いくつかの実施形態では、本開示は、癌の治療を必要とする患者における癌を治療するための方法であって、治療有効量の化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acを患者に投与することを含む、方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、患者における癌を治療するための、化合物I−AcまたはIa−Acと組み合わせた、化合物I−LuまたはIa−Luの使用を提供する。いくつかの態様では、使用は、治療有効量の化合物I−LuまたはIa−Luおよび治療有効量の化合物I−AcまたはIa−Acを患者に投与することを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせの使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの治療上有効な組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、化合物I−AcまたはIa−Acと組み合わせた患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物I−LuまたはIa−Luの使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、治療有効量の化合物I−LuまたはI−Luを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、化合物I−LuまたはIa−Luと組み合わせた患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物I−AcまたはIa−Acの使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、治療有効量の化合物I−AcまたはI−Acを含む。
いくつかの実施形態では、本開示は、化合物I−AcまたはIa−Acを含む第2の医薬と組み合わせた患者における癌の治療に有用な第1の医薬の調製における、化合物I−LuまたはIa−Luの使用を提供する。いくつかの態様では、第1の医薬は、治療有効量の化合物I−LuまたはI−Luを含み、第2の医薬は、治療有効量の化合物I−AcまたはI−Acを含む。
これらの実施形態のいくつかの態様では、癌は、PSMAを発現する癌である。これらの実施形態のいくつかの態様では、化合物は、少なくとも約98パーセント純粋である。いくつかの実施形態では、癌は、神経膠腫、癌腫、肉腫、リンパ腫、黒色腫、中皮腫、鼻咽頭癌腫、白血病、腺癌、および骨髄腫からなる群から選択される。
これらの実施形態のいくつかの態様では、癌は、肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭の癌、首の癌、皮膚黒色腫、眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、子宮内膜癌、直腸癌、胃癌、結腸癌、乳癌、トリプルネガティブ乳癌、転移性乳癌、卵管の癌腫、子宮内膜の癌腫、子宮頸部の癌腫、膣の癌腫、外陰の癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌(cancer of the thyroid gland)、副甲状腺癌、非小細胞肺癌、副腎癌、軟部組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌(thyroid cancer)、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、慢性白血病、急性白血病、リンパ球性リンパ腫、胸膜中皮腫、膀胱癌、バーキットリンパ腫、尿管癌、腎臓癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、神経膠腫、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、および胃食道接合部の腺癌からなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、癌は、原発性または続発性脳癌である。これらの実施形態のいくつかの態様では、癌は、前立腺癌である。これらの実施形態のいくつかの態様では、癌は、転移性前立腺癌である。
これらの実施形態のいくつかの態様では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、非経口剤形で投与される。これらの実施形態のいくつかの態様では、非経口剤形は、皮内、皮下、筋肉内、腹腔内、静脈内、および髄腔内からなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約2GBq〜約13GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約4GBq〜約11GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約5GBq〜約10GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約6GBq〜約9GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約6.5GBq〜約8.5GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約7GBq〜約8GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約7.4GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの総投与量は、約15GBq〜約200GBqの範囲である。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの総投与量は、約25GBq〜約185GBqの範囲である。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの総投与量は、約35GBq〜約150GBqの範囲である。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの総投与量は、約40GBq〜約100GBqの範囲である。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luの総投与量は、約44GBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、対象の治療の最長持続期間は、約19〜23ヶ月である。
これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約1MBq〜約20MBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約4MBq〜約14MBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約5MBq〜約10MBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約6MBq〜約8MBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約1MBq〜約4MBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約2MBq〜約3MBqである。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約2.5MBqである。
他の態様では、本明細書に記載の方法および使用は、癌によるPSMA発現を画像化することをさらに含む。これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化の工程は、投与の工程の前に行われる。これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化の工程は、投与の工程の後に行われる。これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化は、撮影法によって実行され、撮影法が、SPECT撮影法、PET撮影法、IHC、およびFISHからなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化は、SPECT撮影法によって実行される。
これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化の工程は、式2のPSMAリガンド画像化コンジュゲート、
またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含み、式中、R’は水素であるか、またはR’は、アルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、これらのそれぞれが任意に置換されており、放射性核種は、コンジュゲートに結合している。
これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化の工程は、式3のPSMAリガンド画像化コンジュゲート、
またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含み、式中、R’は水素であるか、またはR’は、アルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、これらのそれぞれが任意に置換されており、Mは、放射性核種のカチオンである。これらの実施形態のいくつかの態様では、コンジュゲート、またはその医薬的に許容される塩のMは、ガリウムの同位体、インジウムの同位体、銅の同位体、テクネチウムの同位体、およびのレニウム同位体からなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、コンジュゲート、またはその医薬的に許容される塩のMは、テクネチウムの同位体である。
これらの実施形態のいくつかの態様では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートは、式2aのもの、
またはその医薬的に許容される塩であり、放射性核種がコンジュゲートに結合している。これらの実施形態のいくつかの態様では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートは、式3aのもの、
またはその医薬的に許容される塩である。
これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化の工程は、式4のPSMAリガンド画像化コンジュゲート、
またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含み、放射性核種がコンジュゲートに結合している。これらの実施形態のいくつかの態様では、放射性核種は、
68Gaである。
これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化の工程は、治療の目的で投与された式I−LuまたはIa−Luの化合物を検出することを含む。
他の態様では、本明細書に記載の方法および使用は、画像化によって患者のPSMA状態を決定することをさらに含む。これらの実施形態のいくつかの態様では、決定の工程は、投与の工程の前に行われる。これらの実施形態のいくつかの態様では、決定の工程は、投与の工程の後に行われる。これらの実施形態のいくつかの態様では、画像化は、SPECT撮影法である。これらの実施形態のいくつかの態様では、患者のPSMA状態は、患者への臨床的利益と相関している。これらの実施形態のいくつかの態様では、臨床的利益は、腫瘍増殖の阻害、安定した疾患、部分奏功、および完全奏功からなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、臨床的利益は、安定した疾患である。これらの実施形態のいくつかの態様では、PSMA陽性病変は、機能的に活性なPSMAを示す。
これらの実施形態のいくつかの態様では、決定の工程は、式2のPSMAリガンド画像化コンジュゲート、
またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含み、式中、R’は水素であるか、またはR’は、アルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、これらのそれぞれが任意に置換されており、コンジュゲートは放射性核種に結合されている。
これらの実施形態のいくつかの態様では、決定の工程は、式3のPSMAリガンド画像化コンジュゲート、
またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含み、式中、R’は水素であるか、またはR’は、アルキル、アミノアルキル、カルボキシアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、これらのそれぞれが任意に置換されており、Mは、放射性核種のカチオンである。
これらの実施形態のいくつかの態様では、コンジュゲート、またはその医薬的に許容される塩のMは、ガリウムの同位体、インジウムの同位体、銅の同位体、テクネチウムの同位体、およびのレニウム同位体からなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、コンジュゲート、またはその医薬的に許容される塩のMは、テクネチウムの同位体である。これらの実施形態のいくつかの態様では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートは、式2aのもの、
