「脂肪族化合物」または「脂肪族基」という用語は本明細書で使用されるとき、完全に飽和されているもしくは不飽和の1以上の単位を含有する直鎖(すなわち、非分岐)もしく分岐した、置換されたもしくは非置換の炭化水素鎖、または完全に飽和されているもしくは不飽和の1以上の単位を含有するが、芳香族(本明細書では「炭素環」、「脂環式」または「シクロアルキル」とも呼ばれる)ではなく、分子の残りへの連結の単一点を有する単環式炭化水素もしくは二環式炭化水素を意味する。明記されない限り、脂肪族基は1~6の脂肪族炭素原子を含有する。いくつかの実施形態では、脂肪族基は1~5の脂肪族炭素原子を含有する。他の実施形態では、脂肪族基は1~4の脂肪族炭素原子を含有する。さらに他の実施形態では、脂肪族基は1~3の脂肪族炭素原子を含有し、その上他の実施形態では、脂肪族基は1~2の脂肪族炭素原子を含有する。いくつかの実施形態では、「脂環式」(または「炭素環」または「シクロアルキル」)は、完全に飽和されているもしくは不飽和の1以上の単位を含有するが、芳香族ではなく、分子の残りへの連結の単一点を有する単環式C3-C6炭化水素を指す。好適な脂肪族基には、直鎖または分岐鎖の、置換されたまたは非置換のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基及び、例えば、(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルキニル)アルキルまたは(シクロアルキル)アルケニルのようなそれらのハイブリッドが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヘテロ原子」という用語は酸素、イオウ、窒素、リンまたはケイ素(窒素、イオウ、リンまたはケイ素の酸化された形態;塩基性窒素の四級化形態;または複素環の置換可能な窒素、例えば、N(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにあるような)、NH(ピロリジニルにあるような)、またはNR+(N-置換ピロリジニルにあるような)を含む)の1以上を意味する。
「アルケニレン」という用語は二価のアルケニル基を指す。置換されたアルケニレン鎖は1以上の水素原子が置換基で置き換えられている、少なくとも1つの二重結合を含有するポリメチレン基である。好適な置換基には置換された脂肪族基について以下に記載されているものが挙げられる。
単独で使用される、または「アラルキル」、「アラルコキシ」または「アリールオキシアルキル」のような大きな部分の一部として使用される「アリール」という用語は合計5~14の環員を有する単環式または二環式の環系を指し、その際、系における少なくとも1つの環は芳香族であり、系における各環は3~7の環員を含有する。「アリール」という用語は「アリール環」という用語と相互交換可能に使用されてもよい。本発明の特定の実施形態では、「アリール」は、1以上の置換基を持ってもよいフェニル、ビフェニル、ナフチル、アントラシル、等を含むが、これらに限定されない芳香族環系を指す。「アリール」という用語の範囲に含まれるのはまた、本明細書で使用されるように、例えば、インダニル、フタルイミジル、ナフトイミジル、またはテトラヒドロナフチル、等のような1以上の非芳香族環に芳香族環が縮合される基である。
単独で使用される、またはさらに大きな部分、例えば、「ヘテロアラルキル」もしくは「ヘテロアラルコキシ」の一部として使用される「ヘテロアリール」及び「ヘテロar-」という用語は、5~10の環原子、好ましくは5、6または9の環原子を有する、環状配列で共有される6、10または14のπ電子を有する、及び炭素原子に加えて1~5のヘテロ原子を有する基を指す。「ヘテロ原子」という用語は、窒素、酸素またはイオウを指し、窒素またはイオウの酸化された形態及び塩基性窒素の四級化された形態を含む。ヘテロアリール基には限定しないで、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、及びプテリジニルが挙げられる。「ヘテロアリール」及び「ヘテロar-」という用語には本明細書で使用されるとき、複素環式芳香族環が1以上のアリール環、脂環式環またはヘテロシクリル環に縮合し、連結のラジカルまたは点が複素環式芳香族環にある基も含まれる。非限定例には、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H-キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、及びピリド[2,3-b]-1,4-オキサジン-3(4H)-オンが挙げられる。ヘテロアリール基は単環式または二環式であってもよい。「ヘテロアリール」という用語は「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」または「複素環式芳香族」という用語と相互交換可能に使用されてもよく、用語のいずれかは任意で置換される環を含む。「ヘテロアラルキル」という用語はヘテロアリールによって置換されたアルキル基を指し、その際、アルキル及びヘテロアリールの部分は独立して任意で置換される。
本明細書で使用されるとき、「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環ラジカル」及び「複素環の環」という用語は、相互交換可能に使用され、飽和されているまたは部分不飽和の、炭素原子に加えて上記で定義されたような1以上の、好ましくは1~4のヘテロ原子を有する安定な5~7員環の単環式の、または7~10員環の二環式の複素環部分を指す。複素環の環原子に言及して使用される場合、「窒素」という用語には置換された窒素が含まれる。例として、酸素、イオウまたは窒素から選択される0~3のヘテロ原子を有する飽和したまたは部分不飽和の環では、窒素はN(3,4-ジヒドロ-2H-ピロリルにあるような)、NH(ピロリジニルにあるような)、または+NR(N-置換ピロリジニルにあるような)であってもよい。
複素環の環は安定な構造を生じるヘテロ原子または炭素原子にてそのペンダント基に連結することができ、環原子のいずれかは任意で置換され得る。そのような飽和したまたは部分不飽和の複素環ラジカルの例には限定しないで、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルフォリニル、及びキヌクリジニルが挙げられる。「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環基」、「複素環部分」及び「複素環ラジカル」という用語は本明細書では相互交換可能に使用され、ヘテロシクリル環が、例えば、インドリニル、3H-インドリル、クロマニル、フェナントリジニルまたはテトラヒドロキノリニルのような1以上のアリール環、ヘテロアリール環または脂環式環に縮合する基も含む。ヘテロシクリル基は単環式または二環式であってもよい。「ヘテロシクリルアルキル」という用語はヘテロシクリルによって置換されたアルキル基を指し、その際、アルキル及びヘテロシクリルの部分は独立して任意で置換される。
本明細書で使用されるとき、「部分不飽和の」という用語は少なくとも1つの二重結合または三重結合を含む環部分を指す。「部分不飽和の」という用語は不飽和の複数の部位を有する環を包含するように意図されるが、本明細書で定義されているようなアリールまたはヘテロアリールの部分を含むようには意図されない。
本明細書に記載されているように、本発明の化合物は「任意で置換された」部分を含有してもよい。「置換された」という用語は「任意で」という用語が先行しようとすまいと、指定された部分の1以上の水素が好適な置換基で置き換えられることを意味する。特に指示されない限り、「任意で置換された」基は基の各置換可能な部分で好適な置換基を有してもよく、所与の構造における1を超える部分が指定の基から選択される1を超える置換基で置換されてもよい場合、置換基は各部分で同一であってもよいし、異なっていてもよい。本発明が想定する置換基の組み合わせは好ましくは、安定な化合物または化学的に実現可能な化合物の形成を生じるものである。「安定な」という用語は本明細書で使用されるとき、その生産、検出、及び特定の実施形態では本明細書で開示されている1以上の目的のための回収、精製及び使用を可能にする条件に供されたとき実質的に変化しない化合物を指す。
本明細書で使用されるとき、「薬学的に許容される塩」という用語は、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応、等がなくヒト及び下等動物の組織と接触して使用するのに好適であり、合理的な利益/リスクの比に見合うそれらの塩を指す。薬学的に許容される塩は当該技術分野で周知である。例えば、S.M.Berge et al.,は、参照によって本明細書に組み込まれるJ.Pharmaceutical Sciences,1977,66,1-19にて薬学的に許容される塩を詳細に説明している。本発明の化合物の薬学的に許容される塩には、好適な無機及び有機の酸及び塩基に由来するものが挙げられる。薬学的に許容される非毒性の酸付加塩は、例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸及び過塩素酸のような無機酸と共に、または例えば、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、もしくはマロン酸のような有機酸と共に形成される、またはイオン交換のような当該技術分野で使用される他の方法を使用することによって形成されるアミノ基の塩である。他の薬学的に許容される塩には、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩、等が挙げられる。
特に記述されない限り、本明細書で描かれる構造は構造の異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、及び幾何(または立体構造))形態すべて:例えば、各不斉中心についてのS及びRの立体配置、Z及びEの二重結合異性体、及びZ及びEの立体構造異性体を含むことも意味する。したがって、本化合物のエナンチオマー、ジアステレオマー、及び幾何(または立体構造)混合物と同様に単一の立体化学異性体は本発明の範囲内にある。特に記述されない限り、本発明の化合物の互変異性体は本発明の範囲内にある。さらに、特に記述されない限り、本明細書で描かれる構造は1以上の同位体濃縮原子の存在のみで異なる化合物を含むことも意味する。例えば、重水素もしくは三重水素による水素の置換、または13Cもしくは14Cを濃縮した炭素による炭素の置換を含む現構造を有する化合物は本発明の範囲内にある。そのような化合物は、例えば、分析ツールとして、生物アッセイのプローブとして、または本発明に係る治療剤として有用である。特定の実施形態では、本発明の化合物は1以上の重水素原子を含む。
本明細書で使用されるとき、「阻害剤」という用語は測定できる親和性でマトリプターゼ2またはその変異型に結合する及び/またはそれを阻害する化合物として定義される。特定の実施形態では、阻害剤は約100μM未満、約50μM未満、約20μM未満、約10μM未満、または約5μM未満のIC50及び/または結合定数を有する。
「測定できる親和性」及び「測定可能に阻害する」という用語は本明細書で使用されるとき、本発明の化合物またはその組成物とマトリプターゼ2またはその変異型とを含む試料と、前記化合物またはその組成物の非存在下でのマトリプターゼ2またはその変異型を含む同等の試料との間での、マトリプターゼ2またはその変異型の測定できる変化、活性における測定できる変化を意味する。
上記で一般に定義されているように、-Cy-はフェニル、窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1~4のヘテロ原子を有する4~6員環の単環式複素環、及び窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1~4のヘテロ原子を有する4~6員環の単環式複素環式芳香族環から選択される任意で置換された二価の環である。
いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1~4のヘテロ原子を有する4~6員環の単環式複素環式芳香族環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1、2、3または4のヘテロ原子を有する4員環の単環式複素環式芳香族環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1、2、3または4のヘテロ原子を有する5員環の単環式複素環式芳香族環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1、2、3または4のヘテロ原子を有する6員環の単環式複素環式芳香族環である。
いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1~4のヘテロ原子を有する任意で置換された4~6員環の単環式複素環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1、2、3または4のヘテロ原子を有する任意で置換された4員環の単環式複素環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1、2、3または4のヘテロ原子を有する任意で置換された5員環の単環式複素環である。いくつかの実施形態では、-Cy-は窒素、酸素及びイオウから独立して選択される1、2、3または4のヘテロ原子を有する任意で置換された6員環の単環式複素環である。
いくつかの実施形態では、-Cy-はオキサジアゾールである任意で置換された二価の環である。いくつかの実施形態では、-Cy-はチアジアゾ―ルである任意で置換された二価の環である。
いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された4~7員環の単環式カルボシクリルである。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-O-(4~7員環の単環式カルボシクリル)である。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-C(O)-(4~7員環の単環式カルボシクリル)である。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-C(O)-O-(4~7員環の単環式カルボシクリル)である。いくつかの実施形態では、4~7員環の単環式カルボシクリルはシクロペンチルである。いくつかの実施形態では、4~7員環の単環式カルボシクリルはシクロヘキシルである。
いくつかの実施形態では、Rは任意で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-O-フェニルである。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-C(O)-フェニルである。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-C(O)-O-フェニルである。
いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された8~10員環の二環式アリールである。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-O-(8~10員環の二環式アリール)である。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-C(O)-(8~10員環の二環式アリール)である。いくつかの実施形態では、Rは任意で置換された-C(O)-O-(8~10員環の二環式アリール)である。
「薬学的に許容される担体、補助剤またはビヒクル」という用語は、それが一緒に製剤化される化合物の薬理学的な活性を破壊しない非毒性の担体、補助剤またはビヒクルを指す。本発明の組成物で使用されてもよい薬学的に許容される担体、補助剤またはビヒクルには、イオン交換体、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、血清タンパク質、例えば、ヒト血清アルブミン、リン酸塩のような緩衝剤物質、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩または電解質、例えば、硫酸プロタミン、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ポリアクリレート、ワックス、ポリエチレン-ポリオキシプロピレン-ブロックコポリマー、ポリエチレングリコール及び羊毛脂が挙げられるが、これらに限定されない。
「薬学的に許容される誘導体」は、受容者への投与の際、本発明の化合物または抑制活性があるその代謝産物もしくは残留物を直接または間接的に提供することができる、本発明の化合物の非毒性の塩、エステル、エステルの塩または他の誘導体を意味する。
本明細書で使用されるとき、「抑制活性があるその代謝産物または残留物」という用語は、その代謝産物または残留物もマトリプターゼ2またはその変異型の阻害剤であることを意味する。
本発明の組成物は経口で、非経口で、吸入スプレーによって、局所に、直腸に、鼻に、頬側に、膣に、または埋め込みリザーバーを介して投与されてもよい。「非経口で」という用語は本明細書で使用されるとき、皮下の、静脈内の、筋肉内の、関節内の、滑液内の、胸骨内の、髄腔内の、肝臓内の、病変内の、及び頭蓋内の注射または注入の技法を含む。好ましくは、組成物は経口で、腹腔内にまたは静脈内に投与される。本発明の組成物の無菌の注射用形態は水性または油性の懸濁液であってもよい。これらの懸濁液は、好適な分散剤または湿潤剤及び懸濁剤を用いて当該技術分野で既知の技法に従って製剤化されてもよい。無菌の注射用調製物は非毒性の非経口で許容される希釈剤または溶媒における、例えば、1,3-ブタンジオールでの溶液としての無菌の注射用の溶液または懸濁液であってもよい。採用されてもよい許容されるビヒクル及び溶媒の中では、水、リンガー溶液及び等張塩化ナトリウム溶液がある。加えて、無菌の固定油は溶媒または懸濁媒として従来採用されている。
この目的で、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含むどの銘柄の固定油が採用されてもよい。オレイン酸のような脂肪酸及びそのグリセリド誘導体は、特にそのポリオキシエチル化型ではオリーブ油またはヒマシ油のような天然の薬学的に許容される油なので、注射用の調製物で有用である。これらの油の溶液または懸濁液は、エマルション及び懸濁液を含む薬学的に許容される剤形の製剤で一般に使用されるカルボキシメチルセルロースまたは類似の分散剤のような長鎖アルコールの希釈剤または分散剤も含有してもよい。薬学的に許容される固体、液体または他の剤形の製造で一般に使用される、例えば、Tween、Spanのような他の一般に使用される界面活性剤及び他の乳化剤または生物学的利用能増強剤も製剤化の目的で使用されてもよい。
本発明の薬学的に許容される組成物は、カプセル剤、錠剤、水性の懸濁液または溶液を含むが、これらに限定されない経口で許容される剤形にて経口で投与されてもよい。経口使用のための錠剤の場合、一般的に使用される担体にはラクトース及びコーンスターチが挙げられる。例えば、ステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤も通常添加される。カプセル剤形態での経口投与については、有用な希釈剤にはラクトース及び乾燥コーンスターチが挙げられる。水性懸濁液が経口使用に必要とされる場合、有効成分は乳化剤及び懸濁剤と組み合わせる。所望であれば、特定の甘味剤、香味剤または着色剤も添加されてもよい。
あるいは、本発明の薬学的に許容される組成物は直腸投与用の坐薬の形態で投与されてもよい。これらは、室温では固体であるが、直腸温では液体なので、直腸で溶けて薬物を放出する好適な非刺激性の賦形剤と薬剤を混合することによって調製することができる。そのような材料にはココアバター、蜜蝋及びポリエチレングリコールが挙げられる。
本発明の薬学的に許容される組成物は、特に、治療の標的が、眼、皮膚または下部腸管の疾患を含む、局所適用によってアクセスしやすい領域または臓器を含む場合、局所投与されてもよい。好適な局所製剤はこれらの領域または臓器のそれぞれのために容易に調製される。
局所適用については、提供されている薬学的に許容される組成物は1以上の担体に懸濁されたまたは溶解された有効成分を含有する好適な軟膏にて製剤化されてもよい。本発明の化合物の局所投与用の担体には、鉱物油、流動ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックス及び水が挙げられるが、これらに限定されない。あるいは、提供されている薬学的に許容される組成物は1以上の薬学的に許容される担体に懸濁されたまたは溶解された有効成分を含有する好適なローションまたはクリームにて製剤化することができる。好適な担体には、鉱物油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、ベンジルアルコール及び水が挙げられるが、これらに限定されない。
眼科使用については、提供されている薬学的に許容される組成物は、塩化ベンザルコニウムのような保存剤の有無にかかわらず、等張のpH調整した無菌の生理食塩水における微粉化懸濁液として、または好ましくは等張のpH調整した無菌の生理食塩水における溶液として製剤化されてもよい。あるいは、眼科使用については、薬学的に許容される組成物はワセリンのような軟膏にて製剤化されてもよい。
本発明の薬学的に許容される組成物は鼻でのエアロゾルまたは吸入によって投与されてもよい。そのような組成物は医薬製剤の当該技術分野で周知の技法に従って調製され、ベンジルアルコールまたは他の好適な保存剤、生物学的利用能を高めるための吸収促進剤、フッ化炭素、及び/または他の従来の可溶化剤または分散剤を用いて、生理食塩水における溶液として調製されてもよい。
最も好ましくは、本発明の薬学的に許容される組成物は経口投与用に製剤化される。そのような製剤は食物の有無にかかわらず投与されてもよい。いくつかの実施形態では、本発明の薬学的に許容される組成物は食物なしで投与される。他の実施形態では、本発明の薬学的に許容される組成物は食物と共に投与される。
担体材料と組み合わせて単一剤形での組成物を作り出してもよい本発明の化合物の量は、治療される宿主、投与の特定の様式に応じて変化するであろう。好ましくは、提供されている組成物は阻害剤の0.01~100mg/体重kg/日の間の投与量がこれらの組成物を受け入れている患者に投与され得るように製剤化されるべきである。
特定の患者のための具体的な投与量及び治療計画は、採用される具体的な化合物の活性、年齢、体重、全身状態、性別、食事、投与の回数、排泄の速度、薬物の併用、及び主治医の判断及び治療される特定の疾患の重症度を含む種々の因子に左右されるであろうことも理解されるべきである。組成物における本発明の化合物の量は組成物における特定の化合物にも左右されるであろう。
マトリプターゼ2またはその変異型の阻害剤として本発明で利用される化合物の活性は試験管内、生体内または細胞株にてアッセイされてもよい。試験管内のアッセイにはマトリプターゼ2またはその変異型の阻害を判定するアッセイが含まれる。代わりの試験管内のアッセイはマトリプターゼ2またはその変異型に結合する阻害剤の能力を定量する。マトリプターゼ2またはその変異型の阻害剤として本発明で利用される化合物をアッセイする詳細な条件は以下の実施例に記述されている。
本明細書で使用されるとき、「治療」、「治療する」及び「治療すること」という用語は、本明細書に記載されているような疾患または障害、またはその1以上の症状を元に戻す、緩和する、その発症を遅らせる、またはその進行を抑制することを指す。いくつかの実施形態では、治療は1以上の症状が発生した後、施行されてもよい。他の実施形態では、治療は症状の非存在下で施行されてもよい。例えば、治療は症状の発症に先立って病気に罹りやすい人に対して施行されてもよい(例えば、症状の病歴を考慮して及び/または遺伝因子または他の感受性因子を考慮して)。治療は症状が解消した後も継続されて、例えば、再発を防いでもよく、または遅延させてもよい。
本明細書で使用されるとき、「ヘプシジンが低い」障害、疾患及び/または状態という用語は本明細書で使用されるとき、ヘプシジンの絶対的なまたは相対的な欠乏が役割を担うことが知られている、またはヘプシジンの増加が治療上有用であってもよい疾患または他の有害な状態を意味する。
提供されている化合物はマトリプターゼ2またはその変異型の阻害剤であるので、ヘプシジンが低い障害、疾患及び/または状態を治療するのに有用である。したがって、特定の実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、ヘプシジンが低い障害、疾患及び/または状態を治療する方法を提供する。
特定の理論に束縛されることを望まないで、マトリプターゼ2の阻害は肝臓によるヘプシジンの産生を高めることにつながることが見いだされている。したがって、いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、患者にて肝臓によるヘプシジンの産生を高める方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、患者にて絶対的な及び/または相対的なヘプシジンの欠乏を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、患者にてヘプシジンの産生不足を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、肝臓によるヘプシジンの産生を高めるために本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、患者にて過剰なまたは増加した鉄の吸収または蓄積を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を患者に投与するステップを含む、患者にて無効造血を治療する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の鉄過剰の障害、疾患及び/または状態を治療する方法を提供する。
本明細書で使用されるとき、「鉄過剰の障害、疾患及び/または状態」という用語は過剰な鉄レベルまたは鉄過剰と関連する状態、疾患または障害を指す。血流における大量の遊離の鉄は特に肝臓、心臓及び分泌腺における細胞損傷の原因となることができる。過剰な鉄分の原因は遺伝的であってもよく、例えば、鉄過剰は、例えば、ヘモクロマトーシス1型(古典的なヘモクロマトーシス)、ヘモクロマトーシス2A型または2B型(若年性ヘモクロマトーシス)、ヘモクロマトーシス3型、アフリカ鉄過剰症、出生時ヘモクロマトーシス、無セルロプラスミン血症、または先天性無トランスフェリン血症のような遺伝的な状態が原因となってもよい。鉄過剰の非遺伝的原因の例には、食事性鉄過剰(アフリカ鉄過剰を含む)、輸血鉄過剰症(サラセミアまたは他の先天性血液疾患の患者に与えられた輸血による)、血液透析、慢性肝疾患(例えば、C型肝炎、肝硬変、非アルコール性脂肪性肝炎)、晩発性皮膚ポルフィリン血症、門脈大動脈吻合後、代謝不全過剰症候群、鉄錠剤過剰投与(成人用の鉄錠剤の小児による摂取で引き起こされるような)、または急性もしくは慢性の鉄過剰の他の原因が挙げられる。
いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態はヘモクロマトーシス1型である。いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態はヘモクロマトーシス2a型である。いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態はヘモクロマトーシス2b型である。いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態はヘモクロマトーシス3型である。
いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態はヘプシジン欠乏症である。いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態は輸血鉄過剰症である。いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態はアフリカ鉄過剰症である。いくつかの実施形態では、鉄過剰の障害、疾患及び/または状態は鉄過剰心筋症である。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の鉄負荷貧血を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、鉄負荷貧血は、重症サラセミア、中等症サラセミア、軽症サラセミア、非輸血依存性サラセミア、及び輸血依存性サラセミアを含むが、これらに限定されないβサラセミア、HbE/βサラセミア、または他のその変異型である。いくつかの実施形態では、鉄負荷貧血はαサラセミアに関連する、またはそれが原因で発生する。いくつかの実施形態では、鉄負荷貧血は先天性赤血球異形成貧血I型及び/またはII型である。いくつかの実施形態では、鉄負荷貧血はピルビン酸キナーゼ欠乏症である。いくつかの実施形態では、鉄負荷貧血は骨髄異形成症候群(MDS)、MDSに関連するRARS及び/またはSF3B1を含むが、これらに限定されない骨髄異形成である。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の血液の疾患、障害及び/または状態を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、血液の疾患、障害及び/または状態は鎌状赤血球病である。いくつかの実施形態では、血液の疾患、障害及び/または状態は鎌状赤血球貧血である。いくつかの実施形態では、血液の疾患、障害及び/または状態は真性赤血球増加症である。いくつかの実施形態では、血液の疾患、障害及び/または状態は鉄芽球性貧血である。いくつかの実施形態では、血液の疾患、障害及び/または状態は骨髄移植である。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の肝疾患を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、肝疾患はB型肝炎である。いくつかの実施形態では、肝疾患はC型肝炎または他の形態のウイルス性肝炎である。いくつかの実施形態では、肝疾患はアルコール性肝疾患である。いくつかの実施形態では、肝疾患は肝硬変である。いくつかの実施形態では、肝疾患は肝細胞癌である。いくつかの実施形態では、肝疾患は非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)である。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の代謝性疾患を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、代謝性疾患はメタボリックシンドロームである。いくつかの実施形態では、代謝性疾患はインスリン抵抗性である。いくつかの実施形態では、代謝性疾患はII型糖尿病である。いくつかの実施形態では、代謝性疾患はポルフィリン症である。いくつかの実施形態では、代謝性疾患は晩発性皮膚ポルフィリン症である。いくつかの実施形態では、代謝性疾患はWilson病である。いくつかの実施形態では、代謝性疾患は急性鉄過剰摂取である。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の神経変性疾患を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、神経変性疾患はハンチントン病(HD)、パーキンソン病(PD)、筋委縮性脊索硬化症(ALS)、前頭側頭型認知症(FTD)、大脳皮質基底核変性症(CBD)、進行性核上麻痺(PSP)、レビー小体型認知症(DLB)及び多発性硬化症(MS)から成る群から選択される。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本発明の化合物または薬学的に許容されるその組成物を投与するステップを含む、1以上の感染性疾患を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、感染性疾患は鉄親和性感染である。
本発明の方法に係る化合物及び組成物は、ヘプシジンが低い疾患、障害及び/または状態を治療するもしくはその重症度を軽減するのに有効な量及び投与経路、または肝臓によるヘプシジンの産生を高めるのに有効な量及び投与経路を用いて投与されてもよい。必要とされる正確な量は、対象の種、年齢及び全身状態、疾患または状態の重症度、特定の薬剤、その投与の様式、等に応じて対象ごとに変化するであろう。本発明の化合物は投与の容易さ及び投与量の均一性のために好ましくは単位剤形で製剤化される。「単位剤形」という表現は本明細書で使用されるとき、治療される患者に適する薬剤の物理的に個別の単位を指す。しかしながら、本発明の化合物及び組成物の1日総使用量は健全な医学的判断の範囲内で主治医によって決定されることが理解されるであろう。特定の患者または生物にとっての具体的な有効用量のレベルは、治療される障害及び障害の重症度;採用される具体的な化合物の活性;採用される具体的な組成物;患者の年齢、体重、全身状態、性別及び食事;採用される具体的な化合物の投与の回数、投与の経路、及び排泄の速度;治療の期間;採用される具体的な化合物と併用されてまたは同時に存在して使用される薬剤、ならびに医学技術分野で周知の同様の因子を含む種々の因子に左右されるであろう。「患者」という用語は本明細書で使用されるとき、動物、好ましくは哺乳類、最も好ましくはヒトを意味する。
本発明の薬学的に許容される組成物は、治療される疾患または障害の重症度に応じて、経口で、直腸に、非経口で、嚢内に、膣内に、腹腔内に、局所で(粉剤、軟膏または滴剤によるように)、頬側で、経口または鼻のスプレーとして、等でヒトまたは他の動物に投与することができる。特定の実施形態では、本発明の化合物は、1日あたり対象の体重の約0.01mg/kg~約50mg/kg、好ましくは約1mg/kg~約25mg/kgの投与量レベルにて1日1回以上経口でまたは非経口で投与されて所望の治療効果を得てもよい。
経口投与用の液体剤形には、薬学的に許容されるエマルション、マイクロエマルション、溶液、懸濁液、シロップ、及びエリキシルが挙げられるが、これらに限定されない。活性化合物に加えて、液体剤形は、当該技術分野で一般に使用される不活性希釈剤、例えば、水または他の溶媒、可溶化剤及び乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に、綿実油、ラッカセイ油、コーン油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、及びゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール、及びソルビタンの脂肪酸エステル、及びそれらの混合物を含有してもよい。不活性希釈剤に加えて、経口組成物は、例えば、湿潤剤、乳化剤及び懸濁剤、甘味剤、香味剤及び芳香剤のような補助剤も含むことができる。
注射用調製物、例えば、無菌の注射用の水性または油性の懸濁液は、好適な分散剤または湿潤剤及び懸濁剤を用いて既知の当該技術に従って製剤化されてもよい。無菌の注射用調製物は、非毒性の非経口で許容される希釈剤または溶媒における、例えば、1,3-ブタンジオールにおける溶液としての、無菌の注射用の溶液、懸濁液またはエマルションであってもよい。採用されてもよい許容されるビヒクル及び溶媒の間では、水、リンガー溶液、U.S.P.及び等張塩化ナトリウム溶液がある。加えて、無菌の固定油は溶媒または懸濁媒として従来採用されている。この目的で、合成のモノグリセリドまたはジグリセリドを含むどんな銘柄の固定油も採用することができる。加えて、オレイン酸のような脂肪酸が注射用調製物にて使用される。
注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルターを介した濾過によって、または使用に先立って無菌の水もしくは他の無菌の注射用媒体に溶解する、もしくは分散することができる無菌の固形組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって滅菌することができる。
本発明の化合物の効果を長引かせるために、皮下注射または筋肉内注射からの化合物の吸収を遅らせることが望ましいことが多い。これは、水難溶性の結晶性または非晶質の物質の液体懸濁液の使用によって達成されてもよい。そのとき化合物の吸収の速度は、次に結晶サイズ及び結晶性形態に依存してもよい溶解の速度に依存する。あるいは、非経口で投与された化合物形態の遅延吸収は油ビヒクルに化合物を溶解することまたは懸濁することによって達成される。注射用デポー形態は、例えば、ポリラクチド・ポリグリコリドのような生分解性ポリマーにて化合物のマイクロカプセル化したマトリックスを形成することによって作製される。化合物のポリマーに対する比及び採用される特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出の速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例には、ポリ(オルソエステル)及びポリ(無水物)が挙げられる。デポー注射用製剤も、生体組織と適合性であるリポソームまたはマイクロエマルションに化合物を封入することによって調製される。
直腸投与用または膣投与用の組成物は好ましくは、常温では固体であるが、体温では液体なので直腸または膣腔で溶け、活性化合物を放出するココアバター、ポリエチレングリコールまたは坐薬ワックスのような好適な非刺激性の賦形剤または担体と本発明の化合物を混合することによって調製することができる坐薬である。
経口投与用の固体剤形には、カプセル剤、錠剤、丸剤、粉剤及び顆粒剤が挙げられる。そのような固体剤形では、活性化合物は少なくとも1つの不活性の薬学的に許容される賦形剤または担体、例えば、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウム、及び/または(a)充填剤または増量剤、例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール及びケイ酸、(b)結合剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース及びアカシア、(c)保湿剤、例えば、グリセロール、(d)崩壊剤、例えば、寒天・寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプンまたはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩、及び炭酸ナトリウム、(e)溶液保持剤、例えば、パラフィン、(f)吸収促進剤、例えば、四級アンモニウム化合物、(g)湿潤剤、例えば、セチルアルコール及びモノステアリン酸グリセロール、(h)吸収剤、例えば、カオリン及びベントナイト粘土、ならびに(i)潤滑剤、例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ならびにそれらの混合物と混合される。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合、剤形は緩衝剤も含んでもよい。
類似の型の固形組成物も、ラクトースまたは乳糖と同様に高分子量ポリエチレングリコール、等のような賦形剤を用いた軟質及び硬質のカプセル剤における充填剤として採用されてもよい。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤及び顆粒剤の固体剤形は腸溶コーティング及び医薬製剤化の技術分野で周知の他のコーティングのようなコーティング及びシェルによって調製することができる。それらは任意で乳白剤を含有してもよく、腸管の特定の部分にて任意で遅延してそれらが有効成分(複数可)のみを、またはそれを優先して放出する組成物のものであることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には高分子物質及びワックスが挙げられる。類似の型の固形組成物も、ラクトースまたは乳糖と同様に高分子量ポリエチレングリコール、等のような賦形剤を用いた軟質及び硬質のカプセル剤における充填剤として採用されてもよい。
活性化合物は上記で言及されたような1以上の賦形剤と共にマイクロカプセル化された形態にも存在することができる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤及び顆粒剤の固体剤形は腸溶コーティング、放出制御コーティング及び医薬製剤化の技術分野で周知の他のコーティングのようなコーティング及びシェルによって調製することができる。そのような固体剤形では、活性化合物は、例えば、スクロース、ラクトース、またはデンプンのような少なくとも1つの不活性希釈剤と混ぜ合わせられてもよい。そのような剤形は不活性希釈剤以外の通常の慣行の追加の物質、例えば、打錠潤滑剤及び他の打錠助剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム及び微細結晶セルロースも含んでもよい。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合、剤形は緩衝剤も含んでもよい。それらは任意で乳白剤を含有してもよく、腸管の特定の部分にて任意で遅延してそれらが有効成分(複数可)のみを、またはそれを優先して放出する組成物のものであることもできる。使用することができる埋め込み組成物の例には高分子物質及びワックスが挙げられる。
本発明の化合物の局所投与用または経皮投与用の剤形には軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ジェル、粉剤、溶液、噴霧剤、吸入剤または貼付剤が挙げられる。活性化合物は無菌条件下で薬学的に許容される担体、及び必要に応じて必要とされる保存剤または緩衝剤と混合される。眼科用製剤、点耳剤、及び点眼剤も本発明の範囲内にあるものとして企図される。さらに、本発明は化合物の生体への制御送達を提供するという追加の利点を有する経皮貼付剤の使用を企図する。そのような剤形は適切な媒体に化合物を溶解するまたは分散することによって作製することができる。吸収増強剤を使用して皮膚を横切る化合物の流動を増やすこともできる。速度制御膜を提供することによって、またはポリマーマトリックスもしくはゲルに化合物を分散させることによって速度を制御することができる。
いくつかの実施形態では、本発明は生体試料を本発明の化合物または前記化合物を含む組成物に接触させるステップを含む、前記生体試料にてマトリプターゼ2の活性、またはその変異型を阻害する方法に関する。
「生体試料」という用語は本明細書で使用されるとき、限定しないで、細胞培養物またはその抽出物;哺乳類から得られる生検物質またはその抽出物;及び血液、唾液、尿、糞便、精液、涙液、または他の体液またはその抽出物を含む。
治療される特定の状態または疾患に応じて、その状態を治療するのに通常投与される追加の治療剤も本発明の組成物に存在してもよい。本明細書で使用されるとき、特定の疾患または状態を治療するのに通常投与される追加の治療剤は「治療される疾患または状態に適する」として知られている。
いくつかの実施形態では、本発明はそれを必要とする患者に本明細書で開示されている有効量の化合物または薬学的に許容されるその塩を投与することと、有効量の1以上の追加の治療剤を同時にまたは順次、併用投与することとを含む、開示されている疾患または状態を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、方法は追加の治療剤1つを併用投与することを含む。いくつかの実施形態では、方法は追加の治療剤2以上を併用投与することを含む。いくつかの実施形態では、開示されている化合物と追加の治療剤(単数)または治療剤(複数)との併用は相乗的に作用する。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は鉄をキレートする化合物または薬学的に許容されるその塩である。いくつかの実施形態では、鉄をキレートする化合物または薬学的に許容されるその塩はデフェラシロクス、デフェリプロン及びデフェロキサミンから成る群から選択される。
いくつかの実施形態では、本発明は、それを必要とする患者に本明細書で開示されている有効量の化合物または薬学的に許容されるその塩と、鉄をキレートする化合物または薬学的に許容されるその塩とを投与することを含む、開示されている疾患または状態を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態では、患者は鉄過剰症の患者である。いくつかの実施形態では、患者は心臓鉄過剰症または鉄過剰に関連する心筋症の患者である。いくつかの実施形態では、鉄をキレートする化合物または薬学的に許容されるその塩はデフェラシロクス、デフェリプロン及びデフェロキサミンから成る群から選択される。
一般的な合成法
以下の実施例に示されるように、特定の例示的な実施形態では、化合物は以下の基本手順に従って調製される。一般的な方法は本発明の特定の化合物の合成を示しているが、以下の一般的な方法及び当業者に既知の他の方法は本明細書に記載されているような化合物及びこれら化合物それぞれのサブクラスや種のすべてに適用できることが十分に理解されるであろう。
調製の一般的様式
各基本手順で使用される一般的な合成法は指定された基本手順を用いて合成された化合物の説明に従い、それを含む。本明細書で言及されている具体的な条件及び試薬はいずれも本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではなく、説明目的のみのために提供されている。
本発明の化合物は、その例が本明細書で示されている合成化学プロセスによって作製されてもよい。プロセスにおける工程の順序が変化してもよく、試薬、溶媒及び反応条件が具体的に言及されるもので置き換えられてもよく、且つ脆弱な部分が必要に応じて保護されてもよく、且つ脱保護されてもよいことは理解されるはずである。
特に述べられない限り、後処理には、括弧内に示される有機相と水性相の間での反応混合物の分配、層の分離及び無水硫酸ナトリウム上で有機層を乾燥させること、減圧下での溶媒の濾過及び蒸留が含まれる。精製には、特に言及されない限り、移動相として好適な極性の酢酸エチル/石油エーテルの混合物を一般に用いたシリカゲルクロマトグラフィー法による精製が含まれる。
以下の略語はそれぞれ以下の定義を指す。
ACN、アセトニトリル;br、広い;℃、摂氏度;CHCl3、クロロホルム;CD3OD、重水素化メタノール;DMSO-d6、重水素化ジメチルスルホキシド;DCM-ジクロロメタン;DIPEA-ジイソプロピルエチルアミン;DMF、N,N-ジメチルホルムアミド;d、二重項;dd、二重項の二重項;EDC.HCl、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩;mg、ミリグラム;g、グラム;h、時間;1H、プロトン;HCl、塩酸;HPLC、高速液体クロマトグラフィー;H2、水素;HOBt、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール;K2CO3、炭酸カリウム;LCMS、液体クロマトグラフィー質量分光分析;LiOH.H2O、水酸化リチウム一水和物;M、モル;MHz、メガヘルツ(周波数);MeOH、メタノール;mL、ミリリットル;min、分;mol、モル;M+、分子イオン;M、多重項;N2、窒素;NH3、アンモニア;NBS、N-ブロモスクシンイミド;NCS、N-クロロスクシンイミド;NMR、核磁気共鳴;NaOH、水酸化ナトリウム;RT、室温;s、一重項;t、三重項;TLC、薄層クロマトグラフィー;TFA、トリフルオロ酢酸;TEA、トリエチルアミン;THF、テトラヒドロフラン;%、百分率;μ、ミクロン;及びδ、デルタ;Zn、亜鉛;mmol、ミリモル。
本発明の化合物の分析は、言及されない限り、当業者に周知の一般的な方法で実施された。特定の好ましい実施形態を参照して本発明を説明しているが、他の実施形態は本明細書の検討から当業者に明らかになるであろう。本発明は、本発明の化合物の分析を詳細に記載している以下の実施例を参照してさらに定義される。
特に言及されない限り、LCMSのデータは+veモードで記録されている。
本発明の範囲を逸脱することなく材料及び方法の双方に対する多数の改変が実践されてもよいことは当業者に明らかであろう。
実施例1:化合物I-1の合成
N-(6-アミノピリジン-3-イル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
150mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解した6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.0g,23.34mmol)を1-(ブロモメチル)-4-(トリフルオロメチル)ベンゼン(6.14g,25.67mmol)及び炭酸カリウム(3.55g,25.67mmol)に加え、室温で8時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水で混合物の反応を止め、沈殿した生成物を濾別した。こうして得られた固形物を水でさらに洗浄し、真空下で乾燥させて粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、30~40%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、表題の化合物(7.4g)を得た。LCMS:373.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例1の工程1の生成物(7.0g,18.8mmol)をテトラヒドロフラン/メタノール/水(1:1:1)の混合物100mLに溶解し、室温で水酸化リチウム(1.57g,65.8mmol)を加えた。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。クエン酸の飽和水溶液で混合物を酸性化し、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(5.2g)を得た。LCMS:345.1(M+1)+
工程3:(5-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)ピリジン-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例1の工程2の生成物(350mg,1.01mmol)を5mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し、(5-アミノピリジン-2-イル)カルバミン酸ブチル(234mg,1.1mmol)とEDCI.HCl(292mg,1.52mmol)とHOBt(137mg,1.01mmol)とDIEA(526mg,4.066mmol)とを反応混合物に加え、得られた溶液をRTで一晩撹拌した。水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインと水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させ、粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、20%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、表題の化合物(380mg)を得た。LCMS:536.2(M+1)+
工程4:2-((6-アミノピリジン-3-イル)カルバモイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例1の工程3の生成物(350mg,0.65mmol)を50mLのエタノール性HCl(-20℃にてHCl気体でエタノールを飽和した)に溶解し、RTにてガラスの密封した試験管で12時間保持した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(205mg)を得た。LCMS:482.2(M+1)+
工程5:N-(6-アミノピリジン-3-イル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例1の工程4の生成物(200mg,0.41mmol)を50mLのエタノール性アンモニア(-70℃にてアンモニア気体によってエタノールを飽和した)に溶解し、RTにてスチール製のボンベで一晩保持した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得、Agilent XDB C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を備えた分取高速液体クロマトグラフィーによってそれを精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から100%アセトニトリル(0.1%TFA)までであり、それによって表題の化合物(110mg)を得た。LCMS:452.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ5.98(s,2H),6.93(d,2H),7.22(d,1H),7.51(m,4H),7.81(brs,1H),8.05(m,2H),8.41(s,1H),8.41(s,1H),9.11(brs,2H),9.25(brs,2H),10.75(brs,1H)
表1、表2及び表3に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例1について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム1に従って調製した。
実施例2:化合物I-6の合成
N-(1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H インドール-2-カルボキサミド
工程1:4-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
実施例1の工程2の生成物及び4-アミノピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを一緒に処理して実施例1の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物を得た。LCMS:527.2(M+1)+
工程2:6-シアノ-N-(ピペリジン-4-イル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例2の工程1の生成物(884mg,1.68mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って、しかし、反応は0℃で2時間行って665mgの表題の化合物を得た。LCMS:427.2(M+1)+
工程3:(3-(4-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-ピペリジン-1-イル)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例2の工程2の生成物(550mg,1.28mmol)を(3-bromoプロピル)カルバミン酸tert-ブチル(305mg,1.28mmol)で処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って525mgの表題の化合物を得た。LCMS:584.3(M+1)+
工程4:2-((1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例2の工程3の生成物(450mg,0.77mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って215mgの表題の化合物を得た。LCMS:530.3(M+1)+
工程5:N-(1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例2の工程4の生成物(200mg,0.37mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って95mgの表題の化合物を得た。LCMS:501.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.72(m,2H),1.91(m,4H),2.83(m,2H),3.45(m,2H),3.92(m,1H),5.95(s,2H),7.21(d,2H),7.35(s,1H),7.52(d,1H),7.62(d,2H),7.91(m,4H),8.21(s,1H),8.82(d,1H),9.15(brs,2H),9.24(brs,2H),9.89(brs,1H);HPLC:95.18%(保持時間=6.081分).
