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JP2023147686A - ティーチングペンダント - Google Patents

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JP2023147686A
JP2023147686A JP2022055327A JP2022055327A JP2023147686A JP 2023147686 A JP2023147686 A JP 2023147686A JP 2022055327 A JP2022055327 A JP 2022055327A JP 2022055327 A JP2022055327 A JP 2022055327A JP 2023147686 A JP2023147686 A JP 2023147686A
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JP2022055327A
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佳紀 長島
Yoshinori Nagashima
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

Figure 2023147686000001
【課題】教示を円滑、迅速に行うことができるティーチングペンダントを提供すること。
【解決手段】ロボットアームを有するロボットに対して動作プログラムの教示を行うティーチングペンダントであって、教示する際の操作を行う矩形の操作画面を表示する表示部を備え、前記操作画面は、上側に配置された第1領域および前記第1領域の下側に配置された第2領域を有し、前記第1領域には、教示に関する第1操作項目が表示され、前記第2領域には、前記第1操作項目よりも操作頻度が低い教示に関する第2操作項目が表示されることを特徴とするティーチングペンダント。
【選択図】図4

Description

本発明は、ティーチングペンダントに関する。
近年、工場では人件費の高騰や人材不足により、ロボットアームを有するロボットによって製造、加工、組み立てなどの作業が行われるようになり、人手で行われてきた作業の自動化が加速している。このようなロボットでの作業を行うには、事前に、ロボットに作業内容を覚えさせる教示、すなわちティーチングが行われる。このティーチングでは、ティーチングペンダント等の教示装置を用いて、ロボットの動作プログラムが生成される。
例えば、特許文献1に記載されているティーチングペンダントは、タッチパネルで構成された操作画面を有する。教示を行う際、作業者は、利き手と逆の手でティーチングペンダントを把持し、利き手でタッチパネルをタッチ操作して、教示に必要な項目の入力等を行う。
特開2021-126760号公報
しかしながら、特許文献1に記載のティーチングペンダントでは、操作画面における各種操作項目の配置に関して、十分な工夫がなされていないため、ティーチングペンダントの持ち方によっては、タッチ操作がしにくいことがある。このような操作のしにくさが原因で、円滑で迅速な教示を行うことができないという問題がある。
本発明のティーチングペンダントは、ロボットアームを有するロボットに対して動作プログラムの教示を行うティーチングペンダントであって、
教示する際の操作を行う矩形の操作画面を表示する表示部を備え、
前記操作画面は、上側に配置された第1領域および前記第1領域の下側に配置された第2領域を有し、
前記第1領域には、教示に関する第1操作項目が表示され、
前記第2領域には、前記第1操作項目よりも操作頻度が低い教示に関する第2操作項目が表示されることを特徴とする。
図1は、本発明のティーチングペンダントを備えるロボットシステムの全体構成を示す図である。 図2は、図1に示すロボットシステムのブロック図である。 図3は、図1に示すティーチングペンダントを用いて作業者が教示を行っている様子を示す図である。 図4は、図1に示すティーチングペンダントを表側から見た平面図である。 図5は、図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。 図6は、図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。 図7は、図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。 図8は、図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。 図9は、図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。 図10は、図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。
<実施形態>
図1は、本発明のティーチングペンダントを備えるロボットシステムの全体構成を示す図である。図2は、図1に示すロボットシステムのブロック図である。図3は、図1に示すティーチングペンダントを用いて作業者が教示を行っている様子を示す図である。図4は、図1に示すティーチングペンダントを表側から見た平面図である。図5~図10は、それぞれ図1に示すティーチングペンダントに表示される操作画面の一例を示す図である。
以下、本発明のティーチングペンダントを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、ロボットアームについては、図1中の基台11側を「基端」、その反対側、すなわち、エンドエフェクター20側を「先端」とも言う。また、以下では、説明の便宜上、図1中、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、+Z軸方向、すなわち上側を「上」、-Z軸方向、すなわち下側を「下」とも言う。また、図1中のZ軸方向、すなわち上下方向を「鉛直方向」とし、X軸方向およびY軸方向、すなわちX―Y平面の面上の任意の方向を「水平方向」とする。
また、図4~図10において、図中上側を「上側」、図中下側を「下側」、図中右側を「右側」、図中左側を「左側」とも言う。
図1に示すように、ロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1を制御する制御装置3と、本発明のティーチングペンダント4と、を備える。
