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JP2022545425A - 時計軸受の製造方法 - Google Patents

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JP2022545425A JP2022510880A JP2022510880A JP2022545425A JP 2022545425 A JP2022545425 A JP 2022545425A JP 2022510880 A JP2022510880 A JP 2022510880A JP 2022510880 A JP2022510880 A JP 2022510880A JP 2022545425 A JP2022545425 A JP 2022545425A
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Abstract

【解決手段】時計部品(2)の、特にほぞ石の、旋回のためのほぞ軸受(1)製造方法であって、時計部品(2)の旋回を意図する軸(A1)に沿った、軸受(1)ブランク材(1a)への穴(10a)であって、穴(10a)は軸受(1)の第1旋回区域(13)の始点(13a)を形成する穴の穴開け(E1)、その後ブランク材(1a)への、特にフェムト秒レーザを用いた、第1旋回区域(13)の始点(13a)に隣接する軸受(1)の第2隙間区域(14)であって、軸受(1)ブランク材(1a)の第1面(11a)に開口する軸受(1)の第2隙間区域(14)の、レーザ彫刻(E2)、その後軸受(1)の、隣接し、互いに角を落とした接続により接続される第1旋回区域(13)及び第2隙間区域(14)の形成のための、軸受(1)の第1旋回区域(13)と、軸受(1)の第1旋回区域(13)の始点(13a)と軸受(1)の第2隙間区域(14)との間の境界区域(14a)とにおける、摩耗(E3)を用いた、特にオリーブ形切断による素材の除去、の各ステップを含む、方法。【選択図】 図7

Description

本発明は、時計部品の旋回のためのほぞ軸受の製造方法、特にほぞ石の製造に関する。本発明はまた、当該方法により得られたほぞ軸受と、この種の軸受を含む組立体と、この種の軸受またはこの種の組立体を含むムーブメントに関する。本発明は最後に、この種のムーブメントまたはこの種の組立体またはこの種の軸受を含む、時計、特に小型時計に関する。
シャフトの、特に耐衝撃装置内の天真(バランスシャフト)タイプの旋回の規則性は、小型時計の時間測定性能の主要なファクターとなる。実際、ほぞの摩耗や衝撃によるその劣化といった、経時的なあらゆる変動は、小型時計の運転に変動を誘発しかねない、発振器の挙動に変容を引き起こす。
石の供給元が販売する、市場で入手可能な、穴あき石(軸受としても知られる)の複数の形状が知られている。これら形状は、特に、以下の文言で特定される。オリーブ形穴または円筒穴を有する平らな石、オリーブ形穴または円筒穴を有する支持石、オリーブ形穴または円筒穴を有する半平らな石、オリーブ形穴または円筒穴と2つの窪みを有する平らな石、オリーブ形穴または円筒穴を有するドーム形石。
こうした石は、統合台枠や耐衝撃装置に組付けられる。
石は、オリーブ形に切断されてもされてなくてもよい穴を含み、ほぞ表面に対してシャフトのほぞの旋回を可能にする。統合内枠や耐衝撃装置に組付けられた石が特に関連するが、穴は、通常、ほぞの導入側の、石の第1面上に、ほぞの挿入を簡単にすることが意図される、窪みを含む。これら石は、このため、窪みを含む第1の、通常平らな面と、窪みの反対側の平らなまたはドーム形面を含む。従来技術の石において、窪みと旋回区域または表面との間の区別は簡単にでき、2つのパーツは、通常ギザギザのない端部により分離される。当該ギザギザのない端部は、ほぞの挿入段階において、ほぞが端部と当接し、その接触により跡がつくことがあるため、問題があることが判明することがある。
特許文献1または特許文献2に開示されるように、プレス技術を用いてセラミック系焼結石を得ることが知られている。
特許文献1から、第1機能要素を形成し、穴の最小直径より実質的に4.5倍大きい最大直径の断面を有する、実質的に球状の開口と、第2機能要素を形成し、穴の最小直径の実質的に2倍の最大直径の断面を有する、実質的に円錐状の開口とを含む、軸受形状が知られている。穴の高さでのオリーブ形は、ほぞとの接触を最小化することと、あらゆる注油を簡単にすることを目的とする。
特許文献2から、穴あき石の締結円錐を形成する機能要素を含む、穴の開いた石形状が知られている。当該機能要素の形状は、特に耐衝撃装置内の、ほぞ盲穴の搭載を簡単にすることへの必要性に対処するものである。にもかかわらずこの種の焼結石は、透明性を有するルビー石とは異なり、不透明である。
既存のほぞ軸受の製造方法は、最適化されていない、及びまたは全ての形状の製造を可能にしない、及びまたはこの種の軸受に想定される可能性のある全ての素材の製造を可能にしない、ことが明らかである。
欧州特許出願公開第2778801号明細書 欧州特許出願公開第3483665号明細書
本発明の目的は、ほぞ軸受の製造の最適化を可能にし、先行技術の欠点を改善することを可能にする、解決策を提供することである。
このため、本発明は、時計部品の、特にほぞ石の旋回のためのほぞ軸受の製造方法であって、
時計部品の旋回を意図する軸に沿った、軸受ブランク材への穴であって、前記穴は前記軸受の第1旋回区域の始点を形成する穴の穴開け、その後
前記ブランク材への、特にフェムト秒レーザを用いた、第1旋回区域の前記始点に隣接する前記軸受の第2隙間区域であって、前記軸受ブランク材の第1面に開口する前記軸受の第2隙間区域の、レーザ彫刻、その後
前記軸受の、隣接し、互いに角を落とした接続により接続される第1旋回区域及び第2隙間区域の形成のための、前記軸受の第1旋回区域の前記始点と、前記軸受の第1旋回区域の前記始点と前記軸受の前記第2隙間区域との間の境界区域とにおける、摩耗を用いた、特にオリーブ形切断による素材の除去、
