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JP2023028149A - 搬送システム - Google Patents

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JP2023028149A JP2021133668A JP2021133668A JP2023028149A JP 2023028149 A JP2023028149 A JP 2023028149A JP 2021133668 A JP2021133668 A JP 2021133668A JP 2021133668 A JP2021133668 A JP 2021133668A JP 2023028149 A JP2023028149 A JP 2023028149A
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Abstract

【課題】移載時に搬送車を停止させる位置を特定することができる搬送システムを提供する。【解決手段】搬送システム100は、軌道と、物品を移動させる移載を行う移載コンベヤ213と、移載コンベヤ213に連結された移載回転子212とを有する搬送車210と、移載ステーション400と、移載ステーション400が隣接する走行経路101上の区間A1に配置され、かつ、搬送車210が区間A1に位置する場合に搬送車210の移載回転子212に磁気的に作用する移載固定子130と、移載固定子130に隣接して配置され、移載回転子212の有無を検出する回転子検出センサ150と、搬送車210の走行経路101上の位置を検出する位置検出部と、回転子検出センサ150による回転子検出結果、及び、位置検出部による位置検出結果に基づいて、移載ステーション400の走行経路101上の位置を算出するコントローラ300とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を搬送し移載ステーションとの間で物品を移載する搬送システムに関する。
従来、1次側のコイルが離散配置されている離散配置リニアモータシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/056842号
ところで、搬送車との間で物品の受け渡しを行うための移載ステーションが設けられる場合、走行経路上における移載ステーションの位置(移載位置)で搬送車を停止することが必要とされている。このため、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させる位置を特定することが必要とされている。
そこで、本発明は、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させる位置を特定することができる搬送システムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る搬送システムは、走行経路に沿って配置される軌道と、前記軌道上を移動する搬送車であって、当該搬送車上において物品を移動させる移載を行う移載コンベヤと、永久磁石を含む移載回転子であって、前記移載コンベヤに連結された移載回転子とを有する搬送車と、前記走行経路に隣接して配置された移載ステーションと、前記移載ステーションが隣接する前記走行経路上の区間に配置され、かつ、前記搬送車が前記区間に位置する場合に前記搬送車の前記移載回転子に磁気的に作用する移載コイルを含む移載固定子と、前記移載固定子に隣接して配置され、前記移載回転子の有無を検出する回転子検出センサと、前記搬送車の前記走行経路上の位置を検出する位置検出部と、前記回転子検出センサによる回転子検出結果、及び、前記位置検出部による位置検出結果に基づいて、前記移載ステーションの前記走行経路上の位置を算出するコントローラとを備える。
これによれば、移載ステーションとの移載を行うために搬送車の移載コンベヤに磁気的に作用する移載固定子に隣接する回転子検出センサによる回転子検出結果、及び、位置検出部による位置検出結果を用いて、移載ステーションの位置に対する搬送車の位置を特定することができる。よって、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させるべき位置を容易に特定することができる。
また、前記搬送車は、前記移載ステーションに隣接する前記走行経路上の移載位置に停止して、前記移載コンベヤを用いて、前記移載ステーションとの間で前記移載を行い、前記コントローラは、前記搬送車の移載時に、前記回転子検出センサによる前記回転子検出結果に基づいて、前記移載位置からの前記搬送車の停止位置の位置ずれが所定距離未満であるか否かを判定してもよい。
これによれば、搬送車の移載時における位置ずれを検出する回転子検出センサを利用して、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させるべき位置を特定することができる。よって、位置ずれの検出と、移載時に搬送車を停止させるべき位置を特定することとの両方に回転子検出センサによる検出結果を用いることができるため、搬送システムにおけるセンサの数を削減することができ、コストを抑えることができる。
また、前記コントローラは、前記搬送車の走行中における、前記回転子検出センサによる前記回転子検出結果、及び、前記位置検出部による前記位置検出結果に基づいて、前記移載ステーションの前記走行経路上の位置を算出してもよい。
