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JP2022124727A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2022124727A
JP2022124727A JP2021022527A JP2021022527A JP2022124727A JP 2022124727 A JP2022124727 A JP 2022124727A JP 2021022527 A JP2021022527 A JP 2021022527A JP 2021022527 A JP2021022527 A JP 2021022527A JP 2022124727 A JP2022124727 A JP 2022124727A
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JP2021022527A
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啓正 高木
Hirotada Takagi
聖治 斎藤
Seiji Saito
潤 岡本
Jun Okamoto
保 池田
Tamotsu Ikeda
良州 佐々木
Yoshikuni Sasaki
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】異常により2つの回転体の駆動が停止した後においても、定着装置を効果的に冷却する。【解決手段】定着装置17は、互いに接触して記録媒体を通過させるニップ部を形成する2つの回転体21,22と、2つの回転体21,22のうち少なくとも一方の温度を検知する温度センサ24とを備え、冷却装置30は、2つの回転体21,22のうち少なくとも一方に向かって気流を発生させる気流発生装置31を備える。気流発生装置31は、異常により2つの回転体21,22の駆動が停止している間、少なくとも一方の回転体に向かって気流を発生させ、温度センサ24の検知温度の低下に伴って、回転体に向かう気流の量を少なくする。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置に搭載される装置として、フィルム又はローラなどの一対の回転体によって用紙を挟みながら加熱し、用紙上の画像を定着させる定着装置が知られている。
この種の定着装置においては、用紙が通過しない非通紙領域の温度上昇が顕著となる傾向にある。そのため、特許文献1(特開2012-118487号公報)においては、シロッコファンなどの気流発生装置を用いて気流を発生させることにより、回転体の非通紙領域部分を冷却する方法が提案されている。
ところで、画像形成装置の駆動中に紙詰まりなどの異常が発生した場合は、一般的に、異常が解消されるまで画像形成装置の駆動を一旦停止する制御が行われる。仮に、紙詰まりが発生した場合は、画像形成装置の駆動が停止した後に、使用者などが画像形成装置内に手を差し入れて詰まった用紙の除去作業を行う必要がある。その際、使用者などが熱くなった定着装置に触れる虞がある。
斯かる課題に対して、上記特許文献1に記載の定着装置であれば、気流発生装置によって定着装置を冷却できる。しかしながら、従来の画像形成装置においては、画像形成装置の駆動が停止すると、気流発生装置の駆動も停止するため、画像形成装置の駆動停止後に、定着装置の冷却を効果的に行うことができない課題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、画像を記録媒体に定着させる定着装置と、前記定着装置を冷却する冷却装置とを備える画像形成装置であって、前記定着装置は、互いに接触して記録媒体を通過させるニップ部を形成する2つの回転体と、前記2つの回転体のうち少なくとも一方の温度を検知する温度センサとを備え、前記冷却装置は、前記2つの回転体のうち少なくとも一方に向かって気流を発生させる気流発生装置を備え、前記気流発生装置は、異常により前記2つの回転体の駆動が停止している間、少なくとも一方の前記回転体に向かって気流を発生させ、前記温度センサの検知温度の低下に伴って、前記回転体に向かう気流の量を少なくすることを特徴とする。
