JP2022509503A

JP2022509503A - Ｐｒｍラバトリーを伴う機尾複合構造体

Info

Publication number: JP2022509503A
Application number: JP2021548525A
Authority: JP
Inventors: ジェフリースコーリーイアン; シェティサンデッシュ; サビアンスコット
Original assignee: サフランキャビンインコーポレイティド
Priority date: 2018-10-30
Filing date: 2019-10-29
Publication date: 2022-01-20
Anticipated expiration: 2039-10-29
Also published as: EP3873311A4; JP7301991B2; US11878802B2; US20210403165A1; HUE064652T2; CN113365534A; EP3873311A1; WO2020092325A1; EP3873311B1

Abstract

前部壁と後部壁を有し、エンクロージャ内部を画定するエンクロージャと、前部壁と後部壁との間に延在する仕切り壁と、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能な仕切り扉とを含むラバトリーモニュメントアセンブリ。閉鎖位置では、仕切り扉がエンクロージャ内部を第１および第２のラバトリー内部に分割する。仕切り壁は、第１の区分と第２の区分を含み、仕切り扉は、鈍角で交わる第１の部分および第２の部分を含む。仕切り扉は、仕切り壁に対して枢動可能な形で取付けられている。前部壁は、共に閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で第１および第２のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第１および第２のラバトリー扉を含む。第１のトイレが第１のラバトリー内部内の後部壁に隣接して位置付けされ、第２のトイレが第２のラバトリー内部内の後部壁に隣接して位置付けされている。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、参照により全体が本明細書に組込まれている２０１８年１０月３０日出願の米国仮特許出願第６２／７５２，９９８号の利益を主張するものである。

本発明は、概して、ＰＲＭ（運動機能障害者）用ラバトリーに変換可能であるデュアルラバトリーを伴う航空機用モニュメントに関する。

典型的な航空機ラバトリーのサイズに起因して、運動機能障害者にとってラバトリーにアクセスすることは困難である場合が多い。本発明は、ＰＲＭがアクセスできるラバトリーに変換可能であるデュアルラバトリーを含む航空機モニュメントを提供する。

米国特許第９，０４５，２３１号明細書

本発明の第１の態様によると、航空機の内部に位置付けされるように構成されかつ前部壁および後部壁を含みエンクロージャ内部を画定するエンクロージャを含むラバトリーモニュメントアセンブリまたはラバトリー区分を含む機尾複合構造体が提供されている。ラバトリー区分は、前部壁と後部壁の間に延在する仕切り壁を含む。仕切り壁は、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能な仕切り扉を含む。閉鎖位置では、仕切り扉は、エンクロージャ内部を第１のラバトリー内部および第２のラバトリー内部に分割する。仕切り壁は、第１の区分と第２の区分を含む。仕切り扉は、鈍角で交わる第１の部分および第２の部分を含み、仕切り扉は、仕切り壁に対して枢動可能な形で取付けられている。前部壁は、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で第１のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第１のラバトリー扉、および閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で第２のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第２のラバトリー扉を含む。第１のトイレが、第１のラバトリー内部内の後部壁に隣接して位置付けされ、第２のトイレが第２のラバトリー内部内の後部壁に隣接して位置付けされている。

好ましい実施形態において、仕切り扉の第２の部分は、仕切り壁の第１の区分または第２の区分と平行でない。好ましくは、仕切り壁の第２の区分は第１および第２のトイレの間に位置付けされており、仕切り壁の第１の区分は第１および第２のラバトリー扉の間に位置付けされており、仕切り扉は仕切り壁の第２の区分に対してヒンジ式に連結されている。好ましい実施形態において、仕切り壁の第１の区分は仕切り壁の第２の区分と整列していない。換言すると、第１の区分を分岐させる平面は、第２の区分を分岐させる平面と同一平面上にない。好ましくは、仕切り壁の第１の区分および仕切り壁の第２の区分は互いに平行に延在している。別の実施形態において、第１の区分および第２の区分は、互いに平行でない可能性がある。例えば、第２の区分は一定の角度（例えば扉の第２の部分が扉の第１の部分と成す角度と同じ角度）で延在し得る。