まず、ロボット1について説明する。
図1に示すロボット1は、本実施形態では単腕の6軸垂直多関節ロボットであり、基台11と、ロボットアーム10と、を有する。また、ロボットアーム10の先端部にエンドエフェクター20を装着することができる。なお、エンドエフェクター20は、ロボット1の構成要件であってもよく、ロボット1とは別部材、すなわち、ロボット1の構成要件でなくてもよい。
なお、ロボット1は、図示の構成に限定されず、例えば、双腕型の多関節ロボットであってもよい。また、ロボット1は、水平多関節ロボットであってもよい。
基台11は、ロボットアーム10をその基端側において、駆動可能に支持する支持体であり、例えば工場内の床に固定されている。ロボット1は、基台11が中継ケーブルを介して制御装置3と電気的に接続されている。なお、ロボット1と制御装置3との接続は、図1に示す構成のように有線による接続に限定されず、例えば、無線による接続であってもよい。
本実施形態では、ロボットアーム10は、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14と、第4アーム15と、第5アーム16と、第6アーム17とを有し、これらのアームが基台11側からこの順に連結されている。なお、ロボットアーム10が有するアームの数は、6つに限定されず、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上であってもよい。また、各アームの全長等の大きさは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
基台11と第1アーム12とは、関節171を介して連結されている。そして、第1アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行に延びる第1回動軸を回動中心とし、その第1回動軸回りに回動可能となっている。第1回動軸は、基台11が固定される床の床面の法線と一致している。
第1アーム12と第2アーム13とは、関節172を介して連結されている。そして、第2アーム13は、第1アーム12に対し、水平方向に延びる第2回動軸を回動中心として回動可能となっている。第2回動軸は、第1回動軸に直交する軸と平行である。
第2アーム13と第3アーム14とは、関節173を介して連結されている。そして、第3アーム14は、第2アーム13に対し、水平方向に延びる第3回動軸を回動中心として回動可能となっている。第3回動軸は、第2回動軸と平行である。
第3アーム14と第4アーム15とは、関節174を介して連結されている。そして、第4アーム15は、第3アーム14に対し、第3アーム14の中心軸方向と平行な第4回動軸を回動中心として回動可能となっている。第4回動軸は、第3回動軸と直交している。
第4アーム15と第5アーム16とは、関節175を介して連結されている。そして、第5アーム16は、第4アーム15に対して第5回動軸を回動中心として回動可能となっている。第5回動軸は、第4回動軸と直交している。
第5アーム16と第6アーム17とは、関節176を介して連結されている。そして、第6アーム17は、第5アーム16に対して第6回動軸を回動中心として回動可能となっている。第6回動軸は、第5回動軸と直交している。
また、第6アーム17は、ロボットアーム10の中で最も先端側に位置するロボット先端部となっている。この第6アーム17は、ロボットアーム10の駆動により、エンドエフェクター20ごと変位することができる。
図1に示すエンドエフェクター20は、ワークまたは工具を把持することができる把持部を有する構成である。第6アーム17にエンドエフェクター20を装着した状態では、エンドエフェクター20の先端部は、ツールセンターポイントTCPとなる。
ロボット1は、駆動部としてのモーターM1、モーターM2、モーターM3、モーターM4、モーターM5およびモーターM6と、エンコーダーE1、エンコーダーE2、エンコーダーE3、エンコーダーE4、エンコーダーE5およびエンコーダーE6とを備える。モーターM1は、関節171に内蔵され、基台11に対し第1アーム12を前記第1回動軸回りに回転させる。モーターM2は、関節172に内蔵され、第1アーム12と第2アーム13とを前記第2回動軸回りに相対的に回転させる。モーターM3は、関節173に内蔵され、第2アーム13と第3アーム14とを前記第3回動軸回りに相対的に回転させる。モーターM4は、関節174に内蔵され、第3アーム14と第4アーム15とを前記第4回動軸回りに相対的に回転させる。モーターM5は、関節175に内蔵され、第4アーム15と第5アーム16とを前記第5回動軸回りに相対的に回転させる。モーターM6は、関節176に内蔵され、第5アーム16と第6アーム17とを前記第6回動軸回りに相対的に回転させる。
また、エンコーダーE1は、関節171に内蔵され、モーターM1の位置を検出する。エンコーダーE2は、関節172に内蔵され、モーターM2の位置を検出する。エンコーダーE3は、関節173に内蔵され、モーターM3の位置を検出する。エンコーダーE4は、関節174に内蔵され、モーターM4の位置を検出する。エンコーダーE5は、第5アーム16に内蔵され、モーターM5の位置を検出する。エンコーダーE6は、第6アーム17に内蔵され、モーターM6の位置を検出する。なお、ここで言う「位置を検出」とは、モーターの回転角すなわち正逆を含む回転量および角速度を検出することを言い、当該検出された情報を「位置情報」と言う。
図2に示すように、モータードライバーD1~モータードライバーD6は、それぞれ、対応するモーターM1~モーターM6に接続され、該モーターの駆動を制御する。モータードライバーD1~モータードライバーD6は、それぞれ、関節171、関節172、関節173、関節174、第5アーム16および第6アーム17に内蔵されている。
エンコーダーE1~エンコーダーE6、モーターM1~モーターM6およびモータードライバーD1~モータードライバーD6は、それぞれ、制御装置3と電気的に接続されている。エンコーダーE1~エンコーダーE6で検出されたモーターM1~モーターM6の位置情報、すなわち、回転量は、制御装置3に電気信号として送信される。そして、この位置情報に基づいて、制御装置3は、図2に示すモータードライバーD1~モータードライバーD6に制御信号を出力し、モーターM1~モーターM6を駆動させる。すなわち、ロボットアーム10を制御するということは、モーターM1~モーターM6の駆動を制御して、ロボットアーム10に属する第1アーム12~第6アーム17の作動を制御することである。
