[go: up one dir, main page]

JP2022162914A - 工具 - Google Patents

工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2022162914A
JP2022162914A JP2021067982A JP2021067982A JP2022162914A JP 2022162914 A JP2022162914 A JP 2022162914A JP 2021067982 A JP2021067982 A JP 2021067982A JP 2021067982 A JP2021067982 A JP 2021067982A JP 2022162914 A JP2022162914 A JP 2022162914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking
accessory
power tool
attached
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021067982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022162914A5 (ja
Inventor
史佳 齋藤
Fumika Saito
信一 本間
Shinichi Honma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2021067982A priority Critical patent/JP2022162914A/ja
Priority to CN202210105119.XA priority patent/CN115194645A/zh
Priority to US17/709,963 priority patent/US12103127B2/en
Priority to DE102022108113.3A priority patent/DE102022108113A1/de
Publication of JP2022162914A publication Critical patent/JP2022162914A/ja
Publication of JP2022162914A5 publication Critical patent/JP2022162914A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0078Safety devices protecting the operator, e.g. against accident or noise
    • B23Q11/0092Safety devices protecting the operator, e.g. against accident or noise actuating braking or stopping means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/34Accessories
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B23/00Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor
    • B24B23/02Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor with rotating grinding tools; Accessories therefor
    • B24B23/028Angle tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/04Headstocks; Working-spindles; Features relating thereto
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B47/00Drives or gearings; Equipment therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F3/00Associations of tools for different working operations with one portable power-drive means; Adapters therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

Figure 2022162914000001
【課題】 付属品を着脱可能な動力工具を改善する。
【解決手段】 動力工具は、先端工具に駆動力を提供するように構成されたモータと、モータから先端工具までの駆動力伝達経路に配置され、先端工具の駆動を制動するように構成された制動機構と、付属品を着脱可能に取り付けられるように構成された少なくとも1つの取付部と、付属品を少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに付属品に直接的または間接的に押圧されて変位されるように構成された規制部材と、を備える。規制部材は、付属品が少なくとも1つの取付部のいずれにも取り付けられていない状態では、制動機構による制動状態の解除操作を部材間当接によって阻止する阻止位置に位置し、付属品が少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けられている状態では、部材間当接が発生しないことに起因して制動状態の解除操作を許容する許容位置に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は動力工具に関する。
動力工具には、各種の付属品が着脱可能に取り付けられることがある。例えば、回転駆動するように構成された先端工具を有するグラインダでは、先端工具の一部分を覆うためのカバー(ホイールカバー、ディスクカバー、ブレードケースなどとも称される)と、ユーザが一方の手でグラインダのハンドルを把持するときに他方の手で把持するためのサイドハンドルと、が着脱可能な付属品として用意されている。
このようなグラインダでは、付属品が装着されていない状態でグラインダが使用されることを防止するという要望がある。例えば、下記の特許文献1は、カバーが装着されているか否かを検出するセンサと、カバーが装着されていないときには先端工具の回転を禁止するコントローラと、を備えるグラインダを開示している。また、下記の特許文献2は、カバーが装着されているか否かを検出するセンサと、サイドハンドルが装着されているか否かを検出するセンサと、を備えるグラインダを開示している。下記の特許文献3は、付属品の装着の有無に応じて変位する遮断部材を備えるグラインダを開示している。このグラインダでは、付属品が装着されていない状態では、スイッチをオン状態にするための操作部材に係合する機械要素が遮断部材に当接して、操作部材がオン位置に移動することが阻止される。
国際公開第2017/051893号 米国特許出願公開第2018/272494号明細書 米国特許出願公開第2018/0326554号明細書
しかしながら、上記の技術には改良の余地がある。例えば、特許文献1,2に記載の技術では、センサが故障した場合や、粉塵の付着によってセンサの感度が低下した場合には、カバーやサイドハンドルの装着を検出できない恐れがあった。また、特許文献3に記載の技術では、付属品が装着されていないときに操作部材の変位が規制されるに過ぎないので、先端工具の駆動をより確実に規制する点で改良の余地がある。これらの点は、グラインダに限らず、付属品を着脱可能な動力工具に共通する。
本明細書は動力工具を開示する。この動力工具は、先端工具に駆動力を提供するように構成されたモータと、モータから先端工具までの駆動力伝達経路に配置され、先端工具の駆動を制動するように構成された制動機構と、付属品を着脱可能に取り付けられるように構成された少なくとも1つの取付部と、付属品を少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに付属品に直接的または間接的に押圧されて変位されるように構成された規制部材と、を備えていてもよい。規制部材は、付属品が少なくとも1つの取付部のいずれにも取り付けられていない状態では、制動機構による制動状態の解除操作を部材間当接によって阻止する阻止位置に位置し、付属品が少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けられている状態では、部材間当接が発生しないことに起因して制動状態の解除操作を許容する許容位置に位置してもよい。
この動力工具によれば、付属品が取り付けられているときに限って先端工具を駆動することができる構成を、センサを利用せずに機械的な構造のみを利用して実現できる。しかも、付属品が取り付けられていないときには、制動機構による制動状態の解除操作が規制部材によって阻止される。つまり、動力工具は、ブレーキが掛かった状態に維持される。換言すれば、先端工具は、先端工具を駆動させるためのスイッチのオン状態/オフ状態に関係なく、強制的な停止状態に置かれる。したがって、付属品が取り付けられていないときに、先端工具の駆動をより確実に規制できる。
図2のA-A線に沿った、本発明の第1実施形態によるグラインダの縦断面図であり、サイドグリップは取り付けられておらず、先端工具は制動状態にあり、操作部材はオフ位置にある。 図1のB-B線に沿ったグラインダの横断面図である。 図1のC-C線に沿ったグラインダの部分横断面図である。 図1のD-D線に沿ったグラインダの部分横断面図である。 図1のE-E線に沿ったグラインダの縦断面図である。 図1のF-F線に沿ったグラインダの縦断面図である。 図1に示すグラインダの部分拡大図である。 規制部材の斜視図である。 中間部材の斜視図である。 図1に対応するグラインダの縦断面図であり、サイドグリップが取り付けられており、先端工具は制動解除状態にあり、操作部材はオン位置にある。 図5に対応するグラインダの縦断面図であり、サイドグリップが取り付けられた状態を示している。 図6に対応するグラインダの縦断面図であり、サイドグリップが取り付けられた状態を示している。 図7に対応するグラインダの部分拡大図であり、サイドグリップが取り付けられた状態を示している。 本発明の第2実施形態によるグラインダの縦断面図であり、サイドグリップは取り付けられておらず、先端工具は制動状態にあり、操作部材は、ロックオフ状態でオフ位置にある。 図14に対応するグラインダの縦断面図であり、サイドグリップが取り付けられており、先端工具は制動解除状態にあり、操作部材は、ロックオフ解除状態でオフ位置にある。 図14に対応するグラインダの縦断面図であり、サイドグリップが取り付けられており、先端工具は制動解除状態にあり、操作部材は、ロックオフ解除状態でオン位置にある。 図14に示すグラインダの部分拡大図である。 図15に示すグラインダの部分拡大図である。 図14のG-G線に沿ったグラインダの部分横断面図である。 図15のG-G線に沿ったグラインダの部分横断面図である。
