JP2023116457A - カプサイシンを使用した疼痛の治療のための方法及び組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】医薬組成物の使用が、a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に、5~15℃の外面温度を有する冷却用品を15分間適用すること;b.0.1~0.5gのリドカインを単一の疼痛軽減剤として含む医薬組成物を、前記膝関節の関節内空間に注射すること;c.前記膝の外面に、5~15℃の外面温度を有する冷却用品を30分間適用すること;d.1mgのカプサイシンを含む医薬組成物を、前記膝関節の関節内空間に注射すること;並びに、e.前記膝の外面に、5~15℃の外面温度を有する冷却用品を少なくとも30分間適用することを含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、医薬組成物を提供する。
【選択図】なし
Description
本願は、2017年7月20日に出願された米国仮特許出願第62/535,003号明細書の利益及びそれに対する優先権を主張し、その内容は、参照により本明細書に援用される。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の関節の関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の関節の関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる、方法を提供する。
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる、方法を提供する。
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、中足骨間神経腫の近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明を理解しやすくするため、幾つかの用語及び語句が下に定義される。
本発明の一態様は、注射可能なカプサイシンを使用して関節痛を治療する方法及びカプサイシン投与による一過性の灼熱感を減弱する手順を提供する。本方法は、望ましくは、少なくとも約3か月、6か月、9か月又は1年などの長期間にわたり、関節痛の緩和を提供する。方法は、任意選択により局所麻酔薬の投与と組み合わせて、循環する流体を介して冷却される材料ラップなどの冷却用品を利用して、特定の期間にわたり、カプサイシンに暴露される組織の温度を低下させる。好ましい実施形態では、方法は、カプサイシンの投与前後に骨関節炎性膝関節痛を呈する患者の膝の外面に冷却用品を適用するプロトコル、例えば冷却用品が、患者の膝の外面への適用のために約5℃~約15℃、より好ましくは約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有するものなどを介して、カプサイシンを患者の膝の関節の関節内空間に投与することにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させるために使用される。方法の様々な態様及び実施形態が以下に説明される。
本発明の一態様は、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の関節の関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の関節の関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の関節の関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の関節の関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
上記の第1、第2、第3及び第4の方法は、膝の屈曲を含むステップ、膝の外面への適用のための冷却用品表面の温度の特徴付け、リドカインの用量、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物の特徴付けなどのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、カプサイシンを投与された膝の屈曲を含むステップの有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約5回曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約1分間にわたって約5回曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が曲げ伸ばしされる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約5回曲げ伸ばしされる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約1分間にわたって約5回曲げ伸ばしされる。
方法は、膝の外面への適用のための冷却用品表面の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する。
方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた膝の関節の関節内空間内の流体の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される。
方法は、患者に投与されるリドカインの用量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.3gである。特定の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、0.3gである。さらに他の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.1g、約0.2g、約0.4g又は約0.5gである。さらに他の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.15gである。
方法は、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約1%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約15mLの体積を有する。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約15mLの体積を有する。さらに他の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約1mL~約3mL、約3mL~約5mL、約5mL~約7mL、約7mL~約9mL、約9mL~約11mL、約11mL~約13mL、約13mL~約15mL又は約17mL~約19mLの範囲の体積を有する。さらに他の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18又は19mLの体積を有する。
方法は、カプサイシンを含む医薬組成物の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約4mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約2mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約0.05mL、0.1mL、0.125mL、0.2mL、0.5mL、0.75mL、1.0mL、1.25mL、1.5mL、1.75mL、2.0mL、2.25mL、2.5mL、2.75mL、3.0mL、3.25mL、3.5mL、3.75mL又は4.0mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約0.01mL~約0.1mL、約0.1mL~約0.2mL、約0.2mL~約0.5mL、約0.5mL~約0.75mL、約0.75mL~約1.0mL、約1.0mL~約1.5mL、約1.5mL~約2.0mL、約2.0mL~約2.5mL、約2.5mL~約3.0mL、約3.0mL~約3.5mL、約3.5mL~約4.0mL、約4.0mL~約5.0mL、約5.0mL~約6.0mL、約6.0mL~約9mL又は約9mL~約12mLの範囲の体積を有する。
方法は、ステップ(e)における冷却の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約90分間である。特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約60分間である。特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約60分間~約90分間である。特定の実施形態では、ステップ(e)において既に指定された最小の持続時間と矛盾しない限り、ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約60分間、約60分間~約90分間、約90分間~約120分間又は約120分間~約180分間である。
方法は、カプサイシンの用量に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、1mgである。
上記の第5、第6、第7及び第8の方法は、膝の屈曲を含むステップ、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた膝の関節の関節内空間内の流体の温度の特徴付け、膝の外面への適用のための冷却用品表面の温度の特徴付け、冷却ステップ(a)における持続時間、リドカインの用量、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物の特徴付けなどのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、カプサイシンを受けた膝の屈曲を含むステップの有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約5回曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約1分間にわたって約5回曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が曲げ伸ばしされる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約5回曲げ伸ばしされる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約1分間にわたり、約5回曲げ伸ばしされる。
方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた膝の関節の関節内空間内の流体の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、前記膝の関節の関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される。
方法は、カプサイシンを受けるための膝の外面への適用のための冷却用品表面の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約12℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約11℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約10℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約9℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約8℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約6℃の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃の外面温度を有する。
方法は、冷却ステップ(a)の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(a)において、冷却用品は、骨関節炎性膝関節痛を呈する患者の膝の外面に約5分間~約30分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(a)において、冷却用品は、骨関節炎性膝関節痛を呈する患者の膝の外面に約5分間~約15分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(a)において、冷却用品は、骨関節炎性膝関節痛を呈する患者の膝の外面に約5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(a)において、冷却用品は、骨関節炎性膝関節痛を呈する患者の膝の外面に約15分間の持続時間にわたって適用される。
方法は、患者に投与されるリドカインの用量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.3gである。特定の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、0.3gである。さらに他の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.1g、約0.2g、約0.4g又は約0.5gである。さらに他の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.15gである。さらに他の実施形態では、ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.1g、0.2g、0.3g、0.4g、0.5g、0.6g、0.7g、0.8g、0.9g又は1.0g未満である。
方法は、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する。特定の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約15mLの体積を有する。さらに他の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約1mL~約3mL、約3mL~約5mL、約5mL~約7mL、約7mL~約9mL、約9mL~約11mL、約11mL~約13mL、約13mL~約15mL又は約17mL~約19mLの範囲の体積を有する。さらに他の実施形態では、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18又は19mLの体積を有する。
方法は、カプサイシンを含む医薬組成物の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約4mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約2mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約0.05mL、0.1mL、0.125mL、0.2mL、0.5mL、0.75mL、1.0mL、1.25mL、1.5mL、1.75mL、2.0mL、2.25mL、2.5mL、2.75mL、3.0mL、3.25mL、3.5mL、3.75mL又は4.0mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約0.01mL~約0.1mL、約0.1mL~約0.2mL、約0.2mL~約0.5mL、約0.5mL~約0.75mL、約0.75mL~約1.0mL、約1.0mL~約1.5mL、約1.5mL~約2.0mL、約2.0mL~約2.5mL、約2.5mL~約3.0mL、約3.0mL~約3.5mL、約3.5mL~約4.0mL、約4.0mL~約5.0mL、約5.0mL~約6.0mL、約6.0mL~約9mL又は約9mL~約12mLの範囲の体積を有する。
方法は、冷却の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(a)において、冷却用品は、前記膝の外面に約5分間~約20分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(a)において、冷却用品は、前記膝の外面に約10分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、冷却用品は、前記膝の外面に約15分間~約45分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、冷却用品は、前記膝の外面に約45分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、冷却用品は、前記膝の外面に約30分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、冷却用品は、前記膝の外面に少なくとも約10分間、少なくとも約20分間又は少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、冷却用品は、前記膝の外面に約10分間、約20分間又は約30分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、冷却用品は、前記膝の外面に約15分間~約90分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、冷却用品は、前記膝の外面に約30分間~約90分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、冷却用品は、前記膝の外面に約30分間~約60分間の持続時間にわたって適用される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、冷却用品は、前記膝の外面に約60分間~約90分間の持続時間にわたって適用される。ステップ(e)において、特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約15分間~約30分間、約30分間~約60分間、約60分間~約90分間、約90分間~約120分間又は約120分間~約180分間である。
上記の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7及び第8の方法は、カプサイシンによって引き起こされる一過性の灼熱感を軽減するためのさらなる手順の有無、カプサイシンによる一過性の灼熱感の大きさ、骨関節炎性膝関節痛の軽減の持続時間などのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、カプサイシンによって引き起こされる一過性の灼熱感を軽減するためのさらなる手順の有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記膝の屈曲以外に、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記膝の屈曲以外に、骨関節炎性膝関節痛を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、患者は、(i)リドカインを含む医薬組成物、及び(ii)カプサイシンを含む医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記膝の屈伸以外に、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記膝の屈伸以外に、骨関節炎性膝関節痛を軽減するいかなる手順も含まない。
方法は、カプサイシンによる一過性の灼熱感の大きさによってさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、患者は、0~4の範囲(すなわち(0)なし、(1)軽度、(2)中程度、(3)中程度に重症、(4)重症)の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する。特定の実施形態では、患者は、0~4の範囲(すなわち(0)なし、(1)軽度、(2)中程度、(3)中程度に重症、(4)重症)の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約10分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約30分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約60分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約120分で評価される。
方法は、骨関節炎性膝関節痛の軽減の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、方法は、少なくとも3か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも4か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも5か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも6か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも7か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも8か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも9か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも11か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、4か月~6か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、6か月~9か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、6か月~12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、9か月~12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、12か月~18か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。
方法は、冷却用品の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである。特定の実施形態では、冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである。特定の実施形態では、冷却用品は、前記患者の膝の外面の少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%又は90%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記患者の膝の外面の少なくとも70%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記患者の膝の外面の少なくとも80%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記患者の膝の外面の少なくとも90%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記患者の膝の外面の少なくとも95%を覆う。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することであって、冷却用品は、約0℃~約18℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.治療有効量のカプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約0℃~約18℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
上記の第12及び第13の方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた関節の内部の組織又は流体の温度などのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた関節の内部の組織又は流体の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約22℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約22℃~約24℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約25℃~約31℃の範囲の温度を達成することを含む。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約5℃~約30℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約5℃~約30℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
上記の第14及び第15の方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた関節の近傍の患者の皮膚の温度などのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた関節の近傍の患者の皮膚の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約5℃~約7℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約7℃~約9℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約9℃~約11℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約11℃~約13℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約13℃~約15℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約15℃~約17℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約17℃~約19℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約19℃~約21℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約21℃~約23℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約23℃~約25℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約25℃~約27℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約27℃~約29℃の範囲の温度を達成することを含む。特定の実施形態では、ステップ(c)は、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記皮膚のために約29℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む。
別の態様では、方法は、以下のより具体的な実施形態に関する。
実施形態1.ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用して、冷却用品と接触する皮膚のために約7℃~約30℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用して、少なくとも約30分間の持続時間にわたり、冷却用品と接触する皮膚のために約7℃~約30℃の範囲の温度を達成すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法。
実施形態2.ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用して、冷却用品と接触する皮膚のために約7℃~約30℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用して、少なくとも約30分間の持続時間にわたり、冷却用品と接触する皮膚のために約7℃~約30℃の範囲の温度を達成すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。
実施形態3.ステップ(c)及び(e)における前記温度は、約7℃~約9℃である、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態4.ステップ(c)及び(e)における前記温度は、約9℃~約11℃である、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態5.ステップ(c)及び(e)における前記温度は、約11℃~約13℃である、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態6.ステップ(c)及び(e)における前記温度は、約13℃~約15℃である、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態7.ステップ(c)及び(e)における前記温度は、約15℃~約17℃である、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態8.ステップ(c)及び(e)における前記温度は、約17℃~約19℃である、実施形態1又は2に記載の方法。
実施形態9.冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態10.冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態11.冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態12.冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態13.冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態14.冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態15.ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、曲げられる、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態16.ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、約5回曲げられる、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態17.ステップ(b)において、リドカインの用量は、約0.3gである、実施形態1~16のいずれか1つに記載の方法。
実施形態18.ステップ(b)において、リドカインの用量は、0.3gである、実施形態1~16のいずれか1つに記載の方法。
実施形態19.単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、実施形態1~18のいずれか1つに記載の方法。
実施形態20.単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む、実施形態1~19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態21.単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む、実施形態1~19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態22.単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、実施形態1~21のいずれか1つに記載の方法。
実施形態23.単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物は、約15mLの体積を有する、実施形態1~21のいずれか1つに記載の方法。
実施形態24.カプサイシンを含む医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、実施形態1~23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態25.カプサイシンを含む医薬組成物は、約4mLの体積を有する、実施形態1~24のいずれか1つに記載の方法。
実施形態26.カプサイシンを含む医薬組成物は、約2mLの体積を有する、実施形態1~24のいずれか1つに記載の方法。
実施形態27.ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約90分間である、実施形態1~26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態28.ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約60分間である、実施形態1~26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態29.カプサイシンの用量は、1mgである、実施形態1~28のいずれか1つに記載の方法。
実施形態1.ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させ、関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び関節は、膝関節である、方法。
実施形態2.ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱し、関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び関節は、膝関節である、方法。
実施形態3.ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させ、関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び関節は、膝関節である、方法。
実施形態4.ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱し、関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び関節は、膝関節である、方法。
実施形態5.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態6.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態7.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態8.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態9.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約27℃の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態10.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約28℃の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態11.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約29℃の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態12.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約30℃の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態13.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約31℃の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態14.ステップ(c)は、関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約32℃の温度を達成することを含む、実施形態3又は4に記載の方法。
実施形態15.少なくとも約10分間の持続時間にわたって前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)であって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚の外面への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、ステップ(e)を含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態16.少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態17.少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態18.少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態19.少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の方法。
実施形態20.ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも20分間である、実施形態15~19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態21.ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも30分間である、実施形態15~19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態22.前記持続時間は、約30分間~約90分間のステップ(e)である、実施形態15~19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態23.前記持続時間は、約30分間~約60分間のステップ(e)である、実施形態15~19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態24.疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約5分間~約30分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、実施形態1~23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態25.疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約15分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、実施形態1~23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態26.ステップ(a)を含まない、実施形態1~23のいずれか1つに記載の方法。
実施形態27.約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカインを含む医薬組成物を関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、実施形態1~26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態28.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、実施形態1~26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態29.ステップ(c)及び(d)間に実施される以下のさらなるステップ:約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記関節に投与することを含む、実施形態1~26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態30.ステップ(b)を含まない、実施形態29に記載の方法。
実施形態31.リドカインの用量は、約0.3gである、実施形態27~30のいずれか1つに記載の方法。
実施形態32.リドカインの用量は、約0.15gである、実施形態27~30のいずれか1つに記載の方法。
実施形態33.リドカインを含む医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、実施形態27~31のいずれか1つに記載の方法。
実施形態34.リドカインを含む医薬組成物は、約1%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、実施形態27~30又は32のいずれか1つに記載の方法。
実施形態35.リドカインを含む医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、実施形態27~31のいずれか1つに記載の方法。
実施形態36.リドカインを含む医薬組成物は、約15mLの体積を有する、実施形態27~31のいずれか1つに記載の方法。
実施形態37.ステップ(c)は、前記膝の外面に約20分間の持続時間にわたって冷却用品を適用することを含む、実施形態1~36のいずれか1つに記載の方法。
実施形態38.ステップ(c)は、前記膝の外面に約30分間の持続時間にわたって冷却用品を適用することを含む、実施形態1~36のいずれか1つに記載の方法。
実施形態39.ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、曲げられる、実施形態1~38のいずれか1つに記載の方法。
実施形態40.ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、約5回曲げられる、実施形態1~38のいずれか1つに記載の方法。
実施形態41.カプサイシンを含む医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態42.カプサイシンを含む医薬組成物は、約2mLの体積を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態43.カプサイシンを含む医薬組成物は、約1mLの体積を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態44.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態45.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態46.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態47.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態48.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態49.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態50.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約11℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態51.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態52.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約8℃の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態53.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約9℃の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態54.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約10℃の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態55.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約11℃の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
実施形態56.冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約12℃の外面温度を有する、実施形態1~40のいずれか1つに記載の方法。
別の態様では、本発明は、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約30~45分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
d.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
b.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
c.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
d.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
d.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約20分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約20分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約20~30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
d.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約20分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
b.前記膝の外面に冷却用品を約20分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
c.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
d.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約20分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法を提供する。
a.前記膝の外面に冷却用品を約20分間の持続時間にわたって適用することであって、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
d.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約20分間の持続時間にわたって適用することであって、前記膝の外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法を提供する。
上記の第9、第10、第11、第12、第13、第14及び第15の方法は、ステップ(e)における冷却の温度及び持続時間、ステップ(a)の特性、局所麻酔薬の投与の有無及びその特性などのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、ステップ(e)における温度及び冷却の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、少なくとも約10分間の持続時間にわたって前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)であって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚の外面への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、ステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約22℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約22℃~約24℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも15分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約25℃~約31℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10分間の持続時間にわたり、関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む。
方法は、ステップ(a)の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(a)を含む。
方法は、局所麻酔薬の投与の有無及びその特性に従ってさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、局所麻酔薬を前記関節中に投与するステップ(b)を含む。特定の実施形態では、局所麻酔薬は、カイン鎮痛薬である。特定の実施形態では、局所麻酔薬は、リドカイン、ジブカイン、ブピバカイン、ロピバカイン、エチドカイン、テトラカイン、プロカイン、クロロカイン、プリロカイン、メピバカイン、キシロカイン、2-クロロプロカイン、それらの薬学的に許容される塩又は前述の1つ以上の組み合わせである。特定の実施形態では、局所麻酔薬は、リドカイン又はその薬学的に許容される塩である。特定の実施形態では、局所麻酔薬は、塩酸リドカインである。特定の実施形態では、方法は、約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカインを含む医薬組成物を関節への注射によって投与するステップ(b)を含む。特定の実施形態では、リドカインの用量は、約0.3gである。特定の実施形態では、リドカインの用量は、約0.15gである。特定の実施形態では、リドカインの用量は、約0.1g、0.2、0.3g、0.4g又は0.5gである。特定の実施形態では、リドカインを含む医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、リドカインを含む医薬組成物は、約1%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である。
方法は、カプサイシンを投与された関節の屈曲を含むステップの有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節が曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節が約5回曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約1分間にわたって約5回曲げられる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節が曲げ伸ばしされる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節が約5回曲げ伸ばしされる。特定の実施形態では、ステップ(d)におけるカプサイシンを含む医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝が約1分間にわたって約5回曲げ伸ばしされる。
方法は、カプサイシンを含む医薬組成物の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約4mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約2mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約1mLの体積を有する。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、約0.5mLの体積を有する。