のステップを含む、方法に基づく。
穴を穴開けすることを含む前記ステップは、第1平面と反対側の第2平面との間に配置されるブランク材を得ることを含むサブステップと、その後、前記第1面に垂直な方向に貫通穴を穴開けすることを含むサブステップを含んでもよい。
前記軸受の第2隙間区域のレーザ彫刻を含む前記ステップは、複数の連続するサブステップを含み、各サブステップは、前記先行するサブステップの前記彫刻から別個の少なくとも1つの平面において前記軸受ブランク材を彫刻することを含んでもよい。
前記様々な連続するサブステップの前記別個の平面は、前記ブランク材の前記第1面に実質的に平行な、互いに平行な平面であってよく、前記ブランク材の前記第1面と前記軸受ブランク材の前記厚み内に位置する中間平面の間で延長して互いに重なり合ってもよい。
レーザ彫刻を含む前記ステップの各サブステップは、レーザ彫刻を含む前記ステップが別個の平面の重ね合わされた円板を彫刻することにより形成される第2隙間区域を生成するよう、新たな別個の平面での前記穴の前記軸に中心を取る円形輪郭に外接する彫刻であってその前記直径が前記上面と前記中間平面間で減少する彫刻を実施してもよく、前記中間平面における前記彫刻直径は、前記穴の前記直径と実質的に等しくてもよい。
前記別個の平面の2つの連続する平面間の前記距離は、2μm以下、または1μm以下であってもよい。
前記軸受の第2隙間区域のレーザ彫刻を含む前記ステップは、
前記第2隙間区域が、前記軸受の前記第1旋回区域から前記軸受の前記第1面まで、端がなく連続する、広がりまたは拡張を形成する、
前記第2隙間区域は、特に前記第1面の近傍で無限に向かう曲率半径を有する、直線または湾曲した表面の、円錐の錘台の形状の、実質的に円錐台状形状を有する、
前記第2隙間区域の前記最大直径は、前記第1旋回区域の前記最小直径の4倍より大きい、または7倍より大きい、
前記第2隙間区域の前記最大断面積は、前記第1旋回区域の前記最小断面積の10倍または25倍または30倍または50倍より大きい、
前記第1旋回区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第1旋回区域の前記端部を通過する2つの平面と、により制限される第1容積は、前記第2隙間区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第2隙間区域の端部を通過する2つの平面と、により制限される第2容積の0.4倍または0.35倍または0.3倍または0.25倍より小さい、及びまたは前記第1旋回区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第1旋回区域の前記端部を通過する2つの平面と、により制限される第1容積は、前記第2隙間区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第2隙間区域の端部を通過する2つの平面と、により制限される第2容積の0.1倍または0.15倍または0.2倍より大きい、
前記軸を通過し前記面に垂直な平面と、前記第2隙間区域と、の交点の曲線は、凸型である、
の特徴の一部または全部を有する表面の彫刻を実施してもよい。
摩耗を用いた素材の除去を含む前記ステップは、ダイヤモンドねじ山を用いてもよい。
軸受ブランク材への穴の穴開けを含む前記ステップは、ブローチ削り工具、またはレーザを利用してもよい。
軸受ブランク材への穴の穴開けを含む前記ステップは、前記穴へ、前記軸受の前記第1旋回区域の前記最小直径に実質的に等しい直径を与えることを含む、拡大サブステップを含んでもよい。
軸受の製造方法は、前記軸受の前記外径の旋盤加工のステップを含んでもよい。
軸受の製造方法は、特に前記軸受の前記第2隙間区域の前記粗さを減少させる、バフ仕上げまたは研磨仕上げステップを含んでもよい。
軸受の製造方法は、前記軸受のドーム形第2面を形成するために、また任意で前記第2面の高さで前記ブランク材の前記穴の拡張部分に第3隙間区域を形成するために、前記第1面の反対側の前記ブランク材の第2面を丸めることを含むステップを含んでもよい。
軸受の製造方法は、前記第1旋回区域が前記第2隙間区域の粗さと異なる粗さを有するよう、及びまたは前記第1旋回区域が親油性表面を有し、前記第2隙間区域が、その全部または一部に、撥油性表面を有するよう、前記第2隙間区域の一部または全部及びまたは前記第3隙間区域の一部または全部の、特にフェムト秒レーザを用いた、テクスチャ化のステップを含んでもよい。
前記ブランク材は、合成ルビーまたは多結晶性コランダム、またはジルコニア、特にイットリア化ジルコニア、または単結晶性アルミナ、またはアルミナ-ジルコニア結合といったセラミック製であってもよい。
本発明はまた、時計部品の、特にほぞ石の旋回のためのほぞ軸受に関し、前記軸受は前記時計部品の前記旋回用の軸に沿った穴を含み、少なくとも、
前記時計部品の第1旋回区域と、
前記軸受の第1面から前記第1旋回区域まで延長する、第2隙間区域と、
を有し、
前記第1面は、前記軸に垂直または実質的に垂直で、前記時計部品側へ向けられるよう適合され、前記第1旋回区域と前記第2隙間区域は、角を落とした接続(丸められた接続)で互いに接続される。
前記第2隙間区域の前記最大直径は、前記旋回区域の前記最小直径の4倍または7倍より大きくてもよい。
前記第2隙間区域の前記最大断面積は、前記第1旋回区域の前記最小断面積の10倍または25倍または30倍または50倍より大きくてもよい。