実施例3:化合物I-7の合成
6-カルバムイミドイル-N-(1-(3-グアニジノプロピル)ピペリジン-4-イル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:N-(1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)-6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例2の工程3の生成物(550mg,1.28mmol)を20mLのエタノール性HClで処理し、実施例2の工程2に記載されている手順に従って520mgの表題の化合物を得た。LCMS:484.2(M+1)+
工程2:6-シアノ-N-(1-(3-グアニジノプロピル)ピペリジン-4-イル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例3の工程1の生成物(498mg,1.03mmol)を15mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し、1H-ピラゾール-1-カルボキサミジン塩酸塩(329mg,2.25mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(452mg,3.50mmol)で処理し、得られた混合物を室温で24時間撹拌した。真空下で溶媒を蒸発させて250mgの表題の化合物を得、さらに精製することなくそれを使用した。LCMS:526.2(M+1)+
工程3:2-((1-(3-グアニジノプロピル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例3の工程2の生成物(250mg,0.47mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:572.3(M+1)+
工程4:6-カルバムイミドイル-N-(1-(3-グアニジノプロピル)ピペリジン-4-イル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例3の工程3の生成物(170mg,0.29mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って40mgの表題の化合物を得た。LCMS:543.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.72(m,6H),3.01(m,3H),3.18(m,3H),2.98(m,3H),3.96(brs,2H),5.95(s,2H),7.21(d,2H),7.35(s,1H),7.52(d,1H),7.62(d,2H),7.88(m,1H),7.9(d,1H),8.21(s,1H),8.85(d,1H),9.05(brs,2H),9.24(brs,2H),9.89(brs,1H)
実施例4:化合物I-8の合成
N-(1-(3-アミノプロパノイル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:(3-(4-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-ピペリジン-1-イル)-3-オキソプロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例2の工程2の生成物(553mg,1.3mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(245mg,1.3mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って380mgの表題の化合物を得た。LCMS:598.3(M+1)+
工程2:2-((1-(3-アミノプロパノイル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例4の工程1の生成物(304mg,0.51mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って65mgの表題の化合物を得た。LCMS:544.2(M+1)+
工程3:N-(1-(3-アミノプロパノイル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)-ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例4の工程2の生成物(167mg,0.28mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って80mgの表題の化合物を得た。LCMS:515.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.35(m,2H),1.75(m,2H),2.72(m,4H),2.95(m,4H),3.78(m,1H),5.95(s,2H),7.23(d,2H),7.35(s,1H),7.58(d,1H),7.66(d,2H),7.85(m,2H),8.41(s,1H),8.75(d,1H),9.18(brs,2H),9.35(brs,2H);HPLC:92.34%(保持時間=6.841分)
実施例5:化合物I-9の合成
6-カルバムイミドイル-N-((1r,4r)-4-(ピコリンアミド)シクロヘキシル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド) シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例1の工程2の生成物(430mg,1.25mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(268mg,1.25mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って520mgの表題の化合物を得た。LCMS:541.2(M+1)+
工程2:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例5の工程1の生成物(275mg,0.51mmol)を20mLのエタノール性HClで処理し、実施例6の工程2に記載されている手順に従って115mgの表題の化合物を得た。LCMS:441.2(M+1)+
工程3:6-シアノ-N-((1r,4r)-4-(ピコリンアミド)シクロヘキシル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例5の工程2の生成物(572mg,1.3mmol)及びピコリン酸(160mg,1.3mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って420mgの表題の化合物を得た。LCMS:546.3(M+1)+
工程4:2-(((1r,4r)-4-(ピコリンアミド)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例5の工程3の生成物(275mg,0.51mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って95mgの表題の化合物を得た。LCMS:592.2(M+1)+
工程5:6-カルバムイミドイル-N-((1r,4r)-4-(ピコリンアミド)シクロヘキシル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例5の工程4の生成物(95mg,0.16mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って20mgの表題の化合物を得た。LCMS:563.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,CD3OD):δ1.48(m,4H),1.93(m,4H),3.82(m,2H),5.93(s,2H),7.18(d,3H),7.52(m,4H),7.91(m,2H),8.22(m,2H),8.61(m,1H);HPLC:97.78%(保持時間=8.714分)
実施例6:化合物I-20の合成
4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
工程1:6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(710mg,3.31mmol)及び水酸化リチウム(486mg,11.58mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って480mgの表題の化合物を得た。LCMS:187.1(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例6の工程1の生成物(480mg,2.56mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-カルバミン酸tert-ブチル(547mg,2.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って325mgの表題の化合物を得た。LCMS:383.2(M+1)+
工程3:4-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例6の工程2の生成物(325mg,0.84mmol)及び4-(ブロモメチル)安息香酸(179mg,0.84mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って198mgの表題の化合物を得た。LCMS:517.2(M+1)+
工程4:4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-(エトキシ(イミノ)メチル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例6の工程3の生成物(198mg,0.38mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って82mgの表題の化合物を得た。LCMS:463.2(M+1)+
工程5:4-((3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例6の工程4の生成物(80mg,0.17mmol)を20mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って14mgの表題の化合物を得た。LCMS:434.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,4H),1.83(m,4H),2.95(m,1H),3.63(m,1H),5.91(s,2H),7.11(d,2H),7.27(s,1H),7.52(d,1H),7.80(m,5H),8.19(s,1H),8.62(d,1H),9.11(brs,2H),9.25(brs,2H),12.91(brs,1H);HPLC:90.14%(保持時間=4.327分)
実施例7:化合物I-21の合成
4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)-安息香酸メチル
工程1:4-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸メチル
実施例6の工程2の生成物(300mg,0.78mmol)及び4-(ブロモメチル)安息香酸メチル(177mg,0.78mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って380mgの表題の化合物を得た。LCMS:531.2(M+1)+
工程2:4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-(エトキシ(イミノ)メチル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸メチル
実施例7の工程1の生成物(350mg,0.65mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って153mgの表題の化合物を得た。LCMS:477.2(M+1)+
工程3:4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸メチル
実施例7の工程2の生成物(150mg,0.28mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って42mgの表題の化合物を得た。LCMS:448.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,4H),1.82(m,4H),2.96(m,1H),3.52(m,1H),3.81(m,3H),5.96(s,2H),7.13(d,2H),7.32(s,1H),7.55(d,1H),7.82(m,5H),8.19(s,1H),8.65(d,1H),9.24(brs,3H);HPLC:96.693%(保持時間=5.524分)
実施例8:化合物I-22の合成
4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)-安息香酸エチル
この化合物は、4-(ブロモメチル)安息香酸エチルを用いて実施例7の工程1~工程3に記載されている手順に従って調製した。LCMS:462.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,3H),1.41(m,4H),1.82(m,4H),2.96(m,1H),3.52(m,1H),4.26(m,2H),5.96(s,2H),7.13(d,2H),7.32(s,1H),7.86(m,6H),8.21(s,1H),8.62(d,1H),9.24(brs,3H);HPLC:96.18%(保持時間=4.601分)
実施例9:化合物I-23の合成
4-((3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)-メチル)安息香酸エチル
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-nitro-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例6の工程2の生成物(535mg,1.39mmol)を10mLの酢酸に溶解し、0℃に冷却した。硝酸銅(II)三水和物(401mg,1.66)を加え、3時間撹拌した。冷水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を蒸発させて粗生成物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(7:3)による溶出を用いたカラムクロマトグラフィーによってそれを精製して表題の化合物を得た。LCMS:428.2(M+1)+
工程2:4-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-3-ニトロ-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸エチル
実施例9の工程1の生成物(310mg,0.72mmol)及び4-(ブロモメチル)安息香酸エチル(174mg,0.72mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って213mgの表題の化合物を得た。LCMS:590.2(M+1)+
工程3:4-((3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸エチル
実施例9の工程2の生成物(200mg,0.33mmol)を10mLの氷酢酸に溶解し、室温で亜鉛(107mg,1.65mmol)を少しずつ加えた。反応混合物をRTで6時間撹拌した。セライトのパッドを介して内容物を濾過し、真空下で濾液を濃縮して粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(6:4)による溶出を用いたカラムクロマトグラフィーによってそれを精製して表題の化合物(152mg)を得た。LCMS:560.3(M+1)+
工程4:4-((3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-(エトキシ(イミノ)メチル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸エチル
実施例9の工程3の生成物(150mg,0.27mmol)を40mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って111mgの表題の化合物を得た。LCMS:506.3(M+1)+
工程5:4-((3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸エチル
実施例9の工程4の生成物(108mg,0.21mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って29mgの表題の化合物を得た。LCMS:477.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,3H),1.41(m,5H),1.85(m,4H),3.0(m,1H),3.62(m,2H),4.26(m,2H),3.62(m,2H),7.12(d,2H),7.42(m,1H),7.76(m,5H),7.88(d,1H),8.42(m,2H),8.85(brs,2H),9.19(brs,2H)
実施例10:化合物I-28の合成
N-(1-(2-アミノエチル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
」
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2500mg,11.67mmol)及び(2-ブロモエチル)ベンゼン(2160mg,11.67mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って3100mgの表題の化合物を得た。LCMS:319.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例10の工程1の生成物(3000mg,9.42mmol)及び水酸化リチウム(792mg,32.97mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って2100mgの表題の化合物を得た。LCMS:291.1(M+1)+
工程3:4-(6-シアノ-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
実施例10の工程2の生成物(390mg,1.34mmol)及び4-アミノピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(205mg,1.5mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って378mgの表題の化合物を得た。LCMS:473.2(M+1)+
工程4:6-シアノ-1-フェネチル-N-(ピペリジン-4-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例10の工程3の生成物(350mg,0.73mmol)を20mLのエタノール性HClで処理し、実施例2の工程2に記載されている手順に従って212mgの表題の化合物を得た。LCMS:373.2(M+1)+
工程5:(2-(4-(6-シアノ-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例10の工程4の生成物(200mg,0.53mmol)及び(2-ブロモエチル)カルバミン酸tert-ブチル(118mg,0.53mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って226mgの表題の化合物を得た。LCMS:516.3(M+1)+
工程6:2-((1-(2-アミノエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)-1-フェネチル-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例10の工程5の生成物(220mg,0.42mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って105mgの表題の化合物を得た。LCMS:462.3(M+1)+
工程7:N-(1-(2-アミノエチル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例10の工程6の生成物(105mg,0.22mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って43mgの表題の化合物を得た。LCMS:433.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.62(m,2H),1.19(m,2H),2.12(m,3H),3.00(m,4H),3.33(m,4H),3.62(m,2H),4.12(m,1H),4.81(m,2H),7.35(m,3H),7.51(d,1H),7.85(d,1H),8.05(m,2H),8.70(m,1H),9.07(brs,2H),9.24(brs,2H),9.91(brs,1H);HPLC:94.7%(保持時間=4.194分)
実施例11:化合物I-29の合成
N-(1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:(3-(4-(6-シアノ-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-イル)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例10の工程4の生成物(380mg,1.01mmol)及び(3-ブロモプロピル)カルバミン酸tert-ブチル(239mg,1.01mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って350mgの表題の化合物を得た。LCMS:530.3(M+1)+
工程2:2-((1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)-1-フェネチル-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例11の工程1の生成物(350mg,0.66mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って253mgの表題の化合物を得た。LCMS:476.3(M+1)+
工程3:N-(1-(3-アミノプロピル)ピペリジン-4-イル)-6-カルバムイミドイル-1-フェネチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例11の工程2の生成物(250mg,0.55mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って135mgの表題の化合物を得た。LCMS:447.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.62(m,2H),1.19(m,4H),2.85(m,4H),3.05(m,6H),4.05(m,1H),4.73(m,2H),7.15(m,5H),7.51(d,1H),7.85(m,3H),8.15(d,1H),8.70(d,1H),9.07(brs,2H),9.24(brs,2H),9.69(brs,1H)
実施例12:化合物I-33の合成
3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)-フェネチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-ニトロ-1-(4-(トリフルオロメチル)フェネチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例9の工程1の生成物(580mg,1.35mmol)及び1-(2-ブロモエチル)-4-(トリフルオロメチル)ベンゼン(340mg,1.35mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って550mgの表題の化合物を得た。LCMS:600.2(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)フェネチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例12の工程1の生成物(455mg,0.75mmol)及び亜鉛(246mg,3.79mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って345mgの表題の化合物を得た。LCMS:570.3(M+1)+
工程3:エチル-3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)-フェネチル)-1H-インドール-6-カルブイミデート
実施例12の工程2の生成物(345mg,0.60mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:516.2(M+1)+
工程4:3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)-フェネチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例12の工程3の生成物(180mg,0.34mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って65mgの表題の化合物を得た。LCMS:487.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.38(m,4H),1.92(m,4H),2.93(m,3H),3.05(m,1H),3.75(m,3H),3.72(m,1H),4.65(m,2H),7.35(m,3H),7.59(d,2H),7.82(m,3H),8.52(d,1H),8.89(brs,2H),9.19(brs,2H);HPLC:95.67%(保持時間=4.682分)
実施例13:化合物I-36の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-((3-(3-アミノプロパンアミド)フェニル)スルホニル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-((3-ニトロフェニル)スルホニル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(780mg,3.64mmol)及び塩化3-ニトロベンゼン-1-スルホニル(2011mg,9.1mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って660mgの表題の化合物を得た。LCMS:401.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-((3-ニトロフェニル)スルホニル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例13の工程1の生成物(550mg,1.37mmol)及び水酸化リチウム(201mg,4.79mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って425mgの表題の化合物を得た。LCMS:372.1(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-((3-ニトロフェニル)スルホニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例13の工程2の生成物(400mg,1.07mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(230mg,1.07mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って368mgの表題の化合物を得た。LCMS:568.2(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-(1-((3-アミノフェニル)スルホニル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例13の工程3の生成物(360mg,0.63mmol)を亜鉛(205mg,3.16mmol)で処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って210mgの表題の化合物を得た。LCMS:538.2(M+1)+
工程5:((1r,4r)-4-(1-((3-(3-(tert-ブチルカルバミン酸)-プロパンアミド)フェニル)スルホニル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例13の工程4の生成物(200mg,0.37mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(70mg,0.37mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って185mgの表題の化合物を得た。LCMS:709.3(M+1)+
工程6:エチル-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-((3-(3-アミノプロパンアミド)フェニル)-スルホニル)-1H-インドール-6-カルブイミデート
実施例1の工程5の生成物(185mg,0.26mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って88mgの表題の化合物を得た。LCMS:555.2(M+1)+
工程7:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-((3-(3-アミノプロパンアミド)フェニル)スルホニル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例13の工程6の生成物(85mg,0.15mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って18mgの表題の化合物を得た。LCMS:526.2(M+1)+
実施例14:化合物I-40の合成
6-カルバムイミドイル-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-N-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.5g,16.33mmol)及び((2-ブロモエチル)スルホニル)ベンゼン(4.68mg,16.33mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って5.2gの表題の化合物を得た。LCMS:383.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例14の工程1の生成物(5.1g,13.33mmol)及び水酸化リチウム(1.12g,46.65mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って4.1gの表題の化合物を得た。LCMS:355.1(M+1)+
工程3:6-シアノ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-N-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例14の工程2の生成物(578mg,1.63mmol)及び3-(トリフルオロメチル)アニリン(262mg,1.63mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って645mgの表題の化合物を得た。LCMS:498.1(M+1)+
工程4:6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-N-(3-(トリフルオロメチル)-フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例14の工程3の生成物(550mg,1.10mmol)を10mLのエタノールに溶解し、ヒドロキシルアミンの水溶液(1.3mL)を加え、得られた混合物を80℃で4時間還流した。真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(425mg)を得、さらに精製することなくそれを次の工程に使用した。LCMS:531.1(M+1)+
工程5:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-N-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例14の工程4の生成物(570mg,1.07mmol)を5mLの酢酸に溶解し、無水酢酸(0.87mg,8.56mmol)を加え、得られた混合物をRTで2時間撹拌した。真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(560mg)を得、さらに精製することなくそれを次の工程に使用した。LCMS:573.1(M+1)+
工程6:6-カルバムイミドイル-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-N-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例14の工程5の生成物(450mg,0.78mmol)を5mLの酢酸に溶解し、亜鉛(408mg,6.24mmol)少しずつを加え、得られた混合物をRTで6時間撹拌した。セライトのパッドを介して反応混合物を濾過し、得られた濾液を真空下で濃縮し、粗生成物を得、逆相分取HPLCによって精製し、表題の化合物(275mg)を得た。LCMS:573.1(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ4.00(m,2H),4.92(m,2H),7.45(s,1H),7.49(m,2H),7.59(m,3H),7.63(m,1H),7.90(m,3H),7.96(m,2H),8.21(s,1H),9.09(brs,2H),9.32(brs,2H),10.76(s,1H);HPLC:97.32%(保持時間=3.595分)
表4に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例14について記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム2に従って調製した。
実施例15:化合物I-55の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:tert-ブチル-((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバメート
実施例9の工程1の生成物(688mg,1.60mmol)及び((2-ブロモエチル)スルホニル)ベンゼン(395mg,1.60mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って780mgの表題の化合物を得た。LCMS:596.2(M+1)+
工程2:エチル-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-6-カルブイミデート
実施例15の工程1の生成物(650mg,1.09mmol)を60mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って380mgの表題の化合物を得た。LCMS:542.2(M+1)+
工程3:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例15の工程2の生成物(250mg,0.46mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って135mgの表題の化合物を得た。LCMS:513.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.21(m,2H),1.38(m,2H),1.85(m,4H),3.05(m,1H),3.55(m,1H),4.01(m,2H),4.55(m,2H),7.65(m,2H),7.81(m,6H),8.20(brs,1H),8.52(d,1H),9.12(d,1H),8.25(brs,2H),9.45(brs,2H).
実施例16:化合物I-56の合成
3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-シアノ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例15の工程1の生成物(335mg,0.56mmol)及び亜鉛(182mg,2.80mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:566.2(M+1)+
工程2:3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例16の工程1の生成物(175mg,0.30mmol)を40mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って105mgの表題の化合物を得た。LCMS:512.2(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例16の工程2の生成物(105mg,0.20mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って43mgの表題の化合物を得た。LCMS:483.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.45(m,4H),1.91(m,4H),3.08(m,1H),3.52(m,1H),3.79(m,2H),4.67(m,2H),7.37(d,1H),7.65(m,2H),7.73(m,2H),7.83(m,6H),7.91(d,1H),9.12(brs,2H),9.28(brs,2H)
実施例17:化合物I-17の合成
(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-3-イル)カルバミン酸エチル
工程1:((1r,4r)-4-(3-(カルバミン酸エチル)-6-シアノ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例16の工程1の生成物(630mg,1.11mmol)及びクロロギ酸エチル(119mg,1.11mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って553mgの表題の化合物を得た。LCMS:638.3(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(3-(カルバミン酸エチル)-6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)-エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例17の工程1の生成物(540mg,0.84mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(2.7mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って329mgの表題の化合物を得た。LCMS:671.3(M+1)+
工程3:(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-3-イル)カルバミン酸エチル
実施例17の工程2の生成物(315mg,0.46mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例2の工程2に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:571.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.45(m,7H),1.91(m,4H),3.08(m,1H),3.52(m,1H),3.89(m,2H),4.67(m,2H),7.37(d,1H),7.56(m,3H),7.73(m,2H),7.83(m,5H),8.05(d,1H),8.93(brs,1H),11.11(brs,1H),12.80(brs,1H);HPLC:90.09%(保持時間=4.488分)
実施例18:化合物I-58の合成
3-アミノ-6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例6の工程1の生成物(1.0g,5.34mmol)及びシクロヘキシルメタンアミン(603mg,5.34mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って1.25gの表題の化合物を得た。LCMS:282.2(M+1)+
工程2:6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例18の工程1の生成物(610mg,2.16mmol)及び硝酸銅(II)三水和物(622mg,2.59mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程1に記載されている手順に従って352mgの表題の化合物を得た。LCMS:327.1(M+1)+
工程3:6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例18の工程2の生成物(345mg,1.05mmol)及び((2-ブロモエチル)スルホニル)ベンゼン(389mg,1.57mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って356mgの表題の化合物を得た。LCMS:495.2(M+1)+
工程4:3-アミノ-6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例18の工程3の生成物(350mg,0.70mmol)及び亜鉛(229mg,3.5mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って195mgの表題の化合物を得た。LCMS:465.2(M+1)+
工程5:3-アミノ-2-((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例18の工程4の生成物(190mg,0.40mmol)をエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って133mgの表題の化合物を得た。LCMS:511.2(M+1)+
工程6:3-アミノ-6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例18の工程5の生成物(125mg,0.24mmol)をエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って38mgの表題の化合物を得た。LCMS:482.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.92(m,2H),1.11(m,3H),1.52(m,1H),1.66(m,4H),3.08(m,2H),3.77(m,2H),4.67(m,2H),5.03(brs,2H),7.37(d,1H),7.60(m,2H),7.73(m,2H),7.83(m,2H),7.91(d,2H),8.10(m,1H),8.92(brs,2H),9.25(brs,2H);HPLC:93.49%(保持時間=6.417分)
実施例19:化合物I-59の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.0g,18.67mmol)及び4-(ブロモメチル)ベンズアミド(4.8g,22.4mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って5.26gの表題の化合物を得た。LCMS:348.1(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例19の工程1の生成物(1.2g,3.44mmol)及び水酸化リチウム(505mg,12.04mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って882mgの表題の化合物を得た。LCMS:320.1(M+1)+
工程3:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及び4-フルオロアニリン(174mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って385mgの表題の化合物を得た。LCMS:413.1(M+1)+
工程4:1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(4-フルオロフェニル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程3の生成物(360mg,0.87mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(1.8mL)を一緒に処理し、実施例40の工程4に記載されている手順に従って310mgの表題の化合物を得た。LCMS:446.2(M+1)+
工程5:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程4の生成物(285mg,0.64mmol)及び無水酢酸(261mg,2.56mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って240mgの表題の化合物を得た。LCMS:488.2(M+1)+
工程6:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程5の生成物(230mg,0.47mmol)及び亜鉛(125mg,1.89mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程6に記載されている手順に従って128mgの表題の化合物を得た。LCMS:430.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ5.94(s,2H),7.10(d,2H),7.18(m,2H),7.34(brs,1H),7.52(brs,1H),7.57(d,1H),7.74(m,4H),7.89(brs,1H),7.98(d,1H),8.21(brs,1H),9.01(brs,2H),9.27(s,2H),10.65(brs,1H);HPLC:98.09%(保持時間=3.018分)
表5及び表6に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例19について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム2に従って調製した。
実施例20:化合物I-103
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-メチル-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-メチル-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及びN,1-ジメチルピロリジン-3-アミン(178mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って385mgの表題の化合物を得た。LCMS:413.1(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-メチル-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例20の工程1の生成物(360mg,0.87mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(1.7mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って310mgの表題の化合物を得た。LCMS:448.2(M+1)+
工程3:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-メチル-N-(1-メチルピロリジン-3-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例20の工程2の生成物(280mg,0.62mmol)及び無水酢酸(260mg,2.54mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って240mgの表題の化合物を得た。LCMS:491.2(M+1)+
工程4:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例20の工程3の生成物(230mg,0.46mmol)及び亜鉛(125mg,1.89mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程6に記載されている手順に従って108mgの表題の化合物を得た。LCMS:433.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.94(m,2H),2.40(m,2H),2.60(m,2H),2.94(s,3H),3.05(s,3H),5.76(m,2H),7.00(d,1H),7.20(d,2H),7.26(brs,1H),7.58(d,1H),7.83(d,2H),7.92(d,1H),8.17(m,1H);HPLC:94.31%(保持時間=4.429分)
実施例21:化合物I-117の合成
1-(4-カルバモイルベンジル)-N
2-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及び3-(ピロリジン-1-イル)アニリン(254mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って520mgの表題の化合物を得た。LCMS:464.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-N2-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
実施例21の工程1の生成物(250mg,0.53mmol)のメタノールと水(1:1)混合物5mLにおける溶液に固形水酸化ナトリウム(65mg,1.6mmol)を加えた。反応物を50℃で撹拌した。反応の完了の際、反応混合物を濃縮してメタノールを取り除き、2NのHClで酸性化した。混合物水溶液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、逆相分取HPLCによって精製して120mgの表題の化合物を得た。LCMS:482.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.93(m,4H),3.20(m,4H),5.94(s,2H),6.30(d,2H),6.99(m,6H),7.22(d,2H),7.42(s,1H),7.69(m,4H),7.87(brs,1H),7.97(brs,1H),8.11(s,1H),10.26(brs,1H);HPLC:98.46%(保持時間=6.85分).
実施例22:化合物I-118
((1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((4-(ピロリジン-1-イル)フェニル)カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸メチル
工程1:((1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((4-(ピロリジン-1-イル)フェニル)カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸メチル
化合物I-90(300mg,0.64mmol)及び炭酸カリウム(355mg,2.57mmol)を10mLのDMFに溶解し、0℃にてカルボノクロリド酸メチル(95mg,0.96mmol)を一滴ずつ加え、混合物をRTで8時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水では混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、逆相HPLCによってそれを精製し、表題の化合物(120mg、収率70%~80%)を得た。LCMS:539.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.92(m,4H),3.18(m,4H),3.61(s,3H),5.96(s,2H),6.49(d,2H),7.07(d,2H),7.30(brs,1H),7.39(s,1H),7.50(d,2H),7.73(d,2H),7.80(s,2H),7.87(brs,1H),8.24(s,1H),9.20(brs,2H),10.22(brs,1H);HPLC:97.37%(保持時間=3.765分)
表7に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例22について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム2Aが後に続くスキーム2に従って調製した。
実施例23:化合物I-135の合成
1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-(2-(ジメチルアミノ)アセトキシ)カルバムイミドイル)-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及び3-(ピロリジン-1-イル)アニリン(254mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って520mgの表題の化合物を得た。LCMS:464.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例23の工程1の生成物(500mg,0.24mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(0.063mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って350mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.2(M+1)+
工程3:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-(2-(ジメチルアミノ)アセトキシ)カルバムイミドイル)-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
N,N-ジメチルグリシン(45mg,0.44mmol)とトリエチルアミン(66mg,0.66mmol)との10mLのテトラヒドロフラン溶液に0℃にてクロロギ酸イソブチル(60mg,0.44mmol)を加え、2時間撹拌し、その後、実施例23の工程2の生成物(220mg,0.44mmol)を加え、RTで8時間撹拌した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、逆相HPLCでそれを精製し、表題の化合物(85mg、収率20%~30%)を得た。LCMS:582.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.95(m,4H),2.54(s,6H),3.18(m,6H),5.84(brs,2H),5.92(s,2H),6.29(d,2H),7.02(m,2H),7.09(m,3H),7.29(brs,1H),7.40(s,1H),7.52(d,1H),7.68(m,3H),7.84(m,2H),9.61(brs,1H),10.19(brs,1H);HPLC:93.11%(保持時間=3.869分)
実施例24:実施例I-136の合成
1-(4-カルバモイルベンジル)-N
2-(3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(1.2g,3.76mmol)及び3-(ピリジン-2-イル)アニリン(640mg,3.76mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って1230mgの表題の化合物を得た。LCMS:472.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-N2-(3-(ピリジン-2-イル)フェニル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
実施例24の工程1の生成物(150mg,0.31mmol)及び水酸化ナトリウム(38mg,0.93mmol)を一緒に処理し、実施例21の工程2に記載されている手順に従って300mgの表題の化合物を得た。LCMS:490.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ5.98(s,2H),7.10(d,2H),7.30(brs,1H),7.35(brs,1H),7.40(m,1H),7.50(m,1H),7.54(s,1H),7.70(m,8H),7.96(m,3H),8.13(s,1H),8.54(s,1H),8.69(d,1H),10.63(brs,1H);HPLC:99.42%(保持時間=6.151分)
実施例25:化合物I-149の合成
1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例23の工程2の生成物(300mg,0.6mmol)の10mLのジオキサン溶液に0.7Nの水酸化ナトリウム(25mg,0.6mmol)水溶液を0℃にて一滴ずつ加え、10分間撹拌し、その後、硫酸ジメチル(1860mg,10mmol)を同じ温度にて一滴ずつ加え、反応混合物を0℃で4時間撹拌した。真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、逆相分取HPLCによってそれを精製し、35mgの表題の化合物を得た。LCMS:511.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.95(m,4H),3.16(m,7H),5.95(s,2H),6.29(d,1H),7.80(br,2H),7.00(s,1H),7.06(m,2H),7.20(m,3H),7.29(s,1H),7.75(d,3H),7.84(m,2H),10.22(s,1H)
実施例26:化合物I-157の合成
(1-(((アミノ(1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)メチレン)アミノ)オキシ)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバミン酸(R)-tert-ブチル
工程1:(1-(((アミノ(1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)メチレン)アミノ)オキシ)-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)カルバミン酸(R)-tert-ブチル
実施例23の工程2の生成物(230mg,0.46mmol)及び(R)-2-((tert-ブトキシカルボニル)-アミノ)-3-メチルブタン酸(100mg,0.46mmol)を一緒に処理し、実施例23の工程3に記載されている手順に従って60mgの表題の化合物を得た。LCMS:696.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.90(m,6H),1.41(s,9H),1.95(m,4H),3.18(m,4H),4.04(m,1H),5.95(s,2H),6.28(d,1H),6.84(brs,1H),6.97(s,1H),7.06(d,1H),7.11(m,2H),7.28(brs,1H),7.34(d,1H),7.43(s,1H),7.51(d,1H),7.72(d,2H),7.81(d,1H),7.85(brs,1H),9.26(brs,2H),10.21(s,1H);HPLC:90.92%(保持時間=4.537分)
実施例27:化合物I-158の合成
(1-(((アミノ(1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)メチレン)アミノ)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)カルバミン酸(S)-tert-ブチル
工程1:(1-(((アミノ(1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)メチレン)アミノ)オキシ)-1-オキソプロパン-2-イル)カルバミン酸(S)-tert-ブチル
実施例23の工程2の生成物(0.2mg,0.4mmol)及び(S)-Bocアラニンを一緒に処理し、実施例23の工程3に記載されている手順に従って45mgの表題の化合物を得た。
実施例28:化合物I-183の合成
((1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸エチル
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(950mg,2.97mmol)及び6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-アミン(485mg,2.97mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って685mgの表題の化合物を得た。LCMS:465.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例28の工程1の生成物(685mg,1.47mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(0.4mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って520mgの表題の化合物を得た。LCMS:498.2(M+1)+
工程3:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例28の工程2の生成物(520mg,1.04mmol)及び無水酢酸(213mg,2.08mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って465mgの表題の化合物を得た。LCMS:540.2(M+1)+
工程4:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例28の工程3の生成物(460mg,0.85mmol)及び亜鉛(112mg,1.7mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程6に記載されている手順に従って60mgの表題の化合物を得た。LCMS:482.2(M+1)+
工程5:((1-(4-カルバモイルベンジル)-2-((6-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸エチル
実施例28の工程4の生成物(350mg,0.72mmol)及びカルボノクロリド酸エチル(78mg,0.72mmol)を一緒に処理し、実施例22の工程1に記載されている手順に従って70mgの表題の化合物を得た。LCMS:554.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.19(m,3H),1.92(m,4H),3.38(m,4H),4.04(m,2H),4.12(m,1H),5.95(s,2H),6.18(d,1H),7.05(d,2H),7.22(d,1H),7.29(brs,1H),7.46(m,1H),7.59(m,1H),7.72(d,2H),7.80(s,1H),7.85(s,1H),8.24(s,1H),9.01(brs,2H),10.4(brs,1H);HPLC:97.47%(保持時間=5.938分)
実施例29:化合物I-199の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(3-フルオロアダマンタン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(3-((2-メトキシエトキシ)メトキシ)アダマンタン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(800mg,2.5mmol)及び3-((2-メトキシエトキシ)メトキシ)アダマンタン-1-アミン(640mg,2.5mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って635mgの表題の化合物を得た。LCMS:557.3(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(3-ヒドロキシアダマンタン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例29の工程1の生成物(650mg,1.07mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例2の工程2に記載されている手順に従って320mgの表題の化合物を得た。LCMS:469.2(M+1)+
工程3:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(3-フルオロアダマンタン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例29の工程2の生成物(320mg,0.68mmol)を10mLのジクロロメタンに溶解し、-78℃に冷却した。三フッ化ジエチルアミノイオウ(165mg,1.02mmol)を加え、反応混合物を-30℃で1時間撹拌した。氷冷水で混合物の反応を止め、ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で溶媒を蒸発させて180mgの表題の化合物を得、さらに精製することなくそれを次の工程に供した。LCMS:471.2(M+1)+
工程4:1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(3-フルオロアダマンタン-1-イル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例29の工程3の生成物(180mg,0.38mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(0.1mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って150mgの表題の化合物を得た。LCMS:504.2(M+1)+
工程5:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(3-フルオロアダマンタン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例29の工程4の生成物(150mg,0.29mmol)及び無水酢酸(60mg,0.6mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って120mgの表題の化合物を得た。LCMS:546.2(M+1)+
工程6:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-((1r,3r)-3-((2-メトキシエトキシ)メトキシ)-アダマンタン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例29の工程5の生成物(120mg,0.21mmol)及び亜鉛(30mg,0.45mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程6に記載されている手順に従って25mgの表題の化合物を得た。LCMS:488.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.51(s,2H),1.80(m,4H),1.94(s,4H),2.17(m,2H),2.29(m,2H),5.84(s,2H),7.15(m,3H),7.33(brs,1H),7.52(d,1H),7.75(d,2H),7.87(m,2H),8.19(brs,1H),8.27(brs,1H),8.93(brs,2H),9.22(brs,2H)
実施例30:化合物I-210の合成
3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例18の工程2の生成物(780mg,2.76mmol)及び4-(ブロモメチル)ベンズアミド(592mg,2.76mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って645mgの表題の化合物を得た。LCMS:413.1(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例30の工程1の生成物(645mg,1.56mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(0.5mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って470mgの表題の化合物を得た。LCMS:493.2(M+1)+
工程3:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例30の工程2の生成物(470mg,0.95mmol)及び無水酢酸(194mg,1.9mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って385mgの表題の化合物を得た。LCMS:535.2(M+1)+
工程4:3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例30の工程3の生成物(385mg,0.71mmol)及び亜鉛(187mg,2.87mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程6に記載されている手順に従って55mgの表題の化合物を得た。LCMS:447.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.83(m,2H),1.06(m,3H),1.45(m,2H),1.55(m,6H),3.07(m,2H),5.08(brs,2H),5.68(s,2H),6.98(d,2H),7.30(brs,1H),7.39(d,1H),7.69(d,2H),7.86(brs,1H),7.92(d,1H),8.06(m,2H).
