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JP2023522826A - 通信ネットワーク構成、及びクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限する方法 - Google Patents

通信ネットワーク構成、及びクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限する方法 Download PDF

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JP2023522826A JP2022554880A JP2022554880A JP2023522826A JP 2023522826 A JP2023522826 A JP 2023522826A JP 2022554880 A JP2022554880 A JP 2022554880A JP 2022554880 A JP2022554880 A JP 2022554880A JP 2023522826 A JP2023522826 A JP 2023522826A
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Abstract

【要約】1つの実施形態により、通信ネットワーク構成を述べる。通信ネットワーク構成は、クォータ監視及び管理コンポーネントと、1つ以上の実施コンポーネントとを備えている。各実施コンポーネントは、通信サービスの要求に応答して、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについての問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネントへ送信するように構成されている。またコントローラを備え、コントローラは、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定するように構成され、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定した場合に、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制するように構成されている。

Description

本開示は、通信ネットワーク構成、及びクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限する方法に関する。
5Gモバイル無線通信ネットワークのような通信ネットワークでは、例えば単一のUEに対してネットワークスライスにより提供されるセッションで使用する最大データレートなど、アップリンクとダウンリンクのデータレートに関する制限又はクォータを導入し、実施することが望ましい場合がある。同様に、例えば特定のネットワークスライスに対して登録されたモバイル端末の数に関する、又は、例えば特定のネットワークスライスによって確立されたセッションの数に関する制限又はクォータを導入し、実施することが望ましい場合がある。これは、例えば、サービスプロバイダとネットワークオペレータ(ネットワーク事業者)との間で合意されたサービスレベル契約(SLA)に従って使用される場合がある。このような制限又はクォータは、ネットワークの過負荷やスライスの過負荷を防ぎ、通信ネットワークの一定のパフォーマンスを確保するために使用される場合があることに注意するものとする。ただし、常にそうであるとは限らないが、このような制限又はクォータは、ネットワークの過負荷やスライスの過負荷を防ぐか否かに関係なく、サービスプロバイダとネットワークプロバイダとの間のSLA契約に基づいている場合がある。このようなクォータの効率的な実施と強制とを可能にする対応するアプローチ、例えば制御シグナリング負荷がほとんどないアプローチが望ましい。
1つの実施形態により、通信ネットワーク構成を提供する。通信ネットワーク構成は、クォータ監視及び管理コンポーネントと、1つ以上の実施コンポーネントとを備えている。各実施コンポーネントは、通信サービスの要求に応答して、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネントへ送信するように構成されている。またコントローラを備え、コントローラは、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定するように構成され、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定した場合に、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制するように構成されている。
追加的な実施形態によれば、上記の通信ネットワーク構成に従って、クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを削減するための方法が提供される。
以下に、さまざまな例について説明する。
例1は、上記のような通信ネットワーク構成である。
例2では、要求は、モバイル端末によって送信されるか、又は要求は、通信ネットワーク構成におけるネットワーク機能、特にアクセス及びモビリティ管理機能、又はセッション管理機能、又はポリシー制御機能、又はアプリケーション機能によってトリガーされる、例1記載の通信ネットワーク構成である。
例3では、通信サービスは、モバイル端末、特にモバイル端末の登録又はモバイル端末の通信セッションの確立のための、又はネットワーク機能、特にアプリケーション機能のための通信サービスである、例1又は2記載の通信ネットワーク構成である。
例4では、コントローラはクォータ監視及び管理コンポーネントの一部であり、
1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせを抑制することは、
通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを示す通知を、1つ以上の実施コンポーネントへ送信することを含む、例1ないし3のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例5では、通信ネットワーク構成は、複数のネットワークスライスを含む通信ネットワークの一部であり、クォータは特定のネットワークスライスのクォータであり、
通知は、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを示し、問い合わせは、ネットワークスライスを介して通信サービスを提供することに関連する、例4記載の通信ネットワーク構成である。
例6では、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについてのクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を再開するよう通知されるまで、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを、通知は示す、例4又は5記載の通信ネットワーク構成である。
例7では、待機期間が満了するまで、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを、通知は示し、通知は、任意で待機期間の長さを示す、例4ないし6のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例8では、コントローラは転送コンポーネントの一部であり、転送コンポーネントは、1つ以上の実施コンポーネントからの問い合わせを受信し、受信した問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネントへ転送するように構成され、
1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制することは、受信した問い合わせを、クォータ監視及び管理コンポーネントへ転送するのを停止することを含む、例1ないし3のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例9では、転送コンポーネントは、プロキシ又はロードバランサである、例8記載の通信ネットワーク構成である。
