JP2024004616A - 虚像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面に外光パターンが映されてキラキラと光って見えることを抑制すること。【解決手段】虚像表示装置100は、画像光生成装置である表示素子11と、表示素子11からの画像光MLが入射する投射光学系12と、投射光学系12からの画像光MLを瞳位置PPである表示素子11である表示素子11に向けて部分的に反射する部分透過ミラー123とを備え、部分透過ミラー123の外側に透過型偏光子30pが配置されている。【選択図】図3
Description
本発明は、虚像の観察を可能にする虚像表示装置に関し、特に部分透過ミラーを備える虚像表示装置に関する。
虚像表示装置として、眼前に光透過性を有する光学部材を配置し、映像光と外界光とを同時に観察可能にするものがある。例えば特許文献1には、画像光生成装置からの画像光を反射する透過傾斜ミラーと、透過傾斜ミラーで反射された画像光を透過傾斜ミラーに向けて反射する凹面透過ミラーとを備え、凹面透過ミラーの外界側に吸収材層を配置したものが開示されている。
上記先行技術文献では、吸収材層によって表示中の画像が外部から見えてしまうことを抑制できるが、外部の者には、メガネ状の凹面透過ミラーの表面に外界に存在する様々な光源が反射されるため、凹面透過ミラーの凸状の表面に外光パターンが映されてキラキラと光って見えてしまう。
本発明の一側面における虚像表示装置は、画像光生成装置と、画像光生成装置からの画像光が入射する投射光学系と、投射光学系からの画像光を瞳位置に向けて部分的に反射する部分透過ミラーとを備え、部分透過ミラーの外側に透過型偏光子が配置されている。
〔第1実施形態〕
以下、図1、2等を参照して、本発明に係る第1実施形態の虚像表示装置について説明する。
以下、図1、2等を参照して、本発明に係る第1実施形態の虚像表示装置について説明する。
図1は、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する。)200の装着状態を説明する図であり、HMD200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200又は虚像表示装置100を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
HMD200は、右眼用の第1表示装置100Aと、左眼用の第2表示装置100Bと、表示装置100A,100Bを支持するテンプル状の一対の支持装置100Cと、情報端末であるユーザー端末90とを備える。第1表示装置100Aは、単独で虚像表示装置として機能し、上部に配置される表示駆動部102と、メガネレンズ状で眼前を覆うコンバイナー103と、コンバイナー103をその前方から覆うカバー部材104とで構成される。第2表示装置100Bも同様に、単独で虚像表示装置として機能し、上部に配置される表示駆動部102と、メガネレンズ状で眼前を覆うコンバイナー103と、コンバイナー103を覆うカバー部材104とで構成される。一対のカバー部材104を組み合わせたものをシェード105と呼ぶ。シェード105は、一体の部材であり、不図示の支持機構を介して表示駆動部102に対して着脱可能になっている。支持装置100Cは、装着者USの頭部に装着される装着部材であり、表示駆動部102を介してコンバイナー103の上端側を支持している。第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、光学的に左右を反転させたものであり、第2表示装置100Bについては、詳細な説明を省略する。
図2は、第1表示装置100Aの光学的構造を説明する側方断面図である。第1表示装置100Aは、表示素子11と結像光学系20と偏光フィルター30と表示制御装置88とを備える。結像光学系20は、投射レンズ21と、プリズムミラー22と、シースルーミラー23とを備える。結像光学系20のうち、投射レンズ21とプリズムミラー22とは、画像光生成装置である表示素子11からの画像光MLが入射する投射光学系12として機能し、シースルーミラー23は、上記投射光学系12から出射される画像光MLを瞳位置PP又は眼EYに向けて部分的に反射する部分透過ミラー123として機能する。投射光学系12を構成する投射レンズ21及びプリズムミラー22は、映像光又は画像光MLが入射される第1光学部材及び第2光学部材にそれぞれ対応する。また、表示素子11と投射レンズ21とプリズムミラー22とは、図1に示す表示駆動部102の一部に対応し、シースルーミラー23は、図1に示すコンバイナー103に対応する。シースルーミラー23は、外側に凸の外形を有し、その外界側は、別途設けられた偏光フィルター30によって部分的に覆われている。投射光学系12を構成する投射レンズ21及びプリズムミラー22は、表示素子11とともに相互にアライメントされた状態でケース51内に固定されている。偏光フィルター30は、図1に示すカバー部材104に対応する。ケース51は、筐体又は支持部材であり、遮光性の材料で形成され、表示素子11を動作させる表示制御装置88を支持している。ケース51は、開口51aを有し、開口51aは、透光板53によって塞がれている。透光板53は、投射光学系12がケース51の外部に向けて画像光MLを射出させることを可能にし、ケース51の内部にゴミや水分が入り込むことを抑制する。
