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JP2024002819A - 現像装置 - Google Patents

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JP2024002819A JP2022102252A JP2022102252A JP2024002819A JP 2024002819 A JP2024002819 A JP 2024002819A JP 2022102252 A JP2022102252 A JP 2022102252A JP 2022102252 A JP2022102252 A JP 2022102252A JP 2024002819 A JP2024002819 A JP 2024002819A
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communication port
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developer
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賢 砂原
Ken Sunahara
悟 本橋
Satoru Motohashi
剛 新藤
Takeshi Shindo
修平 常盤
Shuhei Tokiwa
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Canon Inc
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Abstract

【課題】搬送部材の回転方向において連通口の下流側にトナーの残量検知部が設けられる構成において、精度良くトナーの残量を検知する。【解決手段】現像剤の収容室と連通口を介して収容室と連通する現像室とを有する現像容器と、収容室に設けられ回転軸と回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートとを有しシートにより収容室内の現像剤を連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、連通口よりも上方に設けられ現像装置の外部から収容室の内部に向けて光を透過させ且つ収容室の内部から現像装置の外部に向けて前記光を透過させるように現像容器に設けられた光透過部材と、を備え、搬送部材の回転方向においてシートの他端部が連通口の上流端から連通口の正面を通過して光透過部材に到るまでの間、シートの撓んだ状態が維持されるようにシートの他端部に当接する当接部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、現像装置に関するものである。
電子写真方式を採用する画像形成装置においては、電子写真感光体(以下、感光ドラムという)の表面を帯電手段によって一様に帯電し、帯電された感光ドラム表面を露光手段によって露光して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像装置で現像して現像剤(以下、トナーともいう)によって感光ドラム上にトナー像を形成し、このトナー像を転写手段によって記録材に転写する。その後、定着手段によりトナー像を記録材上に定着させ、画像として出力している。
さらに、ユーザビリティ向上のため、現像装置で現像に供されるトナーの収容室内の残量を検知し、ユーザに報知するトナー残量検知手段を備えた現像装置がある。特許文献1には、搬送部材によって容器底面から現像剤の連通口に向けて搬送されるトナーの搬送経路上に、外部から導入される検知光の光路を形成し、搬送されるトナーによって光路が遮断される時間に基づいてトナー残量を検知する技術が記載されている。
特開2014-066899号公報
特許文献1では、搬送部材の回転方向において、トナーの収容室から現像ローラが設けられた現像室へトナーを供給する連通口の上流側に残量検知部が設けられているが、連通口の下流側に残量検知部を設ける構成も考えられる。
本発明は、搬送部材の回転方向において連通口の下流側に残量検知部が設けられる構成において、精度良くトナーの残量を検知することを目的とする。
本発明は、画像形成装置の装置本体に設けられた現像装置であって、
現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記現像装置の外部から前記収容室の内部に向けて光を透過させ且つ前記収容室の内部から前記現像装置の外部に向けて前記光を透過させるように前記現像容器に設けられた光透過部材と、
を備え、
前記搬送部材の回転方向において前記シートの他端部が前記連通口の上流端から前記連通口の正面を通過して前記光透過部材に到るまでの間、前記シートの撓んだ状態が維持されるように前記シートの他端部に当接するように構成された当接部を有することを特徴とする現像装置である。
また、本発明は、画像形成装置の装置本体に設けられた現像装置であって、
現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記収容室の外部から電圧を印加可能に構成された一対の電極部材と、
を備え、
前記搬送部材の回転方向において前記シートの他端部が前記連通口の上流端から前記連通口の正面を通過して前記電極部材に到るまでの間、前記シートの撓んだ状態が維持されるように前記シートの他端部に当接するように構成された当接部を有することを特徴とする現像装置である。
また、本発明は、画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
前記カートリッジを前記装置本体に装着された向きに方向づけた場合において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記カートリッジの外部から前記収容室の内部に向けて光を透過させ且つ前記収容室の内部から前記カートリッジの外部に向けて前記光を透過させるように前記現像容器に設けられた光透過部材と、
を備え、
前記搬送部材の回転方向において前記連通口の上流端から下流端まで延び且つ前記上流端と前記下流端を接続する接続部であって、前記搬送部材が回転させられたときに前記シートと当接するように構成された接続部を有することを特徴とする現像カートリッジ。
本発明によれば、搬送部材の回転方向において連通口の下流側に残量検知部が設けられる構成において、精度良くトナーの残量を検知することができる。
実施例1のシートが連通口の正面を通過時に撓む様子を示す図である。 実施例1の現像装置を含む画像形成装置を示す図である。 実施例1の現像装置を詳細に説明した図である。 実施例1の連通口の構成並びに残量検知部及びシートとの位置関係を示す図である。 実施例1の現像装置の外観を示す図である。 実施例1の残量検知部の構造を示す図である。 実施例1の収容室内で搬送されるトナーの様子を示す図である。 実施例1の連通口の正面を通過するシートの様子を示す図である。 変形例1の連通口の構成及びシートとの位置関係を示す図である。 変形例1の連通口の正面を通過するシートの様子を示す図である。 変形例1のシートが連通口の正面を通過時に撓む様子を示す図である。 変形例2の連通口の構成並びに残量検知部及びシートとの位置関係を示す図である。 変形例3の残量検知部近傍でのシートの様子を示す図である。 変形例4の連通口上流でのシートの様子を示す図である。 実施例2の連通口の構成並びに残量検知部及びシートとの位置関係を示す図である。 実施例2の連通口の正面を通過するシートの様子を示す図である。 変形例5の連通口の正面を通過するシートの様子を示す図である。 変形例5の連通口近傍でのシートの変形の様子を示す図である。 実施例3の連通口の構成及びシートとの位置関係を示す図である。 実施例3の連通口の正面を通過するシートの様子を示す図である。 実施例4のクリーニング部材を設けた現像装置を示す図である。 実施例4の連通口の構成並びに残量検知部、シート及びクリーニング部材との位置関係示す図である。 実施例4の搬送部材の構成を示す図である。 実施例4の連通口の正面を通過するクリーニング部材の様子を示す図である。 実施例4の連通口近傍でのクリーニング部材の変形の様子を示す図である。 変形例6の連通口の構成並びに残量検知部、シート及びクリーニング部材との位置関係を示す図である。 変形例6の連通口の正面を通過するクリーニング部材の様子を示す図である。 変形例6の連通口近傍でのクリーニング部材の変形の様子を示す図である。 実施例5の現像装置を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施例1>
(画像形成装置の全体構成)
図2を参照して、本発明の実施例1に係る現像装置を含む画像形成装置の全体の構成の断面図について説明する。
実施例1に係る画像形成装置100は、感光ドラム1、帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、転写ローラ5、定着装置6を有する。帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を帯電する。露光装置3は、帯電された感光ドラム1に対し画像データに対応した静電潜像を形成する。現像装置4は、感光ドラム1の表面に形成された静電潜像を現像剤Tにより現像する。転写ローラ5は、感光ドラム1に当接し記録材Pにトナー像の転写を行う。定着装置6は、記録材Pを加熱加圧しトナー像を定着させる。また、画像形成装置100には帯電ローラ2、現像装置4、転写ローラ5等のそれぞれに所定の電圧を印加するための不図示の電源が取り付けられている。現像装置4は画像形成装置100の装置本体に対し着脱可能な現像カートリッジとして構成されている。図2は、現像カートリッジが装置本体に装着された状態を示している。
感光ドラム1は、円筒型シリンダー上に負帯電性の有機感光体が成形された像担持体である。また、感光ドラム1は、φ24mmで、モーターによって所定の方向(図中時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。実施例1の感光ドラム1は250
mm/secのプロセススピードで回転駆動される。
帯電ローラ2は、不図示の電源によって所定の帯電電圧を印加された帯電ローラ2が、回転する感光ドラム1に所定の圧接力で接触し、感光ドラム1の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段である。実施例1では、感光ドラム1は帯電ローラ2により負極性に帯電する。帯電ローラ2によって帯電された電位を暗部電位という。