例10では、コントローラは、1つ以上の実施コンポーネントの一部である、例1ないし3のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例11では、クォータは、全てのモバイル端末について、ネットワークスライスの中で提供された通信セッションにわたって合計データレートを制限し、
クォータは、ネットワークスライスの中で提供された全ての通信セッションの合計データレートを制限し、又は、
クォータは、ネットワークスライスに登録されたモバイル端末の数、及び/又はネットワークスライスの中で提供された通信セッションの数を制限する、例1ないし10のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例12では、1つ以上の実施コンポーネントは、アクセス及びモビリティ管理機能又はセッション管理機能であり、クォータ監視及び管理コンポーネントは、ネットワークスライスアドミッション制御機能又はポリシー制御機能である、例1ないし11のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例13では、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制することは、
1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を防止することを含み、問い合わせは、モバイル端末の予め決められたグループに属するモバイル端末に関連するか、又は、予め決められたエリアに位置するモバイル端末に関連する、例1ないし12のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成である。
例14では、1つ以上の実施コンポーネントは、通信ネットワークの一部であり、モバイル端末の予め決められたグループは、通信ネットワークが訪問通信ネットワークであるモバイル端末であり、
クォータ監視及び管理コンポーネントは、モバイル端末のグループの訪問通信ネットワークの一部であり、及び/又はモバイル端末のグループのホーム通信ネットワークである追加的な通信ネットワークの一部である、例13記載の通信ネットワーク構成である。
例15では、クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを削減する方法であって、
1つ以上の実施コンポーネントと、クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限するか否かを決定するステップであり、通信サービスの要求に応答して、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネントへ送信するように、各実施コンポーネントは構成されている、決定するステップと、
1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することが決定されている場合に、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制するステップとを備えている。
例16では、要求は、モバイル端末によって送信されるか、又は要求は、通信ネットワーク構成におけるネットワーク機能、特にアクセス及びモビリティ管理機能、又はセッション管理機能、又はポリシー制御機能、又はアプリケーション機能によってトリガーされる、例15記載の方法である。
例17では、通信サービスは、モバイル端末、特にモバイル端末の登録又はモバイル端末の通信セッションの確立のための、又はネットワーク機能、特にアプリケーション機能のための通信サービスである、例15又は16記載の方法である。
例18では、コントローラはクォータ監視及び管理コンポーネントの一部であり、
1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせを抑制することは、
通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを示す通知を、1つ以上の実施コンポーネントへ送信することを含む、例15ないし17のいずれか1項に記載の方法である。
例19では、通信ネットワーク構成は、複数のネットワークスライスを含む通信ネットワークの一部であり、クォータは特定のネットワークスライスのクォータであり、
通知は、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを示し、問い合わせは、ネットワークスライスを介して通信サービスを提供することに関連する、例18記載の方法である。
例20では、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについてのクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を再開するよう通知されるまで、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを、通知は示す、例18又は19記載の方法である。
例21では、待機期間が満了するまで、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、1つ以上の実施コンポーネントがクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを、通知は示し、通知は、任意で待機期間の長さを示す、例18ないし20のいずれか1項に記載の方法である。
例22では、コントローラは転送コンポーネントの一部であり、転送コンポーネントは、1つ以上の実施コンポーネントからの問い合わせを受信し、受信した問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネントへ転送するように構成され、
1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制することは、受信した問い合わせを、クォータ監視及び管理コンポーネントへ転送するのを停止することを含む、例15ないし17のいずれか1項に記載の方法である。
例23では、転送コンポーネントは、プロキシ又はロードバランサである、例9記載の方法である。
例24では、コントローラは、1つ以上の実施コンポーネントの一部である、例15ないし17のいずれか1項に記載の方法である。
例25では、クォータは、全てのモバイル端末について、ネットワークスライスの中で提供された通信セッションにわたって合計データレートを制限し、
クォータは、ネットワークスライスの中で提供された全ての通信セッションの合計データレートを制限し、又は、
クォータは、ネットワークスライスに登録されたモバイル端末の数、及び/又はネットワークスライスの中で提供された通信セッションの数を制限する、例15ないし24のいずれか1項に記載の方法である。
例26では、1つ以上の実施コンポーネントは、アクセス及びモビリティ管理機能又はセッション管理機能であり、クォータ監視及び管理コンポーネントは、ネットワークスライスアドミッション制御機能又はポリシー制御機能である、例15ないし25のいずれか1項に記載の方法である。
例27では、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制することは、
1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を防止することを含み、問い合わせは、モバイル端末の予め決められたグループに属するモバイル端末に関連するか、又は、予め決められたエリアに位置するモバイル端末に関連する、例15ないし26のいずれか1項に記載の方法である。
例28では、1つ以上の実施コンポーネントは、通信ネットワークの一部であり、モバイル端末の予め決められたグループは、通信ネットワークが訪問通信ネットワークであるモバイル端末であり、
クォータ監視及び管理コンポーネントは、モバイル端末のグループの訪問通信ネットワークの一部であり、及び/又はモバイル端末のグループのホーム通信ネットワークである追加的な通信ネットワークの一部である、例27記載の方法である。
上記の例の1つ以上の特徴は、他の例のいずれかと組み合わせることができることに留意するものとする。