第1表示装置100Aにおいて、表示素子11は、自発光型の画像光生成装置である。表示素子11は、例えば有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)ディスプレイであり、2次元の表示面11aにカラーの静止画又は動画を形成する。画像光生成装置である表示素子11は、制御部である表示制御装置88に駆動されて表示動作を行う。表示素子11は、有機ELディスプレイに限らず、無機EL、有機LED、LEDアレイ、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等を用いた表示デバイスに置き換えることができる。表示素子11は、自発光型の画像光生成装置に限らず、LCDその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子をバックライトのような光源によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。表示素子11として、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
表示素子11が例えばLCDである場合、表示素子11から出射される画像光MLは、一般に偏光となる。後述するように、本実施形態では、シースルーミラー23の反射型偏光膜23aがS偏光を反射するので、表示素子11から出射される画像光MLをS偏光又はこれを含むものとする必要がある。
結像光学系20は、シースルーミラー23が凹面ミラーであること等に起因して、軸外し光学系OSとなっている。本実施形態の場合、投射レンズ21、プリズムミラー22、及びシースルーミラー23は、非軸対称に配置され、非軸対称な光学面を有する。この結像光学系20では、YZ面に平行な軸外し面内で光軸AXの折り曲げを行うことで、かかる軸外し面に沿って光学要素21,22,23が配列されている。具体的には、YZ面に平行な軸外し面において、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1と、内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2と、シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている。結果的に、シースルーミラー23において光軸AXが交差する中央箇所の法線は、Z方向に対してθ=40~50°程度の角度をなす。この結像光学系20では、第1表示装置100Aを構成する光学要素21,22,23が縦方向に高さ位置を変えて配列されることになり、第1表示装置100Aの横幅の増大を防止することができる。さらに、プリズムミラー22等での反射による光路の折り畳みによって、光路P1~P3がZ字状に2段階で折り返される配置となっており、光路P1,P3が比較的水平に近いため、結像光学系20を上下方向や前後方向に関しても小型化することできる。また、シースルーミラー23の中央箇所の傾斜角θが40~50°であることから、視線に対応する光路P3の傾きが一定とした場合、光路P2のZ軸に対する傾きが70°から90°となり、虚像表示装置100のZ方向の厚みを低減することが容易になる。
結像光学系20のうち、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1は、視点を基準とする後方に向かってやや斜め上方向又はZ方向に平行に近い方向に延びている。内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2は、前方に向かって斜め下方向に延びている。水平面方向(XZ面)を基準とした場合、光路P2の傾斜が光路P1の傾斜よりも大きくなっている。シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3は、後方に向かってやや斜め上方向又はZ方向に平行に近い方向に延びている。図示の例では、光軸AXのうち光路P3に対応する部分は、+Z方向に向かって、下向きを負として、-10°程度となっている。つまり、部分透過ミラー123は、光軸AX又は光路P3が所定角度上向き、つまり10°程度上向きとなるように画像光MLを反射する。結果的に、光軸AXのうち光路P3に対応する部分を延長した射出光軸EXは、前方の+Z方向に平行な中心軸HXに対して10°程度下向きに傾いて延びる。これは、人間の視線が水平方向より下側に約10°傾いた若干の伏し目状態で安定するからである。なお、瞳位置PPに対して水平方向に延びる中心軸HXは、第1表示装置100Aを装着した装着者USが直立姿勢でリラックスして正面に向いて水平方向又は水平線を注視した場合を想定したものとなっている。
なお、結像光学系20における全体的な光路は、図示のようにZ字となるような3つの光路P1,P2,P3からなるものに限らず、2つ又は4つ以上の光路を含む様々なものに変更することができる。図示の例では、最初の光路P1と最後の光路P3とが中間の光路P2に比較して水平に近いが、各光路P1,P2,P3の角度も、虚像表示装置100の用途等を顧慮して様々なものに設定することができる。ただし、最後の光路P3については、一般的には、上記のように視線を考慮した設定とすることが望ましい。部分透過ミラー123の姿勢については、特に光軸AXが通る中央部において、中間の光路P2の角度設定と最後の光路P3の角度設定との影響を受けることになる。
結像光学系20のうち、投射レンズ21は、第1レンズ21o、第2レンズ21p、及び第3レンズ21qを含む。投射レンズ21は、表示素子11から射出された画像光MLを受けて、プリズムミラー22に入射させる。投射レンズ21は、表示素子11から射出された画像光MLを平行光束に近い状態に集光する。投射レンズ21を構成する第1レンズ21o、第2レンズ21p、及び第3レンズ21qの光学面すなわち入射面及び出射面は、自由曲面又は非球面であり、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。第1レンズ21o、第2レンズ21p、及び第3レンズ21qは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。投射レンズ21を構成する第1レンズ21o、第2レンズ21p、及び第3レンズ21qの光学面には、反射防止膜を形成することができる。
