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JP2022131053A - ゲートウェイ装置、ノード装置、情報処理システム、生産システム、物品の製造方法、ゲートウェイ装置の制御方法、ノード装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体 - Google Patents

ゲートウェイ装置、ノード装置、情報処理システム、生産システム、物品の製造方法、ゲートウェイ装置の制御方法、ノード装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体 Download PDF

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JP2022131053A
JP2022131053A JP2021029782A JP2021029782A JP2022131053A JP 2022131053 A JP2022131053 A JP 2022131053A JP 2021029782 A JP2021029782 A JP 2021029782A JP 2021029782 A JP2021029782 A JP 2021029782A JP 2022131053 A JP2022131053 A JP 2022131053A
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Abstract

【課題】センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設等が行われた場合に、増設や追加した部分に関わる測定データが生じた際に適切に処理できることが求められていた。【解決手段】少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能な少なくとも1台以上のノード装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、前記ノード装置のうち所定のノード装置から当該所定のノード装置の識別情報と当該所定のノード装置が測定した測定データとを受信し、格納された前記識別情報の中に、受信した前記識別情報と一致するものが存在しない場合には、当該所定のノード装置に対して当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求する、ことを特徴とするゲートウェイ装置である。【選択図】図5

Description

本発明は、生産設備等から測定データを収集して設備の状態を取得する技術に関する。
一般に、生産設備等の保全においては、異常が発生していたとしても動作に支障がない限りはその異常を発見することが困難である。そのため、一定の周期で点検、補修、部品交換等をおこなう予防保全が行われており、定期的な点検とそれに伴う工数を要するという問題があった。
このような問題に対して、近年、生産設備にセンサ等を設け、生産設備の状態に応じた部品の交換、修理、更新を行うことで、部品交換や人件費を削減する予知保全が試みられている。例えば、監視対象となる装置にセンサを取り付け、センサの測定値を子機であるノード装置にて信号処理し、処理した測定データを無線で親機となるゲートウェイ装置に送信する。ゲートウェイ装置は、受信した測定データを有線ネットワークを介して上位システムのデータベースに保存し、上位システムの処理装置が収集された測定データを可視化、分析するシステムが知られている。
監視対象となる生産設備等に多種・多数のセンサを設置して測定データを収集できれば、詳細な診断が可能となり、異常の早期発見につながる可能性がある。しかし、多種・多数のセンサを用いることにより、測定データを収集する際の負荷が増大する。例えば、上位システムのデータベースに測定データを保存する際には、個別の測定データについてその属性(例えば、どのセンサによる、どの測定タスクによる計測結果か)を識別して格納する必要がある。
特許文献1には、建物内の電化製品に流れる電流を計測するために設置された計測ユニットと、計測ユニットから送信される電流計測結果を集計して総電力を求める集計管理装置と、を備えたシステムが提案されている。各計測ユニットは、立ち上げ時に識別番号と起動通知データを集計管理装置に送信するとともに、電化製品に流れる電流を計測する。集計管理装置は、受信した識別番号と起動通知データを登録部に登録し、登録された計測ユニットに対してデータ送信指令信号を送信する。データ送信指令信号を受信した計測ユニットは、計測した測定データと識別番号とを集計管理装置に送信する。
特許文献2には、計測対象(例えば衝突試験用ダミー)のいろいろな計測部位にデータ記録装置を設置し、データ記録装置とホストコンピュータとの間で無線によりデータを送受信するシステムが提案されている。各々のデータ記録装置は固有のIDを記憶しており、各々が設置されている計測部位に関する情報とIDを、ホストコンピュータに送信する。これを受信したホストコンピュータは、各々のデータ記録装置の計測部位に関する情報とIDとを関連付けたテーブルを作成しておく。各々のデータ記録装置は、測定データを記録した後、記録した測定データとIDをホストコンピュータに無線送信するが、ホストコンピュータは作成しておいたテーブルを参照して、受信した測定データと計測部位とを関連付けて記憶することができる。
特開2012-112714号公報 特開2011-164030号公報
生産設備等の監視精度を高めるためには、多種・多数のセンサを設置するが、各センサ毎に測定タスクの内容が異なる場合が多い。測定タスクの内容とは、例えば測定対象となる物理量、測定を実施するタイミング、センサ出力値に対する信号処理方法などである。また、一つのセンサが、複数の測定タスクに用いられる場合もある。このため、生産設備等を監視するシステムでは、センサおよび測定タスクと関連付けて測定データを取り扱う必要がある。
ところで、生産設備等では、生産計画の変更などに伴い設備の改造や増設が行われることが多いが、それに対応するため、監視システムにおいても、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設が必要となる場合が多い。また、生産設備等に変更がない場合であっても、監視精度を高めるために、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設が必要となる場合もある。
このように、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設が行われた場合には、増設や追加した部分に関わる測定データがノード装置から送信されてきた際に、ゲートウェイ装置が測定データをどのように取り扱うかが問題となる。ゲートウェイ装置にとっては、すでにテーブルに登録済みの測定タスク(センサ、処理内容、ノード装置の組み合わせ)とは異なる測定タスクによる測定データだからである。
増設や追加した部分に関わる測定データを処理するために、ノード装置とゲートウェイ装置の間で情報量が大きな通信が追加的に必要になると、通信帯域が圧迫されて他の測定タスクの遂行に支障が出る可能性が生じる。また、情報量が大きな通信が必要になると消費電力が増大するため、ノード装置がバッテリー駆動であった場合には、稼働可能時間が短くなる可能性が生じる。
特許文献1には、電化製品に流れる電流量を集計するシステムが提案されているが、生産設備等のように多種・多数のセンサを設置するシステムにおけるセンサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設の問題については検討されていない。
特許文献2には、例えば衝突試験用ダミーを計測対象とするシステムが提案されているが、生産設備等のように多種・多数のセンサを設置するシステムにおけるセンサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設の問題については検討されていない。
そこで、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設等が行われた場合に、増設や追加した部分に関わる測定データが生じた際に適切に処理できることが求められていた。