また、ロボット1では、基台11またはロボットアーム10に、力を検出する力検出部19が着脱自在に設置される。力検出部19は、少なくとも1つの力検出器を有する。ロボットアーム10は、力検出部19が設置された状態で駆動することができる。力検出部19を構成する力検出器は、力およびその方向を検出し得るセンサーであり、本実施形態では、6軸力覚センサーである。力検出部19の力検出器は、互いに直交する3個の検出軸上の力の大きさと、当該3個の検出軸回りのトルクの大きさとを検出する。すなわち、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の各軸方向の力成分と、X軸回りとなるW方向の力成分と、Y軸回りとなるV方向の力成分と、Z軸回りとなるU方向の力成分とを検出する。これらのX軸、Y軸、Z軸は、ロボット座標系における軸である。
なお、力検出部19の力検出器は、6軸力覚センサーに限定されず、他の構成のものであってもよい。また、力検出部19の力検出器は、基台11またはロボットアーム10の内部に予め設置されていてもよい。
力検出部19の力検出器は、エンドエフェクター20に着脱可能に装着することができる。本実施形態では、エンドエフェクター20は、互いに接近離間可能な一対の爪部を有し、各爪部によりワークまたは工具を把持、解除するハンドで構成される。このエンドエフェクター20に装着された力検出器は、両爪部でワークを把持した際の把持力の反力の大きさや向きを検出することができる。
なお、エンドエフェクター20としては、図示の構成に限定されず、例えば吸着部を有し、該吸着部の吸着によりワークまたは工具を把持する構成のものであってもよい。また、エンドエフェクター20としては、例えば、研磨機、研削機、切削機、スプレーガン、レーザー光照射器、ドライバー、レンチ等の工具であってもよい。
次に、制御装置3およびティーチングペンダント4について説明する。
図1に示すように、制御装置3は、本実施形態では、ロボット1と離れた位置に設置されている。ただし、この構成に限定されず、制御装置3は、基台11に内蔵されていてもよい。また、制御装置3は、ロボット1の駆動を制御する機能を有し、前述したロボット1の各部と電気的に接続されている。制御装置3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、を有する。これらの各部は、例えばバスを介して相互に通信可能に接続されている。
制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成され、記憶部32に記憶されている動作プログラム等の各種プログラムを読み出し、実行する。制御部31で生成された信号は、通信部33を介してロボット1の各部に送信され、ロボット1の各部からの信号は、通信部33を介して制御部31で受信される。これにより、ロボットアーム10が所定の作業を所定の条件で実行することができる。
記憶部32は、制御部31で実行される各種プログラム等を保存する。記憶部32としては、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリー、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー、着脱式の外部記憶装置等を有する構成のものが挙げられる。
通信部33は、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等の外部インターフェースを用いて制御装置3との間で信号の送受信を行う。この場合、図示しないサーバーを介して通信を行ってもよく、また、インターネット等のネットワークを介して通信を行ってもよい。
図1および図2に示すように、ティーチングペンダント4は、教示を行うためのコマンド装置であり、表示部であるディスプレイ40を有する。このディスプレイ40は、ロボットアーム10に対して動作プログラムの教示を行う操作部でもある。すなわち、動作プログラムを作成したり、入力したりする機能を有する。ディスプレイ40は、タッチパネルで構成されており、作業者が指またはタッチペンで操作を行うことにより教示に関する各種操作や情報の入力が行われる。ディスプレイ40は、例えば、液晶、有機EL等により構成され、後述する操作画面Dをカラーまたはモノクロで表示することができる。また、ディスプレイ40におけるタッチパネルの方式としては、感圧方式、静電容量方式のいずれであってもよい。
また、ディスプレイ40は、正方形でもよく、または、上下の辺が長辺で、左右の辺が短辺である横長の構成でもよいが、後述の第1領域A1、第2領域A2内での表示項目のレイアウトの自由度が高くなるため、上下の辺が短辺で、左右の辺が長辺である縦長の構成がより好ましい。以下では、ディスプレイ40が縦長であるとして説明を行う。
ティーチングペンダント4は、ディスプレイ40の他に、筐体400と、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、を有する。制御部41、記憶部42および通信部43は、筐体400内に収納されている。ディスプレイ40は、図3および図4に示すように、筐体400の一方の面、すなわち、表面4Aに設けられている。なお、これに限らず、記憶部42は筐体400の外側から接続されている構成でもよい。また、ディスプレイ40は、筐体400の一部を構成するように設けられていてもよく、筐体400とは別体に、筐体400とディスプレイ40とがケーブルを介して接続されて設けられていてもよい。
制御部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の少なくとも1つのプロセッサーで構成され、記憶部42に記憶されている教示プログラム等の各種プログラムを読み出し、実行する。また、制御部41は、ディスプレイ40の作動を制御する機能を有する。具体的には、制御部41は、ディスプレイ40に矩形の操作画面Dを表示し、所望箇所のタッチ等により操作画面Dから入力された情報に基づいてロボット1の動作プログラムを生成する。また、操作画面Dは、後述するような教示に必要な項目等を表示し得る表示画面でもある。なお、動作プログラムの生成には、動作プログラムの修正も含まれる。制御部41で生成された動作プログラムは、記憶部42に記憶され、通信部43を介して制御装置3に送信される。これにより、制御装置3を介してロボットアーム10に所定の作業を所定の条件で実行させるプログラムを指定することができる。
