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JP2022185829A - 仮固定部材、仮固定部材の製造方法及び仮固定部材の使用方法 - Google Patents

仮固定部材、仮固定部材の製造方法及び仮固定部材の使用方法 Download PDF

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JP2022185829A
JP2022185829A JP2021093695A JP2021093695A JP2022185829A JP 2022185829 A JP2022185829 A JP 2022185829A JP 2021093695 A JP2021093695 A JP 2021093695A JP 2021093695 A JP2021093695 A JP 2021093695A JP 2022185829 A JP2022185829 A JP 2022185829A
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章文 鈴木
Akifumi Suzuki
俊 鵜鷹
Takashi Utaka
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Abstract

【課題】物品を仮固定する任意の部材の変更を容易にすることができること。【解決手段】仮固定部材1は、任意の部材である収容トレイに物品であるパッケージチップを仮固定する仮固定層を形成する仮固定部材である。仮固定部材1は、一方の面21が収容トレイの底板の表面に貼着し、他方の面22がパッケージチップをタック力で仮固定する、可撓性を有する樹脂シート2と、樹脂シート2を覆う離型シート3,4と、を備え、収容トレイの底板の表面に貼着した樹脂シート2でパッケージチップを仮固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、チップ等の物品を仮固定して搬送する仮固定部材、仮固定部材の製造方法及び仮固定部材の使用方法に関する。
半導体デバイス製造工程においては、ウエーハの表面に格子状に配列された多数の領域にIC、LSI等のデバイスを形成し、各領域を区画する分割予定ラインに沿ってウェーハを分割することにより個々のデバイスを製造している。このようにして分割されたデバイスは、金属フレームや樹脂によってパッケージ基板となり、更に個々のパッケージチップに分割され、携帯電話やパソコン等の電気機器に広く利用されている。
パッケージ基板を分割する際は、切削装置のチャックテーブルに直接固定され、個々のパッケージチップに分割後、収容、搬送、保管する際に、パッケージチップを搬送トレイに収容する。搬送トレイは通常パッケージのサイズに合わせた仕切りがあり、それぞれのパッケージチップのサイズに合わせて用意するが、パッケージチップを仮固定可能な粘着力のある粘着層をトレイの底面に敷設し、パッケージチップのサイズを問わない搬送トレイが開発された(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特許第5679735号公報 特開2012-144261号公報
特許文献1及び特許文献2に示された搬送トレイに仮固定するパッケージチップのサイズが大きくなると、搬送トレイの大きさを大きくしないと収容出来るパッケージチップの数が少なくなるため、自由度も制限されていた。
本発明の目的は、物品を仮固定する任意の部材の変更を容易にすることができる仮固定部材、仮固定部材の製造方法及び仮固定部材の使用方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の仮固定部材は、任意の部材に物品を仮固定する仮固定層を形成する仮固定部材であって、一方の面が該任意の部材に貼着し、他方の面が該物品をタック力で仮固定する、可撓性を有する樹脂シートと、該樹脂シートを覆う離型シートと、を備え、該任意の部材に貼着した該樹脂シートで該物品を仮固定することを特徴とする。
前記仮固定部材において、該一方の面には、該任意の部材に該樹脂シートを固定する接着部材が配置されても良い。
前記仮固定部材において、該離型シートは、該樹脂シートの該一方の面及び該他方の面それぞれを被覆しても良い。
前記仮固定部材において、該樹脂シートを形成する樹脂の種類によって該タック力が調整されても良い。