これによれば、搬送車の走行中において得られた回転子検出結果及び位置検出結果に基づいて、移載ステーションの走行上の位置を算出するため、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させる位置を短時間で特定することができる。
また、前記搬送車は、さらに、走行の駆動力を得るための永久磁石を含む可動子を含み、前記位置検出部は、前記走行経路に沿って配置され、前記可動子の位置を検出する複数の位置センサを含み、前記搬送システムは、さらに、前記走行経路に沿って配置され、前記搬送車が備える前記可動子に磁気的に作用することで、前記搬送車に前記走行の駆動力を付与する走行コイルをそれぞれが含む複数の走行固定子を備え、前記複数の位置センサは、それぞれ、前記複数の走行固定子に隣接して配置され、前記コントローラは、前記複数の位置センサのうちで、前記回転子検出センサが前記移載回転子を検出している時に前記可動子の位置を検出している位置センサの位置検出結果に基づいて、前記移載ステーションの前記走行経路上の位置を算出してもよい。
これによれば、複数の位置センサのうちで、回転子検出センサが移載回転子を検出している時に可動子の位置を検出している位置センサの位置検出結果に基づいて、移載ステーションの走行経路上の位置を算出する。このため、当該位置センサの検出範囲における、移載時に搬送車を停止させる位置を、原点からの走行を搬送車にさせずに短時間で特定することができる。
また、前記回転子検出センサは、さらに、前記移載回転子の回転角を検出するための磁気センサであり、前記コントローラは、前記回転子検出センサの検出結果から前記回転角を特定し、前記回転角に応じて前記移載固定子を制御することで、前記移載コンベヤの動作を制御してもよい。
これによれば、移載時に移載コンベヤの動作を制御するための回転子検出センサを利用して、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させる位置を特定することができる。
本発明の搬送システムは、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させる位置を特定することができる。
図1は、実施の形態における搬送システムの構成を説明するための斜視図である。 図2は、実施の形態における搬送システムの一部の平面図である。 図3は、実施の形態における走行経路上における走行固定子、位置センサ、移載固定子、回転子検出センサ及び移載ステーションの位置関係を示す図である。 図4は、実施の形態における搬送システムを搬送車の走行方向から見た概略図である。 図5は、実施の形態における搬送システムの機能的な構成を示すブロック図である。 図6は、互いに隣り合う2つの位置センサと、回転子検出センサと、搬送車との関係を示す図である。 図7は、搬送車を一定の速度で走行させたときに隣り合う2つの位置センサから得られた検出結果を示す図である。 図8は、複数の位置センサによる検出結果を一元化したグラフの一例を示す図である。 図9は、回転子検出センサの位置センサに対する位置を特定する方法について説明するための図である。
以下に、本発明の実施形態の搬送システムついて、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
[構成]
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態における搬送システム100の概要を説明する。
図1は、実施の形態における搬送システムの構成を説明するための斜視図である。なお、図1で示す搬送システム100では、走行経路が平面視において環状の形状を有するが、以下の説明では、走行方向がX軸方向の直線区間について説明する。つまり、以下では、走行方向をX軸方向であるものとして説明する。
搬送システム100は、図1に示すように、軌道を構成する走行レール110と、複数の走行固定子120と、複数の位置センサ140と、搬送車210と、コントローラ300と、移載ステーション400とを備える走行システムである。搬送システム100は、地上1次式リニアモータシステムである。搬送システム100では、コントローラ300が、走行レール110上を走行する搬送車210の位置を位置センサ140から取得し、当該位置に応じて複数の走行固定子120を制御することで、搬送車210の走行を制御する。コントローラ300は、例えば、複数の走行固定子120を制御することで搬送車210を走行させたり、所定の区間(例えば、移載ステーション400が設けられている区間)に停止させたりする。
以下、搬送システム100の具体的な構成について図1及び図2を用いて説明する。図2は、実施の形態における搬送システムの一部の平面図である。なお、図2では、二点鎖線で示される走行経路101が図示され、また、走行レール110が省略されている。
走行レール110は、走行経路101(図1ではX軸方向に延びる経路)に沿って配置される部材である。走行レール110は、具体的には、走行経路101に沿って長い長尺状の2列の部材であり、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金などの金属により構成される。なお、走行レール110は、樹脂により構成されてもよい。本実施の形態では、図1に示すように、走行レール110は、物品10を移載する移載ステーション400の移載経路410が延びる方向と交差し、移載ステーション400との間で物品10を移載する移載区間A11を含む。
複数の走行固定子120は、走行経路101に沿って配置される。複数の走行固定子120のそれぞれは、具体的には、走行経路101に沿って長い、長尺板状の基板と、当該基板の長手方向に並んで配置される複数のコイルとにより構成される。なお、走行固定子120の基板は、水平方向に平行(つまり、XY平面に平行)に配置されている。なお、複数のコイルは、例えば、U相のコイルと、V相のコイルと、W相のコイルとからなる3つのコイルを含む3相同期モータである。これらの3つのコイルは、互いに重なることなく、X軸方向に並んで配置される。