好ましい実施形態において、仕切り扉の第１の部分は仕切り壁の第１および第２の区分に対して平行に延在している。好ましくは、仕切り扉の第２の部分は、仕切り壁の第１および第２の区分に対して平行に延在していない。好ましい実施形態において、第１のトイレは、第２のトイレよりも前部壁の近くに位置付けされており、仕切り扉は第１のラバトリー内部内へと枢動して開放位置まで移動する。別の実施形態では、仕切り扉は第２のラバトリー内部へと枢動し得る。

本発明の別の態様によると、前部壁、後部壁および前部壁と後部壁の間に延在する仕切り壁を含むラバトリーモニュメントアセンブリを動作させて、ラバトリーモニュメントアセンブリを第１および第２のラバトリー内部へと分割する方法が提供されている。該方法は、第１のラバトリー扉を閉鎖位置から開放位置まで移動させて、第１のラバトリー扉開口部を提供するステップと、仕切り扉を閉鎖位置から開放位置まで移動させて、仕切り扉開口部を提供するステップと、第１のラバトリー扉開口部を通って第１のラバトリー内部内へ車椅子を移動させるステップと、車椅子が部分的に第１のラバトリー内部内にそして部分的に第２のラバトリー内部内に位置付けされるような形で、少なくとも部分的に仕切り扉を通って車椅子を移動させるステップと、を含む。仕切り扉は、鈍角で交わる第１の部分と第２の部分を含む。

好ましい実施形態においては、第１のトイレが第１のラバトリー内部内の後部壁に隣接して位置付けされ、第２のトイレが第２のラバトリー内部内の後部壁に隣接して位置付けされ、仕切り壁の第２の区分は、第１および第２のトイレの間に位置付けされ、仕切り壁の第１の区分は、第１および第２のラバトリー扉の間に位置付けされている。仕切り扉は、仕切り壁の第２の区分に対してヒンジ式に連結されており、仕切り扉は、第１のトイレに向かって枢動させられる。好ましくは、第１のトイレは、第２のトイレよりも前部壁の近くに位置付けされており、開放位置で、仕切り扉の第２の部分は部分的に、角度付き進入経路を画定している。

本発明は、航空機の機尾内に位置付けされるように構成され、かつ航空機の内部のスペースを節約すると同時にスペースを創出するように設計されているモニュメントを提供する。典型的な航空機のレイアウトに比べてスペースを創出することにより、さらなる座席を追加することができる。好ましい実施形態において、モニュメント（本明細書では機尾複合構造体と呼ばれる場合もある）は、ＰＲＭがアクセスできるラバトリーへと変換可能なデュアルラバトリーを含む。好ましくは、機尾複合構造体は同様に、ギャレー部分および展開可能な客室乗務員用座席（ＣＡＳ）をも含んでいる。

好ましい実施形態において、機尾複合構造体は、単通路（狭胴）型航空機内で使用される。しかしながら、別の実施形態では、機尾複合構造体を２通路（広胴）型航空機内で使用することが可能である。より好ましい実施形態において、機尾複合構造体は、エアバスＡ２２０型の客室内で使用するように意図されている。本発明の実装を伴う現在のＡ２２０型客室レイアウト（図１中で図示）に比べて、発明力がある機尾複合構造体を使用することによって座席５つを含む列を１本追加することが可能である。図１に示されているように、現在のＡ２２０客室レイアウトは、航空機１００の機尾出口扉１０２の前方に位置付けされた２つの機外側のラバトリーおよび１つのギャレーを伴う機尾モニュメントを含む。本発明では、２つのラバトリーを機尾複合構造体へ移動させることにより、図１中のラバトリーが以前あった場所に余分の座席横列（図２参照）を追加することができる。

２０１５年６月２日に発行された米国特許第９，０４５，２３１号明細書は、参照により全体が本明細書中に組込まれている。

本発明は、添付図面を参照することにより、さらに容易に理解できるものである。

図１は、先行技術のレイアウトを示すＡ２２０航空機の後部の平面図である。図２は、本発明の好ましい実施形態に係るＰＲＭラバトリーを伴うモニュメントアセンブリの平面図である。図３は、図２のＰＲＭラバトリーの平面図である。図４Ａは、ＰＲＭラバトリーにアクセスする車椅子の人物を示す一連の平面図である。図４Ｂは、ＰＲＭラバトリーにアクセスする車椅子の人物を示す一連の平面図である。図４Ｃは、ＰＲＭラバトリーにアクセスする車椅子の人物を示す一連の平面図である。

