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JP2022170577A - 枕 - Google Patents

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JP2022170577A
JP2022170577A JP2021076815A JP2021076815A JP2022170577A JP 2022170577 A JP2022170577 A JP 2022170577A JP 2021076815 A JP2021076815 A JP 2021076815A JP 2021076815 A JP2021076815 A JP 2021076815A JP 2022170577 A JP2022170577 A JP 2022170577A
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JP2021076815A
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睦也 榊原
Mutsuya Sakakibara
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KSK Co Ltd
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KSK Co Ltd
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Abstract

【課題】簡単な形状であり、かつ、利用者が仰向けで寝た場合であっても横向きに寝た場合であっても、就寝時に利用者の首だけでなく肩や腕への負担を和らげて、利用者にとって楽で快適な枕を提供する。【解決手段】枕10は、側面から見ると、利用者が寝た状態で足の方向から見た正面側が最も細い涙型の形状をしており、かつ、利用者の頭部をのせていない状態では水平面と平行な高さ方向の中央にある対称軸20を中心に上下対称の形状となっており、対称軸20より上方に位置する上半分に相当する部分と、対称軸20より下方の背面側に位置する一部分とが一体に形成された第1の支持部11と、対称軸20より下方に位置する第1の支持部11以外の部分が一体に形成された第2の支持部12と、により構成されており、第2の支持部12は、第1の支持部11より硬度が高い素材からなる。【選択図】図2

Description

この発明は、利用者が就寝時に快適に眠ることができる枕に関するものである。
従来より、東洋人の枕の使い方は、基本的には頭を載せる台として、しっかりと硬めの部材で作られた枕が使用されていた。そして、個人差があるにもかかわらず、一律に頭だけを載せようとした考え方が、利用者に合っていない枕を使い続ける結果となっていた。一方、西洋人は羽毛枕などの柔らかい素材を使って肩も含めた全体を柔らかい枕に載せるような使い方をしていたが、首への負担や気道の確保などを考慮したものではなかった。
そして、高い枕を好む人や低い枕を好む人など、枕は人の好みによって選ばれており、利用者に合った枕にはなってなかったが、人間が眠る際には、快適な睡眠、安らかな睡眠が求められており、また、いびきの軽減や、首や肩への負担の軽減など、利用者が就寝時に快適に眠ることができるよう、枕について様々な改良が施されてきた。
近年では、肌触りやフィット感の良い低反発ウレタン素材の枕が人気であるとともに、気道を確保することができるよう、首を支える部分だけ少し高さが高くなっている(厚みが厚くなっている)枕などがあるが、低反発素材を用いた従来の枕では、やわらかすぎて首を支えるには十分な強度がないため、就寝時に利用者の首の部分が下がってしまうため実際には気道が確保されない、という問題があった。
そこで、本出願人は、特許文献1に示すように、簡単な形状であるとともに、利用者の頭部と首だけでなく、利用者の胸部および肩全体を支え、首(頸椎)の負担を和らげることができるとともに、気道を確保することができ、就寝時に利用者にとって楽であり、かつ、利用者が快適に眠ることができる枕を発明した。
特開2019-110966号公報
