JP2022543068A - 角質化障害の予防および低減、ならびに関連する化粧品剤 - Google Patents
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Abstract
Description
角質層は、感染、脱水、化学物質、機械的ストレスから下層組織を保護するバリアを形成している。角質層の表面から細胞が剥がれ落ちるプロセスである落屑は、基底層から増殖した角化細胞のバランスを整える。これらの細胞は、およそ14日間かけて表皮から表面に移動する。
角質化は、細胞内オルガネラおよび内容物のコンパクトなタンパク性細胞骨格による置き換え、細胞外周のタンパク質の架橋による角質化した細胞エンベロープの形成、角層細胞の連結による多細胞の機能的であるが生物学的には死んだ構造になることなどにより特徴付けられる。角質化にはいくつかのバリアントがあり、種々の角質化構造をもたらす。
したがって、本発明の目的は、角質化障害の予防もしくは低減のために使用することができる、または代替的に角質化プロセスにおける障害の予防もしくは低減のために使用することができる活性物質の提供である。
驚くべきことに、現在、エクトインまたはヒドロキシエクトインがそのような目的のために有効的に使用できることが見出された。
本出願の意味におけるカルボニル化は、タンパク質の酸化を含む。
様々な化粧品および医薬の目的のための相溶性溶質、とりわけエクトインおよびヒドロキシエクトインの使用は、既に知られている。
例えば、WO94/15923は、(S)-1,4,5,6-テトラヒドロ-2-メチル-4-ピリミジンカルボン酸または(S,S)-1,4,5,6-テトラヒドロ-5-ヒドロキシ-2-メチル-4-ピリミジンカルボン酸は、例えば、皮膚疾患の処置のための化粧品組成物または医薬の調製のために使用され得ることを記載している。
さらにまた、DE19933466は、エクトインおよび誘導体、例えばヒドロキシエクトインなどが、化粧品および皮膚科学的組成物においてフリーラジカルスカベンジャーとして採用され得ることを記載している。組成物は、酸化ストレスおよび炎症性反応により引き起こされる皮膚老化の処置および/または予防のために使用され得る。
しかしながら、これらの化合物が、皮膚および/または角化性皮膚付属器、例えば、毛髪または爪などの角質化障害を予防および低減するために有利に好適であることは、これまで知られていない。
遺伝子産物の生物の産生の生物学的文脈において、下方調節は、細胞が、外部刺激に応えて、タンパク質などの細胞の構成要素の量を減少させるプロセスである。かかる構成要素の増加に関する相補的なプロセスは、上方調節と呼ばれる。
上に定義されるとおりのエクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの使用は、典型的には局所的であり、好ましくは非治療的又は化粧品的使用である。
したがって、さらなる態様において、本発明は、かゆみを伴う皮膚、毛孔性角化症および/またはインピュアな皮膚から選択される哺乳動物の皮膚状態を改善するためのエクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの非治療的使用に関する。
毛孔性角化症の皮膚状態を改善するためのエクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの非治療的使用または化粧品的使用はとくに好ましい。
角質化障害が魚鱗癬および/またはアトピー性皮膚に現れる場合、そのような医薬または皮膚科学的な適用が可能である。
エクトインは、(S)-1,4,5,6-テトラヒドロ-2-メチル-4-ピリミジンカルボン酸を、ヒドロキシエクトインは(S,S)-1,4,5,6-テトラヒドロ-5-ヒドロキシ-2-メチル-4-ピリミジンカルボン酸を指す。
好ましくは、エクトイン((S)-1,4,5,6-テトラヒドロ-2-メチル-4-ピリミジンカルボン酸)は、本発明に従って使用される。
本発明によれば、哺乳動物の皮膚および/または角化性皮膚付属器の角質化障害は、予防および/または低減され得る。
哺乳動物なる用語は、脊椎動物動物およびヒトに、好ましくはヒトに関する。
加えて、幅広い種々の原因および症状の特定の疾患は、爪の硬度や強度の弱化に起因して爪の脆化または関連する美観損傷に繋がり得る。
