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JP2023005833A - 画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2023005833A JP2021108034A JP2021108034A JP2023005833A JP 2023005833 A JP2023005833 A JP 2023005833A JP 2021108034 A JP2021108034 A JP 2021108034A JP 2021108034 A JP2021108034 A JP 2021108034A JP 2023005833 A JP2023005833 A JP 2023005833A
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Abstract

【課題】読取位置におけるシートの位置をガイド面に安定的に位置させることを可能にする。【解決手段】画像読取機構は、ローラ部142ra,142rbを有する従動ローラ142aと、読取位置500A,500Bにおいて搬送されるシートの画像を読取る画像読取部と、シートを案内するガイド面600sを有する搬送ガイド600と、回転軸142xの軸方向及びシート搬送方向と直交する方向に対して湾曲してシートを案内する搬送ガイド601と、シートをガイド面600sに向けて押圧しつつ搬送する押圧ローラとを備える。読取位置500A,500Bは、シート搬送方向から視て軸方向においてローラ部142ra,142rbが配置されている範囲Wにおける一方側の端部W1と他方側の端部W2との間に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、シートの画像を読取る画像読取装置及び画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置でシートに画像を形成した後、そのシートの画像情報を画像読取装置で読取り、次に画像形成装置で画像を形成する際の画像の調整(特に色味調整)を行う画像形成システムが提案されている(特許文献1,2参照)。これら特許文献1,2のものでは、シートに形成されたパッチ像をカラーセンサによって検出してプロファイルを作成し、そのプロファイルに基づき色味調整を行っている。
このような色味調整では、カラーマッチング精度規格(例えばISO 12647-7等)を満たす必要があるが、そのためにはカラーセンサの検出精度を高精度に維持する必要がある。そして、カラーセンサの検出精度を高精度に維持するためには、画像が形成されたシートとセンサとの距離(ピント位置)のばらつきを低減することが重要である。そのため、カラーセンサのピント位置を搬送ガイドの面に沿った位置に設定し、シートを搬送ローラにより搬送ガイドのガイド面に押圧してピント位置に位置決めしようとするものが提案されている(特許文献3参照)。
特開2009-53346号公報 特開2013-54324号公報 特開2014-131205号公報
ところで、例えば画像形成装置の内部に配置されるカラーセンサは、上記特許文献3のように直線的に形成された搬送路に配置されるとは限らない。例えば画像形成装置の内部におけるスペースの制約から、搬送路がシート搬送方向の下流側で湾曲しているような部位に配置しなくてはならない場合がある。このような場合、シートの剛度が高いと、湾曲した搬送路によってシートが上述のような押圧ローラによる押力方向とは反対側に撓もうとし、シートの位置を搬送ガイドのガイド面に安定的に位置させることが難しいという問題がある。
そこで本発明は、読取位置におけるシートの位置をガイド面に安定的に位置させることが可能な画像読取装置、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様は、第1回転軸と、前記第1回転軸に配設され、シートに接してシートを搬送する第1ローラ部と、を有する第1ローラと、シート搬送方向における前記第1ローラよりも上流側に配置され、読取位置において搬送されるシートの画像を読取る画像読取部と、前記シート搬送方向における前記第1ローラよりも上流側において前記読取位置を通過するようにシートを案内するガイド面を有する第1ガイド部と、前記シート搬送方向における前記第1ローラよりも下流側において、前記第1回転軸の軸方向及び前記シート搬送方向と直交する方向に対して湾曲してシートを案内する第2ガイド部と、第2回転軸と、前記第2回転軸に配設され、シートに接してシートを前記第1ガイド部のガイド面に向けて押圧しつつ搬送する第2ローラ部と、を有する第2ローラと、を備え、前記読取位置は、前記シート搬送方向から視て前記軸方向において前記第1ローラ部が配置されている範囲における一方側の端部と他方側の端部との間に配置された、ことを特徴とする画像読取装置である。
本発明の一態様は、回転軸と、前記回転軸に配設され、シートに接してシートを搬送するローラ部と、を有する搬送ローラと、シート搬送方向における前記搬送ローラよりも上流側に配置され、読取位置において搬送されるシートの画像を読取る画像読取部と、前記シート搬送方向における前記搬送ローラよりも上流側において前記読取位置を通過するようにシートを案内するガイド面を有するガイド部と、前記ガイド部により案内されるシートに対し、前記ガイド面から離れる方向の力を付与する外力付与部と、前記読取位置において前記ガイド面に向けてシートを押圧する押圧部と、を備え、前記読取位置は、前記シート搬送方向から視て前記回転軸の軸方向において前記ローラ部が配置された範囲における一方側の端部と他方側の端部との間に配置された、ことを特徴とする画像読取装置である。