本発明の仮固定部材の製造方法は、前記仮固定部材の製造方法であって、平坦な支持面に液状樹脂を供給し、該樹脂シートを形成する樹脂シート形成ステップと、該樹脂シートを該支持面から剥離する樹脂シート剥離ステップと、該樹脂シートの該一方の面又は該他方の面を離型シートで被覆する離型シート配置ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の仮固定部材の製造方法は、前記仮固定部材の製造方法であって、平坦な支持面に配置された第1の離型シートの露出面に液状樹脂を供給し、該樹脂シートを形成する樹脂シート形成ステップと、該樹脂シートの該第1の離型シートと反対側の面を第2の離型シートで被覆する第2離型シート配置ステップと、を有することを特徴とする。
前記仮固定部材の製造方法において、該樹脂シート形成ステップでは、任意の種類の該液状樹脂から選択された該液状樹脂が該支持面又は該第1の離型シートに供給され、該樹脂シートが該物品を保持するタック力が選択されても良い。
前記仮固定部材の製造方法において、該樹脂シート形成ステップでは、該第1の離型シートの該液状樹脂で覆われる領域に接着剤層を配置した後、該液状樹脂が該第1の離型シートに供給されても良い。
本発明の仮固定部材の使用方法は、前記仮固定部材の使用方法であって、該仮固定部材の、該樹脂シートの該一方の面を該物品を仮固定する該任意の部材に貼着する貼着ステップと、該貼着ステップ実施後、該樹脂シートの該他方の面を被覆している該離型シートを剥離する離型シート剥離ステップと、該離型シートが剥離された該樹脂シートの該他方の面に該物品を仮固定する物品仮固定ステップと、該物品が仮固定された該任意の部材を搬送することで該物品を搬送する搬送ステップと、を有することを特徴とする。
前記仮固定部材の使用方法において、該任意の部材は、搬送トレイでも良い。
本発明は、物品を仮固定する任意の部材の変更を容易にすることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る仮固定部材の断面図である。 図2は、図1に示された仮固定部材が貼着された搬送トレイの斜視図である。 図3は、図2に示された搬送トレイの断面図である。 図4は、実施形態1に係る仮固定部材の製造方法の流れを示すフローチャートである。 図5は、図4に示された仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップの支持面に液状樹脂を供給する状態を模式的に示す断面図である。 図6は、図5に示された液状樹脂が硬化して、樹脂シートが形成された状態を模式的に示す断面図である。 図7は、実施形態1に係る仮固定部材の使用方法の流れを示すフローチャートである。 図8は、図7に示された仮固定部材の使用方法の貼着ステップを模式的に示す断面図である。 図9は、図7に示された仮固定部材の使用方法の離型シート剥離ステップを模式的に示す断面図である。 図10は、実施形態2に係る仮固定部材の製造方法の流れを示すフローチャートである。 図11は、図10に示された仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップを模式的に示す断面図である。 図12は、図10に示された仮固定部材の製造方法の第2離型シート配置ステップを模式的に示す断面図である。 図13は、実施形態3に係る仮固定部材の断面図である。 図14は、図13に示された仮固定部材を製造する仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップの第1の離型シート上に接着部材が供給された状態を模式的に示す断面図である。 図15は、図14に示された第1の離型シート上に供給された液状樹脂が硬化して、樹脂シートが形成された状態を模式的に示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る仮固定部材を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る仮固定部材の断面図である。図2は、図1に示された仮固定部材が貼着された搬送トレイの斜視図である。図3は、図2に示された搬送トレイの断面図である。
(仮固定部材)
実施形態1に係る図1に示す仮固定部材1は、樹脂シート2と、樹脂シート2を覆う第1の離型シート3(離型シートに相当)と、樹脂シート2を覆う第2の離型シート4(離型シートに相当)とを備え、任意の部材である図2に示す搬送トレイ10に物品であるパッケージチップ100を仮固定するものである。仮固定とは、オペレータ等が把持したパッケージチップ100を樹脂シート2に着脱自在であるが、樹脂シート2に取り付けられたパッケージチップ100に振動等が作用したり樹脂シート2が傾いても、樹脂シート2がパッケージチップ100が樹脂シート2に沿ってずれることを抑制することができる摩擦力を生じさせることをいう。
なお、樹脂シート2に物品として球状のビーズを載置して、樹脂シート2を傾けていき、球状のビーズが転がり始める時の樹脂シート2の水平方向に対する角度が3.5度である時の仮固定力を弱粘着力と呼び、10度であっても樹脂シート2上に転がることなく球状のビーズを保持する時の仮固定力を強粘着力と呼ぶ。