本発明によれば、異常により2つの回転体の駆動が停止した後においても、定着装置を効果的に冷却できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施形態に係る定着装置における非通紙領域を示す図である。 本実施形態に係る冷却装置の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る冷却装置の構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る冷却装置の制御システムを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る冷却装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る冷却装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図である。 本発明の第3実施形態に係る冷却装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図である。 本発明の第4実施形態に係る冷却装置の制御方法を示すフローチャートである。 送風ファン及び温度センサを定着部材側に配置した例を示す図である。 送風ファン及び温度センサを定着部材側と加圧部材側の両方に配置した例を示す図である。 最大幅の用紙が通紙される場合の冷却装置の制御方法を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。ここで、本明細書中における「画像形成装置」とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、印刷機、又は、これらのうちの二つ以上を組み合わせた複合機などを含むものである。まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成手段としての画像形成部2及び転写部4と、記録媒体供給部3と、定着部5と、記録媒体排出部6と、を備えている。
画像形成部2には、感光体7と、帯電部材8と、露光部材9と、現像剤供給部材10と、クリーニング部材11と、が設けられている。
感光体7は、表面に画像を担持する像担持体である。本実施形態においては、感光体7として、ドラム状の感光体(感光体ドラム)が用いられている。また、感光体7として、ベルト状の感光体(感光体ベルト)を用いることも可能である。
帯電部材8は、感光体7の表面を帯電させる部材である。本実施形態においては、帯電部材8として、感光体7の表面に接触するローラ状の帯電部材が用いられている。ただし、帯電部材8は、接触式のものに限らず、コロナ帯電などの非接触式のものでもよい。
露光部材9は、感光体7の表面に露光し、感光体7上に静電潜像を形成する部材である。露光部材9としては、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザ光学系又は液晶シャッタ光学系などの露光部材がある。
現像剤供給部材10は、感光体7の表面に現像剤としてのトナーを供給する部材である。現像剤供給部材10としては、例えば、表面にトナーを担持し回転しながら感光体7にトナーを供給する現像ローラなどが用いられる。
クリーニング部材11は、感光体7の表面に接触するブレード状の部材である。クリーニング部材11は、感光体7が回転することにより、感光体7の表面に対して相対的に摺動し、感光体7上に残留するトナー及びその他の異物を除去する。クリーニング部材11としては、ブレード状の部材以外に、ローラ状の部材であってもよい。
記録媒体供給部3には、記録媒体としての用紙Pを収容する給紙カセット12と、給紙カセット12から用紙Pを送り出す給紙ローラ13と、が設けられている。用紙Pには、普通紙のほか、厚紙、薄紙、コート紙、ラベル紙、又は封筒などが含まれる。また、記録媒体は、紙製のシートに限らず、OHPなどの樹脂製のシートであってもよい。
転写部4には、ローラ状の転写部材15が設けられている。転写部材15は、感光体7の表面に接触しており、感光体7との間に電位差を生じさせて、感光体7上のトナー画像を用紙に転写する。また、ローラ状の転写部材15に代えて、転写チャージャ又は転写ブラシなどを用いてもよい。
定着部5には、用紙にトナー画像を定着する定着装置17が設けられている。定着装置17は、ヒータなどの加熱源によって加熱される定着部材21と、定着部材21に対して相対的に加圧される加圧部材22と、を備えている。定着部材21及び加圧部材22は、ローラ又は無端状ベルトなどの回転体であり、互いに接触してニップ部を形成している。
記録媒体排出部6には、用紙を画像形成装置外に排出する一対の排紙ローラ対16が設けられている。
