本開示は、ファストスパイキングPV+介在ニューロンおよび皮質ガンマ振動の生成が関与する回路網が破壊されているCNS障害に伴う認知機能不全および陰性症状の処置を企図する。
本明細書では、式(I)の化合物およびその部分式の化合物が、ファストスパイキングPV+介在ニューロンおよび皮質ガンマ振動の生成が関与する回路網が破壊されているCNS障害に伴う認知機能不全および陰性症状を処置することが提示される。
認知機能不全または機能障害は、学習、記憶、知覚、および問題解決を含む認知能力に主に影響するメンタルヘルス障害のカテゴリーを指す。それらは、(発達的とは対照的に)後天的であり、典型的には低下を表し、脳に基礎病状を有することがある認知能力の欠損によって定義される。
本化合物は、特定の基礎病態、すなわち「ファストスパイキングPV+介在ニューロンおよび皮質ガンマ振動の生成が関与する回路網が破壊されている」基礎病態を処置することが示された。
DSM−5は、認知機能の6つの重要なドメイン:実行機能、学習および記憶、知覚−運動機能、言語、複雑性注意(complex attention)、ならびに社会的認知を規定する。認知機能不全または機能障害は、6項目認知障害試験(six−item cognitive impairment test)(6−CIT) Kingshill Version 2000に基づいて診断および評価することができる。
「ヘテロシクリル」は、単環または複数の縮合環(multiple condensed rings)を有する1価の飽和または不飽和基を指し、環内に好ましくは1〜8個の炭素原子および窒素、硫黄、酸素、セレンまたはリンから選択される1〜4個のヘテロ原子を有する。最も好ましいヘテロ原子は窒素である。
「ヘテロアリール」は、芳香族性に関するヒュッケルの基準を満たし(すなわち、4n+2個のπ電子を含有し)、好ましくは環内に2〜10個の炭素原子ならびに酸素、窒素、セレン、および硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する(硫黄、セレンおよび窒素の酸化物を含む)、1価の芳香族ヘテロ環基を指す。そのようなヘテロアリール基は、単環(例えば、ピリジル、ピロリルもしくはそのN−オキシド、またはフリル)、または複数の縮合環(例えば、インドリジニル、ベンゾイミダゾリル、クマリニル、キノリニル、イソキノリニルまたはベンゾチエニル)を有することができる。
「シクロアルキレン」は、2価の飽和環式炭化水素基と定義され、好ましくは3〜7個またはより好ましくは4〜6個の炭素原子を有する、2価のシクロアルキル基を指す。そのような基の例としては、シクロプロピレン、シクロブチレンなどが挙げられる。
本明細書において「置換されていてもよい」は、基がさらに置換されていてもされていなくてもよいことを意味すると理解される。「置換されていてもよい」という用語は、基が、ヒドロキシ、ハロゲン(特にCl、Br、F)、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C2−6アルケニル、C1〜6ハロアルキル(特に−CF3)、C1〜6ハロアルコキシ(−OCF3など)、アリールアルキル(アルキルはC1〜6である)、アリールアルコキシ(アルキルはC1〜6である)、アリール、シアノ、ニトロ、ヘテロアリール、トリアルキルシリル、アミノ、モノ−およびジ−アルキルアミノ、モノ−およびジ−(置換アルキル)アミノ、ならびにモノ−およびジ−アリールアミノからなる群から独立して選択して、1〜3回置換されていてもよいことを意味すると理解される。
さらに別の実施形態において、「置換されていてもよい」という用語は、基が、ヒドロキシ、ハロゲン(特にCl、Br、F)、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、メチル、メトキシ、シアノ、ピリジニル、ピリジニルメチル、ピラジニル、メチルフェニル、ベンジル、トリメチルシリル、フェニル、メチルピラゾイル、ジメチルアミノ、フルオロフェニル、tert−ブチルオキシカルボニル、アミノまたはモルホリニルからなる群から独立して選択して、1〜3回置換されていてもよいことを意味すると理解される。
式(I)または(II)の他の化合物は、既存の置換基の付加、除去または修飾により調製することができる。これは、当業界で周知である官能基相互変換の標準技法、例えば、Larock R. C.による「Comprehensive organic transformations:a guide to functional group preparations」、New York, VCH Publishers, Inc.社、1989年に記載されている技法を使用することによって達成することができる。
当業者であれば、合成法は、本明細書に記載されるように様々な保護基を必要とする可能性があることを認識するであろう。本明細書で用いられる「保護基」という用語は、多官能性の化合物において、特定の官能部分、例えば、O、S、またはNを一時的にブロックし、選択的に別の反応部位において反応を実施できるということを意味する。例示的な保護基は、Protective Groups in Organic Synthesis、第3版、Greene, T.W.およびWuts, P.G.編、John Wiley & Sons社、New York:1999年に記載されており、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明者らによって実施された研究において、本明細書に開示されている化合物は、空間記憶の動物モデルにおいて認知障害(または機能不全)を処置できうることが明らかになった。
したがって、本明細書では、ファストスパイキングPV+介在ニューロンおよび皮質ガンマ振動の生成が関与する回路網が破壊されているCNS障害に伴う認知機能不全および陰性症状の処置を必要とする対象を処置するための薬剤の製造における、本明細書に記載される式(I)、(I’)、(I’a)、(I’b)、(I’c)もしくは(I’d)の化合物またはその実施形態、あるいはその薬学的に許容される塩の使用が教示される。
他の実施形態において、本化合物は、統合失調症の症状に対処するために、それを必要とする対象に従来の抗精神病薬と一緒に約2〜4週間投与されるが、従来の治療を継続しながら本化合物による処置を中断する選択肢もある。他の実施形態において、対象は、本化合物および1種または複数の従来の医薬品(medication)(逐次投与または組合せ投与)の両方で処置期間処置される。そのような併用療法(combination therapy)は、例えば、本化合物と1種もしくは複数の従来の抗精神病薬の組合せが、処置期間の急性の停滞期(acute lag phase)において統合失調症を緩和する場合および/または相加もしくは相乗的な抗うつ薬治療効果が望ましい場合に、特に有用でありうる。
障害に関連して「処置する」、「処置すること」または「処置」は、障害の原因および/または影響を軽減または抑制することを指す。本明細書で用いられるように、「処置する」、「処置」および「処置すること」という用語は、1種または複数の治療薬(例えば、本発明の化合物または組成物などの1種または複数の治療剤)の投与によって生ずる、状態の進行、重症度および/もしくは時間の低減もしくは改善、または前記状態の1種もしくは複数の症状(例えば、1種または複数の識別可能な症状)の改善(すなわち、状態を「治癒させる」ことなく「管理すること」)を指す。特定の実施形態において、「処置する」、「処置」および「処置すること」という用語は、本明細書に記載される障害の少なくとも1つの測定可能な物理的パラメータの改善を指す。他の実施形態において、「処置する」、「処置」および「処置すること」という用語は、さらなる認知障害の進行の抑制を指す。
ある実施形態において、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)もしくは(Id)の本化合物またはその実施形態、あるいはその薬学的に許容される塩は、前記対象に抗精神病化合物と組み合わせて投与される。
本明細書に包含される化合物は、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(例えば、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン)、非定型抗精神病薬(例えば、リスペリドン、アリピプリゾール、クエチアピン、オランザピン)およびN−メチル−D−アスパラギン酸受容体(NMDAR)阻害薬(例えば、メマンチン)との併用治療薬として使用することもできる。
本明細書に包含される化合物は、処置有効量で対象に投与される。一部の実施形態において、処置有効量は、治療有効量である。本明細書で用いられる「治療有効量」という用語は、研究者、獣医、医師、または他の臨床医が探索中である、組織、系、動物またはヒトにおいて生物学的反応または薬効反応を誘発する活性化合物または医薬剤(pharmaceutical agent)の量を意味する。投与される化合物の治療有効量は、そのような考慮すべき事柄によって支配され、疾患もしくは障害またはその症状の1種もしくは複数を改善、治癒、または処置するのに必要な最小量である。「予防有効量」という用語は、認知障害を獲得する前に認知障害を防止する、もしくは認知障害を獲得する機会を実質的に減らす、もしくは認知障害の重症度を低減する、または症状が発症する前に重症度を低減する際に有効な量を指す。二次予防(疾患または症状が既に発症しており、このプロセスの悪化から患者を保護する)。
本明細書で用いられるように、「有効量」という用語は、所望の投薬レジメンに従って投与すると、所望の治療活性をもたらす化合物の量に関する。投薬は、数分、数時間、数日、数週間、数か月もしくは数年の間隔で、またはこれらの期間のいずれか1つにわたって連続的に行うことができる。
ある実施形態において、方法は、それを必要とする対象に、本化合物を、処置の急性段階(例えば、処置の開始から1、2、3、または4週間以内)を含むが、これに限定されない認知を改善することになるインビボで有効量を与える投与量で投与するステップを含む。本化合物のインビトロ当量濃度を決定する方法は、当業者にはよく知られている。
本発明の化合物、組成物または製剤に関して「投与する」、「投与すること」または「投与」という用語は、処置を必要とする動物の系に化合物を導入することを意味する。本発明の化合物が1種または複数の他の活性剤と組み合わせて提供されるとき、「投与」およびその変形はそれぞれ、化合物および他の活性剤の同時および/または逐次導入を含むと理解される。
ある実施形態において、70kgの成人に1日1回または複数回投与する化合物の有効量は、単位剤形当たり約0.0001mg〜約3000mg、約0.0001mg〜約2000mg、約0.0001mg〜約1000mg、約0.001mg〜約1000mg、約0.01mg〜約1000mg、約0.1mg〜約1000mg、約1mg〜約1000mg、約1mg〜約100mg、約10mg〜約1000mg、または約100mg〜約1000mgの化合物を含むことができる。
ある実施形態において、本発明の化合物は、1日当たり対象の体重に対して、約0.001mg/kg〜約100mg/kg、約0.01mg/kg〜約50mg/kg、約0.1mg/kg〜約40mg/kg、約0.5mg/kg〜約30mg/kg、約0.01mg/kg〜約10mg/kg、約0.1mg/kg〜約10mg/kg、および約1mg/kg〜約25mg/kgを1日1回または複数回投与して、所望の治療効果を得るのに十分な投与量レベルとすることができる。
好適な投与量および投薬レジメンは、担当医が決定することができ、処置している特定の状態、状態の重症度ならびに対象の全般的な年齢、健康状態および体重に依存しうる。本明細書に記載される用量範囲は、医薬組成物を成人に投与するための指針になると認識される。例えば、(小児への使用が承認されていると仮定して)子供または青年に投与されるべき量は、医師または当業者が決定することができ、成人に投与される量より少ないか、または同量でありうる。
活性成分は、単回投与または一連の投与で投与することができる。活性成分は、単独で投与することができるが、組成物として、好ましくは医薬組成物として提供することが好ましい。そのような組成物の製剤は、当業者に周知である。組成物は、任意の好適な担体、希釈剤または添加物も含有することができる。これらとしては、すべての従来の溶媒、分散媒、充填剤、固体担体、コーティング剤、抗真菌剤および抗細菌剤、皮膚透過剤、界面活性剤、等張剤および吸収剤などが挙げられる。本発明の組成物は、他の補充的な生理活性剤も含んでもよいことが理解されよう。
本明細書に記載される化合物および医薬組成物は、1種または複数の追加の治療剤との併用療法(combination treatment)において使用することができる。1種より多い活性剤との併用療法では、活性剤が別個の投薬製剤である場合、別々にまたは併せて投与することができる。さらに、一方の要素の投与は、他方の作用剤の投与の前、それと同時、またはその後とすることができる。
他の作用剤と共投与する場合、例えば、共投与する場合、第2の作用剤の「有効量」は、使用する薬物のタイプに依存するであろう。好適な投与量は、認可された作用剤については公知であり、対象の状態、処置されている状態のタイプおよび使用されている本明細書に記載される化合物の量に従って当業者が調整することができる。量が明示されていない場合、有効量を仮定すべきである。例えば、本明細書に記載される化合物を、対象に約0.01〜約10,000mg/体重1kg/日、約0.01〜約5000mg/体重1kg/日、約0.01〜約3000mg/体重1kg/日、約0.01〜約1000mg/体重1kg/日、約0.01〜約500mg/体重1kg/日、約0.01〜約300mg/体重1kg/日、約0.01〜約100mg/体重1kg/日の投与量範囲で投与することができる。
「併用療法」が採用されるとき、有効量は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)もしくは(Id)の化合物またはその薬学的に許容される塩の第1の量および追加の好適な治療剤の第2の量を使用して達成することができる。
ある実施形態において、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)もしくは(Id)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および追加の治療剤はそれぞれ、有効量(すなわち、それぞれ単独で投与された場合に治療上有効であろう量)で投与される。他の実施形態において、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)もしくは(Id)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および追加の治療剤はそれぞれ、単独では治療効果をもたらさない量(治療用量以下)で投与される。さらに他の実施形態において、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)もしくは(Id)の化合物、またはその薬学的に許容される塩は有効量で投与することができ、追加の治療剤は治療用量以下で投与される。さらに他の実施形態において、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)もしくは(Id)の化合物、またはその薬学的に許容される塩は治療用量以下で投与することができ、追加の治療剤は有効量で投与される。
本明細書において、「組み合わせて」(in combination)または「共投与」(co−administration)という用語は、1種より多い治療薬(例えば、1種または複数の治療剤)の使用を指すように同義に使用できる。用語の使用如何によって、治療薬(例えば、治療剤)を対象に投与する順序が制限されることはない。
本開示の化合物と組み合わせて、別々にまたは同じ医薬組成物中で、投与できる治療剤の例としては、筋弛緩薬、抗痙攣薬、催眠薬、麻酔薬、鎮痛薬、コリン作動薬、抗うつ薬、気分安定剤、抗不安薬などが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書に規定される化合物および組成物は、経腸(例えば、経口)、非経口、静脈内、筋肉内、動脈内、髄内、髄腔内、皮下、脳室内、経皮、皮内、直腸、腟内、腹腔内、局所(散剤、軟膏剤、クリーム剤、および/またはドロップ剤により投与される)、粘膜、経鼻、頬側、舌下を含む、任意の経路により;気管内点滴注入、気管支点滴注入、および/もしくは吸入により;ならびに/または口腔噴霧剤、鼻噴霧剤、および/もしくはエアロゾル剤として投与することができる。特に企図された経路は、経口投与、静脈内投与(例えば、全身静脈内注射)、血液および/もしくはリンパ供給を介した局所投与、ならびに/または患部への直接投与である。一般に、最も適切な投与経路は、作用剤の性質(例えば、消化管の環境におけるその安定性)および/または対象の状態(例えば、対象が経口投与に耐えることができるかどうか)を含む様々な因子に依存する。
有効量を達成するのに必要とされる化合物の正確な量は、対象ごと異なり、例えば、対象の種、年齢、および全身状態、副作用または障害の重症度、特定の化合物のアイデンティティー、投与様式などに応じて異なる。所望の投与量は、1日3回、1日2回、1日1回、1日おき、3日ごと、毎週、2週間ごと、3週間ごと、または4週間ごとに投与することができる。ある実施形態において、所望の投与量は、複数回投与(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14回、またはそれ以上の投与)をで送達できる。
担体は、組成物の他の成分と相溶性があり、対象に有害でないという意味で薬学的に「許容される」ものでなければならない。組成物としては、経口、直腸、経鼻、局所(頬側および舌下を含む)、腟内または非経口投与(皮下、筋肉内、静脈内および皮内を含む)に適しているものが挙げられる。組成物は、好都合には単位剤形で提供することができ、薬学の技術分野において周知のいかなる方法でも調製することができる。そのような方法は、活性成分を、1種または複数の副成分を構成する担体と会合させるステップを含む。一般に、組成物は、活性成分を液体担体もしくは微細化固体担体または両方と均一かつ密接に会合させ、次いで必要であれば生成物を成形することによって調製される。
薬学的に許容される添加物としては、所望の特定の剤形に適しているありとあらゆる溶媒、希釈剤、または他の液体ビヒクル、分散体、懸濁助剤、界面活性剤、等張剤、増粘もしくは乳化剤、保存剤、固体結合剤、滑沢剤などが挙げられる。医薬組成物剤の製剤および/または製造の全般的な考察は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences、第16版、E. W. Martin(Mack Publishing Co.社、Easton, Pa.、1980年)およびRemington:The Science and Practice of Pharmacy、第21版(Lippincott Williams & Wilkins社、2005年)で見ることができる。
本明細書に記載される医薬組成物は、薬理学の技術分野において公知のいかなる方法でも調製することができる。一般に、そのような調製方法は、本発明の化合物(「活性成分」)を担体および/または1種もしくは複数の他の副成分と会合させ、次いで必要かつ/または望ましい場合、生成物を所望の単回または多回投与単位に成形および/または包装するステップを含む。
医薬組成物は、バルクで、単回単位用量(single unit dose)および/または複数の単回単位用量として、調製、包装、および/または販売することができる。本明細書で用いられるように、「単位用量」は、活性成分の所定量を含む医薬組成物の個別の量である。活性成分の量は、対象に投与されるはずの活性成分の投与量と概ね等しく、かつ/または例えばそのような投与量の2分の1もしくは3分の1などそのような投与量の好都合な分数である。
本発明の医薬組成物中の活性成分、薬学的に許容される添加物、および/またはいずれか追加の成分の相対量は、処置される対象のアイデンティティー、サイズ、および/または状態に応じて、さらに組成物が投与される経路に応じて異なる。例として、組成物は、0.1%〜100%(w/w)の活性成分を含むことができる。