露光装置3は、外部機器又は読取装置から入力された画像データに対応した露光を行う露光手段である。実施例1では、露光装置3は感光ドラム1の表面を半導体レーザで走査するスキャナユニットである。なお、露光装置3としては、感光ドラム1の長手方向に沿って複数のLEDが配列されたLEDアレイを有するLED露光装置を用いることもできる。暗部電位の感光ドラム1表面に露光装置3で露光し、接地電位付近に減衰した電位を明部電位という。画像データに対応して露光部と非露光部を感光ドラム1上に形成することにより、静電潜像を形成する。
現像装置4は、現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像装置4の枠体となる現像容器と、現像ローラ41に現像剤を供給可能な供給ローラ42と、現像剤量を規制する現像ブレード43を備えた現像手段である。現像ローラ41及び供給ローラ42は、現像容器によって回転可能に支持されている。現像ローラ41は感光ドラム1とは逆向き(図中反時計回り)に回転し、供給ローラ42は現像ローラ41とは逆向き(図中時計回り)に回転する。また、現像ローラ41は、感光ドラム1に対向するように、現像容器の開口部に配置されている。供給ローラ42は現像ローラ41に回転可能に当接しており、現像容器に収容されている現像剤は供給ローラ42によって現像ローラ41の表面に塗布される。現像ブレード43は弾性部材であり、現像ローラ41に対して弾性に抗して撓められて接触配置される。現像ブレード43によって現像ローラ41表面に担持されるトナーは所定の層厚となり、感光ドラム1と対向する現像室に搬送される。
実施例1では、現像装置4の現像方式は、一例として接触現像方式とする。接触現像方式では、現像ローラ41に担持されたトナー層が、感光ドラム1と現像ローラ41とが対向する現像室(現像領域)において感光ドラム1と接触する。現像ローラ41には不図示の電源によって現像電圧が印加される。現像電圧の下で、現像ローラ41に担持されたトナーが感光ドラム1の表面の電位にしたがって現像ローラ41からドラム表面に転移することで、感光ドラム1上の静電潜像がトナー像に現像される。
実施例1では、トナーは、一例として重合法により生成され、粒径が7μmの球形で、負極性を正規の帯電極性とする重合トナーとする。また、実施例1のトナーは、磁性成分を含有せず、主に分子間力や静電気力(鏡像力)によってトナーが現像ローラ41に担持される、非磁性の一成分現像剤である。また、一成分現像剤には、トナー粒子以外にもトナーの流動性や帯電性能を調整するための添加物(例えば、ワックスやシリカ微粒子)が含まれている場合がある。また現像剤として、磁性成分を含有する磁性一成分現像剤や、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとによって構成された二成分現像剤を用いてもよい。磁性を有する現像剤を用いる場合、現像剤担持体としては、内側にマグネットが配置された円筒状の現像スリーブが用いられる場合もある。
転写ローラ5は、不図示の電源から転写電圧が印加された転写ローラ5によって、感光ドラム1に担持されているトナー像を記録材Pに転写させる転写手段である。トナー像を転写された記録材Pは、定着装置6に搬送される。
定着装置6は、記録材P上のトナーを加熱して溶融させることで画像の定着処理を行う熱定着方式の定着手段である。定着装置6は、定着フィルムと、定着フィルムを加熱する
セラミックヒータ等の定着ヒータと、定着ヒータの温度を測定するサーミスタと、定着フィルムに圧接する加圧ローラと、を備える。
定着装置6を通過した記録材Pは、排出手段としての排出ローラ対によって、画像形成装置100の本体の上部に形成された積載部としての排出トレイに排出され、積載される。
一方、記録材Pに転写されずに感光ドラム1に残留した現像剤は、感光ドラム1の回転方向に対して転写ローラ5の下流側に配置されるクリーニング装置7により感光ドラム1上から除去され、クリーニング装置7内に溜め込まれる。実施例1では、クリーニング装置7の一例として、板金に支持固定されたウレタンゴムを感光ドラム1の回転方向に対してカウンタ方向に当接させるクリーニングブレード構成とした。
(現像装置の構成)
図3を用いて実施例1の現像装置4の構成を説明する。図3は画像形成装置100の装置本体に現像装置4を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像ローラ41に平行な方向に垂直の面による現像装置4の断面を示す図である。
現像装置4は、トナーを収容するように構成された収容室8と、収容室8と連通口10を介して連通する現像室9と、を有する現像容器40を有する。現像室9には、収容室8から供給されたトナーを用いて感光ドラム1上に形成された静電潜像を現像するためにトナーを担持するように構成された現像剤担持体が設けられる。図3の上下方向は、概ね、現像装置4が画像形成装置100の装置本体に設けられ、画像形成装置100が水平面に設置された状態(以下、使用状態ともいう)において鉛直方向上下方向に対応する。使用状態において、現像室9は収容室8の下方に位置し、現像ローラ41は連通口10より下方に位置し、現像室9の底部は収容室8の底部より下方に位置し、連通口10は収容室8の底部に位置する。収容室8には、収容室8内のトナー残量を検知するための残量検知部15が設けられる。収容室8と現像室9との境界部には、収容室8と現像室9とを連通し、収容室8から現像室9へ供給される現像剤が通過する開口部である連通口10が設けられる。
連通口10は、現像ローラ41の長手方向に交差する方向の第1端部18及び第2端部19と、現像ローラ41の長手方向の第3端部20及び第4端部21と、により形成される略矩形の開口部である。連通口10の詳細は後述する。図3において、第1端部18と第2端部19とを結ぶ破線が連通口10を示す。収容室8は連通口10に対し上方に位置し、現像室9は連通口10に対し下方に位置する。よって、現像室9は収容室8の下方に設けられ、連通口10は収容室8の底部に設けられる。
以下、第2端部19から第1端部18に向かう方向をZ方向、現像ローラ41に平行で図3の紙面奥に向かう方向をY方向、Y方向及びZ方向に垂直かつ収容室8から現像室9に向かう方向をX方向とする。
収容室8の内部には、収容室8から連通口10を介して現像室9へ現像剤を搬送するための搬送部材13が設けられる。搬送部材13は、回転する回転軸11と回転軸11に一端が固定された可撓性を有する弾性体製のシート12とを有する。搬送部材13は、シート12により収容室内のトナーを連通口10に向けて搬送するように回転軸11の回転中心110を中心に矢印Rの方向(Y方向に見て時計回り方向)に回転可能である。搬送部材13の回転方向Rは供給ローラ42及び感光ドラム1の回転方向と同方向であり、現像ローラ41の回転方向と逆方向である。現像装置4が画像形成装置100の装置本体に設けられ、画像形成装置100が水平面に設置された状態(使用状態)において、連通口1
0は回転軸11の回転中心110よりも下方に位置する。使用状態において、連通口10よりも上方に、現像装置4の外部から収容室8の内部に向けて光を透過させ且つ収容室8の内部から現像装置4の外部に向けて前記光を透過させるように、残量検知部15が現像容器40に設けられる。言い換えると、残量検知部15は、現像装置4を含むカートリッジを装置本体に装着された向きに方向づけた場合において、連通口10より上方に設けられる。残量検知部15は、搬送部材13の回転方向Rで連通口10より下流側に、収容室8内のトナーの残量を検知するための検知光を透過可能な光透過部材を有する。搬送部材13のシート12がR方向に回転して連通口10の正面を通過すると残量検知部15に到達する。残量検知部15は、収容室8の内側から見て凹形状、言い換えると収容室8の外側に向かって突出した形状である。残量検知部15は、光透過部材により収容室8内に形成される光路を通過した検知光を測定することで収容室8内のトナーの残量を検知可能である。
実施例1では、シート12は厚み150μmのポリカ(PC)シートにより構成される。シート12の回転半径は25mmとする。ここで、回転半径は、撓んでいない状態のシート12の一端から他端部までの長さ(回転軸11の回転中心からPCシートの先端部までの距離)で定義する。シート12の回転軸11に平行な方向(Y方向)の長さは220mmとする。
収容室8の底部の内壁面において、連通口10の第1端部18(上流端)よりも搬送部材13の回転方向Rで上流側にある部分を底部上流内壁面22とし、搬送部材13の回転中心110から底部上流内壁面22までの距離をL1とする。
収容室8の底部の内壁面において、連通口10の第2端部19(下流端)よりも搬送部材13の回転方向Rで下流側にある部分を底部下流内壁面23とし、搬送部材13の回転中心110から底部下流内壁面23までの距離をL2とする。
収容室8の側部の内壁面において、底部上流内壁面22よりも搬送部材13の回転方向Rで上流側にある部分を側部上流内壁面24とし、搬送部材13の回転中心110から側部上流内壁面24までの距離をL3とする。
収容室8の側部の内壁面において、底部下流内壁面23よりも搬送部材13の回転方向Rで下流側にある部分を側部下流内壁面25とし、搬送部材13の回転中心110から側部下流内壁面25までの距離をL4とする。
残量検知部15は、使用状態において、収容室8の底部から上方に立ち上がる側部に設けられる。
搬送部材13の回転中心110から連通口10(第1端部18と第2端部19との間の部分)までの距離をL5とする。搬送部材13の回転中心110からシート12の先端部までの距離(シート12の回転半径)をLDとする。実施例1ではLDを25mmとし、L1<LD、L2<LD、L5<LDが成り立つ構成とする。また、少なくともトナー残量がフルの状態でトナーの存在する領域の上端よりも下方において、L3<LDが成り立つ構成とする。また、少なくとも残量検知部15が設けられている領域の上端よりも下方において、L4<LDの大小関係が成り立つ構成とする。言い換えると、回転軸11の回転中心(回転軸線)110を中心とし、シート12の回転半径LDを半径とする仮想円111の内側に、底部上流内壁面22、底部下流内壁面23及び連通口10がある。また、仮想円111の内側に、側部上流内壁面24のうち少なくともトナー残量がフルの状態でトナーの存在する領域の上端よりも下方の部分及び側部下流内壁面25のうち少なくとも残量検知部15が設けられている領域の上端よりも下方の部分がある。
このような寸法関係とすることで、シート12の先端部は、L3<LDが成り立つ領域において側部上流内壁面24に当接して破線120Aで示すように撓み変形する。また、シート12の先端部は、底部上流内壁面22から連通口10を経て底部下流内壁面23に当接して破線120Bで示すように撓み変形する。また、シート12の先端部は、L4<LDが成り立つ領域において側部下流内壁面25に当接して破線12C0で示すように撓み変形する。
