JP2022123188A - Electronic lock mounting structure - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、電子錠取付構造に関する。 The present disclosure relates to an electronic lock attachment structure.
サムターンのつまみを挟持可能な挟持機構を備え、つまみを挟持した状態でモータによって挟持機構を回転させることでサムターンを操作する後付けタイプの電子錠が知られている(特許文献1参照。)。 There is known a retrofit type electronic lock that has a clamping mechanism capable of clamping a knob of the thumb-turn, and operates the thumb-turn by rotating the clamping mechanism with a motor while clamping the knob (see Patent Document 1).
この電子錠は、強力な両面テープを介して扉に固定されている。そのため、電子錠を扉から取り外したときに、両面テープが扉の表面に付着したままとなってしまう。この場合、作業者は、扉の表面に付着したままの両面テープを剥がす際に扉を損傷してしまうおそれがある。 This electronic lock is fixed to the door via strong double-sided tape. Therefore, when the electronic lock is removed from the door, the double-sided tape remains attached to the surface of the door. In this case, the operator may damage the door when peeling off the double-sided tape that remains attached to the surface of the door.
そこで、扉の表面を損傷することなく扉から電子錠を取り外すことができるようにする電子錠取付構造を提供することが望ましい。 Therefore, it is desirable to provide an electronic lock mounting structure that allows the electronic lock to be removed from the door without damaging the surface of the door.
本発明の実施形態に係る電子錠取付構造は、電子錠を扉に取り付けるために前記電子錠と前記扉との間に配置される電子錠取付構造であって、前記扉に設けられたサムターン取付孔と係合するように構成された係合機構を備える。 An electronic lock mounting structure according to an embodiment of the present invention is an electronic lock mounting structure arranged between the electronic lock and the door in order to mount the electronic lock on the door, wherein a thumb-turn mounting structure is provided on the door. An engagement mechanism configured to engage the aperture is provided.
上述の電子錠取付構造は、扉の表面を損傷することなく扉から電子錠を取り外すことができるようにする。 The electronic lock mounting structure described above allows the electronic lock to be removed from the door without damaging the surface of the door.
以下は、本発明の実施形態に係る電子錠取付構造FSを含む電子錠ユニット10の説明である。以下では、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号が付され、重複する説明は省略されている。
The following is a description of the
図1は、電子錠ユニット10を前側から見たときの斜視図である。図2は、電子錠ユニット10を後側から見たときの斜視図である。電子錠ユニット10は、電子錠100、アタッチメント110、及び台座120で構成されている。本実施形態では、アタッチメント110及び台座120は、電子錠100を扉20に取り付けるための電子錠取付構造FSを構成している。但し、アタッチメント110は、省略されてもよい。この場合、電子錠100は、両面テープ等によって台座120に直接固定されていてもよい。また、アタッチメント110は、電子錠100に一体化されていてもよく、台座120に一体化されていてもよい。
