JP2023502692A - Mcl-1阻害剤としての大環状スルホニル誘導体 - Google Patents
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Abstract
Description
X1は、
を表し;
X2は、両方の方向で分子の残部に結合され得る、
R1及びR2は、メチルを表し;
Y1は、-S(=O)2-又は-N(Rx)-を表し;
Rxは、水素、メチル、C2~6アルキル、-C(=O)-C1~6アルキル、-S(=O)2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、-C(=O)-C3~6シクロアルキル又は-S(=O)2-C3~6シクロアルキルを表し、ここで、C2~6アルキル、-C(=O)-C1~6アルキル、-S(=O)2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、-C(=O)-C3~6シクロアルキル及び-S(=O)2-C3~6シクロアルキルは、ハロ、C1~4アルキル及び1、2又は3個のハロ原子で置換されたC1~4アルキルからなる群から選択される1、2又は3個の置換基で任意選択的に置換されており;
Y2は、-S-又は-S(=O)2-を表し;
但し、Y1及びY2の少なくとも一方は、-S(=O)2-を表す)
の新規化合物、並びにその互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
X1は、
を表し;
X2は、両方の方向で分子の残部に結合され得る、
R1及びR2は、メチルを表し;
Y1は、-S(=O)2-又は-N(Rx)-を表し;
Rxは、水素、メチル、C2~6アルキル、-C(=O)-C1~6アルキル、-S(=O)2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、-C(=O)-C3~6シクロアルキル又は-S(=O)2-C3~6シクロアルキルを表し、ここで、C2~6アルキル、-C(=O)-C1~6アルキル、-S(=O)2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、-C(=O)-C3~6シクロアルキル及び-S(=O)2-C3~6シクロアルキルは、ハロ、C1~4アルキル及び1、2又は3個のハロ原子で置換されたC1~4アルキルからなる群から選択される1、2又は3個の置換基で任意選択的に置換されており;
Y2は、-S-又は-S(=O)2-を表し;
但し、Y1及びY2の少なくとも一方は、-S(=O)2-を表す、化合物、並びにその互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
X1は、
を表し;
X2は、両方の方向で分子の残部に結合され得る、
R1及びR2は、メチルを表し;
Y1は、-S(=O)2-又は-N(Rx)-を表し;
RXは、水素を表し;
Y2は、-S-又は-S(=O)2-を表し;
但し、Y1及びY2の少なくとも一方は、-S(=O)2-を表す、化合物、並びにその互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
X1は、
を表し;
X2は、両方の方向で分子の残部に結合され得る、
R1及びR2は、メチルを表し;
Y1は、-S(=O)2-又は-N(Rx)-を表し;
RXは、メチルを表し;
Y2は、-S-又は-S(=O)2-を表し;
但し、Y1及びY2の少なくとも一方は、-S(=O)2-を表す、化合物、並びにその互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
X1は、
を表し;
X2は、両方の方向で分子の残部に結合され得る、
R1及びR2は、メチルを表し;
Y1は、-S(=O)2-又は-N(Rx)-を表し;
Rxは、メチルを表し;
Y2は、-S-又は-S(=O)2-を表し;
但し、Y1及びY2の少なくとも一方は、-S(=O)2-を表す、化合物、並びにその互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容される塩及び溶媒和物に関する。
この項では、全ての他の項と同様に、文脈上別段の指示がある場合を除き、式(I)への言及には、本明細書に定義される全ての他のサブグループ及びこれらの例も含まれる。
- 式(II)の中間体は、式(III)の中間体を、例えばハロゲン化アルキルなどの好適なアルキル化剤R2L(式中、Lは、好適な脱離基である)と、例えばCs2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばDMFなどの好適な溶媒中で、例えば室温又は60℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(III)の中間体は、式(IV)の中間体を、例えばHClなどの好適な脱保護剤と、例えばMeOH、THF又はそれらの混合物などの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(VI)の中間体は、式(VII)の中間体(式中、Y3はC=Oであり、R’はMeである)を、例えばBH3.DMS(ボランジメチルスルフィド)などの好適な還元剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温又は50℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 