またはその医薬的に許容される塩であり、放射性核種がコンジュゲートに結合している。
これらの実施形態のいくつかの態様では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートは、式3aのもの、
またはその医薬的に許容される塩である。
これらの実施形態のいくつかの態様では、決定の工程は、式4のPSMAリガンド画像化コンジュゲート、
またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含み、放射性核種がコンジュゲートに結合している。これらの実施形態のいくつかの態様では、放射性核種は、
68Gaである。
これらの実施形態のいくつかの態様では、決定の工程は、治療の目的で投与された式I−LuまたはIa−Luの化合物を検出することを含む。
他の実施形態では、本開示は、癌の治療を必要とする患者における癌を治療する方法であって、化合物I−LuおよびI−Acの治療上有効な組み合わせを患者に投与することを含み、
177Luは、I−Lu中で化合物と錯体を形成しており、
225Acは、I−Ac中で化合物と錯体を形成しており、化合物I−LuおよびI−Acの組み合わせ後に安定した疾患がもたらされる、方法を提供する。
他の実施形態では、本開示は、癌の治療を必要とする患者における癌を治療する方法であって、化合物Ia−LuおよびIa−Acの治療上有効な組み合わせを患者に投与することを含み、
177Luは、Ia−Lu中で化合物と錯体を形成しており、
225Acは、Ia−Ac中で化合物Iと錯体を形成しており、化合物Ia−LuおよびIa−Acの組み合わせ後に安定した疾患がもたらされる、方法を提供する。
他の実施形態では、本開示は、化合物I−LuおよびI−Acの使用であって、
177Luは、I−Lu中で化合物と錯体を形成しており、
225Acは、Ia−Ac中で化合物Iと錯体を形成しており、化合物I−LuおよびI−Acの組み合わせが投与された後に安定した疾患がもたらされる、使用を提供する。これらの実施形態のいくつかの態様では、使用は、化合物I−LuおよびI−Acの治療上有効な組み合わせを患者に投与することを含む。
他の実施形態では、本開示は、化合物Ia−LuおよびIa−Acの使用であって、
177Luは、Ia−Lu中で化合物と錯体を形成しており、
225Acは、Ia−Ac中で化合物Iと錯体を形成しており、化合物Ia−LuおよびIa−Acの組み合わせが投与された後に安定した疾患がもたらされる、使用を提供する。これらの実施形態のいくつかの態様では、使用は、化合物Ia−LuおよびIa−Acの治療上有効な組み合わせを患者に投与することを含む。
他の実施形態では、本開示は、患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物I−LuおよびI−Acの使用であって、
177Luは、I−Lu中で化合物Iと錯体を形成しており、
225Acは、I−Ac中で化合物Iと錯体を形成している、使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、化合物I−LuおよびI−Acの治療上有効な組み合わせを含む。
他の実施形態では、本開示は、患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物I−LuおよびI−Acの使用であって、
177Luは、I−Lu中で化合物Iと錯体を形成しており、
225Acは、I−Ac中で化合物Iと錯体を形成しており、化合物I−LuおよびI−Acの組み合わせが投与された後に安定した疾患がもたらされる、使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、化合物I−LuおよびI−Acの治療上有効な組み合わせを含む。
他の実施形態では、本開示は、患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物Ia−LuおよびIa−Acの使用であって、
177Luは、Ia−Lu中で化合物Iaと錯体を形成しており、
225Acは、Ia−Ac中で化合物Iaと錯体を形成している、使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、化合物Ia−LuおよびIa−Acの治療上有効な組み合わせを含む。
他の実施形態では、本開示は、患者における癌の治療に有用な医薬の調製における、化合物Ia−LuおよびIa−Acの使用であって、
177Luは、Ia−Lu中で化合物Iaと錯体を形成しており、
225Acは、Ia−Ac中で化合物Iaと錯体を形成しており、化合物Ia−LuおよびIa−Acの組み合わせが投与された後に安定した疾患がもたらされる、使用を提供する。いくつかの態様では、医薬は、化合物Ia−LuおよびIa−Acの治療上有効な組み合わせを含む。
これらの実施形態のいくつかの態様では、患者は、少なくとも1つの前治療で治療されている。これらの実施形態のいくつかの態様では、少なくとも1つの前治療は、アンドロゲン経路(axis)全身治療、化学療法剤、外科手術、放射線療法、免疫療法、光線力学的療法、幹細胞療法、および温熱療法からなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、少なくとも1つの前治療は、全身治療である。これらの実施形態のいくつかの態様では、全身治療は、パリホスファミド、5−フルオロウラシル、カペシタビン、ペメトレキセド、シスプラチン、カルボプラチン、ゲムシタビン、パクリタキセル、ビノレルビン、エリブリン、ドセタキセル、シクロホスファミド、ドキソルビシン、レゴラフィニブ、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。これらの実施形態のいくつかの態様では、癌は、PSMAを発現する癌である。これらの実施形態のいくつかの態様では、化合物は、少なくとも約98パーセント純粋である。
これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luは、I−AcまたはIa−Acの前に投与される。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luは、同日にI−AcまたはIa−Acの前に投与される。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−LuまたはIa−Luは、I−AcまたはIa−Acと同時に投与される。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acは、I−LuまたはIa−Luの前に投与される。これらの実施形態のいくつかの態様では、I−AcまたはIa−Acは、同日にI−LuまたはIa−Luの前に投与される。
ある特定の実施形態は、以下の列挙された項目によってさらに説明される:
1.宿主動物における癌を治療するための方法であって、宿主動物に、治療有効量の式Iを有する第1の化合物であって、
177Luと錯体を形成している、第1の化合物(I−Lu)を、
治療有効量の式Iを有する第2の化合物であって、
225Acと錯体を形成している、第2の化合物(I−Ac)と組み合わせて投与することを含む、方法。
2.第1の化合物が、式Iaの化合物であり、
該化合物が、
177Luと錯体を形成している、項目1に記載の化合物。
3.第2の化合物が、式Iaの化合物であり、
該化合物が、
225Acと錯体を形成している、項目1または2に記載の方法。
4.癌が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)の発現に関連している、項目1〜3のいずれか1つに記載の方法。
5.癌が、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌、腎細胞癌、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、非小細胞肺癌、軟部組織肉腫、および乳癌からなる群から選択される、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
6.癌が、前立腺癌である、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
7.癌が、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)である、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
8.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約2GBq〜約20GBqである、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
9.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約6GBq〜約8GBqである、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
10.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約7.4GBqからである、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
11.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約1MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約7MBqである、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
12.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約5GBqである、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
13.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcまたはIa−Acの化合物と同時に投与される、前述の項目のいずれか1つに記載の方法。
14.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約1時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約12時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約24時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約48時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約72時間前に投与される、項目1〜12のいずれか1つに記載の方法。
15.式I−AcまたはIa−Acの化合物が、式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約1時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約12時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約24時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約48時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約72時間前に投与される、項目1〜12のいずれか1つに記載の方法。
16.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目13に記載の方法。
17.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目14に記載の方法。
18.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目15に記載の方法。
19.患者における癌の治療に使用するための、式I−Luの化合物であって、
177Luと錯体を形成している、式I−Luの化合物を、治療有効量の式I−Acの化合物であって、
225Acと錯体を形成している、式I−Acの化合物と組み合わせた、式I−Luの化合物。
20.該化合物が、式Ia−Luの化合物であり、
該化合物が、
177Luと錯体を形成している、項目19に記載の化合物。
21.化合物I−Acが、式Ia−Acの化合物であり、
該化合物が、
225Acと錯体を形成している、項目19に記載の化合物。
22.癌が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)の発現に関連している、項目19〜21のいずれか1つに記載の化合物。
23.癌が、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌、腎細胞癌、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、非小細胞肺癌、軟部組織肉腫、および乳癌からなる群から選択される、項目19〜22のいずれか1つに記載の化合物。
24.癌が、前立腺癌である、項目19〜23のいずれか1つに記載の化合物。
25.癌が、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)である、項目19〜24のいずれか1つに記載の化合物。
26.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約2GBq〜約20GBqである、項目19〜25のいずれか1つに記載の化合物。