医薬組成物の製造において使用される薬学的に許容される添加物としては、不活性な希釈剤、分散および/もしくは造粒剤、界面活性剤および/もしくは乳化剤、崩壊剤、結合剤、保存剤、緩衝剤、滑沢剤、ならびに/または油が挙げられる。カカオバターや座剤ワックス、着色剤、コーティング剤、甘味剤、矯味剤、および芳香剤などの添加物も組成物中に存在してもよい。
例示的な希釈剤としては、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、リン酸ナトリウム、ラクトース、スクロース、セルロース、結晶セルロース、カオリン、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、塩化ナトリウム、乾燥デンプン、トウモロコシデンプン、粉糖、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な造粒および/または分散剤としては、バレイショデンプン、トウモロコシデンプン、タピオカデンプン、デンプングリコール酸ナトリウム、クレイ、アルギン酸、グアーガム、柑橘類パルプ(citrus pulp)、寒天、ベントナイト、セルロースおよび木材製品、天然海綿、陽イオン交換樹脂、炭酸カルシウム、シリケート、炭酸ナトリウム、架橋ポリ(ビニルピロリドン)(クロスポビドン)、カルボキシメチルデンプンナトリウム(デンプングリコール酸ナトリウム)、カルボキシメチルセルロース、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム(クロスカルメロース)、メチルセルロース、アルファ化デンプン(デンプン1500)、結晶デンプン、水不溶性デンプン、カルボキシメチルセルロースカルシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(Veegum)、ラウリル硫酸ナトリウム、第四級アンモニウム化合物、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な界面活性剤および/または乳化剤としては、天然乳化剤(例えば、アカシア、寒天、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、トラガカント、コンドラックス(chondrux)、コレステロール、キサンタン、ペクチン、ゼラチン、卵黄、カゼイン、羊毛脂、コレステロール、ワックス、およびレシチン)、コロイド性クレイ(例えば、ベントナイト(ケイ酸アルミニウム)およびVeegum(ケイ酸アルミニウムマグネシウム))、長鎖アミノ酸誘導体、高分子量アルコール(例えば、ステアリルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、トリアセチンモノステアレート、エチレングリコールジステアレート、グリセリルモノステアレート、およびプロピレングリコールモノステアレート、ポリビニルアルコール)、カルボマー(例えば、カルボキシポリメチレン、ポリアクリル酸、アクリル酸ポリマー、およびカルボキシビニルポリマー)、カラギナン、セルロース系誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、粉末セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース)、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(Tween 20)、ポリオキシエチレンソルビタン(Tween 60)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(Tween 80)、ソルビタンモノパルミテート(Span 40)、ソルビタンモノステアレート(Span 60)、ソルビタントリステアレート(Span 65)、グリセリルモノオレエート、ソルビタンモノオレエート(Span 80))、ポリオキシエチレンエステル(例えば、ポリオキシエチレンモノステアレート(Myrj 45)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエトキシ化ヒマシ油、ポリオキシメチレンステアレート、およびSolutol)、スクロース脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(例えば、Cremophor(商標))、ポリオキシエチレンエーテル(例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(Brij 30))、ポリ(ビニルピロリドン)、ジエチレングリコールモノラウレート、トリエタノールアミンオレエート、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、オレイン酸エチル、オレイン酸、ラウリン酸エチル、ラウリル硫酸ナトリウム、Pluronic F68、ポロキサマー188、臭化セトリモニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、ドクサートナトリウム、および/またはそれらの混合物が挙げられる。
例示的な結合剤としては、デンプン(例えば、トウモロコシデンプンおよびデンプンのり)、ゼラチン、糖(例えば、スクロース、グルコース、デキストロース、デキストリン、糖蜜、ラクトース、ラクチトール、マンニトールなど)、天然および合成ガム(例えば、アカシア、アルギン酸ナトリウム、アイリッシュモス抽出物、パンワルガム(panwar gum)、ガッチゴム(ghatti gum)、イサポール殻粘液(mucilage of isapol husks)、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロース、酢酸セルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(Veegum)、およびカラマツアラボガラクタン)、アルギネート、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、無機カルシウム塩、ケイ酸、ポリメタクリレート、ワックス、水、アルコール、および/またはそれらの混合物が挙げられる。
例示的な抗酸化剤としては、アルファトコフェロール、アスコルビン酸、アスコルビルパルミテート、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、モノチオグリセロール、メタ重亜硫酸カリウム、プロピオン酸、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、および亜硫酸ナトリウムが挙げられる。
例示的なキレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)とその塩および水和物(例えば、エデト酸ナトリウム、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸カルシウム二ナトリウム、エデト酸二カリウムなど)、クエン酸とその塩および水和物(例えば、クエン酸一水和物)、フマル酸とその塩および水和物、リンゴ酸とその塩および水和物、リン酸とその塩および水和物、ならびに酒石酸とその塩および水和物が挙げられる。例示的な抗微生物保存剤としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ベンジルアルコール、ブロノポール、セトリミド、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、クロロブタノール、クロロクレゾール、クロロキシレノール、クレゾール、エチルアルコール、グリセリン、ヘキセチジン、イミド尿素、フェノール、フェノキシエタノール、フェニルエチルアルコール、硝酸フェニル水銀、プロピレングリコール、およびチメロサールが挙げられる。
例示的な抗真菌保存剤としては、ブチルパラベン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、安息香酸カリウム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、およびソルビン酸が挙げられる。
例示的なアルコール保存剤としては、エタノール、ポリエチレングリコール、フェノール、フェノール化合物、ビスフェノール、クロロブタノール、ヒドロキシベンゾエート、およびフェニルエチルアルコールが挙げられる。
例示的な酸性保存剤としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテン、クエン酸、酢酸、デヒドロ酢酸、アスコルビン酸、ソルビン酸、およびフィチン酸が挙げられる。
他の保存剤としては、トコフェロール、酢酸トコフェロール、メシル酸デテロキシム、セトリミド、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、エチレンジアミン、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸カリウム、Glydant Plus、Phenonip、メチルパラベン、Germall 115、Germaben II、Neolone、Kathon、およびEuxylが挙げられる。ある特定の実施形態において、保存剤は抗酸化剤である。他の実施形態において、保存剤はキレート剤である。
例示的な緩衝剤としては、シトレート緩衝液、アセテート緩衝液、ホスフェート緩衝液、塩化アンモニウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、クエン酸カルシウム、グルビオン酸カルシウム、グルビオン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、D−グルコン酸、グリセロリン酸カルシウム、乳酸カルシウム、プロパン酸、レブリン酸カルシウム、ペンタン酸、リン酸水素カルシウム、リン酸、リン酸三カルシウム、カルシウムヒドロキシドホスフェート、酢酸カリウム、塩化カリウム、グルコン酸カリウム、カリウム混合物、リン酸二カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸カリウム混合物、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ナトリウム混合物、トロメタミン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルギン酸、パイロジェンフリー水、等張性生理食塩水、リンゲル液、エチルアルコール、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、シリカ、タルク、麦芽、グリセリルベへネート、硬化植物油、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、ロイシン、ラウリル硫酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの混合物が挙げられる。
例示的な天然油としては、アーモンド油、キョウニン油、アボカド油、ババスヤシ油、ベルガモット油、ブラックカレント種子油、ルリジサ油、カデ油、カミツレ油、カノーラ油、キャラウェー油、カルナウバ油、ヒマシ油、シナモン油、カカオバター油、ココナッツ油、タラ肝油、コーヒー油、トウモロコシ油、綿実油、エミュー油、ユーカリ油、マツヨイグサ油、魚油、亜麻仁油、ゲラニオール油、ヒョウタン油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、ヒソップ油、ミリスチン酸イソプロピル、ホホバ油、ククイノキナッツ油、ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、リトシーキュービバ油、マカダミアナッツ油、ゼニアオイ油、マンゴー種子油、メドウフォーム種子油、ミンク油、ナツメグ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラフィー油、パーム油、パーム核油、トウニン油、ピーナッツ油、ケシの実油、カボチャ種子油、アブラナ油、米糠油、ローズマリー油、ベニバナ油、ビャクダン油、サスクアナ油、セイボリー油、シーバックソーン油、ゴマ油、シアバター油、シリコーン油、ダイズ油、ヒマワリ油、ティーツリー油、アザミ油、ツバキ油、ベチバー油、クルミ油、および麦芽油が挙げられる。例示的な合成油としては、ステアリン酸ブチル、カプリル酸トリグリセリド、カプリン酸トリグリセリド、シクロメチコン、セバシン酸ジエチル、ジメチコン360、ミリスチン酸イソプロピル、鉱油、オクチルドデカノール、オレイルアルコール、シリコーン油、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
経口投与に適した本発明の組成物は、それぞれ活性成分の所定量を含有するカプセル剤、サシェ剤もしくは錠剤などの個別の単位として;散剤もしくは顆粒剤として;水性もしくは非水性液体中の液剤もしくは懸濁剤として;または水中油型液体の乳剤もしくは油中水型液体の乳剤として提供することができる。活性成分は、ボーラス剤、舐剤またはペースト剤としても提供することができる。
錠剤は、任意選択で1種または複数の副成分と共に圧縮または成形により作製することができる。圧縮錠は、粉末もしくは顆粒などの自由流動性の形態の活性成分を、結合剤(例えば、不活性な希釈剤、保存剤、崩壊剤(例えば、デンプングリコール酸ナトリウム、架橋ポリビニルピロリドン、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム)、界面活性剤または分散剤と混合してもよく、好適な機械で圧縮することによって調製することができる。成形錠は、粉末にした化合物を不活性な液体希釈剤で湿らせた混合物を好適な機械で成形することによって作製することができる。錠剤は、コーティングまたは割線を付してもよい。錠剤は、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロースを様々な割合で使用して、その中の活性成分の持続放出または制御放出を実現するように製剤化して、所望の放出プロファイルを実現することができる。錠剤に、腸溶性コーティングを施して、胃を除いた腸の一部において放出させてもよい。
活性成分は、1種または複数の添加物を用いてマイクロカプセル剤の形態とすることができる。錠剤、糖衣錠、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤の固体剤形は、製薬技術分野で周知の腸溶性コーティング、放出制御コーティングおよび他のコーティングなどのコーティングおよびシェルを用いて調製することができる。そのような固体剤形において、活性成分を、スクロース、ラクトース、またはデンプンなどの少なくとも1種の不活性な希釈剤と混和することができる。そのような剤形は、通常の慣例のように、不活性な希釈剤を除く追加の物質、例えばステアリン酸マグネシウムや結晶セルロースのような打錠用滑沢剤および他の錠剤化助剤を含むことができる。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形は緩衝剤を含むことができる。それらは、不透明化剤を含んでもよく、それらが活性成分のみをまたは優先的に、腸管のある部分において、任意に、遅れて放出する組成物であり得る。使用することができる包埋組成物の例としては、ポリマー物質およびワックスが挙げられる。
経口および非経口投与のための液体剤形としては、薬学的に許容される乳剤、マイクロエマルション剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が挙げられる。活性成分以外に、液体剤形は、例えば水または他の溶媒などの当技術分野においてよく使用される不活性な希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(例えば、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステルなどの可溶化剤および乳化剤、ならびにそれらの混合物を含むことができる。不活性な希釈剤のほかに、経口組成物は、湿潤剤、乳化および懸濁化剤、甘味剤、矯味剤、ならびに芳香剤などの補助剤を含むことができる。非経口投与のある特定の実施形態において、本発明のコンジュゲートは、Cremophor(商標)、アルコール、油、変性油、グリコール、ポリソルベート、シクロデキストリン、ポリマー、およびそれらの混合物などの可溶化剤と混合される。
口腔における局所投与に適した組成物としては、フレーバー付き基剤、通常スクロースおよびアカシアまたはトラガカントガム中に活性成分を含むロゼンジ;ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアガムなどの不活性ベーシス中に活性成分を含む香錠;ならびに好適な液体担体中に活性成分を含む洗口剤が挙げられる。
皮膚への局所投与に適した組成物は、いずれか好適な担体または基剤に溶解または懸濁した化合物を含むことができ、ローション、ゲル、クリーム、ペースト、軟膏などの形態をとることができる。好適な担体としては、鉱油、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、乳化ワックス、ソルビタンモノステアレート、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコール、および水が挙げられる。経皮パッチを使用して、本発明の化合物を投与することもできる。
腟内投与に適した組成物は、活性成分に加えて、適切であることが当技術分野において公知であるような担体を含有する、ペッサリー、タンポン、クリーム剤、ゲル剤、ペースト剤、フォーム剤またはスプレー製剤として提供することができる。
非経口投与に適した組成物としては、抗酸化剤、緩衝剤、殺菌剤および組成物を所期のレシピエントの血液と等張にする溶質を含有することができる水性および非水性の等張性無菌注射溶液;ならびに懸濁化剤および粘稠化剤を含むことができる水性および非水性の無菌懸濁液が挙げられる。組成物は、単位用量または多回用量密封容器、例えばアンプルおよびバイアルで提供することができ、無菌液体担体、例えば注射用水を使用直前に添加するだけで済むフリーズドライ(凍結乾燥)状態で貯蔵することができる。即時注射溶液(extemporaneous injection solutions)および懸濁液は、前に記載された種類の無菌散剤、顆粒剤および錠剤から調製することができる。注射調製物は、非経口投与に許容される非毒性希釈剤または溶媒中の注射可能な無菌溶液、懸濁液またはエマルション、例えば1,3−ブタンジオール溶液とすることができる。使用することができる許容されるビヒクルおよび溶媒のうちには、水、リンゲル液(米国薬局方)および等張食塩水がある。さらに、無菌の不揮発油は、従来、溶媒または懸濁化媒体として使用される。このために、合成のモノまたはジグリセリドを含むいずれの無刺激性不揮発油も使用することができる。さらに、注射剤の調製においてオレイン酸などの脂肪酸が使用される。注射製剤は、例えば細菌保持フィルターによる濾過によって、または使用前に滅菌水もしくは他の注射可能な無菌媒体に溶解もしくは分散することができる無菌の固体組成物の形態をした滅菌剤を組み込むことによって滅菌することができる。
ある実施形態において、単位投与量組成物は、活性成分の、本明細書中で上述した、1日用量もしくは単位、1日部分用量、またはその適切な部分を含有するものである。