連通口10、底部下流内壁面23及び側部上流内壁面24は、シート12の他端部(先端部)が連通口10の正面の上流端(第1端部18)から連通口10の正面(前)を通過して残量検知部15に到るまでの間、シート12の他端部に当接する当接部である。当接部は、シート12の撓んだ状態が維持されるようにシート12の他端部に当接するように構成される。これらに底部上流内壁面22、側部上流内壁面24を加えて、回転方向で連通口10より上流側の所定の位置から連通口の正面を通過して残量検知部15に到るまでの間、シート12の他端部に当接する当接部である。撓んでいない状態のシート12の一端から他端部までの長さは、回転軸11からこれら当接部までの距離より長い。すなわち当接部は、回転方向で連通口10の下流端(第2端部19)から残量検知部15までの範囲における収容室8の内壁面である底部下流内壁面23、側部下流内壁面25を含む。
図4は連通口10の構成並びに残量検知部15及びシート12との位置関係を示す図である。図4は、収容室8から現像室9へ向かう方向(+X方向)に見た連通口10を示す。第1端部18と第2端部19との間は、現像室9への現像剤供給が行えるように開口が形成されている。搬送方向と交差する方向(Y方向)に沿って間隔を開けて、第1端部18(上流端)と第2端部19(下流端)との間を接続する接続部14(差し渡し部、ブリッジ部)が複数、設けられている。接続部14は、搬送部材13の回転方向において連通口10の上流端から下流端まで延び且つ上流端と下流端とを接続し、搬送部材13が回転させられたときにシート12と当接するように構成される。実施例1では、Y方向に沿って3個の接続部14(第3端部20に近い方から14A、14B、14Cとする)が設けられている。したがって連通口10の開口は3個の接続部14によって4個の開口(第3端部20に近い方から101、102、103、104とする)に区切られる。
実施例1では、第1端部18及び第2端部19と接続部14とのなす角度(Y方向に対する角度)αを60°とする。したがって、トナーの搬送方向と交差する方向(実施例1ではY方向)において、接続部14と連通口10の上流端(第1端部18)との接続部の位置と、接続部14と連通口10の下流端(第2端部19)との接続部の位置とは、異なる。第1端部18と第2端部19との間のZ方向の距離は16mm、連通口10の第3端部20と第4端部21の間のY方向の距離(連通口10の開口のY方向の幅)は216mm、接続部14の幅は2mmとする。第3端部20と第3端部20に最も近い接続部14との間のY方向の距離、及び、第4端部21と第4端部21に最も近い接続部14との間のY方向の距離は30mmとする。第3端部20と3個の接続部14のうちY方向で中央にある接続部14とのY方向の距離は108mmとする。なお、接続部14の角度αは、45°~75°の範囲とすることが好ましい(理由は後述の変形例2を参照)。
図4には、残量検知部15を連通口10と同図面に隣接させて描いている。これは連通口10と残量検知部15のY方向の位置関係を説明するための便宜的な図示であり、実際は残量検知部15は連通口10が設けられた収容室8の底部の内壁面とは別の内壁面に設けられている。図4に示されるように、残量検知部15は、第3端部20のY方向の位置に対して、+Y方向に40mm離れた位置に設けられている。残量検知部15のY方向の大きさは25mmであり、図4に示すように、残量検知部15のY方向の全体が開口102に対応する位置にあり、Y方向で接続部14Aの近傍にある。つまり、トナーの搬送方
向と交差する方向(Y方向)において、接続部14が存在する領域と、残量検知部15が存在する領域とは重ならない。実施例1の場合には、トナーの搬送方向と交差する方向(Y方向)において、隣接する2つの接続部14の間の領域に残量検知部15が設けられる。
図4には、シート12を連通口10と同図面に隣接させて描いているが、これは連通口10とシート12のY方向の位置関係を説明するための便宜的な図示であり、実際はシート12は連通口10とは別部材である。図4に示されるように、シート12のY方向の幅は連通口10の開口のY方向の幅よりも大きく、シート12のY方向の両端部は、第3端部20及び第4端部21とY方向で重なりを有する。すなわち、当接部は、Y方向における連通口10の端部に隣接する収容室8の内壁面を含む。実施例1では、シート12のY方向の幅は220mm、シート12のY方向の両端部と第3端部20及び第4端部21とのY方向の重なり幅はそれぞれ2mmである。
図5は現像装置4の外観を示す斜視図である。残量検知部15は、収容室8の-Z方向の側壁(図5で収容室8の上部に描かれている側壁)に配置されている。現像ローラ41に平行な方向(Y方向)において、残量検知部15の長さγは現像ローラ41や現像ブレード43等の長さより十分に短い。
図6は残量検知部15の構造を示す図である。図6(a)は収容室8の外側から残量検知部15を見た場合を示し、図6(b)は収容室8の内側から残量検知部15を見た場合を示している。残量検知部15は残量検知に用いる所定の波長の光を透過する材料で構成される。収容室8の内壁面のうち残量検知部15が取り付けられる側部下流内壁面25(図7を参照)には、残量検知部15を取り付けるための開口部が設けられ、当該開口部に残量検知部15の取付部158が固定される。したがって、取付部158の外縁を含む仮想的な面は、残量検知部15が取り付けられる収容室8の側部下流内壁面25と、ほぼ面一となる。
残量検知部15は、収容室8の内部に所定の光量の光を導入する入射部151と、収容室8の外部に光を射出する射出部157と、を有する。収容室8の外部に設けられた不図示の発光部材から発せられた残量検知用の光は、入射部151に入射し、導光部152により収容室8内に導かれ、収容室8内の発光部153から収容室8内に射出され、収容室8内の受光部155に入射する。受光部155に入射した光は、導光部156により収容室8外に導かれ、射出部157から射出し、収容室8の外部に設けられた不図示の受光素子に入射する。収容室8内の発光部153と受光部155との間には光路154が形成される。受光素子に入射する光を測定することで、収容室8内のトナー残量を検知する。
残量検知部15の発光部153及び受光部155の最も収容室8内部側の先端部153A及び155Aは、取付部158の外縁を含む仮想面より収容室8内部側にある。言い換えると、発光部153及び受光部155の先端部153A及び155Aは、側部下流内壁面25を取付部158の位置に仮想的に延長した面から収容室8内部側に突出している。したがって、光路154の一部は、当該仮想面より収容室8内部側に存在する。入射部151、導光部152、発光部153、受光部155、導光部156、射出部157は、残量検知部15を構成する光透過部材である。
入射部151から入射した光の光量に対し、射出部157から射出される光の光量がほぼ等しい場合、光路154はトナーによって遮られていないことを示す。入射部151から入射した光の光量に対し、射出部157から射出される光の光量が減衰している場合、光路154にトナーが存在していることを示す。
現像装置4の使用初期はトナー残量が多いため、図3の符号Tで示すようにトナーの存在領域の上面は残量検知部15より上にある。したがって、残量検知部15の光路154は搬送部材13の回転位相によらず常にトナーで埋まっている。この状態では、射出部157から射出される光の光量の搬送部材13の回転位相による変化はほとんどない。
図7は、収容室8のトナー残量が減少し、トナーの存在領域の上面が残量検知部15の位置より低くなった状態で、収容室8内で搬送部材13によって搬送されるトナーの様子を示す図である。図7は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図7(a)及び図7(c)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による現像装置4の断面図であり、図7(b)はY方向に垂直かつ残量検知部15を通らない面による現像装置4の断面図である。図7(a)は搬送部材13のシート12の先端部が残量検知部15を通過した後、収容室8の上部に来た状態を示す。図7(b)及び図7(c)はシート12の先端部が残量検知部15が設けられた側部下流内壁面25を通過している状態を示す。
図7に示すような収容室8のトナー残量が減少した状態では、図3に示すような使用初期の状態とは異なり、搬送部材13によってトナーが残量検知部15に搬送されてきていない状態では、残量検知部15の光路154にトナーは存在しない。
搬送部材13の回転中心から変形していない状態のシート12の先端までの長さに対し、搬送部材13の回転中心から残量検知部15が設けられた収容室8の側部下流内壁面25までの距離の方が小さい。そのため、シート12の先端部が側部下流内壁面25に当接しながら通過するとき、シート12は撓んだ状態を維持する。この撓みにより、側部下流内壁面25のうち残量検知部15が設けられていない領域では、図7(b)に示すように、シート12の先端部と収容室8の側部下流内壁面25とで形成される空間にトナーを保持することができる。
一方、図7(c)に示すように、残量検知部15は収容室8の内側から見て凹形状に形成されている。言い換えると、残量検知部15は側部下流内壁面25より収容室8の外側に向かって突出している。そのため、搬送部材13の回転中心から残量検知部15までの距離は、搬送部材13の回転中心から側部下流内壁面25までの距離より大きい。
ここで、シート12は弾性材料で構成されたY方向に延びる連続体であるため、シート12のある部分の変形の態様は、当該部分にY方向で隣接する部分の変形の態様の影響を受ける。例えば、残量検知部15が設けられている領域におけるシート12の変形の態様は、当該領域のY方向両端で隣接する残量検知部15が設けられていない領域におけるシート12の変形の態様の影響を受ける。
実施例1では、残量検知部15のY方向の幅(実施例1では25mm、図5でγで示す長さ)は、連通口10のY方向の幅(実施例1では216mm)に比べ十分小さい。そのため、残量検知部15が設けられている領域におけるシート12の変形の態様は、当該領域のY方向両端で隣接する残量検知部15が設けられていない領域におけるシート12の変形の態様とほぼ同じになる。
残量検知部15が設けられている領域においてシート12の先端部は側部下流内壁面25に当接しないが、その変形の態様は残量検知部15が設けられていない領域において側部下流内壁面25に当接したシート12の変形の態様とほぼ同じになる。言い換えると、残量検知部15に対向していない部分におけるシート12の形状が定まると、それとほぼ同じ形状に、残量検知部15に対向する部分におけるシート12の形状も定まる。
よって、シート12の撓み変形は、図7(b)に示す残量検知部15が設けられていない領域と図7(c)に示す残量検知部15が設けられている領域とでほぼ変わらない。そのため、搬送部材13の回転方向下流側の面に保持されたトナーは、光路154のうち、取付部158の外縁を含む仮想面より収容室8内部側に突出している部分を通過することになる。