FIG. 1 is a perspective view when the
具体的には、図1(A)は、扉20の室内側の表面20Aに取り付けられた状態の電子錠ユニット10を示している。図1(B)は、扉20の表面20Aに取り付けられた台座120から電子錠100及びアタッチメント110が一緒に取り外されたときの電子錠ユニット10の状態を示している。図1(C)は、更に扉20の表面20Aから台座120及びサムターン装置130が別々に取り外されときの電子錠ユニット10の状態を示している。図2は、扉20から取り外された電子錠ユニット10の状態を示している。また、図2は、電子錠100に取り付けられたアタッチメント110から台座120が取り外されたときの電子錠ユニット10の状態を示している。なお、図2は、扉20の室外側の表面20Cに設けられたシリンダ取付孔CHも示している。
Specifically, FIG. 1A shows the
図1及び図2のそれぞれにおけるX1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。また、Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2は他方向を表す。同様に、Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。本実施形態では、電子錠ユニット10のX1側は、電子錠ユニット10の前側(正面側)に相当し、電子錠ユニット10のX2側は、電子錠ユニット10の後側(背面側)に相当する。また、電子錠ユニット10のY1側は、電子錠ユニット10の左側に相当し、電子錠ユニット10のY2側は、電子錠ユニット10の右側に相当する。そして、電子錠ユニット10のZ1側は、電子錠ユニット10の上側に相当し、電子錠ユニット10のZ2側は、電子錠ユニット10の下側に相当する。他の図における他の部材についても同様である。
X1 in each of FIGS. 1 and 2 represents one direction of the X-axis forming the three-dimensional orthogonal coordinate system, and X2 represents the other direction of the X-axis. Moreover, Y1 represents one direction of the Y-axis constituting the three-dimensional orthogonal coordinate system, and Y2 represents the other direction. Similarly, Z1 represents one direction of the Z-axis forming the three-dimensional orthogonal coordinate system, and Z2 represents the other direction of the Z-axis. In this embodiment, the X1 side of the
電子錠ユニット10は、各種無線機器(例えば、スマートフォン又はリモコン等)と電子錠ユニット10との間の無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)又はWi-Fi(登録商標)等による無線通信)を介した遠隔操作によって、扉20に設けられたサムターン装置130を回転させて、サムターン装置130による扉20の施錠及び解錠を可能にするためのものである。
The
サムターン装置130は、図1(B)及び図1(C)に示すように、台座131及びノブ132を有する。台座131は、扉20の室内側の表面20Aに設けられたサムターン取付孔THを通じて表面20Aから室内側に突出した状態で扉20に固定されている。図1(C)は、扉20の表面20Aに設けられたサムターン取付孔THが露出した状態を示している。ノブ132は、扉20の表面20Aと直交する方向に延びる軸AX1を回転中心として台座131に対して回転できるように構成されている。
The thumb-
扉20の側端面20Bに配置されたデッドボルトDBは、ノブ132の回転に応じて側端面20Bから突出し或いは側端面20Bから引っ込むように構成されている。扉20が施錠された状態は、側端面20BからデッドボルトDBが突出することによって実現され、扉20が解錠された状態は、側端面20BからデッドボルトDBが引っ込むことによって実現される。図1(A)は、側端面20BからデッドボルトDBが突出したときの状態、すなわち、扉20が施錠されるときの状態を示している。このように、扉20は、ノブ132の回転に応じて施錠された状態と解錠された状態とが切り換わるように構成されている。
The deadbolt DB arranged on the