本発明によると、読取位置におけるシートの位置をガイド面に安定的に位置させることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略図。 画像形成装置の制御構成を示すブロック図。 カラーセンサの構造を示す模式図。 カラーセンサが取付けられた状態の両面搬送部を示す斜視図。 カラーセンサを取外した状態の両面搬送部を示す斜視図。 画像読取時のシートの状態を軸方向視で示す断面模式図。 画像読取時のシートの状態を搬送方向視で示す断面模式図。 シートの剛度が低い場合における画像読取時のシートの状態を軸方向視で示す断面模式図。 シートの剛度が高い場合における画像読取時のシートの状態を軸方向視で示す断面模式図。
以下、本実施の形態に係る画像読取装置乃至画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、本技術の適用範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[画像形成装置の概略構成]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100を示す概略図である。なお、本実施の形態では、画像形成装置として、電子写真方式のレーザービームプリンタである画像形成装置100を例に説明をするが、これに限らず、画像形成装置は、インクジェット式のプリンタや、昇華型のプリンタであってもよい。また、画像形成装置100には、本画像形成装置で画像を形成したシートに対して各種の処理を行う処理装置が接続されて、これら処理装置と共に画像形成システムを構成しているものでもよい。処理装置としては、シートの検品を行う検品装置、シートに穴明を行う穴明装置やシートにステイプル或いは針無し綴じを行う綴じ装置(所謂フィニッシャ)、シートを整合して製本する製本装置等、どのような装置でも構わない。
画像形成装置100の筐体101には、画像形成エンジン102と、画像形成装置100の動作を制御するプリンタコントローラ103(図2参照)を収容する制御ボード収納部(不図示)と、画像読取機構50と、が搭載されている。画像形成部としての画像形成エンジン102は、画像形成プロセスにより記録材に画像を形成する光学処理機構10及び定着処理機構20と、記録材として用いられる矩形状のシートSの給送及び搬送を行う給送処理機構30及び搬送処理機構40と、を含む。記録材としては、普通紙や厚紙等の紙、コート紙やエンボス紙等の表面処理が施された紙、プラスチックフィルム、布等のシートが使用可能である。
光学処理機構10は、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色のトナー像を形成するステーション120,121,122,123と、中間転写ベルト106とを備えている。各ステーション120~123では、ドラム状の感光体である感光ドラム105の表面を一次帯電器111が帯電させる。レーザスキャナ部107は、画像データに基づいて生成されレーザスキャナ部107に送信される指令信号に基づいて感光ドラム105の露光処理を行う。レーザスキャナ部107は、不図示の半導体レーザから放射されるレーザ光をオン、オフに駆動するレーザドライバを有する。レーザスキャナ部107は、半導体レーザからのレーザ光を回転多面鏡により主走査方向(シートの幅方向)に振り分けつつ反射ミラー109を介して感光ドラム105に導く。これにより、感光ドラム105の表面には、画像データに対応する静電潜像が形成される。
現像器112は、トナーを含む現像剤を内部に収容し、帯電したトナー粒子を感光ドラム105に供給する。表面電位分布に応じてトナー粒子がドラム表面に付着することにより、感光ドラム105に担持された静電潜像はトナー像として可視化される。感光ドラム105に担持されたトナー像は、トナーの正規帯電極性とは逆極性の電圧が印加される中間転写ベルト106に転写(一次転写)される。カラー画像を形成する場合、4つのステーション120~123によって形成されたトナー像が中間転写ベルト106の上で互いに重なるように多重転写されることで、ベルト上にフルカラーのトナー像が形成される。
一方、給送処理機構30は、画像形成装置100の筐体101に対して引出可能に挿入されたシート収納庫113から転写ローラ114へ向けて1枚ずつシートSを給送する。中間転写体である中間転写ベルト106に担持されたトナー像は、転写ローラ114によってシートSに転写(二次転写)される。
中間転写ベルト106の周りには、画像形成を行う際の印字開始位置を決めるための画像形成開始位置検出センサ115、シートSの給送タイミングを図るための給送タイミングセンサ116、及び濃度センサ117が配置されている。濃度センサ117は、中間転写ベルト106に担持されたテスト用のパッチ画像の濃度を測定する。プリンタコントローラ103は、濃度センサ117の検知結果に基づいて光学処理機構10の動作条件(例えば、一次帯電器111の帯電目標電位や現像器112のバイアス電圧の設定)を調整する。
本実施の形態の定着処理機構20は、第1定着器150及び第2定着器160によって構成されている。第1定着器150は、シートSに熱を加えるための定着ローラ151、シートSを定着ローラ151に圧接させるための加圧ベルト152、及び第1定着器150による定着処理の完了を検知する第1定着後センサ153を含む。定着ローラ151は中空ローラであり、内部にヒータを有する。第1定着器150は、回転体対である定着ローラ151及び加圧ベルト152によってシートSを挟持して搬送しながら、シート上のトナー像に熱及び圧力を加える。これによりトナー粒子が溶融し、その後固着することで、シートSに画像が定着する。