記憶部42は、制御部41が実行可能な各種プログラム等を保存する。記憶部42としては、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリー、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー、着脱式の外部記憶装置等を有する構成のものが挙げられる。また、記憶部42には、制御部41が作成した動作プログラムが記憶される。
通信部43は、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等の外部インターフェースを用いて制御装置3との間で信号の送受信を行う。この場合、図示しないサーバーを介して通信を行ってもよく、また、インターネット等のネットワークを介して通信を行ってもよい。通信部43は、記憶部42に記憶された動作プログラムに関する情報を制御装置3に送信する。また、通信部43は、記憶部32に記憶された情報を受信し、記憶部42に記憶することもできる。
ディスプレイ40は、図4の平面視で矩形をなす操作画面Dを表示する。すなわち、ディスプレイ40は、短辺40Aと、短辺40Bと、長辺40Cと、長辺40Dとを有する操作画面Dを表示する。短辺40Aは、図4中上側に位置し、短辺40Bは、図4中下側に位置し、長辺40Cは、図4中左側に位置し、長辺40Dは、図4中右側に位置する。
また、筐体400は、図4の平面視で4つの角部がそれぞれ丸みを帯びた縦長の矩形をなしている。すなわち、筐体400は、短辺40A側の縁部が短辺400Aであり、短辺40B側の縁部が短辺400Bであり、長辺40C側の縁部が長辺400Cであり、長辺40D側の縁部が長辺400Dである。
また、図3に示すように、筐体400の他方の面、すなわち、裏面4Bには、イネーブルスイッチ401が設けられている。イネーブルスイッチ401は、押下した状態でロボット1を作動しつつ教示を行うことができるが、押下を解除するとロボット1の作動が停止する、いわゆる安全スイッチとして機能するものである。
作業者は、ティーチングペンダント4を手で持った状態で教示に関する操作を行う。例えば、図3に示すように、左手の掌でティーチングペンダント4を裏面4B側から支持し、右手でディスプレイ40の操作画面Dのタッチ操作を行う。教示中は、作業者は、左手の指でイネーブルスイッチ401を押下した状態を維持しつつ、左手でティーチングペンダント4を支持し、右手の指のみで操作画面Dのタッチ操作を行うが、ティーチングペンダント4の姿勢を安定させるために、自身の腹部に筐体400の下側の短辺400Bを当てるようにして支持することが多い。この状態では、ティーチングペンダント4の姿勢は、筐体400の下側から上側に向かって、操作画面Dと作業者の体との距離が徐々に増大する姿勢となり、多くの場合、短辺400Aは、作業者から最も離れる位置よりも少し作業者に近い位置に位置するように傾斜した姿勢(以下単に「傾斜姿勢」とも言う)となる。このような場合、ディスプレイ40の操作画面Dうち、腹部付近の領域、すなわち操作画面Dの下部では、右手が腹部に干渉してタッチ操作がしにくくなるという課題ある。これに対し、本発明では、この課題を解決することができる。以下、詳細に説明する。
図4に示すように、ディスプレイ40に表示される操作画面Dは、第1領域A1と、第2領域A2と、第3領域A3と、第4領域A4と、を有する。図4中、第1領域A1は、一点鎖線、第2領域A2は、二点鎖線で示し、第3領域A3および第4領域A4は、互いに逆向きの斜線を施して示す。
第1領域A1と第2領域A2とは、操作画面Dの長辺方向、すなわち、図4中上下方向に沿って、短辺40A側から短辺40B側に向かって並んで配置されている。つまり、ディスプレイ40に表示される操作画面Dにおいて、第1領域A1は上側に、第2領域A2は下側に並んで配置されている。第1領域A1と第2領域A2とは重なっておらず、第1領域A1および第2領域A2の面積の和は、操作画面Dの総面積と実質的に等しい。
第1領域A1の面積S1と第2領域A2の面積S2の面積比S1/S2は、特に限定されないが、0.1≦S1/S2≦10であるのが好ましく、0.25≦S1/S2≦4であるのがより好ましい。また、第1領域A1と第2領域A2との境界は、操作画面D内において、固定されていても、上下方向に移動可能であってもよい。
また、第3領域A3は、第1領域A1の一部、すなわち本実施形態では上部に重なっており、かつ、第2領域A2には重ならない。
なお、第1領域A1に対する第3領域A3の位置は、固定されていても、上下方向に移動可能であってもよい。
第4領域A4は、操作画面Dの長辺方向、すなわち、図4中上下方向に延びた長手形状をなしており、第1領域A1および第2領域A2のそれぞれに重なっている。本実施形態では、第4領域A4は、操作画面Dの右側に位置し、すなわち、長辺40D側に偏在し、かつ長辺40Dと平行に配置されている。
なお、第1領域A1および第2領域A2に対する第4領域A4の位置は、固定されていても、左右方向に移動可能であってもよい。
第1領域A1には、教示に関する第1操作項目が表示される。第2領域A2には、教示に関する第2操作項目が表示される。第2操作項目は、第1操作項目よりも操作頻度が低い操作項目である。以下、順次説明する。
第1操作項目としては、例えば、「ロボットアームの位置および姿勢の指定」、「動作プログラムの入力」および「テスト運転操作の実施」なる操作項目が挙げられる。これらの項目は、後述する第3操作項目を操作することにより選択的に表示することが可能である。なお、以下の説明では、操作項目を、単に「項目」とも言う。
図5に示すように、「ロボットアームの位置および姿勢の指定」の項目は、第1領域A1の左側に示すように、「Jogging」の項目と、「Jog Distance」の項目と、「Teach Points」の項目と、を有する。
「Jogging」の項目は、「Mode」の項目と、「Speed」の項目とを有する。