電子錠100は、各種無線機器での遠隔操作に応じて動作するように構成されている。具体的には、電子錠100は、サムターン装置130のノブ132を挟持する挟持機構SM(図2参照。)と、軸AX1回りに挟持機構(ノブ132)を回転させるための電動モータ(図示せず。)とを有する。また、電子錠100は、アタッチメント110及び台座120を介して、扉20に取り付けられる。具体的には、電子錠100は、両面テープ、ネジ止め、スナップ嵌合、又はスライド嵌合等の任意の手段によってアタッチメント110に取り付けられる。図1に示す例では、電子錠100は、スライド嵌合によって着脱可能にアタッチメント110に取り付けられている。
The
アタッチメント110は、電子錠100を台座120に取り付けるための部材である。本実施形態では、アタッチメント110は、樹脂で形成されている。そして、アタッチメント110は、両面テープ、ネジ止め、スナップ嵌合、又はスライド嵌合等の任意の手段によって台座120に取り付けられる。図1に示す例では、アタッチメント110は、スライド嵌合によって着脱可能に台座120に取り付けられている。具体的には、台座120は、図1(B)及び図1(C)に示すように、前面(X1側の面)から前方(X1方向)に突出するように形成された凸部120Vを有する。アタッチメント110は、図2に示すように、後面(X2側の面)において前方(X1方向)に凹むように形成された凹部110Cを有する。そして、台座120の凸部120Vとアタッチメント110の凹部110Cとはスライド嵌合によって係合するように構成されている。
図3は、台座120の凸部120V、及び、アタッチメント110の凹部110Cの断面図である。具体的には、図3(A)は、図2における一点鎖線L1を含むXY平面に平行な平面におけるアタッチメント110の断面を示す。図3(B)は、図1(C)における一点鎖線L2を含むXY平面に平行な平面における台座120の断面を示す。図3(C)は、アタッチメント110の凹部110Cと台座120の凸部120Vとがかみ合っているときのアタッチメント110及び台座120の断面を示す。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the
図3に示す例では、台座120の凸部120Vは、鳩尾型の断面を有する。そして、アタッチメント110の凹部110Cは、その鳩尾型の断面を有する凸部120Vの形状と適合する形状を有するように構成されている。また、アタッチメント110の凹部110Cの下端(Z2側の端部)は、図2に示すように、台座120の凸部120Vを受け入れることができるように開放されている。その一方で、アタッチメント110の凹部110Cの上端(Z1側の端部)は、台座120の凸部120Vの上端と接触する上壁部を有するように構成されている。この構成により、作業者は、図1(B)に示すように台座120の上方にアタッチメント110を位置付けた後、アタッチメント110の後面を台座120の前面に接触させた状態でアタッチメント110を下方にスライドさせることで、アタッチメント110を台座120に取り付けることができる。
In the example shown in FIG. 3, the
次に、図4を参照し、台座120の構成例について説明する。図4は、台座120の構成例を示す図である。具体的には、図4(A)は、台座120の分解斜視図であり、図4(B)は、台座120の背面図である。
Next, a configuration example of the
台座120は、係合機構121、本体部材122、ベースプレート123、ラチェット歯車124、ラチェット爪125、ラチェットスプリング126、ネジ127、及びカシメピン128で構成されている。
The
係合機構121は、扉20の室内側の表面20A及び室外側の表面20Cの何れにも損傷を与えることなく、扉20に台座120を取り付けることができるように、且つ、扉20から台座120を取り外すことができるように構成されている。そのため、本実施形態では、係合機構121は、台座120を扉20のサムターン取付孔THに取り付けることができるように構成されている。具体的には、係合機構121は、サムターン取付孔THの内周面の少なくとも一部と接触し、サムターン取付孔THの内周面の少なくとも二箇所において、サムターン取付孔THを広げる方向に力を作用させることができるように構成されている。なお、台座120は、サムターン装置130が扉20に取り付けられる前に、係合機構121によってサムターン取付孔THに取り付けられる。
The
図4に示す例では、係合機構121は、サムターン取付孔THの内周面の三箇所においてサムターン取付孔THを広げる方向に力を作用させることができるように構成されている。具体的には、係合機構121は、中央係合部材121C、左係合部材121L、及び右係合部材121Rを含む。中央係合部材121C、左係合部材121L、及び右係合部材121Rは何れも、ステンレス鋼等の金属で形成された板状部材である。図4に示す例では、係合機構121は、三つの係合部材を有するように構成されているが、一つの係合部材を有するように構成されていてもよく、二つの係合部材を有するように構成されていてもよく、四つ以上の係合部材を有するように構成されていてもよい。
In the example shown in FIG. 4, the engaging