1つまたはそれ以上の実施形態において、少なくとも1つの取付部は、複数の取付部を備えていてもよい。この構成によれば、上述の実施形態を、複数の取付位置に選択的に付属品を取り付けることができる動力工具に適用できる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、規制部材は、前記複数の取付部に共通して設けられる単一の部材であってもよい。この構成によれば、複数の取付部に対して単一の規制部材が共用されるので、部品点数を低減し、装置構造を簡素化できる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、複数の取付部は、第1の取付部と第2の取付部とを含んでいてもよい。許容位置は、第1の許容位置と第2の許容位置とを含んでいてもよい。規制部材は、付属品が第1の取付部に取り付けられたときに、阻止位置から第1の方向に向けて、第1の許容位置まで変位し、付属品が第2の取付部に取り付けられたときに、阻止位置から第1の方向と反対の第2の方向に向けて、第2の許容位置まで変位するように構成されてもよい。この構成によれば、複数の取付部に対して単一の規制部材を共用するための合理的な構造が提供される。換言すれば、複数の取付部のいずれかに付属品が取り付けられたときに、制動状態の解除操作を許容するように規制部材が当該付属品に押圧される構成を簡素な装置構造で実現できる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、動力工具は、さらに、付属品を少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに付属品に押圧されて変位されるように構成された中間部材を備えていてもよい。規制部材は、付属品を少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに中間部材に押圧されて変位されるように構成されてもよい。この構成によれば、少なくとも1つの取付部のいずれかに付属品が取り付けられたときに制動状態の解除操作を許容するように規制部材が変位されるための合理的な構造が提供される。換言すれば、少なくとも1つの取付部のいずれかに付属品が取り付けられたときに規制部が付属品から直接的に押圧される場合と比べて規制部材を小型化できるので、装置内レイアウトを設計する際に、スペースの制約を受けにくい。
1つまたはそれ以上の実施形態において、モータはモータシャフトを備えていてもよい。動力工具は、さらに、モータシャフトから駆動力が伝達されるように構成された最終出力シャフトであって、先端工具を装着可能な最終出力シャフトを備えていてもよい。制動機構は、モータシャフトの周囲に配置されてもよい。この構成によれば、制動機構が最終出力シャフトの周囲に配置されないので、最終出力シャフトの周囲を小型化および軽量化できる。この種の動力工具では、通常、ユーザは、使用時において、最終出力シャフトの周囲以外の部分を把持するので、この構成によれば、最終出力シャフトの周囲の小型化および軽量化によって、動力工具の取扱性が向上する。
1つまたはそれ以上の実施形態において、制動機構は、モータシャフトに対して固定され、モータシャフトを周方向に取り囲むように配置された被制動部材と、被制動部材に対して押圧されることで制動状態を実現するように構成され、被制動部材と当接する制動位置と、制動部材から離間する非制動位置と、の間で変位可能に配置される制動部材と、制動部材を制動位置に向けて付勢する付勢部材と、制動部材を制動位置から非制動位置に向けて付勢部材の付勢力に抗って押圧して変位させるように構成された制動解除部材と、を備えていてもよい。この構成によれば、動力工具の大型化を抑制しつつ、制動機能を提供できる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、動力工具は、さらに、モータを駆動するためのスイッチと、スイッチをオフ状態にするオフ位置と、スイッチをオン状態にするオン位置と、の間で変位可能に構成された操作部材と、を備えていてもよい。制動解除部材は、操作部材のオフ位置とオン位置との間の変位と連動するように構成されてもよい。この構成によれば、制動状態の解除操作と、スイッチのオン操作(つまり、操作部材をオフ位置からオン位置まで変位させる操作)と、のタイミング調整が容易になる。具体的には、スイッチがオン状態になる前に制動状態の解除を確実に行う構成を容易に実現できる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、動力工具は、さらに、操作部材のオフ位置とオン位置との間の変位と連動するように構成されたリンク部材を備えていてもよい。リンク部材は、操作部材がオフ位置からオン位置まで変位されたときに変位して、スイッチがオン状態になるようにスイッチを押圧するとともに、制動状態が解除されるように制動解除部材を押圧するように構成されてもよい。この構成によれば、スイッチがオン状態になる前に制動状態の解除を確実に行う構成を容易に実現できる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、動力工具は、さらに、モータを駆動するためのスイッチと、スイッチをオフ状態にするオフ位置と、スイッチをオン状態にするオン位置と、の間で変位可能に構成された操作部材と、操作部材との係合状態の変更によって、オフ位置からオン位置への操作部材の変位が阻止されるロックオフ状態と、オフ位置からオン位置への操作部材の変位が許容されるロックオフ解除状態と、の間で、操作部材のステータスを切り替えるように構成されたロックオフ部と、を備えていてもよい。制動解除部材は、ロックオフ状態とロックオフ解除状態との間の切り替えのための操作と連動するように構成されてもよい。この構成によれば、操作部材のステータスをロックオフ状態からロックオフ解除状態に切り替えれば(この時点では、スイッチはオフ状態にある)、制動解除部材によって制動状態が解除される。したがって、スイッチがオン状態になる前に制動状態の解除を確実に行う構成を容易に実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について、さらに詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、動力工具として、手持ち式の電動ディスクグラインダ(以下、単にグラインダという)を例示する。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1に示すように、第1実施形態によるグラインダ10は、最終出力シャフトとしてのスピンドル25に装着された略円盤状の先端工具28を回転駆動するように構成されている。スピンドル25は、原動機としての電動モータ31によって提供される回転駆動力によって回転される。グラインダ10に装着可能な先端工具28として、砥石、ゴムパッド、ブラシ、ブレード等が用意されている。使用者は、所望の加工作業に応じて適切な先端工具28を選択し、グラインダ10に装着する。グラインダ10によれば、先端工具28の種類に応じて、被加工材に対して研削、研磨、切断等の加工作業を行うことができる。
以下の説明では、電動モータ31の回転軸線AX1(換言すれば、モータシャフト32)が延在する方向をグラインダ10の前後方向と定義する。前後方向のうち、先端工具28が位置する側を前側と定義し、その反対側を後側と定義する。また、スピンドル25の回転軸線AX2(換言すれば、先端工具28の回転軸線)が延在する方向をグラインダ10の上下方向と定義する。上下方向のうち、先端工具28が位置する側を下側と定義し、その反対側を上側と定義する。また、上下方向および前後方向に直交する方向を、グラインダ10の左右方向と定義する。左右方向のうち、後側から前側を見たときの右側をグラインダ10の右側と定義し、その反対側をグラインダ10の左側と定義する。
図1および図2に示すように、グラインダ10は、ギアハウジング20と、モータハウジング30と、ハンドルハウジング40と、を備えている。前後方向、すなわち、グラインダ10の長手方向においてギアハウジング20とハンドルハウジング40との間に位置するモータハウジング30内には、電動モータ31が収容されている。電動モータ31は、外部から供給される電力(本実施形態では交流電力であるが、直流電力であってもよい)によって駆動されるように構成される。
ギアハウジング20内には、電動モータ31の回転駆動力を先端工具28に伝達するための機構が収容されている。具体的には、ギアハウジング20内には、小ベベルギア23と、大ベベルギア24と、スピンドル25と、が収容されている。小ベベルギア23は、電動モータ31のモータシャフト32の前端部において、モータシャフト32の周りに固定されている。スピンドル25は、上下方向に離間して配置された軸受によって、回転軸線AX2を中心に回転可能に支持されている。回転軸線AX2は、電動モータ31の回転軸線AX1と交差(より具体的には、直交)している。大ベベルギア24は、スピンドル25の上側において、スピンドル25の周りに固定されており、小ベベルギア23と噛み合っている。ギアハウジング20は、その下端部に、カバー300を着脱可能に取り付けるための取付部22を有している。取付部22は、上下方向に延在する円筒の形状を有している。スピンドル25は、ギアハウジング20内を上下方向に延在し、下側においてギアハウジング20(より具体的には、取付部22)から延出している。