好ましくは、本発明による非治療的使用は、角化性皮膚付属器の角質化障害を予防および/または低減するためである。
皮膚バリアの機能のために、一方で、主に角質層の上層で、タンパク質および脂質が必要なバランスで常に更新され続ける必要があり、他方で、角質化プロセスの間に産生されたタンパク質および脂質は、活性を維持して機能性を保証し、理想的には落屑まで、分解またはカルボニル化のような事象による不活性化を避ける必要がある。両者の効果は、角質層の無傷の皮膚のバリア機能を高めることができる。
とりわけ、本発明は、フィラグリン、ホルネリンおよびLAMP2aからなる群から選択される1以上のタンパク質の上方調節に関与する。
とりわけ、本発明は、フィラグリン、ホルネリン、LAMP2aおよび/またはフィラグリン-2からなる群から選択される1以上のタンパク質のカルボニル化の低減に関与する。
フィラグリン-2が適切な角質化および機能的な角質層に重要であることが示された。アトピー性皮膚炎を有する患者は、フィラグリン-2の減少した発現を示す(Pendaries et al, 2015, Cell Death and Disease 6, page e1656)。
エクトインは、細胞間ジャンクション相互作用に要求されるこのタンパク質のカルボニル化を低減させることが示されている。カルボニル化は、機能の喪失をもたらし、それが順に、角化細胞の結合性に悪影響を与え、バリア機能を低減させる可能性がある。
同様に、活性構成要素を含む化粧品製剤が調製され得る。
ここで調製物とは、通常、例えば、化粧品、または皮膚科学製剤、または医薬製品などの、局所的に適用可能な調製物である。本発明の意味において「局所的に適用可能である」とは、調製物が外部的におよび局部的に適用されること、すなわち、調製物が、例えば、皮膚または毛髪に適用できるように好適であるべきであることを意味する。この場合、調製物は、化粧品的、薬学的または皮膚科学的に好適なビヒクル、および、所望の特性プロファイルに応じて、任意にさらなる好適な成分を含む。局所用調製物は、好ましくは化粧品または皮膚科学調製物として、特に好ましくは化粧品調製物として採用される。好適なビヒクルおよび補助剤または充填剤は、以下の部分で詳細に説明される。
さらなる活性化合物は、好ましくは、UVフィルター、ポアリファイニング(pore-refining)剤、抗酸化剤、ビタミン、皮膚ライトニング(skin-lightening)活性化合物、抗老化活性化合物、抗炎症活性化合物、抗微生物活性化合物、皮膚の水分含量を改善するための活性化合物(皮膚水分調節因子)、抗セルライト活性化合物、抗しわ活性化合物、抗ふけ活性化合物、抗座瘡活性化合物、デオドラント物質、顔料およびセルフタンニング(self-tanning)物質の群から;とくに好ましくは、UVフィルター、ポアリファイニング剤、抗酸化剤、ビタミン、皮膚ライトニング活性化合物、セルフタンニング物質、抗老化活性化合物および抗セルライト活性化合物の群から選択される。
ジベンゾイルメタン誘導体:FR-A-2326405、FR-A-2440933およびEP-A-0114607に記載されている、4-イソプロピル-ジベンゾイル-メタンおよび4,4’-メトキシ-tert-ブチル-ジベンゾイルメタン。4,4’-メトキシ-tert-ブチル-ジベンゾイルメタンは、例えば、「Eusolex 9020」の名称でMerckにより市販されている。
イミダゾール誘導体:エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオナート。
ベンザルマロナート誘導体:官能性ベンザルマロナート基を含有するポリオルガノシロキサン、例えばポリシリコーン-15など(例えば「Parsol SLX」の名称でHoffmann LaRocheにより市販されている)。
ベンゾオキサゾール誘導体:2,4-ビス[5-(1-ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン(例えば、Uvasorb K2Aの名称でSigma 3Vより市販されている)、およびこれを含む混合物。