「Mode」の項目は、「World」と表示されたボタンB1と、「Tool」と表示されたボタンB2と、「Local」と表示されたボタンB3と、「Joint」と表示されたボタンB4と、「ECP」と表示されたボタンB5と、を有する。ボタンB1は、ロボット1が設置されている空間に設定された座標系を選択するボタンである。ボタンB2は、エンドエフェクター20の先端を原点とする座標系を選択するボタンである。ボタンB3は、基台11に設定された任意の点を原点とする座標系を選択するボタンである。ボタンB4は、ロボット1の各関節に設定された任意の点を原点とする座標系を選択するボタンである。ボタンB5は、作業者が所望にカスタムした座標系を選択するボタンである。
これらのボタンB1~B5を択一的に選択してタッチ操作を行うことにより、ロボット1の座標系を選択、設定することができる。
「Mode」の項目の右側には、「Speed」の項目が表示されている。「Speed」の項目は、「Slow」と表示されたボタンB6と、「Fast」と表示されたボタンB7と、を有する。ボタンB6は、低速モードを選択するボタンである。ボタンB7は、高速モードを選択するボタンである。これらのボタンB6、B7を択一的に選択してタッチ操作することにより、教示中のロボットアーム10の移動速度を設定することができる。
「Jog Distance」の項目は、ロボット1の走行条件を設定する項目であり、「Short」と表示されたボタンB8と、「Medium」と表示されたボタンB9と、「Long」と表示されたボタンB10とを有する。これらのボタンB8~B10を択一的に選択してタッチ操作を行うことにより、ロボット1の走行条件を選択、設定することができる。
「Jog Distance」の項目は、「J1」と表示された入力部N1と、「J2」と表示された入力部N2と、「J3」と表示された入力部N3と、「J4」と表示された入力部N4と、「J5」と表示された入力部N5と、「J6」と表示された入力部N6と、を有する。入力部N1は、第1アーム12と第2アーム13との間の関節の回転角度を入力する入力部である。入力部N2は、第2アーム13と第3アーム14との間の関節の回転角度を入力する入力部である。入力部N3は、第3アーム14と第4アーム15との間の関節の回転角度を入力する入力部である。入力部N4は、第4アーム15と第5アーム16との間の関節の回転角度を入力する入力部である。入力部N5は、第5アーム16と第6アーム17との間の関節の回転角度を入力する入力部である。入力部N6は、第6アーム17と力検出部19との間の関節の回転角度を入力する入力部である。
各入力部N1~N6は、選択した入力部の表示欄に、数値を入力可能になっており、各入力部N1~N6において所望の数値、例えば「-999.999」を入力することにより、各関節の回転角度を設定することができる。
「Jog Distance」の項目の下側にある「Teach Points」の項目は、「ポイントファイル名」の項目と、「ポイント」の項目と、を有する。「ポイントファイル名」の項目は、教示情報の保存先を選択する項目である。「ポイント」の項目は、教示ポイントのポイント名を設定する項目である。これらの各項目は、プルダウンで選択肢が表示され、表示された選択肢をタッチ操作することにより、各項目が設定される。
以上のような項目が「ロボットアームの位置および姿勢の指定」に関する項目である。これらの項目を設定することにより、ロボットアーム10の制御点の位置およびロボットアームの姿勢を指定することができる。ここで、ロボットアーム10の制御点の位置には、図1に示すツールセンターポイントTCPの位置も含まれる。
図6に示すように、「動作プログラムの入力」の項目は、プログラミング画面DPにおいて、ロボット言語を用いて動作プログラムを構築する項目である。例えば、図5に示す「ロボットアームの位置および姿勢の指定」の項目から教示を行い、途中でプログラミング画面DPに切り替えた場合、それまでの教示内容に対応するプログラムが、ロボット言語で自動的に書き込まれる。なお、プログラミング画面DPのみを用いて教示を行ってもよい。
なお、プログラミング画面DPでは、図示しない外部入力機器等を用いて入力操作を行ってもよい。
図7に示すように、「テスト運転操作の実施」の項目は、テスト運転の速度を設定する「Slow」と表示されたボタンB11と、「Medium」と表示されたボタンB12と、「Fast」と表示されたボタンB13と、「開始」と表示されたボタンB14と、「停止」と表示されたボタンB15と、「継続実行」と表示されたボタンB16と、を有する。
ボタンB11を選択すると、低速でテスト運転が実施される。ボタンB12を選択すると、中速でテスト運転が実施される。ボタンB13を選択すると、高速でテスト運転が実施される。
また、ボタンB14をタッチするとテスト運転が実施される。テスト運転実施中にボタンB15をタッチするとロボットアーム10の作動が一時停止し、一時停止状態でボタンB16をタッチするとテスト運転を再開することができる。
このような、「ロボットアームの位置および姿勢の指定」、「動作プログラムの入力」および「テスト運転操作の実施」の3つの項目は、教示において、比較的操作頻度の高い項目、すなわち、タッチ操作を行う頻度が比較的高い項目の典型例である。ここで、「比較的高い」とは、平均以上のことを言う。また、上記3つの項目は、教示において、第2操作項目よりも重要度が高い項目とも言える。
次に、第2領域A2に表示される第2操作項目について説明する。
第2操作項目としては、例えば、「教示情報の修正」、「ロボットアームの設定」および「ハンドの操作の設定」なる操作項目が挙げられる。
図8に示すように、第2領域A2に表示される「教示情報の修正」の項目、すなわちポイントデータは、今まで教示してきた教示ポイントの順番を編集する項目である。ポイント名、すなわち、ロボットアーム10の位置および姿勢を記憶したポイントの一覧が表の形式で表示されており、各ポイントを選択し、選択したポイントを切り取ったり、コピーしたり、貼り付けたりすることができる。
図9に示すように、「ロボットアームの設定」の項目は、ロボットアーム10の各関節171~関節176を、固定した状態とするか否かを個別に設定する項目である。すなわち、関節171~関節176のうちの指定した関節において、当該関節を介して連結されているアーム同士が回転可能な状態か、回転不可能な状態か、を設定する項目である。「ロボットアームの設定」の項目は、関節171~関節176に対応する関節記号「J1」~「J6」の表記とともに、各関節記号の右にオン/オフを切り替えるスイッチSWが表示されている。各スイッチSWをタッチ操作することにより、関節171~176のうち所望の関節を指定して、当該関節を介して連結されているアーム同士が回転可能か否かを設定することができる。