プリズムミラー22は、ミラーとレンズとを複合させた機能を有する屈折反射機能を有する光学部材であり、投射レンズ21からの画像光MLを屈折させつつ反射する。プリズムミラー22は、入射部に対応する入射面22aと、反射部に対応する内反射面22bと、出射部に対応する出射面22cとを有する。プリズムミラー22は、前方から入射する画像光MLを、入射方向を反転させた方向(プリズムミラー22から見た光源の方向)に対して下方に傾斜した方向に折り返すように射出する。プリズムミラー22を構成する光学面である入射面22aと内反射面22bと出射面22cとは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。プリズムミラー22の光学面、つまり入射面22aと内反射面22bと出射面22cとは、例えば自由曲面である。入射面22aと内反射面22bと出射面22cとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。プリズムミラー22は、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。内反射面22bについては、全反射によって画像光MLを反射するものに限らず、金属膜又は誘電体多層膜からなる反射面とすることもできる。この場合、内反射面22b上に、例えばAl、Agのような金属で形成された単層膜又は多層膜からなる反射膜を蒸着等によって成膜し、或いは金属等で形成されたシート状の反射膜を貼り付ける。詳細な図示は省略するが、入射面22a及び出射面22c上には、反射防止膜を形成することができる。
シースルーミラー23は、凹の表面ミラーとして機能する湾曲した板状の反射光学部材であり、プリズムミラー22からの画像光MLを反射するとともに外界光OLを部分的に透過させる。シースルーミラー23は、投射光学系12の射出領域に配置されたプリズムミラー22からの画像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。シースルーミラー23は、反射面23cと外側面23oとを有する。
シースルーミラー23は、画像光MLを部分的に反射し、プリズムミラー22の光射出側に形成された中間像を拡大する。シースルーミラー23は、眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPを覆うとともに瞳位置PPに向かって凹形状を有し、外界に向かって凸形状を有する凹面ミラーである。瞳位置PP又はその開口PPaは、アイポイント又はアイボックスと呼ばれる。瞳位置PP又は開口PPaは、結像光学系20の射出側における射出瞳EPに相当する。シースルーミラー23は、コリメーターであり、表示面11aの各点から射出された画像光MLの主光線であって、投射光学系12のプリズムミラー22の射出側近傍で結像によって一旦広がった画像光MLの主光線を瞳位置PPに収束させる。シースルーミラー23は、凹面ミラーとして、画像光生成装置である表示素子11に形成され投射光学系12によって再結像された中間像(不図示)を拡大視することを可能にする。より詳細には、シースルーミラー23は、視野レンズと同様に機能し、プリズムミラー22の出射面22cの後段に形成された中間像(不図示)の各点からの画像光MLをコリメートした状態で瞳位置PPに全体として集めるように入射させる。シースルーミラー23は、中間像と瞳位置PPとの間に配置される観点で、画角(眼の正面方向に延びる光軸AXを基準として上下左右における視野角を合わせたもの)に相当する有効領域EA以上の広がりを有することが必要となる。シースルーミラー23において、有効領域EAよりも外側に延びる外領域については、結像に直接影響しないので、任意の面形状とすることができるが、メガネレンズ状の外観を確保する観点からは、有効領域EAの外縁の面形状の曲率と同じ、又は当該外縁から連続的に変化するものであることが望ましい。
シースルーミラー23は、板状体23bの裏面上に反射型偏光膜23aを形成した構造を有する半透過型のミラー板である。シースルーミラー23の反射面23cは、YZ面に平行で光軸AXと交差する縦方向に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、横方向又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。シースルーミラー23の反射面23cは、例えば自由曲面である。反射面23cは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。反射面23cは、有効領域EA以上の広がりを有する必要がある。反射面23cが有効領域EAよりも広い外領域に形成されている場合、有効領域EAの背後からの外界像と、上記外領域の背後からの外界像とに関して、見え方の差が生じにくくなる。
シースルーミラー23の反射面23c又は反射型偏光膜23aは、S偏光を反射する偏向膜によって形成され、反射型偏光子23pとして機能している。反射型偏光膜23aは、その偏光軸が上下方向に設定されている。つまり、反射型偏光膜23aは、反射軸が左右方向に設定されており、左右方向に対応する±X方向を偏光方向とするS偏光を少ない減衰で効率的に反射し、上下方向に対応する±Y方向を偏光方向とするP偏光を殆ど透過させる。反射型偏光膜23aの透過軸は、上下方向つまり±Y方向となっている。これにより、画像光MLのうちS成分が反射されるとともにP成分が透過し、画像光MLに対してハーフミラーのように機能する。一方、外界光OLが偏光フィルター30を通過した場合、通過した外界光OLがS偏光であればシースルーミラー23によって遮断され、通過した外界光OLがP偏光であればシースルーミラー23を通過する。このため、外界のシースルー視が可能になり、外界像に虚像を重ねることができる。この際、反射型偏光膜23aを支持する板状体23bが数mm程度以下に薄ければ、外界像の倍率変化を小さく抑えることができる。シースルーミラー23の基材である板状体23bは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。板状体23bは、これを周囲から支持する支持板61と同一の材料で形成され、支持板61と同一の厚みを有する。反射型偏光膜23aは、例えば膜厚を調整した複数の誘電体層からなる誘電体多層膜で形成される。反射型偏光膜23aは、積層によって形成できるが、シート状の反射膜を貼り付けることによっても形成できる。板状体23bの外側面23oには、反射防止膜を形成することができる。