追加的な実施形態によれば、コンピュータで実行すると、上記の例のいずれかでの方法をコンピュータに実行させる命令を備えている、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読媒体が提供される。
図面では、同様な参照文字は、概括的に、異なる図面を通して、同じ部分を指し示す。図面は必ずしも縮尺通りではなく、一般的に発明の原理を例示することに重点が置かれる。下記の説明では、以下の図面を参考にして、さまざまな態様について説明する。
例えば3GPP(登録商標)(Third Generation Partnership Project)で規定された5G(第5世代)に従って構成された、無線通信システムを示す。 AMF(アクセス及びモビリティ管理機能)とNSACF(ネットワークスライスアドミッション制御機能)との間の通信を示す。 第1実施形態に係り、NSACFとの間のシグナリングを制限するアプローチを示すフロー図である。 第2実施形態に係り、NSACFとの間のシグナリングを制限するアプローチを示すフロー図である。 第3実施形態に係り、NSACFとの間のシグナリングを制限するアプローチを示すフロー図である。 NWDAFに相談することによって、シグナリングを抑制するか否かをどのようにNSACFが決定することができ、そうであれば、任意に、待機期間をどのようにNSACFが決定することができるかの、方法の例を示す。 ロードバランサを介した1つ以上のAMFとNSACFとの間のシグナリングの制限の制御を示す。 一実施形態による通信ネットワーク構成を示す。 クォータ実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネント間で交換されるシグナリングを制限する方法を示すフロー図である。
発明が実施可能である本開示の具体的な詳細及び態様を例示する添付の図面を、以下の詳細な説明で参照する。他の態様が利用されてよく、構造的、論理的、電気的な変更を発明の範囲から逸脱することなく行ってよい。本開示のいくつかの態様は、本開示の1つ以上の他の態様と組み合わせて新しい態様を形成してよいので、本開示のさまざまな態様は必ずしも相互に排他的ではない。
以下では、さまざまな例についてさらに詳しく説明する。
図1は、例えば3GPP(Third Generation Partnership Project)で規定された5G(第5世代)に従って構成された、無線通信システム100を示す。
無線通信システム100は、UE(ユーザ機器)、ナノ機器(NE)などのモバイル無線端末装置102を含む。モバイル無線端末装置102は加入者端末とも呼ばれ、端末側を形成するが、以下で説明する無線通信システム100の他のコンポーネントは、モバイル無線通信ネットワーク側の一部、即ちモバイル無線通信ネットワーク(例:公衆陸上移動網PLMN)の一部である。
さらに、無線通信システム100は、無線アクセスネットワーク103を含み、これは、複数の無線アクセスネットワークノード、即ち、5G(第5世代)無線アクセス技術(5G新無線)に従って無線アクセスを提供するように構成された基地局を含んでよい。なお、無線通信システム100はLTE(Long Term Evolution)や他のモバイル無線通信規格に準拠した構成であってよいが、ここでは例として5Gを使用することに留意するものとする。各無線アクセスネットワークノード103は、エアインターフェースを介してモバイル無線端末装置102との無線通信を提供してよい。無線アクセスネットワーク103には、任意の数の無線アクセスネットワークノードを含めてよいことに留意するものとする。
無線通信システム100はさらに、コアネットワーク(5GC)118を含む。コアネットワーク(5GC)118は、RAN103に接続されたアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)101と、統合データ管理(UDM)104と、ネットワークスライス選択機能(NSSF)105とを含む。ここと次の例とでは、UDMはさらに、実際のUEのサブスクリプションデータベースで構成されてよい。これは、例えばUDR(Unified Data Repository)として知られている。さらにコアネットワーク118は、AUSF(Authentication Server Function)114とPCF(ポリシー制御機能)115とを含む。
コアネットワーク118は複数のネットワークスライス106,107を有してよい。各ネットワークスライス106,107に対して、オペレータ(モバイルネットワークオペレータとしてMNOとも呼ばれる)は複数のネットワークスライスインスタンス(NSI)108,109を作成してよい。例えば、コアネットワーク118は、Enhanced Mobile Broadband(eMBB)を提供するために、3つのコアネットワークスライスインスタンス(CNI)108を含む第1コアネットワークスライス106と、Vehicle-to-Everything(V2X)を提供するために、3つのコアネットワークスライスインスタンス(CNI)109を含む第2コアネットワークスライス107とを含む。
通常、ネットワークスライスが展開されると、ネットワーク機能(NF)がインスタンス化されるか、(既にインスタンス化されている場合は)参照されてネットワークスライスインスタンス(NSI)が形成される。ネットワークスライスインスタンスに属するネットワーク機能は、ネットワークスライスインスタンスIDを使用して設定される。
具体的には、図の例では、第1コアネットワークスライス106の各インスタンス108は、第1セッション管理機能(SMF)110と第1ユーザプレーン機能(UPF)111とを含む。第2コアネットワークスライス107の各インスタンス109は、第2セッション管理機能(SMF)112と第2ユーザプレーン機能(UPF)113とを含む。SMF110,112は、PDU(プロトコルデータユニット)セッションを処理するためのもの、つまり、PDUセッションの作成、更新及び削除、及びユーザプレーン機能(UPF)によるセッションコンテキストの管理を行うためのものである。
S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance information)はネットワークスライスを識別し、次のもので構成されている。
・スライス/サービスタイプ(SST)。機能とサービスとの観点から、予想されるネットワークスライスの挙動を参照する。
・スライス識別因子(SD)。同じスライス/サービスタイプの複数のネットワークスライス間を差別化するために、スライス/サービスタイプを補完する任意の情報である。
NSSAIは、1つ以上のS-NSSAIを含んでよい。
許可されたNSSAIとは、例えば登録手続きなどの際に、サービス提供PLMN(公衆陸上移動網)から提供されるNSSAIであり、現在の登録エリアのサービス提供PLMNのUEに対してネットワークで許可されているS-NSSAI値を示す。
設定済みNSSAIとは、UEでプロビジョニングされたNSSAIである。1つ以上のPLMNに適用可能であってよい。
要求されたNSSAIとは、要求されたネットワークスライスへのPDUセッションを確立するために、登録時にUEがネットワークに提供するNSSAIである。
コアネットワーク118はさらに、ネットワークデータアナリティクス機能(NWDAF)117を含んでよい。NWDAF117は、ネットワーク機能からの要求に応答してネットワーク分析情報(アナリティクス情報)を提供する役割を担う。例えば、ネットワーク機能は、特定のネットワークスライスのネットワークスライス負荷レベルに関する特定のネットワークデータアナリティクス情報を要求してよい。これに代えて、ネットワークスライスのネットワークスライス負荷レベルが変更されたり、特定の閾値に達したりした場合に、NWDAF117によって通知されることを確実にするために、ネットワーク機能は、サブスクリプションサービスを使用してよい。AMF101,SMF110,112,PCF115など、モバイル無線通信ネットワーク側のさまざまなネットワーク機能へのインターフェースを、NWDAF117は有してよい。簡略化のため、NWDAF117とAMF101との間のインターフェースのみが描かれている。
無線通信システム100は、OAM(運用、管理及び保守)機能(又はエンティティ)116をさらに含んでよい。OAM116は、例えば、RAN103とコアネットワーク118とに接続された(簡略化のために接続部は図示しない)1つ以上のOAMサーバによって実施されている。
