JP2023012445A - プリントシステム、ジョブ・キューを管理する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント装置の組込デジタル・フロント・エンド(DFE)のジョブ・キュー内の受信プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルを用いてプリントジョブのプレビューを可能にする。【解決手段】プリントシステムにおいて、クライアント110Aは、プリントジョブに対応する原稿ファイルとプリントジョブに対応するグラフィック・ファイルとを生成する。プリント装置104の組込DFE106は、クライアント110Aからプリントジョブとグラフィック・ファイルとを受信し、原稿ファイルに対応するプリントジョブを、複数のプリントジョブとともにジョブ・キュー112内に配置する。ユーザーインターフェース108は、ジョブ・キュー112内の複数のプリントジョブに対応する複数のグラフィック・ファイルを表示し、ユーザー・インターフェースへの入力に基づいてジョブ・キュー112内の複数のプリントジョブの順序を変更する。【選択図】図1
Description
本発明は、プリント装置の組込デジタル・フロント・エンドのジョブ・キュー内の受信プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルを用いてプリントジョブのプレビューを可能にすることに関する。
プロダクションプリント装置のサーバー・デジタル・フロント・エンド(DFE)は、一般に多くのコアと多量のメモリーとを有する高性能処理ユニットを備える。サーバーDFEが使用可能なコンピューターリソースは、現代のプロダクションプリントDFEにおいては普通に行われるラスター画像処理及び補助文書管理サービスの両方を提供するために用いられる。一般に組込DFEにはないサーバーDFEの特徴は、ロバストなジョブ管理及びジョブ・キューであろう。組込DFEは、ジョブをキューイングしてサーバーDFEのジョブ処理を実行する能力を有する反面、サーバーDFEの豊富な機能を提供するのに必要とされる性能を有していない。
例えば、従来のDFEユーザー・インターフェースでは、ユーザーが、インライン仕上げの前に最終原稿をプレビューする場合に、ジョブを識別するための原稿プレビューを行うことができる。低価格のプロセッサーを用い、メモリーに制約がある組込DFEは、システム内の全てのプリントジョブに対するプレビューを生成するための処理能力の余裕がない。この理由から、原稿プレビューがプリントジョブの管理において不可欠な部分であるにもかかわらず、組込DFEはこの機能を実施することができない。
プリントシステムが開示される。前記プリントシステムは、プリント装置用の組込デジタル・フロント・エンド(DFE:Digital Front End)を備える。前記組込DFEは、前記プリント装置に設けられ、前記プリント装置が受信した複数のプリントジョブのジョブ・キューを含む。前記プリントシステムは、前記ジョブ・キュー内に配置されるように前記組込DFEにプリントジョブを送るクライアントをさらに備える。前記クライアントは、前記プリントジョブに対応する原稿ファイルと前記プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルとを生成する。前記プリントシステムは、前記組込DFEと通信を行い、前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブに対応する複数のグラフィック・ファイルを表示し、操作者による入力が可能なユーザー・インターフェースをさらに備える。前記組込DFEは、前記クライアントから前記プリントジョブと前記グラフィック・ファイルとを受信する。さらに前記組込DFEは、前記原稿ファイルに対応する前記プリントジョブを、前記複数のプリントジョブとともに前記ジョブ・キュー内に配置する。さらに前記組込DFEは、前記ユーザー・インターフェースへの入力に基づいて前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブの順序を変更する。
クライアントと通信可能なプリント装置におけるジョブ・キューを管理する方法が開示される。前記方法は、前記クライアントが、原稿ファイルに対応するプリントジョブを生成することを含む。前記方法は、前記クライアントが、前記プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルを生成することをさらに含む。前記グラフィック・ファイルは、前記原稿ファイルにも対応する。前記方法は、前記プリント装置の組込DFEが前記プリントジョブを受信することをさらに含む。前記方法は、前記組込DFEが前記プリントジョブを複数のプリントジョブとともに前記ジョブ・キュー内に配置することをさらに含む。前記方法は、ユーザー・インターフェースが、前記複数のプリントジョブを含む前記ジョブ・キュー内における前記プリントジョブの位置を示すために、前記プリントジョブに対応する前記グラフィック・ファイルを表示することをさらに含む。前記方法は、前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記ユーザー・インターフェースへの前記グラフィック・ファイルについての入力に基づいて前記ジョブ・キュー内の前記プリントジョブの順序を変更することをさらに含む。
クライアントと通信可能なプリント装置におけるジョブ・キューを管理する方法が開示される。前記方法は、前記クライアントが、原稿ファイルに対応するプリントジョブを生成することを含む。前記方法は、前記プリント装置の組込DFEが、前記クライアントから前記プリントジョブを受信することをさらに含む。前記方法は、前記組込DFEが、前記プリントジョブを複数のプリントジョブとともに前記ジョブ・キュー内に配置することをさらに含む。前記方法は、前記クライアントが、前記プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルが提供されるか提供されないかを判定することをさらに含む。前記方法は、前記クライアントが、前記プリントジョブに対応する前記グラフィック・ファイルが提供されないと判定する場合に、前記プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルを生成することをさらに含む。前記グラフィック・ファイルは、前記原稿ファイルにも対応する。前記方法は、ユーザーインターフェースが、前記複数のプリントジョブを含む前記ジョブ・キュー内における前記プリントジョブの位置を示すために、前記プリントジョブに対応する前記グラフィック・ファイルを表示することをさらに含む。前記方法は、前記組込DFEが、前記ユーザー・インターフェースへの前記グラフィック・ファイルについての入力に基づいて前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブの順序を変更することをさらに含む。
本発明の他の様々の特徴及び利点は、添付の図面と組み合わせて考えられたときに、より完全に理解されるであろう。
以下に、本発明の具体的な実施形態について詳細な説明をする。これらの実施形態の例を、添付図面に示す。本発明が完全に理解されるように、多くの具体的な例示を記述する。それらの実施形態は、添付図面と組み合わせて説明されるものの、以下の記載が本発明をいずれか一つの実施形態に限定することを意図したものではない。その反対に、以下の記載は、添付される請求項の趣旨及び範囲内に含まれる代替手段、変形例、及び等価物を含むことを意図したものである。
開示された実施形態は、クライアントの計算リソースを用いて低価格の組込DFE用のタスクを実行することにより、当該組込DFEにおいてジョブ・プレビューを生成させる。クライアントは、DFEに送る新たなプリントジョブを定義するときに2つの項目を定義する。1つの項目は、プリントジョブの一部となるPDLファイルなどのファイルである。別の項目は、ホールド、プリント、量、用紙などの、プリントジョブを生成するのに用いられるジョブ処理命令である。これらの項目に加え、クライアントは、プリントジョブのサムネイルを生成してもよい。クライアントは、このサムネイルを用いてローカルでプリントジョブを操作者に示すことができる。
