JP2023035487A - 捻り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡易化された捻り装置を提供することを課題とする。【解決手段】環状のステータコアの周方向に所定の隙間を介して並んでおり前記ステータコアから延びた複数のコイルの先端を、前記周方向に捻る捻り装置であって、前記周方向に所定の間隔を空けて対向した一対の保持片と、前記コイルの先端が前記一対の保持片の先端の間から前記一対の保持片の間に挿入されるように、前記一対の保持片と前記ステータコアとを相対移動させる移動機構と、前記コイルの先端が前記一対の保持片の間に挿入された状態で、前記一対の保持片と前記ステータコアとを前記周方向に相対回転させる回転機構と、を備え、前記一対の保持片の先端の少なくとも一方の前記周方向の幅は、先細りである、捻り装置。【選択図】図6
Description
本発明は、捻り装置に関する。
環状のステータコアの周方向に所定の隙間を介して並んでおりステータコアから延びた複数のコイルの先端を、周方向に捻るコイル捻り装置が知られている。特許文献1には、クランプ治具により捻りの対象となるコイルを隣接した他のコイルから引き離したうえで、捻りの対象となるコイルの先端を保持治具内に挿入して捻る装置が記載されている。
特許文献1に記載の装置では、クランプ治具やそのクランプ治具を移動させるための機構等が必要であるため、構造が複雑化している。
本発明は、構造が簡易化された捻り装置を提供することを目的とする。
上記目的は、環状のステータコアの周方向に所定の隙間を介して並んでおり前記ステータコアから延びた複数のコイルの先端を、前記周方向に捻る捻り装置であって、前記周方向に所定の間隔を空けて対向した一対の保持片と、前記コイルの先端が前記一対の保持片の先端の間から前記一対の保持片の間に挿入されるように、前記一対の保持片と前記ステータコアとを相対移動させる移動機構と、前記コイルの先端が前記一対の保持片の間に挿入された状態で、前記一対の保持片と前記ステータコアとを前記周方向に相対回転させる回転機構と、を備え、前記一対の保持片の先端の少なくとも一方の前記周方向の幅は、先細りである、捻り装置によって達成できる。
本発明によれば、構造が簡易化された捻り装置を提供できる。
[ステータの製造工程]
本実施例の捻り装置は、ステータの製造工程の一部で使用される。従って、最初にステータの製造工程について説明する。ステータの製造工程は、ステータコアのスロットにセグメントコイルを挿入する挿入工程、スロットに挿入されたセグメントコイルを周方向に捻る捻り工程、セグメントコイルの先端部同士が接触した状態で溶接を行う溶接工程、を含む。
本実施例の捻り装置は、ステータの製造工程の一部で使用される。従って、最初にステータの製造工程について説明する。ステータの製造工程は、ステータコアのスロットにセグメントコイルを挿入する挿入工程、スロットに挿入されたセグメントコイルを周方向に捻る捻り工程、セグメントコイルの先端部同士が接触した状態で溶接を行う溶接工程、を含む。
挿入工程について説明する。図1は、ステータ100のステータコア111のスロット112にセグメントコイル114が挿入された状態を示す斜視図である。図1に示すように、中心軸αを中心とした環状のステータコア111には、周方向に所定の間隔でスロット112が形成されている。スロット112間には、ティース113が設けられている。スロット112には、セグメントコイル114の被覆部114aがそれぞれ挿入されている。被覆部114a間には、絶縁用の相間紙115が配置されている。
セグメントコイル114は、一対の被覆部114aが連結部(不図示)により連結されている。セグメントコイル114の表面は絶縁用のエナメルにより被覆されている。被覆部114aの連結部とは反対側の先端側にある露出部114bはエナメルにより被覆されておらず、導線(導体)が露出している。複数のセグメントコイル114の一部が互いに重ね合わされ、円環状に組み合わされた状態で、ステータコア111の複数のスロット112に挿入される。図1に示す例では、ステータコア111には48箇所のスロット112が設けられ、各スロット112には10本のセグメントコイル114が挿入されている。図1では、セグメントコイル114は中心軸αが延びた軸方向に沿って延びている。