次に、図1を参照しつつ本実施形態に係る画像形成装置1の印刷動作について説明する。
印刷動作が開始されると、画像形成部2において、感光体7が回転を開始し、帯電部材8によって感光体7の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、原稿読取装置によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは、端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、露光部材9が感光体7の表面を露光する。これにより、露光された部分の電位が低下して、感光体7の表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像剤供給部材10からトナーが供給され、感光体7上にトナー画像が形成される。
感光体7上に形成されたトナー画像は、感光体7の回転に伴って感光体7と転写部材15との間の転写ニップに至り、転写ニップにおいて用紙Pに転写される。この用紙Pは、記録媒体供給部3から供給されたものである。記録媒体供給部3においては、給紙ローラ13が回転することにより、給紙カセット12に収容されている用紙Pが1枚ずつ送り出される。送り出された用紙Pは、上記転写ニップに至るまでにタイミングローラ対14に接触し、一旦搬送が停止される。その後、用紙Pは、タイミングローラ対14によって感光体7上のトナー画像とタイミングを合わせて転写ニップへ搬送される。そして、転写ニップにおいて、感光体7上のトナー画像が用紙Pに転写される。また、トナー画像の転写が行われた後、感光体7上に残留するトナーは、クリーニング部材11によって除去される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置17へ搬送され、定着部材21と加圧部材22との間(ニップ部)に進入する。そして、用紙Pは、定着部材21及び加圧部材22によって挟持されながら搬送されることにより、用紙P上のトナー画像が、加熱及び加圧され、用紙Pに定着される。その後、用紙Pは、排紙ローラ対16によって装置外に排出され、一連の印刷動作が完了する。
ここで、図2に示すように、本実施形態に係る定着装置17においては、少なくとも2種類の幅W1,W2の用紙P1,P2を通紙し、定着処理を行うことができる。なお、用紙の幅とは、用紙の搬送方向Yとは直交する方向の長さ、あるいは、定着部材21又は加圧部材22の軸方向又は長手方向における用紙の長さを意味する。
図2に示すように、定着部材21の内側には、いずれの幅サイズの用紙であっても加熱できるように、最大幅W1の用紙P1が通過する最大通紙領域(最大通過領域)A全体に渡って加熱源23が配置されている。加熱源23としては、例えば、ハロゲンヒータなどを用いることができる。また、ハロゲンヒータ23以外に、カーボンヒータ、セラミックヒータ、あるいは、IH(電磁誘導加熱)方式の加熱源を用いてもよい。
このように、加熱源23が最大通紙領域A全体に渡って配置されていることにより、いずれの幅サイズの用紙に対しても良好な定着処理を行うことが可能である。しかしながら、最大幅の用紙P1よりも小さい最小幅の用紙P2が通紙される場合は、その用紙P2が通過しない非通紙領域(最小サイズの記録媒体の幅の外側領域)Bにおいて、定着部材21及び加圧部材22が温度上昇しやすくなる。すなわち、非通紙領域Bにおいては、通紙に伴う熱の消費がされにくく、蓄熱しやすい傾向にあるため、特に小サイズの用紙が複数枚連続通紙された場合は、非通紙領域Bにおける温度上昇が顕著となる。その結果、定着部材21又は加圧部材22の温度が耐熱温度を超える虞がある。そこで、本実施形態においては、非通紙領域Bにおける定着部材21及び加圧部材22の温度上昇を抑制するため、冷却装置が設けられている。
図3及び図4に、本実施形態に係る冷却装置の構成を示す。
図3及び図4に示すように、本実施形態に係る冷却装置30は、加圧部材22の各非通紙領域Bに対応する箇所に配置された2つの送風ファン31と、各送風ファン31から加圧部材22に向かって気流を誘導する2つのダクト32と、を備えている。各ダクト32の加圧部材22側の開口部32aは、加圧部材22の非通紙領域Bにおける外周面に対して近接するように配置されている。このため、各送風ファン31が駆動(回転)し、気流が発生すると、発生した気流は各ダクト32を介して加圧部材22へ案内され、加圧部材22の非通紙領域Bにおける外周面に吹き付けられる。また、図3に示すように、ダクト32の幅が加圧部材22へ向かって広がっていると、より広い範囲に渡って気流を吹き付けることが可能である。