クライアントは、プリントジョブを組込DFEに送るとき、プリントジョブ・ファイルとプレビューとの両方、又はサムネイル、ファイルを送る。プロダクションプリントにおいて、クライアントは、プリント装置で保持されるべきプリントジョブを送信してもよい。その場合、操作者は、同じクライアント又はローカル・ユーザー・インターフェースを用いてプリントジョブを識別し、当該プリントジョブをリリースする。プリントジョブをリリースするために、操作者は、ローカル・ユーザー・インターフェースを用いてジョブ・キュー内のプリントジョブを識別することができる。ユーザー・インターフェースは、クライアントによって送られた全てのプリントジョブに対応するサムネイルを有している。さらに、新たなクライアントが組込DFEに接続すると、当該新たなクライアントは、他の複数のクライアントによって送られた全てのプリントジョブに対応するサムネイルを見ることができる。したがって、開示された実施形態は、サムネイルを用いた追跡を可能にし、それにより組込DFE内の未処理プリントジョブに関する視覚的情報を提供する。
図1は、実施形態に係るプリント装置104を備えるプリントシステム100を示す。プリントシステム100は、クライアント装置110A、110B、及び110Cからプリントジョブを受信するプリント装置104を備える。クライアント装置110A~110Cは、例えば、コンピューター、ラップトップ・コンピューター、携帯機器又はタブレット、スマートフォン、キオスクなどの、アプリケーション及びプログラムを実行して原稿及びファイルを生成することのできる装置である。クライアント装置110A~110Cは、プリントシステム100内に実装される1つ以上のネットワークを介して、プリントジョブをプリント装置に送信してもよい。
以下に、プリント装置104をより詳細に説明する。プリント装置104は、組込DFE106を有する。組込DFE106は、プリントジョブ又はプリントファイル(通常はPDF又はPostScriptファイル)を受信するワークフロー・タッチポイントであるところのプリント装置コントローラーである。組込DFE106は、プリントジョブのファイルを所定のフォーマットに変換する。このフォーマットは、プリントジョブに対応する原稿の内容を媒体上に形成するためにプリントエンジン260が用いるフォーマットである。プリントエンジン260については、以下に説明される。組込DFE106は、ラスター・イメージ・プロセッサー(RIP:Raster Image Processor)などの構成要素を備えてもよい。
図2は、開示された実施形態に係る組込DFE106のブロック図を示す。組込DFE106は、受信部181と、ラスタライズ部182と色変換装置183とを有するRIPファームウェア290と、RGBYデータ・ストレージ184と、入力/出力コネクター185と、修正部186と、を備える。組込DFE106には図1に開示された構成要素に加えて他の構成要素も実装可能である。したがって組込DFE106は、さらにジョブ・キュー112と、データ・ストレージ116と、を備える(図1参照)。
受信部181は、クライアント装置110A~110Cによって生成されたプリントジョブを受信し、当該プリントジョブをRIPファームウェア290のラスタライズ部182に出力する。受信部181は、さらに当該プリントジョブに含まれる1つ以上の原稿に関する色情報を受信してもよい。受信部181は、当該色情報を修正部186に出力することができる。受信部181が受信したプリントジョブは、プリント媒体上にプリントされるべき画像データに対応している。それは、さらにプリント条件情報を含んでいてもよい。プリント条件情報は、片面プリント又は両面プリントを示す情報又は媒体タイプ情報と、プリントジョブに対応する他のデータとを含む。
ラスタライズ部182は、プリントジョブに対応する画像データをラスター・データに変換して描画データを生成し、生成した描画データを色変換装置183に出力する。色変換装置183は、ラスタライズ部182からの描画データを、CMYKフォーマットの描画データに変換する。前記描画データが元々CMYKフォーマットの描画データ、即ちCMYK描画データであった場合は、この変換は行われない。色変換装置183は、RGBYデータ・ストレージ184に格納されている1つ以上の階調再現曲線(TRC:Tone Reproduction Curves)を参照することにより、CMYK描画データの階調変換を行う。TRCは、描画データの色階調値と、任意のプリント媒体上のプリント色又はプリント濃度との関係を表すデータである。
プリント装置104によって提供されるプリント色が経時変化する場合、RGBYデータ・ストレージ184に格納されている各TRCは、色値とプリント色との関係を表す実際の測定値から外れる可能性がある。TRCが実際の関係から外れると、各色階調値の階調変換は、所望のプリント色と一致しなくなる。この点に関し、修正部186は、各色階調値が所望のプリント色と一致するように、RGBYデータ・ストレージ184に格納されているTRCの、実際の関係を表す値からの外れを修正する。修正部186は、受信部181を介して得られたRGB色情報をCMYK色情報に変換する。修正部186は、変換されたCMYK色情報を用いてTRCを生成することができる。RGBYデータ・ストレージ184に格納されているTRCは、当該生成されたTRCに置き換えられる。修正部186は、TRCを修正することができる。修正部186は、RGBYデータ・ストレージ184に格納されているTRCの一部を書き換えることによってTRCを修正してもよい。
RIPファームウェア290は、ラスタライズ部182と、色変換装置183と、を有する。RIPファームウェア290によって生成された描画データは、入力/出力コネクター185を介してプリント装置104内に送信される。プリント条件情報及びプリント媒体タイプ情報は、描画データとともにプリントエンジン260に送信されてもよい。
再び図1を参照すると、組込DFE106は、ジョブ・キュー112をも備えている。ジョブ・キュー112は、上記の処理のために受信したプリントジョブ114を含む。プリントジョブ114は、クライアント装置110A~110Cから受信可能である。ジョブ・キュー112は、プリントジョブ114をプリント装置104におけるプリント順に配列してもよい。組込DFE106は、プリントジョブ114に対応するグラフィック・ファイル118を格納するデータ・ストレージ116も備えている。組込DFE106が受信する各プリントジョブは、当該プリントジョブを、ユーザー・インターフェース108上などのローカルで示すためのグラフィック・ファイルを含む。いくつかの実施形態において、グラフィック・ファイル118は、プリントジョブ114のサムネイルである。
例えば、クライアント装置110Aは、プリント装置104でプリントする1つ以上の原稿のプリントジョブ132Aを生成するアプリケーション130Aを有する。アプリケーション130Aは、プリントジョブ132Aに基づいてプリントジョブ132Aに対応する原稿ファイルとともにグラフィック・ファイル134Aを生成する。この処理は、クライアント装置110B、110Cでも実行されてもよい。クライアント装置110Bは、プリント装置104でプリントする1つ以上の原稿のプリントジョブ132Bを生成するアプリケーション130Bを有する。アプリケーション130Bは、プリントジョブ132Bに基づいてグラフィック・ファイル134Bも生成する。クライアント装置110Cは、プリントジョブ132C及びプリントジョブ132Dを生成するアプリケーション130Cを有する。プリントジョブ132C及びプリントジョブ132Dにそれぞれ対応するグラフィック・ファイル134C及びグラフィック・ファイル134Dが生成されてもよい。
クライアント装置が組込DFE106に送るべき新たなプリントジョブを定義するとき、プリントジョブの一部であるページ記述言語(PDL:Page Description Language)ファイルと、ホールド、プリント、量、媒体などの、プリントジョブを生成するのに用いられるジョブ処理命令とを定義してもよい。これらの命令は、上記のプリント条件情報及びプリント媒体タイプ情報の一部であってもよい。これらの命令及び情報とともに、プリントジョブに特有のグラフィック・ファイルが生成される。グラフィック・ファイルは、プリントシステム100内及びプリント装置104におけるプリントジョブを一意に識別するものであってもよい。
クライアント装置110A,110B,110Cがプリントジョブを組込DFE106に送るとき、原稿ファイル及びグラフィック・ファイルも送る。したがって、クライアント装置110Aは、プリントジョブ132Aをグラフィック・ファイル134Aとともに組込DFE106に送る。クライアント装置110Bは、プリントジョブ132Bをグラフィック・ファイル134Bとともに組込DFE106に送る。クライアント装置110Cは、プリントジョブ132Cをグラフィック・ファイル134Cとともに組込DFE106に送り、プリントジョブ132Dをグラフィック・ファイル134Dとともに組込DFE106に送る。受信されたプリントジョブ132A、132B、132C、132Dは、組込DFE106のジョブ・キュー112内にプリントジョブ114として配列される。受信されたグラフィック・ファイル134A、134B、134C、134Dは、組込DFE106のデータ・ストレージ116内にグラフィック・ファイル118として配列される。