各種の実施形態によれば、無線通信システム100のような5G無線通信システムでは、ネットワークスライス関連(ネットワーク)クォータが定義される。これは、例えば、ネットワークスライス106,107によって提供されるデータレート、即ち、ネットワーク内でサービスされている単一のUEの全てのPDUセッションの合計データレートが、制限されることを意味する。
又は、それに加えて、ネットワークスライス(ネットワークスライス内の全てのモバイル端末についてまとめて)で提供される通信セッション全体の合計データレート(アップリンク及び/又はダウンリンク)を制限するクォータ(又は制限)が存在してよい。即ち、ネットワークスライス106,107ごとのデータレートクォータが存在してよい。
無線通信システム100のような5G無線通信システムで定義される可能性がある他のネットワークスライス関連クォータは、ネットワークスライス106,107によって提供されるUEの最大数、及び/又はPDUセッションの最大数の制限を提供する。
コアネットワーク118は、ネットワークスライスアドミッション制御機能119(NSACF)を含んでよい。これは、例えば、ネットワークスライス106,107のネットワークスライスごとの登録されたUEの数を監視及び制御して、例えば、ネットワークスライス106,107に登録することが許されるUEの最大数を超えないようにするために、クォータの監視及び管理をサポートする。NSACF119は、UEの数をカウントする際の信頼性及び正確性のために、ネットワークスライス106,107に登録されたUEのリストを維持してよい。UEの最大数に達していない場合に、追加のUE(ネットワークスライス106,107への登録を要求する)は、ネットワークスライス106,107に対して登録が認められる。それ以外の場合に、その登録は拒否される。同様に、NSACF119は、PDUセッションの数をカウントする信頼性及び正確性のために、ネットワークスライス106,107に登録されたUEに関連付けられたPDUセッションのリストを維持してよい。PDUセッションの最大数に達していない場合に、追加のPDUセッション(ネットワークスライス106,107での確立を要求する)は、ネットワークスライス106,107に対して確立が認められる。それ以外の場合に、その確立要求は拒否される。
なお、図1では、NWDAF117とNSACF119との接続部が、AMF101に接続されていることが示されていることに留意するものとする。ただし、コアネットワーク118の全てのネットワーク機能はさらに、直接、相互に、それぞれのインターフェースを介して接続されてよい。
図2はAMF201(例えばAMF101に対応する)とNSACF202(例えばNSACF119に対応する)との間の通信を示す。
この例では、クォータによって特定のネットワークスライスに登録されているUEの数が100個に制限されるものとし、初め205で、ネットワークスライスに登録されているUEが99個あるものとする。
206では、AMF201にトリガーがあり、ネットワークスライス可用性チェック及び更新ごとでの、UEの数を実行する(number of UEs per network slice availability check and updateを実行する)。この例では、第1UE203(例えばUE102に対応する)からの登録要求である。
207では、AMF201は、UEの登録要求が受け入れ可能であるか否か(又はそれがクォータに違反するか否か)をチェックする要求を、NSACF202へ送信する。
次に、NSACF202は、208で第1UEが登録されることをクォータが許可しているか否かをチェックする。第1UE203は100番目に登録されるUEであるため、クォータには違反しない(クォータを超過しない)。従って、NSACFは登録されているUEの数を100個に更新し、209で、スライスが、UEの登録に利用可能であるという通知をAMF201へ送信する。
210では、AMF201は登録が受け入れられた第1UE203に応答する。
上記は、ネットワークスライスごとに実行されてよいことに留意するものとする。つまり、登録は特定のネットワークスライスに対して行われ、クォータはそのネットワークスライスに対してチェックされる(即ち、そのネットワークスライスに登録されているUEの数を考慮する)。
これにより、UEの最大数に達していない場合に、追加のUEがネットワークスライスに登録されていることが認められる。それ以外の場合に、AMF201はその登録を拒否する。
AMF201には、ネットワークスライスアドミッション制御の対象となるネットワークスライスがどれであるかを示すローカルポリシー又はローカル設定があってよい。このようなポリシーと設定とは、ネットワークオペレータによって指定され、例えばOAMを介して設定される。例えば、NSACF202は、登録されたUEの数のカウントの信頼性及び正確性のために、ネットワークスライスについて登録されたUEのリストを保持する。
ここで、206では、第1UEと同様に、第2UE204がAMF201に登録要求を送信すると仮定する。その後、212で、AMF201はNSACF202にUEの登録要求が受け入れ可能であるか否か(又はクォータに違反するか否か)をチェックする要求を送信する。
次に、213で、第1UEが登録されることをクォータが許可しているか否かを、NSACF202はチェックする。しかし、現在は第1UE203が100番目に登録されたUEであるため、クォータに達している。
従って、214では、要求されたネットワークスライスが利用可能でなく、このため、第2UE204が登録できないことを、NSACF202はAMF201に通知する。AMFは215で、第2UEの登録を拒否する。
なお、PDUセッションのクォータ制限の場合に、AMF201及び/又はSMF110,112は、NSACF202に要求を送信して、PDUセッションの確立要求が受け入れ可能であるか否か(又はそれがクォータに違反するか否か)をチェックし、NSACF内の登録済みPDUセッション数を更新する(UEのPDUセッション要求が許可された場合)ことに留意するものとする。NSACF202応答に基づいて、AMF201及び/又はSMF110,112は、PDUセッションを受け入れるか拒否する。同様に、データレート要件(例:セッションのサービス品質に起因して)がデータレートのクォータ(例:ネットワークスライス内の合計MBR(最大ビットレート)クォータ)に違反する場合に、PDUセッション又は登録が拒否されることが可能である。そのようなデータレートクォータを強制するために、AMF、SMF、又はPCFがNSACFと通信してよい。NSACFにネットワークスライスの最大データレートの制御を実行する能力がない場合は、代わりにPCFにそのような能力があってよい。その場合に、SMFは、例えば、確立されるセッションを受け入れる前にPCFと通信してよい。
登録又はPDUセッション確立の拒否の場合に、AMF201及び/又はSMF110,112は、UE102のバックオフ期間を拒否メッセージに含めてよい。
従来、AMF201は、全ての登録要求(又は、PDUセッションのクォータ制限の場合には、PDUセッション要求)に対して、207及び212でのように要求をNSACF202へ送信する。
従って、さらなるUE、例えば第3UE又は第4UEがAMF201に登録要求を送信した場合に、対応するスライス可用性チェック要求をAMF201はNSACFへ送信する。ただし、第2UE204(登録解除されたUEがない場合)については、これらのスライス可用性チェック要求に対しては、214のように「利用可能でない(可用でない)」(又は「フル」)という応答が返される。登録されたUE(又は同様にPDUセッション)のクォータに長時間の間、達した場合に、スライス可用性チェック要求とNSACF202による否定応答という形で、AMF201とNSCAF202との間での望ましくないシグナリングが発生する可能性がある。
さまざまな実施形態によれば、このシグナリングを制限(削減又は回避)するアプローチ、即ち、長時間の間、クォータに達した場合にNSACFへの(及びNSACFからの)シグナリングを制限するアプローチが提供される。
図3は、第1実施形態に係り、NSACFとの間のシグナリングを制限するアプローチを示すフロー図300を示す。
このフローは、図2の第2UE204,AMF201及びNSACF202と同様に、UE301,AMF302及びNSACF303の間で行われる。