特に上記の活性成分以外に、本発明の組成物は、該組成物のタイプを考慮して当技術分野において常用の他の作用剤を含むことができることを理解すべきであり、例えば、経口投与に適したものとしては、結合剤、甘味剤、粘稠化剤、矯味剤、崩壊剤、コーティング剤、保存剤、滑沢剤および/または時間遅延剤のようなさらなる作用剤を挙げることができる。好適な甘味剤としては、スクロース、ラクトース、グルコース、アスパルテームまたはサッカリンが挙げられる。好適な崩壊剤としては、トウモロコシデンプン、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、キサンサンガム、ベントナイト、アルギン酸または寒天が挙げられる。好適な矯味剤としては、ハッカ油、ウィンターグリーン油、サクランボ、オレンジまたはラズベリー矯味剤が挙げられる。好適なコーティング剤としては、アクリル酸および/もしくはメタクリル酸ならびに/またはそれらのエステルのポリマーまたはコポリマー、ワックス、脂肪アルコール、ゼイン、シェラックまたはグルテンが挙げられる。好適な保存剤としては、安息香酸ナトリウム、ビタミンE、アルファ−トコフェロール、アスコルビン酸、メチルパラベン、プロピルパラベンまたは重亜硫酸ナトリウムが挙げられる。好適な滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、オレイン酸ナトリウム、塩化ナトリウムまたはタルクが挙げられる。好適な時間遅延剤としては、グリセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレートが挙げられる。
本明細書で用いられる「薬学的に許容される塩」という語句は、規定された化合物の薬学的に許容される有機または無機塩を指す。医薬における使用では、規定された化合物の塩は薬学的に許容される塩である。しかし、他の塩は、規定された化合物またはそれらの薬学的に許容される塩の調製において有用でありうる。薬学的に許容される塩は、当技術分野において周知である。例えば、Bergeらは、J. Pharm. Sci.(1977) 66:1−19で薬学的に許容される塩について詳述しており、これはその全体として参照により本明細書に組み込まれる。薬学的に許容される塩は、アセテートイオン、スクシネートイオンまたは他の対イオンなどの別の分子を含むことが必要である。対イオンは、親化合物上の電荷を安定化するいかなる有機または無機部分でもありうる。さらに、薬学的に許容される塩は、その構造に1個より多い荷電している原子を有することができる。複数の荷電している原子が親薬物中に存在するとき、その薬学的に許容される塩は、複数の対イオンを有し、これらは同じ対イオンまたは異なる対イオンのいくつかの例でありうる。したがって、薬学的に許容される塩は、親化合物中の1個もしくは複数の荷電している原子および/または1種もしくは複数の対イオンを有することができる。
本明細書に記載される化合物の薬学的に許容される塩としては、好適な無機および有機の酸および塩基に由来するものが挙げられる。一部の実施形態において、塩は、化合物の最終の単離および精製時にその場で調製することができる。他の実施形態において、塩は、別個の合成ステップにおいて化合物の遊離の形態で調製することができる。
規定された化合物が酸性であり、または十分に酸性の生物学的等価体を含有するとき、好適な「薬学的に許容される塩」は、無機塩基および有機塩基を含む薬学的に許容される非毒性塩基から調製される塩を指す。無機塩基に由来する塩としては、アルミニウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、銅塩、第二鉄塩、第一鉄塩、リチウム塩、マグネシウム塩、第二マンガン塩、第一マンガン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、亜鉛塩などが挙げられる。特定の実施形態としては、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩およびナトリウム塩が挙げられる。薬学的に許容される有機非毒性塩基に由来する塩としては、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リシン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなど、第一級、第二級および第三級アミン、天然置換アミンを含む置換アミン、環式アミンならびに塩基性イオン交換樹脂の塩が挙げられる。N+(C1〜4アルキル)4などの第四級アンモニウム塩も含まれる。
規定された化合物が塩基性であり、または十分に塩基性の生物学的等価体を含有するとき、無機および有機酸を含む薬学的に許容される非毒性酸から塩を調製することができる。そのような酸としては、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンファースルホン酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、パモ酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、炭酸、ホウ酸、スルファミン酸、プロピオン酸、酪酸、ヒドロキシマレイン酸、粘液酸、フェニル酢酸、スルファニル酸、アスパラギン酸、エデト酸、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ラウリン酸、アスコルビン酸、吉草酸、過塩素酸、マロン酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態としては、クエン酸、臭化水素酸、塩酸、マレイン酸、リン酸、硫酸および酒石酸が挙げられる。他の例示的な塩としては、硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、塩化物塩、臭化物塩、ヨウ化物塩、硝酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、酸クエン酸塩、酒石酸塩、オレイン酸塩、タンニン酸塩、パントテン酸塩、酒石酸水素塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、サッカリン酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、パモエート(すなわち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸塩))、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、マロン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、チオシアン酸塩、ウンデカン酸塩、および吉草酸塩が挙げられるが、これらに限定されない。
上記の薬学的に許容される塩および他の典型的な薬学的に許容される塩の調製は、Bergeら、「Pharmaceutical Salts」、J. Pharm. Sci., 1977:66:1−19によってより詳細に記載されている。
塩基性窒素含有基を塩化メチル、エチル、プロピル、およびブチル、臭化メチル、エチル、プロピル、およびブチルならびにヨウ化メチル、エチル、プロピル、およびブチルなどのハロゲン化低級アルキル;硫酸ジメチルおよびジエチルのような硫酸ジアルキルなどのような物質で四級化することができる。
本明細書に記載される化合物および医薬製剤は、キットに含めることができる。キットは、2種以上の作用剤がそれぞれ個別に包装もしくは製剤化された単回もしくは多回用量、または2種以上の作用剤を組み合わせて包装もしくは製剤化された単回もしくは多回用量を含むことができる。したがって、1種または複数の作用剤は第1の容器中に存在することができ、キットは、1種または複数の作用剤を第2の容器中に任意に含むことができる。1つまたは複数の容器を1つのパッケージ内に入れ、パッケージには投与または投与量の指示書を任意に含むことができる。キットは、作用剤および希釈剤を投与する注射器もしくは他の手段または製剤化の他の手段などの追加の構成要素を含むことができる。したがって、キットは、a)本明細書に記載される化合物および薬学的に許容される担体、ビヒクルまたは希釈剤を含む医薬組成物と、b)容器または包装容器とを含むことができる。キットは、本明細書に記載される(例えば、本明細書に記載される疾患および障害の1つまたは複数を予防または処置する)方法の1つまたは複数において医薬組成物を使用する方法を記載する指示書を含んでもよい。キットは、併用治療に使用するための本明細書に記載される1種または複数の追加の作用剤、薬学的に許容される担体、ビヒクルまたは希釈剤を含む第2の医薬組成物を含んでもよい。キットに含まれる本明細書に記載の化合物を含む医薬組成物と第2の医薬組成物とを、組み合わせて同じ医薬組成物としてもよい。
キットは、医薬組成物を入れるための容器または包装容器を含み、分割式ボトルまたは分割式ホイルパケットなどの分割式容器を含むこともできる。容器は、治療スケジュールに従ってパックから押し出すための個々の用量を含む、例えば、紙箱もしくは段ボール箱、ガラスもしくはプラスチックのボトルもしくはジャー、再封止可能な袋(例えば、異なる容器に配置するための錠剤の「詰め替え品」を保持する)、またはブリスターパックとすることができる。複数の容器を一緒に単一のパッケージで使用して、単一の剤形を上市することが実現可能である。例えば、錠剤をボトルに入れ、次にそのボトルを箱に入れてもよい。
キットの例としては、いわゆるブリスターパックがある。ブリスターパックは、包装産業において周知であり、医薬単位剤形(錠剤、カプセル剤など)の包装に広く使用されつつある。ブリスターパックは、一般に好ましくは透明なプラスチック材料の箔で覆われた比較的堅い材料のシートからなる。包装プロセス時に、プラスチック箔にくぼみが形成される。くぼみは、詰め込む個々の錠剤もしくはカプセル剤の大きさおよび形状を有し、または詰め込む複数の錠剤および/もしくはカプセル剤に適合する大きさおよび形状を有することができる。次に、錠剤またはカプセル剤をくぼみに応じて入れ、比較的堅い材料のシートでプラスチック箔をくぼみが形成されている方向とは逆の箔面で封止する。その結果、錠剤またはカプセル剤は、プラスチック箔とシートの間のくぼみに、所望通りに個別にまたはまとめて封止される。好ましくは、シートの強度は、くぼみに圧力を手で加え、それによってくぼみの場所でシートに開口部が形成されることにより、錠剤またはカプセル剤をブリスターパックから取り出すことができるような強度である。次いで、前記開口部を経由して錠剤またはカプセル剤を取り出すことができる。
医師、薬剤師または対象に対して、医薬品を服用するべき時期に関する情報および/または指示書を含む書面による記憶補助を提供するのが望ましいことがある。「1日用量」は、所与の日に服用すべき単一の錠剤もしくはカプセル剤またはいくつかの錠剤もしくはカプセル剤とすることができる。キットが別々の組成物を含むとき、キットの1種または複数の組成物の1日用量は1個の錠剤または1カプセル剤とすることができ、キットのもう1つまたはそれ以上の組成物の1日用量は複数個の錠剤またはカプセル剤とすることができる。キットは、1日用量を一度に1つずつ、意図した使用の順序で分注するように設計されたディスペンサーの形態をとることができる。ディスペンサーには、レジメンの遵守をさらに促進するように、記憶補助装置を装備することができる。そのような記憶補助装置の例は、分注された1日用量の数を表示する機械的計数器である。そのような記憶補助装置の別の例は、例えば、最後の1日用量が服用された日を示し、かつ/またはその次の用量が服用されるべき日を思い出させる、液晶読み出し装置またはリマインダー可聴信号に連動する電池式マイクロチップ記憶装置である。
式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)または(Id)の化合物のプロドラッグであるいずれの化合物も本発明の範囲および趣旨内に入ると認識される。「プロドラッグ」という用語は、最も広義の意味で使用され、インビボで本発明の化合物に変換される誘導体を包含する。そのような誘導体は、当業者であれば容易に想到するものであり、例えば、遊離ヒドロキシ基が酢酸エステルもしくはリン酸エステルなどのエステルに変換される化合物、または遊離アミノ基がアミド(例えば、α−アミノ酸アミド)に変換される化合物が挙げられる。本発明の化合物をエステル化、例えばアシル化する手順は、当技術分野において周知であり、化合物を好適な触媒または塩基の存在下に適切なカルボン酸、無水物または塩化物で処置するステップを含んでもよい。
本発明の化合物は、遊離化合物または溶媒和物(例えば、水和物)のいずれかとして結晶の形態であってもよく、両方の形態は本発明の範囲内に入ることが意図されている。溶媒和の方法は、当技術分野内で一般に知られている。
本発明の化合物は、不斉中心を有してもよく、したがって1種より多い立体異性体の形態として存在できることも認識される。したがって、本発明はまた、1つまたは複数の不斉中心において実質的に純粋、例えば約95%もしくは97%eeなどの約90%eeより高い、または99%eeより高い異性体の形態の化合物、およびラセミ混合物を含むそれらの混合物にも関する。そのような異性体は、例えばキラル中間体を使用する不斉合成により調製することができ、または混合物を従来の方法、例えばクロマトグラフィー、もしくは分割剤の使用により分割することができる。
さらに、置換パターンに応じて、本発明の化合物は互変異性を受けてもよい。したがって、本発明の化合物の考えうる互変異性体はすべて、本発明の範囲および趣旨内に入る。
本発明の化合物を調製するための本明細書に記載される合成法およびプロセスに、個々の化合物または化合物のライブラリーを生成するための固相合成技法および/またはコンビナトリアルケミストリーが適用できる。
当業者であれば、本明細書に記載される本発明には、具体的に記載されたもの以外の変形および修正の余地があることを理解する。本発明は、趣旨および範囲内に入るこのような変形および修正をすべて含むことを理解すべきである。本発明は、本明細書で言及または指示されるステップ、特徴、組成物および化合物のすべてを個別にまたはまとめて、ならびに前記ステップまたは特徴のいずれか2つ以上のありとあらゆる組合せも含む。
本明細書および後続の特許請求の範囲の全体にわたって、文脈上異なる解釈を要する場合を除き、「含む(comprise)」という単語ならびに「含む(comprises)」および「含むこと(comprising)」などの変形は、明示された整数もしくはステップまたは整数群もしくはステップ群を包含するが、他のいずれの整数もしくはステップまたは整数群もしくはステップ群も排除しないことを意味すると理解される。
本明細書におけるいかなる事前の刊行物(またはそれから派生する情報)またはいかなる公知の事柄への言及も、その事前の刊行物(またはそれから派生する情報)または公知の事柄が、本明細書が関する努力傾注分野における共通一般知識の一部となるという承認もしくは容認、または示唆のいずれかの形態として考えない、また考えるべきでない。
次に、本発明のある特定の実施形態を以下の実施例を参照しながら説明する。それらの実施例は、例示のために意図されたものにすぎず、本明細書上記の一般性の範囲を限定する意図はない。
化学合成
便宜上、多くの化学的部分を周知の略語を使用して表し、略語としては、メチル(Me)、エチル(Et)、n−プロピル(nPr)、イソプロピル(iPr)、n−ブチル(nBu)、tert−ブチル(tBu)、n−ヘキシル(nHex)、シクロヘキシル(cHex)、フェニル(Ph)、メトキシ(MeO)、エトキシ(EtO)、トリメチルシリル(TMS)、tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)、およびアセチル(Ac)が挙げられるが、これらに限定されない。
便宜上、多くの化合物を周知の略語を使用して表し、略語としては、メタノール(MeOH)、エタノール(EtOH)、エーテルまたはジエチルエーテル(Et2O)、酢酸エチル(EtOAc)、トリエチルアミン(TEA、Et3N)、N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン(DIEA)、ジクロロメタン(塩化メチレン、DCM)、トリフルオロ酢酸(TFA)、トリフルオロエタノール(TFE)、ジメチルホルムアミド(DMF)、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、テトラヒドロフラン(THF)、メタ−クロロ過安息香酸(mCPBA)、ヘキサメチルジシラザンナトリウム塩(NaHMDS)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、tert−ブタノール(t−BuOH)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDCl.HCl)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、ベンゾトリアゾールテトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)、trans−ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(PdCl2(PPh3)2)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh3)4)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd2(dba)3)、トリ−t−ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート(t−Bu3PH.BF4)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(キサントホス)、トリフェニルホスフィン(PPh3)、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(DIAD)、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)、ジメチルスルフィドボラン(BMS)、チタンイソプロポキシド(TiOiPr4)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(NaBH(OAc)3)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(NaBH3(CN))、塩化アンモニウム(NH4Cl)、クロロホルム(CHCl3)、二酸化マンガン(MnO2)、炭酸カリウム(K2CO3)、および1,2−ジクロロエタン(DCE)、水素化ナトリウム(NaH)、ジメチルアセトアミド(DMA)、酸化銅(II)(Cu2O)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、炭酸セシウム(Cs2CO3)、塩酸(HCl)が挙げられるが、これらに限定されない。
一般実験
分析用薄層クロマトグラフィー(TLC)は、UV光下で消光する蛍光を使用して可視化するMerckシリカゲル60F254アルミニウム裏打ちプレートで行った。フラッシュクロマトグラフィーは、Biotage Isolera Oneおよび標準カートリッジを使用して行った。セミ分取HPLC精製は、Gilson PLC2020およびカラムとしてPrinceton SPHER−60、C8、10μm、30×150mmを使用して行った。
中間体1−1:3−メトキシ−4−メチル−フェノール
エタノール/酢酸(50mL/7.5mL)中の4−ヒドロキシ−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(1.8g、11.8mmol)の溶液に、活性炭担持10%パラジウム(500mg)を添加した。混合物を真空排気処理し、H
2で充填し戻し(3回)、4バールのH
2の下に置き、室温で18時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、EtOAcですすいだ後、真空中で濃縮した。こうして得られた粗生成物を、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を無色ガムとして得た(1.4g、収率85%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.14 (s, 1H), 6.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.33 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.22 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.00 (s, 3H).