プロダクションプリントにおいて、クライアント装置110A~110Cは、プリント装置104で保持されるべきプリントジョブ132A~132Dを送信してもよい。操作者は、同じクライアント又はローカル・ユーザー・インターフェースを用いてプリントジョブを識別し、当該プリントジョブをリリースすることができる。したがって、プリント装置104は、プリントジョブを表示するユーザー・インターフェース108を有してもよい。開示された実施形態では、対応するグラフィック・ファイル118が、対応するプリントジョブ114のジョブ・キュー112内での順序通りに、ユーザー・インターフェース108で表示される。プリントジョブ114をリリースするために、操作者は、ユーザー・インターフェース108における対応するグラフィック・ファイル118によってプリントジョブ114の各々を識別することができる。例えば、ユーザー・インターフェース108は、対応するプリントジョブ114の順序にしたがってグラフィック・ファイル118を表示するジョブ・ディスプレイ120を有してもよい。ユーザー・インターフェース108は、組込DFE106に送られた全てのプリントジョブに対応するグラフィック・ファイル118、即ちサムネイルを有している。
例えば、ジョブ・キュー112は、組込DFE106内で、132A、132C、132B、132Dの順でプリントジョブ114を保持することができる。グラフィック・ファイル134A~134Dは、任意の順でデータ・ストレージ116に格納される。しかし、ジョブ・ディスプレイ120内では、134A、134C、134B、134Dの順でプリントジョブ114に対応するグラフィック・ファイル118が配列されてもよい。プリントジョブ114をリリースするために、操作者は、上記のように組込DFE106内でさらに処理されるべき適切なグラフィック・ファイル118を、ジョブ・ディスプレイ120を用いて識別することができる。ユーザー・インターフェース108は、操作者による入力が可能である。例えば、操作者は、ユーザー・インターフェース108を用いて134Bのグラフィック・ファイル118を選択することにより、リリースされるべきプリントジョブ114を示すことができる。いくつかの実施形態では、ユーザー・インターフェース108が、クライアント装置110Bなどのクライアント装置、又は組込DFE106に接続している他の装置に設けられてもよい。
いくつかの実施形態では、クライアント装置110A~110Cは、ジョブ・キュー112内の未処理のプリントジョブ114を確認するために組込DFE106に接続可能に構成されてもよい。操作者は、他のクライアント装置から送られた全てのプリントジョブに対応するグラフィック・ファイル118を見ることができてもよい。この特徴により、ユーザーはプリントの順序を知ることができ、またそれらを一意に特定するプリントジョブのサムネイルが提供される。
組込DFE106は、ウェブ・ベースのユーザー・インターフェース119も備える。ウェブ・ベースのユーザー・インターフェース119は、プリントジョブ114に対応するグラフィック・ファイル118の生成において用いることができる。以下に、この特徴を詳細に説明する。
図3は、開示された実施形態に係るプリント装置104の各部のブロック図を示す。図3の開示において、説明の便宜上、プリント装置104を参照することがある。図3に示される構成は、プリント、スキャン、格納、複写など、プリントシステム100内の様々な機能を実行する任意の複合プリント装置又は画像形成装置に適用することができる。上記の通り、プリント装置104は、プリントシステム100内の不図示の色管理サーバーや他の装置との間でデータの送受信を行ってもよい。
プリント装置104は、各種の機能をサポートする処理を行うコンピューティング・プラットフォーム201を備える。コンピューティング・プラットフォーム201は、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)202と、画像形成部204と、メモリー部206と、ネットワーク通信インターフェース210と、を有する。他に含むことのできる構成要素もあるが、簡潔にするために示さない。コンピューティング・プラットフォーム201を用いるプリント装置104は、スキャン、複写、プリント、ファックスの送受信、原稿処理などの様々な処理を行うように構成されてもよい。例えば、プリント装置104は、スキャナーと、コピー機、ファクシミリー、及びプリンターの1つ以上の機能と、を含むプリント装置又は複合機である。これらの機能を提供するために、プリント装置104は、プリント処理を行うプリンター要素220と、複写処理を行うコピー機要素222と、スキャン処理を行うスキャナー要素224と、ファックス原稿を送受信するファックス要素226と、を備える。CPU202は、所望の処理を行うためにこれらの構成要素に命令を発行してもよい。
プリント装置104は、さらにフィニッシャー211と、1つ以上の用紙カセット212と、を備える。フィニッシャー211は、回転可能な下流ローラーを有する。下流ローラーは、所望の処理後に画像が表面に形成された用紙をトレイに移動させる。フィニッシャー211は、仕上げ用紙の仕分け、ステープルによる用紙綴じ、二つ折り、折り目付け、穴あけ、折り、などの追加の動作を行ってもよい。用紙カセット212は、用紙の表面に画像を形成するために用紙を様々な要素220、222、224、226に供給する。用紙カセット212は、様々なサイズ、色、組成などを有する用紙を含んでもよい。用紙カセット212は、必要に応じて用紙の詰め替えのために取り外しが可能である。
原稿供給トレイ230は、プリント装置104の物理的構成要素として、処理されるべき用紙及び原稿を格納してもよい。原稿は、原稿供給トレイ230の上又は内部に載置され、プリント装置104内の他の構成要素に送られる。原稿供給トレイ230からの原稿の移動は、ユーザーが入力する命令によって制御されてもよい。例えば原稿は、スキャン処理のためにスキャナーの平台に移動されてもよい。したがって、原稿供給トレイ230は、原稿をプリンター要素220に提供する。図3に示すように、原稿供給トレイ230は、所望の処理を行うためにプリントエンジン260と連携してもよい。
メモリー部206は、命令215を格納するメモリー格納領域214を有する。命令215は、CPU202上で、又は、要素220、222、224、又は226内の任意のプロセッサーなどの、プリント装置104に対応する他のプロセッサー上で実行可能である。メモリー部206は、様々なプログラム及びアプリケーションのための情報や、プリント装置104に固有のデータを格納してもよい。例えば、メモリー格納領域214は、プリント装置104内の構成要素をサポートするためにコンピューティング・プラットフォーム201によって実行されるオペレーティング・システムを動作させるためのデータを格納する。開示された実施形態によると、メモリー部206は、プリント装置104用の遅延操作を行う際に用いられるトークン及びコードを格納してもよい。
メモリー部206は、揮発性メモリー及び不揮発性メモリーを含むことができる。揮発性メモリーは、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)を含んでもよい。不揮発性メモリーは、例えば、読み取り専用メモリー(ROM:Read Only Memory)、フラッシュ・メモリー、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリー(EEPROM:Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、デジタル・テープ、ハードディスクドライブ(HDD)、又はsolid-state drive(SSD)である。メモリー部206は、書き込み又は読み込みができる揮発性メモリー又は不揮発性メモリー及び他の可能なメモリー装置の任意の組み合わせも含む。
コンピューティング・プラットフォーム201は、1つ以上のCPU202などのプロセッサーを備えてもよい。これらのプロセッサーは、1つ以上のメモリー部206の格納領域214に格納されている命令215を実行することができる。これらの命令を実行することにより、プロセッサーは、プリント装置104に様々な処理を行わせる。プロセッサーは、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などの特定の目的に使用される処理ユニットを含んでもよい。要素220、222、224、及び226に特有の処理を実行する他のプロセッサーを含むこともできる。言い換えると、当該特定のプロセッサーは、プリント装置104を、プリンター、コピー機、スキャナー、及びファクシミリーとして動作させてもよい。
