[go: up one dir, main page]

JP2023169446A - ホスアプレピタント注射用水溶液剤 - Google Patents

ホスアプレピタント注射用水溶液剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2023169446A
JP2023169446A JP2020170581A JP2020170581A JP2023169446A JP 2023169446 A JP2023169446 A JP 2023169446A JP 2020170581 A JP2020170581 A JP 2020170581A JP 2020170581 A JP2020170581 A JP 2020170581A JP 2023169446 A JP2023169446 A JP 2023169446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fosaprepitant
aqueous solution
injection
related substances
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020170581A
Other languages
English (en)
Inventor
達也 舩井
Tatsuya Funai
麻以 野村
Mai Nomura
敬亮 神保
Takaaki Jinbo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruishi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Maruishi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruishi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Maruishi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2020170581A priority Critical patent/JP2023169446A/ja
Priority to PCT/JP2021/037143 priority patent/WO2022075408A1/ja
Priority to TW110137565A priority patent/TW202228718A/zh
Publication of JP2023169446A publication Critical patent/JP2023169446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/675Phosphorus compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. pyridoxal phosphate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/02Inorganic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/16Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing nitrogen, e.g. nitro-, nitroso-, azo-compounds, nitriles, cyanates
    • A61K47/18Amines; Amides; Ureas; Quaternary ammonium compounds; Amino acids; Oligopeptides having up to five amino acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/08Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for nausea, cinetosis or vertigo; Antiemetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】ホスアプレピタント類縁物質の生成が抑制されたホスアプレピタント注射用水溶液剤を提供すること。【解決手段】ホスアプレピタント及びジエチレントリアミン五酢酸を含有する、ホスアプレピタント注射用水溶液剤。【選択図】なし

Description

本発明は、ホスアプレピタント注射用水溶液剤に関する。
ホスアプレピタントは、選択的ニューロキニン1(NK1)受容体拮抗型制吐薬であるアプレピタントのプロドラッグである。現在、ホスアプレピタントのジメグルミン塩を有効成分として含有する医薬製剤が凍結乾燥品として本邦において販売されており、ホスアプレピタントとして150mgを5mLの生理食塩液に溶解後、最終容量が100~250mL(最終濃度として0.6~1.5mg/mL)となるように生理食塩液で希釈したものを点滴静注し、抗悪性腫瘍剤の投与に伴う悪心・嘔吐の予防及び症状の軽減に用いられている。
しかしながら、ホスアプレピタントは、水性環境下では速やかにアプレピタントやその他類縁物質へ加水分解され、とりわけpH7以下になると、より一層アプレピタントへの加水分解が進行することが報告されている(非特許文献1)。そのため、市販の医薬製剤は、安定性を考慮して剤形を凍結乾燥品とし、冷所(2~8℃)保存とされている(非特許文献2)。
