロストリップ線路とを電磁結合させるものである。このため、第1マイクロストリップ線路に入力された高周波信号は、第1結合スロットを介して、一方の直線偏波に対応する電波を、方形パッチに供給する。また、第2マイクロストリップ線路に入力された高周波信号は、第2結合スロットを介して、他方の直線偏波に対応する電波を、方形パッチに供給する。 The antenna device disclosed in Patent Document 1 (FIGS. 4 and 5) includes a rectangular patch, first and second microstrip lines, first and second coupling slots formed in a ground conductor, and the like. . The first coupling slot is for electromagnetically coupling the square patch and the first microstrip line. The second coupling slot is for electromagnetically coupling the rectangular patch and the second microstrip line. Therefore, the high frequency signal input to the first microstrip line supplies radio waves corresponding to one linearly polarized wave to the rectangular patch via the first coupling slot. Furthermore, the high frequency signal input to the second microstrip line supplies radio waves corresponding to the other linearly polarized wave to the square patch via the second coupling slot.
ここで、特許文献1に開示されたアンテナ装置において、第1結合スロット及び第2結合スロットの長さを調整して、各マイクロストリップ線路と方形パッチとの間におけるインピーダンス整合設計を行う場合、第1結合スロット及び第2結合スロットの大きさが大きくなることがある。このため、第1結合スロットと第2結合スロットとが互いに干渉し、インピーダンス整合設計が困難となる場合がある。更に、第1結合スロット及び第2結合スロットの大きさが大きくなることで、アンテナ装置の大きさも大きくなる。このため、特許文献1に開示されたアンテナ装置を素子アンテナとして複数配列し、これらを分配回路で接続することで、アレーアンテナを構成した場合、素子配列が困難となる可能性がある。
Here, in the antenna device disclosed in
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、インピーダンス整合を行っても、第1結合スロットと第2結合スロットとの干渉を防止することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。 The present disclosure has been made to solve the above problems, and an object of the present disclosure is to provide an antenna device that can prevent interference between a first coupling slot and a second coupling slot even when impedance matching is performed. With the goal.
本開示に係るアンテナ装置は、板状の金属導体からなる給電パッチと、第1結合スロット及び第2結合スロットを有し、金属導体からなる第1地導体と、給電パッチと第1地導体との間に設けられる第1誘電体基板と、第1結合スロットを介して、給電パッチと電磁結合する第1給電回路と、第2結合スロットを介して、給電パッチと電磁結合する第2給電回路とを備え、第1結合スロット及び第2結合スロットは、長さ方向両端部が、第1地導体の中心に対して、当該第1地導体の外側を向くような、折り曲げ形状となるものである。 An antenna device according to the present disclosure includes a feeding patch made of a plate-shaped metal conductor, a first coupling slot, and a second coupling slot, and a first ground conductor made of a metal conductor, the feeding patch and the first ground conductor. a first dielectric substrate provided between the two, a first power supply circuit that is electromagnetically coupled to the power supply patch through the first coupling slot, and a second power supply circuit that is electromagnetically coupled to the power supply patch through the second coupling slot. The first coupling slot and the second coupling slot have a bent shape such that both ends in the longitudinal direction face outward from the first ground conductor with respect to the center of the first ground conductor. be.
本開示によれば、インピーダンス整合を行っても、第1結合スロットと第2結合スロットとの干渉を防止することができる。このため、本開示は、第1結合スロット及び第2結合スロットの大きさを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。 According to the present disclosure, even if impedance matching is performed, interference between the first coupling slot and the second coupling slot can be prevented. Therefore, according to the present disclosure, the sizes of the first coupling slot and the second coupling slot can be reduced, and the size of the device can be reduced.
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings.
実施の形態1.
実施の形態1に係るアンテナ装置101A~101Cについて、図1から図14を用いて説明する。
先ず、アンテナ装置101Aについて、図1及び図2に用いて説明する。図1は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの分解斜視図である。図2は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの正面図である。
First, the
図1及び図2に示す実施の形態1に係るアンテナ装置101Aは、2点給電スロット結合パッチアンテナである。このアンテナ装置101Aは、互いに直交する2つの直線偏波を放射するものである。このような、アンテナ装置101Aは、給電パッチ11、第1誘電体基板21、第2誘電体基板22、第1地導体31、第1信号線61、及び、第2信号線62を有している。アンテナ装置101Aは、給電パッチ11、第1誘電体基板21、第1地導体31、第2誘電体基板22、及び、信号線61,62の順で、それらを上層から下層に向けて積層したものである。
The
アンテナ装置101Aは、正面から見て、方形状(四角形又は矩形)をなしている。詳細には、給電パッチ11、第1誘電体基板21、第2誘電体基板22、及び、第1地導体31は、アンテナ装置101Aの正面から見て、方形状となっている。このうち、第1誘電体基板21、第2誘電体基板22、及び、第1地導体31は、同じ大きさである。給電パッチ11は、第1誘電体基板21、第2誘電体基板22、及び、第1地導体31の大きさよりも小さく形成されている。
The
給電パッチ11は、平板状の金属導体からなる導体パッチである。この給電パッチ11は、第1誘電体基板21の表面に設けられている。第1地導体31は、平板状の金属導体である。第1誘電体基板21の裏面と第1地導体31の表面とは、互いに当接している。第1地導体31の裏面と第2誘電体基板22の表面とは、互いに当接している。第1信号線61及び第2信号線62は、第2誘電体基板22の裏面に設けられている。なお、裏面とは、表面の反対側に位置する面である。
The
給電パッチ11は、その4つの辺が、第1誘電体基板21の4辺、第2誘電体基板22の4辺、及び、第1地導体31の4辺とそれぞれ対向するように配置されている。
The
第1信号線61は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波に対応する電波W1を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給するものである。この場合、第1直線偏波は、例えば、垂直偏波となる。
The
