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JP2023092781A - 毛髪変形用化粧料及び毛髪変形方法 - Google Patents

毛髪変形用化粧料及び毛髪変形方法 Download PDF

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典史 小林
Norifumi Kobayashi
貴章 前田
Takaaki Maeda
竜也 北川
Tatsuya Kitagawa
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Abstract

【課題】毛髪変形に優れる新規な毛髪変形用化粧料の提供、及び前記毛髪変形用化粧料を用いた毛髪変形方法の提供。【解決手段】アルカリ剤が配合され、25℃におけるpHが7.0以上である1剤と、フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上が配合された2剤とを備える毛髪変形用化粧料、並びに、前記毛髪変形用化粧料を用いた毛髪変形方法。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪変形用化粧料及び毛髪変形方法に関するものである。
毛髪の形状を変形させるために各種の成分を配合した剤を用いる技術がこれまでに知られている。一例として、還元剤を配合した剤を用いて毛髪のケラチンタンパク質のジスルフィド結合を切断し、毛髪の形状を変形させた後、酸化剤を配合した剤を用いてジスルフィド基を形成させ、変形させた毛髪の形状を固定するといったパーマ処理による毛髪変形が提案されている(特許文献1)。
また、毛髪の形状を変形させる技術のうち、上記パーマ処理とは異なるものとして、グリオキシル酸を含む剤をカーリーヘアなどの半永久的矯正に使用する方法も提案されている(特許文献2)。
特開2009-67711号公報 特表2013-520468号公報
毛髪の形状を変形させるため、上記のようなパーマ処理が用いられることがあるが、当該パーマ処理は、還元剤や酸化剤を用いた化学的処理を伴うために毛髪損傷が生じやすいことがあった。また、グリオキシル酸を用いた毛髪変形には、十分な毛髪変形が得られない場合や、グリオキシルシル酸の処理後に毛髪が硬い手触りとなる場合や、毛髪損傷が生じる場合があった。
そのため、毛髪の形状を変形させるための新たな技術が要望されている。
本発明は、上記事情に鑑み、毛髪変形に優れた新規な毛髪変形用化粧料の提供を目的とする。
また、本発明の別の課題は、毛髪変形に優れた新規な毛髪変形用化粧料を用いた毛髪変形方法の提供を目的とする。
本発明者等が鋭意検討を行った結果、アルカリ剤が配合され、25℃におけるpHが7.0以上である1剤と、フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上が配合された2剤とを備える毛髪変形用化粧料を用いると、優れた毛髪変形が実現できるという知見を得て、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る毛髪変形用化粧料は、アルカリ剤が配合され、25℃におけるpHが7.0以上である1剤と、フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上が配合された2剤と、を備える。
この毛髪変形用化粧料によれば、優れた毛髪変形が実現できる。
本発明に係る毛髪変形用化粧料は、前記2剤に、銅塩、鉄塩、及びマンガン塩の群から選ばれた1種又は2種以上の金属塩が配合されたものであれば、より優れた毛髪変形が実現できるため、好ましい。
本発明に係る毛髪変形用化粧料は、例えば、前記1剤のpHが13.0以下である。
本発明に係る毛髪変形用化粧料は、前記1剤の使用後に、毛髪を加熱処理する使用方法で用いられるものであれば、より優れた毛髪変形が実現できるため、好ましい。
本発明に係る毛髪変形用化粧料は、例えば、毛髪をストレート状にするための毛髪変形に用いられるものである。
本発明に係る毛髪変形方法は、上記いずれかの毛髪変形用化粧料を用いた毛髪変形方法である。
本発明に係る毛髪変形用化粧料によれば、毛髪変形に優れた毛髪変形用化粧料が提供できる。
また、本発明に係る毛髪変形方法によれば、毛髪変形に優れた毛髪変形用化粧料による毛髪変形方法が提供できる。
毛髪変形の評価における「山数減少数」と「山数減少率(%)」の参考図。
本発明の実施形態(以下、本実施形態という)に基づき、本発明を以下に説明する。
<毛髪変形用化粧料>
本実施形態の毛髪変形用化粧料は、
アルカリ剤が配合され、25℃におけるpHが7.0以上である1剤と、
フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上が配合された2剤と、を備える。本実施形態の毛髪変形用化粧料は、毛髪変形に優れたものである。
なお、本実施形態の毛髪変形用化粧料において実現できる毛髪変形は、ヘアスタイリング剤の整髪作用による一時的な毛髪形状の変形とは異なり、毛髪を洗浄した後も、変形した毛髪形状が持続する毛髪変形である。本実施形態の毛髪変形用化粧料における毛髪変形としては、例えば、毛髪(例えば、縮毛、くせ毛、又はウェーブ毛など)をストレート状に変形する毛髪変形や、毛髪をウェーブ状に変形する毛髪変形などが挙げられる。
〔1剤〕
本実施形態の毛髪変形用化粧料における1剤(以下、「本実施形態の1剤」又は「1剤」ということがある)は、アルカリ剤が配合され、25℃におけるpHが7.0以上である。
(アルカリ剤)
本実施形態の1剤は、アルカリ剤が配合されたものである。本実施形態の1剤にアルカリ剤が配合されることで、毛髪の膨潤を促進し、優れた毛髪変形の実現に寄与する。
本実施形態の1剤には、1種又は2種以上のアルカリ剤が配合されたものとしてよい。
前記アルカリ剤としては、例えば、グアニジン塩、アミノグアニジン塩、金属水酸化物、金属炭酸塩、金属リン酸塩、アンモニア水、アンモニウム塩、アルカノールアミン、アルギニンなどが挙げられる。
前記アルカリ剤として、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、アンモニア水、グアニジン塩を用いることが好ましく、グアニジン塩を用いることがより好ましい。
前記グアニジン塩としては、例えば、炭酸グアニジン、塩酸グアニジンなどが挙げられる。
前記アミノグアニジン塩としては、例えば、塩酸アミノグアニジンなどが挙げられる。
前記金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。
前記金属炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙げられる。
前記金属リン酸塩としては、例えば、リン酸ナトリウムなどが挙げられる。
前記アンモニウム塩としては、例えば、炭酸アンモニウム、硫酸アンモニウムなどが挙げられる。
前記アルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノールなどが挙げられる。
本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤の配合量は、特に限定されず、適宜設定することができる。
本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤の配合量の下限値は、より優れた毛髪変形を実現する観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましい。
また、本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤の配合量の上限値は、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、30質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。
本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤としてグアニジン塩を用いる場合、グアニジン塩の配合量の下限値は、より優れた毛髪変形を実現する観点から、0.5質量%以上が好ましく、1.5質量%以上がより好ましい。
また、本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤としてグアニジン塩を用いる場合、グアニジン塩の配合量の上限値は、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、30質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。