次の捻り工程では、後述する捻り装置を用いて、内周側から奇数番目のセグメントコイル114を周方向の一方側に捻り、内周側から偶数番目のセグメントコイル114は周方向の他方側に捻る。具体的には、スロット112から突出しているセグメントコイル114の被覆部114aが捻られる。図2は、セグメントコイル114が捻り成形された後の状態を示す斜視図である。次の溶接工程では、径方向に互いに隣接した2つの露出部114b同士を接合する。このようにして製造されたステータは、例えば自動車等に搭載される電動発電機に用いることができる。
[捻り装置の構成]
図3は、捻り装置1の説明図である。捻り装置1は、回転機構10、進退機構20、昇降機構30、及びアーム部材40を備える。回転機構10は、操作ハンドル12を回転操作することにより回転軸A周りに回転する回転台14を備えている。回転軸Aとステータコア111の中心軸αとが一致した状態でステータ100を回転台14上に配置して、捻り工程が行われる。図3には、ステータコア111の周方向に含まれる、回転軸A及び中心軸αを中心とした時計方向C1及び反時計方向C2を示している。本明細書では、時計方向C1及び反時計方向C2の双方を含む方向を、周方向と称する。ステータコア111の回転軸Aが延びた方向は、鉛直下方向V1及び鉛直上方向V2に一致している。本明細書では、鉛直下方向V1及び鉛直上方向V2の双方を含む方向を、鉛直方向と称する。
図3は、捻り装置1の説明図である。捻り装置1は、回転機構10、進退機構20、昇降機構30、及びアーム部材40を備える。回転機構10は、操作ハンドル12を回転操作することにより回転軸A周りに回転する回転台14を備えている。回転軸Aとステータコア111の中心軸αとが一致した状態でステータ100を回転台14上に配置して、捻り工程が行われる。図3には、ステータコア111の周方向に含まれる、回転軸A及び中心軸αを中心とした時計方向C1及び反時計方向C2を示している。本明細書では、時計方向C1及び反時計方向C2の双方を含む方向を、周方向と称する。ステータコア111の回転軸Aが延びた方向は、鉛直下方向V1及び鉛直上方向V2に一致している。本明細書では、鉛直下方向V1及び鉛直上方向V2の双方を含む方向を、鉛直方向と称する。
進退機構20の側面には、水平方向に平行な前進方向B1及び後退方向B2に沿って延びたガイドレール24が形成されている。昇降機構30は、基端部がガイドレール24に係合してガイドレール24が延びた方向に移動可能に支持されている。進退機構20には操作ハンドル22が設けられている。操作ハンドル22を回転操作することにより、昇降機構30をガイドレール24上の任意の位置に移動、停止させることができる。尚、回転機構10は進退機構20に対して前進方向B1側に位置している。
昇降機構30の側面には、鉛直方向に沿って延びたガイドレール34が形成されている。アーム部材40は、基端部がガイドレール34に係合してガイドレール34が延びた方向に移動可能に支持されている。アーム部材40は、前進方向B1に沿って延びている。昇降機構30には操作ハンドル32が設けられており、操作ハンドル32を回転操作することにより、アーム部材40をガイドレール34上の任意の位置に移動、停止させることができる。
アーム部材40の先端には揺動機構50が設けられている。揺動機構50の先端には保持キャップ60が設けられている。詳しくは後述するが、アーム部材40には操作ハンドル42が設けられており、揺動機構50の側面には調整ノブ52が設けられている。昇降機構30、アーム部材40、及び揺動機構50は、保持キャップ60を軸方向に移動させる移動機構の一例である。
図4A及び図4Bは、保持キャップ60の説明図である。図4Aは、保持キャップ60を正面から見た図である。図4Bは、保持キャップ60の内部構成を示した図である。保持キャップ60は、鉛直方向に沿って略筒状に延びた筒部61を有している。筒部61の内部には、鉛直方向に沿って延びた収容孔62が形成されている。また、筒部61の下方側の先端には、保持片64及び65が形成されている。保持片64及び65は、全体形状が二股状である。保持片64及び65は周方向で互いに対向している。
