JP2023116126A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動投入用のタンクの容積を確保しつつ、手動投入部の投入面積を確保した洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、外箱と、外箱内に設けられた水槽と、ユーザによって投入された1回分の洗濯運転で用いる処理剤を受けて貯留するケースと、水槽に所定量の処理剤を自動で投入し、洗濯運転複数回分の処理剤を貯留可能なタンクを有する自動投入装置と、外箱内に設けられて、ケースとタンクとを収容する収容部と、を備える。ケースは、上部に処理剤の投入を受ける開口部を有しており、開口部は、平面視でタンクに覆われる位置に形成されている。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年では、ユーザの利便性向上のために、洗濯処理剤を自動投入用のタンクに予め複数回分貯留しておき、各洗濯運転時に必要量をタンクから自動的に投入する自動投入装置を備えた洗濯機が開発されている。このような場合、タンクの容積を大きくした方が、ユーザが処理剤を投入する回数を減らせるためにユーザにとって便利である。
しかし、タンクの容積を大きくする場合、洗濯機全体の体積も大きくなりがちである。一方、近年の住宅事情などから、洗濯機を小型化して、限られたスペースにも設置できる洗濯機が望まれている。そして、洗濯機を小型化するためには、ユーザが各洗濯運転時に必要量の処理剤を手動で投入する手動投入部を小型化する又は除去することが考えられる。手動投入部が過度に小さいと、ユーザは処理剤を投入することが難しくなる。また、ユーザが好みや衣類の種類に応じて処理剤を選べるように、手動投入部が設けられていることが望ましい。
そこで、自動投入用のタンクの容積を確保しつつ、手動投入部の投入面積を確保した洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に設けられた水槽と、ユーザによって投入された1回分の洗濯運転で用いる処理剤を受けて貯留するケースと、前記水槽に所定量の前記処理剤を自動で投入し、洗濯運転複数回分の前記処理剤を貯留可能なタンクを有する自動投入装置と、前記外箱内に設けられて、前記ケースと前記タンクとを収容する収容部と、を備える。前記ケースは、上部に前記処理剤の投入を受ける開口部を有しており、前記開口部は、平面視で前記タンクに覆われる位置に形成されている。
以下、複数の実施形態による洗濯機について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1~図11を参照して説明する。洗濯機10は、図1~図2に示すように、外箱11、水槽12、回転槽13、回転槽モータ15、排水機構16、給水機構18、及び投入機構20を備えている。なお、図1において、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。
第1実施形態について図1~図11を参照して説明する。洗濯機10は、図1~図2に示すように、外箱11、水槽12、回転槽13、回転槽モータ15、排水機構16、給水機構18、及び投入機構20を備えている。なお、図1において、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。
本実施形態の洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。なお、洗濯機10は、いわゆるドラム式洗濯機に限られず、回転槽13の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦軸型の洗濯機であっても良い
洗濯機10は、例えばヒートポンプ式やヒータ式の乾燥機能を有していても良いし、備えていなくても良い。水槽12は、外箱11内に配置されて図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。回転槽13は、水槽12内に回転可能に配置されている。この場合、水槽12及び回転槽13は、洗濯物を収容する洗濯槽として機能する。
回転槽モータ15は、水槽12の外側に設けられており、回転槽13に接続されている。また、回転槽モータ15は、図示しない制御装置からの制御信号に基づき駆動して回転槽13を回転させる。
図2に示す排水機構16は、水槽12内に貯留されている水を洗濯機10の機外に排出するための機能を有する。排水機構16は、排水経路161と、排水弁162と、を有している。排水経路161は、例えば可撓性を有する排水ホースで構成されており、一方の端部が排水弁162に接続され、他方の端部が洗濯機10の機外に引き出されている。排水弁162は、例えば電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁で構成されている。排水弁162は、水槽12の底部に設けられた排水口121と、排水経路161との間に設けられている。排水弁162は、図示しない制御装置からの制御信号に基づき、排水経路161を開閉する。
給水機構18は、図1に示すように、例えば外箱11内の水槽12の上方左奥部に設けられている。給水機構18は、例えば水道等の給水源からの水を受けて水槽12内への給水を行う。
投入機構20は、収容部21と、自動投入装置30と、ケース40とを含んで構成されている。収容部21は、外箱11内において容器状に形成されている。自動投入装置30は、予め複数回分の処理剤を貯留しておき、複数回の洗濯運転に亘って1回あたり所定量の処理剤を自動で水槽12内に供給する機能を有している。自動投入装置30は、タンク31と、ポンプ32とを含んで構成される。タンク31は、収容部21内部に配置されて、洗濯運転複数回分の処理剤を内部に貯留可能に構成されている。ポンプ32は、タンク31に貯留された処理剤を、所定量吸い出す機能を有する。ケース40は、容器状に形成されて、収容部21内部に配置されて、ユーザが洗濯運転毎に手動により処理剤を投入する際に処理剤を内部に受けて貯留する。
本実施形態では、図1に示すように、収容部21は外箱11の上部に形成されている。この場合、収容部21は、外箱11の上面部111の左右方向の一方寄りの部分この場合左寄りの一部分に開口を形成して設けられている。つまり、本実施形態では、収容部21は、上面部111を下方に向けて窪ませて形成され、上方に向けて開口した容器状に形成されている。