27.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約6GBq〜約8GBqである、項目19〜26のいずれか1つに記載の化合物。
28.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約7.4GBqからである、項目19〜27のいずれか1つに記載の化合物。
29.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約1MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約7MBqである、項目19〜28のいずれか1つに記載の化合物。
30.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約5MBqである、項目19〜29のいずれか1つに記載の化合物。
31.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcまたはIa−Acの化合物と同時に投与される、項目19〜30のいずれか1つに記載の化合物。
32.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約1時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約12時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約24時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約48時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約72時間前に投与される、項目19〜30のいずれか1つに記載の化合物。
33.式I−AcまたはIa−Acの化合物が、式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約1時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約12時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約24時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約48時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約72時間前に投与される、項目19〜30のいずれか1つに記載の化合物。
34.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目31に記載の化合物。
35.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目32に記載の化合物。
36.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目33に記載の化合物。
37.式I−Luの化合物の使用であって、
該化合物は、
177Luと錯体を形成しており、治療有効量の式I−Acの化合物であって、
225Acと錯体を形成している、式I−Acの化合物と組み合わせた、患者における癌を治療するための、治療有効量の式I−Luの化合物を含む医薬の調製における、式I−Luの化合物の使用。
38.式I−Luの化合物が、式Ia−Luの化合物であり、
該化合物が、
177Luと錯体を形成している、項目37に記載の使用。
39.式I−Acの化合物が、式Ia−Acの化合物であり、
該化合物が、
225Acと錯体を形成している、項目37に記載の使用。
40.癌が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)の発現に関連している、項目37〜39のいずれか1つに記載の使用。
41.癌が、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌、腎細胞癌、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、非小細胞肺癌、軟部組織肉腫、および乳癌からなる群から選択される、項目37〜40のいずれか1つに記載の使用。
42.癌が、前立腺癌である、項目37〜41のいずれか1つに記載の使用。
43.癌が、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)である、項目37〜42のいずれか1つに記載の使用。
44.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約2GBq〜約20GBqである、項目37〜43のいずれか1つに記載の使用。
45.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約6GBq〜約8GBqである、項目37〜44のいずれか1つに記載の使用。
46.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約7.4GBqからである、項目37〜45のいずれか1つに記載の使用。
47.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約1MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約7MBqである、項目37〜46のいずれか1つに記載の使用。
48.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約5MBqである、項目37〜47のいずれか1つに記載の使用。
49.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcまたはIa−Acの化合物と同時に投与される、項目37〜48のいずれか1つに記載の使用。
50.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約1時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約12時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約24時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約48時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約72時間前に投与される、項目37〜49のいずれか1つに記載の使用。
51.式I−AcまたはIa−Acの化合物が、式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約1時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約12時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約24時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約48時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約72時間前に投与される、項目37〜50のいずれか1つに記載の使用。
52.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目49に記載の使用。
53.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目50に記載の使用。
54.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目51に記載の使用。
55.患者における癌の治療に使用するための、式I−Luの化合物を治療有効量で含む組成物であって、
該化合物は、
177Luと錯体を形成しており、治療有効量の式I−Acの化合物であって、
225Acと錯体を形成している、式I−Acの化合物と組み合わせた、組成物。
56.式I−Luの化合物が、式Ia−Luの化合物であり、
該化合物が、
177Luと錯体を形成している、項目55に記載の組成物。
57.式I−Acの化合物が、式Ia−Acの化合物であり、
該化合物が、
225Acと錯体を形成している、項目55に記載の組成物。
58.癌が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)の発現に関連している、項目55〜57のいずれか1つに記載の組成物。
59.癌が、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌、腎細胞癌、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、非小細胞肺癌、軟部組織肉腫、および乳癌からなる群から選択される、項目55〜58のいずれか1つに記載の組成物。
60.癌が、前立腺癌である、項目55〜59のいずれか1つに記載の組成物。
61.癌が、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)である、項目55〜60のいずれか1つに記載の組成物。
62.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約2GBq〜約20GBqである、項目58〜61のいずれか1つに記載の組成物。
63.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約6GBq〜約8GBqである、項目58〜62のいずれか1つに記載の組成物。
64.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約7.4GBqからである、項目58〜63のいずれか1つに記載の組成物。
65.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約1MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約7MBqである、項目58〜64のいずれか1つに記載の組成物。
66.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約5MBqである、項目58〜65のいずれか1つに記載の組成物。
67.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcまたはIa−Acの化合物と同時に投与される、項目58〜66のいずれか1つに記載の組成物。
68.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約1時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約12時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約24時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約48時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約72時間前に投与される、項目58〜67のいずれか1つに記載の組成物。
69.式I−AcまたはIa−Acの化合物が、式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約1時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約12時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約24時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約48時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約72時間前に投与される、項目58〜68のいずれか1つに記載の組成物。
70.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目67に記載の組成物。
71.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目68に記載の組成物。
72.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目69に記載の組成物。
73.式I−Luの化合物を治療有効量で含む医薬であって、
該化合物は、
177Luと錯体を形成しており、治療有効量の式I−Acの化合物であって、
225Acと錯体を形成している、式I−Acの化合物と組み合わせて含む、医薬。
74.式I−Luの化合物が、式Ia−Luの化合物であり、
該化合物が、
177Luと錯体を形成している、項目73に記載の医薬。
75.式I−Acの化合物が、式Ia−Acの化合物であり、
該化合物が、
225Acと錯体を形成している、項目73に記載の医薬。
76.該医薬が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)の発現に関連する癌に対して相乗効果を提供する、項目73〜75のいずれか1つに記載の医薬。
77.癌が、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌、腎細胞癌、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、非小細胞肺癌、軟部組織肉腫、および乳癌からなる群から選択される、項目73〜76のいずれか1つに記載の医薬。
78.癌が、前立腺癌である、項目73〜77のいずれか1つに記載の医薬。