偏光フィルター30は、外界光OLのうち第1方向の偏光つまりP偏光を透過し、外界光OLのうち第2方向の偏光つまりS偏光を減衰又は遮断する。偏光フィルター30は、図示の例ではシースルーミラー23と同様に外界に向かって凸形状を有する。偏光フィルター30は、板状体30bの表面上に透過型偏光膜30aを形成した構造を有する。透過型偏光膜30aは、P偏光を透過させる偏向膜によって形成され、透過型偏光子30pとして機能している。ここで、透過型偏光子30pは、シースルーミラー23の反射型偏光膜23a又は反射型偏光子23pの外側に配置されている。つまり、虚像表示装置100は、部分透過ミラー123の外側に、透過型偏光子30pとして透過型偏光膜30aを設けたカバー部材104を備えるものとなっている。透過型偏光膜30aは、その偏光軸が上下方向に設定されている。つまり、透過型偏光膜30aは、透過軸が上下方向に設定されており、上下方向に対応する±Y方向を偏光方向とするP偏光を少ない減衰で効率的に透過させ、左右方向に対応する±X方向を偏光方向とするS偏光を吸収によって殆ど減衰させる。透過型偏光膜30aの透過軸は、上下方向つまり±Y方向となっており、シースルーミラー23の反射型偏光膜23aの透過軸と一致している。透過型偏光膜30aを支持する板状体30bは、1mm程度以下と薄く、外界像の倍率変化を小さく抑えている。偏光フィルター30の基材である板状体30bは、例えば樹脂で形成される。透過型偏光膜30aは、例えばヨウ素化合物や染料を含有させた高分子材料を特定方向に延伸することによって得た偏光膜からなり、板状体30b上に直接形成することができ、或いはシート状に形成して板状体30b上に貼り付けることができる。透過型偏光膜30aは、液晶やその他の吸収材量を含む液体材料を板状体30b上に塗布し特定偏光状態の紫外線照射によって配光特性を持たせることで偏光性能を持たせるものでもよい。板状体30bの内側面30iには、反射防止膜を形成することができる。
光路について説明すると、表示素子11からの画像光MLは、投射レンズ21に入射して略コリメートされた状態で投射レンズ21から射出される。投射レンズ21を通過した画像光MLは、プリズムミラー22に入射して入射面22aを屈折されつつ通過し、内反射面22bによって100%に近い高い反射率で反射され、再度出射面22cで屈折される。プリズムミラー22からの画像光MLは、一旦中間像を形成した後、シースルーミラー23に入射し、反射面23cによって50%程度以下の反射率で反射される。この際、主にS偏光が反射されP偏光が透過する。シースルーミラー23で反射された画像光MLは、装着者USの眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPに入射する。瞳位置PPには、シースルーミラー23やその周囲の支持板61を通過した外界光OLも入射する。つまり、第1表示装置100Aを装着した装着者USは、外界像に重ねて、画像光MLによる虚像を観察することができる。なお、シースルーミラー23の反射面23cのP偏光に対する透過率が例えば50%程度である場合、表示素子11からの画像光MLが偏光に関して偏りを持たない場合、シースルーミラー23を通過したP偏光の画像光MLは、偏光フィルター30も通過する。仮に、偏光フィルター30のP偏光に対する透過率が50%であるとすると、偏光フィルター30によって、画像光MLの外界側への漏れ出しを50%抑制することができ、漏れ出し光は元の25%程度となる。
図3を参照して、偏光フィルター30の外側から外界光OLが入射した場合について詳細に説明する。外界光OLは、P偏光及びS偏光を含み、偏光フィルター30の透過型偏光膜30aを通過する際に、S偏光は吸収され、P偏光は高い透過率で通過する。ここで、偏光フィルター30は、透過型であり、外界光OLは、殆ど反射されない。透過型偏光膜30aを通過した光OL1は、P偏光のみであり、シースルーミラー23の反射型偏光膜23aを高い透過率で通過する。反射型偏光膜23aを通過した光OL2は、装着者USの眼EYに入射する。これにより、装着者USは、光OL2に対応する外界像に重ねて、画像光MLに対応する映像を観察することができる。この際、偏光フィルター30及びシースルーミラー23を介しての外界光OLの透過率は50%程度とすることができる。一方で、外界光OLが偏光フィルター30によって殆ど反射されないことから、偏光フィルター30の凸状の表面に外光パターンが縮小された状態で映されてキラキラと光って見えてしまう現象が抑制される。これにより、HMD200又は虚像表示装置100の装着時に高輝度パターンが映る外観の違和感を防止できるだけでなく、装着者と対面する者との間でのアイコンタクトを容易にすることになる。なお、反射型偏光子23pの透過軸と透過型偏光子30pの透過軸とが上下方向に延びることで、偏光フィルター30が左右方向又は横のS偏光を若干反射し或いは透過させるものであっても、外界光OLに水面での反射光のように横の偏光が多く含まれる場合に、偏光フィルター30の表面がキラキラ光ることを効果的に抑制することができる。