なお、本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤として金属水酸化物を用いる場合、金属水酸化物の配合量の下限値は、より優れた毛髪変形を実現する観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましい。
また、本実施形態の1剤に配合されるアルカリ剤として金属水酸化物を用いる場合、金属水酸化物の配合量の上限値は、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、3質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましい。
(pH)
本実施形態の1剤は、25℃におけるpHが7.0以上である。本実施形態の1剤の25℃におけるpHを7.0以上とすることにより、優れた毛髪変形を実現できる。前記25℃におけるpHの値は、25℃とした本実施形態の1剤を、公知のpHメーターで測定した値である。なお、本実施形態の1剤に水が配合されていない場合には、1剤を水で20倍に希釈した希釈物における、25℃でのpHの測定値を採用すればよい。
本実施形態の1剤の25℃におけるpHの下限値は、より優れた毛髪変形を実現できる観点から、7.5以上が好ましく、8.0以上がより好ましい。
本実施形態の1剤の25℃におけるpHの上限値は、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、13.0以下が好ましく、12.0以下がより好ましく、11.5以下がさらに好ましい。
(任意成分)
本実施形態の1剤には、アルカリ剤以外の成分を任意に配合してもよい。本実施形態の毛髪変形用化粧料に、任意配合できるアルカリ剤以外の成分(以下、「1剤の任意成分」という)としては、毛髪変形用化粧料に配合可能な公知の成分から選ばれるものである。
1剤の任意成分としては、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アルコール、多価アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物、蛋白、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、色素、染料、顔料、酸、水などが挙げられる。
(酸)
本実施形態の1剤には、1種又は2種以上の酸を配合することができる。
前記酸としては、有機酸、無機酸を用いることができる。前記有機酸としては、例えば、クエン酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸などが挙げられる。また、前記無機酸としては、例えば、リン酸などが挙げられる。
前記酸の配合量としては、本実施形態の1剤のpHが7.0以上となる量であれば特に限定されない。なお、前記酸の配合量としては、例えば、本実施形態の1剤のpHを7.0以上13.0以下の範囲となる量を配合できる。
(還元剤)
本実施形態の1剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、還元剤が配合されないものであるか、又は、還元剤が配合される場合には、その配合量としては1質量%以下が好ましい。
本実施形態の1剤に還元剤が配合される場合には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、還元剤の配合量の上限値は、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下がさらに好ましく、0.01質量%以下が特に好ましい。また、本実施形態の1剤に還元剤が配合される場合には、還元剤の配合量の下限値は、例えば、0.001質量%以上である。
前記還元剤としては、例えば、チオグリコール酸類、メルカプトプロピオン酸又はその塩、システアミン又はその塩、チオ乳酸又はその塩、チオリンゴ酸又はその塩、ブチロラクトンチオール、チオグリセリン、アスコルビン酸又はその塩、エリソルビン酸又はその塩、亜硫酸類、チオ硫酸又はその塩などが挙げられる。メルカプトプロピオン酸、システアミン、チオ乳酸、チオリンゴ酸、アスコルビン酸、エリソルビン酸、チオ硫酸における「その塩」としては、例えば、塩酸塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ナトリウム塩などが挙げられる。
前記チオグリコール酸類としては、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミン、チオグリコール酸とグリセリンとのエステル(チオグリコール酸グリセリルなど)などが挙げられる。前記システイン類としては、例えば、L-システイン、DL-システイン、システイン塩(塩酸L-システインなど)、アセチルシステイン(N-アセチル-L-システインなど)、システインアルキルエステル(L-システインメチルエステル、L-システインエチルエステルなど)、アミジノシステインなどが挙げられる。前記亜硫酸類としては、例えば、亜硫酸、亜硫酸塩(亜硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウムなど)、亜硫酸水素塩(亜硫酸水素ナトリウムなど)などが挙げられる。
(酸化剤)
本実施形態の1剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、酸化剤が配合されないものであるか、又は、酸化剤が配合される場合には、その配合量は1質量%以下が好ましい。
本実施形態の1剤に酸化剤が配合される場合には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、酸化剤の配合量の上限値は、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下がさらに好ましく、0.01質量%以下が特に好ましい。また、本実施形態の1剤に酸化剤が配合される場合には、酸化剤の配合量の下限値は、例えば、0.001質量%以上である。
前記酸化剤としては、例えば、臭素酸塩、過酸化水素、過ホウ酸塩、過炭酸塩などが挙げられる。
前記臭素酸塩としては、例えば、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウムなどが挙げられる。前記過ホウ酸塩としては、例えば、過ホウ酸ナトリウムなどが挙げられる。前記過炭酸塩としては、例えば、過炭酸ナトリウム及び過炭酸カリウムなどが挙げられる。
(特定のグリオキシル酸類)
本実施形態の1剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシルアミド、又はそれらの塩が配合されないものであるか、又は、グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシルアミド、若しくはそれらの塩が配合される場合には、その配合量としては1質量%以下が好ましい。
なお、以下の記載において、グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシルアミド、若しくはそれらの塩を総称して「特定のグリオキシル酸類」と表記することがある。
本実施形態の1剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、特定のグリオキシル酸類が配合されないことが好ましい。
本実施形態の1剤に特定のグリオキシル酸類が配合される場合には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、その配合量の上限値は、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下がさらに好ましく、0.01質量%以下が特に好ましい。また、本実施形態の1剤に特定のグリオキシル酸類が配合される場合には、その配合量の下限値は、例えば、0.001質量%以上である。
前記グリオキシル酸の水和物としては、例えば、グリオキシル酸一水和物などが挙げられる。前記グリオキシル酸の塩としては、例えば、グリオキシル酸アルカリ金属塩、グリオキシル酸アルカリ土類金属塩などが挙げられる。前記アルカリ金属塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられる。前記アルカリ土類金属塩としては、例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩などが挙げられる。前記グリオキシルアミドとしては、例えば、グリオキシロイルカルボシステイン、グリオキシロイルケラチンアミノ酸などが挙げられる。