実施例31:化合物I-211の合成
3-アミノ-1-(4-カルバモイルベンジル)-N
2-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-N2-(シクロヘキシルメチル)-3-ニトロ-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
実施例81の工程1の生成物(340mg,0.82mmol)及び水酸化ナトリウム(65mg,1.64mmol)を一緒に処理し、実施例21の工程2に記載されている手順に従って165mgの表題の化合物を得た。LCMS:478.2(M+1)+
工程2:3-アミノ-1-(4-カルバモイルベンジル)-N2-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
実施例81の工程1の生成物(165mg,0.34mmol)及び亜鉛(45mg,0.69mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って300mgの表題の化合物を得た。LCMS:448.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.76(m,2H),1.06(m,3H),1.38(m,1H),1.48(m,5H),3.03(m,2H),5.08(brs,2H),5.73(s,2H),7.00(d,1H),7.12(brs,1H),7.25(brs,1H),7.41(d,1H),7.78(d,1H),7.98(d,1H),8.04(m,2H),8.95(brs,2H),9.19(brs,2H);HPLC:96.22%(保持時間=6.176分)
実施例32:化合物I-212の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-3-ヒドロキシ-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:3-アセトキシ-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
封管にて6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.46g,6.82mmol)と(ジアセトキシヨード)ベンゼン(2.85g,8.86mmol)と酢酸パラジウム(II)(75mg,0.34mmol)とを150mLの酢酸に溶解し、混合物をゆっくり100℃まで3時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトのパッドを介してそれを濾過し、濾液を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(7:3)で溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、645mgの表題の化合物を得た。LCMS:273.1(M+1)+
工程2:3-アセトキシ-1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例212の工程1の生成物(645mg,2.37mmol)及び4-(ブロモメチル)ベンズアミド(507mg,2.37mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って745mgの表題の化合物を得た。LCMS:406.1(M+1)+
工程3:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-3-ヒドロキシ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例32の工程2の生成物(745mg,1.83mmol)を150mLのトルエンに溶解し、シリカゲル(165mg,2.75mmol)と4-メチルベンゼンスルホン酸(380mg,2.2mmol)と水(72mg,4.02mmol)とで処理した。混合物を80℃に6時間加熱した。冷水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(6:4)で溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、540mgの表題の化合物を得た。LCMS:364.1(M+1)+
工程4:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-3-((4-メトキシベンジル)オキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例32の工程3の生成物(540mg,1.48mmol)を50mLのテトラヒドロフランに溶解し、0℃で1-(ブロモメチル)-4-メトキシベンゼン(298mg,1.48mmol)及び水素化ナトリウム(60mg,1.48mmol)を加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。冷水で混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(8:2)で溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、610mgの表題の化合物を得た。LCMS:484.2(M+1)+
工程5:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-3-((4-メトキシベンジル)オキシ)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例32の工程4の生成物(610mg,1.26mmol)及び水酸化リチウム(60mg,2.52mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って385mgの表題の化合物を得た。LCMS:456.2(M+1)+
工程6:1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-6-シアノ-3-((4-メトキシベンジル)オキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例32の工程5の生成物(385mg,0.84mmol)及びシクロヘキシルメタンアミン(95mg,0.84mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って310mgの表題の化合物を得た。LCMS:551.3(M+1)+
工程7:1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-3-((4-メトキシベンジル)オキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例32の工程6の生成物(310mg,0.56mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(0.2mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って165mgの表題の化合物を得た。LCMS:584.3(M+1)+
工程8:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-3-((4-メトキシベンジル)オキシ)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例32の工程7の生成物(165mg,0.28mmol)及び無水酢酸(58mg,0.56mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って145mgの表題の化合物を得た。LCMS:626.3(M+1)+
工程9:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-3-ヒドロキシ-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例32の工程8の生成物(145mg,0.23mmol)を20mLのメタノールに溶解し、窒素のもと室温にて炭素(24mg,0.23mmol)上10%のパラジウムで4時間処理した。セライトのパッドを介して混合物を濾過し、濾液を濃縮して粗生成物を得、逆相分取カラムクロマトグラフィーによって精製し、20mgの表題の化合物を得た。LCMS:448.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.95(m,2H),1.06(m,3H),1.38(m,1H),1.48(m,5H),3.18(m,2H),5.92(s,2H),7.01(d,2H),7.32(brs,1H),7.43(d,1H),7.72(d,2H),7.88(d,1H),7.88(brs,1H),7.98(m,2H),8.09(s,1H),8.89(brs,2H),9.22(brs,2H);HPLC:95.18%(保持時間=3.216分).
実施例33:化合物213の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-3-クロロ-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:3-クロロ-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.25g,5.84mmol)を125mLのジメチルホルムアミドに溶解し、0℃にてN-クロロスクシンイミド(932mg,7.0mmol)を少しずつ加え、混合物を室温で12時間撹拌した。冷水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させ、得られた粗精製の残留物を、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(9:1)で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して820mgの表題の化合物を得た。LCMS:249.1(M+1)+
工程2:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-3-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例33の工程1の生成物(820mg,3.29mmol)及び4-(ブロモメチル)ベンズアミド(704mg,3.29mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って1150mgの表題の化合物を得た。LCMS:399.1(M+1)+
工程3:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-3-クロロ-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例33の工程2の生成物(1150mg,2.88mmol)及び水酸化リチウム(138mg,5.76mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って735mgの表題の化合物を得た。LCMS:371.1(M+1)+
工程4:1-(4-カルバモイルベンジル)-3-クロロ-6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例33の工程3の生成物(735mg,1.98mmol)及びシクロヘキシルメタンアミン(223mg,1.98mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って630mgの表題の化合物を得た。LCMS:449.2(M+1)+
工程5:1-(4-カルバモイルベンジル)-3-クロロ-2-((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例33の工程4の生成物(630mg,1.4mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って385mgの表題の化合物を得た。LCMS:495.2(M+1)+
工程6:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-3-クロロ-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例33の工程5の生成物(385mg,0.77mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って75mgの表題の化合物を得た。LCMS:466.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.84(m,2H),1.07(m,3H),1.56(m,6H),3.05(m,2H),5.75(s,2H),7.12(d,2H),7.36(brs,1H),7.63(d,1H),7.77(m,3H),7.93(brs,1H),8.26(brs,1H),8.78(m,1H),9.02(brs,2H),9.29(brs,2H);HPLC:98.64%(保持時間=3.759分)
表8に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例33について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム3に従って調製した。
実施例34:化合物I-215の合成
6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(4-(メチルカルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:4-((6-シアノ-2-((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸メチル
実施例18の工程1の生成物(950mg,3.36mmol)及び4-(ブロモメチル)安息香酸メチル(771mg,3.36mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って1.16gの表題の化合物を得た。LCMS:430.2(M+1)+
工程2:4-((6-シアノ-2-((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例34の工程1の生成物(1.16g,2.7mmol)及び水酸化リチウム(130mg,5.41mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って835mgの表題の化合物を得た。LCMS:417.2(M+1)+
工程3:6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(4-(メチルカルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例34の工程2の生成物(830mg,1.99mmol)及びメタンアミン(62mg,1.99mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って445mgの表題の化合物を得た。LCMS:429.2(M+1)+
工程4:2-((シクロヘキシルメチル)カルバモイル)-1-(4-(メチルカルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例34の工程3の生成物(445mg,1.03mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って265mgの表題の化合物を得た。LCMS:475.3(M+1)+
工程5:6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(4-(メチルカルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例34の工程4の生成物(265mg,0.55mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って80mgの表題の化合物を得た。LCMS:446.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.84(m,2H),1.09(m,3H),1.58(m,6H),2.73(d,3H),3.03(m,2H),5.91(s,2H),7.06(d,2H),7.24(brs,1H),7.53(d,1H),7.69(d,2H),7.90(d,1H),8.18(brs,1H),8.33(m,1H),8.72(m,1H),8.90(brs,2H),9.22(brs,2H);HPLC:91.68%(保持時間=3.622分).
実施例35:化合物I-216の合成
6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(4-(ジメチルカルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例34の工程3~工程5に記載されている類似の手順に従って実施例34の工程2の生成物をジメチルアミンと反応させることによって調製した。LCMS:460.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.84(m,2H),1.11(m,3H),1.61(m,6H),2.85(s,3H),2.93(s,3H),3.05(m,2H),5.90(s,2H),7.06(d,2H),7.25(m,3H),7.55(d,1H),8.19(s,1H),8.72(m,1H),8.87(brs,1H),9.23(brs,2H);HPLC:91.37%(保持時間=3.758分).
実施例36:化合物I-217の合成
6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(4-(シクロプロピルカルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例34の工程3~工程5に記載されている類似の手順に従って実施例34の工程2の生成物をシクロプロピルアミンと反応させることによって調製した。LCMS:472.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.49(m,2H),0.64(m,2H),0.84(m,2H),1.11(m,3H),1.61(m,6H),2.75(m,1H),3.03(m,2H),5.90(s,2H),7.05(d,2H),7.24(s,1H),7.53(d,1H),7.68(d,1H),7.90(d,1H),8.17(brs,1H),8.34(m,1H),8.71(m,1H),8.88(brs,2H),9.22(brs,2H);HPLC:95.16%(保持時間=3.363分)
実施例37:化合物I-218の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-(ジメチルカルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例6の工程1の生成物(850mg,4.54mmol)及び4-メチルシクロヘキサンアミン(513mg,4.54mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って530mgの表題の化合物を得た。LCMS:282.2(M+1)+
工程2:4-((6-シアノ-2-((4-メチルシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸メチル
実施例37の工程1の生成物(530mg,1.87mmol)及び4-(ブロモメチル)安息香酸メチル(430mg,1.87mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って565mgの表題の化合物を得た。LCMS:430.2(M+1)+
工程3:4-((6-シアノ-2-((4-メチルシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例37の工程2の生成物(550mg,1.27mmol)及び水酸化リチウム(60mg,2.54mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って410mgの表題の化合物を得た。LCMS:416.2(M+1)+
工程4:6-シアノ-1-(4-(ジメチルカルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例37の工程3の生成物(410mg,0.98mmol)及びジメチルアミン(45mg,0.98mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って270mgの表題の化合物を得た。LCMS:443.2(M+1)+
工程5:1-(4-(ジメチルカルバモイル)ベンジル)-2-((4-メチルシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例37の工程4の生成物(270mg,0.6mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って160mgの表題の化合物を得た。LCMS:489.3(M+1)+
工程6:6-カルバムイミドイル-1-(4-(ジメチルカルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例37の工程5の生成物(160mg,0.32mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って35mgの表題の化合物を得た。LCMS:460.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.85(d,3H),1.34(m,6H),1.60(m,4H),2.84(s,3H),2.93(s,3H),3.85(m,1H),5.87(d,2H),7.08(m,2H),7.24(m,1H),7.53(m,1H),7.88(m,1H),8.21(d,1H),8.43(d,1H),8.99(brs,2H),9.24(brs,2H);HPLC:93.97%(保持時間=6.536分)
実施例38:化合物I-219の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-(シクロプロピルカルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例37の工程4~工程6に記載されている類似の手順に従って実施例37の工程3の生成物をシクロプロピルアミンと反応させることによって調製した。LCMS:472.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.50(m,2H),0.63(m,2H),0.88(m,3H),1.34(m,3H),1.49(m,3H),1.62(m,3H),2.78(m,1H),3.81(m,1H),5.87(s,2H),7.15(d,2H),7.23(d,1H),7.51(d,1H),7.67(d,2H),7.84(m,1H),8.14(m,1H),8.33(d,1H),8.42(d,1H);HPLC:88.81%(保持時間=6.469分)
実施例39:化合物I-220の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-(メチルカルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例37の工程4~工程6に記載されている類似の手順に従って実施例37の工程3の生成物をメチルアミンと反応させることによって調製した。LCMS:446.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.86(d,3H),1.32(m,3H),1.46(m,3H),1.62(m,3H),2.73(d,3H),3.3.78(m,1H),5.88(d,2H),7.12(d,2H),7.25(d,1H),7.53(d,1H),7.70(d,2H),7.88(m,1H),8.16(m,1H),8.34(m,1H),8.44(d,1H),8.91(brs,2H),9.22(brs,2H);HPLC:89.03%(保持時間=6.274分)
実施例40:化合物I-221の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-(エチルカルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例37の工程4~工程6に記載されている類似の手順に従って実施例37の工程3の生成物をエチルアミンと反応させることによって調製した。LCMS:460.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.90(d,3H),1.05(m,3H),1.34(m,6H),1.61(m,3H),3.23(m,2H),3.85(m,1H),5.87(s,2H),7.12(d,2H),7.26(s,1H),7.53(d,1H),7.70(d,2H),7.89(m,1H),8.17(s,1H),8.37(m,1H),8.44(d,1H),8.92(brs,2H);HPLC:97.38%(保持時間=3.915分)
実施例41:化合物I-222の合成
6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1-(4-((2-ヒドロキシエチル)カルバモイル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例34の工程3~工程5に記載されている類似の手順に従って実施例34の工程2の生成物を2-((2-メトキシエトキシ)メトキシ)エタンアミンと反応させることによって調製した。LCMS:476.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.82(m,2H),1.09(m,3H),1.61(m,6H),3.03(m,2H),3.25(m,2H),3.43(m,2H),5.91(s,2H),7.06(d,2H),7.24(s,1H),7.53(d,1H),7.72(d,2H),7.90(d,1H),8.17(brs,1H),8.36(m,1H),8.72(m,1H),8.86(brs,2H),9.22(brs,2H);HPLC:91.88%(保持時間=6.012分).
実施例42:化合物I-223の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-((2-ヒドロキシエチル)カルバモイル)ベンジル)-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例39の工程4~工程6に記載されている類似の手順に従って実施例37の工程3の生成物を2-((2-メトキシエトキシ)メトキシ)エタンアミンと反応させることによって調製した。LCMS:476.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.90(m,3H),1.37(m,2H),1.46(m,4H),1.63(m,3H),3.25(m,2H),3.44(m,2H),3.91(m,1H),5.90(s,2H),7.14(d,2H),7.27(d,1H),7.74(d,2H),7.89(d,1H),8.24(brs,1H),8.39(m,1H),8.47(d,1H),8.98(brs,2H),9.30(brs,2H);HPLC:96.87%(保持時間=6.14分)
実施例43:化合物I-224の合成
1-(4-((2-アミノエチル)カルバモイル)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(4-メチルシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例37の工程4~工程6に記載されている類似の手順に従って実施例37の工程3の生成物を(2-アミノエチル)カルバミン酸tert-ブチルと反応させることによって調製した。LCMS:475.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.91(m,3H),1.34(m,2H),1.47(m,4H),1.63(m,3H),2.93(m,2H),3.35(m,2H),3.88(m,1H),5.89(s,2H),7.16(d,2H),7.28(d,1H),7.54(d,2H),7.74(m,3H),7.90(m,1H),8.15(s,1H),8.45(m,1H),8.54(m,1H),8.97(s,2H),9.23(brs,2H);HPLC:92.46%(保持時間=5.517分)
実施例44:化合物I-225の合成
1-(4-((2-アミノエチル)カルバモイル)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例34の工程3~工程5に記載されている類似の手順に従って実施例34の工程2の生成物を(2-アミノエチル)カルバミン酸tert-ブチルと反応させることによって調製した。LCMS:475.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.83(m,2H),1.07(m,4H),1.47(m,1H),1.60(m,4H),2.94(m,2H),3.05(m,2H),3.34(m,2H),5.92(s,2H),7.11(d,2H),7.27(s,1H),7.54(d,2H),7.73(m,3H),7.90(m,1H),8.16(s,1H),8.56(m,1H),8.74(m,1H),9.03(brs,2H),9.23(brs,2H);HPLC:95.19%(保持時間=5.421分).
実施例45:化合物I-232の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-N-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(シクロヘキシルメチル)-N-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及び1-シクロヘキシル-N-メチルメタンアミン(198mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って395mgの表題の化合物を得た。LCMS:429.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例50の工程1の生成物(380mg,0.88mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(1.7mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って300mgの表題の化合物を得た。LCMS:462.2(M+1)+
工程3:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-N-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例50の工程2の生成物(250mg,0.54mmol)及び無水酢酸(260mg,2.54mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程5に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:504.2(M+1)+
工程4:6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイルベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-N-メチル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例50の工程3の生成物(160mg,0.31mmol)及び亜鉛(80mg,1.24mmol)を一緒に処理し、実施例14の工程6に記載されている手順に従って65mgの表題の化合物を得た。LCMS:446.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.76(m,2H),1.08(m,3H),1.38(m,1H),1.48(m,6H),2.90(s,3H),3.23(d,2H),5.65(d,2H),6.99(s,1H),7.04(d,1H),7.35(brs,1H),7.56(d,1H),7.79(d,2H),7.86(d,1H),7.92(brs,1H),8.23(d,1H),9.05(brs,2H),9.24(brs,2H);HPLC:96.43%(保持時間=3.663分)
実施例46:化合物I-226の合成
6-カルバムイミドイル-1-(4-カルバモイル-フェネチル)-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例I-226の化合物の合成は、N-メチルシクロヘキシルメチルアミンがシクロヘキシルメチルアミンで置換された、工程1から工程4を用いた実施例45及び実施例19の工程1に類似する手順に従って達成された。LCMS:446.2(M+1)+
1H-NMR(300MHz,DMSO-d
6):δ0.85(m,2H),1.17(m,4H),1.51(m,1H),1.63(m,4H),2.03(m,3H),3.06(m,2H),3.15(m,1H),6.33(m,1H),7.09(s,1H),7.27(d,1H),7.41(m,2H),7.56(brs,1H),7.78(m,3H);HPLC:84.28%(保持時間=6.495分)
実施例47:化合物I-227の合成
6-カルバムイミドイル-1-(2-フルオロ-4-カルバモイル-ベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例I-227の化合物の合成は、N-メチルシクロヘキシルメチルアミンがシクロヘキシルメチルアミンで置換された、工程1から工程4を用いた実施例45及び実施例19の工程1に類似する手順に従って達成された。LCMS:450.2(M+1)+
1H-NMR(300MHz,DMSO-d
6):δ0.82(m,2H),1.08(m,3H),1.47(m,1H),1.60(m,5H),3.01(m,2H),5.96(s,2H),6.46(m,1H),7.28(s,1H),7.48(m,3H),7.67(d,1H),7.89(d,1H),7.99(brs,1H),8.16(s,1H),8.72(m,1H);HPLC:98.05%(保持時間=3.057分)
実施例48:化合物I-228の合成
6-カルバムイミドイル-1-(2-クロロ-4-カルバモイル-ベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例I-228の化合物の合成は、N-メチルシクロヘキシルメチルアミンがシクロヘキシルメチルアミンで置換された、工程1から工程4を用いた実施例45及び対応する2クロロ誘導体を用いた実施例19の工程1に類似する手順に従って達成された。LCMS:466.2(M+1)
+,
1H-NMR(300MHz,DMSO-d
6):δ0.76(m,2H),1.05(m,3H),1.40(m,1H),1.52(m,5H),2.98(m,2H),5.97(s,2H),6.08(d,1H),6.37(s,1H),7.48(brs,1H),7.58(m,2H),7.95(m,2H),8.03(brs,1H),8.14(brs,1H),8.77(m,1H),9.11(brs,2H),9.24(brs,2H);HPLC:97.51%(保持時間=6.278分).
実施例49:化合物I-229の合成
6-カルバムイミドイル-1-(3-クロロ-4-カルバモイル-ベンジル)-N-(シクロヘキシルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例I-229の化合物の合成は、N-メチルシクロヘキシルメチルアミンがシクロヘキシルメチルアミンで置換された、工程1から工程4を用いた実施例45及び対応する3クロロ誘導体を用いた実施例19の工程1に類似する手順に従って達成された。LCMS:466.2(M+1)
+,
1H-NMR(300MHz,DMSO-d
6):δδ0.88(m,2H),1.10(m,3H),1.52(m,1H),1.61(m,5H),3.07(m,2H),5.88(s,2H),7.06(d,1H),7.16(s,1H),7.27(m,2H),7.53(m,2H),7.78(brs,1H),7.86(d,1H),8.15(brs,1H),8.77(m,1H);HPLC:94.47%(保持時間=2.907分)
実施例50:化合物I-230の合成
6-カルバムイミドイル-1-(3-カルバモイルベンジル)-N-(4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例I-230の化合物の合成は、N-メチルシクロヘキシルメチルアミンが4,ジフルオロシクロヘキシルアミンで置換された、工程1から工程4を用いた実施例45及び対応する3カルバモイル誘導体を用いた実施例19の工程1に類似する手順に従って達成された。LCMS:454.2(M+1)
+,1.56(m,2H),1.80(m,3H),1.95(m,3H),3.59(m,1H),5.90(s,2H),7.08(s,1H),7.19(m,2H),7.26(s,1H),7.30(m,2H),7.55(d,1H),7.65(s,1H),7.70(d,1H),7.89(m,1H),8.30(brs,1H),8.66(d,1H),8.99(brs,2H),9.33(brs,2H);HPLC:95.37%(保持時間=3.356分)
実施例51:化合物I-241の合成
6-カルバムイミドイル-N-((1r,4r)-4-グアニジノシクロヘキシル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.2g,14.95mmol)及び1-(ブロモメチル)-4-フェノキシベンゼン(3.93g,14.95mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って4.65gの表題の化合物を得た。LCMS:397.2(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-((4’-エトキシ-[1,1’-ビフェニル]-3-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例51の工程1の生成物(4.5g,11.33mmol)及び水酸化リチウム(544mg,22.67mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って3.28gの表題の化合物を得た。LCMS:367.2(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例51の工程2の生成物(650mg,1.77mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(378mg,1.77mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って485mgの表題の化合物を得た。LCMS:565.3(M+1)+
工程4:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例51の工程3の生成物(840mg,1.48mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例2の工程2に記載されている手順に従って645mgの表題の化合物を得た。LCMS:465.2(M+1)+
工程5:6-シアノ-N-((1r,4r)-4-グアニジノシクロヘキシル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
10mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解した実施例51の工程4の生成物(640mg,1.37mmol)を1H-ピラゾール-1-カルボキサミジン塩酸塩(405mg,2.76mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(535mg,4.11mmol)で処理し、実施例3の工程2に記載されている手順に従って320mgの表題の化合物を得た。LCMS:507.3(M+1)+
工程6:2-(((1r,4r)-4-グアニジノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例51の工程5の生成物(320mg,0.63mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って175mgの表題の化合物を得た。LCMS:553.3(M+1)+
工程7:6-カルバムイミドイル-N-((1r,4r)-4-グアニジノシクロヘキシル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例51の工程6の生成物(150mg,0.28mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って80mgの表題の化合物を得た。LCMS:524.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,4H),1.82(m,4H),2.45(m,2H),3.71(m,2H),5.82(s,2H),6.88(m,4H),7.12(m,3H),7.22(brs,1H),7.33(m,2H),7.53(m,2H),7.88(d,1H),8.31(s,1H),8.65(d,1H),9.12(brs,2H),9.32(brs,2H).
実施例52:化合物I-242の合成
N-((1r,4r)-4-(3-アミノプロパンアミド)シクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:(3-(((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)-アミノ)-3-オキソプロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例51の工程4の生成物(730mg,1.56mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(296mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って425mgの表題の化合物を得た。LCMS:636.3(M+1)+
工程2:2-(((1r,4r)-4-(3-アミノプロパンアミド)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例52の工程1の生成物(425mg,0.66mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って195mgの表題の化合物を得た。LCMS:582.3(M+1)+
工程3:N-((1r,4r)-4-(3-アミノプロパンアミド)シクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例52の工程2の生成物(195mg,0.33mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って62mgの表題の化合物を得た。LCMS:553.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,4H),1.82(m,4H),2.45(m,2H),2.95(m,2H),3.71(m,2H),5.82(s,2H),6.88(m,3H),7.12(m,3H),7.22(m,2H),7.33(m,2H),7.53(d,1H),7.81(m,3H),8.21(d,1H),8.28(d,1H),9.12(brs,2H),9.32(brs,2H);HPLC:93.49%(保持時間=7.133分)
実施例53:化合物I-252の合成
3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-ニトロ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例9の工程1の生成物(980mg,2.29mmol)及び1-(ブロモメチル)-4-フェノキシベンゼン(605mg,2.29mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って760mgの表題の化合物を得た。LCMS:610.3(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例53の工程1の生成物(750mg,1.22mmol)及び亜鉛(160mg,2.45mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って430mgの表題の化合物を得た。LCMS:580.3(M+1)+
工程3:3-アミノ-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例53の工程2の生成物(430mg,0.74mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って155mgの表題の化合物を得た。LCMS:526.3(M+1)+
工程4:3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例53の工程3の生成物(155mg,0.29mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って15mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.31(m,4H),1.83(m,4H),2.95(m,1H),3.71(m,1H),5.63(s,2H),6.85(d,4H),7.12(m,1H),7.21(d,2H),7.36(m,3H),7.81(m,3H),7.94(d,1H),8.13(d,1H),8.18(brs,1H),9.10(brs,2H),9.21(brs,2H)
実施例54:化合物I-253の合成
((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸
工程1:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸
実施例53の工程2の生成物(510mg,0.87mmol)及び水酸化ナトリウム(52mg,1.3mmol)を一緒に処理し、塩基としての水酸化リチウムを使わないで実施例1の工程2に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:524.2(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-(エトキシ(イミノ)メチル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸
実施例53の工程1の生成物(180mg,0.51mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って65mgの表題の化合物を得た。LCMS:570.3(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸
実施例53の工程2の生成物(65mg,0.11mmol)を20mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って10mgの表題の化合物を得た。LCMS:541.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.21(m,2H),1.36(m,2H),1.79(m,4H),2.95(m,1H),3.71(m,1H),5.63(s,2H),6.85(d,4H),7.12(m,3H),7.32(m,3H),7.52(m,1H),7.71(d,1H),7.82(m,2H),8.19(d,1H),8.31(brs,1H),9.10(brs,2H),9.21(brs,2H),9.65(brs,1H);HPLC:87.13%(保持時間=6.683分)
実施例55:化合物I-254の合成
(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-3-イル)カルバミン酸エチル
工程1:((1r,4r)-4-(3-カルバミン酸エチル-6-シアノ-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例53の工程2の生成物(650mg,1.12mmol)及びカルボノクロリド酸エチル(121mg,1.12mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って370mgの表題の化合物を得た。LCMS:652.3(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(3-カルバミン酸エチル-6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例55の工程1の生成物(370mg,0.56mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(0.2mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って230mgの表題の化合物を得た。LCMS:613.3(M+1)+
工程3:(2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(4-フェノキシベンジル)-1H-インドール-3-イル)カルバミン酸エチル
実施例55の工程2の生成物(230mg,0.37mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例2の工程2に記載されている手順に従って65mgの表題の化合物を得た。LCMS:585.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.21(m,7H),1.81(m,4H),2.96(m,1H),3.52(m,1H),4.09(m,2H),5.83(s,2H),6.89(m,4H),7.11(m,3H),7.32(m,3H),7.62(d,1H),7.81(m,3H),8.08(d,1H),8.18(brs,1H),8.88(brs,1H),11.10(brs,1H),12.6(brs,1H);HPLC:97.32%(保持時間=4.97分).
実施例56:化合物I-256の合成
1-(3-アミノベンジル)-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(3-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例6の工程2の生成物(1200mg,3.13mmol)及び1-(ブロモメチル)-3-ニトロベンゼン(676mg,3.13mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って850mgの表題の化合物を得た。LCMS:518.2(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(1-(3-アミノベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)-カルバミン酸tert-ブチル
実施例56の工程1の生成物(850mg,1.64mmol)及び亜鉛(213mg,3.28mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って410mgの表題の化合物を得た。LCMS:488.3(M+1)+
工程3:1-(3-アミノベンジル)-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例56の工程2の生成物(410mg,0.84mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って235mgの表題の化合物を得た。LCMS:434.2(M+1)+
工程4:1-(3-アミノベンジル)-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例56の工程3の生成物(235mg,0.54mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って35mgの表題の化合物を得た。LCMS:405.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.42(m,4H),1.81(m,4H),2.95(m,1H),3.45(m,1H),5.83(s,2H),6.41(m,3H),6.97(m,1H),7.22(s,1H),7.52(d,1H),7.82(m,4H),8.15(brs,1H),8.61(d,1H),9.05(brs,2H),9.25(brs,2H);HPLC:94.55%(保持時間=4.255分)
実施例57:化合物I-257の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-(3-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例1の工程3~工程5に記載されているような類似の手順に従って実施例56の工程2の生成物を3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸で処理することによって調製した。LCMS:476.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,4H),1.83(m,4H),2.63(m,2H),3.11(m,3H),3.71(m,1H),5.84(s,2H),7.14(m,1H),7.27(s,1H),7.32(brs,1H),7.48(m,2H),7.84(m,4H),7.93(m,2H),8.18(s,1H),8.58(d,1H),9.22(d,3H),10.18(brs,1H);HPLC:97.1%(保持時間=4.042分)
実施例58:化合物I-258の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-(3-(アゼチジン-3-カルボキサミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
この化合物は、実施例1の工程3~工程5に記載されているような類似の手順に従って実施例56の工程2の生成物を1-((tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-カルボン酸で処理することによって調製した。LCMS:488.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.42(m,4H),1.81(m,4H),2.95(m,2H),3.55(m,3H),4.05(m,2H),5.83(s,2H),6.71(d,1H),7.22(m,2H),7.51(m,2H),7.82(m,4H),8.15(brs,1H),8.61(d,1H),8.71(brs,1H),9.05(brs,2H),9.25(brs,2H),10.21(s,1H);HPLC:94.31%(保持時間=4.177分).
実施例59:化合物I-259の合成
3-(3-((2-(((1r,4r)-4-アミオシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド)プロパン酸
工程1:3-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸メチル
実施例6の工程2の生成物(1.2g,3.13mmol)及び3-(ブロモメチル)安息香酸メチル(717mg,3.13mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って930mgの表題の化合物を得た。LCMS:531.2(M+1)+
工程2:3-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例59の工程1の生成物(930mg,1.75mmol)及び水酸化リチウム(85mg,3.5mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って630mgの表題の化合物を得た。LCMS:517.2(M+1)+
工程3:3-(3-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド)プロパン酸メチル
実施例59の工程2の生成物(630mg,1.21mmol)及び3-アミノプロパン酸メチル(125mg,1.21mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って340mgの表題の化合物を得た。LCMS:602.3(M+1)+
工程4:3-(3-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド)プロパン酸
実施例59の工程3の生成物(340mg,0.56mmol)及び水酸化リチウム(55mg,2.26mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って210mgの表題の化合物を得た。LCMS:588.3(M+1)+
工程5:3-(3-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-(エトキシ(イミノ)メチル)-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド)プロパン酸
実施例59の工程4の生成物(200mg,0.34mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って75mgの表題の化合物を得た。LCMS:534.3(M+1)+
工程6:3-(3-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド)プロパン酸
実施例59の工程5の生成物(70mg,0.13mmol)を20mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って23mgの表題の化合物を得た。LCMS:505.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.32(m,4H),1.83(m,4H),2.33(m,3H),2.95(m,1H),3.45(m,2H),5.84(s,2H),6.82(s,1H),7.17(d,1H),7.28(s,1H),7.36(m,2H),7.52(m,3H),7.81(m,2H),8.21(s,1H),8.45(m,1H),8.65(d,1H),9.02(brs,2H),9.25(brs,2H),13.24(brs,1H);HPLC:96.04%(保持時間=4.45分)
実施例60:化合物I-260の合成
1-(3-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(3-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.45g,6.77mmol)及び1-(ブロモメチル)-3-ニトロベンゼン(1.46g,6.77mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って1.05gの表題の化合物を得た。LCMS:350.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(3-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例60の工程1の生成物(1.05g,3.0mmol)及び水酸化リチウム(145mg,6.0mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って680mgの表題の化合物を得た。LCMS:322.1(M+1)+
工程3:6-シアノ-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1-(3-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例60の工程2の生成物(680mg,2.11mmol)及び4,4-ジフルオロシクロヘキサンアミン(285mg,2.11mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って570mgの表題の化合物を得た。LCMS:439.2(M+1)+
工程4:1-(3-アミノベンジル)-6-シアノ-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例60の工程3の生成物(570mg,1.29mmol)及び亜鉛(170mg,2.62mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って410mgの表題の化合物を得た。LCMS:409.2(M+1)+
工程5:(3-((3-((6-シアノ-2-((4,4-ジフルオロシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-1-イル)-メチル)フェニル)アミノ)-3-オキソプロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例60の工程4の生成物(410mg,1.0mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(190mg,1.0mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って365mgの表題の化合物を得た。LCMS:580.3(M+1)+
工程6:2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(3-((2-アミノエチル)カルバモイル)-ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例60の工程5の生成物(350mg,0.6mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って115mgの表題の化合物を得た。LCMS:526.3(M+1)+
工程7:1-(3-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例60の工程6の生成物(115mg,0.21mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って34mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.61(m,2H),1.83(m,3H),2.03(m,3H),2.63(m,2H),3.04(m,2H),3.95(m,1H),5.83(s,2H),6.71(d,1H),7.17(m,1H),7.28(s,1H),7.36(brs,1H),7.47(d,1H),7.54(m,1H),7.74(brs,3H),7.90(d,1H),8.18(s,1H),8.59(d,1H),9.02(brs,2H),9.25(brs,2H);HPLC:89.25%(保持時間=5.796分)
実施例61:化合物I-261の合成
1-(4-アミノベンジル)-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(4-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)-シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例6の工程2の生成物(1.2g,3.13mmol)及び1-(ブロモメチル)-4-ニトロベンゼン(676mg,3.13mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って970mgの表題の化合物を得た。LCMS:518.2(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(1-(3-アミノベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)-カルバミン酸tert-ブチル
実施例61の工程1の生成物(970mg,1.87mmol)及び亜鉛(244mg,3.74mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って530mgの表題の化合物を得た。LCMS:488.3(M+1)+
工程3:1-(4-アミノベンジル)-2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例61の工程2の生成物(340mg,0.69mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って150mgの表題の化合物を得た。LCMS:434.2(M+1)+
工程4:1-(4-アミノベンジル)-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例61の工程3の生成物(150mg,0.34mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って22mgの表題の化合物を得た。LCMS:405.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.41(m,4H),1.75(m,4H),2.96(m,1H),3.62(m,1H),5.67(s,2H),6.67(brs,2H),6.97(d,2H),7.13(s,1H),7.52(d,1H),7.85(d,1H),7.95(m,3H),8.25(s,1H),9.00(brs,2H),9.24(brs,2H);HPLC:91.55%(保持時間=5.551分).