外界光OLがシースルーミラー23の下部に直接入射した場合、外界光OLのうちP偏光は、シースルーミラー23の反射型偏光膜23aを高い透過率で通過し、外界光OLのうちS偏光は、反射型偏光膜23aによって比較的高い反射率で反射される。反射型偏光膜23aを透過したP偏光の光OL3は、装着者USの眼EYに入射する。一方、反射型偏光膜23aで反射されたS偏光の光OL4は、偏光フィルター30に裏側から入射した場合、透過型偏光膜30aに吸収され、外界側には出射されない。
図4は、図3に示す偏光フィルター30やシースルーミラー23を通過する外界光OLの電界を具体的に説明する図である。図中で、x、y、及びzは、外界光OLの進行方向を基準とする局在的な座標系であり、±x方向は、左右方向を示し、±y方向は、上下方向を示し、+z方向は、光の伝搬方向を示す。図3に示す外界光OLが-Z方向に伝搬する場合、+x方向は、-X方向に対応し、+y方向は、+Y方向に対応し、+z方向は、-Z方向に対応するものとなる。外界光OLは、偏光に偏りがない場合、yz面に平行な振幅を有する直線偏光成分つまり上下方向のP偏光と、xz面に平行な振幅を有する直線偏光成分つまり左右方向のS偏光とを含む。外界光OLが外空間OAから偏光フィルター30に入射した場合、偏光フィルター30を通過してこれから+z方向に出射する光OL1は、上下方向のP偏光のみとなり、或いは上下方向のP偏光と左右方向の微弱なS偏光とを含むものとなる。偏光フィルター30を通過した光OL1がシースルーミラー23に入射した場合、シースルーミラー23を通過して内空間IAに出射する光OL2は、上下方向のP偏光のみとなる。シースルーミラー23で微弱なS偏光が-z方向に反射されても、偏光フィルター30によって殆ど吸収される。
図2に戻って、表示制御装置88は、表示制御回路であり、表示素子11に対して画像に対応する駆動信号を出力し表示素子11の表示動作を制御する。表示制御装置88は、例えばIF回路、信号処理回路等を備え、外部から受け取った画像データ又は画像信号に応じて、表示素子11に2次元的な画像表示を行わせる。表示制御装置88は、第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとを統括するメイン基板を含むものであってもよい。メイン基板は、図1に示すユーザー端末90との間で通信を行いユーザー端末90から受信した信号に対して信号変換を行うインターフェース機能や、第1表示装置100Aの表示動作と第2表示装置100Bの表示動作とを連携させる統合機能を有するものとすることができる。なお、表示制御装置88やユーザー端末90を備えないHMD200又は虚像表示装置100も虚像表示装置である。
図5は、図3等に示すシースルーミラー23の変形例を説明する図である。この場合、シースルーミラー23には、反射面23cとして、半透過ミラー膜23rが形成されている。半透過ミラー膜23rは、非偏光型の反射特性及び透過特性を有し、例えば膜厚を調整したAl、Ag等の金属の単層膜又は多層膜で形成される。半透過ミラー膜23rは、膜厚を調整した複数の誘電体層からなる誘電体多層膜で形成されてもよい。この場合、偏光フィルター30を通過した外界からの光OL1は、半透過ミラー膜23rを部分的に透過し部分的に反射される。半透過ミラー膜23rの透過率が50%である場合、シースルーミラー23を通過して瞳位置PP側に出射される光OL2は、元の外界光OLの1/4程度の強度を有するものとなる。また、半透過ミラー膜23rで反射されて偏光フィルター30を通過し、外界側に出射される光OL5も、元の外界光OLの1/4程度の強度を有するものとなる。なお、表示素子11からの画像光MLが偏光に関して偏りを持たない場合、シースルーミラー23を通過したP偏光の画像光MLは、偏光フィルター30も通過するが、S偏光の画像光MLは、偏光フィルター30で遮断される。結果的に、画像光MLの外界側への漏れ出しを抑制することができる。
図6は、図3等に示す偏光フィルター30の変形例を説明する図である。偏光フィルター30は、平板領域FAを有する。透過型偏光膜30aは、平板領域FAに形成されている。この場合、透過型偏光膜30aをシート状に形成して板状体30bに貼り付けることが容易になる。
以上で説明した第1実施形態の虚像表示装置100によれば、部分透過ミラー123の外側に透過型偏光子30pが配置されているので、透過型偏光子30pは、外界光OLのうち特定方向の偏光が部分透過ミラー123を透過して瞳位置PPに入射することを許容しつつ、外界光OLのうち特定方向やこれに直交する方向の偏光が反射されることを抑制するので、部分透過ミラー123の表面に外光パターンが映されてキラキラと光って見えてしまうことを抑制することができる。これにより、虚像表示装置100の装着時における外観の違和感を防止しつつ、アイコンタクトを容易にすることができる。
特に、第1実施形態では、部分透過ミラー123が反射型偏光子23pを有し、反射型偏光子23pの外側に反射型偏光子23pと透過軸を一致させた透過型偏光子30pが配置されている。この場合、部分透過ミラー123において外界光のうち特定方向の偏光を無駄なく透過させることができる。