(水)
本実施形態の1剤には、アルカリ剤の配合が容易となる観点から、水が配合されたものが好ましい。
本実施形態の1剤に配合される水の配合量は、特に限定されず、適宜設定すればよいが、例えば、下限値が40質量%以上であり、上限値が95質量%以下である。
(剤型)
本実施形態の1剤の剤型は、特に制限はなく、液状、クリーム状、ゲル状、スプレー状、フォーム状などの各種の剤型とすることができる。
(粘度)
本実施形態の1剤の粘度は、1剤の剤型などに応じて適宜設定すればよい。1剤の粘度は、特に限定されないが、B型粘度計を使用して、適宜のローターを用いて25℃で計測した60秒後の粘度が、例えば、1mPa・s以上50000mPa・s以下である。
なお、本実施形態の1剤をクリーム状又はゲル状とした場合における1剤の粘度は、例えば、1000mPa・s以上50000mPa・s以下である。また、本実施形態の1剤を液状とした場合における1剤の粘度は、例えば、100mPa・s以下である。
〔2剤〕
本実施形態の毛髪変形用化粧料における2剤(以下、「本実施形態の2剤」又は「2剤」ということがある)は、フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上が配合されたものである。
以下の記載において、フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールを総称して、「特定のポリフェノール類等」と表記することがある。
本実施形態の2剤に特定のポリフェノール類等を配合することで、優れた毛髪変形が実現できる。
なお、本実施形態の2剤には、特定のポリフェノール類等のいずれか1種又は2種以上を含む植物エキスが配合されたものとしてもよい。
そのため、本実施形態の2剤は、フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上を含む植物エキスが配合されたものであってもよい。
なお、前記植物エキスは、植物エキスの市販品を用いてもよく、植物の部位から公知の方法により抽出して得たものを用いてもよい。
(フェルラ酸)
本実施形態の2剤に配合されるフェルラ酸としては、フェルラ酸の単一成分を用いてもよく、フェルラ酸を含有する植物エキスを用いてもよい。
前記フェルラ酸を含有する植物エキスとしては、例えば、コメヌカエキスなどが挙げられる。
(テオブロミン)
本実施形態の2剤に配合されるテオブロミンとしては、テオブロミンの単一成分を用いてもよく、テオブロミンを含有する植物エキスを用いてもよい。前記フェルラ酸を含有する植物エキスとしては、例えば、カカオエキスなどが挙げられる。
(2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール)
本実施形態の2剤に係る2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、又は、1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、4-ヒドロキシフェニル基のみを有するもの、3,4-ジヒドロキシフェニル基のみを有するもの、3,4,5-トリヒドロキシフェニル基のみを有するもの、4-ヒドロキシフェニル基と3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するもの、4-ヒドロキシフェニル基と3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するもの、3,4-ジヒドロキシフェニル基と3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するもの、4-ヒドロキシフェニル基と3,4-ジヒドロキシフェニル基と3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するものが挙げられる。
前記2以上の4-ヒドロキシフェニル基、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、又は、1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールは、フラボノイド(フラボン、フラバナール、フラボノールなど)、クロロゲン酸類などに属する公知のポリフェノールとして知られており、植物エキスに含まれている。
(2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール)
本実施形態の2剤に係る2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、例えば、チリロシドが挙げられる。
本実施形態の2剤に配合されるチリロシドとしては、チリロシドの単一成分を用いてもよく、チリロシドを含有する植物エキスを用いてもよい。
前記チリロシドを含有する植物エキスとしては、イチゴ種子エキスなどが挙げられる。
(1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール)
本実施形態の2剤に係る1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、1つの3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールを用いることができる。
前記1つの3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、例えば、ルテオリン、カテキン、ケルセチン、クロロゲン酸、カフェオイルグルコース、クエルシトリン、ルチンなどが挙げられる。本実施形態の2剤に配合される特定のポリフェノール類等として、ルテオリン、カテキン、ケルセチン、クロロゲン酸、カフェオイルグルコース、クエルシトリン、ルチンのうち、これらのいずれかの単一成分を用いてもよく、これらのいずれかを含有する植物エキスを用いてもよい。
前記ルテオニンを含有する植物エキスとしては、例えば、シソ種子エキス、キク花エキスなどが挙げられる。
前記カテキンを含有する植物エキスとしては、例えば、チャ葉エキスなどが挙げられる。
前記ケルセチンを含有する植物エキスとしては、例えば、タマネギ根エキスなどが挙げられる。
前記クロロゲン酸を含有する植物エキスとしては、例えば、ロブスターコーヒーノ木種子エキスなどが挙げられる。
前記カフェオイルグルコースを含有する植物エキスとしては、例えば、サトザクラ花エキスなどが挙げられる。
前記クエルシトリンを含有する植物エキスとしては、例えば、キウイ種子エキスなどが挙げられる。
前記ルチンを含有する植物エキスとしては、例えば、ソバ葉エキスなどが挙げられる。
前記2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、フキノール酸、チコリ酸、エキナコシド、ロスマリン酸などが挙げられる。
本実施形態の2剤に配合される特定のポリフェノール類等として、フキノール酸、チコリ酸、エキナコシドのうち、これらのいずれかの単一成分を用いてもよく、これらのいずれかを含有する植物エキスを用いてもよい。
前記フキノール酸を含有する植物エキスとしては、例えば、フキ葉/茎エキスなどが挙げられる。
前記チコリ酸を含有するエキスとしては、例えば、ムラサキバレンギクエキスなどが挙げられる。
前記エキナコシドを含有するエキスとしては、例えば、シスタンチェツブロサ根エキスなどが挙げられる。
前記ロスマリン酸を含有するエキスとしては、例えば、ローズマリー葉エキスなどが挙げられる。
(1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール)
本実施形態の2剤に係る1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、1つの3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールを用いることができる。
前記1つの3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、例えば、没食子酸、デルフィニジン-3,5-グルコシドなどが挙げられる。
本実施形態の2剤に配合される特定のポリフェノール類等として、没食子酸、デルフィニジン-3,5-グルコシドのうち、これらのいずれかの単一成分を用いてもよく、これらのいずれかを含有する植物エキスを用いてもよい。
前記没食子酸を含有する植物エキスとしては、例えば、メマツヨイグサ種子エキスなどが挙げられる。