本体部材122は、台座120の本体を構成する部材である。図4に示す例では、本体部材122は、樹脂を射出成形することによって形成されている。本体部材122の下部には、サムターン装置130を受け入れるための貫通孔122Aが形成されている。また、本体部材122の後面(X2側の面)には、係合部材の一部を収容するための凹部122Gが形成されている。具体的には、凹部122Gは、中央係合部材121Cの一部を収容するための中央凹部122GC、左係合部材121Lの一部を収容するための左凹部122GL、及び、右係合部材121Rの一部を収容するための右凹部122GRを含む。なお、中央係合部材121C、左係合部材121L、及び右係合部材121Rのそれぞれは、一部が貫通孔122A内に突出し、残りの部分が凹部122G内に収容されるように構成されている。
The
ベースプレート123は、台座120の後面を構成する部材である。ベースプレート123は、本体部材122の後面に取り付けられる中央係合部材121C、ラチェット歯車124、ラチェット爪125、及びラチェットスプリング126のそれぞれの少なくとも一部を覆うようにして本体部材122の後面に取り付けられる。図4に示す例では、ベースプレート123は、高耐食めっき鋼板等の金属で形成された板状部材である。ベースプレート123の下部には、本体部材122に形成された貫通孔122Aに対応するように貫通孔123Aが形成されている。
The
また、図4に示す例では、中央係合部材121Cは、ベースプレート123の前側(X1側)に配置されている。すなわち、中央係合部材121Cは、本体部材122の後面とベースプレート123の前面との間に配置されている。その一方で、左係合部材121L及び右係合部材121Rは、ベースプレート123の後側(X2側)に配置されている。すなわち、左係合部材121L及び右係合部材121Rは、ベースプレート123の後面に取り付けられている。そのため、ベースプレート123は、左係合部材121L及び右係合部材121Rのそれぞれを受け入れる凹部123Gを有する。凹部123Gは、前方(X1方向)に凹むようにプレス加工によって形成されている。具体的には、ベースプレート123は、左係合部材121Lの一部を受け入れる左凹部123GLと、右係合部材121Rの一部を受け入れる右凹部123GRと、を有する。そして、左凹部123GLは、左係合部材121Lの一部とともに、本体部材122に形成された左凹部122GL内に収容され、右凹部123GRは、右係合部材121Rの一部とともに、本体部材122に形成された右凹部122GR内に収容される。
Further, in the example shown in FIG. 4, the central engaging
ラチェット歯車124は、移動機構TMを構成する部材であり、且つ、ラチェット機構LM1を構成する部材である。移動機構TMは、サムターン取付孔THの径方向に係合部材を移動させるための機構である。ラチェット機構LM1は、移動機構TMによる係合部材の移動方向を一方向に制限するための移動制限機構LMの一例である。ラチェット爪125及びラチェットスプリング126は何れも、ラチェット機構LM1を構成するための部材である。
The
図4に示す例では、ラチェット歯車124、ラチェット爪125、及びラチェットスプリング126は何れも、ステンレス鋼等の金属で形成されている。そして、ラチェット歯車124及びラチェット爪125は、本体部材122の後面に形成された凹部122C内に収容されている。また、ラチェットスプリング126は、本体部材122の後面に形成された溝122T内に収容されている。
In the example shown in FIG. 4,
ネジ127は、ベースプレート123を本体部材122に固定するための固定部材の一例である。この固定部材は、ネジ127以外の他の機械要素によって構成されていてもよい。図4に示す例では、ベースプレート123は、六つのネジ127によって本体部材122の後面に締結されている。
The
カシメピン128は、左係合部材121L及び右係合部材121Rをベースプレート123に固定するための固定部材の一例である。この固定部材は、カシメピン128以外の他の機械要素によって構成されていてもよい。図4に示す例では、カシメピン128は、真鍮等の金属で形成された部材であり、左係合部材121Lをベースプレート123に固定するための左カシメピン128Lと、右係合部材121Rをベースプレート123に固定するための右カシメピン128Rと、を含む。
The crimping
具体的には、左係合部材121Lは、ベースプレート123に形成された左貫通孔123HLと左係合部材121Lに形成された左貫通孔121HLとに挿通された左カシメピン128Lの両端にカシメ加工が施されることによってベースプレート123に固定される。同様に、右係合部材121Rは、ベースプレート123に形成された右貫通孔123HRと右係合部材121Rに形成された右貫通孔121HRとに挿通された右カシメピン128Rの両端にカシメ加工が施されることによってベースプレート123に固定される。
Specifically, in the
図4に示す例では、左係合部材121Lは、左カシメピン128Lの軸AX2の回りでベースプレート123に対して回転できるように取り付けられ、右係合部材121Rは、右カシメピン128Rの軸AX3の回りでベースプレート123に対して回転できるように取り付けられている。