実施例62:化合物I-262の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(1-(4-(3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパンアミド)ベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例61の工程2の生成物(640mg,1.31mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(248mg,1.31mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って430mgの表題の化合物を得た。LCMS:659.3(M+1)+
工程2:2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例62の工程1の生成物(430mg,0.65mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って170mgの表題の化合物を得た。LCMS:505.3(M+1)+
工程3:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例62の工程2の生成物(170mg,0.33mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って28mgの表題の化合物を得た。LCMS:476.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.48(m,4H),1.83(m,4H),2.15(m,2H),3.10(m,2H),3.70(m,1H),5.88(s,2H),7.08(d,2H),7.22(s,1H),7.45(d,2H),7.53(d,2H),7.73(brs,3H),7.88(m,3H),8.18(s,1H),8.61(d,1H),9.09(brs,2H),9.23(brs,2H),10.13(s,1H);HPLC:85.85%(保持時間=4.127分)
実施例63:化合物I-263の合成
1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(4-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例6の工程2の生成物(1.35g,3.52mmol)及び1-(ブロモメチル)-4-ニトロベンゼン(761mg,3,52mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って955mgの表題の化合物を得た。LCMS:350.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(4-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例63の工程1の生成物(950mg,2.71mmol)及び水酸化リチウム(130mg,5.42mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って710mgの表題の化合物を得た。LCMS:322.1(M+1)+
工程3:6-シアノ-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1-(4-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例63の工程2の生成物(650mg,2.01mmol)及び4,4-ジフルオロシクロヘキサンアミン(272mg,2.01mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って512mgの表題の化合物を得た。LCMS:439.2(M+1)+
工程4:1-(4-アミノベンジル)-6-シアノ-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例63の工程3の生成物(510mg,1.16mmol)及び亜鉛(151mg,2.32mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って365mgの表題の化合物を得た。LCMS:409.2(M+1)+
工程5:(3-((4-((6-シアノ-2-((4,4-ジフルオロシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-1-イル)-メチル)フェニル)アミノ)-3-オキソプロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例63の工程4の生成物(365mg,0.89mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(120mg,0.89mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って280mgの表題の化合物を得た。LCMS:580.3(M+1)+
工程6:1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-2-((4,4-ジフルオロシクロヘキシル)カルバモイル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例63の工程5の生成物(280mg,0.48mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って125mgの表題の化合物を得た。LCMS:526.3(M+1)+
工程7:1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例63の工程6の生成物(125mg,0.23mmol)を30mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って22mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.21(m,2H),1.83(m,3H),2.03(m,3H),2.63(m,2H),3.04(m,2H),3.95(m,1H),5.88(s,2H),7.08(d,2H),7.22(s,1H),7.45(d,2H),7.53(d,2H),7.73(brs,3H),7.88(d,1H),8.61(d,1H),9.04(brs,2H),9.25(brs,2H),10.13(s,1H);HPLC:92.28%(保持時間=5.091分)
実施例64:化合物I-264の合成
1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(シクロヘックス-3-エン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-N-(シクロヘックス-3-エン-1-イル)-1-(4-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例63の工程2の生成物(500mg,1.55mmol)及びシクロヘックス-3-エナミン(150mg,1.55mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って360mgの表題の化合物を得た。LCMS:401.2(M+1)+
工程2:1-(4-アミノベンジル)-6-シアノ-N-(シクロヘックス-3-エン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例64の工程1の生成物(360mg,0.89mmol)及び亜鉛(116mg,1.8mmol)を一緒に処理し、実施例9の工程3に記載されている手順に従って265mgの表題の化合物を得た。LCMS:371.2(M+1)+
工程3:(3-((4-((6-シアノ-2-(シクロヘックス-3-エン-1-イルカルバモイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)フェニル)アミノ)-3-オキソプロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例64の工程2の生成物(260mg,0.7mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン酸(132mg,0.7mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って200mgの表題の化合物を得た。LCMS:542.3(M+1)+
工程4:1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-2-(シクロヘックス-3-エン-1-イルカルバモイル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例64の工程3の生成物(200mg,0.36mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って85mgの表題の化合物を得た。LCMS:488.3(M+1)+
工程5:1-(4-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-6-カルバムイミドイル-N-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例64の工程4の生成物(85mg,0.17mmol)を20mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って14mgの表題の化合物を得た。LCMS:459.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.51(m,1H),1.81(m,1H),2.01(m,3H),2.25(m,1H),2.63(m,2H),3.02(m,2H),3.91(m,1H),5.65(brs,2H),5.79(s,2H),7.09(d,1H),7.23(s,1H),7.45(d,2H),7.52(m,1H),7.71(m,3H),7.88(d,1H),8.60(d,1H),8.96(brs,2H),9.24(brs,2H),10.12(s,1H);HPLC:81.94%(保持時間=5.292分).
実施例65:化合物I-267の合成
1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
AgilentXDB逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を伴った分取用高速液体クロマトグラフィー機器によって実施例23の工程2の粗生成物を精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から100%アセトニトリル(0.1%TFA)であり、それによって表題の化合物(25mg)を得た。LCMS:497.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.94(m,4H),3.19(m,4H),5.93(s,2H),6.28(d,2H),6.96(s,1H),7.01(d,1H),7.07(m,3H),7.31(brs,1H),7.44(m,2H),7.73(m,2H),7.87(brs,1H),7.91(d,2H),8.03(s,1H),10.34(brs,1H);HPLC:94.73%(保持時間=3.839分)
実施例66:化合物I-268
1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(4-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(4-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及び4-(ピロリジン-1-イル)アニリン(252mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って375mgの表題の化合物を得た。LCMS:464.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(4-(ピロリジン-1-イル)フェニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例66の工程1の生成物(370mg,0.79mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(1.3mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.92(m,4H),3.21(m,4H),5.93(s,2H),6.49(d,2H),7.11(d,2H),7.31(brs,1H),7.43(m,4H),7.73(d,2H),7.87(m,2H),8.01(s,1H),10.24(brs,1H);HPLC:99.76%(保持時間=3.663分)
実施例67:化合物I-269の合成
1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-N-(4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例19の工程2の生成物(500mg,1.56mmol)及び4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-アミン(254mg,1.56mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って285mgの表題の化合物を得た。LCMS:465.2(M+1)+
工程2:1-(4-カルバモイルベンジル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-N-(4-(ピロリジン-1-イル)ピリジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例67の工程1の生成物(250mg,0.53mmol)及びヒドロキシルアミン水溶液(1.2mL)を一緒に処理し、実施例14の工程4に記載されている手順に従って110mgの表題の化合物を得た。LCMS:498.2(M+1)+,1HNMR(300MHz,DMSO-d6):δ2.02(m,4H),3.42(m,4H),5.93(s,2H),6.69(m,2H),7.08(d,2H),7.34(brs,1H),7.53(d,1H),7.70(s,1H),7.78(d,2H),7.88(m,1H),7.92(m,2H),11.85(brs,1H);HPLC:98.17%(保持時間=2.79分)
一般式(I)の化合物の合成についての第1の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム4に示されている。好適な塩基(K2CO3)及び好適な溶媒(DMF)の存在下で6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチルを種々のアルキル化剤で処理し、アルキル化誘導体を得た。LiOH水溶液によるC(2)エチルエステルの加水分解とその後に続くEDCI、HOBtを用いたアミンとのカップリングによってアミドを得た。得られたアミド誘導体におけるシアノ基をエタノール性HClによる処理によってアミン類似体に変換し、中間体イミド酸エステルの反応をアンモニアで止め、式(I)の化合物を形成した。
実施例68:化合物I-270の合成
2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:6-シアノ-1-イソペンチル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
250mLのN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解した6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(10.0g,46.71mmol)に1-ブロモ-3-メチルブタン(7.0g,46.71mmol)と炭酸カリウム(K2CO3)(7.73g,56.0mmol)とを加え、室温で8時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水で混合物の反応を止め、沈殿した生成物を濾別した。こうして得られた固形物をさらに水で洗浄し、真空下で乾燥させて粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、10~20%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製して表題の化合物(6.2g)を得た。LCMS:285.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-イソペンチル-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例68の工程1の生成物(5.8g,19.64mmol)をテトラヒドロフラン/メタノール/水(1:1:1)の混合物100mLに溶解し、室温で水酸化リチウム(LiOH)(1.9g,78.6mmol)を加えた。得られた混合物を室温で4~6時間撹拌した。クエン酸の飽和水溶液で混合物を酸性化し、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(3.65g)を得た。LCMS:257.1(M+1)+
工程3:2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルボニトリル
実施例68の工程2の生成物(650mg,2.53mmol)を10mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDCI)(392mg,2.53mmol)と、ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)(341mg,2.53mmol)と、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(327mg,2.53mmol)とを加え、RTで15分間撹拌した。5mLのDMFに溶解した4-フルオロピペリジン(260mg,2.53mmol)を反応混合物に加え、得られた溶液をRTで一晩撹拌した。反応混合物の反応を水で止め、酢酸エチルで抽出し、その後ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、10%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、表題の化合物(510mg)を得た。LCMS:342.2(M+1)+
工程4:2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例68の工程3の生成物(450mg,1.31mmol)を50mLのエタノール性HCl(-20℃にてHCl気体でエタノールを飽和した)に溶解し、ガラス製の封管にてRTで12時間保持した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(235mg)を得た。LCMS:388.2(M+1)+
工程5:2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例68の工程4の生成物(220mg,0.56mmol)を50mLのエタノール性NH3(-70℃にてNH3気体でエタノールを飽和した)に溶解し、スチール製のボンベにてRTで一晩保持した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、AgilentXDB C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を伴った分取用高速液体クロマトグラフィー機器によってそれを精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から100%アセトニトリル(0.1%TFA)であり、それによって表題の化合物(110mg)を得た。LCMS:359.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.90(m,6H),1.49(m,1H),1.61(m,2H),1.71(m,2H),1.81(m,2H),3.72(m,4H),4.33(m,2H),4.90(m,1H),6.84(s,1H),7.51(d,1H),7.81(d,1H),8.11(s,1H),9.06(brs,2H),9.28(brs,2H);HPLC:96.96%(保持時間=3.613分).
表9に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例68について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム1に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成について別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム5に示されている。C(2)アミドに由来する6-シアノインドール2カルボン酸誘導体をヒドロキシルアミンで処理してアミドキシム誘導体を形成し、それをAc2Oでアシル化し、Zn/AcOHで還元してアミジン官能基を導入した。好適な試薬(TFA/DCMまたはEtOH.HCl)による酸性不安定性保護の脱保護によって式(I)の化合物を得る。
実施例69:化合物I-323の合成
3-((6-カルバムイミドイル-2-(3-フルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド
工程1:1-(3-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.57g,16.71mmol)及び3-(ブロモメチル)ベンズアミド(3.56g,16.71mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程1に記載されている手順に従って表題の化合物を得た。LCMS:348.1(M+1)+
工程2:1-(3-カルバモイルベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例69の工程1の生成物(1.2g,3.45mmol)を水酸化リチウム(331mg,13.82mmol)で処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(770mg)を得た。LCMS:320.1(M+1)+
工程3:3-((6-シアノ-2-(3-フルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド
実施例69の工程2の生成物(700mg,2.19mmol)を3-フルオロピロリジン(195mg,2.19mmol)で処理し、実施例1の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(525mg)を得た。LCMS:391.1(M+1)+
工程4:3-((2-(3-フルオロピロリジン-1-カルボニル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド
実施例69の工程3の生成物(500mg,1.28mmol)を20mLのエタノールに溶解し、ヒドロキシルアミン水溶液(0.3mL)を加え、得られた混合物を80℃で4~6時間還流した。真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(425mg)を得たが、それをさらに精製することなくそれを次の工程に使用した。LCMS:424.2(M+1)+
工程5:3-((6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-2-(3-フルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド
実施例69の工程4の生成物(400mg,0.94mmol)を10mLの酢酸に溶解し、無水酢酸(767mg,7.52mmol)を加え、得られた混合物をRTで2時間撹拌した。真空下で溶媒を蒸発させて表題の化合物(260mg)を得たが、それをさらに精製することなくそれを次の工程に使用した。LCMS:466.2(M+1)+
工程6:3-((6-カルバムイミドイル-2-(3-フルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンズアミド
実施例69の工程5の生成物(250mg,0.53mmol)を5mLの酢酸に溶解し、亜鉛(275mg,4.3mmol)を少しずつ加え、得られた混合物をRTで6~8時間撹拌した。セライトのパッドを介して反応混合物を濾過し、得られた濾液を真空下で濃縮して粗生成物を得、逆相分取HPLCによってそれを精製し、表題の化合物(75mg)を得た。LCMS:408.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ2.05(m,3H),3.43(m,2H),3.57(m,2H),5.67(s,2H),7.10(m,2H),7.26(m,3H),7.55(m,2H),7.72(m,1H),7.85(m,1H),7.88(m,1H),8.24(d,1H),9.04(brs,2H),9.25(brs,2H);HPLC:96.03%(保持時間=5.033分)
表10に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例69について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム5に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム6に示されている。標準のカップリング条件下での好適なアミンとのカップリングにおける6-シアノインドール2-カルボン酸はカップリングされた化合物を生じるが、次いでそれを酢酸に溶解し、硝酸銅(II)三水和物で処理して3-ニトロインドール誘導体を得、好適な塩基(K2CO3)と好適な溶媒(DMF)の存在下アルキルハロゲン化合物によるさらなる処理でそれはN-アルキル化類似体を生じたが、Zn/氷酢酸による還元の際に3-アミノ誘導体が得られる。次いで対応する3-アミノ類似体をエタノール性HClで処理して化合物イミド酸エステルを得、それを次いでエタノール性アンモニアで処理して式(I)の化合物を得た。
実施例70:化合物I-345の合成
3-アミノ-2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:(2-(1-(6-シアノ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸(1.85g,9.94mmol)及び(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(2.26g,9.94mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(1.77g)を得た。LCMS:397.2(M+1)+
工程2:(2-(1-(6-シアノ-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例70の工程1の生成物(1.7g,4.29mmol)を30mLの酢酸に溶解し、0℃に冷却した。硝酸銅(II)三水和物(401mg,5.16)を加え、3時間撹拌した。冷水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を蒸発させて粗生成物を得、吸着剤としてのシリカゲルを及びヘキサン:酢酸エチル(7:3)による溶出を用いたカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、610mgの表題の化合物を得た。LCMS:442.2(M+1)+
工程3:(2-(1-(6-シアノ-1-イソペンチル-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)-カルバミン酸tert-ブチル
実施例70の工程2の生成物(600mg,1.36mmol)及び1-ブロモ-3-メチルブタン(204mg,1.36mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って表題の化合物(1.52g)を得た。LCMS:512.3(M+1)+
工程4:(2-(1-(3-アミノ-6-シアノ-1-イソペンチル-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)-カルバミン酸tert-ブチル
実施例70の工程3の生成物(510mg,0.99mmol)を10mLの氷酢酸(AcOH)に溶解し、室温にて亜鉛(383mg,5.98mmol)を少しずつ加えた。反応混合物をRTで6時間撹拌した。セライトのパッドを介して内容物を濾過し、真空下で濾液を濃縮して粗精製の化合物を得、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(6:4)で溶出するカラムクロマトグラフィーによってそれを精製し、表題の化合物(190mg)を得た。LCMS:482.3(M+1)+
工程5:3-アミノ-2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例70の工程4の生成物(190mg,0.39mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例1の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(135mg)を得た。LCMS:428.3(M+1)+
工程6:2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1-イソペンチル-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例70の工程5の生成物(130mg,0.3mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って表題の化合物(35mg)を得た。LCMS:399.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.81(m,6H),0.98(m,1H),1.48(m,6H),1.65(m,3H),2.81(m,3H),3.11(m,1H),4.01(m,1H),4.21(m,3H),7.38(m,1H),7.71(m,3H),7.82(m,1H),7.93(m,1H),9.00(brs,2H),9.21(brs,2H);HPLC:97.75%(保持時間=4.399分)
表11に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例70について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム6に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別のアプローチは一般的な合成スキーム7に示されている。ヒドロキシルアミン水溶液で処理する際にスキーム6に記載されている3-ニトロインドール誘導体はアミドキシムを生じたが、それは、酢酸及び無水酢酸の存在下でのアシル化とそれに続くZn/AcOHによる還元の際、アミジン誘導体を生じた。次いでアミジン類似体を酸性条件下にてHClまたはTFAのいずれかによって脱保護し、式(I)の化合物を得た。
実施例71:化合物I-349の合成
3-アミノ-2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:(2-(1-(6-シアノ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸(1.85g,9.94mmol)及び(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(2.26g,9.94mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(1.77g)を得た。LCMS:397.2(M+1)+
工程2:(2-(1-(6-シアノ-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例71の工程1の生成物(1.7g,4.29mmol)及び硝酸銅(II)三水和物(401mg,5.16)を一緒に処理し、実施例70の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(610mg)を得た。LCMS:442.2(M+1)+
工程3:(2-(1-(6-シアノ-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例71の工程2の生成物(600mg,1.36mmol)及び((2-ブロモエチル)スルホニル)ベンゼン(337mg,1.36mmol)を一緒に処理し、実施例1の工程1に記載されている手順に従って表題の化合物(540mg)を得た。LCMS:610.2(M+1)+
工程4:tert-ブチル-(2-(1-(6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバメート
実施例71の工程3の生成物(540mg,0.88mmol)をNH2OH水溶液(0.3mL)で処理し、実施例69の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(410mg)を得た。LCMS:643.2(M+1)+
工程5:tert-ブチル-(2-(1-(6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-3-ニトロ-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸
実施例71の工程4の生成物(410mg,0.63mmol)を無水酢酸(Ac2O)(521mg,5.1mmol)で処理し、実施例69の工程5に記載されている手順に従って表題の化合物(325mg)を得た。LCMS:685.3(M+1)+
工程6:(2-(1-(3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例71の工程5の生成物(325mg,0.47mmol)を亜鉛(365mg,5.7mmol)で処理し、実施例69の工程6に記載されている手順に従って表題の化合物(185mg)を得た。LCMS:597.3(M+1)+
工程7:3-アミノ-2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-1-(2-(フェニルスルホニル)エチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例71の工程6の生成物(185mg,0.31mmol)を20mLのエタノール性HClで処理し、反応が0℃で2時間行われたことを除いて実施例1の工程4に記載されている手順に従って65mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.98(m,2H),1.40(m,3H),1.61(m,3H),2.81(m,3H),2.99(m,2H),3.65(m,2H),3.95(m,2H),4.45(brs,2H),4.80(brs,2H),7.32(m,1H),7.61(m,6H),7.82(m,3H),9.01(brs,2H),9.24(brs,2H)
表12に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例71について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム7に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム8に示されている。好適な溶媒(DMF)の存在下でのN-クロロスクシンイミドとの反応の際、カルボン酸6-シアノ-インドール2-エチルは3-クロロ-6-シアノ-インドール-2カルボキシレートを生じたが、それは好適な塩基(K2CO3)と好適な溶媒(DMF)の存在下での適当なアルキル化剤との反応の際に化合物N-アルキル化誘導体を与える。LiOH/H2Oの存在下でのC(2)エチルエステルの加水分解とその後の環状とのカップリングはエタノール性HClで処理される対応するアミドを生じた。この中間体イミド酸エステルはエタノール性アンモニアによるさらなる処理の際に式(I)の化合物を生じた。
実施例72:化合物I-353の合成
1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-3-クロロ-2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:3-クロロ-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(1.25g,5.84mmol)を125mLのジメチルホルムアミドに溶解し、0℃にてN-クロロスクシンイミド(932mg,7.0mmol)を少しずつ加え、室温で混合物を12時間撹拌した。冷水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させ、得られた粗精製の残留物を、シリカゲルを吸着剤として用い、ヘキサン:酢酸エチル(9:1)で溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して820mgの表題の化合物を得た。LCMS:249.1(M+1)+
工程2:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-3-クロロ-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例72の工程2の生成物(800mg,3.22mmol)を4-(ブロモメチル)-1,1’-ビフェニル(792mg,3.22mmol)で処理し、実施例68の工程1に記載されている手順に従って表題の化合物(910mg)を得た。LCMS:415.1(M+1)+
工程3:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-3-クロロ-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例72の工程3の生成物(900mg,2.17mmol)を水酸化リチウム(417mg,17.4mmol)で処理し、実施例68の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(640mg)を得た。LCMS:387.1(M+1)+
工程4:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-3-クロロ-2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
実施例72の工程3の生成物(640mg,1.65mmol)及び4-フルオロピペリジン(170mg,1.65mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(430mg)を得た。LCMS:472.1(M+1)+
工程5:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-3-クロロ-2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例72の工程4の生成物(430mg,0.91mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例68の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(225mg)を得た。LCMS:518.2(M+1)+
工程6:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-3-クロロ-2-(4-フルオロピペリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例72の工程5の生成物(220mg,0.42mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例68の工程5に記載されている手順に従って表題の化合物(65mg)を得た。LCMS:489.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.52(m,2H),1.66(m,2H),2.96(m,1H),3.13(m,1H),3.46(m,1H),3.79(m,2H),5.33(m,1H),5.72(m,1H),7.21(m,2H),7.35(m,1H),7.42(m,2H),7.58(m,3H),7.66(m,1H),7.82(m,1H),8.46(d,1H),9.07(brs,2H),9.36(brs,2H);HPLC:97.53%(保持時間=4.135分)
表13に列挙された以下の化合物は当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例72について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム8に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム9に示されている。以前記載されたN-官能化6-シアノ-インドール2カルボン酸を、環状アミンを含有するエステルとカップリングさせて対応する環状アミドを得た。環状アミンに付加されたエステル官能基の加水分解とその後の種々のアミンとのさらなるカップリングによってジアミド誘導体を得た。ジアミドのエタノール性HClによる処理とその後のエタノール性アンモニアによる処理によって式(I)の化合物を得た。
実施例73:化合物I-356の合成
N-(3-アミノプロピル)-1-(6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)-ピペリジン-4-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(10.0g,46.71mmol)及び1-(ブロモメチル)-4-(トリフルオロメチル)ベンゼン(7.0g,46.71mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程1に記載されている手順に従って表題の化合物(6.2g)を得た。LCMS:285.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例73の工程1の生成物(5.8g,19.64mmol)をLiOH(1.89g,78.6mmol)で処理し、実施例68の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(3.65g)を得た。LCMS:257.1(M+1)+
工程3:1-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
実施例73の工程2の生成物(1.55g,6.05mmol)及びピペリジン-4-カルボン酸エチル(950mg,6.05mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(1.75g)を得た。LCMS:484.2(M+1)+
工程4:1-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸
実施例73の工程3の生成物(1.7g,3.51mmol)をLiOH(338mg,14.0mmol)水溶液で処理し、実施例68の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(1.04g)を得た。LCMS:456.2(M+1)+
工程5:(3-(1-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例73の工程4の生成物(800mg,1.75mmol)及び(3-アミノプロピル)カルバミン酸tert-ブチル(305mg,1.75mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って580mgの表題の化合物を得た。LCMS:612.3(M+1)+
工程6:2-(4-((3-アミノプロピル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボニル)-1-(4-(トリフルオロメチル)-ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例73の工程5の生成物(550mg,0.9mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例68の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(340mg)を得た。LCMS:558.3(M+1)+
工程7:N-(3-アミノプロピル)-1-(6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-カルボキサミド
実施例73の工程6の生成物(340mg,0.61mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例68の工程5に記載されている手順に従って表題の化合物(90mg)を得た。LCMS:529.2(M+1)+,1HNMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.51(m,4H),2.49(m,2H),2.71(m,4H),3.15(m,3H),3.82(m,1H),4.38(m,1H),5.65(s,2H),6.83(s,1H),7.23(m,2H),7.52(d,1H),7.78(m,4H),7.94(m,1H),9.13(brs,2H),9.23(brs,2H);HPLC:79.68%(保持時間=6.572分)
表14に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例73について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム9に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム10に示されている。好適な溶媒(DMF)における好適な塩基(DIPEA)の存在下での1H-ピラゾール-1-カルボキサミジン塩酸塩による処理の際、スキーム9から得られるアミノ類似体は式(I)の化合物を提供する。
実施例74:化合物I-359の合成
1-(6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)-N-(3-グアニジノプロピル)-ピペリジン-4-カルボキサミド
工程1:1-(6-カルバムイミドイル-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)-N-(3-グアニジノプロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド
10mLのDMFに溶解した実施例73の工程7の生成物(90mg,0.17mmol)を1H-ピラゾール-1-カルボキサミジン塩酸塩(50mg,0.34mmol)及びDIPEA(88mg,0.68mmol)で処理し、室温で24時間撹拌した。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得、逆相分取用高速カラムクロマトグラフィーによってそれを精製して20mgの表題の化合物を得た。LCMS:571.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.49(m,3H),1.71(m,2H),2.31(m,2H),3.12(m,6H),3.85(m,1H),4.45(m,1H),5.65(s,2H),6.95(s,1H),7.22(d,2H),7.50(m,2H),7.63(d,2H),7.83(m,2H),8.22(s,1H),8.89(brs,2H),9.25(brs,2H)
表15に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例74について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム7に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム11に示されている。酢酸の存在下でのZnによる還元の際にニトロ誘導体はアミンを生じ、それを標準のカップリング条件下でカルボン酸とカップリングさせて化合物N-1官能化アミドを得る。エタノール性HClによる保護基の脱保護はニトリルの中間体への変換を生じ、それはアンモニアによる処理の際、式(I)の類似体を生じた。
実施例75:化合物I-363の合成
3-アミノ-N-(3-((2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)フェニル)プロペンアミド
工程1:6-シアノ-1-(3-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(10.0g,46.71mmol)及び1-(ブロモメチル)-3-ニトロベンゼン(10.04g,46.71mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程1に記載されている手順に従って6.8gの表題の化合物を得た。LCMS:350.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(3-ニトロベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例75の工程1の生成物(1.6g,4.58mmol)を水酸化リチウム(440mg,18.33mmol)で処理し、実施例68の工程2に記載されている手順に従って930mgの表題の化合物を得た。LCMS:322.1(M+1)+
工程3:1-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸エチル
実施例75の工程2の生成物(900mg,2.8mmol)及び(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)-カルバミン酸tert-ブチル(638mg,2.8mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って740mgの表題の化合物を得た。LCMS:532.2(M+1)+
工程4:(2-(1-(1-(3-アミノベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例75の工程3の生成物(730mg,1.37mmol)を亜鉛(350mg,5.48mmol)で処理し、実施例70の工程4に記載されている手順に従って400mgの表題の化合物を得た。LCMS:502.3(M+1)+
工程5:(2-(1-(1-(3-(3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)プロパンアミド)ベンジル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例75の工程4の生成物(400mg,0.59mmol)及び3-((tert-ブトキシカルボニル)-アミノ)プロパン酸(112mg,0.59mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って320mgの表題の化合物を得た。LCMS:673.3(M+1)+
工程6:2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-1-(3-(3-アミノプロパンアミド)ベンジル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例75の工程5の生成物(320mg,0.47mmol)を50mLのエタノール性HClで処理し、実施例68の工程4に記載されている手順に従って110mgの表題の化合物を得た。LCMS:519.3(M+1)+
工程7:3-アミノ-N-(3-((2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)フェニル)プロパンアミド
実施例75の工程6の生成物(110mg,0.21mmol)を50mLのエタノール性NH3で処理し、実施例68の工程5に記載されている手順に従って22mgの表題の化合物を得た。LCMS:490.3(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.51(m,1H),0.81(m,1H),1.32(m,2H),1.49(m,2H),1.61(m,1H),2.65(m,4H),2.81(m,1H),3.05(m,2H),3.71(m,2H),4.41(m,1H),5.52(d,2H),6.52(s,1H),6.75(m,2H),7.21(m,1H),7.31(s,1H),7.52(m,2H),7.81(m,6H),8.35(s,1H),9.12(brs,2H),9.27(brs,2H),10.10(brs,2H)
表16に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例75について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム11に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム12に示されている。適当に官能化された6-シアノ-インドール2カルボン酸を、EDC/HOBtを用いて、官能化された環状アミンにカップリングさせてC(2)アミンを生じたが、それはヒドロキシルアミン水溶液による処理とその後のエタノール性HClによる酸性不安定性保護基の脱保護の際に一般式(I)の類似体を生じた。
実施例76:化合物I-379
2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-N’-ヒドロキシ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:(2-(1-(6-シアノ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例73の工程2の生成物(753mg,2.19mmol)及び(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(500mg,2.19mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って575mgの表題の化合物を得た。LCMS:555.3(M+1)+
工程2:tert-ブチル-(2-(1-(6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-2-カルボニル)ピペリジン-4-イル)エチル)カルバメート
実施例76の工程1の生成物(500mg,0.9mmol)をNH2OH水溶液(0.3mL)で処理し、実施例69の工程4に記載されている手順に従って425mgの表題の化合物を得た。LCMS:588.3(M+1)+
工程3:2-(4-(2-アミノエチル)ピペリジン-1-カルボニル)-N’-ヒドロキシ-1-(4-(トリフルオロメチル)ベンジル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例76の工程2の生成物(420mg,0.71mmol)を30mLのエタノール性HClで処理し、実施例71の工程7に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:488.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ0.66(m,1H),0.95(m,1H),1.31(m,5H),2.61(m,5H),4.21(m,1H),5.61(s,2H),6.91(s,1H),7.32(d,2H),7.41(d,1H),7.60(m,4H),7.85(d,1H),8.20(s,1H),9.00(brs,2H),11.10(brs,1H)
表17に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例76について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム12に従って調製した。
一般式(I)の化合物の合成についてのさらに別の一般的なアプローチは一般的な合成スキーム13に示されている。上記のスキームに記載されている手順に従って式(I)の化合物は合成された。
実施例77:化合物I-385の合成
4-((6-カルバムイミドイル-2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-N-エチルベンズアミド
工程1:2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸(1.5g,8.06mmol)及び3,3-ジフルオロピロリジン(862mg,8.06mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って1.27gの表題の化合物を得た。LCMS:276.1(M+1)+
工程2:4-((6-シアノ-2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-安息香酸メチル
実施例77の工程1の生成物(1.2g,4.34mmol)を4-(ブロモメチル)安息香酸メチル(990mg,4.34mmol)で処理し、実施例68の工程1に記載されている手順に従って1.28gの表題の化合物を得た。LCMS:424.1(M+1)+
工程3:4-((6-シアノ-2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)安息香酸
実施例77の工程2の生成物(1.2g,2.83mmol)をLiOH(544mg,22.7mmol)で処理し、実施例68の工程2に記載されている手順に従って810mgの表題の化合物を得た。LCMS:410.1(M+1)+
工程4:4-((6-シアノ-2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-N-エチルベンズアミド
実施例77の工程3の生成物(800mg,1.95mmol)及び(3-アミノプロピル)カルバミン酸tert-ブチル(340mg,1.95mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って530mgの表題の化合物を得た。LCMS:437.2(M+1)+
工程5:4-((2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-N-エチルベンズアミド
実施例77の工程4の生成物(500mg,1.14mmol)をNH2OH水溶液(0.4mL)で処理し、実施例69の工程4に記載されている手順に従って375mgの表題の化合物を得た。LCMS:470.2(M+1)+
工程6:4-((6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-N-エチルベンズアミド
実施例77の工程5の生成物(250mg,0.53mmol)をAc2O(435mg,4.26mmol)で処理し、実施例69の工程5に記載されている手順に従って180mgの表題の化合物を得た。LCMS:512.2(M+1)+
工程7:4-((6-カルバムイミドイル-2-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-カルボニル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-N-エチルベンズアミド
実施例77の工程6の生成物(150mg,0.29mmol)を亜鉛(150mg,2.34mmol)で処理し、実施例69の工程6に記載されている手順に従って35mgの表題の化合物を得た。LCMS:454.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ1.06(m,3H),2.29(m,2H),3.22(m,2H),3.68(m,2H),3.89(m,2H),5.67(d,2H),7.10(m,3H),7.54(d,2H),7.73(m,2H),7.86(d,1H),8.40(m,1H),8.95(brs,2H),9.25(brs,2H);HPLC:96.93%(保持時間=3.264分)
表18に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例77について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム13に従って調製した。
実施例78:化合物I-394の合成
1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボキサミド
工程1:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(800mg,3.73mmol)及び4-(ブロモメチル)-1,1’-ビフェニル(917mg,3.73mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程1に記載されている手順に従って985mgの表題の化合物を得た。LCMS:381.1(M+1)+
工程2:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例78の工程1の生成物(980mg,2.57mmol)をLiOH(495mg,20.63mmol)で処理し、実施例68の工程2に記載されている手順に従って630mgの表題の化合物を得た。LCMS:353.1(M+1)+
工程3:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
実施例78の工程2の生成物(600mg,1.7mmol)及び1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(226mg,1.7mmol)を一緒に処理し、実施例68の工程3に記載されている手順に従って410mgの表題の化合物を得た。LCMS:468.2(M+1)+
工程4:1-([1,1’-ビフェニル]-4-イルメチル)-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボニル)-1H-インドール-6-カルボキサミド
MeOHとH2O(1:1)の混合物5mLにおける実施例78の工程3の生成物(350mg,0.75mmol)の溶液に固形NaOH(240mg,6.0mmol)を加えた。反応物を50℃で撹拌した。反応の完了時、反応混合物を濃縮してメタノールを取り除き、2NのHClで酸性化した。水性混合物を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、それを逆相分取HPLCによって精製し、80mgの表題の化合物を得た。LCMS:486.2(M+1)+,1H-NMR(300MHz,DMSO-d6):δ2.61(m,2H),3.6(m,2H),4.74(m,2H),4.71(s,2H),5.81(s,2H),6.90(s,1H),7.07(m,3H),7.16(m,3H),7.34(m,5H),7.52(m,2H),7.69(s,2H),7.98(brs,2H),8.26(brs,2H);HPLC:89.33%(保持時間=5.639分)
実施例79:化合物I-395の合成
カルバムイミドイル-N-(4-カルバムイミドイルベンジル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.0g,8.433mmol)のDMF(20ml)溶液に炭酸カリウム(3.90g,28.32mmol)と、THF(10mL)に溶解した1-(ブロモメチル)ナフタレン(3.1g,14.15mmol)の溶液とを加え、室温で3時間撹拌した。反応の完了後、THFを留去し、氷冷水を加え、沈殿生成物を濾別した。こうして得られた固形物を真空下で乾燥させて表題の化合物(2.2g、粗精製)を得、さらに精製することなくそれを次の工程に進めた。LCMS:353.1(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例79の工程1の生成物(1.0g,2.8mmol)を室温でテトラヒドロフラン/エタノール/水(10mL:5mL:3mL)の混合物に溶解し、水酸化リチウム一水和物(155mg,2.67mmol)を加えた。得られた混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を留去し、2NのHClで酸性化し、沈殿した生成物を濾別した。こうして得られた固形物を真空下で乾燥させ、表題の化合物(850mg、粗精製)を得て、それを次の工程に進めた。LCMS:325.2(M+1)+
工程3:6-シアノ-N-(4-シアノベンジル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
0℃、窒素雰囲気下で実施例395の工程2の生成物(350mg,1.01mmol)を5mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解し、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(194mg,1.01mmol)とヒドロキシベンゾトリアゾール(109mg,1.01mmol)と4-(アミノメチル)ベンゾニトリル(136mg,0.81mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.352ml,2.02mmol)とを加え、得られた混合物を室温で12時間撹拌した。氷冷水で反応混合物の反応を止め、沈殿した生成物を濾別し、真空下で乾燥させた。得られた粗精製の固形物をシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製し、ジクロロメタン中0.5%のメタノールで溶出し、表題の化合物(235mg)を得た。LCMS:441.3(M+1)+
工程4:2-((4-(エトキシ(イミノ)メチル)ベンジル)カルバモイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例79の工程3の生成物(170mg,0.39mmol)を0℃でガラス製封管に保持された10mLのエタノール性HCl及び5mLのジオキサンHClに溶解し、室温で12時間撹拌した。反応は完了しなかった。再び、ジオキサン中HClの4M溶液を10mL加え、RTで2日間撹拌した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させ、表題の化合物(単離されていない)を得て、そのような粗生成物を次の工程に進めた。LCMS:533.7(M+1)+
工程5:カルバムイミドイル-N-(4-カルバムイミドイルベンジル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド(TFA塩)
実施例79の工程4の生成物を封管で保持されたメタノール性アンモニア50mLに溶解し、RTで12時間撹拌した。反応の完了後、真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、KinetexEVO C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を伴った分取HPLC機器によってそれを精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(100mg)を得た。
LCMS:475.2[M+1]+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ4.52(s,2H),6.20(dd,1H),6.45(s,2H),7.19(dd,1H),7.27-7.34(m,2H),7.37(d,1H),7.50-7.65(m,5H),7.77(d,1H),7.90-8.02(m,3H),8.16-8.22(m,1H).HPLC:99.45%(保持時間=4.88分)
実施例80:化合物I-396の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルスルホニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(700mg,3.28mmol)を水酸化リチウム一水和物(207mg,4.92mmol)で処理し、実施例79の工程2に記載されている手順に従って600mgの表題の化合物を得た。LCMS:184.9(M-1)+
工程2:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例80の工程1の生成物(600mg,3.22mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(700mg,3.22mmol)を一緒に処理し、実施例79の工程3に記載されている手順に従って1.1gの表題の化合物を得た。LCMS:283.0(M-100)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルスルホニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例80の工程2の生成物(500mg,1.305mmol)のTHF(15ml)溶液に0℃にてカリウムtert-ブトキシド(250mg,2.21mmol)と18-クラウン-6(35mg,0.130mmol)を加え、その後0℃で塩化ナフタレン-1-スルホニル(442mg,1.958mmol)のTHF溶液(5mL)を加えた。得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、氷水を加え、酢酸エチルで抽出した(2×50mL).有機層を分離し、真空下で濃縮した。得られた粗精製の残留物をジクロロメタン中0.5%のメタノールで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製し、表題の化合物(200mg)を得た。LCMS:517.4(M-56)+
工程4:2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(ナフタレン-1-イルスルホニル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例80の工程3の生成物(220mg,0.384mmol)を10mLのエタノール性HCl及びジオキサン中HClの4M溶液によって室温で3日間処理し、実施例79の工程4に記載されている手順に従って250mgの表題の化合物を得た。LCMS:518.8(M)+。そのような粗生成物を次の工程に進めた。
工程5:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルスルホニル)-1H-インドール-2-カルボキサミド(TFA塩)
実施例80の工程4の生成物(250mg(粗精製),0.482mmol)を実施例1の工程5に記載されているように室温にて10mLのエタノール性NH3で処理して粗生成物を得、LUNA C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を伴った分取HPLC機器によってそれを精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)から60%アセトニトリル(0.02%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(50mg)を得た。
LCMS:490.3(M+1)+;1H-NMR(300MHz,CD3OD):δ1.52-1.38(m,4H),2.08-2.05(m,4H),3.08-3.06(m,1H),3.78-3.62(m,1H),7.11(s,1H),7.70-7.54(m,4H),7.90-7.87(m,1H),8.04-8.00(m,2H),8.24-8.21(d,1H),8.49-8.40(m,2H);HPLC:99.5%(保持時間=4.55分)
表19に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例80について上記に記載されているような類似の手順に従うことによってスキーム14に従って調製した。
実施例81:化合物I-398の合成
6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(380mg,1.77mmol)のDMF(10ml)溶液に室温で炭酸カリウム(612mg,4.43mmol)と2-(ブロモメチル)ナフタレン(392mg,1.77mmol)とを加え、室温で一晩(12時間)撹拌した。反応の完了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗生成物(720mg)を得、ヘキサン中30%の酢酸エチルで溶出するシリカゲル(40gカラム)でのコンビフラッシュによってそれをさらに精製し表題の化合物(560mg)を得た。LCMS:355.2(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例81の工程1の生成物(560mg,1.58mmol)をテトラヒドロフラン/エタノール(7mL:2mL)の混合物に溶解し、室温にて水酸化リチウム一水和物(66mg,1.58mmol)の水溶液を加えた。得られた混合物を室温にて2時間撹拌した。反応混合物を留去し、希HClでpH4に酸性化し、沈殿した生成物を濾別した。こうして得られた固形物を真空下で乾燥させ、表題の化合物(460mg、粗精製)を得たが、それを次の工程に進めた。
工程3:tert-ブチル-4-((6-シアノ-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
実施例81の工程2の生成物(330mg,1.01mmol)の撹拌したDMF溶液に0℃にてHATU(403mg,1.06mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(253mg,2.02mmol)とを加えた。RTで10分間撹拌した後、4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(216mg,1.01mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応の完了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗生成物(470mg)を得、ジクロロメタン中5%のメタノールで溶出するシリカゲル(24gカラム)でのコンビフラッシュによってそれをさらに精製して表題の化合物(370mg)を得た。LCMS:523.69(M+1)+
工程4:tert-ブチル-4-((6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
実施例81の工程3の生成物(90mg,0.172mmol)を5mLのエタノールに溶解し、50%のヒドロキシルアミン水溶液(1.3mL)を加え、得られた混合物を90℃で2時間還流した。真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、水を加え、沈殿した固形物を濾別し、真空下で乾燥させて表題の化合物(60mg)を得た。LCMS:556.6(M+1)+
工程5:6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド(TFA塩)
実施例81の工程4の生成物(60mg,0.108mmol)の撹拌したジクロロメタン溶液に室温でTFA(0.2mL)を加え、3時間撹拌した。室温にて減圧下で反応混合物を蒸発させて粗生成物を得、Kinetex C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を伴った分取HPLC機器によってそれを精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.3%TFA)から40%アセトニトリル(0.3%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(90mg)を得た。LCMS:456.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.28-1.09(m,2H),1.54-1.48(d,2H),1.59-1.55(m,1H),2.51-2.44(m,2H),3.01-2.98(d,2H),3.16-3.14(d,2H),6.03(s,2H),7.14-7.12(d,1H),7.20(s,1H),7.33(s,1H),7.43-7.42(m,3H),7.69-7.66(m,1H),7.82-7.75(m,2H),7.93-7.91(dd,1H),8.03(s,1H);HPLC:99.8%(保持時間=5.11分)