代わりに、式(VI)の中間体は、式(VII)の中間体(式中、Y3はCH2であり、R’はTBDMSなどの好適な保護基である)を、例えばテトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)などの好適な脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(VII)の中間体は、式(VIII)の中間体(式中、Lは、例えばメシレート(MsO)又はClなどの好適な脱離基である)を、3-(アセチルチオ)ナフタレン-1-イルアセテートと、例えばK2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばメタノールなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(VIII)の中間体は、式(IX)の中間体を、例えばメシルクロリド(MsCl)又はSOCl2などの好適な活性化剤と、DCMなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(IX)の中間体は、以下のようにして調製することができる。
a)Y3がC=Oであり、R’がMeであり、P2がTBDMSなどの保護基である場合、式(X)の中間体を、例えばTBAFなどの好適な脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させるか、又は
b)Y3がCH2であり、R’がTBDMSなどの保護基であり、P2がテトラヒドロピラニル(THP)などの保護基である場合、式(X)の中間体を、例えばMgBr2などの好適な脱保護剤と、例えばEt2Oなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させる。
- 式(X)の中間体(式中、P2は、例えばtert-ブチルジフェニルシリル(TBDPS)などの好適な保護基である)は、式(XI)の中間体を、式(XII)の中間体と、例えばK2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばMeOH、THF又はそれらの混合物などの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。Lは、例えばMsO又はClなどの好適な脱離基として定義される。
- 代わりに、中間体(VI)は、2段階で調製することができ、まず、式(XXXIV)の中間体(式中、Y3はCH2であり、R’はTBDMSなどの好適な保護基である)を、例えばBH3.DMS(ボランジメチルスルフィド)などの好適な還元剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温又は50℃などの好適な温度で反応させ、その後、例えばTBAFなどの好適な脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXIV)の中間体は、式(XIII)の中間体(式中、Lは、例えばMsO又はClなどの好適な脱離基である)を、3-(アセチルチオ)ナフタレン-1-イルアセテートと、例えばK2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばメタノールなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XIII)の中間体は、式(XIV)の中間体を、例えばMsCl又はSOCl2などの好適な活性化剤と、DCMなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XIV)の中間体は、式(XV)の中間体を、例えばテトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)などの好適な脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XV)の中間体は、式(XVI)の中間体を、式(XVII)の中間体と、例えばO-(ベンゾトリアゾル-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)などの好適なカップリング試薬の存在下、例えばDIPEAなどの好適な塩基の存在下、例えばDMFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XVI)の中間体は、式(XI)の中間体を、例えばメチルアミンなどの好適な一級アミンと、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば40℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