図2を参照して、給水機構18の構成を詳しく説明する。給水機構18は、給水口181、第1給水経路182、第2給水経路183、供給部184、第1給水弁185、及び第2給水弁186を有している。給水口181は、外箱11の上面部111において左奥部に露出するように設けられている。給水口181は、例えばホースを介して水道の蛇口等の外部の水源に接続される。
給水経路182、183は、給水口181と、水槽12及び回転槽13とを接続する経路である。第1給水経路182は、ユーザがケース40に手動で投入した処理剤を水槽12及び回転槽13まで供給する機能を有する。第2給水経路183は、自動投入装置30によってタンク31から供給部184に吐出される処理剤を水槽12及び回転槽13まで供給する機能を有する。つまり、第2給水経路183は、自動投入装置30によって投入される処理剤を水槽12及び回転槽13まで供給する機能を有する。
なお、本実施形態では、第2給水経路183は、自動投入装置30の下流側であって水槽12及び回転槽13の上流側部分において、第1給水経路182のケース40の下流側部分と接続して合流している。別の実施形態では、第1給水経路182と第2給水経路183とは、独立しており水槽12及び回転槽13に至るまで合流しない構成としても良い。
供給部184は、第2給水経路183の途中部分であって、第2給水弁186の下流側であって第1給水経路182との合流部分よりも上流側に設けられている。供給部184は、自動投入装置30により処理剤が供給される部分である。給水弁185、186は、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁である。第1給水弁185は、給水口181と第1給水経路182との間に設けられている。第2給水弁186は、給水口181と第2給水経路183との間に設けられている。そして、第1給水弁185及び第2給水弁186は、図示しない制御装置からの制御信号に基づきそれぞれ第1給水経路182又は第2給水経路183を開閉する。
投入機構20の構成について、詳細に説明する。投入機構20は、図1及び図2等に示すように収容部21と、収容部カバー22とを更に有する。上述のように、収容部21は、上面が開口した箱状に構成されて外箱11の内部に設けられている。収容部カバー22は、上面部111にヒンジなどによって回動可能に支持され、開口部215を開閉する。なお、収容部カバー22は、収容部21の上面の開口を閉じた状態で、洗濯機10の外箱11の上面部と同一面を形成するいわば面一の状態となっている。
図3~図5は、収容部カバー22を外した状態で収容部21周辺部の概要を示す平面図である。図3は、タンク31及びケース40を収容部21から取り出した状態を示す。
収容部21は、前壁部211と、左右の側壁部212と、背壁部213と、底部214と、開口部215と、を有する。前壁部211と、左右の側壁部212と、背壁部213とは、収容部21の壁部を構成する。底部214は、収容部21の下側の内面を構成する。開口部215は、収容部21の上面に形成された開口である。
収容部21は、前壁部211と、左右の側壁部212と、背壁部213と、底部214と、開口部215と、を有する。前壁部211と、左右の側壁部212と、背壁部213とは、収容部21の壁部を構成する。底部214は、収容部21の下側の内面を構成する。開口部215は、収容部21の上面に形成された開口である。
本実施形態では、前壁部211は、段部2111を有している。そのため、前壁部211は、上部においてユーザ寄りこの場合前方に突出しており、下部においてユーザから離れる方向この場合後方に位置している。
図4に示すように、本実施形態では、投入機構20は、複数この場合三個のタンク31と、一個のケース40とを有する。三個のタンク31は、水平方向この場合左右方向に並んで配置されている。最もユーザに近い側すなわちこの場合左右方向に関して最も中央寄りのタンクを第1タンク311と、その他のタンクを第2タンク312と称する。なお、本明細書において、第1タンク311と第2タンク312とを区別する必要がない場合には、単にタンク31と総称する。
図5は、第1タンク311を収容部21から取り外した状態の収容部21周辺部の平面図である。ケース40は、第1タンク311の下方に配置されている。そのため、第1タンク311を収容部21に収容した状態では、ユーザはケース40にアクセスすることができない。したがって、ユーザは、第1タンク311を収容した状態でケース40に処理剤を投入することができない。また、ケース40に処理剤を投入するためには第1タンク311を取り外す必要がある。すなわち、ユーザは各洗濯運転において、第1タンク311又はケース40のいずれかを利用する場合には、第1タンク311又はケース40のいずれかを択一的に利用することができる。
なお、本実施形態では、第2タンク312の下方にはケース40は配置されていない。他の実施形態では、複数の第2タンク312の内の一つ以上の下方にケース40を配置する構成であってもよい。
図3に示すように、収容部21は、一又は複数この場合二個の注水口23と、収容部出口24と、一又は複数この場合二個の接続口25と、を有する。注水口23は、収容部21の壁部の一部を貫通して設けられている。注水口23は、例えば前壁部211、又は左右の側壁部212に設けられている。本実施形態では、注水口23は、前壁部211において、段部2111のやや下方に設けられている。注水口23は、第1給水経路182の一部を構成しており、収容部21への水の入口として機能する。より具体的には、注水口23は、ケース40内部へ外部の水源からの水を供給し、ケース40内部に貯留された処理剤を溶解して水槽12まで供給するための水の入口として機能する。
収容部出口24は、底部214の一部を貫通して設けられている。この場合、収容部出口24は、例えば底部214の奥部であって、収容部21の中央部寄りに設けられている。また、底部214は、例えば図7等に示すように収容部出口24に向かって下がるように傾斜していても良い。収容部出口24は、第1給水経路182の一部を構成しており、収容部21の水及び処理剤の出口として機能する。この場合、ケース40は、注水口23の下流であり、収容部出口24の上流に位置する。
接続口25は、収容部21の壁部この場合背壁部213の一部を貫通して形成されている。接続口25は、収容部21の内部と外部この場合収容部21の外部であって外箱11の内部とを接続している。接続口25は、自動投入装置30によってタンク31から処理剤を水槽12に投入する際に、処理剤の収容部21からの出口として機能する。接続口25は、タンク31の個数に対応して設けられており、この場合収容部21に三個設けられている。