「ハンドの操作の設定」の項目は、図示はしないが、エンドエフェクター20を作動させるタイミングや動作の種類を設定するものである。
このような「教示情報の修正」、「ロボットアームの設定」および「ハンドの操作の設定」の3つの項目は、教示において、前述した第1操作項目に比べ、操作頻度の低い項目、すなわち、タッチ操作を行う頻度が低い項目の典型例である。また、上記3つの項目は、教示において、第1操作項目よりも重要度が低い項目とも言える。
前述したように、第1操作項目である「ロボットアームの位置および姿勢の指定」、「動作プログラムの入力」および「テスト運転操作の実施」は、教示において比較的操作頻度の高い項目であり、第2操作項目である「教示情報の修正」、「ロボットアームの設定」および「ハンドの操作の設定」は、教示において、第1操作項目よりも操作頻度の低い項目である。ディスプレイ40の操作画面Dでは、第1操作項目が上側、すなわち、短辺40A側に表示され、第1操作項目より操作頻度の低い第2操作項目が下側、すなわち、短辺40B側に配置される。
また、本発明のティーチングペンダント4は、図3および図4に示すように、矩形の操作画面Dを作業者から見て縦長の姿勢にしてタッチ操作すると、操作がし易いという利点がある。
前述したように、作業者が自身の腹部に筐体400の下側の短辺400Bを当てた状態でティーチングペンダント4を一方の手で支持し、他方の手で操作画面Dをタッチ操作する場合、ティーチングペンダント4の姿勢は、前述した傾斜姿勢となる。この場合、操作画面Dの上側、すなわち第1領域A1と作業者の体との間には十分な空間ができるため、第1領域A1に表示されている第1操作項目のタッチ操作は、支障なく行うことができる。一方、操作画面Dの下側、すなわち第2領域A2と作業者の体との間の空間は、前記上側の空間に比べれば狭く、タッチ操作をする手が腹部に干渉しないように注意しながら慎重に第2操作項目のタッチ操作をする必要がある。しかしながら、第2操作項目は、第1操作項目に比べ、操作頻度が低い項目であるため、第2操作項目のタッチ操作を慎重に行ったとしても、その合計時間に長時間を要するといった問題はほとんど生じない。よって、教示に関する操作を円滑、迅速に行うことができる。
以上説明したように、ティーチングペンダント4は、ロボットアーム10を有するロボット1に対して動作プログラムの教示を行うものである。また、ティーチングペンダント4は、教示する際の操作を行う矩形の操作画面Dを表示する表示部であるディスプレイ40を備える。また、操作画面Dは、上側に配置された第1領域A1および第1領域の下側に配置された第2領域A2を有し、第1領域A1には、教示に関する第1操作項目が表示され、第2領域A2には、第1操作項目よりも操作頻度が低い教示に関する第2操作項目が表示される。このような構成によれば、第1領域A1と第2領域A2の配置を工夫したことにより、十分な操作空間が確保されている状態で第1操作項目の操作を支障なく行うことができ、第1操作項目よりも操作頻度が低い第2操作項目の操作は、より慎重に行うも、低頻度がゆえに長時間を要さずにすむ。よって、教示を円滑、迅速に行うことができる。
また、操作画面Dは縦長である。これにより、第1領域A1および第2領域A2内において表示する項目のレイアウトの自由度が高くなる。
また、第1操作項目は、ロボットアーム10の位置および姿勢の指定、動作プログラムの入力、およびテスト運転操作の実施からなる群より選択される少なくとも1つを含む。これにより、ロボットアーム10の位置および姿勢の指定、動作プログラムの入力、テスト運転操作の実施のうちの少なくとも1つの項目の操作を円滑、迅速に行うことができる。よって、教示をより円滑、迅速に行うことができる。
なお、第1領域A1では、「ロボットアームの位置および姿勢の指定」、「動作プログラムの入力」および「テスト運転操作の実施」の項目を切り替えて、すなわち選択的に表示し得る構成であるが、本発明はこれに限定されず、これらのうちの1つの項目のみを表示する構成であってもよく、これらのうちの2つの項目を表示する構成であってもよい。
また、第2操作項目は、教示情報の修正、ロボットアーム10の設定、およびハンドの設定からなる群より選択される少なくとも1つを含む。このように、操作頻度が第1操作項目より低い項目を第2領域A2に表示することにより、教示をより円滑、迅速に行うことができる。
なお、第2領域A2では、「教示情報の修正」、「ロボットアームの設定」および「ハンドの操作の設定」の項目を切り替えて、すなわち選択的に表示し得る構成であるが、本発明はこれに限定されず、これらのうちの1つの項目のみを表示する構成であってもよく、これらのうちの2つの項目を表示する構成であってもよい。
また、第2領域A2には、「現在の教示状況」、「ロボットアームに加わる力」、および「通信機器の状態」の項目が表示される。これらの各文字がボタンとなっており、これらを適宜選択し、タッチすることにより、その項目が選択され、表示される。
図5および図10に示すように、「現在の教示状況」は、「現在位置」の項目と、シミュレーション画像DSと、を有する。
「現在の教示状況」および「現在位置」は、第2領域A2の長辺40C側に、すなわち左側に偏在した位置に表示されている。「現在位置」の項目は、各関節171~関節176の回転角度が、対応する関節記号「J1」~「J6」の右横にそれぞれ表示されている。また、ロボット1の座標系を切り替えることができる切替ボタンを有する。切替ボタンには、「World」と表示されたボタンB17、「Joint」と表示されたボタンB18および「Pulse」と表示されたボタンB19が含まれる。これらのボタンB17~B19をタッチ操作することにより切り替えられる座標系については、前述した通りである。
なお、ボタンB17~B19は、第2領域A2の中でも上側に表示されている。これにより、ティーチングペンダント4を前述した傾斜姿勢にして教示を行う場合でも、ボタンB17~B19は、作業者の体との距離がある程度確保されるため、操作がし易い。
シミュレーション画像DSは、ロボットアーム10に対応する仮想ロボットアームの画像であり、教示中のロボットアーム10と同じ姿勢をとるよう作成された画像である。すなわち、教示中のロボットアーム10の姿勢が変更されると、シミュレーション画像DSにおいても同様に仮想ロボットアームの姿勢が変更される。