しかしながら、例えば特許文献1等に示すような従来の枕では、利用者が寝返りを打って横向きになって寝た場合に、肩の厚みを吸収する空間がなく、横向きになっている時間が長いと、肩や腕がしびれてしまう、という課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な形状であり、かつ、利用者が仰向けで寝た場合であっても横向きに寝た場合であっても、就寝時に利用者の首だけでなく肩や腕への負担を和らげて、利用者にとって楽で快適な枕を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、利用者が寝た状態で頭部を支えるために水平面に載置して使用する枕において、前記水平面に接する面を底面、前記利用者の頭部をのせる面を平面、前記利用者が寝た状態で前記利用者の足の方向から見た面を正面、前記利用者が寝た状態で前記利用者の足から最も遠い位置にある面を背面とした場合に、前記枕の右側面および左側面は、前記正面側が最も細い涙型の形状をしており、かつ、前記利用者の頭部をのせていない状態では前記水平面と平行な高さ方向の中央にある対称軸を中心に上下対称の形状となっており、前記枕は、前記対称軸より上方に位置する前記枕の上半分に相当する部分と、前記対称軸より下方の前記背面側に位置する一部分とが一体に形成された第1の支持部と、前記対称軸より下方に位置する前記第1の支持部以外の部分が一体に形成された第2の支持部と、により構成されており、前記第2の支持部は、前記第1の支持部より硬度が高く、かつ、前記利用者が寝た状態で頭部を支えた場合にも、その形状を保持することができるだけの硬度を有する素材からなり、前記第1の支持部は、前記第2の支持部より硬度が低く、かつ、前記利用者が寝た状態で頭部を支えた場合に、前記利用者の頭部の重みを受けて形状が変化する柔らかさを有する素材からなることを特徴とする。
この発明の枕によれば、簡単な形状であるとともに、利用者の頭部と首を支えるとともに、利用者が寝返りを打って横向きになって寝た場合に、自然に利用者の首に涙型の形状の最も細い部分が当たるため、利用者が仰向けで寝た場合であっても横向きに寝た場合であっても、利用者の首の負担を和らげることができるとともに、肩や腕への負担もかからないので、就寝時に利用者にとって楽であり、かつ、利用者が快適に眠ることができる。
この発明の実施の形態1における枕の外観構成の一例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における枕の右側面を示す説明図である。 この発明の実施の形態1における枕の、利用者による使用の状態の一例として、利用者が仰向けに寝た状態を示す概略説明図である。 この発明の実施の形態1における枕の、利用者による使用の状態の一例として、利用者が完全に横向き(真横の向き)に寝た状態を示す概略説明図である。 この発明の実施の形態1における枕の、利用者による使用の状態の一例として、利用者が斜め横向きに寝た状態(図3と図4の中間くらいの斜め度合いで寝た状態)を示す概略説明図である。 この発明の実施の形態1における枕を足に用いた場合(足枕として使用する場合)の利用者による使用の状態の一例を示す概略説明図である。 この発明の実施の形態1における枕の別の一例の右側面を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
従来より、東洋人の枕の使い方は、基本的には頭を載せる台として、しっかりと硬めの部材で作られた枕が使用されていた。そして、個人差があるにもかかわらず、一律に頭だけを載せようとした考え方が、利用者に合っていない枕を使い続ける結果となっていた。一方、西洋人は羽毛枕などの柔らかい素材を使って肩も含めた全体を柔らかい枕に載せるような使い方をしていたが、首への負担や気道の確保などを考慮したものではなかった。
そのため、本出願人は、先の発明において、首を支えるのに十分な強度があり、人間が眠る際のいびきの軽減や首・肩への負担の軽減など、利用者が就寝時に快適に眠ることができるような、簡単な形状であり、かつ、就寝時に利用者の首への負担を和らげて、利用者にとって楽で快適な枕を発明した(特許文献1参照)。
