JP2022172798A - 睫毛のエクステンション方法 - Google Patents
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Abstract
Description
睫毛を長く見せる、睫毛のボリュームを出す目的で用いられてきた古典的な技術として付け睫毛がある。付け睫毛は、目の幅に相当するアーチ状の軸に睫毛を模した多数の睫毛材を取付けてなる。付け睫毛は、典型的には接着剤を塗布された軸を使用者の瞼の縁に接着させて用いられる。付け睫毛は上述の目的を果たすことができるものではあるが、皮膚に直接接着剤が付着することを避けられないので、使用感に問題が生じることがあり、また、皮膚に炎症を生じるおそれもある。
この技術であれば、接着剤が付着するのは皮膚ではなく睫毛であるので、付け睫毛に付き物であった上述の課題は生じない。
睫毛エクステンションは、上述したように、仮毛を睫毛の一本ずつにそれぞれ接着することが必要である。かかる接着には一般に、グルーと通称されるいわゆる瞬間接着剤(人の皮膚に近いところで利用されるため、安全面の要請から殆どの場合、安全性の比較的高いシアノアクリレート系接着剤である。)が用いられる。瞬間接着剤を用いるのは、仮毛を睫毛に素早く確実に接着させるためである。
しかしながら、事実上シアノアクリレート系接着剤である瞬間接着剤は、空気中の水分に反応して非常に素早く硬化する、つまり瞬間的に接着できるという利点を持つものの、接着力が経時的に劣化していく。瞬間接着剤の劣化は、例えば、洗顔などの瞬間接着剤が水に触れる場面で進行する。睫毛エクステンションに用いる場合には、通常、3、4週間程度が瞬間接着剤の寿命であり、その程度の期間が過ぎると、仮毛が睫毛から脱落する。
仮毛が睫毛から脱落すると、少なくとも仮毛が脱落した睫毛に対して再度睫毛エクステンションを行わなければならないがそれは手間であり、コストもかかる。睫毛エクステンションは自分でもできるが、ショップで睫毛エクステンションの施術を受けるのであれば、被験者にとって、手間も、コストもより大きい。
そのような不具合を解消するために、睫毛エクステンションに用いる接着剤として、光硬化型接着剤とシアノアクリレート系接着剤とを混合したものを用いることも提案されている。しかしながら、そのような接着剤を使っても、光硬化型接着剤と混合されていることで全体が空気中の水分と接触できる状態にはないシアノアクリレート系接着剤はその全体が素早く硬化するわけではないから、光硬化型接着剤を硬化させるために睫毛の1本ずつに光を照射することが必要となる。つまり、光硬化型接着剤とシアノアクリレート系接着剤とを混合した接着剤を用いた睫毛のエクステンション方法は、睫毛エクステンションの寿命の長期化と実施時間の短縮を両立させるという所期の目的を十分に達成するのは難しい。
また、そもそも、この睫毛のエクステンション方法でも、睫毛に対して仮毛を固定するたびに混合された接着剤に対して光を照射しなければならないので、実施時間の短縮は殆ど実現不可能である。
本願発明による睫毛のエクステンション方法(以下、単に「エクステンション方法」と称する場合がある。)は、被験者の片目の睫毛に対して実施する。もちろん、片目ずつ、両目の睫毛に対して実施しても良い。また、本願発明におけるエクステンション方法は、被験者の片目のうち上側の睫毛にのみ実施しても良いし、下側の睫毛にのみ実施しても良い。もちろん、片目の上側の睫毛に実施した後下側の睫毛にも実施しても良いし、その逆に片目の下側の睫毛に実施した後上側の睫毛にも実施しても良い。
本願発明は、上側、下側のうちの一方の被験者の睫毛のそれぞれに、シアノアクリレート系接着剤である第1接着剤を塗布した仮毛を接着する第1過程と、前記第1過程を終了した後に、前記仮毛の接着された前記睫毛のうちの隣接する複数本に、光に反応して硬化する光硬化型接着剤である第2接着剤をまとめて塗布する第2過程と、前記第2過程を終了した後に、前記第2接着剤を硬化させる光を照射することにより睫毛に塗布された前記第2接着剤を硬化させる第3過程と、を含む睫毛のエクステンション方法である。