XVIII)の中間体を、2段階の手順で反応させることによって調製することができ、まず、例えばMsClなどの好適な活性化剤の存在下、例えばEt3Nなどの好適な塩基の存在下、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させ、次いで、チオ酢酸カリウム(AcSK)と、例えばDMFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XVIII)の中間体は、式(XIX)の中間体を、例えばLiAlH4などの好適な還元剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば0℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXI)の中間体は、式(XXII)の中間体を、例えばチオフェノールなどの好適な脱保護剤と、例えばK2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばアセトニトリルなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXII)の中間体は、式(XXIII)の中間体を、例えばジ-tert-ブチルアゾジカルボキシレート(DTBAD)などの好適な試薬と、例えばトリフェニルホスフィン(PPh3)などの好適なホスフィンの存在下、例えばTHF、トルエン又はそれらの混合物などの好適な溶媒中で、例えば室温又は70℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXIII)の中間体は、式(XXIV)の中間体(式中、Y3はC=Oであり、R’はMeである)を、例えばBH3.DMSなどの好適な還元剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温又は50℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 代わりに、式(XXIII)の中間体は、式(XXXIII)の中間体(式中、Y3はCH2であり、R’はTBDMSなどの好適な保護基である)を、例えばTBAFなどの好適な脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することもできる。
- 式(XXIV)の中間体は、式(XXXIII)の中間体(式中、Y3はC=Oであり、R’はMeである)を、例えばTBAFなどの好適な脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXIII)の中間体は、2段階の手順で調製することができ、まず、式(XXV)の中間体を、例えば2-ニトロフェニルスルホンアミドなどの好適な保護された窒素と、例えばDEAD又はDTBADなどの好適な試薬の存在下、例えばPPh3などの好適なホスフィンの存在下、例えばDCMなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させ、続いて、式(XXVI)の中間体と、例えばDEAD又はDTBADなどの好適な試薬の存在下、例えばPPh3などの好適なホスフィンの存在下、例えばDCMなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。(Nsは、ノシル又はオルト-ニトロベンゼンスルホニルを意味する)
- 代わりに、式(XXXIII)の中間体は、例えば、式(XXXIII)の中間体(式中、Y2=S)をmCPBAなどの好適な酸化剤と、例えばDCMなどの好適な溶媒中において例えば室温などの好適な温度で反応させることにより、酸化型(式中、Y2=SO2)に変換され得る。
- 式(XXV)の中間体は、式(XXVII)の中間体を、例えばTFAなどの好適な脱保護剤と、例えばDCMなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXVII)の中間体は、式(XXVIII)の中間体を、例えばMeI(ヨウ化メチル)などの好適なアルキル化試薬と、例えばCs2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばDMFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXVIII)の中間体(式中、P3は、例えばTHPなどの好適な保護基であり、Y3はC=Oであり、R’はMeである)は、メチル7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-メトキシ-3-オキソプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(CAS[2143010-85-7]を、式(XXIX)の中間体と、例えば[1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dtbpf)Cl2)などの好適な触媒の存在下、例えばCs2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばTHF及び水の混合物などの好適な溶媒中で、例えば100℃などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 