第2信号線62は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波と直交する第2直線偏波に対応する電波W2を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給するものである。この場合、第2直線偏波は、例えば、水平偏波となる。
The
なお、第1信号線61及び第2誘電体基板22は、第1給電回路(第1ストリップ線路)を構成するものである。第2信号線62及び第2誘電体基板22は、第2給電回路(第2ストリップ線路)を構成するものである。
Note that the
ここで、第1地導体31は、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を有している。第1結合スロット41及び第2結合スロット42は、互いに接触することなく、第1地導体31を厚さ方向に貫通する貫通孔である。第1結合スロット41の開口幅、及び、第2結合スロット42の開口幅は、各長さ方向において、それぞれ一定となっている。また、第1結合スロット41の開口幅と、第2結合スロット42の開口幅とは、略同じ寸法となっている。更に、第1結合スロット41の長さと、第2結合スロット42の長さとは、略同じ寸法となっている。
Here, the
第1結合スロット41は、第1給電回路と対応するものである。この第1結合スロット41は、長さ方向両端部が、第1地導体31(アンテナ装置101A)の中心に対して、当該第1地導体31の外側を向くような、折り曲げ形状となっている。図1及び図2は、第1結合スロット41における長さ方向の折り曲げ形状が、コ字形の例を示している。
The
第1結合スロット41は、1つの直線部41a及び2つの折り曲げ直線部41b,41cを有している。
The
直線部41aは、第1信号線61と直交するように形成されている。
The
折り曲げ直線部41bは、直線部41aに対して、当該直線部41aと直交するように接続されている。この折り曲げ直線部41bは、直線部41aの一端から給電パッチ11及び第1地導体31の外側に向けて延びるように形成されている。折り曲げ直線部41bの一端は、直線部41aの一端と接続する一方、折り曲げ直線部41bの他端は、その一端よりも第1地導体31の外側に配置されている。
The bent
折り曲げ直線部41cは、直線部41aに対して、当該直線部41aと直交するように接続されている。この折り曲げ直線部41cは、直線部41aの他端から給電パッチ11及び第1地導体31の外側に向けて延びるように形成されている。折り曲げ直線部41cの一端は、直線部41aの他端と接続する一方、折り曲げ直線部41cの他端は、その一端よりも第1地導体31の外側に配置されている。即ち、折り曲げ直線部41b,41cは、互いに平行に配置されている。
The bent
第2結合スロット42は、第2給電回路と対応するものである。この第2結合スロット42は、長さ方向両端部が、第1地導体31(アンテナ装置101A)の中心に対して、当該第1地導体31の外側を向くような、折り曲げ形状となっている。図1及び図2は、第2結合スロット42における長さ方向の折り曲げ形状が、コ字形の例を示している。
The
第2結合スロット42は、1つの直線部42a及び2つの折り曲げ直線部42b,42cを有している。
The
直線部42aは、第2信号線62と直交するように形成されている。
The
折り曲げ直線部42bは、直線部42aに対して、当該直線部42aと直交するように接続されている。この折り曲げ直線部42bは、直線部42aの一端から給電パッチ11及び第1地導体31の外側に向けて延びるように形成されている。折り曲げ直線部42bの一端は、直線部42aの一端と接続する一方、折り曲げ直線部42bの他端は、その一端よりも第1地導体31の外側に配置されている。
The bent
折り曲げ直線部42cは、直線部42aに対して、当該直線部42aと直交するように接続されている。この折り曲げ直線部42cは、直線部42aの他端から給電パッチ11及び第1地導体31の外側に向けて延びるように形成されている。折り曲げ直線部42cの一端は、直線部42aの他端と接続する一方、折り曲げ直線部42cの他端は、その一端よりも第1地導体31の外側に配置されている。即ち、折り曲げ直線部42b,42cは、互いに平行に配置されている。
The bent
そして、直線部41a,42aは、互いに直交するように形成されている。また、直線部41a,42aは、第1地導体31(給電パッチ11)における互いに隣接した2つの辺のそれぞれと対向している。折り曲げ直線部41b,42bは、互いに直交するように形成されている。折り曲げ直線部41c,42cは、互いに直交するように形成されている。即ち、直線部41a,42aは、それぞれの長さ方向が互いに直交するように配置されている。折り曲げ直線部41b,42bは、それぞれの長さ方向が互いに直交するように配置されている。折り曲げ直線部41c,42cは、それぞれの長さ方向が互いに直交するように配置されている。
The
従って、第1信号線61は、第1結合スロット41を介して、給電パッチ11と電磁結合する。この結果、第1信号線61は、第1直線偏波に対応する電波W1を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給する。そして、給電パッチ11は、その電波W1によって励振され、第1直線偏波を放射する。また、第2信号線62は、第2結合スロット42を介して、給電パッチ11と電磁結合する。この結果、第2信号線62は、第2直線偏波に対応する電波W2を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給する。そして、給電パッチ11は、その電波W2によって励振され、第2直線偏波を放出する。
Therefore, the
次に、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を、コ字形の折り曲げ形状としたことによる効果について、図3から図10を用いて説明する。
Next, the effect of forming the
先ず、図3は、従来のアンテナ装置201の分解斜視図である。図4は、従来のアンテナ装置201の正面図である。図5は、給電パッチ11の直下における磁界分布を示す図である。図6は、第1結合スロット211上における磁流分布を示す図である。
First, FIG. 3 is an exploded perspective view of a
図3及び図4に示す従来のアンテナ装置201は、1つの直線偏波を放射するものである。このアンテナ装置201は、給電パッチ11、第1誘電体基板21、第2誘電体基板22、第1地導体210A、及び、第1信号線231を有している。
A
第1地導体210Aは、第1結合スロット211を有している。第1結合スロット211は、矩形状をなしている。第1信号線231は、第2誘電体基板22の裏面に設けられている。第1結合スロット211と第1信号線231とは、互いに直交するように配置されている。このため、第1信号線231は、第1結合スロット211を介して、給電パッチ11と電磁結合する。この結果、第1信号線231は、第1直線偏波に対応する電波W1を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給する。そして、給電パッチ11は、その電波W1によって励振され、第1直線偏波を放射する。
The
このとき、図5に示すように、給電パッチ11の直下においては、磁界M1が発生する。この磁界M1は、第1結合スロット211の長さ方向に沿って発生する。また、磁界M1の強さは、給電パッチ11の中央付近で最大となり、給電パッチ11の両側部に向かうに従って、徐々に小さくなる。このように、給電パッチ11の直下に発生する磁界M1は、給電パッチ11の両側部において最小となる、余弦状の分布となる。なお、図5に示す磁界M1の分布は、共振周波数が最も低い、基本モードの分布である。
At this time, as shown in FIG. 5, a magnetic field M1 is generated directly below the
また、第1結合スロット211上においては、第1直線偏波に対応する電波W1が第1信号線231の長さ方向に沿って流れることで、電界が当該第1結合スロット211の幅方向に沿って励振される。図6に示すように、その第1結合スロット211の幅方向に沿って発生した電界は、当該第1結合スロット211の長さ方向に沿って流れる磁流M2と等価となる。そして、磁界M1と磁流M2とが結合することにより、給電パッチ11には、第1直線偏波に対応する電波W1が励振される。磁界M1と磁流M2との結合量は、第1結合スロット211の長さを変更することによって調整可能となる。このように、アンテナ装置201においては、上記結合量を調整することで、第1信号線231と給電パッチ11との間のインピーダンス整合が可能となる。
Furthermore, on the
次いで、図7は、従来のアンテナ装置202の分解斜視図である。図8は、従来のアンテナ装置202の正面図である。図9は、従来のアンテナ装置202において、インピーダンス整合をした場合の様子を示す正面図である。
Next, FIG. 7 is an exploded perspective view of a
図7及び図8に示す従来のアンテナ装置202は、図3及び図4に示す従来のアンテナ装置201の構造に、第2結合スロット212及び第2信号線232を追加した構造となっている。
A
具体的には、アンテナ装置202は、互いに直交する2つの直線偏波を放射するものである。このアンテナ装置202は、給電パッチ11、第1誘電体基板21、第2誘電体基板22、第1地導体210B、第1信号線231、及び、第2信号線232を有している。
Specifically, the
第1地導体210Bは、第1結合スロット211及び第2結合スロット212を有している。第1結合スロット211及び第2結合スロット212は、矩形状をなしている。第1信号線231及び第2信号線232は、第2誘電体基板22の裏面に設けられている。第1結合スロット211と第1信号線231とは、互いに直交するように配置されている。第2結合スロット212と第2信号線232とは、互いに直交するように配置されている。
The
