JP2022506315A - マッサージアセンブリ、人体マッサージ装置及びその操作方法 - Google Patents

Abstract

本開示は、マッサージアセンブリ、人体マッサージ装置、及びその操作方法に関するものである。マッサージアセンブリ（１００）は、第１マッサージアーム（１２０）と、第１マッサージアーム（１２０）に回転可能に接続されて、第１マッサージアーム（１２０）の人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚をマッサージする第１マッサージヘッド（１１０）と、第１マッサージアーム（１２０）と第１マッサージヘッド（１１０）との間に配置されて、第１マッサージアーム（１２０）に対する第１マッサージヘッド（１１０）の回転角度を調整、固定、又は固定解除する回転固定構造（１３０）とを備える。本開示によれば、肛門の付近の経穴のマッサージモードを必要に応じて調整でき、マッサージ効果を向上できる。【選択図】図１

Description

［関連出願の相互参照］
本出願は、２０１８年１０月２９日に出願された中国特許出願第２０１８２１７５６７２８．７号に基づいて優先権を主張するものであり、その内容全体が引用により本願明細書に組み込まれる。

［技術分野］
本開示は、人体マッサージの分野に関し、特に、マッサージアセンブリ、人体マッサージ装置、及びその操作方法に関する。

中国の都市の住民においては、長期にわたる飲酒、高油分かつ高刺激性の食品の摂取、長時間の着座及び直立といった、不規則な食生活及び生活習慣が一般的になっており、これらの不規則な生活習慣は、長期の便秘、痔瘻、痔、前立腺炎、性交不能症、精液漏、早漏症、膣炎、月経不順、尿道炎などの一部の泌尿器系、生殖器系、肛門直腸系、胃腸系の疾患の発生率を増加させる可能性がある。現在、これらの疾患の回復は、主に薬物療法、外科的治療、及び長期療養に依存している。

中国伝統医学の経穴マッサージ理論によれば、会陰穴、曲骨穴、関元穴、長強穴、気衡穴、中渚穴、四満穴、横骨穴などの多くの経穴が、下腹部、会陰部、肛門などの人体のへその下部分に密集して存在している。特定の経穴及び経絡のマッサージ刺激が、局所の血行を促進し、新陳代謝を高めることにより、上記疾患の治療、症状の緩和、身体機能の回復、長期間の身体の回復を助けることができる。

本発明者は、現在のマッサージ健康管理のニーズに応じて、装用可能な健康管理用マッサージ装置を提案した。この健康管理用マッサージ装置は、人体の脚部に装着することができ、マッサージアセンブリ装着ブラケットは、マッサージアセンブリ装着ブラケットに担持されたマッサージアセンブリによって、人体の経穴又は経穴付近の皮膚又は筋肉に押圧及び摩擦マッサージを行って、局所的な血液循環を促進し、ひいては使用者の疾病回復を支援する。

本発明者の継続的な研究を通して、健康管理用マッサージ装置の人体の肛門の付近の経穴に対するマッサージモード及びマッサージ効果は、比較的単一であり、更に改良の余地があることが見出されている。

上述に鑑み、本開示の実施形態は、マッサージアセンブリ、人体マッサージ装置、及びその操作方法を提供することにより、要求に応じて肛門の付近の経穴のマッサージモードを調整し、マッサージ効果を向上させる。

本開示の一態様においては、マッサージアセンブリが提供される。マッサージアセンブリは、第１マッサージアームと、第１マッサージアームに回転可能に接続されて、第１マッサージアームの人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚をマッサージする第１マッサージヘッドと、第１マッサージアームと第１マッサージヘッドとの間に配置されて、第１マッサージアームに対する第１マッサージヘッドの回転角度を調整、固定、又は固定解除する回転固定構造とを含む。

一部の実施形態においては、第１マッサージヘッドは、肛門の付近の経穴及び皮膚に押圧接触する１つの隆起を形成し、第１マッサージヘッドは、回転固定構造が固定状態のときに、第１マッサージアームの人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現し、第１マッサージヘッドは、回転固定構造が固定解除状態のときに、第１マッサージアームの人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚に対して相対的に揺動し、肛門の付近の経穴及び皮膚の揉みマッサージを実現する。

一部の実施形態においては、第１マッサージヘッドは、人体の正中線の前後方向に沿って、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚に、各々が押圧接触する２つの隆起を形成し、第１マッサージヘッドは、回転固定構造が固定状態のときに、第１マッサージアームの人体に対する運動に伴って、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現し、第１マッサージヘッドは、回転固定構造が固定解除状態のときに、第１マッサージアームの人体に対する運動に伴って、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚の押圧マッサージ及び摩擦マッサージを同期して又は交互に実現すべく、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚の形状に応じて、マッサージ角度を適応調整する。

一部の実施形態においては、第１マッサージヘッドは、肛門の付近の経穴及び皮膚に沿うように設けられた第１取付湾曲面を更に含む。

一部の実施形態においては、第１マッサージヘッドは、肛門の付近の経穴及び皮膚に沿うように設けられた第１取付湾曲面と、肛門の付近の経穴及び皮膚、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに／又は人間の大腿の付け根の内側の皮膚に沿うように設けられた第２取付湾曲面とを更に含む。

一部の実施形態においては、第１マッサージヘッドは、回転固定構造を介して第１マッサージアームに装着されたマッサージヘッドベースと、マッサージヘッドベースに配置され、肛門の付近の経穴及び皮膚を少なくとも含む人体部位をマッサージするマッサージ構造とを含む。

一部の実施形態においては、マッサージ構造は、複数の隆起形状の接触構造を有し、かつ、マッサージヘッドベース上に回転可能に配置された回転ディスクを含み、複数の隆起形状の接触構造は、回転ディスクの別々の回転角度に分布する。

一部の実施形態においては、回転固定構造は、第１マッサージアームの長さ方向に沿って第１マッサージアームに移動可能に付されたスリーブと、スリーブの外側に固定され、マッサージヘッドベースに揺動軸を介して接続された揺動軸ベースと、揺動軸ベースとマッサージヘッドベースとの間に配置され、揺動軸ベースに対するマッサージヘッドベースの角度を固定又は固定解除する固定／固定解除機構とを含む。