代わりに、この全合成系は、メチル7-ブロモ-6-クロロ-3-(3-ヒドロキシプロピル)-1H-インドール-2-カルボキシレート(CAS[2245716-18-9])から出発し得、これを、例えばTBDMSClなどの好適な保護基試薬で、例えばトリエチルアミン(Et3N)若しくはDMAP又はそれらの混合物などの好適な塩基の存在下、例えばTHFなどの好適な溶媒中において、例えば室温などの好適な温度で保護した後、中間体(式中、Y3は、CH2であり、R’は、TBDMSなどの好適な保護基である)が導かれる。
- 式(XXX)の中間体は、式(XXXI)の中間体を、例えばTBDMSClなどの好適な保護基前駆体と、例えばEt3N若しくはDMAP又はそれらの混合物などの好適な塩基存在下、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXI)の中間体は、式(XXXII)の中間体を、例えばLiBH4などの好適な還元剤と、例えば2-メチルテトラヒドロフラン(2-MeTHF)などの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXV)の中間体は、式(XXXVI)の中間体を、例えばTBDMSCl(tert-ブチルジメチルシリルクロリド)又はTBDPSCl(tert-ブチルジフェニルシリルクロリド)などの好適な三置換シリルクロリドと、例えばイミダゾールなどの好適な塩基存在下、例えばDMFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXVI)の中間体は、式(XXXVII)の中間体(式中、Lは、例えばクロリド又はメシレートなどの好適な脱離基である)を、3-(アセチルチオ)ナフタレン-1-イルアセテートと、例えばK2CO3などの好適な塩基の存在下、例えばメタノールなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXVII)の中間体は、式(XXXVIII)の中間体を、例えばメシルクロリド又は塩化チオニルなどの好適な試薬と、必要に応じて例えばトリエチルアミンなどの好適な塩基の存在下、例えばCH2Cl2などの好適な溶媒中、例えば0℃又は室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXVIII)の中間体は、式(XXXIX)の中間体を、例えばTBAFなどの脱保護剤と、例えばTHFなどの好適な溶媒中で、例えば室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
- 式(XXXIX)の中間体は、エチル5-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)-1H-ピラゾール-3-カルボキシレートを、ヨウ化メチルと、例えばナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの好適な塩基の存在下、例えばTHFなどの好適な溶媒中、例えば0℃又は室温などの好適な温度で反応させることによって調製することができる。
本発明の化合物は、MCL-1抗アポトーシス活性などの1つ以上のMCL-1活性を阻害することが見出された。
粗製又は部分的に精製された中間体として次の反応工程で使用される中間体について、ある場合には、次の反応工程でそのような中間体のモル量が言及されず、代わりに次の反応工程でそのような中間体の推定モル量又は理論モル量が下記に記載する反応プロトコルに示される。
中間体11:Ra又はSa;一方のアトロプ異性体であるが、絶対立体化学は未確定
ホルムアルデヒド(37%水溶液、28μL、3当量)を、中間体9(100mg、0.13mmol)及びAcOH(22μL、3当量)のDCM(1.5mL)溶液に室温で添加した。次いで、NaBH(OAc)3(81mg、3当量)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。NaHCO3飽和水溶液(2.5mL)を添加することによって反応をクエンチし、水(2.5mL)及びDCM(10mL)で希釈した。有機層を分離し、水層をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させて濾過し、無色の油状物となるまで蒸発させた。アトロポ異性体を分取SFC(固定相:Chiralpak Daicel IC 20×250mm、移動相:CO2、iPrOH+0.4% iPrNH2)によって分離し、どちらも透明な油状物として中間体10(33mg、収率34%)及び中間体11(31mg、収率32%)を得た。
中間体18:Ra又はSa;一方のアトロプ異性体であるが、絶対立体化学は未確定
中間体19:Sa又はRa;一方のアトロプ異性体であるが、絶対立体化学は未確定