一方、人間は体型も千差万別であるが、寝方も千差万別であるとともに、人間が眠る際には、途中で適度に寝返りを打つことが多く、仰向けで寝ている時間より、横向きに寝ている時間の方が長いことが多い、と言われているが、特許文献1に示すような従来の枕では、利用者の様々な体型や寝方のどれにでも合うようなものはなく、また、利用者が寝返りを打って横向きになって寝た場合に、肩の厚みを吸収する空間がなく、横向きになっている時間が長いと、肩や腕がしびれてしまう、という課題があった。
そこで、この発明は、簡単な形状であり、かつ、利用者が仰向けで寝た場合であっても横向きに寝た場合であっても、就寝時に利用者の首だけでなく肩や腕への負担を和らげて、利用者にとって楽で快適な枕を提供することを目的とする。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における枕の外観構成の一例を示す斜視図であり、図2は、この発明の実施の形態1における枕(図1に示す枕10)の右側面を示す説明図である。また、図3~図5は、この発明の実施の形態1における枕の、利用者による使用の状態の一例を示す概略説明図である。
図1~図5に示すように、この発明の実施の形態1における枕10は、利用者1が寝た状態で頭部を支えるために水平面(床)に載置して使用する枕であり、第1の支持部11と、第2の支持部12と、により構成されている。なお、部材の違いをわかりやすくするために、すべての図面において、第2の支持部12には格子斜線を施して示している。
そして、図1および図2に示すように、枕10を水平面(床)に載置した場合に、水平面に接する面を底面、利用者1の頭部をのせる面を平面、利用者1が寝た状態で利用者の足の方向から見た面を正面、利用者1が寝た状態で利用者1の足から最も遠い位置にある面を背面とした場合に、枕10の右側面および左側面は、正面側が最も細い涙型(しずく型)の形状をしており、かつ、利用者1の頭部をのせていない状態(図1,図2に示す状態)では水平面と平行な高さ方向の中央にある対称軸20(図2において一点鎖線で示した軸)を中心に上下対称の形状となっている。つまり、図1および図2に示すように、枕10の正面側の下部は、利用者1の頭部をのせていない状態(図1に示す状態)では、水平面(床)から少し浮いた状態、すなわち、枕10の正面側の下部には空間30が存在する状態となる。この結果、図2において、可動領域を示す矢印40が示すように、枕10の正面側の最も細い部分が上下方向に可動する。
また、第1の支持部11は、対称軸20より上方に位置する枕10の上半分に相当する部分と、対称軸20より下方の背面側に位置する一部分とが一体に形成された部分であり、枕10の半分より多い体積を有する。一方、第2の支持部12は、対称軸20より下方に位置する、第1の支持部11以外の部分が一体に形成された部分であり、枕10の半分より少ない体積を有する。
すなわち、枕10は、対称軸20より上方に位置する枕10の上半分に相当する部分と、対称軸20より下方の背面側に位置する一部分とが一体に形成された第1の支持部と、対称軸20より下方に位置する、第1の支持部11以外の部分が一体に形成された第2の支持部12と、により構成されている。
そして、第1の支持部11と第2の支持部12はそれぞれ、硬さの異なる素材により構成されており、第2の支持部12は、利用者1の頭の重みくらいでは形状がほとんど変化しないほど硬い素材から成り、第1の支持部11は、利用者1の頭をのせた場合に3~4cmほど凹むくらいの柔らかさを有する素材から成る。すなわち、第2の支持部12は、第1の支持部11より硬度が高く、かつ、利用者1が寝た状態で頭部を支えた場合にも、その形状を保持することができるだけの硬度を有する素材からなり、第1の支持部11は、第2の支持部12より硬度が低く、かつ、利用者1が寝た状態で頭部を支えた場合に、利用者1の頭部の重みを受けて形状が変化する柔らかさを有する素材からなる。
なお、この実施の形態1では、第1の支持部11と第2の支持部12はそれぞれ、硬さの異なる素材として、例えば、第1の支持部11は利用者1の頭部を包み込む硬さ(柔らかさ)を有する高反発または低反発のウレタン素材で、第2の支持部12は利用者1の頭部をのせても形状がほとんど変化しない硬さを有する高反発ウレタン素材であるものとして説明するが、前述のとおり、第2の支持部12は、利用者1の頭の重みくらいでは形状がほとんど変化しないほど硬い素材であれば、高反発ウレタン素材に限るものではない。また、第1の支持部11は、利用者1の頭をのせた場合に3~4cmほど凹むくらいの柔らかさを有していればよく、同じく低反発または高反発のウレタン素材に限るものではない。