実施形態1において、物品であるパッケージチップ100は、ウエーハが表面の格子状の分割予定ラインに沿って個々に分割されたデバイスを金属フレームや樹脂に載置し、デバイスをモールド樹脂で被覆して製造されたQFN(Quad Flat Non-leaded Package)基板やCSP(Chip Scale Packaging)基板等のパッケージ基板を、デバイス毎に分割して製造されるものである。
実施形態1において、任意の部材である搬送トレイ10は、パッケージ基板を分割して製造されたパッケージチップ100を複数収容するためのものである。搬送トレイ10は、半導体デバイスの製造工程において、収容したパッケージチップ100を搬送するために用いられる。搬送トレイ10は、平面形状が矩形に形成され、上方に開口が設けられた扁平な箱状に形成されている。
搬送トレイ10は、開口の平面形状がパッケージ基板の平面形状よりも大きな矩形状に形成されている。搬送トレイ10は、図2及び図3に示すように、平坦な矩形状の底板11と、底板11の外縁から立設した複数の側板12とを備えて、上方に開口を設けた扁平な箱状に形成されている。
搬送トレイ10は、底板11に仮固定部材1の樹脂シート2が貼着されることにより形成される仮固定層13が設けられている。即ち、仮固定層13は、樹脂シート2である。実施形態1において、仮固定層13は、表面に仮固定するパッケージチップ100の位置を示す破線状の仕切り線14(情報表示部に相当)が形成されている。なお、実施形態1において、情報表示部である仕切り線14は、仮固定層13の表面に印刷等が施されて形成される。搬送トレイ10は、収容するパッケージチップ100の大きさ、数、形状等に応じて、種々の大きさ、形状のものが用いられる。
仮固定部材1は、搬送トレイ10にパッケージチップ100を仮固定する仮固定層13を形成するものである。仮固定層13を形成する樹脂シート2は、一方の面21が搬送トレイ10の底板11の表面にタック力で貼着し、他方の面22がパッケージチップ100をタック力で仮固定する、可撓性を有するものである。なお、タック力とは、前述した弱粘着力又は強粘着力のことである。
樹脂シート2は、パッケージチップ100をタック力で仮固定する樹脂により構成され、厚みが一定に形成されている。実施形態1において、樹脂シート2は、樹脂として、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、エチレン-不飽和カルボン酸共重合樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、アイオノマー、エチレン-酢酸ビニル-無水マレイン酸三元共重合樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化樹脂、並びに、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂等から選択される一種または二種以上により構成される。なお、樹脂シート2は、樹脂シート2を形成する樹脂の種類、樹脂の割合等が種々変更されることによって、前述したタック力の強弱が調整される。
仮固定部材1は、樹脂シート2が貼着される搬送トレイ10の大きさ、形状に応じて、種々の大きさ、形状のものが用いられる。
第1の離型シート3と、第2の離型シート4は、樹脂シート2の一方の面21又は他方の面22に貼着可能であるとともに、オペレータ等により剥がされることで樹脂シート2から剥離されるものである。実施形態1において、可撓性を有し、シート状に形成され、平面形状が樹脂シート2の平面形状よりも大きく形成されている。第1の離型シート3が樹脂シート2の一方の面21に貼着され、第2の離型シート4が樹脂シート2の他方の面22に貼着されて、これら離型シート3,4が樹脂シート2の一方の面21及び他方の面22それぞれを被覆して、樹脂シート2を覆う。
(仮固定部材の製造方法)
次に、実施形態1に係る仮固定部材の製造方法を図面に基づいて説明する。図4は、実施形態1に係る仮固定部材の製造方法の流れを示すフローチャートである。図5は、図4に示された仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップの支持面に液状樹脂を供給する状態を模式的に示す断面図である。図6は、図5に示された液状樹脂が硬化して、樹脂シートが形成された状態を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る仮固定部材の製造方法は、前述した構成の仮固定部材1を製造する製造方法であって、図4に示すように、樹脂シート形成ステップ1001と、樹脂シート剥離ステップ1002と、離型シート配置ステップ1003とを有する。