この場合、第1給水経路182は、図2に示すように洗剤用の第1給水経路1821と、柔軟仕上げ剤用の第1給水経路1821と、を含んで構成されている。また、第1給水弁185は、洗剤用の給水弁と、柔軟仕上げ剤用の給水弁と、を含んで構成されている。本実施形態では、第1給水弁185において洗剤用の給水弁と、柔軟仕上げ剤用の給水弁とは、三方弁等によって一つの構成によって実現されている。なお、他の実施形態では、第1給水弁185aと、第1給水弁185bとを、それぞれ別個の構成としても良い。以降、区別する必要がない場合は、第1給水経路1821と、第1給水経路1821とを第1給水経路182と総称する。
また、本実施形態では、第2給水経路183及び第2給水弁186は、各タンク311,312に共通である。つまり、洗濯機10は、第2給水経路183及び第2給水弁186をそれぞれ1つずつ備える。なお、別の実施形態では、洗濯機10は、例えば各タンクそれぞれのために複数の第2給水経路183及び複数の第2給水弁186を含んで構成されていても良い。
第1給水経路182は、第1給水弁185と、注水口23と、ケース40と、収容部出口24と、を途中に通過して水槽12に接続されている。第2給水経路183は、第2給水弁186と、供給部184と、を途中に通過して水槽12に接続されている。
更に、注水口23は、水平方向この場合左右方向に並んだ注水口231と注水口232とを含んでいる。注水口231は、第1給水経路1821の途中に設けられている。注水口232は、第1給水経路1821の途中に設けられている。注水口231は、ユーザから離れる側つまりこの場合左寄りに位置し、注水口232は、ユーザ寄りこの場合右寄りに位置している。なお、区別する必要がない場合には、注水口231と注水口232とを注水口23と総称する。
ケース40は、収容部21の内部に着脱可能に設けられている。ケース40は、上方が開口した容器状に形成されている。図5及び図6等に示すように、ケース40は、前面部41と、左右の側面部42と、背面部43と、底面部44と、仕切り部45と、開口部46と、を有する。前面部41と、左右の側面部42と、背面部43とは、ケース40の周面を構成する。底面部44は、ケース40の形成する容器形状の底部を構成する。仕切り部45は、底面部44から上方に向けて延びる面を形成し、ケース40内部の空間を水平方向この場合左右方向に複数この場合二つに区切っている。この場合、仕切り部45は前面部41から背面部43まで延びている。開口部46は、ケース40の上部の開口であり、ケース40内部の空間とケース40の上方の空間とを連通する。
ケース40が収容部21に収容された状態で、前面部41は、収容部21の前壁部211に近接して対面する。また、左右の側面部42のうちの少なくとも一方この場合右の側面部42は、収容部21の左右の側壁部212のうちの少なくとも一方この場合右の側壁部212に近接して対面する。また、背面部43は、収容部21の背壁部213に近接して対面する。
図4に示すように、第1タンク311が収容部21に収容された状態で、開口部46はユーザから視認できない。すなわち、開口部46は、平面視で第1タンク311に覆われるように位置する。換言すると、第1タンク311とケース40とが収容部21に収容された状態で、開口部46は、第1タンク311を鉛直下方に延長した領域の内部に形成されている。本実施形態では、ケース40の開口部46は、全体が第1タンク311と上下方向に重なっている。
ケース40の仕切り部45によって区切られた空間のうち、一方は例えば洗剤が投入され、他方は例えば柔軟仕上げ剤が投入される。この場合、ユーザから離れる側つまりこの場合左寄りの第1投入部401に洗剤が、ユーザ寄りこの場合右寄りの第2投入部402に柔軟仕上げ剤が投入される。すなわち、第1投入部401には、注水口231から水が供給され、第2投入部402には、注水口232から水が供給される。
ケース40は、一又は複数この場合二個のケース出口441を有する。ケース出口441は、底面部44の一部を貫通して形成された開口であって、ケース40内部の空間と収容部21の底部214側の空間とを連通している。本実施形態では、各投入部401,402にケース出口441が形成されている。ケース出口441は、注水口23からケース40に供給された水と処理剤との排出部となる。ケース出口441には、図示しないサイフォン機構が設けられていても良い。
ケース40の前面部41は、上部に一又は複数この場合二個の切欠き部411を有する。二個の切欠き部411は、それぞれ第1投入部401と第2投入部402に対応して形成されている。各切欠き部411は、注水口231,232に対面しており、第1給水経路1821,1821を通過して注水口231,232まで至った水は、各切欠き部411からそれぞれ第1投入部401又は第2投入部402に供給される。
タンク31は、図8及び図9等に示すように矩形状で中空の容器で構成されており、液状の処理剤を内部に貯留することができる。図8及び図9には、第1タンク311が示されている。この場合、タンク31は、複数回の運転で使用する処理剤を貯留するために十分な容量を有している。この場合、タンク31の容量は特に限定されないが、ユーザの利便性を考慮すると、少なくとも数百mL~2L程度に設定することが好ましい。
また、本実施形態の場合、自動投入装置30は、タンク31を三つ有している。これら2つのタンク31の容量は同一であっても良いし異なっていても良い。本実施形態では、第1タンク311の容量は、第2タンク312の容量よりも小さく設定されている。例えば、第1タンク311の容量は700mlに、第2タンク312の容量は1000mlに設定することができる。また、各タンク31に貯留する処理剤の種類は、ユーザの任意で選択することができる。この場合、容量の大きいタンク31には使用頻度が高い処理剤や、1回あたりの使用量が多い処理剤を貯留することが好ましい。また、容量の少ないタンク31には、使用頻度が低い処理剤や、1回あたりの使用量が少ない処理剤を貯留することが好ましい。例えば、二個の第2タンク312のうち、一方に洗剤を、他方に柔軟仕上げ剤を貯留し、第1タンク311には香り付け剤、漂白剤、おしゃれ着用洗剤等を貯留しても良い。
図2~図5等に示すように、ポンプ32は、流入側に吸込管321を有しており、吸込管321を介してタンク31に接続される。ポンプ32は供給部184に接続されており、これにより、タンク31は、ポンプ32を介して供給部184に接続される。ポンプ32は、例えばシリンジポンプであり、タンク31内に貯留されている処理剤を一定量吸引して、供給部184に吐出する。