79.癌が、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)である、項目73〜78のいずれか1つに記載の医薬。
80.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約2GBq〜約20GBqである、項目73〜79のいずれか1つに記載の医薬。
81.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約6GBq〜約8GBqである、項目73〜80のいずれか1つに記載の医薬。
82.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約7.4GBqからである、項目73〜81のいずれか1つに記載の医薬。
83.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約1MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約7MBqである、項目73〜82のいずれか1つに記載の医薬。
84.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約5MBqである、項目73〜83のいずれか1つに記載の医薬。
85.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcまたはIa−Acの化合物と同時に投与される、項目73〜84のいずれか1つに記載の医薬。
86.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約1時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約12時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約24時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約48時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約72時間前に投与される、項目73〜85のいずれか1つに記載の医薬。
87.式I−AcまたはIa−Acの化合物が、式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約1時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約12時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約24時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約48時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約72時間前に投与される、項目73〜86のいずれか1つに記載の医薬。
88.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目87に記載の医薬。
89.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目88に記載の医薬。
90.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目89に記載の医薬。
91.患者における癌の治療に使用するための、式I−Luの化合物を治療有効量で含む相乗的組成物であって、
該化合物は、
177Luと錯体を形成しており、治療有効量の式I−Acの化合物であって、
225Acと錯体を形成している、式I−Acの化合物と組み合わせた、相乗的組成物。
92.式I−Luの化合物が、式Ia−Luの化合物であり、
該化合物が、
177Luと錯体を形成している、項目91に記載の相乗的組成物。
93.式I−Acの化合物が、式Ia−Acの化合物であり、
該化合物が、
225Acと錯体を形成している、項目91に記載の相乗的組成物。
94.癌が、前立腺特異的膜抗原(PSMA)の発現に関連している、項目91〜93のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
95.癌が、前立腺癌、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)、甲状腺癌、腎細胞癌、膀胱の移行上皮癌、結腸腺癌、神経内分泌癌、多形性膠芽腫、悪性黒色腫、膵管癌、非小細胞肺癌、軟部組織肉腫、および乳癌〜なる群〜選択される、項目91〜94のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
96.癌が、前立腺癌である、項目91〜95のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
97.癌が、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)である、項目91〜96のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
98.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約2GBq〜約20GBqである、項目91〜97のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
99.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約6GBq〜約8GBqである、項目91〜98のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
100.I−LuまたはIa−Luの治療有効量が、約7.4GBqからである、項目91〜99のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
101.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約1MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約10MBq、または約5MBq〜約7MBqである、項目91〜100のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
102.I−AcまたはIa−Acの治療有効量が、約5MBqである、項目91〜101のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
103.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcまたはIa−Acの化合物と同時に投与される、項目91〜102のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
104.式I−LuまたはIa−Luの化合物が、式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約1時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約12時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約24時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約48時間前、または式I−AcもしくはIa−Acの化合物の約72時間前に投与される、項目91〜103のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
105.式I−AcまたはIa−Acの化合物が、式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約1時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約12時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約24時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約48時間前、または式I−LuもしくはIa−Luの化合物の約72時間前に投与される、項目91〜104のいずれか1つに記載の相乗的組成物。
106.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目103に記載の相乗的組成物。
107.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたり投与することをさらに含む、項目104に記載の相乗的組成物。
108.治療有効量の式I−LuまたはIa−Luの化合物を、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの両方の投与後、週1回のサイクルで、約1〜約7サイクルにわたりさらに投与することを含む、項目105に記載の相乗的組成物。
定義
本明細書で使用される場合、「機能的に活性なPSMA」とは、PSMAリガンドに結合する細胞表面膜結合糖タンパク質を意味する。PSMAリガンドは、参照により本明細書に組み込まれる米国特許公開第US2010/0324008A1号に記載されているものなどの当業者に周知であることが理解されよう。
本明細書で使用される場合、「臨床的利益」とは、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる治療に対する患者の応答を意味し、応答には、米国食品医薬品局によって定義された他の臨床的利益の中でも、患者の全生存期間、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acによる4サイクル以上の療法(例えば、4週間の療法)を受ける能力、腫瘍増殖の阻害、安定した疾患、完全奏功、および/または完全奏功が含まれる。
本明細書で使用される場合、「腫瘍増殖の阻害」は、腫瘍サイズの低減、腫瘍の完全な消失、または化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる療法の過程にわたって30%未満の患者腫瘍の増殖を意味する。
本明細書で使用される場合、「安定した疾患」は、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる療法の過程にわたって、患者において疾患の物質的進行がないことを意味する。
本明細書で使用される場合、「部分奏効」は、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせにより治療された患者における30%以上の腫瘍サイズの縮小を意味する。
本明細書で使用される場合、「完全奏効」は、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせにより治療された患者における検出可能な疾患の消失を意味する。
本明細書で使用される場合、「前治療」は、患者が当技術分野において既知の少なくとも1つの前治療で治療されていることを意味する。前治療は、化学療法剤、外科手術、放射線療法、免疫療法、光線力学的療法、幹細胞療法、温熱療法などが挙げられるが、これらに限定されない、当業者に既知の任意の治療であり得ることが理解されよう。前治療には、アビラテロン、オルテロネル、ガレテロン、セビテロネル、アパルタミド、エンザルタミド、パリホスファミド、5−フルオロウラシル、カペシタビン、ペメトレキセド、シスプラチン、カルボプラチン、ゲムシタビン、パクリタキセル、ビノレルビン、エリブリン、ドセタキセル、シクロホスファミド、ドキソルビシン、レゴラフィニブ、およびこれらの組み合わせによる治療が挙げられるが、これらに限定されない全身治療が含まれ得る。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、任意に分枝状である、炭素原子の鎖を含む。ある特定の実施形態では、アルキルは、有利には、C1〜C24、C1〜C12、C1〜C8、C1〜C6、およびC1〜C4を含む、限定された長さのものであることがさらに理解されよう。実例として、C1〜C8、C1〜C6、およびC1〜C4を含む、このような特に限定された長さのアルキル基は、低級アルキルと呼ばれる場合がある。本明細書において、より短いアルキル、アルケニル、および/またはアルキニル基は、化合物により低い親油性を付加する可能性があり、したがって、異なる薬物動態学的挙動を有することが理解される。本発明の実施形態では、それぞれの場合において、アルキルの記載は、本明細書で定義されるアルキル、および任意に低級アルキルを指すことが理解されるべきである。例示的なアルキル基には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用される場合、「カルボキシアルキル」基は、本明細書に記載の「アルキル」基と「カルボキシ」基との組み合わせを含む。本明細書で使用される場合、「ヒドロキシアルキル」基は、本明細書に記載の「アルキル」基と「ヒドロキシ」基との組み合わせを含む。本明細書で使用される場合、「アミノアルキル」基は、本明細書に記載の「アルキル」基と「アミノ」基との組み合わせを含む。