表20に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例81について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15に従って調製した。
実施例82:化合物I-402
((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例81の工程2の生成物(310mg,0.950mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(220mg,1.1mmol)を室温で1時間一緒に処理し、実施例81の工程3に記載されている手順に従って370mgの表題の化合物を得た。LCMS:567.15(M-56)+
工程2:((1r,4r)-4-(6-(-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例82の工程1の生成物(370mg,0.708mmol)を50%ヒドロキシルアミン水溶液(10mL)で処理し、実施例81の工程4に記載されている手順に従って300mgの表題の化合物を得た。LCMS:555.85(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-(-N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例82の工程2の生成物(300mg,0.540mmol)の撹拌した酢酸溶液(12mL)に室温で無水酢酸(0.6mL)を加え、得られた反応混合物を4時間撹拌した。室温にて減圧下で反応混合物を蒸発させた。得られた粗生成物を重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化した。沈殿した固形物を濾別し真空下で乾燥させて表題の化合物(270mg、粗精製)を得た。LCMS:597.91(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
メタノール:THF(1:1)(20mL)の混合物における実施例82の工程3の生成物(220mg,0.360mmol)の溶液に炭素上10%のパラジウム(25mg)を加え、得られた混合物を水素雰囲気下(水素気体で満たされたバルーン)で室温にて5時間撹拌した。反応の完了後、セライトのパッドを介して反応混合物を濾過し、減圧下で濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、LUNA C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は15%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液から80%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液であり、それによってTFA塩として表題の化合物(140mg)を得た。LCMS:540.25(M+1)+;1H-NMR(400MHz,DMSO-d6):δ1.20-125(m,4H),1.32(s,9H),1.75-178(m,4H),3.14-3.20(m,1H),3.62-3.70(m,1H),6.00(s,2H),6.75(d,1H),7.20(s,1H),7.29(d,1H),7.45-7.47(m,2H),7.52-7.57(m,2H),7.74-7.77(m,1H),7.80-7.85(m,3H),8.22(s,1H),8.55(d,1H).HPLC:99.13%(保持時間=6.83分)
表21に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例82について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15に従って調製した。
実施例83:化合物I-406の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:Tert-ブチル-4-((6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
実施例81の工程4の生成物(240mg,0.432mmol)及び無水酢酸(0.5mL)を一緒に処理し、実施例82の工程3に記載されている手順に従って200mgの表題の化合物を得た。LCMS:598.4(M+1)+
工程2:4-((6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
水素雰囲気の存在下、実施例83の工程1の生成物(200mg,0.335mmol)を炭素上10%のパラジウム(40mg)で6時間処理し、実施例82の工程4に記載されている手順に従って200mgの表題の化合物を得た。LCMS:540.9(M+1)+
工程3:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例83の工程2の生成物(200mg,0.335mmol)を0℃でエタノール(5mL)に溶解し、エタノール性HCl(5mL)を加え、次いで室温で5時間撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を濃縮して粗生成物(218mg)を得、それをペンタンでさらに粉砕し、真空下で乾燥させてHCl塩として表題の化合物(130mg)を得た。LCMS:440.4(M+1)+,1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.17(m,2H),1.52-1.48(m,3H),2.49-2.48(t,2H),3.01-2.98(d,2H),3.17-3.15(d,2H),6.05(s,2H),7.15-7.12(d,1H),7.21(s,1H),7.34(s,1H),7.46-7.43(m,2H),7.58-7.55(m,1H),7.70-7.68(m,1H),7.81-7.76(m,2H),7.94-7.92(d,1H),8.17(s,1H);HPLC:95.22%(保持時間=5.08分)
表22に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例406について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15に従って調製した。
実施例84:化合物I-411の合成
((1r,4r)-4-(6-(N-エチルカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例82(70mg,0.130mmol)のエタノール(7mL)懸濁液にエタノールアミンの10%THF溶液を加え、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、減圧下で過剰な溶媒を取り除いた。得られた粗生成物を、LUNA C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(15mg)を得た。
LCMS:568.9(M+1)+;1H-NMR(300MHz,CD3OD):δ1.22-1.28(m,4H),1.34(t,3H),1.42(s,9H),1.78-1.86(m,4H),3.23-3.26(m,1H),3.48(q,2H),3.68-3.73(m,1H),6.00(s,2H),7.14(d,1H),7.19-7.23(m,1H),7.39-7.45(m,4H),7.65-7.68(m,1H),7.73-7.80(m,2H),7.87(d,1H),8.00(s,1H);HPLC:98.33%(保持時間=6.11分)
表23に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例84について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Aに従って調製した。
実施例85:化合物I-413の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-(N-エチルカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例84(10mg,0.02mmol)をTFA(0.1mL)で処理し、実施例81の工程5に記載されている手順に従ってTFA塩として5mgの表題の化合物を得た。LCMS:468.04(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.27-1.35(m,5H),1.43-1.46(m,2H),1.86-1.89(m,2H),1.98-2.01(m,2H),2.97-3.10(m,1H)3.45-3.47(m,2H),3.71-3.75(m,1H),6.00(s,2H),7.16-7.21(m,2H),7.41-7.45(m,4H),7.63-7.67(m,1H),7.73-7.76(m,2H),7.87(d,1H),8.01(s,1H);HPLC:96.36%(保持時間=4.56分)
表24に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例85について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Aに従って調製した。
実施例86:化合物I-415
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.0g,9.34mmol)の撹拌したジクロロメタン(50mL)溶液に室温でナフタレン-1-イル ボロン酸(3.1g,18.69mmol)と酢酸銅(II)(3.25g,18.69mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.6g,28.038mmol)とを加えた。得られた反応混合物を酸素気体(酸素気泡)の雰囲気下で室温にて16時間撹拌した。反応の完了後、水を加え、層を分離し、減圧下で有機層を濃縮した。上記で得られた粗生成物をヘキサン中10%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製し、表題の生成物(200mg)を得た。LCMS:340.9(M)+
工程2:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例86の工程1の生成物(200mg,0.588mmol)をTHF:エタノール:水(3:3:1)中の水酸化リチウム一水和物(38mg,0.882mmol)で処理し、実施例81の工程2に記載されている手順に従って150mgの表題の化合物を得た。ここで反応混合物を室温にて12時間撹拌した。LCMS:311.2(M-1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例86の工程2の生成物(50mg,0.160mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(42mg,0.192mmol)を一緒に処理し、実施例81の工程3に記載されている手順に従って66mgの表題の化合物を得た。LCMS:453.4(M-56)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例86の工程3の生成物(100mg,0.196mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(152mg,1.176mmol)の撹拌したエタノール溶液に室温でヒドロキシルアミン塩酸塩を加えた。得られた反応混合物を80℃で5時間撹拌した。反応の完了後、過剰な溶媒を留去し、水を加え、沈殿した固形物を濾別し、真空下で乾燥させて粗生成物(100mg)として表題の化合物を得た。LCMS:542.2[M+1]+
この工程ではTLCによって分離できなかった以下のような微量生成物として表題の化合物のアミド誘導体の形成も確認した。LCMS:527.3[M+1]
+
(((1r,4r)-4-(6-カルバモイル-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル)
化合物のこの粗精製の混合物は精製することなく次の工程に進めた。
工程5:((1r,4r)-4-(6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例86の工程4の生成物(100mg,0.184mmol)の撹拌した酢酸溶液(1mL)に室温で無水酢酸(0.2mL)を加え、得られた反応混合物を2時間撹拌した。室温にて減圧下で反応混合物を蒸発させ、氷冷水を加えた。沈殿した固形物を濾別し、真空下で乾燥させた。得られた粗精製の固形物をジクロロメタン中0.5%のメタノールで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによってさらに精製した。
単離された非極性化合物は表題の化合物(50mg)として確認された。LCMS:584.2(M+1)+
単離された極性化合物は以下のような実施例86の工程4で形成されたアミド誘導体として確認された。LCMS:527.2(M+1)
+
((1r,4r)-4-(6-カルバモイル-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル)(極性)
工程6:((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例86の工程5の非極性生成物(50mg)を水素雰囲気下で炭素上の10%パラジウム(15mg)で処理し、実施例82の工程4に記載されている手順に従って40mgの表題の化合物を得た。ここで反応混合物を室温にて2時間撹拌した。LCMS:526.4(M+1)+
表25に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例86の工程6の生成物について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Bに従って調製した。
工程7:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例86の工程6の生成物(40mg,0.069mmol)をTFA(0.1mL)で処理し、実施例81の工程5に記載されている手順に従ってTFA塩として30mgの表題の化合物を得た。LCMS:426.3(M+1)+;1H-NMR(300MHz,CD3OD):δ1.41-1.30(m,4H),1.99-1.75(m,4H),3.02-3.00(m,1H),3.53-3.47(m,1H),7.05-7.02(d,1H),7.41-7.36(m,3H),7.72-7.51(m,4H),8.11-7.99(m,3H);HPLC:95.53%(保持時間=4.60分)
表25Aに列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例86の工程7の生成物について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Bに従って調製した。
実施例87:化合物I-417の合成
N2-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1-(ナフタレン-1-イル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
実施例86の工程5で単離された極性生成物(30mg,0.057mmol)をTFA(0.1mL)で処理し、実施例81の工程5に記載されている手順に従ってTFA塩として15mgの表題の化合物を得た。LCMS:427.2(M+1)+;1HNMR(300MHz,CD3OD):δ1.38-1.28(m,4H),1.97-1.78(m,4H),3.07-2.99(m,1H),3.53-3.51(m,1H),7.05-7.03(d,1H),7.39-7.32(m,2H),7.71-7.46(m,5H),7.85-7.82(d,1H),8.08-8.00(m,2H);HPLC:99.63%(保持時間=5.04分)
実施例88:化合物I-418の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例81の工程2の生成物(2.7g,8.273mmol)を50mLのエタノールに溶解し、50%ヒドロキシルアミン水溶液(20mL)を加え、得られた混合物を80℃で2時間還流した。真空下で溶媒を蒸発させて粗生成物を得、水を加え、沈殿した固形物を濾別した。得られた固形物を冷水とその後のn-ペンタンで粉砕し、真空下で乾燥させて表題の化合物(2.45g)を得た。LCMS:360.2(M+1)+
工程2:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例88の工程1の生成物(2.40g,6.678mmol)の撹拌した酢酸(20mL)溶液に0℃で無水酢酸(4.09g,40.07mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。室温にて減圧下で反応混合物を蒸発させた。得られた残留物をジエチルエーテルで粉砕し、真空下で乾燥させて表題の化合物(2.65g、粗精製)を得た。LCMS:402.2(M+1)+
工程3:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例88の工程2の生成物(2.65g,6.601mmol)の撹拌したメタノール懸濁液に室温で酢酸(3.0mL)、炭素(湿った)上の10%パラジウム(300mg)を加え、水素雰囲気下(水素気体で満たされたバルーン)で3時間撹拌した。反応の完了後、セライトベッドを介して反応混合物を濾過し、減圧下で濾液を濃縮した。得られた粗生成物をジエチルエーテル:ペンタン(1:4)の混合物50mLで粉砕し、得られた固形物を真空下で乾燥させて表題の化合物(2.40g)を得た。LCMS:343.7(M-1)+
工程4:6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例88の工程3の生成物(2.40g,6.98mmol)の撹拌したメタノール懸濁液に0℃にて二炭酸ジ-tert-ブチル(2.28g,10.48mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.44mL,13.97mmol)とを加え、得られた反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を蒸発させた。上記で得られた残留物を水に再溶解し、等容量の酢酸エチルで抽出し、水性層をクエン酸溶液で酸性化し、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(2.40g)を得た。LCMS:444.4(M+1)+
工程5:4-(6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
実施例88の工程4の生成物(200mg,0.441mmol)の撹拌したDMF溶液に0℃でHATU(251mg,0.662mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(142mg,2.02mmol)とを加えた。室温で10分間撹拌した後、4-アミノピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(105mg,0.529mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水を加え、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(340mg)を得た。LCMS:626.4(M+1)+
表26に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例88の工程5の生成物について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Cに従って調製した。
工程6:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例88の工程5の生成物(340mg,0.523mmol)の撹拌したジクロロメタン溶液に0℃でTFA(0.2mL)を加え、室温で4時間撹拌した。減圧下で反応混合物を蒸発させ、粗精製の化合物(490mg)を得た。得られた粗生成物を、X-BridgeC18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)から50%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(100mg)を得た。
LCMS:426.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.99-1.69(m,4H),3.36-3.00(m,4H),3.95(m,1H),6.26-6.25(d,1H),6.43(s,2H),7.20-7.17(t,1H),7.32(s,1H),7.62-7.55(m,3H),7.75-7.73(d,1H),7.58-7.50(m,3H),8.20-8.18(d,1H);HPLC:99.36%(保持時間=4.84分)
表27に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例88について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Cに従って調製した。
実施例89:化合物I-455の合成
1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N2-(ピペリジン-4-イル)-1H-インドール-2,6-ジカルボキサミド
上記の表題の化合物(50mg)は実施例88の工程6における分取HPLC精製にてTFA塩として単離された。LCMS:428.0(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ2.00-1.69(m,4H),3.36-2.96(m,4H),3.93(m,1H),6.242-6.224(d,1H),6.38(s,2H),7.18-7.14(t,1H),7.25(s,1H),7.61-7.51(m,2H),7.71-7.67(m,2H),7.79-7.71(m,1H),7.89-7.87(m,1H),8.00(s,1H),8.19-8.17(d,1H);HPLC:98.45%(保持時間=5.25分)
表27Aに列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例89について上記に記載されているような類似の手順に従う最終的な分取HPLC精製にて単離された。
実施例90:化合物I-458の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
不活性雰囲気下で維持した実施例79の工程1の生成物(250mg,0.766mmol)の0℃に冷却したTHF(3mL)溶液を0℃で不活性雰囲気下の予め溶解したLiHMDS(固形物)(896mg,5.367mmol)のTHF(1mL)溶液に加えた。得られた溶液を室温で一晩(16時間)撹拌した。反応の完了後、塩化アンモニウムの飽和水溶液で反応混合物の反応を止めた。沈殿した生成物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(180mg)を得た。LCMS:344.0(M+1)+
工程2:6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例90の工程1の生成物(980mg,2.85mmol)の撹拌したTHF(20mL)溶液に室温で水酸化ナトリウム(250mg,4.28mmol)の2M水溶液を加え、その後、二炭酸ジ-tert-ブチル(932.5mg,4.28mmol)を加え、得られた反応混合物を50℃で3時間還流した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を蒸発させた。得られた残留物を水で希釈し、クエン酸溶液を用いてpH=6~7に調整した。沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(1.1g)を得た。LCMS:443.0(M+1)+
工程2a:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例90sの工程2の生成物(85mg,0.191mmol)の撹拌したジクロロメタン(8mL)溶液に予め溶解したTFA(0.4mL)の2mLジクロロメタン溶液を0℃で加え、室温で反応混合物を4時間撹拌した。減圧下で反応混合物を蒸発させ、得られた粗生成物を、X-BridgeC18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から50%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(46mg)を得た。LCMS:342.0(M-1)+;1H-NMR(600MHz,CD3OD):δ6.16-6.15(d,1H),6.50(s,2H),7.18(t,1H),7.57-7.53(m,3H),7.64(t,1H),7.74-7.72(d,1H),7.92-7.89(m,2H),7.99-7.97(d,1H),8.24-8.23(d,1H);HPLC:97.95%(保持時間=5.38分)
表28に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例90について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Dに従って調製した。
実施例91:化合物I-460の合成
6-カルバムイミドイル-N-((1-メチルピペリジン-4-イル)メチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:(イミノ(2-(((1-メチルピペリジン-4-イル)メチル)カルバモイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例90の工程2の生成物(100mg,0.230mmol)及び(1-メチルピペリジン-4-イル)メタンアミン(38mg,0.290mmol)を一緒に処理し、実施例79の工程3に記載されている手順に従って粗生成物として表題の化合物(110mg)を得た。LCMS:554.85(M+1)+
工程2:6-カルバムイミドイル-N-((1-メチルピペリジン-4-イル)メチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例91の工程1の生成物(110mg,0.200mmol)の撹拌したジクロロメタン溶液に窒素雰囲気下で0℃にてTFA(0.456mL,5.96mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を蒸発させた。得られた粗生成物をジエチルエーテルで粉砕し、乾燥させた。得られた粗生成物を、KinetexEVO C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(50mg)を得た。LCMS:453.9(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.24-1.30(m,2H),1.67(d,2H),2.64(m,5H),2.89-2.99(m,1H),3.15(dd,2H),3.29-3.30(m,2H),6.18(dt,1H),6.44(s,2H),7.19(dd,1H),7.28(d,1H),7.56-7.59(m,2H),7.60-7.66(m,1H),7.75(d,1H),7.76-7.96(m,2H),7.99-8.06(s,1H),8.18-8.26(m,1H);HPLC:99.69%(保持時間=5.11分)
表29に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例91について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Dに従って調製した。
実施例92:化合物I-485の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸(1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル
工程1:6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸(1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル
実施例90の工程2の生成物(70mg,0.150mmol)のジクロロメタン溶液に室温で4-ジメチルアミノピリジン(4mg,0.030mmol)を加え、その後、N,N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド(40mg,0.180mmol)と((1r,4r)-4-ヒドロキシシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(40mg,0.180mmol)とを加え、得られた反応混合物を2時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で有機層を濃縮して表題の化合物(200mg)を得た。LCMS:641.2(M+1)+
工程2:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸(1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル
実施例92の工程1の生成物(200mg,0.300mmol)をTFA(0.5mL)で処理し、実施例81の工程5に記載されている手順に従って粗生成物を得た。
得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(50mg)を得た。
LCMS:440.85(M+1)+;1HNMR(400MHz,CD3OD):δ1.37-1.46(m,4H),1.99-2.03(m,4H),3.54-3.58(m,1H),4.78-4.82(m,1H),6.16(d,1H),6.41(s,2H),7.20(t,1H),7.59-7.61(m,3H),7.68(t,1H),7.78(d,1H),7.95-8.02(m,3H),8.27(d,1H);HPLC:98.35%(保持時間=5.24分)
実施例93:化合物I-486の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程1:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
実施例90の工程2の生成物(200mg,0.400mmol)の撹拌したメタノール(5mL)溶液に0℃で塩化チオニル(0.160mL,2.2mmol)を一滴ずつ加えた。得られた反応混合物を65℃で2時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残留物を炭酸ナトリウム水溶液でpH9~10まで塩基性化し、メタノール:ジクロロメタン(10:90)の混合物で3回抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗精製の固形物をジエチルエーテルで粉砕し、乾燥させた。得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(65mg)を得た。
LCMS:358.0(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ3.82(s,3H),6.17-6.15(d,1H),6.51(s,2H),7.22-7.19(m,1H),7.78-7.57(m,5H),8.02-7.94(m,3H),8.28-8.26(d,1H);HPLC:95.95%(保持時間=5.21分)
実施例94:化合物I-487の合成
2-(ヒドロキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:2-(ヒドロキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
水素化アルミニウムリチウム(104mg,2.6mmol)の撹拌したTHF(7.5mL)溶液に予め溶解した実施例93の工程1の生成物(250mg,0.600mmol)のTHF溶液を不活性雰囲気下で0℃にて加えた。得られた反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、0℃にて酢酸エチル(2mL)、水(3mL)及び15%NaOH水溶液(1mL)で反応混合物の反応を止め、10分間撹拌した。得られた懸濁液を、セライトベッドを介して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を減圧下で乾燥するまで濃縮した。得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は20%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(50mg)を得た。
LCMS:330.15(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ4.72(s,2H),6.16(s,2H),6.28-6.24(d,1H),6.81(s,1H),7.28-7.20(m,1H),7.90-7.55(m,6H),7.98-7.94(d,1H),8.30-8.25(d,1H);HPLC:98.69%(保持時間=5.33分)
実施例95:化合物I-488の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(2.0g,9.34mmol)の予め脱気した(10分)DMSO(25mL)溶液に封管にて室温でナフタレン-2-イルボロン酸(3.99g,0.023mmol)と、トリメチルアミン(3.77g,0.037mmol)とを加え、その後、5分間脱気し、次いで酢酸銅(II)(6.76g,0.373mmol)を加えた。封管を窒素雰囲気下で閉じ、室温で2日間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトベッドを介して濾過した。回収した濾液を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗生成物(2.54g)を得た。得られた粗生成物をヘキサン中10%の酢酸エチルで溶出するシリカゲル(64gカラム)でのコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(1.45g)を得た。LCMS:340.75(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例95の工程1の生成物(1.45g,4.2mmol)をTHF:エタノール:水における水酸化リチウム一水和物(179mg,4.2mmol)で処理し、実施例81の工程2に記載されている手順に従って粗生成物として590mgの表題の化合物を得た。LCMS:311.4(M-1)+
工程3:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例95の工程2の生成物(200mg,0.640mmol)を固形LiHMDS(750mg,4.48mmol)で処理し、実施例90の工程1に記載されている手順に従って210mgの表題の化合物を得た。LCMS:328.2(M-1)+
工程4:6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例95の工程3の生成物(210mg,0.636mmol)及び二炭酸ジ-tert-ブチル(207mg,0.954mmol)を一緒に処理し、実施例90の工程2に記載されている手順に従って200mgの表題の化合物を得た。LCMS:428.4(M-1)+
工程4a:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例95の工程4の生成物(70mg,0.163mmol)をジクロロメタン中のTFA(0.2mL)で処理し、実施例90の工程2aに記載されている手順に従って最初の粗生成物を得た。得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は20%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(25mg)を得た。
LCMS:330.15(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ7.49-7.46(dd,1H),7.64-7.57(m,5H),8.08-7.97(m,5H);HPLC:99.59%(保持時間=4.68分)
表30に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例95について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15D-3に従って調製した。
実施例96:化合物I-490の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:tert-ブチル-4-((6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸
実施例95の工程4の生成物(55mg,0.128mmol)及び4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(28mg,0.129mmol)を一緒に処理し、実施例25の工程5に記載されている手順に従って88mgの表題の化合物を得た。LCMS:626.4(M+1)+
工程2:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-2-イル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例96の工程1の生成物(88mg,0.140mmol)をジクロロメタン中のTFA(0.5mL)で処理し、実施例90の工程2aに記載されている手順に従って最初の粗生成物を得た。得られた粗生成物を、Kinetex EVO C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.05%TFA)から70%アセトニトリル水溶液(0.05%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(43mg)を得た。
LCMS:426.2[M+1]+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.25(m,2H),1.75(m,3H),2.75(m,2H),3.32-3.15(m,4H),7.28(s,1H),7.55(dd,1H),7.60(m,3H),7.75(s,1H),8.13-7.96(m,5H);HPLC:98.11%(保持時間=4.94分)
表31に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例96について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15D-3に従って調製した。
実施例97:化合物I-492の合成
4-((6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
工程1:6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.5g,0.016mmol)を水酸化リチウム一水和物(0.86mg,0.167mmol)で処理し、実施例79の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(2.95g)を得た。LCMS:185.0(M-1)+
工程2:6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例97の工程1の生成物(2.95g,15.84mmol)を50%ヒドロキシルアミン水溶液(10mL)で処理し、実施例418の工程1に記載されている手順に従って4.0gの表題の化合物を得た。LCMS:219.9(M+1)+
工程3:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例97の工程2の生成物(4.0g,18.26mmol)を無水酢酸(5.58g,54.79mmol)で処理し、実施例10の工程2に記載されている手順に従って7.0gの表題の化合物を得た。LCMS:262.0(M+1)+
工程4:6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例97の工程3の生成物(3.5g,13.39mmol)を水素気体の雰囲気下にて炭素上の10%パラジウム(400mg)で処理し、実施例88の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(4.0g)を得た。LCMS:203.9(M+1)+
工程5:6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例97の工程4の生成物(4.0g,0.019mmol)を二炭酸ジ-tert-ブチル(4.29g,0.019mmol)で処理し、実施例88の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(1.7g)を得た。LCMS:304.0(M+1)+
工程6:4-((6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
実施例97の工程5の生成物(250mg,0.825mmol)及び4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(211mg,0.990mmol)を一緒に処理し、実施例88の工程5に記載されている手順に従って250mgの表題の化合物を得た。LCMS:500.6(M+1)+
工程7:4-((6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)メチル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
実施例97の工程6の生成物(100mg,0.200mmol)のDMF(3ml)溶液に室温で炭酸カリウム(82.96mg,0.601mmol)と1-(ブロモメチル)ナフタレン(53.1mg,0.240mmol)とを加え、60℃で5時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水を加え、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させた。得られた粗生成物を分取TLC(移動相:ジクロロメタン中2%メタノール)によって精製し、不純物として表題の化合物(25mg)を得たが、それをさらにGemini-NX C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は40%アセトニトリル水溶液(0.02%アンモニア)から90%アセトニトリル水溶液(0.02%アンモニア)であり、それによって表題の化合物(10mg)を得た。
LCMS:640.5[M+1]+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ0.87-0.85(m,2H),1.39-1.29(m,3H),1.41(s,9H),1.45(s,9H),2.59-2.49(m,2H),3.20-3.06(m,2H),3.86-3.83(m,2H),6.19-6.17(d,1H),6.39(s,2H),7.18-7.14(t,2H),7.55-7.53(m,3H),7.65-7.63(m,1H),7.81-7.79(d,1H),7.91-7.89(d,1H),8.04(s,1H),8.22-8.20(d,1H);HPLC:98.23%(保持時間=6.64分)
表32に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例97について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Eに従って調製した。
実施例98:化合物I-496の合成
6-カルバムイミドイル-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-カルバムイミドイル-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例97の工程6の生成物(60mg,0.120mmol)の1,4ジオキサン(2mL)溶液に0℃にて1,4ジオキサン中のHCl(4mL)を加え、室温で3時間撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を濃縮して粗生成物(60mg)を得た。上記で得られた粗生成物をさらにGemini-NX C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は0.5%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から25%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(10mg)を得た。
LCMS:300.0[M+1]+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.54-1.28(m,2H),2.03-1.96(m,3H),3.01-2.95(m,2H),3.43-3.32(m,4H),7.19(s,1H),7.47-7.44(d,1H),7.84-7.82(d,1H),7.97(s,1H),8.78-8.75(m,1H);HPLC:98.94%(保持時間=4.21分)
実施例99:化合物I-497の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピペリジン-4-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例97の工程7の生成物(45mg,0.076mmol)を1,4ジオキサン中のHClで処理し、実施例20に記載されている手順に従って粗生成物を得た。上記で得られた粗生成物を、Kinetex EVO C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によってさらに精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(19mg)を得た。
LCMS:440.2[M+1]+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.19-1.16(m,2H),1.65-1.58(m,3H),2.71-2.65(m,2H),3.17-3.14(m,4H),6.18-6.16(d,1H),6.44(s,2H),7.27-7.16(m,1H),7.27(s,1H),7.59-7.568(m,1H),7.66-7.62(m,1H),7.76-7.74(d,1H),7.96-7.91(m,2H),8.02(s,1H),8.22-8.21(d,1H),8.85-8.79(m,1H);HPLC:98.97%(保持時間=4.68分)
表33に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例99について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム15Eに従って調製した。
実施例100:化合物I-511の合成
3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボン酸
予め-5℃に冷却した無水酢酸(4.5mL)に濃硝酸(0.5mL)をゆっくり加えた。同じ温度(-5℃)で反応混合物を撹拌した後、実施例97の工程1の生成物(0.860g,4.62mmol)を加え、-5℃の温度を30分間維持した。反応混合物を徐々に室温にし、さらに一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、沈殿した固形物を濾別し、冷水で洗浄し、乾燥させて700mgの表題の化合物を得た。LCMS:230.2[M-1]+
工程2:((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例100の工程1の生成物(650mg,2.81mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(662mg,3.09mmol)を処理し、実施例81の工程3に記載されている手順に従って365mgの粗生成物を得た。ジクロロメタン中5%のメタノールで溶出するシリカゲル(24gカラム)でのコンビフラッシュによって粗精製の化合物をさらに精製して表題の化合物(300mg)を得た。LCMS:426.0(M-1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例100の工程2の生成物(300mg,0.702mmol)のDMF(5ml)溶液に室温で炭酸カリウム(242mg,1.756mmol)と1-(ブロモメチル)ナフタレン(204mg,0.910mmol)とを加え、一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、氷冷水を加え、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(320mg)を得た。LCMS:512.15(M-56)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例100の工程3の生成物(320mg,0.560mmol)を50%ヒドロキシルアミン水溶液(8mL)で処理し、実施例86の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(270mg)を得た。LCMS:601.4(M+1)+
工程5:((1r,4r)-4-(6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-3-ニトロ-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例100の工程4の生成物(270mg,0.450mmol)及び無水酢酸(0.5mL)を一緒に処理し、実施例82の工程3に記載されている手順に従って220mgの表題の化合物を得た。LCMS:643.5(M+1)+
工程6:((1r,4r)-4-(3-アミノ-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例100の工程5の生成物(220mg,0.340mmol)を水素雰囲気の存在下にて炭素上10%パラジウム(44mg)で一晩処理し、実施例82の工程4に記載されている手順に従って190mgの表題の化合物を得た。LCMS:556.0(M+1)+
工程7:3-アミノ-N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例100の工程6の生成物(100mg,0.200mmol)を1,4ジオキサンHClで処理し、実施例83の工程3に記載されている手順に従って粗生成物を得た。得られた粗生成物をLUNA C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によってさらに精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.05%HCl)から50%アセトニトリル(0.05%HCl)であり、それによってHCl塩として表題の化合物(36mg)を得た。
LCMS:455.2[M+1]+;1H-NMR(600MHz,CD3OD):δ1.17-1.15(m,2H),1.35-1.29(m,2H),1.72-1.70(m,2H),1.90-1.89(m,2H),2.94(m,1H),3.62(m,1H),6.31(s,2H),6.41(m,1H),7.24(m,1H),7.57(m,1H),7.58(m,2H),7.79(m,1H),7.93(m,1H),8.10(m,1H),8.17(m,2H),HPLC:94.45%(保持時間=5.76分)
実施例101:化合物I-512の合成
2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボン酸
工程1:6-シアノ-3-ホルミル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
0℃に冷却したN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)の溶液に10℃未満の内部温度を維持しながら窒素雰囲気下でオキシ塩化リン(10.72mL,0.069mmol)を一滴ずつを加えた。得られた反応混合物を10℃で1時間撹拌し、その後、15mLのN,N-ジメチルホルムアミドに溶解した6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.0g,0.023mmol)の溶液を一滴ずつ加えた。反応混合物を徐々に室温にし、70℃で6時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水で反応混合物の反応を止め、2Nの水酸化ナトリウム水溶液(140mL)で中和した。沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて粗生成物(5.6g)を得、シリカゲル(40gカラム)でのコンビフラッシュによってそれをさらに精製し、原液のジクロロメタンで溶出して表題の化合物(3.9g)を得た。LCMS:243(M+1)+
工程2:6-シアノ-3-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
実施例101の工程1の生成物(1.35g,5.578mmol)及び1-(ブロモメチル)ナフタレン(1.60g,7.25mmol)を一緒に処理し、実施例100の工程3に記載されている手順に従って粗生成物を得た。シリカゲル(40gカラム)でのコンビフラッシュによって粗生成物をさらに精製し、原液のジクロロメタンで溶出して表題の化合物(1.95g)を得た。LCMS:383.1(M+1)+
工程3:6-シアノ-3-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例101の工程2の生成物(1.75g,4.58mmol)をTHF:エタノール:水における水酸化リチウム一水和物(183mg,4.58mmol)で処理し、実施例1の工程2に記載されている手順に従って粗生成物として1.57gの表題の化合物を得た。ここで反応混合物を4時間撹拌した。LCMS:353.2(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例101の工程3の生成物(1.57g,4.43mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(0.95g,4.43mmol)を処理し、実施例79の工程3に記載されている手順に従って粗生成物を得たが、シリカゲル(24gカラム)でのコンビフラッシュによってそれをさらに精製し、ジクロロメタン中1.5%のメタノールで溶出して表題の化合物(1.47g)を得た。LCMS:451.5(M-100)+
工程5:2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボン酸
実施例101の工程4の生成物(500mg,0.909mmol)の撹拌したtert-ブタノール(40mL)溶液に室温で2-メチル-2-ブテン(12mL)を加え、10℃に冷却した。塩化ナトリウム(740mg,8.18mmol)及びリン酸二水素ナトリウム(740mg,6.135mmol)を水(7.5mL)に溶解し、0℃にて上記調製物に一滴ずつ加えた。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌した。TLCのモニタリングは出発物質の存在を示した。上記反応混合物にTHF(40mL)及びアセトニトリル(40mL)を加え、10℃に冷却し、1.5当量の過酸化水素を加え、その後、亜塩素酸ナトリウムとリン酸二水素ナトリウムの水溶液(150mL)を加えた。得られた反応混合物を室温で一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残留物を水で希釈し、10℃の温度を維持しながらクエン酸でpH5.0に酸性化した。沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(510mg)を得た。LCMS:565.0(M+1)+
工程6:2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボン酸
実施例101の工程5の生成物(150mg,0.215mmol)をヒドロキシルアミン塩酸塩(46mg,0.662mmol)で処理し、実施例86の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(158mg)を得た。LCMS:599.9(M+1)+
工程7:6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボン酸
実施例101の工程6の生成物(158mg,0.215mmol)及び無水酢酸(0.3mL)を一緒に処理し、実施例82の工程3に記載されている手順に従って148mgの表題の化合物を得た。ここで反応混合物を8時間撹拌した。LCMS:641.8(M+1)+
工程8:2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボン酸
実施例101の工程7の生成物(148mg,0.230mmol)を水素雰囲気の存在下にて炭素上10%のパラジウム(35mg)で4時間処理し、実施例82の工程4に記載されている手順に従って92mgの表題の化合物を得た。LCMS:582.8.0(M-1)+
工程9:2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボン酸
実施例101の工程8の生成物(60mg,0.102mmol)を実施例10の工程6に記載されている手順に従ってジクロロメタン中のTFA(0.35mL)で処理した。ここで反応混合物を5時間撹拌した。得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から50%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(32mg)を得た。
LCMS:482.3(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.16-1.10(m,2H),1.37-1.31(m,2H),1.70-1.67(d,2H),1.92-1.90(d,2H),2.94(m,1H),3.61(m,1H),6.16(s,2H),6.63-6.61(d,1H),7.32-7.28(m,1H),7.64-7.57(m,3H),7.84-7.81(d,1H),7.96-7.94(d,1H),8.06(s,1H),8.18-8.16(d,1H),8.49-8.47(d,1H);HPLC:99.46%(保持時間=4.56分)
実施例102:化合物I-513の合成
N2-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2,3-ジカルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(3-カルバモイル-6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例101の工程5の生成物(200mg,0.353mmol)及び塩化アンモニウム(95mg,1.766mmol)を処理し、実施例79の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(188g)を得た。反応の完了後、この反応では、氷冷水を加え、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させた。LCMS:566.2(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(3-カルバモイル-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例102の工程1の生成物(194mg,0.343mmol)をヒドロキシルアミン塩酸塩(82mg,1.2mmol)で処理し、実施例86の工程4に記載されている手順に従って表題の化合物(187mg)を得た。LCMS:599.4(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-3-カルバモイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例102の工程2の生成物(187mg,0.312mmol)及び無水酢酸(0.32mL)を一緒に処理し、実施例82の工程3に記載されている手順に従って200mgの表題の化合物を得た。ここで反応混合物を12時間撹拌した。LCMS:642(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-3-カルバモイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例102の工程3の生成物(200mg,0.312mmol)を水素雰囲気の存在下にて炭素上10%パラジウム(50mg)で処理し、実施例82の工程4に記載されている手順に従って167mgの表題の化合物を得た。LCMS:583.5(M+1)+
工程5:N2-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2,3-ジカルボキサミド
実施例102の工程4の生成物(67mg,0.115mmol)をジクロロメタン中のTFA(0.35mL)で処理し、反応混合物を5時間撹拌した。得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から50%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(39mg)を得た。
LCMS:481.4(M-1)+;1H-NMR(600MHz,CD3OD):δ1.22-1.15(m,2H),1.35-1.31(m,2H),1.75-1.73(d,2H),1.92-1.90(d,2H),2.95(m,1H),3.61(m,1H),6.25(s,2H),6.48-6.47(d,1H),7.24-7.23(t,1H),7.57-7.53(m,1H),7.63-7.61(m,1H),7.69-7.67(m,1H),7.79-7.77(d,1H),7.91(d,1H),8.05(s,1H),8.16-8.15(d,1H),8.26-8.24(d,1H);HPLC:97.58%(保持時間=4.63分)
実施例103:化合物I-514の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-3-カルバモイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例103の工程4の生成物(80mg,0.137mmol)の撹拌したTHF(5mL)溶液に10℃で水酸化ナトリウム(5.5mg,0137mmol)の1N水溶液を加え、15分間撹拌した後、二炭酸ジ-tert-ブチル(30mg,0.206mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を蒸発させた。得られた残留物を水で希釈した。沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(80mg)を得た。LCMS:683.05(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-3-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例103の工程1の生成物(80mg,0.137mmol)とトリエチルアミン(177mg,1.759mmol)との撹拌した無水ジクロロメタン(5.0mL)溶液に10℃で無水トリフルオロ酢酸(295mg,1.407mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して表題の化合物(71mg)を得た。LCMS:665.4(M+1)+
工程3:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例103の工程2の生成物(71mg,0.106mmol)をジクロロメタン中のTFA(0.20mL)で処理した。得られた粗生成物を、X-Bridge C18逆相カラム(19×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLCによって精製した。移動相は20%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(20mg)を得た。
LCMS:465.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.41-1.26(m,4H),1.81-1.78(d,2H),1.99-1.96(d,2H),2.99(m,1H),3.68(m,1H),6.33(s,2H),6.61-6.60(d,1H),7.32-7.28(t,1H),7.64-7.57(m,2H),7.85-7.78(m,2H),7.96-7.94(d,1H),8.06-8.04(m,1H),8.14-8.12(d,1H),8.243-8.240(d,1H);HPLC:99.50%(保持時間=4.94分)
実施例104:化合物I-515の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-3-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
実施例101の工程4の生成物(150mg,0.272mmol)をエタノール性HCl(5mL)及び1,4ジオキサンHCl(10mL)で4日間処理し、実施例79の工程4に記載されている手順に従って粗生成物として235mgの表題の化合物を得た。LCMS:497.2(M+1)+
工程2:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例104の工程1の生成物(135mg,0.272mmol)をメタノール性アンモニア(20mL)で処理し、実施例1の工程5に記載されている手順に従って27mgの粗生成物を得た。得られた粗生成物を、ZorbaxXDB C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から25%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(3mg)を得た。LCMS:468.3(M+1)+;1H-NMR(600MHz,CD3OD):δ1.16-1.10(m,2H),1.35-1.31(m,2H),1.68-1.66(d,2H),1.90-1.88(d,2H),2.90(m,1H),3.63(m,1H),6.25(s,2H),6.62-6.61(d,1H),7.29-7.26(t,1H),7.62-7.55(m,2H),7.77-7.75(d,1H),7.82-7.81(d,1H),7.93-7.92(d,1H),8.13-8.11(d,1H),8.16(s,1H),8.59-8.57(d,1H),10.14(s,1H);HPLC:98.86%(保持時間=5.08分)
実施例105:化合物I-516の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-(ヒドロキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-3-(ヒドロキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例101の工程4の生成物(250mg,0.454mmol)の撹拌したメタノール(30mL)溶液に0℃で水素化ホウ素ナトリウム(86mg,2.292mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を濃縮した。得られた残留物を水で希釈し、沈殿した固形物を濾別し、完全に乾燥させて250mgの表題の化合物を得た。LCMS:535.75(M-17)+
工程2:((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-3-(ヒドロキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例105の工程1の生成物(230mg,0.416mmol)を実施例100の工程4、工程5及び工程6に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン塩酸塩、無水酢酸、とその後の10%パラジウム炭素による水素化によって3工程で結果的に処理し、171mgの表題の化合物を得た。LCMS:570.3(M+1)+
工程3:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-(ヒドロキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例105の工程2の生成物(70mg,0.123mmol)を1,4ジオキサン中HClの4M溶液で処理し、実施例83の工程3に記載されている手順に従って粗生成物を得た。得られた粗生成物をGemini-NX C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は5%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)から30%アセトニトリル水溶液(0.02%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(12mg)を得た。
LCMS:470.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.44-1.23(m,4H),1.98-1.85(m,4H),3.01(m,1H),3.68(m,1H),4.98(s,2H),6.34(s,2H),6.40-6.38(d,1H),7.25-7.21(t,1H),7.65-7.55(m,3H),7.79-7.77(d,1H),7.94-7.92(d,1H),8.03(s,1H),8.10-8.07(d,1H),8.20-8.18(d,1H);HPLC:89.62%(保持時間=8.17分)
実施例106:化合物I-517の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-3-(メトキシメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
分取HPLC法による実施例105の工程3の単離の間に、可溶化目的でメタノールを加え、それは、Zorbax XDB逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC法によって単離された副産物としての表題の化合物につながった。移動相は15%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から40%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(1.7mg)を得た。
LCMS:484.4(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.30-1.24(m,2H),1.43-1.39(m,2H),1.87-1.84(d,2H),2.00-1.97(d,2H),3.04(m,1H),3.46(s,3H),3.67(m,1H),4.85(s,2H),6.33(s,2H),6.41-6.39(d,1H),7.26-7.25(t,1H),7.64-7.57(m,3H),7.79-7.77(d,1H),7.94-7.92(d,1H),8.08-8.05(m,2H),8.19-8.17(d,1H);HPLC:97.15%(保持時間=5.01分)
実施例107:化合物I-518の合成
((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
工程1:6-シアノ-1H-インドール-3-カルボン酸
上記で言及された表題の化合物はBioorganic and Medicinal Chemistry Letters,1996,vol.6,1,p.81-86.の文献の手順に記載されているような2つの工程における1H-インドール-6-カルボニトリルから調製された。
工程2:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1H-インドール-3-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例107の工程1の生成物(750mg,4.02mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(879mg,4.1mmol)を一緒に処理し、実施例79の工程3に記載されている手順に従って740mgの表題の化合物を得た。LCMS:383.0(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例107の工程2の生成物(350mg,0.915mmol)を1-(ブロモメチル)ナフタレン(222mg,1.006mmol)で処理し、実施例79の工程1に記載されている手順に従って表題の化合物(520mg)を得た。この反応では、反応混合物を室温で5時間撹拌した。LCMS:523.5(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例107の工程3の生成物(550mg,1.05mmol)を実施例88の工程1、工程2及び工程3に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン(水中で50%)、無水酢酸と、その後の10%パラジウム炭素による水素化によって結果的に3工程にて処理し、560mgの粗精製の化合物を得たが、それを分取TLC(移動相:ジクロロメタン中8%メタノール)によってさらに精製して(150mg)、55mgの表題の化合物を得た。
LCMS:540.0(M+1)+;1H-NMR(CDCl3,400MHz):δ0.81-0.71(m,4H),1.33-1.15(m,9H),1.89-1.88(m,4H),3.23(m,1H),3.76(m,1H),5.76(s,2H),6.99-6.97(dd,1H),7.34-7.30(t,1H),7.50-7.41(m,3H),7.64(s,1H),7.85-7.76(m,3H),7.930(s,1H),8.24-8.22(dd,1H);HPLC:94.43%(保持時間=9.18分)
実施例108:化合物I-519の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボキサミド
工程1:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-3-カルボキサミド
実施例88の工程6に記載されている手順に従って実施例108の工程4の生成物(100mg,0.185mmol)をジクロロメタン中のTFA(0.5mL)で処理した。得られた粗生成物をGemini-NX C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(45mg)を得た。
LCMS:440.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.53-1.27(m,4H),2.07-2.04(m,4H),3.06(m,1H),3.84(m,1H),6.0(s,2H),7.15-7.13(dd,1H),7.46-7.42(t,1H),7.55-7.46(m,2H),7.66-7.63(dd,1H),7.98-7.91(m,4H),8.177-8.174(s,1H),8.43-8.41(dd,1H);HPLC:95.01%(保持時間=4.97分).