一部の実施形態においては、マッサージヘッドベースは、別々の回転角度に対応する複数の調整孔を有し、固定／固定解除機構は、ボタン、スライドキー構造、及び弾性部品を含み、ボタンの内端は、調整孔の１つに挿入され、スライドキー構造は、弾性部品とボタンとの間に配置され、スライドキー構造の突起構造は、弾性部品の作用下でボタンの側壁穴に挿入されて、調整孔の挿入方向におけるボタンの運動を固定する。

一部の実施形態においては、第１マッサージヘッドは、マッサージヘッドベースと揺動軸ベースとの間に配置され、第１マッサージアームに対して人体の正中矢状面又は冠状面において揺動させるべく、マッサージヘッドベースを動力を介して駆動する動力駆動機構を更に含む。

一部の実施形態においては、マッサージアセンブリは、シャフトディスク装着シェルと、第１マッサージアームに固定接続されるか、あるいは一体形成され、シャフトディスク装着シェルに回転可能に配置された回転シャフトディスクと、シャフトディスク装着シェルに配置され、一端が第１マッサージアーム又は回転シャフトディスクに接続され、他端はシャフトディスク装着シェルに接触するか、あるいは固定されたねじりばねとを更に含む。

本開示の一態様においては、人体マッサージ装置が提供される。人体マッサージ装置は、上述のマッサージアセンブリと、マッサージアセンブリを装着するマッサージアセンブリ装着ブラケットと、マッサージアセンブリ装着ブラケットに装着され、人体の脚部に締結及び固定された脚部クランプ構造とを含む。

一部の実施形態においては、脚部クランプ構造は、マッサージアセンブリ装着ブラケットに接続され、締結及び固定のために、人体の大腿の前側及び後側に押圧力を同時に印加する複数のクロスアームを含む。

一部の実施形態においては、クロスアーム上にクッションブロックが配置されており、クッションブロックは、クロスアームと人体の脚部との間に配置されるようにクロスアームの長さ方向に対して調整可能である。

一部の実施形態においては、マッサージアセンブリ装着ブラケットは、第１ブラケットロッドと、第１ブラケットロッドにスリーブを付し、かつ、第１ブラケットロッドに対して摺動可能であり、伸縮を実現する第２ブラケットロッドと、第１ブラケットロッドと第２ブラケットロッドとの間に配置され、第１ブラケットロッドに対する第２ブラケットロッドの摺動を固定又は固定解除する摺動固定構造と、を含む。

一部の実施形態においては、マッサージアセンブリは、シャフトディスク装着シェルと、回転シャフトディスクと、ねじりばね構造とを更に含み、回転シャフトディスク及びねじりばね構造は、回転ディスク装着シェルに配置され、回転シャフトディスクは、第１マッサージアームに固定接続され、ねじりばね構造によって、シャフトディスク装着シェルに対する第１マッサージアームの弾性回転構造を形成し、マッサージアセンブリ装着ブラケットは、シャフトディスク固定溝を有しており、シャフトディスク装着シェルは、シャフトディスク固定溝に脱離可能に装着される。

一部の実施形態においては、マッサージアセンブリ装着ブラケットは、ねじりばね構造の予荷重を調整するねじり調整機構を有する。

一部の実施形態においては、マッサージアセンブリ装着ブラケットは、マッサージアセンブリ装着ブラケットに対する第１マッサージアームの回転角度を制限及び固定する制限用クランプ爪を有する。

一部の実施形態においては、人体マッサージ装置は、マッサージアセンブリ装着ブラケットに装着されて、マッサージアセンブリ装着ブラケットの長さ方向に沿ってマッサージアセンブリの前側に位置する第２マッサージアームと、第２マッサージアームに装着されて、人体の下腹部の経穴に対する押圧及び／又は摩擦マッサージを実現する第２マッサージヘッドとを更に含む。

一部の実施形態においては、人体マッサージ装置は、第２マッサージアームとマッサージアセンブリ装着ブラケットとの間に配置されて、マッサージアセンブリ装着ブラケットに対する第２マッサージアームの開先角度を調整する角度調整機構、及び第２マッサージアームとマッサージアセンブリ装着ブラケットとの間に配置されて、マッサージアセンブリ装着ブラケット上の第２マッサージアームの装着位置に対する第２マッサージアームの伸長を調整する長さ調整機構のうちの１以上を更に含む。

一部の実施形態においては、角度調整機構は、マッサージアセンブリに向かう方向において、第２マッサージアームの一方向角度の調整を実現可能にするラチェットと爪との嵌合構造を含む。

一部の実施形態においては、人体マッサージ装置は、人体の腰部に固定されるウエストベルトと、複数のサスペンダーであって、各々の一端がウエストベルトに接続され、各々の他端がマッサージアセンブリ装着ブラケット及び／又は脚部クランプ構造に接続された複数のサスペンダーとを更に含む。

本開示の一態様により、上述した人体マッサージ装置の操作方法が提供される。人体マッサージ装置の操作方法は、脚部クランプ構造を人体の脚部に締結及び固定し、マッサージアセンブリ装着ブラケットに装着されたマッサージアセンブリの第１マッサージヘッドを人体の肛門の付近の経穴及び皮膚に接触可能にする工程と、回転固定構造により第１マッサージアームに対する第１マッサージヘッドの回転角度を調整及び固定するか、あるいは第１マッサージアームに対する第１マッサージヘッドの回転角度で回転固定構造の固定を解除する工程と、人体での事前設定された反復動作を通じて、第１マッサージヘッドが、人体の肛門の付近の経穴及び皮膚をマッサージ可能にする工程とを含む。

したがって、本開示の実施形態により、回転固定構造は、第１マッサージアームと第１マッサージヘッドとの間に配置され、第１マッサージアームに対する第１マッサージヘッドの回転角度が調整、固定、又は固定解除されることで、別々の固定／固定解除状態に基づいて、肛門の付近の経穴及び皮膚のマッサージモード及び効果を実現し、マッサージ効果を向上できる。使用者は、必要に応じて回転固定構造を操作して、マッサージモードを調整することができ、使い勝手が良い。