そこで、ホスアプレピタント製剤の安定性を向上させ、ホスアプレピタントの分解や類縁物質の生成を抑制した医薬製剤が種々検討されてきた。例えば、ホスアプレピタントにポリエチレングリコール等の非水性溶媒を含有させた注射用組成物が、設定された時間、温度及びpHの範囲内において保存時に劣化を示さず、不純物の生成が許容範囲となることが報告されている(特許文献1)。また、ホスアプレピタントに、マルトース又はトレハロース、あるいはピリジン誘導体を含有させた医薬製剤が、ホスアプレピタントの加水分解や類縁物質の生成を抑制できるとの報告もある(特許文献2、3)。
国際公開第2016/59587号 特開2019-73457号公報 特開2019-108287号公報
Cancer Chemother Pharmacol,2014,73:437 医薬品インタビューフォーム,選択的NK1受容体拮抗型制吐剤 プロイメンド点滴静注用150mg,2016年3月(第8版)
しかしながら、これら先行技術文献は、いずれも非水系環境下におけるホスアプレピタントの安定化技術を開示するに過ぎず、水性環境下におけるホスアプレピタントの安定化については一切検討されていない。
本発明の課題は、ホスアプレピタント類縁物質の生成が抑制されたホスアプレピタント注射用水溶液剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み詳細に検討したところ、ホスアプレピタントを特定化合物と共存させることで、水性環境下におけるホスアプレピタントの安定性が高められ、ホスアプレピタント類縁物質の生成が抑制されたホスアプレピタント注射用水溶液剤が得られることを見出した。
即ち、本発明は、次の〔1〕~〔9〕を提供するものである。
〔1〕ホスアプレピタント及びジエチレントリアミン五酢酸を含有する、ホスアプレピタント注射用水溶液剤。
〔2〕ジエチレントリアミン五酢酸の含有量がホスアプレピタント1質量部に対して0.005~0.08質量部である、前記〔1〕記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
〔3〕更に、炭酸水素ナトリウムを含有する、前記〔1〕又〔2〕記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
〔4〕炭酸水素ナトリウムの含有量がホスアプレピタント1質量部に対して0.05~1.5質量部である、前記〔3〕記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
〔5〕pHが8.0~10.0である、前記〔1〕~〔4〕のいずれか一に記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
〔6〕ジエチレントリアミン五酢酸を有効成分として含有する、ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成抑制剤。
〔7〕ホスアプレピタントをジエチレントリアミン五酢酸と共存させる、ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成抑制方法。
〔8〕ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成を抑制するための、ジエチレントリアミン五酢酸の使用。
〔9〕ジエチレントリアミン五酢酸と混合する工程を含む、ホスアプレピタント注射用水溶液剤の製造方法。
本発明のホスアプレピタント注射用水溶液剤は、水性環境下におけるホスアプレピタントの安定性が十分に高められているため、ホスアプレピタント類縁物質の生成を抑制することができる。したがって、本発明のホスアプレピタント注射用水溶液剤は、ホスアプレピタントの効能を安全かつ十分に享受できるから、抗悪性腫瘍剤の投与に伴う悪心・嘔吐の予防及び症状の軽減に有用である。
実施例1のホスアプレピタント注射用水溶液剤をHPLC分析して得られたクロマトグラムを示す図である。 比較例1のホスアプレピタント注射用水溶液剤をHPLC分析して得られたクロマトグラムを示す図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔ホスアプレピタント注射用水溶液剤〕
本発明のホスアプレピタント注射用水溶液剤(以下、単に「水溶液剤」とも称する)は、その剤形がそのまま投与可能な水溶液剤でも、使用直前に希釈して投与される、濃縮された水溶液剤でもよい。
本発明の水溶液剤は、ホスアプレピタントを含有する。ここで、本明細書において「ホスアプレピタント」とは、ホスアプレピタント及びその薬理学的に許容される塩を包含する概念である。薬理学的に許容される塩は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば特に限定されないが、例えば、酸付加塩、塩基塩を挙げることができる。
酸付加塩は、無機酸の塩でも、有機酸の塩でもよい。具体的には、例えば、塩酸塩、リン酸塩、重硫酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、過硫酸塩等の無機酸塩、酢酸塩、アジピン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、メタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、蓚酸塩、パモ酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、トシレート塩、ウンデカン酸塩等の有機酸塩が挙げられる。