好適な有機UV保護物質は、好ましくは、以下のリストから選択することができる:エチルヘキシルサリチラート、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ベンゾフェノン-3、ベンゾフェノン-4、ベンゾフェノン-5、n-ヘキシル2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)ベンゾアート、4-メチルベンジリデンカンファー、テレフタリリデンジカンファースルホン酸、ジナトリウムフェニルジベンズイミダゾールテトラスルホナート、メチレンビス(ベンゾトリアゾリル)テトラメチルブチルフェノール、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、ドロメトリゾールトリシロキサン、ポリシリコーン-15、1,1-ジカルボキシ(2,2’-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエン、2,4-ビス[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジンおよびそれらの混合物。
調製物は、さらに無機UVフィルター、所謂粒子状UVフィルターを含んでいてもよい。粒子状UVフィルターとのこれらの組み合わせは、粉末として、およびまた、分散体または以下のタイプのペーストの両者であることができる。
など、酸化亜鉛(例えばSachtotec(登録商標))、酸化鉄または酸化セリウムおよび/または酸化ジルコニウムの群から選択されるものの両者である。
さらにまた、顔料性の二酸化チタンまたは酸化亜鉛との組み合わせもまた可能であり、これらの顔料の粒子サイズは200nm以上であり、例えば、Hombitan(登録商標)FGまたはHombitan(登録商標)FF-Pharmaである。
- 未処理の二酸化チタン、例えば、Taycaからの製品Microtita-nium Dioxide MT 500 B;Degussaからの二酸化チタンP25など;
- 酸化アルミニウムおよび二酸化ケイ素後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例えば、Taycaからの製品「Microtitanium Dioxide MT 100 SA」、またはUniqemaからの製品「Tioveil Fin」など;
- 酸化アルミニウムおよび/またはステアリン酸/ラウリン酸アルミニウム後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例えば、Taycaからの製品Microtitanium Dioxide MT 100 T;MerckからのEusolex T-2000など;
- 酸化鉄および/またはステアリン酸鉄後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例えば、Taycaからの製品「Microtitanium Dioxide MT 100 F」など;
- 二酸化ケイ素、酸化アルミニウムおよびシリコーン後処理で後処理された微粉化二酸化チタン、例えば、Taycaからの製品「Microtitanium Dioxide MT 100 SAS」など;
- ヘキサメタリン酸ナトリウムで後処理された微粉化二酸化チタン、例えば、Taycaからの製品「Microtitanium Dioxide MT 150 W」など。
- オクチルトリメトキシシラン、例えば、Degussaからの製品Tego Sun T 805など;
- 二酸化ケイ素;例えば、DSMからの製品Parsol T-Xなど;
- 酸化アルミニウムおよびステアリン酸;例えば、Sachtlebenからの製品UV-Titan M160など;
- アルミニウムおよびグリセリン;例えば、Sachtlebenからの製品UV-Titanなど;
- アルミニウムおよびシリコーン油、例えば、Sachtlebenからの製品UV-Titan M262など;
- ヘキサメタリン酸ナトリウムおよびポリビニルピロリドン;
- ポリジメチルシロキサン、例えばCardreからの製品70250 Cardre UF TiO2SI3など;
- ポリジメチル水素シロキサン、例えばColor Techniquesからの製品「Microtitanium Dioxide USP Grade Hydrophobic」など。
- 未処理の酸化亜鉛、例えばBASF(Sunsmart)からの製品Z Cote、ElementisからのNanoxなど;