このため、第1信号線231は、第1結合スロット211を介して、給電パッチ11と電磁結合する。この結果、第1信号線231は、第1直線偏波に対応する電波W1を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給する。そして、給電パッチ11は、その電波W1によって励振され、第1直線偏波を放射する。また、第2信号線232は、第2結合スロット212を介して、給電パッチ11と電磁結合する。この結果、第2信号線232は、第2直線偏波に対応する電波W2を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給する。そして、給電パッチ11は、その電波W2によって励振され、第2直線偏波を放出する。
Therefore, the
ここで、第1信号線231と給電パッチ11との間のインピーダンス整合、及び、第2信号線232と給電パッチ11との間のインピーダンス整合を図る場合、第1結合スロット211の長さ及び第2結合スロット212の長さを変更して、各整合に対応した所定の結合量を得る必要がある。しかしながら、図9に示すように、アンテナ装置202においては、磁界M1と磁流M2との結合量を増大させるために、第1結合スロット211の長さ、及び、第2結合スロット212の長さを、長くすると、第1結合スロット211と第2結合スロット212とが、互いに干渉してしまい、インピーダンス整合が困難となってしまう。
Here, when achieving impedance matching between the
次いで、図10は、従来のアンテナ装置202において、インピーダンス整合をした場合の様子を示す正面図である。
Next, FIG. 10 is a front view showing a state in which impedance matching is performed in a
図10に示す従来のアンテナ装置203は、図7及び図8に示す従来のアンテナ装置202の第1地導体210Bに替えて、第1地導体210Cを備えた構造となっている。アンテナ装置203は、互いに直交する直線偏波を放射するものである。
A
第1地導体210Cは、第1結合スロット221及び第2結合スロット222を有している。第1結合スロット221及び第2結合スロット222は、H形をなしている。第1結合スロット221の中央横辺部と第1信号線231とは、互いに直交するように配置されている。第2結合スロット222の中央横辺部と第2信号線232とは、互いに直交するように配置されている。H形の第1結合スロット221及び第2結合スロット222は、矩形状をなす第1結合スロット211及び第2結合スロット212と比較して、その大きさ(開口面積)を小さくできることが、知られている。
The first ground conductor 210C has a
ここで、第1信号線231と給電パッチ11との間のインピーダンス整合、及び、第2信号線232と給電パッチ11との間のインピーダンス整合を図る場合、第1結合スロット221の長さ及び第2結合スロット222の長さを変更して、各整合に対応した所定の結合量を得る必要がある。しかしながら、図10に示すように、アンテナ装置203においては、磁界M1と磁流M2との結合量を増大させるために、第1結合スロット221の長さ、及び、第2結合スロット222の長さを、長くすると、第1結合スロット221と第2結合スロット222とが、互いに干渉してしまい、インピーダンス整合が困難となってしまう。
Here, when achieving impedance matching between the
これに対して、図1及び図2に示すアンテナ装置101Aにおいて、磁界M1と磁流M2との結合量を増大させるために、第1結合スロット41の長さ、及び、第2結合スロット42の長さを、長くする場合、第1結合スロット41の折り曲げ直線部41b,41cを、第1地導体31の外側に向けて延長すると共に、第2結合スロット42の折り曲げ直線部42b,42cを、第1地導体31の外側に向けて延長するだけで良い。このため、第1結合スロット41と第2結合スロット42とは、互いに干渉すること無い。この結果、アンテナ装置101Aは、第1信号線61と給電パッチ11との間のインピーダンス整合、及び、第2信号線62と給電パッチ11との間のインピーダンス整合を、容易に行うことができる。
On the other hand, in the
以上、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aは、板状の金属導体からなる給電パッチ11と、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を有し、金属導体からなる第1地導体31と、給電パッチ11と第1地導体31との間に設けられる第1誘電体基板21と、第1結合スロット41を介して、給電パッチ11と電磁結合する第1給電回路と、第2結合スロット42を介して、給電パッチ11と電磁結合する第2給電回路とを備える。第1結合スロット41及び第2結合スロット42は、長さ方向両端部が、第1地導体31の中心に対して、当該第1地導体31の外側を向くような、折り曲げ形状となる。このため、アンテナ装置101Aは、インピーダンス整合を行っても、第1結合スロット41と第2結合スロット42との干渉を防止することができる。この結果、アンテナ装置101Aは、第1結合スロット41及び第2結合スロット42の大きさを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。よって、アンテナ装置101Aは、アレーアンテナに適用が可能となる、2点給電スロット結合パッチアンテナの構成を得ることができる。
As described above, the
次に、アンテナ装置101Aの変形例1,2となるアンテナ装置101B,101Cについて、図11から図14を用いて説明する。
Next,
先ず、図11は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Bの分解斜視図である。
図12は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Bの正面図である。
First, FIG. 11 is an exploded perspective view of the
FIG. 12 is a front view of the
図11及び図12に示すように、実施の形態1に係るアンテナ装置101Bは、アンテナ装置101Aの第1地導体31に替えて、第1地導体32を備えた構造となっている。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
第1地導体31は、第1結合スロット51及び第2結合スロット52を有している。第1結合スロット51及び第2結合スロット52は、互いに接触することなく、第1地導体32を厚さ方向に貫通する貫通孔である。第1結合スロット51の開口幅、及び、第2結合スロット52の開口幅は、各長さ方向において、それぞれ一定となっている。また、第1結合スロット51の開口幅と、第2結合スロット52の開口幅とは、略同じ寸法となっている。更に、第1結合スロット51の長さと、第2結合スロット52の長さとは、略同じ寸法となっている。
The
第1結合スロット51は、第1給電回路と対応するものである。この第1結合スロット51は、長さ方向両端部が、第1地導体32(アンテナ装置101B)の中心に対して、当該第1地導体32の外側を向くような、折り曲げ形状となっている。
The
第1結合スロット51は、1つの直線部51a及び2つの折り曲げ直線部51b,51cを有している。
The
直線部51aは、第1信号線61の直線部と直交するように形成されている。
The
折り曲げ直線部51bは、直線部51aに対して、当該直線部51aと交差するように接続されている。この折り曲げ直線部51bは、直線部51aの一端から給電パッチ11及び第1地導体32の外側に向かうに従って、直線部51aの軸方向外側に向けて広がるように形成されている。折り曲げ直線部51bの一端は、直線部51aの一端と接続する一方、折り曲げ直線部51bの他端は、その一端よりも第1地導体32の外側に配置されている。
The bent
折り曲げ直線部51cは、直線部51aに対して、当該直線部51aと交差するように接続されている。この折り曲げ直線部51cは、直線部51aの他端から給電パッチ11及び第1地導体32の外側に向かうに従って、直線部51aの軸方向外側に向けて広がるように形成されている。折り曲げ直線部51cの一端は、直線部51aの他端と接続する一方、折り曲げ直線部51cの他端は、その一端よりも第1地導体32の外側に配置されている。即ち、折り曲げ直線部51b,51cは、直線部51aの一端及び他端から給電パッチ11及び第1地導体32の外側に向かうに従って、徐々に離れるように形成されている。
The bent
第2結合スロット52は、第2給電回路と対応するものである。この第2結合スロット52は、長さ方向両端部が、第1地導体32(アンテナ装置101B)の中心に対して、当該第1地導体32の外側を向くような、折り曲げ形状となっている。
The
第2結合スロット52は、1つの直線部52a及び2つの折り曲げ直線部52b,52cを有している。
The
直線部52aは、第2信号線62の直線部と直交するように形成されている。
The
折り曲げ直線部52bは、直線部52aに対して、当該直線部52aと交差するように接続されている。この折り曲げ直線部52bは、直線部52aの一端から給電パッチ11及び第1地導体32の外側に向かうに従って、直線部51aの軸方向外側に向けて広がるように形成されている。折り曲げ直線部52bの一端は、直線部52aの一端と接続する一方、折り曲げ直線部52bの他端は、その一端よりも第1地導体32の外側に配置されている。
The bent
折り曲げ直線部52cは、直線部52aに対して、当該直線部52aと交差するように接続されている。この折り曲げ直線部52cは、直線部52aの他端から給電パッチ11及び第1地導体32の外側に向かうに従って、直線部52aの軸方向外側に向けて広がるように形成されている。折り曲げ直線部52cの一端は、直線部52aの他端と接続する一方、折り曲げ直線部52cの他端は、その一端よりも第1地導体32の外側に配置されている。即ち、折り曲げ直線部52b,52cは、直線部52aの一端及び他端から給電パッチ11及び第1地導体32の外側に向かうに従って、徐々に離れるように形成されている。
The bent