このように、本実施形態においては、気流が加圧部材22の非通紙領域Bに吹き付けられることにより、加圧部材22の非通紙領域Bが冷却される。また、加圧部材22の非通紙領域Bが冷却されることにより、加圧部材22と接触する定着部材21の非通紙領域Bも間接的に冷却される。これにより、定着部材21及び加圧部材22のそれぞれの非通紙領域Bにおける温度上昇を抑制することが可能である。
ところで、画像形成装置の駆動中に紙詰まり又は故障などの異常が発生した場合は、一般的に、画像形成装置の駆動が一旦停止される。このため、画像形成部における作像動作、記録媒体供給部などにおける用紙搬送動作、転写部における画像転写動作、定着部における定着動作、及び、記録媒体排出部における排紙動作などの各種動作は、途中であったとしても一旦停止される。
通常は、その後、使用者又はサービスマンなどの作業者による復旧作業が行われることになる。その際、作業者は、詰まった用紙の除去、あるいは、部品交換などのために、画像形成装置内に手を差し入れて復旧作業を行うが、画像形成装置の駆動が停止し、定着装置が備える定着部材及び加圧部材(2つの回転体)の駆動(回転)が停止した直後は、定着装置及びその周辺が熱くなっている可能性がある。そのため、作業者が復旧作業を開始するまでに定着装置を冷却することが好ましい。しかしながら、これまでの画像形成装置においては、画像形成装置の駆動が停止すると、冷却装置の駆動も停止するため、定着装置を効果的に冷却することができなかった。
そこで、本発明に係る画像形成装置においては、異常により画像形成装置の駆動が停止し、定着装置が備える2つの回転体の駆動(回転)が停止したとしても、定着装置を効果的に冷却できるように、下記のような対策を講じている。以下、本発明における冷却装置の制御システムについて説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る冷却装置の制御システムを示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態において、画像形成装置1は、送風ファン31の駆動(回転)を制御する制御部40を備えている。制御部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などを有するマイクロコンピュータである。制御部40は、加圧部材22の温度を検知する温度センサ24の検知温度と、画像形成装置本体に開閉可能に設けられたカバー18の開閉動作を検知するセンサの検知信号に基づいて送風ファン31の駆動(回転)を制御する。図3及び図4に示すように、温度センサ24は、加圧部材22の非通紙領域Bにおける外周面に対向するように配置されている。この場合、温度センサ24は、加圧部材22近傍の雰囲気温度を検知する。なお、温度センサ24は、加圧部材22の外周面に接触し、加圧部材22の表面温度を検知してもよい。また、制御部40は、画像形成装置において紙詰まりなどの異常が発生した場合に、定着装置が備える2つの回転体の駆動(回転)を含む画像形成装置の駆動を停止させる制御も行う。
次に、図6及び図7に基づき、冷却装置の制御方法の一例について説明する。
図6は、(a)送風ファンの作動状態(出力量)と、(b)加圧部材の非通紙領域における温度変化と、(c)加圧部材の通紙領域における温度変化を示す概略図である。なお、ここでいう加圧部材の通紙領域及び非通紙領域は、図2に示す最大幅の用紙P1よりも小さい幅の用紙P2が通紙される場合の通紙領域及び非通紙領域を意味する。図7は、送風ファンの駆動(回転)制御を示すフローチャートである。
図6において、横軸は時間の経過を示し、横軸上のタイミング(1)は、画像形成装置が通常の作像動作を行っている状態から、異常により画像形成装置の駆動が停止し、定着装置が備える2つの回転体の駆動(回転)が停止したタイミングを示す。また、横軸上のタイミング(2)は、作業者が復旧作業のために画像形成装置本体の上記カバー18を開けた際に、カバー18の開放を上記センサによって検知されたタイミングを示す。