ギアハウジング20から延出したスピンドル25の下端部において、スピンドル25の周りにはインナーフランジ26が取り付けられている。スピンドル25のうちのインナーフランジ26よりも下方には、雄ネジ部が形成されており、当該雄ネジ部には、ロックナット27が取り付けられている。インナーフランジ26とロックナット27との間に先端工具28を挟み、ロックナット27を締め付けることによって、スピンドル25に対する先端工具28の位置が固定される。
ハンドルハウジング40は、グラインダ10の使用時にユーザが一方の手で把持するための部分である。ハンドルハウジング40は、概ね前後方向に延在する円筒状の形状を有している。ハンドルハウジング40の内部には、電動モータ31を駆動するためのスイッチ41が収容されている。ハンドルハウジング40の下側には、スイッチ41をオフ状態にするオフ位置(図1参照)と、スイッチ41をオン状態にするオン位置(図10参照)と、の間で変位可能に構成された操作部材50が設けられている。
ユーザによって操作部材50がオフ位置からオン位置へ操作されることによって電動モータ31が駆動されると、モータシャフト32の回転が、小ベベルギア23および大ベベルギア24を介して、減速されつつ、スピンドル25に伝達される。このとき、回転運動の方向も、モータシャフト32周りの方向から、スピンドル25の回転軸線AX2周りの方向へと変換される。この機構によれば、モータシャフト32の回転に伴って、スピンドル25が回転軸線AX2周りに回転され、その結果、インナーフランジ26およびロックナット27によって固定された先端工具28がスピンドル25とともに回転される。上記の説明から明らかなように、モータシャフト32、小ベベルギア23、大ベベルギア24およびスピンドル25は、電動モータ31から先端工具28までの駆動力伝達経路を形成している。
図1、図2および図7に示すように、グラインダ10は、さらに、先端工具28の駆動を制動するように構成された制動機構60を備えている。本実施形態では、制動機構60は、電動モータ31から先端工具28までの駆動力伝達経路のうちの、モータシャフト32の周囲に配置されている。具体的には、制動機構60は、前後方向においてギアハウジング20とモータハウジング30との間に配置されたブレーキホルダ61内に配置される。制動機構60は、ブレーキ板62とブレーキ部材63とブレーキシュー64と付勢部材65と制動解除部材66とを備えている。
図7に示すように、ブレーキ板62は、円筒部62aと被制動部62bとを備えている。円筒部62aは、モータシャフト32を周方向に取り囲むように回転軸線AX1と同軸に前後方向に延在している。円筒部62aは、圧入によってモータシャフト32に対して固定されている。被制動部62bは、円筒部62aの後端から、回転軸線AX1に関する径方向の外側に向けて延在するフランジ状の部分である。被制動部62bの前端面は、回転軸線AX1に直交する平面として形成されている。
図7に示すように、ブレーキ部材63は、モータシャフト32を取り囲むように配置される環状の部材である。ブレーキ部材63は、径方向に広がるディスク63aと、内側突出部63bと、外側突出部63cと、を備えている。内側突出部63bは、ディスク63aの内縁部に沿ってディスク63aから前側に突出している。外側突出部63cは、ディスク63aから前側に延在する部分であり、ディスク63aの外周のうちの底部のみに形成されている。外側突出部63cは、内側突出部63bよりも前方まで延在している。
図7に示すように、ブレーキシュー64は、ブレーキ部材63のディスク63aの後端面に固定されている。ブレーキシュー64は、円筒部62aを周方向に取り囲むディスク状の部材であり、前後方向に見て被制動部62bとオーバラップする位置に配置されている。ブレーキ部材63のディスク63aは、ブレーキシュー64よりも径方向外側まで延在している。
図7に示すように、付勢部材65は、本実施形態ではコイルバネの形態である。付勢部材65は、前側でモータシャフト32を支持する軸受33を支持する軸受支持体34と、ブレーキ部材63と、の間に圧縮状態で配置される。付勢部材65は、その内部をブレーキ板62の円筒部62aが貫通するように配置されている。付勢部材65の前端は、軸受支持体34の突出部35(これは、軸受支持体34から周方向に沿って後側に向けて円筒状に突出している)に嵌め込まれており、付勢部材65の後端は、ブレーキ部材63の内側突出部63bの径方向外側に嵌め込まれている。このため、付勢部材65は、回転軸線AX1に直交する方向の位置が固定され、ブレーキ部材63およびブレーキシュー64も、回転軸線AX1に直交する方向において適所に維持される。このような構成により、ブレーキ部材63およびブレーキシュー64は、付勢部材65の圧縮量に応じて、前後方向に変位可能に構成される。
付勢部材65は、常時、ブレーキ部材63およびブレーキシュー64を後側に向けて(後述する制動位置に向けて)付勢している。このため、ブレーキ部材63に外部から力が作用していない状態では、ブレーキシュー64は、ブレーキ板62の被制動部62bの前端面に当接して被制動部62bを後側に向けて押圧する。これによって、制動機構60の制動機能が発揮される。ブレーキシュー64が被制動部62bに対して押圧された状態(以下、制動状態と呼ぶ)では、電動モータ31に電流が供給されても、先端工具28の回転が停止された状態となる。制動状態におけるブレーキ部材63およびブレーキシュー64の位置を制動位置(図1および図7に示されている)とも呼ぶ。
この制動機構60では、ブレーキ部材63およびブレーキシュー64を前側に向けて変位させることによって、制動を解除することができる。制動が解除された状態を制動解除状態とも呼ぶ。具体的には、ブレーキ部材63の後側には、前後方向に変位可能な制動解除部材66が配置されている。この制動解除部材66が前側に変位すると、制動解除部材66が、ブレーキ部材63のディスク63aの下部に当接して、ブレーキ部材63を前側に向けて押圧する。これによって、図13に示すように、ブレーキ部材63およびブレーキシュー64が、付勢部材65の付勢力に抗って、前側へ変位する。その結果、ブレーキシュー64とブレーキ板62の被制動部62bとが離間し、制動が解除される。制動解除状態におけるブレーキ部材63およびブレーキシュー64の位置を非制動位置(図10および図13に示されている)とも呼ぶ。制動解除部材66を前後方向に変位させるための機構については後述する。上述した制動機構60によれば、その構成部品がモータシャフト32の周囲にコンパクトに配置されるので、グラインダ10の大型化を抑制しつつ、制動機能を提供できる。
グラインダ10は、さらに、その付属品として、サイドハンドル200(図10~12参照)とカバー300(図1参照)とを備えている。サイドハンドル200は、ユーザが、ハンドルハウジング40を把持する手と反対の手で把持するために用意されている。サイドハンドル200を使用することにより、ユーザは、グラインダ10をより安定的に保持することができる。サイドハンドル200は、ユーザが把持するためのグリップ部(図示せず)と、ギアハウジング20に取り付けるための取付部210と、押圧部220と、を備えている。取付部210は、サイドハンドル200の長手方向に延在する円柱形状を有しており、サイドハンドル200の長手方向におけるグリップ部の一端から延出している。取付部210の外周面には、雄ネジが形成されている。押圧部220(図11参照)は、取付部210の先端から円柱状に延在する部分であり、取付部210よりも小さい外径を有している。押圧部220の機能は後述する。
図2に示すように、ギアハウジング20は、サイドハンドル200を着脱可能に取り付けるための複数(本実施形態では、2つ)の取付部29a,29bを有している。取付部29a,29bは、前後方向における同一の位置、かつ、回転軸線AX1周りの周方向に互いに離間した位置に配置されている。より具体的には、第1の取付部29aは、ギアハウジング20の左側面に形成され、第2の取付部29bは、ギアハウジング20の右側面に形成されている。第1の取付部29aおよび第2の取付部29bの各々は、ギアハウジング20の内部と外部とを連通させる貫通孔の形態である。当該貫通孔を形成する内面には、取付部210の雄ネジに螺合する雌ネジが形成されている。
2つの取付部29a,29bから選択される1つにサイドハンドル200の取付部210をねじ込むことによって、サイドハンドル200をギアハウジング20に取り付けることができる。ユーザは、グラインダ10を用いて行う作業の種類に応じて、または、右利きか、もしくは、左利きかに応じて、サイドハンドル200の取付け箇所を取付部29a,29bから任意に選択可能である。本実施形態では、2つの取付部29a,29bが設けられているが、サイドハンドル200を取り付けるための取付部の数は、特に限定されるものではなく、1以上の任意の数であってもよい。
図1に示すように、カバー300は、先端工具28の一部分を覆うカバー本体310と、取付部22に取り付けるための取付部320と、を備えている。カバー本体310は、先端工具28の後側略半分を覆っている。本実施形態では、カバー本体310は、先端工具28の上面と、下面と、上面と下面との間の周面と、を覆っているが、使用される先端工具28の種類によっては、上面と周面のみを覆っていてもよい。取付部320は、開いた略円環状の形状を有しており、カバー本体310の上面から上方に向けて延在している。取付部320の構造は周知であるので、図示は省略するが、取付部320は、周方向の2つの先端のところに、対向する2つのフランジを有している。取付部320がギアハウジング20の取付部22を取り囲むように配置された状態で、フランジに形成されたネジ孔にボルトを挿入して締め付けることによって、取付部320の円環形状の半径が小さくなり、取付部320が取付部22に固定される。
上述したグラインダ10は、サイドハンドル200がギアハウジング20の取付部29a,29bのいずれかに取り付けられた状態においてのみ、制動機構60による制動を解除可能とする機械的構成を備えている。以下、図面を参照して、当該機械的構成を詳細に説明する。
図1に示すように、モータハウジング30およびハンドルハウジング40の下側には操作部材50が設けられている。操作部材50は、前後方向に延在する長尺状の部材である。操作部材50は、前端部51と、後端部52と、2つの突起53と、を備えている。前端部51および後端部52は、操作部材50の他の部分よりも細くなった部分であり、前側および後側に向けて、それぞれ突出している。