前記第1旋回区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第1旋回区域の前記端部を通過する2つの平面とにより制限される第1容積は、前記第2隙間区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第2隙間区域の前記端部を通過する2つの平面とにより制限される第2容積の0.4倍または0.35倍または0.3倍または0.25倍より小さい、及びまたは前記第1旋回区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第1旋回区域の前記端部を通過する2つの平面とにより制限される第1容積は、前記第2隙間区域と、前記軸に垂直で前記軸に対して前記第2隙間区域の前記端部を通過する2つの平面とにより制限される第2容積の0.1倍または0.15倍または0.2倍より大きくてもよい。
前記第2隙間区域は、円錐台状または全体的に円錐台状形状を有してもよい。
前記第2隙間区域は、前記軸を通過する平面と前記第2隙間区域との交点の曲線が、凸型であるようにされてもよい。
前記第1旋回区域は、オリーブ形に切断されてもよい。
前記第1旋回区域は前記第2隙間区域の粗さと異なる粗さを有してもよく、及びまたは前記第1旋回区域は親油性表面を有し、前記第2隙間区域は、その全部または一部に、撥油性表面を有してもよい。
本発明はまた、上述の軸受を含む組立体、特に台または板または受または耐衝撃装置に関する。
本発明はまた、上述の軸受を含む、時計ムーブメントに関する。
本発明はまた、上述の軸受を含む、時計、特に小型時計、特に腕時計に関する。
本発明は、より具体的には、請求項により定義される。
本発明の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照した、ある特定の実施形態の以下の非限定的説明において、詳細に説明される。
図1は、本発明にかかる軸受の一実施形態を含む、時計の第1実施形態の概略図である。 図2は、軸受内で旋回される時計部品をさらに含む、第1時計実施形態の概略図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかる、ほぞ軸受の製造方法のステップを図示する。 図4は、本発明の一実施形態にかかる、ほぞ軸受の製造方法のステップを図示する。 図5は、本発明の一実施形態にかかる、ほぞ軸受の製造方法のステップを図示する。 図6は、本発明の一実施形態にかかる、ほぞ軸受の製造方法のステップを図示する。 図7は、本発明の一実施形態にかかる、ほぞ軸受の製造方法のステップを図示する。 図8は、ほぞ軸受の製造のための、本発明の実施形態にかかる、方法のフローチャートを概略的に図示する。
本発明にかかる時計300の一実施形態を、図1及び2を参照して以下に説明する。時計300は、例えば腕時計といった、小型時計である。
時計は、時計ムーブメント200を含む。時計ムーブメント200は、例えば、機械式ムーブメント、特に自動式ムーブメントである。代替的に、ムーブメントは、電子式ムーブメントであってもよい。
時計ムーブメント200は、以下では単純に軸受1と呼ばれる、ほぞ軸受1を含む、組立体100を含む。軸受は、時計部品2を回転または旋回において案内することを可能にする。このため、軸受は、軸A1に対する時計部品のほぞの受け入れと案内を可能とする。部品は、好ましくは、少なくともほぞを含むシャフトそのものを含む。
穴及び係合窪みまたは円錐を有する軸受の場合、穴は、通常運用ではほぞが旋回する際に接する石の一部として定義されてもよい。このため、穴の直径は、許容誤差や隙間を無視すると、ほぞの直径に実質的に対応する。
例えば、時計部品は、天輪-ひげぜんまいタイプの発振器のてんぷ組立体である。「てんぷ組立体」は、天輪とシャフトからなる組立体を意味し、天輪はシャフト上に搭載され、特に打ち込みによりシャフトに固定される。
例えば、組立体100は、時計耐衝撃装置を含んでもよい。この種の耐衝撃装置は、内枠、軸受1、受石、及びばねを含んでもよい。この場合、軸受は、ほぞ石またはほぞ石タイプの軸受である。代替的に、組立体100は、板といった受や、軸受1が打ち込みにより固定されるてんぷ受を含んでもよい。
軸受1は、軸A1に対する時計部品2の旋回用の軸A1に沿った、穴10を含む。このため軸A1は、時計部品2の旋回軸である。
軸受1、特に穴10には、少なくとも
- 時計部品2の第1旋回区域または表面13と、
- 軸受の第1面11から第1旋回区域13へ延長する、第2隙間区域または表面14、
が設けられる。
第1面11は、軸A1に垂直または実質的に垂直であり、時計部品2側に向けられることが意図される。
第1旋回区域13及び第2隙間区域14は、互いに端を持たずに接続される、または角を落とした接続により接続される。
軸受は、好ましくは、石または宝石である。当該石は、好ましくは、合成ルビー、すなわち多結晶性コランダム製である。代替的に、当該石は、ジルコニア、特にイットリア化ジルコニア、または単結晶性アルミナ、またはアルミナ-ジルコニア結合といったその他のセラミックから製造されてもよい。
軸受は、好ましくは、軸受の第2面12から第1旋回区域13へ延長する、第3隙間区域または表面15を含む。
軸受の第2面12は、第1面11の反対の面である。第1及び第2面は、平行または実質的に平行である。それぞれは、軸A1に垂直または実質的に垂直である。図示する実施形態において、第1面は平面であり、第2面はドーム形(突出する)である。代替的に、第1面がドーム形であってもよい。代替的に、第2面が平面であってもよい。
第2隙間区域は、時計部品2が、特に時計部品2のほぞが、軸受内で係合する区域である。
第3隙間区域15は、第1旋回区域に対して第2隙間区域と反対の区域であり、時計部品2が、特に時計部品2のほぞが、軸受内に位置されると突出可能な区域である。
軸受は、好ましくは、軸A1周りの回転形状を有する。特に、穴は、軸A1回りの回転形状を有する。代替的に、穴の第1旋回区域のみが軸A1周りの回転形状を有してもよい。更なる代替として、穴の第1旋回区域及び第2隙間区域のみが軸A1周りの回転形状を有してもよい、または穴の第1旋回区域及び第3隙間区域のみが軸A1周りの回転形状を有してもよい。