中間体16(260mg、0.35mmol)の無水THF(8mL)溶液及びDTBAD(244mg、3当量)の無水トルエン(8mL)溶液を、トリフェニルホスフィン(278mg、3当量)の無水トルエン(28mL)溶液に、同時に滴加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、得られた残渣を酢酸エチルで取り出し、水及び塩水で洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥させて濾過し、濃縮した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ;ヘプタン/EtOAc勾配)によって精製した。所望の画分を合わせ、溶媒を蒸発させ、淡黄色の固形物として中間体17(80mg、31%)を得た。
化合物1
中間体10(31mg、0.04mmol)のMeOH(1mL)、THF(1mL)及び水(0.5mL)の混合溶液に、LiOH(14.8mg、15当量)を添加した。得られた反応混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、白色固形物を得た。固形物を水(5mL)中に溶解させ、1MのHCl水溶液によってpH4~5に酸性化すると、白色の沈殿物が形成された。水層をCHCl3:MeOH(8:2)(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮すると白色固形物が得られ、これをシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH-1:0~9:1)によって精製し、白色固形物として化合物1(26mg、収率85%)を得た。
LC-MS:RT(分):1.61,MW 700.2,[MH]+ 701.4,[MH]- 699.5(方法:5)
SFC:RT(分):4.53,MW700.2,[MH]+ 701,[MH]- 699(方法:2)
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.59-1.81(m,3H),1.97(s,3H),2.14-2.26(m,1H),2.30-2.44(m,2H),2.85(s,2H),3.02-3.13(m,2H),3.37-3.50(m,5H),3.72(s,3H),3.77(s,3H),3.92-4.04(m,1H),4.09-4.29(m,1H),4.52-4.76(m,1H),4.88-4.97(m,1H),5.08(d,J=15.5Hz,1H),6.97(br s,1H),7.05(d,J=8.6Hz,1H),7.63-7.74(m,2H),7.87(d,J=8.6Hz,1H),7.91(s,1H),8.07(d,J=7.9Hz,1H),8.21(d,J=8.1Hz,1H)
化合物1を合成するのに用いられたものと類似の手法を用いて、化合物2(26mg、収率85%)を、中間体11から白色固形物として得た。
LC-MS:Rt(分)1.61,MW 700.2,[MH]+ 701.4,[MH]- 699.5(方法:5)
SFC:RT(分):4.73,MW700.2,[MH]+ 701,[MH]- 699(方法:2)
1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.59-1.81(m,3H),1.97(s,3H),2.14-2.26(m,1H),2.30-2.44(m,2H),2.85(s,2H),3.02-3.13(m,2H),3.37-3.50(m,5H),3.72(s,3H),3.77(s,3H),3.92-4.04(m,1H),4.09-4.29(m,1H),4.52-4.76(m,1H),4.88-4.97(m,1H),5.08(d,J=15.5Hz,1H),6.97(br s,1H),7.05(d,J=8.6Hz,1H),7.63-7.74(m,2H),7.87(d,J=8.6Hz,1H),7.91(s,1H),8.07(d,J=7.9Hz,1H),8.21(d,J=8.1Hz,1H)
中間体18(23mg、0.03mmol)をMeOH(0.9mL)及びTHF(0.9mL)中に懸濁させた。LiOH(17mg、13当量)を水(0.2mL)中に溶解させ、混合物に添加した。反応混合物を窒素で脱気し、80℃で2.5時間撹拌した。室温に冷却した後、HCl水溶液(2M、0.35mL)を添加し、混合物を乾燥するまで濃縮した。水(0.9mL)を残渣に添加し、白色懸濁物を得た。白色固形物を濾過し、水(2×0.175mL)で洗浄した。この固形物をDCM(2.61mL)中10%のMeOH中に再び溶解させ、MgSO4上で乾燥させて濾過し、乾燥するまで濃縮した。溶出液として59%[25mM NH4HCO3]-41%[ACN:MeOH 1:1]~17%[25mM NH4HCO3]-83%[ACN:MeOH 1:1]を使用する逆相カラムクロマトグラフィーによって残渣を精製した。所望の分画を合わせ、淡褐色の固形物として化合物3(7mg、収率31%)を得た。
LC-MS:RT(分):4.15,[MH]+ 704.2(方法:1)