収容室8のトナー残量が減ってくると、搬送部材13のシート12が残量検知部15を通過するときのみ、シート12によって搬送されるトナーが光路154のうち取付部158の外縁を含む仮想面より収容室8の内部側の部分を通過する。光路154のうち仮想面より収容室8の外部側の部分には常にトナーが存在しない。したがって、収容室8のトナー残量が減ってくると、射出部157から射出される光の光量は、搬送部材13の回転位相によって変化する。そのため、使用初期のトナーがフルの状態と容易に判別が可能である。
なお、残量検知部15は接続部14の近傍の位置又は隣接する接続部14の間に配置することが好ましい。上記のように接続部14はシート12に当接して撓んだ状態を維持させる当接部として機能するため、接続部14の近傍はシート12の変形が安定する。隣接する接続部14の間は、Y方向の両端に当接部が存在するため、シート12の変形が安定する。したがって、シート12の先端部に保持されるトナー量が安定し、精度良くトナー量を検知することができる。
(実施例1の効果)
実施例1の効果を説明する。なお、実施例1には種々の変形が可能である。以下では、実施例1及びとその4種類の変形例を用いて効果を説明する。実施例1と各変形例の構成の相違点を簡潔に示すと以下の通りである。記載した構成以外は実施例1と変形例とは同一である。

実施例1:連通口に斜め接続部有り
変形例1:連通口に接続部無し
変形例2:連通口に垂直接続部有り
変形例3:残量検知部が設けられる内壁面にシートが接触しない
変形例4:収容室の底部内壁面にシートが接触しない
(実施例1)
図8は、実施例1において、搬送部材13のシート12が連通口10の正面を通過する様子を示す図である。シート12のY方向の幅は220mm、連通口10のY方向の幅は216mmであり、シート12の先端部は第3端部20の開口101寄りの部分、第4端部21の開口104寄りの部分に対し各2mmの幅で当接し、撓む。また、シート12の先端部のうち接続部14A、14B、14Cと当接する部分も同様に撓む。
したがって、実施例1の構成では、シート12の先端部は、5箇所の部分12A、12B、12C、12D、12Eにおいて連通口10に当接して撓む。連通口10の第3端部20の開口101寄りの部分、第4端部21の開口104寄りの部分、接続部14A、14B、14Cが、シート12の先端部に当接してシート12が撓んだ状態を維持させる当接部として機能する。
シート12の先端部のうち開口101の位置にある部分の変形の態様は、Y方向でその両側に隣接する当接部(第3端部20及び接続部14A)に当接する部分12A、12Bの変形の態様によって規定される。開口102、103、104の位置にある部分も同様
である。
実施例1の場合、当接部が5箇所にあり、当接部間のY方向距離がシート12のY方向長さに比べて短い。そのため、シート12の先端部のうち開口101、102、103、104のいずれの位置にある部分についても、撓み変形の態様は、当接部に当接する部分12A、12B、12C、12D、12Eの撓み変形の態様とほぼ同じになる。したがって、シート12が連通口10の正面を通過する際に、シート12の撓み形状はY方向で一様になる。実施例1では、図4に示すように、残量検知部15のY方向の位置は開口102に対応する位置にあるが、シート12の先端部のうち開口102の位置にある部分の変形の態様は当接部に当接する部分の変形の態様と同じである。
図1は、シート12が連通口10の正面を通過時に撓む様子を示す図である。図1(a)~図1(c)はいずれも、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による現像装置4の断面を示す。
図1(a)はシート12が連通口10の第1端部18を通過した直後の様子を示している。図1(b)はシート12が連通口10の正面を通過中の様子を示す。図1(c)はシート12が連通口10の第2端部19を通過した直後の様子を示す。いずれの時点でも、シート12の先端部は5箇所の当接部(第3端部20の開口101寄りの部分、第4端部21の開口104寄りの部分及び接続部14A、14B、14C)に当接して撓む。そのため、図8で説明したように、シート12は、Y方向に一様に撓んだ状態を維持する。
よって、シート12は、連通口10が設けられた箇所を含む収容室8の内壁面において連通口10の正面を通過して残量検知部15に至るまで、Y方向に一様に撓んだ状態を維持し、撓みの状態の変化が小さい。したがって、シート12の先端部のうち残量検知部15に対応する位置に保持されるトナーは安定した状態で残量検知部15まで搬送されることになる。
(変形例1)
図9は、変形例1の連通口10Xの構成及びシート12との位置関係を示す図である。変形例1が実施例1と異なる点は、連通口10Xの第3端部20と第4端部21の間に斜め接続部14が存在しない点である。その他の構成は実施例1と同様である。
図10は、変形例1において、搬送部材13のシート12が連通口10Xの正面を通過する様子を示す図である。接続部14がないため、連通口10はY方向に区切られておらず、Y方向の全域に延びる1個の開口101Xのみを有する。実施例1と同様、シート12のY方向の幅は220mm、連通口10XのY方向の幅は216mmであり、シート12の先端部は、第3端部20の開口101X寄りの部分、及び第4端部21の開口101X寄りの部分に対し、各2mmの幅で当接し、撓む。
実施例1と異なり、変形例1では接続部14がないため、シート12の先端部は、2箇所の部分12A、12Eのみで連通口10Xに当接して撓む。連通口10Xの第3端部20の開口101X寄りの部分及び第4端部21の開口101X寄りの部分が、シート12の先端部に当接してシート12が撓んだ状態を維持させる当接部として機能する。
シート12の先端部のうち開口101Xの位置にある部分の変形の態様は、Y方向でその両側に隣接する当接部(第3端部20及び第4端部21)に当接する部分12A、12Eの変形の態様によって規定される。
変形例1では、当接部がY方向の両端の2箇所しかなく、当接部間のY方向距離がシー
ト12のY方向長さと近い。そのため、当接部(第3端部20及び第4端部21)が、シート12の開口101Xの位置にある部分の撓み変形を規定する効果が弱い。したがって、シート12のうち開口101Xの位置にある部分の撓み変形の態様は、当接部に当接する部分12A、12Eの撓み変形の態様と同じにはならない。図10において、実線で示すシート12は変形例1における変形の態様を示し、破線で示すシート12は実施例1における変形の態様を比較のために重ね合わせて示したものである。変形例1の場合、シート12のうち開口101Xの位置にある部分は、Y方向の中央部がX方向に凸になるような態様で撓み変形し、部分的に現像室9内に侵入する場合がある。
図11は、変形例1のシート12が連通口10Xの正面を通過時に撓む様子を示す図である。図11は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図11(a)~図11(c)はいずれも、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による変形例1の現像装置4Xの断面を示す。
図11(a)はシート12が連通口10Xの第1端部18を通過した直後の様子を示している。図11(a)において破線で示すシート12は第1端部18を通過する直前の様子を比較のために重ね合わせて示したものである。
実施例1と変形例1を比較すると、シート12の先端部のうちY方向の位置が残量検知部15の位置に対応する部分は、第1端部18を通過した後、実施例1では開口102の正面を通過し、変形例1では開口101Xの正面を通過する。つまり、実施例1及び変形例1のいずれにおいても開口の正面を通過する。第1端部18の通過前後で、実施例1と変形例1でともに、シート12の先端部が収容室8の底部の内壁面に当接して撓む状態から、当接する相手部材がない状態に変化する。
実施例1では、連通口10の正面を通過中、シート12の先端部のうち当接する相手部材がない部分は、当接する相手部材(第3端部20及び接続部14A)がある部分に対して、Y方向で近い位置にあった。そのため、当接する相手部材がある部分と同態様で撓み変形した。そのため、シート12の先端部のうちY方向の位置が残量検知部15の位置に対応する部分の撓み形状は、第1端部18の通過前後でほとんど変化はなかった。
変形例1では、連通口10の正面を通過中、シート12の先端部のうち当接する相手部材がない部分は、当接する相手部材(第3端部20及び第4端部21)がある部分に対して、Y方向で遠い位置にある。そのため、当接する相手部材がある部分とは異なる態様で変形する。そのため、シート12の先端部のうちY方向の位置が残量検知部15の位置に対応する部分の撓み形状は、第1端部18の通過前後で破線で示す態様から実線で示す態様に変化する。
図11(b)は、シート12が図11(a)の位置からさらに回転し、第2端部19に接触した状態を示す。シート12の先端部のうちY方向の位置が残量検知部15の位置に対応する部分は、現像室9に向かって凸の形状に撓み変形するため、搬送部材13の回転方向下流側の面は第2端部19に衝突する。
図11(c)は、シート12が連通口10Xの正面を通過した直後の状態を示す。シート12の先端部はY方向の全体で収容室8の底部の内壁面に当接し、一様に撓む。図11(c)の状態におけるシート12の撓み変形の態様は、図1(c)に示す実施例1の態様と同じになる。
変形例1では、シート12の先端部のうち残量検知部15の位置に対応する位置に保持されているトナーは、図11(b)の状態から図11(c)の状態に変化する際に第2端
部19によって掻き落とされてしまう。実施例1では第2端部19の通過時にこのようなシート12の先端部に保持されているトナーの掻き落としが発生しにくい。したがって、変形例1では、実施例1と比較して、収容室8のトナー残量が等しくても残量検知部15を通過するトナー量が減少してしまう。したがって、実施例1の方が変形例1よりも精度良くトナー残量を検知できる。
(変形例2)
図12は変形例2の連通口10Yの構成並びに残量検知部15及びシート12との位置関係を示す図である。変形例2が実施例1と異なる点は、第3端部20と第4端部21の間に斜め接続部ではなく複数の垂直の接続部16を設けた点である。その他の構成は実施例1と同様である。
変形例2ではY方向に沿って3個の接続部16(第3端部20に近い方から16A、16B、16Cとする)が設けられている。したがって連通口10Yの開口は4個の開口(第3端部20に近い方から101Y、102Y、103Y、104Yとする)に区切られる。