図7に示すように、前端部51は、モータハウジング30の底部に形成された前後方向に延在する貫通孔36内に挿入されており、凹凸形状によってモータハウジング30と係合している。図1に示すように、後端部52は、ハンドルハウジング40の底部によって支持される。具体的には、ハンドルハウジング40の底部には、ハンドルハウジング40の内部に連通する孔43が形成されている。孔43の後側には、孔43の後端を規定する支持部44が形成されている。支持部44は、ハンドルハウジング40のうちの支持部44よりも後側よりも径が大きくなっており、その径方向外側の端部は、前側に向けて突出している。これによって、支持部44の径方向内側には段部が形成されている。操作部材50の後端部52は、この支持部44の段部上に載置される。このような構成によって、操作部材50は、抜け止め状態で、モータハウジング30およびハンドルハウジング40に取り付けられる。これによって、操作部材50は、前端部51とモータハウジング30との係合箇所を支点として、図1に示すオフ位置から図10に示すオン位置まで反時計回りに枢動可能に構成される。
図1に示すように、2つの突起53は、操作部材50の上部から上方に向けて延在しており、左右方向に離間して設けられている(図1では、左側の突起53のみが見えている)。突起53は、前後方向において、孔43に対応する位置に位置している。
図1に示すように、操作部材50には、ロックオフ部材54が取り付けられている。ロックオフ部材54は、前後方向において、操作部材50の略中央に設けられている。ロックオフ部材54は、操作部材50との係合状態の変更によって、オフ位置からオン位置への操作部材50の変位が阻止されるロックオフ状態(図1参照)と、オフ位置からオン位置への操作部材50の変位が許容されるロックオフ解除状態(図10参照)と、の間で、操作部材50のステータスを切り替えるために設けられる。
具体的には、ロックオフ部材54は、操作部材50の内部に設けられたボス内に支持されるピン57を介して操作部材50によって支持されている。ロックオフ部材54は、図1に示すロックオフ位置と、図10に示すロックオフ解除位置と、の間で、ピン57を中心として枢動可能である。ロックオフ部材54は、トーションバネ(図示せず)によって図1に示すロックオフ位置に向けて、常時、付勢されている。
ロックオフ部材54は、当接端部55と操作端部56とを備えている。ロックオフ部材54がロックオフ位置にあるとき、ロックオフ部材54は、ロックオフ部材54の孔58を介して下側へ突出している。また、当接端部55は、モータハウジング30の後端かつ底部に、モータハウジング30から下側に向けて突出するように設けられた当接部37に当接している。このため、ユーザが操作部材50をオフ位置(図1参照)からオン位置(図10参照)へ変位させるために、操作部材50を上向きに押圧する操作(以下、オン操作とも呼ぶ)を行っても、操作部材50の枢動が阻止される。これによって、操作部材50のロックオフ状態が維持される。一方、ユーザが、操作端部56を指で後方に向けて引き操作すると、ロックオフ部材54は、トーションバネの付勢力に抗って、反時計回りに枢動する。その結果、図10に示すように、ロックオフ部材54は、操作部材50の孔58内に収容される。つまり、ロックオフ部材54は、当接部37に当接しない位置まで退避される。その結果、ユーザは、図10に示すオン位置まで操作部材50を枢動させることができる。
図1に示すように、操作部材50の上方には、リンク部材45が配置されている。リンク部材45は、左右方向に貫通する貫通孔49を有している。この貫通孔49には、モータハウジング30の内部に形成されたボスに支持されるピン(図示せず)が挿入される。これによって、リンク部材45は、ピンを中心として枢動可能に構成される。リンク部材45は、トーションバネ(図示せず)によって、反時計回りに付勢されている。
リンク部材45は、リンク部材45の枢動軸線に関する径方向の外側に向けて延在する3つのアーム46,47,48を備えている。第1のアーム46は最も上側に位置し、第3のアーム48は最も下側に位置し、第2のアーム47は第1のアーム46と第3のアーム48との中間に位置している。反時計回りに付勢されたリンク部材45の第1のアーム46が、モータハウジング30の当接面38に当接することによって、リンク部材45の初期枢動位置が規定されている。第1のアーム46は、図1に示す初期位置からトーションバネの付勢力に抗って時計回りに枢動されたときに、図10に示すように、スイッチ41の入力部材42を後側に向けて押圧して、スイッチ41をオフ状態からオン状態に切り替えることができる位置に配置されている。
第2のアーム47は、上下方向に見て、操作部材50の2つの突起53とオーバラップする位置に配置されている。また、第2のアーム47の先端は、突起53の真上に位置している。ユーザが操作部材50を上方に向けて押圧する操作を行って、操作部材50が図1に示すオフ位置から図10に示すオン位置に変位されたとき、図10に示すように、第2のアーム47は、突起53によって上方へ持ち上げられる。これによって、リンク部材45は、トーションバネの付勢力に抗って時計回りに枢動し、上述したように、第1のアーム46によってスイッチ41がオン状態に切り替えられる。一方、ユーザが操作部材50を上方に向けて押圧する力を解除すると、リンク部材45は、トーションバネの付勢力によって図1に示す初期位置に戻り、操作部材50も図1に示すオフ位置に戻る。これによって、スイッチ41がオフ状態に戻る。このように、リンク部材45は、操作部材50のオフ位置とオン位置との間の変位と連動するように構成されている。
図1に示すように、第3のアーム48は、その先端側が前方側へ折れ曲がった略L字形状を有している。第3のアーム48の先端部には、制動解除部材66の後端が載置される。制動解除部材66は、モータハウジング30の底部に沿って前後方向に延在する長尺状の部材である。制動解除部材66は、第3のアーム48から、電動モータ31の前側に配置されたバッフルプレート39(図7参照)を貫通して、ブレーキ部材63のすぐ後まで延在している。
ユーザ操作によって操作部材50が図1に示すオフ位置から図10に示すオン位置に変位されたとき、リンク部材45は、上述のように時計回りに枢動する。このとき、第3のアーム48は、制動解除部材66を前方に向けて押圧する。それによって、制動解除部材66は、図10および図13に示すように前側に変位して、ブレーキ部材63のディスク63aを前側に向けて押圧する。その結果、上述したように、制動機構60による制動が解除される。リンク部材45および制動解除部材66は、第3のアーム48および制動解除部材66による制動解除が、第1のアーム46によるスイッチ41のオン状態への切り替えよりも先に生じるように構成されている。本実施形態のように操作部材50と制動解除部材66とを連動させれば、スイッチ41がオン状態になる前に制動状態の解除を確実に行う構成を容易に実現できる。特に、本実施形態では、操作部材50と制動解除部材66とは、リンク部材45を介して連動するので、リンク部材45におけるアーム46,47,48の周方向位置を適切に設定することで、スイッチ41がオン状態になる前に制動状態の解除を確実に行う構成を容易に実現できる。ユーザが操作部材50を上方に向けて押圧する力を解除すると、制動解除部材66は、付勢部材65の付勢力によって、ブレーキ部材63を前側へ押圧しない初期位置(図1および図7参照)まで戻される。
グラインダ10は、取付部29a,29bのいずれにもサイドハンドル200が取り付けられていない状態では、制動解除部材66の上述した前側への変位(制動機構60による制動を解除するための前側への変位)を阻止する機能を有している。そのような機能は、単一の規制部材70(図8参照)と、2つの中間部材80(図9参照)と、によって発揮される。図8および図9での方向表示は、規制部材70および中間部材80がグラインダ10に組み込まれた状態での方向を示している。また、2つの中間部材80は、後述するように、回転軸線AX1に対して左右対称となるように配置されるが、図9では、右側の中間部材80についての方向を示している。
まず、中間部材80について説明する。図9に示すように、中間部材80は、上下方向に直交する方向に広がる押圧部81と、被押圧部82と、を備えている。押圧部81の上面には、溝83が形成されている。溝83は、上側と、回転軸線AX1から遠い側(図8に示す、回転軸線AX1に対して右側に配置される中間部材80では、右側)と、が開放されるように形成されている。被押圧部82は、左右方向における押圧部81の略中央から下側に向けて延在している。押圧部81には、被押圧部82に対して回転軸線AX1から遠い側に貫通孔84が形成されている。貫通孔84は、前後方向に延在している。
図3に示すように、中間部材80の各々は、後側から貫通孔84を貫通して、ギアハウジング20の内部にまで延在する圧入ピン85によって、ギアハウジング20に取り付けられている。中間部材80と、圧入ピン85のヘッドと、の間には、中間部材80が圧入ピン85を中心として枢動可能となるように、前後方向に僅かなクリアランスが確保されている。
図5に示すように、中間部材80の各々は、付勢部材としての板バネ86によって付勢される。具体的には、板バネ86は、略L字状に折れ曲がった形状を有しており、折れ曲がりの一方側は、ギアハウジング20に形成された孔20a内に収容されている。また、折れ曲がりの他方側は、中間部材80の溝83内に収容されている。これによって、中間部材80は、常時、被押圧部82がストッパ20bに当接する初期位置(図5参照)に向けて付勢される。ストッパ20bは、図2および図5に示すように、ギアハウジング20の内面から内側に向けて突出する部分であり、取付部29a,29bを形成する部分でもある。また、図2に示すように、2つの中間部材80は、それらの被押圧部82がギアハウジング20の取付部29a,29bの内側端部付近をそれぞれ塞ぐように配置されている。
このような中間部材80は、サイドハンドル200が取付部29a,29bのいずれかに取り付けられたときに、サイドハンドル200の押圧部220に押圧されて、枢動される。例えば、取付部29a,29bのうちの第2の取付部29bにサイドハンドル200が取り付けられたときは、図11に示すように、右側の中間部材80が、板バネ86の付勢力に抗って、被押圧部82がストッパ20bから離れる方向に枢動する。図示は省略するが、取付部29aにサイドハンドル200が取り付けられたときは、左側の中間部材80が、板バネ86の付勢力に抗う方向に枢動する。