第2定着器160は、第1定着器150よりもシートSの搬送経路における下流側に配置されている。第2定着器160は、第1定着器150による定着処理が施された画像の光沢度を高めたり、シートSに対する画像の定着性を確保したりする機能を有する。第2定着器160は、第1定着器150同様に、シートSを搬送しながら加熱及び加圧する回転体対としての定着ローラ161及び加圧ローラ162と、第2定着器160による定着処理の完了を検知する第2定着後センサ163とを有している。
なお、シートSの種類によっては第2定着器160を通す必要が無い場合がある。画像形成装置100は、このような場合に、エネルギー消費量低減の目的で第2定着器160を経由せずシートSを排出するための迂回搬送路130を有している。第1定着器150から送り出されたシートSは、第1切替フラッパ131によって第2定着器160又は迂回搬送路130のいずれかに誘導される。
第2定着器160又は迂回搬送路130を通過したシートSは、第2切替フラッパ132によって排出搬送路139又は反転搬送路135のいずれかに誘導される。反転搬送路135に搬入されたシートSは、反転センサ137によってシートSの位置を検出され、反転部136が行うスイッチバック動作によって副走査方向(シートの搬送される方向)の下流端(先端)と上流端(後端)とが入れ替えられる。両面印刷の場合、表面に画像が形成されたシートSは、反転部136によって先後端を入れ替えられた状態で、第3切替フラップ133によって再搬送路138を介して再び転写ローラ114へ向けて搬送され、表面とは反対の裏面に画像を形成される。
以上のように片面印刷の画像形成が終了したシートS又は両面印刷における裏面の画像形成が終了したシートSは、排出搬送路139に設けられた排出ローラ139a(排出部)によって画像形成装置100の外部に排出される。なお、反転搬送路135と排出搬送路139の間には、反転部136によってスイッチバックしたシートSを排出搬送路139へ向けて誘導可能な第4切替フラッパ134が設けられ、排出される際のシートSの表裏を選択可能に構成されている。
[カラーセンサの概略]
次に、本実施の形態の画像読取装置であり、画像形成エンジン102によりシートSに形成されたパッチ画像(以下、単に「パッチ」という)を読取る画像読取機構50の概略構成について説明する。
画像形成装置の画像品質(以下画質と呼ぶ)には、粒状性、面内一様性、文字品位、色再現性(色安定性を含む)などがあるが、最も重要なのは色再現性であると言われる。人間は経験に基づいた期待する色(特に人肌、青空、金属など)についての記憶があり、その許容範囲を超えると違和感を覚えてしまう。これらの色は記憶色と呼ばれ、写真などを出力する際にその再現性を問われることが多い。また、記憶色に限らず文書においても、モニタとの色の差に違和感を覚えてしまうオフィスユーザ層、CG画像の色再現性を追求するグラフィックアーツユーザ層など、画像形成装置に対する色再現性(安定性を含む)の要求度が増している。
本実施の形態の画像形成装置100ではシートに画像を形成する際に、プロファイルに基づき色味調整を行う。具体的には、画像形成装置100は、色味調整を行う際、まず画像形成エンジン102によって、シートSにパッチ220(図3参照)を形成する。その後、画像読取機構50のカラーセンサ200は、シートSのパッチ220を読取って測色し、画像情報としての測色結果をプリンタコントローラ103(図2参照)へ送信(フィードバック)する。プリンタコントローラ103は、カラーセンサ200から受け取った測色結果に基づいてプロファイルを作成し、それに基づきシートSにジョブの画像を形成する際における色味調整を行う。本実施の形態の画像形成装置100は、このような色味調整を行うことにより、画質を向上させることができる。なお、本実施の形態においては、2つのカラーセンサ200A,200B(図4参照)を備えているが、これら2つのカラーセンサ200A,200Bを区別する必要がないときは、これらの一方又は両方を指して、単にカラーセンサ200という。
また、図3に示すように、カラーセンサ200は、シートS上に形成された画像情報としてのトナーのパッチ220に光を照射する白色LED201と、パッチ220から反射した光を波長ごとに分光する回折格子202とが備えられている。また、カラーセンサ200には、白色LED201から照射された光をシートS上のパッチ220に集光し、またパッチ220から反射した光を回折格子に集光するレンズ206が内蔵されている。また、カラーセンサ200には、回折格子202により波長ごとに分解された光を検出するn画素から成るラインセンサ203(203-1~203-n)が備えられている。そして、カラーセンサ200には、ラインセンサ203により検出された各画素の光強度値から各種演算を行う演算部204と、各種データを保存するメモリ205と、が内蔵されている。
[画像形成システムの制御構成]
図2に示すように、画像形成装置100は、動作を統括制御する制御手段としてのプリンタコントローラ103と、画像形成エンジン102(図1参照)を制御するエンジン制御部312と、を備えている。プリンタコントローラ103は、少なくとも1つのプロセッサとメモリとが実装された制御ボードである。
エンジン制御部312は、プリンタコントローラ103からの指令信号等に基づいて、画像形成エンジン102に上述の画像形成プロセスを行わせてシートに画像を形成させる。例えば、エンジン制御部312は、第1定着後センサ153、第2定着後センサ163及び反転センサ137の検知信号に基づいて、搬送モータ311、第1切替フラッパ131~第4切替フラッパ134の動作を制御する。なお、搬送モータ311は、シートを搬送するローラを駆動する駆動源としてのモータである。