第1旋回区域13は、有利には、オリーブ形に切断される。
上述の通り、第1旋回区域13と第2隙間区域14の間に、例えば端や頂点といった、視覚的に認知可能な画定は存在しない。実際、これら区域を定義する軸受壁または表面は、角を落とした接続により互いに接続される、または端を形成することなく互いに接続される。このため、穴の表面に接する平面の方向は、平面が穴の中で第1旋回区域上に移動されても、または第2隙間区域上に移動されても、不連続または方向の急激な変化なくして展開する。特に、穴の表面に接する平面の方向は、当該平面が穴の中で、第1旋回区域のあらゆる点から第2隙間区域のあらゆる点へ移動されても、不連続または方向の急激な変化なくして展開する。換言すれば、軸A1を通り、第1旋回区域と第2隙間区域の壁を定義する軸受の面(11)に垂直な平面の、交点の曲線は、第1旋回区域と第2隙間区域の間の交点で、あらゆる角点を特徴として有さない、またはそれらの範囲のすべてにおいてあらゆる角点を特徴として有さない。第1旋回区域と第2隙間区域の交点で、穴10の表面または壁の最小曲率半径、または角を落とした接続の最小曲率半径は、好ましくは、0.05mmより大きい。第1旋回区域の表面の最小曲率半径は、より好ましくは、0.05mmより大きい。
角を落とした接続の一部分は、第1旋回区域の一部を形成し、角を落とした接続の他の部分は、第2隙間区域の一部を形成する。
第1旋回区域と第2隙間区域との間の境界は、例えば、(軸A1に垂直に測定された)穴の直径が、第1旋回区域または穴10の(軸A1に垂直に測定された)最小直径dの1.1倍に等しい位置として、任意に定義される。代替的に、第1旋回区域と第2隙間区域との間の境界は、(軸A1に垂直に測定された)穴の断面の面積が、第1旋回区域または穴10の(軸A1に垂直に測定された)最小断面積の1.2倍に等しい位置として、定義される。当該境界は、図1において、16の参照番号が付される。更なる代替として、第1旋回区域と第2隙間区域との間の境界は、穴の直径が、(ほぞを含むシャフトが静止状態の)ほぞの高さ方向中間の呼び径の140%に等しい位置として定義される。ここで、「ほぞ」は、シャフトを軸受内で旋回させることだけのために設けられた、シャフトの回転の部分を意味する。
第2隙間区域は、広がった形状を有する。第2隙間区域は、第1旋回区域から第1面11へ広がりまたは拡張を形成する。第2隙間区域14は、好ましくは、円錐台状または実質的に円錐台状の形状を有する。第2隙間区域は、好ましくは、曲率半径が無限大に向かう曲面を含む。補完する態様で、第2隙間区域はまた、円錐台状または実質的に円錐台状の形状の断面を有してもよい。代替的に、第2隙間区域は、円錐台状または実質的に円錐台状の形状の断面を有してもよい。第2隙間区域の形状は、軸受から時計部品の距離を、第1旋回区域外で最大化することを可能にし、装着者への衝撃の場合にほぞが第1旋回区域から外れた際にほぞを戻すことを簡単にすることを可能にする。
軸A1を通り第2隙間区域の壁を定義する軸受の面11に垂直な平面の交点の曲線は、好ましくは凸形である。ここで「凸形」とは、曲線のあらゆる2点をつなぐ直線の線分が、軸受を形成する素材内に位置することを意味する。
(軸A1に垂直に測定された)第2隙間区域14の最大直径dは、好ましくは、第1旋回区域13のまたは穴10の(軸A1に垂直に測定された)最小直径dの4倍より大きい、または7倍より大きい。
(軸A1に垂直に測定された)第2隙間区域14の最大断面積は、より好ましくは、第1旋回区域13または穴10の(軸A1に垂直に測定された)最小断面積の10倍または25倍または30倍または50倍より大きい。
第1旋回区域13と、軸A1に垂直で軸A1に対して第1旋回区域13の端部を通過する2つの平面P2、P3とで限定される第1容積は、有利には、第2隙間区域14と、軸A1に垂直で軸A1に対して第2隙間区域の端部を通過する2つの平面P1、P2とで限定される第2容積の0.4倍または0.35倍または0.3倍または0.25倍より小さい。第1旋回区域13と、軸A1に垂直で軸A1に対して第1旋回区域13の端部を通過する2つの平面P2、P3とで限定される第1容積は、第2隙間区域14と、軸A1に垂直で軸A1に対して第2隙間区域の端部を通過する2つの平面P1、P2とで限定される第2容積の0.1倍または0.15倍または0.2倍より大きい。
更に有利には、第2容積は、穴の表面と、軸A1に垂直で軸A1に対して穴の端部を通る2つの平面P1、P4で限定される第3容積の、少なくとも65%、または少なくとも70%、または少なくとも80%を構成する。
第1旋回区域13は、有利には、第2隙間区域14とは異なる粗さを有してもよい。より具体的には、第1旋回区域は親油性表面を有する一方、第2隙間区域は、その全体にわたりまたはその一部に、撥油性表面を有してもよい。これら粗さまたは構造は、表面テクスチャ化または処理、好ましくはフェムト秒レーザを用いた表面テクスチャ化により得られてもよい。これら粗さまたはテクスチャは、各種区域の機械加工の段階で直接、またはその後の補完的最終処理ステップにおいて、得られてもよい。
一実施形態において、直径dは0.076mmであり、直径dは0.555mmである。第1旋回区域または穴10の最小直径dを含む場所は、旋回区域13の中央を構成してもしなくてもよい。軸A1に垂直で、直径dを含む場所を通る平面P5は、より具体的には、平面P2及びP3から等距離に位置してもしなくてもよい。
あるとするならば、第3隙間区域15は、広がりを有する形状をとってもよい。第3隙間区域は、第1旋回区域から第2面12への広がりまたは拡張を形成してもよい。第3隙間区域15は、好ましくは、円錐台状または実質的に円錐台状の形状を有する。