1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.10(s,3H),2.30-2.44(m,2H),3.18-3.31(m,2H),3.34(s,3H),3.39-3.62(m,4H),3.69(s,3H),3.84(d,J=15.0Hz,1H),3.92(s,3H),3.95(d,J=15.0Hz,1H),),4.07(d,J=15.0Hz,1H),4.45(d,J=15.0Hz,1H),5.65(s,1H),5.93(s,1H),7.07(d,J=8.6Hz,1H),7.49-7.58(m,2H),7.61(d,J=8.6Hz,1H),7.66(s,1H),7.70-7.80(m,1H),8.26-8.39(m,1H)
旋光度:+3.0750°(c0.1333w/v,CDCl3,23℃)
中間体19(17mg、0.02mmol)をMeOH(0.7mL)及びTHF(0.7mL)中に懸濁させた。LiOH(13mg、13当量)を水(0.16mL)中に溶解させ、混合物に添加した。反応混合物を窒素で脱気し、80℃で2.5時間撹拌した。室温に冷却した後、HCl水溶液(2M、0.35mL)を添加し、混合物を乾燥するまで濃縮した。水(0.9mL)を残渣に添加し、白色懸濁物を得た。白色固形物を濾過し、水(2×0.175mL)で洗浄した。この固形物をDCM(2.61mL)中10%のMeOH中に再び溶解させ、MgSO4上で乾燥させて濾過し、乾燥するまで濃縮した。溶出液として59%[25mM NH4HCO3]-41%[ACN:MeOH 1:1]~17%[25mM NH4HCO3]-83%[ACN:MeOH 1:1]を使用する逆相カラムクロマトグラフィーによって残渣を精製した。所望の分画を合わせ、淡褐色の固形物として化合物4(6mg、収率36%)を得た。
LC-MS:RT(分):4.15,[MH]+ 704(方法:1)
1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.09(s,3H),2.28-2.37(m,2H),3.14-3.28(m,2H),3.37(s,3H),3.40-3.63(m,4H),3.68(s,3H),3.83(d,J=15.0Hz,1H),3.91(s,3H),3.94(d,J=15.0Hz,1H),4.05(d,J=15.0Hz,1H),4.46(d,J=15.0Hz,1H),5.60(s,1H),5.93(s,1H),7.04(d,J=8.5Hz,1H),7.46-7.62(m,3H),7.66(s,1H),769-7.81(m,1H),8.27-8.40(m,1H)
旋光度:-7.0750°(c0.1333w/v,CDCl3,23℃)
化合物7:Ra又はSaアトロプ異性体(一方のアトロプ異性体であり、絶対立体化学は未確定)
LiOH(87mg、13当量)の水溶液を、中間体20(120mg、0.16mmol)のTHF(4.8mL)及びMeOH(4.8mL)混合溶液に添加した。懸濁液を窒素で脱気し、反応混合物を80℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、1MのHCl水溶液を用いてpHをpH=4~5に調整した。DCM/MeOHの9:1混合物で水相を数回抽出し、合わせた有機層をMgSO4上で乾燥して濾過し、蒸発させた。溶出液としてDCM/MeOH 4:1を使用するシリカゲル上のクロマトグラフィーによって残渣を精製した。所望の画分を回収して濃縮し、白色固形物として化合物5(97mg、81%)を得た。
LC-MS:RT(分):3.90,[MH]+ 736(方法:2)
1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 2.11(s,3H),2.33-2.44(m,2H),3.00(s,3H),3.14(d,J=14.1Hz,1H),3.21-3.39(m,2H),3.44-3.53(m,1H),3.53-3.67(m,2H),3.74(s,3H),3.93(s,3H),4.01(d,J=15.0Hz,1H),4.31(d,J=15.0Hz,1H),4.39(d,J=15.0Hz,1H),4.71(d,J=15.0Hz,1H),6.02(s,1H),6.09(s,1H),7.02(d,J=8.6Hz,1H),7.60(d,J=8.6Hz,1H),7.70(t,J=7.4Hz,1H),7.77(t,J=7.4Hz,1H),7.98(d,J=8.0Hz,1H),8.14(s,1H),8.48(d,J=8.0Hz,1H)
LC-MS:RT(分):0.82,W:735.0,[MH]+ 736,[MH]-734(方法:3)
1H NMR(400MHz,DMSO-d6,27℃)δ ppm 2.03(s,3H),2.15-2.35(m,2H),3.06-3.12(m,4H),3.14-3.23(m,2H),3.58(s,3H),3.62-3.76(m,3H),3.80-3.89(m,4H),4.63(d,J=15.0Hz,1H),4.82-4.95(m,2H),5.75(s,1H),5.77(s,1H),6.09-6.13(m,1H),6.96(d,J=8.6Hz,1H),7.63(d,J=8.6Hz,1H),7.72-7.85(m,2H),8.16-8.21(m,2H),8.41(d,J=8.1Hz,1H)