- 後処理された酸化亜鉛、例えば以下の製品など:
・Toshibiからの「Zinc Oxide CS-5」(ポリメチル水素シロキサンで後処理したZnO);
・Nanophase TechnologiesからのNanogard Zinc Oxide FN;
・Shin-Etsuからの「SPD-Z1」(シリコーングラフト化アクリルポリマーで後処理されたZnO、シクロジメチルシロキサン中に分散);
・ISPからの「Escalol Z100」(酸化アルミニウム後処理したZnO、エチルヘキシルメトキシシンナマート/PVP-ヘキサデセン/メチコンコポリマー混合物中に分散);
・Fuji Pigmentからの「Fuji ZNO-SMS-10」(二酸化ケイ素およびポリメチルシルセスキオキサンで後処理したZnO);
・未処理の酸化セリウムマイクロ顔料、例えばRhone Poulencからの名称「Colloidal Cerium Oxide」など;
・Arnaudからの名称Nanogarで未処理のおよび/または後処理した酸化鉄。
UVフィルター作用を有する前記化合物の1以上の組み合わせにより、UV放射線の有害な効果に対する保護作用を最適化することができる。
本発明のさらに好ましい態様において、製剤は、少なくとも1の皮膚ライトニング活性化合物(または同義的に脱色素沈着活性化合物)または皮膚ライトニング活性を有する抽出物をさらに含む。
記載された調製物において、着色した顔料はまた、さらに存在することもでき、顔料の層構造は限定されない。0.5~5重量%の使用において、着色した顔料は、好ましくは、皮膚色であるまたは褐色であるべきである。対応する顔料の選択は、当業者によく知られている。
式中
R1は、-C(O)CH3、-CO2R3、-C(O)NH2および-C(O)N(R4)2を表し、
Xは、OまたはNHを表し、
R2は、1~30個のC原子を有する線状または分枝状のアルキルを表し、
R3は、1~20個のC原子を有する線状または分枝状のアルキルを表し、
R4は、各場合において、相互に独立して、Hまたは1~8個のC原子を有する線状または分枝状のアルキルを表し、
R5は、H、1~8個のC原子を有する線状または分枝状のアルキルまたは1~8個のC原子を有する線状または分枝状のアルコキシを表し、および
R6は、1~8個のC原子を有する線状または分枝状のアルキルを表す。
好ましい可溶化剤は、一般に、2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサン-カルボニル-D-アラニンメチルエステルである。
さらに好適なビヒクルは、リポソーム、シクロデキストリンまたは他の糖、例えばソルビトールなどである。
- 鉱物油、鉱物蝋;
- 油、例えばカプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリド、さらにまた天然油、例えばヒマシ油など;
- 脂肪、蝋および他の天然のおよび合成脂肪物質、好ましくは低炭素数を有するアルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコールまたはグリセロールを有する脂肪酸のエステル、または低炭素数を有するアルカノン酸または脂肪酸を有する脂肪アルコールのエステル;
- シリコーン油、例えばジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、およびそれらの混合物の形態など。
このタイプの油および蝋構成要素の任意の所望の混合物はまた、本発明の目的のために有利に採用することもできる。これはまた、油相の単独の脂質構成要素として、蝋、例えばパルミチン酸セチルを有利に採用してもよい。
使用することができる乳化剤は、例えば、公知のW/OおよびO/W乳化剤である。本発明による好ましいO/Wエマルションにおいてさらなる従来の共乳化剤(co-emulsifier)を使用することは有利である。
エトキシル化ステアリルアルコール、セチルアルコール、セチルステアリルアルコール(セテアリルアルコール)の群から脂肪アルコールエトキシラートを選択することは有利である。