<実施例1の合成>
中間体1−2:4−ヨード−2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
NaH(91mg、2.39mmol)を、窒素下に0℃でDMF(5mL)中3−メトキシ−4−メチル−フェノール(300mg、2.17mmol)の撹拌溶液に滴下添加した。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した後、2−フルオロ−4−ヨードピリジン(726mg、3.26mmol)を添加した。氷浴を取り除き、混合物を室温で4時間放置撹拌した。混合物を水で加水分解し、Et
2Oで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色油として得た(730mg、収率99%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 342.0。
<実施例1>
3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
DMA(4mL)中の4−ヨード−2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン(200mg、0.59mmol)、5,5−ジメチルヒダントイン(225mg、1.76mmol)を投入した反応容器に、Cu
2O(84mg、0.59mmol)を添加した。容器を密封し、混合物を150℃で18時間撹拌させた。反応混合物をシリカ上に直接吸着させ、真空中で濃縮した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。得られた生成物を、5%−100%のアセトニトリル/水混合物および0.1%ギ酸を用いて勾配溶離するセミ分取HPLCに供して、アセトニトリル/水を使用する凍結乾燥後に、表題化合物を白色発泡体として得た(24mg、収率14%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.74 (bs, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 1.5および5.5 Hz, 1H), 7.13 (m, 2H), 6.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.25
<実施例2の合成>
中間体1−3:2−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−4−ヨード−ピリジン
ベンゾフラン−6−オール(132mg、0.99mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(110mg、収率36%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 337.92。
<実施例2>
3−[2−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
DMF(5mL)中の中間体1−3(100mg、0.30mmol)、5,5−ジメチルヒダントイン(38mg、0.30mmol)および炭酸カリウム(82mg、0.60mmol)を投入した反応容器に、ヨウ化銅(I)(56mg、0.30mmol)を添加した。アルゴンを使用して、混合物を30分間脱気し、次いでtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(17mg、0.12mmol)を添加した。容器を密封し、混合物を90℃で18時間撹拌させた。混合物を水で加水分解し、Et
2Oで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から20:80への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色固体として得た(45mg、収率45%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.75 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 1.5および5.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 2.1および8.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+338.17.
<実施例3の合成>
中間体1−4:2−インダン−5−イルオキシ−4−ヨード−ピリジン
5−ヒドロキシインダン(200mg、1.48mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(300mg、収率66%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.85 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 7.35-7.28 (m, 2H), 7.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.96 (s, 1H), 6.86 (dd, J = 2.1および8.1 Hz, 1H), 3.01-2.82 (m, 4H), 2.20-2.04 (m, 2H).
<実施例3>
3−(2−インダン−5−イルオキシ−4−ピリジル)−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−4(300mg、0.89mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から20:80への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(120mg、収率40%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.75 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 1.6および5.5 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.97 (m, 1H), 6.85 (dd, J = 2.1および8.1 Hz, 1H), 2.90-2.85 (m, 4H), 2.10-1.92 (m, 2H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+338.25.
<実施例4の合成>
中間体1−5:4−ヨード−2−[3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリジン
3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェノール(380mg、1.97mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(100mg、収率14%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 396.25。
<実施例4>
3−[2−[3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−5(100mg、0.89mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から20:80への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLC、ならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(6mg、収率6%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.78 (bs, 1H), 8.26 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.40 (dd, J = 1.6および5.5 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.10-7.06 (m, 1H), 6.84-6.78 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 1.39 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 396.25.
<実施例5の合成>
中間体1−6:2−(3−フルオロ−4−メチル−フェノキシ)−4−ヨード−ピリジン
炭酸セシウム(1.17g、3.59mmol)を、窒素下に0℃でDMF(10mL)中3−フルオロ−4−メチルフェノール(250mg、1.97mmol)の撹拌溶液に滴下添加した。得られた溶液を0℃で30分間撹拌した後、2−フルオロ−4−ヨードピリジン(400mg、1.80mmol)を添加した。氷浴を取り除き、混合物を室温で18時間放置撹拌した。混合物を水で加水分解し、Et
2Oで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮して、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から70:30への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(420mg、収率72%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 330.18。
<実施例5>
3−[2−(3−フルオロ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−6(420mg、1.28mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から20:80への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLC、ならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(70mg、収率16%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.77 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.37-7.25 (m, 2H), 7.20 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 2.3および10.7 Hz, 1H), 6.69 (dd, J = 2.3および8.4 Hz, 1H), 2.22 (d, J = 1.6 Hz, 3H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 330.25.
<実施例6の合成>
中間体1−7:4−ヨード−2−[3−メトキシ−4−フルオロフェニル]ピリジン
3−メトキシ−4−フルオロフェノール(380mg、2.67mmol)を使用して、中間体1−6について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から20:80への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(160mg、収率17%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.85 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.40-7.28 (m, 2H), 7.09 (dd, J = 8.8および10.9 Hz, 1H), 6.75 (dd, J = 2.7および7.2 Hz, 1H), 6.70-6.58 (m, 1H), 3.86 (s, 3H).
<実施例6>
3−[2−[3−メトキシ−4−フルオロフェノキシ]−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−7(160mg、0.46mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から20:80への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(110mg、収率67%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.76 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.28-7.15 (m, 2H) 7.01 (dd, J = 2.8および7.5 Hz, 1H), 6.72-6.65 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 346.25.
<実施例7の合成>
中間体1−8:2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルオキシ)−4−ヨード−ピリジン
セサモール(204mg、1.48mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(170mg、収率38%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.85 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.36-7.26 (m, 2H), 6.80 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.65-6.53 (m, 2H), 6.00 (s, 2H).
<実施例7>
3−[2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルオキシ)−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−8(170mg、0.50mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(115mg、収率66%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.74 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.7および5.6 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.58 (dd, J = 2.4および8.4 Hz, 1H), 6.04 (s, 2H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.25.
<実施例8の合成>
中間体1−9:2−(4−クロロ−3−メトキシ−フェノキシ)−4−ヨード−ピリジン
4−クロロ−3−メトキシフェノール(234mg、1.48mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(100mg、収率21%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.85 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.40-7.30 (m, 3H), 6.73 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 2.6および8.5 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H).
<実施例8>
3−[2−(4−クロロ−3−メトキシ−フェノキシ)−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−9(90mg、0.25mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(64mg、収率69%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.77 (bs, 1H), 8.22 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 1.5および5.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 2.5および8.6 Hz, 1H), 3.81 (s, 3H), 1.38 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 362.25.
<実施例9の合成>
中間体1−10:(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ボロン酸
ヘキサン中2.5M n−ブチルリチウム(11.36mL、28.40mmol)を、窒素下、−78℃でTHF(60mL)中5−ブロモ−2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール(5.0g、21.10mmol)およびホウ酸トリイソプロピル(6.3g、33.50mmol)の撹拌溶液に滴下添加した。得られた溶液を、−78℃で1時間および室温で3時間撹拌した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)で加水分解し、30分間撹拌し、次いで3N HCl水溶液(20mL)を添加し、混合物をEt
2Oで抽出した。有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮して、表題化合物を黄色油として得、これを次のステップにそのまま使用した。
中間体1−11:2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−オール
水中30%過酸化水素(40mL)を、室温でTHF(100mL)中粗製中間体1−10の撹拌溶液に滴下添加した。得られた溶液を20時間撹拌し、飽和Na
2S
2O
3水溶液(50mL)で注意深く加水分解した。混合物を酢酸エチル(3回×50mL)で抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮して、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を黄色油として得た(3.2g、収率80%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 9.77 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.4および8.8 Hz, 1H).
中間体1−12:2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−4−ヨード−ピリジン
中間体1−11(160mg、0.92mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(67mg、収率19%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 378.1。
<実施例9>
3−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−4−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−12(64mg、0.17mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(34mg、収率53%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.77 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.46-7.38 (m, 2H), 7.34 (dd, J = 1.7および5.6 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 2.4および8.8 Hz, 1H), 1.39 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 378.33.
中間体2−1:(5R)−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
水(20mL)中(2R)−2−アミノ−2−メチル−ブタン酸(500mg、4.27mmol)の懸濁液に、シアン酸カリウム(450mg、5.55mmol)を添加した。混合物を90℃で2時間撹拌し、室温に冷却した。水中37%塩酸(20mL)を添加し、混合物を90℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、白色固体をDCM/MeOH(20/4mL)に溶解し、濾過して、表題化合物を白色固体として得た(460mg、収率76%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 10.54 (bs, 1H), 7.85 (bs, 1H), 1.68-1.43 (m, 2H), 1.20 (s, 3H), 0.74 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
<実施例10の合成>
<実施例10>
(5R)−5−エチル−3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−2(170mg、0.50mmol)および中間体2−1(212mg、1.50mmol)を使用して、実施例1−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLC、ならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(66mg、収率37%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.72 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.18-7.10 (m, 2H), 6.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.83-1.68 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+356.42.
<実施例11の合成>
<実施例11>
(5R)−5−エチル−3−[2−(3−メトキシ−4−フルオロ−フェノキシ)−4−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−7(170mg、0.50mmol)および中間体2−1(91mg、0.64mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(90mg、収率50%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.74 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.32-7.10 (m, 3H), 7.01 (dd, J = 2.7および7.5 Hz, 1H), 6.73-6.60 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 1.83-1.68 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 360.42.
<実施例12の合成>
<実施例12>
(5R)−5−エチル−3−[2−(3−フルオロ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−5(280mg、0.85mmol)および中間体2−1(157mg、1.11mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、Sephadexカラム(溶離剤DCM/MeOH、75/25)ならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(95mg、収率32%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.74 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.35-7.28 (m, 2H), 7.19 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.03 (dd, J = 2.2および10.7 Hz, 1H), 6.89 (dd, J = 2.2および8.3 Hz, 1H), 2.21 (s, 3H), 1.83-1.58 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 344.25.
<実施例13の合成>
<実施例13>
(5R)−5−エチル−3−(2−インダン−5−イルオキシ−4−ピリジル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−4(220mg、0.65mmol)および中間体2−1(102mg、0.72mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(150mg、収率65%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.73 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.30-7.19 (m, 2H), 7.13 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.85 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 2.90-2.78 (m, 4H), 2.10-1.95 (m, 2H), 1.83-1.55 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 352.33.
<実施例14の合成>
<実施例14>
(5R)−3−[2−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−4−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−3(200mg、0.60mmol)および中間体2−1(101mg、0.71mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(100mg、収率47%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.74 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.30 (dd, J = 1.5および5.5 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 2.0および8.4 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 1.83-1.68 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 352.25.
<実施例15の合成>
<実施例15>
(5R)−5−エチル−3−[2−(3−メトキシ−4−クロロ−フェノキシ)−4−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−9(143mg、0.40mmol)および中間体2−1(68mg、0.47mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による2種の精製後に、表題化合物を白色固体として得た(80mg、収率53%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.75 (bs, 1H), 8.22 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 1.6および5.5 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 2.5および8.6 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 1.83-1.68 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 376.0.
<実施例16の合成>
<実施例16>
(5R)−3−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−4−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−12(280mg、0.74mmol)および中間体2−1(130mg、0.91mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配およびジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(64mg、収率22%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.77 (bs, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.50-7.40 (m, 2H), 7.34 (dd, J = 1.7および5.6 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.02 (dd, J = 2.4および8.7 Hz, 1H), 1.90-1.60 (m, 2H), 1.40 (s, 3H), 0.84 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 391.9.
<実施例17の合成>
中間体2−2:2−(3,4−ジメチルフェノキシ)−4−ヨード−ピリジン
3,4−ジメチルフェノール(135mg、1.10mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から80:20への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色粉末として得た(300mg、収率84%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.83 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 1.2および5.3 Hz, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.13 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 2.4および8.1 Hz, 1H), 2.19 (s, 6H).
<実施例17>
(5R)−3−[2−(3,4−ジメチルフェノキシ)−4−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体2−2(200mg、0.62mmol)および中間体2−1(105mg、0.74mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(130mg、収率61%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.72 (bs, 1H), 8.17 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.17-7.10 (m, 2H), 6.91 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.83 (dd, J = 2.5および8.1 Hz, 1H), 2.19 (s, 6H), 1.85-1.58 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 340.33.
<実施例18の合成>
中間体2−3:2−インダン−4−イルオキシ−4−ヨード−ピリジン
インダン−4−オール(160mg、1.20mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色粉末として得た(315mg、収率76%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 338.08。
<実施例18>
(5R)−5−エチル−3−(2−インダン−4−イルオキシ−4−ピリジル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体2−3(200mg、0.60mmol)および中間体2−1(142mg、0.71mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(113mg、収率54%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.73 (bs, 1H), 8.16 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.20-7.05 (m, 3H), 6.87 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 2.89 (見かけ上t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.62 (見かけ上t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.96 (見かけ上五重線, J = 7.4 Hz, 2H), 1.85-1.58 (m, 2H), 1.37 (s, 3H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 352.25.
<実施例19の合成>
中間体2−4:2−クロマン−7−イルオキシ−4−ヨード−ピリジン
クロマン−7−オール(200mg、1.33mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(148mg、収率32%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 354.08。
<実施例19>
(5R)−3−(2−クロマン−7−イルオキシ−4−ピリジル)−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体2−4(134mg、0.38mmol)および中間体2−1(54mg、0.38mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(77mg、収率54%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.73 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 2.4および8.2 Hz, 1H), 6.48 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 4.20-4.08 (m, 2H), 2.71 (見かけ上t, J = 6.2 Hz, 2H), 2.03-1.88 (m, 2H), 1.83-1.58 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 368.17.
<実施例20の合成>
中間体2−5:2−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−イルオキシ)−4−ヨード−ピリジン
2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−オール(216mg、1.60mmol)を使用して、中間体1−6について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から70:30への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(100mg、収率21%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 340.00。
<実施例20>
(5R)−3−[2−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−イルオキシ)−4−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体2−5(100mg、0.30mmol)および中間体2−1(52mg、0.36mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から30:70への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(52mg、収率49%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.73 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 1.1および5.5 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 1.1 Hz, 1H), 6.60-6.52 (m, 2H), 4.56 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 3.15 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 1.88-1.58 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+354.25.
<実施例21の合成>
中間体2−6:2−インダン−2−イルオキシ−4−ヨード−ピリジン
2−インダノール(160mg、1.20mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(237mg、収率59%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 338.17。
<実施例21>
(5R)−5−エチル−3−(2−インダン−2−イルオキシ−4−ピリジル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体2−6(220mg、0.65mmol)および中間体2−1(102mg、0.72mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(165mg、収率72%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.66 (bs, 1H), 8.25 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.30-7.18 (m, 2H), 7.18-7.03 (m, 3H), 6.84 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 5.80-5.68 (m, 1H), 3.36 (dd, J = 6.1および17.0 Hz, 2H), 3.00 (dd, J = 2.6および17.0 Hz, 2H), 1.80-1.50 (m, 2H), 1.34 (s, 3H), 0.79 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+352.17.
中間体2−7:(5S)−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
(2S)−2−アミノ−2−メチル−ブタン酸(1.0g、6.51mmol)を使用して、中間体2−1について記載されている手順に基本的に従って、DCM/MeOH(20/4mL)中での粉砕および濾過後に、表題化合物を白色固体として得た(920mg、収率99%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 10.55 (bs, 1H), 7.88 (bs, 1H), 1.65-1.42 (m, 2H), 1.20 (s, 3H), 0.74 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
<実施例22の合成>
<実施例22>
(5S)−5−エチル−3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−2(224mg、0.66mmol)および中間体2−7(280mg、1.97mmol)を使用して、実施例1−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(20mg、収率9%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.73 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.18-7.10 (m, 2H), 6.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.83-1.68 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+356.42.
中間体2−8:(5R)−5−エチルイミダゾリジン−2,4−ジオン
(2R)−2−アミノ−ブタン酸(300mg、2.91mmol)を使用して、中間体2−1について記載されている手順に基本的に従って、DCM/MeOH(20/4mL)中での粉砕および濾過後に、表題化合物を白色固体として得た(370mg、収率99%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 10.56 (bs, 1H), 7.90 (bs, 1H), 4.05-3.89 (m, 1H), 1.78-1.44 (m, 2H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
<実施例23の合成>
<実施例23>
(5R)−5−エチル−3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体1−2(200mg、0.59mmol)および中間体2−8(280mg、1.76mmol)を使用して、実施例1−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(60mg、収率30%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.74 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.16-7.08 (m, 2H), 6.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 4.25-4.12 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.87-1.60 (m, 2H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+342.25.