SFC(最終抽出前に実行した):Rt(分)6.20,MW:735.16,[MH+iPrNH2]+ 795[MH]-734(方法:1)
LC-MS:RT(分):1.58,MW:735.00,[MH]+ 736,[MH]-734 BPM2:736(方法:4)
1H NMR(400MHz,DMSO-d6,27℃)δ ppm 2.03(s,3H),2.16-2.35(m,2H),3.05-3.13(m,4H),3.13-3.23(m,2H),3.58(s,3H),3.62-3.69(m,1H),3.72(br d,J=14.5Hz,1H),3.80-3.89(m,4H),4.64(d,J=14.7Hz,1H),4.82-4.96(m,2H),5.77(s,1H),6.11(s,1H),6.95(d,J=8.6Hz,1H),7.62(d,J=8.8Hz,1H),7.72-7.78(m,1H),7.78-7.84(m,1H),8.16-8.21(m,2H),8.41(d,J=8.1Hz,1H)
SFC(最終抽出前に実行した):RT(分):6.81,MW:735.16,[MH+iPrNH2]+ 795,[MH]- 734(方法:1)
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)測定を、LCポンプ、ダイオードアレイ(DAD)又はUV検出器及びそれぞれの方法で指定されるようなカラムを使用して実施した。必要に応じて、追加の検出器が含まれた(下記の方法の表を参照されたい)。
SFC測定は、二酸化炭素(CO2)及びモディファイヤーを送達するためのバイナリーポンプ、オートサンプラー、カラムオーブン、400barまでの高圧に耐える高圧フローセルを備えたダイオードアレイ検出器によって構成される分析的超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)システムを使用して行った。質量分析計(MS)で構成されている場合、カラムからの流れを(MS)に導入した。化合物の公称モノアイソトピック分子量(MW)を同定することが可能なイオンを得るために、調整パラメーター(例えば、走査範囲、滞留時間など)を設定することは、当業者の知識の範囲内に含まれる。データ収集は、好適なソフトウェアで実施した。分析SFC-MS法(流速をmL/分で表し、カラム温度(Col T)を℃で表し、分析時間を分で表し、背圧(BPR)をbarで表す。
1H NMRスペクトルは、Bruker Avance III 400HMz及びAvance NEO 400HMz分光計で記録した。別途言及しない限り、CDCl3を溶媒として使用した。化学シフトは、テトラメチルシランと比較してppmで表示した。
生物学的実施例1
骨髄細胞白血病1(Mcl-1)の結合パートナーとしてBIM BH3ペプチド(H2N-(C/Cy5Mal)WIAQELRRIGDEFN-OH)を利用する、テルビウム標識Mcl-1の均一時間分解蛍光(HTRF)結合アッセイ。
アッセイで使用するため、以下のアッセイ緩衝液とストック緩衝液とを調製した:(a)ストック緩衝液:濾過、滅菌し、4℃で保存した10mM Tris-HCl、pH=7.5+150mM NaCl;及び(b)1×アッセイ緩衝液であって、ストック緩衝液に以下の成分:2mM ジチオスレイトール(DTT)、0.0025% Tween-20、0.1mg/mL ウシ血清アルブミン(BSA)を新たに添加したもの。25pM Tb-Mcl-1及び8nM Cy5 Bimペプチドに、1×アッセイ緩衝液(b)を用いてタンパク質ストック溶液を希釈することにより、1×Tb-Mcl-1+Cy5 Bimペプチド溶液を調製した。
BMG PHERAStar FSXマイクロプレートリーダーを使用して、665nm及び620nmの2つの発光波長で蛍光強度を測定し、両方の発光の相対蛍光単位(RFU)及び発光比率(665nm/620nm)×10,000を報告した。RFU値を、以下のように阻害率に正規化した:
阻害%=(((NC-IC)-(化合物-IC))/(NC-IC))×100
(式中、IC(阻害剤コントロール、低シグナル)=1×Tb-MCl-1+Cy5 Bimペプチド+阻害剤コントロールの平均シグナル又はMcl-1の100%阻害;NC(中性コントロール、高シグナル)=DMSOのみを含む1×Tb-MCl-1+Cy5 Bimペプチドの平均シグナル又は0%阻害)。
Y=Bottom+(Top-Bottom)/(1+10^((log IC50-X)×HillSlope))
(式中、Y=X阻害剤濃度の存在下での阻害%;Top=IC(Mcl-1+阻害剤コントロールの平均シグナル)から導出された100%阻害;Bottom=NC(Mcl-1+DMSOの平均シグナル)から導出された0%阻害;Hillslope=Hill係数;及びIC50=最高/中性コントロール(NC)に対する50%阻害の化合物の濃度)。
Ki=IC50/(1+[L]/Kd)
本アッセイでは[L]=8nM及びKd=10nMである。