走行固定子120を構成する複数のコイルは、コントローラ300により個別に制御されることで、それぞれが独立して磁界を発生する。このように、複数の走行固定子120は、コントローラ300により個別に制御されることで、搬送車210に設けられた可動子211に磁気的に作用する。これにより、複数の走行固定子120は、可動子211に対してX軸方向に力(つまり走行の駆動力)を付与して、搬送車210を走行レール110上で移動させる。
複数の位置センサ140は、走行経路101に沿って配置され、走行経路101上における搬送車210の位置を検出するセンサである。複数の位置センサ140は、磁気センサであり、搬送車210が備える可動子211(後述参照)の位置を検出する。
位置センサ140は、走行経路101上に沿って配置される。具体的には、位置センサ140は、複数の走行固定子120が配置されている区間に亘って配置される。具体的には、位置センサ140は、走行経路101上において、所定の長さ単位で複数配置される走行固定子120のそれぞれに隣接して、複数配置される。これにより、搬送システム100は、位置センサ140により検出された搬送車210の位置に応じて、当該位置に対応する走行固定子120を制御することで、搬送車210のそれぞれの走行動作を制御することができる。
なお、位置センサ140は、走行固定子120に対して走行経路101の方向(つまり、X軸方向)に突き合わされて(当接されて)固定されてもよいし、位置決めのための治具を介して走行固定子120に対して走行経路101の方向に突き合わされて固定されてもよい。これにより、走行固定子120と位置センサ140との位置関係は、固定の位置関係となる。
移載固定子130は、移載ステーション400が隣接する走行経路101上の区間A1に配置され、かつ、搬送車210が有する移載回転子212に磁気的に作用することで移載回転子212に力を与えて、当該移載回転子212を動作させる。移載固定子130は、例えば、移載ステーション400が隣接する走行経路101上の区間に配置される。
回転子検出センサ150は、移載回転子212(後述参照)の回転角を検出するための磁気センサである。また、回転子検出センサ150は、移載固定子130に隣接して配置され、搬送車210が備える移載回転子212(後述参照)の有無を検出する。回転子検出センサ150は、走行経路101上に配置され、走行経路101上の回転子検出センサ150が配置されている位置に搬送車210が備える移載回転子212が位置したか否かを検出する。
図3は、実施の形態における走行経路上における走行固定子、位置センサ、移載固定子、回転子検出センサ及び移載ステーションの位置関係を示す図である。
回転子検出センサ150は、走行経路101の方向(つまり、X軸方向)において、移載固定子130との間の距離が第1の距離となる位置に配置される。例えば、回転子検出センサ150の中心の位置P1と、移載固定子130の中心の位置P2との間の距離は距離d1である。回転子検出センサ150は、移載固定子130に対して走行経路101の方向(つまり、X軸方向)に突き合わされて(当接されて)固定されてもよいし、位置決めのための治具を介して移載固定子130に対して走行経路101の方向に突き合わされて固定されてもよい。これにより、移載固定子130と回転子検出センサ150との位置関係は、固定の位置関係となる。
移載固定子130は、走行経路101の方向(つまり、X軸方向)において、移載ステーション400との間の距離が第2の距離となる位置に配置される。例えば、移載固定子130の中心の位置P2と、移載ステーション400の中心の位置P3との間の距離は距離d2である。移載固定子130は、移載ステーション400に対して走行経路101の方向(つまり、X軸方向)に突き合わされて(当接されて)固定されてもよいし、位置決めのための治具を介して移載ステーション400に対して走行経路101の方向に突き合わされて固定されてもよい。これにより、移載固定子130と移載ステーション400との位置関係は、固定の位置関係となる。
また、移載固定子130と回転子検出センサ150との位置関係、及び、移載固定子130と移載ステーション400との位置関係は、固定の位置関係であるため、回転子検出センサ150と移載ステーション400との位置関係は、固定の位置関係である。例えば、回転子検出センサ150の中心の位置P1と、移載ステーション400の中心の位置P3との間の距離は距離d3である。なお、本実施の形態では、X軸方向において、回転子検出センサ150と移載ステーション400との間に移載固定子130が配置されているため、距離d3は距離d1及び距離d2を加算して得られる距離と等しい。
次に、図4を用いて、搬送車210について具体的に説明する。図4は、実施の形態における搬送システムを搬送車の走行方向から見た概略図である。
搬送車210は、走行の駆動力を得るための永久磁石を含む可動子211を有する。搬送車210は、可動子211が複数の走行固定子120からの磁気作用を受けて走行レール110上を走行することで物品10を搬送する。搬送車210は、可動子211の他に、移載回転子212と、移載コンベヤ213と、ベルト214と、基台となるフレーム215と、フレーム215に設けられた走行用のローラ216とを有する。