ポリエチレングリコール(20)ステアラート、ポリエチレングリコール(21)ステアラート、ポリエチレングリコール(22)ステアラート、ポリエチレングリコール(23)ステアラート、ポリエチレングリコール(24)ステアラート、ポリエチレングリコール(25)ステアラート、ポリエチレングリコール(12)イソステアラート、ポリエチレングリコール(13)イソステアラート、ポリエチレングリコール(14)イソステアラート、ポリエチレングリコール(15)イソステアラート、ポリエチレングリコール(16)イソステアラート、ポリエチレングリコール(17)イソステアラート、ポリエチレングリコール(18)イソステアラート、ポリエチレングリコール(19)イソステアラート、ポリエチレングリコール(20)イソステアラート、ポリエチレングリコール(21)イソステアラート、ポリエチレングリコール(22)イソステアラート、ポリエチレングリコール(23)イソステアラート、ポリエチレングリコール(24)イソステアラート、ポリエチレングリコール(25)イソステアラート、ポリエチレングリコール(12)オレアート、ポリエチレングリコール(13)オレアート、ポリエチレングリコール(14)オレアート、ポリエチレングリコール(15)オレアート、ポリエチレングリコール(16)オレアート、ポリエチレングリコール(17)オレアート、ポリエチレングリコール(18)オレアート、ポリエチレングリコール(19)オレアート、ポリエチレングリコール(20)オレアート。
8~30個の炭素原子を有する脂肪アルコール、8~24の鎖長、とりわけ12~18個のC原子を有する飽和のおよび/または不飽和の、分枝のおよび/または非分枝のアルカンカルボン酸のモノグリセロールエステル、8~24の鎖長、とりわけ12~18個のC原子を有する飽和のおよび/または不飽和の、分枝のおよび/または非分枝のアルカンカルボン酸のジグリセロールエステル、8~24の鎖長、とりわけ12~18個のC原子を有する飽和のおよび/または不飽和の、分枝のおよび/または非分枝のアルコールのモノグリセロールエーテル、8~24の鎖長、とりわけ12~18個のC原子を有する飽和のおよび/または不飽和の、分枝のおよび/または非分枝のアルコールのジグリセロールエーテル、8~24の鎖長、とりわけ12~18個のC原子を有する飽和のおよび/または不飽和の、分枝のおよび/または非分枝のアルカンカルボン酸のプロピレングリコールエステル、8~24の鎖長、とりわけ12~18個のC原子を有するおよび飽和のおよび/または不飽和の、分枝のおよび/または非分枝のアルカンカルボン酸のソルビタンエステル。
調製物が、エアロゾルとして製剤化される場合、通常の噴射剤、例えば、アルカン、空気、窒素、一酸化二窒素など、特に好ましくは、アルカンまたは空気は、好ましくは使用される。
これらの化合物は、通常の様式で化粧品または皮膚科学調製物に組み込むことができる。
さらなるコメントがなくとも、当業者は、最も広い範囲で上の記載を利用することができることがを想定される。したがって、好ましい態様は、単に説明的な開示としてみなされるべきであり、いずれにしても絶対に制限されない。
以下の例は、本発明を例示することを目的としている。しかしながら、これらは、制限するものとみなされるべきではない。
例1:プロテオミクスアプローチ
試料の照射および2Dゲル電気泳動:
材料および方法:
エクトイン(0.2%)(source Merck KGaA, Darmstadt, Germany)の存在または不在において、皮膚外植片にUV-A(365nm)照射した際の、異なる酸化タンパク質スポットを証明する、ディファレンスゲル電気泳動プロテオミクスアプローチにより、タンパク質酸化(カルボニル化)を査定および定量する。
研究の間、ヒト外植片は、UVA下で照射される(LED光源;UWAVE;Franceによってカスタムニーズのために製造された光源およびチャンバー、ピーク365nm、480J/cm2、40分間)。N-アセチル-システインの溶液(Reference A7250, Sigma-Aldrich)を保護の陽性対照として使用する。照射直後、外植片を急速凍結し(snap-frozen)、タンパク質を分析のために抽出する。
試料あたり200超のスポットが検出され、照射群(UV-A)の試料で数と強度が増大する。これらのスポットは、37kDa~75kDaに局在している。各スポットの蛍光シグナルは、各ゲルの内部標準スポットシグナルに対して正規化されている。異なるゲルからのスポットのアライメントと、異なる試料および異なる群におけるそれらのカルボニル化レベルの分散の分析は、ソフトウェアProgenesis Samespotsを使用することにより行われる。