画像形成装置100には、ユーザインタフェースとなる操作部180が設けられている(図1参照)。操作部180は、ユーザに対して情報を表示する表示手段としてのディスプレイを備えている。また、操作部180は、ユーザが画像形成装置100に対して指令やデータを入力可能な入力手段として、例えば、テンキー及び印刷実行ボタン等の物理キーや、ディスプレイのタッチパネル機能を備えている。操作部180の操作により、ユーザは、あるシート収納庫113(図1参照)にセットされているシートの名称、坪量及び表面処理の有無等のシート属性を表す情報をプリンタコントローラ103に入力することができる。
プリンタコントローラ103は、外部インタフェース(I/F)308を介して外部の有線又は無線通信網に接続され、外部のコンピュータ(不図示)との間で通信可能である。また、プリンタコントローラ103は、画像形成装置100に接続されて画像形成システムを構成する装置(不図示)の制御回路とも接続される。プリンタコントローラ103は、これらの装置と通信を行って、画像形成装置100及び各装置の動作を協調させる。
[画像形成の色味調整について]
ここで、カラーセンサ200によりシートSのパッチ220を測色した際における、画像形成の色味調整(フィードバックする構成)について詳細に説明する。即ち、本実施の形態における画像形成装置100における、プロファイルを作成し、そのプロファイルを用いて画像を出力するための制御の流れを説明する。優れた色再現性を実現するプロファイルとして、ここでは近年市場で受け入れられているICC(International Color Consortium)プロファイルを用いることとする。なお、本実施の形態では、ICCプロファイルを用いるものを説明するが、これに限定されるものではない。ICCプロファイル以外にも、Adobe社が提唱したPostScriptのレベル2から採用されているCRD(Color Rendering Dictionary)やPhotoshop内の色分解テーブルを用いることができる。また、墨版情報を維持するEFI社のColorWise内CMYKシミュレーションなども用いることができる。
本実施の形態に係る画像読取機構50は、上述した読取手段としての分光反射率を測定できるカラーセンサ200を内蔵している。分光反射率を測定でき、色度に変換して色変換プロファイルを自ら作成する。そして、内部変換色処理を作成した色変換プロファイルを用いて行う。
(カラーセンサの測定、色度の演算)
ここで、色度の算出について説明する。カラーセンサ200で測色され生成される信号は、白色LEDから照射された光が測定対象物にあたり、反射された光が回折格子で分光され、380nm~720nmの各波長領域に配置されたCMOSセンサ上で検出される分光反射率になる。本実施の形態では図2に示すLab演算部303において、検出演算精度向上を図るためCIEの規定通り、分光反射率から等色関数などを介してL*a*b*に変換する。そして、L*a*b*に変換されたパッチ情報と、パッチの信号値との関係を求め、以下のように色変換プロファイルであるICCプロファイルを作成する。
(プロファイル作成処理)
カスタマエンジニアによる部品交換時や、カラーマッチング精度が要求されるJOBの前、さらには、デザイン構想段階などで最終出力物の色味が知りたい時などには、ユーザが操作部180を操作してカラープロファイルの作成処理が行われる。
プロファイルの作成処理は、図2の制御ブロック図に示すプリンタコントローラ103において行われる。まず、プロファイル作成の指示は、操作部180を介してプロファイル作成部301に入力される。プロファイル作成部301はISO12642テストフォームのCMYK(Cyan Magenta Yellow Black)カラーチャートを、プロファイルを介さずに出力するようエンジン制御部312に信号を送る。
画像形成装置100では、帯電、露光、現像、転写、定着といったプロセスによって、シートSにはISO12642テストフォーム(パッチ220)が転写・定着され、そのシートSが再搬送路138に搬送され、カラーセンサ200にて測色される。測色されたパッチ220の分光反射率データは、プリンタコントローラ103に入力され、Lab演算部303でL*a*b*データに変換され、カラーセンサ用入力ICCプロファイル格納部304に格納され、プロファイル作成部301に入力される。なお、L*a*b*ではない機器に依存しない色空間信号であるCIE1931XYZ表色系へ変換してもよい。
さらにプロファイル作成部301は、出力させたCMYK信号と入力されたL*a*b*データとの関係により、出力ICCプロファイルを作成し、出力ICCプロファイル格納部305に格納されている出力ICCプロファイルと入れ替える。ISO12642テストフォームは、一般的な複写機が出力可能な色再現域を網羅するCMYK色信号パッチを含んでおり、それぞれの色信号値と測色したL*a*b*値との関係から色変換表を作成する。つまりCMYK→Labの変換表(A2Bxタグ)が作成される。この変換表をもとにして、逆変換表(B2Axタグ)が作成される。
ICCプロファイルは、ヘッダー、タグとそのデータからなる。タグには上記色変換テーブルだけでなく、白色点(Wtpt)やプロファイル内部で定義されているLab値によって表現される色が、そのハードコピーの再現可能な再現範囲の内側か外側かを記述する(gamt)タグなども記述される。