前記デルフィニジン-3,5-グルコシドを含有する植物エキスとしては、例えば、アリストテリアチレンシス果実エキスなどが挙げられる。
前記2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールとしては、例えば、GHG(1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose)などが挙げられる。
本実施形態の2剤に配合されるGHGとして、GHGの単一成分を用いてもよく、GHGを含有する植物エキスを用いてもよい。
前記GHGを含有する植物エキスとしては、例えば、チャ葉エキスなどである。
本実施形態の2剤に配合される特定のポリフェノール類等は、毛髪内部に浸透させることで、より優れた毛髪変形を実現できる観点から、分子量10000未満のものが好ましい。
本実施形態の2剤に配合される特定のポリフェノール類等の配合量の下限値は、特に限定されないが、より優れた毛髪変形を実現できる観点から、0.001質量%以上が好ましく、0.005質量%以上がより好ましく、0.01質量%以上がさらに好ましい。
また、本実施形態の2剤に配合される特定のポリフェノール類等の配合量の上限値は、特に限定されないが、低コスト化の観点から、15質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、2.5質量%以下がさらに好ましく、1質量%以下が特に好ましい。
(任意成分)
本実施形態の2剤には、特定のポリフェノール類等以外の成分を任意に配合してもよい。本実施形態の毛髪変形用化粧料に、任意配合できる特定のポリフェノール類等以外の成分(以下、「2剤の任意成分」という)としては、毛髪変形用化粧料に配合可能な公知の成分から選ばれるものである。
2剤の任意成分としては、例えば、銅塩、鉄塩、マンガン塩などの金属塩、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アルコール、多価アルコール、糖類、油脂、エステル油、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、合成高分子化合物、半合成高分子化合物、天然高分子化合物、蛋白、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、色素、染料、顔料、酸、アルカリ剤、水などが挙げられる。
(銅塩、鉄塩、マンガン塩)
本実施形態の2剤には、より優れた毛髪変形を実現する観点から、銅塩、鉄塩、及びマンガン塩から選ばれた1種又は2種以上の金属塩が配合されたものが好ましく、銅塩又はマンガン塩が配合されたものがより好ましい。
以下の記載において、銅塩、鉄塩、及びマンガン塩から選ばれた1種又は2種以上の金属塩を総称して、「特定の金属塩」と表記することがある。
本実施形態の2剤に配合される特定の金属塩としては、公知の水溶性金属塩から選択するとよく、例えば、グルコン酸銅、(クロロフィリン/銅)複合体、硫酸銅、塩化第二銅、グルコン酸鉄、(クロロフィリン/鉄)複合体、グルコン酸マンガン、塩化マンガンが挙げられる。
本実施形態の2剤に配合される特定の金属塩の配合量は、特に限定されず、適宜設定することができる。
本実施形態の2剤に配合される特定の金属塩の配合量の下限値は、より優れた毛髪変形を実現できる観点から、0.00001質量%以上が好ましく、0.00005質量%以上がより好ましく、0.0001質量%以上がさらに好ましい。また、本実施形態の1剤に配合される特定の金属塩の配合量の上限値は、低コスト化の観点から、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。
本実施形態の2剤における上記特定の金属塩の配合量に対する上記特定のポリフェノール類等の配合量の質量比([特定のポリフェノール類等/特定の金属塩])は、特に限定されないが、例えば、0.0001以上である。
(還元剤)
本実施形態の2剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、還元剤が配合されないものであるか、又は、還元剤が配合される場合には、その配合量が1質量%以下であるとよい。本実施形態の2剤に還元剤が配合される場合、還元剤の配合量の上限値及び下限値については、本実施形態の1剤における還元剤の配合量の上限値及び下限値と同様である。また、前記還元剤としては本実施形態の1剤で例示したものと同様である。
(酸化剤)
本実施形態の2剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、酸化剤が配合されないものであるか、又は、酸化剤が配合される場合には、その配合量が1質量%以下であるとよい。本実施形態の2剤に酸化剤が配合される場合、酸化剤の配合量の上限値及び下限値については、本実施形態の1剤における酸化剤の配合量の上限値及び下限値と同様である。また、前記酸化剤としては本実施形態の1剤で例示したものと同様である。
(特定のグリオキシル酸類)
本実施形態の2剤には、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、特定のグリオキシル酸類(グリオキシル酸、グリオキシル酸水和物、グリオキシルアミド、又はそれらの塩)が配合されないものであるか、又は、特定のグリオキシル酸類が配合される場合には、その配合量が1質量%以下であるとよい。本実施形態の2剤に特定のグリオキシル酸類が配合される場合、特定のグリオキシル酸類の配合量の上限値及び下限値については、本実施形態の1剤における特定のグリオキシル酸類が配合される場合の配合量の上限値及び下限値と同様である。また、前記特定のグリオキシル酸類としては本実施形態の1剤で例示したものと同様である。
(水)
本実施形態の2剤には、特定のポリフェノール類等成分の配合が容易となる観点から、水が配合されたものが好ましい。
本実施形態の2剤に配合される水の配合量は、特に限定されず、適宜設定すればよいが、例えば、下限値が40質量%以上であり、上限値が98質量%以下である。
(剤型)
本実施形態の2剤の剤型は、特に制限はなく、液状、クリーム状、ゲル状、スプレー状、フォーム状などの各種の剤型とすることができる。
(粘度)
本実施形態の2剤の粘度は、2剤の剤型などに応じて適宜設定すればよい。2剤の粘度は、特に限定されないが、B型粘度計を使用して、適宜のローターを用いて25℃で計測した60秒後の粘度が、例えば、1mPa・s以上50000mPa・s以下である。
なお、本実施形態の2剤をクリーム状又はゲル状とした場合における2剤の粘度は、例えば、1000mPa・s以上50000mPa・s以下である。また、本実施形態の2剤を液状とした場合における1剤の粘度は、例えば、100mPa・s以下である。
(pH)
本実施形態の2剤の25℃におけるpHの値は、例えば、5以上12以下とすることができる。前記25℃におけるpHの値は、25℃とした本実施形態の2剤を、公知のpHメーターで測定した値である。なお、本実施形態の2剤に水が配合されていない場合には、2剤を水で20倍に希釈した希釈物における、25℃でのpHの測定値を採用すればよい。
本実施形態の2剤の25℃におけるpHの下限値は、より優れた毛髪変形を実現できる観点から、5.0以上が好ましく、5.5以上がより好ましく、6.0以上がさらに好ましい。
本実施形態の2剤の25℃におけるpHの上限値は、毛髪損傷が生じるおそれを低減する観点から、12.0以下が好ましく、11.0以下がより好ましく、10.0以下がさらに好ましい。
〔毛髪変形用化粧料の構成剤〕
本実施形態の毛髪変形用化粧料は、1剤及び2剤から構成される2剤式の毛髪変形用化粧料としてもよく、1剤及び2剤に加えて、1又は2以上の前処理剤、1又は2以上の中間処理剤、1又は2以上の後処理剤を含む3剤式以上の毛髪変形用化粧料(例えば、3剤式の毛髪変形用化粧料、4剤式の毛髪変形用化粧料、5剤式の毛髪変形用化粧料など)としてもよい。
なお、以下の記載において、本実施形態の毛髪変形用化粧料における1剤、2剤、前処理剤、中間処理剤、及び後処理剤を総称して、「各構成剤」と表記することがある。
本実施形態の毛髪変形用化粧料における各構成剤のうち、各構成剤が別々に毛髪に塗布される態様において、前記前処理剤は、1剤及び2剤の使用前に毛髪に使用される剤であり、前記中間処理剤は、1剤の使用後で2剤の使用前に毛髪に使用される剤、又は、2剤の使用後で1剤の使用前に毛髪に使用される剤であり、前記後処理剤は、1剤及び2剤の使用後に、毛髪に使用される剤である。