第1旋回区域13と第3隙間区域15との間に、例えば端や頂点といった、視覚的に知覚可能な画定が存在する必要はない。実際、これら区域を定義する軸受表面は、有利には、角を落とした接続で互いに接続されてもよく、端を形成することなく互いに連結されてもよい。このため、穴の表面に接する平面の方向は、平面が穴の中で第1旋回区域上に移動されても、または第3隙間区域上に移動されても、不連続または方向の急激な変化なくして展開する。特に、穴の表面に接する平面の方向は、当該平面が穴の中で、第1旋回区域のあらゆる点から第3隙間区域のあらゆる点へ移動されても、不連続または方向の急激な変化なくして展開する。換言すれば、軸A1を通り、第1旋回区域と第3隙間区域の壁を定義する軸受1の面11に垂直な平面の、交点の曲線は、第1旋回区域と第3隙間区域の間の交点で、あらゆる角点を特徴として有さない、またはそれらの範囲のすべてにおいてあらゆる角点を特徴として有さない。第1旋回区域と第3隙間区域の交点での穴10の表面の最小曲率半径、または角を落とした接続の最小曲率半径は、好ましくは、0.05mmより大きい。
角を落とした接続の一部は、第1旋回区域の一部を形成し、角を落とした接続の他の部分は、第3隙間区域の一部を形成する。
第1旋回区域と第3隙間区域との間の境界は、例えば、(軸A1に垂直に測定された)穴の直径が、第1旋回区域または穴10の(軸A1に垂直に測定された)最小直径dの1.02倍に等しい位置として、任意に定義される。代替的に、第1旋回区域と第3隙間区域との間の境界は、例えば、(軸A1に垂直に測定された)穴の断面の面積が、第1旋回区域または穴10の(軸A1に垂直に測定された)最小断面積の1.04倍に等しい位置として、任意に定義される。当該境界は、図1において、17の参照番号が付される。
図1、2を参照して上記説明したほぞ軸受1は、上述のように、軸受内へのほぞの挿入中にほぞが劣化するリスクを最小化するという、特定の形状を有する。この種の軸受は、透明性を有し、ほぞの挿入を簡単にすることを可能にするため、有利には合成ルビー製である。
本発明は、特に上述の軸受の製造に適した、ほぞ軸受の製造方法に基づくものである。図8は、本発明の一実施形態に従ったこの種の製造の方法のステップのフローチャートを模式的に示す。もちろん、同じ方法が、他のあらゆるほぞ軸受の製造にも適し続け、高性能を提供し続ける。
方法は、時計部品2の旋回が意図される軸A1に沿って軸受1のブランク材1aに穴10aを穴開けE1することを含む第1ステップを含む。当該ステップは、図3に図示される。当該穴10aは、上述の第1旋回区域13の始点13aの形成を可能にする。
このため、方法は、有利には、軸受のブランク材1aを得ることを含む、準備サブステップを含む。当該ブランク材1aは、有利には、合成ルビーまたは多結晶性コランダムの形状を取る。代替的に、ブランク材は、ジルコニア、特にイットリア化ジルコニア、または単結晶性アルミナ、またはアルミナ-ジルコニア結合といったその他のセラミックの形状をとってもよい。更に、当該ブランク材1aは、有利には、第1平面11aと、第1面11aと反対且つ平行な第2平面12aとの間に配置される。ブランク材1aのこれら2つの面11a、12aは、将来的な軸受1の面11、12のブランク材を形成する。両者は、それぞれ、平面P1、P2に位置される。その後、方法は、穴10aを穴開けすることを含むサブステップE11を含む。当該穴10aは、有利には、貫通穴である。穴は、上記2つの面11a、12aに垂直な方向に向けられる。穴は、軸A1上に中心を取る。穴は、有利には、円筒形形状を有する。穴開けは、ブローチ削り工具を用いて、またはレーザビーム、特にフェムト秒レーザビームを用いて、機械的に達成されてもよい。
第1ステップは、任意で、他の、製造中の将来的な軸受1の第1旋回区域13の最小直径dと実質的に等しい直径に穴10aを形成することを含む、拡大サブステップE12を含む。代替的に、当該直径dは、上述の第1サブステップを用いて、独占的に得られてもよい。
第1ステップは、更に任意で、他の、軸1のブランク材1aの外径dextの旋盤加工のサブステップE13を含む。
方法は、その後、図4に示すように、ブランク材1aに、特にフェムト秒レーザを用いて、軸受1の第2隙間区域14を、レーザ彫刻E2することを含む第2ステップを含む。当該彫刻は、先行するステップで穴開けされた穴10aの高さで実施される。形成されるべき第2隙間区域14は、第1旋回区域13の始点13aに隣り合う。更に、第2隙間区域は、軸受1のブランク材1aの第1面11aの高さで開口する。
当該第2ステップで用いられるレーザは、好ましくはフェムト秒レーザである。フェムト秒レーザは、機械加工素材に熱的に影響を及ぼさないような態様で、ブランク材1aの素材の構造に影響を及ぼさないように適合された波長で、超短パルスを生成する。レーザビーム400は、赤外線レーザビーム、特に800nm以上1100nm以下の波長の、特に1030nm±5nmの波長を有する赤外線レーザビーム、または緑色レーザビーム、特に500nm以上540nm以下の波長、特に515nm±2.55nmの波長を有する緑色レーザビーム、または紫外線レーザビーム、特に400nmより低い波長の、特に343nm±25nmの波長を有する紫外線レーザビーム、または青色レーザビーム、特に400nm以上480nm以下の波長を有する青色レーザビームであってもよい。更に、レーザビームは、0.001mJ以上2mJ以下の、または0.004mJ以上0.1mJ以下の、または0.004以上0.05mJ以下のエネルギーを有してもよい。レーザビームは、5μm以上100μm以下の、好ましくは10μm以上60μm以下の、または15μmから30μmの間の直径を有してもよい。