方法は、関節の同一性及び関節のタイプに応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、関節は、膝関節、股関節、肩関節、肘関節、足首関節、手根関節、足根関節又は中足骨関節である。特定の実施形態では、関節は、膝関節である。特定の実施形態では、関節は、親指関節である。特定の実施形態では、関節は、股関節である。関節は、関節が滑膜を有するか否かによってさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、関節は、滑膜に囲まれた関節内空間を有する。関節が滑膜に囲まれた関節内空間を有する実施形態では、局所麻酔薬及びカプサイシンを含む医薬組成物は、注射により関節内空間に投与される。
方法は、冷却用品表面の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約3℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約3℃~約5℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約11℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する。
方法は、投与されるカプサイシンの用量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約0.01mg~約0.1mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約0.1mg~約0.5mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約0.5mg~約1.0mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約1mg~約1.5mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約1.5mg~約2.0mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約2.0mg~約4.0mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mg、0.7mg、0.8mg、0.9mg、1.0mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.6mg、1.7mg、1.8mg、1.9mg、2.0mg、2.1mg、2.2mg、2.3mg、2.4mg、2.5mg、2.6mg、2.7mg、2.8mg、2.9mg、3mg、3.5mg、4.0mg、4.5mg、5.0mg、6mg又は7mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約1mgである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、1mgである。
方法は、カプサイシンによる一過性の灼熱感を軽減するためのさらなる手順の有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記関節の屈曲以外に、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記関節の屈曲以外に、関節痛を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、患者は、(i)局所麻酔薬、及び(ii)カプサイシンを含む医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記関節の屈伸以外に、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記関節の屈伸以外に、関節痛を軽減するいかなる手順も含まない。
方法は、カプサイシンによる一過性の灼熱感の大きさによってさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、患者は、0~4の範囲(すなわち(0)なし、(1)軽度、(2)中程度、(3)中程度に重症、(4)重症)の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する。特定の実施形態では、患者は、0~4の範囲(すなわち(0)なし、(1)軽度、(2)中程度、(3)中程度に重症、(4)重症)の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約10分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約30分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約60分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約120分で評価される。
方法は、関節痛の軽減の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、少なくとも3か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも4か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも5か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも6か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも7か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも8か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも9か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも11か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、4か月~6か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、6か月~9か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、6か月~12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、9か月~12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、12か月~18か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。
方法は、冷却用品の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである。特定の実施形態では、冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである。特定の実施形態では、冷却用品は、少なくとも部分的に凍結されたゲルパックである。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の外面の少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%又は90%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の外面の少なくとも70%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の外面の少なくとも80%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の外面の少なくとも90%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、前記関節の外面の少なくとも95%を覆う。
上記の第1~第15の方法は、カプサイシンの異性体純度、カプサイシンの化学的純度、カプサイシンにさらされる領域への熱の回避などのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、カプサイシンの異性体純度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも98重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。
方法は、カプサイシンの化学的純度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも98重量%の化学的純度を有する(これは、カプサイシン以外の成分の存在が2重量%以下であることを意味する)。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも99重量%の化学的純度を有する(これは、カプサイシン以外の成分の存在が1重量%以下であることを意味する)。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも99.5重量%の化学的純度を有する(これは、カプサイシン以外の成分の存在が0.5重量%以下であることを意味する)。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも99.8重量%の化学的純度を有する(これは、カプサイシン以外の成分の存在が0.2重量%以下であることを意味する)。
方法は、カプサイシンの投与後、特定の持続時間にわたり、熱を回避するステップの有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、患者は、カプサイシンの投与後少なくとも12時間の持続時間にわたり、カプサイシンの投与を受けている領域を熱にさらさない。特定の実施形態では、患者は、カプサイシンの投与後少なくとも24時間の持続時間にわたり、カプサイシンの投与を受けている領域を熱にさらさない。
患者によって経験される疼痛の軽減は、患者の全体的な印象変化(PGIC;7ポイントスケールでの痛む側の膝のベースラインに対する変化:1=非常に改善、7=非常に悪化、1又は2のスコアが有意な改善を示す)、患者固有の機能スケール(PSFS;0~10スケールでの痛む側の膝の疼痛により実行が難しい3以下の重要な活動の評価:0=実行可能;10=実行不可能)並びにWestern Ontario及びMcMaster大学骨関節炎指数(WOMAC)B剛性サブスケール及びWOMAC C関数サブスケールなど、文献に記載されている手順を使用して評価することができる。
方法は、ステップ(a)の完了からステップ(b)の開始までの期間など、方法の個々のステップを実行する間に経過する期間に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、方法は、(i)ステップ(a)の完了とステップ(b)の開始との間の期間、(ii)ステップ(b)の完了とステップ(c)の開始との間の期間、(iii)ステップ(c)の完了とステップ(d)の開始との間の期間、及び(iv)ステップ(d)の完了とステップ(e)の開始との間の期間の1つ以上によって特徴付けられる。特定の実施形態において、連続するステップ間の期間は、標準的な医療手順に従って合理的に達成可能な限り早くなる。特定の実施形態では、連続するステップ間の期間は、30分間、20分間、15分間、10分間、5分間、3分間又は1分間未満である。好ましい実施形態では、連続するステップ間の期間は、20分間未満である。
カプサイシンを受ける関節が滲出液を有する関節である患者の場合、特定の実施形態では、関節滲出液を呈する関節内の関節内流体の体積は、局所麻酔薬(例えば、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物)及び/又はカプサイシンの投与前に減少する。特定の実施形態では、関節滲出液を呈する関節内の関節内流体の体積は、局所麻酔薬を投与する前に減少する。特定の実施形態では、関節滲出液を呈する関節内の関節内流体の体積は、減少して、同様の身長、体重及び年齢の健康な患者の約5%、10%又は20%以内の関節内流体の体積を達成する。
方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた関節の近傍の患者の皮膚の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約5℃~約7℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約7℃~約9℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約9℃~約11℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約11℃~約13℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約13℃~約15℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約15℃~約17℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約17℃~約19℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約19℃~約21℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約21℃~約23℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約23℃~約25℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約25℃~約27℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約27℃~約29℃の範囲の温度が達成される。特定の実施形態では、ステップ(c)において、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用することにより、前記皮膚のために約29℃~約30℃の範囲の温度が達成される。
カプサイシン投与を含む上記の方法は、バニロイド受容体アゴニストである化合物を患者に投与するために同様に使用することができる。カプサイシンのようなバニロイド受容体アゴニストは、多くの場合、投与時に一過性の灼熱感を引き起こす。したがって、冷却技術及び局所麻酔薬(リドカインなど)の任意選択による投与は、バニロイド受容体アゴニストを患者に投与する場合に利点を提供する。したがって、本発明は、カプサイシンがバニロイド受容体アゴニストで置き換えられる方法である、上記の第1~第15の方法のバリエーションを含む。さらに、カプサイシンがバニロイド受容体アゴニストで置き換えられる方法である、上記の第1~第15の方法のバリエーションについて、第1~第15の方法のそれぞれのさらなる特徴付けをここで反復する。
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.バニロイド受容体アゴニストを含む治療有効量の医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記関節の近傍のヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用して、関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.バニロイド受容体アゴニストを含む治療有効量の医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、注射可能なカプサイシンを使用して中足骨間神経腫などの疼痛を伴う神経による疼痛を治療する方法及びカプサイシン投与による一過性の灼熱感を減弱する手順を提供する。方法は、望ましくは、少なくとも約3か月、6か月、9か月又は1年などの長期間にわたり、疼痛を伴う神経による疼痛の緩和を提供する。方法は、任意選択により局所麻酔薬の投与と組み合わせて、循環する流体を介して冷却される材料ラップなどの冷却用品を利用して、特定の期間にわたり、カプサイシンに暴露される組織の温度を低下させる。好ましい実施形態では、方法は、カプサイシンの投与前後に中足骨間神経腫の疼痛を呈する患者の足の外面に冷却用品を適用するプロトコル、例えば冷却用品が患者の足の外面への適用のために、約5℃~約15℃、より好ましくは約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有するものなどを介して、カプサイシンを中足骨間神経腫に近接する組織に投与することにより、ヒト患者の中足骨間神経腫の疼痛を寛解させるために使用される。方法の様々な態様及び実施形態が以下に説明される。
本発明の一態様は、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを中足骨間神経腫又は中足骨間神経腫の近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを中足骨間神経腫の近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、中足骨間神経腫の近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、中足骨間神経腫の近傍の組織のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを中足骨間神経腫の近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者における中足骨間神経腫による疼痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、中足骨間神経腫の近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、中足骨間神経腫の近傍の組織のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを中足骨間神経腫の近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、中足骨間神経腫の近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
中足骨間神経腫の治療に関連したカプサイシンの使用を含む上記の第1~第8の方法は、カプサイシンの用量、冷却用品表面の温度の特徴付け、リドカインの用量、単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物の特徴付けなどのさらなる特性によってさらに特徴付けられ得る。そのような特徴のより詳細な説明を以下に提示する。本発明は、これらの特徴の全ての並べ替え及び組み合わせを包含する。
方法は、患者に投与されるカプサイシンの用量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約100μg~約300μgの範囲の量のカプサイシンである。特定の実施形態では、カプサイシンの用量は、約150μg~約250μgの範囲の量のカプサイシンである。特定の実施形態では、カプサイシンの第1の用量は、約200μgのカプサイシンである。
方法は、患者に投与されるカプサイシンの用量の総数に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、1年間の期間にわたり、患者は、中足骨間神経腫を有する患者の中足骨間空間への注射により、4回以下の用量のカプサイシンを受ける。特定の実施形態では、1年間の期間にわたり、患者は、中足骨間神経腫を有する患者の中足骨間空間への注射により、3回以下の用量のカプサイシンを受ける。特定の実施形態では、1年間の期間にわたり、患者は、中足骨間神経腫を有する患者の中足骨間空間への注射により、2回以下の用量のカプサイシンを受ける。
方法は、中足骨間神経腫による疼痛が寛解する期間に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも4か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも5か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも6か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも7か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも8か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも9か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも10か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも11か月の持続時間にわたり寛解する。特定の実施形態では、疼痛は、少なくとも12か月の持続時間にわたり寛解する。さらに他の実施形態では、疼痛は、約3か月~約6か月、約3か月~約9か月、約3か月~約12か月、約3か月~約24か月、約6か月~約12か月、約6か月~約24か月又は約12か月~約24か月の持続時間にわたり寛解される。
方法は、患者の足への適用のための冷却用品表面の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する。
方法は、方法に従ってカプサイシンを受けるか又は受けた中足骨間神経腫の近傍の組織の温度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約26℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約27℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約28℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約29℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約30℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約31℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約32℃の範囲の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される。特定の実施形態では、ステップ(e)において、中足骨間神経腫の近傍の組織は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約33℃の範囲の温度に維持される。近傍という用語は、当技術分野の知識を有する医師の観点から理解され、例えば中足骨間神経腫の2mm、3mm、4mm、5mm、6mm又は7mm以内の組織であり得る。
方法は、ステップ(e)における冷却の持続時間に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約60分間である。特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約60分間~約90分間である。特定の実施形態では、ステップ(e)における持続時間は、約30分間~約60分間、約60分間~約90分間、約90分間~約120分間又は約120分間~約180分間である。
方法は、カプサイシンによる一過性の灼熱感を軽減するためのさらなる手順の有無に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)に記載の手順以外に、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、方法は、ステップ(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)に記載の手順以外に、中足骨間神経腫による疼痛を軽減するいかなる手順も含まない。特定の実施形態では、患者は、(i)局所麻酔薬、及び(ii)カプサイシンを含む医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない。
方法は、カプサイシンによる一過性の灼熱感の大きさによってさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、患者は、0~4の範囲(すなわち(0)なし、(1)軽度、(2)中程度、(3)中程度に重症、(4)重症)の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する。特定の実施形態では、患者は、0~4の範囲(すなわち(0)なし、(1)軽度、(2)中程度、(3)中程度に重症、(4)重症)の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約10分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約30分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約60分で評価される。特定の実施形態では、一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む医薬組成物の投与後約120分で評価される。
方法は、冷却用品の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである。特定の実施形態では、冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである。特定の実施形態では、冷却用品は、少なくとも部分的に凍結されたゲルパックである。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも10%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも20%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも30%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも50%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも70%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも80%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも90%を覆う。特定の実施形態では、冷却用品は、患者の足の外面の少なくとも95%を覆う。
カプサイシンは、N-[(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)メチル]-8-メチルノン6-エナミドの化学名を有し、C-C二重結合の存在に起因し、シス及びトランス異性体の混合物として存在し得る。方法は、患者に投与されるカプサイシンの異性体純度に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも95重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも98重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。
方法は、患者にカプサイシンを投与するために使用される製剤に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンは、患者に注射するための薬学的に許容される担体を含む、液体の注射可能な薬学的製剤の形態で投与される。特定の実施形態では、液体、注射医薬製剤は、水、カプサイシン及びポリ(エチレングリコール)を含む。特定の他の実施形態では、液体、注射医薬製剤は、水、カプサイシン及びポリ(エチレングリコール)から本質的になる。
方法は、注射ごとに患者に投与される製剤の量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態において、カプサイシンの第1の用量、カプサイシンの第2の用量及びカプサイシンの任意のさらなる用量は、個々に約1~3mLの範囲の体積を有する液体の注射可能な医薬製剤である。他の実施形態において、カプサイシンの第1の用量、カプサイシンの第2の用量及びカプサイシンの任意のさらなる用量は、個々に約2mLの体積を有する液体の注射可能な医薬製剤である。
方法は、カプサイシンが注入される組織の同一性に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態において、任意の用量のカプサイシンは、中足骨間神経腫に近接する組織に注射され、それにより、注射を行う医療器具は、中足骨間神経腫に貫入しない。注射されたカプサイシンは、中足骨間神経腫に到達するために、中足骨間神経腫に近接する組織を通って拡散し得ることが理解される。注射を行う医療従事者は、カプサイシンを含有する製剤の投与に使用される医療機器(例えば、シリンジ)のガイドを補助するために超音波画像を使用し得る。この手順は、注射を行う医療機器が、カプサイシンが中足骨間神経腫に近接する組織を介して拡散することにより、中足骨間神経腫と接触し得るように、中足骨間神経腫に貫入せず、カプサイシンを中足骨間神経腫に近接する組織に送達することを補助する。
方法は、カプサイシンを投与された後の患者が回避すべき活動に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、患者は、カプサイシン用量の投与後少なくとも24時間の持続時間にわたり、カプサイシンの投与を受けている領域を熱にさらさない。
方法が局所麻酔薬の投与を記載する場合、方法は、局所麻酔薬の同一性に応じてさらに特徴付けられ得る。方法が局所麻酔薬の投与に関して言及していない場合、本発明のさらなる実施形態は、患者がカプサイシンの投与により経験する疼痛を寛解させるためにカプサイシンを注射する直前に患者に局所麻酔薬を投与する実施形態に関する。
方法は、中足骨間神経腫の位置に応じてさらに特徴付けられ得る。特定の実施形態では、患者は、第3中足骨間空間に中足骨間神経腫を有する。特定の実施形態では、患者は、第2中足骨間空間に中足骨間神経腫を有する。
方法は、中足骨間神経腫を有する足のつま先のしびれ、中足骨間神経腫を有する足のつま先の感覚異常、中足骨間神経腫のために患者によって経験される疼痛の大きさ及び/又は中足骨間神経腫のサイズなどの中足骨間神経腫の特性に応じてさらに特徴付けられ得る。
本方法は、カプサイシン治療によりもたらされる疼痛の軽減に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、方法は、特定の持続時間にわたり、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも3か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも4か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも5か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも6か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも7か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも8か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも9か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも10か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも11か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも12か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することによって特徴付けられる。特定の実施形態では、方法は、少なくとも12か月間の持続時間にわたり、数値的疼痛評価スケール(NPRS)において少なくとも1の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛の軽減を達成することを特徴とし、ここで、患者は、真性糖尿病など、中足骨間神経腫の領域で神経成長が遅延する状態を特徴とする。
方法は、治療される患者の特徴に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンの第1用量の投与前の24時間の期間に、患者は、以下の1つ以上を呈する:(a)数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも4の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛;(b)数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも4の、中足骨間神経腫による最悪の神経腫足部痛;又は(c)患者が少なくとも次の2つを経験していることを示す改訂足機能指標(FFI-R)スコア:(i)中足骨間神経腫による中程度の疼痛、(ii)中足骨間神経腫による中程度の硬直、及び(iii)中足骨間神経腫による中程度の身体活動の困難。特定の他の実施形態では、カプサイシンの第1用量の投与前の24時間の期間に、患者は、以下の1つ以上を呈する:(a)数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも6の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛;(b)数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも6の、中足骨間神経腫による最悪の神経腫足部痛;又は(c)患者が少なくとも次の2つを経験していることを示す改訂足機能指標(FFI-R)スコア:(i)中足骨間神経腫による重度の疼痛、(ii)中足骨間神経腫による重度の硬直、及び(iii)中足骨間神経腫による重度の身体活動の困難。特定の他の実施形態では、カプサイシンの第1用量の投与前の24時間の期間に、患者は、以下の1つ以上を呈する:(a)数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも8の、中足骨間神経腫による平均歩行足部痛;(b)数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも8の、中足骨間神経腫による最悪の神経腫足部痛;又は(c)患者が次の全てを経験していることを示す改訂足機能指標(FFI-R)スコア:(i)中足骨間神経腫による重度の疼痛、(ii)中足骨間神経腫による重度の硬直、及び(iii)中足骨間神経腫による重度の身体活動の困難。
例示的なより具体的な実施形態には、例えば以下が含まれる:
実施形態1:中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約30mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.中足骨間神経腫の近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。
中足骨間神経腫を治療するための上記の手順は、より一般的に疼痛を伴う神経を治療するために使用することができる。疼痛を伴う神経を治療するための例示的な実施形態には、例えば、以下が含まれる。
本発明の一態様は、ヒト患者における神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.有効量のリドカイン(例えば、約1mg~約50mgの範囲の量のリドカイン)を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.有効量(例えば、約100μg~300μgの量)のカプサイシンを、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛を伴う神経近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の疼痛を伴う神経に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.有効量のリドカイン(例えば、約1mg~約50mgの範囲の量のリドカイン)を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.有効量(例えば、約100μg~300μg)のカプサイシンを、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛を伴う神経近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、前記皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の疼痛を伴う神経に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.有効量のリドカイン(例えば、約1mg~約50mgの範囲の量のリドカイン)を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、疼痛を伴う神経近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.有効量(例えば、約100μg~300μg)のカプサイシンを、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、疼痛を伴う神経に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.有効量のリドカイン(例えば、約1mg~約50mgの範囲の量のリドカイン)を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、疼痛を伴う神経近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.有効量(例えば、約100μg~300μg)のカプサイシンを、疼痛を伴う神経に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、疼痛を伴う神経近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者の疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、疼痛を伴う神経近傍の患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、冷却用品は、約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
本発明の一態様は、ヒト患者における神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、疼痛を伴う神経近傍の組織のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、疼痛を伴う神経近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法を提供する。
本発明の一態様は、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする疼痛を伴う神経近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、疼痛を伴う神経近傍の組織のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
b.治療有効量のカプサイシンを、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織への注射によって投与すること;及び、次いで
c.任意選択により、疼痛を伴う神経近傍の患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、疼痛を伴う神経又は疼痛を伴う神経近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法を提供する。
様々な注射製剤が文献に記載されており、当業者に知られている。注射製剤は、典型的には、製剤を被験者への注射に最適に適合させるために水及び1つ以上のさらなる成分を含み得る。
特定の実施形態では、本明細書に記載の方法は、医薬組成物の形態でカプサイシンを投与し得る。そのような医薬組成物は、特定の実施形態では、水及びポリ(エチレングリコール)をさらに含み得る。特定の実施形態では、カプサイシンを含む医薬組成物は、水、カプサイシン及びポリ(エチレングリコール)から本質的になる。特定の実施形態では、ポリ(エチレングリコール)は、約300g/モルの数平均分子量を有する。特定の実施形態では、ポリ(エチレングリコール)は、医薬製剤の約30重量%の範囲の量で存在する。
ポリエチレングリコールエステルを含有するカプサイシン水性注射製剤は、本明細書に記載の方法で使用できる。ポリエチレングリコールエステルを含有するそのようなカプサイシン水性注射製剤の利点は、それらが貯蔵に対して安定であり、注射を介して患者に直接投与できることである。長鎖ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル又は長鎖ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル(例えば、12-ヒドロキシステアリン酸のポリエチレングリコールエステル、12-((12-ヒドロキシオクタデカノイル)オキシ)オクタデカン酸のポリエチレングリコールエステル及びBASFによりKOLLIPHOR(登録商標)HS 15の商品名で販売されているポリエチレングリコールを含有する混合物)を含有する可溶化剤は、所望されるpH範囲での水性溶媒中の他の被験可溶化剤よりも多量のカプサイシンを可溶化できると特定されたことに加え、患者への注射に適し、且つそれが医薬品における典型的な分布経路にて用いられ得るような貯蔵に対して十分に安定である製剤をもたらした。上記の可溶化剤は、カプサイシンに優位に適合することにより、貯蔵に対する製剤の安定性も改善する。それに対し、ポリソルベート、例えばポリソルベート80は、過酸化物を形成する傾向をより多く有し得る。かかる過酸化物は、カプサイシンの望ましくない酸化の原因となり、製剤の貯蔵中のカプサイシンの欠損並びに不純物の量及び同一性における増加をもたらし得る。上で特定された可溶化剤は、ポリソルベートでのこの欠損を克服する。加えて、上記の可溶化剤は、患者に投与されるとき、ヒスタミンの放出を誘起するという、ポリソルベート、例えばポリソルベート80の有害な副作用を克服する。
a.約0.03%(w/w)~約0.3%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.1%(w/w)~約3%(w/w)の、(i)(C15~C25)ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、(ii)(C15~C25)ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル、又は(iii)-OC(O)(C14~C24)ヒドロキシアルキル基によって置換された(C15~C25)アルカン酸のポリエチレングリコールエステルを含む可溶化剤;
c.約0.001%(w/w)~約2%(w/w)の抗酸化剤;及び
d.少なくとも92%(w/w)の水。
a.約0.01%(w/w)~約0.5%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.01%(w/w)~約5%(w/w)の、(i)(C15~C25)ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、(ii)(C15~C25)ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル、又は(iii)-OC(O)(C14~C24)ヒドロキシアルキル基によって置換された(C15~C25)アルカン酸のポリエチレングリコールエステルを含む可溶化剤;及び
c.水。
製剤は、製剤中の可溶化剤の量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、約0.5%(w/w)~約1.5%(w/w)の可溶化剤を含む。特定の他の実施形態では、製剤は、約0.8%(w/w)~約1.2%(w/w)の可溶化剤を含む。特定の他の実施形態では、製剤は、約1%(w/w)の可溶化剤を含む。特定の他の実施形態では、製剤は、約1.5%(w/w)~約2.5%(w/w)の可溶化剤を含む。特定の他の実施形態では、製剤は、約2%(w/w)の可溶化剤を含む。
製剤は、製剤中の可溶化剤の同一性に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、可溶化剤は、(i)(C15~C25)ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、又は(ii)(C15~C25)ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステルを含む。特定の実施形態では、可溶化剤は、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及び(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hを含む。特定の実施形態では、可溶化剤は、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及びポリエチレングリコールを含む。特定の実施形態では、可溶化剤は、(a)約60%(w/w)~約80%(w/w)の、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約20%(w/w)~約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む。特定の実施形態では、可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む。特定の実施形態では、可溶化剤は、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及びポリエチレングリコールの混合物である。特定の実施形態では、可溶化剤は、(a)約60%(w/w)~約80%(w/w)の、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約20%(w/w)~約40%(w/w)のポリエチレングリコールの混合物である。特定の実施形態では、可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールの混合物である。
製剤は、製剤中の抗酸化剤に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、約0.005%(w/w)~約0.1%(w/w)の抗酸化剤を含む。特定の実施形態では、製剤は、約0.01%(w/w)の抗酸化剤を含む。特定の実施形態では、抗酸化剤は、有機化合物である。特定の実施形態では、抗酸化剤は、置換フェノールである。特定の実施形態では、抗酸化剤は、フェノール抗酸化剤である。特定の実施形態では、抗酸化剤は、ジブチルヒドロキシトルエンである。
製剤は、任意選択により、キレート剤をさらに含み得る。したがって、特定の実施形態では、製剤は、キレート剤をさらに含む。特定の実施形態では、製剤は、約0.001%(w/w)~約0.5%(w/w)のキレート剤を含む。特定の実施形態では、製剤は、約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のキレート剤を含む。特定の実施形態では、製剤は、約0.025%(w/w)のキレート剤を含む。
製剤は、任意選択により、緩衝液をさらに含み得る。緩衝液は、経時的な製剤のpHにおける変化を低減することを助け、改善された薬剤安定性をもたらすことがある。例示的な緩衝液として、限定はされないが、重炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、リン酸ナトリウム、それらの薬学的に許容される塩及びそれらの組み合わせが挙げられる。特定の実施形態では、緩衝液は、酢酸塩、リン酸塩、クエン酸塩;前記の対応する酸;及びそれらの組み合わせ又は混合物である。
製剤は、製剤の重量モル浸透圧濃度に応じてさらに特徴付けられ得る。典型的な体液の重量モル浸透圧濃度の又はそれに近い重量モル浸透圧濃度を有する製剤は、等張性と称される。典型的な体液の重量モル浸透圧濃度を超える重量モル浸透圧濃度を有する製剤は、高張性と称される。典型的な体液の重量モル浸透圧濃度より小さい重量モル浸透圧濃度を有する製剤は、低張性と称される。
製剤は、製剤中の水の量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、少なくとも95%(w/w)の水を含む。特定の実施形態では、製剤は、少なくとも97%(w/w)の水を含む。特定の実施形態では、製剤は、約95%(w/w)~約99%(w/w)の水を含む。特定の実施形態では、製剤は、約97%(w/w)~約98%(w/w)の水を含む。特定の実施形態では、製剤は、約93%(w/w)~約96%(w/w)の水を含む。
製剤は、製剤のpHに応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、約4~約7の範囲のpHを有する。特定の実施形態では、製剤は、約5~約6の範囲のpHを有する。特定の実施形態では、製剤は、約5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8又は5.9のpHを有する。特定の実施形態では、製剤は、約5.5のpHを有する。
カプサイシンは、N-[(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)メチル]-8-メチルノン6-エナミドの化学名を有し、炭素-炭素二重結合の存在に起因し、シス及びトランス異性体の混合物として存在し得る。製剤は、患者に投与されるカプサイシンの異性体純度に応じて特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも95重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも97重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも98重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。特定の他の実施形態では、カプサイシンは、少なくとも95重量%のシス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である。
製剤は、任意選択により、さらなる疼痛軽減剤を含有し得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、カインアルカロイドをさらに含み得る。例示的なカインアルカロイドとして、リドカイン、ジブカイン、ブピバカイン、ロピバカイン、エチドカイン、テトラカイン、プロカイン、クロロカイン、プリロカイン、メピバカイン、キシロカイン、2-クロロプロカイン及びそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。特定の実施形態では、製剤は、例えば、リドカインが製剤の約0.5%(w/w)、1.0%(w/w)、2.0%(w/w)、3.0%(w/w)若しくは4.0%(w/w)の量又は製剤の約0.5%(w/w)~約2.0%(w/w)若しくは約2.0%(w/w)~約4.0%(w/w)の範囲の量で存在する場合、リドカインをさらに含む。
特定の実施形態では、製剤は、下の表1中の製剤の1つである。
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.(a)約70%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する。
h.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
i.(a)約70%(w/w)の、
j.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
k.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
l.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
m.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
n.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する。
a.約0.05%(w/w)のカプサイシン;
b.約1%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5.5のpHを有する。
a.約0.05%(w/w)のカプサイシン;
b.