本実施形態に係る画像形成装置において、画像形成装置の駆動中に紙詰まり又は故障などの異常が発生した場合は、一般的な画像形成装置と同様、画像形成装置の駆動が一旦停止し、画像形成装置の各種動作が停止する。具体的に、異常により停止する画像形成装置の各種動作とは、画像形成部における作像動作、記録媒体供給部などにおける用紙搬送動作、転写部における画像転写動作、定着部における定着動作、及び、記録媒体排出部における排紙動作などである。しかしながら、本発明の実施形態に係る画像形成装置においては、従来の画像形成装置とは異なり、異常により画像形成装置の各種動作が停止し、定着装置が備える2つの回転体の駆動(回転)が停止した場合であっても(図7のSTEP1)、上記制御部40によって、上記送風ファン31の駆動(回転)を継続する制御が行われる(図7のSTEP2)。
また、送風ファン31の制御は、上記温度センサ24によって検知された検知温度に基づいて行われる。すなわち、異常による画像形成装置の駆動停止後(定着装置が備える2つの回転体の回転停止後)、温度センサ24によって検知された加圧部材22の非通紙領域Bにおける温度に基づいて、制御部40が送風ファン31の風量を調整する(図7のSTEP3及びSTEP4)。具体的には、図6に示すように、加圧部材22の非通紙領域Bにおける検知温度(b)が低下すると、その検知温度の低下に伴って、制御部40が、送風ファン31の出力(単位時間当たりの回転数)を下げ、加圧部材22へ向かう気流の量を少なくする。なお、風量調整は、送風ファン31の出力を変化させず、上記ダクト32の開口面積をシャッタなどにより変更することにより行うことも可能である。この場合、必要以上に冷却することなく効果的な冷却ができる。
その後、画像形成装置本体に設けられた上記カバー18の開放が、センサによって検知されるまで(図7のSTEP5において「NO」の場合)、上述の検知温度に基づく風量調整が行われながら、送風ファン31の駆動(回転)が継続される。そして、カバー18の開放がセンサによって検知されると(図7のSTEP5において「YES」の場合)、制御部40によって送風ファン31の駆動(回転)が停止される(図7のSTEP6)。これにより、送風ファン31の一連の制御が終了する。
以上のように、本発明の実施形態においては、画像形成装置の駆動が異常により停止し、定着装置が備える2つの回転体の駆動(回転)が停止した後であっても、送風ファン31の駆動(回転)が継続されるため、加圧部材22の非通紙領域Bに気流を吹き付けることができる。これにより、画像形成装置の駆動停止後(定着装置が備える2つの回転体の回転停止後)に加圧部材22及び定着部材21の冷却を効果的に行うことができ、その後、作業者が復帰作業を行う際の安全性が向上する。
また、送風ファン31の駆動(回転)が、温度センサ24の検知温度に基づいて制御されることにより、省エネ性が向上する。すなわち、定着部材21及び加圧部材22の温度が下がってくると、高温時と同程度の風量を供給しなくても冷却効果が得られるので、送風ファン31の出力を低下させ、送風ファン31の駆動(回転)に必要な電力を削減できる。一方、定着部材21及び加圧部材22の温度が下がっても、高温時と同程度の風量を供給する場合は、得られる冷却効果に対して送風ファン31を無駄に多く回転させることになる。このように、本実施形態においては、温度センサ24の検知温度の低下に伴って、加圧部材22に向かう気流の量が少なくなるように送風ファン31の出力を低下させることにより、定着部材21及び加圧部材22を効果的に冷却しつつ、省エネ性の向上も図れる。なお、上述の例においては、送風ファン31の風量が、温度センサ24の検知温度に基づいて徐々に(連続して)低下しているが、段階的に低下するようにしてもよい。
以下、上述の実施形態(第1実施形態)とは異なる本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、主に上述の実施形態とは異なる部分について説明し、それ以外の部分については基本的に同様の構成であるので適宜説明を省略する。
図8及び図9は、本発明の第2実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図及びフローチャートである。
図8に示すように、第2実施形態においては、送風ファン31の出力を低下させるタイミングの判断基準として、あらかじめ設定された(d)閾値(基準温度)を採用している。具体的に、本実施形態においては、温度センサ24によって加圧部材22の温度が検知されると(図9のSTEP3)、制御部40が、温度センサ24の検知温度と上記閾値とを比較する(図9のSTEP4)。その結果、温度センサ24の検知温度が閾値以下となっていない場合は(図9のSTEP4において「NO」の場合)、制御部40は、送風ファン31の出力を変更せずそのまま(例えば最大出力のまま)維持する。その後、温度センサ24の検知温度が閾値以下となると(図9のSTEP4において「YES」の場合)、制御部40が送風ファン31の出力を低下させ、加圧部材22に向かう気流の量を少なくする(図9のSTEP5)。