本明細書の一部を構成する添付図面は、本開示の実施形態を説明するものであり、本明細書とともに本開示の原理を説明する役割を果たす。

添付の図面を参照して、かつ、以下の詳細な記載によって、本開示は更に明確に理解できる。

図１は、本開示による人体マッサージ装置の一部の実施形態の概略的な構造図である。 図２は、本開示によるマッサージアセンブリの一部の実施形態における、第１マッサージヘッド及び回転固定構造の装着構造の概略図である。 図３は、本開示によるマッサージアセンブリの一部の実施形態における、第１マッサージヘッド及び回転固定構造の概略的な断面図である。 図４は、本開示によるマッサージアセンブリの一部の実施形態における、第１マッサージアーム、回転シャフトディスクなどの装着構造の概略的な断面図である。 図５は、本開示による人体マッサージ装置の一部の実施形態における、マッサージアセンブリ装着ブラケットへのマッサージアセンブリの装着構造の概略的な断面図である。 図６は、本開示による人体マッサージ装置の一部の実施形態における、脚部クランプ構造の装着構造の概略図である。 図７は、本開示による人体マッサージ装置の一部の実施形態における、マッサージアセンブリ装着ブラケットへの第２マッサージアーム、長さ調整機構、角度調整機構などの装着構造の概略的な断面図である。 図８は、本開示による人体マッサージ装置の操作方法の一部の実施形態の概略的なフロー図である。

添付の図面に示されている各部品の寸法は、実際の比例関係に従って描かれていないことを理解すべきである。また、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の構成要素を表している。

［詳細な説明］
本開示の例示的な実施形態は、添付の図面を引用して、以下で詳細に説明される。例示的な実施形態の記載は単なる例示であり、本開示及びその適用又は使用に対するいかなる制限も構成しない。本開示は、多くの別個の形態で実施でき、本明細書に記載の実施形態に限定されない。実施形態は、本開示を十分かつ完全にし、当業者に本開示の範囲を完全に提示するために提供される。他に特定されない限り、実施形態において示した部品又は工程の相対的な配置は、例示的なものとしてのみ説明されるべきであり、制限として解釈されるべきではないことに留意すべきである。

「第１」、「第２」、及び他の同様の文言は、いかなる順序、数、又は重要性を意味するものではなく、別個の部分を区別することのみを目的としている。「含む」又は「備える」及び他の同様の文言は、その文言の前に示された要素が、その文言の後に列挙されている要素を包含することを意味するが、他の要素を包含する可能性を排除しない。「上」、「下」、「左」、「右」などは、相対的な位置関係を示すためにのみ用いられる。記述の対象の絶対的な位置が変化した場合、相対的な位置関係はそれに応じて更に変化する場合がある。

本開示において、特定の装置が第１装置と第２装置との間に配置されていると記載されている場合、特定の装置と第１装置又は第２装置との間には、中間の装置が存在してもよいし、存在していなくてもよい。また、特定の装置が他の装置に接続されていると記載されている場合、特定の装置は、他の装置に直接接続されていて、中間の装置を有していなくてもよいし、他の装置に直接接続されておらず、中間の装置を有していてもよい。

本開示で用いたすべての用語（技術用語又は科学用語を含む）は、特に他に定義されていない限り、本開示が属する技術分野における当業者が理解するものと同一の意味を有する。例えば、一般的な辞書で定義された用語は、関連技術分野の文脈における意味と一致する意味を有すると解釈すべきであり、本明細書で明示的に定義しない限り、理想化された意味又は極めて形式的な意味で解釈すべきではないことを理解すべきである。

関連分野の当業者に既知の技術、方法、及び設備は、詳細には記載しないが、該当する場合には、その技術、方法、及び設備は、本明細書の一部とみなすべきである。

図１は、本開示による人体マッサージ装置の一部の実施形態の概略的な構造図である。実施形態においては、人体マッサージ装置は、マッサージアセンブリ１００と、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００と、脚部クランプ構造４００とを含む。マッサージアセンブリ装着ブラケット２００は、マッサージアセンブリ１００を装着する。脚部クランプ構造４００は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に装着され、人体の脚部に締結及び固定される。

図１によると、一部の実施形態においては、マッサージアセンブリ１００は、第１マッサージアーム１２０と、第１マッサージヘッド１１０と、回転固定構造１３０とを含む。第１マッサージアーム１２０は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に装着されて、人体の特定の動作とともに、あるいは駆動時に、人体に対して移動しうる。第１マッサージヘッド１１０は、第１マッサージアーム１２０に回転可能に接続されており、第１マッサージアーム１２０の人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚をマッサージできる。

回転固定構造１３０は、第１マッサージヘッド１１０と肛門の付近の経穴及び皮膚との間のマッサージ角度を調整すべく、第１マッサージアーム１２０に対する第１マッサージヘッド１１０の回転角度を調整、固定、又は固定解除するように、第１マッサージアーム１２０と第１マッサージヘッド１１０との間に配置されている。回転固定構造１３０によって第１マッサージアーム１２０及び第１マッサージヘッド１１０が固定されると、肛門に対する第１マッサージヘッドのマッサージ角度を調整でき、第１マッサージヘッド１１０と第１マッサージアーム１２０は同期して移動する。回転固定構造１３０によって第１マッサージアーム１２０及び第１マッサージヘッド１１０が固定解除されると、第１マッサージヘッド１１０は第１マッサージアーム１２０とともに移動し、第１マッサージアーム１２０に対して回転する。

第１マッサージヘッドの構造の違い、第１マッサージアームに対する第１マッサージヘッドの固定状態又は固定解除状態の組み合わせにより、別個のマッサージモードを実現できる。

図２及び図３によると、一部の実施形態においては、第１マッサージヘッド１１０は、人体の正中線の前後方向に沿って、会陰穴及びその周囲の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚に、各々が押圧接触する２つの隆起を形成する。図２においては、第１マッサージヘッドは、マッサージヘッドベース１１２と、マッサージ構造１１１とを含む。マッサージヘッドベース１１２は、回転固定構造１３０を介して、第１マッサージアーム１２０に装着されている。マッサージ構造１１１は、マッサージヘッドベース１１２に配置され、肛門の付近の経穴及び皮膚を少なくとも含む人体部位をマッサージする。例えば、マッサージ構造１１１は、会陰穴及びその周辺の皮膚を更にマッサージする。