In the example shown in FIG. 4, the
図4(B)は、左係合部材121Lが軸AX2の回りに回転したときの左係合部材121Lの状態、及び、右係合部材121Rが軸AX3の回りに回転したときの右係合部材121Rの状態を点線で表している。具体的には、点線で表された矢印AR1は、左係合部材121Lの回転方向を表し、点線で表された図形GP1及び図形GP2は、回転後の左係合部材121Lの位置を表している。また、点線で表された矢印AR2は、右係合部材121Rの回転方向を表し、点線で表された図形GP3及び図形GP4は、回転後の右係合部材121Rの位置を表している。なお、図4(B)では、明瞭化のため、ベースプレート123の図示が省略されている。
FIG. 4B shows the state of the
次に、図5を参照し、移動機構TM及びラチェット機構LM1について説明する。図5は、ラチェット機構LM1の構成例を示す図である。具体的には、図5(A)は、図4(B)の破線で囲まれた範囲R1の拡大図である。図5(B)は、ラチェット歯車124の斜視図である。図5(A)では、明瞭化のため、ラチェットスプリング126は、模式的に示されている。
Next, the moving mechanism TM and the ratchet mechanism LM1 will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a diagram showing a configuration example of the ratchet mechanism LM1. Specifically, FIG. 5(A) is an enlarged view of range R1 surrounded by broken lines in FIG. 4(B). FIG. 5B is a perspective view of the
移動機構TMは、サムターン取付孔THに取り付けられた台座120における係合機構121を構成する係合部材をサムターン取付孔THの径方向に移動させるための機構である。本実施形態では、移動機構TMは、サムターン取付孔THの径方向の一つである上下方向(Z軸方向)に中央係合部材121Cを移動させるためのラック・アンド・ピニオン機構TM1である。
The moving mechanism TM is a mechanism for moving the engaging member constituting the engaging
具体的には、ラック・アンド・ピニオン機構TM1は、中央係合部材121Cに形成されたラック部RKとラチェット歯車124とで構成されている。
Specifically, the rack and pinion mechanism TM1 is composed of a rack portion RK formed in the central engaging
ラチェット歯車124は、図5(B)に示すように、歯車部124G及び円柱部124Cを有する。そして、ラチェット歯車124の円柱部124Cは、軸AX4の回りで本体部材122に対して回転できるように、本体部材122に形成された貫通孔122H1(図4(A)参照。)に嵌め込まれている。歯車部124Gは、円柱部124Cが貫通孔122H1に嵌め込まれた状態で、中央係合部材121Cのラック部RKとかみ合うように構成されている。
The
また、円柱部124Cの前側(X1側)の端面には、ラチェット歯車124を回転させるための工具の先端形状に対応する穴124Rが形成されている。図5に示す例では、穴124Rは、ラチェット歯車124を回転させるための工具の一例であるプラスドライバの先端形状に対応する十字穴である。なお、穴124Rは、マイナスドライバ又は六角レンチ等の他の工具の先端形状に対応するように形成されていてもよい。或いは、円柱部124Cは、操作者が手で操作できるようにその前側の端面につまみを有するように構成されていてもよい。
A
ラチェット機構LM1は、移動機構TMによる係合部材の移動方向を一方向に制限するための移動制限機構LMの一例である。本実施形態では、ラチェット機構LM1は、中央係合部材121Cの上方(Z1方向)への移動を許容しながら、中央係合部材121Cの下方(Z2方向)への移動を制限できるように構成されている。
The ratchet mechanism LM1 is an example of a movement limiting mechanism LM for limiting the moving direction of the engaging member by the moving mechanism TM to one direction. In the present embodiment, the ratchet mechanism LM1 is configured to allow the upward movement (Z1 direction) of the central engaging
具体的には、ラチェット機構LM1は、主に、ラチェット歯車124、ラチェット爪125、及びラチェットスプリング126で構成されている。ラチェット歯車124及びラチェット爪125は、本体部材122の後面に形成された凹部122Cに収容されている。
