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JP2023134256A - 車両駆動装置 - Google Patents

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JP2023134256A
JP2023134256A JP2022039673A JP2022039673A JP2023134256A JP 2023134256 A JP2023134256 A JP 2023134256A JP 2022039673 A JP2022039673 A JP 2022039673A JP 2022039673 A JP2022039673 A JP 2022039673A JP 2023134256 A JP2023134256 A JP 2023134256A
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Yutaka Hotta
良太 佐藤
Ryota Sato
康二 春日井
Koji Kasugai
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Abstract

【課題】回転電機及びインバータ装置をケースの共通の収容室内に収容する構成において、ケース内に回転角センサを効率的に配置する。【解決手段】ロータ及びステータを有する回転電機と、回転電機に電気的に接続されるインバータ装置と、回転電機を制御する制御基板と、ロータの回転情報を取得する回転角センサと、回転電機、インバータ装置、及び制御基板を共通の収容室内に収容するケースとを備え、回転角センサは、制御基板に実装されるセンシング部と、ロータのシャフト部に設けられる被検出部とを備える、車両駆動装置が開示される。【選択図】図3

Description

本開示は、車両駆動装置に関する。
ロータのシャフト部の回転情報を取得する回転角センサを構成するために、軸方向端面に被検出部を設け、制御基板における被検出部に対向する位置に検出素子を設ける技術が知られている。
特開2019-075960号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、モータが収容されるモータハウジングと制御基板が収容されるモータカバーとを備え、モータハウジングとモータカバーとの間に設けれ、シャフト部を支持する軸受を備えたヒートシンクによってモータハウジングとモータカバー内の収容室が2つに分割されている。その結果、ロータのシャフト部の軸方向端面に対して被検出部を設けることに起因して、軸方向の体格が大型化しやすいという問題がある。
そこで、1つの側面では、本開示は、回転電機及びインバータ装置をケースの共通の収容室内に収容する構成において、ケース内に回転角センサを効率的に配置することを目的とする。
1つの側面では、ロータ及びステータを有する回転電機と、
前記回転電機に電気的に接続されるインバータ装置と、
前記回転電機を制御する制御基板と、
前記ロータの回転情報を取得する回転角センサと、
前記回転電機、前記インバータ装置、及び前記制御基板を共通の収容室内に収容するケースとを備え、
前記回転角センサは、前記制御基板に実装されるセンシング部と、前記ロータのシャフト部に設けられる被検出部とを備える、車両駆動装置が提供される。
1つの側面では、本開示によれば、回転電機及びインバータ装置をケースの共通の収容室内に収容する構成において、ケース内に回転角センサを効率的に配置することが可能となる。
回転電機を含む電気回路の一例の概略図である。 回転電機を含む車両用駆動システムのスケルトン図である。 本実施例による車両駆動装置の要部を概略的に示す断面図である。 本実施例によるモータ駆動装置をX1側から視た斜視図である。 本実施例による制御基板を概略的に示す平面図である。 図3のQ1部の拡大図である。 センサロータと制御基板上のセンシング部との関係を示すX2側からの軸方向視の図である。 図5におけるセンサロータを取り除いたときの、X2側からの軸方向視の図である。 センサコイルの構成の説明図であり、図7のQ2部の拡大図である。 本実施例による回転角センサのセンシング部とセンサロータとの関係を示す図である。 本実施例によるセンサロータにおけるセンシング部と軸方向に対向する部分を、軸方向に視て示す図である。 本実施例によるセンシング部により生成されるセンサ出力(電気信号)の波形を説明する概略図である。 変形例による車両駆動装置の一部を概略的に示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
以下では、本実施例の車両駆動装置10の電気系(制御系)、及び、本実施例の車両駆動装置10を含む駆動システム全体を概説してから、本実施例の車両駆動装置10の詳細について説明する。