本発明の第1の態様は、少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能な少なくとも1台以上のノード装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、前記ノード装置のうち所定のノード装置から当該所定のノード装置の識別情報と当該所定のノード装置が測定した測定データとを受信し、格納された前記識別情報の中に、受信した前記識別情報と一致するものが存在しない場合には、当該所定のノード装置に対して当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求する、ことを特徴とするゲートウェイ装置である。
また、本発明の第2の態様は、少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能でゲートウェイ装置と通信可能なノード装置であって、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、前記測定タスクのうち所定の測定タスクによって測定された測定データと前記識別情報とを前記ゲートウェイ装置に送信し前記ゲートウェイ装置から当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を送信するよう要求された場合には、当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を前記ゲートウェイ装置に送信する、ことを特徴とするノード装置である。
また、本発明の第3の態様は、少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能な少なくとも1台以上のノード装置と通信可能なゲートウェイ装置の制御方法であって、前記ゲートウェイ装置は、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、前記ノード装置のうち所定のノード装置から当該所定のノード装置の識別情報と当該所定のノード装置が測定した測定データとを受信し、格納された前記識別情報の中に、受信した前記識別情報と一致するものが存在しない場合には、当該所定のノード装置に対して当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求する、ことを特徴とする制御方法である。
また、本発明の第4の態様は、少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能でゲートウェイ装置と通信可能なノード装置の制御方法であって、前記ノード装置は、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、前記測定タスクのうち所定の測定タスクによって測定された測定データと前記識別情報とを前記ゲートウェイ装置に送信し前記ゲートウェイ装置から当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を送信するよう要求された場合には、当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を前記ゲートウェイ装置に送信する、ことを特徴とする制御方法である。
本発明によれば、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設等が行われた場合に、増設や追加した部分に関わる測定データが生じた際に適切に処理できる。
実施形態1に係る情報処理システムの模式図。 実施形態1に係るノード装置のブロック構成図。 実施形態1に係るゲートウェイ装置のブロック構成図。 実施形態1に係るノード装置のタスクテーブルの構成表。 実施形態1に係るゲートウェイ装置のテーブルインデックスの構成表。 実施形態1に係るノード装置の動作手順を示すフローチャート。 実施形態1に係るゲートウェイ装置の動作手順を示すフローチャート。 実施形態1に係る追加されたノード装置のタスクテーブルの構成表。 実施形態2に係る情報処理システムの模式図。 実施形態1に係るノード装置のタスクテーブルの構成表。 実施形態2に係るノード装置の動作手順を示すフローチャート。 実施形態2に係るゲートウェイ装置の動作手順を示すフローチャート。
図面を参照して、本発明の実施形態である情報処理システム(設備監視システム)等について説明する。尚、以下の実施形態の説明において参照する図面では、特に但し書きがない限り、同一の参照番号を付して示す要素は、同様の機能を有するものとする。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1としての情報処理システムを適用した生産設備の模式図である。生産設備101は、生産設備の状態の取得に使用する所定のセンサ102、103を備える。センサ102、103は、例えば振動センサや加速度センサ、圧力センサ、光センサ、トルクセンサ、温度センサであり、生産設備101の状態を計測して物理量として定量化する。これら各センサにより設備の状態を取得し、もって設備監視等を行う情報処理システムである。情報処理システムは、少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能な少なくとも1台以上のノード装置とゲートウェイ装置とを備えている。
生産設備の状態を取得するため、ノード装置104には、センサ102、103が1つ以上接続される。センサ102、103はノード装置に内蔵されていてもよい。ノード装置104は、必要に応じて生産設備101に1つ以上設置する。ノード装置104は、ゲートウェイ装置105と通信可能にするための通信手段109、110を備える。通信手段は、LPWA(Low Power Wide Area)や無線LANといった無線通信や、Ethernet、フィールドネットワークといった有線通信などから適宜選ばれた1つ以上の通信手段を備える。
センサを用いて測定した測定データは、通信手段109、110を介してノード装置104からゲートウェイ装置105に集められる。ゲートウェイ装置105は、工場内ネットワーク106に接続されている。なお、工場内ネットワーク106は工場内の専用ネットワークであっても、インターネットといった広域ネットワークであってもよい。ゲートウェイ装置105は、ノード装置104と通信手段109、110によって通信できる範囲に設置される。
ゲートウェイ装置105に集められた測定データは、工場内ネットワーク106上のデータ蓄積装置のデータベース107に蓄積される。なお、ゲートウェイ装置105の機能は、データベース107内やコンピュータの記憶部にソフトウェアとして実装されていてもよい。また、データベース107は、記憶装置や記憶媒体であってもよい。
管理者は、コンピュータ108を介してデータベース107に蓄積された結果を確認することができる。生産設備101に異常が発生した場合は、必要に応じてコンピュータ108が管理者にアラートを発したり、メールを送信する等の方法によって通知してもよい。
図2は、図1に示したノード装置104のブロック構成を示す模式図である。ノード装置104には、生産設備101に1つ以上設置されたセンサ203が接続される。ノード装置104は、センサ203が出力するアナログ信号をデジタル信号へ変換する信号入力部204(A/D変換器)を備える。信号入力部204は、1つ以上のアナログ入力信号をデジタル信号に変換する。尚、信号入力部204は、センサ203に内蔵され、センサがデジタル信号を出力するように構成してもよい。
信号入力部204でデジタル化された信号は、CPU205で信号処理される。CPU205は、処理なし、FFT処理、パーシャルオーバーオール処理、エンベロープ処理、周波数フィルタ処理、微分処理、積分処理、ウェーブレット処理、平均値処理、標準偏差処理、最大値処理、最小値処理、ピークツーピーク処理、ピークホールド処理、実効値処理、波高率処理、波形率処理、インパルス係数処理、マージン係数処理、機械学習モデル推論処理のうちの1つ以上を組み合わせ、処理順序を決めて実行する。
例えば、処理なしの場合は、デジタル化された入力信号を処理せずに出力部206に渡す。また、FFT処理を実行する場合は、デジタル化された入力信号を周波数成分に分解する。パーシャルオーバーオール処理を実行する場合は、FFT処理された周波数成分に対して周波数範囲を限定して積和を求める。エンベロープ処理を実行する場合は、入力信号に対して包絡線処理を行う。周波数フィルタ処理を実行する場合は、入力信号に対して、周波数を設定してローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタを通すことで不要な信号を除き、意図した信号を得る。