樹脂シート形成ステップ1001は、平坦な支持面201に液状樹脂23を供給し、樹脂シート2を形成するステップである。実施形態1において、樹脂シート形成ステップ1001では、上面である支持面201が水平方向に沿って平坦な支持台200を用意し、図5に示すように、塗布ノズル202を支持面201に沿って移動させながら塗布ノズル202から液状樹脂23が支持面201に供給される。液状樹脂23は、液状であり、樹脂シート2を構成する樹脂を含むものである。
樹脂シート形成ステップ1001では、支持面201上の液状樹脂23を厚みが一定となるように成形し、支持面201上の液状樹脂23を硬化させて、図6に示すように、支持台200の支持面201上に樹脂シート2を形成する。また、樹脂シート形成ステップ1001では、樹脂シート2を形成する樹脂の種類、樹脂の割合等が前述した樹脂から任意に選択された樹脂を含む液状樹脂23が支持面201に供給されることで、樹脂シート2がパッケージチップ100を仮固定(保持)するタック力が選択される。液状樹脂23の硬化を促進、または制御するために、加熱や紫外線の照射等、外的刺激を付与しても良い。
樹脂シート剥離ステップ1002は、樹脂シート2を支持面201から剥離するステップである。樹脂シート剥離ステップ1002では、支持台200の支持面201上の樹脂シート2を支持面201から剥離する。
離型シート配置ステップ1003は、樹脂シート2の一方の面21及び他方の面22を離型シート3,4で被覆するステップである。離型シート配置ステップ1003では、樹脂シート2の一方の面21に第1の離型シート3を貼着し、樹脂シート2の他方の面22に第2の離型シート4を貼着して、離型シート3,4で樹脂シート2の一方の面21及び他方の面22それぞれを被覆して、前述した仮固定部材1を製造する。
(仮固定部材の使用方法)
次に、実施形態1に係る仮固定部材の使用方法を図面に基づいて説明する。図7は、実施形態1に係る仮固定部材の使用方法の流れを示すフローチャートである。図8は、図7に示された仮固定部材の使用方法の貼着ステップを模式的に示す断面図である。図9は、図7に示された仮固定部材の使用方法の離型シート剥離ステップを模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る仮固定部材の使用方法は、前述した構成の仮固定部材1を使用する使用方法であって、図7に示すように、貼着ステップ1011と、離型シート剥離ステップ1012と、物品仮固定ステップ1013と、搬送ステップ1014とを有する。
貼着ステップ1011は、仮固定部材1の、樹脂シート2の一方の面21をパッケージチップ100を仮固定する搬送トレイ10に貼着するステップである。貼着ステップ1011では、樹脂シート2の一方の面21から第1の離型シート3を剥離し、図8に示すように、樹脂シート2の一方の面21を搬送トレイ10の底板11の表面に貼着する。
離型シート剥離ステップ1012は、貼着ステップ1011実施後、樹脂シート2の他方の面22を被覆している第2の離型シート4を剥離するステップである。離型シート剥離ステップ1012では、図9に示すように、樹脂シート2の他方の面22から第2の離型シート4を剥離する。
物品仮固定ステップ1013は、離型シート3,4が剥離された樹脂シート2の他方の面22にパッケージチップ100を仮固定するステップである。物品仮固定ステップ1013では、図2に示すように、半導体デバイスの製造工程の所定の工程等において、搬送トレイ10の底板11の表面に貼着された樹脂シート2の他方の面22にパッケージチップ100を適宜貼着して、パッケージチップ100を搬送トレイ10に仮固定する。こうして、仮固定部材1は、搬送トレイ10に形成した仮固定層13即ち搬送トレイ10に貼着した樹脂シート2でパッケージチップ100を仮固定する。
搬送ステップ1014は、パッケージチップ100が仮固定された搬送トレイ10を搬送することでパッケージチップ100を搬送するステップである。搬送ステップ1014では、例えば、半導体デバイスの製造工程の所定の工程において、図3に示すように、収容個数上限の数のパッケージチップ100を搬送トレイ10が仮固定して収容すると、搬送トレイ10を例えば半導体デバイスの製造工程の次の工等に搬送する。
以上、説明した実施形態1に係る仮固定部材1は、任意の搬送トレイ10の底板11の表面に貼着する樹脂シート2と、樹脂シート2を覆う離型シート3,4とを備えることで、樹脂シート2を貼着する搬送トレイ10の変更を用意に行うことができる。
その結果、仮固定部材1は、パッケージチップ100を仮固定して保管、搬送する搬送トレイ10の自由度を極限まで高める事が出来、パッケージチップ100を仮固定する搬送トレイ10の変更を容易にすることができるという効果を奏する。