図面の複数の図全体を通して、同様の番号が同様の部品を意味している。

以下の説明および図面は、例示的なものであり、限定的なものとしてみなされるべきものではない。開示を完全に理解できるようにするために、多くの具体的詳細が記載されている。しかしながら、一部の事例においては、説明を曖昧にするのを回避するために、周知のまたは従来の詳細は記載されていない。本開示中の１つの実施形態に対する言及は、同じ実施形態に対する言及であり得るものの必ずしもそうである必要はなく、このような言及は、実施形態のうちの少なくとも１つを意味する。

本明細書における「１つの実施形態」または「一実施形態」に対する言及は、実施形態に関連して記載されている特定の特徴部、構造または特徴が、開示の少なくとも１つの実施形態内に含まれていることを意味する。本明細書中のさまざまな場所における「一実施形態において」なる言い回しの出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を意味しているわけではなく、また、別個のまたは代替的実施形態は他の実施形態を互いに排除するものではない。さらに、さまざまな特徴部が記載されているが、それらは、いくつかの実施形態が示し他の実施形態が示さない可能性のあるものである。同様に、さまざまな要件が記載されているが、それらはいくつかの実施形態についてのものであって、他の実施形態についてのものではない可能性がある。

本明細書中で使用される用語は、概して、本開示の文脈の中でそして各用語が使用される特定の背景の中で、当該技術分野におけるそれらの通常の意味を有する。本開示を説明するために使用される一部の用語は、本開示の説明に関する追加の指針を実行者に対し提供する目的で、以下で、または本明細書の他の場所において論述されている。便宜上、一部の用語は、例えばイタリック体および／または引用符を用いて強調されている可能性がある。強調表示の使用は、用語の範囲および意味に対していかなる影響も及ぼさず、用語の範囲および意味は、同じ文脈中で、強調されているか否かに関わらず、同じである。

同じ事が２つ以上の形で言及され得ることが認識される。したがって、本明細書中で論述されている用語のいずれか１つ以上について、代替的言語および同義語が使用され得る。本明細書中で１つの用語が詳述または論述されているか否かに、特別な意義は全く無い。一部の用語については同義語が提供されている。１つ以上の同義語の詳説は、他の同義語の使用を排除するわけではない。本明細書中で論述されているいずれかの用語の例を含めた本明細書中のいずれかの場所における例の使用は、単に例示的なものであり、本開示または実例とされたいずれかの用語の範囲および意味をさらに限定するよう意図されたものではない。同様にして、本開示は、本明細書中で提供されているさまざまな実施形態に限定されない。

本開示の範囲をさらに限定する意図なく、本開示の実施形態に係る機器、器具、方法およびそれらに関連する結果が、以下で提供される。読者の便宜上例中では表題または副題が使用されているが、これらはいかなる形であれ本開示の範囲を限定するものではない、ということに留意されたい。別段の定義付けの無いかぎり、本明細書中で使用される全ての技術的および科学的用語は、本開示が関係する技術分野の当業者により一般的に理解されるものと同じ意味を有する。矛盾が存在する場合には、定義を含め、本書が支配するものとする。

本明細書中で使用される「前部」、「背部」、「頂部」、「底部」、「側方」、「短」、「長」、「上」、「下」、「機尾」、「前方」、「機内側」、「機外側」および「下方」などの用語は、単に説明を容易にするためのものにすぎず、図中に示された構成要素の配向を意味している。本明細書中に記載の構成要素の任意の配向が本発明の範囲内に入る、ということを理解すべきである。

ここで、図面を参照すると、これらの図面においては、図示することが本発明の例示を目的とするものでありそれを限定することを目的としてはおらず、図２～４Ｃは、ＰＲＭ用ラバトリーアクセスを含むモニュメントアセンブリ１０を示している。図２に示されているように、モニュメントアセンブリは、間に仕切り壁１６を伴い、通常車椅子に拘束されている運動機能障害者用のアクセスを提供する目的で仕切り扉１８を移動させることによって２つのラバトリー内部空間を組合わせる能力を有する第１および第２のラバトリー１２および１４を含む。