本実施形態によれば、軸受1の第2隙間区域14のレーザ彫刻E2を含むステップは、複数の別個の平面Pにおいて軸受1ブランク材1aを彫刻することを含む、複数の連続するサブステップを含む。換言すれば、各サブステップは、先行して彫刻された平面とは別個の、新たな平面を彫刻することを採用してもよい。当該サブステップにおいて、先行して彫刻された平面は、任意で、補完的彫刻を受けてもよく、このため、同じサブステップ内で複数の平面を彫刻することを排除するものではない。上述の別個の平面Pは、有利には、互いに平行な平面である。上述の別個の平面Pの2つの連続する平面間の距離は、好ましくは、2μm以下、または1μm以下である。両者は、有利には、ブランク材1aの第1面11aに実質的に平行であり、互いに重なり合わされ、第1平面P1内で、ブランク材の第1面11aと、軸受1ブランク材1aの厚み内に位置する中間面P5との間に延長する。このため、当該レーザ彫刻ステップはまた、有利には、中間平面P5と、第1旋回区域13と第2隙間区域14との間の境界を形成する上述の平面P2との間で、将来の第1旋回区域13の高さで、始点13aにおいて実施される。このため、第1旋回区域13と第2隙間区域14との間の境界区域の高さに位置される、部分14aを形成する。ステップはまた、当然、2つの平面P1、P2間で、第2隙間区域14そのものを形成する。
レーザ彫刻E2を含む第2ステップの各サブステップは、有利には、穴10aの軸A1に中心を取る円形輪郭に内接される彫刻を採用し、その直径は、上面11a(または平面P1)と中間平面P5との間で減少してもよい。中間平面P5での彫刻直径は、穴10aの直径と実質的に等しくてもよい。
より詳細には、レーザ彫刻E2を含む第2ステップは、平面P1及びP5に平行または実質的に平行で、平面P1及びP5の間に配置された、n個の平面P内でのレーザビーム400の通過の、n個のサブステップE2i(ここで1≦i≦n)を含んでもよい。レーザビームは、より具体的には、平面P1及びP5の間に配置される平面Pのそれぞれの高さで、軸A1に中心を取り直径dの円によりそれぞれ外接される、n個の表面を通過する。これらサブステップは、以下の態様で特定されてもよい。
- 第1サブステップE21は、平面P1の実質的な高さでの、レーザビーム400の通過からなってもよい。当該第1サブステップE21は、より具体的には、レーザビーム400を、直径d=dの軸A1を有する円により外接される表面にわたり、所定の軌跡に沿って通過させることからなってもよい。
- 当該第1サブステップE21の後に、平面P5に到達するまで、軸A1に平行なまたは実質的な運動に基づき、平面P1から漸進的に大きな距離の、それぞれn-2個の平面Pの高さに配置された、1<i≦nである、n-2個の表面内で、レーザビームが所定の軌跡に沿って移動される、n-2個のサブステップが行われる。各平面Pにおいて、サブステップE2iは、直径dの軸A1を有する円で外接される表面にわたり所定の軌跡に沿ってレーザビーム400を通過させることからなってもよく、ここでd≦d≦dである。
- 最終サブステップE2nにおいて、レーザビーム400は、平面P5の高さで、所定の軌跡に沿って移動される。当該最終サブステップE2nは、より具体的には、直径d=dの軸A1を有する円で外接される表面にわたり、所定の軌跡に沿ってレーザビーム400を通過させることからなってもよい。
各平面内での彫刻は、小さな厚みを有し、このため彫刻が表面彫刻と見做される理由であり、にもかかわらず当該厚みは、全ての彫刻を様々な上述の表面上に重ね合わせることで彫刻容量を形成するのに十分であることを注記する。
上述の実施形態において、レーザ彫刻E2を含む第2ステップの各サブステップは、有利には、穴10aの軸A1に中心を取り、その直径が上面11a(または平面P1)と中間面P5の間で減少する、円形輪郭に内接する彫刻を実施し、平面P1上の彫刻直径は、直径dに等しくてもよく、中間面P5上の彫刻直径は、直径dに実質的に等しくてもよい。
代替的に、レーザ彫刻E2を含む第2ステップの各サブステップは、有利には、新たな平面Pにおいて、穴10aの軸A1に中心を取る円形輪郭に内接する彫刻を実施してもよい。この種のサブステップは、同時に、既に彫刻した平面の補完彫刻を行ってもよい。従って、各サブステップにおいて、既に彫刻された平面は、拡大された半径の、軸A1に中心を取る円形輪郭に内接する表面上に再度彫刻されてもよい。このため、既に彫刻された各平面Pの彫刻直径は、各サブステップで増加する。例として、平面P1での彫刻は、各サブステップで増加し、最終的に、第1サブステップにおける値dから、最後のサブステップにおける値deへ変化してもよい。
更なる代替として、レーザ彫刻E2を含む第2ステップの各サブステップは、有利には、穴10aの軸A1に中心を取り、その直径が値dとdの間で無作為に変化することができる、円形輪郭に内接する彫刻を実施してもよい。この場合、レーザは、上述のように、サブステップ中で、複数の平面Pを彫刻することができる。
上述の通り、平面P間の距離は、第2隙間区域14の壁の高さにおいて、最大限に連続する仕上げ表面を得るよう適合される。
最後に、軸受1の第2隙間区域14のレーザ彫刻E2を含むステップは、以下の特徴の一部または全部を有する表面の彫刻を実施する。
- 第2隙間区域14は、軸受1の第1旋回区域13から(または当該第1旋回区域の始点13aから)軸受1の第1面11aまで、端がなく連続する、広がりまたは拡張を形成する;
- 第2隙間区域14は、特に第1面11aの近傍で無限に向かう曲率半径を有する、直線または湾曲した表面の、円錐の錘台の形状の、実質的に円錐台状形状を有する;
- 第2隙間区域14の最大直径dは、第1旋回区域13の最小直径dの4倍より大きい、または7倍より大きい;
- 第2隙間区域14の最大断面積は、第1旋回区域13の最小断面積の10倍または25倍または30倍または50倍より大きい;
- (軸A1に垂直な2つの平面(P2、P3)間で)第1旋回区域13により制限される第1容積は、(軸A1に垂直な2つの平面(P1、P2)間で)第2隙間区域14により制限される第2容積の0.4倍または0.35倍または0.3倍または0.25倍より小さい、及びまたは(軸A1に垂直な2つの平面(P2、P3)間で)第1旋回区域13により制限される第1容積は、(軸A1に垂直な2つの平面(P1、P2)間で)第2隙間区域14により制限される第2容積の0.1倍または0.15倍または0.2倍より大きい;