可動子211は、例えば、複数の永久磁石により構成される。可動子211を構成する複数の永久磁石は、搬送車210の走行方向に並んで配置される。可動子211は、搬送車210が走行レール110に配置された状態で、複数の走行固定子120のZ軸方向の両側に対向し、フレーム215の下方に配置される。つまり、可動子211は、複数の走行固定子120のZ軸方向の両側において、複数の永久磁石が2列に並ぶ構成である。2列のそれぞれにおける複数の永久磁石は、X軸方向に並ぶ。搬送車210は、所定の経路上に配置された複数の走行固定子120と、搬送車210が有する可動子211により構成される地上1次式リニアモータシステムによって、個別に停止または加減速可能に走行する。
移載回転子212は、搬送車210の走行方向に沿って延びる回転軸により回転する。移載回転子212は、永久磁石を含み、移載固定子130からの磁気作用による磁力を受けることで回転する。移載回転子212は、ベルト214を介して移載コンベヤ213に連結されている。なお、移載回転子212は、ベルト214を介さずに直接移載コンベヤ213に連結されていてもよい。移載回転子212は、回転することで、ベルト214を介して移載コンベヤ213を駆動する。移載回転子212は、フレーム215からZ軸負方向側に延びかつZ軸負方向側の端部からY軸負方向側に延びる支持部材217の先端に、設けられている。支持部材217は、X軸方向から見た場合、L字形の形状を有する。
移載固定子130は、具体的には、搬送車210の走行時において、搬送車210が有する移載回転子212が通過する略円柱状の領域のうち、当該領域を囲う位置に配置された、断面が略C字形状に配置された移載コイルを含む。移載固定子130は、所定の磁界を発生させることにより、搬送車210が有する移載回転子212に磁気的に作用する。移載固定子130は、搬送車210の走行方向(X軸方向)周りの約270度の範囲を囲う形状を有する。言い換えると、移載固定子130は、円筒形状の側面のうち、約90度の範囲に相当する一部の側面が取り除かれた形状を有する。移載固定子130は、円筒形状のうちで、取り除かれた形状の部分がY軸正方向を向く向きで配置されている。移載固定子130は、走行経路101上において、搬送車210の移載回転子212を駆動させるべき区間に配置されており、当該区間を搬送車210が通過している間において、外部からの物品10を移載する、または、外部へ物品10を移載する場合にコントローラ300により制御され、搬送車210の移載回転子212を駆動させる。
移載コンベヤ213は、駆動されることで搬送車210上において物品10を移動させる移載を行う。移載コンベヤ213は、例えば、駆動されることで物品10をY軸方向に移動させる。
移載コンベヤ213は、移載回転子212により、ベルト214を介して走行方向に交差する交差方向に駆動される。移載コンベヤ213は、例えば、Y軸方向に駆動されるベルトコンベアであり、搬送車210の上面に配置される。つまり、移載コンベヤ213は、搬送車210の、物品10の載置面を構成し、Y軸方向に駆動されることで、搬送車210のY軸方向の外側からの物品10を搬送車210の上面(つまり移載コンベヤ213の上面)に移載したり、搬送車210の上面に載置されている物品10を当該上面から搬送車210のY軸方向の外側へ移載したりする。移載コンベヤ213は、ベルトコンベアに限らずに、ローラコンベアであってもよい。なお、本実施の形態では、移載コンベヤ213は、Y軸方向に物品を移載するが、Y軸方向に限らずに、走行経路101(搬送車210の走行方向)に交差する方向であれば、所定の経路に厳密に直交していなくてもよい。例えば、移載コンベヤ213は、走行経路101(搬送車210の走行方向)に対して45度で交差していてもよい。
ベルト214は、移載回転子212の回転軸と、移載コンベヤ213を駆動するための回転軸とを接続し、移載回転子212の回転軸からの回転を、移載コンベヤ213を駆動するための回転軸へ伝える動力伝達用のベルトである。ベルト214は、X軸方向から見た場合において、搬送車210が有するフレーム215および支持部材217の位置に沿うように、環状の形状で配置されている。ベルト214の環状の形状は、フレーム215および支持部材217のX軸方向の端面に設けられている複数のプーリにベルト214が架けられることにより形成されている。
このように、ベルト214は、搬送車210が有するフレーム215および支持部材217の位置に沿うように、環状の形状で配置されているため、ベルト214の配置によって生じるデッドスペースを小さくすることができる。また、ベルト214が、フレーム215を略垂直に貫通しているため、フレーム215を貫通するための開口の大きさを小さくできる。このため、フレーム215の内部に異物が侵入することを抑制することができる。
なお、ベルト214は、例えば、ゴムベルトである。ベルト214は、ゴムベルトに限らずに、チェーンであってもよい。
搬送車210は、走行のための駆動力を複数の走行固定子120から非接触で受けて走行する。また、搬送車210は、移載コンベヤ213を駆動して物品10を移載するための駆動力を移載固定子130から非接触で受けて物品10を移載する。このように、搬送車210は、電気的な信号を受けることや、電力を受けることがなく、走行および移載のための駆動力を外部から非接触で受けて動作する。よって、搬送車210は、電気的な回路を有しないため、搬送車210を低コストで生産することができる。
図5は、実施の形態における搬送システムの機能的な構成を示すブロック図である。
搬送システム100は、コントローラ300と、複数の走行固定子120と、移載固定子130と、位置センサ140と、回転子検出センサ150と、搬送車210とを備える。