また、仮固定部材1は、樹脂シート2と離型シート3,4とを備えて、樹脂シート2を貼着する搬送トレイ10の変更を用意に行うことができるので、目的に合わせた任意のサイズの搬送トレイ10を用意し、離型シート3,4を剥がした仮固定部材1を搬送トレイ10の底板11の表面に貼着することで、任意の仮固定用の搬送トレイ10を製造することが出来る。
また、仮固定部材1は、任意の部材として、搬送トレイ10以外の部材に物品を仮固定する領域を作りたい場合も同様に、搬送トレイ10以外の部材に樹脂シート2が貼着することで搬送トレイ10以外の部材に物品を仮固定することができる。
実施形態1に係る仮固定部材の製造方法は、前述した仮固定部材1を製造するので、パッケージチップ100を仮固定して保管、搬送する搬送トレイ10の自由度を極限まで高める事が出来、パッケージチップ100を仮固定する搬送トレイ10の変更を容易にすることができるという効果を奏する。
また、実施形態1に係る仮固定部材の使用方法は、前述した仮固定部材1を使用するので、パッケージチップ100を仮固定して保管、搬送する搬送トレイ10の自由度を極限まで高める事が出来、パッケージチップ100を仮固定する搬送トレイ10の変更を容易にすることができるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係る仮固定部材の製造方法を図面に基づいて説明する。図10は、実施形態2に係る仮固定部材の製造方法の流れを示すフローチャートである。図11は、図10に示された仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップを模式的に示す断面図である。図12は、図10に示された仮固定部材の製造方法の第2離型シート配置ステップを模式的に示す断面図である。なお、図11及び図12は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る仮固定部材の製造方法は、実施形態1と同様に、前述した構成の仮固定部材1を製造する製造方法である。実施形態2に係る仮固定部材の製造方法は、図10に示すように、樹脂シート形成ステップ1001-2と、第2離型シート配置ステップ1003-2とを有する。
実施形態2に係る仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップ1001-2は、平坦な支持面201に配置された第1の離型シート3に露出した面31(露出面に相当)に液状樹脂23を供給し、樹脂シート2を形成するステップである。実施形態2において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、上面である支持面201が水平方向に沿って平坦な支持台200を用意し、支持台200の支持面201に第1の離型シート3を重ねる。実施形態2において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、支持面201上に配置された第1の離型シート3の露出した面31に支持面201に沿って移動する塗布ノズル202から液状樹脂23が供給される。
実施形態2において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、第1の離型シート3上の液状樹脂23を厚みが一定となるように成形し、第1の離型シート3上の液状樹脂23を硬化させて、図11に示すように、支持台200の支持面201上の第1の離型シート3上に樹脂シート2を形成して、樹脂シート2の一方の面21を第1の離型シート3で被覆する。また、樹脂シート形成ステップ1001-2では、樹脂シート2を形成する樹脂の種類、樹脂の割合等が前述した樹脂から任意に選択された樹脂を含む液状樹脂23が第1の離型シート3に供給されることで、樹脂シート2がパッケージチップ100を仮固定(保持)するタック力が選択される。
第2離型シート配置ステップ1003-2は、樹脂シート2の第1の離型シート3により被覆された一方の面21の反対側の他方の面22を第2の離型シート4で被覆するステップである。第2離型シート配置ステップ1003-2では、図12に示すように、支持台200の支持面201上の樹脂シート2の他方の面22に第2の離型シート4を貼着して、前述した仮固定部材1を製造する。
実施形態2に係る仮固定部材の製造方法により製造された仮固定部材1は、実施形態1と同様に、使用される。