上記実施形態では、反射型偏光子23pの透過軸と透過型偏光子30pの透過軸とが上下方向つまり±Y方向に平行になるようにしているが、反射型偏光子23pの透過軸と透過型偏光子30pの透過軸とを一致させるとは、反射型偏光子23pの透過軸と透過型偏光子30pの透過軸とが±45°以下の角度をなすことを意味する。つまり、反射型偏光子23pの透過軸と透過型偏光子30pの透過軸とが45°の角度をなしていても、両者の透過軸が一致している。ただし、外界光OLの観察を容易にする観点からは、反射型偏光子23pの透過軸と透過型偏光子30pの透過軸とがなす角度が±20°以下望ましくは±10°以下となるようにすることで、外界光OLを効率よく瞳位置PPに入射させることができる。さらに、上記実施形態では、反射型偏光子23p及び透過型偏光子30pの透過軸が上下方向つまり±Y方向に平行になっているが、反射型偏光子23p及び透過型偏光子30pの透過軸が左右方向つまり±X方向に平行になるようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、第2実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、第2実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図7は、第2実施形態の虚像表示装置における第1表示装置100Aの光学的構造を説明する側方断面図である。この場合、シースルーミラー23が、第1実施形態の偏光フィルター30(図2参照)を一体的に組み込んだものとなっている。具体的には、板状体23bの眼EY側に反射型偏光膜23aが形成され、板状体23bの外界側に透過型偏光膜30aが形成されている。シースルーミラー23又は部分透過ミラー223において、基材である板状体23bの内側に設けられた反射型偏光膜23aは、反射型偏光子23pとして機能し、基材である板状体23bの外側に貼り付けられた透過型偏光膜30aは、透過型偏光子30pとして機能する。
図8に示すように、第2実施形態の虚像表示装置において、シースルーミラー23又は部分透過ミラー223の外側から外界光OLが入射した場合、外界光OLが偏光フィルター30の透過型偏光膜30aを通過する際に、S偏光は吸収され、P偏光は高い透過率で通過する。つまり、外界光OLは、偏光フィルター30によって殆ど反射されない。本実施形態のように、シースルーミラー23の表面に反射型偏光膜23aが形成されることで、部分透過ミラー223と透過型偏光子30pとが一体化し、虚像表示装置100の構造が簡単化されている。第1実施形態の場合と同様に、シースルーミラー23の透過型偏光膜30aを通過した光OL1は、P偏光のみであり、反射型偏光膜23aを高い透過率で通過する。反射型偏光膜23aを通過した光OL2は、装着者USの眼EYに入射する。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。第3実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
以下、本発明の第3実施形態に係る虚像表示装置について説明する。第3実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図9は、第3実施形態の虚像表示装置における第1表示装置100Aの光学的構造を説明する側方断面図であり、図10は、シースルーミラー23を説明する部分拡大断面図である。この場合、シースルーミラー23又は部分透過ミラー323は、基材である板状体23bと、板状体23bの眼EY側に設けられた半透過ミラー膜323rと、板状体23bの外界側に設けられたλ/4波長板334と、λ/4波長板334の外界側に形成された透過型偏光膜30aとを備える。半透過ミラー膜323rと、透過型偏光子30pである透過型偏光膜30aとの間には、λ/4波長板334が配置されている。半透過ミラー膜323rは、非偏光型の反射特性及び透過特性を有し、例えば膜厚を調整したAl、Ag等の金属の単層膜又は多層膜で形成される。λ/4波長板334の主軸は、例えば-X方向と+Y方向との間であって、両方向に対して45°をなす方向に設定されている。この場合、透過型偏光子30pとλ/4波長板334とが円偏光フィルターのように機能し、外界光OLが透過型偏光子30pを介して部分透過ミラー323に入射し、裏面の半透過ミラー膜323rで反射されて逆行する反射光が形成されても、このような反射光が透過型偏光子30pを通過することが抑制される。すなわち、シースルーミラー23の外側から外界光OLが入射した場合、外界光OLは、透過型偏光膜30aを通過することによってP偏光のみとなる。透過型偏光膜30aを通過した光OL1は、λ/4波長板334を透過する際に円偏光となり、半透過ミラー膜323rで反射される。半透過ミラー膜323rで反射された光OL1'は、λ/4波長板334を再度透過する際にS偏光となるので、透過型偏光膜30aで吸収され、外界側には出射されない。
なお、透過型偏光膜30aを通過した光OL1のうち、λ/4波長板334を通過して半透過ミラー膜323rに入射し、半透過ミラー膜323rを部分的に通過した円偏光は、光OL2として瞳位置PPに入射する。
図11は、図10に示すシースルーミラー23又は部分透過ミラー323を通過する外界光OLの電界を具体的に説明する図である。図11中の領域A1に示すように、外界光OLが部分透過ミラー323に入射した場合、透過型偏光膜30aを通過して+z方向に出射する光OL1は、上下方向のP偏光となる。P偏光の光OL1は、λ/4波長板334に入射することにより、進相軸に平行な第1成分C1と遅相軸に平行な第2成分C2とを含むものとなる。光OL1は、λ/4波長板334を通過する際に、複屈折の作用によって第1成分C1と第2成分C2との間にπ/2の位相差が生じることから、円偏光となる。λ/4波長板334を通過した光OL1は、半透過ミラー膜323rに入射して部分的に透過する。半透過ミラー膜323rを通過して内空間IAに出射する光OL2は、円偏光Cである。
図11中の領域A2に示すように、半透過ミラー膜323rで反射された光OL1'は、λ/4波長板334を逆行する際にπの位相差が生じてS偏光となるので、透過型偏光膜30aを通過する際に吸収され、外空間OAには出射されない。なお、図11中の領域A2では、半透過ミラー膜323rでの反射によって電磁波の位相が反転していないが、図11中の領域A3に示すように半透過ミラー膜323rでの反射によって電磁波の位相が反転する場合であっても、半透過ミラー膜323rで反射された光OL1'は、λ/4波長板334を逆行する際に同様にS偏光となり、外空間OAには出射されない。