なお、複数の走行固定子120、移載固定子130、位置センサ140、回転子検出センサ150および搬送車210については、図1~図4を用いて説明したため、説明を省略する。つまり、ここでは、コントローラ300ついて説明する。
コントローラ300は、複数の走行固定子120および搬送車210の可動子211により構成される地上1次式リニアモータシステムの動作を制御する。コントローラ300は、複数の位置センサ140による位置検出結果に応じて複数の走行固定子120を制御することで、搬送車210の走行制御を行う。また、コントローラ300は、回転子検出センサ150により検出された回転角に応じて移載固定子130を制御することで、移載コンベヤ213の動作を制御する。具体的には、コントローラ300は、移載回転子212に配置された磁石の磁極の検出結果(回転子検出結果)を回転子検出センサ150から取得し、取得した磁極検出結果から移載回転子212の回転角を特定する。そして、コントローラ300は、特定した回転角に応じて、移載固定子130のコイルに発生させる磁界を制御する。
コントローラ300は、例えば、搬送車210を、移載区間A11に停止させた状態で、移載固定子130を制御して搬送車210の移載コンベヤ213を駆動させることで移載ステーション400との間で物品10を移載する。つまり、搬送車210は、移載ステーション400に隣接する走行経路101上の移載区間A11(つまり、移載位置)に停止して、移載コンベヤ213を用いて、移載ステーション400との間で物品10の移載を行う。具体的には、搬送車210は、移載ステーション400との間における物品10の移載において、移載ステーション400から物品10を受け取ってもよいし、移載ステーション400へ物品10を届けてもよい。
コントローラ300は、例えば、所定のプログラムを実行するプロセッサ、および、所定のプログラムを記憶しているメモリなどにより構成される。また、コントローラ300は、専用回路により構成されてもよい。
このように構成される搬送システム100において、複数の走行固定子120、複数の位置センサ140、移載固定子130、回転子検出センサ150、及び、移載ステーション400を組み立てた際に、設計時とのずれが生じる場合がある。例えば、複数の走行固定子120に含まれる複数の固定子の間の間隔が設計時と異なっていたり、移載ステーション400の位置が設計時と異なったりする場合がある。搬送車210の走行制御や移載制御を適切に行うためには、搬送車210が走行経路101上のどの位置を走行しているのかが精度よく検出される必要がある。特に搬送車210は、移載ステーション400との間で物品10の移載を行う際に、移載ステーション400に隣接している走行経路101上の移載区間A1に停止する必要がある。このために、コントローラ300は、複数の位置センサ140と、移載固定子130、回転子検出センサ150、及び、移載ステーション400との位置関係を特定するキャリブレーション処理を行う。
キャリブレーション処理は、複数の位置センサ140の間の間隔を特定する第1処理と、複数の位置センサ140と移載ステーション400との位置関係を特定する第2処理とを含む。
第1処理について説明する。
図6は、互いに隣り合う2つの位置センサと、回転子検出センサと、搬送車との関係を示す図である。
図6に示すように、複数の位置センサ140のうちの互いに隣り合う2つの位置センサ141、142は、それぞれ、2つの走行固定子121、122に対応して配置されている。位置センサ141は、2つの位置センサ141、142のうちで走行方向後側に配置される位置センサであり、位置センサ142は、2つの位置センサ141、142のうちで走行方向前側に配置される位置センサである。2つの位置センサ141、142は、1つの搬送車210の可動子211を同時に検出する場合がある。コントローラ300は、これを利用して2つの位置センサ141、142の間隔を特定する。
図7は、搬送車を一定の速度で走行させたときに隣り合う2つの位置センサから得られた検出結果を示す図である。図7において、直線501は、位置センサ141の検出結果を示し、直線502は、位置センサ142の検出結果を示す。図7において、縦軸は、1つの位置センサによる可動子211の検出範囲における位置を示し、横軸は、時間を示す。
ここで、搬送車210が備える可動子211は、走行方向に対して長さL1を有する。可動子211は、走行方向においてN極とS極とが交互に配置される複数の永久磁石を有しているため、位置センサ141、142は、可動子211の極性に応じた検出結果を出力する。このため、コントローラ300は、位置センサ141、142から得られた検出結果を分析することで、そのときに位置センサ141、142を通過している可動子211の位置を特定することができる。例えば、各直線501、502において、位置p1は、可動子211の前端の位置を検出していることを示し、位置p2は、可動子211の後端の位置を検出していることを示す。
直線501は、位置センサ141が時刻t1から時刻t3までの間において、一定の速度で走行中の搬送車210が備える可動子211を検出していることを示している。直線502は、位置センサ142が時刻t2から時刻t4までの間において、一定の速度で走行中の搬送車210が備える可動子211を検出していることを示している。
直線501及び直線502は、時刻t2から時刻t3までの間の期間が重複している。つまり、時刻t2から時刻t3までの間の期間において、位置センサ141及び位置センサ142で同時に可動子211が検出されていることを示している。このため、コントローラ300は、この期間において、得られた結果を用いることで、位置センサ141及び位置センサ142の間の距離Δd1を算出することができる。
