JP2023505565A - 歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物および前記組成物を含むキット - Google Patents
歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物および前記組成物を含むキット Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は、歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物に関する。
歯科用セメントは、患歯がその機能および審美性を回復できるようにするために、インレー、アンレー、クラウンまたはポストなどの補綴器具を歯牙構造に取り付けるのに使用される。歯科用セメントはまた、歯の不正咬合を補正するため、または歯間空間を調整するために、矯正用ブラケットまたは矯正用バンドなどの矯正器具を歯牙構造に取り付けるのにも使用することができる。歯科用セメントはまた、根管充填材としても使用することができる。
したがって、先行技術に鑑み、本発明の目的は、前述した公知の先行技術RMGI組成物の欠点を示すことのない歯科用レジン添加型グラスアイオノマー(RMGI)組成物を提供することにあった。
これらの目的、および明記していないが前置きとして本明細書において説明した関係性から直ちに誘導可能または識別可能である、さらなる目的は、請求項1のすべての特徴を有する歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物によって達成される。本発明の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物に対する適切な改変は、独立請求項2~12において保護される。さらに、請求項13は、そのような歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物を含むキットを含み、同時に、独立請求項14および15は、前記キットの好ましい実施態様を表している。
(a)水;
(b)少なくとも1つのポリカルボン酸;
(c)少なくとも1つのホスフェート基を有する(メタ)アクリレート、少なくとも1つのホスホネート基を有する(メタ)アクリレート、少なくとも1つのホスフェート基を有する(メタ)アクリルアミド、少なくとも1つのホスホネート基を有する(メタ)アクリルアミド、少なくとも1つのホスフェート基を有するアクリルエーテル、および少なくとも1つのホスホネート基を有するアクリルエーテルからなる群より選択される、少なくとも1つのリン原子を有する少なくとも1つの化合物;ならびに
(d)下記式(I):
[式中、
R1=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基;
R2=二官能性のC1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含む二官能性のC4~C18アルキレン基、二官能性のC3~C18シクロアルキル基、二官能性のC5~C18アリール基;または少なくとも1つ、好ましくは1つもしくは2つのアクリルアミドもしくはアクリレート基で置換されている二官能性のC1~C18炭化水素部分;および
R3=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基]
を有する少なくとも1つのビスアクリルアミド
を含むことを特徴とする、歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物を提供する。
「実質的に不含」という表現は、本発明の文脈において、歯科用(RMGI)組成物の総重量を基準にして5重量パーセント未満、好ましくは2.5重量パーセント未満、より好ましくは1重量パーセント未満の濃度を意味する。
(e)下記式(II):
[式中、
R4=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基;および
R5=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基;ここで
R4およびR5についての「アルキル基」という用語は、本明細書において、各長さの直鎖または分岐の飽和炭化水素鎖のことを指し、これは、アルキレン、アルコキシ、ニトリル、アリール、シクロアルキルおよびヒドロキシルなどの1つまたは複数の置換基でさらに置換されていてもよい]を有する少なくとも1つのアクリルアミドを含む。
(f)少なくとも1つの反応性フィラー、好ましくはフルオロアルミノシリケートフィラーを含む。
(g)少なくとも1つの非反応性フィラー、好ましくはガラスフレークおよび/または不活性シリカ粒子を含む。
(h)光開始剤系、酸化還元開始剤系またはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つの重合開始剤系を含む。
該キットはで、少なくとも第一部分および少なくとも第二部分を含み;
第一部分が、
(c)少なくとも1つのホスフェート基を有する(メタ)アクリレート、少なくとも1つのホスホン酸基を有する(メタ)アクリレートおよび少なくとも1つのホスホン酸基を有するアクリルエーテルからなる群より選択される、少なくとも1つのリン原子を有する少なくとも1つの化合物;ならびに
(d)式(I)を有する少なくとも1つのビスアクリルアミドを含み;
第二部分が、
(a)少なくとも水;
(b)少なくとも1つのポリカルボン酸;および
(d)式(I)を有する少なくとも1つのビスアクリルアミドを含む。
(f)少なくとも1つの反応性フィラー、好ましくはフルオロアルミノシリケートフィラーを含み;
第二部分はさらに、
(e)式(II)を有する少なくとも1つのアクリルアミド;および
(f)少なくとも1つの非反応性フィラー、好ましくはガラスフレークおよび/または不活性シリカ粒子を含む。