ここで、第1接着剤はシアノアクリレート系接着剤である。本願において、シアノアクリレート系接着剤とは、シアノアクリレート系ポリマーをその主成分とする接着剤と定義する。シアノアクリレート系ポリマーとは例えば、メチル-2-シアノアクリレート、エチル-2-シアノアクリレート、n-ブチルシアノアクリレート、2-オクチルシアノアクリレートであり、またそれらの混合物を含む。また、シアノアクリレート系ポリマーを主成分とするという場合には、第1接着剤の成分のうち、重量比で、シアノアクリレート系ポリマーが70%以上であることを意味する。第1接着剤のうちのシアノアクリレート系ポリマー以外の成分は、例えば、粘度調整剤、着色剤、分散剤、酸化防止剤、可塑剤の少なくとも一つである。シアノアクリレート系接着剤は、公知或いは周知であり、市販もされているが、上述の条件を満たすものであれば、例えば市販のシアノアクリレート系接着剤を、本願の第1接着剤として用いることも可能である。
第1過程では、本願方法を被験者の片目の上側の睫毛に対して実施するのであれば上側の睫毛のすべてに仮毛を接着してもよいが、そうでなくても良く、また、本願方法を被験者の片目の下側の睫毛に対して実施するのであれば下側の睫毛のすべてに仮毛を接着してもよいが、そうでなくても良い。例えば、片目の上側の睫毛の中に、相対的に他の睫毛よりも短いものが存在するのであれば、その睫毛には仮毛の接着を行わない場合があり、片目の下側の睫毛においても同様である。もっとも、本願方法を被験者の片目の上側の睫毛に対して実施するのであれば上側の睫毛の過半数に仮毛を接着し、また、本願方法を被験者の片目の下側の睫毛に対して実施するのであれば下側の睫毛の過半数に仮毛を接着するのが通常である。
本願において、第2接着剤である光硬化型接着剤は、光によって硬化する接着剤一般を含む。第2接着剤である光硬化型接着剤を硬化させるための光は、例えば紫外線であり、また、近紫外線でも、可視光でも構わない。第2接着剤は近紫外線又は可視光に反応して硬化するものとすることができ、後述する第3過程で照射される光は近紫外線或いは可視光、又はそれらの双方とすることができる。第3過程で、第2接着剤を硬化させるために照射される光は、目の近辺に光が照射されることを考慮すると、目に対する刺激の小さい光であることが好ましい。とすれば、第3過程で照射される光は近紫外線か、可視光、或いはそれらの双方を含む光であるのが好ましい。具体的には、第3過程で照射される光の波長は350nm以上であるのが好ましく、370nm以上であるのがより好ましい。そして、第2接着剤は、第3過程で照射される光によって硬化するようなものである必要がある。
第3過程で照射するのが好ましい上述のごとき光によって硬化する、第2接着剤として使用可能な光硬化型接着剤は、公知或いは周知であり、また、例えばジェルネイルの用途での使用を目的として市販もされている。そのような、公知或いは周知であり、場合によっては市販されている光硬化型接着剤のうち適当なものを、本願の第2接着剤として利用することができる。もちろん、第2接着剤は、本願のエクステンション方法における第2接着剤の用途に用いることが意図された専用品である場合もある。
光硬化型接着剤は、光を当てる事によって硬化する樹脂(モノマー又はオリゴマー)である光硬化樹脂と、光が照射されたときに励起され、光硬化樹脂の官能基同士での重合反応を促進させることにより、モノマー又はオリゴマーのポリマー化を促進させる光硬化開始剤とが少なくとも含まれている。本願の光硬化型接着剤としては、例えば、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ラジカル重合性モノマー及び光重合開始剤を含むものを用いることができる。
睫毛に塗布された第2接着剤が、本願のエクステンション方法を実施している目の上側の睫毛の右側半分又は左側半分に対してまとめて塗布されているとすれば、それら右側半分、或いは左側半分に位置する睫毛のすべてに光を照射して第2接着剤を硬化させる。この場合には、本願のエクステンション方法を実施している目の上側の睫毛の第2接着剤を塗布されていなかった範囲(例えば、左側半分又は右側半分)に再度第2過程を実施して第2接着剤を塗布してから、再度第3過程を実施して、新たに塗布した第2接着剤を硬化させる。また、睫毛に塗布された第2接着剤が、本願のエクステンション方法を実施している目の上側の睫毛のすべてに対してまとめて塗布されているとすれば、上側の睫毛のすべてに光を照射して第2接着剤を硬化させる。