そして、直線部51a,52aは、互いに直交するように形成されている。また、直線部51a,52aは、第1地導体31(給電パッチ11)における互いに隣接した2つの辺とそれぞれ対向している。折り曲げ直線部51b,52bは、互いに直交するように形成されている。折り曲げ直線部51c,52cは、互いに直交するように形成されている。即ち、直線部51a,52aは、それぞれの長さ方向が互いに直交するように配置されている。折り曲げ直線部51b,52bは、それぞれの長さ方向が互いに直交するように配置されている。折り曲げ直線部51c,52cは、それぞれの長さ方向が互いに直交するように配置されている。
The
以上、実施の形態1に係るアンテナ装置101Bは、板状の金属導体からなる給電パッチ11と、第1結合スロット51及び第2結合スロット52を有し、金属導体からなる第1地導体32と、給電パッチ11と第1地導体32との間に設けられる第1誘電体基板21と、第1結合スロット51を介して、給電パッチ11と電磁結合する第1給電回路と、第2結合スロット52を介して、給電パッチ11と電磁結合する第2給電回路とを備える。第1結合スロット51及び第2結合スロット52は、長さ方向両端部が、第1地導体32の中心に対して、当該第1地導体32の外側を向くような、折り曲げ形状となる。このため、アンテナ装置101Bは、インピーダンス整合を行っても、第1結合スロット51と第2結合スロット52との干渉を防止することができる。この結果、アンテナ装置101Bは、第1結合スロット41及び第2結合スロット42の大きさを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。よって、アンテナ装置101Aは、アレーアンテナに適用が可能となる、2点給電スロット結合パッチアンテナの構成を得ることができる。
As described above, the
次いで、図13は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Cの分解斜視図である。
図14は、実施の形態1に係るアンテナ装置101Cの正面図である。
Next, FIG. 13 is an exploded perspective view of the
FIG. 14 is a front view of the
図13及び図14に示すように、実施の形態1に係るアンテナ装置101Cは、アンテナ装置101Aの第1地導体31、第1信号線61、及び、第2信号線62に替えて、第1地導体31A、第1信号線71、及び、第2信号線72を備えた構造となっている。
As shown in FIGS. 13 and 14, the
なお、第1信号線71及び第2誘電体基板22は、第1給電回路(第1ストリップ線路)を構成するものである。第2信号線72及び第2誘電体基板22は、第2給電回路(第2ストリップ線路)を構成するものである。
Note that the
給電パッチ11は、その4つの角部が、第1誘電体基板21の4辺、第2誘電体基板22の4辺、及び、第1地導体31Aの4辺とそれぞれ対向するように配置されている。
The
第1信号線71は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波に対応する電波W1を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給するものである。第2信号線72は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波と直交する第2直線偏波に対応する電波W2を、その長さ方向に沿って、給電パッチ11に供給するものである。この場合、第1直線偏波は、垂直偏波に対して+45度傾斜する、+45度偏波となる。また、第2直線偏波は、水平偏波に対して-45度傾斜する、-45度偏波となる。
The
第1地導体31Aは、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を有している。第1結合スロット41の直線部41aは、第1信号線71と直交するように形成されている。第2結合スロット42の直線部42aは、第2信号線72と直交するように形成されている。即ち、第1地導体31Aの第1結合スロット41及び第2結合スロット42は、当該第1地導体31,31Aの中心を回転中心として、第1地導体31の第1結合スロット41及び第2結合スロット42の位置に対して、45度回転した位置に配置されている。
The
このため、第1地導体31Aにおける直線部41a,42aは、給電パッチ11における互いに隣接した2つの辺とそれぞれ対向している。また、第1地導体31Aにおける直線部41a,42aは、第1地導体31Aにおける互いに隣接した2つの角部とそれぞれ対向している。
Therefore, the
以上、実施の形態1に係るアンテナ装置101Cは、板状の金属導体からなる給電パッチ11と、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を有し、金属導体からなる第1地導体31Aと、給電パッチ11と第1地導体31Aとの間に設けられる第1誘電体基板21と、第1結合スロット41を介して、給電パッチ11と電磁結合する第1給電回路と、第2結合スロット42を介して、給電パッチ11と電磁結合する第2給電回路とを備える。第1結合スロット41及び第2結合スロット42は、長さ方向両端部が、第1地導体31Aの中心に対して、当該第1地導体31Aの外側を向くような、折り曲げ形状となる。このため、アンテナ装置101Cは、インピーダンス整合を行っても、第1結合スロット41と第2結合スロット42との干渉を防止することができる。この結果、アンテナ装置101Cは、第1結合スロット41及び第2結合スロット42の大きさを小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。よって、アンテナ装置101Aは、アレーアンテナに適用が可能となる、2点給電スロット結合パッチアンテナの構成を得ることができる。
As described above, the
実施の形態2.
実施の形態2に係るアンテナ装置102A,102Bについて、図15から図20を用いて説明する。なお、上述した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
先ず、アンテナ装置102Aについて、図15及び図16を用いて説明する。図15は、実施の形態2に係るアンテナ装置102Aの分解斜視図である。図16は、実施の形態2に係るアンテナ装置102Aの正面図である。
First, the
図15及び図16に示すように、実施の形態2に係るアンテナ装置102Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの給電パッチ11に替えて、給電パッチ12を備えた構造となっている。給電パッチ11は、方形状をなしているのに対して、給電パッチ12は、十字状をなしている。
As shown in FIGS. 15 and 16, an
給電パッチ12は、第1パッチ12a及び第2パッチ12bから構成されている。第1パッチ12a及び第2パッチ12bは、平板状の金属導体からなる導体パッチである。即ち、給電パッチ12は、第1パッチ12aと第2パッチ12bとを交差させて組み合わせることで、十字状に形成されている。
The
第1結合スロット41は、第1パッチ12aの一端部と対向している。第2結合スロット42は、第2パッチ12bの一端部と対向している。
The
次に、給電パッチ12を十字状に形成したことによる効果について、図17及び図18を用いて説明する。図17は、方形状の給電パッチ11上における電流分布を示す図である。図18は、十字状の給電パッチ12上における電流分布を示す図である。
Next, the effect of forming the
図17に示すように、高周波信号が第1信号線61のみに入力された場合、電流Eは、給電パッチ11上において、第1結合スロット41における直線部41aの直線方向と直交するように流れる。このとき、電流Eの一部は、第2結合スロット42の近傍を流れることになる。このため、第1結合スロット41と第2結合スロット42との間(2点給電間)のアイソレーションが低下してしまう。この結果、交差偏波となる第1直線偏波及び第2直線偏波、又は、楕円偏波の軸比が、劣化してしまう。
As shown in FIG. 17, when a high frequency signal is input only to the
これに対して、図18に示すように、アンテナ装置102Aは、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を、第1地導体31Aの中心に対して、当該第1地導体31Aの外側を向くような、折り曲げ形状としている。このため、アンテナ装置102Aにおいては、H形の結合スロット等の従来の結合スロットを備える場合と比べて、第1結合スロット41によって励振された電流Eと、第2結合スロット42によって励振された電流とが、直交しなくなる。このため、アンテナ装置102Aは、十字状の給電パッチ12に、コ字形の第1給電スロット41及び第2給電スロット42を適用することで、従来の結合スロットを備える場合と比較して、アイソレーションを向上させることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 18, the
次に、アンテナ装置102Aの変形例1となるアンテナ装置102Bについて、図19から図20を用いて説明する。図19は、実施の形態2に係るアンテナ装置102Bの分解斜視図である。図20は、実施の形態2に係るアンテナ装置102Bの正面図である。
Next, an
図19及び図20に示すように、実施の形態2に係るアンテナ装置102Bは、アンテナ装置102Aの第1地導体31、第1信号線61、及び、第2信号線62に替えて、第1地導体31A、第1信号線71、及び、第2信号線72を備えた構造となっている。
As shown in FIGS. 19 and 20, the
このため、第1信号線71は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波となる+45度偏波に対応する電波W1を、給電パッチ12に供給することができる。また、第2信号線72は、高周波信号が入力されることで、第2直線偏波となる-45度偏波に対応する電波W2を、給電パッチ12に供給することができる。この結果、アンテナ装置102Bは、互いに直交する2つの直線偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
Therefore, the
実施の形態3.