また、本実施形態の毛髪変形用化粧料において、後述する1剤と2剤を毛髪に使用する直前に混合し、1剤と2剤の混合物(用時調製した本実施形態の毛髪変形用化粧料)を毛髪に使用する態様において、前処理剤は1剤と2剤の混合物の使用前に毛髪に使用される剤であり、中間処理剤は1剤と2剤の混合物に混合されて使用される剤であり、後処理剤は1剤と2剤の混合物の使用後に毛髪に使用される剤である。
上記の前処理剤、中間処理剤、又は後処理剤は、化粧料に使用可能な公知の成分を適宜配合し、適宜の製造方法により製造して得られた剤を用いることができる。
〔使用方法〕
本実施形態の毛髪変形用化粧料の使用方法は、毛髪変形用化粧料における公知の使用方法を採用することができる。例えば、毛髪に対して、適量の各構成剤又は後述する1剤と2剤の混合物を、塗布、噴霧するなどにより使用することができる。
(1剤と2剤の使用順)
本実施形態の毛髪変形用化粧料は、毛髪に用いる際の1剤と2剤の使用順は特に限定されない。そのため、1剤を毛髪に使用した後に2剤を毛髪に使用する態様であってもよく、2剤を毛髪に使用した後に1剤を毛髪に使用する態様でもあってもよい。
また、本実施形態の毛髪変形用化粧料は、1剤と2剤を毛髪に使用する直前に混合し、1剤と2剤の混合物(用時調製した本実施形態の毛髪変形用化粧料)を毛髪に使用する態様であってもよい(混合比率は、適宜設定してよく、例えば、2剤に対する1剤の質量比([1剤/2剤])が0.01以上100以下となるように混合してもよい)。
(各構成剤の洗い流しの有無)
本実施形態の毛髪変形用化粧料における各構成剤又は1剤と2剤の混合物の使用後は、当該各構成剤を毛髪から洗い流す態様であってよく、当該各構成剤又は1剤と2剤の混合物を毛髪から洗い流さない態様であってもよい。
本実施形態の毛髪変形用化粧料は、例えば、以下の使用方法の態様が挙げられる。
・1剤の使用後に1剤を毛髪から洗い流さず、2剤の使用後に2剤を毛髪から洗い流さない態様。
・1剤の使用後に1剤を毛髪から洗い流し、2剤の使用後に2剤を毛髪から洗い流さない態様。
・1剤の使用後に1剤を毛髪から洗い流さず、2剤の使用後に2剤を毛髪から洗い流す態様。
・1剤の使用後に1剤を毛髪から洗い流さず、2剤の使用後に2剤を毛髪から洗い流さない態様。
・1剤と2剤の混合物の使用後に、1剤と2剤の混合物を毛髪から洗い流さない態様
・1剤と2剤の混合物の使用後に、1剤と2剤の混合物を毛髪から洗い流す態様
(加熱処理)
本実施形態の毛髪変形用化粧料の使用方法として、各構成剤又は1剤と2剤の混合物の使用後に毛髪に加熱処理をしてもよい。
上記加熱処理としては、例えば、加温処理、アイロン処理などが挙げられる。加熱処理としては、加温処理のみ、又はアイロン処理のみを行ってもよく、加温処理とアイロン処理を組み合わせて行ってもよい。
なお、優れた毛髪変形を実現する観点から、少なくともアイロン処理を行うことが好ましい。
(加温処理)
本実施形態の毛髪変形用化粧料の使用方法としては、各構成剤又は1剤と2剤の混合物を使用した後の毛髪に加温処理をしてもよい。そのため、例えば、1剤の使用後に1剤を洗い流さずに又は洗い流してから、毛髪を所定時間で所定温度の条件で加温処理してもよく、2剤の使用後に2剤を洗い流さずに又は洗い流してから、毛髪を所定時間で所定温度の条件で加温処理してもよく、1剤と2剤の混合物の使用後に1剤と2剤の混合物を洗い流さずに又は洗い流してから、毛髪を所定時間で所定温度の条件で加温処理してもよい。加温処理には、ローラーボールやスチーマーなどの器具を用いることができる。また、器具を使用する際に毛髪全体をビニールラップで覆ってもよい。
加温処理の条件としては、例えば、30℃以上55℃以下の温度にて、2分以上60分以下の時間で毛髪を加温するなどが挙げられる。なお、上記加温温度は、加温に用いる器具の設定温度を意味する。
なお、より優れた毛髪変形を実現できる観点から、1剤の使用後に加温処理を行うことが好ましい。
(アイロン処理)
本実施形態の毛髪変形用化粧料の使用方法としては、各構成剤又は1剤と2剤の混合物の使用後に毛髪にアイロン処理をしてもよい。そのため、例えば、1剤の使用後に1剤を洗い流さずに又は洗い流してから、ドライヤーなどで毛髪を乾燥させた後に、毛髪を所定時間で所定温度の条件でアイロン処理してもよく、又は、2剤の使用後に2剤を洗い流さずに又は洗い流してから、ヘアドライヤーなどで毛髪を乾燥させた後に、毛髪を所定時間で所定温度の条件でアイロン処理してもよく、1剤と2剤の混合物の使用後に1剤と2剤の混合物を洗い流さずに又は洗い流してから、ドライヤーなどで毛髪を乾燥させた後に、毛髪を所定時間で所定温度の条件でアイロン処理してもよい。
アイロン処理は、公知のヘアアイロンを用いることができる。ヘアアイロンとしては、例えば、対向する一対の板状発熱体を有するストレートアイロン(例えば、ハッコー社製「ADST Premium DS」、小泉成器社製「VSI-1009/PJ」)、毛髪を巻き付ける棒状発熱体を有するカールアイロン(例えば、クレイツイオン社製「ion curl iron 19mm」)などが挙げられる。
アイロン処理の条件としては、例えば、120℃以上230℃以下の加熱温度で、3秒以上10秒以下の時間で毛髪を加熱処理するなどが挙げられる。なお、上記加熱温度は、ヘアアイロンにおける設定温度を意味する。
なお、本実施形態の毛髪変形用化粧料の使用方法として、各構成剤又は1剤と2剤の混合物の使用後に毛髪に上述した加温処理及びアイロン処理以外に、公知の毛髪加熱処理(例えば、公知のデジタルパーマ装置を用いた加熱処理など)を用いてもよい。
〔用途〕
本実施形態の毛髪変形用化粧料は、毛髪変形に用いられるものである。毛髪変形用を兼ねるヘアケア用途、ヘアストレート用途、縮毛矯正用途、ヘアカーリング用途、ヘアウェーブ用途、ヘアリラクサ―用途などが挙げられる。
(製品形態)
本実施形態の毛髪変形用化粧料の製品形態は、毛髪変形用の多剤式ヘアケア化粧料(例えば、ヘアシャンプー及びヘアトリートメントを備える毛髪変形用の多剤式ヘアケア、2以上のヘアトリートメントを備える毛髪変形用の多剤式ヘアトリートメントなど)、多剤式ヘアストレート化粧料、多剤式縮毛矯正化粧料、多剤式ヘアカーリング化粧料、多剤式ヘアウェーブ化粧料、多剤式ヘアリラクサ―などが挙げられる。ここで、前記ヘアトリートメントは、リンス、コンディショナー、ヘアトリートメントを含む意味である。
なお、前記多剤式としては、本実施形態の1剤及び2剤を備える2剤式、本実施形態の1剤及び2剤を備え、さらに前処理剤、中間処理剤、後処理剤のいずれかを備える3剤式、4剤式、5剤式、6剤式などが挙げられる。
(対象毛髪)
本実施形態の毛髪変形用化粧料の使用対象となる毛髪は、特に限定されない。
〔製造方法〕
本実施形態の毛髪変形用化粧料の製造方法は、特に限定されず、公知の毛髪変形用化粧料の製造方法を用いるとよい。
そのため、本実施形態の1剤及び2剤において、公知の毛髪変形用化粧料の製造方法を用いるとよい。また、本実施形態の毛髪変形用化粧料に係る構成剤として、任意に用いられる前処理剤、中間処理剤、又は後処理剤においても、公知の毛髪変形用化粧料の製造方法を用いるとよい。
<毛髪変形方法>
本実施形態の毛髪変形方法は、上述した本実施形態の毛髪変形用化粧料を用いた毛髪変形方法である。本実施形態の毛髪変形方法により、優れた毛髪変形が実現できる。
なお、本実施形態の毛髪変形方法において実現できる毛髪変形は、上述した本実施形態の毛髪変形用化粧料における毛髪変形と同様である。
本実施形態の毛髪変形方法は、上述した本実施形態の毛髪変形用化粧料を用いる以外には、公知の毛髪変形方法を採用することができる。そのため、本実施形態の毛髪変形方法は、例えば、上述した本実施形態の毛髪変形用化粧料における使用方法を採用できる。
以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
<試験例1>
試験例1では、毛髪変形用化粧料における1剤、2剤の組み合わせや各組成を変更して、試験を行った。以下、実施例1~31、比較例1~13の各例により詳述する。
(実施例1~31、比較例1~13)
下記表1~表10に示す組成の1剤及び2剤を、常法により各成分を混合して調製した。調製した各1剤、2剤を用いて、次に示す毛髪の処理を行って、毛髪変形効果(毛髪のくせの伸び)を評価した。
なお、表1~表10に示す各成分欄における数字は質量%を表し、各成分欄の表記が「-」は未配合であることを表す。また、pHの値は25℃での測定値であり、pH欄の表記が「/」のものは未測定であることを表す。
(試験例1の毛髪処理)
同一人物の強いウェーブのある人毛(HIS&HER社製)を用いて、長さ約25cmで0.1gの毛束を複数作成した。作成した毛束をシャンプー(ミルボン社製「ディーセス ノイ ドゥーエ ウィローリュクスシャンプー」)で洗浄した後、流水ですすいでから、水に30分毛束を浸漬させた。浸漬後の濡れた毛束を、毛束固定用の板に固定して、自然乾燥させた。乾燥後の毛束のウェーブの山数を「処理前の毛束の山数」として計測した。