- 軸A1を通過し、面11aまたは11と垂直な平面と、第2隙間区域14との交点の曲線は、凸型である。
その後、方法は、軸受1の第1旋回区域13と第2隙間区域14とを、角を落とした接続で互いに接続する、隣接する態様で形成するため、軸受1の第1旋回区域13の始点13aの高さと、軸受1の第1旋回区域13の始点13aと軸受1の第2隙間区域14との間の境界区域14aの高さで、摩耗E3を用いて素材を除去することを含む、第3ステップを含む。摩耗E3を用いて素材を除去する第3ステップは、図5及び6に示すように、オリーブ形切断ステップであってもよい。
より詳細には、第3ステップは、穴10aにダイヤモンドねじ山500を通過させ、軸受ブランク材1aをそれに対して移動させることで、始点13aに最終的な第1旋回区域13形状を授けて、その円筒性質を修正することからなってもよい。当該形状は、時には、「オリーブ」形状と称される。第2ステップが終了すると、第1旋回区域13はあらゆる端がなくなる。最小直径dは、最も近い第1旋回区域13の連結壁に接する直径を有する中間面P5内の円を考慮して測定される。
補完的方法で、ダイヤモンドねじ山500はまた、少なくとも、始点13aまたは第1旋回区域13に隣接する第2隙間区域14の境界部分14aに作用する。このため、第1及び第2区域13、14は、互いに端を持たずに互いに接続する、及びまたは角を落とした接続で互いに接続される。これら第1及び第2区域13、14は、このように、第1はレーザ彫刻であり第2は摩耗による素材の除去である2つの技術の相乗効果により、連続する壁または連続する表面を形成する。
ダイヤモンドねじ山500はまた、ブランク材1aの穴10aと第2面12aとの接合点にも作用する。この第2面12aと第1旋回区域13との間の推移区域は、上述の第3隙間区域15を形成する。このため、第1及び第3区域13、15は、当該第3ステップのおかげで、あらゆる端なしに互いに接続される、及びまたは角を落とした接続により互いに接続される。第3隙間区域15は、ブランク材1a内で穴10aの拡張部分に配置され、軸受1ブランク材1aの第2面12aの高さで開口する。
続いて、方法は、任意で、完成軸受1を得るために、バフ仕上げまたは研磨による、第4仕上げステップE4を含む。この種のステップは、ダイヤモンドペーストを用いて軸受1ブランク材1aをバフ仕上げすることからなってもよい。当該ステップは、軸受ブランク材1aの、特に第2隙間区域14の壁面及び面11a、12aの粗さを最小化することを目的とする、様々なサブステップを含んでもよい。サブステップは、特に軸受の第2面12にドーム型外観を与えるよう設けられてもよい。図7は、当該第4仕上げステップE4の、特に上述のサブステップの実施後の、最終的に得られたほぞ軸受1を図示する。ここで、当該軸受1は、ブランク材の当初穴10aから本発明の方法により形成された各種区域13、14、15の表面で区切られる穴10であり、このため自身が将来の穴10のブランク材を形成する、穴10を含むことを注記する。
方法の代替実施形態において、第4仕上げステップE4は、第2ステップE2と第3ステップE3の間に挿入されてもよく、ここで最も重要なことは、第3ステップE3は第2ステップE2の下流で達成されることである。
隙間区域14の全部または一部及びまたは隙間区域15の全部または一部をテクスチャ化する任意ステップE5もまた設けられてもよい。当該ステップは、好ましくは、フェムト秒レーザを用いて実施される。当該ステップは、仕上げステップE4の上流で達成されても下流で達成されてもよい。
もちろん、上述の方法は、図1及び2に示すように、ほぞ石の形成に特に適しているが、同様に、その他あらゆる時計軸受の製造にも適している。

Claims (15)

  1. 時計部品(2)の、特にほぞ石の、旋回のためのほぞ軸受(1)の製造方法であって、
    時計部品(2)の旋回を意図する軸(A1)に沿った、軸受(1)ブランク材(1a)への穴(10a)であって、前記穴(10a)は前記軸受(1)の第1旋回区域(13)の始点(13a)を形成する穴の穴開け(E1)、その後
    前記ブランク材(1a)への、特にフェムト秒レーザを用いた、第1旋回区域(13)の前記始点(13a)に隣接する前記軸受(1)の第2隙間区域(14)であって、前記軸受(1)ブランク材(1a)の第1面(11a)に開口する前記軸受(1)の第2隙間区域(14)の、レーザ彫刻(E2)、その後
    前記軸受(1)の、隣接し、互いに角を落とした接続により接続される第1旋回区域(13)及び第2隙間区域(14)の形成のための、前記軸受(1)の第1旋回区域(13)の前記始点(13a)と、前記軸受(1)の第1旋回区域(13)の前記始点(13a)と前記軸受(1)の前記第2隙間区域(14)との間の境界区域(14a)とにおける、摩耗(E3)を用いた、特にオリーブ形切断による素材の除去、
    の各ステップを含む、方法。
  2. 穴(10a)の穴開け(E1)を含む前記ステップは、第1平面(11a)と反対側の第2平面(12a)との間に配置されるブランク材(1a)を得ることを含むサブステップと、その後、前記第1面(11a)に垂直な方向に貫通穴(10a)を穴開けすることを含むサブステップを含む、
    請求項1に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  3. 前記軸受(1)の第2隙間区域(14)のレーザ彫刻(E2)を含む前記ステップは、複数の連続するサブステップを含み、各サブステップは、前記先行するサブステップの前記彫刻から別個の少なくとも1つの平面において前記軸受(1)ブランク材(1a)を彫刻することを含む、