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5.5のpHを有する。
カプサイシンを含有する製剤は、製剤の貯蔵に対する安定性に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、1%未満のカプサイシンが25℃で24週間の貯蔵時に分解するという特徴によって特徴付けられる。特定の他の実施形態では、0.5%未満のカプサイシンが25℃で24週間の貯蔵時に分解する。特定の他の実施形態では、0.1%未満のカプサイシンが25℃で24週間の貯蔵時に分解する。特定の他の実施形態では、1%未満のカプサイシンが40℃で24週間の貯蔵時に分解する。特定の他の実施形態では、0.5%未満のカプサイシンが40℃で24週間の貯蔵時に分解する。
カプサイシンを含有する製剤は、製剤中の任意の不純物の量、例えば以下の式:
カプサイシンを含有する製剤は、以下の構造:
本明細書中の製剤は、任意選択的な他成分の量に応じてさらに特徴付けられ得る。例えば、特定の実施形態では、製剤は、0.1%(w/w)未満の任意のポリソルベート(例えば、ポリソルベート(polysorable)20又はポリソルベート80)を含有する。特定の実施形態では、製剤は、ポリソルベートを全く含有しない。特定の実施形態では、製剤は、0.1%(w/w)未満の任意のポリソルベート、シクロデキストリン又はアルコールを含有する。特定の実施形態では、製剤は、ポリソルベート、シクロデキストリン又はアルコールを全く含有しない。
骨関節炎性膝関節痛を経験しているヒト患者は、プラセボ、骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの0.5mg関節内注射又は骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの1.0mg関節内注射のいずれかを受けた。カプサイシンの投与による一過性の灼熱感は、以下の手順に従ってカプサイシンを投与することにより減弱された:(i)骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に、循環する氷冷水によって冷却されるBreg冷却ラップである冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用すること、(ii)膝関節の関節内空間への注射により、生理食塩水中の2%w/wリドカイン溶液の15mLアリコートを投与すること、(iii)膝の外面に、循環する氷冷水によって冷却されるBreg冷却ラップである冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用すること、(iv)膝関節の関節内空間への注射により、水、約300g/モルの数平均分子量を有するポリエチレングリコールを含有する溶液の4mLアリコート及びカプサイシンを投与されている患者には0.5mg又は1.0mgの量のカプサイシンの用量を投与すること、及び(v)少なくとも約30分間(及び患者の要求に応じて最大60分間)の持続時間にわたり、膝の外面に、循環する氷冷水によって冷却されるBreg冷却ラップである冷却用品を適用すること。実験の手順及び結果のさらなる説明を以下に提示する。
慢性膝骨関節炎、安定した中程度から重度の疼痛及び鎮痛薬に対する不耐容性を有する45~80歳のヒト患者は、骨関節炎性の膝へのプラセボの単回関節内注射、骨関節炎性の膝への0.5mg用量のカプサイシンの単回関節内注射又は骨関節炎性の膝への1.0mg用量のカプサイシンの単回関節内注射を受けるように無作為化された。
安全集団は175人の患者を含んでいた(プラセボ、n=70;0.5mg用量のカプサイシン、n=34;1.0mg用量のカプサイシン、n=71)。TEAEは、プラセボ、カプサイシン0.5mg用量及びカプサイシン1.0mg用量群で、それぞれ21人(30%)、16人(47%)及び21人(30%)の患者に報告され、軽度(19%、29%、20%)又は中程度(11%、18%、9.9%)の重症度であった。カプサイシンによる最も一般的なTEAEは、用量に関係なく、関節痛(7.6%対プラセボ5.7%)及び上気道感染症(4.8%対4.3%)であった。カプサイシン0.5mg用量群の1つのSAE(骨関節炎による肩の疼痛)は、治療に関連するとは見なされなかった。検査所見の異常はほとんど観察されず、大半が軽度で併存疾患に関連していた。
有効性は172人の患者で評価された(プラセボ、n=69;0.5mg用量のカプサイシン、n=33;及び1.0mg用量のカプサイシン、n=70)。PGICに基づくと、1.0mg用量のカプサイシンを投与された患者は、4、8及び12週目において、プラセボと比較して、2倍を超える「有意な改善」(「非常に大きく改善」又は「大きく改善」の評価)を示す可能性を有していた。4週目には、プラセボ(44%)に対し、0.5mg用量カプサイシン(58%;P=0.18)又は1.0mg用量カプサイシン(64%;P=0.01)で、より多くの患者が痛む側の膝における「顕著な改善」を報告し、同様の所見が12及び24週目に観察された。
中足骨間神経腫による疼痛を経験している患者は、トランス-カプサイシンを神経腫の領域に注射することにより、最大4用量までのトランス-カプサイシンを、用量あたりカプサイシン200μgで、投与することにより治療される(ただし、中足骨間神経腫自体への注射を行う医療機器を挿入しない)。トランス-カプサイシンの最初の用量の後、トランス-カプサイシンのその後の任意の用量は、トランス-カプサイシンの先の用量から3か月以降に投与される。疼痛緩和の分析のための実験手順及び方法のさらなる説明を以下に示す。
治療を受ける患者は、中足骨間神経腫による疼痛の緩和のためにトランス-カプサイシンを以前に投与された患者である。本研究では、患者は、以下の条件下でトランス-カプサイシン注射を受けることができる:
1.トランス-カプサイシンによる先の注射が少なくとも6か月前に生じ、対話型Web応答システム(IWRS)又は対話型音声応答システム(IVRS)の連続した2つの評価で、平均(歩行)神経腫の疼痛が2以上であった場合、又は
2.トランス-カプサイシンによる先の注射が3回以上生じたが、6か月未満前であり、患者が連続した2回のIWRS/IVRS評価で4以上の平均(歩行)神経腫の疼痛を報告した場合。
トランス-カプサイシンは、神経腫の領域への超音波ガイド下針設置により、用量あたり200μgの量で注射される。トランス-カプサイシンの用量は、100μg/mLの濃度のトランス-カプサイシンを含有する2mLの溶液として注射される。トランス-カプサイシンの注射の30分前に、最大4mLの1%リドカイン(エピネフリンなし)を神経腫に近接して注射して局所麻酔を行う。冷却の補助的使用は、1%リドカイン注射の15分前に適用され、リドカイン注射後、トランス-カプサイシン注射の30分前に冷却が再開される。トランス-カプサイシン注射のため冷却は取り外され、注射後すぐに、最小30分、最大1時間にわたり再適用される。
患者は、スクリーニング/登録訪問、月次モニタリング訪問及び電話訪問(隔月)、各4回の訪問で構成される最大4つの治療サイクル及び52週目/治療終了訪問に参加する。各治療サイクルは、次の4つの訪問で構成される:治療訪問1/治療1日目、治療訪問2/1週目電話訪問、治療訪問3/2週目クリニック訪問及び治療訪問4/4週目クリニック訪問。治療サイクルは、被験者がトランス-カプサイシンの注射を受ける予定の日に始まる。
スクリーニングでは、次の手順が実行される:
1.書面によるインフォームドコンセント。
2.適格基準。
3.登録。
4.病歴。
5.体重及び身長を含む身体検査(泌尿生殖器検査を除く)の完了。
6.12誘導心電図(ECG)。
7.臨床検査:化学、血液学、尿検査。
8.尿薬物スクリーニング。
9.妊娠可能性のある女性の尿妊娠検査。
10.バイタルサイン。
11.過去24時間の神経腫足部痛(NPRS)の評価及びIWRS/IVRSシステムの毎週の使用(NPRSスコア及び救急薬の使用)に関する訓練及び指導。
12.NPRSを使用した、研究訪問時の神経腫足部痛(直近24時間の平均歩行痛及び最悪の疼痛)。
13.足の機能評価。
14.生活の質(QoL)評価。
15.併用薬及び療法。研究中、全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)が記録される。
全ての被験者は、研究の期間中、自宅からIWRS/IVRSシステムを介して、神経腫足部痛のスコア及び救急薬の使用を毎週記録する。
電話訪問中に、次の評価が完了する:
1.有害事象。
2.併用薬及び療法。この時点で、全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)の詳細が記録される。
3.被験者のIWRS/IVRSシステムのコンプライアンスを確認し、被験者に毎週の記入(NPRSスコア及び救急薬の使用)を継続するよう指示する。順守していない場合、被験者の再訓練を行う。
臨床研究訪問中に、以下の評価が完了する:
1.バイタルサイン。
2.両足の感覚及び運動検査。
3.被験者のIWRS/IVRSシステムのエントリー及びコンプライアンスを確認し、被験者に毎週の記入(NPRSスコア及び救急薬の使用)を継続するよう指示する。順守していない場合、被験者の再訓練を行う。
4.NPRSを使用した、研究訪問時の神経腫足部痛(直近24時間の平均歩行痛及び最悪の疼痛)。
5.神経腫足部痛:被験者の最新の評価からのPGIC。
6.足の機能評価。
7.QoL評価。
8.有害事象。
9.併用薬及び療法。全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)の使用を記録しなければならない。
被験者は、各治療サイクルを通して、自宅でIWRS/IVRSシステムによる神経腫足部痛及び救急薬の使用の記録を継続する。
注射前評価
次の手順は、各治療サイクルの治療1日目の投与前に実行される。
1.体重を含む身体検査(泌尿生殖器検査を除く)の完了。
2.PK分析のための血液採取(PKに同意した集団のみ)。
3.臨床検査:化学、血液学、尿検査。
4.尿薬物スクリーニング。
5.尿妊娠検査。
6.バイタルサイン。
7.両足の感覚及び運動検査。
8.被験者のIWRS/IVRSシステムのエントリー及びコンプライアンスを確認し、被験者に毎週の記入(NPRSスコア及び救急薬の使用)を継続するよう指示する。順守していない場合、被験者の再訓練を行う。
9.NPRSを使用した、研究訪問時の神経腫足部痛の評価(直近24時間の平均歩行痛及び最悪の疼痛)。
10.処置に伴う疼痛(ベースライン、投与前):被験者は、罹患した足の現在の疼痛を安静時に評価する(NPRS;0~10)。
11.足の機能評価。
12.QoL評価。
13.有害事象。
14.併用薬及び療法。研究中、全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)が記録される。
トランス-カプサイシン注射は、補助冷却を使用して、超音波ガイド下針設置を使用して行われる。次の手順は、注射ごとに実行するべきである:
i.注射後の疼痛は、注射後数回評価され、注射関連の疼痛は有害事象として分類されない。
ii.冷却の補助的使用は、1%リドカイン注射の前に15分間適用される。
iii.リドカイン注射のために冷却装置を取り外し、その後すぐに10分間にわたり冷却装置を再適用する。
・被験者は、リドカインの注射10分(±2分)後の安静時に現在の疼痛を評価する。
iv.補助冷却を20分間で交換する。
v.リドカイン投与後30分で、冷却装置を取り外す。
vi.罹患した足の神経腫の領域にトランス-カプサイシンを注射する。
vii.トランス-カプサイシン注射の直後に冷却を適用する(最小30分、最大1時間)。
1.被験者は、トランス-カプサイシン注射の30分(±5分)後の安静時に現在の疼痛を評価する。
2.補助冷却は、疼痛を評価するために取り外され、疼痛の評価が記録された直後に再適用されるべきである。
3.トランス-カプサイシン注射の1時間後:
・補助冷却がまだ使用されている場合、冷却は評価のために取り外されるべきであり、トランス-カプサイシン注射の1時間後にはもはや補助冷却を使用するべきではない。
・被験者は、トランス-カプサイシン注射の1時間(±10分)後の安静時に現在の疼痛を評価する。
・注射部位の評価(紅斑、浮腫):注射後1時間。「なし、軽度、中程度又は重度」のカテゴリースケールを使用して、治験責任医師又は訓練を受けた被指名人によって個別に評価される。著しいあざ又は臨床的に重大な注射部位の反応(紅斑及び浮腫以外)をAEとして記録する必要がある。
4.トランス-カプサイシン注射の2時間後:
・被験者は、トランス-カプサイシン注射の2時間(±10分)後の安静時に現在の疼痛を評価する。
・注射部位の評価(紅斑、浮腫):注射後2時間。
5.PK分析(PKに同意した集団のみ)のため、最初の治療サイクルのみ、投与後0.25、0.5、1、1.5、2、4、8、10及び12時間での血液の採取。PK集団のいずれかの被験者がトランス-カプサイシンでさらなる治療を受けた場合、トランス-カプサイシン血漿濃度の計算のために、投与前及び投与後2時間で血液サンプルが採取される。
6.退院時にバイタルサインを収集する(注射後約2時間又はPK集団について注射後約12時間)。
7.クリニックを離れる時、被験者は、温かい又は熱い風呂若しくはシャワーを使用しないように、又は注射後24時間以内に注射された足を熱にさらさないように指示されるべきである。
研究スタッフは、次の評価のために1週目(訪問2)で被験者に電話をかける:
1.有害事象。
2.併用薬及び療法。全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)の使用を記録しなければならない。
被験者は、次の評価のために訪問3(2週目)でクリニックへ戻る:
1.バイタルサイン。
2.両足の感覚及び運動検査。
3.注射部位の評価(紅斑、浮腫)。
4.被験者のIWRS/IVRSシステムのエントリー及びコンプライアンスを確認し、被験者に毎週の記入(NPRSスコア及び救急薬の使用)を継続するよう指示する。順守していない場合、被験者の再訓練を行う。
5.NPRSを使用した、研究訪問時の神経腫足部痛(直近24時間の平均歩行痛及び最悪の疼痛)。
6.神経腫足部痛:被験者の最新の評価からのPGIC。
7.足の機能評価。
8.QoL評価。
9.有害事象。
10.併用薬及び療法。全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)の使用を記録しなければならない。
被験者は、次の評価のために訪問4(4週目)でクリニックへ戻る:
1.バイタルサイン。
2.両足の感覚及び運動検査。
3.注射部位の評価(紅斑、浮腫)。
4.被験者のIWRS/IVRSシステムのエントリー及びコンプライアンスを確認し、被験者に毎週の記入(NPRSスコア及び救急薬の使用)を継続するよう指示する。順守していない場合、被験者の再訓練を行う。
5.NPRSを使用した、研究訪問時の神経腫足部痛(直近24時間の平均歩行痛及び最悪の疼痛)。
6.神経腫足部痛:被験者の最新の注射からのPGIC。
7.足の機能評価。
8.QoL評価。
9.有害事象。
10.併用薬及び療法。全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)の使用を記録しなければならない。
52週目又は早期終了時、被験者は、以下の評価のためにクリニックへ戻る:
1.体重を含む身体検査(泌尿生殖器検査を除く)の完了。
2.12誘導心電図
3.臨床検査:化学、血液学、尿検査。
4.尿薬物スクリーニング。
5.妊娠可能性のある女性の尿妊娠検査。
6.バイタルサイン。
7.感覚及び運動検査。両足について評価。
8.NPRSを使用した、研究訪問時の神経腫足部痛の評価(直近24時間の平均歩行痛及び最悪の疼痛)。
9.神経腫足部痛:被験者の最新の評価からのPGIC。
10.足の機能評価。
11.QoL評価。
12.有害事象。
13.併用薬及び療法。研究中、全ての薬物療法及び非薬物療法(救急薬を含む)の使用を記録しなければならない。
中足骨間神経腫による疼痛の緩和を評価することにおいて、次の検査が使用される。
被験者は就寝時にIWRS/IVRSシステムを使用して、過去24時間の歩行での平均足部痛スコアを週単位で記録する。歩行に伴う神経腫足部痛は、0~10NPRS(0=「疼痛なし」及び10=「あり得る最悪の疼痛」)を使用して評価される。被験者は、NPRSを使用して、過去24時間の最悪の神経腫足部痛も記録する。
被験者は、各研究訪問時、過去24時間の歩行での平均神経腫足部痛スコアを評価する。神経腫足部痛は、NPRSを使用して評価される。被験者は、NPRSを使用して、過去24時間の最悪の神経腫足部痛も記録する。
機能的変化を評価するために、予定された臨床研究訪問で、被験者はFFI-Rを完了する。
被験者は、イベントのスケジュールに従い、予定された各臨床研究訪問においてPGICを使用して、各治療サイクルにおける最新の評価と比較した神経腫足部痛の変化を評価する。
被験者は、神経腫足部痛の救急薬として、経口OTC鎮痛薬又はセレコキシブ(1日2回、最大200mgまで)などの処方薬のみを服用し得る。被験者が前週に救急薬を使用した日数は、IWRS/IVRSシステムで被験者によって毎週記録される。追加の救急薬の詳細は、治験の訪問時及びフォローアップの電話訪問で、原資料及びeCRFで収集され、併用薬として記録される。
生活の質は、予定された臨床研究訪問で、EQ-5D-5Lスケールを使用して評価される。
中足骨間神経腫による疼痛を経験している成人の27人の患者は、第1の用量のトランス-カプサイシン(200μgのトランス-カプサイシン)を投与することで治療され、次いで、少なくとも11週間後に、第2の用量のトランス-カプサイシン(200μgのトランス-カプサイシン)が投与された。患者は、数値的疼痛評価スケール(NPRS)で中足骨間神経腫による平均歩行痛を評価した。ここで、疼痛は、患者により0~10のスケールで特徴付けられる(0は「疼痛なし」、10は「あり得る最悪の疼痛」)。患者は、(i)トランス-カプサイシンの注射を受ける直前、且つ(ii)トランス-カプサイシンの各注射を受けてから4週間後の、中足骨間神経腫による平均歩行痛を評価した。患者は、トランス-カプサイシンの各投与について、トランス-カプサイシン注射の4週間後に測定したとき、中足骨間神経腫による平均歩行痛の軽減を報告した。実験の手順及び結果のさらなる説明を以下に提供する。
トランス-カプサイシンは、下記の手順に従って、中足骨間神経腫による疼痛を経験している27人の成人ヒト患者に投与された。この研究でトランス-カプサイシンの第1の用量を投与する前に、患者は、数値的疼痛評価スケール(NPRS)で少なくとも4の、中足骨間神経腫による平均歩行痛を報告した。患者はトランス-カプサイシンを2回投与された。
トランス-カプサイシンは、神経腫の領域への超音波ガイド下針設置により、用量あたり200μgの量で注射された(ただし、針は中足骨間神経腫自体には挿入していない)。トランス-カプサイシンの用量は、100μg/mLの濃度のトランス-カプサイシンを含有する2mLの溶液として注射された。トランス-カプサイシンの注射の30分前に、最大4mLの1%リドカイン(エピネフリンなし)を神経腫に近接して注射して局所麻酔を行った。冷却の補助的使用は、1%リドカイン注射の前に適用され、リドカイン注射後、トランス-カプサイシン注射の30分前に冷却が再開された。トランス-カプサイシン注射のため冷却は取り外され、注射後すぐに再適用された。
中足骨間神経腫による疼痛は、患者が数値的疼痛評価スケール(NPRS)で中足骨間神経腫による平均歩行痛を評価することにより評価した。ここで、疼痛は、患者により0~10のスケールで特徴付けられる(0は「疼痛なし」、10は「あり得る最悪の疼痛」)。患者は、(i)トランス-カプサイシンの注射を受ける直前、且つ(ii)トランス-カプサイシンの各注射を受けてから4週間後の、中足骨間神経腫による平均歩行痛を評価した。
トランス-カプサイシンの第1の用量を受ける前の患者から報告された平均歩行痛と比較して、トランス-カプサイシンの第1の用量の注射から4週間後に測定された患者から報告された中足骨間神経腫による平均歩行痛は1.6ポイント減少した。トランス-カプサイシンの第2の用量を受ける直前の患者から報告された平均歩行痛と比較して、トランス-カプサイシンの第2の用量の注射から4週間後に測定された患者から報告された中足骨間神経腫による平均歩行痛は2.3ポイント減少した。結果は、トランス-カプサイシンの反復注射が中足骨間神経腫による疼痛の寛解に有効であることを示す。
溶解されるカプサイシンの量を判定するため、複数の水性製剤を調製し、分析した。製剤は、水性溶媒中に溶解されるカプサイシンの量を増加させるため、異なる可溶化剤を含有した。実験の手順及び結果は下記の通りである。
水性製剤を、カプサイシンと、下にさらに規定のようなTween20、Tween80、Kolliphor ELP、Kolliphor HS15、Kollidon 12PF及びKollidon 17PFから選択される可溶化剤とを含有するように調製した。実験の手順及び結果は下記の通りである。
カプサイシンの平衡溶解度を一連の水溶液中で測定した。6つの異なるタイプの溶媒を、各々3つの異なる濃度で調製した。Tween20溶液は、0.2%~10%(w/v)の範囲で調製した。Tween80溶液は、0.2%~1.0%(w/v)の範囲で調製した。Kolliphor ELP及びKolliphor HS15溶液は、いずれも5%~20%(w/v)の範囲で調製した。Kollidon 12PF溶液は、2.5%~10%(w/v)の範囲で調製した。Kollidon 17PF溶液は、0.5%~2.0%(w/v)の範囲で調製した。
の混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含有する混合物であり、BASFによりKolliphor(登録商標)HS15として販売及び市販されている。Kollidon 12PFは、2,000~3,000g/モルの範囲の重量平均分子量を有するポリビニルピロリドンであり、BASFによりKOLLIDON(登録商標)12PFの名称で販売されている。Kollidon 17PFは、7,000~11,000g/モルの範囲の重量平均分子量を有するポリビニルピロリドンであり、BASFによりKOLLIDON(登録商標)17PFの名称で販売されている。
上記分析からの結果を表6に提示する。Kollidon 12PF又はKollidon 17PFを含有する溶液以外の全ての試験溶液では、カプサイシンの観測濃度は、界面活性剤濃度の増加に合わせて増加した。Kollidon 12PF及びKollidon 17PFを除いては、異なる可溶化剤の各々からの少なくとも1つの試験溶液は、カプサイシンの最低目標濃度である1mg/mLのカプサイシンに達した。Kollidon 12PF及びKollidon 17PF溶液の双方は、全ての強度で、最低目標濃度である1mg/mLのカプサイシンに達しなかった。カプサイシンの最高濃度が、20%強度のKolliphor ELP{c(カプサイシン)=13.0mg/mL}及び20%Kolliphor HS15{c(カプサイシン)=12.2mg/mL}溶液において観察された。
水性製剤を、カプサイシンと、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン及びcaptisol(すなわちナトリウムスルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン)から選択される可溶化剤とを含有するように調製した。実験の手順及び結果は下記の通りである。
各シクロデキストリン溶液では、約20~30mgの量のカプサイシンを、各シクロデキストリン溶液1.5mLに懸濁した。キャップしたチューブを、環境温度での実験室回転子上で混合した。試料調製から約48時間後、チューブを回転子から取り出し、遠心分離し、固相を溶液から分離した。上清の一定分量を各試料から回収し、HPLC分析のために必要に応じて希釈し、カプサイシンの溶液濃度を測定し、参照標準に対して定量化した。48時間後、上清のpHを測定し、上清と固体の双方の外観を記録した。
上記分析からの結果を表7に提示する。あらゆる溶液強度で試験した両方のシクロデキストリンにおいて、少なくとも2mg/mLのカプサイシンが観察された。ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンは、あらゆる溶液強度においてcaptisolよりもやや高い濃度のカプサイシンを有した。溶液のpHは、7.00~7.94の範囲であった。各試料の液体部分は、清澄であり、その元の状態からは無変化を呈した。各試料の固体部分は、白色で顆粒状であり、シクロデキストリン溶液の添加前のような外観を呈した。両方のシクロデキストリンの25%溶液が有する残存固体は、極めてわずかであった。
水性製剤を、カプサイシンと添加剤とを含有するように調製した。カプサイシンの溶解度は、脱イオン水中でも分析した。実験の手順及び結果は、下記の通りである。
6つの溶液の各々において、約20~30mgの量のカプサイシンを、6つの微量遠心管の各々に添加した。体積1.5mLの適切な溶液を各々に添加し、懸濁液を作成した。キャップしたチューブを、環境温度での実験室回転子上で混合した。試料調製から約7日後、チューブを回転子から取り出し、遠心分離し、固相を溶液から分離した。上清の一定分量を各試料から回収し、HPLC分析のために必要に応じて希釈し、カプサイシンの溶液濃度を測定し、参照標準に対して定量化した。上清のpH値を測定し、上清とペレット状固体の双方の外観を記録した。
上記分析からの結果を表3に提示する。カプサイシンの最低濃度が、脱イオン水中でc(カプサイシン)=7.6μg/mLの場合に観察された一方、水性2.5%グリセロールへのカプサイシンの可溶化により、c(カプサイシン)=38μg/mLの場合に最高濃度のカプサイシンが観察された。
3つのさらなる例示的な安定な水性カプサイシン注射製剤を調製した。実験の手順及び結果を以下に提示する。
下表中に列挙される製剤は、以下の手順により調製した。
(a)水900mLを容器に入れる;
(b)6.80グラムの酢酸ナトリウムを、水を含有する容器に添加する;
(c)1N HClを添加することにより、溶液pHを5.5に調整する;
(d)10.0グラムのKolliphor HS15を溶液に添加する[Kolliphor HS15は、CAS登録番号70142-34-6を有し、(a)約70%(w/w)の、
の混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含有する混合物であり、BASFによりKOLLIPHOR(登録商標)HS15として販売及び市販されている];
(e)0.10グラムのジブチルヒドロキシトルエンを溶液に添加し、溶液を少なくとも2時間寝かせる;
(f)0.25グラムのエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩を溶液に添加する;
(g)0.50グラムのカプサイシンを溶液に添加し、カプサイシンが溶解するまで溶液を寝かせる;
(h)6.0グラムのNaClを溶液に添加する;
(i)必要に応じて1N HCl又は1N NaOHを添加することにより、溶液のpHをpH=5.5に調整する;
(j)溶液の体積が1リットルに達するように水を適量注ぐ;及び
(k)溶液を滅菌濾過する
下表中に列挙する製剤は、以下の手順により調製した。
(a)水900mLを容器に入れる;
(b)3.40グラムの酢酸ナトリウムを、水を含有する容器に添加する;
(c)1N HClを添加することにより、溶液pHを5.5に調整する;
(d)10.0グラムのKolliphor HS15を溶液に添加する[Kolliphor HS15は、CAS登録番号70142-34-6を有し、(a)約70%(w/w)の、
の混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含有する混合物であり、BASFによりKolliphor(登録商標)HS15として販売及び市販されている];
(e)0.10グラムのジブチルヒドロキシトルエンを溶液に添加し、溶液を少なくとも2時間寝かせる;
(f)0.25グラムのエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩を溶液に添加する;
(g)0.50グラムのカプサイシンを溶液に添加し、カプサイシンが溶解するまで溶液を寝かせる;
(h)7.5グラムのNaClを溶液に添加する;
(i)必要に応じて1N HCl又は1N NaOHを添加することにより、溶液のpHをpH=5.5に調整する;
(j)溶液の体積が1リットルに達するように水を適量注ぐ;及び
(k)溶液を滅菌濾過する
下表中に列挙する製剤は、以下の手順により調製した。
(a)水900mLを容器に入れる;
(b)2.2グラムのクエン酸三ナトリウムを、水を含有する容器に添加する;
(c)1N HClを添加することにより、溶液pHを5.5に調整する;
(d)10.0グラムのKolliphor HS15を溶液に添加する[Kolliphor HS15は、CAS登録番号70142-34-6を有し、(a)約70%(w/w)の、
の混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含有する混合物であり、BASFによりKolliphor(登録商標)HS15として販売及び市販されている];
(e)0.10グラムのジブチルヒドロキシトルエンを溶液に添加し、溶液を少なくとも2時間寝かせる;
(f)0.25グラムのエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩を溶液に添加する;
(g)0.50グラムのカプサイシンを溶液に添加し、カプサイシンが溶解するまで溶液を寝かせる;
(h)8.0グラムのNaClを溶液に添加する;
(i)必要に応じて1N HCl又は1N NaOHを添加することにより、溶液のpHをpH=5.5に調整する;
(j)溶液の体積が1リットルに達するように水を適量注ぐ;及び
(k)溶液を滅菌濾過する
以下の表1に列挙されている例示的な水性カプサイシン製剤を調製した。BHTの略称は、ジブチルヒドロキシトルエンを指す。略称「EDTA」は、エチレンジアミン四酢酸を指す。Kolliphor HS-15は、CAS登録番号70142-34-6を有し、(a)約70%(w/w)の、
ヒト患者は、2つの異なる冷却方法を使用して膝関節の冷却を受けた。温度プローブを患者の膝関節の関節内空間に配置して、膝関節の関節内温度を測定した。冷却されるべき領域の皮膚温度を測定するために、冷却されるべき領域の皮膚にも温度プローブが配置された。試験した第1の冷却方法は、循環する氷水を利用して冷却を達成するBreg Knee WrapOn Polar Pad(図1に図示)であった。試験した第2の冷却方法は、アイスパック冷却であり、患者の膝をストッキネットで包み、次いでアイスパックが患者の膝蓋骨の上に配置されるようにアイスパックをストッキネットの上部に置いた。次いで、伸縮性のある包帯を使用してアイスパックを所定の位置に固定する。アイスパックは、LEADSTARの再利用可能な疼痛緩和寒冷療法アイスパック(サイズ=6インチ)であった。温度測定値は経時的に記録された。実験の手順及び結果を以下に提供する。
この研究では、2つの異なる冷却方法を使用して膝関節の冷却を評価する5人の健康なヒト患者を採用した。試験した最初の冷却方法は、循環する氷水を利用して冷却を達成するBreg Knee WrapOn Polar Pad(図1に図示)であった。ここで、パッドは膝の周囲の皮膚に配置される。試験した第2の冷却方法は、アイスパック冷却であり、患者の膝をストッキネットで包み、次いでアイスパック(患者に適用するための表面を有し、前記表面は、およそ6インチの直径を有する)が患者の膝蓋骨の上に配置されるようにアイスパックをストッキネットの上部に置いた。次いで、伸縮性のある包帯を使用してアイスパックを所定の位置に固定する。順序効果による潜在的なバイアスを軽減するために、被験者のうちの3人は左膝にBreg Knee WrapOn Polar Padを、右膝にアイスパック冷却を受け、他の2人の被験者は左膝にアイスパック冷却を、右膝にBreg Knee WrapOn Polar Padを受けた。膝関節内の温度は、プローブの設置時からプローブが取り外されるまで5分以上の間隔(+/-2分)で記録装置から得られた。
1.患者は、男性又は女性である。
2.患者の年齢は、18~45歳(両端を含む)である。
3.患者は、倫理的に承認されたインフォームドコンセントフォーム(ICF)に署名し、日付を記入した。
4.患者の体格指数(BMI)は、18~32kg/m2(両端を含む)で、患者の体重は、50kg以上である。
5.患者は、治験責任医師の判断で、病歴、身体検査、臨床検査、バイタルサイン及び12誘導心電図(ECG)によって決定されるように、健康でなければならない。
6.患者は、治験責任医師と十分にコミュニケーションを取り、研究の要件を理解し、遵守できなければならない。
7.患者は、スクリーニング時に与えられるカプサイシン注射に耐えられなければならない。
1.患者は、スクリーニング前の4週間で完全に治癒しなかった重大な疾病を有していた。
2.患者は、疼痛の知覚に影響を与えるか又は患者の試験に完全に参加する能力を損なう可能性のある、神経障害の既往歴を有する。
3.患者は、必要に応じて、パラセタモールを除き、コホート2~4の投与前2日間に鎮痛薬を使用した。
4.患者は、スクリーニングの90日前から投薬までに、骨関節炎の疼痛のために膝に適用される局所薬(カプサイシン、リドカイン、処方薬又はOTC薬を含む)を使用した。
5.患者は、スクリーニングの90日前から投薬までに、膝にコルチコステロイドを注射された。
6.患者は、治験薬の最初の投与前の14日以内に、ハーブサプリメント及び栄養補助食品(セイヨウオトギリソウを含む)を含む処方薬又は非処方薬を使用している。例外として、患者は、治験薬のいずれかの投与前の最大48時間にわたり、アセトアミノフェン(1日あたり2グラム以下)を摂取し得る。
7.患者は、薬物/溶媒乱用の重大な既往歴を有するか、又はスクリーニング時に薬物乱用(DOA)検査が陽性である。
8.患者は、アルコール乱用の既往歴を有するか、又は現在、週に28単位を超えて飲んでいる。
9.患者は、治験責任医師の判断で、研究への参加に適していない。
10.患者は、投与の最初の日の前の3か月以内(又は3か月を超える場合には半減期の5倍)に、治験薬/機器を使用した任意の臨床研究に参加した。
11.患者は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎又はC型肝炎のスクリーニングで陽性である。
12.患者は、スクリーニング前の3か月以内に500mL以上の血液を損失したか若しくは献血したか、又は治験中に献血する意思がある。
13.カプサイシン、トウガラシ又は治験薬(すなわち注射用カプサイシン製剤)若しくはリドカイン中の任意の賦形剤に対する不耐性が知られている患者。
14.妊娠中又は授乳中の女性。
15.計画された局所麻酔/鎮痛レジメン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、Kolliphor HS 15、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)又はカプサイシンに対するアレルギー反応の既往歴。
16.患者は、前腕のいずれかに活動性の皮膚障害、皮膚外傷、重大な瘢痕化若しくは皮膚疾患又は腕のいずれかに重大な外傷又は皮膚疾患の既往歴を有する。
17.a)研究への参加、b)治験薬の投与に関するリスクを高める可能性がある、c)研究結果の解釈に干渉する可能性があり、且つ治験責任医師の判断で、治験依頼者との話し合いにおいて、患者がこの研究への参加に不適切となるであろうような、他の任意の重篤な急性若しくは慢性の医学的若しくは精神医学的状態又は検査所見の異常。
・温度プローブの設置後の予冷時。
・関節内リドカイン(エピネフリンなし)注射の5分前の安静時。
・2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)の関節内注射の10分後の安静時。
・温度プローブが取り外されるまで、10分間隔で評価が継続される。10分間隔は、タイミングに+/-2分の変動が許容される。
実験手順は、4人の健康なヒト患者に対して正常に完了した。実験手順を受けた5人目の患者では、温度プローブを早期に取り外したため、プロトコルからの逸脱があった。したがって、実験手順が正常に完了した4人の健康なヒト患者の実験結果を以下に示す。
骨関節炎性膝関節痛を経験しているヒト患者は、トランス-カプサイシンの関節内投与について2つの異なるプロトコルを受けた。カプサイシンの投与により予想される一時的な疼痛は、膝関節の関節内温度及び冷却される領域の患者の皮膚の温度とともに分析した。