プリント装置104は、さらに操作パネル208を備える。操作パネル208は、コンピューティング・プラットフォーム201に接続されてもよい。操作パネル208は、プリント装置104に指令を送るユーザーとの対話を円滑にするために表示部216及び入力部217を備えてもよい。表示部216は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)などの、任意の電子映像機器であってよい。入力部217は、ボタン、タッチ・スクリーン、キーボード又はキーパッド、スイッチ、ダイヤルなどの、ユーザーが操作パネル208に情報を入力することを可能にする任意の装置の組み合わせを備えてもよい。好ましくは、入力部217は、タッチを感知することによりユーザーからの入力を受信する、表示部216に重ね合わせられたタッチ・スクリーン・デジタイザーを備える。このようなやり方で、ユーザーは表示部216と対話を行う。これらの構成要素を用いることにより、コードなどの情報をプリント装置104に入力することが可能になる。
プリント装置104は、さらにネットワーク通信処理部218を備える。ネットワーク通信処理部218は、1つ以上の他の画像形成装置との無線又は有線接続又はネットワーク・サービスなどのネットワーク通信を、ネットワーク通信インターフェース210を用いて確立することができる。CPU202は、ネットワーク通信処理部218に、ネットワーク通信インターフェース210を用いてネットワークを介して情報を送信又は入手するように命令してもよい。ネットワークを介して送信されたデータがコンピューティング・プラットフォーム201で受信されると、ネットワーク通信処理部218は受信したパケットを復号し、それらをCPU202に送る。CPU202は、それに従って動作し、プリント装置104上で処理を行わせる。また、CPU202は、プリント装置104用の設定など、メモリー部206に格納された情報を入手してもよい。
プリント装置104は、さらにプリントエンジン260を備える。プリントエンジン260は、タスクを達成するために動作するハードウェア要素、ファームウェア要素、又はソフトウェア要素の組み合わせであってもよい。例えば、プリントエンジン260は、そのような要素と、原稿をプリントするためのソフトウェアと、から成る。それは、ユーザーが操作パネル208を介して入力した後に、コンピューティング・プラットフォーム201から命令を受信してもよい。あるいは、プリントエンジン260は、他の付属の又は連結した装置から命令を受信してもよい。
プリントエンジン260は、用紙上にトナーを塗布する作業を実施するハードウェア要素などのプリント装置104の下位レベルの機構を管理及び操作する。プリントエンジン260は、ハーフトーン化、トナー・カートリッジ、ローラー、スケジューラー、ストレージ、入力/出力処理などを管理及び調整する。ページ記述言語(PDL)を解釈するラスター・イメージ・プロセッサー(RIP)ファームウェア290は、プリント装置104上で処理が行われている間、画像の実際の描画及び用紙へのインクの塗布のために、プリントエンジン260に命令を送信する。上記の通り、RIPファームウェア290は、組込DFE106内に配置されてもよい。
プリント装置104は、データ及び情報を集めてそれらをコンピューティング・プラットフォーム201又はCPU202に提供する1つ以上のセンサー262を備えてもよい。各センサー262は、プリント装置104の所定の動作状態をモニターするために用いられてもよい。センサー262は、ペーパー・ジャムの位置、ハードウェア又はソフトウェア要素の故障、破損部品、オペレーティング・システム障害、原稿の給送不良、トナー・レベルなどの動作状態を示すために用いられてもよい。センサー262は、プリント装置104によってプリント又は処理されたページ数を検知してもよい。センサー262は、作動不良又は故障を検知すると、CPU202に信号を送ってもよい。CPU202は、検知された問題に対応するエラー・アラートを生成してもよい。エラー・アラートは、エラー・コードを含んでもよい。
エラーには、ハードウェア関連の原因を有するものがある。例えば、フィニッシャー211にペーパー・ジャムなどの故障が発生した場合、表示部216は、その故障に関する情報及び故障の位置又はフィニッシャーを表示してもよい。用紙カセット212にペーパー・ジャムが発生した場合、表示部216は、用紙カセットの1つに発生したペーパー・ジャムに関する情報を表示する。
エラーには、ファームウェア関連の原因を有するものがある。例えば、ネットワーク通信処理部218は、ファームウェア又はソフトウェア・エラーを起こすかも知れない。表示部216は、ファームウェア関連のエラーと適用可能なエラー・コードを表示し、装置の再起動など、当該エラーに対して推奨される対処方法を提供してもよい。
メモリー部206は、故障の履歴及び発生したエラーにタイムスタンプを付けて格納してもよい。プリント装置104は、上に列挙したようなネットワーク・プロトコルを用いてネットワーク通信インターフェース210を介して前記色管理サーバーと通信を行う。いくつかの実施形態では、プリント装置104は、REST-APIを介して色管理サーバー105と通信を行う。これにより、サーバーは、プリントシステム100内の複数の装置からデータを収集することができる。REST-API及びSOAPは、データをファイルや、XMLメッセージ、JSONメッセージなどの異なるフォーマットで送るときに用いられるアプリケーション・プロトコルである。適用可能なネットワーク通信プロトコル及びアプリケーション・プロトコルを用いることにより、プリント装置104は、前記色管理サーバーとの間でデータを送受信する。
図4は、開示された実施形態に係るクライアント装置110Aにおけるアプリケーション130Aと、組込DFE106のウェブ・ベースのユーザー・インターフェース119と、を用いたグラフィック・ファイル118の生成のブロック図を示す。図4は、上記の通り、原稿ファイル306からプリントジョブ132Aを生成し、組込DFE106に送られるべきグラフィック・ファイル134Aを生成する、クライアント装置110A及びアプリケーション130Aを示す。原稿ファイル306は、アプリケーション130Aによって生成されてもよい。いくつかの実施形態では、原稿ファイル306は、複数のページを有するPDFファイルであってもよい。なお、図4にはさらにクライアント装置110B及び110Cを示すことも可能であるが、簡潔にするために示さない。
いくつかの実施形態では、グラフィック・ファイル134Aを組込DFE106に送付する「クライアント」は、アプリケーション130Aである。アプリケーション130Aは、組込DFE106に接続してグラフィック・ファイル134A、即ちサムネイル、をローカルに生成するデスクトップ・アプリケーションであってもよい。他の実施形態では、アプリケーション130Aは、操作者が対話するユーザー・インターフェース・アプリケーション、即ちapp、であってもよいし、バックグラウンドで動作してジョブを受信し、それらをプリント装置104に送付するサービスであってもよい。ユーザー・インターフェース・アプリケーションは、グラフィック・ファイル134Aを生成してプリントジョブ132Aを送信してもよい。
グラフィック・ファイルの他の送付方法としては、組込DFE106内のウェブ・ベースのユーザー・インターフェース119を用いるという方法がある。それにより、例えばJavaScript(登録商標)を用いてグラフィック・ファイル生成ライブラリー302が組込DFE106からクライアント装置110Aにダウンロードされる。これはグラフィック・ファイルをウェブ・ブラウザーの中にローカルに生成することを可能にする。この特徴は、どこでもグラフィック・ファイルを生成することを可能にする。一般に、ウェブ・ベースのユーザー・インターフェース119は、サーバー側での処理、即ち、この例で言えば、組込DFE106での処理、を好む。しかし、開示された実施形態では、クライアント装置110Aからの処理を活用することによって組込DFE106の機能性を高めるために、グラフィック・ファイル134Aを生成する動作がクライアント装置110Aによって行われる。ウェブ・ページ304は、クライアント装置110Aでグラフィック・ファイル生成ライブラリー302にアクセスするために、クライアント装置110A上で実行してもよい。ウェブ・ページ304は、グラフィック・ファイル生成ライブラリー302をダウンロードしてクライアント装置110A上でグラフィック・ファイル134Aをローカルに生成する。