還元ペーストの調製について、最初に、SpeedMixer DAC 600-2 VAC-P(Hauschild & Co. KG. E-QC-1936)内での予混合によりPAAを蒸留水に溶解した。表による他のすべての成分は、1ペースト当たり直接50mLのプラスチック容器内に秤量した(PP 30. Hauschild & Co. KG)。酸化ペーストの調製についても、表によるすべての成分を1ペースト当たり直接50mLのプラスチック容器内に秤量した(PP 30. Hauschild & Co. KG)。固体成分を最初に、液体を最後に投入した;ペースト当たりのバッチサイズは15~45gであった。その後、各容器を穴付きの蓋で密閉し、SpeedMixer内に置いた。2500rpmで2分間を2回、1000rpm/100mbarで1分間を1回の混合を行った。混合工程間で、ペーストをスパチュラで簡単に撹拌した。最後に、蓋の穴をスコッチテープで塞ぎ、さらなる使用まで容器を室温で保存する。
各合着用セメントの象牙質/エナメル上への接着強度を判定するために、摘出したヒトの臼歯を低温硬化マトリックスレジン中に円筒形に包埋し、最後に、320および600グリットの研磨紙を使用して頬側/舌側から平坦面が露出するように湿式研磨した。ステンレス鋼棒(直径2.985mm)をサンドブラストした。超音波洗浄して、乾燥させた。各セメントを鋼棒の表面に塗布し、象牙質/エナメル上に載せ、220gの荷重をかけて37℃/50% R.H.で5分間自己硬化させた。試料(一群当たりn=6)を37℃の水中で24時間保存した。Zwickを用いてクロスヘッド速度1mm/minで剪断接着強度(SBS)を得た。
ビーズ状物体を形成し、金属製の器具を用いてこれを23℃で定期的に探測した。加工時間の終了は、粘性の展着性材料から弾性のゲル状材料への転移点によって規定され;加工時間の始まりは、手練りの開始によって規定された。
各材料の凝結時間は、ISO 9917-2に準じて測定した。
曲げ強度(FS)および曲げ弾性率(E-Mod.)の機械的データは、ISO 9917-2に準じて3点曲げモードで測定した。
各材料の不透明度は、以下の手順を使用して調べた(n=2):薄膜片を金属プレートの1つに載せ、その上に型を置く。製造業者の説明書に従って調製した各材料を型に若干過充填する。型内の材料の上に2番目の薄膜片を載せ、これを2番目の金属プレートで覆う。そのようして、過剰の材料を除く。クランプで型を固定して、組み立て物を直ちに37±2℃および≧95% R.H.に維持したオーブンへ移す。混合開始から60分が経過した後、型から試料を取り出し、試料の外縁を表面処理してバリおよび凹凸を除去する。その後、暗所で60℃の蒸留水中に試料を24時間置いた。最後に、Datacolor 800を使用して各試料の不透明度を測定した。
表1:本発明の実施例1~5の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物の各第一部分(酸化ペースト)の成分
表5:比較例6~10の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物の各第一部分(酸化ペースト)の成分
Claims (15)
- 歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物であって、
(a)水;
(b)少なくとも1つのポリカルボン酸;
(c)少なくとも1つのホスフェート基を有する(メタ)アクリレート、少なくとも1つのホスホネート基を有する(メタ)アクリレート、少なくとも1つのホスフェート基を有する(メタ)アクリルアミド、少なくとも1つのホスホネート基を有する(メタ)アクリルアミド、少なくとも1つのホスフェート基を有するアクリルエーテル、および少なくとも1つのホスホネート基を有するアクリルエーテルからなる群より選択される、少なくとも1つのリン原子を有する少なくとも1つの化合物;ならびに
(d)下記式(I):
[式中、
R1=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基;
R2=二官能性のC1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含む二官能性のC4~C18アルキレン基、二官能性のC3~C18シクロアルキル基、二官能性のC5~C18アリール基、または少なくとも1つ、好ましくは1つもしくは2つのアクリルアミドもしくはアクリレート基で置換されている二官能性のC1~C18炭化水素部分;および
R3=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基]
を有する少なくとも1つのビスアクリルアミド
を含むことを特徴とする、歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。 - 少なくとも1つのリン原子を有する少なくとも1つの化合物が、2-(メタ)アクリロイルオキシエチル二水素ホスフェート、ビス[2-(メタ)アクリロイルオキシエチル]水素ホスフェート、2-(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル水素ホスフェート、6-(メタ)アクリロイルオキシヘキシル二水素ホスフェート、6-(メタ)アクリロイルオキシヘキシルフェニル水素ホスフェート、10-(メタ)アクリロイルオキシデシル二水素ホスフェート、1,3-ジ(メタ)アクリロイルプロパン-2-二水素ホスフェート、1,3-ジ(メタ)アクリロイルプロパン-2-フェニル水素ホスフェート、ジペンタエリトロールペンタアクリロイル二水素ホスフェート、エチル2-[5-二水素ホスホリル-5.2-ジオキサペンチル]アクリレート、およびビス[5-{2-(メタ)アクリロイルオキシエトキシカルボニル}ヘプチル]水素ホスフェートからなる群より選択されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- 