具体的には、コントローラ300は、当該期間における時刻における位置センサ141が検出している可動子211の位置と、位置センサ142が検出している可動子211の位置との差分を、位置センサ141及び位置センサ142の間の距離Δd1として算出する。コントローラ300は、時刻t2から時刻t3までの間の複数の時刻において、上記の差分を算出し、これにより得られた複数の差分の平均を算出することで、位置センサ141及び位置センサ142の間の距離Δd1を算出してもよい。なお、コントローラ300は、算出された差分が負の数の場合には、正の数に変換することで上記距離Δd1を算出してもよいし、差分の絶対値を算出することで上記距離Δd1を算出してもよい。
コントローラ300は、複数の位置センサ140のそれぞれから搬送車210の可動子211の検出結果を取得することで、図8の(a)に示されるような直線501~503が得られる。なお、直線503は、位置センサ142の走行方向前側に配置され、位置センサ142と隣り合う図示しない位置センサの検出結果を示す。
コントローラ300は、得られたグラフを用いて、隣り合う2つの位置センサ140の間の距離Δd1、Δd2を算出し、算出して得られた距離Δd1、Δd2を用いて、直線502、503をオフセットさせることで図8の(b)に示されるようなグラフが得られる。具体的には、直線501及び直線502を用いて得られた距離Δd1だけ直線502の位置をオフセットさせ、直線502及び直線503を用いて得られた距離Δd2だけ直線502に対して直線503の位置をオフセットさせることで、図8の(b)に示されるようなグラフが得られる。例えば、搬送車210が全走行経路101を走行することで得られた全ての複数の位置センサ140の位置検出結果を用いてグラフを生成し、このグラフ上において位置p1を原点としてもよい。これにより、複数の位置センサ140による検出結果を用いて、位置p1を原点とした系における、搬送車210の位置を特定することができる。このように、複数の位置センサ140による検出結果を一元化することで、搬送車210が走行している位置を一意に特定することが容易にできる。
なお、図8の(b)に示すグラフは、複数の位置センサ140による検出結果を用いて、搬送車210の位置を一元的に特定できることを説明するために示したのであって、このグラフは、コントローラ300によって生成されなくてもよい。
次に、第2処理について説明する。
図6では、移載ステーション400が設置される移載区間A1における2つの位置センサ141、142と、回転子検出センサ150とが示されている。この移載区間A1付近を搬送車210が走行する場合、位置センサ141、142により搬送車210の可動子211が検出されている間に、搬送車210の移載回転子212が、回転子検出センサ150の位置に進入する。つまり、このとき、回転子検出センサ150の検出結果は、移載回転子212を検出していない状態から検出している状態に遷移する。その後も搬送車210は走行を続けると、位置センサ141、142により搬送車210の可動子211が検出されている間に、搬送車210の移載回転子212が回転子検出センサ150の位置から外れる。つまり、このとき、回転子検出センサ150の検出結果は、移載回転子212を検出している状態から検出していない状態に遷移する。
図9は、回転子検出センサの位置センサに対する位置を特定する方法について説明するための図である。図9は、図8の(b)に示されるグラフに対して、回転子検出センサ150の検出結果を反映させたグラフである。
時刻t11は、回転子検出センサ150が移載回転子212を検出し始めた時、つまり、移載回転子212を検出していない状態から検出している状態に遷移した時を示す。時刻t12は、回転子検出センサ150が移載回転子212を検出し終えた時、つまり、移載回転子212を検出している状態から検出していない状態に遷移した時を示す。つまり、回転子検出センサ150の検出結果は、時刻t11までの間において移載回転子212を検出していない状態を示す。また、当該検出結果は、時刻t11から時刻t12までの間において移載回転子212を検出している状態を示す。また、当該検出結果は、時刻t12以降において移載回転子212を検出していない状態であることを示す。
移載回転子212は、可動子211と同様に、走行方向に長い長さL2を有する。このため、時刻t11において、移載回転子212の前端が回転子検出センサ150によって検出されたと推定でき、時刻t12において、移載回転子212の後端が回転子検出センサ150によって検出されたと推定できる。よって、コントローラ300は、時刻t11における搬送車210の位置p11と、時刻t12における搬送車210の位置p12とを用いて、複数の位置センサ140に対する回転子検出センサ150の位置を算出することができる。
具体的には、コントローラ300は、搬送車210が位置p11に位置する時の、搬送車210の移載回転子212の前端の位置が、回転子検出センサ150の位置であることを特定することができる。同様に、コントローラ300は、搬送車210が位置p12に位置する時の、搬送車210の移載回転子212の後端の位置が回転子検出センサ150の位置であることを特定することができる。
なお、コントローラ300は、位置p11と位置p12との中点の位置p13を算出し、搬送車210が位置p13に位置する時の、搬送車210の移載回転子212の中点の位置が、回転子検出センサ150の位置であることを特定してもよい。このように、位置p11と位置p12との中点の位置p13を算出することで、検出誤差を低減することができる。
このように、コントローラ300は、複数の位置センサ140のうちで、回転子検出センサ150が移載回転子212を検出しているときに可動子211の位置を検出している位置センサの位置検出結果に基づいて、移載ステーション400の走行経路101上の位置を算出する。