実施の形態3に係るアンテナ装置103A,103Bについて、図21から図24を用いて説明する。
先ず、アンテナ装置103Aについて、図21及び図22を用いて説明する。図21は、実施の形態3に係るアンテナ装置103Aの分解斜視図である。図22は、実施の形態3に係るアンテナ装置103Aの平面図である。
First, the
図21及び図22に示すように、実施の形態3に係るアンテナ装置103Aは、実施の形態1に係るアンテナ装置101Aの構造に、第3誘電体基板23及び第2地導体33を加えた構造となっている。アンテナ装置103Aは、給電パッチ11、第1誘電体基板21、第1地導体31、第2誘電体基板22、信号線61,62、第3誘電体基板23、及び、第2地導体33の順で、それらを上層から下層に向けて積層したものである。
As shown in FIGS. 21 and 22, an
このとき、第1信号線61、第2誘電体基板22、第3誘電体基板23、第1地導体31、及び、第2地導体33は、第1給電回路(第1ストリップ線路)を構成するものである。第2信号線62、第2誘電体基板22、第3誘電体基板23、第1地導体31、及び、第2地導体33は、第2給電回路(第2ストリップ線路)を構成するものである。
At this time, the
アンテナ装置101Aにおいては、第1信号線61及び第2信号線62は、第2誘電体基板22の裏面に設けられているだけであって、露出した状態になっている。このため、アンテナ装置101Aにおいては、電波W1の第1信号線61からの放射、及び、電波W2の第2信号線62からの放射が、発生してしまう。この結果、アンテナ装置101Aは、第1直線偏波及び第2直線偏波の放射パターンが劣化するおそれがある。
In the
これに対して、アンテナ装置103Aは、第1信号線61及び第2信号線62を、第2誘電体基板22と第3誘電体基板23との間に挟み込んで遮蔽している。このため、アンテナ装置103Aは、電波W1の第1信号線61からの放射、及び、電波W2の第2信号線62からの放射を抑制することができる。この結果、アンテナ装置103Aは、第1直線偏波及び第2直線偏波の放射パターンの劣化を抑えることができる。
In contrast, in the
次に、アンテナ装置103Aの変形例1となるアンテナ装置103Bについて、図23及び図24を用いて説明する。図23は、実施の形態3に係るアンテナ装置103Bの分解斜視図である。図24は、実施の形態3に係るアンテナ装置103Bの平面図である。
Next, an
図23及び図24に示すように、実施の形態3に係るアンテナ装置103Bは、アンテナ装置103Aの給電パッチ11、第1地導体31、第1信号線61、及び、第2信号線62に替えて、給電パッチ12、第1地導体31A、第1信号線71、及び、第2信号線72を備えた構造となっている。
As shown in FIGS. 23 and 24, the
このため、第1信号線71は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波となる+45度偏波に対応する電波W1を、給電パッチ12に供給することができる。また、第2信号線72は、高周波信号が入力されることで、第2直線偏波となる-45度偏波に対応する電波W2を、給電パッチ12に供給することができる。この結果、アンテナ装置103Bは、互いに直交する2つの直線偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
Therefore, the
実施の形態4.
実施の形態4に係るアンテナ装置104A~104Cについて、図25から図30を用いて説明する。
Embodiment 4.
先ず、実施の形態104Aについて、図25及び図26を用いて説明する。図25は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Aの分解斜視図である。図26は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Aの平面図である。
First,
図25及び図26に示すように、実施の形態4に係るアンテナ装置104Aは、実施の形態3に係るアンテナ装置103Aの構造に、複数のビア24を加えた構造となっている。
As shown in FIGS. 25 and 26, the
ビア24は、第1地導体31と第2地導体33との間を短絡させるための柱状の金属導体である。このビア24は、第3誘電体基板23をその厚さ方向に貫通するように設けられている。また、ビア24は、第1信号線61及び第2信号線62の周囲を囲むように配置されている。
The via 24 is a columnar metal conductor for short-circuiting the
一般に、第1信号線61及び第2信号線62を伝搬する高周波信号の一部は、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を通過する際、平行平板モードに変換される場合がある。この場合、平行平板モードの電波は、空間に放射されないため、アンテナとしての効率が低下してしまう。これに対して、アンテナ装置104Aにおいては、複数のビア24が、第1信号線61及び第2信号線62の周囲を囲むように配置されているため、高周波信号の平行平板モードへの変換が、抑制される。このため、アンテナ装置104Aは、アンテナの効率を向上させることができる。
Generally, a part of the high frequency signal propagating through the
次に、アンテナ装置104Aの変形例1となるアンテナ装置104Bについて、図27及び図28を用いて説明する。図27は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Bの分解斜視図である。図27は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Bの平面図である。
Next, an
図27及び図28に示すように、アンテナ装置104Bは、アンテナ装置104Aの給電パッチ11に替えて、給電パッチ12を備えた構造となっている。このため、第1結合スロット41と第2結合スロット42との間(2点給電間)のアイソレーションは、向上する。この結果、交差偏波となる第1直線偏波及び第2直線偏波、又は、楕円偏波の軸比は、改善される。
As shown in FIGS. 27 and 28, the
次に、アンテナ装置104Aの変形例2となるアンテナ装置104Cについて、図29及び図30を用いて説明する。図29は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Cの分解斜視図である。図30は、実施の形態4に係るアンテナ装置104Cの平面図である。
Next, an
図29及び図30に示すように、実施の形態4に係るアンテナ装置104Cは、アンテナ装置104Aの第1地導体31、第1信号線61、及び、第2信号線62に替えて、第1地導体31A、第1信号線71、及び、第2信号線72を備えた構造となっている。ビア24は、第1信号線71及び第2信号線72の周囲を囲むように配置されている。
As shown in FIGS. 29 and 30, the
このため、第1信号線71は、高周波信号が入力されることで、第1直線偏波となる+45度偏波に対応する電波W1を、給電パッチ12に供給することができる。また、第2信号線72は、高周波信号が入力されることで、第2直線偏波となる-45度偏波に対応する電波W2を、給電パッチ12に供給することができる。この結果、アンテナ装置104Cは、互いに直交する2つの直線偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
Therefore, the
実施の形態5.