照射すべき光の波長は、上述した通り第2接着剤の種類によって定まる。光が、近紫外線又は可視光である方が良いのも既に述べた通りである。光の照射は、例えば、近紫外線を照射する場合であればジェルネイルで用いられる紫外線ライト、可視光を照射する場合であればこれもジェルネイルの分野で用いられるLEDライトを用いて行うことができる。もちろん、紫外線ライト、LEDライトともに、本願のエクステンション方法の用途に用いることが意図された専用品である場合もある。
第2接着剤で第1接着剤を少なくとも一部を覆ったら第1接着剤が水分に触れる機会が減少するが、その効果は第2接着剤で第1接着剤の全体を覆ったときに最大となる。つまり、前記第2過程では、前記第1接着剤の全体を前記第2接着剤で覆うようにして前記第2接着剤を塗布することができ、そうすることにより睫毛エクステンションの保ちは更に長くなる。
しかも、光硬化型接着剤によって一本ずつ仮毛を睫毛に接着する場合には、仮毛を睫毛に接着するたびに睫毛に光を当てないと睫毛に仮毛を接着することができないが、本願発明の睫毛のエクステンション方法では、既に第1過程によって仮毛が接着された状態の睫毛複数本に対してまとめて第2過程で第2接着剤を塗布し、まとめて塗布した接着剤に対して第3過程でまとめて光を照射するため、光を照射する回数を減らすことができるので、光硬化型接着剤のみを用いて仮毛を睫毛に接着する場合に比して、実施に必要な手間も時間を少なくて済むことになる。もちろんこれは、第2接着剤で第1接着剤の全体を覆うか否かには関係なく生じる効果である。
第2過程で複数本の睫毛に第2接着剤を塗布する場合、仮毛が接着されている睫毛の先端を前記第2接着剤で覆っても覆わなくても良い。
また、第2過程で複数本の睫毛に第2接着剤を塗布する場合、前記睫毛に接着されている前記仮毛の先端を前記第2接着剤から露出させるようにして前記第2接着剤を塗布することができる。仮毛の先端まで第2接着剤によって被覆すると、仮毛の先端が太くなること、また、それにより仮毛の先端の柔軟性が失われることによって、仮毛も含めた睫毛の美観が劣る場合も生じうるからである。
また、第2接着剤としては、その粘性が、常温で100~840mPa・sのものを用いるのが好ましい。この範囲よりも粘度が低いと、第2過程で第2接着剤を塗布する際に、第2接着剤が睫毛を伝って被験者の目に入ってしまうおそれがあるからである。また、この範囲よりも粘度が高いと、第2過程で第2接着剤を塗布するときに表面が均一にならないおそれがあり、更には、隣り合う、仮毛の接着された睫毛同士を接着してしまうおそれがあるからである。粘度が低いときと高いときとに生じる上述の不具合をより良く避けるためには、第2接着剤の粘度を例えば、常温で110~250mPa・sとしたものを用いるのがより好ましい。
この実施形態で説明するのは、被験者の片目の上側の睫毛に対して睫毛のエクステンション方法を実施する場合についてである。
以下に説明する睫毛のエクステンション方法と同様にして、上側の睫毛に対して睫毛のエクステンション方法が実施された目の下側の睫毛に対して、或いは他方の目の上側の睫毛、或いは下側の睫毛に対しても、睫毛のエクステンション方法を実施することが可能である。
睫毛のエクステンション方法を実施する場合、被験者は、エクステンション方法が実施される側の目を閉じる。そして、必要であれば、上側の睫毛10と下側の睫毛20の間に、シート30を配する(図2参照)。シート30は、後述する第1接着剤及び第2接着剤が、被験者の皮膚や、下側の睫毛20に付着しないようにするためのものである。シート30は、その目的が果たせる限りどのようなものでも構わず、素材や、形状も自由に選択可能である。この実施形態では、シート30はパラフィン紙であり、矩形に成形されたシート30を2枚、目の下側に配することとしている。