続いて、処理前山数を計測した毛束を流水ですすぎ、濡れた毛束に下記表1~表10に示す実施例1~31、比較例1~13における各1剤をそれぞれの毛束に対して約1g塗布して、洗い流さずに30分放置した。30分経過後、毛束を流水で20秒程度すすぎ、ドライヤーで乾燥させた。乾燥後の毛束に対して、一対の板状発熱体を備えるアイロン(板状発熱体設定温度:180℃)を用いて、アイロンに毛束を挟みながら約2秒間根元部分から毛先部分にスライドさせて、毛髪をストレート状に伸ばす操作を計3回行った。その後、乾いた毛髪に下記表1~10に示す実施例1~31、比較例1~13における各2剤をそれぞれの毛束に対して1g塗布して、洗い流さずに30分放置した。30分経過後、毛束を流水で20秒程度すすぎ、シャンプー(ミルボン社製「ディーセス ノイ ドゥーエ ウィローリュクスシャンプー」)で毛束を2回洗浄した。シャンプーでの洗浄後、毛束を水に30分から90分の間で浸漬させ、浸漬後の濡れた毛束を毛束固定用の板に固定して、自然乾燥させた。乾燥後の毛束のウェーブの山数を「処理後の毛束の山数」として計測した。
「処理前の毛束の山数」と「処理後の毛束の山数」における毛束のウェーブの山数の計測は、毛束固定用の板に固定した毛束を正面から目視した際とやや角度を変えて目視した際におけるウェーブの山数を計測した。なお、毛束固定用の板に固定した毛束を正面から目視した際にウェーブの山数が1と計測されない場合でも、やや角度を変えて目視した際に、毛先部分のウェーブの円周が1/4程度までにウェーブがかかっている場合には、山数が0.5と計測している。
図1は、実施例2の処理前の毛束と実施例2の処理後の毛束を、それぞれ毛束固定用の板に固定した際に正面から撮影した写真である。図1における矢印は、毛束を正面から見た際のウェーブの山を示している。
(「山数減少数」と「山数減少率(%)」の算出)
計測した「処理前の毛束の山数」と「処理後の毛束の山数」を用いて、次に示す計算式にて、「山数減少数」と「山数減少率(%)」を算出した。
・山数減少数の計算式
山数減少数=処理前の毛束の山数-処理後の毛束の山数
・山数減少率(%)の計算式
山数減少率(%)=((処理前の毛束の山数-処理後の毛束の山数)/処理前の毛束の山数)×100
なお、算出した「山数減少数」、「山数減少率(%)」の数字が大きいほど、毛髪のくせの伸びに優れ、毛髪変形効果に優れることを示す。
(試験例1の評価結果)
下記表1~表10に実施例1~31、比較例1~13の各評価結果を示す。
(評価結果1-1:実施例1、比較例1~4)
実施例1、比較例1~4の評価結果を、表1に示す。なお、実施例1、比較例1~4における各2剤には、銅クロロフィリンナトリウムが未配合である。
Figure 2023092781000001
表1に示す結果から、実施例1(炭酸グアニジン配合の1剤と、ムラサキバレンギクエキス配合の2剤を使用)は、比較例1(炭酸グアニジン未配合の1剤を使用)、比較例2(ムラサキバレンギクエキス未配合の2剤を使用)、比較例3(炭酸グアニジン未配合の1剤と、ムラサキバレンギクエキス未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。また、実施例1は比較例7(グリオキシル酸を配合し、アルカリ剤未配合の1剤)よりも、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、ムラサキバレンギクエキスを配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-2:実施例2、比較例5~7)
実施例2、比較例5~7の評価結果を、表2に示す。
Figure 2023092781000002
表2に示す結果から、実施例2(炭酸グアニジン配合の1剤と、ムラサキバレンギクエキス配合の2剤を使用)は、比較例5(炭酸グアニジン未配合の1剤を使用)、比較例6(ムラサキバレンギクエキス未配合の2剤を使用)、比較例7(炭酸グアニジン未配合の1剤と、ムラサキバレンギクエキス未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、ムラサキバレンギクエキスを配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-3:実施例2~4、比較例5)
実施例2~4、比較例5の評価結果を、表3に示す。
Figure 2023092781000003
表3に示す結果から、炭酸グアニジン、アンモニア水、水酸化ナトリウムのいずれかのアルカリ剤を配合した1剤とムラサキバレンギクエキスを配合した2剤を用いた実施例2~4は、比較例5(炭酸グアニジン未配合の1剤、ムラサキバレンギクエキス配合の2剤を使用)と比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、アルカリ剤を配合した1剤と、ムラサキバレンギクエキスを配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-4:実施例5、比較例8)
実施例5、比較例8の評価結果を、表4に示す。なお、表4中において、クエン酸の「適量」の表記は、1剤のpHを8.0に調整した際のクエン酸の配合量を表しており、精製水が「計100となる量」とは、1剤の全量を100質量%となるようにした際の精製水の配合量を表す。
Figure 2023092781000004
表4に示す結果から、実施例5(pHを8.0に調整した炭酸グアニジン配合の1剤とムラサキバレンギクエキスを配合した2剤を使用)は、比較例8(pHを8.0に調整した炭酸グアニジン配合の1剤とムラサキバレンギクエキスを未配合の2剤を使用)と比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、ムラサキバレンギクエキスを配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-5:実施例2、6、比較例9~13)
実施例2、6、比較例9~13の評価結果を、表5に示す。
Figure 2023092781000005
表5に示す結果から、実施例2(ムラサキバレンギクエキス配合の2剤を使用)及び実施例6(フェルラ酸配合の2剤を使用)は、比較例9~13(パラオキシ安息香酸メチル、コウジ酸、β-アルブチン、レゾルシン、L-アスコルビン酸のいずれかを配合した2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、特定のポリフェノール類等を配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-6:実施例7~11、比較例6)
実施例7~11、比較例6の評価結果を、表6に示す。
Figure 2023092781000006
表6に示す結果から、実施例7~11(フェルラ酸、カカオエキス、イチゴ種子エキス、チャ葉エキス、ロブスターコーヒーノ木種子エキスのいずれか配合の2剤を使用)は、比較例6(特定のポリフェノール類等が未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。なお、実施例9の2剤におけるデキストリンは、用いたカカオエキスを含有する原料中の添加物である。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、特定のポリフェノール類等を配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-7:実施例12~16、比較例6)
実施例12~16、比較例6の評価結果を、表7に示す。
Figure 2023092781000007
表7に示す結果から、実施例12~16(ジュンサイ葉エキス、シスタンチェツブロサ根エキス、シソ種子エキス、サトザクラ花エキス、ソバ葉エキスのいずれか配合の2剤を使用)は、比較例6(特定のポリフェノール類等が未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。なお、実施例12、14~16の2剤におけるオクテニルコハク酸デンプンNa、デキストリン、アスコルビン酸、リンゴ酸は、用いた植物エキスを含有する各原料中の添加物である。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、特定のポリフェノール類等を配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-8:実施例17~21、比較例6)