ウェブ・ページ304が開かれると、HTMLファイルが取り出され、その中のポインターが示す他のリソースがさらに取り出される。さらに、ウェブ・ページ304は、組込DFE106上でスクリプトを実行してもよい。それは、ウェブ・ページを生成してウェブ・ページの内容を任意のクライアント装置に合わせてダイナミックに調整する小さなソフトウェア・プログラムのように動作する。この機能は、サーバー側での処理として知られている。また、ウェブ・ページ304は、多くのクライアントにとってウェブサイトを調整しやすくなるような処理をクライアント装置110Aに実行させるために、JavaScript(登録商標)を実行してもよい。なぜならウェブ・ページ304を開くクライアント装置では実行されるものの組込DFE106では実行されない処理があるからである。
いくつかの実施形態では、グラフィック・ファイル生成ライブラリー302がウェブ・ページ304へプッシュされると、クライアント装置110Aにおけるプレビューの生成が可能になる。ウェブ・ページ304は、プリントジョブ132Aをプルすることによりグラフィック・ファイル134A用のプレビューを生成し、両方を組込DFE106に返してもよい。組込DFE106は、プレビューをグラフィック・ファイル134Aとして受け取り、プリントジョブ132Aのために用いる。例えば、PDFが「ウェブ閲覧」に最適化されている場合に、PDFは、一度に1ページずつクライアント装置110Aに提供されてもよい。プリントジョブの全体をクライアント装置110Aにプッシュする必要はない。操作者によって閲覧されるページは、プレビューを速く生成するために用いられてもよい。バックグラウンドで完全なプレビューを生成するために、追加のページがプッシュされてもよい。
いくつかの実施形態では、プリントジョブが、プリントジョブをグラフィック・ファイルとともに生成しない経路を介して提供されることがある。この場合、クライアント装置110Aは、当該クライアント装置で編集するプリントジョブとして操作者が選択したプリントジョブ132Aを表すグラフィック・ファイル134Aを生成してもよい。クライアント装置110Aは、組込DFE106からプリントジョブ132Aをダウンロードし、グラフィック・ファイル134Aをローカルに生成してもよい。クライアント装置110Aは、グラフィック・ファイル134Aがより速く生成されるように、一度に複数のページのプリントジョブ132Aをダウンロードしてもよい。クライアント装置110Aは、アプリケーション130Aに対応するユーザー・インターフェースにグラフィック・ファイル134Aを表示してもよい。その後、クライアント装置110Aは、プリントジョブ132Aとともにグラフィック・ファイル134Aを送信してもよい。あるいは、グラフィック・ファイル134Aは、プリントジョブ132Aと別に送信されてもよい。組込DFE106によって受信されたグラフィック・ファイル134Aは、上記の通り、他のクライアント装置による閲覧や、ユーザー・インターフェース108での使用が可能となる。
いくつかの実施形態では、クライアント装置110Aは、ジョブ・キュー112内のプリントジョブ114の中で、対応するグラフィック・ファイルが存在しないプリントジョブ114を特定し、特定したプリントジョブ114を組込DFE106から取り出し、バックグラウンドでグラフィック・ファイルの生成を開始してもよい。このように、組込DFE106は、プリントジョブ114とともにグラフィック・ファイル118を実装するのに必要な処理をクライアント装置110Aにオフロードし、プリントシステム100でのこれらの作業を集中させてもよい。プリントジョブをプリント装置104に送信するときに、この機能を提供することができる。そのためにアプリケーションや他のクライアント装置上の他の構成要素をアップデートする必要はない。
図5は、開示された実施形態に係る組込DFE106におけるジョブ・キュー112内のプリントジョブ114を管理するための処理のフローチャート400を示す。図6は、開示された実施形態に係るユーザー・インターフェース108を用いてジョブ・キュー112内の順序が変更されたプリントジョブ114のブロック図を示す。図5及び図6に開示される実施形態において、説明のために図1~図4を用いることもある。しかし、図5及び図6は、図1~図4によって限定されるものではない。
ステップ402では、プリントシステム100は、例えばクライアント装置110A上のアプリケーション130Aによって原稿ファイル306を生成する。アプリケーション130Aは、テキストや画像などのデータを含むように原稿ファイル306を生成してもよい。ステップ404では、プリントシステム100は、クライアント装置110Aにおいて原稿ファイル306からプリントジョブ132Aを生成する。ここでもまた、アプリケーション130Aが、原稿ファイル306の生成と同様にプリントジョブ132Aを生成してもよい。また、他のアプリケーションがプリントジョブ132Aを生成してもよい。プリントジョブ132Aは、いくつかの原稿ファイル306を含んでもよい。
ステップ406では、クライアント装置110Aのアプリケーション130Aは、プリントジョブ132Aを表すグラフィック・ファイル134Aを生成する。グラフィック・ファイル134Aは、原稿ファイル306の構成要素を用いて生成されてもよい。上記の通り、アプリケーション130Aは、原稿ファイル306内のページを処理することによりグラフィック・ファイル134Aを生成してもよい。開示された実施形態では、プリントジョブ132A用の原稿を一度に1ページずつ処理して画像を生成することもできる。グラフィック・ファイル134Aは、iTex(登録商標)、PDFIUM(登録商標)などの既存の第三者ライブラリーを用いて生成してもよい。このように、グラフィック・ファイル134Aは、原稿ファイル306に対して、さらにプリントジョブ132Aに対して固有であってもよい。グラフィック・ファイル134Aは、上記の通り、クライアント装置110Aにおいてグラフィック・ファイル生成ライブラリー302及びウェブ・ページ304を用いて生成されてもよい。したがって、グラフィック・ファイル134Aは、プリントジョブ132Aと一緒に自動的に生成されないようにすることができる。
ステップ408では、プリント装置104の組込DFE106が原稿ファイル306用のプリントジョブ132Aを受信する。クライアント装置110Aは、アプリケーション130A又は他のプログラムを用いてプリントジョブ132Aをプリント装置104に送信する。ステップ410では、組込DFE106は、プリントジョブ132Aを、他のプリントジョブを含むジョブ・キュー112に配置する。ジョブ・キュー112は、クライアント装置110A及びプリントシステム100内の他のクライアント装置110B及び110Cからのプリントジョブを含んでもよい。
ステップ412では、組込DFE106がグラフィック・ファイル134Aを受信する。上記の通り、グラフィック・ファイル134Aは、必ずしもプリントジョブ132Aと一緒に受信される必要はない。グラフィック・ファイル134Aは、プリントジョブ132Aよりも後に生成されることもできるし、プリントシステム100内の他の装置で生成されてもよい。しかし、いずれにしろグラフィック・ファイル134Aは、組込DFE106内で受信され、ジョブ・キュー112内のプリントジョブ132Aに対応付けられる。ステップ414では、組込DFE106は、データ・ストレージ116へグラフィック・ファイル134Aを格納する。したがって、グラフィック・ファイル134Aは、ジョブ・キュー112とは離れた場所に格納される。
ステップ416では、組込DFE106は、グラフィック・ファイル134Aを、ジョブ・キュー112内の未処理のプリントジョブ114を表す他のグラフィック・ファイルとともにユーザー・インターフェース108に表示する。グラフィック・ファイル134Aは、ジョブ・キュー112内のプリントジョブ114の配列順における位置を示すために、ジョブ・ディスプレイ120に表示されてももよい。ユーザー・インターフェース108は、プリントジョブ114に対応するグラフィック・ファイル134Aを得るためにデータ・ストレージ116内のグラフィック・ファイル118にアクセスしてもよい。ユーザー・インターフェース108が正しい順序を表示できるように、この関係を示すデータをプリントジョブ132A又はグラフィック・ファイル134Aが保持してもよい。