なお、プロファイル作成命令がPCなど外部接続機器など、外部インタフェース308から入力される場合がある。この場合は、発信外部機器に作成された出力ICCプロファイルをアップロードさせ、ICCプロファイルに対応したアプリケーションでの色変換をユーザが行えるようにしてもよい。
(色変換処理)
通常のカラー出力における色変換にについて説明する。スキャナ部などの外部インタフェース308を介して入力されたRGB信号値やJapanColorなどの標準印刷CMYK信号値を想定して入力された画像信号は、外部入力用の入力ICCプロファイル格納部307に送られる。入力ICCプロファイル格納部307において、外部インタフェース308から入力された画像信号に応じて、RGB→L*a*b*あるいはCMYK→L*a*b*変換が行われる。入力ICCプロファイルは、入力信号のガンマをコントロールする1次元LUT(ルックアップテーブル)、ダイレクトマッピングといわれる多次色LUT、生成された変換データのガンマをコントロールする1次元LUTで構成されている。これらのルックアップテーブルを用いてデバイスに依存した色空間からデバイスに依存しないL*a*b*データに変換される。
L*a*b*色度座標に変換された画像信号は、CMM(カラーマネージメントモジュール)306に入力される。そして、入力機器としてのスキャナ部などによる外部インタフェース308の読取色空間と、出力機器としての画像形成装置100の出力色再現範囲のミスマッチをマッピングするGUMAT変換を行う。また、入力時の光源種と出力物を観察するときの光源種ミスマッチ(色温度設定のミスマッチとも言う)を調整する色変換や、黒文字判定等も行う。これにより、L*a*b*データは、L*’a*’b*’データへ変換され、プロファイル格納部305に入力される。上述のように作成されたプロファイルは、プロファイル格納部305に格納されており、新たに作成したICCプロファイルによって色変換され、出力機器に依存したCMYK信号へと変換され、エンジン制御部312へ出力される。
以上のように、カラーセンサ200で測色した(読取った)画像情報に基づき、ICCプロファイルを作成し、それに基づき画像形成装置100の画像形成エンジン102でシートSに形成する画像を補正する。これにより、シートSのパッチ220に基づきフィードバックを行う色味調整を実行することができる。
[画像読取機構50の詳細構造]
ついで、本実施の形態の画像形成装置100において上述したように色味調整を行うために測色を行う測色ユニットとしての画像読取機構50の詳細について図1を参照しつつ図4乃至図9を用いて説明する。なお、図4は、画像読取機構50において、2つのカラーセンサ200A、200B及びセンサ基板401を含むカラーセンサユニット400が取付けられている状態を示している。また反対に、図5は、画像読取機構50において、カラーセンサユニット400が取外されている状態を示している。なお、図6は図4におけるA矢視断面図、図7は図4におけるB矢視断面図である。
図1に示すように、画像読取機構50は、再搬送路138の一部と、搬送ローラ対141,142,143,144とを備え、それらによりシートSを搬送するように構成されている。また、再搬送路138の一部である、搬送ローラ対142のシート搬送方向の下流側で搬送ローラ対141までの湾曲搬送路145は、シートSが転写ローラ114に向かうように湾曲している。さらに、画像読取機構50には、搬送ローラ対142のシート搬送方向の上流側に、搬送されるシートSの画像(パッチ220)を読取る画像読取部としてのカラーセンサ200が備えられている。そして、画像読取機構50には、シートSをカラーセンサ200に向かって押圧する押圧ローラ140が備えられている。
詳細には、図6に示すように、搬送ローラ対141は、搬送モータ311の駆動力により駆動される駆動ローラ141bと、その駆動ローラ141bの駆動により従動回転する従動ローラ141aとを有している。搬送ローラ対141の従動ローラ141aは、図7に示すように、回転自在に支持された回転軸141xと、その回転軸141xに配設された複数のローラ部141ra,141rbとを有している。これらローラ部141ra,141rbは、シートSに接してシートSを駆動ローラ141bと共に挟持して搬送する。
また同様に、図6に示すように、搬送ローラ対142は、搬送モータ311の駆動力により駆動される駆動ローラ142bと、その駆動ローラ142bの駆動により従動回転する第1ローラとしての従動ローラ142aとを有している。搬送ローラ対142の従動ローラ142aは、図4、図5及び図7に示すように、回転自在に支持された第1回転軸としての回転軸142xと、その回転軸142xに複数並設された第1ローラ部としての複数のローラ部142ra,142rbとを有している。これらローラ部142ra,142rbは、シートSに接してシートSを駆動ローラ142bと共に挟持して搬送する。
さらに同様に、図6に示すように、搬送ローラ対143は、搬送モータ311の駆動力により駆動される駆動ローラ143bと、その駆動ローラ143bの駆動により従動回転する従動ローラ143aとを有している。搬送ローラ対143の従動ローラ143aは、図4及び図5に示すように、回転自在に支持された回転軸143xと、その回転軸143xに配設された複数のローラ部143ra,143rbとを有している。これらローラ部143ra,143rbは、シートSに接してシートSを駆動ローラ143bと共に挟持して搬送する。