[車両駆動装置の電気系]
図1は、本実施例の回転電機1を含む電気回路200の一例の概略図である。図1には、制御装置500についても併せて示される。図1において、制御装置500に対応付けられた点線矢印は、情報(信号やデータ)のやり取りを表す。
回転電機1は、制御装置500によるインバータINVの制御を介して駆動される。図1に示す電気回路200では、回転電機1は、電源VaにインバータINVを介して電気的に接続される。なお、インバータINVは、例えば、相ごとに、電源Vaの高電位側と低電位側とにそれぞれパワースイッチング素子(例えばMOSFET:Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect TransistorやIGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor等)を備え、高電位側のパワースイッチング素子と低電位側のパワースイッチング素子とが上下アームを形成する。なお、インバータINVは、相ごとに、複数組の上下アームを備えてもよい。各パワースイッチング素子は、制御装置500による制御下で、所望の回転トルクが発生するようにPWM(Pulse Width Modulation)駆動されてよい。なお、電源Vaは、例えば比較的定格電圧の高いバッテリであり、例えばリチウムイオンバッテリや燃料電池等であってよい。
本実施例では、図1に示す電気回路200のように、電源Vaの高電位側と低電位側の間には、インバータINVに対して並列に、平滑コンデンサCが電気的に接続される。なお、平滑コンデンサCは、複数組、互いに並列に、電源Vaの高電位側と低電位側の間に電気的に接続されてもよい。また、電源VaとインバータINVとの間にDC/DCコンバータが設けられてもよい。
[駆動システム全体]
図2は、回転電機1を含む車両用駆動システム100のスケルトン図である。図2には、X方向と、X方向に沿ったX1側とX2側が定義されている。X方向は、第1軸A1の方向(以下、「軸方向」とも称する)に平行である。
図2に示す例では、車両用駆動システム100は、車輪Wの駆動源となる回転電機1と、回転電機1と車輪Wとを結ぶ動力伝達経路に設けられた駆動伝達機構7と、を備える。駆動伝達機構7は、入力部材3と、カウンタギヤ機構4と、差動歯車機構5と、左右の出力部材61、62と、を備える。
入力部材3は、入力軸31と、入力ギヤ32とを有する。入力軸31は、第1軸A1まわりに回転する回転部材である。入力ギヤ32は、回転電機1からの回転トルク(駆動力)をカウンタギヤ機構4に伝達するギヤである。入力ギヤ32は、入力部材3の入力軸31と一体的に回転するように、入力部材3の入力軸31に連結される。
カウンタギヤ機構4は、動力伝達経路において、入力部材3と差動歯車機構5との間に配置される。カウンタギヤ機構4は、カウンタ軸41と、第1カウンタギヤ42と、第2カウンタギヤ43とを有する。
カウンタ軸41は、第2軸A2まわりに回転する回転部材である。第2軸A2は、第1軸A1に平行に延在する。第1カウンタギヤ42は、カウンタギヤ機構4の入力要素である。第1カウンタギヤ42は、入力部材3の入力ギヤ32と噛み合う。第1カウンタギヤ42は、カウンタ軸41と一体的に回転するように、カウンタ軸41に連結される。
第2カウンタギヤ43は、カウンタギヤ機構4の出力要素である。本実施例では、一例として、第2カウンタギヤ43は、第1カウンタギヤ42よりも小径に形成される。第2カウンタギヤ43は、カウンタ軸41と一体的に回転するように、カウンタ軸41に連結される。
差動歯車機構5は、その回転軸心としての第3軸A3上に配置される。第3軸A3は、第1軸A1に平行に延在する。差動歯車機構5は、回転電機1の側から伝達される駆動力を、左右の出力部材61、62に分配する。差動歯車機構5は、差動入力ギヤ51を備え、差動入力ギヤ51は、カウンタギヤ機構4の第2カウンタギヤ43と噛み合う。また、差動歯車機構5は、差動ケース52を備え、差動ケース52内には、ピニオンシャフトや、ピニオンギヤ、左右のサイドギヤ等が収容される。左右のサイドギヤは、それぞれ、左右の出力部材61、62と一体的に回転するように連結される。
左右の出力部材61、62のそれぞれは、左右の車輪Wに駆動連結される。左右の出力部材61、62のそれぞれは、差動歯車機構5によって分配された駆動力を車輪Wに伝達する。なお、左右の出力部材61、62は、2つ以上の部材により構成されてもよい。
このようにして回転電機1は、駆動伝達機構7を介して車輪Wを駆動する。ただし、他の実施例では、回転電機1は、ホイールインモータとして、車輪内に配置されてもよい。この場合、車両用駆動システム100は、駆動伝達機構7を含まない構成であってよい。また、他の実施例では、駆動伝達機構7の一部又は全部を共用化して複数の回転電機1が設けられてもよい。