詳細には、本発明は、図２に示されている商用旅客機１００上で使用するように企図されている。しかしながら、これは本発明に対する限定条件ではなく、ラバトリーアセンブリは他の場所でも使用可能である。図中に示されたモニュメントアセンブリ１０は、第１および第２のラバトリー１２および１４が、前方を向いた航空機の左側またはポートサイドに位置付けされるような形で位置付けされるように構成されている。しかしながら、第１および第２のラバトリー１２および１４が前方を向いた航空機の右側に位置付けされている状態にある本明細書中に記載のモニュメントアセンブリ１０の鏡像であるモニュメントアセンブリが、本発明の範囲内に入るということも認識されるものである。モニュメントアセンブリ１０は同様に、航空機内に位置付けされた時点でそれが機尾に向くような形でまたは左または右に向くような形でも位置付け可能である。航空機のあらゆる配向または位置付けが本発明の範囲内に入る。

図２に示されているように、モニュメントアセンブリ１０は、トロリーカート６２用空間を含むギャレー部分６０および収容位置（図２中に実線で図示）と展開位置（図２中に隠線で図示）との間で移動可能である客室乗務員用座席６４を含む。

好ましい実施形態において、モニュメントアセンブリ１０のラバトリー区分６６は、複数の壁を含みエンクロージャ内部１９を画定するエンクロージャ２０を含む。好ましい実施形態において、エンクロージャ２０は、前部壁２１、後部壁２２および第１および第２の側壁２４および２６を含む。「壁」は必ずしも平坦ではないということが認識される。例えば、第１のラバトリー内のトイレ背後の後部壁２２の部分は、第２のラバトリー内のトイレ背後の後部壁２２の部分よりもさらに前方にある。仕切り壁１６は、前部壁と後部壁２０および２２の間に延在し、仕切り扉１８を含み、この仕切り扉は閉鎖位置（図２および３参照）と開放位置（図４Ａ～４Ｃを参照）の間で移動可能であり、閉鎖位置にあるとき、エンクロージャ内部１９を第１のラバトリー内部２７と第２のラバトリー内部２８に分割する。前部壁２１は、開放位置と閉鎖位置の間で移動可能で第１のラバトリー内部２７に対するアクセスを提供する第１のラバトリー扉３０、および開放位置と閉鎖位置の間で移動可能で第２のラバトリー内部２８に対するアクセスを提供する第２のラバトリー扉３２を含む。当業者であれば、第１および第２のラバトリー扉３０および３２が任意のタイプの扉であり得るということを認識するものである。例えば、図２～４Ｃは、ダブルパネル扉、二つ折り扉またはフラップ扉として、第１および第２のラバトリー扉３０および３２を示す。別の実施形態では、扉は、シングルパネル扉またはブレード扉であり得る。

図中に示されているように、モニュメントアセンブリ１０は好ましくはトイレ４６、シンク４８、および航空機ラバトリー内に典型的に存在する他の構成要素を含む。しかしながら、これらの構成要素のいずれも本発明に対する限定条件ではない。好ましい実施形態において、第１のラバトリー１２内のトイレ４６は、第２のラバトリー１４内のトイレ４６の前方に位置付けされている。しかしながら、これは、本発明に対する限定条件ではない。

図２および３に示されているように、仕切り扉１８が閉鎖位置にあるとき、第１および第２のラバトリー１２および１４は別個である。この構成（「別個のラバトリー構成）では、第１および第２のラバトリー１２および１４は、別個に使用可能であり、第１のラバトリー１２は第１のラバトリー扉３０によりアクセス可能であり、第２のラバトリー１４は第２のラバトリー扉３２によりアクセス可能である。図４Ａ～４Ｃは、開放位置にある仕切り扉１８（「組合せラバトリー構成）を示す。好ましい実施形態において、仕切り扉１８は、一定の角度で交わる第１および第２の部分１８ａおよび１８ｂを含み、仕切り壁１６は、前部壁２１に連結され前部壁２１から延在する第１の区分１６ａ、および後部壁２２から延在する第２の区分１６ｂを含む。仕切り扉１８内の角度に適応させるため、仕切り壁１６の第１および第２の区分１６ａおよび１６ｂは整列していない。図２に示されているように、好ましい実施形態において、仕切り扉１８の第１の部分１８ａは第１の区分１６ａに対して平行に延在し、仕切り扉１８の第２の部分１８ｂは、第１の部分１８ａから離れるように、そして第２の区分１６ｂまで角度を付けて進んでいる。第２の部分１８ｂは好ましくは、仕切り壁１６の第１または第２の区分１６ａおよび１６ｂのいずれに対しても平行ではない。好ましくは、第１および第２の部分は、互いに鈍角を形成し、互いとの関係において移動可能ではない（すなわちこれらは二つ折り扉ではない）。しかしながら、別の実施形態において、仕切り扉は二つ折り扉であり得る。