マッサージ構造１１１は、人体の正中線の前後方向に沿って２つの隆起を有している。隆起のうちの１つは前部隆起１１６であり、前部隆起１１６は、会陰穴及びその周囲の皮膚に押圧接触される隆起を形成できる。隆起のうちの別の１つは、後部隆起１１７であり、後部隆起１１７は、肛門の付近の経穴及び皮膚に押圧接触される隆起を形成できる。このようにして、前部隆起１１６及び後部隆起１１７は、２つの隆起の押圧接触の効果を実現する。

肛門に対する第１マッサージヘッドの角度が快適な位置に調整された後、回転固定構造１３０が固定状態にある場合、第１マッサージヘッド１１０は、人体に対する第１マッサージアーム１２０の運動ともに同期して移動する。第１マッサージヘッド１１０の前部隆起１１６は、会陰穴及びその周辺の皮膚に対する押圧マッサージを行ってもよいし、会陰穴及びその周辺の皮膚に対する摩擦マッサージを形成してもよい。後部隆起１１７は、肛門の付近の経穴及び皮膚に対して押圧マッサージ及び摩擦マッサージを行うことができる。

回転固定構造１３０が固定解除状態にある場合、第１マッサージヘッド１１０は、マッサージ角度を適応調整すべく、第１マッサージアーム１２０の人体に対する運動に伴って、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚の形状に応じて、第１マッサージアーム１２０に対して揺動する。前部隆起１１６は、会陰穴及びその周辺の皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現でき、後部隆起１１７は、肛門の付近の経穴及び皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現できる。第１マッサージヘッド１１０の揺動があれば、前部隆起１１６及び後部隆起１１７は、強弱の異なるマッサージ効果を実現すべく、同期して又は交互に押圧及び摩擦マッサージを行うことができる。

第１マッサージヘッド１１０の構造に基づき、第１マッサージヘッド１１０は、第１取付湾曲面１１４と第２取付湾曲面１１３とを更に含むことができ、第１取付湾曲面１１４は、肛門の付近の経穴及び皮膚に沿うように設けられ、第２取付湾曲面１１３は、肛門の付近の経穴及び皮膚、会陰穴及びその周囲の皮膚、並びに／又は、人間の大腿の付け根の内側の皮膚に沿うように設けられる。これによれば、第１マッサージヘッド１１０が移動する際に、第１取付湾曲面１１４及び第２取付湾曲面１１３を介して、肛門の付近の経穴及び皮膚、会陰穴及びその周辺の皮膚、及び／又は、人の大腿の付け根の内側の皮膚が同時に摩擦マッサージされるので、更に良好なマッサージ効果が得られる。

複数の連続した球状の突起を第１取付湾曲面１１４に配置して、３次元の波形湾曲面構造を形成できる。第１取付湾曲面１１４は、肛門の付近の経穴及び皮膚に押圧摩擦を行う際、異なる部分での押圧摩擦の強さの変化は実現できる。複数の横方向の帯状の突出線１１５は、第２取付湾曲面１１３に配置され、肛門の付近の経穴及び皮膚、会陰穴とその周囲の皮膚、並びに／又は太ももの付け根の内側の皮膚で摺動する際に、わずかに擦るようなマッサージ効果を形成できる。

他の一部の実施形態においては、第１マッサージヘッド１１０は、肛門の付近の経穴及び皮膚と押圧接触する単一の隆起を更に形成する。すなわち、１つの隆起（後部隆起１１７など）のみが第１マッサージヘッド１１０に配置されており、隆起は、肛門の付近の経穴及び皮膚と押圧接触する単一の隆起を形成する。回転固定構造１３０が固定状態にある場合、第１マッサージヘッド１１０は、第１マッサージアーム１２０の人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現する。また、回転固定構造１３０が固定解除状態にある場合、第１マッサージヘッド１１０は、肛門の付近の経穴及び皮膚の揉みマッサージを実現すべく、第１マッサージアーム１２０の人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚に対して揺動する。

上述の構造を有する第１マッサージヘッド１１０は、第１取付湾曲面１１４を更に含むことができる。第１取付湾曲面１１４は、肛門の付近の経穴及び皮膚に取り付けられることにより、人体に対する第１マッサージヘッド１１０の運動と、第１取付湾曲面１１４による肛門の付近の経穴及び皮膚への摩擦マッサージによって、更に良好なマッサージ効果を得ることができる。

他の一部の実施形態においては、マッサージ構造１１１は、回転ディスクを更に含むことができる。回転ディスクは、複数の隆起形状の接触構造を提供し、マッサージヘッドベース１１２に回転可能に配置でき、複数の隆起形状の接触構造は、回転ディスクの別々の回転角度に分布する。このようにして、使用者は、必要に応じて回転ディスクを回転させて、特定の隆起形状におけるマッサージ構造を皮膚に接触させることができる位置まで回転させることができ、使用者は、様々なマッサージ効果を得ることができる。

図２によると、一部の実施形態においては、回転固定構造１３０は、具体的には、スリーブ１３１と、揺動軸ベース１３２と、固定／固定解除機構とを含むことができる。スリーブ１３１は、第１マッサージアーム１２０の長さ方向に沿って、第１マッサージアーム１２０を移動可能に付される。スリーブ１３１には、固定レンチ１３６が配置できる。スリーブ１３１を第１マッサージアーム１２０の特定の部分に調整した後、固定レンチ１３６によってスリーブ１３１は第１マッサージアーム１２０に固定できる。揺動軸ベース１３２は、スリーブ１３１の外側に固定され、揺動軸１３５を介して押圧ヘッドベース１１２に接続される。

図３によると、固定／固定解除機構は、揺動軸ベース１３２とマッサージヘッドベース１１２との間に配置でき、手動で固定／固定解除するためのボタン又はスライドキーを有している。図３においては、マッサージヘッドベース１１２には、異なる回転角度に対応する複数の調整孔が設けられる。固定／固定解除機構は、ボタン１３３、スライドキー構造１３４、及び弾性部品１３７を含むことができ、ボタン１３３の内端は、調整孔のいずれか１つに挿入できる。スライドキー構造１３４は、弾性部品１３７とボタン１３３との間に配置されている。弾性部品の作用下において、スライドキー構造１３４の突起構造はボタン１３３の側壁孔に挿入されて、ボタン１３３の調整孔の挿入方向への運動を固定する。