中程度から重度の疼痛を伴う両側性膝骨関節炎に罹患している5人のヒト患者をこの研究に採用し、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一時的な疼痛の大きさに対する冷却プロトコルの影響を評価した。患者は、「0」が疼痛なし、「10」があり得る最悪の疼痛(NPRS)、に等しい0~10の数値的疼痛評価スケールにおいて4~9(両端を含む)の範囲で、各膝について平均的な「過去24時間にわたる歩行に伴う疼痛」を有していた。研究に参加した患者は、次のスクリーニング基準に合格し、以下に記載する患者の選択基準及び除外基準を満たしている。患者スクリーニングの一環として、患者は利き腕でない掌側前腕に100μL(100μg)のカプサイシンの皮内注射を受けた。試験への参加に適格であるために、患者は、カプサイシン注射を耐容できた。スクリーニングする患者は、注射後5、10、20及び30分でのカプサイシン注射による疼痛を、0~10の数値的疼痛評価スケールを使用して評価した。ここで、「0」は、疼痛なし、「10」はあり得る最悪の疼痛である。
1.患者は、男性又は女性である。
2.患者の年齢は、45~75歳(両端を含む)である。
3.患者は、倫理的に承認されたインフォームドコンセントフォーム(ICF)に署名し、日付を記入した。
4.患者の体格指数(BMI)は、18~32kg/m2(両端を含む)で、患者の体重は、50kg以上である。
5.患者は、中程度から重度の疼痛を伴う両側性膝骨関節炎と診断されている(患者は、過去24時間における歩行に伴う疼痛のスコア4~9を有する必要がある(数値的疼痛評価スケール0~10)。状態は、研究に入る前の少なくとも3か月間にわたり、疼痛を伴う関節炎の既往歴を伴う慢性でなければならない。
6.それ以外の場合、全ての患者は、治験責任医師の判断で、病歴、身体検査、臨床検査、バイタルサイン及び12誘導心電図(ECG)によって決定されるように、健康でなければならない。
7.患者は、治験責任医師と十分にコミュニケーションを取り、研究の要件を理解し、遵守できなければならない。
8.患者は、過去36か月以内に、両方の膝関節において骨関節炎を示す、過去の膝の両側AP X線撮影(又はCT/MRIスキャン)を受けた。
9.患者はスクリーニング時に与えられるカプサイシン注射を耐容できなければならない。
1.患者は、スクリーニング前の4週間で完全に治癒しなかった重大な疾病(骨関節炎以外)を有していた。
2.患者は、疼痛の知覚に影響を与えるか又は患者の試験に完全に参加する能力を損なう可能性のある、神経障害の既往歴を有する。
3.患者は、必要に応じて、パラセタモールを除き、投与前2日間に鎮痛薬を使用した。
4.患者は、スクリーニングの90日前から投薬までに、骨関節炎の疼痛のために膝に適用される局所薬(カプサイシン、リドカイン、処方薬又はOTC薬を含む)を使用した。
5.患者は、スクリーニングの90日前から投薬までに、膝にコルチコステロイドを注射された。
6.患者は、現在、骨関節炎性膝痛以外の任意の状態についてオピオイドを使用している(医師より処方される1日あたり最大用量15mgのヒドロコドン又は均等物)。
7.患者は、スクリーニングの30日前又は投与期間中に、下肢の理学療法/作業療法/カイロプラクティック療法又は下肢の鍼治療を受けている。
8.患者は、任意の時点で関節置換手術を受けたか、スクリーニング前の過去12か月間に膝の直視下手術を受けたか、又はスクリーニング前6か月以内に膝の先行関節鏡視下手術を受けた。
9.患者は、出血性素因の既往歴を有するか、又は低用量アスピリンを除く抗凝固薬を使用している。
10.患者は、薬物/溶媒乱用の重大な既往歴を有するか、又はスクリーニング時に薬物乱用(DOA)検査が陽性である。除外基準6に記載されているように、処方されたオピオイドは許可されている。
11.患者は、アルコール乱用の既往歴を有するか、又は現在、週に28単位を超えて飲んでいる。
12.患者は、治験責任医師の判断で、研究への参加に適していない。
13.患者は、投与の最初の日の前の3か月以内(又は3か月を超える場合には半減期の5倍)に、治験薬/機器を使用した任意の臨床研究に参加した。
14.患者は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎又はC型肝炎のスクリーニングで陽性である。
15.患者は、スクリーニング前の3か月以内に500mL以上の血液を損失したか若しくは献血したか、又は治験中に献血する意思がある。
16.膝周囲の関節周囲疼痛を含む、膝骨関節炎以外の活動的な慢性疼痛状態を有する患者。
17.カプサイシン、トウガラシ又は治験薬又はリドカインに含まれる賦形剤に対する不耐性が知られている患者。
18.妊娠中又は授乳中の女性。
19.計画された局所麻酔/鎮痛レジメン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、Kolliphor HS 15、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)又はカプサイシンに対するアレルギー反応の既往歴。
20.患者は、前腕のいずれかに活動性の皮膚障害、皮膚外傷、重大な瘢痕化若しくは皮膚疾患又は腕のいずれかに重大な外傷又は皮膚疾患の既往歴を有する。
21.a)研究への参加、b)治験薬の投与に関するリスクを高める可能性がある、c)研究結果の解釈に干渉する可能性があり、且つ治験責任医師の判断で、治験依頼者との話し合いにおいて、患者がこの研究への参加に不適切となり得る、他の任意の重篤な急性若しくは慢性の医学的若しくは精神医学的状態又は検査所見の異常。
・スクリーニングの90日前から研究完了までの、痛む側の膝(index knee)へのコルチコステロイドの注射。
・スクリーニングの90日前から試験完了までの、骨関節炎性疼痛について痛む側の膝に適応される局所薬(カプサイシン、リドカイン、処方薬又はOTC薬を含む)。
・痛む側の膝の骨関節炎以外のあらゆる状態に対するオピオイドの現在の使用(医師が処方した場合、エントリー時にバックグラウンド薬が許可されるため1日あたり最大用量15mgのヒドロコドン[又は均等物])。
・抗凝固血液希釈剤の定期的な使用。
・スクリーニング前30日以内又はPK又はPD半減期(いずれか長い方)の5倍以内の治験薬の使用又は研究への参加中にそのような薬剤を受ける予定がある。
・スクリーニングの30日以内の、下肢の理学療法/作業療法/カイロプラクティック療法若しくは鍼療法又は研究の過程におけるそのような療法の必要性。
・任意の時点の痛む側の膝の関節置換手術又はスクリーニング前の過去12か月間の膝の直視下手術又はスクリーニングの6か月以内の痛む側の膝の先行関節鏡視下手術。
・研究に参加している間の手術、又は他の侵襲的手技、又は関節内注射(治験薬以外)。
○関節内温度プローブ及び皮膚温度プローブの設置。手順を実行する医師の裁量で、患者の不快感を軽減するために、プロトコルは、医師に関節内プローブ挿入部位の膝の皮膚及び皮下組織に1~2ccの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)を注入する権限を与えた。
○指定された手法を使用した冷却は、15分間(+/-2分間)行われた。
○患者の膝から冷却装置を取り外した。
○患者の膝関節へのリドカイン2%w/w(エピネフリンなし)15mL溶液の関節内注射。
○指定された手法を使用した冷却は、30分間(+/-2分間)行われた。
○治験薬(IMP)の関節内注射は、トランス-カプサイシンを1mgの量で送達するために実施された。IMPは、0.5mg/mLの濃度でトランス-カプサイシンを含有する2mLの流体を含有するプレフィルドシリンジとして提供された。
○膝関節は、IMPの適切な分布を確保するために、1分間にわたって5回曲げ伸ばしされた。
○指定された手法を使用した冷却は、60分間(最大で合計120分間)行われた。
○温度プローブは、冷却装置を取り外してからおよそ30分後に取り外した。
○温度プローブを設置した後の予冷時。
○関節内リドカイン注射前の安静時。
○関節内リドカイン注射の10分後の安静時。
○トランス-カプサイシンの注射前の安静時。
○評価は、トランス-カプサイシンの注射後10分から始まり、温度プローブが取り外されるまで10分間隔で継続する。10分間隔は、タイミングに+/-2分の変動が許容される。
実験手順は、4人のヒト患者に対して正常に完了した。実験手順を受けた5人目の患者では、プロトコルからの逸脱があった。このため、(i)実験手順が正常に完了した4人のヒト患者、及び(ii)5人のヒト患者全員について、実験結果を別々に以下に示す。
骨関節炎性膝関節痛を経験しているヒト患者は、トランス-カプサイシンの関節内投与について2つの異なるプロトコルを受けた。カプサイシンの投与により予想される一時的な疼痛は、膝関節の関節内温度及び冷却される領域の患者の皮膚の温度とともに分析した。
使用した実験手順は、サイズが6インチ×24インチのElasto-Gel All Purpose Therapy Wrapが膝関節を冷却するために使用されたこと以外、本明細書の実施例8に記載したものと同じであった。Elasto-Gel All Purpose Therapy Wrapは、使用直前に冷凍庫(およそ0°F)から取り出された。
実験手順は、4人のヒト患者に対して正常に完了した。実験手順を受けた5人目の患者では、プロトコルからの逸脱があった。このため、(i)実験手順が正常に完了した4人の患者、及び(ii)5人のヒト患者全員について、実験結果を別々に以下に示す。
骨関節炎性膝関節痛を経験しているヒト患者は、トランス-カプサイシンの関節内投与について2つの異なるプロトコルを受けた。カプサイシンの投与により予想される一時的な疼痛は、膝関節の関節内温度及び冷却される領域の患者の皮膚の温度とともに分析した。
中程度から重度の疼痛を伴う両側性膝骨関節炎に罹患している5人のヒト患者をこの研究に採用し、カプサイシンの投与のために患者によって経験される一時的な疼痛の大きさに対する冷却プロトコルの影響を評価した。患者は、「0」が疼痛なし、「10」があり得る最悪の疼痛(NPRS)、に等しい0~10の数値的疼痛評価スケールにおいて4~9(両端を含む)の範囲で、各膝について平均的な「過去24時間にわたる歩行に伴う疼痛」を有していた。研究に参加した患者は、次のスクリーニング基準に合格し、以下に記載する患者の選択基準及び除外基準を満たしている。患者スクリーニングの一環として、患者は利き腕でない掌側前腕に100μL(100μg)のカプサイシンの皮内注射を受けた。試験への参加に適格であるために、患者は、カプサイシン注射を耐容できた。スクリーニングする被験者は、注射後5、10、20及び30分でのカプサイシン注射による疼痛を、0~10の数値的疼痛評価スケールを使用して評価した。ここで、「0」は、疼痛なし、「10」はあり得る最悪の疼痛である。
1.患者は、男性又は女性である。
2.患者の年齢は45~75歳(両端を含む)である。
3.患者は、倫理的に承認されたインフォームドコンセントフォーム(ICF)に署名し、日付を記入した。
4.患者の体格指数(BMI)は、18~32kg/m2(両端を含む)で、患者の体重は、50kg以上である。
5.患者は、中程度から重度の疼痛を伴う両側性膝骨関節炎と診断されている(患者は、過去24時間における歩行に伴う疼痛のスコア4~9(両端を含む)を有する必要がある(数値的疼痛評価スケール0~10)。状態は、研究に入る前の少なくとも3か月間にわたり、疼痛を伴う関節炎の既往歴を伴う慢性でなければならない。
6.それ以外の場合、全ての患者は、治験責任医師の判断で、病歴、身体検査、臨床検査、バイタルサイン及び12誘導心電図(ECG)によって決定されるように、健康でなければならない。
7.患者は、治験責任医師と十分にコミュニケーションを取り、研究の要件を理解し、遵守できなければならない。
8.患者は、過去36か月以内に、両方の膝関節において骨関節炎を示す、過去の膝の両側AP X線撮影(又はCT/MRIスキャン)を受けた。
9.患者はスクリーニング時に与えられるカプサイシン注射を耐容できなければならない。
1.患者は、スクリーニング前の4週間で完全に治癒しなかった慢性的で重大な疾病(骨関節炎以外)を有していた。
2.患者は、疼痛の知覚に影響を与えるか又は患者の試験に完全に参加する能力を損なう可能性のある、神経障害の既往歴を有する。
3.患者は、必要に応じて、パラセタモールを除き、投与前2日間に鎮痛薬を使用した。
4.患者は、スクリーニングの90日前から投薬までに、骨関節炎の疼痛のために膝に適用される局所薬(カプサイシン、リドカイン、処方薬又はOTC薬を含む)を使用した。
5.患者は、スクリーニングの90日前から投薬までに、膝にコルチコステロイドを注射された。
6.患者は、現在、骨関節炎性膝痛以外の任意の状態についてオピオイドを使用している(医師より処方される1日あたり最大用量15mgのヒドロコドン又は均等物)。
7.患者は、スクリーニングの30日前又は投与期間中に、下肢の理学療法/作業療法/カイロプラクティック療法又は下肢の鍼治療を受けている。
8.患者は、任意の時点で関節置換手術を受けたか、スクリーニング前の過去12か月間に膝の直視下手術を受けたか、又はスクリーニング前6か月以内に膝の先行関節鏡視下手術を受けた。
9.患者は、出血性素因の既往歴を有するか、又は低用量アスピリンを除く抗凝固薬を使用している。
10.患者は、薬物/溶媒乱用の重大な既往歴を有するか、又はスクリーニング時に薬物乱用(DOA)検査が陽性である。除外基準6に記載されているように、処方されたオピオイドは許可されている。
11.患者にアルコール乱用の既往歴があるか、又は現在、週に28単位以上飲んでいる。
12.患者が、治験責任医師の判断で、研究への参加に適していない。
13.患者は、投与の最初の日の前の3か月以内(又は3か月を超える場合には半減期の5倍)に、治験薬/機器を使用した任意の臨床研究に参加した。
14.患者は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎又はC型肝炎のスクリーニングで陽性である。
15.患者は、スクリーニング前の3か月以内に500mL以上の血液を損失したか若しくは献血したか、又は治験中に献血する意思がある。
16.膝周囲の関節周囲疼痛を含む、膝骨関節炎以外の活動的な慢性疼痛状態を有する患者。
17.カプサイシン、トウガラシ又は治験薬又はリドカインに含まれる任意の賦形剤に対する不耐性が知られている患者。
18.妊娠中又は授乳中の女性。
19.計画された局所麻酔/鎮痛レジメン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、Kolliphor HS 15、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)又はカプサイシンに対するアレルギー反応の既往歴。
20.患者は、前腕のいずれかに活動性の皮膚障害、皮膚外傷、重大な瘢痕化若しくは皮膚疾患又は腕のいずれかに重大な外傷又は皮膚疾患の既往歴を有する。
21.a)研究への参加、b)治験薬の投与に関するリスクを高める可能性がある、c)研究結果の解釈に干渉する可能性があり、且つ治験責任医師の判断で、治験依頼者との話し合いにおいて、患者がこの研究への参加に不適切となり得る、他の任意の重篤な急性若しくは慢性の医学的若しくは精神医学的状態又は検査所見の異常。
・スクリーニングの90日前から研究完了までの、痛む側の膝(index knee)へのコルチコステロイドの注射。
・スクリーニングの90日前から試験完了までの、骨関節炎性疼痛について痛む側の膝に適応される局所薬(カプサイシン、リドカイン、処方薬又はOTC薬を含む)。
・痛む側の膝の骨関節炎以外のあらゆる状態に対するオピオイドの現在の使用(医師が処方した場合、エントリー時にバックグラウンド薬が許可されるため1日あたり最大用量15mgのヒドロコドン[又は均等物])。
・抗凝固血液希釈剤の定期的な使用。
・スクリーニング前30日以内又はPK又はPD半減期(いずれか長い方)の5倍以内の治験薬の使用又は研究への参加中にそのような薬剤を受ける予定がある。
・スクリーニングの30日以内の、下肢の理学療法/作業療法/カイロプラクティック療法若しくは鍼療法又は研究の過程におけるそのような療法の必要性。
・任意の時点の痛む側の膝の関節置換手術又はスクリーニング前の過去12か月間の膝の直視下手術又はスクリーニングの6か月以内の痛む側の膝の先行関節鏡視下手術。
・研究に参加している間の手術、又は他の侵襲的手技、又は関節内注射(治験薬以外)。
○関節内温度プローブ及び皮膚温度プローブの設置。手順を実行する医師の裁量で、患者の不快感を軽減するために、プロトコルは、医師に関節内プローブ挿入部位の膝の皮膚及び皮下組織に1~2ccの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)を注入する権限を与えた。
○指定された手法を使用した冷却は、30分間(+/-2分間)行われた。
○患者の膝から冷却装置を取り外した。
○患者の膝関節へのリドカイン2%w/w(エピネフリンなし)15mL溶液の関節内注射。
○治験薬(IMP)の関節内注射は、トランス-カプサイシンを1mgの量で送達するために実施された。リドカイン2%w/w(エピネフリンなし)の関節内注射の3分後、リドカイン2%w/w(エピネフリンなし)と同じ針を使用してトランス-カプサイシンを注射した。IMPは、0.5mg/mLの濃度でトランス-カプサイシンを含有する2mLの流体を含有するプレフィルドシリンジとして提供された。
○膝関節は、IMPの適切な分布を確保するために、1分間にわたって5回曲げ伸ばしされた。
○指定された手法を使用した冷却は、10分間行われた。
○温度プローブは、冷却装置を取り外してからおよそ20分後に取り外した。
○関節内温度プローブ及び皮膚温度プローブの設置。手順を実行する医師の裁量で、患者の不快感を軽減するために、プロトコルは、医師に関節内プローブ挿入部位の膝の皮膚及び皮下組織に1~2ccの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)を注入する権限を与えた。
○指定された手法を使用した冷却は、30分間(+/-2分間)行われた。
○患者の膝から冷却装置を取り外した。
○患者の膝関節へのリドカイン2%w/w(エピネフリンなし)15mL溶液の関節内注射。
○治験薬(IMP)の関節内注射は、トランス-カプサイシンを1mgの量で送達するために実施された。リドカイン2%w/w(エピネフリンなし)の関節内注射の3分後、リドカイン2%w/w(エピネフリンなし)と同じ針を使用してトランス-カプサイシンを注射した。IMPは、0.5mg/mLの濃度でトランス-カプサイシンを含有する2mLの流体を含有するプレフィルドシリンジとして提供された。
○膝関節は、IMPの適切な分布を確保するために、1分間にわたって5回曲げ伸ばしされた。
○温度プローブは、冷却装置を取り外してからおよそ30分後に取り外した。
○温度プローブを設置した後の予冷時。
○関節内リドカイン注射前の安静時。
○関節内リドカイン注射の10分後の安静時。
○トランス-カプサイシンの注射前の安静時。
○評価は、トランス-カプサイシンの注射後10分から始まり、温度プローブが取り外されるまで10分間隔で継続する。10分間隔は、タイミングに+/-2分の変動が許容される。
実験手順は、4人のヒト患者に対して正常に完了した。実験手順を受けた5人目の患者では、プロトコルからの逸脱があった。実験手順が正常に完了した4人の患者の実験結果を以下に示す。
次の冷却装置の冷却面の温度を経時的に測定した:(i)循環する氷水を利用して冷却を実現するBreg Knee WrapOn Polar Pad(図1に図示)、(ii)使用直前に冷凍庫から取り出された、サイズが6インチ×24インチのElasto-Gel All Purpose Therapy Wrap、及び(iii)アイスパックがヒト患者の膝の冷却を提供するために使用される場合に使用したもの(アイスパックと患者の皮膚が直接接触するのを避けるために患者の膝をストッキネットで覆ったもの)と類似した厚さのストッキネットで覆ったアイスパック。時間の関数として記録された温度値を以下の表1に示す。温度値も図14にグラフで表示される。表1における第1の温度値は、実験開始から冷却表面温度の平衡化を可能にするために、実験開始の5分後に取得された。Breg Knee WrapOn Polar Padについて提供される温度値は、装置の第1の冷却パッド及び第2の冷却パッドで観測された平均温度である。Elasto-Gel All Purpose Therapy Wrap及びアイスパックは、使用する直前に冷凍庫(およそ0°F)から取り出された。
中程度から重度の慢性骨関節炎性膝関節痛を経験しているヒト患者は、下記の臨床プロトコルに従って、骨関節炎性膝関節への1.0mg用量のトランス-カプサイシンの関節内注射により、そのような疼痛が治療され得る。このプロトコルの治験薬(IMP)は、トランス-カプサイシンを含有する2.0mLの溶液を含有するプレフィルドシリンジとして提供されるトランス-カプサイシンの1.0mg用量である(溶液中のトランス-カプサイシンの濃度は0.5mg/mLである)。患者は、以下で説明する患者選択基準に従って治療のために選択され、次いで以下で説明する治療手順に従って治療される。
患者は、以下に示す基準に従って選択される。この臨床研究では、研究集団には3タイプの患者が含まれ、各タイプの最低150人の患者が対象となる。
1.片側性又は両側性の膝の骨関節炎を有し、片方の膝(痛む側の膝)が中程度から重度の疼痛(シェルグレン・ローレンス[KL]グレード1~4)を有し、他方の膝(対側の膝)が疼痛を有しないか軽度の疼痛を有する患者。これらの患者は、痛む側の膝にのみ注射を受ける。
2.膝の両側性骨関節炎を有し、両方の膝に中程度から重度の疼痛(KLグレード1~4、痛む側の膝でより悪い疼痛)を有する患者。これらの患者は、各膝に注射を受ける(1週間間隔)。
3.膝の片側性骨関節炎を有し、片側の膝が中程度から重度の疼痛(痛む側の膝[KLグレード1~4])を有し、他方の膝に過去のPJR又はTJR(対側の膝)を有する患者。これらの患者は、痛む側の膝にのみ注射を受ける。
1.40~95歳(両端を含む)の男性又は女性の患者。
2.膝の骨関節炎の確認:スクリーニング前の訪問中に撮影された、標準的起立撮影(治験責任医師により記録)又は固定屈曲法を使用した両方の膝のX線撮影。痛む側の膝は、K-Lグレードで1、2、3又は4の慢性骨関節炎の証拠を示さなければならない。臨床試験CNTX-4975i-OA 301又は304のスクリーニングに落ちた患者は、痛む側の膝のK-Lグレードが1~4(両端を含む)である場合、この試験で考慮され得る。
3.痛む側の膝の骨関節炎の確認:米国リウマチ学会(ACR)の診断基準。
4.単関節膝注射の患者では、骨関節炎に関連するスクリーニングにおいて、痛む側の膝が中程度から重度の疼痛を有していなければならず、これは、治験責任医師による評価で、スクリーニング前の最低6か月間にわたり安定していなければならない。これらの患者は、以下を有していても良い:
a)痛む側の膝が中程度から重度の疼痛を有し、対測の膝が疼痛なし~中程度の疼痛を有する、片側性又は両側性骨関節炎、又はb)痛む側の膝が中程度から重度の疼痛を有し、他方の膝がスクリーニング訪問の5年以内に部分的(PJR)又は完全関節置換(TJR)を有する、片側性又は両側性骨関節炎。
PJR/TJRを有する膝には、トランス-カプサイシンを注射してはならない。
両側性膝注射の患者では、痛む側の膝は、骨関節炎に関連するスクリーニング時に中程度から重度の疼痛を有し、対側の膝よりも痛む側の膝でより大きい疼痛を有していなければならない。患者の疼痛は、治験責任医師によって評価され、スクリーニングの最低6か月前から安定していなければならない。
歩行に伴う膝の疼痛を認定するために、患者は数値的疼痛評価スケール(NPRS)(0~10;0=疼痛なし、10=今までで最悪の疼痛)を使用して、歩行に伴う膝の疼痛を評価する(両膝、膝が天然であるかPJR/TJRであるかにかかわらない)。
5.BMI≦45kg/m2。
6.患者は2つ以上の先行療法に失敗していなければならない。失敗は、治験責任医師の判断で不十分な緩和とみなされる。療法は、以下の1つ以上が原因で不適切であったとみなされ得る:1)許容できない有害事象(AE)、2)臨床的に適切な疼痛緩和を達成できない初期の失敗、3)維持されなかった初期の疼痛緩和、又は4)痛む側の膝の骨関節炎性疼痛の重症度に対する適切な標準治療に対し禁忌をもたらす医学的状態。「療法」には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)(局所薬を含む)、オピオイド、デュロキセチン、他の全身療法、関節内コルチコステロイド、関節内補充薬、理学療法、固定具及び装具のそれぞれが含まれるが、これらに限定はされない。
7.少なくとも1年間の閉経後又は外科的不妊(両側卵管結紮、両側卵巣摘出術又は子宮摘出術)として定義される出産可能性のない女性又は研究期間を通じて医学的に許容される以下の避妊方法のいずれか1つを実践している女性:
・IMP投与の前に、最低1つの全周期(患者の通常の月経周期に基づく)にわたる経口、埋め込み、注射又は経皮避妊薬などのホルモン法
・IMP投与前の最後の月経以来の性交の完全な節制
・子宮内避妊具
・ダブルバリア方式(コンドーム、スポンジ、ペッサリー、殺精子ゼリー又はクリーム)
8.インフォームドコンセントに使用された研究の言語を話し、読み、理解できる。
9.以下のことを行う意図及び能力を有している:
a)研究要件を理解し、
b)研究の制限及び要件を遵守し、
c)研究手順を完了し、
d)協力的であり、単独で(すなわち支援なしで)クリニック訪問中の有効性に関する応答を記録し、
e)研究担当者と独立して有意義なコミュニケーションを行う。
10.施設内治験審査委員会(IRB)によって承認されたインフォームドコンセントフォームへの署名。
11.患者は、自身の選択による膝骨関節炎鎮痛薬を用いて試験に参加し得る。現在の鎮痛剤は、膝骨関節炎の疼痛又はPJR/TJRの疼痛のために服用され、別の疼痛への適応のためではないものとして確認されなければならない。患者は、スクリーニング期間中及び治験中、バックグラウンド膝鎮痛薬の毎日の日誌を完了する。
1.任意の時点の痛む側の膝の関節置換手術又はスクリーニング前の過去24か月間の膝の直視下手術。対側の膝に注射を受けない患者には、対側の膝の関節置換が許可される。
2.スクリーニングから6か月以内に、痛む側の膝の先行関節鏡視下手術。
3.骨関節炎以外の関節疾患による、痛む側の膝の、疼痛を伴う任意の状態。例えば、炎症性疾患、例えば関節リウマチ、乾癬性関節炎、膝蓋軟骨軟化症、代謝性疾患、痛風/偽痛風、ヘモクロマトーシス、先端巨大症などであるが、この限りではない、痛む側の膝に関与するか又は痛む側の膝に関与する骨関節炎以外の関節疾患による、神経根痛又は関連痛。
4.関連痛、滑液包炎、腱炎、軟部組織の圧痛又は怪我による亜急性/急性痛を含む、任意の原因による関節周囲の疼痛。
5.局所痛領域、筋膜性疼痛症候群、線維筋痛、遺伝的、代謝的異常、血液学的又は神経障害性の疼痛を含むがこれらに限定されない、鎮痛薬の使用を必要とする身体の任意の場所の他の慢性痛。
6.痛む側の膝又は対側の膝の不安定性(例えば、十字靭帯の断裂又は破裂、顕著な半月板の突出、相当な靭帯の弛緩、不安定な部分的又は完全関節置換)。
7.起立時における痛む側の膝のずれ(>10°内反又は外反)。
8.神経障害性関節症の既往歴の記録又は画像診断(X線、コンピュータ断層撮影又は磁気共鳴画像法)による痛む側の膝における骨の断片化の所見。
9.スクリーニングの30日以内の、下肢の理学療法/作業療法/カイロプラクティック療法若しくは下肢の鍼治療又は研究におけるそのような療法の必要性。
10.研究に参加している間に、いずれかの膝に手術、他の侵襲的処置又は関節内注射を行う計画(IMP以外)。
11.スクリーニングの60日以内又は治験中の任意の時点において、痛む側の膝に局所カプサイシンを使用した。
12.痛む側の膝の骨関節炎以外のあらゆる状態に対するオピオイドの現在の使用(1日あたり最大用量15mgのヒドロコドン[又は均等物])。
13.スクリーニングから90日以内の、痛む側の膝又は対側の膝へのコルチコステロイド注射。
14.スクリーニングから90日以内に関節内補充薬(例:Synvisc(登録商標)、Hyalgan(登録商標))を受けた。
15.計画された局所麻酔/鎮痛レジメン、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、Kolliphor HS 15、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)又はカプサイシンに対するアレルギー反応の既往歴。
16.治験責任医師の判断で、治癒率を変化させる可能性が高いか、又は治験薬とは関係のない安全性の複雑化を引き起こす可能性が高いか、又は重要な臓器システムを著しく損なう慢性疾患を含む、任意の医学的状態又は不安定な健康状態の存在が、患者の安全性又は研究の実施に悪影響を及ぼすか、又は結果のデータに悪影響を与える可能性がある。適格性に関する質問については、治験責任医師が医療モニターとともに患者と話し合うことが強く推奨される。
17.妊娠中又は授乳中である。
18.悪性腫瘍、悪性腫瘍の既往歴を有するか、又は任意の時点において、切除及び治癒した基底細胞がん及び皮膚扁平上皮がんを除き、悪性腫瘍の治療を受けた。
19.抗凝固血液希釈剤の定期的な使用(許可されている低用量アスピリン、ダビガトラン150mg 1日1回[qd]、エノキサパリン40mg qd、リバーロキサバン10mg qd、又はアピキサバン2.5mg 1日2回[bid]、又はクロピドグレル75mg qdを除く)。
20.IMPの安全な投与を妨げるIMP注射の予定部位の活動性皮膚疾患。
21.痛む側の膝の何処かに潰瘍又は開放創。
22.特定の検査所見の異常:
・ヘモグロビン<11.0g/dL
・白血球(WBC)<2.5×109/L
・好中球<1.5×109/L
・血小板<100×109/L
・アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)又はアラニントランスアミナーゼ(ALT)>2×正常上限
・クレアチニン>1.6mg/dL
・グルコース(空腹時)>250mg/dL
・HgbA1c>9。
23.スクリーニング訪問での臨床的に有意な異常な検査結果(治験責任医師の意見による)又は患者を不当なリスクにさらすか若しくは患者が治験に参加する能力に影響する可能性のある、重大な臓器疾患。適格性に関する質問については、治験責任医師が医療モニターとともに患者と話し合うことが強く推奨される。
24.スクリーニングから30日以内又は薬物動態又は薬力学的半減期(いずれか長い方)の5倍以内の治験薬の使用又は本研究への参加中にそのような薬剤を受ける予定がある。
25.カプサイシンの関節内投与を含む研究への先行参加。
26.次のいずれかの特徴を有する:
・メンタルヘルス障害の診断及び統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual for Mental Health Disorders)第5版で定義される、前年内の活動的又は既往的な薬物使用障害。
・乱用薬物の尿薬物スクリーニングで検査が陽性(処方されたオピオイドは許容される)。
・任意の時点において又は現在、自殺念慮、自殺企図又は自殺のリスクの増加の既往歴を有している。
・病院不安及び鬱スケール(HADS)により測定される、許容できないレベルの鬱又は不安がある
・線維筋痛症症状スケールスコア(FSS)で測定される、許容できない慢性疼痛を有する
・スクリーニング又は治療訪問時に妊娠検査が陽性である。
・労働者災害補償について進行中の訴訟がある。
・治験への参加が禁忌となり得るような、任意の症状を有するか又は任意の薬を服用している。
上記の選択基準を満たす患者は、以下に記載の手順に従って、慢性、中程度から重度の骨関節炎性膝関節痛の治療を受ける。手順は臨床研究プロトコルに基づき、研究全体の最大期間はおよそ10週間であると予想される。研究期間の順序及び最大期間は次のとおりである:
・最大15日間のスクリーニング期間。
・治療期間(非盲検):治療される膝あたり1日、最大2日。
・治療後期間:最初のトランス-カプサイシンから8週間。
全ての患者は、1)関節内のトランス-カプサイシンの局所目標濃度、2)関節空間へのトランス-カプサイシンの到達を改善するための関節包の膨張、及び3)有効性及び耐容性のための鎮痛剤の提供を確保するために、15mLのリドカイン[エピネフリンなし](割り当てられた注射レジメンに応じて1%又は2%w/w)の関節内注射を投与される必要がある。リドカイン溶液[エピネフリンなし]15mL全量及びIMP2mL全量は指示通りに膝関節に注射しなければならない。IMPの関節内注射が膝に注射された後の膝の5回の曲げ伸ばし運動は、関節空間全体へのトランス-カプサイシンの到達も改善する。
各部位は、その部位で全ての患者に採用される、次の5つの関節治療レジメンの1つに無作為に割り当てられる:
a.関節内注射(IA)に超音波を使用することが推奨されるが、必須ではない。超音波ガイド下注射を使用しない場合、臨床的関節内注射では、2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)及びIMPの注射前に、針ハブ内で関節液を特定しなければならない。
b.氷水ポンプシステム(Breg Cooler)による制御された関節冷却ラップは、標準的な無菌技術を使用して、関節への15mLの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量の関節内注射の15分前に適用される。
c.適切な無菌法を使用して、関節内に15mLの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量を関節空内へ注射する。
d.制御された冷却は、15mLの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量を関節に関節内注射した後、さらに30分間にわたり再開される。
e.次いで、冷却装置を取り外し、治験薬(IMP)の関節内注射が投与される。
f.膝関節は受動的に1分間にわたって5回曲げ伸ばしされ、痛む側の膝内のIMPの分布を促進する。
g.次いで、患者の快適さに応じて、IMP注射後、必要に応じて、最小30分間、最大90分間、制御された冷却が再適用される。患者が、患者と治験責任医師にとって許容可能な疼痛レベルを有する場合(0~4スケール:なし、軽度、中程度、中程度に重症及び重症)、関節内IMP注射後、最低30分後に冷却を中止し得る。
h.冷却の中止時の疼痛レベルは、冷却の持続時間とともに、CRFに入力しなければならない。冷却を再適用しなければならない場合、時間及び疼痛のレベルをCRFに記録しなければならず、その後の疼痛評価のタイミングはCRFの標準タイムライン上でなければならない。
a.関節内注射(IA)に超音波を使用することが推奨されるが、必須ではない。超音波ガイド下注射を使用しない場合、臨床的関節内注射では、2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)及びIMPの注射前に、針ハブ内で関節液を特定しなければならない。
b.ストッキネット又は軽量パンツの上からジェルパックを使用して、膝に40分間ジェルパック冷却を適用した。これは診察室の外であり得るが、治験責任医師の裁量で、診察室で行われ得る。診察室の外で行われた場合、患者は40分間の冷却のうち+/-5分で診察室に移動し得る(膝の上にジェルパックを残したまま)。
c.適切な無菌法を使用して、関節内に15mLの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量を関節空内へ注射する。
d.ストッキネット又は軽量パンツの上からジェルパックを使用して、膝に10分間ジェルパック冷却を適用した。
e.次いで、ゲルパックを取り外し、適切な無菌法を使用してIMP関節内注射が投与される。
f.膝関節は受動的に1分間にわたって5回曲げ伸ばしされ、痛む側の膝内のIMPの分布を促進する。
g.次いで、患者の快適さに応じて、IMP注射後、必要に応じて、最小10分間、最大90分間ゲルパック冷却が再適用される。関節内IMP注射後、最低10分後に冷却を中止し得る。患者が疼痛レベルを有する場合、それは患者と治験責任医師が許容可能なものである(0~4スケール:なし、軽度、中程度、中程度に重症及び重症)。
h.冷却の中止時の疼痛レベルは、冷却の持続時間とともに、CRFに入力しなければならない。冷却を再適用しなければならない場合、時間及び疼痛のレベルをCRFに記録しなければならず、その後の疼痛評価のタイミングはCRFの標準タイムライン上でなければならない。
a.関節内注射(IA)に超音波を使用することが推奨されるが、必須ではない。超音波ガイド下注射を使用しない場合、臨床的関節内注射では、2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)及びIMPの注射前に、針ハブ内で関節液を特定しなければならない。