表34に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例108について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム17に従って調製した。
実施例109:化合物I-521の合成
1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
1H-インドール-6-カルボニトリル(300mg,2.1mmol)を1-(ブロモメチル)ナフタレン(560mg,2.5mmol)で処理し、実施例81の工程1に記載されている手順に従って粗生成物を得た。反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた粗生成物をシリカゲル(40g)でのコンビフラッシュによってさらに精製し、ジクロロメタンで溶出して530mgの表題の化合物を得た。LCMS:283.05(M+1)+
工程2:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例109の工程1の生成物(200mg,0.7mmol)を固形LiHMDS(0.827mg,4.9mmol)で処理し、実施例90の工程1に記載されている手順に従って粗生成物(220mg)を得た。得られた粗生成物を、ZorbaxXDB C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は20%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から60%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(90mg)を得た。LCMS:300.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ6.00(s,2H),6.69-6.70(m,1H),6.89-6.91(m,1H),7.36-7.39(m,1H),7.47-7.57(m,4H),7.83-7.88(m,2H),7.94-8.03(m,1H),8.06(s,1H),8.06-8.08(m,1H);HPLC:99.14%(保持時間=6.49分)
実施例110:化合物I-522の合成
2-(N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)スルファモイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
上記に言及された表題の化合物はJournal of Medicinal Chemistry,2015,vol.58,#24,p.9480-9497に記載されたように1H-インドール-6-カルボニトリルから調製した。
工程2:塩化6-シアノ-1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-2-スルホニル
段階1:THF(15mL)に溶解した実施例110の工程1の生成物(1.0g,3.546)を窒素雰囲気下で-70℃に冷却し、同じ温度を維持してn-ブチルリチウム(n-ヘキサン中1.7M)(2.29mL,3.90mmol)を一滴ずつ加えた。得られた反応混合物を-70℃で35分間撹拌し、その後、二酸化イオウ気体を15分間パージした。反応混合物を2時間かけて徐々に室温に温めた。反応の完了後、反応混合物をヘキサンで希釈し(2×50mL)、15分間撹拌し、ヘキサン層をデカントし、乾燥させてリチウム塩(1.7g)を得た。
段階2:段階1の生成物(リチウム塩)の撹拌したジクロロメタン溶液に0℃でN-クロロスクシンイミド(700mg,5.319mmol)を加え、得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、セライトベッドを介して反応混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。回収した濾液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をヘキサン中20%のジクロロメタンで希釈し、沈殿した固形物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。固形物を捨て、回収した濾液を濃縮して粗生成物(1.25g)として表題の化合物を得た。LCMS:360.6(M-19、スルホン酸)+
工程3:((1r,4r)-4-((6-シアノ-1H-インドール)-2-スルホンアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
段階1:0℃に冷却した実施例110の工程2の生成物(250mg,1.1mmol)の撹拌したジクロロメタン(15mL)溶液にトリエチルアミン(0.81mL,5.8mmol)を加え、5分間撹拌した後、((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(0.976g,2.5mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた粗生成物(1.8g)を次の段階に進めた。
段階2:上記段階1で得られた粗生成物のエタノール(6mL)溶液に10%水酸化ナトリウム溶液(6mL)を加え、80℃で1時間撹拌した。反応の完了後、エタノールを完全に留去し、得られた粗生成物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。上記で得られた粗精製の残留物をヘキサン中55%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(150mg)を得た。LCMS:557.75(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-((6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール)-2-スルホンアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(極性化合物)
実施例110の工程3の生成物(600mg,1.4mmol)を1-(ブロモメチル)ナフタレン(317mg,1.4mmol)で処理し、実施例97の工程7に記載されている手順に従って粗生成物を得た。ここで反応物を室温で16時間撹拌した。上記で得られた粗生成物をヘキサン中20%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して極性分画から表題の化合物(230mg)を得た。LCMS:559.3(M+1)+
単離された非極性化合物(400mg)はジアルキル化生成物、((1r,4r)-4-((6-シアノ-N,1-ビス(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール)-2-スルホンアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチルであると確認された。LCMS:643.5(M-56)+.
工程5:((1r,4r)-4-((6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール)-2-スルホンアミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例110の工程4の極性生成物(200mg,0.3mmol)を実施例88の工程1、工程2及び工程3に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン(水中で50%)、無水酢酸と、その後の10%パラジウム炭素による水素化(ここでは水素化はエタノールにて室温で2時間行った)によって結果的な3工程で処理して120mgの表題の化合物を得た。LCMS:576.85(M+1)+
工程6:2-(N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)スルファモイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例110の工程5の生成物(120mg,0.2mmol)をTFA(0.3mL)で処理した。得られた粗生成物を、ZorbaxXDB C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から50%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(45mg)を得た。LCMS:474.5(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.25-1.20(m,4H),1.76-1.72(m,2H),1.88-1.84(m,2H),2.95-2.88(m,1H),3.10-3.05(m,1H),6.26-6.25(d,1H),6.34(s,2H),7.23-7.19(t,1H),7.43(s,1H),7.60-7.58(m,2H),7.69-7.65(t,1H),7.79-7.76(m,2H),8.01-7.93(m,2H),8.24-8.22(d,1H);HPLC:98.96%(保持時間=5.46分)
表35に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例110について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって実施例110の工程4の非極性生成物から出発して一般的なスキーム18に従って調製した。
実施例111:化合物I-524の合成
((1r,4r)-4-(5-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボヒドラジド
実施例79の工程1の生成物(700mg,1.977mmol)のエタノール(10mL)溶液にヒドラジン水和物一水和物(2mL)を加え、90℃で一晩(約16時間)撹拌した。減圧下で反応混合物を蒸発させ、氷冷水で希釈し、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて粗生成物として表題の化合物(600mg)を得た。LCMS:341.1(M+1)+
工程2:((1r,4r)-4-(2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボニル)ヒドラジン-1-カルボニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例111の工程1の生成物(600mg,1.764mmol)と(1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボン酸(471mg,1.941mmol)とのDMF溶液にTBTU(850mg,2.646mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(456mg,3.528mmol)とを加え、室温で一晩(約16時間)撹拌した。反応の完了後、氷冷水を加え、沈殿した固形物を濾別し、粗生成物として表題の化合物(1.0g)を得た。LCMS:466.3(M-100)+
工程3:((1r,4r)-4-(5-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-カルボニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例111の工程2の生成物(1.0g,1.769mmol)のアセトニトリル溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(456mg,3.538mmol)と塩化4-トルエンスルホニル(1.0g,5.309mmol)とを加え、室温で4時間撹拌した。減圧下で反応混合物を蒸発させ、得られた粗生成物をジクロロメタン中0.2%のメタノールで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(750mg)を得た。
工程4:((1r,4r)-4-(5-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-カルボニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例111の工程3の生成物(1.0g,1.769mmol)を実施例100の工程4、工程5及び工程6に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン塩酸塩と、無水酢酸と、その後の10%パラジウム炭素による水素化(ここでは水素化はエタノール及び酢酸にて室温で3時間行った)とによって結果的な3工程で処理して180mgの表題の化合物を得た。LCMS:565.4(M+1)+;1H-NMR(300MHz,CD3OD):δ1.29-1.17(m,4H),1.43(s,9H),1.91(s,3H),1.98-1.93(m,5H),2.79-2.75(m,1H),6.22-6.19(d,1H),6.57(s,2H),7.19-7.14(t,1H),7.76-7.57(m,5H),7.95-7.93(d,1H),8.04-8.01(m,2H),8.29-8.26(d,1H);HPLC:91.35%(保持時間=7.02分)
実施例112:化合物I-525の合成
2-(5-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例111の工程4の生成物(1.0g,1.769mmol)を実施例88の工程6に記載されている手順に従ってTFA(0.3mL)で処理した。得られた粗生成物をジエチルエーテルで粉砕し、TFA塩として表題の化合物(140mg)を得た。LCMS:465.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.45-1.42(m,4H),2.07-2.04(m,4H),3.00-2.80(m,2H),6.35-6.25(d,1H),6.58(s,2H),7.20-7.15(t,1H),7.76-7.61(m,5H),7.95-7.93(d,1H),8.04-8.02(m,2H),8.30-8.28(d,1H);HPLC:95.29%(保持時間=5.23分)
実施例113:化合物I-526の合成
2-(5-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1,3,4-チアジアゾ―ル-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:((1r,4r)-4-(5-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-1,3,4-チアジアゾ―ル-2-カルボニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例111の工程2の生成物(450mg,0.796mmol)の溶液にLawessonの試薬(643mg,1.592mmol)を加え、120℃にて1.5時間マイクロ波で照射した。反応の完了後、氷冷水を加え、酢酸エチルで抽出した(2×20mL)。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物をヘキサン中30%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(30mg)を得た。LCMS:492.4(M-100)+
工程2:((1r,4r)-4-(5-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-1,3,4-チアジアゾ―ル-2-カルボニル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例113の工程1の生成物(310mg,0.550mmol)を実施例100の工程4、工程5及び工程6に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン塩酸塩と、無水酢酸と、その後の10%パラジウム炭素による水素化(ここでは水素化はエタノール及び酢酸にて室温で3時間行った)とによって結果的に3工程で処理して170mgの表題の化合物を得た。LCMS:609.5(M+1)+
工程3:2-(5-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1,3,4-チアジアゾ―ル-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例113の工程2の生成物(170mg,0.293mmol)を実施例88の工程6に記載されている手順に従ってTFA(0.3mL)で処理した。得られた粗生成物を、Zorbax ECLIPSR XDB C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液(0.1%TFA)から50%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(15mg)を得た。
LCMS:481.3(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.72-1.53(m,4H),2.27-2.13(m,4H),3.18-3.14(m,2H),6.24-6.22(d,1H),6.66(s,2H),7.19-7.15(t,1H),7.48(s,1H),7.75-7.60(m,4H),8.01-7.92(m,3H),8.26-8.24(d,1H);HPLC:96.46%(保持時間=4.43分)
実施例114:化合物I-527の合成
2-(5-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-1,3,4-チアジアゾ―ル-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキサミド
上記で言及された表題の化合物は実施例113の工程3の生成物の分取HPLC精製にてTFA塩として単離された(20mg)。
LCMS:482.3(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.70-1.50(m,4H),2.25-2.10(m,4H),3.15-3.07(m,2H),6.21-6.18(d,1H),6.59(s,2H),7.16-7.10(t,1H),7.35(s,1H),7.74-7.54(m,4H),7.91-7.81(m,2H),8.01(s,1H),8.24-8.21(d,1H);HPLC:98.70%(保持時間=5.99分).
実施例115:化合物I-528の合成
2-(5-アミノ-4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例398の工程6に記載されている手順に従って実施例1の工程2の生成物(400mg,1.2mmol)を塩化アンモニウム(135mg,2.4mmol)で処理し、粗生成物として表題の化合物(400mg)を得た。LCMS:324.4(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボチオアミド
実施例115の工程1の生成物(350mg,1.0mmol)のTHF(5mL)溶液にLawessonの試薬(810mg,2.0mmol)を加え、150℃にて1時間マイクロ波で照射した。反応混合物を蒸発させ、得られた粗生成物をヘキサン中30%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(180mg)を得た。LCMS:342.1(M+1)+
工程3:2-(5-アミノ-4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
実施例115の工程2の生成物(50mg,0.114mmol)のエタノール(2mL)溶液に(3-ブロモ-4-オキソシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(50mg,0.180mmol)を加え、得られた反応混合物を6時間還流した。減圧下で反応混合物を蒸発させ、粗生成物として表題の化合物(110mg)を得た。LCMS:435.15(M+1)+
工程4:(2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[d]チアゾール-5-イル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例115の工程3の生成物(340mg,0.78mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.150ml,0.780mmol)との撹拌したTHF(10mL)溶液に二炭酸ジ-tert-ブチル(0.20mL,0.780mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。上記で得られた粗生成物を、ヘキサン中20%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(80mg)を得た。LCMS:535.2(M+1)+
工程5:(2-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[d]チアゾール-5-イル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例115の工程4の生成物(80mg,0.150mmol)を実施例100の工程4、工程5及び工程6に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン塩酸塩と、無水酢酸と、その後の10%パラジウム炭素による水素化(ここでは水素化はメタノールにて4時間行った)とによって結果的に3工程で処理して粗生成物として50mgの表題の化合物を得た。LCMS:552.25(M+1)+
工程6:-2-(5-アミノ-4,5,6,7-テトラヒドロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
実施例88の工程6に記載されている手順に従って実施例115の工程5の生成物(50mg,0.01mmol)をTFA(0.2mL)で処理した。得られた粗生成物を、Kinetex C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液(0.1%TFA)から55%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(5mg)を得た。
LCMS:452.3(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.55-1.16(m,2H),1.86-2.0(m,1H),2.05-2.10(m,1H),2.70-2.90(m,2H),3.22-3.28(m,1H),3.45-3.48(m,1H),3.63-3.65(m,1H),6.25(d,1H),6.66(s,2H),7.16(t,1H),7.34(s,1H),7.58-7.60(m,2H),7.63-7.72(m,2H),7.92-7.96(m,3H),8.26(d,1H);HPLC:96.82%(保持時間=5.15分)
実施例116:化合物I-529の合成
(1r,4r)-4-アミノ-N-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)シクロヘキサン-1-カルボキサミド
工程1:(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例79の工程2の生成物(1.0g,3.067mmol)のトルエン(5mL)とtert-ブタノール(1.0mL)の溶液に室温でアジ化ジフェニルホスホリル(338mg,1.226mmol)を加え、その後、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.352mL,2.02mmol)を添加した。得られた反応混合物を80℃で一晩撹拌した。反応の完了後、反応混合物を蒸発させ、氷冷水を加え、酢酸エチルで抽出し(2×20mL)、分離した有機層を濃縮した。得られた粗生成物をヘキサン中20%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによって精製して70mgの表題の化合物を得た。LCMS:398.2(M+1)+
工程2:2-アミノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
実施例116の工程1の生成物(655mg,1.649mmol)をTFA(1.0mL)で処理し、実施例88の工程6に記載されている手順に従ってTFA塩として表題の化合物(500mg)を得た。LCMS:298.1(M+1)+
工程3:((1r,4r)-4-((6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)カルバモイル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例116の工程2の生成物(250mg,0.608mmol)及び(1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキサン-1-カルボン酸(178mg,0.729mmol)を一緒に処理し、実施例81の工程3に記載されている手順に従って表題の生成物を得、ジクロロメタン中1%のメタノールで溶出するシリカゲルでのコンビフラッシュによってそれを精製して表題の化合物(180mg)を得た。LCMS:523.3(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-((6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)カルバモイル)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例116の工程3の生成物(180mg,0.344mmol)を実施例100の工程4、工程5及び工程6に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン塩酸塩と、無水酢酸と、その後の10%パラジウム炭素による水素化(ここでは水素化はメタノールにて2時間行った)とによって結果的に3工程で処理して粗生成物として60mgの表題の化合物を得た。LCMS:540.4(M+1)+
工程5:(1r,4r)-4-アミノ-N-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)シクロヘキサン-1-カルボキサミド
実施例116の工程4の生成物(60mg,0.111mmol)をTFA(0.2mL)で処理し、実施例88の工程6に記載されている手順に従って粗生成物を得た。得られた粗生成物を、LUNA C18逆相カラム(20×250mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は10%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から50%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(30mg)を得た。
LCMS:440.3(M+1)+;1H-NMR(300MHz,CD3OD):δ1.48-1.24(m,4H),1.97-1.71(m,4H),2.29-2.25(m,1H),2.99-2.98(m,1H),6.02(s,2H),6.30-6.28(d,1H),6.82(s,1H),7.25-7.20(t,1H),7.68-7.52(m,3H),7.95-7.77(m,4H),8.20-8.18(d,1H);HPLC:98.03%(保持時間=5.15min.)
実施例117:化合物I-530の合成
((1r,4r)-4-(6-(アミノメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
工程1:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例81の工程2の生成物(100mg,0.300mmol)及び((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(78mg,0.300mmol)を一緒に処理し、実施例79の工程3に記載されている手順に従って表題の化合物(150mg)を得た。(この工程では、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物を得た)。LCMS:521.75(M-1)+
工程2:((1r,4r)-4-(6-(アミノメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例117の工程1の生成物(130mg,0.200mmol)の撹拌したメタノール溶液にラネーニッケル(50mg)とメタノール性アンモニア(5mL)とを加えた。得られた懸濁液を水素雰囲気下(水素気体で満たされたバルーン)室温で一晩撹拌した。反応の完了後、セライトベッドを介して反応混合物を濾過し、ジクロロメタン中10%のメタノールで洗浄し、減圧下で濾液を濃縮した。得られた粗生成物を、XBridge C18逆相カラム(20.0×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は30%アセトニトリル水溶液(10mMの重炭酸アンモニウム)から70%アセトニトリル水溶液(10mMの重炭酸アンモニウム)であり、それによって表題の化合物(12mg)を得た。
LCMS:528.4(M+1)+;1H-NMR(DMSO-d6,400MHz):δ1.26-1.11(m,4H),1.33(s,9H),1.74-1.67(m,4H),3.20-3.15(m,1H),3.58-3.51(m,1H),3.72(s,2H),6.12-6.10(d,1H),6.34(s,2H),6.70-6.68(d,1H),7.33-7.10(m,4H),7.67-7.58(m,3H),7.77-7.74(d,1H),7.98-7.96(d,1H),8.31-8.24(m,2H);HPLC:95.15%(保持時間=6.08分)
実施例118:化合物I-531の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-(アミノメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
実施例117の工程2の生成物(80mg,0.150mmol)をTFA(0.2mL)で処理し、実施例88の工程6に記載されている手順に従って粗生成物(130mg)を得た。得られた粗生成物を、Zorbax C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は5%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液(0.05%TFA)から60%アセトニトリル:メタノール(1:1)水溶液(0.05%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(45mg)を得た。LCMS:428.3(M+1)+;1H-NMR(DMSO-D2O,400MHz):δ1.30-1.29(m,4H),1.91-1.65(m,4H),3.01-2.90(m,1H),3.58-3.50(m,1H),3.99(s,2H),6.07-6.05(d,1H),6.26(s,2H),7.19-7.10(m,2H),7.22(s,1H),7.43(s,1H),7.65-7.50(m,2H),7.78-7.75(m,2H),7.95-7.90(d,1H),8.25-8.20(d,1H);HPLC:99.51%(保持時間=5.59分).
表36に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例118について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって一般的なスキーム21に従って調製した。
表37に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例118について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって実施例95の工程2の生成物から出発して一般的なスキーム21Aに従って調製した。
実施例119:化合物I-538の合成
6-(アミノメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-(アミノメチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例398の工程2の生成物(1.0g,3.06mmol)を室温にて水素雰囲気下、メタノール性アンモニア(50mL)中のラネーニッケルで処理し、実施例117の工程2に記載されている手順に従って表題の化合物(1.10g)を得た。LCMS:331.1(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ4.12(s,2H),6.15(d,1H),6.46(s,2H),7.17(t,1H),7.25(d,1H),7.43(s,1H),7.52(s,1H),7.58(t,1H),7.66(t,1H),7.73(d,1H),7.86-7.92(dd,1H),8.25(d,1H);HPLC:99.61%(保持時間=5.89分)
実施例120:化合物I-539の合成
6-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-(((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
実施例119の工程1の生成物(600mg,1.816mmol)を二炭酸ジ-tert-ブチル(594mg,2.72mmol)で処理し、実施例90の工程2に記載されている手順に従って粗生成物(506mg)を得た。上記で得られた粗生成物を分取TLC(移動相:ジクロロメタン中3%メタノール、2回実行)によって精製し、表題の化合物(14mg)を得た。LCMS:429.2(M+1)+;1H-NMR(400MHz,CD3OD):δ1.27-1.30(d,9H),4.24(s,2H),6.20(d,1H),6.43(s,2H),7.04-7.12(m,1H),7.14-7.22(m,2H),7.64(m,2H),7.41(s,1H),7.70(dd,2H),7.91(d,1H),8.25(d,1H);HPLC:97.76%(保持時間=6.68分)
表38に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例117及び118について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって実施例120から出発して一般的なスキーム21Bに従って調製した。
実施例121:化合物I-542の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-カルボキサミド
工程1:2-(トリクロロメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-6-カルボニトリル
上記で言及された表題の化合物はBioorganic and Medicinal Chemistry Letters,2010,vol.20,#2,p.586-590に記載されたように調製した。
工程2:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
30mLのTHF:水(2:1)における実施例121の工程1の生成物に重炭酸ナトリウム(1.6g,19.2mmol)を加え、室温で10分間撹拌し、((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(411mg,1.92mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で4時間撹拌した。減圧下で反応混合物を蒸発させ、水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮して表題の化合物(540mg)を得た。LCMS:382.30(M-1)+
工程3:((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(極性)及び((1r,4r)-4-(5-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(非極性)
実施例121の工程2の生成物(540mg,1.40mmol)及び1-(ブロモメチル)ナフタレン(467mg,2.11mmol)を一緒に処理し、実施例22の工程1に記載されている手順に従って粗生成物(340mg)を得た。粗生成物は表題の極性及び非極性双方の混合物だったが、それをヘキサン中50%の酢酸エチルで溶出するシリカゲル(40gカラム)でのコンビフラッシュによって分離し、極性分画から表題の化合物(150mg)を得た。LCMS:523.85(M+1)+
単離された非極性化合物(120mg)は位置異性体として確認された。LCMS:523.9(M+1)+
工程4:((1r,4r)-4-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例121の工程3の極性生成物(150mg,0.464mmol)を実施例88の工程1、工程2及び工程3に記載されている手順に従ってヒドロキシルアミン(水中で50%)と、無水酢酸とその後の10%パラジウム炭素による水素化(ここでは水素化はエタノールにて室温で5時間行った)による結果的な3工程で処理し、60mgの表題の化合物を得た。LCMS:541.75(M+1)+
工程5:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-カルボキサミド
実施例121の工程4の生成物(60mg,0.110mmol)をTFA(0.3mL)で処理し、実施例81の工程5に記載されている手順に従って粗生成物(130mg)を得た。
得られた粗生成物を、KinetexEVO C18逆相カラム(21.2×150mm、5ミクロン)を用いた分取HPLC機器によって精製した。移動相は15%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)から40%アセトニトリル水溶液(0.1%TFA)であり、それによってTFA塩として表題の化合物(30mg)を得た。
LCMS:441.1(M+1)+;1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ1.58-1.48(m,4H),2.07-1.99(m,4H),3.10(m,1H),3.81(m,1H),6.46-6.44(d,1H),6.56(s,2H),7.28-7.23(t,1H),7.65-7.58(m,2H),7.81-7.62(t,2H),7.95-7.92(m,1H),8.08-8.00(m,2H),8.23-8.20(d,1H);HPLC:99.13%(保持時間=4.63分)
表39に列挙された以下の化合物は、当業者に既知の好適な改変と共に適当な試薬を用いて実施例121について上記に記載されているような類似の手順に従うことによって実施例121の工程3にて単離された非極性化合物(120mg)から出発して一般的なスキーム22に従って調製した。
工程1:6-(N-(イソブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
スキーム2Aの実験プロトコールに従って、6-(N-(イソブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル化合物を合成した。LCMS:472.2(M+1)+;1H-NMR(DMSO-d6,400MHz):δ0.85(d,6H),1.14(t,3H),1.87(m,1H),3.75(d,2H),4.19(q,2H),6.03(d,1H),6.41(brs,2H),7.23(t,1H),7.54(s,1H),7.63(t,1H),7.70(t,1H),7.80(d,1H),7.87(m,2H),8.00(d,1H),8.19(s,1H),8.23(d,1H),8.90(brs,1H),9.20(brs,1H);HPLC:96.72%(保持時間=7.23分)
工程2:6-(N-((ヘキシルオキシ)カルボニル)カルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸カリウム:(I-720)
工程1の化合物(100mg,0.20mmol)の撹拌した2mlのTHF溶液にN
2のもと0℃にてトリメチルシラン酸カリウム(24mg,0.19mmol)を一気に加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、得られた固形物を濾過し、エーテルで洗浄し、窒素雰囲気下で乾燥させ、凍結乾燥を用いてさらに乾燥させてカリウム塩として50mgの表題の化合物を得た。LCMS:472.2(M+1)
+;
1H-NMR(400MHz,DMSO-d
6):δ0.84(t,6H),1.29-1.20(m,6H),1.52(m,1H),3.90(t,2H),6.06(d,1H),6.66(brs,2H),6.84(s,1H),7.19(t,1H),7.71-7.60(m,5H),7.91(s,1H),7.96(d,1H),8.32(d,1H),8.80(brs,1H),9.20(brs,1H);HPLC:97.12%(保持時間=7.086分)
工程1:6-シアノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
封管にてアルゴン気体の存在下でトルエンにおける(3-ブロモナフタレン-1-イル)メタノール(410mg,1.74mmol)と、K3PO4(0.4g,3.48mmol,)と、6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(377mg,1.74mmol)と、トランス-N,N’-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(247mg,1.74mmol)を加え、ヨウ化銅(165mg,0.87mmol)を加え、封止し、90℃で16時間撹拌した。完了後、水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空にて蒸発させて粗精製の化合物を得た。50%EA/Hexによるコンビフラッシュを用いてそれを精製し、得られた分画を濃縮して200mgの6-シアノ-1-(4-(ヒドロキシメチル)ナフタレン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルを得た。
実施例123:化合物I-675の合成
工程1:(Z)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
スキーム15D-2の工程1の実験プロトコールに従って、(Z)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルを合成した。LCMS:388.2(M+1)
+,
1H-NMR(CD
3OD,400MHz):δ1.07-1.11(m,3H),4.08-4.14(m,2H),6.05-6.07(d,1H),6.31(s,2H),7.05-7.09(m,1H),7.38-7.69(m,7H),7.81-7.83(d,1H),8.14-8.16(d,1H);HPLC:99.91%(保持時間=5.54分).