ポンプ32は、収容部21の内部又は外部に設けられる。この場合、ポンプ32の本体は、収容部21の外部に設けられている。本実施形態では、ポンプ32は、収容部21の後ろ側つまり背壁部213の外側に設けられている。吸込管321は、収容部21の壁部この場合背壁部213に設けられた接続口25を通って収容部21の内部と外部とを連通している。なお、他の実施形態では、ポンプ32の本体は、収容部21の内部に設けられていても良い。
この構成において、第2給水弁186が開放されると、給水口181から供給された水道水が第2給水経路183に流入し供給部184を通る。供給部184には、自動投入装置30の動作によって、第2給水弁186の動作前に所要量の処理剤が予め供給される。供給部184に処理剤が貯留している場合、第2給水経路183を通る水は、その処理剤を溶かしながら流れて、水槽12内に供給される。このように、自動投入装置30は、洗濯機10の運転中に、所定のタイミングで水槽12に対して所定量の処理剤を自動で投入する。
次に、タンク31の詳細な構成について図8~図10も参照して説明する。タンク31は、タンク本体33、蓋部材34、タンク出口35、漏出防止弁36を有している。タンク本体33は、タンク31の外殻を構成しており、例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。蓋部材34は、タンク本体33を開閉する。タンク出口35は、タンク31の内部と外部とを連通し、タンク31からの処理剤の出口となる。漏出防止弁36は、タンク31が収容部21から取り外された状態で、処理剤がタンク出口35から漏れ出ることを防止する。
本実施形態の場合、タンク本体33は、全体として直方体状に形成されており、前面部331、側面部332、背面部333、底面部334、及びタンク開口部335を有している。前面部331と、側面部332と、背面部333とは、タンク本体33の周面を構成する。底面部334は、タンク本体33の底面を構成する。タンク開口部335は、タンク本体33の上部に設けられた開口で、タンク本体33の内部と外部とを連通している。
蓋部材34は、概ね板状であって、タンク本体33と同様に例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。蓋部材34は、タンク開口部335を開閉する。蓋部材34は、蓋部開口341と回動蓋342とを有する。蓋部開口341は、蓋部材34のユーザ寄りこの場合前部に形成された開口部である。回動蓋342は、ヒンジによって蓋部材34に取り付けられており、蓋部開口341を開閉可能に構成されている。ユーザは、回動蓋342を開けて、蓋部開口341を通して処理剤をタンク31に補充することができる。
タンク出口35は、タンク本体33の下側後部、この場合、背面部333に設けられている。タンク31が収容部21に収容された状態で、タンク出口35にポンプ32の吸込管321が挿入される。これにより、タンク本体33内部とポンプ32とが接続される。
漏出防止弁36は、タンク本体33内部においてタンク出口35に接続されている。漏出防止弁36は、タンク31が収容部21から取り外されて、タンク出口35に吸込管321が接続されていない場合に、タンク本体33内に貯留されている処理剤がタンク出口35からタンク本体33外部へ漏れ出ることを防止する機能を有する。漏出防止弁36は、タンク出口35に吸込管321が接続されている場合には、タンク出口35とタンク本体33内部との間を開く。これにより、ポンプ32は、タンク本体33内に貯留されている処理剤を吸い出すことが可能になる。一方、漏出防止弁36は、タンク出口35に吸込管321が接続されていない場合には、タンク出口35とタンク本体33内部との間を閉じ、これによりタンク本体33内の処理剤がタンク出口35から外部へ流出することを防ぐ。
第1タンク311は、収容部21に着脱可能に固定されている。すなわち、第1タンク311は、収容部21に収容され所定以上の大きさの外力が働かない状態で少なくとも前後方向、左右方向又は上下方向のうちいずれか一方向への移動が規制されている。第1タンク311は、被規制部50を有する。収容部21は、規制部60を有する。被規制部50と規制部60とは、第1タンク311が収容部21に収容された状態で、スナップフィットのように互いに嵌り合うことによって、第1タンク311の上方向、左右方向及び前後方向への移動を規制する。そのため、例えば回転槽13の回転による振動等が生じても、第1タンク311ががたつくことが抑制される。第1タンク311に所定以上の大きさの上向きの外力が掛かると、被規制部50と規制部60との嵌合が外れて、第1タンク311は収容部21から取り外せるようになる。
図10から図12を参照して、被規制部50及び規制部60の作用を説明する。被規制部50は、第1タンク311の周面を形成する前面部331、側面部332若しくは背面部333、又は底面部334に設けられている。本実施形態では、被規制部50は、前面部331と底面部334とが接続する部位である角部336に形成されている。角部336は、窪み部337を有する。窪み部337は、角部336の一部を第1タンク311の中心側に向けて窪ませて形成されている。被規制部50は、窪み部337から下方に向けて突出して形成されている。規制部60は、収容部21の底部214から上方に突出して設けられている。本実施形態では、規制部60は、底部214の右寄り部分つまり平面視で第1タンク311と重なる部分において前部に設けられている。被規制部50は、タンク本体33と樹脂等により一体に成形することができる。規制部60は、収容部21と樹脂又は金属部材等により一体に成形することができる。
被規制部50と規制部60とは、互いに対応した凹凸形状を有しており、凹凸形状が嵌り合うことにより互いの移動を規制する。本実施形態では、被規制部50が凸形状を有し、規制部60が凹形状を有している。規制部60の凹形状は、被規制部50の凸形状を受け入れることが可能である。また、所定以上の大きさの外力を受けると、被規制部50又は規制部60の少なくともいずれか一方が撓んで、規制部60の凹形状は、被規制部50の凸形状を解放する。
被規制部50は、膨出部51を有する。膨出部は、被規制部50の下部の先端部に位置し、上部よりも縦断面が膨張している。この場合、膨出部51は前後方向を軸とする中実の円筒状に形成されている。規制部60は、上部の先端部に一対の挟み部61を有する。挟み部61は、左右方向に間隔を空けて向かい合って位置している。一対の挟み部61は、内部に被規制部50を受け入れる。各挟み部61は、上下方向の中央部近傍に左右方向の幅寸法が小さくなる幅小部62を有する。幅小部62において、各挟み部61の向かい合う内面が互いに離れる方向に窪んでいる。被規制部50の膨張した膨出部51は、幅小部62に受け入れられる。