[車両駆動装置の詳細]
車両駆動装置10は、上述した回転電機1と、ケース2と、モータ駆動装置8とを含む。
図3は、本実施例の車両駆動装置10の要部を概略的に示す断面図である。図3では、回転電機1の回転軸である第1軸A1を通る平面で切断された断面図で、回転電機1の軸方向一端側(X1側)の一部が示されている。図4Aは、モータ駆動装置8をX1側から視た斜視図である。図4Bは、制御基板84を概略的に示す平面図である。なお、図4Aでは、モータ駆動装置8のうちの制御基板84の図示は省略されている。以下の説明において、特に言及しない限り、軸方向とは、回転電機1の回転軸である第1軸A1が延在する方向を指し、径方向とは、第1軸A1を中心とした径方向を指す。従って、径方向外側とは、第1軸A1から離れる側を指し、径方向内側とは、第1軸A1に向かう側を指す。また、周方向とは、第1軸A1まわりの回転方向に対応する。また、図3には、図2と同様、X方向と、X方向に沿ったX1側とX2側が定義されている。以下の説明において、X1側とX2側の各用語は、相対的な位置関係を表すために用いられる場合がある。
車両駆動装置10は、車両用駆動システム100の一部として車両に搭載され、車両を前進又は後退させる駆動力を生成する。なお、車両は、任意の形態であり、例えば4輪の自動車であってもよいし、バス、トラック、二輪車や建設機械等であってもよい。なお、車両駆動装置10は、他の駆動源(例えば内燃機関)とともに車両に搭載されてもよい。
回転電機1は、ロータ310及びステータ320を有する。回転電機1は、インナロータタイプであり、ステータ320がロータ310の径方向外側を囲繞するように設けられる。すなわち、ロータ310は、ステータ320の径方向内側に配置される。
ロータ310は、ロータコア312と、シャフト部314とを備える。
ロータコア312は、例えば円環状の磁性体の積層鋼板からなってよい。ロータコア312の内部には、永久磁石325が埋め込まれてよい。あるいは、永久磁石325は、ロータコア312の外周面に取り付けられてもよい。なお、永久磁石325の配列等は任意である。ロータコア312は、シャフト部314の外周面に固定され、シャフト部314と一体となって回転する。
シャフト部314は、回転電機1の回転軸である第1軸A1を画成する。シャフト部314は、ロータコア312が固定される部分よりもX1側において、ケース2のカバー部材252(後述)にベアリング240を介して回転可能に支持される。なお、シャフト部314は、回転電機1の軸方向他端側(X2側)において、ベアリング240に対応するベアリング(図示せず)を介してケース2に回転可能に支持される。このようにして、シャフト部314が軸方向両端で回転可能にケース2に支持されてよい。
シャフト部314は、例えば中空管の形態であり、中空内部314Aを有する。中空内部314Aは、シャフト部314の軸方向の全長にわたり延在してよい。中空内部314Aは、軸心油路として機能することができる。この場合、シャフト部314は、ステータ320のコイルエンド部322A等に油を吐出する油孔が形成されてよい。
シャフト部314は、ロータコア312が固定される部分よりもX1側に、ロータ310の回転角度情報を取得する回転角センサ900に係るセンサロータ91が設けられる。回転角センサ900の好ましい例は、後述する。なお、変形例では、回転角センサ900は、例えば、レゾルバであってもよいし、ホール素子や磁気抵抗型素子のようなセンサ素子を用いるロータリーエンコーダであってよい。
ステータ320は、ステータコア321と、ステータコイル322とを備える。
ステータコア321は、例えば円環状の磁性体の積層鋼板からなってよい。ステータコア321の内周部には、径方向内側に突出するティース(図示せず)が放射状に形成される。
ステータコイル322は、例えば断面平角状又は断面円形状の導体に絶縁被膜が付与された形態であってよい。ステータコイル322は、ステータコア321のティース(図示せず)まわりに巻装される。なお、ステータコイル322は、例えば、1つ以上の並列関係で、Y結線で電気的に接続されてもよいし、Δ結線で電気的に接続されてもよい。
ステータコイル322は、ステータコア321のスロットから軸方向外側に突出する部分であるコイルエンド部322Aを有する。
ケース2は、例えばアルミ等により形成されてよい。ケース2は、鋳造等により形成できる。ケース2は、モータケース250と、カバー部材252とを含む。ケース2は、回転電機1及びモータ駆動装置8を収容する。また、図2に示した車両用駆動システム100の場合、ケース2は、図2に模式的に示すように、駆動伝達機構7を更に収容してもよい。