照射の非存在下において、エクトインはまた、UV-Aストレスから保護されたスポットと異なる10個のタンパク質スポットの酸化のレベルを減少させる(スポット100を除く)。
これらの結果は、エクトインが基底状態または照射時に異なるタンパク質スポットを保護することを示し、エクトインにより媒介される強力な解毒作用を示唆している。
CTRL:いずれの処理/照射も行わないスポット強度
UV-A:照射後、CTRLと比較したスポット強度
UV-A+エクトイン0.2%:UV-A照射前にエクトイン処理したスポット強度。(n=4)
材料および方法:
二次元電気泳動ゲルを固定し、クーマシーブルー(G-250, Reference 27815(Sigma-Aldrich))を使用してタンパク質を染色する。選択したスポットを切り出し、ゲルフラグメントの還元およびアルキル化後、市販の消化キット(Trypsin/Lys-C ;ix, Mass Spec gradePromega)に従ってLysC/トリプシン(Mass Spec grade(Promega))で消化した。nanoLC RSLC/ESI QExactive(Thermo Scientific, Orbitrap)を使用することによりペプチドの質量スペクトルシグナルを収集する。
ペプチドピーク強度および質量電荷(m/z)値のリストは、以下のパラメータに従って、Mascot(matrice Science Ltd, London, UK)およびSEQUEST HT(Thermo Scientific, 2013)で分析される。
検索のタイプ MS/MS Ion Search
データベース SwissProt 03/2018(554,241配列;198,410,167残基)
分類基準 Homo sapiens(ヒト)
酵素 トリプシン
変形修飾
消化-脱塩
カルバミドメチル(C)、脱アミド(NQ)、酸化(M)
LysC/トリプシン- Zip-tip、50%ACN/0.1%TFAで溶離
液体クロマトグラフィー 60分 勾配2~40%B相(A相 98%H2O 0.1%ギ酸 2%ACN、B相 90%ACN、10%H2O 0.1%ギ酸)、6μLの注入、カラム Acclaim PepMap100 C18、50cm、75μm
タンパク質質量 未制限
ペプチド質量許容差 5ppm
フラグメント質量許容 0.5Da
ペプチド電荷 2+ et 3+
最大未切断 2
装置タイプ RSLC/ESI QExactive(Orbitrap)
有意性閾値 p<0.05
MS/MS DDA top 10、分解能 MS 70 000、分解能 MSMS 17 500
分類「ヒト」で制限されるUniProtデータベース(03/2018)は、ソフトウェアProtein Discoverer 2.2により、検索エンジンMasco et SEQUESTを使用して調査される。
エクトイン0.2%(供給Merck KGaA. Darmstadt, Germany)で処理された、またはされていない、およびUV-A照射に暴露された、またはされていない、皮膚外植片(ex vivo)上のタンパク質の選択されたプールの発現レベルにおける変化を証明すること:
0日目(D0)において、女性ドナー(34歳、フォトタイプIII、Ref. EXP001100F022)からの皮膚外植片を、10%FCS(ウシ胎児血清)を含む、カルシウムフリーのDMEM(ダルベッコ改変イーグル培地)、37℃、多湿雰囲気で、5%CO2を補充して生かした状態で保存する。1日目(D1)に、エクトイン0.2%w/vをH2Oでの希釈により得る。実験群を、照射に先立ち、活性状態で24時間インキュベートする。
2日目(D2)、UV-A(LED光源、ピーク365nm、480J/cm2、40分間)での照射により誘導されるストレスを外植片に適用する。
皮膚の植片を、あらかじめエクトインで処理し、または処理せず、およびUV-Aを照射し、または照射せず、OCT(包埋樹脂(Shandon Cryomatrix; Thermo Scientific, Reference 6769006))で冷凍保存し、イソペタン/液体窒素で瞬間凍結して-80℃で保存する。