図４Ａ～４Ｃは、ラバトリー区分６６にアクセスするＰＲＭを示す。図４Ａに示されているように、最初に第１のラバトリー扉３０が開放される。好ましい実施形態において、第１のラバトリー扉３０は、それが仕切り扉１８の妨げにならないように、外向きに開放する。次に、仕切り扉１８は、図４Ａに示されているように開放する。

好ましい実施形態において、仕切り扉は、開放位置まで機外側に枢動させられ、こうして仕切り扉の第２の区分１８ｂは第１のラバトリー内のトイレに接してまたはこれに隣接して位置付けされるようになっている。好ましくは、第１の部分１８ａは、トイレに向かって角度が付けられており、このため、図４Ｂに示されているように、車椅子が進入するにつれてさらなる空間または隙間が提供されることになる。第１のラバトリー１２内のトイレ４６が第２のラバトリー１４内のトイレ４６の前方に位置付けされている状態で、仕切り扉１８が開放位置にあるとき、第２の部分１８ｂは、図４Ｂに示されているように部分的に、角度付き進入経路を画定する。

図４Ｃに示されているように、車椅子が仕切り扉１８により提供される開口部を通過した後、ＰＲＭは次にトイレ４６への移動が可能となる。このプロセス中、第１のラバトリー扉３０により前部壁２１内に提供される開口部は車椅子内の人物にアクセスを提供するのに充分に広いことから、第２のラバトリー扉３２は閉じたままにしておくことができる。

モニュメントアセンブリ１０のラバトリー区分６６を、航空機内で独立型モニュメントとして実装することができる（図３に示されている通り）ということが認識されるものである。

文脈上明白に他の意味に解釈すべき場合を除いて、説明およびクレームを通して、「ｃｏｍｐｒｉｓｅ（を含む）」、「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ（を含む）」などの語は、排他的または網羅的意味の対語としての包含的意味で、すなわち「ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ、ｂｕｔｎｏｔｌｉｍｉｔｅｄｔｏ（非限定的に～を含む）」の意味で解釈されるべきである。本明細書中で使用されている通り、「ｃｏｎｎｅｃｔｅｄ（連結された）」、「ｃｏｕｐｌｅｄ（結合された）」、またはその任意の異形は、２つ以上の要素間の直接的または間接的な任意の連結または結合を意味し、要素間の連結の結合は、物理的、論理的またはそれらの組合せであり得る。さらに「ｈｅｒｅｉｎ（本明細書において）」、「ａｂｏｖｅ（以上で）」、「ｂｅｌｏｗ（以下で）」なる語、およびそれに類する趣旨の語は、本出願中で使用された場合、本出願全体を意味し、本出願のいずれかの特定の部分を意味するものではない。文脈が許す場合、単数または複数を用いた以上の「発明を実施するための形態」中の語は、同様に、それぞれ複数または単数をも含むことができる。２つ以上の品目のリストに関連した「ｏｒ（または）」なる語は、リスト内の品目のいずれか、リスト内の品目の全て、およびリスト内の品目の任意の組合せ、という当該語の解釈の全てを網羅する。

本開示の実施形態の以上で詳述された説明は、網羅的であるように、または以上で開示された精確な形態に教示を限定するように意図されていない。本開示の具体的実施形態および実施例が以上で例示を目的として説明されているものの、当該技術分野の当業者が認識する通り、本開示の範囲内でさまざまな等価の修正が可能である。さらに、本明細書中で指摘されているあらゆる具体的数値は、単なる例にすぎず：代替的実装では、異なる値、測定値または範囲が使用される可能性もある。