b.ストッキネット又は軽量パンツの上からジェルパックを使用して、膝に30分間ジェルパック冷却を適用した。これは診察室の外であり得るが、治験責任医師の裁量で、診察室で行われ得る。診察室の外で行われた場合、患者は30分間の冷却のうち+/-5分で診察室に移動し得る(膝の上にジェルパックを残したまま)。
c.適切な無菌法を使用して、関節内に15mLの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量を関節空内へ注射する。
d.ストッキネット又は軽量パンツの上からジェルパックを使用して、膝に5分間ジェルパック冷却を適用した。
e.次いで、ゲルパックを取り外し、IMP関節内注射が投与される。
f.膝関節は受動的に1分間にわたって5回曲げ伸ばしされ、痛む側の膝内のIMPの分布を促進する。
g.次いで、患者の快適さに応じて、IMP注射後、必要に応じて、ゲルパック冷却を最大90分間再適用し得る。患者は診察室に留まるか、又はジェルパックとともにより快適な場所へ移動し得る。患者が、患者と治験責任医師にとって許容可能な疼痛レベルを有する場合(0~4スケール:なし、軽度、中程度、中程度に重症及び重症)、関節内IMP注射後、ゲルパックを中止し得る。
h.冷却の中止時の疼痛レベルは、冷却の持続時間とともに、CRFに入力しなければならない。冷却を再適用しなければならない場合、時間及び疼痛のレベルをCRFに記録しなければならず、その後の疼痛評価のタイミングはCRFの標準タイムライン上でなければならない。
a.関節内注射(IA)に超音波を使用することが推奨されるが、必須ではない。超音波ガイド下注射を使用しない場合、臨床的関節内注射では、2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)又はIMPの注射前に、針ハブ内で関節液を特定しなければならない。
b.ストッキネット又は軽量パンツの上からジェルパックを使用して、膝に40分間ジェルパック冷却を適用した。これは診察室の外であり得るが、治験責任医師の裁量で、診察室で行われ得る。診察室の外で行われた場合、患者は45分間の冷却のうち+/-5分で診察室に移動し得る(膝の上にジェルパックを残したまま)。
c.適切な無菌法を使用して、関節内に15mLの2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量を関節空内へ注射する。
d.2%w/wリドカイン関節内注射後、IMP関節内注射は、同じ針を使用して、2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)の3分後に適切な無菌法を使用して関節に注射される。
e.膝関節は受動的に1分間にわたって5回曲げ伸ばしされ、痛む側の膝内のIMPの分布を促進する。
f.次いで、患者の快適さに応じて、IMP注射後、必要に応じて、ゲルパック冷却を最大90分間再適用し得る。患者は診察室に留まるか、又はジェルパックとともにより快適な場所へ移動し得る。患者が、患者と治験責任医師にとって許容可能な疼痛レベルを有する場合(0~4スケール:なし、軽度、中程度、中程度に重症及び重症)、関節内IMP注射後、最低10分後にゲルパックを中止し得る。
g.冷却の中止時の疼痛レベルは、冷却の持続時間とともに、CRFに入力しなければならない。冷却を再適用しなければならない場合、時間及び疼痛のレベルをCRFに記録しなければならず、その後の疼痛評価のタイミングはCRFの標準タイムライン上でなければならない。
a.関節内注射(IA)に超音波を使用することが推奨されるが、必須ではない。超音波ガイド下注射を使用しない場合、臨床的関節内注射では、1%w/wリドカイン(エピネフリンなし)又はIMPの注射前に、針ハブ内で関節液を特定しなければならない。
b.ストッキネット又は軽量パンツの上からジェルパックを使用して、膝に40分間ジェルパック冷却を適用した。これは診察室の外であり得るが、治験責任医師の裁量で、診察室で行われ得る。診察室の外で行われた場合、患者は40分間の冷却のうち+/-5分で診察室に移動し得る(膝の上にジェルパックを残したまま)。
c.適切な無菌法を使用して、関節内に15mLの1%w/wリドカイン(エピネフリンなし)全量を関節空内へ注射する。
d.1%w/wリドカイン関節内注射後、IMP関節内注射は、同じ針を使用して、2%w/wリドカイン(エピネフリンなし)の3分後に適切な無菌法を使用して関節に注射される。
e.膝関節は受動的に1分間にわたって5回曲げ伸ばしされ、痛む側の膝内のIMPの分布を促進する。
f.次いで、患者の快適さに応じて、IMP注射後、必要に応じて、ゲルパック冷却を最大90分間再適用し得る。患者は診察室に留まるか、又はジェルパックとともにより快適な場所へ移動し得る。患者が、患者と治験責任医師にとって許容可能な疼痛レベルを有する場合(0~4スケール:なし、軽度、中程度、中程度に重症及び重症)、関節内IMP注射後、ゲルパックを中止し得る。
g.冷却の中止時の疼痛レベルは、冷却の持続時間とともに、CRFに入力しなければならない。冷却を再適用しなければならない場合、時間及び疼痛のレベルをCRFに記録しなければならず、その後の疼痛評価のタイミングはCRFの標準タイムライン上でなければならない。
評価基準には、一次有効性エンドポイント、二次有効性エンドポイント及び探索的有効性エンドポイントが含まれる。
一次エンドポイントは、Breg Cooling Control Groupを標準とし、1)トランス-カプサイシン注射後のNPRS疼痛、2)治療レジメンに対する患者の満足度(SS)、及び3)治療レジメンに対する治験責任医師の満足度(IS)の痛む側の膝で行われた複合評価における3つの結果を使用して、臨床的に許容されるトランス-カプサイシン治療レジメンの評価である。手順が臨床的に許容されると見なされるためには、Breg Cooling Control Groupより30%を超えて悪化していてはならない。
・両側の注射を受けた患者の対側の膝及び他の全ての患者の痛む側の膝を使用した、主要な複合結果の評価。
・各患者タイプの主要な複合結果の評価。
・両側の注射を受けた患者の対側の膝を使用した主要な複合結果の評価。
・トランス-カプサイシン単回関節注射(痛む側の膝、中程度から重度の疼痛がある痛む側の膝、対側の膝について3を超えない疼痛)による患者の8週目におけるOMERACT-OARSIレスポンダーの割合。
・トランス-カプサイシン両側膝関節注射(痛む側の膝、中程度から重度の疼痛がある痛む側の膝、両方の膝がOMERACT-OARSIレスポンダー基準を満たす)による患者の8週目におけるOMERACT-OARSIレスポンダーの割合。
・トランス-カプサイシン単回関節注射(痛む側の膝、中程度から重度の疼痛がある痛む側の膝、PJR/TJRの痛む側でない膝)による患者の8週目におけるOMERACT-OARSIレスポンダーの割合。
・3タイプの患者それぞれについて、両膝の平均:
○疼痛
○他の症状
○日常生活の活動
○スポーツ及びレクリエーション
○生活の質
を使用して8週目までのKOOSの5つのサブスケールでAUCが30%以上、50%以上、70%以上又は90%以上改善した患者の数。
・3タイプの患者のそれぞれ及び治験中の全ての患者について、トランス-カプサイシン関節内注射による治療の患者満足度を評価する。
・PJR/TJRを有する患者では、PJR/TJRを有する膝の満足度に対するトランス-カプサイシン関節内注射の満足度を評価する。
1.0mgのトランス-カプサイシンで治療された患者の探索的有効性エンドポイントは、以下を含む:
・ベースラインから8週目までのKOOSサブスケール及び患者満足度の結果に基づく、関節置換手術の必要性の可能性。
・治験の8週目までの痛む側の膝の治療による患者の満足度(7ポイント・リッカートスケール、1=完全に不満、7=完全に満足)
・8週目までの各研究訪問でKOOSサブスケールを使用した、トランス-カプサイシンの鎮痛効果における、患者の特徴(K-Lグレード、性別、BMI、年齢、片側/両側膝OA、両側膝骨関節炎治療及び対側PJR/TJRの既往歴を含む)の影響。
・研究期間中、注射された膝の疼痛に対するバックグラウンド鎮痛薬の使用頻度。
・両側の注射を受けた患者の両側の膝の平均を使用した主要な複合結果の評価。
・AE
・バイタルサイン
・臨床検査評価(血液学、化学及び尿検査)
・12誘導心電図(ECG)
・身体検査(痛む側の膝の滲出液の有無、関節周囲の疼痛/圧痛を含む)
・併用薬及び療法
・処置に伴う疼痛の程度(AEとして記録されない)
・痛む側の膝の注射後の局所的身体所見
・注射部位の紅斑及び浮腫の評価
・官能検査
結果の統計的分析は、次の手順に従って実行し得る。一次分析では、Breg Cooling Control Groupによる各実験的注射手順について、痛む側の膝で評価された3つの測定値を均等に重み付けした複合スコア(NPRS、患者の耐容性及び患者の満足度)を比較する。試験/対照の平均値の比は、Breg Cooling Control Groupに対し、各注射手順について95%の信頼区間が構築される。手順が臨床的に許容されると見なされるためには、Breg Cooling Control Groupより30%を超えて悪化していてはならない。特定の手順の95%信頼区間の下限が0.7より大きい場合、実験手順は臨床的に許容されると見なされる。この分析は、ITT集団に対して実行される。
本明細書中で参照される特許文書及び科学論文の各々の全開示内容は、あらゆる目的で参照により援用される。
本発明は、その趣旨又は本質的特徴から逸脱することのない他の具体的な形態で例示され得る。したがって、前述の実施形態は、本明細書に記載の本発明を限定するのではなく例示的にあらゆる観点で解釈されるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明によらないばかりか添付の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の均等性の意味及び範囲に含まれるあらゆる変更がその中に包含されることが意図される。
本発明は、その趣旨又は本質的特徴から逸脱することのない他の具体的な形態で例示され得る。したがって、前述の実施形態は、本明細書に記載の本発明を限定するのではなく例示的にあらゆる観点で解釈されるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明によらないばかりか添付の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の均等性の意味及び範囲に含まれるあらゆる変更がその中に包含されることが意図される。
さらに、本発明は次の態様を包含する。
1. ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法。
2. ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の前記関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。
3. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、曲げられる、項1又は2に記載の方法。
4. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、約5回曲げられる、項1又は2に記載の方法。
5. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
11. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
13. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約12℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
14. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約11℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約10℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約9℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
17. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
18. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
20. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃の外面温度を有する、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
21. ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、約0.3gである、項1~20のいずれか一項に記載の方法。
22. ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、0.3gである、項1~20のいずれか一項に記載の方法。
23. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、項1~22のいずれか一項に記載の方法。
24. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む、項1~23のいずれか一項に記載の方法。
25. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む、項1~23のいずれか一項に記載の方法。
26. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、項1~25のいずれか一項に記載の方法。
27. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約15mLの体積を有する、項1~25のいずれか一項に記載の方法。
28. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、項1~27のいずれか一項に記載の方法。
29. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約4mLの体積を有する、項1~28のいずれか一項に記載の方法。
30. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、項1~28のいずれか一項に記載の方法。
31. ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約90分間である、項1~30のいずれか一項に記載の方法。
32. ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約60分間である、項1~30のいずれか一項に記載の方法。
33. カプサイシンの前記用量は、1mgである、項1~32のいずれか一項に記載の方法。
34. ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法。
35. ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の前記関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。
36. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、曲げられる、項34又は35に記載の方法。
37. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、約5回曲げられる、項34又は35に記載の方法。
38. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
39. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
40. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
41. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
42. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
43. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
44. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
45. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
46. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
47. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
48. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
49. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
50. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
51. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
52. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
53. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
54. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
55. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
56. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
57. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
58. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
59. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
60. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
61. ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される、項34~37のいずれか一項に記載の方法。
62. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
63. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
64. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
65. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
66. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約27℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
67. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約28℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
68. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約29℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
69. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約30℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
70. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約31℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
71. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約32℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
72. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約33℃の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
73. ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、項34~61のいずれか一項に記載の方法。
74. ステップ(a)において、前記冷却用品は、骨関節炎性膝関節痛を呈する前記患者の膝の前記外面に約15分間の持続時間にわたって適用される、項34~73のいずれか一項に記載の方法。
75. ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、約0.3gである、項34~74のいずれか一項に記載の方法。
76. ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、0.3gである、項34~75のいずれか一項に記載の方法。
77. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、項34~76のいずれか一項に記載の方法。
78. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む、項34~77のいずれか一項に記載の方法。
79. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む、項34~77のいずれか一項に記載の方法。
80. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、項34~79のいずれか一項に記載の方法。
81. 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約15mLの体積を有する、項34~79のいずれか一項に記載の方法。
82. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、項34~81のいずれか一項に記載の方法。
83. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約4mLの体積を有する、項34~82のいずれか一項に記載の方法。
84. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、項34~82のいずれか一項に記載の方法。
85. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
86. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
87. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
88. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
89. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
90. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
91. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
92. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
93. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約12℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
94. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約11℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
95. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約10℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
96. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約9℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
97. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
98. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
99. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
100. 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃の外面温度を有する、項34~84のいずれか一項に記載の方法。
101. ステップ(a)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約5分間~約20分間の持続時間にわたって適用される、項34~100のいずれか一項に記載の方法。
102. ステップ(a)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約10分間の持続時間にわたって適用される、項34~100のいずれか一項に記載の方法。
103. ステップ(c)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約15分間~約45分間の持続時間にわたって適用される、項34~102のいずれか一項に記載の方法。
104. ステップ(c)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約30分間の持続時間にわたって適用される、項34~102のいずれか一項に記載の方法。
105. ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約15分間~約90分間の持続時間にわたって適用される、項34~104のいずれか一項に記載の方法。
106. ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約30分間~約90分間の持続時間にわたって適用される、項34~104のいずれか一項に記載の方法。
107. ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約30分間~約60分間の持続時間にわたって適用される、項34~104のいずれか一項に記載の方法。
108. ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約60分間~約90分間の持続時間にわたって適用される、項34~104のいずれか一項に記載の方法。
109. ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記膝の屈曲以外に、カプサイシンの投与のために前記患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない、項1~108のいずれか一項に記載の方法。
110. ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の前記手順及び任意選択により前記膝の屈曲以外に、骨関節炎性膝関節痛を軽減するいかなる手順も含まない、項1~109のいずれか一項に記載の方法。
111. 前記患者は、(i)リドカインを含む前記医薬組成物、及び(ii)カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない、項1~108のいずれか一項に記載の方法。
112. 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、項1~111のいずれか一項に記載の方法。
113. 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、項1~111のいずれか一項に記載の方法。
114. 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約10分で評価される、項112又は113に記載の方法。
115. 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約30分で評価される、項112又は113に記載の方法。
116. 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約60分で評価される、項112又は113に記載の方法。
117. 少なくとも3か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
118. 少なくとも4か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
119. 少なくとも5か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
120. 少なくとも6か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
121. 少なくとも7か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
122. 少なくとも8か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
123. 少なくとも9か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
124. 少なくとも10か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
125. 少なくとも11か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
126. 少なくとも12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
127. 4か月~6か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
128. 6か月~9か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
129. 6か月~12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
130. 9か月~12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項1~116のいずれか一項に記載の方法。
131. 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである、項1~130のいずれか一項に記載の方法。
132. 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである、項1~130のいずれか一項に記載の方法。
133. 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも70%を覆う、項1~132のいずれか一項に記載の方法。
134. 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも80%を覆う、項1~132のいずれか一項に記載の方法。
135. 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも90%を覆う、項1~132のいずれか一項に記載の方法。
136. 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも95%を覆う、項1~132のいずれか一項に記載の方法。
137. ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法。
138. ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。
139. ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法。
140. ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。
141. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約22℃の範囲の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
142. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約22℃~約24℃の範囲の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
143. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
144. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
145. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
146. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
147. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
148. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約21℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
149. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約22℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
150. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約23℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
151. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
152. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約25℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
153. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
154. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約27℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
155. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
156. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約29℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
157. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
158. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約31℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
159. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約32℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
160. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約33℃の温度を達成することを含む、項139又は140に記載の方法。
161. 冷却用品が少なくとも約10分間の持続時間にわたって前記関節の近傍の前記患者の皮膚に適用されるステップ(e)であって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚の外面への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、ステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
162. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約22℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
163. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約22℃~約24℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
164. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
165. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
166. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
167. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項137~160のいずれか一項に記載の方法。
168. ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも30分間である、項162~167のいずれか一項に記載の方法。
169. ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約90分間である、項162~167のいずれか一項に記載の方法。
170. ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約60分間である、項162~167のいずれか一項に記載の方法。
171. ステップ(e)における前記持続時間は、約60分間~約90分間である、項162~167のいずれか一項に記載の方法。
172. 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(a)を含む、項137~171のいずれか一項に記載の方法。
173. 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約5分間~約30分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、項137~171のいずれか一項に記載の方法。
174. 局所麻酔薬を前記関節中に投与するステップ(b)を含む、項137~173のいずれか一項に記載の方法。
175. 前記局所麻酔薬は、カイン鎮痛薬である、項174に記載の方法。
176. 前記局所麻酔薬は、リドカイン又はその薬学的に許容される塩である、項174に記載の方法。
177. 前記局所麻酔薬は、塩酸リドカインである、項174に記載の方法。
178. 約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカインを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、項137~173のいずれか一項に記載の方法。
179. リドカインの前記用量は、約0.3gである、項178に記載の方法。
180. リドカインを含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、項178又は179に記載の方法。
181. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、曲げられる、項137~180のいずれか一項に記載の方法。
182. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、約5回曲げられる、項137~180のいずれか一項に記載の方法。
183. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、項137~182のいずれか一項に記載の方法。
184. 前記関節痛は、関節炎性の関節痛である、項137~183のいずれか一項に記載の方法。
185. 前記関節痛は、骨関節炎性の関節痛である、項137~183のいずれか一項に記載の方法。
186. 前記関節は、膝関節、股関節、肩関節、肘関節、足首関節、手根関節、足根関節又は中足骨関節である、項137~185のいずれか一項に記載の方法。
187. 前記関節は、膝関節である、項137~185のいずれか一項に記載の方法。
188. 前記関節は、親指関節である、項137~185のいずれか一項に記載の方法。
189. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約4mLの体積を有する、項137~188のいずれか一項に記載の方法。
190. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、項137~188のいずれか一項に記載の方法。
191. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約1mLの体積を有する、項137~188のいずれか一項に記載の方法。
192. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約0.5mLの体積を有する、項137~188のいずれか一項に記載の方法。
193. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約3℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
194. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約3℃~約5℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
195. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
196. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
197. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
198. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
199. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
200. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
201. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約2℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
202. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約3℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
203. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約4℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
204. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
205. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約6℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
206. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
207. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約8℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
208. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
209. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約10℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
210. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
211. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約12℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
212. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約13℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
213. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約14℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
214. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約15℃の外面温度を有する、項137~192のいずれか一項に記載の方法。
215. カプサイシンの前記用量は、約0.01mg~約0.1mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
216. カプサイシンの前記用量は、約0.1mg~約0.5mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
217. カプサイシンの前記用量は、約0.5mg~約1.0mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
218. カプサイシンの前記用量は、約1mg~約1.5mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
219. カプサイシンの前記用量は、約1.5mg~約2.0mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
220. カプサイシンの前記用量は、約2.0mg~約4.0mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
221. カプサイシンの前記用量は、約1mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
222. カプサイシンの前記用量は、1mgである、項137~214のいずれか一項に記載の方法。
223. ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記関節の屈曲以外に、カプサイシンの投与のために前記患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない、項137~222のいずれか一項に記載の方法。
224. ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の前記手順及び任意選択により前記関節の屈曲以外に、関節痛を軽減するいかなる手順も含まない、項137~223のいずれか一項に記載の方法。
225. 前記患者は、(i)前記局所麻酔薬、及び(ii)カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない、項137~223のいずれか一項に記載の方法。
226. ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させ、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。
227. ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱し、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。
228. ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させ、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。
229. ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱し、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。
230. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
231. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
232. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
233. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
234. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約27℃の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
235. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
236. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約29℃の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
237. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
238. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約31℃の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
239. ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約32℃の温度を達成することを含む、項228又は229に記載の方法。
240. 少なくとも約10分間の持続時間にわたって前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)であって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚の外面への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、ステップ(e)を含む、項226~239のいずれか一項に記載の方法。
241. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項226~240のいずれか一項に記載の方法。
242. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項226~240のいずれか一項に記載の方法。
243. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項226~240のいずれか一項に記載の方法。
244. 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、項226~240のいずれか一項に記載の方法。
245. ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも20分間である、項240~244のいずれか一項に記載の方法。
246. ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも30分間である、項240~244のいずれか一項に記載の方法。
247. 前記持続時間は、約30分間~約90分間のステップ(e)である、項240~244のいずれか一項に記載の方法。
248. 前記持続時間は、約30分間~約60分間のステップ(e)である、項240~244のいずれか一項に記載の方法。
249. 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約5分間~約30分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、項226~248のいずれか一項に記載の方法。
250. 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約15分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、項226~248のいずれか一項に記載の方法。
251. ステップ(a)を含まない、項226~248のいずれか一項に記載の方法。
252. 約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカインを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、項226~251のいずれか一項に記載の方法。
253. 約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、項226~251のいずれか一項に記載の方法。
254. ステップ(c)及び(d)間に実施される以下のさらなるステップ:約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記関節に投与することを含む、項226~251のいずれか一項に記載の方法。
255. ステップ(b)を含まない、項254に記載の方法。
256. リドカインの前記用量は、約0.3gである、項252~255のいずれか一項に記載の方法。
257. リドカインの前記用量は、約0.15gである、項252~255のいずれか一項に記載の方法。
258. リドカインを含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、項252~256のいずれか一項に記載の方法。
259. リドカインを含む前記医薬組成物は、約1%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、項252~255又は257のいずれか一項に記載の方法。
260. リドカインを含む前記医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、実施形態252~259のいずれか一項に記載の方法。
261. リドカインを含む前記医薬組成物は、約15mLの体積を有する、項252~259のいずれか一項に記載の方法。
262. ステップ(c)は、前記膝の外面に約20分間の持続時間にわたって前記冷却用品を適用することを含む、項226~261のいずれか一項に記載の方法。
263. ステップ(c)は、前記膝の外面に約30分間の持続時間にわたって前記冷却用品を適用することを含む、項226~261のいずれか一項に記載の方法。
264. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、曲げられる、項226~263のいずれか一項に記載の方法。
265. ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、約5回曲げられる、項226~263のいずれか一項に記載の方法。
266. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、項226~265のいずれか一項に記載の方法。
267. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、項226~266のいずれか一項に記載の方法。
268. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約1mLの体積を有する、項226~266のいずれか一項に記載の方法。
269. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
270. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
271. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
272. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
273. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
274. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
275. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
276. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
277. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約8℃の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
278. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
279. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約10℃の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
280. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
281. 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約12℃の外面温度を有する、項226~268のいずれか一項に記載の方法。
282. 前記患者は、(i)前記局所麻酔薬、及び(ii)カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない、項226~281のいずれか一項に記載の方法。
283. 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、項137~282のいずれか一項に記載の方法。
284. 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、項137~282のいずれか一項に記載の方法。
285. 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約10分で評価される、項283又は284に記載の方法。
286. 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約30分で評価される、項283又は284に記載の方法。
287. 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約60分で評価される、項283又は284に記載の方法。
288. 少なくとも3か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
289. 少なくとも4か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
290. 少なくとも5か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
291. 少なくとも6か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
292. 少なくとも7か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
293. 少なくとも8か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
294. 少なくとも9か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
295. 少なくとも10か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
296. 少なくとも11か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
297. 少なくとも12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
298. 4か月~6か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
299. 6か月~9か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
300. 6か月~12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
301. 9か月~12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、項137~287のいずれか一項に記載の方法。
302. 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである、項137~301のいずれか一項に記載の方法。
303. 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである、項137~301のいずれか一項に記載の方法。
304. 前記冷却用品は、少なくとも部分的に凍結されたゲルパックである、項137~301のいずれか一項に記載の方法。
305. 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも70%を覆う、項137~304のいずれか一項に記載の方法。
306. 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも80%を覆う、項137~304のいずれか一項に記載の方法。
307. 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも90%を覆う、項137~304のいずれか一項に記載の方法。
308. 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも95%を覆う、項137~304のいずれか一項に記載の方法。
309. 前記カプサイシンは、少なくとも98重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である、項1~308のいずれか一項に記載の方法。
310. 前記カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である、項1~308のいずれか一項に記載の方法。
311. 前記患者は、カプサイシンの投与後少なくとも12時間の持続時間にわたり、カプサイシンの投与を受けている領域を熱にさらさない、項1~310のいずれか一項に記載の方法。
312. ヒト患者の神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記中足骨間神経腫の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。
313. 中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記中足骨間神経腫の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。
314. ヒト患者の神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。
315. 中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、中足骨間神経腫の近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。
316. 前記カプサイシンは、注射のために製剤化されたカプサイシンを含む医薬組成物の形態で投与される、項312~315のいずれか一項に記載の方法。
317. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、水及びポリ(エチレングリコール)をさらに含む、項1~311又は316のいずれか一項に記載の方法。
318. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、水、カプサイシン及びポリ(エチレングリコール)から本質的になる、項1~311又は316のいずれか一項に記載の方法。
319. 前記ポリ(エチレングリコール)は、約300g/モルの数平均分子量を有する、項317又は318に記載の方法。
320. 前記ポリ(エチレングリコール)は、医薬製剤の約30重量%の量で存在する、項317~319のいずれか一項に記載の方法。
321. カプサイシンを含む前記医薬組成物は、
a.約0.03%(w/w)~約0.3%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.1%(w/w)~約3%(w/w)の、(i)(C 15 ~C 25 )ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、(ii)(C 15 ~C 25 )ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル、又は(iii)-OC(O)(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル基によって置換された(C 15 ~C 25 )アルカン酸のポリエチレングリコールエステルを含む可溶化剤;
c.約0.001%(w/w)~約2%(w/w)の抗酸化剤;及び
d.少なくとも92%(w/w)の水
を含む水性注射製剤である、項1~311又は316のいずれか一項に記載の方法。
322. 前記製剤は、約0.5%(w/w)~約1.5%(w/w)の前記可溶化剤を含む、項321に記載の方法。
323. 前記製剤は、約0.8%(w/w)~約1.2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、項321に記載の方法。
324. 前記製剤は、約1%(w/w)の前記可溶化剤を含む、項321に記載の方法。
325. 前記製剤は、約1.5%(w/w)~約2.5%(w/w)の前記可溶化剤を含む、項321に記載の方法。
326. 前記製剤は、約2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、項321に記載の方法。
327. 前記可溶化剤は、(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-H及び(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 14 ~C 24 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
328. 前記可溶化剤は、(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-H、(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 14 ~C 24 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-H及びポリエチレングリコールを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
329. 前記可溶化剤は、(a)約60%(w/w)~約80%(w/w)の、(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hと(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 14 ~C 24 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約20%(w/w)~約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
330. 前記可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hと(C 14 ~C 24 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 14 ~C 24 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
331. 前記可溶化剤は、(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-H及び(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 17 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
332. 前記可溶化剤は、(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-H、(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 17 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-H及びポリエチレングリコールを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
333. 前記可溶化剤は、(a)約60%(w/w)~約80%(w/w)の、(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hと(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 17 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約20%(w/w)~約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
334. 前記可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hと(C 17 )ヒドロキシアルキル-CO 2 -(C 17 )アルキレン-CO 2 -(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、項321~326のいずれか一項に記載の方法。
335. 前記可溶化剤は、
336. 前記可溶化剤は、