収容孔62内には、調整部材70が鉛直方向に沿って移動可能に収容されている。調整部材70は、延在部71、胴体部72、及び基端部73を有している。延在部71は、収容孔62に沿って延びている。胴体部72は、延在部71から上方に連続しており、延在部71よりも前進方向B1の厚さが厚く形成されている。収容孔62の上側には、収容孔62よりも前進方向B1の大きさが大きい拡大部63が連通している。拡大部63内には胴体部72が収容されている。拡大部63は胴体部72よりも鉛直方向の長さが長い。従って、拡大部63の鉛直方向の長さから胴体部72の鉛直方向の長さを減じた距離だけ、調整部材70は鉛直方向に沿って移動することができる。基端部73は、胴体部72から鉛直上方向V2に沿って延びており、胴体部72よりも前進方向B1の厚みが薄く形成されている。基端部73の背面には、鉛直方向に亘ってラック74が形成されている。ラック74にはギヤ54が噛み合っている。ギヤ54は、連結軸53を介して図3に示した調整ノブ52により回転操作される。従って、調整ノブ52を回転操作することにより、保持キャップ60に対する調整部材70の鉛直方向での相対位置を調整することができる。
図5は、アーム部材40と揺動機構50との連結部分の説明図である。アーム部材40の内部には、揺動板44が揺動軸44aを中心に所定の範囲を揺動可能に収容されている。揺動板44上には、揺動軸44aに対して対称に連結体46及び47が設けられている。揺動機構50は、揺動軸44aと同軸でアーム部材40に揺動可能に連結されている。また揺動機構50内には、連結棒56及び57が固定されている。連結棒56及び57の基端は、連結体46及び47にそれぞれ固定されている。操作ハンドル42を回転操作することにより、揺動板44が揺動軸44aを中心に回転して連結体46及び47が揺動軸44a周りを公転する。これにより、連結棒56及び57も揺動軸44aを中心に揺動して、揺動機構50及び保持キャップ60は揺動軸44aを中心とした方向D1又はD2に所定の範囲を揺動する。方向D1及びD2は、水平面に含まれる方向である。
捻り装置1を用いた捻り工程では、最初に保持キャップ60により捻り対象のセグメントコイル114を保持させ、その状態で操作ハンドル12を操作してステータコア111を回転させる。これにより、捻り対象のセグメントコイル114を時計方向C1又は反時計方向C2に捻る。この作業を他のセグメントコイル114にも順に行うことにより、全てのセグメントコイル114を捻ることができる。
[捻り工程の詳細]
保持キャップ60によるセグメントコイル114の保持について説明する。図6A及び図6Bは、保持キャップ60によるセグメントコイル114の保持の説明図である。最初に操作ハンドル22及び32を操作することにより、捻り対象となるセグメントコイル114の鉛直上方向V2に位置するように保持キャップ60の位置を調整する。次に図6Aに示すように、操作ハンドル32を操作して、保持キャップ60の保持片64及び65の間に捻り対象のセグメントコイル114の露出部114bが挿入され、露出部114bの先端が調整部材70の延在部71の先端に当接するまで、アーム部材40を鉛直下方向V1に移動させる。
保持キャップ60によるセグメントコイル114の保持について説明する。図6A及び図6Bは、保持キャップ60によるセグメントコイル114の保持の説明図である。最初に操作ハンドル22及び32を操作することにより、捻り対象となるセグメントコイル114の鉛直上方向V2に位置するように保持キャップ60の位置を調整する。次に図6Aに示すように、操作ハンドル32を操作して、保持キャップ60の保持片64及び65の間に捻り対象のセグメントコイル114の露出部114bが挿入され、露出部114bの先端が調整部材70の延在部71の先端に当接するまで、アーム部材40を鉛直下方向V1に移動させる。
次に調整ノブ52を操作して保持キャップ60に対して調整部材70を鉛直上方向V2側に相対移動させながら、操作ハンドル32を操作してアーム部材40を更に鉛直下方向V1側に移動させる。これにより図6Bに示すように、保持片64及び65が更に鉛直下方向V1に移動して、保持片64及び65の間に捻り対象のセグメントコイル114の被覆部114aが挿入される。このようにして、保持キャップ60は捻り対象のセグメントコイル114を保持することができる。また、保持キャップ60に対する調整部材70の位置を調整することにより、保持キャップ60内へのセグメントコイル114の挿入の深さを所望の深さに調整することができる。また、露出部114bは被覆部114aよりも幅が細く厚みも薄いため、保持片64及び65は露出部114bに接触せずに被覆部114aを保持することができ、露出部114bが損傷を受けることを回避できる。その後、詳しくは後述するが、保持キャップ60が捻り対象のセグメントコイル114を保持した状態で操作ハンドル12を操作して、保持キャップ60に対してステータコア111を周方向に相対回転させることにより、セグメントコイル114を周方向に捻ることができる。