<実施例24の合成>
<実施例24>
3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−2(150mg、0.44mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(89mg、0.53mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(21mg、収率12%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.14 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.16-7.10 (m, 2H), 6.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.80-1.45 (m, 9H), 1.38-1.23 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 382.25.
<実施例25の合成>
<実施例25>
3−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−12(250mg、0.66mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(112mg、0.66mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(178mg、収率64%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.17 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 1.6および5.5 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 2.4および8.7 Hz, 1H), 1.80-1.45 (m, 9H), 1.38-1.23 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 418.17.
<実施例26の合成>
<実施例26>
3−[2−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェノキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−7(260mg、0.75mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(127mg、0.75mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(155mg、収率53%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.16 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.37-7.16 (m, 3H), 7.00 (dd, J = 2.7および7.5 Hz, 1H), 6.73-6.64 (m, 1H), 3.79 (s, 3H), 1.80-1.45 (m, 9H), 1.38-1.23 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 386.33.
<実施例27の合成>
中間体3−1:2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルオキシ)−4−ヨード−ピリジン
2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−オール(490mg、3.22mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色ガムとして得た(720mg、収率66%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.86 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 1.3および5.3 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 1.3および5.8 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.60 (dd, J = 2.7および8.7 Hz, 1H), 4.33-4.19 (m, 4H).
<実施例27>
3−[2−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルオキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体3−1(270mg、0.76mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(128mg、0.76mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(188mg、収率62%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.17 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.67 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.60 (dd, J = 2.7および8.7 Hz, 1H), 4.33-4.19 (m, 4H), 1.80-1.50 (m, 9H), 1.38-1.23 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+396.33.
<実施例28の合成>
中間体3−2:2−(3,4−ジメトキシフェノキシ)−4−ヨード−ピリジン
3,4−ジメトキシフェノール(1.0g、6.49mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色ガムとして得た(1.52g、収率85%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.86 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.31 (dd, J = 1.3および5.3 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 6.95-6.82 (m, 1H), 6.75-6.61 (m, 2H), 3.88 (s, 3H), 3.85 (s, 3H).
<実施例28>
3−[2−(3,4−ジメトキシフェノキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体3−2(400mg、1.12mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(188mg、1.12mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(290mg、収率64%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.14 (bs, 1H), 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 2.7および8.7 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 3.70 (s, 3H), 1.80-1.40 (m, 9H), 1.38-1.23 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 398.33.
<実施例29の合成>
中間体3−3:4−メチル−3−(トリフロオロメトキシ)フェノール
エタノール/12N HCl水溶液(50mL/1.5mL)中4−ヒドロキシ−2−(トリフロオロメトキシ)ベンズアルデヒド(1.44g、7.00mmol)を使用して、中間体1−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を淡黄色油として得た(1.04g、収率78%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.08 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.73 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.68 (dd, J = 2.5および8.3 Hz, 1H), 2.22 (s, 3H).
中間体3−4:4−ヨード−2−[4−メチル−3−(トリフロオロメトキシ)フェノキシ]ピリジン
中間体3−3(500mg、2.60mmol)を使用して、中間体1−6について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(475mg、収率69%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.84 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.27 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.03-6.95 (m, 2H), 2.31 (s, 3H).
<実施例29>
3−[2−[4−メチル−3−(トリフロオロメトキシ)フェノキシ]−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体3−4(245mg、0.62mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(105mg、0.62mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(115mg、収率42%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.17 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.17-7.7.08 (m, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.80-1.45 (m, 9H), 1.38-1.25 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+436.25.
<実施例30の合成>
<実施例30>
3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−8−メチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−2(200mg、0.59mmol)および8−メチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(130mg、0.70mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:メタノールの100:0から80:20への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(92mg、収率38%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.15 (bs, 1H), 8.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.16-7.10 (m, 2H), 6.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.77-2.61 (m, 2H), 2.35-2.26 (m, 2H), 2.25 (s, 3H), 2.20 (s, 3H), 1.97-1.82 (m, 2H), 1.79-1.63 (m, 2H). ESIMS m/z [M+H]
+ 397.42.
<実施例31の合成>
<実施例31>
3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−8−チア−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−2(200mg、0.59mmol)および8−チア−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(130mg、0.70mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(102mg、収率43%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.22 (bs, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.16-7.10 (m, 2H), 6.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.90-2.78 (m, 2H), 2.74-2.58 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 2.08-1.92 (m, 4H). ESIMS m/z [M+H]
+400.33.
<実施例32の合成>
中間体3−5:8−オキサ−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
メタノール/水(6mL/6mL)中テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(1.0g、10.00mmol)の懸濁液に、シアン化カリウム(976mg、15.00mmol)および炭酸アンモニウム(2.88g、30.00mmol)を添加した。混合物を電子レンジ中、90℃で30分間撹拌し、室温で18時間放置した。形成された沈殿物を濾過し、水で洗浄して、表題化合物を白色固体として得た(620mg、収率37%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 10.64 (bs, 1H), 8.55 (bs, 1H), 3.83-3.74 (m, 2H), 3.62-3.50 (m, 2H), 1.90-1.75 (m, 2H), 1.54-1.38 (m, 2H).
<実施例32>
3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−8−オキサ−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−2(300mg、0.88mmol)および8−オキサ−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(180mg、1.06mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(43mg、収率13%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.33 (bs, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.16-7.10 (m, 2H), 6.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.90-3.78 (m, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.72-3.58 (m, 2H), 2.12 (s, 3H), 2.02-1.88 (m, 2H), 1.78-1.60 (m, 2H). ESIMS m/z [M+H]
+ 384.33.
<実施例33の合成>
<実施例33>
3−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン
中間体1−2(200mg、0.59mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(110mg、0.70mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(26mg、収率12%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.95 (bs, 1H), 8.21 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.16-7.10 (m, 2H), 6.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 2.10-1.96 (m, 2H), 1.88-1.68 (m, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 368.33.
<実施例34の合成>
中間体3−6:5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6,8−ジオン
1−アミノ−1−シクロブタンカルボン酸(300mg、0.88mmol)を使用して、実施例2−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(910mg、収率50%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 141.00。
<実施例34>
7−[2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6,8−ジオン
中間体1−2(200mg、0.59mmol)および中間体3−6(99mg、0.70mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(14mg、収率7%)。
1H NMR (300MHz, MeOH-d) 8.19 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.39 (dd, J = 1.7および5.5 Hz, 1H), 7.19-7.10 (m, 2H), 6.71 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.30 (dd, J = 2.2および8.1 Hz, 1H), 3.80 (s, 3H), 3.69-3.52 (m, 2H), 2.51-2.38 (m, 2H), 2.18 (s, 3H), 2.17-2.01 (m, 1H), 1.98-1.80 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 354.25.
<実施例35の合成>
<実施例35>
3−[2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルオキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体1−8(270mg、0.79mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(133mg、0.79mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(115mg、収率38%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.15 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 1.4および5.5 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.58 (dd, J = 2.3および8.4 Hz, 1H), 6.04 (s, 2H), 1.80-1.45 (m, 9H), 1.38-1.23 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+382.25.
<実施例36の合成>
<実施例36>
3−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン
中間体1−12(184mg、0.49mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(75mg、0.49mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(136mg、収率67%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.97 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 1.7および5.6 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 2.4および8.7 Hz, 1H), 2.16-1.98 (m, 2H), 1.89-1.68 (m, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 404.42.
<実施例37の合成>
<実施例37>
7−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−4−ピリジル]−5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6,8−ジオン
中間体1−12(200mg、0.53mmol)および5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−2,4−ジオン(75mg、0.53mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(146mg、収率70%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.10 (bs, 1H), 8.18 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 1.6および5.6 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.99 (dd, J = 2.4および8.7 Hz, 1H), 2.60-2.50 (m, 2H), 2.41-2.26 (m, 2H), 2.07-1.89 (m, 1H), 1.89-1.70 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 390.17.
<実施例38の合成>
中間体4−1:3−ブロモ−5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
NMP(15mL)中の中間体1−1(528mg、3.82mmol)および3,5−ジブロモピリジン(905mg、3.82mmol)を投入した反応容器に、Cs
2CO
3(1.24g、3.82mmol)を添加した。容器を密封し、混合物を100℃で24時間撹拌させた。混合物をEtOAcで希釈し、NH
4Clの飽和水性溶液およびブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−50%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を無色油として得た(440mg、収率39%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.45 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.35 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 2.0および2.4 Hz, 1H), 7.18 (dd, J = 0.7および8.1 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.58 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.13 (s, 3H).
中間体4−2:tert−ブチルN−[5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−3−ピリジル]カルバメート
ジオキサン(15mL)中の中間体4−1(430mg、1.46mmol)を投入した反応容器に、tert−ブチルカルバメート(205mg、1.75mmol)およびCs
2CO
3(666mg、2.04mmol)を添加した。混合物をアルゴンで15分間脱気し、次いでキサントホス(12mg、0.02mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)−クロロホルム付加物(7.5mg、0.007mmol)を添加した。容器を密封し、混合物を100℃で24時間撹拌させた。混合物を水で加水分解し、EtOAcで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−100%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色ガムとして得た(460mg、収率92%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.65 (bs, 1H), 7.08 (bs, 1H), 7.06 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 2.3および8.0 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.47 (s, 9H).
中間体4−3:5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン−3−アミン塩酸塩
室温でメタノール(10mL)中の中間体4−2(455mg、1.41mmol)の溶液に、ジオキサン(3.0mL)中4.0N HClを添加し、混合物を室温で18時間撹拌させた。混合物を真空中で濃縮して、表題化合物を淡黄色固体として得た(365mg、収率97%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 7.86 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.05 (m, 1H), 6.85 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.68 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.15 (s, 3H).
中間体4−4:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−3−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
DMF(3mL)中Boc−D−Abu−OH(341mg、1.68mmol)の溶液に、DIEA(735μL、4.2mmol)、次にHATU(640mg、1.68mmol)を添加し、混合物を室温で15分間撹拌させた。次いで、THF(2mL)中の中間体4−3(365mg、1.40mmol)およびDIEA(735μL、4.2mmol)の溶液を添加し、混合物を室温で24時間撹拌させた。混合物を飽和NH
4Cl水溶液で加水分解し、EtOAcで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、次いでシクロヘキサンで溶離し、0%−75%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を無色油として得た(370mg、収率63%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 9.17 (bs, 1H), 8.26 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.05 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 5.35 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 4.23 (m, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.17 (s, 3H), 1.94-1.82 (m, 1H), 1.76-1.61 (m, 1H), 1.49 (s, 9H), 1.25 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
中間体4−5:(2R)−2−アミノ−N−[5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−3−ピリジル]ブタンアミド
0℃でDCM(25mL)中の中間体4−4(370mg、0.88mmol)の溶液に、TFA(4mL)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌させた。NaHCO
3を使用して、混合物を塩基性にし、DCMで抽出し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮して、表題化合物を無色油として得た(280mg、定量的)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 9.71 (bs, 1H), 8.37 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.92 (m, 1H), 7.08 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.52 (dd, J = 2.3および8.0 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.42 (m, 1H), 2.19 (s, 3H), 2.05-1.90 (m, 1H), 1.77-1.55 (m, 1H), 1.01 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
<実施例38>
(5R)−5−エチル−3−[5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−3−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
0℃でDCM(20mL)中の中間体4−5(280mg、0.88mmol)の溶液に、TEA(617μL、4.43mmol)、およびDCM(6mL)中のトリホスゲン(127mg、0.39mmol)の溶液を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌させた。混合物を水で加水分解し、DCMで抽出し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した。残渣をEtOAc/MeOH(1mL/1mL)中で粉末にし、Et
2Oを沈殿が起こるまで添加した。濾過した後、表題化合物がベージュ色固体として得られた(85mg、収率28%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.66 (bs, 1H), 8.37 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.18 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.58 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 4.16 (t, J = 2.9 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.84-1.62 (m, 2H), 0.93 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.17.
<実施例39の合成>
<実施例39>
3−[5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−3−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体4−1(190mg、0.65mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(28mg、収率13%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.63 (bs, 1H), 8.45-8.25 (m, 2H), 7.48 (bs, 1H), 7.16 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.88-6.70 (m, 1H), 6.56 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.36 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.33.
<実施例40の合成>
<実施例40>
(5R)−5−エチル−3−[5−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−3−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体4−1(340mg、1.16mmol)および中間体2−1(181mg、1.27mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(230mg、収率56%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.63 (bs, 1H), 8.38-8.33 (m, 2H), 7.50-7.45 (m, 1H), 7.16 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.80-1.55 (m, 2H), 1.20 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 356.33.