また、シート30を上側の睫毛10の下側に配した後、必要に応じて、エクステンション方法の実施の対象となる上側の睫毛10の洗浄を行う。睫毛10の洗浄は、例えば、公知或いは周知の洗浄剤を2ほんの綿棒に含ませ、綿棒の先端で睫毛10を上下から挟み込み、睫毛10の汚れをその根本から拭うことにより行う。
ここまでで、エクステンション方法を実施するための下準備が終わる。
まず、第1過程として、被験者の上側の睫毛10のそれぞれに、シアノアクリレート系接着剤である第1接着剤を塗布した仮毛を接着する。図3、図4を用いて簡単に説明する。図3、図4は、上瞼付近の側断面図である。なお、図3、図4では、シート30の図示を省略している。
第1過程では、まず、図3(A)、図4(A)に示したように、ある睫毛10に対して接着すべき仮毛50を準備する。仮毛50は、睫毛10に接着される、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂製の人工の睫毛であり、一般的には睫毛10よりも長い。仮毛50は、公知或いは周知であり、市販されている。この実施形態で使用される仮毛50は、市販されている仮毛から適当に選択されたものである。例えば、仮毛50としては、本願の出願人である株式会社ビュプロが製造、販売を行う仮毛(商品名:フラットセーブル(商標)/グラムタイプ/C カール、太さ0.15mm、長さ10mm、品番:5443)を用いることができる。
仮毛50は、例えば、ピンセットで挟んで準備され、そして、その根本を含む一定の範囲に、第1接着剤60が塗布される(図3(B)、図4(B))。
図3(B)では、第1接着剤60を、仮毛50の根本から仮毛50の長さ方向に、仮毛50が固定される睫毛10の長さの4/5程度の範囲となるようにして塗布している。これは、睫毛10の先端側の長さ方向における1/5程度の(10%から30%)範囲には、第1接着剤60を付着させないようにするためである。そのようにするのは、睫毛10の全長に対して仮毛50を固定した場合、睫毛10から仮毛50が脱落したときに、細く弱い睫毛10の先端が切れてしまったり、縮れが生じたりすることがあり得るからである。そのような睫毛10の見た目を損なう事態の発生を避けるため、睫毛10の先端側の1/5程度の範囲が仮毛50と第1接着剤60で固定されないようにするために、仮毛50への第1接着剤60の塗布範囲を上述のような範囲とするのが好ましい。仮毛50に第1接着剤60を塗布する方法は、例えば、第1接着材60を小皿の上などの平らな場所に1、2滴垂らし、その中に仮毛50の長さ方向における根本から4/5程度の範囲を含浸させ、仮毛50に第1接着材60を均一に覆わせれば良い。
もっとも、第1接着剤60を仮毛50に付着させる範囲は、上述の限りではない。例えば、仮毛50の根本から最低で1~2mm程度の範囲にのみ第1接着剤60を塗布すれば、仮毛50を睫毛10に接着することは可能であるから、その程度の範囲にのみ第1接着剤60を塗布することも可能である。第1接着剤60の仮毛50の根本からの塗布範囲(塗布長さ)が比較的短い場合を示したのが図4(B)である。日本人の睫毛の長さは平均して6mm~7mmと言われているので、この場合には、仮毛50のうちの仮毛50の根本から第1接着剤60で覆われる範囲の長さは、睫毛10の長さの4/5程度の長さよりは短くなる。
なお、睫毛の先端の保護よりもある種のデザイン性を優先するのであれば、仮毛50に第1接着剤60を塗布する範囲を、睫毛10の先端にまで第1接着剤60が及ぶような範囲にまで広げることも可能である。要するに、仮毛50に第1接着剤60を塗布するべき範囲には、それ程制限はない。
そして、第1接着剤60を塗布した仮毛50を、その仮毛50を接着すべき睫毛10に添わせ、仮毛50と睫毛10とを互いに接着する(図3(C)、図4(C))。そのとき、側面から見たときに仮毛50が睫毛10に沿うように仮毛50の角度を睫毛10に合わせ、また、仮毛50の根本が睫毛10の根本から僅かに、例えば1mmから2mm程度離れるようにする。第1接着剤60は、シアノアクリレート系接着剤であり、これは空気中の水分と反応して、数秒から数十秒程度で硬化する。