また、微分処理を実行する場合は、入力信号に対して微分する。積分処理を実行する場合は、入力信号に対して積分する。ウェーブレット処理を実行する場合は、デジタル化された入力信号を周波数成分と時間成分に分解する。平均値処理を実行する場合は、入力信号に対して平均値を求める。標準偏差処理を実行する場合は、入力信号の標準偏差を求める。最大値処理を実行する場合は、入力信号に対して最大値を求める。最小値処理を実行する場合は、入力信号に対して最小値を求める。ピークツーピーク処理を実行する場合は、入力信号に対して最大値と最小値の差を求める。ピークホールド処理を実行する場合は、予め定めた期間、連続して測定して期間内の最大値を得る。実効値処理を実行する場合は、入力信号に対して実効値を求める。
また、波高率処理を実行する場合は、入力信号の最大値を実効値で除して波高率を求める。波形率処理を実行する場合は、入力信号の実効値を平均値で除して波形率を求める。インパルス係数処理を実行する場合は、入力信号の最大値を、入力信号の絶対値化した平均値で除してインパルス係数を求める。マージン係数処理を実行する場合は、入力信号の最大値を、入力信号の平方根化した平均値の二乗で除してマージン係数を求める。機械学習モデル推論処理を実行する場合は、予め学習データをコンピュータ等で読み込ませてデータを分析して分類や識別のルールを定めた機械学習モデルを生成する。機械学習モデルをノード装置に組み込んで入力信号と機械学習モデルに基づいて出力を求める。
尚、以上説明した各種の信号処理は、CPU205により行われるが、場合によってはPLA等の専用のハードウェアで実施してもよい。
ノード装置104は、CPU205で処理した信号を出力するための出力部206を備える。CPU205の制御のもとで動作する出力部206は、無線通信手段207、有線通信手段208のうち1つ以上の通信手段を備える。また、出力部206は、無線通信手段207および/または有線通信手段208に加えて、記憶部209、汎用入出力211の1つ以上を選択して、測定データを出力できる。すなわち、ノード装置104の個体を識別するための識別情報としてのノード番号(ノード識別情報)と測定タスク番号(タスク識別情報)と後述するハッシュ値を合わせて、測定データとして出力できる。出力部206は、無線通信もしくは有線通信を用いて、ノード番号、送信タスク番号、測定データの順に、ゲートウェイ装置105に送出する。有線通信手段208は、センサネットワーク210によってゲートウェイ装置105に接続される。
ノード装置104は、タイマトリガとして予め定めた診断間隔や診断時間に起動したり、汎用入出力211を介して入力されるトリガを起因にして起動するイベント発生部202を備える。イベント発生部202のイベント条件としては、予め定めた測定間隔、時間、外部トリガ入力信号、ノード装置の状態変化、ノード内の他タスクからの呼び出し、ゲートウェイ装置からの呼び出し、他のノード装置のうちの1つ以上が設定される。イベント成立条件を複数選択した場合には、選択した中のいずれかの条件が成立した時に測定が開始される。
イベント発生部202は、PLA等の専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU205の動作を制御する制御プログラムのソフトウェアで構成してもよい。
例えばイベント条件が測定間隔の場合には、予め定めた時間間隔でイベントが発生する。また、イベント条件が時間の場合には、例えば予め定めた曜日の時刻にイベントが発生する。イベント条件が外部トリガ入力信号の場合には、汎用入出力211の信号変化でイベントが発生する。イベント条件がノード装置の状態変化の場合には、ノード装置の電池残量変化やノード装置内の温度センサの変化があった場合にイベントが発生する。ノード内の他タスクから呼び出しの場合には、同じノード内の他のタスクの出力条件から呼び出されることでイベントが発生する。ゲートウェイ装置からの呼び出しの場合には、ゲートウェイ装置からノード装置にタスク実行命令を受信してイベントが発生する。他のノード装置の場合には、他のノード装置の出力条件から呼び出されることでイベントが発生する。
イベント発生部202のイベント条件、信号入力部204の信号入力条件、CPU205の信号処理条件、出力部206の出力条件、の各条件は、測定タスクとして、記憶部209内のタスクテーブルに保持される。なお、記憶部209上にタスクテーブルを保持しているが、別の記憶装置にタスクテーブルを保持させてもよい。
図3は、図1に示したゲートウェイ装置105のブロック構成を示す模式図である。ゲートウェイ装置105は、センサネットワーク303を介して有線でノード装置104と通信するための有線通信手段304を備える。また、ゲートウェイ装置105は、無線を介してノード装置104と通信するための無線通信手段302を備える。ゲートウェイ装置105とノード装置104を通信するための手段は、ノード装置104の設置環境に応じて、有線通信手段304であっても無線通信手段302であってよい。
ゲートウェイ装置105は、各部の動作を制御するためのCPU308を備える。ゲートウェイ装置105は、ノード装置104の個体を識別するためのノード番号とタスク番号から測定データとデータベース107(図1)のテーブルを紐づけするテーブルインデックスを記憶装置305(格納部)に備える。ゲートウェイ装置105のCPU308は、ノード装置104のノード番号と測定タスク番号、テーブルインデックスの情報から、測定データの投入先のデータベース107のテーブルを決定する。ゲートウェイ装置105は、有線通信手段304もしくは無線通信手段302を介してノード装置104から受信した測定データを、有線通信手段306の工場内ネットワーク307を介してデータベース107のテーブルへ投入する。尚、センサネットワーク303と工場内ネットワーク307は、同一のネットワークであってもよい。
図4に示す表は、ノード装置104が備えるタスクテーブルである。ノード装置104は、情報としてタスクテーブル401を記憶部209に備える。タスクテーブル401は、タスク毎に割り振られたタスク番号402、イベント発生部202のイベント条件403、信号入力部204の信号入力条件404、CPU205の信号処理条件405、出力部206の出力処理条件406、ハッシュ値407、ノード番号408を含む。測定対象や接続するセンサに応じて、1つ以上の測定タスクをノード装置104のタスクテーブル401に予め登録しておく。
各測定タスクには、固有のハッシュ値407(ダイジェスト値)が付与されており、ハッシュ値407を参照すれば、同じノード装置に属する別の測定タスクや、別のノード装置に属する測定タスクの中から、特定の測定タスクを識別することが可能である。タスクテーブル401内の各測定タスクは、イベント条件403が成立した測定タスクから順次、実行される。イベント条件403が成立したタスクは、信号入力条件404、信号処理条件405、出力処理条件406に従って実行される。
図5に示す表は、ゲートウェイ装置105が備えるテーブルインデックスである。ゲートウェイ装置105は、情報としてテーブルインデックス501を記憶装置305に備える。テーブルインデックス501は、相互通信可能なノード装置のノード番号502と、各ノード装置のタスクテーブル内の測定タスク毎に割り振れられた番号を示すタスク番号503と、各ノード装置に属するタスク毎に固有に付与されたハッシュ値504と、測定データを格納するデータベース内の領域を定義するデータテーブル名505とを含む。さらに、テーブルインデックス501は、センサの測定データに対してノード装置が行った信号処理方法(例えばFFT)を示すラベル名506、センサ信号の入力条件等を示す測定条件507を含む。
ゲートウェイ装置105は、通信可能なノード装置と、各ノード装置内のタスクテーブルとに対応させて、テーブルインデックス501を予め登録しておく。すなわち、テーブルインデックスには、ノード装置が実行可能な測定タスクの処理内容に係る情報を、当該ノード装置および当該測定タスクを識別するための識別情報とともに登録可能である。尚、図5は、ゲートウェイ装置105は、図1に示すノード装置104の他に、別の生産設備に付設されたノード装置1010(不図示)とも通信可能な場合のテーブルインデックスを例示している。
(情報処理手順)
次に、ノード装置がセンサを用いて生産設備の状態を計測し、測定データをゲートウェイ装置に送信し、ゲートウェイ装置が受信した測定データをデータベースに格納するまでの処理の手順について説明する。ノード装置は、測定タスクを実行すると、測定データにノード番号、タスク番号、ハッシュ値を加えてゲートウェイ装置に送信する。