塩基塩としては、例えば、アンモニウム塩;ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;N-メチル-D-グルカミン(メグルミン)、ジシクロヘキシルアミン塩等の有機アミンとの塩、アルギニン、リシン,オルニチン等のアミノ酸との塩を挙げることができる。
中でも、ホスアプレピタントとしては、ホスアプレピタントのジメグルミン塩(ホスアプレピタントメグルミン)が好ましい。
本発明の水溶液剤中のホスアプレピタントの含有量は、治療上有効な量であれば特に限定されないが、最終投与形態としての水溶液剤中に、好ましくは0.15~20mg/mL、より好ましくは0.3~5mg/mL、更に好ましくは0.5~2mg/mLである。なお、ホスアプレピタントが塩の形態である場合、ホスアプレピタントの含有量は、ホスアプレピタント量に換算した値とする。以下の量比の説明においても、ホスアプレピタントが塩の形態である場合には同様に換算するものとする。
本発明の水溶液剤は、キレート剤としてジエチレントリアミン五酢酸を含有する。ジエチレントリアミン五酢酸は、水性環境下におけるホスアプレピタントの安定性を高め、ホスアプレピタント類縁物質生成抑制剤として機能するものである。ここで、本明細書において「ホスアプレピタント類縁物質」とは、ホスアプレピタント注射用水溶液剤を、下記に示した分析条件にしたがって高速液体クロマトグラフ(以下、「HPLC」とも称する)分析をしたときに、ホスアプレピタントの保持時間(RT)を指標とした相対保持時間(RRT)0.95±0.1に検出されるホスアプレピタント由来の物質をいう。なお、ホスアプレピタント注射用水溶液剤は、HPLC分析に適するホスアプレピタント濃度に調整して分析するものとする。具体的には、希釈が必要な場合には適切な溶媒で希釈し、濃縮が必要な場合は適切な方法で濃縮し、ホスアプレピタント濃度をHPLC分析に適する濃度範囲内となるように調整し、それをHPLC分析に供する。なお、析出などにより前処理が必要な場合は、適切な前処理を行った後、濃度調整を行う。また、この分析条件と同等の結果が得られる場合には、他の分析条件によりHPLC分析を行っても構わない。
ホスアプレピタント類縁物質量は、クロマトグラムのピーク面積より下記式に基づいて計算する。即ち、HPLC分析により得られたクロマトグラムにおける、相対保持時間(RRT)0.95±0.1に検出されるホスアプレピタントの類縁物質、ホスアプレピタント、及び相対保持時間(RRT)1.41±1.4に検出されるアプレピタントの各ピーク面積を用いて、ホスアプレピタント類縁物質量を算出する。
ホスアプレピタント類縁物質量(%)=x/(x+y+z)×100
〔式中、xはホスアプレピタントの類縁物質のピーク面積を示し、yはホスアプレピタントのピーク面積を示し、zはアプレピタントのピーク面積を示す。〕
分析条件
・分析装置 :高速液体クロマトグラフ(Waters Allinace 2996)
・カラム :カラムサイズ 4.6×250mm、粒子径 5μmのオクタデシルシリル
化シリカゲル(L-column2 ODS、(一財)化学物質評価研究
機構)
・カラム温度:30℃付近の一定温度
・移動相A :0.1%リン酸(V/V%)
・移動相B :アセトニトリル
・分析条件 :グラジエント分析
時間(分) 移動相A(体積%) 移動相B(体積%)
0.01 65 35
5 65 35
20 30 70
40 5 95
42 65 35
50 65 35
・試料注入量:20μL
・送液量 :1.0mL/min
・検出器波長:263nm
本発明の水溶液剤は、50℃にて7日間保存した後、上記と同一条件にてHPLC分析したときに、ホスアプレピタントの保持時間(RT)を指標とした相対保持時間(RRT)0.95±0.1の類縁物質の含有量を、通常0.2%以下、好ましくは0.1%以下とすることができる。
本発明の水溶液剤中のジエチレントリアミン五酢酸の含有量は、ホスアプレピタント類縁物質の生成抑制の観点から、ホスアプレピタント1質量部に対して、0.005~0.08質量部が好ましく、0.005~0.075質量部がより好ましく、0.005~0.07質量部が更に好ましい。
本発明の水溶液剤は、更に炭酸水素ナトリウムを含有することが好ましい。炭酸水素ナトリウムをジエチレントリアミン五酢酸と組み合わせて含有させることで、ホスアプレピタント類縁物質の生成抑制効果をより高いレベルで発現することができる。
本発明の水溶液剤中の炭酸水素ナトリウムの含有量は、ホスアプレピタント類縁物質の生成抑制の観点から、ホスアプレピタント1質量部に対して、0.05~1.5質量部が好ましく、0.05~1.3質量部がより好ましく、0.05~1.2質量部が更に好ましい。
また、(A)ジエチレントリアミン五酢酸と(B)炭酸水素ナトリウムとの質量比[(B)/(A)]は、ホスアプレピタント類縁物質の生成抑制の観点から、0.4~300が好ましく、0.5~250がより好ましく、0.625~200が更に好ましい。
本発明の水溶液剤は、ホスアプレピタント類縁物質の生成抑制の観点から、pH調整剤を含有することが好ましい。pH調整剤は、1又は2以上含有することができる。
pH調整剤としては、例えば、酸剤、アルカリ剤が挙げられる。酸剤としては、例えば、塩酸、リン酸、ホウ酸、炭酸等の無機酸;アスコルビン酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸等の有機酸が挙げられ、1又は2以上含有することができる。また、アルカリ剤としては、例えば、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン(トロメタモール)等の無機又は有機塩基;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物;リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素二ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機酸のアルカリ土類金属塩が挙げられる。また、酸剤とアルカリ剤を併用しても構わない。