使用者がボタン１３３によるマッサージヘッドベース１１２の制限を解除する必要がある場合、ボタン１３３は、調整孔から離間する必要がある。ボタン１３３を調整孔から離間するためには、スライドキー構造１３４によるボタン１３３への制限を実現する必要がある。したがって、使用者は、スライドキー構造１３４を操作して、弾性部品１３７の弾性力を克服して、スライドキー構造１３４の突起構造は、ボタン１３３の側壁孔から離間できる。このようにして、ボタン１３３は、使用者の引っ張り動作又は別の弾性構造の動作の下で、調整孔から離間される。

一部の実施形態においては、マッサージヘッドベース１１２は、人体の事前設定された動作に沿って、第１マッサージアーム１２０に対して揺動できる。他の一部の実施形態においては、マッサージ効果を向上させ、使用者の体力を節約するために、第１マッサージヘッド１１０は、マッサージヘッドベース１１２と揺動軸ベース１３２との間に配置された動力駆動機構を更に含むことができる。動力駆動機構は、マッサージヘッドベース１１２を動力を介して駆動して、第１マッサージアーム１２０に対して人体の正中矢状面及び／又は冠状面において揺動させることができる。動力駆動機構は、モータ又はエアシリンダなどを含むことができる。

図４によると、一部の実施形態においては、マッサージアセンブリ１００は、シャフトディスク装着シェル１２５と、回転シャフトディスク１２３と、ねじりばね構造１２８とを更に含むことができる。回転シャフトディスク１２３は、第１マッサージアーム１２０に固定接続され、シャフトディスク装着シェル１２５に回転可能に配置される。回転シャフトディスク１２３の回転軸１２４は、シャフトディスク装着シェル１２５に配置される。他の一部の実施形態においては、回転シャフトディスク１２３は、更に第１マッサージアーム１２０と一体形成できる。

ねじりばね構造１２８は、シャフトディスク装着シェル１２５に配置できる。ねじりばね構造１２８の一端は、第１マッサージアーム１２０又は回転シャフトディスク１２３に接続され、他端１２８ａは、シャフトディスク装着シェル１２５に接触又は固定されており、第１マッサージアーム１２０及び回転シャフトディスク１２３はシャフトディスク装着シェル１２５に対して弾性的に揺動する。

図４及び図５によると、シャフトディスク装着シェル１２５には、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に固定するための装着孔１２６を設けることができる。マッサージアセンブリ装着ブラケット２００は、シャフトディスク固定溝２３０を有し、シャフトディスク装着シェル１２５は、装着片２３１を介してシャフトディスク固定溝２３０に脱離可能に装着されている。装着片２３１は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００を通過するそのネジ棒を介して、シャフトディスク装着シェル１２５における装着孔１２６をネジ接続できる。操作に便利な回転ハンドルは、装着片２３１に配置できる。

調整孔１２７は、シャフトディスク装着シェル１２５に形成でき、ねじり調整機構２３２と協働できる。ねじりばね構造１２８の予荷重は、ねじり調整機構２３２によってねじりばね構造１２８の別の端部１２８ａの位置を調整することによって調整できる。ねじり調整機構２３２は、ねじりばね構造１２８の別の端部１２８ａを駆動して、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００を通過し、かつ調整孔１２７を移動するねじ棒を介して、位置を変更してもよい。

更に、図５によると、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００は、制限用クランプ爪２５０を有する。制限用クランプ爪２５０は、装着工程において第１マッサージアームを安定に維持すべく、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に対する第１マッサージアーム１２０の回転角度を制限及び固定できる。制限用クランプ爪２５０と嵌合する突起部１２９は、第１マッサージアーム１２０に配置されている。使用者は、第１マッサージアーム１２０をマッサージアセンブリ装着ブラケット２００に近い位置に押圧し、突起１２９を制限用クランプ爪２５０により締結することにより、第１マッサージアーム１２０が、使用者の身体マッサージ装置の装着に干渉するのを防止できる。

図１及び図５によると、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００は、第１ブラケットロッド２１０と、第２ブラケットロッド２２０と、摺動固定構造２４０とを含む。第２ブラケットロッド２２０は、第１ブラケットロッド２１０にスリーブを付することができ、第１ブラケットロッド２１０に対して摺動させて伸長及び収縮を実現できる。使用者は、第２ブラケットロッド２２０を第１ブラケットロッド２１０に対して伸長又は収縮させることができ、脚部クランプ構造４００は、使用者の脚部のサイズに適合される。

摺動固定構造２４０は、第１ブラケットロッド２１０に対する第２ブラケットロッド２２０の摺動を固定又は固定解除するために、第１ブラケットロッド２１０と第２ブラケットロッド２２０との間に配置される。複数の調整歯２１１は、第１ブラケットロッド２１０に配置できる。摺動固定構造２４０は、調整歯２１１と一致する弾性突出歯２４２と、調整ハンドル２４１とを含む。調整ハンドル２４１は、カムの形態にできる。弾性突出歯２４２は、調整ハンドル２４１の回転角度を変えることによって、特定の調整歯２１１に強固に埋め込まれるか、あるいは調整歯２１１から離間でき、第１ブラケットロッド２１０に対する第２ブラケットロッド２２０の位置が調整され、脚部に対する脚部クランプ構造４００の締結力及び快適性の調整が実現される。

図６によると、一部の実施形態においては、脚部クランプ構造４００は複数のクロスアーム４１０を含む。複数のクロスアーム４１０は、締結及び固定のために、人体の大腿の前側及び後側に押圧力を同時に印加すべく、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に接続されている。クロスアーム４１０は、折畳み可能であり、例えば、クロスアーム４１０は、回転構造４５０を介してマッサージアセンブリ装着ブラケット２００に接続される。このようにして、使用者は、人体マッサージ装置を使用しないときには、クロスアーム４１０をマッサージアセンブリ装着ブラケット２００に近い位置に折畳むことができ、人体マッサージ装置を折畳んで占有スペースを低減できる。クロスアーム４１０の前列及び後列は、互いの方向に、かつ、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に近い位置に折畳むことができ、折畳み後のサイズを有効に低減でき、格納が容易になる。