これを受信したゲートウェイ装置は、ノード番号、タスク番号、ハッシュ値をテーブルインデックスと照合する。
受信したノード番号、タスク番号、ハッシュ値が、テーブルインデックスに登録されたノード番号502、タスク番号503、ハッシュ値504と一致した場合には、ゲートウェイ装置は測定データにラベル名506と測定条件507を付与してデータテーブル名505に記載されたデータベース上の記憶領域に格納する。
一方、受信したノード番号、タスク番号、ハッシュ値が、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスに登録されたノード番号502、タスク番号503、ハッシュ値504と一致しない場合がある。
例えば、既存のノード装置に新たなセンサを接続し、新たな測定タスクをノード装置のタスクテーブルに作成したが、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスにはその新たな測定タスクが未登録の場合がある。あるいは、既存のノード装置に接続されているセンサを用いた新しい測定タスクをノード装置のタスクテーブルに追加したが、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスにはその新たな測定タスクが未登録の場合がある。更には、生産設備の規模拡張に伴いセンサ数を増やしたため、新たなノード装置を増設したが、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスには増設されたノード装置の測定タスクが未登録の場合もある。こうした場合には、ゲートウェイ装置は、測定タスクの内容を特定できないために、送信された測定データをデータベースに格納する処理を、テーブルインデックスに登録済の測定タスクのようには実行することができない。
そこで、本実施形態では、ゲートウェイ装置は当該測定データを送信したノード装置に対して、当該測定タスクの測定条件(センサ信号入力条件や信号処理条件)、言い換えれば当該測定タスクの処理内容を送信するように要求する。そして、受信した測定条件(センサ信号入力条件や信号処理条件)に基づいてラベル名506と測定条件507を設定し、更には当該測定タスクの測定データを格納するデータテーブル名505を設定し、テーブルインデックス501に追加登録する。そして、テーブルインデックス501に追加登録した情報を用いて、すでに受信済の測定データをデータベースに格納する。このようにして測定データがデータベースに格納されるとともに、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスに新たな測定タスクを追加する更新が自動的に実行される。更新した後は、再びその測定タスクが実行されても、その度に当該測定タスクの測定条件をノード装置に送信させる必要がない。
このように、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設等が行われた場合に、増設や追加された部分に関わる新たな測定タスクの測定データがノード装置から送信されてきた際に、本実施形態では支障なく測定データを処理することができる。さらに、当該測定タスクの測定条件(センサ信号入力条件や信号処理条件)についての通信は1回だけ行えば済むので、通信帯域に与える影響は極めて小さい。また、ノード装置がバッテリー駆動であったとしても、新たな測定タスクの測定条件(センサ信号入力条件や信号処理条件)の通信は1回だけ行えば済むので、電力の消費は抑制されており、稼働可能時間に与える影響は小さい。
以下では、情報処理手順についてさらに詳しく説明する。
図6は、ノード装置104が生産設備101の状態を取得するための測定を行い、測定データをゲートウェイ装置105に送信する処理のフローチャートである。
まず、ステップS1で生産設備101の状態の取得を開始すると、ステップS2でノード装置104のCPU205は、予め登録されたタスクを記憶部209内のタスクテーブル401から読み込む。
次に、ステップS3で、タスクテーブル401に登録されている各タスクのイベント条件403を、イベント発生部202に登録する。
次にステップS4で、ノード装置104のCPU205は、ステップS3で登録されたイベントに基づいて、指定時刻や指定間隔、外部入力等のイベント発生の有無を確認する。
イベントが発生した場合には、CPU205は発生したイベントのタスクを実行する。まず、ステップS5で、タスクテーブル401に登録された物理量入力チャンネル、サンプリング周波数、入力レンジ、サンプリング数、増幅率の信号入力条件404を選択し、信号入力部204の設定を行う。
そして、ステップS6では、設定した信号入力条件404に基づいてアナログデジタル変換といった信号入力処理を行う。さらに、タスクテーブル401に登録された信号処理条件405をステップS7で選択し、CPU205の設定を行う。次に、ステップS8では、デジタル変換した測定データの信号処理をCPU205で行う。続くステップS9で、信号処理した測定データについて、タスクテーブル401に登録された出力処理条件406に基づいて出力部206の設定が行われる。
ステップS10では、CPU205は、測定データにノード装置104のノード番号408と該当するイベントのタスク番号402、ハッシュ値407を、測定データに付与する。更に、測定時刻(イベント発生時刻)を測定データに付与してもよい。
続くステップS11にて、ノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値407、および測定時刻が付与された測定データは、出力処理条件406に従って無線通信あるいは有線通信を使ってゲートウェイ装置に送信される。
後述するように、ゲートウェイ装置105は、ノード装置から測定データを受信すると、測定データを受信した旨の受信確認通知をノード装置に返信する(図7のステップS705、ステップS710)。ステップS12では、ノード装置が受信確認通知を未受信の間は(ステップS12:NO)、受信するまでループし続ける。受信確認通知を受信したら(ステップS12:YES)、ステップS13に進み、受信確認通知に付帯して測定条件送付指示が送信されていたか否かを確認する。
後述するように、ゲートウェイ装置105は、ノード装置から測定データと一緒に送信されてきたノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値を、テーブルインデックスに登録されたノード番号502、タスク番号503、ハッシュ値504と照合する。照合できた場合には、ゲートウェイ装置105は測定条件送付指示を発信しないが、照合できなかった場合には、ゲートウェイ装置105はノード装置に測定条件送付指示を発信する(図7のステップS711)。
従って、測定データがすでにゲートウェイ装置105のテーブルインデックス501に登録済の測定タスクによるものならば、ゲートウェイ装置105から測定条件送付指示は発信されないので(ステップS13:NO)、ノード装置はステップS4に戻る。すなわち、再びイベント発生の有無を確認する。
一方、測定データがゲートウェイ装置105のテーブルインデックス501に未登録の測定タスクによる場合は以下のようになる。例えば、新たなノード装置201が生産設備に追加設置され、ノード装置201は図8に示すタスクテーブル601を備えており、タスクテーブル601にはタスク番号1の測定タスクが新設されていたとする。尚、タスクテーブル601における602~607の各項目は、タスクテーブル401における402~407の各項目に対応している。そして、ノード装置201が図6のフローチャートに従って、その測定タスクを実行して測定データを送信し、ステップS13を遂行していたとする。この場合、ゲートウェイ装置105からは測定条件送付指示(後述する図7のステップS711)が発信されるので、ステップS13はYESとなり、ノード装置201はステップS14に進む。
ステップS14では、ノード装置201は、その測定タスクの測定条件(入力条件604と処理条件605)をID情報(ノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値)とともにゲートウェイ装置105に送信する。そして、送信処理が完了すると、ステップS4に戻り、再びイベント発生の有無を確認する。