<実施例41の合成>
中間体5−1:4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
NMP(7mL)中の中間体1−1(450mg、3.24mmol)、2−アミノ−4−クロロピリジン(500mg、3.89mmol)を投入したマイクロ波反応容器に、Cs
2CO
3(1.27g、3.89mmol)を添加した。容器を密封し、混合物を電子レンジ中、220℃で1時間加熱した。混合物をEt
2Oで希釈し、H
2Oおよびブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−100%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色油として得た(190mg、収率41%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 231.0。
中間体5−2:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
DMF(3mL)中Boc−D−Abu−OH(335mg、1.65mmol)の溶液に、DIEA(430μL、2.48mmol)、次にHBTU(750mg、1.98mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌させた。次いで、DMF(2mL)中の中間体5−1(190mg、0.82mmol)の溶液を添加し、混合物を110℃で18時間撹拌させた。混合物を水で加水分解し、Et
2Oで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−50%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色油として得た(290mg、収率84%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 416.1。
中間体5−3:(2R)−2−アミノ−N−[4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体5−2(290mg、0.69mmol)を使用して、実施例4−5について記載されている手順に基本的に従って、表題化合物を黄色油として得た(160mg、収率73%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 8.11 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.60 (m, 3H), 3.79 (s, 3H), 3.46 (m, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.93 (m, 1H), 1.64 (m, 1H), 1.00 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
<実施例41>
(5R)−5−エチル−3−[4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
室温でDCM(10mL)中の中間体5−3(160mg、0.51mmol)の溶液に、TEA(430μL、3.04mmol)およびカルボニルジイミダゾール(250mg、1.52mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌させた。混合物を水で加水分解し、DCMで抽出し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−100%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色発泡体として得た(85mg、収率49%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 8.39 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.96 (m, 1H), 6.91 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 2.3および8.0 Hz, 1H), 4.15 (m, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.76-1.61 (m, 2H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.0
<実施例42の合成>
中間体5−4:4−(2−ナフチルオキシ)ピリジン−2−アミン
ナフタレン−2−オール(467mg、3.24mmol)を使用して、実施例5−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色粉末として得た(580mg、収率75%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 237.3。
中間体5−5:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[4−(2−ナフチルオキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
DMF(20mL)中の中間体5−4(580mg、2.40mmol)の溶液に、Boc−D−Abu−OH(490mg、2.40mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(442mg、2.89mmol)、EDC(553mg、2.89mmol)およびDIEA(930μL、9.62mmol)を添加した。混合物を80℃で48時間撹拌させた。混合物を水で加水分解し、Et
2Oで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から30:70への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色油として得た(233mg、収率23%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 422.2。
中間体5−6:(2R)−2−アミノ−N−[4−(2−ナフチルオキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体5−5(230mg、0.55mmol)を使用して、実施例4−5について記載されている手順に基本的に従って、表題化合物を黄色固体として得た(142mg、収率81%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 322.3。
<実施例42>
(5R)−5−エチル−3−[4−(2−ナフチルオキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−6(140mg、0.44mmol)を使用して、実施例5−1について記載されている手順に基本的に従って、酢酸エチル:メタノールの100:0から95:5への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(104mg、収率65%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.48 (bs, 1H), 8.43 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 8.02-7.88 (m, 2H), 7.76 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.60-7.48 (m, 2H), 7.38 (dd, J = 2.5および8.8 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 2.3および5.7 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 4.16-4.10 (m, 1H), 1.82-1.55 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 348.33
<実施例43の合成>
中間体5−7:4−(2−フェニルフェノキシ)ピリジン−2−アミン
2−フェニルフェノール(550mg、3.24mmol)を使用して、実施例5−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(600mg、収率70%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 236.3。
中間体5−8:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[4−(2−フェニルフェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体5−7(600mg、2.29mmol)を使用して、中間体5−5について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から70:30への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(200mg、収率17%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 448.4。
中間体5−9:(2R)−2−アミノ−N−[4−(2−フェニルフェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体5−8(200mg、0.45mmol)を使用して、実施例4−5について記載されている手順に基本的に従って、表題化合物を黄色固体として得た(137mg、収率88%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 348.3。
<実施例5−3>
(5R)−5−エチル−3−[4−(2−フェニルフェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−9(140mg、0.44mmol)を使用して、実施例5−1について記載されている手順に基本的に従って、酢酸エチル:メタノールの100:0から95:5への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(83mg、収率54%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.47 (bs, 1H), 8.34-8.28 (m, 1H), 7.59-7.23 (m, 9H), 6.87-6.81 (m, 2H), 4.16-4.10 (m, 1H), 1.82-1.55 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+374.33
<実施例44の合成>
中間体5−10:2−ブロモ−4−(3−ブロモ−5−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
0℃で冷却した水中48%HBr(5mL)中の中間体5−1(500mg、2.17mmol)の溶液に、臭素(335μL、6.51mmol)、次に水(10mL)中の亜硝酸ナトリウム(750mg、10.85mmol)の溶液を滴下添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、5N NaOHを使用して、pHを13に調整した。混合物をEtOAcで抽出し、Na
2S
2O
3の飽和水性溶液およびブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を橙色油として得た(475mg、収率58%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 374.2。
中間体5−11:3−[4−(3−ブロモ−5−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−10(475mg、1.27mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(60mg、収率11%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 420.42。
<実施例44>
3−[4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
メタノール(15mL)中の中間体5−11(65mg、0.15mmol)の溶液に、活性炭担持10%パラジウム(17mg)を添加した。混合物を真空排気処理し、H
2で(3回)充填し戻し、4バールのH
2の下に置き、室温で7時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、EtOAcですすいだ後、真空中で濃縮した。こうして得られた粗生成物を、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色発泡体として得た(28mg、収率52%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.52 (bs, 1H), 8.39 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.01-6.93 (m, 2H), 6.81 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.35 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+342.33
<実施例45の合成>
中間体5−12:(5R)−3−[4−(3−ブロモ−5−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−10(200mg、0.54mmol)および中間体2−1(80mg、0.56mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を未確認の副生成物との混合物として得た(140mg、推定純度=80%、推定収率48%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 434.0。
<実施例45>
(5R)−5−エチル−3−[4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−12(130mg、0.30mmol)を使用して、実施例5−4について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(80mg、収率72%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.47 (bs, 1H), 8.42-8.36 (m, 1H), 7.22 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.98-6.90 (m, 2H), 6.81 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 2.2および8.2 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.80-1.55 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 356.25
<実施例46の合成>
中間体5−13:(5S)−3−[4−(3−ブロモ−5−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−10(300mg、0.81mmol)および中間体2−7(120mg、0.86mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を黄色油として得た(150mg、推定純度=60%、推定収率26%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 434.0。
<実施例46>
(5S)−5−エチル−3−[4−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体5−13(推定95mg、0.22mmol)を使用して、実施例5−4について記載されている手順に基本的に従って、酢酸エチル:メタノールの100:0から95:5への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を黄色油として得た(35mg、収率41%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.47 (bs, 1H), 8.42-8.36 (m, 1H), 7.22 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.98-6.90 (m, 2H), 6.81 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.67 (dd, J = 2.2および8.2 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.14 (s, 3H), 1.80-1.55 (m, 2H), 1.34 (s, 3H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 356.33
<実施例47の合成>
中間体5−14:4−ヒドロキシ−2−イソプロピル−ベンゾニトリル
NMP(15mL)中4−ヨード−3−イソプロピル−フェノール(900mg、3.43mmol)の溶液をシアノ銅(400mg、4.46mmol)で処理し、180℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を20℃に冷却し、200mLのジエチルエーテルで希釈した。得られた懸濁液をセライトで濾過した。濾液を水で洗浄し、有機抽出液をMgSO
4で脱水し、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を白色固体として得た(454mg、収率82%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.46 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 6.71 (dd, J = 2.5および8.4 Hz, 1H), 5.51 (s, 1H), 3.32 (七重線, J = 6.8 Hz, 1H), 1.28 (d , J = 6.8 Hz, 6H).
中間体5−15:3−(4−クロロ−2−ピリジル)−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
2−ブロモ−4−クロロ−ピリジン(300mg、1.56mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(187mg、収率47%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 240.25。
<実施例47>
4−[[2−(4,4−ジメチル−2,5−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イル)−4−ピリジル]オキシ]−2−イソプロピル−ベンゾニトリル
DMSO(5mL)中の中間体5−14(117mg、0.73mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(164mg、1.46mmol)を添加し、混合物を室温で15分間撹拌した。中間体5−15(185mg、0.73mmol)を添加し、混合物を160℃で6時間撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液を使用して、反応混合物を加水分解し、Et
2O(2回×50mL)およびEtOAc(1回×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥によって精製して、表題化合物を白色発泡体として得た(11mg、収率4%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.56 (bs, 1H), 8.49 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 1.7および5.6 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.19 (dd, J = 2.4および8.5 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 2.4および5.6 Hz, 1H), 3.23 (七重線, J = 6.8 Hz, 1H), 1.36 (s, 6H), 1.25 (d , J = 6.8 Hz, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 365.33.
<実施例48の合成>
中間体6−1:6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
NMP(3mL)中の3−メトキシ−4−メチル−フェノール(200mg、1.44mmol)、2−アミノ−6−フルオロピリジン(200mg、1.73mmol)を投入したマイクロ波反応容器に、Cs
2CO
3(565mg、1.73mmol)を添加した。容器を密封し、混合物を220℃で1時間撹拌させた。混合物をEt
2Oで希釈し、H
2Oおよびブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−50%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色油として得た(300mg、収率90%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.38 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.62 (m, 2H), 6.19 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.02 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.78 (s, 3H), 2.19 (s, 3H).
中間体6−2:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
DMF(10mL)中Boc−D−Abu−OH(1.14g、5.63mmol)の溶液に、DIEA(1.9mL、11.26mmol)、次にHATU(2.14g、5.63mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌させた。次いで、THF(10mL)中6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン(865mg、3.76mmol)の溶液を添加し、混合物を50℃で24時間撹拌させた。余分な量のBoc−D−Abu−OH(1.14g、5.63mmol)、DIEA(1.9mL、11.26mmol)およびHATU(2.14g、5.63mmol)を添加し、混合物を50℃で24時間撹拌させた。混合物を飽和NH
4Cl水溶液で加水分解し、EtOAcで抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンで溶離し、次いで0%−60%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を黄色油として得た(1.0g、収率68%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 416.1。
中間体6−3:(2R)−2−アミノ−N−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミドトリフルオロアセテート
0℃でDCM(10mL)中tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート(650mg、1.56mmol)の溶液に、TFA(1.5mL)を添加し、混合物を室温で5時間撹拌させた。混合物を真空中で濃縮して、表題化合物をベージュ色発泡体として得た(610mg、収率90%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 316.33。
<実施例48>
(5R)−5−エチル−3−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
室温でDCM(40mL)中(2R)−2−アミノ−N−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミドトリフルオロアセテート(610mg、1.44mmol)の溶液に、TEA(800μL、8.62mmol)を添加し、混合物を室温で30分間撹拌させた。カルボニルジイミダゾール(441mg、4.31mmol)およびTEA(400μL、4.31mmol)を0℃で添加し、混合物を室温で2時間撹拌させた。混合物を塩酸(1.0N)水溶液で加水分解し、DCMで抽出し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサンを溶離し、次いで0%−100%のEtOAc/シクロヘキサン混合物で勾配溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、凍結乾燥後に表題化合物を白色固体として得た(350mg、収率72%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.53 (bs, 1H), 7.99 (見かけ上t, J = 7.6 Hz, 1H), 7.12 (m, 2H), 6.99 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 2.2および8.1 Hz, 1H), 4.20 (t, J = 5.7 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.80-1.60 (m, 2H), 0.91 (t, J = 7.3 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.33
<実施例49の合成>
中間体6−4:6−(2−ナフチルオキシ)ピリジン−2−アミン
ナフタレン−2−オール(770mg、5.35mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を淡褐色固体として得た(1.18g、収率93%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.90-7.73 (m, 3H), 7.55-7.38 (m, 4H), 7.29 (dd, J = 2.4および8.9 Hz, 1H), 6.21 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.14 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.38 (bs, 2H).
中間体6−5:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(2−ナフチルオキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−4(750mg、3.17mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から80:20への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(780mg、収率58%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 8.11 (bs, 1H), 7.79 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.56 (見かけ上t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.61-7.20 (m, 6H), 7.14 (dd, J = 1.4および7.9 Hz, 1H), 6.41 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.02-4.85 (m, 1H), 4.20-4.02 (m, 1H), 2.00-1.83 (m, 1H), 1.72-1.58 (m, 1H), 1.43 (s, 9H), 0.97 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
中間体6−6:(2R)−2−アミノ−N−[6−(2−ナフチルオキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−5(750mg、3.17mmol)を使用して、中間体6−3について記載されている手順に基本的に従って、NaHCO
3の飽和水性溶液で加水分解し、DCMで抽出し、MgSO
4で脱水し、濾過し、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を無色ガムとして得た(400mg、収率68%)
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 8.02-7.79 (m, 5H), 7.63 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.58-7.42 (m, 2H), 7.33 (dd, J = 2.4および8.8 Hz, 1H), 6.74 (dd, J = 1.3および7.4 Hz, 1H), 3.30-3.18 (m, 1H), 1.72-1.56 (m, 1H), 1.49-1.32 (m, 1H), 0.84 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
<実施例49>
(5R)−5−エチル−3−[6−(2−ナフチルオキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−6(395mg、1.23mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色ワニスとして得た(380mg、収率86%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.51 (bs, 1H), 8.09-7.83 (m, 4H), 7.75 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.57-7.45 (m, 2H), 7.37 (dd, J = 2.4および8.9 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.21-4.15 (m, 1H), 1.82-1.55 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.3 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 348.33
<実施例50の合成>
中間体6−7:6−(2−フェニルフェノキシ)ピリジン−2−アミン
2−フェニルフェノール(910mg、5.35mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物をベージュ色固体として得た(1.29g、収率92%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 7.55-7.42 (m, 3H), 7.38-7.23 (m, 6H), 7.17 (dd, J = 1.4および8.0 Hz, 1H), 6.23 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.10 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.33 (bs, 2H).
中間体6−8:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(2−フェニルフェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−7(750mg、2.86mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から80:20への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(775mg、収率61%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 8.19 (bs, 1H), 7.92 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.89-7.82 (m, 2H), 7.81-7.74 (m, 1H), 7.14 (見かけ上t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.55-7.41 (m, 3H), 7.30-7.23 (m, 2H), 6.52 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.03-4.82 (m, 1H), 4.25-4.03 (m, 1H), 2.03-1.87 (m, 1H), 1.75-1.56 (m, 1H), 1.58 (s, 1H), 1.38 (s, 9H), 0.96 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
中間体6−9:(2R)−2−アミノ−N−[6−(2−フェニルフェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−8(750mg、3.17mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を無色ガムとして得た(530mg、収率88%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 7.81-7.62 (m, 2H), 7.50-7.30 (m, 8H), 7.14 (dd, J = 1.3および8.0 Hz, 1H), 6.49 (dd, J = 1.0および7.7 Hz, 1H), 3.28-3.18 (m, 1H), 1.70-1.52 (m, 1H), 1.49-1.30 (m, 1H), 0.84 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
<実施例50>
(5R)−5−エチル−3−[6−(2−フェニルフェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−9(530mg、1.52mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色ワニスとして得た(290mg、収率51%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 7.91 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.49-7.23 (m, 8H), 7.18 (dd, J = 1.1および8.0 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 4.25-4.10 (m, 1H), 1.84-1.53 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 374.33
<実施例51の合成>
中間体6−10:6−(4−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
4−メトキシ−3−メチルフェノール(200mg、1.45mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(280mg、収率83%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 231.25。
中間体6−11:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(4−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−10(275mg、1.19mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色粘性固体として得た(380mg、収率77%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 416.33。
中間体6−12:(2R)−2−アミノ−N−[6−(4−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−11(380mg、0.91mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を黄色油として得た(265mg、収率92%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 316.33。
<実施例51>
(5R)−5−エチル−3−[6−(4−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−12(265mg、0.84mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から30:70への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(230mg、収率81%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.51 (bs, 1H), 7.94 (見かけ上t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.03-6.85 (m, 4H), 4.25-4.10 (m, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.80-1.53 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+342.1
<実施例52の合成>
中間体6−13:6−(5−メトキシ−2−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
5−メトキシ−2−メチルフェノール(500mg、3.62mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を黄色油として得た(530mg、収率64%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 231.17。
中間体6−14:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(5−メトキシ−2−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−13(530mg、2.30mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(720mg、収率75%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 416.4。
中間体6−15:(2R)−2−アミノ−N−[6−(5−メトキシ−2−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−14(720mg、1.73mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を黄色油として得た(490mg、収率89%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 316.33。
<実施例52>
(5R)−5−エチル−3−[6−(5−メトキシ−2−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−15(490mg、1.55mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(220mg、収率41%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 7.94 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.75-6.65 (m, 2H), 4.22-4.13 (m, 1H), 3.69 (s, 3H), 2.00 (s, 3H), 1.84-1.55 (m, 2H), 0.88 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.1
<実施例53の合成>
中間体6−16:6−(4−メトキシ−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
4−メトキシフェノール(1.0g、8.06mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(1.37g、収率79%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 216.9。
中間体6−17:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(4−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−16(1.37g、6.33mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色粘性固体として得た(1.76g、収率69%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 402.42。
中間体6−18:(2R)−2−アミノ−N−[6−(4−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−17(1.76g、7.39mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を黄色油として得た(820mg、収率62%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 302.33。
<実施例53>
(5R)−5−エチル−3−[6−(4−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−18(815mg、2.71mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(310mg、収率35%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.50 (bs, 1H), 7.95 (見かけ上t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.15-7.04 (m, 3H), 7.03-6.85 (m, 3H), 4.22-4.12 (m, 1H), 3.74 (s, 3H), 1.80-1.55 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 328.0
<実施例54の合成>
中間体6−19:6−(5−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
5−メトキシ−3−メチルフェノール(500mg、3.62mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を黄色油として得た(520mg、収率62%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 231.0。
中間体6−20:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(5−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−19(520mg、2.24mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(800mg、収率86%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 416.1。
中間体6−21:(2R)−2−アミノ−N−[6−(5−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−20(800mg、1.93mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を黄色油として得た(570mg、収率94%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 316.1。
<実施例54>
(5R)−5−エチル−3−[6−(5−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−21(570mg、1.80mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(244mg、収率39%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.54 (bs, 1H), 7.98 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.62-6.48 (m, 3H), 4.22-4.15 (m, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.24 (s, 3H), 1.84-1.55 (m, 2H), 0.90 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.33
<実施例55の合成>
中間体6−22:6−(3−メトキシ−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
3−メトキシフェノール(1.0g、8.06mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(1.24g、収率71%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 216.9。
中間体6−23:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
中間体6−22(1.24g、5.73mmol)を使用して、中間体6−2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から60:40への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色発泡体として得た(1.32g、収率51%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 402.4。
中間体6−24:(2R)−2−アミノ−N−[6−(3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−23(1.32g、2.94mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を黄色油として得た(860mg、収率85%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 302.25。
<実施例55>
(5R)−5−エチル−3−[6−(3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−24(570mg、1.80mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色粘性油として得た(310mg、収率32%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.53 (bs, 1H), 7.99 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.80-6.68 (m, 3H), 4.22-4.15 (m, 1H), 3.73 (s, 3H), 1.84-1.55 (m, 2H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 328.25
<実施例56の合成>
中間体6−25:2−メトキシ−3−メチル−ベンズアルデヒドおよび2,3−ジメトキシ−ベンズアルデヒド
DMF(25mL)中2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒド(2.0g、14.48mmol)の撹拌溶液に、炭酸カリウム(2.2g、15.90mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、ヨードメタン(1.0mL、15.90mmol)を滴下添加した。得られた溶液を室温で18時間撹拌した。混合物を飽和NH
4Cl水溶液で加水分解し、酢酸エチルを使用して抽出し、有機物をブラインで洗浄し、MgSO
4で脱水し、真空中で濃縮した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、最初の溶離化合物である2,3−ジメトキシ−ベンズアルデヒドを無色ガム(450mg、収率19%)として、最後の溶離化合物である2−メトキシ−3−メチル−ベンズアルデヒドを白色固体(1.27g、収率57%)として得た。2,3−ジメトキシ−ベンズアルデヒド:
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 10.43 (s, 1H), 7.45-7.38 (m, 1H), 7.18-7.10 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.91 (s, 3H).2−メトキシ−3−メチル−ベンズアルデヒド:
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 10.26 (s, 1H), 7.45-7.38 (dd, J = 1.8および7.6 Hz, 1H), 7.26-7.10 (m, 2H), 5.79 (s, 1H), 3.97 (s, 3H).