この処理を、上側の睫毛10の例えばすべてに対して繰り返して行う。睫毛10のうちの一部、例えば短いもの等には、仮毛50の接着を行わないことも許容される。例えば、元々短かったり切れたりしていることで平均的な睫毛10よりも相対的に短い睫毛10、うぶ毛である等の理由により平均的な睫毛10よりも細い睫毛10などには、接着面積が不足するため仮毛50の接着が技術的に難しく、また、仮に接着を行ったとしても仮毛50の脱落にともない睫毛10が切れる可能性が高いので、一般に仮毛50の接着を行わない。
ここで、シアノアクリレート系接着剤は、シアノアクリレート系ポリマーをその主成分とする接着剤である。シアノアクリレート系ポリマーとは例えば、メチル-2-シアノアクリレート、エチル-2-シアノアクリレート、n-ブチルシアノアクリレート、2-オクチルシアノアクリレートであり、またそれらの混合物を含む。また、シアノアクリレート系ポリマーを主成分とするという場合には、第1接着剤の成分のうち、重量比で、シアノアクリレート系ポリマーが70%以上であることを意味する。第1接着剤60のうちのシアノアクリレート系ポリマー以外の成分は、例えば、粘度調整剤、着色剤、分散剤、酸化防止剤、可塑剤の少なくとも一つである。粘度調整剤、着色剤、分散剤、酸化防止剤、可塑剤はいずれも、公知或いは周知のものでよく、市販されているものでもよい。
シアノアクリレート系接着剤は、公知或いは周知であり、市販もされている。上述の条件を満たすことが条件となるが、例えば市販のシアノアクリレート系接着剤を、本願の第1接着剤60として用いることが可能である場合もある。
この実施形態における第1接着剤60としてのシアノアクリレート系接着剤としては、例えば、株式会社ビュプロが製造、販売するシアノアクリレート系接着剤(製品名:日本製グルー超速乾α(アルファ)、型番:5010)を用いることができる。
第2過程、第3過程を、図5、図6を用いて説明する。図5は、図3(C)に示した状態に続けて第2過程、第3過程を実施する場合を示しており、図6は、図4(C)に示した状態に続けて第2過程、第3過程を実施する場合を示している。
このとき、仮毛50の接着された隣接する睫毛10の間に仮毛50の接着されていない睫毛10が存在するのであれば、仮毛50の接着されていない睫毛10に対しても第2接着剤を塗布してしまって構わない。つまり、仮毛50の接着された睫毛10のみを選択して、第2接着剤を塗布する必要はなく、仮毛50が接着されていようがいまいが、ある程度の範囲に存在する睫毛10に対して第2接着剤を塗布してしまって差し支えない。これにより、仮毛50が接着されているか否かによって睫毛10に第2接着剤を塗布するかどうかを選択する必要がなくなるので、第2接着剤の塗布という作業の作業効率が上がる。
例えば、第2接着剤を、エクステンション方法を実施している目の上側の睫毛10の右側半分、左側半分に対してまとめて、或いは、エクステンション方法を実施している目の上側の睫毛のすべてに対してまとめて塗布する。もっとも、第2接着剤を、エクステンション方法を実施している目の上側の睫毛10のすべてに対してまとめて塗布しないことによる利益はあまりない。
第2接着剤は、後述するように光を当てるまでは、液状或いは液体に近いゲル状であり続けるので、例えば、適当な紙片や小皿の上に置いた第2接着剤を図示を省略の刷毛で取り、刷毛に取った第2接着剤を、上側の睫毛10のまとまった範囲に塗布する。刷毛としては、例えば、株式会社ビュプロが製造、販売するブラシ(製品名:マイクロブラシ<ロング>、商品番号1999)を用いることができる。
第2接着剤70は、第1接着剤60の少なくとも一部を覆うようにし、この実施形態ではこれには限られないが、仮毛50の接着された睫毛10において、当該睫毛10の根本或いは根元付近から、第1接着剤60の全体を覆うようにして塗布する(図5(A)、図6(A))。