そして、カバー18の開放がセンサによって検知されるまで(図9のSTEP6において「NO」の場合)、送風ファン31の出力を徐々に低下させ、カバー18の開放がセンサによって検知された状態になると(図9のSTEP6において「YES」の場合)、送風ファン31の駆動(回転)を停止させる(図9のSTEP7)。なお、本実施形態においても、送風ファン31の出力は、徐々に低下する場合に限らず、段階的に低下する場合であってもよい。また、本実施形態において、検知温度が閾値以下となる前にカバー18の開放がセンサによって検知された場合は、そのタイミングで送風ファン31の駆動(回転)が停止する。
このように、本実施形態においては、検知温度があらかじめ設定された閾値以下となった場合に送風ファン31の出力を下げることにより、上述の実施形態と同様、送風ファン31を無駄に多く回転させることを防止できる。このため、本実施形態においても、省エネ性の向上を図れる。
続いて、図10及び図11は、本発明の第3実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図及びフローチャートである。
図10に示すように、第3実施形態においては、温度センサ24の検知温度があらかじめ設定された閾値以下となった場合(図11のSTEP4において「YES」の場合)、送風ファン31の駆動(回転)を停止させるように制御する(図11のSTEP5)。それ以外は、図8及び図9に示す上述の第2実施形態と同様である。
この場合も、送風ファン31が無駄に多く回転するのを防止できるので、省エネ性の向上を図れる。すなわち、本発明において、温度センサ24の検知温度に基づき気流の量を少なくする方法としては、送風ファン31の出力を徐々に低下させる場合のほか、本実施形態のように、送風ファン31の駆動(回転)を停止させ、気流の発生を無くすことも含まれる。なお、本実施形態において、検知温度が閾値以下となる前にカバー18の開放がセンサによって検知された場合は、上述の実施形態と同様、カバー18の開放がセンサによって検知されたタイミングで送風ファン31の駆動(回転)が停止する。
図12及び図13は、本発明の第4実施形態に係る冷却装置の制御方法を示す概略図及びフローチャートである。
図12に示すように、第4実施形態においては、送風ファン31の出力を低下させるタイミングの基準となる第1閾値(第1基準温度)のほか、送風ファン31の駆動(回転)を停止させるタイミングの基準となる第2閾値(第2基準温度)があらかじめ設定されている。第1閾値は、第2閾値よりも高い温度に設定された基準値である。従って、本実施形態においては、まず、温度センサ24の検知温度が第1閾値以下となった場合に(図13のSTEP4において「YES」の場合)、送風ファン31の出力を低下させる(図13のSTEP5)、続いて、温度センサ24の検知温度が第2閾値以下となった場合に(図13のSTEP7において「YES」の場合)、送風ファン31の駆動(回転)を停止させる(図13のSTEP8)。
このように、送風ファン31の出力を低下させるタイミングと、送風ファン31の駆動(回転)を停止させるタイミングを、それぞれ別の閾値に基づいて決定してもよい。本実施形態においても、上述の各実施形態と同様、送風ファン31が無駄に多く回転するのを防止できるので、省エネ性の向上を図れる。なお、本実施形態において、検知温度が第1閾値以下となる前、又は、検知温度が第2閾値以下となる前に、カバー18の開放がセンサによって検知された場合は、そのタイミングで送風ファン31の駆動(回転)が停止する。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の各実施形態に限らない。
例えば、図14に示す例のように、送風ファン31及び温度センサ24は、加圧部材22側ではなく、定着部材21側に配置されてもよい。さらに、図15に示す例のように、送風ファン31及び温度センサ24は、定着部材21側及び加圧部材22側の両方に配置されてもよい。このように、送風ファン31は、定着部材21及び加圧部材22のうち少なくとも一方に向かって気流を発生させるものであればよく、同様に、温度センサ24も定着部材21及び加圧部材22のうち少なくとも一方の温度を検知するものであればよい。また、定着部材21及び加圧部材22の少なくとも一方に向かって気流を発生させる気流発生装置は、送風ファン31に限らず、吸引ファンであってもよい。