    請求項1または2に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  4. 前記様々な連続するサブステップの前記別個の平面は、前記ブランク材(1a)の前記第1面(11a)に実質的に平行な、互いに平行な平面であり、前記ブランク材の前記第1面(11a)と前記軸受(1)ブランク材(1a)の前記厚み内に位置する中間平面(P5)の間で延長して互いに重なり合う、
    請求項3に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  5. レーザ彫刻(E2)を含む前記ステップの各サブステップは、レーザ彫刻(E2)を含む前記ステップが別個の平面の重ね合わされた円板を彫刻することにより形成される第2隙間区域(14)を生成するよう、新たな別個の平面での前記穴(10a)の前記軸(A1)に中心を取る円形輪郭に外接する彫刻であってその直径が前記上面(11a)と前記中間平面(P5)間で減少する彫刻を実施し、前記中間平面(P5)における前記彫刻直径は、前記穴(10a)の前記直径と実質的に等しい、
    請求項4に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  6. 前記別個の平面の2つの連続する平面間の距離は、2μm以下、または1μm以下である、
    請求項3から5のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  7. 前記軸受(1)の第2隙間区域(14)のレーザ彫刻(E2)を含む前記ステップは、
    前記第2隙間区域(14)が、前記軸受(1)の前記第1旋回区域(13)から前記軸受(1)の前記第1面(11)まで、端がなく連続する、広がりまたは拡張を形成する、
    前記第2隙間区域(14)は、特に前記第1面(11)の近傍で無限に向かう曲率半径を有する、直線または湾曲した表面の、円錐の錘台の形状の、実質的に円錐台状形状を有する、
    前記第2隙間区域(14)の最大直径(d)は、前記第1旋回区域(13)の最小直径(d)の4倍より大きい、または7倍より大きい、
    前記第2隙間区域(14)の最大断面積は、前記第1旋回区域(13)の最小断面積の10倍または25倍または30倍または50倍より大きい、
    前記第1旋回区域(13)と前記軸(A1)に垂直な2つの平面(P2、P3)とにより制限される第1容積は、前記第2隙間区域(14)と前記軸(A1)に垂直な2つの平面(P1、P2)とにより制限される第2容積の0.4倍または0.35倍または0.3倍または0.25倍より小さい、及びまたは前記第1旋回区域(13)と前記軸(A1)に垂直な2つの平面(P2、P3)とにより制限される第1容積は、前記第2隙間区域(14)と前記軸(A1)に垂直な2つの平面(P1、P2)とにより制限される第2容積の0.1倍または0.15倍または0.2倍より大きい、
    前記軸(A1)を通過し、前記面(11)に垂直な平面と、前記第2隙間区域(14)との交点の曲線は、凸型である、
    の特徴の一部または全部を有する表面の彫刻を実施する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  8. 摩耗(E3)を用いた素材の除去を含む前記ステップは、ダイヤモンドねじ山を用いる、
    請求項1から7のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  9. 軸受(1)ブランク材(1a)への穴(10a)の穴開け(E1)を含む前記ステップは、ブローチ削り工具、またはレーザを利用する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  10. 軸受(1)ブランク材(1a)への穴(10a)の穴開け(E1)を含む前記ステップは、前記穴(10a)へ、前記軸受(1)の前記第1旋回区域(13)の最小直径(d)に実質的に等しい直径を与えることを含む、拡大サブステップ(E12)を含む、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  11. 前記軸受(1)の外径(dext)の旋盤加工(E13)のステップを含む、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  12. 特に前記軸受(1)の前記第2隙間区域(14)の粗さを減少させる、バフ仕上げまたは研磨仕上げステップ(E4)を含む、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  13. 前記軸受(1)のドーム形第2面(12)を形成するために、また任意で第2面(12)の高さで前記ブランク材(1a)の前記穴(10a)の拡張部分に第3隙間区域(15)を形成するために、前記第1面(11a)の反対側の前記ブランク材(1a)の前記第2面(12a)を丸めることを含むステップを含む、
    請求項1から12のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  14. 前記第1旋回区域(13)が前記第2隙間区域(14)の粗さと異なる粗さを有するよう、及びまたは前記第1旋回区域(13)が親油性表面を有し、前記第2隙間区域(14)が、その全部または一部に、撥油性表面を有するよう、前記第2隙間区域(14)の一部または全部及びまたは前記第3隙間区域(15)の一部または全部の、特にフェムト秒レーザを用いた、テクスチャ化(E5)のステップを含む、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
  15. 前記ブランク材(1a)は、合成ルビーまたは多結晶性コランダム、またはジルコニア、特にイットリア化ジルコニア、または単結晶性アルミナ、またはアルミナ-ジルコニア結合といったセラミック製である、
    請求項1から14のいずれか一項に記載のほぞ軸受(1)の製造方法。
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