本明細書で使用される場合、「ヘテロアルキル」という用語は、炭素および少なくとも1個のヘテロ原子の両方を含む原子の鎖を含み、任意に分枝状である。例示的なヘテロ原子には、窒素、酸素、および硫黄が挙げられる。ある特定の変形例では、例示的なヘテロ原子には、リン、およびセレンも含まれる。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、6〜14個の環炭素原子を有する単環式および多環式芳香族炭素環式基を含み、これらのそれぞれは、任意に置換されてもよい。本明細書に記載の例示的な芳香族炭素環式基には、フェニル、ナフチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」という用語は、5〜10個の環原子を有する芳香族複素環基を含み、これらのそれぞれは、任意に置換されてもよい。例示的な芳香族複素環基には、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、テトラジニル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイソチアゾリルなどが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で使用される場合、「ヘテロアリールアルキル」という用語は、本明細書に記載の「アルキル」基および本明細書に記載の「ヘテロアリール」基の組み合わせを含む。本明細書で使用される場合、「アリールアルキル」という用語は、本明細書に記載の「アルキル」基および本明細書に記載の「アリール」基、例えばベンジル基の組み合わせを含む。
本明細書で使用される「任意に置換された」という用語は、任意に置換されたラジカル上の他の官能基による水素原子の置き換えを含む。このような他の官能基には、実例として、アミノ、ヒドロキシル、ハロ、チオール、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールヘテロアルキル、ニトロ、スルホン酸およびその誘導体、カルボン酸およびその誘導体などが挙げられるが、これらに限定されない。実例として、アミノ、ヒドロキシル、チオール、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールヘテロアルキル、および/またはスルホン酸のいずれかが任意に置換される。
本明細書で使用される場合、本明細書で使用される「投与」という用語は、本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせならびに/またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを患者に導入するすべての手段を含み、経口(po)、静脈内(iv)、筋肉内(im)、皮下(sc)、経皮、吸入、口腔、眼、舌下、膣、直腸などを含むが、これらに限定されない。本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせならびに/またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、従来の非毒性の医薬的に許容される担体、補助剤、およびビヒクルを含む単位剤形および/または製剤で投与されてもよい。
本明細書で使用される場合、「ベクレル」は、当業者によって一般的に理解されているように、放射能のSI組立単位を意味する。1ベクレルは、1秒間に1つの核が崩壊するある量の放射性物質の放射能(activity)として定義される。したがって、ベクレルは逆秒、s−1に相当する。ベクレルは、1グラムのラジウム−226の放射能(activity)に基づく放射能(radioactivity)の古い非SI単位であるキュリー(Ci)の後継として当業者に知られている。キュリーは、3.7.1010s−1または37GBqと定義される。
本明細書で使用される場合、「キュリー」または「Ci」は、当業者によって一般に理解されるように、フランスの物理学者および化学者マリー・キュリーにちなんで名付けられた放射能単位を意味する。接頭辞ミリ(milli)およびマイクロ(micro)はメートル法からのもので、それぞれ0.001および0.000001を表す。したがって、ミリキュリー(mCi)は、0.001キュリーである。マイクロキュリー(μCi)は、0.000001キュリーである。
上記の概要に提供される番号付き項目の実施形態、またはそれらの任意の組み合わせは、本特許出願の詳細な説明の項目で記載される実施形態のいずれかとの組み合わせが企図される。
図1を参照すると、方法設計は、示された概略図に従って説明することができる。いくつかの実施形態では、設計の層別因子には、血清乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)(</=260IU/Lv.>260IU/L)、肝臓転移の存在、ECOGスコア(0〜1v.2)、最良の支持/最良の標準治療にNAADを含めることなどが含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、主要評価項目は全生存期間であり得る。いくつかの実施形態では、副次的評価項目には、画像診断による無増悪生存期間(rPFS)、RECIST応答、初回症候性骨関連事象(SSE)までの時間などが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、追加の副次的評価項目には、安全性および忍容性、健康関連の生活の質(HRQoL;EQ−5D−5L、FACT−Pおよび疼痛増悪(Brief Pain Inventory−Short FORM)[BPI−SF])、医療経済学、無増悪生存期間(PFS)(放射線学的、臨床的、またはPSA進行)、PSAレベル、アルカリホスファターゼレベル、および/または乳酸デヒドロゲナーゼレベルなどの生化学的反応が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の治療方法の評価項目は、ベースラインから>/=50%の減少を達成した患者であり得、これは、2回目のPSA測定>/=4週間によって確認される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の治療方法の評価項目は、ベースラインから>/=40%の減少を達成した患者であり得、これは、2回目のPSA測定>/=4週間によって確認される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の治療方法の評価項目は、ベースラインから>/=30%の減少を達成した患者であり得、これは、2回目のPSA測定>/=4週間によって確認される。
一実施形態では、本明細書に記載の方法は、ヒトの臨床医学および獣医の用途の両方に使用することができる。したがって、「患者」は、本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせならびに/またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを投与することができ、ヒトであり得るか、または獣医用途の場合、実験動物、農業用動物、家畜、または野生動物であり得る。一態様では、患者は、ヒト、げっ歯類(例えば、マウス、ラット、ハムスターなど)、ウサギ、サル、チンパンジーなどの実験動物、イヌ、ネコ、およびウサギなどの家畜、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギなどの農業動物、ならびにクマ、パンダ、ライオン、トラ、ヒョウ、ゾウ、シマウマ、キリン、ゴリラ、イルカ、およびクジラなどの動物園に捕らわれている野生動物であり得る。
いくつかの実施形態では、PSMA陽性スキャンを有する患者は、2:1の比率で無作為化されて、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせのいずれかに加えて最良の支持/最良の標準療法を受けるか、または最良の支持療法/最良の標準療法のみを受けることができる。いくつかの実施形態では、最良の支持療法/最良の標準療法は、治療する医師/治験責任医師によって決定され得る。いくつかの実施形態では、最良の支持療法/最良の標準療法は、治療する医師/治験責任医師によって決定され得るが、治験薬、細胞傷害性化学療法、他の全身性放射性同位元素、および半身放射線療法を除外する。いくつかの実施形態では、アビラテロンまたはエンザルタミドなどの新規のアンドロゲン経路薬[NAAD]は許可される。
いくつかの実施形態では、患者は、生存、疾患の進行、および有害事象について、6〜10ヶ月の治療期間を通して監視される。いくつかの実施形態では、長期の追跡期間は、生存および治療の更新情報の収集、有害事象の評価(assessment)、ならびに血液学および化学検査のための血液を含み得る。
いくつかの実施形態では、患者は18歳以上である。いくつかの実施形態では、患者は男性である。いくつかの実施形態では、患者は以前に前立腺癌と診断されている。いくつかの実施形態では、患者は、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)と以前に診断されている。いくつかの実施形態では、患者は、米国東海岸癌臨床試験グループ(Eastern Cooperative Oncology Group)(ECOG)パフォーマンスステータスが0〜2であること:少なくとも6ヶ月の平均余命であること;前立腺癌の組織学的、病理学的、および/または細胞学的確認がされていること;68Ga−PSMA−11 PET/CTスキャンが陽性であること;以前の精巣摘除術および/または進行中のアンドロゲン除去療法があり、かつ去勢レベルの血清テストステロン(<50ng/dLまたは<1.7nmol/L)であること;エンザルタミドおよび/またはアビラテロンなどの少なくとも1つのNAADを以前に受けていること;少なくとも1回または2回の以前のタキサンレジメンで以前に治療されていることであり、タキサンレジメンが2サイクルのタキサンの最小曝露を含むこと、または以前に1回のタキサンレジメンのみを受けたこと、およびa.患者が2回目のタキサンレジメンを受ける意思がないか、またはb.患者の医師が、高齢または健康状態の評価(evaluation)または不耐性によって評価された虚弱性などのため、第2のタキサンレジメンを受けるのに患者が不適切であるとみなしていること;少なくとも1つの基準、例えば、a.最小開始値が2.0ng/mLである、少なくとも1週間前に測定された以前の参照値を超えるPSAの2回の連続した増加として定義された血清PSAの進行、b.治療開始後の最小SODまたは1つ以上の新しい病変の外観に基づいて、すべての標的病変の直径の合計(SOD)(結節性病変についての短軸および非結節性病変についての長軸)が≧20%増加することとして定義される軟組織の進行、およびc.骨スキャンによる評価可能な疾患または新しい骨病変(複数可)などの骨疾患の進行(2+2 PCWG3基準)に基づく文書化された進行性mCRPCなどの進行性mCRPCであること;化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる療法の開始前28日以内に取得されたベースラインCT、MRI、または骨スキャン撮影法に存在する少なくとも1つの転移性病変があること;以前の化学療法、放射線療法、免疫療法などの以前の療法に関連するすべての臨床的に有意な毒性からグレード2以下に回復したこと;適切な臓器機能、例えば、a.白血球(WBC)数≧2.5×109/L(2.5×10^9/Lは、2.5×103/μL、および2.5×K/μL、および2.5×103/cummおよび2500/μLに相当する)または絶対好中球数(ANC)≧1.5×109/L(1.5×109/Lは、1.5×103/μL、および1.5×K/μL、および1.5×103/cumm、および1500/μLに相当する)、血小板≧100×10^9/L(100×10^9/Lは、100×10^3/μLおよび100×K/μLおよび100×10^3/cummおよび100,000/μLに相当する)、および/またはヘモグロビン≧9g/dL(9g/dLは、90g/Lおよび5.59mmol/Lに相当する)を含む骨髄リザーブ、b.肝臓、例えば、総ビリルビン≦1.5×施設基準値上限(ULN)(ジルベール症候群を有することが既知の患者は、≦3×ULNが許可される)、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)またはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)≦3.0×ULN、または肝転移のある患者には≦5.0×ULN、およびc.腎臓、例えば、血清クレアチニン≦1.5×ULN、またはクレアチニンクリアランス≧50mL/分;アルブミン>3.0g/dL(3.0g/dLは、30g/Lに相当する)であること;ならびに治療前の≧30日の安定したビスホスフォネートまたはデノスマブのレジメンを受けていること、からなる群から選択される1つ以上の基準を満たす。
いくつかの実施形態では、患者が、治療前の約6ヶ月以内にストロンチウム−89、サマリウム−153、レニウム−186、レニウム−188、ラジウム−223または半体照射による以前の治療;以前のPSMAを標的とした放射性リガンド療法;治療前約28日以内の以前の全身性抗癌療法(例えば、化学療法、免疫療法または生物学的療法[モノクローナル抗体を含む]);治療前約28日以内の治験薬の以前の投与;療法の成分またはその類似体に対する既知の過敏症;任意の他の同時細胞傷害性化学療法、免疫療法、放射性リガンド療法、または治験的療法;治療から約30日以内の輸血;療法(外科手術、放射線療法、ガンマナイフ)を受け、神経学的に安定しており、無症候性であり、神経学的完全性を維持する目的でコルチコステロイドを投与されていないCNS転移の病歴;ベースラインの骨スキャンに見られる進行したびまん性骨転位(super scan);症候性の脊髄圧迫、または切迫した脊髄圧迫を示す臨床的もしくは放射線学的所見;ニューヨーク心臓協会(New York Heart Association)クラスIIIまたはIVのうっ血性心不全、先天性QT延長症候群の病歴、制御不能な感染症、活動性B型もしくはC型肝炎、または治験責任医師の意見では治療または協力を損なうその他の重大な併存病状が挙げられるが、これらに限定されない同時の重篤な(医師の判断による)病状のうちの1つ以上を有している場合、または平均余命を変えると予想されるか、もしくは病気の評価を妨げる可能性のある他の悪性腫瘍と診断されている場合、患者は治療を受けることができない。