304で、クォータに達したとする。この例では、特定のネットワークスライスの登録済みUEの制限に達しているが、さらに、PDUセッションの数又はデータレートに関連してよい。
305では、UE301はAMF302に登録要求を送信する。
306では、AMF302はNSACF303に要求を送信し、UEの登録要求が受け入れ可能であるか否か(又はそれがクォータに違反するか否か)をチェックし、NSACFに登録されているUEの数を更新する(UEの登録要求が許可された場合)。
307では、NSACF303は、UEの登録がクォータに違反することになると決定する。オペレータのポリシー、ローカル設定、又はNSACF303で入手可能な収集されたネットワークデータアナリティクス情報に基づいて、NSACF303は、NSACF303とAMF302との間で交換されるシグナリングの制限をトリガーすることを決定する。この制限は、全てのUEに適用される制限であってよく、特定のグループのUE、例えば、低料金UE、又はローミングUE、又は特定エリア(例えば特定の追跡エリア(TA))でのUEにも適用される制限であってよい。UEがこのようなグループに属するか否かは、UE-ID又は位置により決定されてよい。ネットワークスライスアドミッション制御の対象となるこのネットワークスライスにサービスを提供する複数のAMFが存在してよい。UEの最大数に達したときに、オペレータのポリシー、又はローカル設定、又はNSACF303で利用可能な収集されたネットワークデータアナリティクス情報に基づいて、NSACF303は、AMF302とNSACF303との間で交換されるシグナリングを、オペレータネットワーク内の特定のエリアに対してのみ制限することを決定してよい。例えば、通常はあまり多くのUEが位置しない田舎のエリアでのシグナリングの制限よりはむしろ、多くのUEが位置する可能性がある都市部(混雑したエリア)でのシグナリングの制限などである。
NSACF303は、それが属する通信ネットワークのオペレータのポリシー、及び/又はNSACF303内のローカル設定に従って、制限をトリガーすることを決定してよい。
308では、NSACF303はAMF302にUEの登録要求が受け入れ可能でないことを通知する。
第1実施形態によれば、この通知は、「SliceAvailabilityCheckTimer」を含む。即ち、AMF302が306でのように別のSliceAvailabilityCheck問い合わせ(つまり、この例では、UEが登録されてよいか否か、又はこれがクォータに違反するか否かについての問い合わせ)を送信するまで待機しなければならない待機期間の仕様を含む。
309では、UEの登録要求に対する拒否を、AMF302はUE301へ送信する。AMF302は、拒否メッセージにUE301のバックオフ期間を含めてよい。
310では、AMF302はタイマーを実行して、いつ「SliceAvailabilityCheckTimer」期間(即ち待機期間)が満了したかを検出する。このタイマーは、例えばネットワークスライス(例:この例ではS-NSSAI#1)に固有である。タイマーが期間満了になるまで、AMF201がこのネットワークスライスの任意のUEからの要求を受信した場合に、AMF302はSliceAvailabilityCheck問い合わせをNSACF303へ送信しない。代わりに、AMF302はSliceAvailabilityCheck問い合わせなしで、そのネットワークスライスの全ての登録要求を拒否する。同様のアプローチは、PDUセッションの要求や、ネットワークスライスごとの合計ネットワークスライスUL/DLデータレート制御の要求にも使用してよい。
図4は、第2実施形態によるNSACFとの間のシグナリングを削減するためのアプローチを示すフロー図400を示す。
このフローは、図2の第2UE204,AMF201及びNSACF202と同様に、UE401,AMF402及びNSACF403の間で行われる。
404で、クォータに達したとする。即ちこれは、この例では、特定のネットワークスライスの登録済みUEの制限に達しているが、PDUセッション数又はデータレートにも関連してよいということである。
405では、UE401はAMF402に登録要求を送信する。
406では、AMF402はNSACF403に要求を送信し、UEの登録要求が受け入れ可能であるか否か(又はそれがクォータに違反するか否か)をチェックし、NSACFに登録されているUEの数を更新する(UEの登録要求が許可された場合)。
407では、NSACF403は、UEの登録がクォータに違反することになると決定し、NSACF403とAMF402との間で交換されるシグナリングの制限をトリガーすることを決定する。この制限は、全てのUEに適用される制限であってよく、特定のグループのUE、例えば、低料金UEにも適用される制限であってよい。UEがこのようなグループに属するか否かは、UE-ID又は位置により決定されてよい。ネットワークスライスアドミッション制御の対象となるこのネットワークスライスにサービスを提供する複数のAMFが存在してよい。UEの最大数に達したときに、オペレータのポリシー、又はローカル設定、又はNSACF303で利用可能な収集されたネットワークデータアナリティクス情報に基づいて、NSACF303は、AMF302とNSACF303との間で交換されるシグナリングを、オペレータネットワーク内の特定のエリアに対してのみ制限することを決定してよい。例えば、通常はあまり多くのUEが位置しない田舎のエリアでのシグナリングの制限よりはむしろ、多くのUEが位置する可能性がある都市部(混雑したエリア)でのシグナリングの制限などである。
NSACF403は、それが属する通信ネットワークのオペレータのポリシー、及び/又はNSACF403内のローカル設定に従って、制限をトリガーすることを決定してよい。
408では、UEの登録要求が受け入れ可能でないことを、NSACF403はAMF402に通知する。
409では、UEの登録要求に対する拒否を、AMF402はUE401へ送信する。AMF402は、拒否メッセージにUE401のバックオフ期間を含めてよい。
第2実施形態によれば、NSACF403は410で、別のメッセージでAMF402に、待機期間が満了するまで406でのように、別のSliceAvailabilityCheck問い合わせ(つまり、この例では、UEが登録されてよいか否か、又はこれがクォータに違反するか否かについての問い合わせ)を送信するまで待機するように指示する。NSACF403は、メッセージ内に待機期間(「SliceAvailabilityCheckTimer」と呼ばれる)を示してよい。
411では、AMF402はこの命令に受領確認を行う。
412では、AMF402はタイマーを実行して、いつ待機期間(例えば「SliceAvailabilityCheckTimer」期間)が満了したかを検出する。このタイマーは、例えばネットワークスライス(例:この例ではS-NSSAI#1)に固有である。タイマーが期間満了になるまで、AMF201がこのネットワークスライスの任意のUEからの要求を受信した場合に、AMF201はSliceAvailabilityCheck問い合わせをNSACF403へ送信しない。代わりに、AMF402はSliceAvailabilityCheck問い合わせなしで、そのネットワークスライスの全ての登録要求を拒否する。同様のアプローチは、PDUセッションの要求にも使用してよい。
NSACF403は、例えば、AMF402に待機期間を通知するためにHTTP(Hypertext Transfer Protocol)機能(例:Retry-After応答ヘッダー)を利用してよい。
図5は、第3実施形態によるNSACFとの間のシグナリングを削減するためのアプローチを示すフロー図500を示す。
このフローは、図2の第2UE204,AMF201及びNSACF202と同様に、UE501,AMF502及びNSACF503の間で行われる。
504で、クォータに達したとする。即ちこれは、この例では、特定のネットワークスライスの登録済みUEの制限に達しているが、PDUセッション数又はデータレートにも関連してよいということである。
505では、UE501はAMF502に登録要求を送信する。
506では、AMF502はNSACF503に要求を送信し、UEの登録要求が受け入れ可能であるか否か(又はそれがクォータに違反するか否か)をチェックし、NSACFに登録されているUEの数を更新する(UEの登録要求が許可された場合)。