なお、本実施形態では、第1タンク311の被規制部50が凸形状を有し、収容部21の規制部60が凹形状を有していたが、これに限らない。他の実施形態では、例えば被規制部50が凹形状を有し、規制部60が凸形状を有していても良い。
またなお、本実施形態では被規制部50及び規制部60がなくても、本実施形態では、第1タンク311は、前壁部211及び背壁部213によって、前後方向への移動が規制されている。また、右の側壁部212と第2タンク312とによって、左右方向への移動が規制されている。
なお、第1タンク311には、洗濯運転複数回分の処理剤が貯留されるため、処理剤を含めた総重量は比較的重くなる。そのため、規制部60のみによって第1タンク311を支持することは困難である。第1タンク311は、収容部21に収容された状態で、ケース40によって支持されていても良いし、収容部21によって直接支持されていても良い。本実施形態では、底面部334がケース40の上部に接触して、第1タンク311はケース40によって支持されている。他の実施形態では、例えば、背壁部213にも段部を設けて、前壁部211の段部2111と背壁部213に設けた段部とによって底面部334が支持されていても良い。
なお、詳細は図示しないが、第2タンク312も収容部21に着脱可能に固定されていても良い。この場合、第2タンク312も被規制部50を有することができる。また、収容部21は、第2タンク312の被規制部50と嵌合する規制部60を有することができる。
ここで、収容部21の底部214から第1タンク311に向かって規制部60が延びている。ケース40と第1タンク311とは上下方向に重なっているため、ケース40を収容部21の例えば前後方向の幅いっぱいに設けようとすると、規制部60が妨げとなる。また、本実施形態では、ケース40は収容部21から着脱可能に構成されている。ユーザは、ケース40を取り外す際には、まず第1タンク311を収容部21から取り外し、その後、ケース40を取り外す。この際、収容部21の背壁部213からは吸込管321が突出しているため、ケース40が収容部21の例えば前後方向の幅いっぱいに設けられているとすると、吸込管321が上方への移動の妨げとなる。
ケース40は、周面を形成する前面部41、左右の側面部42、又は背面部43に逃げ部47と、凹部48とを有する。逃げ部47は、前面部41、左右の側面部42、又は背面部43の一部をケース40の内部に向けて窪ませて或いは上下方向に貫通させて形成されている。凹部48は、前面部41、左右の側面部42、又は背面部43の一部をケース40の内部に向けて窪ませて或いは上下方向に貫通させて形成されている。逃げ部47及び凹部48は、ケース40の収容部21への着脱を可能にする。
本実施形態では、ケース40は、前面部41に逃げ部47を、背面部43に凹部48を有する。逃げ部47は、前面部41の一部を後方に向けて窪ませて形成されている。ケース40が収容部21に収容された状態で、規制部60は逃げ部47を通過する。そして、前面部41は収容部21の前壁部211と近接して対面する。これにより、ケース40の投入面積を大きくすることができると共に、注水口23からケース40への水の供給を確実にすることができる。
本実施形態では、逃げ部47は、第1投入部401と第2投入部402との間に形成されている。仕切り部45は、前部において後部よりも左右方向の幅寸法が大きく設定されており、逃げ部47によって、仕切り部45の前部は後方に窪んでいる。
凹部48は、背面部43の一部を前方に向けて窪ませて形成されている。ケース40を収容部21から取り外すためにケース40が上方に移動する際に、凹部48はケース40が吸込管321と接触することを回避する。本実施形態では、凹部48は、背面部43の右端部つまり右の側面部42との接続部分に形成されている。つまりこの場合、凹部48は第2投入部402側に形成されている。
ここで、ユーザの利便性のために、自動投入装置30のタンク31を多数例えば三個以上設けることが考えられる。一方、多数のタンク31と手動投入部の維持とを両立しようとすると、タンク31及び又は手動投入部の小型化か、或いは洗濯機10の大型化かが必要となる。例えば、洗濯機10の大きさを維持したままタンク31とケース40とを水平に並べて配置する場合、タンク31とケース40とのいずれものサイズを小さくすることが考えられる。しかし、自動投入を利用する場合には、手動投入を利用する必要性が小さい。また、手動投入を利用する場合には、三個のタンク31全てを利用する必要性が小さい。
以上説明した本実施形態によれば、洗濯機10は、外箱11と、水槽12と、ケース40と、自動投入装置30と、収容部21と、を備える。水槽12は、外箱11内に設けられている。ケース40は、ユーザによって投入された1回分の洗濯運転で用いる処理剤を受けて貯留する。自動投入装置30は、水槽12に所定量の処理剤を自動で投入し、洗濯運転複数回分の処理剤を貯留可能なタンク311,312を有する。収容部21は、外箱11内に設けられて、ケース40とタンク311,312とを収容する。ケース40は、上部に処理剤の投入を受ける開口部46を有する。開口部46は、平面視で第1タンク311に覆われる位置に形成されている。
すなわち、ケース40の開口部46は、第1タンク311を鉛直下方に延長した領域内部に形成されている。これにより、ユーザが第1タンク311からの自動投入を利用したい場合には、収容部21に第1タンク311を装着し、手動投入を利用したい場合には、収容部21から第1タンク311を取り外してケース40をアクセス可能にすればよい。このようにすることで、第1タンク311を収容部21の開口面積いっぱいに設けることができるので、第1タンク311の容積を大きくすることができる。また、ケース40の開口部46も、第1タンク311の投影面積の範囲内で大きく設定することができる。そのため、ユーザが手動投入する際に作業性を損ない難い。
ここで、洗濯機10は、回転槽13の回転等によって振動することがある。この場合、収容部21にタンク311,312を収容しただけで固定しないと、タンク311,312ががたつき、タンク出口35と吸込管321との接続不良や、処理剤の漏れの原因となる虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、収容部21は、タンク311,312の移動を規制する規制部60を有する。
これによれば、タンク311,312を収容部21に固定しているので、回転槽13の回転等によるがたつきが抑えられる。その結果、タンク出口35と吸込管321の接続不良や、処理剤の漏れ等の発生を抑制することができる。