図6は、ジョブ・キュー112内の未処理のプリントジョブの順序450をグラフィック・ファイル118を用いて示す。ジョブ・キュー112内のプリントジョブ114の順序をグラフィック・ファイル118を用いて示すために、順序450は、ユーザー・インターフェース108上のジョブ・ディスプレイ120に表示される。表示されるグラフィック・ファイル118は、例えば、ジョブ・キュー112内のプリントジョブ132B、132C、132A、132Dに対応するグラフィック・ファイル134B、134C、134A、134Dである。順序450に示されるように、グラフィック・ファイル134Bは、プリントジョブ132Bが、次に処理され、組込DFE106及びプリント装置104によってプリントされるべきジョブであることを示す。これらのグラフィック・ファイルは、ジョブ・キュー112内の各プリントジョブを一意に示す。
フローチャート400に戻り、ステップ418では、入力456がユーザー・インターフェース108によって受信される。操作者は、ユーザー・インターフェース108と対話して入力456を提供する。入力456は、ユーザー・インターフェース108で処理され組込DFE106に送られるべき指令であってもよい。操作者は、順序450を変更するためにグラフィック・ファイル134B、134C、134A、134Dと対話してもよい。例えば、操作者は、クライアント装置110Aから受信したプリントジョブ132Aに対応するグラフィック・ファイル134Aにタッチし、それを順序450において移動させてもよい。あるいは、ユーザー・インターフェース108は、グラフィック・ファイル134Aの位置に基づいて順序450におけるプリントジョブ132Aの位置を移動させるという命令を、接続装置から受信してもよい。例えば、カーソルを用いてクライアント装置上の命令をキャプチャーしてもよい。
ステップ420では、組込DFE106が、グラフィック・ファイル134Aを用いたプリントジョブ132Aの移動に従って、順序450を変更する。図6に示される例では、グラフィック・ファイル134Aが、ジョブ・キュー112内の3番目から1番目に移動される。ステップ422では、ジョブ・ディスプレイ120内のグラフィック・ファイルを用いた変更に従って、組込DFE106がジョブ・キュー112の並べ替えを行う。したがって、入力456の結果、順序452が生成され、プリントジョブ132A、132B、132C、132Dにプリント順序が変更される(図6参照)。プリントジョブ132Aは、プリント装置104における次のプリント対象としてキューの先頭に移動し、その後にプリントジョブ132B、132C、132Dが続く。さらに、プリントジョブ132Aの新たな位置を示すようにグラフィック・ファイル134Aがジョブ・ディスプレイ120に表示される。順序452は、未処理のプリントジョブのプリント順序を閲覧するためにユーザー・インターフェース108にアクセスするクライアント装置によって閲覧されてもよい。
ステップ424では、プリント装置104におけるプリントのためにプリントジョブ132Aをリリースする。図6に示されるように、入力458がユーザー・インターフェース108を介して受信され、入力458に対応するグラフィック・ファイル134Aに基づいて、対応するプリントジョブ132Aがリリースされる。操作者は、グラフィック・ファイル134Aをハイライト表示させる入力458を提供することにより、入力458に対応するプリントジョブをリリースすることができる。プリントジョブ132Aのリリースの結果、順序454が生成される。操作者は、他のプリントジョブに対応するグラフィック・ファイルを用いて当該他のプリントジョブをリリースしてもよい。ステップ426では、グラフィック・ファイル134Aが削除された順序454が生成され、さらにユーザー・インターフェース108上のジョブ・ディスプレイ120からもグラフィック・ファイル134Aが削除される。この動作は、プリントジョブ132Aがリリースされ、プリント処理に送られることを意味する。
したがって、ジョブ・キュー内のプリントジョブに対応するグラフィック・ファイルは、どのプリントジョブが未処理であるかを示すだけでなく、操作者がジョブ・キュー上で操作を行うことも可能にする。グラフィック・ファイル、即ちサムネイル、がプリントジョブを一意に示すため、操作者は、未処理のプリントジョブを視覚的に確認し、未処理の原稿のプリントのために必要な決定や変更を行うことができる。上記の通り、グラフィック・ファイルは、プリントジョブとともに生成されてもよく、プリントジョブとともに生成されなくてもよい。グラフィック・ファイルがプリントジョブとともに生成されない場合には、開示された実施形態では、ジョブ・キュー内の各プリントジョブがグラフィック・ファイルで表されるように、対応するグラフィック・ファイルがないプリントジョブに対して適切なグラフィック・ファイルが生成される。
図7は、開示された実施形態に係る、対応するグラフィック・ファイル118がないジョブ・キュー112内のプリントジョブ114を管理するためのフローチャート500を示す。フローチャート500によって開示される実施形態では、説明のために図1~6を参照することもある。しかし、フローチャート500は、図1~6の開示によって限定されるものではない。なお、フローチャート500に適用可能なステップでフローチャート400において既に開示されているものは、図7では省略される。
ステップ502では、フローチャート400のステップ408で開示されたように、組込DFE106がプリントジョブ132Aを受信する。ステップ504では、上に開示されたステップ410と同様に、プリントジョブ132Aがジョブ・キュー112に配置される。ステップ506では、最近受信されたプリントジョブ132Aに対応するグラフィック・ファイルは提供されない、と判定される。上記の通り、グラフィック・ファイルは、プリントジョブと一緒に生成されなかったり、プリント装置104に接続されたクライアント装置から提供されない場合がある。グラフィック・ファイルがプリントジョブとともに提供されないと判定した場合に、開示された実施形態では、必要に応じてグラフィック・ファイルを生成するクライアント装置が選択されてもよい。あるいは、操作者は、クライアント装置を用いて、生成されるべき必要なグラフィック・ファイルに対応するプリントジョブを選択してもよい。
ステップ508では、プリントジョブ132Aがクライアント装置110A、110B、又は110Cにダウンロードされる。例えば、プリントジョブ132Aがクライアント装置110Aで生成されるときに、そのグラフィック・ファイルは、プリントシステム100内のクライアント装置110Bなどの他のクライアント装置で生成されるかも知れない。それは、クライアント装置110A上のアプリケーション130Aがグラフィック・ファイルを生成する機能を有しておらず、クライアント装置110B上のアプリケーション130Bがその機能を有している場合などである。プリントジョブ132Aは、組込DFE106からクライアント装置にダウンロードされる。
ステップ510では、クライアント装置が、プリントジョブ132Aに基づいてグラフィック・ファイル134Aを生成する。このステップは、フローチャート400のステップ406に類似している。クライアント装置は、グラフィック・ファイル134Aをより速く生成するために、一度に1ページずつダウンロードしてもよい。ステップ512では、プリントジョブ132Aを表すグラフィック・ファイル134Aが、クライアント装置のユーザー・インターフェース、あるいは、プリント装置のユーザー・インターフェース108に表示される。グラフィック・ファイル134Aは、プリントジョブ132Aを表す、アイコンなどの一般的なグラフィックに取って代わってもよい。ステップ514では、クライアント装置がグラフィック・ファイル134Aを組込DFE106に送る。クライアント装置は、グラフィック・ファイル134Aをプリントジョブ132Aとともに送ってもよいし、プリントジョブ132Aと別に送ってもよい。組込DFE106は、上記の通り、ジョブ・キュー112内のプリントジョブ132Aを表すものとしてグラフィック・ファイル134Aを用いることができる。ステップ516では、組込DFE106がグラフィック・ファイル134Aをデータ・ストレージ116に格納する。
開示された実施形態では、組込DFE106にまでも機能を提供する。グラフィック・ファイル、即ちサムネイル、を生成して送るクライアント装置により、開示された実施形態では、サーバーDFEに対応するより強力なハードウェア及びコストを要することなく、組込DFE106内のユーザー・インターフェースが、サーバーDFEのジョブ管理技能に近いジョブ管理技能を提供することができる。機能が必要に応じてクライアント装置にプッシュされるので、古いDFEでもその構成要素をアップグレードすることなくこの機能を採用することができる。