様々な実施形態では、本明細書に記載の癌は、良性腫瘍および悪性腫瘍を含む腫瘍形成性である癌細胞集団であり得るか、または癌は非腫瘍形成性であり得る。癌は、自然発生的に、または患者の生殖細胞系に存在する突然変異または体細胞突然変異などのプロセスによって発生する可能性があり、あるいは、癌は化学的、ウイルス的、または放射線によって誘発される可能性がある。本明細書に記載の本開示に適用可能な癌には、神経膠腫、癌腫、肉腫、リンパ腫、黒色腫、中皮腫、鼻咽頭癌腫、白血病、腺癌、および骨髄腫が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの態様では、癌は、肺癌、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭の癌、首の癌、皮膚黒色腫、眼内黒色腫、子宮癌、卵巣癌、子宮内膜癌、直腸癌、胃癌、結腸癌、乳癌、トリプルネガティブ乳癌、転移性乳癌、卵管の癌腫、子宮内膜の癌腫、子宮頸部の癌腫、膣の癌腫、外陰の癌腫、ホジキン病、食道癌、小腸癌、内分泌系の癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、非小細胞肺癌、副腎癌、軟部組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、前立腺癌、慢性白血病、急性白血病、リンパ球性リンパ腫、胸膜中皮腫、膀胱癌、バーキットリンパ腫、尿管癌、腎臓癌、腎細胞癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)の新生物、原発性CNSリンパ腫、脊髄軸腫瘍、神経膠腫、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、および胃食道接合部の腺癌であり得る。
化合物Iaは、下記の式を有し、
177Luは、Ia−Lu中で化合物と錯体を形成しており、
225Acは、Ia−Ac中で化合物と錯体を形成している。
他の実施形態では、PET撮影法、SPECT撮影法などによって検出可能な様々なPSMAリガンド画像化コンジュゲートのいずれかを使用することができる。画像化の正確な方式は、本明細書に記載の造影剤に限定されない。まとめて、式によって記載されたもの、およびPET撮影法、SPECT撮影法などに有用な薬剤を含む、本明細書に記載の画像化に有用なPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、「PSMAリガンド画像化コンジュゲート」と称される。
一実施形態では、本明細書に記載の化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acならびに/またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、癌細胞上で発現されたPSMAに結合する。1つの例示的な態様では、化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acならびに/またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、癌細胞上のPSMAの優先的発現(または過剰発現)に起因して、正常細胞と比較して癌細胞上のPSMAに差次的に結合することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせならびにPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、1つ以上の医薬的に許容される担体と関連する製剤として投与され得る。これらの実施形態のいくつかの態様では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、共製剤化される。これらの実施形態のいくつかの態様では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、個別に製剤化される薬剤として投与される。担体は、賦形剤であり得る。担体の選択は、特定の投与様式、溶解性および安定性に対する担体の効果、および剤形の性質などの要因に大きく依存するであろう。本明細書に記載の化合物またはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせならびにPSMAリガンド画像化コンジュゲートの送達に好適な医薬組成物およびその調製方法は、当業者には容易に明らかであろう。それらの調製のためのこのような組成物および方法は、例えば、参照により本明細書に組み込まれる、Remington:The Science & Practice of Pharmacy,21th Edition(Lippincott Williams & Wilkins,2005)に見出すことができる。
1つの例示的な態様では、医薬的に許容される担体には、生理学的に適合性のある、ありとあらゆる溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤および抗真菌剤、等張剤および吸収遅延剤など、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、担体は、非経口投与に適している。医薬的に許容される担体には、無菌の注射可能溶液または分散液の即時調製のための無菌の水溶液または分散液および無菌の粉末が挙げられる。補足的な活性化合物もまた、本開示の組成物に組み込むことができる。
様々な実施形態では、液体製剤は、懸濁液および溶液を含み得る。このような製剤は、担体、例えば、水、エタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、メチルセルロースまたは好適な油、ならびに1つ以上の乳化剤および/または懸濁剤を含み得る。液体製剤はまた、固形物の再構成によって調製され得る。
一実施形態では、水性懸濁液は、適切な賦形剤と混合された活性物質を含み得る。このような賦形剤は、懸濁剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアカシアガム;天然に存在するホスファチド、例えばレシチンであり得る分散剤または湿潤剤;アルキレンオキシドと脂肪酸との縮合成生物、例えば、ポリオキシエチレンステアレート;エチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール;エチレンオキシドと、脂肪酸とヘキシトールとから誘導された部分エステルとの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート;または、エチレンオキシドと、脂肪酸とヘキシトール無水物とから誘導された部分エステルとの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートである。水性懸濁液はまた、1つ以上の防腐剤、例えば、アスコルビン酸、エチル、n−プロピル、またはp−ヒドロキシベンゾエート、もしくは1つ以上の着色剤を含んでもよい。
1つの例示的な実施形態では、水の添加による水性懸濁液の調製に適した分散性粉末および顆粒は、分散剤または湿潤剤、懸濁剤および1つ以上の防腐剤と混合された活性成分を提供する。追加の賦形剤、例えば、着色剤もまた存在してもよい。
好適な乳化剤は、天然に存在するガム、例えば、アカシアガムまたはトラガカントガム;天然に存在するホスファチド、例えば、大豆レシチン;および脂肪酸とヘキシトール無水物から誘導された部分エステルを含むエステル、例えば、ソルビタンモノオレエート、ならびに該部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートであってもよい。
他の実施形態では、等張剤、例えば、糖、マンニトール、ソルビトールなどの多価アルコール、または塩化ナトリウムを組成物に含めることができる。注射可能な組成物の長期吸収は、吸収を遅らせる薬剤、例えば、モノステアリン酸塩およびゼラチンを組成物に含めることによってもたらすことができる。
経口投与のための例示的な形式には、錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、シロップ剤などが挙げられる。
本明細書に記載の癌の種類、投与経路、ならびに/あるいは化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせならびに/またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを局所的もしくは全身的に投与するかどうかに応じて、約1Mbq〜約4MBqの範囲に入る用量のI−AcまたはIa−Acを含む、広範囲の許容投与量が本明細書で企図される。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luのための許容される投与量は、約2GBq〜約13GBqの範囲に入る用量を含む、単位GBqで本明細書で企図される。投与量は、単一または分割することができ、q.d.、b.i.d.、t.i.d.、またはさらには隔日、隔週(b.i.w.)、週に1回、月に1回、四半期に1回などを含む、多種多様なプロトコルに従って投与することができる。これらの場合のそれぞれにおいて、本明細書に記載の治療有効量は、投与の例に対応するか、あるいは、投与プロトコルによって決定されるように、毎日、毎週、毎月、または四半期ごとの総用量に対応することが理解される。いくつかの実施形態では、式I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの化合物の組み合わせは、1回、週に1回、または2週間に1回、または3週間に1回、または4週間に1回、または5週間に1回、または6週間に1回、または7週間に1回、または8週間に1回などの独立したスケジュールで投与することができる。
一態様では、本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、血流、筋肉、または内臓に直接投与してもよい。このような非経口投与に好適な経路には、静脈内、動脈内、腹腔内、髄腔内、硬膜外、脳室内、尿道内、胸骨内、頭蓋内、腫瘍内、筋肉内および皮下送達が挙げられる。非経口投与に好適な手段には、針(マイクロニードルを含む)注射器、無針注射器、および注入技術が挙げられる。
1つの例示的な態様では、非経口製剤は、典型的には、塩、炭水化物および緩衝剤(好ましくは3〜9のpHで)などの担体または賦形剤を含み得る水溶液であるが、いくつかの用途については、それらは、無菌の非水溶液として、または無菌の発熱性物質非含有水などの好適なビヒクルと組み合わせて使用する乾燥形態として、より好適に製剤化されてもよい。他の実施形態では、本明細書に記載の液体製剤のいずれかを、本明細書に記載のI−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートの非経口投与に適合させることができる。例えば、無菌条件下での凍結乾燥による、無菌条件下での非経口製剤の調製は、当業者に周知の標準的な製薬技術を使用して容易に達成することができる。一実施形態では、非経口製剤の調製に使用される化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートの溶解度は、溶解度向上剤の組み込みなどの適切な製剤技術の使用によって増加させることができる。
様々な実施形態では、非経口投与のための製剤は、即時放出および/または調節放出のために製剤化されてもよい。1つの例示的な態様では、本開示の活性剤の組み合わせ(すなわち、化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲート)は、持続放出製剤、例えば、遅延放出性ポリマーを含む組成物で投与されてもよい。活性化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、インプラントおよびマイクロカプセル化送達系を含む制御放出製剤など、化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを急速な放出から保護する担体を用いて調製することができる。エチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、ポリ乳酸、およびポリ乳酸、ポリグリコールコポリマー(PGLA)などの生分解性、生体適合性ポリマーを使用することができる。このような製剤を調製するための方法は、一般に当業者に既知である。別の実施形態では、本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲート、あるいは化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを含む組成物を、必要に応じて、連続的に投与してもよい。
一実施形態では、キットが提供される。活性化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせならびにPSMAリガンド画像化コンジュゲートを投与する場合、2つ以上の医薬組成物を、組成物の連続投与または同時投与に好適なキットの形態で組み合わせてもよい。このようなキットは、2つ以上の別個の医薬組成物であって、そのうちの少なくとも1つは、本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを含む、医薬組成物、ならびに該組成物を別個に保持するための手段、例えば、容器、分割ボトル、または分割ホイルパケットを含む。別の実施形態では、患者の選択および/または治療用の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートの使用のための指示書を提供するラベルを有する容器中の、本明細書に記載の化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの組み合わせのうちの1つ以上またはPSMAリガンド画像化コンジュゲートが提供される。