中間体6−26:2−メトキシ−3−メチル−フェノール
2−メトキシ−3−メチルベンズアルデヒド(1.27g、8.34mmol)を使用して、中間体1−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から80:20への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(975mg、収率84%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 6.91 (見かけ上t, J = 7.8 Hz, 1H), 6.80 (dd, J = 1.6および8.0 Hz, 1H), 6.69 (dd, J = 0.7および7.5 Hz, 1H), 5.62 (bs, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.30 (s, 3H).
中間体6−27:6−(2−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)ピリジン−2−アミン
中間体6−26(210mg、1.52mmol)を使用して、中間体6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(160mg、収率47%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 231.0。
中間体6−28:メチル(2R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ブタノアート
室温でDMF(25mL)中Boc−D−Abu−OH(4.0g、19.68mmol)および炭酸カリウム(9.52g、68.88mmol)の撹拌溶液に、ヨードメタン(2.45mL、39.36mmol)を添加した。添加後に、混合物を室温で24時間撹拌した。得られた混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3回×25mL)で抽出し、合わせた有機抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶液(15mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から75:25への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を無色液体として得た(4.30g、収率100%)。
1H NMR (300MHz, CHCl
3-d) 5.10-4.95 (m, 1H), 4.32-4.16 (m, 1H), 3.72 (s, 3H), 1.95-1.75 (m, 1H), 1.75-1.58 (m, 1H), 1.43 (s, 9H), 0.91 (t, J = 7.4 Hz, 3H).
中間体6−29:tert−ブチルN−[(1R)−1−[[6−(2−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]カルバモイル]プロピル]カルバメート
封止可能な容器中で、中間体6−27(134mg、0.58mmol)をDCM(5mL)に溶解した。トルエン中2.0Mトリメチルアルミニウム溶液(0.87mL、1.75mmol)をゆっくりと添加し、反応混合物を室温で45分間撹拌した。中間体6−28(126mg、0.58mmol)を添加し、容器を密封し、反応混合物を室温で18時間撹拌し、50℃で5時間加熱した。反応を水でクエンチし、DCMを添加し、2相をセライトで濾過して、アルミニウム塩を除去した。濾液をDCMで2回抽出した。合わせた有機抽出液を硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から70:30への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を無色油として得た(100mg、収率42%)。ESIMS m/z [M+H]+ 416.1。
中間体6−30:(2R)−2−アミノ−N−[6−(2−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]ブタンアミド
中間体6−29(100mg、0.24mmol)を使用して、中間体6−6について記載されている手順に基本的に従って、減圧下で蒸発させた後、表題化合物を黄色油として得た(59mg、収率78%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 316.3。
<実施例56>
(5R)−5−エチル−3−[6−(2−メトキシ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−30(59mg、0.19mmol)を使用して、実施例6−1について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から30:70への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(23mg、収率36%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.50 (bs, 1H), 7.96 (見かけ上t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.12-6.96 (m, 4H), 6.93 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 4.21-4.13 (m, 1H), 3.61 (s, 3H), 2.22 (s, 3H), 1.81-1.56 (m, 2H), 0.88 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+342.33
<実施例57の合成>
中間体6−31:4−[(6−ブロモ−2−ピリジル)オキシ]−3−tert−ブチル−ベンゾニトリル
DMSO(3mL)中3−(tert−ブチル)−4−ヒドロキシベンゾニトリル(290mg、1.65mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(190mg、1.69mmol)および2,6−ジブロモピリジン(400mg、1.69mmol)を添加した。反応混合物を160℃で4時間撹拌した。室温に冷却した後、水を添加した(沈殿)。形成された固体を濾別し、水で洗浄し、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色固体として得た(355mg、収率65%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 7.87 (見かけ上t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.75 (dd, J = 2.0および8.4 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.27-7.12 (m, 2H), 1.33 (s, 9H).
<実施例57>
3−tert−ブチル−4−[[6−[(4R)−4−エチル−2,5−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イル]−2−ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル
中間体6−31(400mg、1.21mmol)および中間体2−8(170mg、1.33mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100およびジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(61mg、収率13%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.53 (bs, 1H), 8.08 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.70 (dd, J = 2.0および8.4 Hz, 1H), 7.25-7.14 (m, 3H), 4.23-4.14 (m, 1H), 1.88-1.55 (m, 2H), 1.34 (s, 9H), 0.89 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 379.33.
<実施例58の合成>
中間体6−32:2−ブロモ−6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
中間体1−1(120mg、0.87mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(185mg、収率72%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.49 (dd, J = 7.6および8.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.72 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.70-6.58 (m, 2H), 3.80 (s, 3H), 2.21 (s, 3H).
<実施例58>
(5R)−5−エチル−3−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−32(180mg、0.61mmol)および中間体2−1(90mg、0.63mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100およびジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、ならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(83mg、収率38%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.52 (bs, 1H), 7.99 (dd, J = 7.8および8.0 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.65 (dd, J = 2.1および8.0 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.85-1.55 (m, 2H), 1.35 (s, 3H), 0.82 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+356.0.
<実施例59の合成>
中間体6−33:2−ブロモ−6−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェノキシ)ピリジン
4−フルオロ−3−メトキシフェノール(115mg、0.81mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、精製することなく、表題化合物を褐色固体として得た(215mg、収率74%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 300.17。
<実施例59>
(5R)−5−エチル−3−[6−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−33(205mg、0.57mmol)および中間体2−1(110mg、0.67mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、1回目にジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離し、2回目にシクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による2種の精製後に、表題化合物を白色固体として得た(125mg、収率59%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.52 (bs, 1H), 8.01 (dd, J = 7.7および8.1 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 8.8および11.3 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 2.8および7.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.80-6.69 (m, 1H), 3.82 (s, 3H), 1.80-1.55 (m, 2H), 1.35 (s, 3H), 0.81 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 360.33
<実施例60の合成>
中間体6−34:2−ブロモ−6−(4−フルオロ−3−メチル−フェノキシ)ピリジン
4−フルオロ−3−メチルフェノール(105mg、0.83mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、精製することなく、表題化合物を褐色油として得た(245mg、収率79%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 284.08。
<実施例60>
(5R)−5−エチル−3−[6−(4−フルオロ−3−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−34(235mg、0.63mmol)および中間体2−1(110mg、0.67mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を灰白色固体として得た(114mg、収率51%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.51 (bs, 1H), 8.01 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.31 (見かけ上t, J = 8.7 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 2.3および11.0 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.95 (dd, J = 2.3および8.3 Hz, 1H), 2.22 (s, 3H), 1.82-1.53 (m, 2H), 1.35 (s, 3H), 0.81 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 344.33
<実施例61の合成>
中間体6−35:2−ブロモ−6−インダン−5−イルオキシ−ピリジン
5−ヒドロキシインダン(300mg、2.24mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(500mg、収率77%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.47 (dd, J = 7.7および7.9 Hz, 1H), 7.24-7.10 (m, 2H), 6.97 (s, 1H), 6.88 (dd, J = 2.2および8.1 Hz, 1H), 6.70 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 3.03-2.81 (m, 4H), 2.19-2.05 (m, 2H).
<実施例61>
(5R)−5−エチル−3−(6−インダン−5−イルオキシ−2−ピリジル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−35(250mg、0.86mmol)および中間体2−1(122mg、0.86mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(164mg、収率53%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.48 (bs, 1H), 8.01 (dd, J = 7.8および8.0 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.10 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 2.82 (t, J = 7.4 Hz, 4H), 2.02 (五重線, J = 7.4 Hz, 2H), 1.80-1.55 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.80 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 352.33
<実施例62の合成>
中間体6−36:2−ブロモ−6−(4−クロロ−3−メトキシ−フェノキシ)ピリジン
4−クロロ−3−メトキシフェノール(300mg、1.89mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(426mg、収率72%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.53 (dd, J = 7.6および8.0 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.84-6.75 (m, 2H), 6.69 (dd, J = 2.6および8.6 Hz, 1H), 3.88 (s, 3H).
<実施例62>
(5R)−3−[6−(4−クロロ−3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
トルエン中の中間体6−36(200mg、0.64mmol)および中間体2−1(90mg、0.64mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、ジクロロメタン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(58mg、収率24%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.51 (bs, 1H), 8.01 (dd, J = 7.8および8.0 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.09-7.03 (m, 2H), 6.76 (dd, J = 2.6および8.6 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H), 1.78-1.54 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.79 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 376.33
<実施例63の合成>
中間体6−37:2−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−6−ブロモ−ピリジン
ベンゾフラン−6−オール(143mg、1.07mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(266mg、収率87%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 7.6および8.1 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 2.1および8.4 Hz, 1H), 6.81-6.74 (m, 2H).
<実施例63>
(5R)−3−[6−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−37(260mg、0.90mmol)および中間体2−1(127mg、0.90mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(180mg、収率57%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.48 (bs, 1H), 8.02-7.93 (m, 2H), 7.65 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 2.0および8.4 Hz, 1H), 7.02-6.93 (m, 2H), 1.78-1.52 (m, 2H), 1.32 (s, 3H), 0.77 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 352.25
<実施例64の合成>
中間体6−38:2−ブロモ−6−クロマン−7−イルオキシ−ピリジン
クロマン−7−オール(160mg、1.07mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(82mg、収率25%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.47 (dd, J = 7.8および7.9 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 0.4および7.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 0.6および8.2 Hz, 1H), 6.61 (dd, J = 2.4および8.2 Hz, 1H), 6.57 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.18 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 2.77 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 2.06-1.95 (m, 2H).
<実施例64>
(5R)−3−(6−クロマン−7−イルオキシ−2−ピリジル)−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−38(82mg、0.27mmol)および中間体2−1(38mg、0.27mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(38mg、収率39%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 7.96 (dd, J = 7.7および8.1 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.61 (dd, J = 2.4および8.3 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 4.11 (t, J = 5.1 Hz, 2H), 2.70 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.00-1.85 (m, 2H), 1.78-1.52 (m, 2H), 1.34 (s, 3H), 0.81 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 368.33
<実施例65の合成>
中間体6−39:2−ブロモ−6−(3,4−ジメチルフェノキシ)ピリジン
3,4−ジメチルフェノール(300mg、2.46mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(623mg、収率91%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 280.08。
<実施例65>
(5R)−3−[6−(3,4−ジメチルフェノキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−39(200mg、0.72mmol)および中間体2−1(142mg、0.79mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(158mg、収率64%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.48 (bs, 1H), 7.95 (dd, J = 7.6および8.2 Hz, 1H), 7.18-7.07 (m, 2H), 7.00 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.93-6.84 (m, 2H), 2.18 (s, 6H), 1.80-1.54 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.81 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+340.33
<実施例66の合成>
中間体6−40:2−ブロモ−6−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]ピリジン
中間体1−11(300mg、1.72mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(181mg、収率32%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 332.08。
<実施例66>
(5R)−3−[6−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−40(180mg、0.55mmol)および中間体2−1(85mg、0.60mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(19mg、収率9%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 8.01 (dd, J = 7.8および7.9 Hz, 1H), 7.46-7.40 (m, 2H), 7.16 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.08-6.98 (m, 2H), 1.77-1.53 (m, 2H), 1.32 (s, 3H), 0.76 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 392.33
<実施例67の合成>
中間体6−41:2−ブロモ−6−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−イルオキシ)ピリジン
2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−オール(250mg、1.83mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(422mg、収率79%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 292.25。
<実施例67>
(5R)−3−[6−(2,3−ジヒドロベンゾフラン−6−イルオキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−41(200mg、0.68mmol)および中間体2−1(107mg、0.75mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(48mg、収率19%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 7.96 (dd, J = 7.8および8.0 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.63-6.55 (m, 2H), 4.56 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 3.14 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 1.78-1.52 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.81 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+354.33
<実施例69の合成>
中間体6−43:2−ブロモ−6−インダン−4−イルオキシ−ピリジン
インダン−4−オール(200mg、1.49mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(247mg、収率57%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 290.17。
<実施例69>
(5R)−5−エチル−3−(6−インダン−4−イルオキシ−2−ピリジル)−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−43(245mg、0.84mmol)および中間体2−1(132mg、0.93mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(208mg、収率70%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.46 (bs, 1H), 7.96 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.20-7.06 (m, 3H), 6.98-6.86 (m, 2H), 2.87 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 2.63 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.95 (五重線, J = 7.4 Hz, 2H), 1.76-1.52 (m, 2H), 1.31 (s, 3H), 0.76 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 352.33
<実施例70の合成>
中間体6−44:2−ブロモ−6−(3,5−ジメトキシフェノキシ)ピリジン
3,5−ジメトキシフェノール(200mg、1.30mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(325mg、収率80%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 312.08。
<実施例70>
(5R)−3−[6−(3,5−ジメトキシフェノキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−44(318mg、0.70mmol)および中間体2−1(100mg、0.70mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(146mg、収率56%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.53 (bs, 1H), 8.01 (dd, J = 7.7および8.1 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.40-6.31 (m, 3H), 3.72 (s, 6H), 1.80-1.56 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+372.25
<実施例71の合成>
中間体6−45:2−ブロモ−6−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェノキシ)ピリジン
3,5−ジメトキシ−4−メチルフェノール(200mg、1.19mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から90:10への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(252mg、収率58%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 323.9。
<実施例71>
(5R)−3−[6−(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェノキシ)−2−ピリジル]−5−エチル−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−45(252mg、0.78mmol)および中間体2−1(142mg、0.78mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(75mg、収率24%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.53 (bs, 1H), 7.99 (dd, J = 7.8および8.0 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.52 (s, 2H), 3.74 (s, 6H), 1.97 (s, 3H), 1.80-1.56 (m, 2H), 1.36 (s, 3H), 0.83 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 386.33
<実施例72の合成>
<実施例72>
(5S)−5−エチル−3−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−32(200mg、0.68mmol)および中間体2−7(146mg、0.68mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、Sephadexカラム(溶離剤DCM/MeOH、75/25)ならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(108mg、収率44%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.49 (bs, 1H), 7.97 (dd, J = 7.8および8.0 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.82 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 2.2および8.0 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.80-1.55 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.80 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+356.42.
<実施例73の合成>
<実施例73>
3−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体6−32(570mg、1.94mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(394mg、収率58%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.50 (bs, 1H), 7.99 (dd, J = 7.7および8.1 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.37 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 342.42.