507では、NSACF503は、UEの登録がクォータに違反することになると決定し、NSACF503とAMF502との間で交換されるシグナリングの制限をトリガーすることを決定する。この制限は、全てのUEに適用される制限であってよく、特定のグループのUE、例えば、低料金UEにも適用される制限であってよい。UEがこのようなグループに属するか否かは、UE-ID又は位置により決定されてよい。ネットワークスライスアドミッション制御の対象となるこのネットワークスライスにサービスを提供する複数のAMFが存在してよい。UEの最大数に達したときに、オペレータのポリシー、又はローカル設定、又はNSACF303で利用可能な収集されたネットワークデータアナリティクス情報に基づいて、NSACF303は、AMF302とNSACF303との間で交換されるシグナリングを、オペレータネットワーク内の特定のエリアに対してのみ制限することを決定してよい。例えば、通常はあまり多くのUEが位置しない田舎のエリアでのシグナリングの制限よりはむしろ、多くのUEが位置する可能性がある都市部(混雑したエリア)でのシグナリングの制限などである。
NSACF503は、それが属する通信ネットワークのオペレータのポリシー、及び/又はNSACF503内のローカル設定に従って、制限をトリガーすることを決定してよい。
508では、UEの登録要求が受け入れ可能でないことを、NSACF503はAMF502に通知する。
509では、UEの登録要求に対する拒否を、AMF502はUE501へ送信する。AMF502は、拒否メッセージにUE501のバックオフ期間を含めてよい。
第3実施形態によれば、NSACF503は、さらに通知があるまで506でのように(即ち、UEが登録されてよいか否か、又はこれがクォータに違反するか否かについての問い合わせ)、問い合わせの送信を停止することを、510でAMF502に別のメッセージで指示する。
511では、AMF502はこの命令に受領確認を行う。
一定時間(例えば、NSACF503によって決定された待機期間、例えばオペレータポリシー、及び/又はローカル設定に応じて決定される待機期間、又はクォータに達しなくなった場合)の後に、NSACF503は512で、AMF502にメッセージを送信する。これにより、UEが登録されてよいか否か、又はこれがクォータに違反するか否かについて、問い合わせの送信を再開することが、AMF502は可能になる。
513では、AMF502はこれに受領確認を行う。
510の命令を受信してからAMF502が512のメッセージを受信するまで、AMF201がこのネットワークスライスに対する要求を任意のUEから受信した場合に、AMF201はNSACF503にSliceAvailabilityCheck問い合わせを送信しない。代わりに、AMF502はSliceAvailabilityCheck問い合わせなしで、そのネットワークスライスの全ての登録要求を拒否する。同様の方法は、PDUセッションの要求にも使用されてよい。
図6は、NWDAF602(例:NWDAF117に対応する)に相談することによって、シグナリングを抑制するか否かをどのようにNSACF601が決定することができ、そうであれば待機期間(図3から図5の例のようにAMFからの問い合わせを抑制するべき期間)をどのようにNSACF601が決定することができるかの、方法の例を示している。
603では、NSACF601は、NWDAF602によってネットワークデータアナリティクス情報が提供されるメッセージを送信する。604では、NWDAF602は、要求された情報を含む対応するメッセージを送信する。603及び604のメッセージペアは応答及び要求のメッセージペアであってよい。又は603のメッセージはサブスクリプションメッセージ(NSACF601によって提供される対応する情報サービスに加入するため)であり、604のメッセージは対応する通知メッセージであってよい。
ネットワークデータアナリティクス情報は、例えば、特定のネットワークスライス(NSACF601が待機期間を決定するつもりである)のモバイル端末の予測、又は、特定のネットワークスライス(NSACF601が待機期間を決定するつもりである)のPDUセッション数の予測、又は、特定のネットワークスライス(NSACF601が待機期間を決定するつもりである)の全てのUE、また全てのPDUセッションの合計ネットワークスライスUL/DLデータレートの予測である。例えば、この情報は、次の5分間に100個のUEが登録されることが予想されるということであってよい。また、現在100個のUEが登録され、今後3分間はこの状態が続くと予想されるということであってよい。同様の情報は、例えば、ネットワークスライス内のPDUセッション数の場合に適用可能であってよく、特定のネットワークスライスの全てのUE、また全てのPDUセッションの、合計ネットワークスライスUL/DLデータレートの場合に適用可能であってよい。
605では、NSACF601は、シグナリングを抑制するか否かを決定してよい。つまり、ネットワークスライスに関連する問い合わせの送信を停止するように(即ち、ネットワークスライスのクォータを考慮して、通信セッションの登録又は確立を可能にするか否か)1つ以上のAMFに指示してよい。そうである場合は、対応する待機期間の長さを任意に提供してよい。
例えば、現在登録されているUEの数に関連するAMFからデータを収集することにより、及び/又は現在確立されているセッションの数や使用されているサービスに関連するAMF/SMFからデータを収集することにより、及び/又はPDUセッションやUEなどに対して現在のUL/DLデータレートに関連するPCF/SMF/UPFからデータを収集することにより、NWDAF602は、ネットワークデータアナリティクス情報を生成してよい。収集されたデータに基づいて対応する予測を実行することにより、NWDAF602は、人工知能を使用してネットワークデータアナリティクス情報を生成してよい。これに代えて、さらに、NSACFはそのような情報を決定したり、決定を下したりするために人工知能自体を使用してよい。
図3から図5の例では、NSCAFはAMFに待機期間又は開始停止通知を送信する。つまり、シグナリングの抑制の制御(及びシグナリングの抑制の決定に関連する「知能」)は、NSCAF自体にある。
別の実施形態では、この制御を実施するエンティティ(ロードバランサやプロキシなど)が存在してよい。このコントローラ(この場合はNSCAFの外部)は、SliceAvailabilityCheck問い合わせをNSACFへ、いつ転送するか、いつ転送しないかを決定する。例えば、人工知能を使用する。また、ネットワークデータ分析機能(NWDAF)によって提供される可能性のあるネットワークスライス内の、UEの数、PDUセッションの数、及び/又は全体的なデータレートの数に関連するネットワークデータ分析を使用する。このような分析は、ネットワークスライス全体のUEの数の平均、PDUセッションの数、及び/又はデータレート、及びこれらの情報の予測に関する情報を含んでよい。もう1つの代替方法は、AMF(又はSMF)とNSACFとの間のロードバランサ又はプロキシなしでAMFで直接その能力(即ち、シグナリングの抑制の制御に関する知能)を使用可能にすることである。これにより、今後のサービスリクエストの可用性がないというNSACFからの情報を、AMFが受信したときに、AMF(又はSMF)はそのようなロードバランシング及び/又は人工知能の能力を使用して、NSACFでSliceAvailabilityCheckを実行するか否かを決定する。
図7は、ロードバランサ(又はプロキシであり、一般的に、管理コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの外部にあるコントローラ)705を介しての、1つ以上のAMF(又はSMFであり、一般的に管理コンポーネント)701,702,703とNSACF(又はPCFであり、一般的にクォータ監視及び管理コンポーネント)704との間のシグナリングの抑制の制御を示している。
図の例では、第1AMF701は、706で、ロードバランサ705を介してNSACF704に第1問い合わせを送信する。この例では、それぞれのクォータが達成されていることを前提とする。それが一定期間続くことが予想されている。そのため、ロードバランサ705は、707で、第1問い合わせに(否定的な)応答を転送した後、問い合わせをAMF701ないし703からNSACF704へ転送するのを停止することを決定する。