変形例2では、実施例1と同様、シート12の先端部は、連通口10Yの正面を通過する際に5箇所の部分(第3端部20の開口101寄りの部分、第4端部21の開口104寄りの部分、接続部16A、16B、16C)に当接して撓む。これら5箇所の部分が、シート12の先端部に当接してシート12が撓んだ状態を維持させる当接部として機能する。
変形例2では、実施例1と同様、シート12の先端部のうちY方向の位置が残量検知部15の位置に対応する部分は、第1端部18を通過した後、開口102Xの正面を通過する。つまり、第1端部18の通過前後で、実施例1と同様、シート12の先端部が収容室8の底部の内壁面に当接して撓む状態から、当接する相手部材がない状態に変化する。
変形例2では、実施例1と同様、連通口10Xの正面を通過中、シート12の先端部のうち当接する相手部材がない部分は、当接する相手部材(第3端部20及び接続部16A)がある部分に対して、Y方向で近い位置にある。そのため、当接する相手部材がある部分と同態様で撓み変形し、シート12の先端部のうちY方向の位置が残量検知部15の位置に対応する部分の撓み形状は、第1端部18の通過前後でほとんど変化はない。したがって、実施例1と同様、シート12の先端部のうち残量検知部15に対応する位置の部分に保持されるトナーは安定した状態で残量検知部15まで搬送され、実施例1と同等の精度でトナー残量を検知できる。
一方で、現像剤の現像室9への供給の観点では、この変形例2の構成では、シート12が連通口10Yの正面を通過中、シート12の先端部のY方向で特定の部分が常に接続部16に対向する。そのため、接続部16がトナー供給経路上の壁のように作用することになる。
そのため、接続部16A~16Cの正面を通過する部分によるトナー供給量が、開口101Y~104Yの正面を通過する部分によるトナー供給量より少なくなる。比較的多くのトナーを安定して供給することが求められる高印字画像を連続して印字する場合等において、Y方向で接続部16A~16Cに対応する部分の画像濃度が薄くなる濃度むらが生じることがあった。
この点、実施例1では、接続部14が第1端部18及び第2端部19に対して斜め(実施例1では角度α=60度)であるため、シート12が連通口10の正面を通過中、Y方
向の特定の部分が常に接続部14に対向することはない。そのため、Y方向の全域にわたって一様に安定してトナーを供給することができ、高印字画像を連続して印字しても濃度むらは生じなかった。したがって、実施例1の方が変形例2よりもトナーをより安定して供給することができる。
以上より、接続部14の角度αは90度より小さいことが望ましい。なお、角度αが大きいと接続部の幅によっては実質的に壁と同じような状態になり、角度αが小さいとY方向で接続部の影響が広範囲になるため、角度αは45°~75°の範囲とすることが好ましい。
(変形例3)
図13は変形例3の現像装置4Zを示す図である。図13は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図13(a)及び図13(b)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通らない面による変形例3の現像装置4Zの断面を示す。
変形例3が実施例1と異なる点は、シート12が連通口10の正面を通過した後、残量検知部15が取り付けられる側部下流内壁面25Zとシート12との接触がなく、シート12に撓みが生じない点である。その他の構成は実施例1と同様である。
図13(a)は変形例3のシート12が連通口10の第2端部19を通過した直後の様子を示す図である。図13(b)は、シート12が残量検知部15に到達した後の様子を示す図である。図13(a)及び図13(b)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通らない面による現像装置4Zの断面を示す。
シート12が連通口10の正面を通過している間は、実施例1と同様、シート12は連通口10の第3端部20、第4端部21、接続部14に当接して撓み変形し、回転方向下流側の面(前面)にトナーを保持する。
実施例1では、シート12が連通口10の正面を通過した後、シート12の先端部が残量検知部15が設けられた側部下流内壁面25に当接して撓み、側部下流内壁面25とシート12の前面とで形成される空間内にトナーを保持していた(図7(b))。そしてシート12が残量検知部15に到達するまでその撓み変形の状態が維持されるため、残量検知部15まで安定してトナーを保持することができた。
一方、変形例3では、シート12が連通口10の正面を通過した後、図13(a)に示すように、シート12の先端部は残量検知部15が設けられた側部下流内壁面25Zに当接しない。言い換えると、回転軸11の回転中心110を中心としシート12の回転半径を半径とする仮想円111の外側に側部下流内壁面25Zが位置する。そのため、側部下流内壁面25Zとの間でトナーを保持する空間が形成されず、トナーは撓み変形しない状態のシート12の先端部のみによって保持されることになり、トナー保持の安定性が実施例1と比較して低い。よって、変形例3では、連通口10の正面を通過するまでにシート12の先端部に保持していたトナーが、連通口10の正面を通過した後、シート12から落下してしまう可能性がある。したがって、変形例3では、実施例1と比較して、収容室8のトナー残量が等しくても残量検知部15を通過するトナー量が減少してしまったり、シート12の回転周期ごとにトナー量がばらついたりする可能性がある。したがって、実施例1の方が変形例3よりも精度良くトナー残量を検知できる。
(変形例4)
図14は変形例4の現像装置4Wを示す図である。図14は画像形成装置100の装置
本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図14(a)及び図14(b)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による変形例4の現像装置4Wの断面を示す。
変形例4が実施例1と異なる点は、連通口10の第1端部18よりも搬送部材13の回転方向Rで上流側において、シート12の先端部が収容室8の内壁面に当接しない箇所がある点である。その他の構成は実施例1と同様である。
図14(a)は、シート12が連通口10の正面を通過する前の様子、すなわちシート12が第1端部18よりも回転方向(R方向)で上流側にある様子を示す。図14(b)は、図14(a)の位置からシート12がR方向に回転し、かつ、シート12が第1端部18よりも回転方向(R方向)で上流側にある様子を示す。
図14(b)の破線26Wは、図14(a)の状態から図14(b)の状態に至るまでの期間にシート12の先端が通過する軌跡を示す。軌跡26Wは、回転軸11の回転中心110を中心としシート12の回転半径を半径とする仮想円111の一部である。図14(b)に示すように、収容室8の底部内壁面における連通口10の第1端部18よりも回転方向Rで上流側には底部上流内壁面22がある。底部上流内壁面22よりさらに回転方向Rで上流側には、シート12の先端部が当接しない内壁面24Wがある。言い換えると、内壁面24Wは仮想円111の外側にある。図14(a)の状態から図14(b)の状態に至るまでの期間、シート12の先端部は収容室8の内壁面24Wに当接せず、軌跡26Wの上流側における撓みが開放される。そのため、シート12の先端の軌跡26Wより内壁面24Wに近い側の領域(仮想円111の外側にある領域)にあるトナーにはシート12は接触せず、シート12はこの領域にあるトナーを連通口10まで搬送できない。
一方、実施例1では図3を参照して説明したように、シート12の先端部は、側部上流内壁面24から底部上流内壁面22にかけて当接して撓み変形した状態を維持する。言い換えると、側部上流内壁面24及び底部上流内壁面22が仮想円111の内側にある。さらに、連通口10、底部下流内壁面23を経て側部下流内壁面25の残量検知部15に到るまで内壁面に当接して撓み変形した状態を維持する。したがって、残量検知部15に安定的にトナーを搬送でき、さらに、収容室8内のトナーを安定して現像室9に供給することができる。よって、実施例1の方が変形例4よりも精度良くトナー残量を検知でき、現像室9へより安定的にトナーを供給できる。
<実施例2>
図15は、実施例2の連通口10の構成並びに残量検知部15及びシート120との位置関係を示す図である。実施例2が実施例1と異なる点は、シート120のY方向の幅が、連通口10の第3端部20と第4端部21とのY方向の距離(連通口10の開口のY方向の幅)より短い点である。その他の構成は実施例1と同様である。
具体的には、実施例2のシート120のY方向の長さは214mm、連通口10の第3端部20と第4端部21とのY方向の距離は220mmとした。そのため、実施例2では、シート120の先端部のY方向の両端部は、連通口10の第3端部20及び第4端部21とは当接しない。
図16は、実施例2のシート120が連通口10の正面を通過する様子を示す図である。シート120の先端部は、第3端部20及び第4端部21には当接しないが、第3端部20と第4端部21の間にある3個の斜め接続部14に当接し、撓む。連通口10の接続部14A、14B、14Cが、シート120の先端部に当接してシート120が撓んだ状態を維持させる当接部として機能する。
シート120の先端部のうち開口102の位置にある部分の変形の態様は、2箇所の当接部(接続部14A及び接続部14B)に当接する部分12B、12Cの変形の態様によって規定されるため、実施例1と同様である。シート120の先端部のうち開口103の位置にある部分の変形についても同様である。
一方、シート120の先端部のうち開口101の位置にある部分については実施例1とは条件が異なる。すなわち、実施例1では、シート12の先端部のうち開口101の位置にある部分の変形の態様は、2箇所の当接部(第3端部20及び接続部14A)に当接する部分12A、12Bの変形の態様によって規定されていた。一方、実施例2では1箇所の当接部(接続部14A)に当接する部分12Bの変形の態様によって規定されることになる。しかしながら、シート12の先端部のうち開口101の位置にある部分のY方向の幅は、図15に示すように、シート12のY方向の全体幅に比べて十分小さい(実施例2では30mm以下)。そのため、1箇所の当接部(接続部14A)と当接する部分12Bにおける撓み変形が開口101の位置にある部分の全体で維持される。シート120の先端部のうち開口104の位置にある部分の変形についても同様である。
以上より、実施例2においても、シート120が連通口10の正面を通過する際に、シート120の撓み形状はY方向でほぼ一様になる。よって、実施例1と同様の効果が得られる。
(変形例5)
実施例2の変形例について説明する。図17は、変形例5においてシート120が連通口10Xの正面を通過する様子を示す図である。変形例5が実施例2と異なる点は、連通口10Xの第3端部20と第4端部21の間に斜め接続部14が存在しない点である。すなわち連通口10Xの構成は変形例1と同様である。その他の構成は実施例2と同様である。