また、これには限られないがこの実施形態では、図5(A)、図6(A)に示したように、仮毛50の先端には第2接着剤70を塗布せず、仮毛50の先端は第2接着剤70から露出した状態とする。仮毛50の先端まで第2接着剤70によって被覆すると、仮毛50の先端が太くなること、また、それにより仮毛50の先端の柔軟性が失われることによって、仮毛50も含めた睫毛の美観が劣る場合があるからである。もっとも、デザイン上の理由から、睫毛10と略同じ長さの仮毛50を第1接着剤60によって睫毛10に接着することもあり得る。そのような場合であって、更に仮毛50に第1接着剤60を付着させる範囲が仮毛50の長さの4/5程度とするような場合には、仮毛50の先端まで第2接着剤70を塗布することもあり得る。
なお、図5(A)では、第2接着剤70は睫毛10の先端を覆っており、図6(A)では、第2接着剤70は睫毛10の先端を覆っていない。このように、第2接着剤70は、睫毛10の先端を覆っても覆わなくても良い。例えば、図5(A)の例において、第2接着剤70は、第1接着剤60の全体を覆うものの、睫毛10の先端を覆わないようにすることも可能である。
第2接着剤である光硬化型接着剤70を硬化させるための光は、例えば紫外線であり、また、近紫外線でも、可視光でも構わない。第2接着剤70は近紫外線又は可視光に反応して硬化するものとすることができ、後述する第3過程で照射される光は近紫外線或いは可視光、又はそれらの双方とすることができる。第3過程で、第2接着剤を硬化させるために照射される光は、目の近辺に光が照射されることを考慮すると、目に対する刺激の小さい光であることが好ましい。その点を考慮すれば、第3過程で照射される光は近紫外線か、可視光、或いはそれらの双方を含む光であるのが好ましい。具体的には、第3過程で照射される光の波長は350nm以上であるのが好ましく、370nm以上であるのがより好ましい。そして、第2接着剤70は、第3過程で照射される光によって硬化するようなものである必要がある。これには限られないが、この実施形態において選択される第2接着剤70は、370nm以上の波長の可視光の照射によって硬化する光硬化型接着剤であるものとする。
第3過程で照射するのが好ましい上述のごとき光によって硬化する、第2接着剤70として使用可能な光硬化型接着剤は、公知或いは周知であり、また、例えばジェルネイルの用途での使用を目的として市販もされている。そのような、公知或いは周知であり、場合によっては市販されている光硬化型接着剤のうち適当なものを、この実施形態における第2接着剤70として利用することができる。
光硬化型接着剤は、光を当てる事によって硬化する樹脂(モノマー又はオリゴマー)である光硬化樹脂と、光が照射されたときに励起され、光硬化樹脂の官能基同士での重合反応を促進させることにより、モノマー又はオリゴマーのポリマー化を促進させる光硬化開始剤とが少なくとも含まれている。本願の光硬化型接着剤としては、例えば、多官能のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、ラジカル重合性モノマー及び光重合開始剤を含むものを用いることができる。
第2接着剤70としては、その粘性が、常温で100~840mPa・sのものを用いるのが好ましい。この範囲よりも粘度が低いと、第2過程で第2接着剤70を塗布する際に、第2接着剤70が睫毛10を伝って被験者の目に入ってしまうおそれがあるからである。また、この範囲よりも粘度が高いと、第2過程で第2接着剤70を塗布するときに表面が均一にならないおそれがあり、更には、隣り合う、仮毛50の接着された睫毛10同士を接着してしまうおそれがあるからである。粘度が低いときと高いときとに生じる上述の不具合をより良く避けるためには、第2接着剤を、その粘度が、例えば、常温で110~250mPa・sのものとするのがより好ましい。
第2接着剤70としては、例えば、ジェルネイル用のトップジェルとして市販されている光硬化型接着剤(製造・販売者:株式会社ミリオンオークス(屋号:ヤングネイルズジャパン)、製品名mani・Q トップジェル(10ml)、品番MC30002)を用いることができる。この光硬化型接着剤は、市販のLEDライトによる光の照射によっても、紫外線ライトによる光の照射によっても硬化する。また、地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センターへの委託によってその粘性を調べたところ、その粘度は、温度にもよるが、常温の範囲で、818~832mPa・sであった。