そして同様に、図6に示すように、搬送ローラ対144は、搬送モータ311の駆動力により駆動される駆動ローラ144bと、その駆動ローラ144bの駆動により従動回転する従動ローラ144aとを有している。搬送ローラ対144の従動ローラ144aは、図4及び図5に示すように、回転自在に支持された回転軸144xと、その回転軸144xに配設された複数のローラ部144ra,144rbとを有している。これらローラ部144ra,144rbは、シートSに接してシートSを駆動ローラ144bと共に挟持して搬送する。
図4に示すように、本実施の形態に係るカラーセンサユニット400は、2つのカラーセンサ200A、200Bとセンサ基板401とを有している。カラーセンサユニット400の下方側には、図5に示すように、シート搬送方向における従動ローラ142aと従動ローラ143aとの間において第1ガイド部(ガイド部)としての搬送ガイド600が配置されている。この搬送ガイド600は、カラーセンサユニット400を覆うように構成されている。搬送ガイド600は、その表面であるガイド面600sが再搬送路138の一方の面を構成し、つまり搬送ガイド600が再搬送路138を形成している。
搬送ガイド600には、上記2つのカラーセンサ200A,200Bが光を照射し、シートSに反射されて集光することで読取りを行う読取位置500A,500Bに対応する貫通孔600a,600bが形成されている。なお、カラーセンサ200A,200Bは、この貫通孔600a,600bにおけるガイド面600sの開口部分を焦点位置としており、つまりシートSがガイド面600sに接して摺動される場合に画像読取の精度が最良となるように構成されている。また、本実施の形態において、読取位置500A,500Bは、シート搬送方向及び回転軸142xの軸方向(シート幅方向)を意味し、つまりガイド面600sにおける平面座標の位置を意味している。よって、この読取位置500A,500Bにおいて、ガイド面600sに対する垂直方向において、ガイド面600sと一致する立体座標の位置が焦点位置という意味となる。
そして、搬送ガイド600のガイド面600sに対向する位置には、第2ローラ(押圧部)としての押圧ローラ140が配置されている。押圧ローラ140は、図6及び図7に示すように、回転自在に支持された第2回転軸としての回転軸140xと、その回転軸140xに複数並設された第2ローラ部としての複数のローラ部140ra,140rbとを有している。これらローラ部140ra,140rbのそれぞれは、ガイド面600sの垂直方向において読取位置500A,500Bに重なる位置、つまり読取位置500A,500Bに対向して配置されている。そして、上記回転軸140xは、不図示のバネ等の加圧手段によりガイド面600sに向けて加圧されており、これらローラ部140ra,140rbは、シートSに接してシートSをガイド面600sとの間に押圧して挟持しつつ回転する。なお、本実施の形態では、回転軸140xを不図示の加圧手段でガイド面600sに加圧するものを説明したが、ローラ部140ra,140rbをスポンジ等の弾性変形し易い部材で構成し、シートSをガイド面600sに押圧するようにしてもよい。
なお、本実施の形態においては、各従動ローラ141a,142a,143a,144aにおける2つのローラ部と、押圧ローラ140における2つのローラ部とが、それらの回転軸に同数並設されている。そして、これらの各ローラ部は、シート搬送方向から視て軸方向に重なる位置にそれぞれ配置されている。
一方、シート搬送方向において上記搬送ローラ対142の下流側においては、図6に示すように、第2ガイド部としての搬送ガイド601,602,603が配置されている。これら搬送ガイド601,602,603は、回転軸142xの軸方向(図4参照)及びシート搬送方向と直交する方向、つまりシートの幅方向から視て上下方向に対して湾曲してシートSを案内する第2搬送路としての湾曲搬送路145を形成している。なお、この湾曲搬送路145は、上記再搬送路138の一部である。
ついで、以上のように構成された画像読取機構50における画像読取時のシートSの姿勢について説明する。図6及び図7に示すように、シートSのパッチ220(図3参照)を画像読取機構50により読取る際は、搬送ローラ対141,142,143,144によりシートSを搬送する。その際、押圧ローラ140によりシートSを搬送ガイド600のガイド面600sに押圧し、カラーセンサ200A,200Bの読取位置500A,500Bにおける焦点位置をシートSのパッチ220が通過するようにする。
シートSの中央部分S1は、読取位置500A,500Bを通過する際、押圧ローラ140によりガイド面600sに押圧され、シートSの端部S2は自重により垂れ下がり、ガイド面600sより離れる。また、シートSの先端が搬送ローラ対142よりもシート搬送方向の下流側に進み、湾曲搬送路145を進むと、シートSの先端が上方(押圧ローラ140の押圧方向)に進む。すると、シートSにおける読取位置500A,500B付近の幅方向の部分には、シートSの剛性によって下方に押圧される。
しかしながら、搬送ローラ対142の従動ローラ142aのローラ部142ra,142rbと、駆動ローラ142bのローラ部(不図示)とが、シート搬送方向における湾曲搬送路145と読取位置500A,500Bとの間でシートSを挟持している。そのため、図5及び図7に示すように、シート搬送方向から視て回転軸142xの軸方向(幅方向)においてローラ部142ra,142rbが配置されている範囲Wでは、シートSの中央部分S1が押圧ローラ140によりガイド面600sに押付け易い。
一方、上記範囲Wよりも軸方向における外側である範囲Vでは、シートSの端部S2に向かうほど、搬送ローラ対142の挟持力の影響が弱くなり、湾曲搬送路145によってシートSの剛性で受ける下方への押圧が強まる。そのため、シートSの端部S2は、図6及び図7に示すように、ガイド面600sから大きく離れることになる。