例えば第2AMF702が、708で第2問い合わせを送信した場合に、ロードバランサ705はこれをNSACF704へ転送せず、709で、それ自体、第2AMF702に否定応答(つまり、この例では、クォータに達したために、UEの登録を拒否するものとする)で応答する。待機期間710の間、ロードバランサ705はこのように動作する。
待機期間710の後、ロードバランサ705は、711で第3AMF703により、問い合わせ、例えば、第3問い合わせの転送を再開する。712で、クォータがまだ満たされているか否かによって、NSACF704は、転送された問い合わせ、この例では、第3問い合わせに応答する。
要約すると、各種の実施形態に応じて、図8に示すような通信ネットワーク構成が提供される。
図8は、一実施形態による通信ネットワーク構成800を示す。
通信ネットワーク構成800は、クォータ監視及び管理コンポーネント802を備えている。
通信ネットワーク構成800はさらに、1つ以上の実施(enforcement)コンポーネント801を備えている。各実施コンポーネント801は、通信サービスの要求(例:モバイル端末の)に応答して、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについての問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネント802へ送信するように構成されている。
通信ネットワーク構成800はさらに、コントローラ803を備え、コントローラ803は、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定するように構成され、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定した場合に、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制するように構成されている。
さまざまな実施形態によれば、言い換えれば、制御機能が提供される。制御機能は、実施コンポーネント(その管理操作においてクォータを尊重するべきコンポーネント)と、クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限(削減又は防止)してよい。
例えば、AMFとNSACFとの間の制御プレーン(CP)シグナリングが制限されてよい。これは、例えばAMF(一般的には管理コンポーネント)でのネットワークスライス固有の可用性チェックタイマーによって行われ、又はNSACF(一般的にはクォータ監視及び管理コンポーネント)によるスライス可用性チェックの開始/停止(START/STOP)によって行われる。コントローラは、クォータ(例:UE又はセッションの最大数)に到達した場合に、又はクォータに長時間の間、(例えば、予め決められた閾値よりも長い時間、例えばオペレータによって定義された時間)到達すると予測される場合に、シグナリングを制限してよい。
例えば、オペレータのポリシーとNSACFのローカル設定とに基づいて、NSACFでのスライス可用性チェックのオンデマンド停止が実行される。
図8のアプローチでは、クォータに長期間の間、達した(及びその状態が続く)ときに、クォータ監視及び管理コンポーネント(例:NSACF)と実施コンポーネント(AMF又はSMF又はPCF)との間で交換されるシグナリングメッセージの量を、制限できる。
なお、ローミング端末と非ローミング端末とでは、異なったクォータが存在してよいことに留意するものとする。例えば、
・特定のネットワークスライスを同時に使用することができる端末の最大数;
・特定のネットワークスライスを同時に使用することができる非ローミング端末の最大数;
・特定のネットワークスライスを同時に使用することができるローミング端末の最大数;
・特定のネットワークスライスでサポートされる同時セッションの最大数;
・特定のネットワークスライスでサポートされる同時非ローミングセッションの最大数;
・特定のネットワークスライスでサポートされる同時ローミングセッションの最大数。
これにより、オペレータは、非ローミングUEの数及びローミングUEの数、また同様に非ローミングUE及びローミングUEのセッション数を区別することが可能にされる。
ローミングのシナリオでは、HPLMN(ホームPLMN)にNSACFがあってよく、VPLMN(訪問PLMN)に別のNSACFがあってよい。HPLMNのオペレータとVPLMNのオペレータは、このようなネットワークスライスのアドミッション制御の対象となるネットワークスライスに対して、「ネットワークスライス可用性チェック及び更新」を適用する合意をしてよい。さらに、ローミングUEのネットワークスライス全体の、専用のmax#UE(最大UE数)、及び/又はmax#PDUセッション(最大PDUセッション数)、又はデータレートが、あってよい。このような場合に、V-NSACF(即ち、VPLMNのNSACF)は、例えばOAMによって設定された、ローミングUEのネットワークスライス全体のmax#UE、#PDUセッション、又はデータレートに関するそのような専用情報を持ってよい。上記のように、V-NSACFとV-AMF(VPLMNのAMF)との間で交換されるシグナリングを制限するメカニズムを適用してよい。また、さらに可能なこととして、V-AMFとV-NSACFとの間、又はさらにV-NSACFとH-NSACFとの間で交換されるシグナリングを制限するメカニズムを実行するために、V-NSACFがH-NSACF(HPLMNのNSACF)と協議する必要がある可能性がある。
例えば、通信ネットワーク構成は図9に示すような方法を実行する。
図9は、クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを削減する方法を示すフロー図900を示している。
901では、1つ以上の実施コンポーネントと、クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限するか否かが決定される。各実施コンポーネントは、通信サービスの要求(例:モバイル端末の)に応答して、通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて、問い合わせをクォータ監視及び管理コンポーネントへ送信するように構成されている(即ち、許可された場合には、送信することを意図する)。
902では、1つ以上の実施コンポーネントとクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することが決定されている場合に、1つ以上の実施コンポーネントからクォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信が抑制される。
通信ネットワーク構成のコンポーネント(例:1つ以上の実施コンポーネントと、クォータ監視及び管理コンポーネント)は、例えば、1つ以上の回路によって実施されてよい。「回路」は、任意の種類の論理実施エンティティとして理解可能である。これは、メモリ、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせに格納されたソフトウェアを実行する特別な目的の回路又はプロセッサであってよい。従って、「回路」は、ハードワイヤード論理回路であってよく、又は、プログラマブルプロセッサ、例えばマイクロプロセッサのようなプログラマブル論理回路であってよい。さらに、「回路」は、例えば任意の種類のコンピュータプログラムのようなソフトウェアを実行するプロセッサであってよい。上記のそれぞれの機能の他のどの種類の実施も、「回路」として理解可能である。
なお、通信ネットワーク構成の文脈で説明された実施形態と例とは、この方法にも同様に有効であることに留意するものとする。
特定の態様を説明してきたが、添付の請求項によって定義される本開示の態様の精神及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細のさまざまな変更がここで行われてよいことを、当業者は理解するものとする。従って、請求項の範囲は添付の請求項によって示され、従って、請求項の同等性の意味及び範囲内にある全ての変更は、包含されることを意図している。

Claims (15)

  1. クォータ監視及び管理コンポーネントと、