これらの特徴は、生産ジョブ管理を要する顧客を不要にするが、必要な機能のための高性能のジョブ処理が不要となり、サーバーDFEに掛かる費用がなくなり、組込DFE106に対するアップグレードも不要である。これらの特徴は、顧客の要件を満たす、より低価格の提案を可能にするので、供給業者に価格面での利点をもたらす。
当業者にとっては明白であろうが、本発明は、システム、方法、又はコンピューター・プログラム製品として具現化が可能である。したがって、本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又は一般に「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ばれる、ソフトウェア態様及びハードウェア態様の組み合わせからなる実施形態の形をとることができる。さらに、本発明は、媒体に具現化された、コンピューター使用可能なプログラム・コードを有する任意の有形の表現媒体に具現化されたコンピューター・プログラム製品の形をとることができる。
1つ以上のコンピューター使用可能な又はコンピューター読み取り可能な媒体の任意の組み合わせが利用可能である。コンピューター使用可能な又はコンピューター読み取り可能な媒体は、例えば、電子、磁気、光学、赤外線、又は半導体のシステム、装置、デバイス、又は伝播媒体であってもよいものの、それに限定されるものではない。コンピューター読み取り可能な媒体のより具体的な例(非網羅的リスト)は、以下を含む:1つ以上のワイヤーを有する電気接続、ポータブル・コンピューター・ディスケット、ハードディスク、ランダム・アクセス・メモリー(RAM)、読み取り専用メモリー(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリー(EEPROM又はフラッシュ・メモリー)、デジタル・テープ、ハードディスク・ドライブ(HDD)、光ファイバー、ポータブル・コンパクト・ディスク読み取り専用メモリー(CD‐ROM)、光記憶装置、インターネット又はイントラネットをサポートする伝送媒体、磁気記憶装置。なお、プログラムは、例えば紙又は他の媒体の光走査を介して電子的にキャプチャーされ、その後コンパイルされて解釈されたり、必要であれば他の適切な処理に供された後、コンピュータ・メモリーに格納されることが可能であるため、コンピューター使用可能な又はコンピューター読み取り可能な媒体は、プログラムがプリントされた紙又は他の適切な媒体であってもよい。
本発明の処理を実行するコンピューター・プログラム・コードは、以下を含む1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれてもよい:Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語;及び「C」プログラミング言語などの従来の手続きプログラミング言語。プログラム・コードは、完全にユーザーのコンピューター上で実行されてもよく、スタンドアローン・ソフトウェア・パッケージとして部分的にユーザーのコンピューター上で実行されてもよく、部分的にユーザーのコンピューター上で、部分的に遠隔コンピューター上で実行されてもよく、又は完全に遠隔コンピューター上又はサーバー上で実行されてもよい。後者の場合、遠隔コンピューターは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークを介してユーザーのコンピューターに接続されてもよい。あるいは、(例えば、インターネット・サービス・プロバイダーを用いてインターネットを介して)外部のコンピューターに接続されてもよい。
本発明は、本発明の実施形態に係るフローチャート図及び/又は方法、装置(システム)及びコンピューター・プログラム製品のブロック図を参照して説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロックと、フローチャート図及び/又はブロック図におけるブロックの組み合わせとはコンピューター・プログラム命令によって実装されることが可能であることが理解されるであろう。これらのコンピューター・プログラム命令は、汎用コンピューター、専用コンピューター、又は他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサーに提供されて機械を生産し、前記コンピューター又は他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサーを介して実行する前記命令が、フローチャート及び/又はブロック図のブロックに指定された機能/動作を実装するための手段を生成する。
フローチャート図及びブロック図は、本発明の様々な実施形態に係るシステム、方法、及びコンピューター・プログラム製品の構造、機能、及び可能な実装の処理を示す。この点について、フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロックは、指定された論理的な機能を実装するための1つ以上の実行可能な命令からなるモジュール、セグメント、又はコードの一部を表す。なお、いくつかの代替実施形態においては、前記ブロックに記載された機能は、図に記載された順序とは異なる順序で実装されてもよい。例えば、それに含まれる機能次第で、連続して示された2つのブロックが実際には実質的に同時に実行されてもよく、又は複数のブロックがときどき逆の順序で実行されてもよい。また、ブロック図又はフローチャート図の各ブロック、及びブロック図又はフローチャート図におけるブロックの組み合わせは、指定された機能/動作又は専用ハードウェア及びコンピューター命令の組み合わせを実行する、専用のハードウェア・ベースのシステムによって実装されることが可能である。
ここで用いられる用語は、特定の実施形態を説明するためだけに用いられており、発明を限定するように意図されてはいない。ここで用いられているように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明白にそうではないことを示さない限り、複数形も含むように意図されている。さらに、「comprises(含む)」又は「comprising(含んでいる)」という語は、この明細書で用いられるときは、記載された特徴、整数(値)、ステップ、処理、要素、又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数(値)、ステップ、処理、要素、構成要素及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外するものではない。
実施形態は、コンピューター処理、コンピューティング・システムとして、又はコンピューター読み取り可能な媒体のコンピューター・プログラム製品などの製品として、実装されてもよい。コンピューター・プログラム製品は、コンピューター・システムによって読み込み可能なコンピューター記憶媒体及びコンピューター処理の実行のための符号化コンピューター・プログラム命令であってもよい。アクセスされることにより、前記命令は、プロセッサーに、他の構成要素に上記の機能を実行させるようにする。
全ての手段又はステップに対応する構造、物質、動作、及び等価物に加えて下記の請求項に含まれる機能要素は、具体的に請求される他の請求要素との組み合わせで機能を実行するための任意の構造、物質、又は動作を含むように意図されている。本発明の記載は、図解及び説明を目的として提供されたが、網羅的であること又は開示された様式に発明を限定することを意図するものではない。発明の適用範囲及び主旨から逸脱することのない、多くの修正点及び変更点が当業者にとって明白であろう。実施形態は、発明の原理及び実際的な適用を最もよく説明し、他の当業者が発明の実施例と、考えられる具体的な使用例に適した様々な変形例とを理解することができるように選択され、記載された。
開示されたネットワーク又はシステムの1つ以上の部分は、情報及びデータの交換が可能なネットワークに連結された1つ以上のプリントシステムを介して分配されてもよい。プリントシステムの様々な機能及び構成要素は、複数のクライアント・コンピューター・プラットフォームを介して分配されてもよいし、あるいは分配されたシステムの一部としてタスクを実行するように構成されてもよい。これらの構成要素は、プロトコルを用いてネットワーク上で通信する、実行可能なコード、中間コード、又は解釈されたコードであってもよい。構成要素は、ネットワーク内での構成要素を識別するための指定アドレス又は他の指示子を有してもよい。