5μmの組織切片をクリオトーム(cryotome)を使用して切り出し、室温(RT)で15分間空気乾燥させ、95%エタノール/5%酢酸の混合物で5分間固定する。固定された組織は、次いでRTにて、PBS(リン酸緩衝生理食塩水;1X、pH7.4)中5%BSA(ウシ血清アルブミン)で飽和させる。
結果を、図2および3に示す:
図2は、フィラグリン発現レベルが、UV-A照射した場合、照射していない外植片と比較して減少したことを示す。しかしながら、エクトイン(「活性」)処理は、UV-A照射した場合、フィラグリンのこの減少を予防する。
図3は、基底状態(UV-Aなし)におけるエクトイン(「活性」)処理が、皮膚のシャペロン媒介性オートファジー(CMA)解毒機能の活性に寄与するLAMP2A発現を増大させることを示す。
Solagum AXを水に分散させ、均質になるまで撹拌する。エクトインおよびグリセリンを添加し、均一になるまで攪拌する。
A相およびB相を別々に80℃に加熱する。B相をA相に混ぜ合わせる。均一にする。攪拌しながら冷却し、保存料を添加する(ソルビン酸カリウムを水に溶かす)。クエン酸でpH値を6.00未満に調整する。
A相およびB相を75℃に加熱する。A相をB相に混ぜ合わせる。均一にする。攪拌しながら冷却する。C相の成分を段階的に添加する。
水およびグリセリンの一部(7%)にAvicel RC-591Fを振り入れ、約20分間攪拌する。あらかじめ混合したキサンタンガムおよび残りのグリセリン(3%)を添加し、均一になるまで撹拌する。攪拌しながらRonaCare(登録商標)エクトインを可溶化する。次いで、Montanov(商標)LおよびMontanov(商標)14を添加する。B相を調製し、A相およびB相を75~78℃に加熱する。B相をA相に添加し、均一にする。C相を添加し、均質になるまで撹拌する。穏やかに攪拌しながら、ゆっくりと冷却する。T<35℃で、D相を添加し、均一になるまで撹拌する。
E相でpHを6.8~7に調整する。
カルボマーを水に分散させ、次いでA相の残りを添加する。pH値をB相でおよそ5.5~6.0に調整する。C相の成分を個別に添加し、均一になるまで混合する。
Avicel PC 591を水に分散させ、次いでB相の残りの成分を添加する。A相およびB相を80℃に加熱し、Keltrolを油相に分散させる。A相をB相に混ぜ合わせる。均一にする。攪拌しながら冷却する。C相を添加し、必要であれば、pHを調整する。
A1相を70~80℃に加熱する。攪拌しながらA2相をA1相に添加する。A相およびB相を70~80℃に加熱する。強く混合しながら、B相をA相にゆっくり添加する。室温まで冷却する。
PC Avicel 611を水に分散させ、少なくとも10分間攪拌する。B相の残りの成分を添加する。RonaCare(登録商標)Pristine Bright(商標)をよりよく溶解するために、わずかに(smartly)加熱することは可能である。A相を調製する。攪拌しながら、A相をB相に添加する。均一にする。pH値を5.5~6.5に調整する。C相の成分を別々に添加する。
B相を75℃に加熱し、均一な相に到達するまで攪拌する。室温に冷却する。
A相の成分を一緒に混合し、均一になるまで攪拌する。必要であれば、pHを7.2に調整する。
CをBに添加し、次いで、B+CをAに添加し、混合する。相Dを添加する。
RonaCare(登録商標)トロメタミンをB相の水に溶解し;Eusolex(登録商標)232を添加し、透明な溶液が得られるまで攪拌する。次いで、B相の残りの成分を添加する。A1相およびB相を65~70℃に加熱する。A2相をA1相に分散させる。攪拌しながら、A相をB相に添加する。均一にする。攪拌しながら、C相を50~60℃に添加する。均一にする。45℃にてD相を添加する。pH値をE相で6.8~7.2に調整する。
B2相をB1相に分散させ、均一になるまで攪拌する。
A相およびB相を80℃に加熱する。攪拌しながら、A相をB相にゆっくり添加する。均一にする。
40℃に冷却し、攪拌しながらC相およびD相を添加する。必要であれば、pH値を5.0~5.5に調整する。
B相:水+グリセロール中にKeltrolを分散させる。A相を合わせる。A相およびB相を別々に75℃に加熱する。攪拌しながら、A相をB相に添加する。均一にする。攪拌しながら冷却し、およそ35℃においてC相を添加する。最終的にD相の成分を添加する。