    1つ以上の実施コンポーネントであり、各実施コンポーネントは、通信サービスの要求に応答して、前記通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて問い合わせを前記クォータ監視及び管理コンポーネントへ送信するように構成されている、1つ以上の実施コンポーネントと、
    1つ以上の前記実施コンポーネントと前記クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定するように構成されているコントローラであり、1つ以上の前記実施コンポーネントと前記クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することを決定した場合に、1つ以上の前記実施コンポーネントから前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制するように構成されているコントローラとを備えている、通信ネットワーク構成。
  2. 前記要求は、モバイル端末によって送信されるか、又は前記要求は、通信ネットワーク構成におけるネットワーク機能、特にアクセス及びモビリティ管理機能、又はセッション管理機能、又はポリシー制御機能、又はアプリケーション機能によってトリガーされる、請求項1記載の通信ネットワーク構成。
  3. 前記通信サービスは、モバイル端末、特にモバイル端末の登録又はモバイル端末の通信セッションの確立のための、又はネットワーク機能、特にアプリケーション機能のための通信サービスである、請求項1又は2記載の通信ネットワーク構成。
  4. 前記コントローラは前記クォータ監視及び管理コンポーネントの一部であり、
    1つ以上の前記実施コンポーネントから前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの前記問い合わせを抑制することは、
    通信サービスを提供することが前記クォータに違反するか否かについて、1つ以上の前記実施コンポーネントが前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを示す通知を、1つ以上の前記実施コンポーネントへ送信することを含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  5. 通信ネットワーク構成は、複数のネットワークスライスを含む通信ネットワークの一部であり、前記クォータは特定のネットワークスライスのクォータであり、
    前記通知は、1つ以上の前記実施コンポーネントが前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを示し、前記問い合わせは、前記ネットワークスライスを介して通信サービスを提供することに関連する、請求項4記載の通信ネットワーク構成。
  6. 通信サービスを提供することが前記クォータに違反するか否かについての前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を再開するよう通知されるまで、通信サービスを提供することが前記クォータに違反するか否かについて、1つ以上の前記実施コンポーネントが前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを、前記通知は示す、請求項4又は5記載の通信ネットワーク構成。
  7. 待機期間が満了するまで、通信サービスを提供することが前記クォータに違反するか否かについて、1つ以上の前記実施コンポーネントが前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を停止するべきであることを、前記通知は示し、前記通知は、任意で前記待機期間の長さを示す、請求項4ないし6のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  8. 前記コントローラは転送コンポーネントの一部であり、前記転送コンポーネントは、1つ以上の前記実施コンポーネントからの問い合わせを受信し、受信した前記問い合わせを前記クォータ監視及び管理コンポーネントへ転送するように構成され、
    1つ以上の前記実施コンポーネントから前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制することは、受信した問い合わせを、前記クォータ監視及び管理コンポーネントへ転送するのを停止することを含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  9. 前記転送コンポーネントは、プロキシ又はロードバランサである、請求項8記載の通信ネットワーク構成。
  10. 前記コントローラは、1つ以上の前記実施コンポーネントの一部である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  11. 前記クォータは、全てのモバイル端末について、ネットワークスライスの中で提供された通信セッションにわたって合計データレートを制限し、
    前記クォータは、ネットワークスライスの中で提供された全ての通信セッションの合計データレートを制限し、又は、
    前記クォータは、ネットワークスライスに登録されたモバイル端末の数、及び/又はネットワークスライスの中で提供された通信セッションの数を制限する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  12. 1つ以上の前記実施コンポーネントは、アクセス及びモビリティ管理機能又はセッション管理機能であり、前記クォータ監視及び管理コンポーネントは、ネットワークスライスアドミッション制御機能又はポリシー制御機能である、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  13. 1つ以上の前記実施コンポーネントから前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制することは、
    1つ以上の前記実施コンポーネントから前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を防止することを含み、前記問い合わせは、モバイル端末の予め決められたグループに属するモバイル端末に関連するか、又は、予め決められたエリアに位置するモバイル端末に関連する、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の通信ネットワーク構成。
  14. 1つ以上の前記実施コンポーネントは、通信ネットワークの一部であり、前記モバイル端末の予め決められた前記グループは、前記通信ネットワークが訪問通信ネットワークであるモバイル端末であり、
    前記クォータ監視及び管理コンポーネントは、前記モバイル端末の前記グループの前記訪問通信ネットワークの一部であり、及び/又は前記モバイル端末の前記グループのホーム通信ネットワークである追加的な通信ネットワークの一部である、請求項13記載の通信ネットワーク構成。
  15. クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを削減する方法であって、
    1つ以上の実施コンポーネントと、前記クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限するか否かを決定するステップであり、通信サービスの要求に応答して、前記通信サービスを提供することがクォータに違反するか否かについて問い合わせを前記クォータ監視及び管理コンポーネントへ送信するように、各実施コンポーネントは構成されている、決定するステップと、
    1つ以上の前記実施コンポーネントと前記クォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限することが決定されている場合に、1つ以上の前記実施コンポーネントから前記クォータ監視及び管理コンポーネントへの問い合わせの送信を抑制するステップとを備えている方法。
JP2022554880A 2021-03-31 2022-03-17 通信ネットワーク構成、及びクォータ監視及び管理コンポーネントとの間のシグナリングを制限する方法 Ceased JP2023522826A (ja)

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