次いで、規制部材70について説明する。図8に示すように、規制部材70は、本体71と、2つの被押圧部73と、1つの規制部75と、を備えている。本体71は、上方が開いた環状の形状を有している。被押圧部73は、本体71の両端(上端)から前側に突出する部分である。被押圧部73の上面には、溝74が形成されている。溝74は、上側と前側とが開放されている。規制部75は、本体71の最下部(開いた環形状の中央)において、本体71から後側に突出する部分である。上下方向における本体71の略中央には、本体71を前後方向に貫通する2つの貫通孔72が形成されている。貫通孔72は、上下方向を長手方向とする長孔の形態である。
この規制部材70は、図6に示すように、モータシャフト32を周方向に取り囲むように配置される。図3および図6に示すように、規制部材70は、2つの貫通孔72を貫通して軸受支持体34のネジ孔に螺合する2つのネジ76によって、軸受支持体34に取り付けられる。ネジ76のヘッドと軸受支持体34との間には、前後方向に僅かなクリアランスが形成されており、また、貫通孔72は長孔の形態であるから、規制部材70は、貫通孔72に沿って変位可能に、ネジ76を介して軸受支持体34によって支持されている。
図5に示すように、規制部材70の被押圧部73は、中間部材80の上方で、中間部材80の押圧部81に近接している。図5に示すように、サイドハンドル200の非取付状態では、被押圧部73と押圧部81とは上下方向に僅かに離間している。また、図4に示すように、上下方向に見て、被押圧部73の前側部分は、押圧部81の後側部分とオーバラップしている。
さらに、図4および図6に示すように、被押圧部73とギアハウジング20との間には、付勢部材77が圧縮状態で配置されている。付勢部材77は、本実施形態ではコイルバネの形態である。図4に示すように、付勢部材77は溝74内に位置している。溝74を形成する被押圧部73の外縁部は、付勢部材77の移動を規制する。付勢部材77は、被押圧部73を下向きに付勢している。2つの付勢部材77の付勢力は同等であり、図6に示すように、サイドハンドル200の非取付状態では、2つの被押圧部73は、同一の上下方向の位置に位置している。
さらに、図1および図7に示すように、サイドハンドル200の非取付状態では、規制部材70の規制部75は、制動機構60のブレーキ部材63(より詳細には、外側突出部63c)の前側で、外側突出部63cに近接している。換言すれば、規制部75は、図7に示す制動位置から図13に示す非制動位置までブレーキ部材63が変位するときの外側突出部63cの変位経路上に位置している。このため、ユーザが上述したように操作部材50のオン操作を行った結果として制動解除部材66が外側突出部63cを前方に向けて押圧したとしても、外側突出部63cが規制部75に当接し、外側突出部63cの更なる変位が規制される。その結果、制動機構60の制動状態の解除が阻止される。換言すれば、規制部75は、制動機構60による制動状態の解除操作を部材間当接(ここでは、規制部75と外側突出部63cとの当接)によって阻止する。このときの規制部材70の位置を阻止位置とも呼ぶ。
一方、サイドハンドル200が取付部29a,29bのいずれかに取り付けられたときは、制動機構60による制動状態の解除操作が許容される。具体的には、規制部材70は、サイドハンドル200が取付部29a,29bのいずれかに取り付けられたときに、サイドハンドル200の押圧部220に間接的に(換言すれば、規制部材70を介して)押圧されて、左右方向で傾くように変位される。例えば、取付部29a,29bのうちの第2の取付部29bにサイドハンドル200が取り付けられたときは、図11に示すように、右側の中間部材80が、上述の通り枢動し、右側の付勢部材77の付勢力に抗って、右側の被押圧部73を押し上げる。これによって、図11および図12に示すように、右側の被押圧部73が左側の被押圧部73よりも上方に位置するように、規制部材70が傾斜的に変位する。
このとき、図12に示すように、規制部75も右上に向けて変位することになる。これによって、規制部75は、図7に示す制動位置から図13に示す非制動位置までブレーキ部材63が変位するときの外側突出部63cの変位経路上から逸脱する。その結果、図13に示すように、ユーザが上述したように操作部材50のオン操作を行った結果として制動解除部材66が外側突出部63cを前方に向けて押圧すると、外側突出部63cは、規制部75に当接することなく(つまり、上述の部材間当接が発生することなく)、前側へ変位できる。このため、制動機構60の制動状態の解除が許容されるのである。このときの規制部材70の位置を許容位置とも呼ぶ。
図示は省略するが、取付部29aにサイドハンドル200が取り付けられたときは、左側の中間部材80が、上述の通り枢動し、左側の付勢部材77の付勢力に抗って、左側の被押圧部73を押し上げる。これによって、左側の被押圧部73が右側側の被押圧部73よりも上方に位置するように、規制部材70が傾斜的に変位する。つまり、取付部29aにサイドハンドル200が取り付けられたときは、規制部材70は、取付部29bにサイドハンドル200が取り付けられたときの変位方向と反対の方向に変位する。この場合にも、規制部75は、図7に示す制動位置から図13に示す非制動位置までブレーキ部材63が変位するときの外側突出部63cの変位経路上から逸脱する。このため、制動機構60の制動状態の解除は許容される。
サイドハンドル200が取付部29aまたは取付部29bから取り外されると、規制部75は、付勢部材77の付勢力によって、図6および図7に示す阻止位置に戻る。
上述したグラインダ10によれば、取付部29a,29bのいずれにもサイドハンドル200が取り付けられていない状態では、規制部材70は、規制部75が、制動機構60による制動状態の解除操作を部材間当接によって阻止する阻止位置にある。一方、取付部29a,29bのいずれかにサイドハンドル200が取り付けられた状態では、規制部材70は、規制部75が、制動機構60による制動状態の解除操作を許容する許容位置まで変位する。したがって、サイドハンドル200が取り付けられているときに限って先端工具28を駆動することができる構成を、センサを利用せずに機械的な構造のみを利用して実現できる。しかも、サイドハンドル200が取り付けられていないときには、先端工具28は、制動機構60による強制的な停止状態(スイッチ41のオン状態/オフ状態に関係なく、先端工具28の駆動が停止される状態)に置かれる。したがって、単に操作部材50のオン操作が阻止される構成と比べて、サイドハンドル200が取り付けられていないときに、先端工具28の駆動をより確実に規制できる。
さらに、グラインダ10によれば、2つの取付部29a,29bに対して単一の規制部材70が共用されるので、部品点数を低減し、装置構造を簡素化できる。規制部材70は、回転軸線AX1に関する周方向に離間した取付部29a,29bの配置に対応した環状形状を有しているので、簡単な構成で、取付部29a,29bに対して単一の規制部材70を共用化できる。しかも、規制部材70は、中間部材80を介してサイドハンドル200に間接的に押圧されるので、サイドハンドル200に直接的に押圧される構成(換言すれば、規制部材70が、サイドハンドル200に直接的に押圧される位置に到達する大きさを有する構成)と比べて、規制部材70を小型化できる。したがって、装置内レイアウトを設計する際に、スペースの制約を受けにくい。
さらに、グラインダ10によれば、制動機構60は、スピンドル25の周囲ではなく、モータシャフト32の周囲に配置される。このため、スピンドル25の周囲(つまり、ギアハウジング20およびその内部構成)を小型化および軽量化できる。つまり、ユーザが把持するハンドルハウジング40から相対的に遠い位置にあるギアハウジング20を小型化および軽量化できる。このため、グラインダ10の取扱性が向上する。しかも、制動機構60と、制動機構60の制動解除部材66に連動する操作部材50と、の距離が短くなるので、制動解除部材66と操作部材50とを連動させるための機械的構造を簡素化できる。
さらに、グラインダ10によれば、サイドハンドル200が取付部29aに取り付けられたときと、サイドハンドル200が取付部29bに取り付けられたときと、では、規制部材70の変位方向が反対になる。このため、取付部29a,29bのいずれかにサイドハンドル200が取り付けられたときに、制動機構60による制動状態の解除操作を許容するように規制部材70がサイドハンドル200に押圧される構成を簡素な装置構造で実現できる。
本発明の第2実施形態について、図14~20を参照して以下に説明する。以下では、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。また、第1実施形態と同一または類似の構成要素には、第1実施形態の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。図14に示すように、第2実施形態によるグラインダ410は、操作部材50に代えて操作部材450を、ロックオフ部材54に代えてロックオフ部443を、リンク部材45に代えて枢動部材455を、制動機構60に代えて制動機構460を、それぞれ備えている。
図14に示すように、操作部材450は、前後方向に延在する長尺状の部材であり、モータハウジング430およびハンドルハウジング440の下側に配置されている。操作部材450は、作用端部451と、係合部452と、突起453と、突起454と、を備えている。作用端部451は、操作部材450の前端部分であり、他の部分よりも小さい厚み(上下方向の幅)を有している。作用端部451は、モータハウジング430に形成された貫通孔431(図17参照)を通って、モータハウジング430の内部に達している。係合部452は、後述するロックオフ部443と係合するための部分であり、本実施形態では、操作部材450の後端部分において後方に向けて突出する突起の形態である。突起453は、操作部材450の上部において上方に向けて突出している。突起453は、前後方向において、操作部材450の後側に配置されている。突起454は、操作部材450の下部において下方に向けて突出している。突起454は、前後方向において、操作部材450の略中央に配置されている。