本明細書中で提供されている開示の教示は、必ずしも以上で説明されたシステムではない他のシステムにも適用可能である。上述のさまざまな実施形態の要素および行為を組合せて、さらなる実施形態を提供することが可能である。本明細書中に記載または使用されているあらゆる測定値は、単に例示的なものにすぎず、本発明に対する限定条件ではない。他の測定値を使用することもできる。さらに、本明細書中で指摘されたいずれの具体的材料も、単なる例にすぎず、代替的実装では異なる材料が使用される可能性もある。

添付の出願書類中に列挙されている可能性のあるいずれかを含め、以上で指摘されたあらゆる特許および出願および他の参考文献は、参照により本明細書にその全体が組込まれている。開示の態様は、開示のさらなる実施形態を提供する目的で上述のさまざまな参照文献のシステム、機能および概念を利用するために、必要な場合修正可能である。

これらのおよび他の変更は、上述の「発明を実施するための形態」に照らして、本開示に対し加えることができる。以上の記述では、本開示の一定の実施形態が説明され、企図されている最良の形態が説明されているものの、上述のものが文章的にいかに詳述されていようとも、教示は多くの形での実践が可能である。システムの詳細は、本明細書中で開示されている主題によってなおも包含されながらも、その実装詳細が著しく変動する可能性がある。以上で指摘された通り、本開示の一部の特徴部または態様を説明する場合に使用される特定の専門用語は、この専門用語が結び付けられる本開示の任意の具体的な特徴、特徴部または態様に制限する目的でその専門用語を本明細書中で再度定義していることを暗示するものとして捉えられてはならない。概して、以下のクレーム中で使用される用語は、上述の「発明を実施するための形態」の節でそのような用語が明示的に定義されているのでないかぎり、明細書中で開示されている具体的実施形態に本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。したがって本開示の実際の範囲は、開示された実施形態を包含するだけでなく、クレームに基づく本開示を実践または実装する全ての等価の方法を同様に包含するものである。

したがって、本発明の例示的実施形態が図示され説明されてきたが、本明細書中で使用されている全ての用語は、限定的であるよりもむしろ説明的であり、当該技術分野の当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更、修正および置換を行なうことができるということを理解すべきである。