図18は、変形例5においてシート120が連通口10Xの正面を通過する様子を示す図である。図18は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図18(a)~図18(c)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による変形例5の現像装置4Vの断面を示す。
図18(a)は、シート120が連通口10Xの第1端部18を通過した直後の様子を示している。図18(a)において破線で示すシート120は、第1端部18を通過する直前の様子を比較のために重ね合わせて示したものである。
シート120が第1端部18を通過し連通口10の開口101Xに差し掛かると、弾性を有するシート120の撓みが瞬間的に開放され、図18(a)の破線で示す状態から実線で示す状態に変化する。このようなシート120の急激な変形により、搬送部材13の回転方向下流側の面(前方の面)に保持されていたトナーは、図18(a)において矢印V1やV2で示す方向に押し出される。そのため、残量検知部15に意図しないトナーが付着したり、残量検知部15に搬送されるトナー量のばらつきが大きくなったりしてしまう可能性がある。
図18(b)は、シート120が図18(a)の位置からさらに回転し、第2端部19に接触した状態を示す。変形例5では連通口10Xの正面を通過中のシート120は撓み変形しないため、搬送部材13の回転方向下流側の面は第2端部19に衝突する。
図18(c)は、シート120が連通口10Xの正面を通過した直後の状態を示す。シ
ート120の先端部はY方向の全体で収容室8の底部の内壁面に当接し、一様に撓む。図18(c)の状態におけるシート120の撓み変形の態様は、図1(c)に示す実施例1の態様とほぼ同じになる。
変形例5では、シート120の先端部に保持されているトナーは、図18(b)の状態から図18(c)の状態に変化する際に第2端部19によって掻き落とされてしまう。
一方、実施例2では、変形例5のように残量検知部15に意図しないトナーの付着、押し出しや掻き落としによる残量検知部15に搬送されるトナー量のばらつきの増大が抑制されるため、変形例5よりも精度良くトナー残量を検知できる。
以上説明した各実施例及び各変形例より、連通口10の正面を通過する際のシート12の挙動は、連通口10の開口のY方向の幅とシート12のY方向の幅の大小関係や、連通口10の開口に設けられる接続部の有無により変化することがわかる。
<実施例3>
図19は、実施例3の連通口10Xの構成及びシート121との位置関係を示す図である。実施例3が実施例1と異なる点は、連通口10Xの第3端部20と第4端部21の間に斜め接続部14が存在しない点、及び、シート121のY方向の幅が実施例1より大きい点である。その他の構成は実施例1と同様である。実施例3は、実施例1の変形例1に対し、シート121のY方向の両端部と、第3端部20及び第4端部21と、が当接する部分121A及び121EのY方向の幅を大きくした構成である。
図20は、実施例3において、搬送部材13のシート121が連通口10Xの正面を通過する様子を示す図である。実施例3では、シート121のY方向の幅は230mm、連通口10XのY方向の幅は216mmである。シート121の先端部は、第3端部20の開口101X寄りの部分、及び第4端部21の開口101X寄りの部分に対し、各7mmの幅で当接し、撓む。
実施例1と異なり、実施例3では接続部14がないため、シート121の先端部は、2箇所の部分121A、121Eのみで連通口10Xに当接して撓む。連通口10Xの第3端部20の開口101X寄りの部分及び第4端部21の開口101X寄りの部分が、シート121の先端部に当接してシート121が撓んだ状態を維持させる当接部として機能する。
シート121の先端部のうち開口101Xの位置にある部分の変形の態様は、Y方向でその両側に隣接する当接部(第3端部20及び第4端部21)に当接する部分121A、121Eの変形の態様によって規定される。
変形例1では、当接部(第3端部20及び第4端部21)に当接する部分12A、12EのY方向の幅(2mm)がシート12のY方向の幅に対して小さかった。そのため、シート12のY方向の中央部(当接部から離れた部分)の変形の態様が、当接部に当接する部分12A、12Eの変形の態様から大きく異なってしまった。
一方、実施例3では、当接部(第3端部20及び第4端部21)に当接する部分121A、121EのY方向の幅(7mm)がシート12のY方向の幅に対して十分に確保されている。そのため、シート121のY方向の中央部(当接部から離れた部分)の変形の態様が、当接部に当接する部分121A、121Eの変形の態様と近くなり、シート121はY方向で一様に撓み変形する。
実施例3によれば、連通口10Xに接続部を設けなくても、シート121が実施例1と近い態様で撓むため、実施例1に近い効果が得られる。
<実施例4>
実施例4は実施例1の構成に残量検知部15のクリーニング手段を追加した構成である。
実施例1の図6で説明したような光学式のトナー残量検知を行う残量検知部15では、光学部品に汚れが付着すると光の透過が阻害され検知精度が低下する。特に、電子写真方式を採用する現像装置においては、帯電性を有するミクロンオーダーのトナーを用いているため、トナーと搬送部材13や収容室8等との接触によりトナーが帯電し、光学部品に静電的に付着し得る。したがって、クリーニング部材を設けて光学部品の表面に付着した汚れを除去することで、トナー残量の検知精度を向上させることができる。
図21は実施例4のクリーニング部材を有する現像装置の構成を示す図である。図21は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図21はY方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による現像装置4Aの断面を示す。実施例4が実施例1と異なる点は、搬送部材13Aの回転軸11にシート12に加えてクリーニング部材17が設けられている点である。その他の構成は実施例1と同じである。
クリーニング部材17は、一端が回転軸11に固定された可撓性を有する弾性体製の第2シートであり、回転軸11におけるシート12より回転方向Rで上流側(後ろ側)に設けられる。シート12が残量検知部15近傍を通過し、残量検知部15の光路154にトナーを搬送すると、残量検知部15へトナーが付着し得る。実施例4では、シート12が残量検知部15を通過した後にクリーニング部材17が残量検知部15を通過し、クリーニング部材17の先端部(他端部)により残量検知部15を構成する光透過部材(発光部153、受光部155等)を摺擦してクリーニングする。これにより、シート12によって搬送されたトナーが残量検知部15に付着した場合でも、付着したトナーを除去することができる。実施例4では、クリーニング部材17としてPPS(ポリエチレンテレフタラート)製の厚み100μmのものを用いた。
撓んでいない状態で、クリーニング部材17の一端(回転軸11の回転中心)からクリーニング部材17の他端部(先端部)までの長さは、回転軸11の回転中心から残量検知部15の光透過部材までの距離より長い構成とする。これにより、クリーニング部材17は、残量検知部15が設けられた側部下流内壁面25に当接し、撓んだ状態で残量検知部15を通過する。また、変形していない状態で、クリーニング部材17の回転中心からクリーニング部材17の先端までの長さは、クリーニング部材17の回転中心から底部下流内壁面23、連通口10、底部上流内壁面22、側部上流内壁面24までの距離より長い構成とする。これにより、クリーニング部材17は、シート12と同様、連通口10の正面を通過する前後で撓んだ状態を維持して回転することになる。
(クリーニング部材と斜め接続部の関係)
図22は、実施例4の連通口の構成並びに残量検知部、シート及びクリーニング部材との位置関係を示す図である。連通口10、残量検知部15及びシート12の構成及び配置は図4で説明した実施例1と同様である。
図22に示すように、実施例4では、残量検知部15の位置に対応して、クリーニング部材17を追加している。図22では、図4に加えてクリーニング部材17をシート12に隣接させて描いているが、これはクリーニング部材17と残量検知部15、連通口10
及びシート12との位置関係を説明するための便宜的な図示である。
クリーニング部材17の位置及びY方向の幅は、残量検知部15の位置及びY方向の幅に応じて定められる。実施例4では、クリーニング部材17のY方向の幅は残量検知部15のY方向の幅と同じ25mmとする。また、実施例4では、クリーニング部材17は接続部14とは当接しない位置及び幅に設定し、したがって残量検知部15のY方向の位置は、接続部14のY方向の存在範囲には入らない。
図23は、実施例4の搬送部材13の構成を示す斜視図である。図23に示すように、クリーニング部材17とシート12が同一の回転軸11に固定されている。
(実施例4の効果)
図24は、実施例4のクリーニング部材17が連通口10の正面を通過する途中の様子を示す図である。なお、図が煩雑になるのを避けるため、図24ではシート12は図示を省略した。図24に示すように、クリーニング部材17は接続部14と当接しないため、第1端部18を通過した直後、クリーニング部材17の撓み変形が開放され、現像室9内に突出することになる。
図25は実施例4におけるクリーニング部材17が連通口10の正面を通過する際の変形の様子を示す図である。図25は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図25(a)~図25(c)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15を通る面による現像装置4Aの断面を示す。図25ではシート12は図示を省略している。
図25(a)は、クリーニング部材17が第1端部18を通過する直前の様子を示す図である。クリーニング部材17は、第1端部18を通過する直前まで、底部上流内壁面22に当接して撓んでいる。図25(b)は、クリーニング部材17が第1端部18を通過した直後の様子を示す図である。クリーニング部材17は、第1端部18を通過した直後、当接する相手部材がなくなり、撓みが開放される。クリーニング部材17の撓みが開放される際に、クリーニング部材17の表面に付着しているトナーが弾き飛ばされる。図25(c)は、図25(b)の状態からクリーニング部材17がさらに回転し、第2端部19に接触した様子を示す図である。第2端部19に接触したクリーニング部材17の先端部は、撓みながら底部下流内壁面23に移動する。このとき、クリーニング部材17の先端部に付着したトナーが掻き取られる。以上のように、実施例4では、クリーニング部材17が連通口10の正面を通過する際にクリーニング部材17の表面に付着しているトナーが除去されるため、クリーニング部材17による残量検知部15のクリーニングをより効果的に行うことができる。