Specifically, the ratchet mechanism LM1 is mainly composed of a
ラチェット歯車124は、軸AX4の回りに回転できるように凹部122C内に収容されている。
ラチェット爪125は、図5(A)に示すように、凹部122C内において、ピン125Pの軸AX5の回りで回転できるように構成されている。ピン125Pは、ラチェット爪125の中央部に形成された貫通孔125H1に挿通され且つ本体部材122に形成された貫通孔122H2(図4(A)参照。)に挿通されるように構成されている。本実施形態では、ラチェット爪125は、ピン125Pに固定され、軸AX5の回りでピン125Pと共に回転するように構成されている。ラチェット爪125とピン125Pとは、例えば、締まり嵌めによって結合されていてもよい。また、ピン125Pの前端は、操作者が手動で回転させることができるように、本体部材122の前面から前方に突出するように構成されていてもよい。或いは、ピン125Pの前端面には、ピン125Pを回転させるための工具の先端形状に対応する穴が形成されていてもよい。
As shown in FIG. 5A, the
図5(A)の点線で表された図形125Aは、ラチェット歯車124が矢印AR11で示す方向に回転したときに軸AX5回りに回転するラチェット爪125を示している。また、図形125Aは、ラチェット歯車124が矢印AR11で示す方向に回転したときにラチェット爪125の先端部125Eとラチェット歯車124との係合が解除されることを示している。
A figure 125A represented by a dotted line in FIG. 5A shows the
ラチェットスプリング126は、図5(A)に示すように、本体部材122の後面に形成された溝122T内に収容されている。そして、ラチェットスプリング126は、ラチェット爪125に形成された貫通孔125H2に下端CT1が固定され、溝122Tの上端部に上端CT2が固定されている。なお、貫通孔125H2は、貫通孔125H1と先端部125Eとの間に形成されている。
The
この構成により、ラチェットスプリング126は、図5(A)の矢印AR10で示すように、ラチェット爪125の先端部125Eを上方(Z1方向)に引き付ける力を発生させる。そして、ラチェットスプリング126は、図5(A)に示すような背面視において、ピン125Pの軸AX5の回りでラチェット爪125を反時計回りに回転させるトルクを発生させる。
With this configuration, the
作業者がプラスドライバを用いて図5(A)及び図5(B)における矢印AR11で示す方向にラチェット歯車124を回転させようとすると、ラチェット爪125は、先端部125Eがラチェット歯車124の第2歯TE2に押されて図5(A)の矢印AR12で示す方向に回転する。
When an operator uses a Phillips screwdriver to rotate
このとき、ラチェット歯車124の第2歯TE2とラチェット爪125の先端部125Eとのかみ合いが解除されると、ラチェット爪125の先端部125Eは、ラチェットスプリング126によって上方に引っ張られ、ラチェット歯車124の第3歯TE3とかみ合う。作業者が矢印AR11で示す方向にラチェット歯車124を更に回転させると、ラチェット爪125は、先端部125Eがラチェット歯車124の第3歯TE3に押されて矢印AR11で示す方向に更に回転する。その後のラチェット歯車124とラチェット爪125の動きは、上述の動きと同じである。
At this time, when the engagement between the second tooth TE2 of the
ラチェット歯車124が矢印AR11で示す方向に回転すると、中央係合部材121Cは、矢印AR13で示すように上方(Z1方向)に移動する。
When the
一方、作業者は、プラスドライバを用いて図5(A)及び図5(B)における矢印AR14で示す方向にラチェット歯車124を回転させようとしても、ラチェット歯車124を回転させることはできない。具体的には、作業者は、ラチェット機構LM1によるラチェット爪125の先端部125Eとラチェット歯車124の第1歯TE1とのかみ合いを解除しない限り、矢印AR14で示す方向にラチェット歯車124を回転させることはできない。
On the other hand, even if the operator tries to rotate the
作業者がプラスドライバを用いて矢印AR14で示す方向にラチェット歯車124を回転させようとすると、ラチェット爪125は、先端部125Eがラチェット歯車124の第1歯TE1に押される。しかしながら、ラチェット爪125は、後端部125Rが既に凹部122Cの壁面に押し付けられているため、背面視で時計回りに回転できない。そのため、中央係合部材121Cは、矢印AR15で示す方向である下方(Z2方向)には移動できない。
When the operator tries to rotate the