第2過程が終了した時点では、仮毛50の接着された睫毛10に塗布された第2接着剤70は液体状、又は液体に近いゲル状であり、未だ硬化していない。第2接着剤70に対して光を照射することにより、第2接着剤70を硬化させるのである。
睫毛10に塗布された第2接着剤70が、エクステンション方法を実施している目の上側の睫毛10の右側半分又は左側半分に対してまとめて塗布されているとすれば、それら右側半分、或いは左側半分に位置する睫毛10のすべてを覆う第2接着剤70に光を照射して第2接着剤70を硬化させる。この場合には、エクステンション方法を実施している目の上側の睫毛の第2接着剤70を塗布されていなかった範囲(例えば、左側半分又は右側半分)に再度第2過程を実施して第2接着剤70を塗布してから、再度第3過程を実施して、新たに塗布した第2接着剤70を硬化させる。
この実施形態では、上述したように、第2接着剤70が、エクステンション方法を実施している目の上側の睫毛10のすべてに対してまとめて塗布されているので、上側の睫毛10のすべてをそれぞれ覆う第2接着剤70のそれぞれに光を照射して第2接着剤70を硬化させる。
照射すべき光の波長は、上述した通り第2接着剤70の種類によって決まる。光が、近紫外線又は可視光である方が良いのも既に述べた通りである。光の照射は、例えば、近紫外線を照射する場合であればジェルネイルで用いられる紫外線ライト、可視光を照射する場合であればこれもジェルネイルの分野で用いられるLEDライトを用いて行うことができる。第2接着剤70が、mani・Q トップジェルなのであれば、上述したように、紫外線ライトによって照射される光でも、LEDライトによって照射される光でも硬化する。
この実施形態で用いることのできるLEDライトの例として、LEDライト(製造・販売者:株式会社ビューティフルエンジェル(屋号:綺麗堂)、製品名:UV-LED ハンドライト(12灯)ペン型・ハンディ型 ジェルネイル (レッド))を挙げることができる。
これに対して、第1接着剤60として、上述した、株式会社ビュプロが製造、販売する「日本製グルー超速乾α(アルファ)」を用い、第2接着剤70として、上述した、株式会社ミリオンオークスが製造、販売する「mani・Q トップジェル」を用い、更には、紫外線ライトとして、上述した、株式会社ビューティフルエンジェルが製造、販売する「UV-LED ハンドライト(12灯)ペン型・ハンディ型 ジェルネイル (レッド)」を用いて、この実施形態で説明した睫毛のエクステンション方法を実施したところ、仮毛が脱落して再度睫毛のエクステンションを行わなければならなくなるまでの期間は、概ね4~6週間程度であった。
ある被験者の右目の上瞼の睫毛に対して、仮毛50として、株式会社ビュプロが製造、販売する「フラットセーブル(商標)/グラムタイプ/C カール、太さ0.15mm、長さ10mm、品番:5443」を用い、第1接着剤60として、株式会社ビュプロが製造、販売する「日本製グルー超速乾α(アルファ)」を用いて仮毛を接着した。このとき、第1接着剤60を仮毛50に対して、仮毛50の根本から、仮毛50の接着される睫毛10の4/5程度の長さとなる範囲に塗布した。
これは、従前からの、瞬間接着剤を用いて仮毛を睫毛に接着する、睫毛のエクステンション方法に相当する。睫毛のエクステンション方法を実施した時点で仮毛の接着された右目の上瞼の睫毛の本数は、31本であった。
それに前後して、同じ被験者の左目の上瞼の睫毛に対して、右目と同条件で仮毛50を接着する第1過程を実施した後、第2接着剤70として「mani・Q トップジェル」を塗布する、上述の実施形態における第2過程を実施し、更に、上述した紫外線ライトである「UV-LED ハンドライト(12灯)ペン型・ハンディ型 ジェルネイル (レッド)」を用いての紫外線の照射を行う第3過程を実施することで、睫毛のエクステンションを実施した。睫毛のエクステンション方法が実施された時点で仮毛の接着された左目の上瞼の睫毛の本数は、29本であった。