ここで、規制部60は収容部21から突出して形成されているため、ケース40は規制部60を避けて配置しないと、規制部60と干渉して収容部21に収容することができない。規制部60を避けるにあたってケース40を全体的に小さくすることが考えられるが、ケース40の開口部46の面積が小さくなってしまうし、注水口23からの水の供給が不確実となる。
これに対して、本実施形態によれば、規制部60は、収容部21の底部214又は壁部である前壁部221、側壁部222、若しくは背壁部223からタンク311,312に向けて突出して形成されている。ケース40は、規制部60が通過する逃げ部47を有しており、収容部21から着脱可能に構成されている。
これによれば、ケース40全体を後方に配置しなくても規制部60に干渉せずに収容部21に配置することができる。したがって、ケース40の開口部46の面積が必要以上に削られることがないため、ユーザが手動投入する際の操作性が過度に低下しない。更に、前面部41は注水口23に対面することが可能となるため、注水口23の構造を複雑化しなくとも注水口23からの水の供給を確実にすることができる。
本実施形態によれば、逃げ部47は、ケース40の周面である前面部41、側面部42、又は背面部43の一部をケース40の内部に向けて窪ませて形成された凹形状である。
これによれば、逃げ部47を貫通孔とするよりも、簡単な構成で逃げ部47を実現することができる。
ここで、吸込管321は収容部21から突出して形成されているため、ケース40は吸込管321を避けて配置しないと、吸込管321と干渉して収容部21から着脱することができない。吸込管321を避けるにあたってケース40を全体的に小さくすることが考えられるが、ケース40の開口部46の面積が小さくなってしまう。
これに対して、本実施形態によれば、自動投入装置30は、タンク311,312から処理剤を所定量だけ吸い出すポンプ32を有する。ポンプ32は、タンク311,312に接続して内部に処理剤を通す吸込管321を有する。吸込管321は、収容部21の底部214又は壁部である前壁部211、側壁部212若しくは背壁部213を貫通してタンク311.312に向けて突出して形成されている。ケース40は、周面である前面部41、側面部42、又は背面部43の一部に吸込管321を避けるように形成された凹部48を有している。
これによれば、ケース40の着脱に際してケース40が吸込管321と干渉しないため、ケース40をスムーズに着脱することができる。また、ケース40全体のサイズを小さくしなくても吸込管321との干渉を抑制できるため、ケース40の開口部46の面積を必要以上に縮小することがない。したがって、ユーザが手動投入する際の操作性が過度に低下しない。
(第2実施形態)
次に、図13及び図14を参照して第2実施形態について説明する。第2実施形態において、ケース40は、収容部21から着脱不可能に固定されている。ここで着脱不可能とは、ユーザによる通常の使用状態において簡単に着脱することができないことを意味し、必ずしも分離不可能であることを意味しない。すなわち、本実施形態において、ケース40は、ユーザによって収容部21から取り外されることが想定されていない。
次に、図13及び図14を参照して第2実施形態について説明する。第2実施形態において、ケース40は、収容部21から着脱不可能に固定されている。ここで着脱不可能とは、ユーザによる通常の使用状態において簡単に着脱することができないことを意味し、必ずしも分離不可能であることを意味しない。すなわち、本実施形態において、ケース40は、ユーザによって収容部21から取り外されることが想定されていない。
本実施形態では、ケース40を取り外す必要性がなく、つまりケース40と吸込管321との干渉は考慮する必要がないため、ケース40は凹部48を有していない。そのため、ケース40の開口部46の面積及び、内部の体積を確保することができる。
この場合、ケース40は、収容部21と別体に構成したうえで収容部21に固定されていても良いし、収容部21と一体に構成しても良い。また、別体に構成する場合、ケース40は、ねじ部材などによって収容部21に固定されていても良いし、対応する一対の凹凸形状を形成し、一度嵌めてしまうと簡単に取り外せないいわゆる嵌め殺しによって収容部21に固定されていても良い。本実施形態では、ケース40は収容部21と別体に構成されている。また、ケース40は、詳細は図示しない嵌め殺しによって、収容部21に固定されている。
本実施形態によれば、ケース40は、収容部21に固定されている。
これによれば、ケース40に凹部を設ける必要がないため、構造を簡易にし、製造を容易にすることができる。また、ケース40の開口部46の面積及び、内部の体積を確保することができ、ユーザの手動投入の操作性を向上することができる。
(第3実施形態)
次に、図15~図17を参照して第3実施形態について説明する。本実施形態では、収容部21は、実施形態1の規制部60に替えて規制部60aを、また接続口25に変えて接続口25aを有する。ポンプ32は、吸込管321に替えて吸込管321aを有する。また、第1タンク311は、被規制部50に替えて被規制部50aを、タンク出口35に替えてタンク出口35aを有する。なお、図17において、漏出防止弁は図示が省略されている。
次に、図15~図17を参照して第3実施形態について説明する。本実施形態では、収容部21は、実施形態1の規制部60に替えて規制部60aを、また接続口25に変えて接続口25aを有する。ポンプ32は、吸込管321に替えて吸込管321aを有する。また、第1タンク311は、被規制部50に替えて被規制部50aを、タンク出口35に替えてタンク出口35aを有する。なお、図17において、漏出防止弁は図示が省略されている。
本実施形態では、規制部60aと吸込管321aとは、近接して設けられている。すなわち、被規制部50aとタンク出口35aとは、近接して設けられている。規制部60aと吸込管321aとは、一体に形成されていても良いし、別体に構成されていても良い。また、別体に構成されている場合、規制部60aと吸込管321aとは連結されていても良いし、連結されていなくても良い。本実施形態では、規制部60aと吸込管321aとは一体に形成され、上部において分岐している。
本実施形態では、規制部60aは、底面部314の後部寄りから上方に向けて突出して形成されている。また、吸込管321aも底面部314の後部寄りから上方に向けて突出して形成されている。この場合、収容部21は、底部214に接続口25aを有する。接続口25aは、底部214を貫通して、収容部21の内部と外部とを連通する。
吸込管321aは、接続口25aを貫通して、ポンプ32と第1タンク311のタンク出口35とを接続する。この場合、タンク出口35aは、タンク本体33の底面部334の後部に設けられている。