図6A及び図6Bに示したように、保持片64は捻り対象のセグメントコイル114の被覆部114aとこれに時計方向C1側で隣接したセグメントコイル114の被覆部114aとの間に挿入される。同様に、保持片65は捻り対象のセグメントコイル114の被覆部114aとこれに反時計方向C2側で隣接したセグメントコイル114の被覆部114aとの間に挿入される。ここで、上述したように被覆部114aは露出部114bよりも幅や厚みがあるため、周方向に隣接する露出部114b同士の間隔よりも、周方向に隣接する被覆部114a同士の間隔が狭い。従って本実施例では、保持片64及び65の各先端の周方向の幅は、先細り状である。具体的には、面取り加工により保持片64及び65の各先端がこのような形状に形成されている。
このため、上述のように保持キャップ60により捻り対象のセグメントコイル114を保持する際に、保持片64が捻り対象のセグメントコイル114の被覆部114aの角部や、これに隣接するセグメントコイル114の被覆部114aの角部に接触したとしても、被覆部114aを損傷させることなくこれらの間に容易に挿入することができる。保持片65についても同様である。このため、例えば捻り対象のセグメントコイル114を隣接するセグメントコイル114から引き離すためのクランプ治具やこのクランプ治具を移動させるための機構が不要となる。このため、本実施例の捻り装置1は構造が簡易化されている。
尚、本実施例の保持片64及び65の各先端は、図6A及び図6Bに示したように略U字状であるが、これに限定されず略V字状であってもよい。
次に、捻り工程の詳細に説明する。図7A~図7Cは、それぞれ捻り工程の初期、中期、及び後期の説明図である。図7A~図7Cは、同心円状に配置された48個のセグメントコイル114について、保持キャップ60に対してステータコア111を時計方向C1に相対回転させることにより、反時計方向C2にセグメントコイル114-1~114-48をこの順に捻る場合を例示する。捻り工程の初期では、図7Aに示すように隣接するセグメントコイル114-1とセグメントコイル114-48との隙間は狭いため、セグメントコイル114―1の捻り量は僅かとなる。しかしながら、セグメントコイル114-1、114-2、114-3の順に、隣接するセグメントコイル114との間隔が増大し、この順に捻り量が増大する。その後、図7Bに示すように、例えばセグメントコイル114-12では隣接するセグメントコイル114-11との間の隙間が増大しているため、セグメントコイル114-12を所望の捻り量で捻ることができる。その後図7Cに示すように、セグメントコイル114-48を所望の捻り量で捻ることにより、捻り工程の初期に捻り量が僅かであったセグメントコイル114-1を、所望の捻り量で再度捻ることができる。セグメントコイル114-2、114-3についても同様である。このようにして全てのセグメントコイル114を所望の捻り量で捻ることができる。
例えば、同心円状に配置されたセグメントコイル114の露出部114bの全てを同時に保持して一度に捻る環状治具を用いて、捻り工程を実行することが考えられる。この場合、セグメントコイル114は径が異なる複数の同心円状に配置されているため、これらに対応するように径が異なる複数の環状治具を用意する必要がある。これに対して本実施例の保持キャップ60では、これらの全てのセグメントコイルに対応できるため、径が異なる複数の環状治具よりも製造コストが低く製造納期も短い。このため、本実施例の捻り装置1においても製造コストが低く製造納期も短期である。
また、上記のように捻り工程の終了後であって溶接工程の実行前のセグメントコイル114の露出部114bの面合わせについて説明する。図8A及び図8Bは、セグメントコイル114の露出部114bの面合わせの説明図である。図8A及び図8Bは捻り工程の終了後であって溶接工程の実行前のセグメントコイル114を上方から見た図である。図8Aに示すように、前進方向B1又は後退方向B2に並んだ露出部114bのうちの一つが傾いている。図5に示したように、保持キャップ60は方向D1又はD2に揺動可能である。このため、例えば図8Aの例では、傾いた露出部114bを保持キャップ60で保持し、操作ハンドル42を操作して保持キャップ60を方向D2に揺動させる。これにより、傾いた露出部114bの面の向きを他の露出部114bの面の向きに合わせることができ、溶接工程において露出部114b同士の溶接が容易となる。