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(15g,0.07mol)のEtOH(150ml)とTHF(150ml)の溶液に、水(100mL)に溶解したLiOH.H2O(8.9g,0.21mol)を加え、得られた混合物をRTで4時間撹拌した。過剰な溶媒を減圧下で取り除き、残留物を100mLの氷水に懸濁した。水性層を1NのHClでさらに酸性化し、得られた固形物を濾過し、乾燥させて表題の化合物(13g、99%)を得た。
(E)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸(13g,0.07mol)のEtOH(200ml)とTHF(200ml)の溶液に0℃でDIPEA(226ml,1.26mol)とヒドロキシルアミン塩酸塩(NH2OH.HCl)とを加えた。添加が完了した後、反応塊を75℃で一晩加熱した。常温に冷却した後、反応塊を減圧下で乾燥するまで濃縮し、残留物を200mLの氷水に再懸濁した。得られた固形物を濾過し、真空下で乾燥させて所望の化合物(14g、91%)を得た。
(E)-6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
(E)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸(16g,0.07mol)の酢酸(200ml)とアセトニトリル(400ml)の溶液に0℃で無水酢酸(10mL)を加えた。反応塊をRTで2時間撹拌し、反応の完了後、過剰な溶媒を真空下で取り除いた。残留物を水に再懸濁し、濾過して表題の化合物(12g、63%)を得た。
6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
(E)-6-(N’-アセトキシカルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸(12g,0.04mol)を酢酸(200ml)とEtOH(100ml)との混合物に溶解し、Pd/C(1.2g)を加え、水素雰囲気下、室温で反応混合物を6時間撹拌した。セライトベッドを介して反応塊を濾過し、MeOH中2%のTFAで洗浄した。合わせた濾液を回収し、濃縮して表題の化合物(9.0g、98%)を得た。
6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボン酸(6g,0.029mol)のEtOH(100ml)溶液に0℃でSOCl2(7.2ml)を加えた。添加が完了した後、反応塊を一晩還流した。過剰な溶媒を減圧下で取り除いた。残留物を200mLの氷水に再懸濁し、得られた固形物を濾過し、乾燥させて表題の化合物(5.5g、88%)を得た。
6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
6-カルバムイミドイル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(16g,0.073mol)のTHF(100ml)と水(50ml)の溶液に0℃でDIPEA(8.5ml)及びBoc2Oを加えた。得られた混合物をRTで3時間撹拌した。減圧下で過剰な溶媒を取り除き、残留物を水(200mL)に再懸濁した。水性層をEtOAc(2*200mL)で抽出し、合わせた有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得た。粗生成物をさらにヘキサン(100mL)中10%のEtOAcに再懸濁し、撹拌し、濾過し、乾燥させて十分に純粋な表題の化合物(5.3g、68%)を得た。
6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
スキーム15における工程1の実験プロトコールに従って、6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルを合成した。
6-カルバムイミドイル-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
スキーム15における工程7の実験プロトコールに従って、6-カルバムイミドイル-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチルを合成した。LCMS:466.2(M+1)+1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.19-1.22(m,3H),4.25-4.27(m,2H),5.90(s,1H),6.51(s,2H),7.12-7.20(m,1H),7.52-7.70(m,5H),7.92-7.94(m,3H),8.28-8.30(d,1H),8.38-8.40(d,2H).HPLC:97.80%(保持時間=4.68分)
6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-((3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
スキーム15における工程2の実験プロトコールに従って、6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-((3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を合成した。
6-カルバムイミドイル-1-((3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
スキーム15における工程7の実験プロトコールに従って、6-カルバムイミドイル-1-((3-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を合成した。LCMS:360.1(M+1)+1HNMR(CD3OD,300MHz):δ5.79-5.80(s,1H),6.45(s,2H),6.96-6.97(d,1H),7.40-7.45(m,2H),7.53-7.55(d,2H),7.67-7.70(d,1H),7.90(s,1H),7.97-8.00(d,1H),8.09-8.11(d,1H).HPLC:96.73%(保持時間=5.50分)
実施例126:化合物I-751の合成
2-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボヒドラジド
エタノール(5mL)に溶解した6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.5g,1.41mmol)の溶液にヒドラジン水和物(5mL)を加え、反応物を90℃で加熱し、同じ温度で16時間撹拌した。真空下で反応塊を蒸発させ、氷冷水で残留物の反応を止めた。得られた固形物を濾過し、真空下で乾燥させて表題の化合物(0.35g)を得た。LCMS:341.05(M+1)+
工程2:N’-アセチル-6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H インドール-2-カルボヒドラジド
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボヒドラジド(0.35g,0.91mmol)に塩化アセチル(2mL)を加え、反応物を4時間還流した。真空下で塩化アセチルを取り除き、飽和炭酸ナトリウム溶液で塩基性化し、酢酸エチルで抽出した(2×50mL)。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して粗生成物を得(0.35g、粗精製)、さらに精製することなく次の工程に使用した。
工程3:2-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
N’-アセチル-6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H インドール-2-カルボヒドラジド(0.35g)にオキシ塩化リン(4mL)を加え、反応物を1時間還流した。真空下でオキシ塩化リンを取り除き、飽和重炭酸ナトリウム溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した(2×50mL)。有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗生成物を得、ヘキサン中20%酢酸エチルで溶出するコンビフラッシュを介してそれを精製して所望の生成物(200mg)を得た。LCMS:365.05(M+1)+
工程4:2-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:382.0(M+1)+,1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ9.19(s,2H),8.90-8.72(bs,2H),8.33(d,J=8.0Hz,1H),8.14(s,1H),8.05-7.99(m,2H),7.79(d,J=8.40Hz,1H),7.72-7.11(m,1H),7.65(t,J=7.20Hz,2H),7.59(s,1H),7.20(t,J=8.0Hz,1H),6.56(s,2H),6.04(d,J=6.80Hz,1H),2.49(s,3H)
実施例127:化合物I-750の合成
1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(チアゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸(1.6g,4.87mmol)の撹拌したN,N-ジメチルホルムアミド(15.0mL)溶液に1-[Bis(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(2.78g,7.31mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.49mL,14.61mmol)とを加えた。その10分後、塩化アンモニウム(0.391g,7.31mmol)を加え、反応混合物を常温で16時間撹拌した。冷水(100.0mL)で希釈した反応塊を15分間撹拌し、白っぽい固形物をつまみだし、それを濾過し、乾燥させて粗精製の化合物を得た。粗生成物をn-ペンタンで洗浄し(40mL×2)、白っぽい固形物(1.47g、92.8%)として表題の化合物を得た。LCMS:326.05(M+1)+
工程2:シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボチオアミド
工程1の生成物(0.5g,1.53mmol)と、Lawessonの試薬(0.62g,1.53mmol)とを封管に入れ、得られた混合物を撹拌し、110℃で4時間加熱した。反応の完了後、酢酸エチル(50.0mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中10%酢酸エチルで溶出するコンビフラッシュによってそれを精製し、白っぽい固形物(0.256g)として表題の化合物を得た。LCMS:340.1(M-1)-
工程3:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(チアゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
工程2の生成物(0.2g,0.585mmol)及び2-ブロモ-1,1-ジエトキシエタン(2.0mL)を一緒に封管に入れ、それを100℃で4時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチル(50.0mL)で希釈し、水で洗浄した。分離した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中10%酢酸エチルで溶出するコンビフラッシュによってそれを精製し、白っぽい固形物(90.0mg、42.13%)として表題の化合物を得た。LCMS:366.1(M+1)+
工程4:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(チアゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(チアゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミドを合成し、分取HPLCによって精製した。移動相(0.1%ギ酸水溶液から100%アセトニトリル)、化合物を3日間凍結乾燥して表題の化合物(5mg)を得た。LCMS:383.2(M+1)+,1H-NMR(DMSOd6,400MHz):δ6.13-6.11(d,1H),6.61(S,2H),7.47-7.18(t,1H),7.59(S,1H),7.67-7.62(m,2H),7.71-7.68(m,1H),7.79-7.75(m,3H),7.99-7.97(m,2H),8.07(S,1H),8.31-8.29(d,1H),8.42(s,1H),8.6-9.4(bs,1H).HPLC:99.97%(保持時間=5.39分).
実施例128:化合物I-748の合成
1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(オキサゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(オキサゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド(0.4g,1.23mmol)及び2-ブロモ-1,1-ジエトキシエタン(4.0mL)を一緒に封管に入れ、それを115℃で5時間加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチル(60.0mL)で希釈し、水で洗浄した(50.0mL×3)。分離した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中15%の酢酸エチルで溶出するコンビフラッシュによってそれを精製し、白っぽい固形物(0.19g、43.90%)として表題の化合物を得た。LCMS:350.1(M+1)+
工程2:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(オキサゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(オキサゾール-2-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミドを合成した。LCMS:367.1(M+1)+,1HNMR(DMSOd6,400MHz):δ6.06-6.04(d,1H),6.61(S,2H),7.22-7.18(t,1H),7.31(S,1H),7.54(S,1H),7.63-7.61(m,2H),7.79-7.70(m,2H),8.01-7.99(d,1H),8.08(S,1H),8.24(S,1H),8.34-8.32(d,1H),8.79(bS,2H),9.16(bS,2H),(HPLC:99.74%,保持時間:5.33)
実施例129:化合物I-726の合成
1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
2-アミノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル(0.1g,0.33mmol)の撹拌したTHF(5mL)溶液に0℃でジイソプロピルエチルアミン(0.11mL,0.67mmol)とクロロギ酸2-クロロエチル(0.038mL,0.37mmol)とを加えた。反応物をRTで16時間撹拌した。これにカリウムt-ブトキシド(0.18g,1.68mmol)を加え、次いで反応物をRTで16時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。分離した有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して粗生成物を得、ヘキサン中30%のEtOAcで溶出するコンビフラッシュクロマトグラフィーを介してそれを精製し、所望の生成物(40mg)を得た。LCMS:368.20(M+1)+
工程2:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミドを合成した。1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ9.12(s,2H),8.70(bs,2H),8.13(d,J=8.80Hz,1H),8.04-7.99(m,2H),7.87(d,J=8.40Hz,2H),7.64-7.58(m,3H),7.34-7.31(m,1H),6.82(s,1H),6.42(d,J=7.20Hz,1H),5.98(s,2H),4.23-4.19(m,2H),3.69-3.65(m,2H)LCMS:392.95(M+1)+
実施例130:化合物I-803の合成
1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(1H-テトラゾール-5-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:6-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-ブロモ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.5g,0.0096mol)のDMF(10ml)溶液に炭酸カリウム(0.8g,0.00577mol)と、THF(3mL)に溶解した1-(ブロモメチル)ナフタレン(0.65g,0.0029mol)の溶液とを加えた。反応塊を室温で3時間撹拌した。反応の完了後、THFを留去し、氷冷水を加え、沈殿した生成物を濾過し、真空下で乾燥させて表題の化合物(0.7g、87.5%)を得たが、それを精製することなく次の工程に進めた。LCMS:409.1(M+1)+
工程2:6-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1の生成物(600mg,0.00147mol)のテトラヒドロフランとエタノール(5mL:10mL)の混合物における溶液に室温で水酸化リチウム一水和物水溶液(300mg,0.00737mol)を加えた。得られた混合物を室温で8時間撹拌した。反応の完了後、THF及びエタノールを留去し、希HClでpH4に酸性化した。沈殿した生成物を濾別し、真空下で乾燥させて表題の化合物(600mg、粗精製)を得て、それを次の工程に進めた。LCMS:379.9(M-1)
工程3:6-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程2の生成物(100mg,0.00026mol)の撹拌したDMF溶液に0℃でHATU(110mg,0.000286mol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(84mg,0.00065mol)とを加えた。室温で10分間撹拌した後、NH4Cl(21mg,0.00039mol)を加え、室温で16時間撹拌した。反応の完了後、氷冷水を加え、沈殿した固形物を濾別し、乾燥させて表題の化合物(80mg、81.6%)を得た。LCMS:378.95(M-1)-
工程4:6-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボニトリル
工程3の生成物(1g,0.00263mol)のDCM(10mL)溶液にTEA(1.06g,0.0105mol)を加え、得られたものをRTで5分間撹拌した。次いで0℃にてTFAA(1.1g,0.00526mol)を一滴ずつ加え、RTで2時間撹拌した。TLCによる反応の完了後、NaHCO3水溶液で反応を止め、DCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ、濃縮し、コンビフラッシュによって精製して表題の化合物(0.3g、31.5%)を得た。;(1H-NMR-DMSO-d6);8.2(d,1H),8.05(d,2H),7.9(d,1H),7.75(d,1H),7.65(m,3H),7.35(m,2H),6.25(d,1H),6.2(s,2H)
工程5:6-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(1H-テトラゾール-5-イル)-1H-インドール
工程4の生成物(1g,0.00276mol)のDMF(10mL)溶液にRTでNaN3(3.6g,0.0055mol)とNH4Cl(1.44g,0.0269mol)とを加え、得られた懸濁液を120℃に4時間加熱した。次いでRTに冷却し、氷水に注ぎ生成物を沈殿させ、固形物を濾過によって回収し、表題の化合物(1g、粗精製)を得た。LCMS:404.1(M+1)+
工程6:1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(1H-テトラゾール-5-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
一般的なスキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(1H-テトラゾール-5-イル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミドを合成した。LCMS:368.15(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ6.21(d,1H),6.632(s,2H),7.124(t,1H),7.469(s,1H),7.56-7.71(m,4H),7.88-7.98(m,3H),7.135(d,1H)
実施例131:化合物I-710の合成
2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:6-ブロモ-2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール
6-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-2-(1H-テトラゾール-5-イル)-1H-インドール(0.7g,0.00172mol)と、(2-ブロモエトキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン(0.5g,0.00207mol)とのDMF(5ml)溶液にRTでK2CO3(0.476g,0.00344)を加え、得られた懸濁液を70℃に3時間加熱した。反応の完了後、RTに冷却し、氷水を加え、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をコンビフラッシュによって精製して表題の化合物(0.3g、31%)を得た。LCMS:564.2(M+2)+
工程2:2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
6-ブロモ-2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール(0.3g,0.000534mol)のDMF溶液にZn(CN)2(0.156g,0.00133mol)を加え、得られた懸濁液をN2で5分間脱気し、次いでN2気体の雰囲気下でPdCl2(dppf).DCM(23mg,0.05mol)を加えた。反応混合物を150℃に一晩加熱した。反応の完了後、RTに冷却し、氷水を加え、得られた固形物を濾過によって回収して表題の化合物(0.22g、81.4%)を得た。LCMS:509.2(M+1)+
工程3:2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミドを合成した。LCMS:526.1(M+1)+,1H-NMR(DMSO-d6,400MHz):δ-0.32(s,6H),0.531(s,9H),3.903(t,1H),4.708(t,1H),5.99-6.01(d,1H),6.578(s,2H),7.159(t,1H),7.517(s,1H),7.62-7.64(m,2H),7.69-7.76(m,2H),7.95-7.98(m,2H),8.13(s,1H),8.31-8.33(d,1H),8.493(s,2H)
2-(1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
2-(1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-1H-テトラゾール-5-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド(60mg,0.000114mol)のDCM(5ml)溶液に0℃でTFA(0.5g)を一滴ずつ加え、RTで一晩撹拌した。反応の完了後、溶媒を蒸発させ、エーテルで洗浄し、得られた固形物を高真空で乾燥させて表題の化合物(25mg、54%)を得た。LCMS:412.2(M+H)
+;
1HNMR(400MHz,DMSO-d
6):δ9.3(bs,3H),8.35(d,1H),8.1(s,1H),8.0(d,2H),7.8(d,1H),7.7(d,1H),7.65(d,1H),7.55(s,1H),7.2(t,1H),6.6(s,2H),6.1(d,1H),5.0(bs,1H),4.7(t,2H),3.8(bs,2H);HPLC;99.9%
実施例132:化合物I-603の合成
(6-カルバムイミドイル-1-((3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル
工程1:(6-シアノ-1-((3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル
一般的なスキーム20の工程1の実験プロトコールに従って、(6-シアノ-1-((3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチルを合成した。LCMS:536.2(M-1)-
工程2:(6-カルバムイミドイル-1-((3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル
一般的なスキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、(6-カルバムイミドイル-1-((3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチルを合成した。LCMS:555.4(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.41(s,9H),6.01(s,2H),7.37(t,2H),7.56-7.61(m,4H),7.71-7.90(m,4H),8.11-8.20(d,2H),8.20-8.29(d,1H),8.51(s,2H)
実施例133:化合物I-749の合成
2-(5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:2-アミノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル塩酸塩
ジクロロメタン(5mL)中の(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル(0.15g)に4MのジオキサンHCl(5mL)を加え、反応物をRTで16時間撹拌した。真空下で過剰な溶媒を取り除き、粗生成物(150mg、粗精製)を得たが、さらに精製することなくそれを次の工程に使用した。LCMS:298.2(M-Cl)-
工程2:N-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)メタンスルホンアミド
ジクロロメタン(3mL)中の2-アミノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル塩酸塩(0.13g,0.38mmol)に0℃でトリエチルアミン(0.16mL,1.55mmol)と塩化メタンスルホニル(0.036mL,0.46mmol)とを加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、ジクロロメタン(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗生成物を得、ヘキサン中20%のEtOAcで溶出するコンビフラッシュクロマトグラフィーを介してそれを精製して所望の生成物(95mg)を得た。LCMS:376.1(M+1)+
工程3:2-(メチルスルホンアミド)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、2-(メチルスルホンアミド)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミドを合成した。LCMS:392.95(M+1)+,1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δ8.97(bs,1H),8.56(bs,2H),8.21(d,J=6.40Hz,1H),8.02(d,J=8.0Hz,1H),7.86(d,J=8.40Hz,1H),7.72-7.63(m,5H),7.35(t,J=7.60Hz,1H),7.18(bs,2H),6.33(d,J=6.80Hz,1H),5.92(s,2H),3.31(s,3H)
実施例134:化合物I-620の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-グアニジノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-グアニジノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
((1r,4r)-4-(6-((4,6-ジメトキシピリミジン-2-イル)アミノ)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(0.3g,0.461mmol)を封管に入れ、酢酸(3mL)と6NのHCl水溶液(5mL)を加え、次いで100℃で2時間撹拌した。溶媒すべてを乾燥するまで蒸発させ、粗生成物を得、それを分取HPLCによって精製した(0.01g)。LCMS:455.3(M+1)
+.
1H-NMR(CD
3OD,400MHz):δ1.1-1.20(m,2H),1.45-1.48(m,2H),1.97-2.00(d,4H),2.95-3.05(m,1H),3.7-3.82(m,1H),4.94(s,2H),6.85-6.88(d,1H),7.09-7.11(d,1H),7.27-7.29(t,2H),7.36(s,1H),7.48-7.52(m,3H),7.19-7.74(d,1H),7.86-7.88(d,1H),8.28-8.30(d,1H).
実施例135:化合物I-644の合成
2-モルフォリノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
工程1:2-ブロモ-1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
1-(フェニルスルホニル)-1H-インドール-6-カルボニトリル(600mg,2.21mmol)をTHF(10mL)に溶解し、-78℃の温度に冷却した。反応混合物にsec-BuLiを一滴ずつ加え、温度を徐々に-20℃まで上昇させ、1.5時間撹拌し、次いで-78℃でTHF中の臭化シアン(5mL)を一滴ずつ加えた。反応混合物を徐々に室温にして16時間撹拌した。反応の完了後、加えた氷冷水で反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、その後ブライン及び水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得た。粗生成物をコンビフラッシュによって精製して化合物(140mg)を得た。LCMS:361(M+1)+
工程2:2-ブロモ-1H-インドール-6-カルボニトリル
工程1の生成物(140mg,0.387mmol)をTHF(2mL)に溶解し、0℃でTBAF(1.5mL)を加え、次いで室温で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、ブライン及び水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させて粗精製の化合物(90mg、粗精製)を得て、それを次の工程に進めた。LCMS:221.1(M+1)+
工程3:2-ブロモ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
DMFにおける工程2の生成物(80mg,0.36mmol)を1-(ブロモメチル)ナフタレン及び炭酸カリウムで処理して85mgの表題の化合物を得た。LCMS:361.1(M+1)+
工程4:2-モルフォリノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボニトリル
工程3の生成物(80mg,0.221mmol)の溶液、モルフォリン(38mg,0.442mmol)及びKOtBu(74g,0.66mmol)をトルエンに入れ、10分間脱気した。今や酢酸パラジウム(1.5mg,0.006mmol)とBINAP(8.5mg,0.13mmol)とを加え、120℃で16時間加熱した。反応の完了後、反応塊を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空下で溶媒を蒸発させて粗精製の化合物を得た。粗生成物をコンビフラッシュによって精製して化合物(25mg)を得た。LCMS:368.1(M+1)+
工程5:2-モルフォリノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルボキシミドアミド
一般的なスキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:385.1(M+1)+,1H-NMR(400MHz,DMSO-d6):δ2.98(m,4H),3.62(m,4H),5.85(s,2H),6.27(s,1H),6.57(d,1H),7.32-7.37(m,2H),7.52(m,1H),7.62-7.70(m,4H),7.84(d,1H),8.01(d,1H),8.30(d,1H),8.47(s,1H),8.83(bs,1H);HPLC:99.3%(保持時間=5.27分)
実施例136:化合物I-801の合成
6-カルバムイミドイル-1-((6-(3-(メチルアミノ)プロポキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-カルバムイミドイル-1-((6-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
スキーム15D-2における工程1の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:374.0(M+1)+
工程2:6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-((6-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
スキーム15Dにおける工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:474.2(M+1)+
工程3:6-カルバムイミドイル-1-((6-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1-((6-ヒドロキシナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル(120mg,0.25mmol)と(3-ブロモプロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル(95.8mg,0.38mmol)との撹拌したTHF:DMF(2mL:2mL)溶液に室温でK2CO3(105mg,0.76mmol)を加え、反応混合物を80℃で5時間撹拌した。反応が完了するとすぐに反応混合物を氷冷水に注ぎ、得られた固形物を濾過し、乾燥させて表題の化合物(120mg)を得た。LCMS:645.1(M+1)+
工程4:1-((6-(3-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロポキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15における工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:631.1(M+1)+
工程5:6-カルバムイミドイル-1-((6-(3-(メチルアミノ)プロポキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
方法Fの実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:431.1(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ2.28-2.24(m,2H),2.76(s,3H),3.27-3.26(t,2H),4.27-4.24(t,2H),6.04-6.02(d,1H),6.47(s,2H),7.33-7.14(m,3H),7.65-7.52(m,3H),7.89(s,1H),7.98-7.96(d,1H),8.18-8.16(m,1H)
実施例137:化合物I-804の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((6-(3-(ジメチルアミノ)プロポキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((6-(3-(ジメチルアミノ)プロポキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
スキーム15Dの実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:541.3(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.50-1.41(m,4H),2.00-1.90(m,4H),2.35-2.30(m,2H),2.97(s,6H),3.10-3.07(m,1H),3.44-3.40(t,1H),3.70-3.60(m,1H),4.26-4.14(t,2H),6.10-6.09(d,1H),6.39(s,2H),7.20-7.14(m,1H),7.33-7.29(m,3H),7.66-7.54(m,2H),7.95-7.92(d,2H),8.15-8.13(d,1H)
実施例138:化合物I-577の合成
6-カルバムイミドイル-3-フルオロ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-シアノ-3-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
N-フルオロ-2,4,6-トリメチルピリジニウムトリフラート(658mg,2.28mmol)とエチル6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸(150mg,0.70mmol)との混合物に1,1,2,2-テトラクロロエタン(3mL)を加え、100℃に16時間加熱した。反応の完了後、混合物をRTに冷却した。次いでEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥させ、蒸発させて粗生成物を得、それをトルエンと共沸して残留1,1,2,2-テトラクロロエタンを取り除き、その後、溶離液としてのヘキサン中20%の酢酸エチルを用いたコンビフラッシュによって精製した。LCMS:231.05(M-1)-
工程2~3:6-シアノ-3-フルオロ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15の工程1及び工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:343.1(M-1)-
工程4:6-カルバムイミドイル-3-フルオロ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15Cの実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:360.15(M-1)-;1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ6.21(d,1H),6.44(s,1H),6.510(s,1H),7.22(m,1H),7.556-7.595(m,2H),7.649-7.652(m,1H),7.744(d,1H),7.916-7.916(d,2H),7.938-7.945(d,1H),7.991-8.016(m,1H)
実施例139:化合物I-569の合成
6-カルバムイミドイル-4-フルオロ-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-シアノ-4-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
アルゴンのもとで6-ブロモ-4-フルオロ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(240mg,0.83mmol)の撹拌したDMF(10mL)溶液にCuCN(300mg,3.35mmol)を加え、155℃に16時間加熱した。反応の完了後、反応混合物を水に注ぎ、得られた固形物を濾過し、乾燥させてTHFに溶解し、セライトベッドを介して濾過した。濾液を濃縮して粗生成物を得た。溶離液としてDCMを用いたコンビフラッシュによって粗生成物を精製した(190mg)。LCMS:231.15(M-1)-
工程2:6-シアノ-4-フルオロ-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15の工程1及び工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:439.10(M+1)+
工程3:6-カルバムイミドイル-4-フルオロ-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15Cの実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:456.1(M+1)+;1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ5.890(s,1H),6.551(s,2H),7.122-7.146(t,1H),7.269-7.295(d,1H),7.533(s,1H),7.581-7.676(m,3H),7.833(s,1H),7.927-7.947(d,1H),8.526-8.276(d,1H),8.415-8.427(d,2H).
実施例140:化合物I-716の合成
2-(6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)酢酸
工程1:2-(6-シアノ-1H-インドール-2-イル)酢酸エチル
1H-インドール-6-カルボニトリル(8g,0.05mol)の撹拌したDMF:水(180ml:20ml)溶液にPdCl2(C6H5CN)2(2.15g,0.005mmol)と2-ノルボルネン(10.59g,0.011mol)と重炭酸ナトリウム(18.9g,0.22mol)とを加えた。N2によって10分間パージし、次いで2-ブロモ酢酸エチルを加え、得られた溶液を70℃で16時間撹拌した。反応の完了後、RTに冷却し、水と酢酸エチルの混合物で抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、コンビフラッシュ及び溶離液としてのヘキサン中20%の酢酸エチルを用いてそれを精製した。収量:6.5g。LCMS:229.2(M+1)+
工程2:2-(6-シアノインドリン-2-イル)酢酸エチル
2-(6-シアノ-1H-インドール-2-イル)酢酸エチル(6.5g,0.02mol)の撹拌した酢酸(100ml)溶液に0℃でシアノ水素化ホウ素ナトリウム(14.14g,0.22mol)を加え、RTで4時間撹拌した。反応の完了後、0℃に冷却し、重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、コンビフラッシュ及び溶離液としてのヘキサン中10%の酢酸エチルを用いてそれを精製した。収量:2.2g。LCMS:230.9(M+1)+
工程3:2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)インドリン-2-イル)酢酸
2-(6-シアノインドリン-2-イル)酢酸エチル(1.2g,0.0052mol)のTHF溶液に0℃で水素化ナトリウム(0.374g,0.0078mol)と1-(ブロモメチル)ナフタレン(1.72g,0.0078mol)とを加え、RTで16時間撹拌した。反応の完了後、水と酢酸エチルの混合物で抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、コンビフラッシュ及び溶離液としてのDCM中1%のメタノールを用いてそれを精製した。収量:0.58g、LCMS:343.05(M+1)+
工程4:2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)インドリン-2-イル)酢酸エチル
2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)インドリン-2-イル)酢酸(0.58g,1.69mmol)のエタノール(15ml)溶液に0℃で塩化チオニル(0.24mlg,3.39mmol)を加え、85℃に2時間加熱した。反応の完了後、0℃に冷却し、重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。収量:0.68g。LCMS:371.3(M+1)+
工程5:2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)酢酸エチル
2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)インドリン-2-イル)酢酸エチル(0.76g,2.05mmol)の撹拌したTHF(15ml)溶液に0℃でDDQ(0.699mg,3.08mmol)を加え、RTで16時間撹拌した。反応の完了後、0℃に冷却し、重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、コンビフラッシュ及び溶離液としてのヘキサン中15%の酢酸エチルを用いてそれを精製した。LCMS:369.1(M+1)+
工程6:2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)酢酸
スキーム15における工程2の実験プロトコールに従って、2-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-イル)酢酸を調製した。LCMS:358.2(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ3.77(s,2H),6.20(s,2H),6.25-6.24(d,1H),6.75(s,1H),7.23-7.19(t,1H),7.67-7.49(m,3H),7.83-7.79(m,3H),7.94-7.93(d,1H),8.21-8.19(d,1H)
実施例141:化合物I-638の合成
6-カルバムイミドイル-3-メチル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-シアノ-3-メチル-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
6-シアノ-3-ホルミル-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(0.8g,3.3057mmol)の撹拌したTFA(1mL)溶液に0℃でトリエチルシラン(1.34g,11.57mmol)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をヘキサンで希釈し、固形物を濾過し、乾燥させて生成物(400mg)を得た。1HNMR(CD3OD,400MHz):δ1.38-1.35(t,3H),2.55(s,3H),4.40-4.35(q,2H),7.40-7.38(dd,1H),7.87-7.84(m,2H),12.05(s,1H)
工程2~3:6-シアノ-3-メチル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15の工程1及び工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。1HNMR(DMSO-d6,400MHz):δ2.57(s,3H),6.04-6.05(d.1H),6.47(s,2H),7.20-7.24(t,1H),7.36-7.38(d,1H),7.59-7.65(m,2H),7.74-7.76(d,1H),7.82-7.84(d,1H),7.92-7.97(t,2H),8.24-8.26(d,1H),4.40-4.35(q,2H),7.40-7.38(dd,1H),12.05(bs,1H)
工程4:6-カルバムイミドイル-3-メチル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15Dの工程1の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:358.1(M+1)+;1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ2.63(s,3H),6.06-6.08(d,1H),6.35(s,2H),7.07-7.10(m,1H),7.44-7.64(m,4H),7.78-7.92(d,3H),8.12-8.14(d,1H)
実施例142:化合物I-567の合成
6-カルバムイミドイル-1-((3-(フェニルスルホンアミド)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:6-シアノ-1-((3-(フェニルスルホンアミド)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
化合物1-((3-ブロモナフタレン-1-イル)メチル)-6-シアノ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(440mg,1.01mmol)の撹拌した1-4ジオキサン(6mL)と水(2mL)の溶液にベンゼンスルホンアミド(176mg,1.12mmol)とK3PO4(422mg,1.99mmol)とを加えた。得られた溶液をアルゴンで5分間パージした。これに[Pd(シンナミル)Cl)]2(35mg,0.062mmol)とt-Bu-Xphos(70mg,1.165mmol)とを加え、100℃に18時間加熱した。反応の完了後、セライトベッドを介して反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して粗生成物を得、コンビフラッシュ及び溶離液としてのヘキサン中20%の酢酸エチルを用いてそれを精製して表題の化合物(450mg)を得た。LCMS:510.14(M+1)+
工程2:6-シアノ-1-((3-(フェニルスルホンアミド)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15Cの工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:480.5(M-1)-
工程3:6-カルバムイミドイル-1-((3-(フェニルスルホンアミド)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15Cの実験プロトコール方法Eに従って、上記化合物を調製した。LCMS:499.0(M-1)-,1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ6.19(S,1H),6.39(S,1H),7.25-7.31(t,3H),7.41-7.74(m,9H),7.87(S,1H),8.01-8.04(d,1H),8.11-8.14(d,1H)
実施例143:化合物I-573の合成
6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピリミジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピリミジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド(300mg,0.92mmol)の撹拌した1,4ジオキサン(10mL)溶液にブロモピリミジン(126mg,1.10mmol)と炭酸セシウム(421mg,0.046mmol)とを加え、得られた反応混合物をアルゴンで5分間パージした。これにXanthphos(80mg,0.138mmol)とPd2(dba)3(42mg,0.046mmol)とを加え、100℃で16時間撹拌した。反応の完了後、セライトベッドを介して反応混合物を濾過し、濃縮した。DCM中5%のMeOHを用いてコンビフラッシュによって粗生成物を精製した。LCMS:404.1(M+1)+
工程2:6-カルバムイミドイル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-N-(ピリミジン-2-イル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
スキーム15の方法Eの実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:421.20(M+1)+;1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ6.30-6.32(d,1H),6.50(s,2H),7.15-7.22(m,2H),7.55-7.62(m,3H),7.66(s,1H),7.72-7.74(d,1H),7.89-7.91(d,1H),7.98-7.985(s,1H),8.03-8.05(d,1H),8.21-8.23(d,1H),8.59-8.60(d,2H)
実施例144:化合物I-806の合成
4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸
工程1:4-((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-6-(N-(tert-ブトキシカルボニル)カルバムイミドイル)-1H-インドール-1-イル)メチル)-2-ナフトエ酸
一般的なスキーム15の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:684.2(M+1)+
工程2:4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸
方法Fの実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:484.1(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.37-1.40(m,4H),1.85-2.05(m,4H),2.95-3.09(m,1H),3.62-3.72(m,1H),6.46(s,2H),6.90(s,1H),7.32(s,1H),7.55-7.77(m,3H),7.95-8.08(m,3H),8.26-8.29(d,1H),8.50(s,1H).
実施例145:化合物I-796の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((3-カルバモイルナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-((3-カルバモイルナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
一般的なスキーム15E、方法Cの工程1、の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:683.2(M+1)+
工程2:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((3-カルバモイルナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
方法Fの実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:483.3(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ1.29-1.39(m,4H),1.86-1.96(m,4H),2.95-3.05(m,1H),3.60-3.70(m,1H),6.43(s,2H),6.86(s,1H),7.54-7.74(m,2H),7.93-8.06(m,3H),8.25-8.30(m,2H)
実施例146:化合物I-800の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((3-(ヒドロキシメチル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-((3-(ヒドロキシメチル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
スキーム15D-2の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:670.4(M+1)+
工程2:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((3-(ヒドロキシルメチル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
方法Fの実験プロトコールに従って、((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-((3-(ヒドロキシメチル)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸tert-ブチルを合成した。LCMS:470.3(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.28-1.39(m,4H),1.87-1.97(m,4H),2.90-3.00(m,1H),3.62-3.70(m,1H),4.47(s,2H),4.61(s,1H),6.38(s,1H),6.41(s,2H),7.27(s,1H),7.54-7.70(m,4H),7.89-7.97(m,3H),8.17-8.19(d,1H),8.53(s,2H)
実施例147:化合物I-815の合成
4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸
工程1:4-((2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-6-カルバムイミドイル-1H-インドール-1-イル)メチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸
一般的なスキーム15の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:358.2(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.30-1.50(m,4H),1.88-2.05(m,4H),3.06-3.11(m,1H),3.69-3.79(m,1H),6.30(s,2H),6.49-6.51(d,1H),7.24-7.28(m,2H),7.56-7.58(d,1H),7.81-7.84(d,1H),7.92-7.94(d,1H),8.06(s,1H),8.28(s,1H),8.56-8.58(d,1H)
実施例148:化合物I-813の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((2-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン-4-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:((2-(((1r,4r)-4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル)カルバモイル)-1-((2-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン-4-イル)メチル)-1H-インドール-6-イル)(イミノ)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
一般的なスキーム15D-2の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:676.1(M+1)+
工程2:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((2-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン-4-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
方法Fの実験プロトコールに従って、N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-カルバムイミドイル-1-((2-(ヒドロキシメチル)ベンゾ[b]チオフェン-4-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボキサミドを合成した。LCMS:476.2(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ1.38-1.45(m,4H),1.92-2.01(m,4H),3.00-3.10(m,1H),3.62-3.72(m,1H),4.11(s,2H),6.20-6.28(d,1H),6.37(s,2H),7.15-7.23(m,3H),7.45-7.90(m,6H),8.18-8.21(d,1H)
実施例149:化合物I-643の合成
(Z)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:(Z)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
スキーム15Cの工程1の実験プロトコールに従って上記化合物を調製した。LCMS:454.3(M+1)+;1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ5.85(s,1H),6.53(s,2H),7.12-7.15(m,1H),7.40-7.70(m,5H),7.81(s,1H),7.91-7.94(d,2H),8.25-8.28(d,1H),8.39-8.41(d,2H)
工程1:(Z)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
スキーム15Cの工程1の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:482.4(M+1)+;1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.19-1.26(m,3H),4.27-4.26(m,2H),5.90(s,1H),6.50(s,2H),7.11-7.12(m,1H),7.40-7.80(m,5H),7.85-7.95(m,3H),8.26-8.41(m,3H)
実施例151:化合物I-718の合成
(E)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程1:(E)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸(0.35g,1.07mmol)の撹拌したエタノール(10.0mL)溶液に50%ヒドロキシルアミン水溶液(10.0mL)を加え、次いで90℃で16時間加熱した。溶媒をすべて蒸発させ、粗生成物をn-ペンタンで洗浄して白っぽい固形物(280.0mg、粗精製、72.61%)として表題の粗精製の化合物を得た。LCMS:360.1(M+1)
工程2:(E)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程1の生成物(0.175g,0.48mmol)の撹拌したDMF(5.0mL)溶液に炭酸カリウム(0.134g,0.973mmol)と硫酸ジメチル(0.093mL,0.973mmol)とを加えた。次いで反応混合物を80℃で36時間加熱した。反応塊を冷却し、冷水で希釈し、白っぽい固形物をつまみだし、それを濾過し、乾燥させて表題の化合物(0.14g、77.96%)を得た。LCMS:374.1(M+1)
工程3:(E)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程2の生成物(100.0mg,0.262mmol)の撹拌したDMF(1.0mL)溶液に0℃にて2分間で少しずつ水素化ナトリウム(12.0mg,0.285mmol)を加えた。次いでヨウ化メチル(41.0mg,0.288mmol)を加え、反応混合物を同じ温度でさらに10分間撹拌した。反応混合物を冷水(30.0mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。分離した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得た。溶離液としてのヘキサン中15~20%の酢酸エチルで溶出するコンビフラッシュによって粗精製の化合物を精製した(10.8mg、8.8%)。LCMS:387.95(M+1),H-PLC:95%,1HNMR(CD3OD,400MHz):δ3.70(S,3H),3.66(S,3H),6.05-6.03(d,2H),6.33(S,2H),7.09-7.05(t,1H),7.41-7.38(m,3H),7.55-7.47(m,3H),7.70-7.68(d,1H),7.83-7.81(d,1H),8.17-8.15(d,1H)
実施例152:化合物I-699の合成
(E)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
工程1:(E)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸
一般的なスキーム15の工程2の実験プロトコールに従って、(E)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸を合成した。
1H-NMR(DMSOd6,400MHz):δ3.68(S,3H),6.02-5.99(m,3H),6.41(S,2H),7.25-7.21(t,1H),7.37(S,1H),7.53-7.50(d,1H),7.78-7.60(m,6H),7.99-7.97(d,1H),8.15(S,1H),8.31-8.29(d,1H).HPLC:99.70%
実施例153:化合物I-704の合成
(Z)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(0.200mg,0.6110mmol)の撹拌したエタノール溶液に0℃でNH
2OMe.HCl(0.357g,4.277mmol)とDIPEA(0.86mL,4.888mmol)とを加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を蒸発させ、得られた残留物を氷水で粉砕し、沈殿した固形物を濾過によって回収し、RPHPLC法によってそれを精製して白っぽい固形物(0.025g、30%)として所望の生成物を得た。LCMS:375.05(M+1)
+,HPLC:96.33%(RRT:5.553),
1H-NMR(CD
3OD,400MHz):δ3.14(s,3H),6.23-6.25(d,1H),6.54(s,2H),7.14-7.18(m,1H),7.54-7.72(m,5H),7.90-7.92(d,1H),8.26-8.28(d,1H),8.46-8.48(d,1H)
実施例154:化合物I-697の合成
(Z)-6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸メチル
6-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(0.100g,0.2671mmol)の撹拌したメタノール懸濁液に0℃でSOCl
2(0.2mL,2.671mmol)を加えた。反応混合物を60℃に16時間加熱した。反応の完了後、減圧下で反応混合物を蒸発させ、得られた残留物を氷水に再溶解し、pHを7に調整し、沈殿した固形物を濾過によって回収した。得られた固形物をRPHPLC法によって精製し、白っぽい固形物(0.090g、92%)として所望の生成物を得た。LCMS:389.15(M+1)
+,HPLC:97.59%(RRT:4.637),1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ3.15(s,3H),3.82(s,3H),6.21-6.23(d,1H),6.52(s,2H),7.13-7.18(m,1H),7.57-7.74(m,5H),7.90-7.93(d,1H),8.26-8.29(d,1H),8.47-8.50(d,1H)
実施例155:化合物I-684の合成
(Z)-5-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-メチル-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程1:(Z)-5-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-メチル-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程1の生成物(250mg,0.67mmol)の撹拌したDMF溶液に炭酸カリウム(184mg,1.34mmol)を加え、次いで10分間撹拌し、次いで硫酸ジメチル(168mg,1.34mmol)を加えた。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をRTに冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2*50ml)。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得、それをn-ペンタンで洗浄し、乾燥させて所望の化合物を得て、それをそのまま次の工程に使用した(180mg)。LCMS:388.1(M+1)+
工程2:(Z)-5-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-メチル-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチル
工程2の生成物(180mg,0.46mmol)の撹拌したDMF溶液に0℃で水素化ナトリウム(24mg,0.511mmol)を加えた。次いで0℃でヨウ化メチル(72mg,0.511mmol)を加え、15分間撹拌した。反応混合物を冷水で希釈し、酢酸エチルで抽出し(2*25ml)、有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して粗精製の化合物を得、コンビフラッシュによってそれを精製して所望の化合物(105mg)を得た。LCMS:402.1(M+1)+
工程3:(Z)-5-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-メチル-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチルの合成
スキーム15の工程2の実験プロトコールに従って、(Z)-5-(N’-メトキシカルバムイミドイル)-1-メチル-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸メチルを合成した(30mg)。LCMS:388.2(M+1)+,HPLC:99.3%(保持時間=5.72分),1H-NMR(400MHz,DMSO-d6):δ3.66(s,3H),4.04(s,3H),4.91(s,2H),5.91(s,2H),6.81(bs,1H),7.26(t,1H),7.52-7.63(m,3H),7.71(d,1H),7.76(bs,1H),7.93(d,1H),8.40(d,1H)
実施例156:化合物I-558の合成
(Z)-6-(N’-シアノカルバムイミドイル)-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-カルバムイミドイル-1-((3-(ピリミジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(80mg,0.172mmol)の撹拌したDCM(3mL)溶液にDIPEA(0.17mL,0.86mmol)を加え、その後、CNBr(270mg,2.58mmol)を加えた。反応混合物をRTで3時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を濃縮して粗生成物を得、ジエチルエーテルとDCM(5:1)の混合物で洗浄することによってそれを精製した。LCMS:491.2(M+1)
+;
1H-NMR(DMSO-d
6,400MHz):δ1.10-1.14(t,3H),4.17-4.18(q,2H),6.42(s,2H),7.2(bs,1H),7.46(s,1H),7.60-7.70(m,4H),7.8-7.82(d,1H),7.9-8.0(d,1H),8.2(bs,1H),8.23-8.32(d,1H),8.45-8.46(d,2H)
実施例157:化合物I-810の合成
6-((Z)-N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸(1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル
工程1:6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシル
スキーム15D-1の工程1の実験プロトコールに従って、6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロヘキシルを調製した。LCMS:524.1(M+1)
+
工程2~3:(E)-6-(N’-ヒドロキシカルバムイミドイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸4-アミノシクロヘキシル
スキーム15における工程4及び5の実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:457.15(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.36-1.45(m,4H),1.95-2.01(m,4H),2.97(m,1H),4.79(m,1H),6.14-6.157(d,1H),6.44(s,2H),7.207-7.169(t,1H),7.47-7.44(dd,1H),7.57-7.61(m,2H),7.65-7.69(m,1H),7.74-7.76(d,1H),7.84(S,1H),7.93-7.95(d,1H),7.99-8.01(d,1H),8.24-8.26(d,1H)
実施例158:化合物I-762の合成
6-(N-アセチルカルバムイミドイル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-(N-アセチルカルバムイミドイル)-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
6-カルバムイミドイル-N-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド(200mg,0.95mmol)の撹拌したアセトニトリル(4mL)溶液に室温でAc2O(93mg,0.91mmol)を一滴ずつ加えた。反応混合物をRTで6時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を濃縮し、分取HPLCによって精製した。LCMS:483.3(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,300MHz):δ2.01(s,3H),2.33(s,3H),2.83(d,3H),3.03(s,2H),3.48(d,2H),3.93(s,1H),6.23(d,1H),6.42(s,2H),7.17(t,1H),7.25(s,1H),7.54-7.61(m,2H),7.70-7.75(m,2H),7.83(d,1H),7.90(d,1H),8.09(s,1H),8.20(d,1H)
実施例159:化合物I-580の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-(1-アミノエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:6-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(500mg,1.41mmol)の撹拌したエタノール(10mL)溶液にRTでギ酸(500mL)を加えた。反応混合物を100℃に加熱し、2時間撹拌した。反応の完了後、反応塊を冷却し、セライトベッドを介して濾過した。濾液を濃縮し、溶離液としてのヘキサン中20%の酢酸エチルを用いたコンビフラッシュによって精製した。LCMS:358.2(M+1)+
工程2~3:((1r,4r)-4-(6-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
スキーム15における工程2及び工程3の実験プロトコールに従って、((1r,4r)-4-(6-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチルを調製した。LCMS:524.25(M-1)-
工程4:((1r,4r)-4-(6-(1-ヒドロキシエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
((1r,4r)-4-(6-ホルミル-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(400mg,0.76mmol)の撹拌したTHF(10mL)溶液に0℃でMeLi(1.5mL)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応の完了後、飽和NH4Clで反応混合物の反応を止め、酢酸エチルで抽出し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濃縮した。溶離液としてDCM中2%のMeOHを用いてコンビフラッシュによって粗生成物を精製した。LCMS:540.30(M-1)-
工程5:((1r,4r)-4-(6-(1-アジドエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
((1r,4r)-4-(6-(1-ヒドロキシエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(150mg,0.27mmol)の撹拌したDCM(10mL)溶液に室温でアジドトリメチルシラン(0.3mL)とCu(OTf)2(15mL)とを加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を氷冷水で希釈し、DCMで抽出して粗生成物を得、精製することなく次の工程に利用した。LCMS:565.3(M-1)-
工程6:((1r,4r)-4-(6-(1-アミノエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル
((1r,4r)-4-(6-(1-アジドエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(160mg,0.17mmol)の撹拌したメタノール溶液にPd/C(10mg)を加えた。水素雰囲気下、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応の完了後、セライトベッドを介して反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して生成物を得た。LCMS:539.25(M-1)-
工程7:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-(1-アミノエチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
スキーム15における方法Fの実験プロトコールに従って、上記化合物を調製した。LCMS:439.15(M+1)+,1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.39-1.45(m,4H),1.56-1.58(d,3H),1.90-2.03(m,4H),3.00-3.10(m,1H),3.60-3.70(m,1H),4.45-4.48(m,1H),6.20-6.22(d,1H),6.40(s,2H),7.14-7.26(m,3H),7.45(s,1H),7.55-7.91(m,5H),8.20-8.22(d,1H).