pH調整剤の含有量は、pH調整剤の種類に応じて所望のpHとなるように適宜設定することができる。なお、pHは、最終投与形態としての水溶液剤において、8.0~10が好ましく、8.0~9.5がより好ましく、8.5~9.5が更に好ましく、8.8~9.2が殊更に好ましい。なお、pHは、pHメーターを用いて測定するものとする。
本発明の水溶液剤は、界面活性剤を含有することができる。界面活性剤は、1又は2以上含有しても構わない。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤が好ましく、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンヒドロキシ脂肪酸エステルを挙げることができる。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンソルビタンC10-20脂肪酸エステルが好ましい。具体的には、例えば、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミチン酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアリン酸エステル、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレイン酸エステルを挙げることができる。なお、カッコ内の数値は、エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、以下においても同様である。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、エチレンオキサイドが5~200モル付加したものが好ましく、より好ましくは10~150モル、更に好ましくは20~120モル付加したものである。具体的には、例えば、ポリオキシエチレン(25)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油が挙げられる。
ポリオキシエチレンヒマシ油としては、例えば、ポリオキシエチレン(35)ヒマシ油を挙げることができる。
ポリオキシエチレンヒドロキシ脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンヒドロキシC10-20脂肪酸エステルが好ましく、ポリオキシエチレン(15)ヒドロキシステアリン酸エステルが更に好ましい。
中でも、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油及びポリオキシエチレンヒドロキシ脂肪酸エステルから選択される1又は2以上が好ましい。
界面活性剤の含有量は、ホスアプレピタント1質量部に対して0.1~70質量部が好ましく、0.2~50質量部がより好ましく、0.3~27質量部が更に好ましく、0.4~18質量部が殊更に好ましい。
本発明の水溶液剤は、所望により、更に他の成分を含有してもよい。他の成分としては、例えば、安定化剤、緩衝剤、保存剤、等張化剤を挙げることができるが、乳糖等の賦形剤やシクロデキストリンは含有することを必ずしも要しない。
安定化剤としては、例えば、亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸ナトリウムが挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、グリシン緩衝剤、グリシルグリシン緩衝剤、トリス緩衝剤、アスパラギン酸、アスパラギン酸塩、イプシロン-アミノカプロン酸が挙げられる。
保存剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、ソルビン酸、フェノール、クレゾール、クロロクレゾールなどが挙げられる。
等張化剤としては、たとえば、塩化ナトリウム、グルコース、ソルビトール、マンニト-ル、キシリトールなどが挙げられる。中でも、塩化ナトリウム、グルコースが好ましい。
これらの添加剤の含有量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することができる。
本発明の水溶液剤は、容器に充填することができる。容器は、使用目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、バイアル、アンプル、バッグ、注射器のような規定容量の形状のもの、瓶のような大容量の形状のものが挙げられる。容器の材質については、例えば、ガラス、プラスチックが挙げられる。また、容器内の表面には、シリカコート処理、シリコーンコート処理、サルファー処理、各種低アルカリ処理等が施されてもよい。また、プレフィルドシリンジのガスケット又はプレフィルドシリンジ若しくはバイアルの栓部の材質は特に限定されず、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、クロロブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料;ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー;又はそれらの混合物等の弾性材料等が挙げられる。