図６においては、クロスアーム４１０上にクッションブロック４２０が配置されており、クロスアーム４１０の長さ方向に対してクッションブロック４２０の位置が調整可能である。クッションブロック４２０は、クロスアーム４１０よりも接触面を大きくでき、クロスアーム４１０と人体の脚部との間に配置されて、脚部クランプ構造４００が脚部をクランプする際の快適性を向上させる。固定ピース４３０は、脚の曲線に応じて調整すべくクロスアーム４１０上の異なる位置のクッションブロック４２０を固定及び固定解除するために、クッションブロック４２０上に配置できる。

図１及び図７によると、一部の実施形態においては、人体マッサージ装置は、第２マッサージアーム３１０と、第２マッサージヘッド（図示せず）とを更に含むことができる。第２マッサージアーム３１０は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に装着され、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００の長さ方向に沿って、マッサージアセンブリ１００の前面側に位置する。第２マッサージヘッドは、第２マッサージアーム３１０に装着され、人体の下腹部の経穴に対して押圧及び／又は摩擦マッサージを行うことができる。

使用者による第２マッサージアームの調整を容易にすべく、人体マッサージ装置は、角度調整機構３４０を更に含むことができる。角度調整機構３４０は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に対する第２マッサージアーム３１０の開先角度を調整すべく、第２マッサージアーム３１０とマッサージアセンブリ装着ブラケット２００との間に配置される。角度調整機構３４０は、ラチェットと爪との嵌合構造を含み、マッサージアセンブリ１００に向かう方向において、第２マッサージアーム３１０の一方向角度の調整を実現することができ、人体に対する第２マッサージアーム３１０の傾斜角度を使用者の使用要求に合わせて変更できる。

例えば、図７における角度調整機構３４０は、ラチェット片３４１と、爪片３４２と、角度調整ボタン３４３とを含む。ラチェット片３４１、爪片３４２及び角度調整ボタン３４３は、シェル３２０に配置できる。ラチェット片３４１の一端は、シェル３２０に揺動可能に接続され、複数のラチェット歯を有し、ラチェット片３４１の他端は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に脱離可能に固定される。爪片３４２は、ラチェット片３４１の複数のラチェット歯と一方向に一致し、第２マッサージアーム３１０及び第２マッサージヘッドのみが、使用者の腹部の１つの側（すなわち、人体の背面方向）に向かってその開先角度を低減でき、逆にその開先角度を拡大できない。角度調整ボタン３４３の一端は爪片３４２に接触しており、爪片３４２は、角度調整ボタン３４３を操作することによりラチェット片３４１から離間させるように駆動でき、第２マッサージアーム３１０は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に対して人体の前方向及び後方向に調整できる。

使用者による第２マッサージアーム上の調整を容易にするために、人体マッサージ装置は、長さ調整機構３３０を更に含んでいてもよい。長さ調整機構３３０は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００上の第２マッサージアーム３１０の装着位置に対する第２マッサージアーム３１０の伸長を調整すべく、第２マッサージアーム３１０とマッサージアセンブリ装着ブラケット２００との間に配置できる。

例えば、図７における長さ調整機構３３０は、スリーブ３３２と、固定ハンドル３３１と、弾性部品３３３とを含む。スリーブ３３２及び弾性部品３３３は、シェル３２０に配置でき、弾性部品３３３は、スリーブ３３２の１つの側でスリーブ３３２に接触できる。第２マッサージアーム３１０はスリーブ３３２に貫通しており、固定ハンドル３３１の一端はスリーブ３３２を通過して、第２マッサージアーム３１０に接触できる。使用者が固定ハンドル３３１を引っ張ると、固定ハンドル３３１が第２マッサージアーム３１０を固定している状態は解除できる。このようにして、第２マッサージアーム３１０はスリーブ３３２を移動して、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００上の第２マッサージアーム３１０の装着位置に対する第２マッサージアーム３１０の伸長を変更でき、使用者の使用要求に合致させることができる。

使用者のために、脚部クランプ構造４００は、人体マッサージ装置を脚部で固定できる。固定効果を更に高め、使用中に人体マッサージ装置が滑り落ちるのを防ぐために、人体マッサージ装置は、ウエストベルトと複数のサスペンダーを更に含むことができる。ウエストベルトは、人体の腰部に固定でき、複数のサスペンダーの各々の一端はウエストベルトに接続され、複数のサスペンダーの各々の他端は、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００及び／又は脚部クランプ構造４００に接続される。例えば、図６においては、クッションブロック４２０（又はクロスアーム４１０）は、サスペンダー接続用のリフティングリング４４０を設けることができ、４つのクロスアーム４１０のクッションブロック４２０の各々を１つのサスペンダーに接続し、更に安定した吊下効果を実現できる。

上述した各々の人体マッサージ装置の実施形態に基づいて、本開示は、対応する操作方法を更に提供する。図８は、本開示による人体マッサージ装置の操作方法の一部の実施形態の概略フロー図である。図８においては、人体マッサージ装置の操作方法は、
脚部クランプ構造２００を人体の脚部に締結及び固定し、マッサージアセンブリ装着ブラケット２００に装着されたマッサージアセンブリ１００の第１マッサージヘッド１１０を人体の肛門の付近の経穴及び皮膚に接触可能にする工程Ｓ１００と、
回転固定構造１３０により第１マッサージアーム１２０に対する第１マッサージヘッド１１０の回転角度を調整及び固定するか、あるいは第１マッサージアーム１２０に対する第１マッサージヘッド１１０の回転角度で回転固定構造１３０の固定を解除する工程Ｓ２００と、
人体での事前設定された反復動作を通じて、第１マッサージヘッド１１０が、人体の肛門の付近の経穴及び皮膚をマッサージ可能にする工程Ｓ３００と
を含む。

実施形態においては、工程Ｓ２００は、工程Ｓ１００の前に実行できる。すなわち、使用者は、回転固定構造１３０によって角度を調整及び固定してもよいし、固定を解除し、その後脚部クランプ構造２００を脚部に締結してもよい。工程Ｓ３００においては、事前設定された反復動作は、直立状態の人体の腰部又は膝部の反復的な屈曲及び伸展動作である。