モータケース250は、回転電機1を収容するモータ収容室SP1を形成する。なお、モータ収容室SP1は、回転電機1(及び/又は駆動伝達機構7)を冷却及び/又は潤滑するための油を含む油密空間であってよい。モータケース250は、回転電機1の径方向外側を囲繞する周壁部を有する形態である。モータケース250は、複数の部材を結合して実現されてもよい。また、モータケース250は、軸方向他端側(X2側)で、駆動伝達機構7を収容する他のケース部材に一体化されてよい。
カバー部材252は、モータケース250の軸方向一端側(X1側)に結合される。カバー部材252は、モータ収容室SP1における軸方向一端側(X1側)を覆うカバーの形態である。この場合、カバー部材252は、モータケース250の軸方向一端側(X1側)の開口部を完全に又は略完全に閉塞する態様で覆ってもよい。
カバー部材252は、モータ駆動装置8を収容するインバータ収容室SP2を形成する。なお、インバータ収容室SP2の一部は、モータケース250により形成されてもよいし、逆に、モータ収容室SP1の一部は、カバー部材252により形成されてもよい。
カバー部材252は、モータ駆動装置8を支持する。例えばモータ駆動装置8は、後述するモジュールの形態で、カバー部材252に取り付けられてもよい。これにより、カバー部材252にモータ駆動装置8の一部又は全体を組み付けてから、カバー部材252とモータケース250とを結合でき、モータ駆動装置8の組み付け性が向上する。
カバー部材252には、ロータ310を回転可能に支持するベアリング240が設けられる。すなわち、カバー部材252は、ベアリング240を支持するベアリング支持部2524を有する。なお、ベアリング支持部2524とは、カバー部材252のうちの、ベアリング240が設けられる軸方向範囲の部分全体を指す。このように、本実施例では、カバー部材252は、軸方向でモータケース250のX1側端部に結合され、回転電機1に軸方向に対向し、かつ、ロータ310を回転可能に支持するベアリング支持部2524を有する。
ベアリング240は、図3に示すように、シャフト部314のX1側の端部における径方向外側に設けられる。具体的には、ベアリング240は、アウタレースの径方向外側がカバー部材252に支持され、インナレースの径方向内側がシャフト部314の外周面に支持される。なお、変形例では、逆に、ベアリング240は、インナレースの径方向内側がカバー部材252に支持され、アウタレースの径方向外側がシャフト部314の内周面に支持されてもよい。
本実施例では、カバー部材252は、図3に示すように、第1軸A1を中心とした円環状の底部2521と、底部2521の外周縁から軸方向他端側(X2側)へと突出する周壁部2522とを含み、底部2521と周壁部2522とが、インバータ収容室SP2を画成する。底部2521における軸方向他端側(X2側)の中央部(第1軸A1を中心とした部分)には、軸方向他端側(X2側)に突出する円筒状部位25211が形成され、円筒状部位25211にベアリング支持部2524が設定される。なお、円筒状部位25211は、第1軸A1を中心として同芯に形成される。
インバータ収容室SP2は、空間であってもよいが、好ましくは、比較的高い伝熱性を有するフィラーを含む樹脂により封止される。この場合、樹脂モールド部は、カバー部材252に後述するモータ駆動装置8を固定する機能も果たしてよい。
カバー部材252は、好ましくは、比較的高い伝熱性を有する材料(例えばアルミ)により形成され、内部に冷却水路2528を有する。冷却水路2528には、水が冷却水として流れる。なお、水は、例えばLLC(Long Life Coolant)を含む水であってよい。この場合、冷却水路2528を流れる冷却水は、車両に搭載されるラジエーター(図示せず)で放熱されることで、比較的低温に維持できる。カバー部材252の冷却水路2528に冷却水が流れると、カバー部材252の熱が冷却水に奪われることで、カバー部材252が冷却される。これにより、カバー部材252は、軸方向に隣接して配置されるモータ駆動装置8を冷却する機能を有することができる。すなわち、モータ駆動装置8からの熱は、カバー部材252を介して冷却水により奪われ、モータ駆動装置8の冷却が促進される。なお、変形例では、冷却水に代えて、他の冷媒(例えば油)が利用されてもよい。
冷却水路2528は、軸方向に視て任意の形態であってよく、例えば、円環状の形態であってもよいし、螺旋状の形態であってもよいし、径方向外側と内側に蛇行しながら周方向に沿って延在する形態であってもよい。冷却水路2528には、フィン等が形成されてもよい。なお、カバー部材252を中子等を用いて製造する場合は、冷却水路2528の形状等の自由度を高めることができる。
モータ駆動装置8は、パワーモジュール80と、コンデンサモジュール82と、制御基板84とを含む。