次に、ゲートウェイ装置が行う処理について図7を参照して説明する。図7は、ゲートウェイ装置105が生産設備101の状態を取得するためにノード装置から測定データを収集してデータベース107に登録する処理の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS701で、ゲートウェイ装置105のCPU308は生産設備101の状態の取得を開始し、続くステップS702で記憶装置305に予め登録されたテーブルインデックス501を読み出す。
続くステップS703では、いずれかのノード装置から測定データと当該測定データに関するID情報(ノード装置番号、タスク番号、ハッシュ値)が送信されているか確認する。送信されていない場合には(ステップS703:NO)、ステップS703を繰り返しループし、ノード装置からの送信を待つ。
いずれかのノード装置から送信があった場合には(ステップS703:YES)、ステップS704に進み、ゲートウェイ装置105は受信したID情報(ノード装置番号、タスク番号、ハッシュ値)とテーブルインデックス501を比較する。そして、受信したID情報とID情報が一致する測定タスクが、テーブルインデックス501内に登録されているかを確認する。
ステップS704にて、受信したID情報とID情報が一致する測定タスクがテーブルインデックス501内に登録されていた場合には(ステップS704:YES)、ステップS705に進む。
ステップS705では、当該測定データを送信したノード装置に対して、受信確認の通知を送信する。
次に、ステップS706に進み、ID情報が一致した測定タスクについて、テーブルインデックス501からラベル名506と測定条件507を読み出し、受信した測定データに付与して測定データセットを作成する。図5に示したように、測定条件507には、当該測定データのセンサチャンネル情報、サンプリング周波数、データ点数、増幅率といった入力条件と、監視ノード装置で行った信号処理名称とが含まれる。尚、ノード装置から測定時刻(イベント発生時刻)の情報を受信していた場合には、測定データセットに測定時刻(イベント発生時刻)の情報を含める。
そして、ステップS707に進み、測定データセットのフォーマットを変換し、データテーブル名505を参照してデータベース107に登録するためのクエリを生成し、ステップS708にて測定データセットをデータベース107に登録する。ステップS708が完了すると、ステップS703に戻り、いずれかのノード装置から測定データと当該測定データに関するID情報(ノード装置番号、タスク番号、ハッシュ値)が送信されているか確認する。
一方、ステップS704にて、受信したID情報とID情報が一致する測定タスクがテーブルインデックス501内に登録されていなかった場合には(ステップS704:NO)、ステップS709に進む。
ステップS709では、ゲートウェイ装置105のCPU308は、当該測定データを出力した測定タスクに関する測定条件情報(入力条件、処理条件)を、当該測定データを送信してきたノード装置に対して要求することを示すフラグをオンにする。
そして、ステップS710に進み、当該測定データを送信したノード装置に対して、受信確認の通知を送信し、ステップS711に進む。ステップS711では、ゲートウェイ装置105は、当該測定データを送信してきたノード装置に対して、測定条件情報(入力条件、処理条件)を送信するように指示する。上記の例では、ゲートウェイ装置105は、新設されたノード装置201に対して、タスク番号1の測定タスクの測定条件(入力条件604と処理条件605)を送信するように指示(要求)する。
そして、ステップ712にて、測定条件情報(入力条件、処理条件)が送信されてきたか確認する。送信されていない場合には(ステップS712:NO)、ステップS712を繰り返しループし、ノード装置201からの送信を待つ。
ノード装置201が、その測定タスクの測定条件(入力条件604と処理条件605)をID情報(ノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値)とともに送信してきたら(ステップS712:YES)、ステップS713に進む。
ステップS713では、ゲートウェイ装置105は、受信した測定条件(入力条件604と処理条件605)とID情報(ノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値)に基づき、テーブルインデックス501に当該測定タスクのレコードを追加登録する。追加登録が完了したら、ステップS714に進み、ステップS709で立てたフラグをオフにする。
そして、ステップS706に移り、すでに受信済の測定データに対して、テーブルインデックス501に追加登録した当該測定タスクの情報を参照して処理を進める。ステップ708にて測定データセットをデータベース107に格納した後、ステップS703に戻り、いずれかのノード装置から測定データと当該測定データに関するID情報(ノード装置番号、タスク番号、ハッシュ値)が送信されているかを確認する。
以上、実施形態の情報処理システムに係るノード装置およびゲートウェイ装置が行う情報処理について説明した。
本実施形態では、上述したように、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスには、増設したノード装置の測定タスクに関する更新(レコードの追加)が自動的に行われる。このため、それ以後は当該ノード装置から測定データが送信されても、通常通りステップS705~ステップS708の処理手順で測定データを処理することができる。
また、ノード装置を増設した場合に限らず、既存のノード装置にセンサを増設して新たな測定タスクが追加された場合や、既存のノード装置に既存のセンサを用いた新たな測定タスクが追加された場合にも、同様の手順で処理可能である。すなわち、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスに登録されたID情報とID情報が一致しない測定データが送信されてきた際に、テーブルインデックスを自動的に更新して測定データを適切に処理することができる。
本実施形態によれば、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設等が行われた際に、増設や追加した部分に関わる測定データがノード装置から送信されてきた場合に、ゲートウェイ装置が適切に情報処理できるシステムを実現できる。増設や追加した部分に関わる測定データを処理するために、ノード装置とゲートウェイ装置の間で追加的に行う通信は情報量が僅かである。このため、追加的に行う通信が通信帯域を過大に圧迫することはなく、他の測定タスクの遂行に影響を及ぼす可能性は小さい。また、ノード装置がバッテリー駆動であった場合にも、追加的に行う通信によりバッテリーが過大に消費されてしまうことはないので、稼働可能時間が大幅に短縮されてしまうこともない。
[実施形態2]
実施形態2として、実施形態1とは異なる処理手順を実行可能な情報処理システム、情報処理方法について説明する。
図9は、本発明の実施形態2に係る情報処理システムを適用した生産設備の模式図である。基本的な装置構成は実施形態1と共通するので、共通する構成要素には図1と同じ参照番号を付して示し、詳細な説明は省略する。ノード装置104の構成は、図2を参照して説明した実施形態1のノード装置と同様であり、ゲートウェイ装置105の構成は、図3を参照して説明した実施形態1のゲートウェイ装置と同様である。
実施形態1に係るノード装置104は、図4を参照して説明したタスクテーブル401を記憶部209に備えていたが、実施形態2に係るノード装置104は、これとは異なるタスクテーブルを記憶部209に備えている。
図10に、実施形態2に係るノード装置104が備えるタスクテーブル901を示す。図10において、902~907の参照番号で示す構成要素は、実施形態1に係る図4において402~407の参照番号で示した構成要素と、それぞれ対応する。
実施形態2に係るタスクテーブル901は、実施形態1と異なり、変更フラグ909を備えている。変更フラグ909は、タスクテーブル901において、新たな測定タスクの追加登録や、登録済み測定タスクの内容変更があった場合に、追加登録や内容変更が発生した測定タスクを識別可能なフラグである。登録済の測定タスクの変更フラグ909には、「0」が記録されている。一方、登録済であった測定タスクの内容(イベント条件903、入力条件904、処理条件905、出力条件906)が変更されたり、新たな測定タスクが追加登録された際には、当該測定タスクの変更フラグ909には「1」が記録される。変更フラグ909に「1」が記録された場合には、後述する処理手順を経た後に、変更フラグ909は「1」から「0」に書き改められる。