一実施形態では、無菌の注射可能溶液は、必要に応じて、上記の成分の1つまたは組み合わせを含む適切な溶媒に必要な量の活性剤を組み込み、続いて濾過滅菌することによって調製することができる。典型的には、分散液は、化合物I−LuもしくはIa−LuおよびI−AcもしくはIa−Acの活性な組み合わせまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートを分散媒体および上記のもののうちの任意の追加の成分を含む滅菌ビヒクルに組み込むことによって調製される。無菌の注射可能溶液を調製するための無菌粉末の場合、好ましい調製方法は、真空乾燥および凍結乾燥であり、これにより、活性成分の粉末に加えて、以前に滅菌濾過された溶液から任意の追加の所望の成分が得られるか、または成分は一緒に滅菌濾過されてもよい。
組成物は、溶液、マイクロエマルジョン、リポソーム、または高薬物濃度に適した他の規則正しい構造として製剤化することができる。担体は、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、および液体ポリエチレングリコールなど)、およびそれらの好適な混合物を含む溶媒または分散媒であり得る。一実施形態では、適切な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散の場合には必要な粒子サイズの維持によって、および界面活性剤の使用によって維持することができる。
化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせを投与するための任意の有効なレジメンを使用することができる。例えば、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせを単回投与として投与することができるか、または用量を分割して、かつ、毎日複数回投与のレジメンとして投与することができる。さらに、例えば、週に1日から5日までの時差レジメンは、毎日の治療の代替として使用することができ、本明細書に記載の方法の目的のために、このような断続的または時差のある毎日のレジメンは、毎日の治療と同等であるとみなされるので、企図されている。例示的な一実施形態では、患者は、癌を治療するために化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせの複数回の注射で治療される。一実施形態では、患者は、例えば12〜72時間間隔または48〜72時間間隔で、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせを複数回(好ましくは約2回〜最大約50回)注射される。化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせの追加の注射は、最初の注射(複数可)後、数日または数ヶ月の間隔で患者に投与することができ、追加の注射は、癌の再発を防ぐことができる。別の例示的な実施形態では、患者は、癌を治療するために、同日に、任意の注射順序で化合物I−LuまたはIa−Luおよび化合物I−AcまたはIa−Acの単回注射で治療され、続いて、I−LuまたはIa−Luの複数回の注射で治療される。いくつかの実施形態では、患者は、同日に任意の順序でまたは同時に、化合物I−LuまたはIa−Luおよび化合物I−AcまたはIa−Acのそれぞれの最初の注射を受けた後、例えば、12〜72時間間隔、48〜72時間間隔、または週に1回、または2週間に1回、化合物I−LuまたはIa−Luを複数回(好ましくは約2回〜最大約50回)注射される。
化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる任意の好適な療法経過を使用することができる。例示的な一実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、週に5日で、各4週サイクルのうちの1、2、および3週目に投与され、4週目に投与されない、単回日用量で投与される。代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、週に3日で、各4週間サイクルのうちの1週目および3週目に投与され、2週目および4週目には用量は投与されない、単回日用量で投与される。代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、週に2回で、1週目および2週目、すなわち3週間サイクルの1、4、8、11日目に投与される。代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、週に1回で、1週目および2週目、すなわち3週間サイクルの1日目および8日目に投与される。代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、単一の日に、任意の順序で、または同時に投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−Luが、週に1回のサイクルで、約2〜約6サイクルにわたり投与される。代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、単一の日に、任意の順序で、または同時に投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−Luが、週に1回のサイクルで、約2〜約6サイクルにわたり投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせが、単一の日に、任意の順序で、または同時に投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−Luが、週に1回のサイクルで、約2〜約6サイクルにわたり投与される。
代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、互いに約2〜72時間以内に、任意の順序で投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−Luが、週に1回のサイクルで、約2〜約6サイクルにわたり投与される。代替の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせは、互いに約2〜72時間以内に、任意の順序で投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−Luが、週に1回のサイクルで、約2〜約6サイクルにわたり投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせが、単一の日に、任意の順序で、または同時に投与され、その後、化合物I−LuまたはIa−Luが、週に1回のサイクルで、約2〜約6サイクルにわたり投与される。
化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの用量レベルは、それぞれGBqおよびMBqで測定することができる。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約2GBq〜約20GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約2GBq〜約13GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約4GBq〜約11GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約5GBq〜約10GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約6GBq〜約9GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約6GBq〜約8GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約6.5GBq〜約8.5GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約7GBq〜約8GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、約7.4GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、約15GBq〜約200GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、約25GBq〜約185GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、約35GBq〜約150GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、約40GBq〜約100GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−Lu、またはIa−Luの総用量は、約44GBqである。いくつかの実施形態では、対象の治療の最長持続期間は、約19〜23ヶ月である。
いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、2GBq〜20GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、2GBq〜13GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、4GBq〜11GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、5GBq〜10GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、6GBq〜9GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、6GBq〜8GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、6.5GBq〜8.5GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、7GBq〜8GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの治療有効量は、7.4GBqである。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、15GBq〜200GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、25GBq〜185GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、35GBq〜150GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、40GBq〜100GBqの範囲である。いくつかの実施形態では、I−LuまたはIa−Luの総用量は、44GBqである。いくつかの実施形態では、対象の治療の最長持続期間は、約19〜23ヶ月である。
いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約1MBq〜約20MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約1MBq〜約10MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約4MBq〜約14MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約5MBq〜約10MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約6MBq〜約8MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約5MBq〜約7MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約1MBq〜約4MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約2MBq〜約3MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約5MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、約2.5MBqである。
いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、1MBq〜20MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、1MBq〜10MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、4MBq〜14MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、5MBq〜10MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、6MBq〜8MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、5MBq〜7MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、1MBq〜4MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、2MBq〜3MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、5MBqである。いくつかの実施形態では、I−AcまたはIa−Acの治療有効量は、2.5MBqである。