「ロボットアームに加わる力」の項目および「通信機器の状態」の項目は、第2領域A2に重ねて表示される。
図10に示すように、「ロボットアームに加わる力」の項目は、第2領域A2の下部に、「フォースモニター」として、力検出部19が検出した力を経時的に示すグラフGが表示される。また、グラフGにおいて、縦軸を力とするか、トルクとするかを選択可能である。図示の構成では、X軸方向の力成分と、Y軸方向の力成分と、Z軸方向の力成分とを色で区別して表示している。
「通信機器の状態」の項目は、「フォースモニター」の右側に、I/OモニターDMとして表示される。図示の構成では、安全装置、警報装置等の外部の通信機器との通信状態は、色で区別され、それらの一覧が表形式で表示される。表示された通信機器との通信状態が悪化した場合、例えば、〇の色が変化する。
前述したシミュレーション画像DS、フォースモニターのグラフGおよびI/OモニターDMは、いずれも、専ら表示を視認するための画像であり、タッチ操作の対象外である。従って、第1領域A1に比べ操作のしにくい第2領域A2に表示されても、差し支え無い。
このように、第2領域A2の一部に、現在の教示状況、ロボットアーム10に加わる力、および通信機器の状態からなる群より選択される少なくとも1つの項目が重ねて表示される。これにより、現在の教示状況、ロボットアーム10に加わる力、および通信機器の状態のうちの少なくとも1つを見ながら、第1領域A1で操作を行うことができる。よって、教示をより円滑、迅速に行うことができる。
次に、第3領域A3について説明する。
図4および図5に示すように、操作画面Dは、第3領域A3を有する。第3領域A3は、第1領域A1の一部に重なり、かつ第2領域A2に重ならない。第3領域A3は、第1領域A1のうち、上側、すなわち短辺40A側に偏在した位置に、短辺40Aの長辺方向、すなわち、長手方向に沿って配置された領域である。第3領域A3には、第3操作項目が表示される。
第3操作項目は、特に限定されないが、本実施形態では、第1領域A1に表示される第1操作項目を選択する「選択操作」に関するものである。すなわち、図10に示すように、第3操作項目は、選択操作を行う選択操作ボタンB20を有する。選択操作ボタンB20は、タッチ操作するとプルダウンで第1操作項目の各項目の一覧が表示され、表示された項目を択一的に選択することにより選択がなされ、第1領域A1の表示が選択された項目に切り替わる。なお、プルダウンを用いた選択操作以外に、第1操作項目の各項目を表すボタンを項目の数だけ設け、各ボタンをタッチ操作することで項目を切り替えられるようにしてもよい。
このような第3領域A3を有することにより、第1領域A1において第1操作項目を操作しつつ、所望のタイミングで即座に、表示される第1操作項目を切り替えることができる。特に、第3領域A3が第1領域A1に重なっているため、第1領域A1に表示される第1操作項目を視認しながら第3操作項目である選択操作を行うことができ、項目の視認性および操作性が優れている。
このように、操作画面Dは、第1領域A1の一部に重なり、かつ第2領域A2に重ならない第3領域A3を有し、第3領域A3には、第3操作項目として、第1領域A1に表示される第1操作項目の選択の項目が表示される。これにより、第1領域A1において第1操作項目を操作しつつ、所望のタイミングで即座に、表示される第1操作項目を切り替えることができる。よって、教示をより円滑、迅速に行うことができる。
図10に示すように、第3領域A3には、さらに、ロボットアーム10の作動を制御する制御装置3の状態が5つのアイコンDIとして表示される。5つのアイコンDIは選択操作ボタンB20よりも長辺40D側に配置され、短辺40Aの長手方向に沿って所定の間隔で並んで配置されている。各アイコンDIには、「Motor」、「Safeguard」、「EStop」、「Error」および「Warning」の文字が表示されている。これらのアイコンDIは、異常が生じると色が変わる。これにより、作業者は、制御装置3に異常が生じたことを、即座に知ることができる。
このように、第3領域A3には、さらに、ロボットアーム10の作動を制御する制御装置3の状態が表示される。これにより、制御装置3の現在の状態や、制御装置3の状態に変化が生じたことを、即座に知ることができる。
なお、第3領域A3における制御装置3の状態の表示は省略されていてもよい。この場合、例えば、警告音、音声、発光素子の点灯により、制御装置3の状態を報知することが好ましい。
次に、第4領域A4について説明する。
図4および図5に示すように、操作画面Dは、第4領域A4を有する。第4領域A4は、第1領域A1および第2領域A2のそれぞれに重なっており、長辺40Dに沿って延びた長手形状をなす。図示の構成では、第4領域A4は、長辺40D側に偏在した位置に配置されている。第4領域A4には、第4操作項目が表示される。
第4操作項目は、特に限定されないが、本実施形態では、「ハードボタンガイド」または「モニターの切替」のうちの少なくとも一方である。「ハードボタンガイド」は、図示しないが、筐体400の任意の部位に設けられたメカニカルボタンの操作方法を表示するための項目である。「モニターの切替」は、例えば、複数台のロボット1に対してティーチングペンダント4が接続されている場合、どのロボットに対して教示を行うかを切り替える項目である。
第4領域A4には、6つのボタンB21が上下方向に沿って所定の間隔で並んで配置されており、各ボタンB21に、「ハードボタンガイド」または「モニターの切替」の項目が割り振られている。
第4領域A4は、第1領域A1および第2領域A2に跨って上下方向に延びる長手形状の領域であるため、前記複数のボタンB21や複数のアイコンなどを配置するのに適している。本実施形態では、複数のボタンB21が第4領域A4の長手方向に沿って1列に配置されているが、これに限らず、2列以上に配置されていてもよい。
前記「ハードボタンガイド」および「モニターの切替」は、教示とは直接的な関連性が低い項目である。このような第4操作項目を第4領域A4に配置することにより、第1領域A1および第2領域A2を有効活用することができる。また、ボタンB21の割り振りを要望に応じて設定することができる。よって、教示をより容易かつ円滑に行うことができる。
なお、第4領域A4に表示される第4操作項目は、前記「ハードボタンガイド」および「モニターの切替」に限定されない。第4操作項目は、教示に関連するものでも、関連しないものでもよく、両者が混在していてもよい。