実施例17~21、比較例6の評価結果を、表8に示す。
Figure 2023092781000008
表8に示す結果から、実施例17~21(タマネギ根エキス、キク花エキス、キウイ種子エキス、チャ葉エキス、フキ葉/茎エキスのいずれか配合の2剤を使用)は、比較例6(特定のポリフェノール類等が未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。なお、実施例18~21の2剤におけるマルトデキストリン、デキストリン、クエン酸は、用いた植物エキスを含有する各原料中の添加物である。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、特定のポリフェノール類等を配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-9:実施例22~26、比較例6)
実施例22~26、比較例6の評価結果を、表9に示す。
Figure 2023092781000009
表9に示す結果から、実施例22~26(ムラサキバレンギクエキス、ローズマリー葉エキス、メマツヨイグサ種子エキス、チャボトケソウエキス、アリストテリアチレンシス果実エキスのいずれか配合の2剤を使用)は、比較例6(特定のポリフェノール類等が未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、特定のポリフェノール類等を配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
(評価結果1-10:実施例1、2、27~31)
実施例1、2、27~31の評価結果を、表10に示す。
Figure 2023092781000010
表10に示す結果から、実施例2、27~29(銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅、グルコン酸鉄、グルコン酸マンガンのいずれか配合の2剤を使用)は、実施例1(グルコン酸マンガン、グルコン酸亜鉛のいずれか配合の2剤を使用)及び実施例1(金属化合物を未配合の2剤を使用)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びにさらに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、ムラサキバレンギクエキス、及び、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅、グルコン酸鉄、グルコン酸マンガンのいずれかを配合した2剤を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びにさらに優れることから、毛髪変形により優れることが分かる。
実施例1~5、実施例8~31、比較例1、5に使用した植物エキスに含有されるポリフェノール成分の構造を表11に示す。
Figure 2023092781000011
<試験例2>
試験例2では、試験例1で用いた実施例1及び比較例4の毛髪変形用化粧料でそれぞれ処理した毛束、及び、実施例2~4の毛髪変形用化粧料でそれぞれ処理した毛束を用いて、各毛髪変形用化粧料処理後の毛束の毛髪損傷を評価した。実施例1~4及び比較例4の各1剤及び2剤は試験例1で調製したものと同様である。なお、試験例2は、試験例1と別の毛髪を用いて評価を行った。
(試験例2の毛髪処理)
毛髪処理は、同一人の日本人毛髪(ヘアカラー処理されたウェーブ毛)から、3gの毛束を複数作成した。作成した毛束をシャンプー(ミルボン社製「ディーセス ノイ ドゥーエ シルキーリュクスシャンプー」)で洗浄した後、流水ですすいでから、濡れた毛束に下記表12、表13に示す実施例1~4、比較例4における各1剤をそれぞれの毛束に3g塗布して、洗い流さずに30分放置した。30分経過後、毛束を流水で20秒程度すすぎ、ドライヤーで乾燥させた。乾燥後の毛束に対して、一対の板状発熱体を備えるアイロン(板状発熱体設定温度:180℃)を用いて、アイロンに毛束を挟みながら約2秒間根元部分から毛先部分にスライドさせて、毛髪をストレート状に伸ばす操作を計3回行った。その後、乾いた毛髪に下記表13に示す実施例1~4、比較例4における各2剤をそれぞれの毛束に3g塗布して、洗い流さずに30分放置した。30分経過後、毛束を流水で20秒程度すすぎ、シャンプー(ミルボン社製「ディーセス ノイ ドゥーエ シルキーリュクスシャンプー」)で毛束を1回洗浄して、ドライヤーで乾燥させた。乾燥後の毛束の毛先のざらつきを下記の評価方法及び評価基準により評価した。
(毛先のざらつきの評価方法)
各実施例1~4、比較例4で処理した毛束を用いて、日常的にヘアケア製品の評価を行っているパネラー4名に、基準の毛束に比べて、毛先のざらつき(毛束の毛先から5cm程度の部分を手で触った際のざらつきの程度)が「小さい」、「同等」、又は「大きい」のいずれかを回答させ、下記評価基準に従って毛先のざらつきを相対評価した。なお、毛先のざらつきの程度が大きい方が、より毛髪が損傷していることを示す。
(毛先のざらつきの評価基準)
○ :基準の毛束に比べて毛先のざらつきが小さいと3人以上が回答、又は、基準の毛束に比べて毛髪損傷が小さいと2人が回答し基準の毛束と同等と1人以上が回答。
同等:基準の毛束と毛先のざらつきが同等と3人以上が回答、又は、基準の毛束に比べて毛先のざらつきが小さいと2人回答し基準の毛束に比べて毛先のざらつきが大きいと2人が回答、又は、基準の毛束に比べて毛先のざらつきが小さいと1人回答し、基準の毛束と毛先のざらつきが同等と2人が回答し、基準の毛束に比べて毛先のざらつきが大きいと1人が回答。
× :基準の毛束に比べて毛先のざらつきが大きいと3人以上が回答、又は、基準の毛束に比べて毛先のざらつきが大きいと2人が回答し基準の毛束と毛先のざらつきが同等と1人以上が回答。
(試験例2の評価結果)
下記表12、表13に実施例1及び比較例4、実施例2~4の各評価結果を示す。
(評価結果2-1:実施例1及び比較例4)
実施例1及び比較例4の評価結果を、表12に示す。評価の基準とした毛束は比較例4で処理した毛束である。
Figure 2023092781000012
表12に示す結果から、実施例1(炭酸グアニジン配合の1剤と、ムラサキバレンギクエキス配合の2剤を使用)は、比較例4(グリオキシル酸を配合し、アルカリ剤未配合の1剤)に比べて、毛先のざらつきの評価に優れ、毛髪損傷が低減していることが分かる。
(評価結果2-2:実施例2~4)
実施例2~4の評価結果を、表13に示す。評価の基準した毛束は実施例3又は実施例4で処理した毛束である。
Figure 2023092781000013
表13に示す結果から、実施例2(炭酸グアニジン配合の1剤を使用)及び実施例3(アンモニア水配合の1剤を使用)は、実施例4(水酸化ナトリウム配合の1剤を使用)に比べて、毛先のざらつきの評価に優れ、毛髪損傷が低減していることが分かる。また、実施例2(炭酸グアニジン配合の1剤を使用)は、実施例3(アンモニア水配合の1剤を使用)に比べて、毛先のざらつきの評価に優れ、毛髪損傷が低減していることが分かる。
<試験例3>
試験例3では、1剤、2剤を備える毛髪変形用化粧料の使用方法を、試験例1から変更して、1剤と2剤を混合した混合物(用時調製した本実施形態の毛髪変形用化粧料)を用いた試験を行った。以下、実施例32、比較例14の各例により詳述する。なお、試験例3は、試験例1、2と別の毛髪を用いて評価を行った。
(実施例32、比較例14)
下記表14に示す組成の1剤、2剤を、常法により各成分を混合して調製した。調製した1剤、2剤を用いて、次に示す毛髪処理を行って、毛髪の伸びを評価した。
なお、表14に示す各成分欄における数字は質量%を表し、各成分欄の表記が「-」の場合は未配合であることを表す。また、pHの値は、25℃での測定値である。
(試験例3の毛髪処理)
同一人物の強いウェーブのある人毛を用いて、20cmの長さにそろえた0.1gの毛束を複数作成した。作成した毛束をシャンプー(ミルボン社製「グランドリンケージ ウィローリュクス シャンプー」)で洗浄した後、流水ですすいでから、水に30分浸漬させた。浸漬後の濡れた毛束を、毛束固定用の板に固定して、自然乾燥させた。乾燥後の毛束のウェーブの山数を「処理前山数」として計測した。続いて、下記表14に示す実施例32、比較例14の1剤、2剤をそれぞれ質量比2:1で混合した各組成物(実施例32、比較例14の毛髪変形用化粧料)を用時調製し、処理前山数を計測した乾燥した毛束に対して、上記の組成物をそれぞれ1g塗布して、洗い流さずに30分放置した。30分経過後、毛束を流水で20秒程度すすぎ、ドライヤーで乾燥させた。乾燥後の毛束に対して、一対の板状発熱体を備えるアイロン(板状発熱体設定温度:180℃)を用いて、アイロンに毛束を挟みながら約2秒間根元部分から毛先部分にスライドさせて、毛髪をストレート状に伸ばす操作を計3回行った。その後、毛束を流水で20秒程度すすぎ、シャンプー(ミルボン社製「グランドリンケージ ウィローリュクス シャンプー」)で毛束を2回洗浄した。シャンプーでの洗浄後、毛束を水に30分間で浸漬させ、浸漬後の濡れた毛束を毛束固定用の板に固定して、自然乾燥させた。乾燥後の毛束のウェーブの山数を「処理後の毛束の山数」として計測した。