本実施形態では、ノード装置が測定タスクを実行すると、ノード番号(ノード識別情報)、測定タスク番号(タスク識別情報)、測定タスク固有のハッシュ値、及び変更フラグの内容を、測定データとともに測定データセットとしてゲートウェイ装置に出力する。ゲートウェイ装置は、測定データセットを受信すると、変更フラグの内容(「1」か「0」か)を確認し、変更フラグの内容に応じて異なる情報処理を行う。以下に、具体的な処理方法を説明する。
例えば、図9に示すように、生産設備101にセンサ111(センサ3)が新たに増設されてノード装置104と接続され、ノード装置104にはセンサ111(センサ3)を用いた新たな測定タスクが設定されたとする。その際には、図10に示すように、タスクテーブル901に新たな測定タスク(タスク番号3)が登録され、当該測定タスクの変更フラグ909には「1」が記録される。尚、既に登録されていたタスク番号1とタスク番号2の測定タスクについては、変更フラグは「0」になっている。
新たな測定タスクを登録するには、タスク番号3を含んだ新たなタスクテーブル901を作成して既存のタスクテーブルを置き換える方法でもよいし、既存のタスクテーブルにタスク番号3のレコードを追記する方法でもよい。
例えば、外部のコンピュータ108を用いてcsvファイル形式でタスクテーブル901を作成してノード装置104に登録することができる。ノード装置104によるタスクテーブルやタスクファイルの読み込みは、コンピュータ108とノード装置104を有線接続して転送してもよいし、ゲートウェイ装置105を介して、無線で転送してもよい。
ここでは、ノード装置には、図4に示したタスクテーブル401に示す内容の測定タスク(タスク番号1とタスク番号2)が変更フラグ「0」とともに既に記憶されているとする。そして、タスク番号3の測定タスクが追加された図9に示すタスクテーブル901を、ノード装置104が新たに読み込んで更新(置換・上書き)する場合について説明する。
ノード装置104は、新たに作成されたタスクテーブル901を読み込んだ際、既に内部に記憶されているタスクテーブルとの比較を行う。各測定タスクの設定内容に変更があった場合には、その変更フラグ909として「1」が付与されて、ノード装置104に記憶される。この例では、タスクテーブル901では新たにタスク番号3の測定タスクが追加されているため、ノード装置に読み込む際にタスク番号3の測定タスクに対して変更フラグ909として「1」が付与されることになる。タスク番号1とタスク番号2の測定タスクは、事前に記憶されているタスクテーブルから内容の変更がないため、変更フラグ909として「0」が付与される。
このようにして、ノード装置のタスクテーブルは更新される。尚、タスクテーブルに既に存在する測定タスクの内容を変更した場合には、その測定タスクの変更フラグ909を「0」から「1」に書き換えて、タスクテーブルを更新する。また、新しいノード装置を新設する場合には、そのノード装置に登録されたタスクテーブルの全ての測定タスクについて、変更フラグ909を「1」としておく。
次に、実施形態2に係る情報処理手順についてさらに詳しく説明する。
図11は、ノード装置104が生産設備101の状態を取得するための測定を行い、測定データをゲートウェイ装置105に送信する処理のフローチャートである。
まず、ノード装置104のCPU205は、ステップS1001で生産設備101の状態の取得を開始すると、ステップS1002で予め登録されたタスクを記憶部209内のタスクテーブル901から読み込む。
次に、ステップS1003で、タスクテーブル901で登録されている各タスクのイベント条件903を、イベント発生部202に登録する。
次にステップS1004で、ノード装置104のCPU205は、ステップS1003で登録されたイベントに基づいて、指定時刻や指定間隔、外部入力等のイベント発生の有無を確認する。
イベントが発生した場合(ステップS1004:YES)には、ステップS1005に進み、CPU205は発生したイベントのタスクを実行する。
ステップS1005では、まず、タスクテーブル901に登録された物理量入力チャンネル、サンプリング周波数、入力レンジ、サンプリング数、増幅率の入力条件904を選択し、信号入力部204の設定を行う。そして、設定した入力条件904に基づいてアナログデジタル変換といった信号入力処理を行う。さらに、タスクテーブル901に登録された処理条件905を選択し、CPU205の設定を行う。次に、デジタル変換した測定データの信号処理をCPU205で行う。続いて、信号処理した測定データについて、タスクテーブル901に登録された出力条件906に基づいて出力部206の設定が行われる。
CPU205は、測定データにノード装置104のノード番号908と該当するイベントのタスク番号902、ハッシュ値907、変更フラグ909の内容を、測定データに付与した測定データセットを準備する。更に、測定時刻(イベント発生時刻)の情報をノード装置から受信していた場合には、測定時刻(イベント発生時刻)の情報を測定データセットに含めてもよい。
続くステップS1006では、当該測定タスクの変更フラグ909の内容がオン(すなわち「1」)であるか否かを判定する。
当該測定タスクの変更フラグ909の内容がオフ(すなわち「0」)である場合(ステップS1006:NO)には、ステップS1007に進み、測定データセットをゲートウェイ装置105に送信する出力処理を実行する。ステップS1007が完了したら、ステップS1002に戻り、以後の処理を繰り返し行う。尚、ステップS1007が完了したら、ステップS1004に戻り、それ以後の処理を繰り返し行うように処理フローを構成してもよい。
当該測定タスクの変更フラグ909の内容がオン(すなわち「1」)である場合(ステップS1006:YES)には、ステップS1008に進み、測定データセットをゲートウェイ装置105に送信する出力処理を実行し、ステップS1009に進む。
ステップS1009では、ノード装置104は、タスクテーブル901から測定条件(入力条件904と処理条件905)を読み出し、ID情報(ノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値)とともにゲートウェイ装置105に送信する。すなわち、測定条件として、入力条件904に含まれるセンサチャンネル情報、サンプリング周波数、データ点数、増幅率と、処理条件905の内容が、ID情報とともに送信される。
そして、送信処理が完了すると、ステップS1010に進み、変更フラグをオフにする(すなわち「0」に書き換える)許可がゲートウェイ装置105から送信されるまで待機する。
変更フラグをオフにする許可がゲートウェイ装置105から送信されたら(ステップS1010:YES)、ステップS1011に進み、ノード装置104はタスクテーブル901の当該測定タスクの変更フラグ909を、「1」から「0」に書き換える。
ステップS1011が完了したら、ステップS1002に進み、S1011で更新されたタスクテーブル901を読み込み、ステップS1003以降の処理を繰り返す。
次に、ゲートウェイ装置が行う処理について図12を参照して説明する。図12は、ゲートウェイ装置105が生産設備101の状態を取得するためにノード装置から測定データを収集してデータベース107に登録する処理の手順を説明するためのフローチャートである。尚、図示の便宜のためSUB1として省略的に示した部分は、実施形態1に係る図7において点線の枠囲いで示したSUB1における一連の処理と同一内容である。
まず、ステップS1101で、ゲートウェイ装置105のCPU308は生産設備101の状態の取得を開始し、続くステップS1102で記憶装置305に予め登録されたテーブルインデックス501を読み出す。
続くステップS1103では、いずれかのノード装置から測定データセット、すなわち測定データと当該測定データに関するID情報(ノード装置番号、タスク番号、ハッシュ値)と変更フラグの内容と、が送信されているか確認する。送信されていない場合には(ステップS1103:NO)、ステップS1103を繰り返しループし、ノード装置からの送信を待つ。
尚、変更フラグを備えたタスクテーブルで運用されていない実施形態1に係るノード装置が、実施形態2に係るノード装置とともに併用されている場合には、変更フラグが含まれない測定データセットをゲートウェイ装置が受信する場合がある。その場合には、本実施形態のゲートウェイ装置は、変更フラグの内容がオフ(すなわち「0」)の測定データセットとして取り扱う。これにより、実施形態1に係るノード装置から変更フラグを含まない測定データセットを受信した場合にも、支障なく測定データを処理することができる。