このように、ラチェット機構LM1は、図5(A)に示すような背面視において、軸AX4の回りにおけるラチェット歯車124の反時計回りの回転を許容し、軸AX4の回りにおけるラチェット歯車124の時計回りの回転を制限できるように構成されている。すなわち、ラチェット機構LM1は、中央係合部材121Cの上方への移動を許容し、中央係合部材121Cの下方への移動を制限できるように構成されている。
Thus, the ratchet mechanism LM1 allows the
作業者は、中央係合部材121Cを下方に移動させたい場合、すなわち、軸AX4の回りにおいてラチェット歯車124を時計回りに回転させたい場合には、ラチェット機構LM1によるラチェット爪125の先端部125Eとラチェット歯車124の第1歯TE1とのかみ合いを解除すればよい。
When the operator wants to move the central engaging
具体的には、作業者は、ラチェット爪125とともに回転するように構成されたピン125Pを手動で回転させることによってラチェット爪125を矢印AR12で示す方向に回転させ、先端部125Eと第1歯TE1とのかみ合いが解除された状態を実現すればよい。そして、作業者は、先端部125Eと第1歯TE1とのかみ合いが解除された状態で、プラスドライバを用いて矢印AR14で示す方向にラチェット歯車124を回転させることにより、矢印AR15で示すように中央係合部材121Cを下方に移動させることができる。
Specifically, the operator manually rotates the
図4(B)における点線で表された矢印AR3は、中央係合部材121Cの移動方向を表し、点線で表された図形GP5は、Z2方向(下方)に移動した後の中央係合部材121Cの位置を表し、点線で表された図形GP6は、Z1方向(上方)に移動した後の中央係合部材121Cの位置を表している。作業者は、上述のようにラチェット歯車124を回転させることにより、中央係合部材121Cを上下方向に移動させることができる。
The dotted arrow AR3 in FIG. 4B represents the moving direction of the central engaging
次に、図6を参照し、係合機構121について説明する。図6は、サムターン取付孔THに固定された状態の台座120における係合機構121を示す図である。具体的には、図6(A)は、サムターン取付孔THに固定された状態の台座120における係合機構121の正面図である。図6(B)は、図6(A)の一点鎖線L3を含むXZ平面に平行な平面における中央係合部材121C及び扉20の断面図である。なお、以下の説明は、中央係合部材121Cに関するが、左係合部材121L及び右係合部材121Rのそれぞれに対しても同様に適用される。
Next, with reference to FIG. 6, the
ステンレス鋼等の金属で形成された板状部材である中央係合部材121Cは、図6(B)に示すように、基部BS及び爪部CLを有するように構成されている。図6に示す例では、爪部CLは、折り曲げ加工によって形成される部分であり、基部BSと爪部CLとの間に形成される角度θが90度未満の鋭角となるように構成されている。
The central engaging
この構成により、中央係合部材121Cは、基部BSの後面(X2側の面)が扉20の室内側の表面20Aと接触し、且つ、爪部CLの上面(Z1側の面)がサムターン取付孔THの内周面の後側(X2側)の縁CPと接触するように配置される。そのため、台座120を前方(X1方向)に引き抜こうとする力が台座120に作用した場合であっても、爪部CLがサムターン取付孔THの内周面の後側(X2側)の縁CPに引っ掛かるため、台座120は、扉20から引き離されることはない。
With this configuration, the central engaging
また、この構成は、サムターン取付孔THの長さLTにかかわらず、爪部CLの上面をサムターン取付孔THの内周面の後側の縁CPに接触させることができる。そのため、この構成は、様々な長さLTを有するサムターン取付孔THに係合機構121を適用できるという効果をもたらす。但し、基部BSと爪部CLとの間に形成される角度θは、鋭角に限定されるものではなく、90度以上であってもよい。また、爪部CLは、二回以上折れ曲がるように形成されていてもよく、曲線的に延びるように形成されていてもよい。
In addition, this configuration allows the upper surface of the claw portion CL to come into contact with the rear edge CP of the inner peripheral surface of the thumb-turn mounting hole TH regardless of the length LT of the thumb-turn mounting hole TH. Therefore, this configuration brings about an effect that the engaging