本発明の水溶液剤は、適宜の方法で調製することができる。例えば、剤形がそのまま投与可能な水溶液剤である場合、ホスアプレピタント及びジエチレントリアミン五酢酸、必要により他の成分を水性媒体に溶解することにより製造することができる。また、剤形が濃縮された水溶液剤である場合には、水性媒体の使用量を調整し、これを所定の倍率で希釈したときに有効量のホスアプレピタントを含む水溶液剤となり得るように調製すればよい。更に、そのまま投与可能な水溶液剤を公知の方法により濃縮することで、濃縮された水溶液剤としてもよい。水性媒体としては、例えば、生理食塩液、5%グルコース、注射用蒸留水、キシリトール液及び輸液から選択される1又は2以上を使用することができる。輸液としては、例えば、電解質液(リンゲル液等)、栄養輸液、蛋白アミノ酸注射液、ビタミン注射液等、電解液や栄養輸液(糖液等)を組み合わせた代用血液、脂肪を乳化した脂肪乳剤が挙げられるが、2価イオンを含まない水性媒体を用いることが好ましい。
濃縮された水溶液剤は、用時に、例えば、上記において説明した水性媒体の1又は2以上を用いて、最終投与形態としての水溶液剤中のホスアプレピタント濃度が上記範囲内となるように希釈すればよい。
本発明の水溶液剤は、最終投与形態としての水溶液剤において、生理食塩液に対する浸透圧比が、好ましくは0.5~3.0であり、より好ましくは0.7~2.5であり、更に好ましくは0.9~2.0である。なお、浸透圧は、自動浸透圧分析装置を用いて測定することができる
水溶液剤の投与経路としては、例えば、皮下投与、筋肉内投与、静脈内投与が挙げられる。中でも、静脈内投与が好ましい。静脈内投与としては、例えば、静脈内注射、静脈内点滴を挙げることができる。静脈内注射は、単回注射でも、複数回注射でもよい。静脈内点滴は、重力滴下点滴、点滴チューブポンプを介するポンプ注入、点滴シリンジドライバーの形態での投与が可能である。
〔類縁物質生成抑制剤、類縁物質生成抑制方法及び製造方法〕
本発明の類縁物質生成抑制剤及び類縁物質生成抑制方法は、水性環境下におけるホスアプレピタント類縁物質の生成を抑制するものである。
具体的には、本発明の生成抑制剤は、ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成抑制剤であって、ジエチレントリアミン五酢酸を有効成分として含有するものである。
また、本発明の生成抑制方法は、ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成抑制方法であって、ホスアプレピタントをジエチレントリアミン五酢酸と共存させるものである。ホスアプレピタント及びジエチレントリアミン五酢酸は、最終的にホスアプレピタント注射用水溶液剤中に共存した状態にあればよく、共存させるタイミングや配合順序は特に限定されない。
更に、本発明のホスアプレピタント注射用水溶液剤の製造方法は、ジエチレントリアミン五酢酸と混合する工程を含むものである。当該製造方法においても、ジエチレントリアミン五酢酸は、ホスアプレピタント注射用水溶液剤の製造工程のいずれかにおいてホスアプレピタントと共存した状態になればよく、混合するタイミングや混合順序は特に限定されない。
なお、ホスアプレピタント注射用水溶液剤、ホスアプレピタント及びジエチレントリアミン五酢酸の具体的構成は、上記において説明したとおりである。
ホスアプレピタント類縁物質の生成をより高いレベルで抑制するために、有効成分として炭酸水素ナトリウムを更に含有してもよい。ホスアプレピタントに対するジエチレントリアミン五酢酸及び炭酸水素ナトリウムの配合量、ジエチレントリアミン五酢酸と炭酸水素ナトリウムの質量比は、上記において説明したとおりである。
以下、実施例を挙げて、本発明の実施の形態を更に具体的に説明する。但し、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
ホスアプレピタント類縁物質の分析
ホスアプレピタント注射用水溶液剤を0.45μmのメンブランフィルターでろ過したろ液をホスアプレピタント濃度がHPLC分析に適する濃度となるように水で希釈し、試料を調製した。次いで、この試料を、カラム(オクタデシルシリル化シリカゲル、L-column2 ODS、(一財)化学物質評価研究機構)を装着した、高速液体クロマトグラフ(型式Alliance 2996、Waters製)を用い、カラム温度30℃でグラジエント法により分析した。移動相として0.1%リン酸及びアセトニトリルを用い、送液量1.0mL/min、試料注入量は20μL、UV検出器波長は263nmの条件で行った。そして、HPLC分析により得られたクロマトグラムにおける、相対保持時間(RRT)0.95±0.1に検出されるホスアプレピタントの類縁物質、ホスアプレピタント、及び相対保持時間(RRT)1.41±1.4に検出されるアプレピタントの各ピーク面積を用いて、下記式によりホスアプレピタント類縁物質量を算出した。
ホスアプレピタント類縁物質量(%)=x/(x+y+z)×100
〔式中、xはホスアプレピタントの類縁物質のピーク面積を示し、yはホスアプレピタントのピーク面積を示し、zはアプレピタントのピーク面積を示す。〕
実施例1