本実施例では、パワーモジュール80及びコンデンサモジュール82は、図4Aに示すように、複数の組(図4Aに示す例では、12組)をなして、周方向に沿って配置される。パワーモジュール80及びコンデンサモジュール82の組の数は、回転電機1の仕様に応じて変化させる。基本的には、パワーモジュール80及びコンデンサモジュール82の組の数が増加すると、回転電機1の出力が大きくなる。従って、回転電機1の設計の際に、パワーモジュール80及びコンデンサモジュール82の組の数が異なる複数のバリエーションを設定できる。
パワーモジュール80及びコンデンサモジュール82は、好ましくは、複数の組のそれぞれにおいて、一体化された組立体の形態である。すなわち、各組のパワーモジュール80及びコンデンサモジュール82は、一体化されたブロック組立体89を形成する。
ブロック組立体89のそれぞれにおいて、パワーモジュール80は同じ構成を有し、コンデンサモジュール82は同じ構成(電気的特性や形状等)を有する。これにより、ブロック組立体89ごとの交換や整備も可能であり、汎用性を高めることができる。本実施例では、ブロック組立体89のそれぞれにおいて、パワーモジュール80は、サブモジュール800と、放熱部材810とを含む。
サブモジュール800のそれぞれは、インバータINV(図1参照)における一の相に係る上下アームを形成する。
放熱部材810は、比較的高い伝熱性を有する材料(例えばアルミ)により形成される。本実施例では、放熱部材810は、中実のブロックの形態である。これにより、放熱部材810の熱容量を効率的に高めることができる。
制御基板84は、制御装置500(図1参照)の一部又は全体を形成する。制御基板84は、例えば多層プリント基板により形成されてもよい。制御基板84は、基板表面に対する法線方向が軸方向に沿う向きに配置される。これにより、制御基板84を軸方向の僅かな隙間を利用して配置できる。例えば、本実施例では、制御基板84は、図3に示すように、軸方向で回転電機1とブロック組立体89との間に配置されてよい。より詳細には、制御基板84は、軸方向で回転電機1のコイルエンド部322Aとパワーモジュール80及びコンデンサモジュール82との間に配置されてよい。これにより、デットスペースになりやすいスペースを利用した効率的な配置を実現できる。また、制御基板84は、軸方向に視て、コイルエンド部322Aにオーバラップする径方向位置まで径方向外側に延在できるので、制御基板84の面積(回路部形成範囲)の最大化を図ることができる。
制御基板84は、好ましくは、図4Bに示すように、ロータ310のシャフト部314(図3も参照)が通る中央孔84aを有する円環状の形態である。この場合、周方向に沿って配置された複数のパワーモジュール80のいずれに対してもその近傍に制御基板84を配置できる。これにより、パワーモジュール80のサブモジュール800を形成する各パワー半導体チップ801、802(例えばパワースイッチング素子のゲート端子)(図4A参照)と制御基板84の駆動回路846(図4B参照)との間の電気的な接続(図示せず)が容易となる。
制御基板84は、図4Bに示すように、中央孔84aまわりに円環状の低圧領域841と、低圧領域841よりも径方向外側に円環状の高圧領域842とを有する。高圧領域842と低圧領域841とは、円環状の絶縁領域843を介して電気的に絶縁される。これにより、制御基板84において、円環状の2つの領域(低圧領域841及び高圧領域842)のそれぞれに低圧系の回路と高圧系の回路とを共存させることができる。制御基板84における高圧領域842には、電源Vaに係る高圧を扱う回路部や素子が配置される。例えば、高圧領域842には、高圧系の電子部品として、パワー半導体チップ801、802を駆動するための駆動回路846が設けられてもよい。また、低圧領域841には、低圧系の電子部品として、制御装置500を実現するマイコン(マイクロコンピュータの略)502や電源回路503等が設けられてもよい。なお、制御基板84には、モータ収容室SP1内の油を循環させる電動オイルポンプ用の電子部品が実装されてもよい。
このようにして、本実施例によれば、カバー部材252と回転電機1との間にモータ駆動装置8が配置されるので、モータ駆動装置がモータケースの外部に搭載される比較例(図示せず)に比べて、車両駆動装置10全体としての体格を低減できる。
特に、本実施例によれば、カバー部材252にベアリング支持部2524を設けつつ、軸方向でカバー部材252と回転電機1との間にモータ駆動装置8を配置することで、車両駆動装置10の軸方向の体格の低減を図ることができる。具体的には、軸方向でカバー部材252よりもX1側にモータ駆動装置8を設ける場合、モータ駆動装置8のX1側をカバーするカバー部材が別に必要となり、その分、車両駆動装置10の軸方向の体格の増加を招きやすい。この点、本実施例によれば、カバー部材252は、回転電機1のみならず、モータ駆動装置8に対しても、X1側のカバーとして機能できるので、車両駆動装置10の軸方向の体格の低減を図ることができる。