MCL-1は、アポトーシスの調節因子であり、細胞死を免れる腫瘍細胞で高度に過剰発現する。アッセイでは、アポトーシス経路の調節因子、主にMCL-1、Bfl-1、Bcl-2及びBcl-2ファミリーの他のタンパク質を標的とする小分子化合物の細胞効力を評価する。抗アポトーシス性の調節因子とBH3ドメインタンパク質との相互作用を妨害するタンパク質間阻害剤により、アポトーシスが開始する。
MCL-1は、アポトーシスの調節因子であり、細胞死を免れる腫瘍細胞で高度に過剰発現する。アッセイでは、アポトーシス経路の調節因子、主にMCL-1、Bfl-1、Bcl-2及びBcl-2ファミリーの他のタンパク質を標的とする小分子化合物の細胞効力を評価する。抗アポトーシス性の調節因子とBH3ドメインタンパク質との相互作用を妨害するタンパク質間阻害剤により、アポトーシスが開始する。
・Perkin Elmer Envision
・Multidrop 384及び小容量分注カセット
・遠心分離機
・Countess全自動セルカウンター
・Countessカウンティングチャンバースライド
・アッセイプレート:ProxiPlate-384 Plus、白色384-浅底ウェルマイクロプレート
・シーリングテープ:Topseal A plus
・T175培養フラスコ
細胞培養物を、0.2~2.0×106細胞/mLで維持した。細胞を50mLのコニカルチューブに収集することで採取した。次いで、細胞を5分間にわたり500gでペレット化し、その後、上清を除去し、新鮮な予備加温した培養培地に再懸濁した。細胞を計数し、必要に応じて希釈した。
バッファー溶液を基質バイアルに移し、これを混合することによってアッセイ試薬を調製した。この溶液は、4℃で最大1週間まで保存することができるが、シグナルの喪失はごくわずかであった。
化合物は、assay-readyプレート(Proxiplate)で納品され、これを-20℃で保管した。
LC=低コントロール値の中央値
=Screener内の中央参照値
=DMSO
=0%
HC=高コントロール値の中央値
=Screener内のスケール参照値
=30μMの陽性コントロール
=100%のアポトーシス誘導
%効果(AC50)=100-(サンプル-LC)/(HC-LC)*100
%コントロール=(サンプル/HC)*100
%コントロール最小=(サンプル-LC)/(HC-LC)*100
表:測定された式(I)の代表的な化合物のAC50。特定の化合物の全てのバッチにおける全ての実行にわたる平均値が記録されている。
Claims (11)
- 式(I)
X1は、
を表し;
X2は、両方の方向で分子の残部に結合され得る、
R1及びR2は、メチルを表し;
Y1は、-S(=O)2-又は-N(Rx)-を表し;
Rxは、水素、メチル、C2~6アルキル、-C(=O)-C1~6アルキル、-S(=O)2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、-C(=O)-C3~6シクロアルキル又は-S(=O)2-C3~6シクロアルキルを表し、ここで、C2~6アルキル、-C(=O)-C1~6アルキル、-S(=O)2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、-C(=O)-C3~6シクロアルキル及び-S(=O)2-C3~6シクロアルキルは、ハロ、C1~4アルキル及び1、2又は3個のハロ原子で置換されたC1~4アルキルからなる群から選択される1、2又は3個の置換基で任意選択的に置換されており;
Y2は、-S-又は-S(=O)2-を表し;
但し、Y1及びY2の少なくとも一方は、-S(=O)2-を表す)
の化合物、又はその互変異性体若しくは立体異性体形態、又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。 - Y1は、-S(=O)2-を表す、請求項1に記載の化合物。
- Y2は、-S(=O)2-を表す、請求項1に記載の化合物。
- Rxは、メチルを表す、請求項4に記載の化合物。
- 請求項1~5の何れか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体又は希釈剤とを含む医薬組成物。
- 請求項5に記載の医薬組成物を調製するプロセスであって、薬学的に許容される担体を、治療的有効量の、請求項1~5の何れか一項に記載の化合物と混合することを含むプロセス。
- 薬剤として使用するための、請求項1~5の何れか一項に記載の化合物又は請求項6に記載の医薬組成物。
- 癌の予防又は治療に使用するための、請求項1~5の何れか一項に記載の化合物又は請求項6に記載の医薬組成物。
- 癌は、前立腺癌、肺癌、膵臓癌、乳癌、卵巣癌、子宮頸癌、黒色腫、B細胞性慢性リンパ球性白血病(CLL)、急性骨髄性白血病(AML)及び急性リンパ芽球性白血病(ALL)から選択される、請求項9に記載の使用のための化合物又は医薬組成物。
- 癌を治療又は予防する方法であって、それを必要とする対象に、治療的有効量の、請求項1~5の何れか一項に記載の化合物又は請求項6に記載の医薬組成物を投与することを含む方法。
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