また、この枕10は、利用者1の頭部をのせていない状態の全体の高さ(水平面からの高さ)は、100~150mm(10~15cm)が好ましい。これは、硬度が低い(柔らかい)第1の支持部11が、利用者1が頭部をのせた場合に3~4cmほど凹むくらいの硬度を有するものが望ましいので、凹んでも第2の支持部12までは到達しない高さ、ということで、最低5cmの高さを有する必要があり、50~75mmくらいの高さが望ましいこと、および、利用者1が頭部をのせた場合にも形状がほとんど変わらない第2の支持部12が利用者1の首や肩を支えるために(後述の説明参照)、最低5cmの高さを有する必要があり、やはり50~75mmくらいの高さが望ましいからである。
なお、第2の支持部12の素材としては、利用者1が頭部をのせた場合にほとんど形状が変わらない(ほとんど凹まない)硬さであればよいが、それ以上の重みをかけてもまったく形状が変化しない(凹まない)木や鉄(金属)などの素材の場合には、利用者1が寝ている最中に頭や首が痛いと感じてしまうおそれがあるため、かなり硬度の高い素材ではあるが木や金属ではない高反発素材であることが望ましい。
このように、この発明の実施の形態1における枕10は、従来からある一般的な枕とは、形状や特徴が大きく異なるものである。従来からある一般的な枕は、枕の中の素材は1種類であるものが多く、どのような形状の枕であっても、底面は水平面(床)にべったりと接触するため、枕の中の素材の硬さ/柔らかさや、その素材の量によって、沈み方や高さを調節しているが、枕の角度を自由に変えることができたり、枕の正面側下部に隙間(空間)があって、利用者1の寝方に応じてそこに肩を入れることができるようなものはなかった。
図3は、この発明の実施の形態1における枕10の、利用者1による使用の状態の一例として、利用者1が仰向けに寝た状態を示す概略説明図である。図3に示すように、利用者1がこの枕10に仰向けの状態で寝た場合、利用者1の頭部から首および肩にかけて枕10の上にのるため、図1および図2の状態と比べると枕10の角度が変わり、枕10の正面側の最も細い部分が水平面(床)と接する方向へ傾くため、図1および図2の状態では存在していた枕10の正面側下部の空間(隙間)30がなくなる。
また、図3に示すように、枕10に利用者1の頭部をのせても、第2の支持部12はほとんど形状が変わらない硬さの素材であるため、枕10の角度を変えて保持することができるとともに、第1の支持部11のみ、利用者1の頭部、首、肩の重みを受けて変形する。この際、頭部は通常、成人であれば15~20kgもの重さがあるので、背面側(図3の右方向)の第1の支持部11が沈み込むが、第2の支持部12によって支えられ、かつ、枕10の背面側のみ、第1の支持部11が下部まで達していることにより、ちょうどよい角度におさまる。また、利用者1の首はたいした重さではないので、首の部分は第1の支持部11がそれほど沈み込まず、首の下に空間ができてしまうことはなく第1の支持部11が首に当接するため、首(頸椎)の負担を和らげることができる。この結果、利用者1は快適に眠ることができる。
図4は、この発明の実施の形態1における枕10の、利用者1による使用の状態の一例として、利用者1が完全に横向き(真横の向き)に寝た状態を示す概略説明図である。図4に示すように、利用者1がこの枕10に完全に横向きの状態で寝た場合、利用者1の肩は枕10の正面側下部の空間30に入り込むため、図1および図2の状態と比べると枕10の角度が変わり、図3の状態とは逆に枕10の正面側の最も細い部分が水平面(床)から遠くなる方向へ傾いて、利用者1の首のところに入り込んだ状態(利用者1の頭部と肩との間に挟まれて首のところに入り込んだ状態)となる。
この場合、枕10の正面側の最も細い部分が首に当たって、枕10の正面側下部の空間30が大きくなって、そこに利用者1の肩が入り込むため、肩の厚みを吸収してくれるとともに、頭部も肩の厚みの分だけ上にあがった位置で支えられるため、利用者1の肩や腕(図4に示す破線は、下側になった腕の付け根の位置を示している)がしびれることはなく、かつ、適切に利用者1の首が支えられ、首の負担を和らげることができるので、利用者1は快適に眠ることができる。