(「山数減少数」と「山数減少率(%)」の算出)
計測した「処理前山数」と「処理後山数」を用いて、試験例1と同様の計算式を用いて「山数減少数」と「山数減少率(%)」を算出した。なお、算出した「山数減少数」、「山数減少率(%)」の数字が大きいほどに、毛髪のくせの伸びに優れ、毛髪変形効果に優れることを示す。
(試験例3の評価結果)
下記表14に実施例32、比較例14の評価結果を示す。
Figure 2023092781000014
表14に示す結果から、実施例32(2剤にローズマリー葉エキスを配合)は、比較例14(2剤にローズマリー葉エキスを未配合)に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
したがって、炭酸グアニジンを配合した1剤と、ローズマリー葉エキスを配合した2剤を混合して用時調製した毛髪変形用化粧料を用いた毛髪処理は、毛髪のくせの伸びに優れることから、毛髪変形に優れることが分かる。
<試験例4>
試験例4では、1剤、2剤を備える毛髪変形用化粧料の使用方法のうち、加熱処理の工程を変更して試験を行った。以下、実施例33~37、比較例15の各例により詳述する。なお、試験例4には、試験例1~3と別の毛髪を用いて評価を行った。
(実施例33~37、比較例15)
下記表15に示す組成の1剤、2剤を、常法により各成分を混合して調製した。調製した1剤、2剤を用いて、次に示す毛髪の処理を行って、毛髪の伸びを評価した。
なお、表15に示す各成分欄における数字は質量%を表し、各成分欄の表記が「-」の場合は未配合であることを表す。また、pHの値は、25℃での測定値である。
(試験例4の毛髪処理)
同一人の日本人毛髪(ヘアカラー処理されたウェーブ毛)から、22cmの長さにそろえた約0.1gの毛束を複数作成した。作成した毛束をシャンプー(ミルボン社製「ノイドゥーエ シルキーリュクスシャンプー」)で洗浄した後、流水ですすいでから、水に30分浸漬させた。浸漬後の濡れた毛束を、毛束固定用の板に固定して、自然乾燥させた。乾燥後の毛束のウェーブの山数を「処理前山数」として計測した。続いて、処理前山数を計測した毛束を用いて、次に示す実施例33~37、比較例15の毛髪変形用化粧料を用いた毛髪処理を行い、各処理後の毛束を流水ですすいでから、濡れた毛束を、毛束固定用の板に固定して、約1日間放置して、自然乾燥させた。乾燥後の毛束のウェーブの山数を「処理後山数」として計測した。
(実施例33の毛髪処理)
[工程1]1剤処理
毛束を流水で濡らした後、濡れた毛束に対して、表15の実施例33に示す組成の1剤を1mL塗布した。
[工程2]1剤後の加温処理(40℃)
1剤を塗布した毛束を洗い流さずに、40℃の恒温機で15分加温した。加温後、毛束を流水ですすいだ。
[工程3]1剤後のアイロン処理(180℃)
毛束をドライヤーで乾燥させて、一対の板状発熱体を備えるアイロン(板状発熱体設定温度:180℃)に毛束を挟んで、毛束を伸ばしつつ滑らせるアイロン処理を3回行った(アイロン処理時間は1回につき5秒程度)。
[工程4]2剤処理
毛束を水ですすぎ、濡れた毛束に対して、表15の実施例33に示す組成の2剤を1mL塗布した後、室温で15分放置した。15分経過後、毛束を流水ですすいだ。
[工程5]2剤後のアイロン工程(180℃)
毛束をドライヤーで乾燥させて、一対の板状発熱体を備えるアイロン(板状発熱体設定温度:180℃)に毛束を挟んで、毛束を伸ばしつつ滑らせるアイロン処理を3回行った(アイロン処理時間は1回につき5秒程度)。
(実施例34の毛髪処理)
実施例34の毛髪処理は、上記で示す実施例33の[工程1]~[工程5]の毛髪処理のうち、[工程3]を省略し、それ以外は実施例33と同様に行った。なお、実施例34の毛髪処理には、表15の実施例34に示す組成の1剤を用いた。
(実施例35の毛髪処理)
実施例35の毛髪処理は、上記で示す実施例33の[工程1]~[工程5]の毛髪処理のうち、[工程3]及び[工程5]を省略し、それ以外は実施例33と同様に行った。なお、実施例35の毛髪処理には、表15の実施例35に示す組成の1剤を用いた。
(実施例36の毛髪処理)
実施例36の毛髪処理は、上記で示す実施例33の[工程1]~[工程5]の毛髪処理のうち、[工程2]及び[工程5]を省略し、それ以外は実施例33と同様に行った。なお、実施例36の毛髪処理には、表15の実施例36に示す組成の1剤を用いた。
(実施例37の毛髪処理)
実施例37の毛髪処理は、上記で示す実施例33の[工程1]~[工程5]の毛髪処理のうち、[工程2]、[工程3]及び[工程5]を省略し、それ以外は実施例33と同様に行った。なお、実施例37の毛髪処理には、表15の実施例37に示す組成の1剤を用いた。
(比較例15の毛髪処理)
比較例15の毛髪処理は、上記で示す実施例33の[工程1]~[工程5]の毛髪処理のうち、[工程2]、[工程3]及び[工程5]を省略し、さらに[工程4]における2剤を表15の比較例15に示す組成の2剤に変更した以外は、実施例33と同様に行った。なお、比較例15の毛髪処理には、表15の比較例15に示す組成の1剤を用いた。
(「山数減少数」と「山数減少率(%)」の算出)
計測した「処理前山数」と「処理後山数」を用いて、試験例1と同様の計算式を用いて「山数減少数」と「山数減少率(%)」を算出した。なお、算出した「山数減少数」、「山数減少率(%)」の数字が大きいほどに、毛髪のくせの伸びに優れ、毛髪変形効果に優れることを示す。
(試験例4の評価結果)
下記表15に実施例33~37、比較例15の評価結果を示す。なお、毛髪の処理工程欄における「あり」の表記は、各処理を行ったことを表し、「-」の表記は各処理を行わなかったことを表す。
Figure 2023092781000015
表15に示す結果から、実施例33~37の毛髪処理は、比較例15の毛髪処理に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。
また、実施例33~36の毛髪処理は、実施例37の毛髪処理に比べて、山数減少率(%)が大きく、毛髪のくせの伸びに優れることが分かる。そのため、1剤後の加温処理(40℃)、1剤後のアイロン処理(180℃)、2剤後のアイロン処理(180℃)のいずれかの加熱処理を用いた毛髪処理(実施例33~36)は、それらを用いない毛髪処理(実施例37)よりも、毛髪のくせの伸びにより優れることが分かる。
したがって、表15に示す結果から、加熱処理を用いた毛髪処理によれば、毛髪のくせの伸びにより優れることから、毛髪変形により優れることが分かる。
なお、試験例4の表15における実施例37と比較例15の山数減少率(%)の差の結果と、試験例1の表2、表3における実施例2と比較例2の山数減少率(%)の差の結果は異なっているが、これは各試験に用いた毛束の違いが影響しているものと考えられる。

Claims (6)

  1. アルカリ剤が配合され、25℃におけるpHが7.0以上である1剤と、
    フェルラ酸、テオブロミン、2以上の4-ヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、1又は2以上の3,4-ジヒドロキシフェニル基を有するポリフェノール、及び1又は2以上の3,4,5-トリヒドロキシフェニル基を有するポリフェノールの群から選ばれた1種又は2種以上が配合された2剤と、
    を備える毛髪変形用化粧料。
  2. 前記2剤に、銅塩、鉄塩、及びマンガン塩の群から選ばれた1種又は2種以上の金属塩が配合された請求項1に記載の毛髪変形用化粧料。
  3. 前記1剤のpHが13.0以下である請求項1又は2に記載の毛髪変形用化粧料。
  4. 前記1剤の使用後に、毛髪を加熱処理する使用方法で用いられる請求項1~3のいずれか1項に記載の毛髪変形用化粧料。
  5. 毛髪をストレート状にするための毛髪変形に用いられる請求項1~3のいずれか1項に記載の毛髪変形用化粧料。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の毛髪変形用化粧料を用いた毛髪変形方法。
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