少なくとも1つのリン原子を有する少なくとも1つの化合物が、10-メタクリロイルオキシデシル二水素ホスフェート、ジペンタエリトロールペンタアクリロイル二水素ホスフェート、およびエチル2-[5-二水素ホスホリル-5.2-ジオキサペンチル]アクリレートからなる群より選択されることを特徴とする、請求項2に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- 歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物が、アスコルビン酸およびその塩を実質的に不含、好ましくは完全に不含であり;ここで、「実質的に不含」という表現が、本発明の文脈において、歯科用(RMGI)組成物の総重量を基準にして5重量パーセント未満、好ましくは2.5重量パーセント未満、より好ましくは1重量パーセント未満の濃度を意味することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- 歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物が、少なくとも1つのリン原子を有しない(メタ)アクリレートを実質的に不含、好ましくは完全に不含であり;ここで、「実質的に不含」という表現が、本発明の文脈において、歯科用(RMGI)組成物の総重量を基準にして5重量パーセント未満、好ましくは2.5重量パーセント未満、より好ましくは1重量パーセント未満の濃度を意味することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- (e)下記式(II):
[式中、
R4=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基;
R5=水素、C1~C18アルキル基、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含むC3~C18アルキレン基、C3~C18シクロアルキル基、またはC5~C18アリール基;ここで
R4およびR5についての「アルキル基」という用語は、本明細書において、各長さの直鎖または分岐の飽和炭化水素鎖のことを指し、これは、アルキレン、アルコキシ、ニトリル、アリール、シクロアルキルおよびヒドロキシルなどの1つまたは複数の置換基でさらに置換されていてもよい]を有する少なくとも1つのアクリルアミドをさらに含むことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。 - 少なくとも1つのアクリルアミドが、N-メチロールアクリルアミド、N-メチロールメタクリルアミド、N-(2-ヒドロキシエチル)-メタクリルアミド、N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-アクリルアミド、N-メタクリロイル-1-アミノサリチル酸、N-アクリロイルアスパラギン酸、およびN-メタクリロイルグリシンからなる群より選択されることを特徴とする、請求項6に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- 少なくとも1つのビスアクリルアミドが、N,N’-ジメチル-1,3-ビス(アクリルアミド)-プロパン、N,N’-ジメチル-1,3-ビス(アクリルアミド)-ヘキサン、N,N’-ジエチル-1,3-ビス(アクリルアミド)-プロパン、およびN,N’-ビスアクリロイル-N,N’-ビスアリル-1,4-ブタ-2-エン-ジアミンからなる群より選択されることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- (f)少なくとも1つの反応性フィラー、好ましくはフルオロアルミノシリケートフィラーをさらに含むことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- 少なくとも1つのポリカルボン酸が、アクリル酸、メタクリル酸、2-クロロアクリル酸、3-クロロアクリル酸、アコニット酸、メサコン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、グルタコン酸およびシトラコン酸のモノマーの少なくとも1つのコポリマーまたはホモポリマーであることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- (g)少なくとも1つの非反応性フィラー、好ましくはガラスフレークおよび/または不活性シリカ粒子をさらに含むことを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- (h)光開始剤系、酸化還元開始剤系またはこれらの組み合わせからなる群より選択される少なくとも1つの重合開始剤系をさらに含むことを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物。
- 請求項1~12のいずれか一項に記載の歯科用レジン添加型グラスアイオノマー組成物を含むキットであって、少なくとも第一部分および少なくとも第二部分を含み;
第一部分が、
(c)少なくとも1つのホスフェート基を有する(メタ)アクリレート、少なくとも1つのホスホン酸基を有する(メタ)アクリレートおよび少なくとも1つのホスホン酸基を有するアクリルエーテルからなる群より選択される、少なくとも1つのリン原子を有する少なくとも1つの化合物;ならびに
(d)請求項1の式(I)を有する少なくとも1つのビスアクリルアミドを含み;
第二部分が、
(a)少なくとも水;
(b)少なくとも1つのポリカルボン酸;および
(c)請求項1の式(I)を有する少なくとも1つのビスアクリルアミドを含むことを特徴とする、キット。 - 第一部分がさらに、
(f)少なくとも1つの反応性フィラー、好ましくはフルオロアルミノシリケートフィラーを含み;
第二部分がさらに、
(e)請求項6の式(II)を有する少なくとも1つのアクリルアミド;および
(f)少なくとも1つの非反応性フィラー、好ましくはガラスフレークおよび/または不活性シリカ粒子を含むことを特徴とする、請求項13に記載のキット。 - 第一および第二の部分がそれぞれペーストである;または、第一部分が粉末であり、第二部分が液体であることを特徴とする、請求項13または14に記載のキット。
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