実施形態2に係る仮固定部材1及び仮固定部材の製造方法は、任意の搬送トレイ10の底板11の表面に貼着する樹脂シート2と、樹脂シート2を覆う離型シート3,4とを備えるので、樹脂シート2を貼着する搬送トレイ10の変更を用意に行うことができ、実施形態1と同様に、パッケージチップ100を仮固定する搬送トレイ10の変更を容易にすることができるという効果を奏する。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係る仮固定部材、仮固定部材の製造方法を図面に基づいて説明する。図13は、実施形態3に係る仮固定部材の断面図である。図14は、図13に示された仮固定部材を製造する仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップの第1の離型シート上に接着部材が供給された状態を模式的に示す断面図である。図15は、図14に示された第1の離型シート上に供給された液状樹脂が硬化して、樹脂シートが形成された状態を模式的に示す断面図である。なお、図13、図14及び図15は、実施形態1及び実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係る仮固定部材1-3は、図13に示すように、接着部材5を備えている。接着部材5は、仮固定部材1の樹脂シート2を搬送トレイ10の底板11の表面に固定するためのものである。接着部材5は、樹脂シート2内に埋設され、表面が樹脂シートの一方の面21と同一平面上に配置されている。接着部材5は、例えば、基材の両表面に粘着層を設けた両面テープにより構成される。
実施形態3に係る仮固定部材の製造方法は、図13に示された仮固定部材1を製造する製造方法である。実施形態3に係る仮固定部材の製造方法は、実施形態2と同様に、樹脂シート形成ステップ1001-2と、第2離型シート配置ステップ1003-2とを有する。
実施形態3に係る仮固定部材の製造方法の樹脂シート形成ステップ1001-2は、平坦な支持面201に配置された第1の離型シート3に露出した面31に液状樹脂23を供給し、樹脂シート2を形成するステップである。実施形態3において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、上面である支持面201が水平方向に沿って平坦な支持台200を用意し、支持台200の支持面201に第1の離型シート3を重ねる。実施形態3において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、図14に示すように、支持面201上に配置された第1の離型シート3の露出した面31の樹脂シート2即ち液状樹脂23に覆われる領域に接着部材5を配置する。
実施形態3において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、第1の離型シート3の露出した面31の樹脂シート2に覆われる領域に接着部材5を配置した後、塗布ノズル202を支持面201に沿って移動させながら塗布ノズル202から液状樹脂23が第1の離型シート3に供給される。実施形態3において、樹脂シート形成ステップ1001-2では、第1の離型シート3上の液状樹脂23を厚みが一定となるように成形し、第1の離型シート3上の液状樹脂23を硬化させて、図15に示すように、支持台200の支持面201上の第1の離型シート3上に樹脂シート2を形成して、樹脂シート2の一方の面21を第1の離型シート3で被覆する。
また、樹脂シート形成ステップ1001-2では、樹脂シート2を形成する樹脂の種類、樹脂の割合等が前述した樹脂から任意に選択された樹脂を含む液状樹脂23が第1の離型シート3に供給されることで、樹脂シート2がパッケージチップ100を仮固定(保持)するタック力が選択される。
第2離型シート配置ステップ1003-2では、実施形態2と同様に、支持台200の支持面201上の樹脂シート2の他方の面22に第2の離型シート4を貼着して、前述した仮固定部材1-3を製造する。
実施形態3に係る仮固定部材の製造方法により製造された仮固定部材1-3は、実施形態1と同様に、使用される。
実施形態3に係る仮固定部材1-3及び仮固定部材の製造方法は、任意の搬送トレイ10の底板11の表面に貼着する樹脂シート2と、樹脂シート2を覆う離型シート3,4とを備えるので、樹脂シート2を貼着する搬送トレイ10の変更を用意に行うことができ、実施形態1と同様に、パッケージチップ100を仮固定する搬送トレイ10の変更を容易にすることができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本発明では、仮固定部材1は、物品としてパッケージチップ100を搬送する以外の目的で用いられても良い。即ち、本発明では、物品は、パッケージチップ100に限定されないとともに、任意の部材は、搬送トレイ10に限定されない。
また、本発明では、情報表示部は、仕切り線14に限定されない。情報表示部は、例えば、搬送トレイ10が用いられる工程を示す、文字、数字等を備えても良く、工場の地図情報を示すものでも良く、パッケージチップ100の限界見本を示す図でも良く、各工程で用いられる二次元コード、一次元コード等でも良い。また、本発明は、仮固定層13には温度によって色が変化するインクが含まれていても良く、仮固定層13の色によって、仮固定層13が何度未満または何度以上になったかが視認出来るようにしても良い。また、仮固定層13を任意の部材、例えば搬送トレイ10に設置する際に、搬送トレイ10側に粘着剤層を配置して、仮固定層13をタック力に加え、粘着剤層の粘着力で強固に固定しても良い。