上述の各実施形態においては、最大幅の用紙P1よりも小さい幅の用紙P2が通紙された場合を例に、冷却装置の制御方法について説明したが、本発明は、最大幅の用紙P1が通紙される場合においても適用可能である。ただし、最大幅の用紙P1が通紙される場合は、用紙P1が加熱領域のほぼ全体に渡って通過するため、小さい幅の用紙P2が通紙される場合のような非通紙領域Bにおける温度上昇はほとんど生じない。従って、図16に示すように、最大幅の用紙P1が通紙される場合は、定着部材21及び加圧部材22のそれぞれの長手方向における中央側の部分の温度(b)と両端側の部分の温度(c)の差は少ない。
しかしながら、このような場合においても、本発明を適用することにより、画像形成装置の駆動が停止し、定着装置が備える2つの回転体の駆動(回転)が停止した後も、定着部材21及び加圧部材22を効果的に冷却できるので、安全性が向上する。特に、この場合は、送風ファン31からの気流が吹き付けられる両端部側の部分の温度(b)を効果的に下げることができる。
また、送風ファン31の駆動(回転)は、画像形成装置の駆動が停止する前から駆動停止後に渡って継続して行われる場合に限らない。図16に示す例のように、画像形成装置の駆動停時又は駆動停止後(定着装置が備える2つの回転体の回転停止時又は回転停止後)に、送風ファン31の駆動が開始されてもよい。
1 画像形成装置
2 画像形成部
17 定着装置
18 カバー
21 定着部材(回転体)
22 加圧部材(回転体)
23 加熱源
24 温度センサ
30 冷却装置
31 送風ファン(気流発生装置)
B 非通紙領域(非通過領域)
P 用紙(記録媒体)
特開2012-118487号公報

Claims (6)

  1. 画像を記録媒体に定着させる定着装置と、
    前記定着装置を冷却する冷却装置とを備える画像形成装置であって、
    前記定着装置は、互いに接触して記録媒体を通過させるニップ部を形成する2つの回転体と、前記2つの回転体のうち少なくとも一方の温度を検知する温度センサとを備え、
    前記冷却装置は、前記2つの回転体のうち少なくとも一方に向かって気流を発生させる気流発生装置を備え、
    前記気流発生装置は、異常により前記2つの回転体の駆動が停止している間、少なくとも一方の前記回転体に向かって気流を発生させ、
    前記温度センサの検知温度の低下に伴って、前記回転体に向かう気流の量を少なくすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記気流発生装置は、前記回転体の、最小サイズの前記記録媒体の幅の外側領域に向かって気流を発生させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置本体に開閉可能に設けられたカバーを備え、
    前記カバーの開閉を検知するセンサにより前記カバーが開いていると検知されている状態では前記気流発生装置の駆動が停止している請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記センサにより前記カバーが開いていると検知されるまでに、前記温度センサの検知温度があらかじめ設定された閾値以下となった場合は、前記回転体に向かう気流の量を少なくする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記センサにより前記カバーが開いていると検知されるまでに、前記温度センサの検知温度があらかじめ設定された閾値以下となった場合は、前記気流発生装置の駆動が停止する請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記センサにより前記カバーが開いていると検知されるまでに、前記温度センサの検知温度があらかじめ設定された第1閾値以下となった場合は、前記回転体に向かう気流の量を少なくし、
    前記センサにより前記カバーが開いていると検知されるまでに、前記温度センサの検知温度が前記第1閾値よりも低い温度に設定された第2閾値以下となった場合は、前記気流発生装置の駆動が停止する請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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