図10に示す例では、板状体23bの裏面上に半透過ミラー膜323rを形成しているが、板状体23bを省略し、λ/4波長板334の裏面上に半透過ミラー膜323rを形成してもよい。
図12は、図10等に示すシースルーミラー23の変形例を説明する図である。この場合、シースルーミラー23又は部分透過ミラー323は、板状体23bと、反射型偏光膜23aと、λ/2波長板335と、透過型偏光膜30aとを備える。透過型偏光膜30aの透過軸は、左右方向としている。これにより、透過型偏光膜30aを通過して+z方向に出射する光OL1は、λ/2波長板335を通過する際に、複屈折の作用によって、P偏光となる。λ/2波長板335を通過した光OL1は、反射型偏光膜23aを殆ど透過し、シースルーミラー23の内側に光OL2として出射される。このため、外界光OLは、シースルーミラー23によって殆ど反射されない。
〔第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態に係る虚像表示装置について説明する。第4実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
以下、本発明の第4実施形態に係る虚像表示装置について説明する。第4実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図13に示すように、第4実施形態の虚像表示装置100は、表示素子11と結像光学系20と偏光フィルター30とを備え、結像光学系20は、投射光学系12とハーフミラー40とシースルーミラー23とを有する。ハーフミラー40は、平行平板上に半透過性を有する反射層からなるミラー膜40aを形成したものである。ミラー膜40aは、画像光MLに対して50%程度の反射率を示す。シースルーミラー23には、反射型偏光膜23aすなわち反射型偏光子23pが形成され、偏光フィルター30には、透過型偏光膜30aすなわち透過型偏光子30pが形成されている。なお、ハーフミラー40のミラー膜40aは、例えば反射型偏光膜すなわち反射型偏光子40pとすることができる。
虚像表示装置100において、表示素子11からの画像光MLは、投射光学系12を経ることで一旦結像され、ハーフミラー40で反射されて、シースルーミラー23に入射する。シースルーミラー23に入射した画像光MLのうちS偏光は、反射されてコリメートされ、ハーフミラー40を透過して瞳位置PPに入射する。
この場合も、第1実施形態等の場合と同様に、外界光OLが偏光フィルター30によって殆ど反射されないことから、偏光フィルター30の凸状の表面に外光パターンが映されてキラキラと光って見えてしまう現象が抑制される。
図14は、図13に示す第4実施形態の虚像表示装置100の変形例を示す。この場合、ハーフミラー40を省略して投射光学系12を経た画像光MLをシースルーミラー23に直接入射させている。シースルーミラー23の反射型偏光膜23aは、ホログラムミラーであってもよい。
〔第5実施形態〕
以下、本発明の第5実施形態に係る虚像表示装置について説明する。第5実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
以下、本発明の第5実施形態に係る虚像表示装置について説明する。第5実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図15に示すように、第5実施形態の虚像表示装置100は、偏光フィルター30をZ軸の周りに回転させる回転機構70を有する。偏光フィルター30の回転軸は、偏光フィルター30の中央部において、その接平面に垂直に設定される。偏光フィルター30の回転角度を調整することで、反射型偏光膜23aの透過軸と、透過型偏光膜30aの透過軸との角度関係を調整でき、外界光OLに対する偏光フィルター30の透過率の調整が可能になる。
〔変形例その他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
偏光フィルター30の外界側の表面上に偏光解消膜を設けることもできる。この場合、外界側に偏光を利用したディスプレイが存在し、透過型偏光膜30aの吸収軸がこのようなディスプレイの表示光の偏光方向と一致する場合であっても、虚像表示装置100越しにこの種のディスプレイの表示内容を観察可能になる。
偏光フィルター30の透過型偏光膜30aは、全体的に一様な消光比の特性を有するものに限らず、消光比の分布パターンを有するものであってもよい。
以上では、虚像表示装置100が頭部に装着されて使用されることを前提としたが、上記虚像表示装置100は、頭部に装着せず双眼鏡のようにのぞき込むハンドヘルドディスプレイとしても用いることができる。つまり、本発明において、ヘッドマウントディスプレイには、ハンドヘルドディスプレイも含まれる。
具体的な態様における虚像表示装置は、画像光生成装置と、画像光生成装置からの画像光が入射する投射光学系と、投射光学系からの画像光を瞳位置に向けて部分的に反射する部分透過ミラーとを備え、部分透過ミラーの外側に透過型偏光子が配置されている。
上記虚像表示装置では、部分透過ミラーの外側に透過型偏光子が配置されているので、透過型偏光子は、外界光のうち特定方向の偏光が部分透過ミラーを透過して瞳位置に入射することを許容しつつ、外界光のうち特定方向やこれに直交する方向の偏光が反射されることを抑制するので、部分透過ミラーの表面に外光パターンが映されてキラキラと光って見えてしまうことを抑制することができる。これにより、虚像表示装置の装着時における外観の違和感を防止しつつ、アイコンタクトを容易にすることができる。