なお、図3を用いて説明したように、回転子検出センサ150と移載ステーション400との位置関係は、予め定められた固定の位置関係である。具体的には、回転子検出センサ150と移載ステーション400とは距離d3離れている。このため、コントローラ300は、回転子検出センサ150の位置から距離d3離れた位置p14を、複数の位置センサ140に対する移載ステーション400の位置として特定することができる。
このように、コントローラ300は、回転子検出センサ150による回転子検出結果、及び、複数の位置センサ140による位置検出結果に基づいて、移載ステーション400の走行経路上の位置を算出する。このため、走行経路101上における、移載時に搬送車210を停止させるべき位置を容易に特定することができる。
また、コントローラ300は、搬送車210の移載時に、回転子検出センサ150による回転子検出結果に基づいて、搬送車210が移載時に停車すべき移載位置からの搬送車210の停止位置の位置ずれが所定距離未満であるか否かを判定してもよい。なお、移載回転子212は、その回転軸方向に所定の長さを有している。コントローラ300は、回転子検出センサ150による回転子検出結果に基づいて、移載回転子212を検出できなくなるほど搬送車210が移載位置から大きく位置ずれした時を、上記位置ずれが所定距離以上であると判定してもよい。移載回転子212を検出できなくなるほど搬送車210が移載位置から大きく位置ずれした時とは、例えば、移載回転子212を検出している状態から、移載回転子212を検出していない状態に遷移した時である。例えば、コントローラ300は、位置ずれが所定距離以上であると判定した場合、停止している搬送車210と移載ステーション400との間で物品の移載を中止してもよい。また、例えば、コントローラ300は、位置ずれが所定距離以上であると判定した場合、位置ずれが所定距離未満になるように搬送車210を移動させ、その後に搬送車210と移載ステーション400との間で物品の移載を行ってもよい。
これによれば、搬送車210の移載時における位置ずれを検出する回転子検出センサ150を利用して、走行経路101上における、移載時に搬送車210を停止させるべき位置を容易に特定することができる。よって、位置ずれの検出と、移載時に搬送車を停止させるべき位置を特定することとの両方に回転子検出センサ150による検出結果を用いることができるため、搬送システム100におけるセンサの数を削減することができ、コストを抑えることができる。
また、コントローラ300は、搬送車210の走行中における、回転子検出センサ150による回転子検出結果、及び、複数の位置センサ140による位置検出結果に基づいて、移載ステーション400の走行経路101上の位置を算出する。このように、搬送車210の走行中において得られた回転子検出結果及び位置検出結果に基づいて、移載ステーション400の走行経路101上の位置を算出するため、走行経路101上における、移載時に搬送車210を停止させるべき位置を短時間で特定することができる。
また、コントローラ300は、複数の位置センサ140のうちで、回転子検出センサ150が移載回転子212を検出している時に可動子211の位置を検出している位置センサ140の位置検出結果に基づいて、移載ステーション400の走行経路101上の位置を算出する。このため、当該位置センサ140の検出範囲における、移載時に搬送車210を停止させる位置を、原点からの走行を搬送車210にさせずに短時間で特定することができる。
また、コントローラ300は、移載回転子212の回転角を検出するための磁気センサである回転子検出センサ150の検出結果から回転角を特定し、回転角に応じて移載固定子212を制御することで、移載コンベヤ213の動作を制御する。このため、移載時に移載コンベヤ213の動作を制御するための回転子検出センサ150を利用して、走行経路101上における、移載時に搬送車210を停止させる位置を特定することができる。
[変形例]
(1)
上記実施の形態では、複数の位置センサ140を用いて搬送車210の位置を検出することとしたが、これに限らない。例えば、走行経路101上の搬送車210をカメラで撮影し、撮影により得られた画像を解析することで走行経路101上の搬送車210の位置を検出してもよい。また、例えば、固定された位置に配置された測距センサを用いて、走行方向における搬送車210との間の距離を計測することで、搬送車210の位置を検出してもよい。
(2)
また、上記実施の形態では、搬送車210を一定の速度で走行させることでキャリブレーション処理を行うとしたが、走行速度は、一定の速度でなくてもよく変化させてもよい。
(3)
また、上記実施の形態では、搬送車210は、走行の駆動力が地上1次式リニアモータシステムによって得られる構成であるとしたが、これに限らない。搬送車210は、走行経路上を移動する物体により牽引されることにより、走行の動力が得られる構成であってもよい。
(4)
また、上記実施の形態では、搬送車210が全走行経路101を走行することで得られた全ての複数の位置センサ140の位置検出結果を用いることを例に説明したが、これに限らない。例えば、移載ステーション400と複数の位置センサ140との位置関係を特定するためには、回転子検出センサ150により移載回転子212が検出されている時の複数の位置センサ140による位置検出結果が得られればよい。このため、コントローラ300は、複数の位置センサ140のうちで、回転子検出センサ150が移載回転子212を検出している時に可動子211の位置を検出している位置センサ140の位置検出結果のみに基づいて、当該位置センサ140に対する移載ステーション400の位置を算出してもよい。