この操作部材450は、作用端部451のうちの貫通孔431内に位置する部分を支点として、上下方向に枢動可能である。初期位置である図14に示すオフ位置から図16に示すオン位置へ上方に向けて操作部材450が変位されると、枢動部材455を介してスイッチ41がオフ状態からオン状態に切り替えられる。
具体的には、枢動部材455は、操作部材450の突起453の上方に配置されている。枢動部材455は、ハンドルハウジング440のボスに支持されるピン458を中心として枢動可能に構成されており、その枢動軸線に関して径方向外側に延在する第1のアーム456および第2のアーム457を備えている。第1のアーム456は、突起453の直上に配置されており、第2のアーム457は、第1のアーム456よりも上方に配置されている。図示は省略しているが、枢動部材455は、付勢部材(例えば、トーションばね)によって、第1のアーム456が操作部材450の突起453と当接するように、反時計回りに付勢されている。
後述するロックオフ解除状態において、ユーザが、操作部材450を上方に向けて押圧する操作を行うと、操作部材450が上方に向けて枢動される。これによって、突起453が枢動部材455の第1のアーム456を、付勢部材の付勢力に抗って上向きに変位させ、枢動部材455が時計回りに枢動される。その結果、第2のアーム457も一体的に時計回りに枢動される。そして、図16に示すオン位置まで操作部材450が枢動すると、スイッチ41の入力部材42が第2のアーム457によって押圧されて、スイッチ41の内部に押し込まれる。これによって、スイッチ41がオフ状態からオン状態に切り替えられる。ユーザが、操作部材450に対する上方に向けた押圧操作を解除すると、枢動部材455を付勢する付勢部材の付勢力によって操作部材450が下方に向けて枢動し、図14に示すオフ位置に戻る。このとき、枢動部材455も付勢部材の付勢力によって図14に示した位置に戻り、入力部材42もスイッチ41から退出する。これによって、スイッチ41がオン状態からオフ状態に戻る。
ロックオフ部443は、第1実施形態のロックオフ部材54と同様の機能を有する。第1実施形態の自らが変位するロックオフ部材54とは対照的に、ロックオフ部443は、固定的な(つまり、変位しない)係合構造である。本実施形態では、ロックオフ部443は、ハンドルハウジング440の一部分(より具体的には、後側かつ下側の部分)として、操作部材450よりも後側に形成されている。
図14に示すように、ロックオフ部443は、基部444と、係合部445と、支持部446と、を備えている。基部444は、ハンドルハウジング440の下部から下側に向けて突出する部分である。係合部445および支持部446は、基部444から前側に向けて突出している。係合部445は、支持部446よりも上側に位置しており、係合部445と支持部446との間には、前側が開口する凹部が形成されている。支持部446は、係合部445よりも前側に延在している。
図14に示すように、操作部材450は、作用端部451が貫通孔431内に挿入され、係合部452が支持部446上に載置されることによって、抜け止め状態で、前後方向および上下方向に変位可能に保持されている。操作部材450の前後方向および上下方向の変位は、ユーザの手動操作によって行われる。ユーザは、突起454に指を掛けることで、操作部材450を前後方向に容易に変位させることができる。
図17および図19に示すように、制動機構460は、ブレーキ部材63に代えてブレーキ部材463を、制動解除部材66に代えて制動解除部材466を、それぞれ備えている。ブレーキ部材463は、径方向に広がるディスク463aと、内側突出部63bと、を備えており、外側突出部63cは備えていない。ディスク463aの下端には、下側が開放された切欠463dが形成されている。
図14、図17および図19に示すように、制動解除部材466は、前後方向において、規制部材70の規制部75と、操作部材450と、の間に、前後方向に変位可能に配置される。図17および図19に示すように、制動解除部材466は、本実施形態では、前後方向に延在する板状の部材である。制動解除部材466の後端には、上下の幅および左右の幅が他の部分より大きいフランジ部467が形成されている。また、図19に示すように、制動解除部材466の前側には、左右の幅が他の部分より大きい押圧部468が形成されている。制動解除部材466のうちの押圧部468よりも前側の部分は、細長い先端部469として形成されている。図17および図19に示すように、先端部469は、ブレーキ部材463の切欠463dを通って、規制部材70の規制部75の手前まで延在している。
図17に示すように、制動解除部材466の周囲には、付勢部材としてのコイルバネ465が配置されている。コイルバネ465は、モータハウジング430の内側に嵌め込まれたバッフルプレート39と、フランジ部467と、の間に圧縮状態で保持されている。このコイルバネ465によって、制動解除部材466は、常時、後方に向けて、つまり、操作部材450側に向けて付勢される。このため、フランジ部467は、制動解除部材466の前後方向の位置にかかわらず、操作部材450の作用端部451と前後方向に常に当接する。ユーザが操作部材450を前方に向けて変位させたとき、制動解除部材466は、操作部材450によってコイルバネ465の付勢力に抗って前方に押され、操作部材450とともに前方へ変位される。一方、ユーザが、操作部材450を前方に向けて変位させる力を解除すると、操作部材450および制動解除部材466は、コイルバネ465の付勢力によって、元の位置に戻される。このようにして、制動解除部材466は、操作部材450の前後方向の変位に連動するように構成される。
このようなグラインダ410の作用について以下に説明する。まず、図14に示すように、操作部材450がオフ位置でロックオフ状態にあるとき、操作部材450の係合部452は、ロックオフ部443の係合部445と支持部446との間の凹部に収容されている。このときの操作部材450の位置をロックオフ位置とも呼ぶ。操作部材450がロックオフ位置にあるとき、係合部452の真上には、係合部445が位置しているので、ユーザが操作部材450を上方に向けて押圧操作を行おうとしても、係合部452が係合部445に当接して、操作部材450の上方への変位が規制される。このため、操作部材450は、オフ位置(図14参照)からオン位置(図16参照)へ変位することが阻止される。
操作部材450がオフ位置でロックオフ状態にあるとき、制動解除部材466は、操作部材450によって前方に押圧されておらず、図14、図17および図19に示す位置に位置している。このとき、図19に示すように、制動解除部材466の押圧部468と、ブレーキ部材463のディスク463aと、は、前後方向に離間している。また、図14、図17および図19に示すように、ブレーキ部材463およびブレーキシュー64は、ブレーキ板62を押圧する制動位置にある。
ロックオフ状態にある操作部材450をロックオフ解除状態にするためには、ユーザは、操作部材450を前方へ向けて変位させる必要がある。しかしながら、図17および図19に示すように、サイドハンドルが取り付けられていない状態では、制動解除部材466の先端部469の前方には、規制部材70の規制部75が位置している。このため、ユーザが操作部材450を前方に向けて変位させようとすると、操作部材450に連動する制動解除部材466の先端部469が規制部75に当接するので、制動解除部材466(ひいては、操作部材450)の前方への変位が規制される。このように、規制部75は、部材間当接(ここでは、規制部75と制動解除部材466の先端部469との当接)によって、操作部材450のステータスがロックオフ位置状態からロックオフ解除状態に切り替えられることを阻止する。換言すれば、規制部75は、制動解除部材466が前方へ変位するための変位経路を遮っている。
一方、取付部29a,29bのいずれかにサイドハンドル200が取り付けられた状態(第1実施形態参照)では、第1実施形態と同様に規制部材70が変位して、図18および図20に示すように、制動解除部材466が前方へ変位するための変位経路を規制部材70が遮らない状態になる。つまり、上述の部材間当接は発生せず、操作部材450および制動解除部材466は前方への変位が許容される。このため、ユーザは、コイルバネ465の付勢力に抗って、図15、図18および図20に示す位置まで操作部材450および制動解除部材466を前方へ変位させることができる。
このとき、図15に示すように、操作部材450の係合部452は、ロックオフ部443の支持部446上に支持されているが、係合部452の真上には、係合部445が存在していない。このため、操作部材450は、上方に向けて変位可能な状態(つまり、ロックオフ解除状態)になる。このときの操作部材50の位置をロックオフ解除位置とも呼ぶ。
操作部材50のロックオフ位置からロックオフ解除位置への変位に伴って、制動解除部材466が前方に変位すると、図20に示すように、制動解除部材466の押圧部468がブレーキ部材463のディスク463aに当接して、前方へ押圧する。これによって、ブレーキ部材463およびブレーキシュー64は、図18に示すように、ブレーキシュー64がブレーキ板62の被制動部62bと前後方向に離間する位置(つまり、制動解除位置)まで、前方に向けて変位する。このようにして、制動機構460による制動状態が解除される。
このようにして、操作部材450がオフ位置でロックオフ解除状態になった後、ユーザが操作部材450を上方へ変位させると、図16に示すように、上述した態様で、枢動部材455を介してスイッチ41がオン状態になる。一方、グラインダ410の駆動を停止させるときは、ユーザが操作部材450の上方への変位操作を解除すると、上述の通り、操作部材450がオン位置(図16参照)からオフ位置(図14参照)に戻る。このとき、操作部材450が、コイルバネ465の付勢力によって、ロックオフ解除位置(図15参照)からロックオフ位置(図14参照)まで戻るとともに、制動解除部材466が、図18および図20に示す位置から、図17および図19に示す位置に戻る。これに伴い、ブレーキ部材463およびブレーキシュー64も、非制動位置から制動位置へ戻る。上記の説明から明らかなように、本実施形態では、操作部材450と制動解除部材466との連動によって、操作部材450によるロックオフ解除操作が、制動機構460による制動状態の解除操作を兼ねる構成を提供している。