本開示内容が発明の適用範囲及び主旨から逸脱することなく様々に変形され得ることは、当業者にとって明白であろう。したがって、上記の修正点及び変形例が請求の範囲及びそれらの等価物の範囲に含まれることを条件として、本発明がそれらの変更点を含むことが意図されている。
100 :プリントシステム
104 :プリント装置
106 :組込DFE
108 :インターフェース
110A :クライアント装置
110B :クライアント装置
110C :クライアント装置
104 :プリント装置
106 :組込DFE
108 :インターフェース
110A :クライアント装置
110B :クライアント装置
110C :クライアント装置
Claims (20)
- プリント装置に設けられ、前記プリント装置が受信した複数のプリントジョブのジョブ・キューを含む組込デジタル・フロント・エンドと、
前記ジョブ・キュー内に配置されるように前記組込デジタル・フロント・エンドにプリントジョブを送り、前記プリントジョブに対応する原稿ファイルと前記プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルとを生成するクライアントと、
前記組込デジタル・フロント・エンドと通信を行い、前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブに対応する複数のグラフィック・ファイルを表示し、操作者による入力が可能なユーザー・インターフェースと、
を備えるプリントシステムであって、
前記組込デジタル・フロント・エンドは、前記クライアントから前記プリントジョブと前記グラフィック・ファイルとを受信し、
さらに前記組込デジタル・フロント・エンドは、前記原稿ファイルに対応する前記プリントジョブを、前記複数のプリントジョブとともに前記ジョブ・キュー内に配置し、
さらに前記組込デジタル・フロント・エンドは、前記ユーザー・インターフェースへの入力に基づいて前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブの順序を変更する、プリントシステム。 - 前記クライアントは、前記プリント装置に接続された装置上で実行するアプリケーションである、請求項1に記載のプリントシステム。
- 前記クライアントは、前記グラフィック・ファイルを生成するためにウェブ・ベースのインターフェースにアクセスする、請求項1に記載のプリントシステム。
- 前記ウェブ・ベースのインターフェースは、グラフィック・ファイル・ライブラリーを前記クライアントにプッシュする、請求項3に記載のプリントシステム。
- 前記プリントジョブの前記グラフィック・ファイルは、前記ユーザー・インターフェース内の前記プリントジョブを示すために前記組込デジタル・フロント・エンドによって用いられる、請求項1に記載のプリントシステム。
- 前記ユーザー・インターフェースは、前記プリント装置に接続された装置に設けられる、請求項1に記載のプリントシステム。
- 前記ユーザー・インターフェースは、前記組込デジタル・フロント・エンドに接続された装置に設けられる、請求項1に記載のプリントシステム。
- クライアントと通信可能なプリント装置におけるジョブ・キューを管理する方法であって、
前記クライアントが、原稿ファイルに対応するプリントジョブを生成することと、
前記クライアントが、前記プリントジョブに対応し、前記原稿ファイルにも対応するグラフィック・ファイルを生成することと、
前記プリント装置の組込デジタル・フロント・エンドが前記プリントジョブを受信することと、
前記組込デジタル・フロント・エンドが前記プリントジョブを複数のプリントジョブとともに前記ジョブ・キュー内に配置することと、
ユーザー・インターフェースが、前記複数のプリントジョブを含む前記ジョブ・キュー内における前記プリントジョブの位置を示すために、前記プリントジョブに対応する前記グラフィック・ファイルを表示することと、
前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記ユーザー・インターフェースへの前記グラフィック・ファイルについての入力に基づいて前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブの順序を変更することと、
を含む方法。 - 前記組込デジタル・フロント・エンドに前記グラフィック・ファイルを格納することをさらに含む請求項8に記載の方法。
- 前記クライアントは、前記プリント装置に接続された装置に設けられる、請求項8に記載の方法。
- 前記組込デジタル・フロント・エンドが、ウェブ・ベースのページを用いて前記グラフィック・ファイルを表示することをさらに含む請求項8に記載の方法。
- 前記ユーザー・インターフェースが、前記プリントジョブの前記グラフィック・ファイルに対応する入力を受け付けることをさらに含む請求項8に記載の方法。
- 前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記ユーザー・インターフェース内の前記グラフィック・ファイルを用いて、前記プリント装置でのプリントのために前記プリントジョブをリリースすることをさらに含む請求項8に記載の方法。
- 前記グラフィック・ファイルは、前記原稿ファイルからの構成要素を含む請求項8に記載の方法。
- クライアントと通信可能なプリント装置におけるジョブ・キューを管理する方法であって、
前記クライアントが、原稿ファイルに対応するプリントジョブを生成することと、
前記プリント装置の組込デジタル・フロント・エンドが、前記クライアントから前記プリントジョブを受信することと、
前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記プリントジョブを複数のプリントジョブとともに前記ジョブ・キュー内に配置することと、
前記クライアントが、前記プリントジョブに対応するグラフィック・ファイルが提供されるか提供されないかを判定することと、
前記クライアントが、前記プリントジョブに対応する前記グラフィック・ファイルが提供されないと判定する場合に、前記プリントジョブに対応し、前記原稿ファイルにも対応するグラフィック・ファイルを生成することと、
ユーザー・インターフェースが、前記複数のプリントジョブを含む前記ジョブ・キュー内における前記プリントジョブの位置を示すために、前記プリントジョブに対応する前記グラフィック・ファイルを表示することと、
前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記ユーザー・インターフェースへの前記グラフィック・ファイルについての入力に基づいて前記ジョブ・キュー内の前記複数のプリントジョブの順序を変更することと、
を含む方法。 - 前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記組込デジタル・フロント・エンドが備えるデータ・ストレージに前記グラフィック・ファイルを格納することをさらに含む請求項15に記載の方法。
- 前記クライアントは、前記プリント装置に接続された装置に設けられる請求項15に記載の方法。
- 前記グラフィック・ファイルを生成することは、前記クライアントにおけるウェブ・ベースのページを用いて前記グラフィック・ファイルを生成することを含む請求項15に記載の方法。
- 前記組込デジタル・フロント・エンドが、前記ユーザー・インターフェース内の前記グラフィック・ファイルを用いて、前記プリント装置でのプリントのために前記プリントジョブをリリースすることをさらに含む請求項15に記載の方法。
- 前記グラフィック・ファイルは、前記原稿ファイルからの構成要素を含む請求項15に記載の方法。
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US17/374,334 US11526317B1 (en) | 2021-07-13 | 2021-07-13 | Methods and system for enabling previews for an embedded digital front end of a printing device |
US17/374,334 | 2021-07-13 |
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Family Applications (1)
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2021
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2022
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