(5)
また、上記実施の形態では、回転子検出結果及び位置検出結果は、共に検出時刻と対応付けられており、回転子検出結果において状態が変化した時刻に対応する、位置検出結果における搬送車210の位置を特定することで、移載ステーションの走行経路上の位置を算出するとしたが、回転子検出結果及び位置検出結果は、検出時刻と対応付けられていなくてもよい。なお、回転子検出結果における状態とは、回転子検出センサ150が移載回転子212を検出している状態であるか、移載回転子212を検出していない状態であるかのいずれかである。例えば、コントローラ300は、回転子検出センサ150による検出結果を、複数の位置センサ140による位置検出結果と直接対応付けてコントローラ300が備えるメモリ(図示せず)に記憶してもよく、回転子検出結果において状態が変化した時の搬送車210の位置を記憶した対応付けの結果から特定してもよい。あるいは、コントローラ300は、取得した回転子検出結果におけるにおいて状態が変化した時の、複数の位置センサ140による位置検出結果が示す搬送車210の位置をリアルタイムで特定してもよい。このように、コントローラ300は、回転子検出結果及び位置検出結果を時刻と対応付けなくても、回転子検出結果において状態が変化した時に対応する、位置検出結果における搬送車210の位置を特定することで、移載ステーションの走行経路上の位置を算出してもよい。
以上、本発明の一つまたは複数の態様に係る搬送システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、走行経路上における、移載時に搬送車を停止させる位置を特定することができる搬送システムなどとして有用である。
10 物品
100 搬送システム
101 走行経路
110 走行レール
120、121、122 走行固定子
130 移載固定子
140、141、142 位置センサ
150 回転子検出センサ
210 搬送車
211 可動子
212 移載回転子
213 移載コンベヤ
214 ベルト
215 フレーム
216 ローラ
217 支持部材
300 コントローラ
400 移載ステーション
501~503 直線
A1 移載区間
d1~d3 距離
p1、p2、p11~p14、P1~P3 位置
t1~t4、t11、t12

Claims (5)

  1. 走行経路に沿って配置される軌道と、
    前記軌道上を移動する搬送車であって、当該搬送車上において物品を移動させる移載を行う移載コンベヤと、永久磁石を含む移載回転子であって、前記移載コンベヤに連結された移載回転子とを有する搬送車と、
    前記走行経路に隣接して配置された移載ステーションと、
    前記移載ステーションが隣接する前記走行経路上の区間に配置され、かつ、前記搬送車が前記区間に位置する場合に前記搬送車の前記移載回転子に磁気的に作用する移載コイルを含む移載固定子と、
    前記移載固定子に隣接して配置され、前記移載回転子の有無を検出する回転子検出センサと、
    前記搬送車の前記走行経路上の位置を検出する位置検出部と、
    前記回転子検出センサによる回転子検出結果、及び、前記位置検出部による位置検出結果に基づいて、前記移載ステーションの前記走行経路上の位置を算出するコントローラとを備える
    搬送システム。
  2. 前記搬送車は、前記移載ステーションに隣接する前記走行経路上の移載位置に停止して、前記移載コンベヤを用いて、前記移載ステーションとの間で前記移載を行い、
    前記コントローラは、前記搬送車の移載時に、前記回転子検出センサによる前記回転子検出結果に基づいて、前記移載位置からの前記搬送車の停止位置の位置ずれが所定距離未満であるか否かを判定する
    請求項1に記載の搬送システム。
  3. 前記コントローラは、前記搬送車の走行中における、前記回転子検出センサによる前記回転子検出結果、及び、前記位置検出部による前記位置検出結果に基づいて、前記移載ステーションの前記走行経路上の位置を算出する
    請求項1または2に記載の搬送システム。
  4. 前記搬送車は、さらに、走行の駆動力を得るための永久磁石を含む可動子を含み、
    前記位置検出部は、前記走行経路に沿って配置され、前記可動子の位置を検出する複数の位置センサを含み、
    前記搬送システムは、さらに、
    前記走行経路に沿って配置され、前記搬送車が備える前記可動子に磁気的に作用することで、前記搬送車に前記走行の駆動力を付与する走行コイルをそれぞれが含む複数の走行固定子を備え、
    前記複数の位置センサは、それぞれ、前記複数の走行固定子に隣接して配置され、
    前記コントローラは、前記複数の位置センサのうちで、前記回転子検出センサが前記移載回転子を検出している時に前記可動子の位置を検出している位置センサの位置検出結果に基づいて、前記移載ステーションの前記走行経路上の位置を算出する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送システム。
  5. 前記回転子検出センサは、さらに、前記移載回転子の回転角を検出するための磁気センサであり、
    前記コントローラは、前記回転子検出センサの検出結果から前記回転角を特定し、前記回転角に応じて前記移載固定子を制御することで、前記移載コンベヤの動作を制御する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送システム。
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