このように、クリーニング部材17を設ける場合、クリーニング部材17の表面のリフレッシュ効果の観点で、クリーニング部材17が設けられるY方向の位置は接続部14が存在しない位置であることが好ましい。言い換えると、当接部としての接続部14は、クリーニング部材17の先端部が連通口10の正面を通過する間、クリーニング部材17の先端部に当接しないことが好ましい。また、残量検知部15を通過する位置におけるシート12の撓み変形を安定させるためには、残量検知部15を通過する位置は、シート12が撓んだ状態を維持させる当接部(接続部14)の近傍又は2つの当接部の間の位置であることが好ましい。両者を考慮すると、残量検知部15を2つの当接部(接続部14)の間の位置に設けることがクリーニング部材17のクリーニング性能とシート12のトナー搬送の安定性の点で好ましい。
(変形例6)
実施例4の変形例について説明する。図26は、変形例6の連通口10の構成並びに残量検知部15U、シート12及びクリーニング部材17Uとの位置関係を示す図である。変形例6と実施例4の相違点は、残量検知部15U及びクリーニング部材17UのY方向の存在範囲内に接続部14Aが入る点である。それ以外の構成は実施例4と同じである。
図27は、変形例6の連通口10の正面を通過するクリーニング部材17Uの様子を示す図である。図27に示すように、クリーニング部材17UのY方向の存在範囲内に接続部14Aがあるため、連通口10の正面を通過する際にクリーニング部材17Uの先端部は接続部14Aに当接して撓む。
図28は変形例6におけるクリーニング部材17Uが連通口10の正面を通過する際の変形の様子を示す図である。図28は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図28(a)~図28(c)は、Y方向に垂直かつ残量検知部15Uを通る面による現像装置4Uの断面を示す。図28ではシート12は図示を省略している。
変形例6では、連通口10の正面を通過する際にクリーニング部材17Uが接続部14Aに当接し、撓んだ状態を維持しつつ回転する。そのため、実施例4で説明したような、第1端部18や第2端部19を通過する際にクリーニング部材17Uの表面に付着したトナーが除去される効果が得られない。残量検知部15Uを十分にクリーニングすることができない可能性がある。したがって、変形例6に比べて実施例4の方がより確実にクリーニング部材17による残量検知部15のクリーニングを行うことができる。
<実施例5>
以上の各実施例は、収容室8内のトナー残量を検知する検知手段として、収容室8の内壁面(側部下流内壁面25)に設けられた光透過部材を有し、光透過部材により収容室8内に形成される光路154を通過した光を測定する構成を例に説明した。しかしながら、本発明の検知手段の構成はこのような光学式のものに限られない。実施例5では、収容室8内に設けた一対の電極間の静電容量変化を測定することで収容室8内のトナー残量を検知する検知手段を有する現像装置に本発明を適用した例を説明する。
図29は実施例5に係る現像装置4Bを示す図である。図29は画像形成装置100の装置本体に現像装置を含む現像カートリッジが装着された状態における、現像装置の断面を示す。図29はY方向に垂直かつ残量検知部15Bを通る平面による現像装置4Bの断面を示す。実施例5では、現像装置4が画像形成装置100の装置本体に設けられ、画像形成装置100が水平面に設置された状態(使用状態)において、連通口10よりも上方に、収容室8の外部から電圧を印加可能に構成された一対の電極部材161、162を有する。一対の電極部材161、162は互いに対向する平板電極であり、その一部が収容室8内に露出して収容室8内でコンデンサを形成する。収容室8内のトナー残量が十分に多い状態では、電極部材161、162はトナーに埋まった状態となる。トナー残量が減ってくると、搬送部材13のシート12の先端部によって残量検知部15Bにトナーが搬送されてきたときに、電極部材間にトナーが存在する状態となり、それ以外のときは電極部材間にトナーが存在しない状態となる。したがって、実施例1~4の光学式の残量検知部15と同様に、トナー残量に応じて電極部材間の静電容量が変化する。また、搬送部材13の回転位相に応じて電極部材間の静電容量が変化する。この静電容量の変化に基づき、トナー残量を検知することができる。例えば、一対の電極部材間の静電容量は電極部材間に存在するトナー量が多いほど大きくなるので、一対の電極部材161、162の一方の電極部材に電圧を印加し、他方の電極部材から出力される電流を測定することで、静電容量の変化を測定することができる。
実施例1~4と同様、実施例5において、シート12の先端部(他端部)が連通口10の上流端から連通口10の正面を通過して残量検知部15Bに到るまでの間、シート12の撓んだ状態が維持されるようにシート12の他端部に当接する当接部を有する。したがって、残量検知部15Bに安定してトナーを搬送することが可能となり、残量検知部15Bによるトナー残量検知を精度良く行うことができる。
なお、実施例1~4及びその各変形例で説明した、連通口10、シート12、クリーニング部材17等の種々の構成は、可能な限り静電容量方式の残量検知部15Bを有する実施例5にも組み合わせることができる。
本実施形態の開示は、以下の構成及び方法を含む。
(構成1)
画像形成装置の装置本体に設けられた現像装置であって、
現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記現像装置の外部から前記収容室の内部に向けて光を透過させ且つ前記収容室の内部から前記現像装置の外部に向けて前記光を透過させるように前記現像容器に設けられた光透過部材と、
を備え、
前記搬送部材の回転方向において前記シートの他端部が前記連通口の上流端から前記連通口の正面を通過して前記光透過部材に到るまでの間、前記シートの撓んだ状態が維持されるように前記シートの他端部に当接するように構成された当接部を有することを特徴とする現像装置。
(構成2)
前記回転軸の回転中心を中心とし、前記シートが撓んでいない状態で前記回転中心から前記シートの他端までの長さを半径とする仮想円の内側に、前記連通口が位置する構成1に記載の現像装置。
(構成3)
前記仮想円の内側に、前記連通口の下流端から前記光透過部材に到るまでの前記収容室の内壁面が位置する構成2に記載の現像装置。
(構成4)
前記当接部は、前記回転方向で前記連通口より上流側の所定の位置から前記連通口の正面を通過して前記光透過部材に到るまでの間、前記シートの他端部に当接する構成1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成5)
撓んでいない状態の前記シートの前記一端から他端までの長さは、前記回転軸から前記当接部までの距離より長い構成1~4のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成6)
前記当接部は、前記回転方向で前記連通口の下流端から前記光透過部材までの範囲における前記収容室の内壁面を含む構成1~5のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成7)
前記当接部は、前記連通口の上流端と下流端とを接続する接続部を含む構成1~6のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成8)
前記回転方向と交差する方向において、前記接続部と前記連通口の上流端との接続部の
位置と、前記接続部と前記連通口の下流端との接続部の位置とは、異なる構成7に記載の現像装置。
(構成9)
前記回転方向と交差する方向において、前記接続部が存在する領域と、前記光透過部材が存在する領域とは重ならない構成7又は8に記載の現像装置。
(構成10)
前記当接部は、前記回転方向と交差する方向に沿って間隔を空けて配置される複数の前記接続部を含み、
前記回転方向と交差する方向において、隣接する前記接続部の間の領域に前記光透過部材が設けられる構成7~9のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成11)
前記回転方向と交差する方向において、前記シートの幅は前記連通口の幅より大きく、
前記当接部は、前記交差する方向における前記連通口の端部に隣接する前記収容室の内壁面を含む構成1~10のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成12)
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、
前記現像室は前記収容室の下方に位置し、
前記連通口は前記収容室の底部に位置し、
前記当接部は、前記収容室の前記底部における内壁面を含む構成1~11のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成13)
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、
前記光透過部材は、前記収容室の前記底部から上方に立ち上がる側部に位置し、
前記当接部は、前記収容室の前記側部における内壁面を含む構成12に記載の現像装置。
(構成14)
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記現像剤担持体は前記連通口より下方に位置する構成1~13のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成15)
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口は前記回転軸の前記回転中心よりも下方に位置する構成1~13のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成16)
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、
前記連通口は前記回転軸の前記回転中心よりも下方に位置し、
前記現像剤担持体は前記連通口より下方に位置する構成1~13のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成17)
前記回転軸における前記シートより前記回転方向で上流側に一端が固定された可撓性を有する第2シートを有し、前記第2シートの他端部により前記光透過部材を摺擦してクリーニングするクリーニング手段をさらに有する構成1~16のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成18)