被規制部50aは、第1タンク311の後部に設けられている。この場合、第1タンク311の背面部313と底面部314との接続部分である角部336aに、第1タンク311の内部に向けて窪ませて形成された窪み部337bが形成されている。被規制部50aは、窪み部337aに形成されている。
被規制部50aと規制部60aとは、上記各実施形態と同様に、対応する凹凸形状が嵌り合うことによって、互いに相対的な移動を規制する。すなわち、被規制部50aは、膨出部51aと同様な構成である膨出部51aを有する。また、規制部60aは、挟み部61と同様な構成である一組の挟み部61aを有する。これにより、第1タンク311が収容部21に収容されると、第1タンク311の上方向、左右方向、及び前後方向への移動が規制される。
この場合、ケース40は、逃げ部47及び凹部48に替えて、逃げ部47aを有する。逃げ部47aは、前面部41、側面部42、背面部43の一部をケース40の内部に向けて窪ませて形成されている。本実施形態では、逃げ部47aは背面部43の一部を後方に向けて窪ませて形成されている。ケース40が収容部21に収容された状態で、規制部60a及び吸込管321aは逃げ部47aを通過する。また、本実施形態では、逃げ部47aは、背面部43の右端部つまり右の側面部42との接続部分に形成されている。つまりこの場合、逃げ部47aは第2投入部402側に形成されている。
本実施形態では、ケース40の前面部41は、全体が収容部21の前壁部211に近接して対面している。これにより、注水口23の面積を大きくすることができ、注水時間を短縮することができる。また、開口部46の前部つまりユーザ寄り部分の面積を大きくすることができるため、手動投入に際して、ユーザの操作性を向上することができる。
以上説明した本実施形態によれば、自動投入装置30は、タンク311,312から処理剤を所定量だけ吸い出すポンプ32を有する。ポンプ32は、第1タンク311に接続して処理剤を内部に通す吸込管321aを有する。規制部60aは、吸込管321aと近接して設けられている。
これによれば、タンク出口35aと吸込管321aとの接続を一層確実にすることができる。したがって、タンク311とポンプ32との接続の不具合や、処理剤の漏れの発生を一層抑制することができる。
なお、規制部60aと吸込管321aとが近接するとは、規制部60aと吸込管321aとが必ずしも接触していることを要せず、上記の効果が奏されるのであれば、両者の間に例えば数mm~数十mm程度の間隔が空いていても良い。
(第4実施形態)
次に、図18から図22を参照して第4実施形態について説明する。本実施形態では、第1タンク311はケース40に着脱可能に固定され、ケース40は収容部21に着脱可能に固定されている。これにより、第1タンク311は、間接的に収容部21に固定される。
次に、図18から図22を参照して第4実施形態について説明する。本実施形態では、第1タンク311はケース40に着脱可能に固定され、ケース40は収容部21に着脱可能に固定されている。これにより、第1タンク311は、間接的に収容部21に固定される。
また、第1タンク311をケース40から着脱する際の相対的移動方向と、ケース40を収容部21から着脱する際の相対的移動方向は、異なる方向に設定されている。異なる方向とは、上下方向に対する左右方向や、上下方向に対する前後方向、又は左右方向に対する前後方向等、約90°異なる方向であることが望ましい。本実施形態では、第1タンク311をケース40から着脱する際の移動方向は上下方向であり、ケース40を収容部21から着脱する際の移動方向は左右方向であるが、これに限られない。
ケース40は、規制部70を有する。規制部70は、例えば仕切り部45の前部から上方に突出して形成することができる。規制部70と、第1タンク311の被規制部50とは、互いに対応する凹凸形状を有する。規制部70と被規制部50とは嵌合して、互いに上下方向、左右方向、及び前後方向の移動を規制する。例えば、規制部70は、第1実施形態の規制部60の一対の挟み部61と同様な一対の挟み部71を含んで構成することができる。
ケース40が収容部21に収容された状態で、ユーザは第1タンク311を収容部21に収容することができる。この場合、被規制部50は、一対の挟み部71の間に侵入し、最終的に規制部70の幅小部72に被規制部50の膨出部51が受け入れられる。これにより、タンク311はケース40に固定される。逆に、第1タンク311を収容部21から取り外す場合、ユーザは、第1タンク311とケース40との固定つまり被規制部50と規制部70との嵌合を解除する必要がある。この場合、第1タンク311に所定以上の大きさの上向きの外力を掛けると、膨出部51が幅小部72から解放されて、第1タンク311とケース40との固定が解除される。
一方、ケース40は、被係合部80を有する。また、収容部21は、係合部90を有する。ケース40が収容部21に収容されると、被係合部80と係合部90との凹凸形状が互いに嵌り合って、ケース40の上方向、左右方向、及び前後方向のうち少なくともいずれか一方向の移動が規制される。本実施形態では、ケース40が収容部21に収容されると、ケース40の上方向、右方向及び前後方向への移動が規制される。
被係合部80は、ケース40の底面部44を上方に向かって窪ませて形成されている。被係合部80は、図19及び図20に示すように、右側面81と、左側面82と、背面83と、上面84と、底面85と、開口部86と、図示しない前面と、を有する。開口部86は、底面85の右側に形成され、被係合部80の内部と外部とを連通し、被係合部80を下方に向けて開口する。すなわち、被係合部80は、左側部分は底面85によって塞がれ、右側部分は開口部86によって開口されている。
係合部90は、収容部21の底部214から上方に突出して形成されている。この場合、係合部90は、基部91と、爪部92とを有する。基部91は、底部214から上方に向かって延びている。爪部92は、基部91の上部の先端部から左方に向かって突出している。
図20に示すように、ケース40が収容部21に収容された状態で、爪部92は、被係合部80の底面85と、上面84と、左側面82と、背面83と、図示しない前面部とによって囲まれている。これにより、係合部90と被係合部80とが嵌合し、ケース40は、左方向以外の方向への移動が規制される。
図21に示すように、ケース40を左方向に移動すると、爪部92は、底面85から解放される。そのため、被係合部80と係合部90との嵌合が解除され、ユーザは、ケース40を上方に移動させることができるようになる。これにより、ケース40を収容部21から取り外すことが可能となる。