A相を80℃に、B相を75℃に加熱する。攪拌しながら、A相をB相に添加する。均一にする。C相(6.0~7.0)を用いてpHを調整し、攪拌しながら、冷却する。最終的に、D相を添加する。
低温プロセシング(COLD PROCESSING):高エネルギーでA相を混合し、B相に完全に組み込む。攪拌しながら溶解前のC相をゆっくり添加する。均一にする。攪拌しながらD相を添加する。
イエローイライトクレイおよびTapioca Pureをブレンダーに入れ、10秒間、2回混合する。ホホバ油を添加し、10秒間、2回混合する。RonaCare(登録商標)Renoumerを添加し、10秒間、2回混合する。C相を添加し、10秒間、2回混合する。
Claims (15)
- 哺乳動物における皮膚および/または角化性皮膚付属器の角質化障害を予防および/または低減するための、エクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの非治療的使用。
- 毛孔性角化症および/またはインピュアな皮膚から選択される哺乳動物の皮膚状態を改善するための、エクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの非治療的使用。
- 哺乳動物における皮膚および/または角化性皮膚付属器のフィラグリン、ホルネリン、LAMP2aおよび/またはフィラグリン-2からなる群から選択される1以上のタンパク質のカルボニル化を低減する、化粧品剤としての、エクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの非治療的使用。
- 哺乳動物において、皮膚および/または角化性皮膚付属器のフィラグリン、ホルネリン、およびLAMP2aからなる群から選択される1以上のタンパク質を上方調節する、化粧品剤としての、エクトインおよび/またはヒドロキシエクトインの非治療的使用。
- 哺乳動物がヒトであることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用。
- 哺乳動物における皮膚および/または角化性皮膚付属器の角質化障害の予防および/または低減において使用のための、エクトインおよび/またはヒドロキシエクトイン。
- 角質化障害が、魚鱗癬および/またはアトピー性皮膚に現れることを特徴とする、請求項6に記載の使用のための、エクトインおよび/またはヒドロキシエクトイン。
- フィラグリン、ホルネリン、LAMP2aおよび/またはフィラグリン-2からなる群から選択される1以上のタンパク質のカルボニル化の低減に関与することを特徴とする、請求項6または7に記載の使用のためのエクトインおよび/またはヒドロキシエクトイン。
- フィラグリン、ホルネリンおよびLAMP2aからなる群から選択される1以上のタンパク質の上方調節に関与することを特徴とする、請求項6~8のいずれか一項に記載の使用のためのエクトインおよび/またはヒドロキシエクトイン。
- エクトインおよび/またはヒドロキシエクトインを含む、角質化障害の処置において使用のための製剤。
- 角質化障害が、魚鱗癬および/またはアトピー性皮膚に現れることを特徴とする、請求項10に記載の製剤。
- 局所適用に好適なビヒクルおよび任意に生理学的に許容し得る補助剤および/または充填剤をさらに含むことを特徴とする、請求項10または11に記載の製剤。
- エクトインおよび/またはヒドロキシエクトインが、製剤の0.01~10重量%の量で製剤中に存在することを特徴とする、請求項10~12のいずれか一項に記載の製剤。
- 哺乳動物において、皮膚および/または角化性皮膚付属器のフィラグリン、ホルネリン、LAMP2aおよび/またはフィラグリン-2からなる群から選択される1以上のタンパク質のカルボニル化を低減させる化粧品剤としてエクトインおよび/またはヒドロキシエクトインを含む、化粧品製剤。
- 哺乳動物において、皮膚および/または角化性皮膚付属器のフィラグリン、ホルネリン、およびLAMP2aからなる群から選択される1以上のタンパク質を上方調節する化粧品剤としてエクトインおよび/またはヒドロキシエクトインを含む、化粧品製剤。
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