使用者は、必要に応じてマッサージアセンブリ１００において、別の構造形態を有する第１マッサージヘッド１１０を交換し、回転固定構造１３０の固定及び固定解除と組み合わせて、例えば、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚に対する２つの隆起の押圧マッサージ及び摩擦マッサージ、別の例として、会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに肛門の付近の経穴及び皮膚に対する、２つの隆起の同期した又は交互の押圧マッサージ及び摩擦マッサージといった、別のマッサージ形態を実現できる。

本明細書における複数の実施形態は、順を追って記載されており、実施形態の強調点が異なっており、実施形態間で同一又は類似の部分は、相互に参照できる。方法の実施形態については、全体及び関連する工程が、マッサージアセンブリ及び人体マッサージ装置の実施形態の内容と一定の対応関係にあるため、記載は比較的簡単にし、関連する点はアセンブリ及び装置の実施形態の一部の記載を参照できる。

これまで、本開示の実施形態について詳細に記載してきた。本開示の概念を不明瞭にすることを回避するために、一部の当該技術分野で公知の事項の詳細は記載していない。当業者は、上記の説明によれば、本明細書に開示された技術的解決策を実施する方法を十分に理解することができよう。

本開示の一部の具体的な実施形態を実施例を通じて詳細に例示したが、当業者は、上記の実施例は単なる例示であって、本開示の範囲を限定することを意図していないことを理解すべきである。当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、上記の実施形態を変更し、技術的特徴の一部を均等物に置換できることを理解すべきである。本開示の範囲は、添付の請求項によって定義される。

Claims (23)