本明細書に記載のPSMAリガンド画像化コンジュゲートおよび化合物I−Lu、I−Ac、Ia−Lu、およびIa−Acは、1つ以上のキラル中心を含んでもよいし、またはその他では複数の立体異性体として存在し得る可能性がある。したがって、本開示は、純粋な立体異性体、ならびにエナンチオマー、ジアステレオマーなどの立体異性体の混合物、およびエナンチオマーまたはジアステレオマーに富む混合物を含むことが理解されるべきである。本明細書に記載のPSMAリガンド画像化コンジュゲートおよび化合物I−Lu、I−Ac、Ia−Lu、およびIa−Acは、幾何異性体として存在し得る可能性がある。したがって、本開示は、純粋な幾何異性体または幾何異性体の混合物を含むことが理解されるべきである。
本明細書に記載のPSMAリガンド画像化コンジュゲートおよび化合物I−Lu、I−AcおよびIa−Lu、Ia−Acは、非溶媒和形態(unsolvated form)、ならびに水和形態を含む溶媒和形態で存在してもよいことが理解される。一般に、溶媒和形態は、非溶媒和形態と同等であり、本開示の範囲内に包含される。本明細書に記載のPSMAリガンド画像化コンジュゲートおよび化合物I−Lu、I−AcおよびIa−Lu、Ia−Acは、複数の結晶質形態または非晶質形態で存在してもよい。一般に、すべての物理的形態は、本開示によって企図される使用と同等であり、本開示の範囲内にあることが意図されている。
別の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせの投与のための組成物および/または剤形は、少なくとも約90%、または約95%、または約96%、または約97%、または約98%、または約99%、または約99.5%の純度で化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acから調製される。別の実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせの投与のための組成物および、または剤形は、少なくとも90%、または少なくとも95%、または少なくとも96%、または少なくとも97%、または少なくとも98%、または少なくとも99%、または少なくとも99.5%の純度で化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acから調製される。
別の実施形態では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートの投与のための組成物および/または剤形は、少なくとも約90%、または約95%、または約96%、または約97%、または約98%、または約99%、または約99.5%の純度でPSMAリガンド画像化コンジュゲートから調製される。別の実施形態では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートの投与のための組成物および、または剤形は、少なくとも90%、または少なくとも95%、または少なくとも97%、または少なくとも98%、または少なくとも99%、または少なくとも99.5%の純度でPSMAリガンド画像化コンジュゲートから調製される。
別の実施形態では、放射線標識されたPSMAリガンド画像化コンジュゲートを投与するための組成物および/または剤形は、少なくとも約90%、または約95%、または約96%、または約97%、または約98%、または約99%、または約99.5%の放射化学的純度でPSMAリガンド画像化コンジュゲートから調製される。別の実施形態では、PSMAリガンド画像化コンジュゲートを投与するための組成物および、または剤形は、少なくとも90%、または少なくとも95%、または少なくとも96%、または少なくとも97%、または少なくとも約98%、または少なくとも99%、または少なくとも99.5%の純度でPSMAリガンド画像化コンジュゲートから調製される。
本明細書に記載の化合物I−Lu、I−Ac、Ia−Lu、およびIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートの純度は、高圧または高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、核磁気共鳴分光法、TLC、UV吸光度分光法、蛍光分光法などの様々なクロマトグラフィーまたは分光技術を含む、任意の従来の技術を使用して測定することができる。
別の実施形態では、本明細書に記載の化合物I−Lu、I−Ac、Ia−Lu、およびIa−AcまたはPSMAリガンド画像化コンジュゲートは、滅菌容器またはパッケージ中で提供される。
一態様では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる治療に対する患者の臨床的利益は、全生存期間(OS)として特徴付けることができる。本明細書で使用される場合、「全生存期間(OS)」という用語は、無作為化の日から任意の原因による死亡の日までの時間を意味する。
一態様では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる治療に対する患者の臨床的利益は、固形腫瘍の治療効果判定基準(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)(RECIST)を利用して特徴付けることができる。実例として、基準は、すべての標的病変の最長径の測定を考慮に入れて、オリジナルのWHOハンドブック(3)から適合された:完全奏功(CR)−すべての標的病変の消失;部分奏功(PR)−ベースラインの合計最長径(baseline sum longest diameter)を基準として、標的病変の最長径の合計が少なくとも30%縮小;安定した疾患(SD)−治療開始以降の最小の合計最長径を基準として、部分奏功が適格であるための十分な収縮もなく、進行性疾患が適格であるための十分な増加もないこと;進行性疾患(PD)−治療開始以降に記録された最小の合計最長径または1つ以上の新しい病変の出現を基準として、標的病変の最長径の合計が少なくとも20%増加していることである。別の態様では、疾患の全奏功率(ORR)は臨床的利益であり、CRまたはPRの最良の応答を達成する患者のパーセントとして計算される。全病勢コントロール率(DCR)は、別の臨床的利益とすることができ、CR、PR、またはSDの最良の応答を達成した患者のパーセントとして計算される。いくつかの実施形態では、応答は、RECISTv1.1基準によって測定されるような病勢コントロール率(DCR)であり得る。
別の態様では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる治療に対する患者の臨床的利益は、画像診断による無増悪生存期間(rPFS)として特徴付けることができる。本明細書で使用される場合、「画損診断による無増悪生存期間(rPFS)」とは、前立腺癌ワーキンググループ3(Prostate Cancer Working Group 3)(PCWG3)ガイドラインに概説されているように、無作為化の日から放射線診断による疾患の進行の日までの時間、または任意の原因による死亡までの時間を意味する。例えば、Scher HI,Morris MJ,Stadler WM,Higano C,Basch E,Fizazi K,et al.Trial Design and Objectives for Castration−Resistant Prostate Cancer:Updated Recommendations from the Prostate Cancer Clinical Trials Work Group 3.J Clin Oncol 2016;34(12):1402−18を参照されたい。別の態様では、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acによる治療に対する患者の臨床的利益は、初回症候性骨関連事象(SSE)までの時間として特徴付けることができる。症候性骨関連事象は、臨床的に重大な病的骨折、骨の外科手術もしくは骨への放射線、または脊髄圧迫を意味することが理解されよう。本明細書で使用される場合、「初回症候性骨格関連事象までの時間」は、初回の新しい症候性病理学的骨折、脊髄圧迫、腫瘍関連整形外科的介入、または骨痛を軽減するための放射線療法の必要性のいずれか早い方までの無作為化の日付を意味する。
1つの例示的な例では、全生存期間は、患者がプロトコル治療(C1D1)を受けた最初の日から患者の死亡日までの日数として定義される所与の患者の死亡までの時間である。患者がまだ治験薬(study drug)を服用している間に、または患者が治験薬を中止した後に事象が発生したかどうかに関係なく、すべての死亡の事象を含めることができる。患者が死亡していない場合は、最後の通院日、最後の接触日、または患者が最後に生存していることがわかった日付のいずれか遅い方でデータを打ち切ることができる。
あるいは、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる治療の結果としての患者の臨床的利益は、例えば、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acによる治療後の患者の癌の経過の画像化により患者において同定することができる腫瘍増殖の阻害として特徴付けることができる。例えば、腫瘍増殖の阻害は、I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの投与後の患者における腫瘍のサイズを、本明細書に記載の画像化技術のいずれかに従って測定することによって特徴付けることができ、腫瘍増殖の阻害は、安定した腫瘍サイズまたは腫瘍サイズの低減によって示される。腫瘍増殖の阻害の同定は、様々な技術を使用して達成することができ、これらの技術は、限定されないが、本明細書に記載の画像化方法(例えば、CT、MRI、PET撮影法、SPECT撮影法または胸部X線)であることが理解されよう。
一実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせが癌を有する患者の治療に適応されるかどうかを決定する方法であって、該方法は、癌を有する患者におけるPSMA状態を決定する工程を含み、患者のPSMA状態が陽性の場合、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせが患者の治療に適応される、方法が提供される。
一実施形態では、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせが、本明細書に記載の癌のうちの1つを有する患者の治療に適応されるかどうかを評価する方法が提供される。該方法は、患者におけるPSMA状態を視覚的に決定する工程を含み、PSMA状態が、患者においてPSMA陽性である腫瘍の画像化に基づき、患者のPSMA状態が陽性である場合、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせが患者の治療に適応される。
上記の実施形態では、患者が陽性のPSMA状態を有する群に属する場合、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる治療の臨床的利益が示される。一実施形態では、患者に対する臨床的利益は、患者の全生存期間、化合物I−LuまたはIa−LuおよびI−AcまたはIa−Acの組み合わせによる4サイクル以上の療法を受ける能力、腫瘍増殖の阻害、安定した疾患、療法に対する患者の部分奏功、療法に対する患者の完全奏功、疾患の制御(すなわち、得られる最良の結果は、完全奏功、部分奏功、または安定した疾患である)、および/または疾患の全奏功(すなわち、得られる最良の結果は、完全奏功または部分奏功である)であり得る。1つの例示的な例では、胸膜中皮腫または腺癌(例えば、胃食道接合部の腺癌)の治療を受けている患者の臨床的利益は、安定した疾患である。
別の実施形態では、本明細書に記載の方法には、以下の実施例を含む。実施例は、本開示の様々な実施形態の追加の特徴をさらに例示する。しかしながら、実施例は例示的であり、本開示の他の実施形態を限定するものとして解釈されるべきではないことが理解されるべきである。加えて、実施例の他の変形が、本開示の様々な実施形態に含まれることが理解される。加えて、様々な実施形態に関連して記載されたものなど、本明細書に記載のすべての範囲は例示的であり、限定することを意図するものではないことが理解されよう。当業者は、約1〜約20などの下限および上限によって記載されるすべての範囲が、下限および上限に含まれるすべての可能な値を含み、下限および上限に含まれる可能な値の組によって利用可能なすべての可能な値の範囲を含むことを理解するであろう。
実施例1:
PSMA陽性スキャンを有する患者は、7.4GBqの化合物Ia−Luの臨床レジメンのサイクル1において1日目に化合物Ia−Acの単回用量を投与され、週6回で最大5サイクルにわたり投与される。対象は、サイクル1の間のみ、有害事象(発症、持続期間、グレード、および治療との関連性)の評価のために毎週レビューされる。DLTは、サイクル1のみで、AEによって決定される。
対象は、2サイクルごとの最後に再度の病期決定が行われる。各々の再度の病期決定時に、患者は、PSMA PETおよびフッ素化PET/CT骨スキャンによって評価される。PCWG23基準と一致する骨疾患の評価。PSA評価は、少なくとも週に2回、施設の慣行に従って測定される。