上述したグラインダ410によれば、第1実施形態と同様に、サイドハンドル200が取り付けられているときに限って先端工具28を駆動することができる構成を、センサを利用せずに機械的な構造のみを利用して実現できる。また、第1実施形態と同様に、サイドハンドル200が取り付けられていないときには、先端工具28は、制動機構460による強制的な停止状態に置かれる。したがって、単に操作部材450のオン操作が阻止される構成と比べて、サイドハンドル200が取り付けられていないときに、先端工具28の駆動をより確実に規制できる。
また、上述したロックオフの解除操作に伴う操作部材450の変位はユーザにとって識別しやすいので、ユーザは、操作部材450をオフ位置からオン位置に変位させる操作を行ったにもかかわらず、電動モータ31を駆動できない場合に、その理由が、スイッチ41の故障ではなく、サイドハンドル200が装着されていないことに起因してロックオフの解除操作ができないことであると気付きやすい。
さらに、グラインダ410によれば、ユーザが操作部材450を前側に変位させて、操作部材450のステータスをロックオフ状態からロックオフ解除状態に切り替えれば、操作部材450がオフ位置に留まっていても、制動解除部材466によって制動状態が解除される。したがって、スイッチ41がオン状態になる前に制動状態の解除を確実に行う構成を容易に実現できる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各要素の任意の組み合わせ、または、任意の省略が可能である。
例えば、上述したグラインダ10の構成部品の形状および形態は、例示に過ぎず、その構成部品の上述した機能が確保される限り、任意の変更が可能である。例えば、取付部29a,29bのいずれかにサイドハンドル200が取り付けられたときに、規制部材70は、中間部材80を介さずに、サイドハンドル200に直接的に押圧されて変位する大きさおよび形状を有していてもよい。
さらに、規制部材70は、サイドハンドル200に直接的または間接的に押圧されたときに、傾斜的に変位する代わりに、回転軸線AX1に平行な回転軸線を中心として回転する形状を有していてもよい。この場合、規制部材70の貫通孔72は、規制部材70の回転的な変位を案内できるように、円弧状に形成されてもよい。規制部材70の回転方向は、取付部29aにサイドハンドル200が取り付けられるときと、取付部29bにサイドハンドル200が取り付けられるときと、で同一であってもよいし、異なっていてもよい。
さらに、制動機構60または460は、スピンドル25の周囲に配置され、スピンドル25の回転を制動するように構成されてもよい。この場合、制動解除部材66または466の変位方向を、ブレーキ部材63または463およびブレーキシュー64の変位方向に変換する変換機構が追加的に設けられてもよい。
さらに、第2実施形態において、固定的な係合構造であるロックオフ部443に代えて、変位可能に構成されたロックオフ部材が、ロックオフ部として設けられてもよい。この場合、制動解除部材は、ロックオフ部材のロックオフ位置からロックオフ解除位置への変位に連動して、制動解除の動作を行うように構成されてもよい。
さらに、グラインダ10または410は、サイドハンドル200に代えて、カバー300が取り付けられていないときに制動解除のための制動解除部材66または466の変位が阻止されるように構成されてもよい。この場合、カバー30に直接的または間接的に押圧される規制部材が設けられてもよい。あるいは、グラインダ10または410は、サイドハンドル200およびカバー300の少なくとも一方が取り付けられていないときに制動解除のための制動解除部材66または466の変位が阻止されるように構成されてもよい。この場合、カバー300の取付けの有無に応じて変位する追加的な規制部材が設けられてもよい。この場合、追加的な規制部材は、規制部材70と前後方向に並ぶように配置され、サイドハンドル200およびカバー300の少なくとも一方が取り付けられていないときに、規制部材70と直列的に、制動解除のための制動解除部材66または466の変位経路を遮断してもよい。
さらに、上述の実施形態は、グラインダに限らず、付属品を着脱可能に取り付けることができる任意の動力工具に適用可能である。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。但し、実施形態の各構成要素は単なる一例であって、本発明の各構成要素を限定するものではない。グラインダ10,410は、「動力工具」の一例である。先端工具28は、「先端工具」の一例である。電動モータ31は、「モータ」の一例である。制動機構60,460は、「制動機構」の一例である。サイドハンドル200は、「付属品」の一例である。取付部29a,29bは、「取付部」の一例である。規制部材70は、「規制部材」の一例である。中間部材80は、「中間部材」の一例である。モータシャフト32は、「モータシャフト」の一例である。スピンドル25は、「最終出力シャフト」の一例である。ブレーキ板62は、「被制動部材」の一例である。ブレーキ部材63,463およびブレーキシュー64は、「制動部材」の一例である。付勢部材65は、「付勢部材」の一例である。制動解除部材66,466は、「制動解除部材」の一例である。操作部材50,450は、「操作部材」の一例である。リンク部材45は、「リンク部材」の一例である。ロックオフ部443は、「ロックオフ部」の一例である。
10,410...グラインダ
20...ギアハウジング
20a...孔
20b...ストッパ
22...取付部
23...小ベベルギア
24...大ベベルギア
25...スピンドル
26...インナーフランジ
27...ロックナット
28...先端工具
29a...取付部
29a...第1の取付部
29b...取付部
29b...第2の取付部
30,430...モータハウジング
31...電動モータ
32...モータシャフト
33...軸受
34...軸受支持体
35...突出部
36...貫通孔
37...当接部
38...当接面
39...バッフルプレート
40,440...ハンドルハウジング
41...スイッチ
42...入力部材
43...孔
44...支持部
45...リンク部材
46...アーム
46...第1のアーム
47...第2のアーム
48...第3のアーム
49...貫通孔
50,450...操作部材
51...前端部
52...後端部
53...突起
54...ロックオフ部材
55...当接端部
56...操作端部
57...ピン
58...孔
60,460...制動機構
61...ブレーキホルダ
62...ブレーキ板
62a...円筒部
62b...被制動部
63,463...ブレーキ部材
63a,463a...ディスク
63b...内側突出部
63c...外側突出部
64...ブレーキシュー
65...付勢部材
66,466...制動解除部材
70...規制部材
71...本体
72...貫通孔
73...被押圧部
74...溝
75...規制部
76...ネジ
77...付勢部材
80...中間部材
81...押圧部
82...被押圧部
83...溝
84...貫通孔
85...圧入ピン
86...板バネ
200...サイドハンドル
210...取付部
220...押圧部
300...カバー
310...カバー本体
320...取付部
431...貫通孔
443...ロックオフ部
444...基部
445...係合部
446...支持部
451...作用端部
452...係合部
453,454...突起
455...枢動部材
456...第1のアーム
457...第2のアーム
458...ピン
463d...切欠
465...コイルバネ
467...フランジ部
468...押圧部
469...先端部
AX1,AX2...回転軸線

Claims (10)

  1. 動力工具であって、
    先端工具に駆動力を提供するように構成されたモータと、
    前記モータから前記先端工具までの駆動力伝達経路に配置され、前記先端工具の駆動を制動するように構成された制動機構と、
    付属品を着脱可能に取り付けられるように構成された少なくとも1つの取付部と、
    前記付属品を前記少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに前記付属品に直接的または間接的に押圧されて変位されるように構成された規制部材と
    を備え、
    前記規制部材は、
    前記付属品が前記少なくとも1つの取付部のいずれにも取り付けられていない状態では、前記制動機構による制動状態の解除操作を部材間当接によって阻止する阻止位置に位置し、
    前記付属品が前記少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けられている状態では、前記部材間当接が発生しないことに起因して前記制動状態の前記解除操作を許容する許容位置に位置する
    動力工具。
  2. 請求項1に記載の動力工具であって、
    前記少なくとも1つの取付部は、複数の取付部を備える
    動力工具。
  3. 請求項2に記載の動力工具であって、
    前記規制部材は、前記複数の取付部に共通して設けられる単一の部材である
    動力工具。
  4. 請求項3に記載の動力工具であって、
    前記複数の取付部は、第1の取付部と第2の取付部とを含み、
    前記許容位置は、第1の許容位置と第2の許容位置とを含み、
    前記規制部材は、
    前記付属品が前記第1の取付部に取り付けられたときに、前記阻止位置から第1の方向に向けて、前記第1の許容位置まで変位し、
    前記付属品が前記第2の取付部に取り付けられたときに、前記阻止位置から前記第1の方向と反対の第2の方向に向けて、前記第2の許容位置まで変位する
    ように構成された
    動力工具。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の動力工具であって、
    さらに、前記付属品を前記少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに前記付属品に押圧されて変位されるように構成された中間部材を備え、
    前記規制部材は、前記付属品を前記少なくとも1つの取付部のいずれかに取り付けたときに前記中間部材に押圧されて変位されるように構成された
    動力工具。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の動力工具であって、