異なる条件で右目と左目に睫毛のエクステンションを行った後、その被験者は、日常生活を行った。
その結果、両目に睫毛のエクステンション方法を実施した日から7日経過した時点における右目と左目の睫毛のうち、仮毛の残存しているものの本数は、それぞれ27本と29本であった。また、両目に睫毛のエクステンション方法を実施した日から14日が経過した日において右目と左目の睫毛のうち仮毛の残存しているものの本数を観察したところ、右目は19本で、左目は27本であり、21日経過の時点では、右目は15本で、左目は24本であった。
都合、睫毛のエクステンション方法を実施してから21日、つまり3週間経過した時点で、従前の方法で睫毛のエクステンションを行った右目の上瞼の睫毛に残存している仮毛の割合は48.4%、本願発明における第1から第3過程を実施することにより睫毛のエクステンションを行った左目の上瞼の睫毛に残存している仮毛の割合は82.8%であって、両者の間には仮毛50の残存本数、或いは残存割合に優位な差があった。睫毛のエクステンションを行ってから3週間が経過した時点で、従前の方法では仮毛50の残存割合が50%を切ったため睫毛のエクステンションをやり直さないといけない状態となったのに対して、本願発明の方法では、仮毛50の残存割合が80%を超えているので睫毛のエクステンションをやり直さないといけない時期は未だ到来していなかった。
つまり、従前からの瞬間接着剤を用いた睫毛のエクステンション方法よりも、本願発明による睫毛のエクステンション方法を用いた場合の方が、睫毛に接着された仮毛の脱落が生じる時間が長く、睫毛のエクステンションの効果が持続することがわかった。
2 下瞼
10 睫毛
20 睫毛
30 シート
50 仮毛
60 第1接着剤
70 第2接着剤
Claims (8)
- 上側、下側のうちの一方の被験者の睫毛のそれぞれに、シアノアクリレート系接着剤である第1接着剤を塗布した仮毛を接着する第1過程と、
前記第1過程を終了した後に、前記仮毛の接着された前記睫毛のうちの隣接する複数本に、光に反応して硬化する光硬化型接着剤である第2接着剤をまとめて塗布する第2過程と、
前記第2過程を終了した後に、前記第2接着剤を硬化させる光を照射することにより睫毛に塗布された前記第2接着剤を硬化させる第3過程と、
を含む睫毛のエクステンション方法。 - 前記第2過程では、前記第1過程で前記睫毛を接着された前記仮毛のすべてにまとめて前記第2接着剤を塗布する、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。 - 前記第2過程では、前記睫毛のうちの隣接する複数本に、前記第2接着剤をまとめて塗布するために刷毛を用いる、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。 - 前記第2過程では、前記第1接着剤の全体を前記第2接着剤で覆うようにして前記第2接着剤を塗布する、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。 - 前記第2過程では、前記睫毛に接着されている前記仮毛の先端を前記第2接着剤から露出させるようにして前記第2接着剤を塗布する、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。 - 前記第3過程で照射される光は近紫外線或いは可視光、又はそれらの双方であり、前記第2接着剤は近紫外線又は可視光に反応して硬化するものである、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。 - 前記第2接着剤として、その粘性が、100~840mPa・sのものを用いる、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。 - 前記第2接着剤として、その粘性が、110~250mPa・sのものを用いる、
請求項1記載の睫毛のエクステンション方法。
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