337. 前記可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、
338. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約100g/モル~約3000g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項321~337のいずれか一項に記載の方法。
339. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約200g/モル~約1000g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項321~337のいずれか一項に記載の方法。
340. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約300g/モル~約900g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項321~337のいずれか一項に記載の方法。
341. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約500g/モル~約800g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項321~337のいずれか一項に記載の方法。
342. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約600g/モル~約750g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項321~337のいずれか一項に記載の方法。
343. 前記製剤は、約0.005%(w/w)~約0.1%(w/w)の前記抗酸化剤を含む、項321~342のいずれか一項に記載の方法。
344. 前記製剤は、約0.01%(w/w)の前記抗酸化剤を含む、項321~342のいずれか一項に記載の方法。
345. 前記抗酸化剤は、有機化合物である、項321~344のいずれか一項に記載の方法。
346. 前記抗酸化剤は、ジブチルヒドロキシトルエンである、項321~344のいずれか一項に記載の方法。
347. キレート剤をさらに含む、項321~346のいずれか一項に記載の方法。
348. 約0.001%(w/w)~約0.5%(w/w)のキレート剤をさらに含む、項321~346のいずれか一項に記載の方法。
349. 約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のキレート剤をさらに含む、項321~346のいずれか一項に記載の方法。
350. 約0.025%(w/w)のキレート剤をさらに含む、項321~346のいずれか一項に記載の方法。
351. 前記キレート剤は、少なくとも2つのカルボン酸基を有する脂肪族アミン化合物である、項347~350のいずれか一項に記載の方法。
352. 前記キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸又はその塩である、項347~350のいずれか一項に記載の方法。
353. 緩衝液をさらに含む、項321~352のいずれか一項に記載の方法。
354. 前記緩衝液は、500g/モル未満の分子量を有するカルボン酸化合物、その塩又はそれらの混合物を含む、項353に記載の方法。
355. 前記緩衝液は、C 1 ~C 6 アルカン酸、その塩又はそれらの混合物を含む、項353に記載の方法。
356. 前記緩衝液は、酢酸、酢酸の塩又はそれらの混合物を含む、項353に記載の方法。
357. 浸透圧修飾因子をさらに含む、項321~356のいずれか一項に記載の方法。
358. 約0.01%(w/w)~約5%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、項321~356のいずれか一項に記載の方法。
359. 約0.1%(w/w)~約2%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、項321~356のいずれか一項に記載の方法。
360. 約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、項321~356のいずれか一項に記載の方法。
361. 前記浸透圧修飾因子は、アルカリ金属塩である、項357~360のいずれか一項に記載の方法。
362. 前記浸透圧修飾因子は、塩化ナトリウムである、項357~360のいずれか一項に記載の方法。
363. 前記浸透圧修飾因子は、単糖である、項357~360のいずれか一項に記載の方法。
364. 前記浸透圧修飾因子は、ブドウ糖である、項357~360のいずれか一項に記載の方法。
365. 前記製剤は、少なくとも95%(w/w)の水を含む、項321~364のいずれか一項に記載の方法。
366. 前記製剤は、約95%(w/w)~約99%(w/w)の水を含む、項321~364のいずれか一項に記載の方法。
367. 前記製剤は、約97%(w/w)~約98%(w/w)の水を含む、項321~364のいずれか一項に記載の方法。
368. 前記製剤は、約4~約7の範囲のpHを有する、項321~364のいずれか一項に記載の方法。
369. 前記製剤は、約5~約6の範囲のpHを有する、項321~364のいずれか一項に記載の方法。
370. 前記製剤は、約5.5のpHを有する、項321~364のいずれか一項に記載の方法。
371. 前記製剤は、約0.03%(w/w)~約0.15%(w/w)のカプサイシンを含む、項321~370のいずれか一項に記載の方法。
372. 前記製剤は、約0.03%(w/w)~約0.07%(w/w)のカプサイシンを含む、項321~370のいずれか一項に記載の方法。
373. 前記製剤は、約0.05%(w/w)のカプサイシンを含む、項321~370のいずれか一項に記載の方法。
374. 前記製剤は、約0.08%(w/w)~約0.12%(w/w)のカプサイシンを含む、項321~370のいずれか一項に記載の方法。
375. 前記製剤は、約0.1%(w/w)のカプサイシンを含む、項321~370のいずれか一項に記載の方法。
376. 前記水性注射製剤は、
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.5%(w/w)~約1.5%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)の抗酸化剤;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)のアルカリ金属酢酸塩;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のキレート剤;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する、項321に記載の方法。
377. 前記水性注射製剤は、
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.8%(w/w)~約1.2%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する、項321に記載の方法。
378. 前記水性注射製剤は、
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.(a)約70%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する、項321に記載の方法。
379. 前記水性注射製剤は、
a.約0.05%(w/w)のカプサイシン;
b.約1%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5.5のpHを有する、項321に記載の方法。
380. 前記可溶化剤は、(a)68%(w/w)~72%(w/w)の、
381. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約300g/モル~約900g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項376~379のいずれか一項に記載の方法。
382. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約500g/モル~約800g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項376~379のいずれか一項に記載の方法。
383. 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約600g/モル~約750g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、項376~379のいずれか一項に記載の方法。
384. 任意のポリエチレングリコリルは、約660g/モルの重量平均分子量を有する、項321~380のいずれか一項に記載の方法。
385. 前記カプサイシンは、少なくとも97重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス及びトランス異性体の混合物である、項1~384のいずれか一項に記載の方法。
386. 前記カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である、項1~384のいずれか一項に記載の方法。
387. 前記カプサイシンは、本質的に前記トランス異性体からなる、項1~384のいずれか一項に記載の方法。
388. 前記患者は、約20~約30歳、約30~約40歳、約40~約50歳、約50~約60歳若しくは約60~約70歳の範囲の年齢又は70歳を超える年齢を有する、項1~387のいずれか一項に記載の方法。
389. 前記患者は、成人男性又は成人女性である、項1~387のいずれか一項に記載の方法。
390. 前記患者は、ヒト小児である、項1~387のいずれか一項に記載の方法。
391. 前記患者は、45kg/m 2 以下の体格指数を有する、項1~390のいずれか一項に記載の方法。
392. 前記患者は、約18kg/m 2 ~約32kg/m 2 の範囲の体格指数を有する、項1~390のいずれか一項に記載の方法。
Claims (392)
- ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法。 - ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の前記関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を少なくとも約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。 - ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、曲げられる、請求項1又は2に記載の方法。
- ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、約5回曲げられる、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約12℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約11℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約10℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約9℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃の外面温度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、約0.3gである、請求項1~20のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、0.3gである、請求項1~20のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、請求項1~22のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約15mLの体積を有する、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、請求項1~27のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約4mLの体積を有する、請求項1~28のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、請求項1~28のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約90分間である、請求項1~30のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約60分間である、請求項1~30のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、1mgである、請求項1~32のいずれか一項に記載の方法。
- ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の骨関節炎性膝関節痛を寛解させる、方法。 - ヒト骨関節炎性膝関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.骨関節炎性膝関節痛を呈するヒト患者の膝の外面に冷却用品を適用すること;次いで
b.約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記膝の前記関節の関節内空間への注射によって投与すること;次いで
c.前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記膝の前記関節の前記関節内空間への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記膝の外面に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。 - ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、曲げられる、請求項34又は35に記載の方法。
- ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記膝は、約5回曲げられる、請求項34又は35に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約33℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、26℃~約28℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、28℃~約30℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、30℃~約32℃の範囲の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約26℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約27℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約28℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約29℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約30℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約31℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約32℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、少なくとも30分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体は、約30分間~約90分間の持続時間にわたり、約33℃の温度に維持される、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約26℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約27℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約28℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約29℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約30℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約31℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約32℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約33℃の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に冷却用品を適用して、前記膝の前記関節の前記関節内空間内の流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項34~61のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)において、前記冷却用品は、骨関節炎性膝関節痛を呈する前記患者の膝の前記外面に約15分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~73のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、約0.3gである、請求項34~74のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(b)において、リドカインの前記用量は、0.3gである、請求項34~75のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、請求項34~76のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、塩化ナトリウムをさらに含む、請求項34~77のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約4mg/mL~約8mg/mLの範囲の濃度で塩化ナトリウムをさらに含む、請求項34~77のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、請求項34~79のいずれか一項に記載の方法。
- 単一の疼痛軽減剤を含む前記医薬組成物は、約15mLの体積を有する、請求項34~79のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、請求項34~81のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約4mLの体積を有する、請求項34~82のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、請求項34~82のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約8℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約12℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約11℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約10℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約9℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約8℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約7℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約6℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記膝の前記外面への適用のために約5℃の外面温度を有する、請求項34~84のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約5分間~約20分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~100のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約10分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~100のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約15分間~約45分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~102のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約30分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~102のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約15分間~約90分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~104のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約30分間~約90分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~104のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約30分間~約60分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~104のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)において、前記冷却用品は、前記膝の前記外面に約60分間~約90分間の持続時間にわたって適用される、請求項34~104のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記膝の屈曲以外に、カプサイシンの投与のために前記患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない、請求項1~108のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の前記手順及び任意選択により前記膝の屈曲以外に、骨関節炎性膝関節痛を軽減するいかなる手順も含まない、請求項1~109のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、(i)リドカインを含む前記医薬組成物、及び(ii)カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない、請求項1~108のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、請求項1~111のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、請求項1~111のいずれか一項に記載の方法。
- 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約10分で評価される、請求項112又は113に記載の方法。
- 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約30分で評価される、請求項112又は113に記載の方法。
- 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約60分で評価される、請求項112又は113に記載の方法。
- 少なくとも3か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも4か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも5か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも6か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも7か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも8か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも9か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも10か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも11か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 4か月~6か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 6か月~9か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 6か月~12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 9か月~12か月の持続時間にわたり、骨関節炎性膝関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項1~116のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである、請求項1~130のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである、請求項1~130のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも70%を覆う、請求項1~132のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも80%を覆う、請求項1~132のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも90%を覆う、請求項1~132のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記患者の膝の前記外面の少なくとも95%を覆う、請求項1~132のいずれか一項に記載の方法。
- ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法。 - ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。 - ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させる、方法。 - ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約0.01mg~約4mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。 - ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約22℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約22℃~約24℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約21℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約22℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約23℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約25℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約27℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約29℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約31℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約32℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約33℃の温度を達成することを含む、請求項139又は140に記載の方法。
- 冷却用品が少なくとも約10分間の持続時間にわたって前記関節の近傍の前記患者の皮膚に適用されるステップ(e)であって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚の外面への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、ステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約22℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約22℃~約24℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項137~160のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも30分間である、請求項162~167のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約90分間である、請求項162~167のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、約30分間~約60分間である、請求項162~167のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、約60分間~約90分間である、請求項162~167のいずれか一項に記載の方法。
- 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(a)を含む、請求項137~171のいずれか一項に記載の方法。
- 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約5分間~約30分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、請求項137~171のいずれか一項に記載の方法。
- 局所麻酔薬を前記関節中に投与するステップ(b)を含む、請求項137~173のいずれか一項に記載の方法。
- 前記局所麻酔薬は、カイン鎮痛薬である、請求項174に記載の方法。
- 前記局所麻酔薬は、リドカイン又はその薬学的に許容される塩である、請求項174に記載の方法。
- 前記局所麻酔薬は、塩酸リドカインである、請求項174に記載の方法。
- 約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカインを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、請求項137~173のいずれか一項に記載の方法。
- リドカインの前記用量は、約0.3gである、請求項178に記載の方法。
- リドカインを含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、請求項178又は179に記載の方法。
- ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、曲げられる、請求項137~180のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、約5回曲げられる、請求項137~180のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、請求項137~182のいずれか一項に記載の方法。
- 前記関節痛は、関節炎性の関節痛である、請求項137~183のいずれか一項に記載の方法。
- 前記関節痛は、骨関節炎性の関節痛である、請求項137~183のいずれか一項に記載の方法。
- 前記関節は、膝関節、股関節、肩関節、肘関節、足首関節、手根関節、足根関節又は中足骨関節である、請求項137~185のいずれか一項に記載の方法。
- 前記関節は、膝関節である、請求項137~185のいずれか一項に記載の方法。
- 前記関節は、親指関節である、請求項137~185のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約4mLの体積を有する、請求項137~188のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、請求項137~188のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約1mLの体積を有する、請求項137~188のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約0.5mLの体積を有する、請求項137~188のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約3℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約3℃~約5℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約2℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約3℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約4℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約6℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約8℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約10℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約12℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約13℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約14℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約15℃の外面温度を有する、請求項137~192のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約0.01mg~約0.1mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約0.1mg~約0.5mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約0.5mg~約1.0mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約1mg~約1.5mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約1.5mg~約2.0mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約2.0mg~約4.0mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、約1mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンの前記用量は、1mgである、請求項137~214のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の手順及び任意選択により前記関節の屈曲以外に、カプサイシンの投与のために前記患者によって経験される一過性の灼熱感を軽減するいかなる手順も含まない、請求項137~222のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に記載の前記手順及び任意選択により前記関節の屈曲以外に、関節痛を軽減するいかなる手順も含まない、請求項137~223のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、(i)前記局所麻酔薬、及び(ii)カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない、請求項137~223のいずれか一項に記載の方法。
- ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させ、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。 - ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を少なくとも約10分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱し、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。 - ヒト患者の関節痛を寛解させる方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;次いで
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の関節痛を寛解させ、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。 - ヒト患者の関節へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.任意選択により、疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;
b.任意選択により、局所麻酔薬を前記関節中に投与すること;
c.前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約20℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約1mgの量のカプサイシンの用量を送達するために、カプサイシンを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与すること;及び、次いで
e.任意選択により、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、カプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱し、前記関節痛は、骨関節炎性関節痛であり、及び前記関節は、膝関節である、方法。 - ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約27℃の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約29℃の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約31℃の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記関節の内部の組織又は流体のために約32℃の温度を達成することを含む、請求項228又は229に記載の方法。
- 少なくとも約10分間の持続時間にわたって前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)であって、前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚の外面への適用のために約1℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、ステップ(e)を含む、請求項226~239のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約24℃~約26℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項226~240のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約26℃~約28℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項226~240のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約28℃~約30℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項226~240のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも15分間の持続時間にわたり、前記関節の内部の組織又は流体のために約30℃~約32℃の範囲の温度を達成するために前記関節の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品が適用されるステップ(e)を含む、請求項226~240のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも20分間である、請求項240~244のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(e)における前記持続時間は、少なくとも30分間である、請求項240~244のいずれか一項に記載の方法。
- 前記持続時間は、約30分間~約90分間のステップ(e)である、請求項240~244のいずれか一項に記載の方法。
- 前記持続時間は、約30分間~約60分間のステップ(e)である、請求項240~244のいずれか一項に記載の方法。
- 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約5分間~約30分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、請求項226~248のいずれか一項に記載の方法。
- 疼痛緩和療法を必要とする関節の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品が約15分間の持続時間にわたって適用されるステップ(a)を含む、請求項226~248のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)を含まない、請求項226~248のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.1g~約0.5gの量のリドカインの用量を送達するために、リドカインを含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、請求項226~251のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記関節への注射によって投与するステップ(b)を含む、請求項226~251のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)及び(d)間に実施される以下のさらなるステップ:約0.1g~約0.5gの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を前記関節に投与することを含む、請求項226~251のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(b)を含まない、請求項254に記載の方法。
- リドカインの前記用量は、約0.3gである、請求項252~255のいずれか一項に記載の方法。
- リドカインの前記用量は、約0.15gである、請求項252~255のいずれか一項に記載の方法。
- リドカインを含む前記医薬組成物は、約2%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、請求項252~256のいずれか一項に記載の方法。
- リドカインを含む前記医薬組成物は、約1%w/wの濃度でリドカインを含有する水性混合物である、請求項252~255又は257のいずれか一項に記載の方法。
- リドカインを含む前記医薬組成物は、約13mL~約17mLの範囲の体積を有する、実施形態252~259のいずれか一項に記載の方法。
- リドカインを含む前記医薬組成物は、約15mLの体積を有する、請求項252~259のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に約20分間の持続時間にわたって前記冷却用品を適用することを含む、請求項226~261のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(c)は、前記膝の外面に約30分間の持続時間にわたって前記冷却用品を適用することを含む、請求項226~261のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、曲げられる、請求項226~263のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(d)におけるカプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後であるが、ステップ(e)の前に、前記関節は、約5回曲げられる、請求項226~263のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、カプサイシンを含有する水性混合物である、請求項226~265のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約2mLの体積を有する、請求項226~266のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、約1mLの体積を有する、請求項226~266のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約8℃~約10℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約5℃~約7℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約7℃~約9℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃~約11℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃~約13℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約13℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約8℃の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約9℃の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約10℃の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約11℃の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の近傍の前記ヒト患者の皮膚への適用のために約12℃の外面温度を有する、請求項226~268のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、(i)前記局所麻酔薬、及び(ii)カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与以外、いかなる他の疼痛緩和薬も受けない、請求項226~281のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル1以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、請求項137~282のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、0~4の範囲の視覚的アナログスケールでレベル2以下の、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与による一過性の灼熱感を経験する、請求項137~282のいずれか一項に記載の方法。
- 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約10分で評価される、請求項283又は284に記載の方法。
- 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約30分で評価される、請求項283又は284に記載の方法。
- 一過性の灼熱感は、カプサイシンを含む前記医薬組成物の投与後約60分で評価される、請求項283又は284に記載の方法。
- 少なくとも3か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも4か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも5か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも6か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも7か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも8か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも9か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも10か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも11か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 4か月~6か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 6か月~9か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 6か月~12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 9か月~12か月の持続時間にわたり、関節痛の軽減を達成することによって特徴付けられる、請求項137~287のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される材料ラップである、請求項137~301のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、循環する流体を介して冷却される織物ラップである、請求項137~301のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、少なくとも部分的に凍結されたゲルパックである、請求項137~301のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも70%を覆う、請求項137~304のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも80%を覆う、請求項137~304のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも90%を覆う、請求項137~304のいずれか一項に記載の方法。
- 前記冷却用品は、前記関節の前記外面の少なくとも95%を覆う、請求項137~304のいずれか一項に記載の方法。
- 前記カプサイシンは、少なくとも98重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である、請求項1~308のいずれか一項に記載の方法。
- 前記カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である、請求項1~308のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、カプサイシンの投与後少なくとも12時間の持続時間にわたり、カプサイシンの投与を受けている領域を熱にさらさない、請求項1~310のいずれか一項に記載の方法。
- ヒト患者の神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記中足骨間神経腫の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。 - 中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を約15分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.前記中足骨間神経腫の近傍の前記患者の皮膚に冷却用品を約30分間の持続時間にわたって適用することであって、前記冷却用品は、前記患者の足への適用のために約5℃~約15℃の範囲の外面温度を有する、適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。 - ヒト患者の神経痛を寛解させる方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;次いで
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、前記ヒト患者の神経痛を寛解させる、方法。 - 中足骨間神経腫に近接する組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する方法であって、
a.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること;次いで
b.約1mg~約50mgの範囲の量のリドカインの用量を送達するために、リドカイン及びその薬学的に許容される塩からなる群から選択される単一の疼痛軽減剤を含む医薬組成物を、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;
c.疼痛緩和療法を必要とする中足骨間神経腫の近傍のヒト患者の皮膚に冷却用品を適用して、前記中足骨間神経腫の近傍の組織のために約26℃~約33℃の範囲の温度を達成すること;
d.約100μg~300μgの量のカプサイシンを、前記中足骨間神経腫に近接する組織への注射によって投与すること;及び、次いで
e.疼痛緩和療法を必要とする前記中足骨間神経腫の近傍の前記ヒト患者の皮膚に冷却用品を適用すること
を含み、それにより、中足骨間神経腫の近傍の組織へのカプサイシンの注射による一過性の灼熱感を減弱する、方法。 - 前記カプサイシンは、注射のために製剤化されたカプサイシンを含む医薬組成物の形態で投与される、請求項312~315のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、水及びポリ(エチレングリコール)をさらに含む、請求項1~311又は316のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、水、カプサイシン及びポリ(エチレングリコール)から本質的になる、請求項1~311又は316のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ポリ(エチレングリコール)は、約300g/モルの数平均分子量を有する、請求項317又は318に記載の方法。
- 前記ポリ(エチレングリコール)は、医薬製剤の約30重量%の量で存在する、請求項317~319のいずれか一項に記載の方法。
- カプサイシンを含む前記医薬組成物は、
a.約0.03%(w/w)~約0.3%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.1%(w/w)~約3%(w/w)の、(i)(C15~C25)ヒドロキシアルカン酸のポリエチレングリコールエステル、(ii)(C15~C25)ヒドロキシアルケン酸のポリエチレングリコールエステル、又は(iii)-OC(O)(C14~C24)ヒドロキシアルキル基によって置換された(C15~C25)アルカン酸のポリエチレングリコールエステルを含む可溶化剤;
c.約0.001%(w/w)~約2%(w/w)の抗酸化剤;及び
d.少なくとも92%(w/w)の水
を含む水性注射製剤である、請求項1~311又は316のいずれか一項に記載の方法。 - 前記製剤は、約0.5%(w/w)~約1.5%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項321に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.8%(w/w)~約1.2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項321に記載の方法。
- 前記製剤は、約1%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項321に記載の方法。
- 前記製剤は、約1.5%(w/w)~約2.5%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項321に記載の方法。
- 前記製剤は、約2%(w/w)の前記可溶化剤を含む、請求項321に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及び(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及びポリエチレングリコールを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(a)約60%(w/w)~約80%(w/w)の、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約20%(w/w)~約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと(C14~C24)ヒドロキシアルキル-CO2-(C14~C24)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及び(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(C17)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H、(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(C17)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-H及びポリエチレングリコールを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(a)約60%(w/w)~約80%(w/w)の、(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(C17)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約20%(w/w)~約40%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hと(C17)ヒドロキシアルキル-CO2-(C17)アルキレン-CO2-(ポリエチレングリコリル)-Hとの混合物、及び(b)約30%(w/w)のポリエチレングリコールを含む、請求項321~326のいずれか一項に記載の方法。
- 前記可溶化剤は、
- 前記可溶化剤は、
- 前記可溶化剤は、(a)約70%(w/w)の、
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約100g/モル~約3000g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項321~337のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約200g/モル~約1000g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項321~337のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約300g/モル~約900g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項321~337のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約500g/モル~約800g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項321~337のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約600g/モル~約750g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項321~337のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.005%(w/w)~約0.1%(w/w)の前記抗酸化剤を含む、請求項321~342のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.01%(w/w)の前記抗酸化剤を含む、請求項321~342のいずれか一項に記載の方法。
- 前記抗酸化剤は、有機化合物である、請求項321~344のいずれか一項に記載の方法。
- 前記抗酸化剤は、ジブチルヒドロキシトルエンである、請求項321~344のいずれか一項に記載の方法。
- キレート剤をさらに含む、請求項321~346のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.001%(w/w)~約0.5%(w/w)のキレート剤をさらに含む、請求項321~346のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のキレート剤をさらに含む、請求項321~346のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.025%(w/w)のキレート剤をさらに含む、請求項321~346のいずれか一項に記載の方法。
- 前記キレート剤は、少なくとも2つのカルボン酸基を有する脂肪族アミン化合物である、請求項347~350のいずれか一項に記載の方法。
- 前記キレート剤は、エチレンジアミン四酢酸又はその塩である、請求項347~350のいずれか一項に記載の方法。
- 緩衝液をさらに含む、請求項321~352のいずれか一項に記載の方法。
- 前記緩衝液は、500g/モル未満の分子量を有するカルボン酸化合物、その塩又はそれらの混合物を含む、請求項353に記載の方法。
- 前記緩衝液は、C1~C6アルカン酸、その塩又はそれらの混合物を含む、請求項353に記載の方法。
- 前記緩衝液は、酢酸、酢酸の塩又はそれらの混合物を含む、請求項353に記載の方法。
- 浸透圧修飾因子をさらに含む、請求項321~356のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.01%(w/w)~約5%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、請求項321~356のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.1%(w/w)~約2%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、請求項321~356のいずれか一項に記載の方法。
- 約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子をさらに含む、請求項321~356のいずれか一項に記載の方法。
- 前記浸透圧修飾因子は、アルカリ金属塩である、請求項357~360のいずれか一項に記載の方法。
- 前記浸透圧修飾因子は、塩化ナトリウムである、請求項357~360のいずれか一項に記載の方法。
- 前記浸透圧修飾因子は、単糖である、請求項357~360のいずれか一項に記載の方法。
- 前記浸透圧修飾因子は、ブドウ糖である、請求項357~360のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、少なくとも95%(w/w)の水を含む、請求項321~364のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約95%(w/w)~約99%(w/w)の水を含む、請求項321~364のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約97%(w/w)~約98%(w/w)の水を含む、請求項321~364のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約4~約7の範囲のpHを有する、請求項321~364のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約5~約6の範囲のpHを有する、請求項321~364のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約5.5のpHを有する、請求項321~364のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.03%(w/w)~約0.15%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項321~370のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.03%(w/w)~約0.07%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項321~370のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.05%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項321~370のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.08%(w/w)~約0.12%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項321~370のいずれか一項に記載の方法。
- 前記製剤は、約0.1%(w/w)のカプサイシンを含む、請求項321~370のいずれか一項に記載の方法。
- 前記水性注射製剤は、
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.5%(w/w)~約1.5%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)の抗酸化剤;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)のアルカリ金属酢酸塩;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のキレート剤;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の浸透圧修飾因子;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する、請求項321に記載の方法。 - 前記水性注射製剤は、
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.約0.8%(w/w)~約1.2%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する、請求項321に記載の方法。 - 前記水性注射製剤は、
a.約0.04%(w/w)~約0.06%(w/w)のカプサイシン;
b.(a)約70%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5~約6の範囲のpHを有する、請求項321に記載の方法。 - 前記水性注射製剤は、
a.約0.05%(w/w)のカプサイシン;
b.約1%(w/w)の、
c.約0.005%(w/w)~約0.015%(w/w)のジブチルヒドロキシトルエン;
d.約0.2%(w/w)~約1%(w/w)の酢酸ナトリウム;
e.約0.01%(w/w)~約0.05%(w/w)のエチレンジアミン四酢酸又はその塩;
f.約0.3%(w/w)~約0.9%(w/w)の塩化ナトリウム;
g.少なくとも96%(w/w)の水
を含み、且つ約5.5のpHを有する、請求項321に記載の方法。 - 前記可溶化剤は、(a)68%(w/w)~72%(w/w)の、
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約300g/モル~約900g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項376~379のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約500g/モル~約800g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項376~379のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコール又はポリエチレングリコリルは、各々独立して、約600g/モル~約750g/モルの範囲の重量平均分子量を有する、請求項376~379のいずれか一項に記載の方法。
- 任意のポリエチレングリコリルは、約660g/モルの重量平均分子量を有する、請求項321~380のいずれか一項に記載の方法。
- 前記カプサイシンは、少なくとも97重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス及びトランス異性体の混合物である、請求項1~384のいずれか一項に記載の方法。
- 前記カプサイシンは、少なくとも99重量%のトランス-カプサイシンを含有する、シス-カプサイシン及びトランス-カプサイシンの混合物である、請求項1~384のいずれか一項に記載の方法。
- 前記カプサイシンは、本質的に前記トランス異性体からなる、請求項1~384のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、約20~約30歳、約30~約40歳、約40~約50歳、約50~約60歳若しくは約60~約70歳の範囲の年齢又は70歳を超える年齢を有する、請求項1~387のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、成人男性又は成人女性である、請求項1~387のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、ヒト小児である、請求項1~387のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、45kg/m2以下の体格指数を有する、請求項1~390のいずれか一項に記載の方法。
- 前記患者は、約18kg/m2~約32kg/m2の範囲の体格指数を有する、請求項1~390のいずれか一項に記載の方法。
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