実施の形態5に係るアンテナ装置105A,105Bについて、図31から図33を用いて説明する。
先ず、実施の形態5に係るアンテナ装置105Aについて、図31を用いて説明する。図31は、実施の形態5に係るアンテナ装置105Aの分解斜視図である。
First, an
図31に示すように、実施の形態5に係るアンテナ装置105Aは、実施の形態4に係るアンテナ装置104Cの構造に、円偏波発生部80Aを追加した構造となっている。
As shown in FIG. 31, an
円偏波発生部80Aは、2つの入力端子81a,81b及び2つの出力端子82a,82bを有している。出力端子82aは、第1信号線71と電気的に接続されている。出力端子82bは、第2信号線72と電気的に接続されている。円偏波発生部80Aは、例えば、ハイブリッドカプラである。
The circularly polarized
円偏波発生部80Aにおいては、一方の入力端子81aから高周波信号が入力されると、出力端子82a,82bから、互いに+90度の位相差が付いた高周波信号が、第1信号線71及び第2信号線72に出力される。また、円偏波発生部80Aにおいては、他方の入力端子81bから高周波信号が入力されると、出力端子82a,82bから、互いに-90度の位相差が付いた高周波信号が、第1信号線71及び第2信号線72に出力される。このため、アンテナ装置105Aは、右旋円偏波及び左円偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
In the circularly polarized
このように、アンテナ装置105Aは、アンテナ装置104Cの構造に、円偏波発生部80Aを追加することで、円偏波アンテナ装置を構成することができる。なお、アンテナ装置105Aは、上述した実施の形態1~4に係るアンテナ装置101A~101C,102A,102B,103A,103B,104A,104Bの構造に、円偏波発生部80Aを追加しても、それらを、円偏波アンテナ装置とすることができる。
In this way, the
以上、実施の形態5に係るアンテナ装置105Aは、高周波信号が入力される2つの入力端子81a,81bと、第1給電回路及び第2給電回路のそれぞれと接続する2つの出力端子82a,82bとを有する円偏波発生部80Aを備える。この円偏波発生部80Aは、入力端子81a又は入力端子81bから入力された高周波信号を、2つの出力端子82a,82bから、互いに90度の位相差を付けて出力する。このため、アンテナ装置105Aは、円偏波アンテナ装置に構成され、右旋円偏波及び左円偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
As described above, the
次に、実施の形態5に係るアンテナ装置105Aの変形例となるアンテナ装置105Bについて、図32及び図33を用いて説明する。図32は、実施の形態5に係るアンテナ装置105Bの分解斜視図である。図33は、実施の形態5に係るアンテナ装置105Bをアレー化した場合の構成を示す分解斜視図である。
Next, an
図32に示すように、実施の形態5に係るアンテナ装置105Bは、実施の形態5に係るアンテナ装置105Aの円偏波発生部80Aに替えて、円偏波発生部80Aを備えた構成となっている。
As shown in FIG. 32, the
円偏波発生部80Bは、1つの入力端子81a、2つの出力端子82a,82b、1つの分配回路83、及び、1つの遅延回路84を有している。分配回路83は、入力端子81aから入力された高周波信号を、出力端子82a,82bに分配するものである。遅延回路84は、出力端子82aから第1信号線71に出力された高周波信号に対して、その位相を90度遅らせるものである。このため、出力端子82aから第1信号線71に出力された高周波信号と、出力端子82bから第2信号線72に出力された高周波信号との間には、位相差が90度付くことになる。
The circularly polarized
このように、アンテナ装置105Bは、アンテナ装置104Cの構造に、円偏波発生部80Bを追加することで、円偏波アンテナ装置を構成することができる。なお、アンテナ装置105Bは、上述した実施の形態1~4に係るアンテナ装置101A~101C,102A,102B,103A,103B,104A,104Bの構造に、円偏波発生部80Bを追加しても、それらを、円偏波アンテナ装置とすることができる。
In this way, the
以上、実施の形態5に係るアンテナ装置105Bは、高周波信号が入力される1つの入力端子81aと、第1給電回路及び第2給電回路のそれぞれと接続する2つの出力端子82a,82bと、入力端子81aから入力された高周波信号を、各出力端子82a,82bに分配する分配回路83と、第1給電回路と当該第1給電回路に対応する一方の出力端子82aとの間に設けられ、その一方の出力端子82aから出力された高周波信号に対して、その位相を90度遅延させる遅延回路84とを有する、円偏波発生部80Bを備える。このため、アンテナ装置105Bは、円偏波アンテナ装置に構成され、右旋円偏波及び左円偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
As described above, the
また、図33は、実施の形態5に係るアンテナ装置105Bをアレー化した場合の構成を示す分解斜視図である。図33に示すように、円偏波アンテナ装置となる複数のアンテナ装置105Bをアレー化する場合、アレー用の分配回路90を設ければ良い。アレーアンテナは、複数のアンテナ装置105B及び分配回路90から構成される。なお、図33は、アレーアンテナを構成する複数のアンテナ装置105Bのうち、代表して、1つのアンテナ装置105Bのみを図示するものである。
Further, FIG. 33 is an exploded perspective view showing a configuration when the
分配回路90は、1つの入力端子91と、複数の出力端子92とを有している。各出力端子92は、各アンテナ装置105Bの入力端子81aとそれぞれ電気的に接続されている。分配回路90は、各アンテナ装置105Bの入力端子81aに対して、対応する出力端子92を介して、高周波信号を出力する。このように、アレーアンテナは、複数のアンテナ装置105Bを分配回路90によって接続することにより、各アンテナ装置105Bから、右旋円偏波及び左円偏波を、給電パッチ12から空間に放射することができる。
次に、本開示のアンテナ装置に対する解析結果について、図34から図36を用いて説明する。なお、図34から図36に示す解析結果に対応する電磁解析モデルは、図29に示す実施の形態4に係るアンテナ装置104Cとしている。
Next, analysis results for the antenna device of the present disclosure will be described using FIGS. 34 to 36. Note that the electromagnetic analysis model corresponding to the analysis results shown in FIGS. 34 to 36 is an
図34は、本開示のアンテナ装置の反射係数解析値である。図29に示すように、第1信号線71及び第2信号線72は、第1結合スロット41及び第2結合スロット42を介して、十字状の給電パッチ12と電磁結合している。また、第1信号線71及び第2信号線72の周囲には、複数のビア24が配置されている。このため、第1信号線71及び第2信号線72には、互いに位相差が90度となる高周波信号が、それぞれ入力される。
FIG. 34 shows reflection coefficient analysis values of the antenna device of the present disclosure. As shown in FIG. 29, the
図34の横軸は、中心周波数fcで規格化した周波数を示している。図34の縦軸は、第1信号線71及び第2信号線72の反射係数を示している。第1信号線71は、「Port1」と示し、第2信号線72は、「Port2」と示す。この図34に示すように、第1信号線71と第2信号線72とは、周波数の値がfcで共振する。このため、アンテナ装置104Cにおいては、第1結合スロット41と第2結合スロット42とが互いに干渉しないため、第1信号線71と給電パッチ12との間のインピーダンス整合、及び、第2信号線72と給電パッチ12との間のインピーダンス整合を、容易に行うことができる。
The horizontal axis in FIG. 34 indicates the frequency normalized by the center frequency fc. The vertical axis in FIG. 34 indicates the reflection coefficients of the
図35は、本開示のアンテナ装置の通過係数解析値である。図35の横軸は、中心周波数fcで規格化した周波数を示している。図35の縦軸は、第1信号線71及び第2信号線72の通過係数を示している。この図35に示すように、通過係数は、4%以上の比帯域内で、-35dB以下となっている。このため、アンテナ装置104Cにおいては、第1結合スロット41と第2結合スロット42との間(2点給電間)のアイソレーションが、向上する。
FIG. 35 is a passage coefficient analysis value of the antenna device of the present disclosure. The horizontal axis in FIG. 35 indicates the frequency normalized by the center frequency fc. The vertical axis in FIG. 35 indicates the passage coefficients of the
図36は、本開示のアンテナ装置の軸比解析値である。図36の横軸は、中心周波数fcで規格化した周波数を示している。図36の縦軸は、給電パッチ12における第1パッチ12aと第2パッチ12bとの間の軸比を示している。この図36に示すように、軸比は、4%以上の比帯域内で、0.5dB以下となっている。このため、アンテナ装置104Cは、良好な給電パッチ12の軸比を得ることができる。
FIG. 36 shows axial ratio analysis values of the antenna device of the present disclosure. The horizontal axis in FIG. 36 indicates the frequency normalized by the center frequency fc. The vertical axis in FIG. 36 indicates the axial ratio between the
なお、本開示は、その開示の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、或いは、各実施の形態における任意の構成要素の変形、若しくは、各実施の形態における任意の構成要素の省略が可能である。 Note that this disclosure does not include any free combination of embodiments, modification of any component in each embodiment, or omission of any component in each embodiment, within the scope of the disclosure. It is possible.