Claims

航空機の内部に位置付けされるように構成されたラバトリーモニュメントアセンブリにおいて：
前部壁と後部壁を含み、エンクロージャ内部を画定するエンクロージャと、
前記前部壁と前記後部壁との間に延在する仕切り壁であって、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能な仕切り扉を含み、前記閉鎖位置では、前記仕切り扉が前記エンクロージャ内部を第１のラバトリー内部および第２のラバトリー内部に分割し、前記仕切り壁が第１の区分と第２の区分を含み、前記仕切り扉が鈍角で交わる第１の部分および第２の部分を含み、前記仕切り扉が前記仕切り壁に対して枢動可能な形で取付けられている、仕切り壁と、
を含むラバトリーモニュメントアセンブリであって、
前記前部壁は、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で前記第１のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第１のラバトリー扉、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で前記第２のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第２のラバトリー扉を含み、
第１のトイレが前記第１のラバトリー内部内の前記後部壁に隣接して位置付けされ、第２のトイレが前記第２のラバトリー内部内の前記後部壁に隣接して位置付けされている、
ラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記仕切り扉の前記第２の部分が前記仕切り壁の前記第１の区分または前記第２の区分と平行でない、請求項１に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記仕切り壁の前記第２の区分が、前記第１および第２のトイレの間に位置付けされており、前記仕切り壁の前記第１の区分が前記第１および第２のラバトリー扉の間に位置付けされており、前記仕切り扉が前記仕切り壁の前記第２の区分に対してヒンジ式に連結されている、請求項１に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記仕切り壁の前記第１の区分が前記仕切り壁の前記第２の区分と整列していない、請求項１に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記仕切り壁の前記第１の区分および前記仕切り壁の前記第２の区分が互いに平行に延在している、請求項４に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記仕切り扉の前記第１の部分が前記仕切り壁の前記第１および第２の区分に対して平行に延在している、請求項５に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記仕切り扉の第２の部分が前記仕切り壁の前記第１および第２の区分に対して平行に延在していない、請求項６に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記第１のトイレが前記第２のトイレよりも前記前部壁の近くに位置付けされており、前記仕切り扉が前記第１のラバトリー内部内へと枢動して前記開放位置まで移動する、請求項３に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。
前部壁、後部壁および前記前部壁と前記後部壁の間に延在する仕切り壁を含むラバトリーモニュメントアセンブリを動作させて、前記ラバトリーモニュメントアセンブリを第１および第２のラバトリー内部へと分割する方法において、
（ａ）第１のラバトリー扉を閉鎖位置から開放位置まで移動させて、第１のラバトリー扉開口部を提供するステップと；
（ｂ）仕切り扉を閉鎖位置から開放位置まで移動させて、仕切り扉開口部を提供するステップであって、前記仕切り扉が、鈍角で交わる第１の部分および第２の部分を含んでいる、ステップと；
（ｃ）前記第１のラバトリー扉開口部を通って前記第１のラバトリー内部内へ車椅子を移動させるステップと；
（ｄ）前記車椅子が部分的に前記第１のラバトリー内部内にそして部分的に前記第２のラバトリー内部内に位置付けされるような形で、少なくとも部分的に前記仕切り扉を通って前記車椅子を移動させるステップと；
を含む方法。
前記仕切り壁が第１の区分および第２の区分を含み、前記仕切り扉の前記第２の部分が、前記仕切り壁の前記第１の区分または前記第２の区分と平行でない、請求項９に記載の方法。
第１のトイレが前記第１のラバトリー内部内の前記後部壁に隣接して位置付けされ、第２のトイレが前記第２のラバトリー内部内の前記後部壁に隣接して位置付けされ、前記仕切り壁の前記第２の区分が前記第１および第２のトイレの間に位置付けされ、前記仕切り壁の前記第１の区分が前記第１および第２のラバトリー扉の間に位置付けされ、前記仕切り扉が前記仕切り壁の前記第２の区分に対してヒンジ式に連結されており、前記ステップ（ｂ）が、前記仕切り扉を前記第１のトイレに向かって枢動させるステップを含む、請求項１０に記載の方法。
前記第１のトイレが、前記第２のトイレよりも前記前部壁の近くに位置付けされており、前記開放位置で、前記仕切り扉の前記第２の部分が部分的に、角度付き進入経路を画定している、請求項１１に記載の方法。
航空機の内部に位置付けされるように構成されたラバトリーモニュメントアセンブリにおいて：
前部壁と後部壁を含み、エンクロージャ内部を画定するエンクロージャと、
前記前部壁と前記後部壁との間に延在する仕切り壁であって、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能な仕切り扉を含み、前記閉鎖位置では、前記仕切り扉が前記エンクロージャ内部を第１のラバトリー内部および第２のラバトリー内部に分割し、前記前部壁が、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で前記第１のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第１のラバトリー扉、閉鎖位置と開放位置の間で移動可能で前記第２のラバトリー内部に対するアクセスを提供する第２のラバトリー扉を含み、第１のトイレが前記第１のラバトリー内部内の前記後部壁に隣接して位置付けされ、第２のトイレが前記第２のラバトリー内部内の前記後部壁に隣接して位置付けされている、仕切り壁と、
を含むラバトリーモニュメントアセンブリであって、
前記仕切り壁が第１の区分と第２の区分を含み、前記仕切り扉が鈍角で交わる第１の部分および第２の部分を含み、
前記仕切り壁の前記第２の区分が、前記第１および第２のトイレの間に位置付けされており、前記仕切り壁の前記第１の区分が前記第１および第２のラバトリー扉の間に位置付けされており、前記仕切り扉が前記仕切り壁の前記第２の区分に対してヒンジ式に連結されており、前記仕切り壁の前記第１の区分が前記仕切り壁の前記第２の区分と整列せず、この第２の区分に対して平行に延在しており、前記仕切り扉の前記第１の部分が前記仕切り壁の前記第１および第２の区分に対して平行に延在しており、前記仕切り扉の第２の部分が前記仕切り壁の前記第１および第２の区分に対して平行に延在していないラバトリーモニュメントアセンブリ。
前記第１のトイレが前記第２のトイレよりも前記前部壁の近くに位置付けされており、前記仕切り扉が前記第１のラバトリー内部内へと枢動して前記開放位置まで移動する、請求項１３に記載のラバトリーモニュメントアセンブリ。