そこで、本実施の形態においては、この範囲Wにおける一方側の端部W1と他方側の端部W2との間に読取位置500A,500Bを配置している。詳細には、読取位置500Aは、シート搬送方向から視て軸方向においてローラ部142raと重なる位置に、読取位置500Bは、シート搬送方向から視て軸方向においてローラ部142rbと重なる位置に、それぞれ配置している。これにより、シートSの先端が湾曲搬送路145を搬送されているときでも、押圧ローラ140のローラ部140ra,140rbの押圧によってシートSを読取位置500A,500Bの焦点位置に安定的に位置させることができる。従って、画像読取の精度を良好にすることができる。
[比較例の説明]
ところで、押圧ローラ140の押圧力を強くすることで、範囲Wよりも軸方向の外側に位置するシートSの端部S2をガイド面600sに近づけようとすることが考えられるが、シートSの剛性が異なるものに対応することが困難である。即ち、図8に示すように、押圧ローラ140のローラ部140rxの押圧力を本実施の形態(図6参照)よりも強くし、シートSの剛性が低いとする。この場合には、例えば読取位置500Aにおいて貫通孔600a(図5参照)にシートSの一部S1aが入り込んで、盛り上がってしまう。このため、シートSの剛性が低い場合には、シートSが焦点位置にあらず、画像読取の精度を良好にすることができない。
また、このような盛り上がりを生じさせないため、図9に示すように、押圧ローラ140の押圧力を強くし上で、ローラ部140ryをスポンジ等の弾性変形し易い部材で構成することも考えられる。しかし、図9に示すように、シートSの剛性が高い場合、シートSの剛性に基づき湾曲搬送路145から受ける押圧力が大きくなるため、ローラ部140ryが大きく変形し、シートSの端部S2をガイド面600sに近づけることが困難である。従って、押圧ローラ140の押圧力を強くしてシートSの端部S2をガイド面600sに近づけ、カラーセンサ200の読取位置を範囲Vに配置しようとしても、剛性が異なるシートに対応できず、画像読取の精度が良好でなくなる。
[他の実施の形態の可能性]
なお、以上説明した本実施の形態では、カラーセンサを2つ配置したものを説明したが、これに限らない。例えば色味調整に必要な規格のパッチ数を読取る際、パッチを形成するシートの枚数を減らすためには、カラーセンサの数を多く配置したり、カラーセンサを例えば軸方向に移動可能に配置したりすることが考えられる。この場合、カラーセンサを配置する範囲やカラーセンサの移動範囲に合わせて、搬送ローラ対142のローラ部142ra,142rbを配置する範囲Wを広げたり、ローラ部の幅を増やしたり、ローラ部の数を増やしたりすることも考えられる。
また、本実施の形態では、搬送ローラ対142のローラ部142ra,142rbとして2つであるものを説明した。しかしながら、これに限らず、例えば範囲Wの幅を有する1つのローラ部で構成したり、或いは範囲Wの中に3つ以上のローラ部を配置したりした構成でもよい。
また、本実施の形態では、カラーセンサとして2つのカラーセンサ200A,200Bを有するものを説明した。しかしながら、これに限らず、カラーセンサが1つであっても、或いは3つ以上であっても構わない。
また、本実施の形態では、カラーセンサの読取位置が搬送ローラ対142のローラ部142ra,142rbの何れかとシート搬送方向から視て重なる位置に配置したものを説明した。しかしながら、これに限らず、シート搬送方向から視て軸方向において、ローラ部142ra,142rbの間にカラーセンサの読取位置が配置されていてもよい。この場合も、シートSの中央部分S1はガイド面600sから離れ難く、シートSを安定的に読取位置の焦点位置に位置させることができる。
また、本実施の形態では、湾曲搬送路145が搬送ローラ対142のシート搬送方向の下流側で、押圧ローラ140の押圧方向と同方向に湾曲しているものを説明した。しかしながら、これに限らず、湾曲搬送路145の形状はどのような形状でも良く、つまりシートSの先端が搬送されて案内されることに伴って、カラーセンサの読取位置で焦点位置から離れる方向の力が生じる形状であればよい。
また、本実施の形態では、外力付与部としての湾曲搬送路145をシートSの先端が搬送されて案内されることに伴ってカラーセンサの読取位置で焦点位置(ガイド面600s)から離れる方向の力が付与されるものを説明した。しかしながら、これに限らず、例えば搬送ローラ対142のニップの軸方向から視た場合の接線が、ガイド面600sに対して傾斜し、かつ読取位置で焦点位置から離れるものでもよい。この場合は、外力付与部としての搬送ローラ対142のニップでシートが挟持されたことに伴い、カラーセンサの読取位置で焦点位置から離れる方向の力が付与されることになる。
また、本実施の形態では、搬送ローラ対141,142,143,144等で、再搬送路138に対してカラーセンサ200が配置されている方が従動ローラであるものを説明した。しかしながら、反対に再搬送路138に対してカラーセンサ200が配置されている方が駆動ローラであっても構わない。
また、本実施の形態では、押圧ローラ140が駆動源に接続されない従動ローラであるものとして説明したが、これに限らず、搬送モータ等の駆動源に接続された駆動ローラであっても構わない。さらに、本実施の形態では、押圧ローラ140によってシートをガイド面600sに押圧するものを説明したが、例えばバネ等で付勢され、表面が滑り易いフッ素樹脂加工された押圧板等の押圧部で構成されていてもよい。