ケース40を収容部21に収容する場合には、ユーザは、まず、最終収容位置よりも若干左側にケース40を配置させる。そして、ユーザは爪部92を被係合部80の開口部86に挿入する。続いて、ユーザはケース40を右方向に移動させ、爪部92が被係合部80に係合した図21の状態とする。これにより、ケース40は、収容部21に着脱可能に固定される。
以上説明した本実施形態によれば、ケース40は、第1タンク311の移動を規制する規制部70を有する。第1タンク311は、規制部70と嵌り合う被規制部50を有する。
これによれば、第1タンク311の直ぐ下方に位置するケース40に対して第1タンク311を固定することができるため、第1実施形態のように収容部21から規制部60を長く伸ばす必要がない。したがって、構造を簡易化することができる。
また、本実施形態によれば、収容部21は、ケース40の移動を規制する係合部90を有する。ケース40は、係合部90と係合する被係合部80を有する。
これによれば、収容部21とケース40、ケース40と第1タンク311とをそれぞれ固定することで、第1タンク311を収容部21に固定し、最終的に第1タンク311を外箱11に固定することができる。その結果、第1タンク311のがたつきを抑制することができる。
ここで、第1タンク311のみを収容部21から外したい場合に、ケース40も一緒に外れてしまうとユーザにとって煩わしい。
これに対して、本実施形態によれば、第1タンク311をケース40から取り外す際の第1タンク311の移動方向と、収容部21からケース40を取り外す際のケース40の移動方向とは、異なる方向に設定されている。異なる方向とは、概ね90°異なる方向である。
これによれば、第1タンク311を取り外すためにユーザが上方に持ち上げた際に、被規制部50と規制部70との嵌め合いは外れるが、被係合部80と係合部90との係合は外れない。したがって、第1タンク311のみを取り出すことができるので、ユーザの利便性が向上する。
なお、係合部90を収容部21の壁部つまり、前壁部211、右の側壁部212、又は背壁部213に設け、被係合部80をケース40の周面つまり、前面部41、右の側面部42、又は背面部43に設けても良い。
更に尚、上記各実施形態において、第1タンク311の被規制部50,50aが凸形状を有し、収容部21の規制部60,60a又はケース40の規制部70が凹形状を有していたが、これに限らない。他の実施形態では、例えば被規制部50,50aが凹形状を有し、規制部60,60a,70が凸形状を有していても良い。また、第4実施形態において、ケース40の被係合部80が凹形状を有し、収容部21の係合部90が凸形状を有していたが、これに限らない。他の実施形態では、例えば被係合部80が凸形状を有し、係合部90が凹形状を有していても良い。
なお、上記各実施形態を適宜組み合わせて実施することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、11…外箱、12…水槽、21…収容部、211…前壁部(壁部)、212…側壁部(壁部)、213…背壁部(壁部)、214…底部、30…自動投入装置、31…タンク、311…第1タンク(タンク)、312…第2タンク(タンク)、32…ポンプ、321,321a…吸込管、40…ケース、41…前面部(周面)、42…側面部(周面)、43…背面部(周面)、42…供給ポンプ、46…開口部、47…逃げ部、48…凹部、50,50a…被規制部、60,60a,70…規制部、80…被係合部、90…係合部
Claims (10)
- 外箱と、
前記外箱内に設けられた水槽と、
ユーザによって投入された1回分の洗濯運転で用いる処理剤を受けて貯留するケースと、
前記水槽に所定量の前記処理剤を自動で投入し、洗濯運転複数回分の前記処理剤を貯留可能なタンクを有する自動投入装置と、
前記外箱内に設けられて、前記ケースと前記タンクとを収容する収容部と、を備え、
前記ケースは、上部に前記処理剤の投入を受ける開口部を有しており、
前記開口部は、平面視で前記タンクに覆われる位置に形成されている、
洗濯機。 - 前記収容部は、前記タンクの移動を規制する規制部を有する、
請求項1に記載の洗濯機。 - 前記規制部は、前記収容部の底部又は壁部から前記タンクに向けて突出して形成されており、
前記ケースは、前記規制部が通過する逃げ部を有しており、前記収容部から着脱可能に構成されている、
請求項2に記載の洗濯機。 - 前記逃げ部は、前記ケースの周面の一部を前記ケースの内部に向けて窪ませて形成された凹形状である、
請求項3に記載の洗濯機。 - 前記ケースは、前記収容部に固定されている、
請求項1に記載の洗濯機。 - 前記自動投入装置は、前記タンクから前記処理剤を所定量だけ吸い出すポンプを有し、
前記ポンプは、前記タンクに接続して前記処理剤を内部に通す吸込管を有し、
前記規制部は、前記吸込管と近接して設けられている、
請求項2から4のいずれか一項に記載の洗濯機。 - 前記ケースは、前記タンクの移動を規制する規制部を有する、
請求項1に記載の洗濯機。 - 前記収容部は、前記ケースの移動を規制する係合部を有する、
請求項7に記載の洗濯機。 - 前記タンクを前記ケースから取り外す際の前記タンクの移動方向と、前記収容部から前記ケースを取り外す際の前記ケースの移動方向とは、異なる方向に設定されている、
請求項8に記載の洗濯機。 - 前記自動投入装置は、前記タンクから前記処理剤を所定量だけ吸い出すポンプを有し、
前記ポンプは、前記タンクに接続して内部に前記処理剤を通す吸込管を有し、
前記吸込管は、前記収容部の底部又は壁部を貫通して前記タンクに向けて突出して規制されており、
前記ケースは、周面の一部に前記吸込管を避けるように形成された凹部を有している、
請求項1から9のいずれか一項に記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP2022018734A Pending JP2023116126A (ja) | 2022-02-09 | 2022-02-09 | 洗濯機 |
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JP (1) | JP2023116126A (ja) |
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2022
- 2022-02-09 JP JP2022018734A patent/JP2023116126A/ja active Pending
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