    前記モータはモータシャフトを備え、
    前記動力工具は、さらに、前記モータシャフトから前記駆動力が伝達されるように構成された最終出力シャフトであって、前記先端工具を装着可能な最終出力シャフトを備え、
    前記制動機構は、前記モータシャフトの周囲に配置された
    動力工具。
  7. 請求項6に記載の動力工具であって、
    前記制動機構は、
    前記モータシャフトに対して固定され、前記モータシャフトを周方向に取り囲むように配置された被制動部材と、
    前記被制動部材に対して押圧されることで前記制動状態を実現するように構成され、前記被制動部材と当接する制動位置と、前記制動部材から離間する非制動位置と、の間で変位可能に配置される制動部材と、
    前記制動部材を前記制動位置に向けて付勢する付勢部材と、
    前記制動部材を前記制動位置から前記非制動位置に向けて前記付勢部材の付勢力に抗って押圧して変位させるように構成された制動解除部材と
    を備える
    動力工具。
  8. 請求項7に記載の動力工具であって、
    モータを駆動するためのスイッチと、
    前記スイッチをオフ状態にするオフ位置と、前記スイッチをオン状態にするオン位置と、の間で変位可能に構成された操作部材と
    をさらに備え、
    前記制動解除部材は、前記操作部材の前記オフ位置と前記オン位置との間の変位と連動するように構成された
    動力工具。
  9. 請求項8に記載の動力工具であって、
    前記操作部材の前記オフ位置と前記オン位置との間の変位と連動するように構成されたリンク部材を備え、
    前記リンク部材は、前記操作部材が前記オフ位置から前記オン位置まで変位されたときに変位して、前記スイッチが前記オン状態になるように前記スイッチを押圧するとともに、前記制動状態が解除されるように前記制動解除部材を押圧するように構成された
    動力工具。
  10. 請求項7に記載の動力工具であって、
    モータを駆動するためのスイッチと、
    前記スイッチをオフ状態にするオフ位置と、前記スイッチをオン状態にするオン位置と、の間で変位可能に構成された操作部材と、
    前記操作部材との係合状態の変更によって、前記オフ位置から前記オン位置への前記操作部材の変位が阻止されるロックオフ状態と、前記オフ位置から前記オン位置への前記操作部材の変位が許容されるロックオフ解除状態と、の間で、前記操作部材のステータスを切り替えるように構成されたロックオフ部と
    をさらに備え、
    前記制動解除部材は、前記ロックオフ状態と前記ロックオフ解除状態との間の切り替えのための操作と連動するように構成された
    動力工具。
JP2021067982A 2021-04-13 2021-04-13 工具 Pending JP2022162914A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021067982A JP2022162914A (ja) 2021-04-13 2021-04-13 工具
CN202210105119.XA CN115194645A (zh) 2021-04-13 2022-01-28 动力工具
US17/709,963 US12103127B2 (en) 2021-04-13 2022-03-31 Power tool
DE102022108113.3A DE102022108113A1 (de) 2021-04-13 2022-04-05 Kraftwerkzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021067982A JP2022162914A (ja) 2021-04-13 2021-04-13 工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022162914A true JP2022162914A (ja) 2022-10-25
JP2022162914A5 JP2022162914A5 (ja) 2024-01-24

Family

ID=83361801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021067982A Pending JP2022162914A (ja) 2021-04-13 2021-04-13 工具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US12103127B2 (ja)
JP (1) JP2022162914A (ja)
CN (1) CN115194645A (ja)
DE (1) DE102022108113A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180326554A1 (en) * 2015-12-02 2018-11-15 Robert Bosch Gmbh Hand-Held Power Tool Having at Least One Machine-Side Contact Element
WO2020110543A1 (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 工機ホールディングス株式会社 作業機
JP2020182982A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社マキタ 電動工具
WO2021044799A1 (ja) * 2019-09-06 2021-03-11 株式会社マキタ 電動工具
JP2021049630A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 株式会社マキタ グラインダ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5707267B2 (ja) * 2011-07-22 2015-04-22 株式会社マキタ 電動工具
US10821570B2 (en) 2015-09-25 2020-11-03 Makita Corporation Grinder
DE102016216794A1 (de) 2015-09-29 2017-03-30 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit mindestens einem maschinenseitigem Kontaktelement
JP7350523B2 (ja) * 2019-06-10 2023-09-26 株式会社マキタ 動力工具

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180326554A1 (en) * 2015-12-02 2018-11-15 Robert Bosch Gmbh Hand-Held Power Tool Having at Least One Machine-Side Contact Element
WO2020110543A1 (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 工機ホールディングス株式会社 作業機
US20220118596A1 (en) * 2018-11-30 2022-04-21 Koki Holdings Co., Ltd. Working machine
JP2020182982A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 株式会社マキタ 電動工具
WO2021044799A1 (ja) * 2019-09-06 2021-03-11 株式会社マキタ 電動工具
JP2021049630A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 株式会社マキタ グラインダ

Also Published As

Publication number Publication date
CN115194645A (zh) 2022-10-18
DE102022108113A1 (de) 2022-10-13
US12103127B2 (en) 2024-10-01
US20220324074A1 (en) 2022-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5541497B2 (ja) 電動工具
JP7337938B2 (ja) 電動工具
JP7075300B2 (ja) 作業工具
WO2020241086A1 (ja) 電動工具
US12233504B2 (en) Angle grinder
WO2022009495A1 (ja) 作業工具及び電動工具
JP7637212B2 (ja) 工具
JP2011143526A (ja) 切断作業工具
JP2022162914A (ja) 工具
JP2023032270A (ja) 動力工具用サイドハンドル及び動力工具
WO2018061556A1 (ja) 電動工具
JP6944333B2 (ja) チェーンソー
CN115397624B (zh) 工具
JP2023016165A (ja) 電動工具
JP7405577B2 (ja) 作業工具
JPWO2017208708A1 (ja) 丸鋸
JP2021183367A (ja) 携帯用加工機
JP7652269B2 (ja) 切断機
US20240173839A1 (en) Power tool
JP2024018364A (ja) 作業機
JP2024018363A (ja) ハンドル及び作業機
JP2024076277A (ja) 回転工具
JP2024076278A (ja) 電動工具
JP2024076279A (ja) 電動工具
JP2024018362A (ja) 作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20241121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250128

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20250328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250527