更に、本実施例では、カバー部材252のベアリング支持部2524は、軸方向に視てモータ駆動装置8(パワーモジュール80やコンデンサモジュール82等)よりも径方向内側に配置され、かつ、径方向に視てモータ駆動装置8にオーバラップする。これにより、モータ駆動装置8を、軸方向でカバー部材252と回転電機1との間に配置でき、車両駆動装置10の軸方向の体格を更に効果的に低減できる。
また、本実施例によれば、軸方向でモータ駆動装置8と回転電機1の間に、ベアリング支持部2524に対応するベアリング支持部を有するブラケットが設けられることがない。これにより、かかるブラケットが設けられる構成に比べて、部品点数の低減を図るとともに、モータ駆動装置8と回転電機1との間の軸方向の距離の短縮を図ることができ、上述したように車両駆動装置10の軸方向の体格の低減を図ることができる。また、軸方向でモータ駆動装置8と回転電機1との間を隔てる壁部(ブラケット)がないので、モータ駆動装置8と回転電機1との間の配線長の短縮を図ることができ、モータ駆動装置8と回転電機1との間の配線効率を高めることができる。
また、本実施例によれば、カバー部材252に冷却水路2528が形成される場合、カバー部材252をモータ駆動装置8に熱的に接続(熱伝導可能に接続)できる。すなわち、モータ駆動装置8をカバー部材252を介して冷却水路2528内の冷却水により冷却できる。冷却水路2528には冷却水を安定的に流すことができるので、モータ駆動装置8の冷却の安定化を図ることができる。また、冷却水の流量を制御できる場合は、モータ駆動装置8の状態に応じた冷却の最適化を図ることも可能である。
また、本実施例によれば、モータ駆動装置8と回転電機1との間の軸方向の距離の短縮を図ることで、カバー部材252(冷却水路2528を備えるカバー部材252)によりモータ駆動装置8のみならず、回転電機1の一部を冷却することも可能となる。
また、本実施例では、コンデンサモジュール82が制御基板84よりもX1側に配置されている。かかる構成によれば、制御基板84の大径化(又は径方向外側への配置)が可能となる。具体的には、図3に示すように、制御基板84は、軸方向に視てコンデンサモジュール82とオーバラップする位置又はコンデンサモジュール82を径方向外側に超える位置まで、径方向外側に延在できる。このようにして、本実施例によれば、制御基板84の配置やサイズの自由度を高めることができる。ただし、変形例では、コンデンサモジュール82のX2側の端部は、径方向に視てコイルエンド部322Aとオーバラップするように配置されてもよい。この場合、制御基板84の大径化に代えて、コンデンサモジュール82の軸方向の体格の大型化(容量の増加)を図ることができる。
次に、図5以降を参照して、上述した実施例における回転角センサ900の好ましい構成について説明する。
図5は、図3のQ1部の拡大図である。図6は、センサロータ91と制御基板84上のセンシング部92との関係を示すX2側からの軸方向視の図であり、図7は、図5におけるセンサロータ91を取り除いたときの、X2側からの軸方向視の図である。図8は、センサコイル921の構成の説明図であり、図7のQ2部の拡大図である。
回転角センサ900は、センサロータ91と、センシング部92とを含む。
センサロータ91は、導体により形成され、ロータ310と一体に回転する。センサロータ91は、図6に示すように、第1軸A1を中心とした円形状の中心孔911を有する円環状の形態である。センサロータ91は、その中心孔911にシャフト部314が通されることで、シャフト部314とともに回転するように取り付けられてよい。例えば、シャフト部314に径方向の凹部又は凸部が形成され、センサロータ91の中心孔911の内周縁に、シャフト部314の径方向の凹部又は凸部に嵌合する径方向の凸部又は凹部が形成されてもよい。
センサロータ91は、周期的に変化する外径を有する。これにより、センサロータ91は、センシング部92と軸方向に対向する周方向位置での外径が、ロータ310の回転角度が所定角度変化するごとに周期的に変化する。所定角度は、設計時に、磁極数等に応じて適宜決定されてよい。本実施例では、センサロータ91は、1周あたり、4つの径方向の凸部と凹部とを交互に有する。この場合、センサロータ91は、センシング部92と軸方向に対向する周方向位置での外径が、ロータ310の回転角度が90度変化するごとに周期的に変化する。
なお、変形例では、センサロータ91は、周期的に変化する外径に代えて又は加えて、周期的に変化する厚み(軸方向の厚み)を有してもよい。この場合、センサロータ91は、センシング部92と軸方向に対向する周方向位置での厚みが、ロータ310の回転角度が所定角度変化するごとに周期的に変化する。
センシング部92は、制御基板84に実装されてなる。これにより、センシング部92と制御装置500との間の配線を、制御基板84内の配線により容易に実現できるとともに、センシング部92と制御装置500との間の配線長の短縮を図ることができる。