また、本実施の形態では、画像読取部としてカラーセンサ200を用い、画像形成装置における色味調整を行うものを説明した。しかしながら、これに限らず、画像形成の位置調整や濃度調整等を行うものであっても構わず、さらには、画像読取部としてモノクロセンサであってもよく、その場合は画像形成の位置調整や濃度調整等を行うことができる。
50…画像読取機構(画像読取装置)/100…画像形成装置/102…画像形成エンジン(画像形成部)/140…第2ローラ/140ra.140rb…ローラ部(第2ローラ部)/140x…回転軸(第2回転軸)/142a…従動ローラ(第1ローラ、搬送ローラ)/142b…駆動ローラ/142ra,142rb…ローラ部(第1ローラ部)/142x…回転軸(第1回転軸)/145…湾曲搬送路(第2搬送路)/200A,200B…カラーセンサ(画像読取部)/311…搬送モータ(駆動源)/500A,500B…読取位置/600…搬送ガイド(第1ガイド部、ガイド部)/600s…ガイド面/601,602,603…搬送ガイド(第2ガイド部)/S…シート/W…範囲/W1…一方側の端部/W2…他方側の端部

Claims (11)

  1. 第1回転軸と、前記第1回転軸に配設され、シートに接してシートを搬送する第1ローラ部と、を有する第1ローラと、
    シート搬送方向における前記第1ローラよりも上流側に配置され、読取位置において搬送されるシートの画像を読取る画像読取部と、
    前記シート搬送方向における前記第1ローラよりも上流側において前記読取位置を通過するようにシートを案内するガイド面を有する第1ガイド部と、
    前記シート搬送方向における前記第1ローラよりも下流側において、前記第1回転軸の軸方向及び前記シート搬送方向と直交する方向に対して湾曲してシートを案内する第2ガイド部と、
    第2回転軸と、前記第2回転軸に配設され、シートに接してシートを前記第1ガイド部のガイド面に向けて押圧しつつ搬送する第2ローラ部と、を有する第2ローラと、を備え、
    前記読取位置は、前記シート搬送方向から視て前記軸方向において前記第1ローラ部が配置されている範囲における一方側の端部と他方側の端部との間に配置された、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第1ローラ部は、前記回転軸に複数並設された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記読取位置は、前記シート搬送方向から視て前記軸方向において前記第1ローラ部と重なる位置に配置された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取部は、複数であり、
    前記複数の画像読取部におけるそれぞれの読取位置は、前記シート搬送方向から視て前記軸方向において前記複数の第1ローラ部の何れかと重なる位置に配置された、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記第2ローラ部は、前記第2回転軸に前記第1ローラ部と同数並設され、かつ前記シート搬送方向から視て前記軸方向において前記複数の第1ローラ部のそれぞれと重なる位置に配置された、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記第2ガイド部により形成された搬送路は、前記第2ローラの押圧方向と同方向に湾曲した、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像読取装置。
  7. 駆動力を出力する駆動源と、
    前記駆動源の駆動力により駆動される駆動ローラと、備え、
    前記第1ローラは、前記駆動ローラの駆動により従動回転する従動ローラである、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像読取部は、シートの画像情報の色を読取るカラーセンサである、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像読取装置。
  9. 回転軸と、前記回転軸に配設され、シートに接してシートを搬送するローラ部と、を有する搬送ローラと、
    シート搬送方向における前記搬送ローラよりも上流側に配置され、読取位置において搬送されるシートの画像を読取る画像読取部と、
    前記シート搬送方向における前記搬送ローラよりも上流側において前記読取位置を通過するようにシートを案内するガイド面を有するガイド部と、
    前記ガイド部により案内されるシートに対し、前記ガイド面から離れる方向の力を付与する外力付与部と、
    前記読取位置において前記ガイド面に向けてシートを押圧する押圧部と、を備え、
    前記読取位置は、前記シート搬送方向から視て前記回転軸の軸方向において前記ローラ部が配置された範囲における一方側の端部と他方側の端部との間に配置された、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像が形成されたシートの画像情報を読取る請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像読取装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記画像形成部は、前記画像読取部によって読取られた画像情報に基づいて、シートに形成する画像を補正する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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