また、実施形態1では、本発明では、離型シート配置ステップ1003等では、樹脂シート2の一方の面21及び他方の面22を離型シート3,4で被覆したが、本発明では、樹脂シート2の一方の面21と他方の面22とのうち一方を離型シート3,4で被覆しても良い、即ち、樹脂シート2の一方の面21又は他方の面22を離型シート3,4で被覆しても良い。要するに、本発明は、離型シート配置ステップ1003等では、樹脂シート2の一方の面21と他方の面22とのうち少なくとも一方を離型シート3,4で被覆すれば良い。
1,1-3 仮固定部材
2 樹脂シート
3 第1の離型シート(離型シート)
4 第2の離型シート(離型シート)
5 接着部材
10 搬送トレイ(任意の部材)
13 仮固定層
21 一方の面
22 他方の面(反対側の面、露出した面)
23 液状樹脂
31 露出した面(露出面)
100 パッケージチップ(物品)
201 支持面
1001,1001-2 樹脂シート形成ステップ
1002 樹脂シート剥離ステップ
1003 離型シート配置ステップ
1003-2 第2離型シート配置ステップ
1011 貼着ステップ
1012 離型シート剥離ステップ
1013 物品仮固定ステップ
1014 搬送ステップ

Claims (10)

  1. 任意の部材に物品を仮固定する仮固定層を形成する仮固定部材であって、
    一方の面が該任意の部材に貼着し、他方の面が該物品をタック力で仮固定する、可撓性を有する樹脂シートと、
    該樹脂シートを覆う離型シートと、を備え、
    該任意の部材に貼着した該樹脂シートで該物品を仮固定する仮固定部材。
  2. 該一方の面には、該任意の部材に該樹脂シートを固定する接着部材が配置されている請求項1に記載の仮固定部材。
  3. 該離型シートは、該樹脂シートの該一方の面及び該他方の面それぞれを被覆している請求項1または請求項2に記載の仮固定部材。
  4. 該樹脂シートを形成する樹脂の種類によって該タック力が調整される請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の仮固定部材。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の仮固定部材の製造方法であって、
    平坦な支持面に液状樹脂を供給し、該樹脂シートを形成する樹脂シート形成ステップと、
    該樹脂シートを該支持面から剥離する樹脂シート剥離ステップと、
    該樹脂シートの該一方の面又は該他方の面を離型シートで被覆する離型シート配置ステップと、を有する仮固定部材の製造方法。
  6. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の仮固定部材の製造方法であって、
    平坦な支持面に配置された第1の離型シートの露出面に液状樹脂を供給し、該樹脂シートを形成する樹脂シート形成ステップと、
    該樹脂シートの該第1の離型シートと反対側の面を第2の離型シートで被覆する第2離型シート配置ステップと、を有する仮固定部材の製造方法。
  7. 該樹脂シート形成ステップでは、任意の種類の該液状樹脂から選択された該液状樹脂が該支持面又は該第1の離型シートに供給され、該樹脂シートが該物品を保持するタック力が選択される請求項5又は請求項6に記載の仮固定部材の製造方法。
  8. 該樹脂シート形成ステップでは、該第1の離型シートの該液状樹脂で覆われる領域に接着剤層を配置した後、該液状樹脂が該第1の離型シートに供給される請求項6に記載の仮固定部材の製造方法。
  9. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の仮固定部材の使用方法であって、
    該仮固定部材の、該樹脂シートの該一方の面を該物品を仮固定する該任意の部材に貼着する貼着ステップと、
    該貼着ステップ実施後、該樹脂シートの該他方の面を被覆している該離型シートを剥離する離型シート剥離ステップと、
    該離型シートが剥離された該樹脂シートの該他方の面に該物品を仮固定する物品仮固定ステップと、
    該物品が仮固定された該任意の部材を搬送することで該物品を搬送する搬送ステップと、を有する仮固定部材の使用方法。
  10. 該任意の部材は、搬送トレイである請求項9に記載の仮固定部材の使用方法。
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