図5は、この発明の実施の形態1における枕10の、利用者1による使用の状態の一例として、利用者1が斜め横向きに寝た状態(図3と図4の中間くらいの斜め度合いで寝た状態)を示す概略説明図である。図5に示すように、利用者1がこの枕10に斜め横向きの状態で寝た場合、利用者1の肩は少しだけ枕10の正面側下部の空間30に入り込むため、図1および図2の状態に近い枕10の角度になり、枕10の正面側の最も細い部分が利用者1の首のところに入り込んだ状態(利用者1の頭部と肩との間に挟まれて首のところに入り込んだ状態)となる。
このように、体勢が微妙に斜めになっているような場合にも、枕10の正面側の最も細い部分が首に当たって、枕10の正面側下部の空間30が確保され、そこに少し斜め横向きになっている利用者1の肩が入り込むため、斜めになった肩の厚みを吸収してくれるとともに、頭部も肩の厚みの分だけ上にあがった位置で支えられるため、この場合にも利用者1の肩や腕がしびれることはなく、かつ、適切に利用者1の首が支えられ、首の負担を和らげることができるので、利用者1は快適に眠ることができる。
図3~図5に示したように、この枕10によれば、利用者1の体型や寝方がどのようなものであっても、すなわち、利用者1がどのような体勢で寝た場合であっても、それに合わせて枕10の角度を自由に変えて利用者1の体勢(寝方)に合った状態にすることができるので、そのときの利用者1の寝方に合った高さや角度とすることができる。この結果、利用者1がどのような体勢で寝た場合であっても、適切に利用者1の首が支えられ、首の負担を和らげることができるので、首痛がなくなるだけでなく、肩や腕がしびれることもない、という効果がある。
このように、この発明の実施の形態1における枕10は、上半分および背面側の下部を含む硬度の低い第1の支持部と、下半分のうち背面側の下部(第1の支持部)を除く部分からなる硬度の高い第2の支持部とにより構成される、正面側が最も細い涙型の形状をしていることにより、枕10の正面側の下部に空間30があり、かつ、図3~図5に示すように、利用者1の寝る体勢に合わせて角度を自由に操作することができるので、利用者1が少しでも横向きに寝た場合には、枕10の最も細い部分が利用者1の首に当たって、適切に利用者1の首が支えられ、首にできるだけ負担がかからないようにすることができる。
以上のように、この発明の実施の形態1における枕10によれば、簡単な形状であるとともに、利用者の頭部と首を支えるとともに、利用者が寝返りを打って横向きになって寝た場合に、自然に利用者の首に涙型の形状の最も細い部分が当たるため、利用者が仰向けで寝た場合であっても横向きに寝た場合であっても、利用者の首の負担を和らげることができるとともに、肩や腕への負担もかからないので、就寝時に利用者にとって楽であり、かつ、利用者が快適に眠ることができる。
なお、この発明の枕10は、図3~図5に示すような通常の枕として使用するだけでなく、足枕として使用することも可能である。図6は、この発明の実施の形態1における枕を足に用いた場合(足枕として使用する場合)の利用者1による使用の状態の一例を示す概略説明図である。
この発明の実施の形態1における枕10を足に用いた場合(足枕として使用する場合)には、図6(a)(b)に示すように、通常の枕として用いる場合と同様に第1の支持部11が上部に、第2の支持部12が下部に位置するように置いて使用してもよいし、図6(c)(d)に示すように、第1の支持部11が下部に、第2の支持部12が上部に位置するように置いて使用してもよい。この図6(c)(d)のように、上部に硬い素材である第2の支持部12を配置すれば、足の太ももやふくらはぎに対するマッサージ効果がある。