上記実施例での捻り装置1は、保持キャップ60に対してステータコア111を回転させる回転機構10を備えているが、これに限定されない。例えば回転機構10の代わりに、回転不能に固定されたステータコア111に対して、保持キャップ60をステータコア111の中心軸αを中心として回転させる回転機構を備えていてもよい。また、上記実施例での捻り装置1は、ステータコア111に対して保持キャップ60を鉛直方向に移動させる昇降機構30を備えているが、これに限定されない。例えば昇降機構30の代わりに、所定の高さ位置に固定された保持キャップ60に対してステータコア111を鉛直方向に移動させる昇降機構を備えていてもよい。
上記実施例では、回転機構10、進退機構20、昇降機構30、及び揺動機構50は、手動により駆動するものであるが、これに限定されず、例えばアクチュエータによって駆動するものであってもよい。
上記実施例では、鉛直方向がステータコア111の中心軸αが延びた方向と一致するように、回転機構10やステータ100が配置されているが、これに限定されない。
上記実施例では、保持片64及び65の各先端が先細り状であるが、一方のみの先端が先細り状であってもよい。例えば、先端が先細り状ではない一方の保持片の幅が、互いに隣接するセグメントコイル114の被覆部114aの隙間に余裕をもって挿入可能な程度に細い場合には、他方の保持片の先端のみが先細り状であってもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 捻り装置
10 回転機構
20 進退機構
30 昇降機構(移動機構)
40 アーム部材(移動機構)
50 揺動機構(移動機構)
60 保持キャップ
64、65 保持片
70 調整部材
100 ステータ
111 ステータコア
114 セグメントコイル
114a 被覆部
114b 露出部
C1 時計方向(周方向)
C2 反時計方向(周方向)
10 回転機構
20 進退機構
30 昇降機構(移動機構)
40 アーム部材(移動機構)
50 揺動機構(移動機構)
60 保持キャップ
64、65 保持片
70 調整部材
100 ステータ
111 ステータコア
114 セグメントコイル
114a 被覆部
114b 露出部
C1 時計方向(周方向)
C2 反時計方向(周方向)
Claims (1)
- 環状のステータコアの周方向に所定の隙間を介して並んでおり前記ステータコアから延びた複数のコイルの先端を、前記周方向に捻る捻り装置であって、
前記周方向に所定の間隔を空けて対向した一対の保持片と、
前記コイルの先端が前記一対の保持片の先端の間から前記一対の保持片の間に挿入されるように、前記一対の保持片と前記ステータコアとを相対移動させる移動機構と、
前記コイルの先端が前記一対の保持片の間に挿入された状態で、前記一対の保持片と前記ステータコアとを前記周方向に相対回転させる回転機構と、を備え、
前記一対の保持片の先端の少なくとも一方の前記周方向の幅は、先細りである、捻り装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024237209A1 (ja) * | 2023-05-18 | 2024-11-21 | 日本発條株式会社 | ステーターの製造方法、ひねり加工装置、及びひねり治具アッセンブリー |
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2021
- 2021-09-01 JP JP2021142378A patent/JP2023035487A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024237209A1 (ja) * | 2023-05-18 | 2024-11-21 | 日本発條株式会社 | ステーターの製造方法、ひねり加工装置、及びひねり治具アッセンブリー |
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