<実施例74の合成>
<実施例74>
7−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6,8−ジオン
中間体6−32(200mg、0.68mmol)および中間体3−6(114mg、0.82mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(98mg、収率40%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.90 (bs, 1H), 7.97 (dd, J = 7.7および8.2 Hz, 1H), 7.18-7.09 (m, 2H), 6.97 (dd, J = 0.5および8.2 Hz, 1H), 6.80 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.48-2.28 (m, 4H), 2.11 (s, 3H), 2.00-1.72 (m, 2H). ESIMS m/z [M+H]
+ 354.25.
<実施例75の合成>
<実施例75>
3−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体6−32(150mg、0.51mmol)および3−[6−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(103mg、0.61mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(57mg、収率28%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.97 (bs, 1H), 7.97 (dd, J = 7.7および8.2 Hz, 1H), 7.18-7.09 (m, 2H), 6.96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 1.79-1.71.46 (m, 9H), 1.38-1.21 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 382.33
<実施例76の合成>
<実施例76>
3−[6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン
中間体6−32(300mg、1.02mmol)および3−[6−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(157mg、1.02mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から30:70への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色固体として得た(170mg、収率44%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.77 (bs, 1H), 7.97 (見かけ上t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.18-7.09 (m, 2H), 6.96 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.11 (s, 3H), 2.08-1.95 (m, 2H), 1.88-1.68 (m, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 368.33
<実施例77の合成>
中間体6−46:4−[(6−ブロモ−2−ピリジル)オキシ]−2−イソプロピル−ベンゾニトリル
中間体5−14(136mg、0.84mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から70:30への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(145mg、収率54%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.66-7.55 (m, 2H), 7.28 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.05 (dd, J = 2.4および8.5 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 0.5および8.1 Hz, 1H), 3.39 (七重線, J = 6.9 Hz, 1H), 1.30 (d, J = 6.9 Hz, 6H).
<実施例77>
4−[[6−(4,4−ジメチル−2,5−ジオキソ−イミダゾリジン−1−イル)−2−ピリジル]オキシ]−2−イソプロピル−ベンゾニトリル
中間体6−46(145mg、0.46mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(77mg、収率46%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.60 (bs, 1H), 8.09 (dd, J = 7.9および8.0 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.39 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.22-7.13 (m, 2H), 3.20 (七重線, J = 6.9 Hz, 1H), 1.34 (s, 6H), 1.23 (d, J = 6.9 Hz, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 365.33
<実施例78の合成>
中間体7−1:6−ブロモ−3−フルオロ−2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
中間体1−1(108mg、0.78mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から85:15への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(217mg、純度=63%、収率56%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 311.9。
<実施例78>
3−[5−フルオロ−6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−1(210mg、0.68mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(82mg、収率32%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.59 (bs, 1H), 8.06 (見かけ上t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 2.6および8.3 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.35 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 360.0
<実施例79の合成>
中間体7−2:6−ブロモ−3−フルオロ−2−インダン−5−イルオキシ−ピリジン
5−ヒドロキシインダン(108mg、0.78mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から90:10への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(277mg、純度=58%、収率44%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 310.17。
<実施例79>
3−(5−フルオロ−6−インダン−5−イルオキシ−2−ピリジル)−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−2(277mg、0.52mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(124mg、収率64%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.56 (bs, 1H), 8.05 (見かけ上t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.27 (dd, J = 2.8および8.3 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.92 (dd, J = 2.0および8.0 Hz, 1H), 2.88-2.80 (m, 4H), 2.13-1.95 (m, 2H), 1.35 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 356.25
<実施例80の合成>
中間体7−3:6−ブロモ−3−フルオロ−2−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェノキシ)ピリジン
4−フルオロ−3−メトキシフェノール(167mg、1.18mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から85:15への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(265mg、純度=74%、収率53%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 316.17。
<実施例80>
3−[5−フルオロ−6−(4−フルオロ−3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−3(265mg、0.62mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(174mg、収率76%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.59 (bs, 1H), 8.05 (dd, J = 8.5および9.5 Hz, 1H), 7.33-7.18 (m, 2H), 7.14 (dd, J = 2.8および7.4 Hz, 1H), 6.81-6.72 (m, 1H), 3.83 (s, 3H), 1.35 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 364.17
<実施例81の合成>
中間体7−4:2−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−6−ブロモ−3−フルオロ−ピリジン
ベンゾフラン−6−オール(158mg、1.18mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から90:10への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(305mg、純度=64%、収率54%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 308.08。
<実施例81>
3−[6−(ベンゾフラン−6−イルオキシ)−5−フルオロ−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−4(300mg、0.62mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(134mg、収率60%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.54 (bs, 1H), 8.08 (見かけ上t, J = 8.4 Hz, 1H), 8.01 (見かけ上t, J = 2.2 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 2.8および8.3 Hz, 1H), 7.13 (dd, J = 2.1および8.5 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 1.33 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 356.17
<実施例82の合成>
中間体7−5:6−ブロモ−3−フルオロ−2−(4−クロロ−3−メトキシ−フェノキシ)ピリジン
4−クロロ−3−メトキシフェノール(187mg、1.18mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から85:15への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(313mg、収率80%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.86 (見かけ上t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.51-7.39 (m, 2H), 7.10 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 2.6および8.6 Hz, 1H), 3.82 (s, 3H).
<実施例82>
3−[5−フルオロ−6−(4−クロロ−3−メトキシ−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−5(310mg、0.94mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(133mg、収率37%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.59 (bs, 1H), 8.09 (見かけ上t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.44 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 2.8および8.4 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 6.81 (dd, J = 2.6および8.7 Hz, 1H), 3.85 (s, 3H), 1.36 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+380.25
<実施例83の合成>
中間体7−6:6−ブロモ−3−フルオロ−2−(3−フルオロ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
3−フルオロ−4−メチルフェノール(148mg、1.18mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(220mg、純度=64%、収率40%)。ESIMS m/z [M+H]
+ 300.17。
<実施例83>
3−[5−フルオロ−6−(3−フルオロ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−6(220mg、0.73mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(47mg、収率18%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.56 (bs, 1H), 8.06 (見かけ上t, J = 8.5 Hz, 1H), 7.34-7.24 (m, 2H), 7.12 (dd, J = 2.3および11.0 Hz, 1H), 6.95 (dd, J = 2.4および8.4 Hz, 1H), 2.20 (s, 3H), 1.33 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+348.25
<実施例84の合成>
中間体7−7:6−ブロモ−2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−3−フルオロ−ピリジン
中間体1−11(90mg、0.78mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(100mg、純度=67%、収率37%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.87 (見かけ上t, J = 8.3 Hz, 1H), 7.57-7.49 (m, 3H), 7.09 (dd, J = 2.4および8.8 Hz, 1H).
<実施例84>
3−[6−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−5−フルオロ−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−7(100mg、0.29mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーおよびセミ分取HPLCによる精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(40mg、収率35%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.56 (bs, 1H), 8.06 (見かけ上t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 2.8および8.4 Hz, 1H), 7.06 (dd, J = 2.4および8.8 Hz, 1H), 1.33 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 396.25
<実施例85の合成>
中間体7−8:6−ブロモ−3−フルオロ−2−[3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−フェノキシ]ピリジン
3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェノール(226mg、1.18mmol)を使用して、中間体6−31について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(163mg、収率38%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.98-7.85 (m, 1H), 7.67 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 2.8および8.4 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 2.0および8.5 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H).
<実施例85>
3−[5−フルオロ−6−[3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−フェノキシ]−2−ピリジル]−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−8(163mg、0.45mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCおよびSephadexカラム(溶離剤DCM/MeOH、75/25)による精製後に、表題化合物を白色の固化した油として得た(46mg、収率25%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.59 (bs, 1H), 8.11 (見かけ上t, J = 8.5 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 2.8および8.4 Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.88 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 1.34 (s, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 414.33
<実施例86の合成>
<実施例86>
7−[5−フルオロ−6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6,8−ジオン
中間体7−1(220mg、0.70mmol)および5,7−ジアザスピロ[3.4]オクタン−6,8−ジオン(119mg、0.85mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびメタノールを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色粉末として得た(126mg、収率47%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.90 (bs, 1H), 8.03 (dd, J = 8.5および9.6 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 2.7および8.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.63 (dd, J = 2.2および8.2 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.45-2.22 (m, 4H), 2.10 (s, 3H), 1.98-1.70 (m, 2H). ESIMS m/z [M+H]
+ 372.25
<実施例87の合成>
<実施例87>
3−[5−フルオロ−6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体7−1(200mg、0.64mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(130mg、0.77mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(171mg、収率65%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.97 (bs, 1H), 8.03 (dd, J = 8.3および8.4 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 2.8および8.3 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 0.7および8.1 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 1.75-1.45 (m, 9H), 1.38-1.20 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 400.33
<実施例88の合成>
<実施例88>
3−[5−フルオロ−6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン
中間体7−1(230mg、0.74mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(115mg、0.74mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から30:70への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(150mg、収率52%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.76 (bs, 1H), 8.03 (dd, J = 8.4および8.5 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 2.8および8.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.64 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.10 (s, 3H), 2.05-1.95 (m, 2H), 1.84-1.68 (m, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 386.33
<実施例89の合成>
<実施例89>
(5R)−5−エチル−3−[5−フルオロ−6−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−2−ピリジル]−5−メチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン
中間体7−1(115mg、0.37mmol)および中間体2−1(52mg、0.37mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から40:60への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(63mg、収率44%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 8.52 (bs, 1H), 8.05 (dd, J = 8.3および8.4 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 2.8および8.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.87 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 2.3および8.1 Hz, 1H), 3.76 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 1.80-1.50 (m, 2H), 1.33 (s, 3H), 0.78 (t, J = 7.4 Hz, 3H). ESIMS m/z [M+H]
+ 374.0
<実施例90の合成>
中間体8−1:3−フルオロ−4−ヨード−2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)ピリジン
2,3−ジフルオロ−4−ヨードピリジン(400mg、1.66mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、50℃で18時間撹拌した後、シクロヘキサン:ジクロロメタンの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(510mg、収率86%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.57 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.36-7.29 (m, 1H), 7.17-7.10 (m, 1H), 6.67-6.61 (m, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.20 (s, 3H).
<実施例90>
3−[3−フルオロ−2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン
中間体8−1(200mg、0.56mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(95mg、0.61mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を無色油として得た(8mg、収率3%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.03 (bs, 1H), 8.00 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 4.6および5.1 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 2.1および8.0 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.12 (s, 3H), 2.12-2.00 (m, 2H), 1.96-1.66 (m, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 386.25
<実施例91の合成>
<実施例91>
3−[3−フルオロ−2−(3−メトキシ−4−メチル−フェノキシ)−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体8−1(265mg、0.74mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(136mg、0.81mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(15mg、収率5%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.23 (bs, 1H), 8.00 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.24 (dd, J = 4.6および5.1 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 2.1および8.0 Hz, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.13 (s, 3H), 1.88-1.45 (m, 9H), 1.45-1.30 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 400.33
<実施例92の合成>
中間体8−2:2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−3−フルオロ−4−ヨード−ピリジン
2,3−ジフルオロ−4−ヨードピリジン(500mg、2.07mmol)および中間体1−11(397mg、2.28mmol)を使用して、中間体1−2について記載されている手順に基本的に従って、50℃で18時間撹拌した後、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から70:30への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる精製後に、表題化合物を白色固体として得た(735mg、収率90%)。
1H NMR (300MHz, CDCl
3-d) 7.56 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 5.2および5.2 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 2.4および8.6 Hz, 1H).
<実施例92>
3−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−3−フルオロ−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン
中間体8−2(300mg、0.76mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2,4−ジオン(130mg、0.84mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、シクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー、セミ分取HPLCならびに水およびアセトニトリルを使用する凍結乾燥による精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(18mg、収率6%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.03 (bs, 1H), 8.00 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 2.1および8.7 Hz, 1H), 2.15-1.99 (m, 2H), 1.96-1.68 (m, 6H). ESIMS m/z [M+H]
+ 422.25
<実施例93の合成>
<実施例93>
3−[2−[(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)オキシ]−3−フルオロ−4−ピリジル]−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン
中間体8−2(300mg、0.76mmol)および1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(140mg、0.84mmol)を使用して、実施例2について記載されている手順に基本的に従って、1回目にシクロヘキサン:酢酸エチルの100:0から50:50への勾配で溶離し、2回目にシクロヘキサン:ジクロロメタン)の100:0から0:100への勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによる2回の精製後に、表題化合物を白色発泡体として得た(15mg、収率4%)。
1H NMR (300MHz, DMSO-d
6) 9.25 (bs, 1H), 8.00 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 7.53 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 4.8 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 2.1および8.7 Hz, 1H), 1.86-1.47 (m, 9H), 1.42-1.28 (m, 1H). ESIMS m/z [M+H]
+ 436.25.
細胞生物学プロトコルおよびデータ
細胞株
hKv3.1、hKv3.2、hKv3.3、およびhKv3.4を、CHO−K1(チャイニーズハムスター卵巣)細胞において安定に発現させ、一定の抗生物質選択の下で保持した。インビトロアッセイのために、細胞を、加湿したインキュベータ中、37℃および5%CO2で適切な増殖培地で維持した。
電気生理
CHO/Kv3.x細胞調製
hKv3.X発現細胞を、使用前にT−25フラスコに3〜4日間37℃で播種し(選択抗生物質なし)、80%コンフルエントの状態に増殖させた。細胞をPBS(カルシウムおよびマグネシウム不含)で2回洗浄し、2〜3mlのAccutase(登録商標)を用いて37℃で5分間処理して剥離させた。細胞を回収し、フラスコをCHO−SFM II培地(Life Technologies Gibco社)で洗浄し、約110×gで2分間遠心し、再懸濁して、約2〜3×106細胞/mlの単細胞懸濁液を得た。
溶液および化合物調製
細胞内液は、(mM単位で)KCl 50、NaCl 10、KF 60、EGTA 20、HEPES 10を含有し、KOHでpH7.2に調整し、モル浸透圧濃度を285mOsmolに調整したものであった。シールエンハンサーをNanion社から購入した(80mM NaCl、3mM KCl、10mM MgCl2、35mM CaCl2、10mM HEPES、pH7.4、298mOsmol。外液は、(mM単位で)NaCl 140、KCl 4、CaCl2 2、MgCl2 1、HEPES 10、グルコース 5を含有し、pH7.4およびモル浸透圧濃度298mOsmolに調整したものであった。
すべての化合物を、最初に10uM、最終DMSO濃度0.33%で試験した。化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)にストック濃度30mMで溶解した。化合物をさらに1:10希釈して、DMSO中ストック濃度3mMを得た。最終アッセイ溶液を外液に1:300希釈して、最終濃度10uMを得た。DMSO対照緩衝液として、30uLのDMSOを10mLの緩衝液に添加した。
以下の電圧プロトコルを使用して、異なるhKv3.Xチャネルを評価した。
パッチライナープロトコル
電気生理学的記録はすべて、周囲温度(21〜23℃)で、オートパッチクランプ(パッチライナー、Nanion Technologies GmbH社)を使用してホールセル構成で行った。
細胞膜電位を−80mVで保ち、電流を、10mV単位で−60から+60mVの電圧ステップ(1000msの継続時間)によって誘発した。これは、インキュベーションを3分間行った後に、最初にビヒクル(0.33%のDMSO)、次いで10uMの化合物で行った。データは、アッセイ1回当たり4細胞から取った。
データ分析
分析から不適当な細胞を取り除くために、化合物の非存在下でピーク電流振幅(−10mVの電圧ステップで100pA超)を用いて、記録を分析および選択した。ピーク電流振幅を各電圧ステップについて測定および記録し、データを+60mVで最大電流に正規化した。次いで、化合物添加の後の正規化したKv3.x電流を、化合物添加の前に記録した電流(ビヒクル対照)と比較した。正変調を、−10mVの電圧ステップにおける増強(%)=[電流(化合物)/電流(ビヒクル)]*100−100として決定した。増強(%)≧50%は、許容されるものとみなした。さらに、V1/2におけるIV曲線の電圧変化を測定した。−5mV以上のV1/2も許容されるものとみなした。IV曲線は、GraphPad Prism(ソフトウェアバージョン6.0)でプロットし、ボルツマン方程式に適合させた。ここで、V1/2は、最大半量の活性化における電圧である。