センシング部92は、センサロータ91に軸方向に対向しつつ近接するように配置される。制御基板84は、図4Bに示すように、軸方向に視て円弧状であってよく、センシング部92は、制御基板84の全周のうちの一部の周区間のみに延在してよい。本実施例では、制御基板84は、中央孔84aの周縁部において、径方向内側に突出した突出領域840(図4B)を有し、突出領域840にセンシング部92(図4Bには図示せず、図7等参照)が実装される。なお、突出領域840は、制御基板84の中央孔84aの一部を形成しつつ、図4Bに示すように、他の周方向部位よりも径方向内側に延在する。これにより、センシング部92をシャフト部314に径方向で近接させることができ、センサロータ91の小径化を図ることができる。ただし、変形例では、中央孔84aは円形であり、センシング部92は、円形の中央孔84aまわりに形成されてもよい。
センシング部92は、渦電流を利用して、ロータ310の回転角度を検出する。図9から図11は、センシング部92による検出原理の説明図である。図9は、回転角センサ900のセンシング部92とセンサロータ91との関係を示す図であり、図10は、センサロータ91におけるセンシング部92と軸方向に対向する部分を、軸方向に視て示す図である。図11は、センシング部92により生成されるセンサ出力(電気信号)の波形を説明する概略図である。図11では、横軸にロータ310の回転角度を取り、縦軸にセンサ出力の大きさを取り、センシング部92により生成されるセンサ出力(電気信号)の時系列波形が模式的に示されている。なお、図11では、ロータ310の回転角度における所定角度(本実施例では90度)分の時系列波形が模式的に示されている。
センシング部92は、図6から図8に示すように、センサコイル921及び処理回路部922を含む。処理回路部922は、上述したマイコン502により実現されてよい。また、処理回路部922の機能の一部又は全部は、外部の制御装置(図示せず)により実現されてもよい。
センサコイル921は、例えば図9に示すように、制御基板84の両側の表面に形成されてもよい。なお、変形例では、センサコイル921は、制御基板84の両側の表面に代えて又は加えて、制御基板84の内層に形成されてもよい。センサコイル921は、例えばプリントされた導体により形成されてよい。センサコイル921は、X方向に平行な中心軸Oまわりに巻回されてなる。
センサコイル921は、周方向に沿って複数個設けられてよい。例えば、センサコイル921は、図8に示すように、4組、周方向に沿って配置されてもよい。
処理回路部922は、センサコイル921への通電によりセンサロータ91に渦電流を発生させる。具体的には、図9に模式的に示すように、センサコイル921が通電されると、センサコイル921を貫く磁束B1が発生する。センサコイル921を貫く磁束B1は、センサコイル921に軸方向に対向するセンサロータ91の表面に接触すると、センサロータ91の表面に渦電流が発生する。図10には、渦電流の発生態様が矢印Ieで模式的に示されている。なお、図10においては特定の向きの渦電流が模式的に示されているが、渦電流の向きは、センサコイル921を流れる電流の向きに応じて決まる。渦電流は、磁束B1を減らす磁束を発生させる向きに生じる。従って、渦電流に起因して、磁束B1を減らす磁束B2(図示せず)が発生する。磁束B2の大きさは、渦電流の大きさに比例する。渦電流の大きさは、センサコイル921に軸方向に対向するセンサロータ91の部位の表面積が増加するほど大きくなる。本実施例では、上述したようにセンサロータ91は、周期的に変化する外径を有するので、センサコイル921に軸方向に対向するセンサロータ91の部位の表面積は、ロータ310の回転角度が変化すると変化する。より具体的には、センサコイル921に軸方向に対向するセンサロータ91の部位の表面積は、ロータ310の回転角度が変化すると、正弦波状に変化する。このため、本実施例では、センシング部92により生成されるセンサ出力(電気信号)の時系列波形は、図11に示すように、ロータ310の回転角度が90度変化するごとに、1周期の正弦波を描く。従って、このようなセンサ出力(電気信号)に基づいて、ロータ310の回転角度を検出できる。
このように本実施例によれば、回転角センサ900は、制御装置500を形成する制御基板84上にセンシング部92が実装されるので、他の基板にセンシング部92が実装される場合に比べて、基板数を低減し、効率的な構成を実現できる。特に、互いに連通し合うモータ収容室SP1及びインバータ収容室SP2に回転電機1及びブロック組立体89が配置される構成(すなわち回転電機1及びブロック組立体89をケース2の共通の収容室内に収容する構成)では、軸方向で回転電機1及びブロック組立体89の間の空間がデットスペースとなりやすい。従って、かかるデットスペースとなりやすい空間を利用して、制御基板84及び回転角センサ900の効率的な配置を実現できる。