実施例160:化合物I-827の合成
N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-(ヒドラジンイル(イミノ)メチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
工程1:2-(((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)カルバモイル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-6-カルブイミド酸エチル
((1r,4r)-4-(6-シアノ-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド)シクロヘキシル)カルバミン酸tert-ブチル(0.25g,0.478mmol)を封管に入れ、エタノール(20.0mL)を加え、次いで0℃にて15分間HCl気体を通し、次いでRTで16時間撹拌した。反応の完了後、溶媒をすべて乾燥するまで蒸発させ、n-ペンタンで洗浄して粗精製の所望の化合物(0.24g、粗精製)を得た。LCMS:469.3(M+1)+
工程2:N-((1r,4r)-4-アミノシクロヘキシル)-6-(ヒドラジンイル(イミノ)メチル)-1-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボキサミド
THF(5.0mL)とエタノール(2.0mL)における工程1の生成物(0.469g,0.512mmol)と1.0Mのヒドラジンとを封管に入れ、次いでRTで5時間撹拌した。反応の完了後、溶媒をすべて乾燥するまで蒸発させて粗生成物を得、それを分取HPLCによって精製した(15.0mg)。LCMS:455.3(M+1)+.1H-NMR(CD3OD,400MHz):δ1.45-1.40(m,4H),1.99-1.91(m,2H),2.15-2.14(m,3H),3.06-3.03(m,1H),3.69-3.68(m,1H),6.27-6.25(d,1H),6.42(S,2H),7.21-7.17(m,1H),7.28(S,2H),7.48-7.46(dd,1H),7.63-7.57(m,2H),7.76-7.74(d,1H),7.84(S,1H),7.95-7.93(m,2H),8.22-8.17(m,1H).HPLC:93.20%.
工程1:塩化1-ナフトイル
1-ナフトエ酸(5.0g,29.0mmol)の撹拌したDCM溶液に塩化オキサリル(1.0mL)と触媒量のDMFとを加えた。次いで反応混合物をRTで3時間撹拌した。反応の完了後、真空下で蒸発させ、精製及び分析をすることなく次の工程に使用した(5.1g、粗精製)。
工程2:3-(1-ナフトイル)-5-ブロモ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
塩化1-ナフトイル(5.0g,18.6mmol)の撹拌したDCM溶液に0℃で三塩化アルミニウム(3.96g,29.80mmol)を加え、0℃で15分間撹拌した。5-ブロモ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(5.67g,29.80mmol)を加え、反応混合物を40℃に8時間加熱した。反応の完了後、DCMで希釈し、水、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて粗生成物を得、溶離液としてのヘキサン中10%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製した。LCMS:424.0(M+2)+
工程3:5-ブロモ-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-ブロモ-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.6g,10.9mmol)の撹拌したTFA(25mL)溶液にトリエチルシラン(125mL)を加え、反応物をRTで48時間撹拌した。反応の完了後、ヘキサン(100mL)で希釈した。得られた固形物を濾過し、真空下で乾燥させて粗生成物を得、それを次の工程に進めた(4.0g)。LCMS:407.95(M-1)-
工程4:5-シアノ-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
封管に、5-ブロモ-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(4.0g,9.82mmol)をDMF(50mL)及びシアン化銅(2.2g,24.5mmol)と共に入れた。反応混合物を140℃で16時間撹拌した。反応の完了後、セライトを介して濾過し、濾液に水を加え、酢酸エチルで抽出した(2*100mL)。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して粗生成物を得、それを次の工程に進めた(3.8g)。LCMS:353.10(M-1)-
工程5:5-シアノ-1-メチル-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル
5-シアノ-3-(ナフタレン-1-イルメチル)-1H-インドール-2-カルボン酸エチル(3.60g,10.16mmol)の撹拌したDMF(50mL)溶液に炭酸カリウム(4.20g,20.33mmol)とヨウ化メチル(1.3mL,30.4mmol)とを加えた。反応物を40℃で6時間撹拌した。反応の完了後、反応塊に水を加え、酢酸エチルで抽出した(2*100mL)。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮して粗生成物を得、溶離液としてのヘキサン中10%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製し、純粋な化合物(2.1g、56.0%)を得た。
工程1:6-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸
6-クロロ-3-ヨードピリジン-2-アミン(1.2g,4.71mmol)とピルビン酸(1.25g,14.19mmol)とDABCO(1.59g,14.19mmol)とをDMF(10mL)に入れ、N2で10分間脱気し、その後、酢酸パラジウム(0.06g,0.23mmol)を加え、110℃で3時間加熱した。反応の完了後、室温に冷却し、氷冷した1NのHClで反応を止め、沈殿した固形物を濾過によって回収した。そのような粗精製の化合物をさらに精製することなくそれを次の工程に使用した(706mg、粗精製)。LCMS:197.15(M+1)+
工程2:6-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸エチル
6-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸(700mg,3.56mmol)をエタノール(20mL)中1MのHClに入れ、70℃で16時間加熱した。反応の完了後、減圧下で蒸発させ、酢酸エチルとNaHCO3水溶液との間で分離させた。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて表題の化合物(750mg、粗精製)を得て、さらに精製することなくそれを使用した。LCMS:225.05(M+1)+
工程3:6-シアノ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸エチル
6-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-カルボン酸エチル(500mg,2.22mmol)のDMF(5mL)溶液にシアン化亜鉛(264mg,2.24mmol)と亜鉛末(15mg,0.22mmol)とを加えた。10分後、N2で脱気し、Pd(dppf)Cl2.DCM錯体(92mg,0.11mmol)を加えた。反応混合物を110℃で1時間加熱した。反応の完了後、室温に冷却し、水:酢酸エチル(1:1)の混合物で希釈した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中30%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して純粋な化合物(300mg、63%)を得た。LCMS:216.15(M+1)+
工程1:3-(ピリミジン-2-イルメトキシ)-1-ナフトアルデヒドの合成
3-ヒドロキシ-1-ナフトアルデヒド(250mg,1.45mmol)の撹拌したDMF(6.0mL)溶液に炭酸セシウム(1.5g,4.36mmol)を加え、その後、2-(クロロメチル)ピリミジン塩化水素(238mg,1.45mmol)を加えた。反応混合物を室温で撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中30%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製し、純粋な化合物、250gを得た。LCMS:265(M+1)+
工程2:(3-(ピリミジン-2-イルメトキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
3-(ピリミジン-2-イルメトキシ)-1-ナフトアルデヒド(250mg,0.94mmol)の撹拌したメタノール(6.0mL)溶液に窒素雰囲気下、0℃で水素化ホウ素ナトリウム(113mg,2.84mmol)を加えた。得られた反応混合物をRTで2時間撹拌した。反応の完了後、乾燥するまで蒸発させ、水で反応を止め、それを酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物、225mgを得た。LCMS:267(M+1)+
工程3:2-(((4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)オキシ)メチル)ピリミジン
3-(ピリミジン-2-イルメトキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール(225mg,0.93mmol)の撹拌したDCM(5.0mL)溶液に0℃でSOCl2(0.6mL)を加え、反応混合物をRTで1時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、DCMで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物、210mgを得た。1H-NMR(DMSO-d6,300MHz):δ5.22(s,2H),5.41(s,2H),7.36-7.37(m,2H),7.43-7.49(m,4H),7.78-7.81(m,1H),8.04-8.07(m,1H),8.83(d,2H).
同様に、上記の実験手順に従って、列挙された以下の化合物を合成した。
工程1:2-((4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)オキシ)ピリジン
3-ヒドロキシ-1-ナフトアルデヒド(250mg,1.45mmol)の撹拌したDMSO溶液にリン酸カリウム(630mg,2.90mmol)と2-ブロモピリジン(455mg,2.90mmol)と、ヨウ化銅(26.6mg,0.14mmol)とピコリン酸(17.2mg,0.14mmol)とを加えた。次いで反応混合物を120℃で16時間撹拌した。反応の完了後、RTに冷却し、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中25%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して純粋な化合物、100mgを得た。LCMS:250.1(M+1)+
工程2:(3-(ピリジン-2-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム54の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:252.1(M+1)+
工程3:2-((4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)オキシ)ピリジン
合成スキーム54の工程3の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(CDCl3,400MHz):δ5.10(s,2H),6.95-7.08(m,2H),7.35(s,1H),7.43-7.60(m,3H),7.71(t,1H),7.88(d,1H),8.14(d,1H)8.23(s,1H)
工程1:7-フェノキシ-1-ナフトアルデヒド
合成スキーム55の工程1の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(DMSO-d6,300MHz):δ(s,2H),7.36-7.37(m,2H),7.43-7.49(m,4H),7.78-7.81(m,1H),8.04-8.07(m,1H),8.83(d,2H)
工程2:(7-フェノキシナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム54の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(DMSO-d6,300MHz):δ5.01(s,2H),),7.36-7.37(m,2H),7.43-7.49(m,4H),7.78-7.81(m,1H),8.04-8.07(m,1H),8.83(d,2H)
工程3:1-(クロロメチル)-7-フェノキシナフタレン
合成スキーム54の工程3の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(DMSO-d6,300MHz):δ4.91(s,2H),7.36-7.37(m,2H),7.43-7.49(m,4H),7.78-7.81(m,1H),8.04-8.07(m,1H),8.83(d,2H)
工程1:3-(2-メトキシフェノキシ)-1-ナフトエ酸メチル
3-ブロモ-1-ナフトエ酸メチル(1g,0.380mmol)のトルエン(10mL)溶液にK3PO4(0.152mmol)と2-メトキシフェノール(0.462mmol)を加えた。10分間N2で脱気後、Pd(OAc)2(0.02mmol)とt-Bu-Xphos(0.03mmol)とを加えた。次いで反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応の完了後、RTに冷却し、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中5%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して純粋な化合物、480mgを得た。LCMS:309.1(M+1)+
工程2:(3-(2-メトキシフェノキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
3-(2-メトキシフェノキシ)-1-ナフトエ酸メチル(480mg,1.55mmol)の撹拌したメタノール(6.0mL)溶液に窒素雰囲気下、0℃で2.0Mの水素化ホウ素リチウム(2.3ml,4.63mmol)を加え、RTで2時間撹拌した。反応の完了後、RTに冷却し、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物、350mgを得た。LCMS:344.5(M+1)+
工程3:1-(クロロメチル)-3-(2-メトキシフェノキシ)ナフタレン
合成スキーム54の工程3の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ3.83(s,3H),5.01(s,2H),6.97-7.12(m,4H),7.18-7.21(m,1H),7.36-7.48(m,2H),7.62-7.73(m,1H),8.05-8.12(m,1H)
工程1:(3-ブロモナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。LCMS:238.5(M+1)+
工程2:4-(4-(ヒドロキシメチル)ナフタレン-2-イル)モルフォリン-3-オン
(3-ブロモナフタレン-1-イル)メタノール(1g,0.005mol)のトルエン(10mL)溶液にK3PO4(0.4g,0.0004mol)とモルフォリン-3-オン(0.6g,0.0062mmol)とトランス-N,N’-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(0.2g0.0015mol)とヨウ化銅(0.2g,0.0002mol)とを加えた。次いで反応混合物を90℃で16時間撹拌した。反応の完了後、RTに冷却し、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、溶離液としてのヘキサン中10%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して純粋な化合物、500mgを得た。LCMS:258.2(M+1)+
工程3:4-(4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)モルフォリン-3-オン
合成スキーム54の工程3の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ3.85-3.89(m,2H),4.07-4.10(m,2H),4.39(s,2H),5.15(d,2H),7.53-7.57(m,3H),7.72(d,1H),7.83-7.91(m,1H),8.03-8.09(m,1H)
工程1:ヒドロキシ-1-ナフトエ酸
3-ブロモ-1-ナフトエ酸メチル(5g,1.259mmol)の撹拌したジオキサン(50ml)溶液に水に溶解したKOH(3.2g,0.57mmol)を加えた。10分間アルゴンで脱気後、Pd(dba)3(0.4g0.019mmol)とt-Bu-Xphos(2.4g,0.057mmol)とを加えた。次いで反応混合物を90℃で1時間撹拌した。反応の完了後、RTに冷却し、水で反応を止め、1NのHClでpH3に酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて3.3gの粗精製の化合物を得た。LCMS:238.2(M+1)+
工程2:3-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸メチル
3-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸(3.3g,0.017mol)の撹拌したメタノール溶液に0℃でH2SO4(1.5ml)を加え、反応混合物を60℃で6時間撹拌した。反応の完了後、混合物を蒸発させ、水と酢酸エチルの混合物で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、コンビフラッシュを用いてそれを精製して2gの純粋な化合物を得た。LCMS:238.1(M+1)+
工程3:3-(チオフェン-3-イルオキシ)-1-ナフトエ酸メチル
マイクロ波バイアルにて3-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸メチル(1.0g,0.490mmol)をジオキサン(25ml)に入れた。次いでそれに炭酸カリウム(2.0g,0.014mol)と3-ブロモチオフェン(0.95g,0.55mmol)と銅(0.56g,0.25mmol)とを加え、120℃でマイクロ波を16時間照射した。反応の完了後、反応塊をRTに冷却し、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、コンビフラッシュを用いてそれを精製して260mgの純粋な化合物を得た。LCMS:238.1(M+1)+
工程4:(3-(チオフェン-3-イルオキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。
工程5:3-((4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)オキシ)チオフェン
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。1H-NMR(CDCl3,600MHz):δ5.01(s,2H),6.72(d,1H),6.91(d,1H),7.31-7.32(m,1H),7.38(d,1H),7.42-7.50(m,2H),7.73-7.75(m,1H)7.92(d,1H)8.08(d,1H)
工程1:3-(フェニルスルホニル)-1-ナフトエ酸メチル
3-(フェニルチオ)-1-ナフトエ酸メチル(300mg,1.02mmol)の撹拌したDCM(4.0ml)溶液に窒素雰囲気下、0℃でm-CPBA(438mg,2.55mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて210mgの所望の生成物を得た。LCMS:327.1(M+1)+
工程2:(3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、上記化合物を合成した。
工程3:1-(ブロモメチル)-3-(フェニルスルホニル)ナフタレン
(3-(フェニルスルホニル)ナフタレン-1-イル)メタノール(140mg,0.56mmol)の撹拌したDCM溶液に0℃でトリフェニルホスフィン(295mg,1.22mmol)とCBr4(372mg,1.22mmol)とを加えた。反応混合物を還流条件で16時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、コンビフラッシュを用いてそれを精製して150mgの1-(ブロモメチル)-3-(フェニルスルホニル)ナフタレンを得た。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.92(s,2H),7.45-7.62(m,4H),7.64-7.74(m,1H),7.81(t,1H),7.93(d,1H),8.02-8.19(m,2H),8.20(d,1H)8.52(s,1H)
工程1:(3-クロロ-4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)(フェニル)スルファン
(3-(フェニルスルフィニル)ナフタレン-1-イル)メタノール(100mg,0.35mmol)の撹拌したDCM(5.0mL)溶液に0℃でSOCl2(0.6mL))を加え、反応混合物をRTで1時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、DCMで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて210mgの所望の化合物を得た。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.92(s,2H),7.08(s,1H),7.37-7.47(m,3H),7.48-7.65(m,4H),8.05(d,1H),8.33(d,1H)
工程1:3-((4-(クロロメチル)ナフタレン-2-イル)オキシ)チオフェン
3-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸メチル(450mg,2.20mmol)の撹拌したDCM(5ml)溶液に0℃で水酸化カリウム(370mg,6.63mmol)と(ブロモジフルオロメチル)トリメチルシラン(670mg,3.32mmol)とを加えた。反応混合物をRTで3時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、コンビフラッシュを用いてそれを精製して130mgの1-(クロロメチル)-3-(ジフルオロメトキシ)ナフタレンを得た。
工程2:(3-(ジフルオロメトキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、(3-(ジフルオロメトキシ)ナフタレン-1-イル)メタノールを合成した。
工程3:1-(クロロメチル)-3-(ジフルオロメトキシ)ナフタレン
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、1-(クロロメチル)-3-(ジフルオロメトキシ)ナフタレンを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.02(s,3H),6.42(s,0.3H),6.66(d,0.3H),6.83(s,0.3H)7.54-7.60(m,2H),7.71(d,1H),7.82-7.87(m,1H),7.98(d,1H)8.89(d,1H)8.08(d,1H)
工程1:3-(ベンジルオキシ)-1-ナフトエ酸ベンジル
3-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸(310mg,1.64mmol)の撹拌したDMF(4.0ml)溶液に炭酸カリウム(682mg,4.94mmol)を加え、その後、(ブロモメチル)ベンゼン(352mg,1.97mmol)を加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、30%のEA/Hexと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して250mgの3-(ベンジルオキシ)-1-ナフトエ酸ベンジルを得た。LCMS:253.1(M+1)+
工程2:(3-(ベンジルオキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、(3-(ベンジルオキシ)ナフタレン-1-イル)メタノールを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ5.01(s,2H),6.72(d,1H),6.91(d,1H),7.31-7.32(m,1H),7.38(d,1H),7.42-7.50(m,2H),7.73-7.75(m,1H)7.92(d,1H)8.08(d,1H)
工程3:3-(ベンジルオキシ)-1-(クロロメチル)ナフタレン
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、3-(ベンジルオキシ)-1-(クロロメチル)ナフタレンを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ5.21(s,2H),6.72(d,1H),6.91(d,1H),7.31-7.32(m,1H),7.38(d,1H),7.42-7.50(m,2H),7.73-7.75(m,1H)7.92(d,1H)8.08(d,1H)
工程1:3-(シクロヘキシルオキシ)-1-ナフトエ酸
3-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸メチル(500mg,2.47mmol)の撹拌したトルエン(5.0ml)溶液に窒素雰囲気下でシクロヘキサノール(321mg,3.2mmol)とトリフェニルホスフェン(970mg,3.7mmol)とを加え、その後、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(748mg,3.7mmol)を加え、80℃で16時間加熱した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて210mgの3-(シクロヘキシルオキシ)-1-ナフトエ酸メチルを得た。LCMS:286.1(M+1)+
工程2:(3-(シクロヘキシルオキシ)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、(3-(シクロヘキシルオキシ)ナフタレン-1-イル)メタノールを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ1.23-1.48(m,3H),1.5-1.6(m,2H),1.8(d,2H),2.08(d,2H),5.06(s,2H),7.10(d,1H),7.22-7.40(m,3H)7.74(d,1H)7.97(d,1H)
工程3:1-(クロロメチル)-3-(シクロヘキシルオキシ)ナフタレン
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、3-(ベンジルオキシ)-1-(クロロメチル)ナフタレンを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ1.23-1.48(m,3H),1.5-1.6(m,2H),1.8(d,2H),2.08(d,2H),4.96(s,2H),7.10(d,1H),7.22-7.40(m,3H)7.74(d,1H)7.97(d,1H)
工程1:4-メチル-1-ナフトエ酸メチル
4-メチル-1-ナフトエ酸(2.0g,0.001mol)の撹拌したメタノール(20ml)溶液に0℃でSOCl2(0.8ml)を加え、反応混合物を60℃で4時間撹拌した。反応の完了後、メタノールを蒸発させ、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得、コンビフラッシュを用いてそれを精製して2.1gの4-メチル-1-ナフトエ酸メチルを得た。LCMS:201.1(M+1)+
工程2:4-(ブロモメチル)-1-ナフトエ酸メチル
4-メチル-1-ナフトエ酸(2.1g,0.01mol)の撹拌したCCl4(20ml)溶液にアゾビスイソブチロニトリル(2.6g,0.015mol)とNBS(1.8g,0.015mol)とを加えた。反応混合物を60℃で4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を蒸発させ、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得た。溶離液としてのヘキサン中18%の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して2.3gの4-(ブロモメチル)-1-ナフトエ酸メチルを得た。LCMS:277.1(M+1)+
工程3:4-((ベンジルオキシ)メチル)-1-ナフトエ酸メチル
NaH(400mg,8.5mol)のTHF懸濁液に0℃でフェニルメタノール(550mg,5.1mmol)を加え、得られた混合物をRTで10分間撹拌した。次いで4-(ブロモメチル)-1-ナフトエ酸メチル(850mg,4.25mmol)を加え、反応混合物をRTで3時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得た。コンビフラッシュを用いてそれを精製して550mgの4-((ベンジルオキシ)メチル)-1-ナフトエ酸メチルを得た。LCMS:306.1(M+1)+
工程4:(4-((ベンジルオキシ)メチル)ナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、(4-((ベンジルオキシ)メチル)ナフタレン-1-イル)メタノールを合成した。LCMS:297.2(M+1)+
工程5:1-((ベンジルオキシ)メチル)-4-(クロロメチル)ナフタレン
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、1-((ベンジルオキシ)メチル)-4-(クロロメチル)ナフタレンを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.96(s,2H),5.0(s,2H),5.05(s,2H),7.32-7.63(m,9H),8.14-8.20(m,2H)
工程1:3-ベンジル-1-ナフトエ酸メチル
3-ブロモ-1-ナフトエ酸メチル(228mg,0.867mmol)の撹拌したTHF(5ml)溶液にベンジル亜鉛(II)ブロミド(3.5ml,1.73mmol)を加え、窒素で5分間脱気した。次いで、NiCl2.ジグリム(3mg,0.03mmol)と4,4’-ジ-tert-ブチル-2,2’-ジピリジル(8mg0.015mmol)とを加え、光照射のもとで3時間保持した。反応の完了後、反応混合物を塩化アンモニウム溶液で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得た。溶離液としてのヘキサン中の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して純粋な化合物、3-ベンジル-1-ナフトエ酸メチルを得た。
工程2:(3-ベンジルナフタレン-1-イル)メタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、(3-ベンジルナフタレン-1-イル)メタノールを合成した。
工程3:3-ベンジル-1-(クロロメチル)ナフタレン
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、3-ベンジル-1-(クロロメチル)ナフタレンを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.13(s,2H),5.09(d,2H)7.22-7.32(m,5H),7.37(s,1H),7.36(s,1H),7.49(t,1H)7.612(s,1H),7.80(d,1H)8.08(d,1H)
工程1:ナフタレン-1,5-ジカルボン酸ジメチル
スチール製のボンベにて5-ブロモ-1-ナフトエ酸メチル(500mg,2.31mmol)とDIPEA(1.5g,14.2mmol,)とをメタノールに入れ、N2気体で15分間脱気した。Pd(dppf)Cl2(88mg,0.212)を加え、80PSIのもと80℃で16時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得た。ヘキサン中の酢酸エチルと共にコンビフラッシュを用いてそれを精製して純粋な化合物、ナフタレン-1,5-ジカルボン酸ジメチルを得た。LCMS:244.1(M-1)+
工程2:ナフタレン-1,5-ジイルジメタノール
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、(5-((ベンジルオキシ)メチル)ナフタレン-1-イル)メタノール化合物を合成した。
工程3:(5-((ベンジルオキシ)メチル)ナフタレン-1-イル)メタノール
NaH(200mg,4.255mmol)のDMF懸濁液に0℃でナフタレン-1,5-ジイルジメタノール(400mg,2.1277mmol)を加え、得られた混合物をRTで10分間撹拌した。次いで臭化ベンジル(545mg,3.19mmol)を加え、RTで16時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗精製の化合物を得た。コンビフラッシュを用いてそれを精製して(5-((ベンジルオキシ)メチル)ナフタレン-1-イル)メタノールを得た。LCMS:276(M-1)+
工程4:1-((ベンジルオキシ)メチル)-5-(ブロモメチル)ナフタレン
合成スキーム60の工程3の実験プロトコールに従って、1-((ベンジルオキシ)メチル)-5-(ブロモメチル)ナフタレンを合成した。1H-NMR(CDCl3,400MHz):δ4.62(s,2H),4.99(s,2H)5.23(s,H)7.35(d,5H),7.52(t,1H),7.626(t,2H),7.73(d,1H)8.119(d,2H)
工程1:3,3’-ジスルファンジイルビス(1-ナフトエート)ジメチル
3-メルカプト-1-ナフトエ酸(0.7g)の撹拌したメタノール5ml溶液に窒素雰囲気下、0℃でSOCl2(0.2ml,0.013mmol)を加え、反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応の完了後、蒸発させてメタノールを取り除き、それを水で溶解し、酢酸エチルで抽出した。有機層をNa2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。コンビフラッシュを使用することにより20%EA/Hexによってそれを精製し、3,3’-ジスルファンジイルビス(1-ナフトエート)ジメチル(0.2g)及び3-メルカプト-1-ナフトエ酸メチル(0.25g)を得た。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ3.65(s,1H)4.00(s,3H),7.52(t,2H),7.64(d,1H),7.91(s,1H),8.13(d,1H),8.9(d,1H)
工程2:3-(クロロスルホニル)-1-ナフトエ酸メチル
3,3’-ジスルファンジイルビス(1-ナフトエート)ジメチル(0.2g,0.001mmol)の撹拌したアセトニトリル溶液に窒素雰囲気下、0℃でSOCl2(0.1ml)とH2O2(0.5ml)とを加えた。反応混合物をRTで4時間撹拌した。反応の完了後、反応混合物をそのまま次の工程に利用した。
工程3:3-(クロロスルホニル)-1-ナフトエ酸メチル
工程2の反応塊にピリジン(2mL)中のアニリン(2mL)を加えた。次いで反応混合物を12時間継続した。反応の完了後、それを水で希釈し、2NのHClで中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、コンビフラッシュによってそれを精製し、0.2gの3-(クロロスルホニル)-1-ナフトエ酸メチルを得た。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ3.65(s,1H)4.00(s,3H),6.52(s,1H)7.06-7.23(m,6H),7.64(d,1H),7.81(s,1H),7.93(d,1H),8.02-8.19(m,2H),8.20(d,1H)
工程4:4-(ヒドロキシメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミド
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、4-(ヒドロキシメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミドを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.96(s,2H)6.52(s,1H)7.06-7.23(m,6H),7.64(d,1H),7.81(s,1H),7.93(d,1H),8.02-8.19(m,2H),8.20(d,1H)
工程5:4-(クロロメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミド
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、4-(クロロメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミドを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ5.14(s,2H)6.52(s,1H)7.06-7.23(m,6H),7.64(d,1H),7.81(s,1H),7.93(d,1H),8.02-8.19(m,2H),8.20(d,1H)
工程1:3-スルファモイル-1-ナフトエ酸メチル
合成スキーム68の工程2の反応塊(反応の完了後)の反応をアンモニア水溶液(10mL)で止めた。次いで反応混合物を12時間撹拌した。反応の完了後、水で希釈し、2NのHClで中和した。次いで酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて粗生成物を得た。コンビフラッシュを用いてそれを精製して0.2gの3-スルファモイル-1-ナフトエ酸メチルを得た。1HNMR(CDCl3,300MHz):δ6.52(s,1H)7.06-7.23(m,6H),7.64(d,1H),7.81(s,1H),7.93(d,1H),8.02-8.19(m,2H),8.20(d,1H)
工程2:3-(N-(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)-1-ナフトエ酸メチル
3-スルファモイル-1-ナフトエ酸メチル(500mg,1.362mmol)の撹拌したDCM(4.0ml)溶液に窒素雰囲気下、0℃でトリエチルアミン(0.5ml,2.55mmol)と触媒量のDMAP(10mg,0.055mmol)とを加えた。得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて500mgの3-(N-(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)-1-ナフトエ酸メチルを得た。LCMS:364.1(M-1)+
工程3:3-(N,N-ビス(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)-1-ナフトエ酸メチル
3-スルファモイル-1-ナフトエ酸メチル(500mg,1.362mmol)の撹拌したDCM(4.0ml)溶液に窒素雰囲気下、0℃でトリエチルアミン(0.5ml,2.55mmol)とDMAP(334mg,0.54mmol)とを加えた。得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の完了後、水で反応を止め、酢酸エチルで抽出した。有機層を重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて450mgの3-(N,N-ビス(tert-ブトキシカルボニル)スルファモイル)-1-ナフトエ酸メチルを得た。LCMS:364.1(M-1)+
工程4:4-(ヒドロキシメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミド
合成スキーム57の工程2の実験プロトコールに従って、4-(ヒドロキシメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミドを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ4.96(s,2H)7.62-7.9(m,2H),8.01(d,1H),8.02(t,2H),8.54(d,1H)
工程5:4-(クロロメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミド
合成スキーム57の工程3の実験プロトコールに従って、4-(クロロメチル)-N-フェニルナフタレン-2-スルホンアミドを合成した。1H-NMR(CDCl3,300MHz):δ5.14(s,2H)4.96(s,2H)7.62-7.9(m,2H),8.01(d,1H),8.02(t,2H),8.54(d,1H)
方法A
試験化合物は蛍光系のアッセイを用いてヒト組換えマトリプターゼ2(社内及びEnzo Life Sciencesからの市販タンパク質―カタログ:ALX-201-752-1)を阻害するそれらの可能性について評価された。アッセイで使用された組換えマトリプターゼ2及び基質の濃度はそれぞれ7nM(市販)及び15nM(社内マトリプターゼ2)及び100μM(Boc-Gln-Ala-Arg-7-アミノ-4-メチルクマリン臭化水素酸塩-カタログ:B4153-Sigma)だった。使用したアッセイ緩衝液は100mMのTRIS pH9、1mg/mLBSAだった。アッセイは25℃にてGrenier由来の384ウェルの黒色平底プレート(カタログ:781076)を用いて行った。酵素及び化合物は30分間予備インキュベートし、プレートは波長Ex:360nm/Em:480nmで基質添加の60分後に読み取った。最終アッセイ容量は20μLだった。化合物のストック溶液は最初にDMSOで調製し、スクリーニング及びIC50の決定のために適当な希釈を行なった(アッセイにおけるDMSOの最終濃度は1%だった)。測定はすべてSpectramax M5,Molecular装置を用いて実施した。化合物は1μM及び10μMの濃度で検査し、関心のある化合物についてIC50を決定した。
IC50値を決定するために、阻害剤濃度の関数として阻害割合をプロットすることによって用量反応曲線を生成し、Graph Pad prismソフトウェアV7を用いてデータをS字状の非線形回帰方程式(変化のある傾き)に当て嵌めた。
方法B
試験化合物は、蛍光系のアッセイを用いてヒト組換えマトリプターゼ2(社内及びEnzo Life Sciencesからの市販タンパク質―カタログ:ALX-201-752-1)を阻害するそれらの可能性について評価された。アッセイで使用された組換えマトリプターゼ2及び基質の濃度はそれぞれ7nM(市販)及び15nM(社内マトリプターゼ2)及び100μM(Boc-Gln-Ala-Arg-7-アミノ-4-メチルクマリン臭化水素酸塩-カタログ:B4153-Sigma及びBachem由来のI-1550)だった。使用したアッセイ緩衝液は50mMのTRIS pH7.5、150mMのNaCl、0.01%のゼラチン(G1393、Sigma)だった。アッセイは25℃にてGrenier由来の384ウェルの黒色平底プレート(カタログ:781076)を用いて行った。酵素及び化合物は30分間予備インキュベートし、プレートは波長Ex:360nm/Em:480nmで基質添加の60分後に読み取った。最終アッセイ容量は20μLだった。化合物のストック溶液は最初にDMSOで調製し、スクリーニング及びIC50の決定のために適当な希釈を行なった(アッセイにおけるDMSOの最終濃度は1%だった)。測定はすべてSpectramax M5,Molecular装置を用いて実施した。化合物は1μM及び10μMの濃度で検査し、関心のある化合物についてIC50を決定した。
IC50値を決定するために、阻害剤濃度の関数として阻害割合をプロットすることによって用量反応曲線を生成し、Graph Pad prismソフトウェアV7を用いてデータをS字状の非線形回帰方程式(変化のある傾き)に当て嵌めた。
上記の表Aは特定の例示的な化合物について1uMでの%阻害(I)を列挙し、その際、Aは0%≦I<25%を表し、Bは25%≦I<50%を表し、Cは50%≦I<75%を表し、Dは75%≦I≦100%を表す。
本発明者らが本発明の多数の実施形態を説明してきた一方で、本発明者らの基本的な実施例を変更して本発明の化合物及び方法を利用する他の実施形態を提供してもよいことは明らかである。したがって、本発明の範囲は、例として表されてきた具体的な実施形態によってではなく、添付のクレームによって定義されるべきであることは十分に理解されるであろう。