1. 第１マッサージアーム（１２０）と、
   前記第１マッサージアーム（１２０）に回転可能に接続されて、前記第１マッサージアーム（１２０）の人体に対する運動に伴って、肛門の付近の経穴及び皮膚をマッサージする第１マッサージヘッド（１１０）と、
   前記第１マッサージアーム（１２０）と前記第１マッサージヘッド（１１０）との間に配置されて、前記第１マッサージアーム（１２０）に対する前記第１マッサージヘッド（１１０）の回転角度を調整、固定、又は固定解除する回転固定構造（１３０）と
   を備える
   マッサージアセンブリ（１００）。
2. 前記第１マッサージヘッド（１１０）は、前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に押圧接触する１つの隆起を形成し、
   前記第１マッサージヘッド（１１０）は、前記回転固定構造（１３０）が固定状態のときに、前記第１マッサージアーム（１２０）の前記人体に対する運動に伴って、前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現し、
   前記第１マッサージヘッド（１１０）は、前記回転固定構造（１３０）が固定解除状態のときに、前記第１マッサージアーム（１２０）の前記人体に対する運動ともに、前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に対して揺動し、前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚の揉みマッサージを実現する
   請求項１に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
3. 前記第１マッサージヘッド（１１０）は、前記人体の正中線の前後方向に沿って、会陰穴及びその周囲の皮膚、並びに前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に、各々が押圧接触する２つの隆起を形成し、
   前記第１マッサージヘッド（１１０）は、前記回転固定構造（１３０）が固定状態のときに、前記第１マッサージアーム（１２０）の前記人体に対する運動に伴って、前記会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚の押圧及び摩擦マッサージを実現し、
   前記第１マッサージヘッド（１１０）は、前記回転固定構造（１３０）が固定解除状態のときに、前記第１マッサージアーム（１２０）の前記人体に対する運動に伴って、前記会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に対する押圧及び摩擦マッサージを同期して又は交互に実現すべく、前記会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚の形状に応じて、マッサージ角度を適応調整する
   請求項１に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
4. 第１マッサージヘッド（１１０）は、
   前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に沿うように設けられた第１取付湾曲面（１１４）
   を更に備える
   請求項２に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
5. 前記第１マッサージヘッド（１１０）は、
   前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に沿うように設けられた第１取付湾曲面（１１４）と、
   前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚、前記会陰穴及びその周辺の皮膚、並びに／又は人間の大腿の付け根の内側の皮膚に沿うように設けられた第２取付湾曲面（１１３）と
   を更に備える
   請求項３に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
6. 前記第１マッサージヘッド（１１０）は、
   前記回転固定構造（１３０）を介して前記第１マッサージアーム（１２０）に装着されたマッサージヘッドベース（１１２）と、
   前記マッサージヘッドベース（１１２）に配置され、前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚を少なくとも含む人体部位をマッサージするマッサージ構造（１１１）と
   を備える
   請求項１に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
7. 前記マッサージ構造（１１１）は、
   複数の隆起形状の接触構造を有し、かつ、前記マッサージヘッドベース（１１２）上に回転可能に配置された回転ディスク
   を備え、
   前記複数の隆起形状の前記接触構造は、前記回転ディスクの別々の回転角度に分布する
   請求項６に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
8. 前記回転固定構造（１３０）は、
   前記第１マッサージアーム（１２０）の長さ方向に沿って前記第１マッサージアーム（１２０）に移動可能に付されたスリーブ（１３１）と、
   前記スリーブ（１３１）の外側に固定され、前記マッサージヘッドベース（１１２）に揺動軸（１３５）を介して接続された揺動軸ベース（１３２）と、
   前記揺動軸ベース（１３２）と前記マッサージヘッドベース（１１２）との間に配置され、前記揺動軸ベース（１３２）に対する前記マッサージヘッドベース（１１２）の角度を固定又は固定解除する固定／固定解除機構と
   を備える
   請求項６に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
9. マッサージヘッドベース（１１２）は、別々の回転角度に対応する複数の調整孔を有し、
   前記固定／固定解除機構は、ボタン（１３３）、スライドキー構造（１３４）、及び弾性部品（１３７）を備え、
   前記ボタン（１３３）の内端は、前記調整孔の１つに挿入され、
   前記スライドキー構造（１３４）は、前記弾性部品（１３７）と前記ボタン（１３３）との間に配置され、
   前記スライドキー構造（１３４）の突起構造は、前記弾性部品（１３７）の作用下で前記ボタン（１３３）の側壁孔に挿入されて、前記調整孔の挿入方向における前記ボタン（１３３）の運動を固定する
   請求項８に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
10. 前記第１マッサージヘッド（１１０）は、
    前記マッサージヘッドベース（１１２）と前記揺動軸ベース（１３２）との間に配置されて、前記第１マッサージアーム（１２０）に対して前記人体の正中矢状面又は冠状面において揺動させるべく、前記マッサージヘッドベース（１１２）を動力を介して駆動する動力駆動機構
    を更に備える
    請求項６に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
11. シャフトディスク装着シェル（１２５）と、
    前記第１マッサージアーム（１２０）に固定接続されるか、あるいは一体形成され、前記シャフトディスク装着シェル（１２５）に回転可能に配置された回転シャフトディスク（１２３）と、
    前記シャフトディスク装着シェル（１２５）に配置され、一端が前記第１マッサージアーム（１２０）又は前記回転シャフトディスク（１２３）に接続され、他端が前記シャフトディスク装着シェル（１２５）に接触するか、あるいは固定されたねじりばね（１２８）と
    を更に備える
    請求項１に記載のマッサージアセンブリ（１００）。
12. 請求項１～１１のいずれか一項に記載のマッサージアセンブリ（１００）と、
    前記マッサージアセンブリ（１００）を装着するマッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）と、
    前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）に装着され、前記人体の脚部に締結及び固定された脚部クランプ構造（４００）と
    を備える
    人体マッサージ装置。
13. 前記脚部クランプ構造（４００）は、
    前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）に接続され、締結及び固定のために、前記人体の大腿の前側及び後側に押圧力を同時に印加する複数のクロスアーム（４１０）
    を備える
    請求項１２に記載の人体マッサージ装置。
14. 前記クロスアーム（４００）上にクッションブロック（４２０）が配置されており、
    前記クッションブロック（４２０）は、前記クロスアーム（４１０）と前記人体の脚部との間に配置されるように前記クロスアーム（４１０）の長さ方向に対して調整可能である
    請求項１３に記載の人体マッサージ装置。
15. 前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）は、
    第１ブラケットロッド（２１０）と、
    前記第１ブラケットロッド（２１０）にスリーブを付し、かつ、前記第１ブラケットロッド（２１０）に対して摺動可能であり、伸縮を実現する第２ブラケットロッド（２２０）と、
    前記第１ブラケットロッド（２１０）と前記第２ブラケットロッド（２２０）との間に配置され、前記第１ブラケットロッド（２１０）に対する前記第２ブラケットロッド（２２０）の摺動を固定又は固定解除する摺動固定構造（２４０）と
    を備える
    請求項１２に記載の人体マッサージ装置。
16. 前記マッサージアセンブリ（１００）は、
    シャフトディスク装着シェル（１２５）と、
    回転シャフトディスク（１２３）と、
    ねじりばね構造（１２８）と
    を更に備え、
    前記回転シャフトディスク（１２３）及び前記ねじりばね構造（１２８）は、前記シャフトディスク装着シェル（１２５）に配置され、
    前記回転シャフトディスク（１２３）は、前記第１マッサージアーム（１２０）に固定接続され、前記ねじりばね構造（１２８）によって、前記シャフトディスク装着シェル（１２５）に対する前記第１マッサージアーム（１２０）の弾性回転構造を形成し、
    前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）は、シャフトディスク固定溝（２３０）を有しており、
    前記シャフトディスク装着シェル（１２５）は、前記シャフトディスク固定溝（２３０）に脱離可能に装着される
    請求項１２に記載の人体マッサージ装置。
17. 前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）は、
    前記ねじりばね構造（１２８）の予荷重を調整するねじり調整機構（２３２）を有する
    請求項１６に記載の人体マッサージ装置。
18. 前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）は、
    前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）に対する前記第１マッサージアーム（１２０）の回転角度を制限及び固定する制限用クランプ爪（２５０）を有する
    請求項１２に記載の人体マッサージ装置。
19. 前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）に装着されて、前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）の長さ方向に沿ってマッサージアセンブリ（１００）の前側に位置する第２マッサージアーム（３１０）と、
    前記第２マッサージアーム（３１０）に装着されて、前記人体の下腹部の経穴に対する押圧及び／又は摩擦マッサージを実現する第２マッサージヘッドと
    を更に備える
    請求項１２に記載の人体マッサージ装置。
20. 前記第２マッサージアーム（３１０）と前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）との間に配置されて、前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）に対する前記第２マッサージアーム（３１０）の開先角度を調整する角度調整機構（３４０）、及び
    前記第２マッサージアーム（３１０）と前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）との間に配置されて、前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）上の前記第２マッサージアーム（３１０）の装着位置に対する前記第２マッサージアーム（３１０）の伸長を調整する長さ調整機構（３３０）
    のうちの１以上を更に備える
    請求項１９に記載の人体マッサージ装置。
21. 前記角度調整機構（３４０）は、
    前記マッサージアセンブリ（１００）に向かう方向において、前記第２マッサージアーム（３１０）の一方向角度の調整を実現可能にするラチェットと爪との嵌合構造
    を備える
    請求項２０に記載の人体マッサージ装置。
22. 前記人体の腰部に固定されるウエストベルトと
    各々の一端が前記ウエストベルトに接続され、各々の他端が前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）及び／又は前記脚部クランプ構造（４００）に接続された複数のサスペンダーと
    を更に備える
    請求項１２に記載の人体マッサージ装置。
23. 前記脚部クランプ構造（２００）を前記人体の脚部に締結及び固定し、前記マッサージアセンブリ装着ブラケット（２００）に装着された前記マッサージアセンブリ（１００）の前記第１マッサージヘッド（１１０）を前記人体の前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚に接触可能にする工程と、
    前記回転固定構造（１３０）により前記第１マッサージアーム（１２０）に対する前記第１マッサージヘッド（１１０）の回転角度を調整及び固定するか、あるいは前記第１マッサージアーム（１２０）に対する前記第１マッサージヘッド（１１０）の回転角度で前記回転固定構造（１３０）の固定を解除する工程と、
    前記人体での事前設定された反復動作を通じて、前記第１マッサージヘッド（１１０）が、前記人体の前記肛門の付近の前記経穴及び皮膚をマッサージ可能にする工程と
    を含む
    請求項１２～２２のいずれか一項に記載の人体マッサージ装置の操作方法。

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