具体的な側面において、部分透過ミラーは、反射型偏光子を有し、反射型偏光子の外側に反射型偏光子と透過軸を一致させた透過型偏光子が配置されている。この場合、部分透過ミラーにおいて外界光のうち特定方向の偏光を無駄なく透過させることができる。
具体的な側面において、部分透過ミラーの外側に、透過型偏光子として透過型偏光膜を設けたカバー部材を備える。この場合、部分透過ミラーの外側に透過型偏光膜の支持体としても機能するカバー部材を部分透過ミラーとは別に設けたものとなる。
具体的な側面において、部分透過ミラーにおいて、反射型偏光子は、基材の内側に設けられた反射型偏光膜であり、透過型偏光子は、基材の外側に貼り付けられた透過型偏光膜である。この場合、部分透過ミラーと透過型偏光子とが一体化し、虚像表示装置の構造を簡単化することができる。
具体的な側面において、部分透過ミラーは、半透過ミラー膜を有し、半透過ミラー膜と透過型偏光子との間にλ/4波長板が配置されている。この場合、透過型偏光子とλ/4波長板とが円偏光フィルターのように機能し、外界光が透過型偏光子を介して部分透過ミラーに入射しても、部分透過ミラーで反射されて逆行する反射光が透過型偏光子を通過することが抑制される。
具体的な側面において、透過型偏光子は、λ/4波長板の外側に貼り付けられた透過型偏光膜である。この場合、部分透過ミラーとλ/4波長板と透過型偏光子とが一体化し、虚像表示装置の構造を簡単化することができる。
具体的な側面において、透過型偏光子の透過軸は、上下方向に延びる。この場合、水面での反射光のように横の偏光が多い場合に、部分透過ミラーがキラキラ光ることを効果的に抑制することができる。
具体的な側面において、部分透過ミラーは、凹面ミラーである。この場合、画像光生成装置に形成された像や投射光学系によって再結像された像を凹面ミラーによって拡大視することができる。
具体的な側面において、投射光学系は、第1光学部材と、第1光学部材からの画像光を反射する第2光学部材とを含む。この場合、反射による光路の折り畳みによって光学系を小型化することが容易になる。
具体的な側面において、部分透過ミラーは、光軸が所定角度上向きとなるように画像光を反射する。この場合、人間の視線が若干の伏し目状態で安定することに対応させて虚像の投影方向を下側寄りに設定することができる。
11…表示素子、12…投射光学系、20…結像光学系、21…投射レンズ、23…シースルーミラー、23a…反射型偏光膜、23c…反射面、23o…外側面、23p…反射型偏光子、23r…半透過ミラー膜、30…偏光フィルター、30a…透過型偏光膜、30i…内側面、30p…透過型偏光子、40…ハーフミラー、70…回転機構、88…表示制御装置、100…虚像表示装置、100C…支持装置、102…表示駆動部、103…コンバイナー、104…カバー部材、123,223,323…部分透過ミラー、323r…半透過ミラー膜、334…λ/4波長板、AX…光軸、EY…眼、ML…画像光、OL…外界光、OS…軸外し光学系、P1,P2,P3…光路、PP…瞳位置
Claims (10)
- 画像光生成装置と、
前記画像光生成装置からの画像光が入射する投射光学系と、
前記投射光学系からの前記画像光を瞳位置に向けて部分的に反射する部分透過ミラーとを備え、
前記部分透過ミラーの外側に透過型偏光子が配置されている、
虚像表示装置。 - 前記部分透過ミラーは、反射型偏光子を有し、
前記反射型偏光子の外側に前記反射型偏光子と透過軸を一致させた透過型偏光子が配置されている、請求項1に記載の虚像表示装置。 - 前記部分透過ミラーの外側に、前記透過型偏光子として透過型偏光膜を設けたカバー部材を備える、請求項2に記載の虚像表示装置。
- 前記部分透過ミラーにおいて、前記反射型偏光子は、基材の内側に設けられた反射型偏光膜であり、前記透過型偏光子は、前記基材の外側に貼り付けられた透過型偏光膜である、請求項2に記載の虚像表示装置。
- 前記部分透過ミラーは、半透過ミラー膜を有し、
前記半透過ミラー膜と前記透過型偏光子との間にλ/4波長板が配置されている、請求項1に記載の虚像表示装置。 - 前記透過型偏光子は、前記λ/4波長板の外側に貼り付けられた透過型偏光膜である、請求項5に記載の虚像表示装置。
- 前記透過型偏光子の透過軸は、上下方向に延びる、請求項1~6のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
- 前記部分透過ミラーは、凹面ミラーである、請求項1~6のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
- 前記投射光学系は、前記第1光学部材と、前記第1光学部材からの前記画像光を反射する第2光学部材とを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
- 前記部分透過ミラーは、光軸が所定角度上向きとなるように前記画像光を反射する、請求項1~6のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
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2023
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- 2023-06-28 US US18/215,634 patent/US20240004200A1/en active Pending
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN117310987A (zh) | 2023-12-29 |
| US20240004200A1 (en) | 2024-01-04 |
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