調製濃度が表1の実施例1に示す濃度となるように、ジエチレントリアミン五酢酸及びポリソルベート80を生理食塩液で溶解し、水酸化ナトリウムでpHを8.5に調整した後、生理食塩液でメスアップして、製剤調製用の溶媒とした。次いで、調製濃度が表1に示す濃度となるように、ホスアプレピタントメグルミンを製剤調製用の溶媒で溶解し、水酸化ナトリウムでpHを8.5に調整した後、製剤調製用の溶媒でメスアップして、表1に示すホスアプレピタント注射用水溶液剤を製造した。次いで、このホスアプレピタント注射用水溶液剤を、50℃で7日間保存した。保存後のホスアプレピタント注射用水溶液剤について、水で20倍希釈した後、HPLCによりホスアプレピタントの保持時間(RT)を1.0としたときに、相対保持時間(RRT)0.95±0.1に検出される類縁物質について分析した。その結果を図1に示す。また、HPLC分析して得られたクロマトグラムのピーク面積より上記式に基づいて類縁物質量を算出した。その結果、当該類縁物質は検出されなかった(表2)。
比較例1
ジエチレントリアミン五酢酸を、等モルのエデト酸ナトリウム水和物に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作によりホスアプレピタント注射用水溶液剤を製造した(表1、比較例1)。次いで、ホスアプレピタント注射用水溶液剤を、50℃で7日間保存した。保存後のホスアプレピタント注射用水溶液剤について、実施例1と同様に水で20倍希釈した後、HPLCによりホスアプレピタント類縁物質について分析した。その結果を図2に示す。また、HPLC分析して得られたクロマトグラムのピーク面積より上記式に基づいて類縁物質量を算出した。その結果を表2に示す。
Figure 2023169446000001
Figure 2023169446000002
ジエチレントリアミン五酢酸を含有するホスアプレピタント注射用水溶液剤は、ホスアプレピタント類縁物質が検出されなかったのに対し(表2、実施例1)、ジエチレントリアミン五酢酸に代えてエデト酸ナトリウム水和物を含有させたホスアプレピタント注射用水溶液剤は、ホスアプレピタント類縁物質が検出されたことから(表2、比較例1)、ホスアプレピタントとジエチレントリアミン五酢酸との共存下において、ホスアプレピタント類縁物質の生成が抑制され、同じキレート剤であるエデト酸ナトリウム水和物ではそのような効果は認められないことがわかる。
実施例2
調製濃度が表3の実施例2に示す濃度となるように、ジエチレントリアミン五酢酸、ポリソルベート80及び炭酸水素ナトリウムを生理食塩液で溶解し、水酸化ナトリウムでpHを9.0に調整した後、生理食塩液でメスアップして、製剤調製用の溶媒とした。次いで、調製濃度が表3の実施例2に示す濃度となるようにホスアプレピタントメグルミンを、製剤調製用の溶媒で溶解し、水酸化ナトリウムでpHを9.0に調整した後、製剤調製用の溶媒でメスアップして、ホスアプレピタント注射用水溶液剤を製造した。次いで、ホスアプレピタント注射用水溶液剤を、50℃で7日間保存した。保存後のホスアプレピタント注射用水溶液剤について、実施例1と同様に水で20倍希釈した後、HPLCによりホスアプレピタント類縁物質について分析した。その結果、当該類縁物質は検出されなかった。
比較例2
ジエチレントリアミン五酢酸を、等モルのエデト酸ナトリウムに変更したこと以外は、実施例2と同様の操作によりホスアプレピタント注射用水溶液剤を製造した。次いで、ホスアプレピタント注射用水溶液剤を、50℃で7日間保存した。保存後のホスアプレピタント注射用水溶液剤について、実施例1と同様に水で20倍希釈した後、HPLCによりホスアプレピタント類縁物質について分析し、比較例1と同様にピーク面積より上記式に基づいて類縁物質量を算出した。その結果を表4に示す。
実施例3
炭酸水素ナトリウムを添加しなかったこと以外は、実施例2と同様の操作によりホスアプレピタント注射用水溶液剤を製造した(表3、実施例3)。次いで、ホスアプレピタント注射用水溶液剤を、50℃で7日間保存した。保存後のホスアプレピタント注射用水溶液剤について、実施例1と同様にHPLCにより水で20倍希釈した後、ホスアプレピタント類縁物質について分析し、比較例1と同様にピーク面積より上記式に基づいて類縁物質量を算出した。その結果を表4に示す。
Figure 2023169446000003
Figure 2023169446000004
ジエチレントリアミン五酢酸を含有するホスアプレピタント注射用水溶液剤は、ホスアプレピタント類縁物質の生成量がジエチレントリアミン五酢酸に代えてエデト酸ナトリウム水和物を含有させたホスアプレピタント注射用水溶液剤に比べて低減されていることから(表4、実施例2~3vs比較例2)、ホスアプレピタントとジエチレントリアミン五酢酸との共存下において、ホスアプレピタント類縁物質の生成が抑制され、同じキレート剤であるエデト酸ナトリウム水和物ではそのような効果は認められないことがわかる。また、ジエチレントリアミン五酢酸とともに炭酸水素ナトリウムを共存させることで、ホスアプレピタント類縁物質の生成抑制効果がより一層高められることがわかる(表4、実施例2vs実施例3)。

Claims (8)

  1. ホスアプレピタント及びジエチレントリアミン五酢酸を含有する、ホスアプレピタント注射用水溶液剤。
  2. ジエチレントリアミン五酢酸の含有量がホスアプレピタント1質量部に対して0.005~0.08質量部である、請求項1記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
  3. 更に、炭酸水素ナトリウムを含有する、請求項1又は2記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
  4. 炭酸水素ナトリウムの含有量がホスアプレピタント1質量部に対して0.05~1.5質量部である、請求項3記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