いずれかのノード装置から送信があった場合には(ステップS1103:YES)、ステップS1104に進み、ゲートウェイ装置105は受信したデータセットに含まれる変更フラグの内容を確認する。
変更フラグの内容がオフ(すなわち「0」)であった場合(ステップS1104:NO)には、SUB1のステップS704に進み、実施形態1で説明したSUB1と同様の一連の処理が実行される。
変更フラグの内容がオン(すなわち「1」)であった場合(ステップS1104:YES)には、ステップS1105に進む。前述したように、変更フラグがオンの場合には、ノード装置は、ステップS1009にて当該測定タスクの測定条件(入力条件904と処理条件905)をID情報(ノード番号、測定タスク番号、ハッシュ値)とともにゲートウェイ装置に送信している。そこで、これらの情報に基づいてゲートウェイ装置は、ステップS1105にて、テーブルインデックスを更新する。すなわち、当該測定タスクについて、測定条件(入力条件904と処理条件905)に応じたラベル名506と測定条件507が付与され、ノード番号502、タスク番号503、ハッシュ値504とともにテーブルインデックスに記録される。
この例では、テーブルインデックス501に新たにノード番号として「104」、タスク番号として「3」、ハッシュ値として「14b012sf…」、測定条件として「センサチャンネル:3周波数:54kHz,データ数:1万点,増幅率:50,処理条件:FFT処理」、ラベル名として「fft」が登録されることになる。またノード装置から送付されたノード番号、センサチャンネルおよびデータ処理の名称を用いて、データベース107に登録する際のテーブル名を自動で生成する。例えば、前記要素を組み合わせて、「Node104_ch3_fft」としてテーブル名を生成し、ノード番号やタスク番号と合わせてテーブルインデックスに新たに登録する。
ステップS1105にてテーブルインデックスの更新が完了したら、ステップS1106にて、ゲートウェイ装置105は、変更フラグをオフにする(すなわち「0」に書き換える)許可信号をノード装置104に対して送信する。尚、ノード装置104は、前述したように、ステップS1010にて許可信号が送信されるのを待っている。
続いて、ゲートウェイ装置105は、ステップS1107に進み、ステップS1105にて更新されたテーブルインデックス501からラベル名506と測定条件507を読み出し、受信した測定データに付与して測定データセットを作成する。尚、ノード装置から測定時刻(イベント発生時刻)の情報を受信していた場合には、測定データセットに測定時刻(イベント発生時刻)の情報を含める。
そして、ステップS1108に進み、測定データセットのフォーマットを変換し、データテーブル名505を参照してデータベース107に登録するためのクエリを生成し、ステップS1109にて測定データセットをデータベース107に登録する。ステップS1109が完了すると、ステップS1103に戻り、いずれかのノード装置から測定データセットが送信されているか確認する。
以上、実施形態2の情報処理システムに係るノード装置およびゲートウェイ装置が行う情報処理について説明した。
本実施形態では、上述したように、ノード装置において新たな測定タスクの追加登録や、登録済み測定タスクの内容変更があった場合に、追加登録や内容変更が発生した測定タスクを示す変更フラグを用いる。変更フラグ自体の情報量は極めて小さいため、これを用いたとしてもメモリ容量や通信帯域に与える影響は軽微である。変更フラグがオンになっている測定データセットを受信した場合には、ゲートウェイ装置のテーブルインデックスにおいて、当該測定タスクに関する更新(レコードの追加)が自動的に行われる。それ以後は、当該測定タスクが実行されて測定データが送信されても、通常通りステップS704~ステップS708の処理手順で測定データを処理することができる。
また、例えばノード装置を増設して測定タスク追加したが、ノード装置の変更フラグをOFFに設定してしまった等の作業ミスがあっても、ゲートウェイ装置側ではSUB1を実行する処理フローになっているため、不具合を防止することができる。すなわち、送信された測定データセットに付与されたID情報とテーブルインデックスの照合が行われ、不一致の場合には、ゲートウェイ装置はノード装置と交信してテーブルインデックスの更新を行うことができる。
本実施形態によれば、センサの増設、測定タスクの追加、ノード装置の増設等が行われた際に、増設や追加した部分に関わる測定データがノード装置から送信されてきた場合に、ゲートウェイ装置が適切に情報処理できるシステムを実現できる。増設や追加した部分に関わる測定データを処理するために、ノード装置とゲートウェイ装置の間で追加的に行う通信は情報量が抑制されている。このため、追加的に行う通信が通信帯域を過大に圧迫することはなく、他の測定タスクの遂行に影響を及ぼす可能性は小さい。また、ノード装置がバッテリー駆動であった場合にも、追加的に行う通信によりバッテリーが過大に消費されてしまうことはないので、稼働可能時間が大幅に短縮されてしまうこともない。
[他の実施形態]
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
本発明の情報処理方法や情報処理装置は、生産設備の他に、例えば産業用ロボット、サービス用ロボット、コンピュータによる数値制御で動作する加工機械、等の様々な機械や設備の状態を監視するシステムに適用することが可能である。また、制御装置に設けられる記憶装置の情報に基づき、伸縮、屈伸、上下移動、左右移動もしくは旋回の動作、またはこれらの複合動作を自動的に行うことができる機械の状態を監視するシステムに適用することも可能である。本発明の情報処理方法や情報処理装置は、生産装置を備えた生産システムにおいて実施することができる。また、本発明は、前述の情報処理方法や情報処理装置により生産装置の状態を監視しながら、生産装置により物品を製造する物品の製造方法として実施することができる。
本発明は、実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上述した情報処理方法、制御方法を実行可能な制御プログラム、制御プログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態に含まれる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラムを供給するための記録媒体としては、ROMやディスク、外部記憶装置等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、USBメモリ等の不揮発性メモリ、SSD等を用いることができる。
101・・・生産設備/102、103・・・センサ/104・・・ノード装置/105・・・ゲートウェイ装置/106・・・工場内ネットワーク/107・・・データベース/108・・・コンピュータ/109、110・・・通信手段/111・・・センサ/205・・・CPU/308・・・CPU/401・・・タスクテーブル/501・・・テーブルインデックス/601・・・タスクテーブル

Claims (23)

  1. 少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能な少なくとも1台以上のノード装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、
    前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、
    前記ノード装置のうち所定のノード装置から当該所定のノード装置の識別情報と当該所定のノード装置が測定した測定データとを受信し、格納された前記識別情報の中に、受信した前記識別情報と一致するものが存在しない場合には、当該所定のノード装置に対して当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求する、
    ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記格納部にはテーブルインデックスを備えており、前記テーブルインデックスには前記ノード装置が実行可能な測定タスクの処理内容に関する情報を前記識別情報と共に登録可能である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記ノード装置から、当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を受信したら、受信した情報を用いて前記テーブルインデックスを更新する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記テーブルインデックスは、前記識別情報として、固有のハッシュ値を登録可能である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記所定のノード装置から、測定データと識別情報とともに変更フラグを受信した場合には、
    前記変更フラグの内容を確認し、変更フラグの内容がオンであった場合には、当該測定データを送信した前記所定のノード装置に対して、当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求し、
    前記所定のノード装置から、当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を受信したら、受信した情報を用いて前記テーブルインデックスを更新するとともに前記所定のノード装置に対して変更フラグをオフにする指令を送信する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能でゲートウェイ装置と通信可能なノード装置であって、
    前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、
    前記測定タスクのうち所定の測定タスクによって測定された測定データと前記識別情報とを前記ゲートウェイ装置に送信し前記ゲートウェイ装置から当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を送信するよう要求された場合には、当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を前記ゲートウェイ装置に送信する、
    ことを特徴とするノード装置。
  7. 前記格納部にはタスクテーブルを備えており、前記タスクテーブルには前記ノード装置が実行可能な測定タスクの処理内容に関する情報を前記識別情報と共に登録可能である、
    ことを特徴とする請求項6に記載のノード装置。
  8. 前記タスクテーブルは、前記識別情報として、固有のハッシュ値を登録可能である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のノード装置。
  9. 前記タスクテーブルは、新たに登録された測定タスクや、処理内容を変更する登録が行われた測定タスクを、識別可能な変更フラグを備え、
    前記タスクテーブルに登録された測定タスクを実行すると、取得した測定データとともに、前記識別情報および前記変更フラグの内容を前記ゲートウェイ装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載のノード装置。
  10. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置と、請求項6乃至9のいずれか1項に記載のノード装置と、を備える、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  11. 請求項10に記載の情報処理システムと、
    生産装置と、を備える、
    ことを特徴とする生産システム。
  12. 請求項11に記載の生産システムを用いて、前記情報処理システムにより前記生産装置の状態を取得しながら、前記生産装置により物品を製造する、
    ことを特徴とする物品の製造方法。
  13. 少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能な少なくとも1台以上のノード装置と通信可能なゲートウェイ装置の制御方法であって、
    前記ゲートウェイ装置は、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、
    前記ノード装置のうち所定のノード装置から当該所定のノード装置の識別情報と当該所定のノード装置が測定した測定データとを受信し、格納された前記識別情報の中に、受信した前記識別情報と一致するものが存在しない場合には、当該所定のノード装置に対して当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求する、
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 前記格納部にはテーブルインデックスを備えており、前記テーブルインデックスには前記ノード装置が実行可能な測定タスクの処理内容に関する情報を前記識別情報と共に登録可能である、
    ことを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記所定のノード装置から、当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を受信したら、受信した情報を用いて前記テーブルインデックスを更新する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記テーブルインデックスは、前記識別情報として、固有のハッシュ値を登録可能である、
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の制御方法。
  17. 前記所定のノード装置から、測定データと識別情報とともに変更フラグを受信した場合には、
    前記変更フラグの内容を確認し、変更フラグの内容がオンであった場合には、当該測定データを送信した前記所定のノード装置に対して、当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を送信するように要求し、
    前記所定のノード装置から、当該測定データを取得した測定タスクの処理内容に係る情報を受信したら、受信した情報を用いて前記テーブルインデックスを更新するとともに前記所定のノード装置に対して変更フラグをオフにする指令を送信する、
    ことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の制御方法。
  18. 少なくとも1つ以上の測定タスクを実行可能でゲートウェイ装置と通信可能なノード装置の制御方法であって、
    前記ノード装置は、前記ノード装置およびまたは前記測定タスクを識別するための識別情報が格納された格納部を備え、
    前記測定タスクのうち所定の測定タスクによって測定された測定データと前記識別情報とを前記ゲートウェイ装置に送信し前記ゲートウェイ装置から当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を送信するよう要求された場合には、当該所定の測定タスクの処理内容に係る情報を前記ゲートウェイ装置に送信する、
    ことを特徴とする制御方法。
  19. 前記格納部にはタスクテーブルを備えており、前記タスクテーブルには前記ノード装置が実行可能な測定タスクの処理内容に関する情報を前記識別情報と共に登録可能である、
    ことを特徴とする請求項18に記載の制御方法。
  20. 前記タスクテーブルは、前記識別情報として、固有のハッシュ値を登録可能である
    ことを特徴とする請求項19に記載の制御方法。
  21. 前記タスクテーブルは、新たに登録された測定タスクや、処理内容を変更する登録が行われた測定タスクを、識別可能な変更フラグを備え、
    前記タスクテーブルに登録された測定タスクを実行すると、取得した測定データとともに、前記識別情報および前記変更フラグの内容を前記ゲートウェイ装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項19または20に記載の制御方法。
  22. 請求項13乃至21のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  23. 請求項22に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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