また、本実施例によれば、シャフト部314のX1側の軸方向端面よりもX2側の部位(かつロータコア312よりもX1側の部位)に、センサロータ91が設けられ、かつ、シャフト部314のX1側の軸方向端面よりもX2側に、制御基板84が設けられる。これにより、上述した特許文献1で示すような構成(シャフト部の軸方向端面に被検出部を設け、軸方向端面に制御基板を対向させる構成)とは異なり、シャフト部314のX1側の軸方向端面よりもX1側において、回転角センサ900用のスペースを不要とすることができる。この結果、本実施例によれば、車両駆動装置10の軸方向の体格の低減を図ることができる。
また、本実施例によれば、回転角センサ900は、図3に示すように、軸方向でベアリング240(又はベアリング支持部2524)と回転電機1との間に配置されるので、デットスペースとなりやすい空間を利用した効率的な配置を実現できる。この結果、車両駆動装置10の軸方向の体格の低減を図ることができる。
また、本実施例によれば、回転角センサ900は、平板状のセンサロータ91を利用して形成されるので、軸方向の搭載スペースも比較的小さくて済む。また、センサロータ91自体は安価に形成できるので、低コスト化を図ることができる。
なお、本実施例では、センサロータ91は、制御基板84(及びそれに伴いセンシング部92)に対してX2側に配置されているが、X1側に配置されてもよい。
図12は、変形例による回転角センサ900Aの説明図であり、車両駆動装置10Aの一部の断面図である。
本変形例では、回転角センサ900Aは、被検出部91Aとセンシング部92Aとは径方向で対向する。例えば、被検出部91Aは、径方向に視て、制御基板84とオーバラップする。なお、センシング部92Aのセンサ素子がホール素子である場合、被検出部91Aは、シャフト部314の外周部に設けられる永久磁石により実現されてよい。この場合、永久磁石は、シャフト部314の外周部の磁極が周方向に沿って周期的に変化するように配置され、センシング部92Aのセンサ素子は、径方向に被検出部91Aに対向する態様で、第1軸A1まわりに、等ピッチで複数配置されてよい。なお、被検出部91Aは、シャフト部314に取り付けられるリング状の形態であってもよいし、シャフト部314に一体的に形成されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
10、10A・・・車両駆動装置、1・・・回転電機、2・・・ケース、250・・・モータケース(収容部材)、252・・・カバー部材、2524・・・ベアリング支持部(支持部)、310・・・ロータ、314・・・シャフト部、320・・・ステータ、84・・・制御基板、84a・・・中央孔、840・・・突出領域(領域)、89・・・ブロック組立体(インバータ装置)、900・・・回転角センサ、91・・・センサロータ(被検出部)、91A・・・被検出部、92、92A・・・センシング部、921・・・センサコイル(コイル)、SP1・・・モータ収容室(共通の収容室、SP2・・・インバータ収容室(共通の収容室)

Claims (6)

  1. ロータ及びステータを有する回転電機と、
    前記回転電機に電気的に接続されるインバータ装置と、
    前記回転電機を制御する制御基板と、
    前記ロータの回転情報を取得する回転角センサと、
    前記回転電機、前記インバータ装置、及び前記制御基板を共通の収容室内に収容するケースとを備え、
    前記回転角センサは、前記制御基板に実装されるセンシング部と、前記ロータのシャフト部に設けられる被検出部とを備える、車両駆動装置。
  2. 前記ケースは、前記ロータを回転可能に支持する支持部を有し、
    前記制御基板は、軸方向で前記支持部よりも前記回転電機に近い側に配置される、請求項1に記載の車両駆動装置。
  3. 前記制御基板は、前記シャフト部が通る中央孔を有する、請求項1又は2に記載の車両駆動装置。
  4. 前記制御基板の前記中央孔の周縁部は、径方向内側に突出した領域を有し、
    前記センシング部の少なくとも一部は、前記領域に設けられる、請求項3に記載の車両駆動装置。
  5. 前記被検出部は、前記ロータと一体に回転するセンサロータを含み、
    前記センシング部は、コイルを含み、
    前記コイルは、前記センサロータの少なくとも一部と軸方向に対向するように配置される、請求項1から4のうちいずれかに記載の車両駆動装置。
  6. 前記制御基板は、軸方向で前記インバータ装置よりも前記回転電機に近い側に配置され、かつ、軸方向に視て、前記インバータ装置とオーバラップする、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の車両駆動装置。
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