  5. pHが8.0~10.0である、請求項1~4のいずれか1項に記載のホスアプレピタント注射用水溶液剤。
  6. ジエチレントリアミン五酢酸を有効成分として含有する、ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成抑制剤。
  7. ホスアプレピタントをジエチレントリアミン五酢酸と共存させる、ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成抑制方法。
  8. ホスアプレピタント注射用水溶液剤におけるホスアプレピタント類縁物質の生成を抑制するための、ジエチレントリアミン五酢酸の使用。
JP2020170581A 2020-10-08 2020-10-08 ホスアプレピタント注射用水溶液剤 Pending JP2023169446A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020170581A JP2023169446A (ja) 2020-10-08 2020-10-08 ホスアプレピタント注射用水溶液剤
PCT/JP2021/037143 WO2022075408A1 (ja) 2020-10-08 2021-10-07 ホスアプレピタント注射用水溶液剤
TW110137565A TW202228718A (zh) 2020-10-08 2021-10-08 福沙吡坦注射用水溶液劑、福沙吡坦注射用水溶液劑中福沙吡坦類似物質的生成抑制劑以及生成抑制方法、二乙三胺五乙酸的用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020170581A JP2023169446A (ja) 2020-10-08 2020-10-08 ホスアプレピタント注射用水溶液剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023169446A true JP2023169446A (ja) 2023-11-30

Family

ID=81126509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020170581A Pending JP2023169446A (ja) 2020-10-08 2020-10-08 ホスアプレピタント注射用水溶液剤

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023169446A (ja)
TW (1) TW202228718A (ja)
WO (1) WO2022075408A1 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017021880A1 (en) * 2015-08-03 2017-02-09 Leiutis Pharmaceuticals Pvt Ltd Liquid formulations of fosaprepitant

Also Published As

Publication number Publication date
TW202228718A (zh) 2022-08-01
WO2022075408A1 (ja) 2022-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12295946B2 (en) Pharmaceutical formulations comprising a pyridylaminoacetic acid compound
TWI650127B (zh) 含吡啶基胺基乙酸化合物之醫藥組成物
CN104703587A (zh) 肾上腺素及其盐的稳定的可注射药物组合物
WO2015105134A1 (ja) ピリジルアミノ酢酸化合物とポリオキシエチレンヒマシ油含有医薬組成物
JP7372961B2 (ja) ビタミンd化合物を含有する水性医薬組成物
JP6953267B2 (ja) ホスアプレピタントを含有する医薬製剤
JP7599838B2 (ja) エピナスチン又はその塩を含有する水性医薬組成物
JP2023169446A (ja) ホスアプレピタント注射用水溶液剤
JP2009256281A (ja) イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物
JP7036602B2 (ja) ボルテゾミブを含有する医薬製剤の製造方法
JPWO2017047299A1 (ja) 注射用液剤組成物
JP7001454B2 (ja) ホスアプレピタントを含有する医薬製剤
EP2328607A1 (en) Stable formulation of a therapeutic protein
WO2010089522A1 (en) Stable formulation of a therapeutic protein
WO2022075407A1 (ja) ホスアプレピタント注射剤希釈液による細胞毒性抑制剤
JP6706988B2 (ja) ボルテゾミブを含有する医薬組成物
TW202202142A (zh) 含有帕洛諾斯瓊之組合物
TW201834638A (zh) 製劑密封容器及其利用
HK1225280B (en) Pharmaceutical preparation including pyridylamino acetic acid compound
HK1225280A1 (en) Pharmaceutical preparation including pyridylamino acetic acid compound