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。 Hereinafter, various aspects of the present disclosure will be collectively described as supplementary notes.
(付記1)
板状の金属導体からなる給電パッチと、
第1結合スロット及び第2結合スロットを有し、金属導体からなる第1地導体と、
前記給電パッチと前記第1地導体との間に設けられる第1誘電体基板と、
前記第1結合スロットを介して、前記給電パッチと電磁結合する第1給電回路と、
前記第2結合スロットを介して、前記給電パッチと電磁結合する第2給電回路とを備え、
前記第1結合スロット及び前記第2結合スロットは、
長さ方向両端部が、前記第1地導体の中心に対して、当該第1地導体の外側を向くような、折り曲げ形状となる
ことを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)
前記第1結合スロット及び前記第2結合スロットは、コ字形をなす
ことを特徴とする付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記給電パッチは、
板状の金属導体からなる第1パッチと、
前記第1パッチと直交するように配置され、板状の金属導体からなる第2パッチとを有し、
前記第1パッチと前記第1結合スロットとは対向し、
前記第2パッチと前記第2結合スロットとは対向する
ことを特徴とする付記1記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記第1給電回路は、
第1信号線と、
前記第1信号線と前記第1地導体との間に設けられる第2誘電体基板とから構成され、
前記第2給電回路は、
第2信号線と、
前記第2信号線と前記第1地導体との間に設けられる前記第2誘電体基板とから構成される
ことを特徴とする付記1から付記3のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記第1給電回路は、
第1信号線と、
前記第1地導体と、
前記第1信号線を挟んで、前記第1地導体の反対側に配置される第2地導体と、
前記第1信号線と前記第1地導体との間に設けられる第2誘電体基板と、
前記第1信号線と前記第2地導体との間に設けられる第3誘電体基板とから構成され、
前記第2給電回路は、
第2信号線と、
前記第1地導体と、
前記第2信号線を挟んで、前記第1地導体の反対側に配置される前記第2地導体と、
前記第2信号線と前記第1地導体との間に設けられる前記第2誘電体基板と、
前記第2信号線と前記第2地導体との間に設けられる前記第3誘電体基板とから構成され、
ことを特徴とする付記1から付記3のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記第2誘電体基板に設けられ、前記第1信号線及び前記第2信号線の周囲を囲むように配置される複数のビアを備える
ことを特徴とする付記5記載のアンテナ装置。
(付記7)
信号が入力される2つの入力端子と、前記第1給電回路及び前記第2給電回路のそれぞれと接続する2つの出力端子とを有する円偏波発生部を備え、
前記円偏波発生部は、
一方の入力端子から入力された信号を、前記2つの出力端子から、互いに90度の位相差を付けて出力する
ことを特徴とする付記1から付記6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
(付記8)
信号が入力される1つの入力端子と、
前記第1給電回路及び前記第2給電回路のそれぞれと接続する2つの出力端子と、
前記入力端子から入力された信号を、各出力端子に分配する分配回路と、
前記第1給電回路と当該第1給電回路に対応する一方の出力端子との間に設けられ、その一方の出力端子から出力された信号に対して、その位相を90度遅延させる遅延回路とを有する、円偏波発生部を備える
ことを特徴とする付記1から付記6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。
(Additional note 1)
A power supply patch made of a plate-shaped metal conductor,
a first ground conductor comprising a metal conductor and having a first coupling slot and a second coupling slot;
a first dielectric substrate provided between the power supply patch and the first ground conductor;
a first power supply circuit electromagnetically coupled to the power supply patch via the first coupling slot;
a second power supply circuit electromagnetically coupled to the power supply patch via the second coupling slot;
The first coupling slot and the second coupling slot are
An antenna device characterized in that both ends in the length direction have a bent shape such that both ends of the first ground conductor face outward from the first ground conductor with respect to the center of the first ground conductor.