このように、操作画面Dは、第1領域A1および第2領域A2のそれぞれに重なり、矩形の長辺方向に延びた長手形状をなす第4領域A4を有し、第4領域A4には、第4操作項目が表示される。これにより、教示に対する関連度合いに関わらず、所望の項目を第1領域A1および第2領域A2のいずれかに重ねて表示することができる。その結果、第1領域A1および第2領域A2を有効活用することができ、教示をより円滑に、効率良く行うことができる。
また、第4領域A4に表示される第4操作項目は、ハードボタンガイドまたはモニターの切替のうちの少なくとも一方である。これにより、ハードボタンガイドやモニターの切替の操作を容易に行うことができる。また、第1領域A1および第2領域A2を有効活用することができる。
なお、第4領域A4における第4操作項目の表示は省略されていてもよい。
以上、本発明のティーチングペンダントを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、ティーチングペンダントの各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構造物と置換することができる。また、任意の構造体が付加されていてもよい。
なお、ティーチングペンダントの筐体は、平面視で4つの角部が丸みをおびた矩形をなしていたが、本発明ではこれに限定されず、平面視で正方形をなしていてもよく、その他の形状をなしていてもよい。
また、操作画面Dの第1領域~第4領域に表示される項目は、上述したものに限定されない。
また、第1領域~第4領域に表示される各項目等は、当該項目等が表示されている領域内において、または当該項目等が表示されている領域と異なる領域へ、例えばドラッグ操作により移動可能とする構成であってもよい。さらに、第1領域~第4領域に表示される各項目等は、その表示を出現・消去可能な構成、その大きさを拡大・縮小可能な構成であってもよい。
1…ロボット、3…制御装置、4…ティーチングペンダント、4A…表面、4B…裏面、10…ロボットアーム、11…基台、12…第1アーム、13…第2アーム、14…第3アーム、15…第4アーム、16…第5アーム、17…第6アーム、19…力検出部、20…エンドエフェクター、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、40…ディスプレイ、40A…短辺、40B…短辺、40C…長辺、40D…長辺、41…制御部、42…記憶部、43…通信部、100…ロボットシステム、171…関節、172…関節、173…関節、174…関節、175…関節、176…関節、400…筐体、400A…短辺、400B…短辺、400C…長辺、400D…長辺、401…イネーブルスイッチ、A1…第1領域、A2…第2領域、A3…第3領域、A4…第4領域、B1…ボタン、B2…ボタン、B3…ボタン、B4…ボタン、B5…ボタン、B6…ボタン、B7…ボタン、B8…ボタン、B9…ボタン、B10…ボタン、B11…ボタン、B12…ボタン、B13…ボタン、B14…ボタン、B15…ボタン、B16…ボタン、B17…ボタン、B18…ボタン、B19…ボタン、B20…選択操作ボタン、B21…ボタン、D…操作画面、D1…モータードライバー、D2…モータードライバー、D3…モータードライバー、D4…モータードライバー、D5…モータードライバー、D6…モータードライバー、DI…アイコン、DM…I/Oモニター、DP…プログラミング画面、DS…シミュレーション画像、E1…エンコーダー、E2…エンコーダー、E3…エンコーダー、E4…エンコーダー、E5…エンコーダー、E6…エンコーダー、G…グラフ、M1…モーター、M2…モーター、M3…モーター、M4…モーター、M5…モーター、M6…モーター、N1…入力部、N2…入力部、N3…入力部、N4…入力部、N5…入力部、N6…入力部、SW…スイッチ、TCP…ツールセンターポイント

Claims (9)

  1. ロボットアームを有するロボットに対して動作プログラムの教示を行うティーチングペンダントであって、
    教示する際の操作を行う矩形の操作画面を表示する表示部を備え、
    前記操作画面は、上側に配置された第1領域および前記第1領域の下側に配置された第2領域を有し、
    前記第1領域には、教示に関する第1操作項目が表示され、
    前記第2領域には、前記第1操作項目よりも操作頻度が低い教示に関する第2操作項目が表示されることを特徴とするティーチングペンダント。
  2. 前記操作画面は、縦長である請求項1に記載のティーチングペンダント。
  3. 前記第1操作項目は、前記ロボットアームの位置および姿勢の指定、前記動作プログラムの入力、およびテスト運転操作の実施からなる群より選択される少なくとも1つを含む請求項1または2に記載のティーチングペンダント。
  4. 前記第2操作項目は、教示情報の修正、前記ロボットアームの設定、およびハンドの設定からなる群より選択される少なくとも1つを含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のティーチングペンダント。
  5. 前記第2領域の一部に、現在の教示状況、前記ロボットアームに加わる力、および通信機器の状態からなる群より選択される少なくとも1つの項目が重ねて表示される請求項1ないし4のいずれか1項に記載のティーチングペンダント。
  6. 前記操作画面は、前記第1領域の一部に重なり、かつ前記第2領域に重ならない第3領域を有し、
    前記第3領域には、第3操作項目として、前記第1領域に表示される前記第1操作項目の選択の項目が表示される請求項1ないし5のいずれか1項に記載のティーチングペンダント。
  7. 前記第3領域には、さらに、前記ロボットアームの作動を制御する制御装置の状態が表示される請求項6に記載のティーチングペンダント。
  8. 前記操作画面は、前記第1領域および前記第2領域のそれぞれに重なり、前記矩形の長辺方向に延びた長手形状をなす第4領域を有し、
    前記第4領域には、第4操作項目が表示される請求項1ないし7のいずれか1項に記載のティーチングペンダント。
  9. 前記第4操作項目は、ハードボタンガイドまたはモニターの切替のうちの少なくとも一方である請求項8に記載のティーチングペンダント。
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