そして、太ももを支える場合には、図6(a)または図6(c)に示すように、枕10の最も細い部分を、利用者1の足先から遠い方(お尻の下)に配置することで、枕10によって、利用者1のお尻の付け根あたりから膝上までの太もも全体を支えることができる。また、ふくらはぎを支える場合には、図6(b)または図6(d)に示すように、枕10の最も細い部分を、利用者1の足先方向(足首の下)に配置することで、枕10によって、利用者1の膝下から足首までのふくらはぎ全体を支えることができる。このように、枕10を足枕として使用した場合には、利用者の足の太もも全体を支えたり、ふくらはぎ全体を支えることができるので、利用者の膝に負担がかからず、利用者にとって楽な状態で就寝したり、休憩したりすることができるとともに、図6(c)または(d)のように使用すれば、太ももやふくらはぎに対するマッサージ効果を期待することもできる。
また、図1~図6に示した枕10は、第1の支持部11と第2の支持部12の境界の大部分が、枕10の対称軸20(図2参照)と重なっているが、これは一例であって、2つの素材(2つの支持部)の境界部分および形状は必ずしもこれと同じでなくてもよく、例えば、図7に示すような第1の支持部11と第2の支持部12を有する枕10’であってもよい。
図7は、この発明の実施の形態1における枕の別の一例(枕10’)の右側面を示す説明図である。図7では、図2と同様に、対称軸20が一点鎖線で示されており、枕10’の正面側の下部を示す空間30、および、枕10’の可動領域を示す矢印40も示されている。そして、この図7に示すような枕10’も、図1~図6に示した枕10と同様に、利用者1の頭部をのせていない状態では水平面と平行な高さ方向の中央にある対称軸20を中心に上下対称の形状となっており、可動領域を示す矢印40が示すように、枕10’の正面側の最も細い部分が上下方向に可動するものであり、図1~図6に示した枕10と同様の効果を奏するものである。
すなわち、この発明の実施の形態1における枕(10,10’)の第1の支持部11と第2の支持部12は、第1の支持部11が、対称軸20(図2参照)より上方に位置する枕の上半分に相当する部分と、対称軸20より下方の背面側に位置する一部分とが一体に形成された部分であって、枕の半分より多い体積を有しており、第2の支持部12が、対称軸20より下方に位置する、第1の支持部11以外の部分が一体に形成された部分であって、枕の半分より少ない体積を有するものであれば、例えば、図7に示す右側面のような枕10’であってもよく、図1~図6に示したとおりの形状でなくてもよい。ただし、素材の加工のしやすさという観点からすれば、図1~図6に示した形状の方が作りやすい、というメリットがある。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 利用者
10,10’ 枕
11 第1の支持部
12 第2の支持部
20 対称軸
30 枕の正面側下部の空間
40 枕の可動領域を示す矢印

Claims (1)

  1. 利用者が寝た状態で頭部を支えるために水平面に載置して使用する枕において、
    前記水平面に接する面を底面、前記利用者の頭部をのせる面を平面、前記利用者が寝た状態で前記利用者の足の方向から見た面を正面、前記利用者が寝た状態で前記利用者の足から最も遠い位置にある面を背面とした場合に、前記枕の右側面および左側面は、前記正面側が最も細い涙型の形状をしており、かつ、前記利用者の頭部をのせていない状態では前記水平面と平行な高さ方向の中央にある対称軸を中心に上下対称の形状となっており、
    前記枕は、前記対称軸より上方に位置する前記枕の上半分に相当する部分と、前記対称軸より下方の前記背面側に位置する一部分とが一体に形成された第1の支持部と、前記対称軸より下方に位置する前記第1の支持部以外の部分が一体に形成された第2の支持部と、により構成されており、
    前記第2の支持部は、前記第1の支持部より硬度が高く、かつ、前記利用者が寝た状態で頭部を支えた場合にも、その形状を保持することができるだけの硬度を有する素材からなり、
    前記第1の支持部は、前記第2の支持部より硬度が低く、かつ、前記利用者が寝た状態で頭部を支えた場合に、前記利用者の頭部の重みを受けて形状が変化する柔らかさを有する素材からなる
    ことを特徴とする枕。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7395781B1 (ja) * 2023-02-13 2023-12-11 兵誠 堀口 健康器具及び健康器具セット

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