撓んでいない状態の前記第2シートの前記一端から他端までの長さは、前記回転軸から前記光透過部材までの距離より長い構成17に記載の現像装置。
(構成19)
前記当接部は、前記第2シートの他端部が前記連通口の正面を通過する間、前記第2シートの他端部に当接しない構成17又は18に記載の現像装置。
(構成20)
前記現像装置は、前記装置本体に対し着脱可能である構成1~19のいずれか1項に記載の現像装置。
(構成21)
画像形成装置の装置本体に設けられた現像装置であって、
現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記収容室の外部から電圧を印加可能に構成された一対の電極部材と、
を備え、
前記搬送部材の回転方向において前記シートの他端部が前記連通口の上流端から前記連通口の正面を通過して前記電極部材に到るまでの間、前記シートの撓んだ状態が維持されるように前記シートの他端部に当接するように構成された当接部を有することを特徴とする現像装置。
(構成22)
画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
前記カートリッジを前記装置本体に装着された向きに方向づけた場合において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記カートリッジの外部から前記収容室の内部に向けて光を透過させ且つ前記収容室の内部から前記カートリッジの外部に向けて前記光を透過させるように前記現像容器に設けられた光透過部材と、
を備え、
前記搬送部材の回転方向において前記連通口の上流端から下流端まで延び且つ前記上流端と前記下流端を接続する接続部であって、前記搬送部材が回転させられたときに前記シートと当接するように構成された接続部を有することを特徴とするカートリッジ。
4:現像装置、41:現像ローラ、8:収容室、9:現像室、10:連通口、11:回転軸、12:シート、13:搬送部材、14:接続部、15:残量検知部、20:第3端部、21:第4端部、22:底部上流内壁面、23:底部下流内壁面、24:側部上流内壁面、25:側部下流内壁面、40:現像容器

Claims (22)

  1. 画像形成装置の装置本体に設けられた現像装置であって、
    現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
    前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
    前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
    前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記現像装置の外部から前記収容室の内部に向けて光を透過させ且つ前記収容室の内部から前記現像装置の外部に向けて前記光を透過させるように前記現像容器に設けられた光透過部材と、
    を備え、
    前記搬送部材の回転方向において前記シートの他端部が前記連通口の上流端から前記連通口の正面を通過して前記光透過部材に到るまでの間、前記シートの撓んだ状態が維持されるように前記シートの他端部に当接するように構成された当接部を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記回転軸の回転中心を中心とし、前記シートが撓んでいない状態で前記回転中心から前記シートの他端までの長さを半径とする仮想円の内側に、前記連通口が位置する請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記仮想円の内側に、前記連通口の下流端から前記光透過部材に到るまでの前記収容室の内壁面が位置する請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記当接部は、前記回転方向で前記連通口より上流側の所定の位置から前記連通口の正面を通過して前記光透過部材に到るまでの間、前記シートの他端部に当接する請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 撓んでいない状態の前記シートの前記一端から他端までの長さは、前記回転軸から前記当接部までの距離より長い請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記当接部は、前記回転方向で前記連通口の下流端から前記光透過部材までの範囲における前記収容室の内壁面を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記当接部は、前記連通口の上流端と下流端とを接続する接続部を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記回転方向と交差する方向において、前記接続部と前記連通口の上流端との接続部の位置と、前記接続部と前記連通口の下流端との接続部の位置とは、異なる請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記回転方向と交差する方向において、前記接続部が存在する領域と、前記光透過部材が存在する領域とは重ならない請求項7に記載の現像装置。
  10. 前記当接部は、前記回転方向と交差する方向に沿って間隔を空けて配置される複数の前記接続部を含み、
    前記回転方向と交差する方向において、隣接する前記接続部の間の領域に前記光透過部材が設けられる請求項7に記載の現像装置。
  11. 前記回転方向と交差する方向において、前記シートの幅は前記連通口の幅より大きく、
    前記当接部は、前記交差する方向における前記連通口の端部に隣接する前記収容室の内壁面を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  12. 前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、
    前記現像室は前記収容室の下方に位置し、
    前記連通口は前記収容室の底部に位置し、
    前記当接部は、前記収容室の前記底部における内壁面を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  13. 前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、
    前記光透過部材は、前記収容室の前記底部から上方に立ち上がる側部に位置し、
    前記当接部は、前記収容室の前記側部における内壁面を含む請求項12に記載の現像装置。
  14. 前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記現像剤担持体は前記連通口より下方に位置する請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  15. 前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口は前記回転軸の前記回転中心よりも下方に位置する請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  16. 前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、
    前記連通口は前記回転軸の前記回転中心よりも下方に位置し、
    前記現像剤担持体は前記連通口より下方に位置する請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  17. 前記回転軸における前記シートより前記回転方向で上流側に一端が固定された可撓性を有する第2シートを有し、前記第2シートの他端部により前記光透過部材を摺擦してクリーニングするクリーニング手段をさらに有する請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  18. 撓んでいない状態の前記第2シートの前記一端から他端までの長さは、前記回転軸から前記光透過部材までの距離より長い請求項17に記載の現像装置。
  19. 前記当接部は、前記第2シートの他端部が前記連通口の正面を通過する間、前記第2シートの他端部に当接しない請求項17に記載の現像装置。
  20. 前記現像装置は、前記装置本体に対し着脱可能である請求項1~3のいずれか1項に記載の現像装置。
  21. 画像形成装置の装置本体に設けられた現像装置であって、
    現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
    前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
    前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
    前記現像装置が前記装置本体に設けられた状態において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記収容室の外部から電圧を印加可能に構成された一対の電極部材と、
    を備え、
    前記搬送部材の回転方向において前記シートの他端部が前記連通口の上流端から前記連通口の正面を通過して前記電極部材に到るまでの間、前記シートの撓んだ状態が維持されるように前記シートの他端部に当接するように構成された当接部を有することを特徴とする現像装置。
  22. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
    現像剤を収容するように構成された収容室と、連通口を介して前記収容室と連通する現像室と、を有する現像容器と、
    前記現像室に設けられ、現像剤を担持するように構成された現像剤担持体と、
    前記収容室に設けられ、回転軸と、前記回転軸に一端が固定された可撓性を有するシートと、を有する搬送部材であって、前記シートにより前記収容室内の現像剤を前記連通口に向けて搬送するように回転中心を中心に回転可能な搬送部材と、
    前記カートリッジを前記装置本体に装着された向きに方向づけた場合において、前記連通口よりも上方に設けられ、前記カートリッジの外部から前記収容室の内部に向けて光を透過させ且つ前記収容室の内部から前記カートリッジの外部に向けて前記光を透過させるように前記現像容器に設けられた光透過部材と、
    を備え、
    前記搬送部材の回転方向において前記連通口の上流端から下流端まで延び且つ前記上流端と前記下流端を接続する接続部であって、前記搬送部材が回転させられたときに前記シートと当接するように構成された接続部を有することを特徴とするカートリッジ。
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