(Additional note 2)
The antenna device according to
(Additional note 3)
The power supply patch is
a first patch made of a plate-shaped metal conductor;
a second patch arranged perpendicularly to the first patch and made of a plate-shaped metal conductor;
the first patch and the first coupling slot face each other;
The antenna device according to
(Additional note 4)
The first power supply circuit includes:
a first signal line;
a second dielectric substrate provided between the first signal line and the first ground conductor;
The second power supply circuit includes:
a second signal line;
The antenna device according to any one of
(Appendix 5)
The first power supply circuit includes:
a first signal line;
the first ground conductor;
a second ground conductor disposed on the opposite side of the first ground conductor across the first signal line;
a second dielectric substrate provided between the first signal line and the first ground conductor;
a third dielectric substrate provided between the first signal line and the second ground conductor,
The second power supply circuit includes:
a second signal line;
the first ground conductor;
the second ground conductor disposed on the opposite side of the first ground conductor across the second signal line;
the second dielectric substrate provided between the second signal line and the first ground conductor;
the third dielectric substrate provided between the second signal line and the second ground conductor;
The antenna device according to any one of
(Appendix 6)
The antenna device according to
(Appendix 7)
comprising a circularly polarized wave generating section having two input terminals into which signals are input, and two output terminals connected to each of the first feeding circuit and the second feeding circuit,
The circularly polarized wave generating section is
The antenna device according to any one of
(Appendix 8)
one input terminal into which a signal is input;
two output terminals connected to each of the first power supply circuit and the second power supply circuit;
a distribution circuit that distributes the signal input from the input terminal to each output terminal;
A delay circuit is provided between the first power supply circuit and one output terminal corresponding to the first power supply circuit, and delays the phase of the signal output from the one output terminal by 90 degrees. The antenna device according to any one of
11,12 給電パッチ、12a 第1パッチ、12b 第2パッチ、21 第1誘電体基板、22 第2誘電体基板、23 第3誘電体基板、24 ビア、31,31A,32 第1地導体、33 第2地導体、41,51 第1結合スロット、41a,51a 直線部、41b,51b 折り曲げ直線部、41c,51c 折り曲げ直線部、42,52 第2結合スロット、42a,52a 直線部、42b,52b 折り曲げ直線部、42c,52c 折り曲げ直線部、61,71 第1信号線、62,72 第2信号線、80A,80B 円偏波発生部、81a,81b 入力端子、82a,82b 出力端子、83 分配回路、84 遅延回路、90 分配回路、91 入力端子、92 出力端子、101A~101C,102A,102B,103A,103B,104A~104C,105A,105B アンテナ装置、201,202,203 従来のアンテナ装置、210A,210B,210C 第1地導体、211,221 第1結合スロット、212,222 第2結合スロット、231 第1信号線、232 第2信号線、W1,W2 電波、M1 磁界、M2 磁流、E 電流。 11, 12 power supply patch, 12a first patch, 12b second patch, 21 first dielectric substrate, 22 second dielectric substrate, 23 third dielectric substrate, 24 via, 31, 31A, 32 first ground conductor, 33 Second ground conductor, 41, 51 First coupling slot, 41a, 51a Straight section, 41b, 51b Folded straight section, 41c, 51c Folded straight section, 42, 52 Second coupling slot, 42a, 52a Straight section, 42b, 52b Folded straight part, 42c, 52c Folded straight part, 61, 71 First signal line, 62, 72 Second signal line, 80A, 80B Circularly polarized wave generator, 81a, 81b Input terminal, 82a, 82b Output terminal, 83 distribution circuit, 84 delay circuit, 90 distribution circuit, 91 input terminal, 92 output terminal, 101A-101C, 102A, 102B, 103A, 103B, 104A-104C, 105A, 105B antenna device, 201, 202, 203 conventional antenna device , 210A, 210B, 210C first ground conductor, 211, 221 first coupling slot, 212, 222 second coupling slot, 231 first signal line, 232 second signal line, W1, W2 radio wave, M1 magnetic field, M2 magnetic current , E current.
Claims (8)
第1結合スロット及び第2結合スロットを有し、金属導体からなる第1地導体と、
前記給電パッチと前記第1地導体との間に設けられる第1誘電体基板と、
前記第1結合スロットを介して、前記給電パッチと電磁結合する第1給電回路と、
前記第2結合スロットを介して、前記給電パッチと電磁結合する第2給電回路とを備え、
前記第1結合スロット及び前記第2結合スロットは、
長さ方向両端部が、前記第1地導体の中心に対して、当該第1地導体の外側を向くような、折り曲げ形状となる
ことを特徴とするアンテナ装置。 A power supply patch made of a plate-shaped metal conductor,
a first ground conductor comprising a metal conductor and having a first coupling slot and a second coupling slot;
a first dielectric substrate provided between the power supply patch and the first ground conductor;
a first power supply circuit electromagnetically coupled to the power supply patch via the first coupling slot;
a second power supply circuit electromagnetically coupled to the power supply patch via the second coupling slot;
The first coupling slot and the second coupling slot are
An antenna device characterized in that both ends in the length direction have a bent shape such that both ends of the first ground conductor face outward from the first ground conductor with respect to the center of the first ground conductor.
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 The antenna device according to claim 1, wherein the first coupling slot and the second coupling slot are U-shaped.
板状の金属導体からなる第1パッチと、
前記第1パッチと直交するように配置され、板状の金属導体からなる第2パッチとを有し、
前記第1パッチと前記第1結合スロットとは対向し、
前記第2パッチと前記第2結合スロットとは対向する
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 The power supply patch is
a first patch made of a plate-shaped metal conductor;
a second patch arranged perpendicularly to the first patch and made of a plate-shaped metal conductor;
the first patch and the first coupling slot face each other;
The antenna device according to claim 1, wherein the second patch and the second coupling slot face each other.
第1信号線と、
前記第1信号線と前記第1地導体との間に設けられる第2誘電体基板とから構成され、
前記第2給電回路は、
第2信号線と、
前記第2信号線と前記第1地導体との間に設けられる前記第2誘電体基板とから構成される
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 The first power supply circuit includes:
a first signal line;
a second dielectric substrate provided between the first signal line and the first ground conductor;
The second power supply circuit includes:
a second signal line;
The antenna device according to claim 1, comprising: the second dielectric substrate provided between the second signal line and the first ground conductor.
第1信号線と、
前記第1地導体と、
前記第1信号線を挟んで、前記第1地導体の反対側に配置される第2地導体と、
前記第1信号線と前記第1地導体との間に設けられる第2誘電体基板と、
前記第1信号線と前記第2地導体との間に設けられる第3誘電体基板とから構成され、
前記第2給電回路は、
第2信号線と、
前記第1地導体と、
前記第2信号線を挟んで、前記第1地導体の反対側に配置される前記第2地導体と、
前記第2信号線と前記第1地導体との間に設けられる前記第2誘電体基板と、
前記第2信号線と前記第2地導体との間に設けられる前記第3誘電体基板とから構成され、
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 The first power supply circuit includes:
a first signal line;
the first ground conductor;
a second ground conductor disposed on the opposite side of the first ground conductor across the first signal line;
a second dielectric substrate provided between the first signal line and the first ground conductor;
a third dielectric substrate provided between the first signal line and the second ground conductor,
The second power supply circuit includes:
a second signal line;
the first ground conductor;
the second ground conductor disposed on the opposite side of the first ground conductor across the second signal line;
the second dielectric substrate provided between the second signal line and the first ground conductor;
the third dielectric substrate provided between the second signal line and the second ground conductor;
The antenna device according to claim 1, characterized in that:
ことを特徴とする請求項5記載のアンテナ装置。 The antenna device according to claim 5, further comprising a plurality of vias provided on the second dielectric substrate and arranged so as to surround the first signal line and the second signal line.
前記円偏波発生部は、
一方の入力端子から入力された信号を、前記2つの出力端子から、互いに90度の位相差を付けて出力する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。 comprising a circularly polarized wave generating section having two input terminals into which signals are input, and two output terminals connected to each of the first feeding circuit and the second feeding circuit,
The circularly polarized wave generating section is
7. The signal inputted from one input terminal is outputted from the two output terminals with a phase difference of 90 degrees from each other. antenna device.
前記第1給電回路及び前記第2給電回路のそれぞれと接続する2つの出力端子と、
前記入力端子から入力された信号を、各出力端子に分配する分配回路と、
前記第1給電回路と当該第1給電回路に対応する一方の出力端子との間に設けられ、その一方の出力端子から出力された信号に対して、その位相を90度遅延させる遅延回路とを有する、円偏波発生部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のアンテナ装置。 one input terminal into which a signal is input;
two output terminals connected to each of the first power supply circuit and the second power supply circuit;
a distribution circuit that distributes a signal input from the input terminal to each output terminal;
A delay circuit is provided between the first power supply circuit and one output terminal corresponding to the first power supply circuit, and delays the phase of the signal output from the one output terminal by 90 degrees. The antenna device according to any one of claims 1 to 6, further comprising a circularly polarized wave generating section.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2022130834A JP2024027756A (en) | 2022-08-19 | 2022-08-19 | antenna device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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