次に、図7を参照し、台座120の別の構成例について説明する。図7は、台座120の別の構成例である台座120Aを示す図である。具体的には、図7(A)は、台座120Aの分解斜視図であり、図4(A)に対応している。図7(B)は、台座120Aの背面図であり、図4(B)に対応している。
Next, another configuration example of the
図7に示す台座120Aは、移動機構TMとして送りネジ機構TM2を有する点で、図4に示す台座120と異なる。図4に示す台座120は、移動機構TMとしてラック・アンド・ピニオン機構TM1を有する。また、図7に示す台座120Aは、移動制限機構LMが省略されている点で、図4に示す台座120と異なる。図4に示す台座120は、移動制限機構LMとしてラチェット機構LM1を有する。その他の点では、図7に示す台座120Aと図4に示す台座120とは共通している。そのため、以下では、共通部分の説明が省略され、相違部分が詳説される。
A
移動機構TMとしての送りネジ機構TM2は、主に、スライダ151及びネジ152で構成されている。
A feed screw mechanism TM<b>2 as a moving mechanism TM is mainly composed of a
スライダ151は、上下方向(Z軸方向)に移動可能で、且つ、上下軸回りに回転不能となるように、本体部材122によって支持されるように構成されている。スライダ151は、金属で形成されていてもよく、樹脂で形成されていてもよい。図7に示す例では、スライダ151は、略直方体形状を有し、本体部材122の後面(X2側の面)に形成された角溝122Sに収容されている。角溝122Sは、スライダ151が上下方向に摺動可能で且つ上下軸回りに回転不能となるように形成されている。具体的には、角溝122Sは、上下方向の長さがスライダ151の上下方向の長さよりも顕著に大きくなるように構成されている。また、角溝122Sは、左右方向の長さ(幅)がスライダ151の左右方向の長さ(幅)と略同じになるように(厳密には、角溝122Sの幅がスライダ151の幅よりも僅かに大きくなるように)構成されている。
The
また、スライダ151は、中央係合部材121Cの上端部に固定されるように構成されている。図7に示す例では、スライダ151は、後面から後方に突出する二つの突出部151T(上側突出部151T1及び下側突出部151T2)を有する。二つの突出部151Tは、中央係合部材121Cの上端部に形成された二つの貫通孔121H(上側貫通孔121H1及び下側貫通孔121H2)に挿通されるように構成されている。
Also, the
スライダ151は、中央係合部材121Cの上端部に形成された二つの貫通孔121Hに挿通された二つの突出部151Tの先端にカシメ加工が施されることによって中央係合部材121Cに固定される。但し、スライダ151は、接着剤又はネジ等の他の手段によって中央係合部材121Cに固定されていてもよい。
The
ネジ152は、スライダ151と係合するように構成されている。図7に示す例では、ネジ152は、スライダ151に形成された雌ネジ孔151Hと係合するように構成されている。具体的には、ネジ152は、本体部材122に形成された貫通孔122Hに差し込まれ、先端が角溝122S内まで延びるように構成されている。そして、ネジ152は、角溝122S内に収容されたスライダ151の雌ネジ孔151Hにねじ込まれる。
図7に示す例では、ネジ152は、ネジ頭に十字穴が形成されたメートルネジである。作業者は、スライダ151の雌ネジ孔151Hにねじ込まれたネジ152をプラスドライバによって回転させることにより、角溝122S内でスライダ151を上下方向に移動させることができる。スライダ151は、角溝122S内に収容されることにより、上下軸回りの回転が規制されるためである。
In the example shown in FIG. 7, the
具体的には、作業者は、矢印AR21で示す方向(上面視で時計回りの方向)にネジ152を回転させることにより、矢印AR22で示す方向(Z1方向)にスライダ151を移動させることができる。反対に、作業者は、矢印AR23で示す方向(上面視で反時計回りの方向)にネジ152を回転させることにより、矢印AR24で示す方向(Z2方向)にスライダ151を移動させることができる。
Specifically, the operator can move the
図7(B)における点線で表された矢印AR31は、中央係合部材121Cの移動方向を表し、点線で表された図形GP31は、Z2方向(下方)に移動した後の中央係合部材121Cの位置を表し、点線で表された図形GP32は、Z1方向(上方)に移動した後の中央係合部材121Cの位置を表している。作業者は、上述のようにネジ152を回転させることにより、中央係合部材121Cを上下方向に移動させることができる。なお、図7(B)では、明瞭化のため、ベースプレート123の図示が省略されている。
An arrow AR31 represented by a dotted line in FIG. 7(B) represents the moving direction of the central engaging
上述の構成により、図7に示す台座120Aは、図4に示す台座120と同様の効果をもたらす。具体的には、電子錠取付構造FSを構成する台座120Aは、扉20の室内側の表面20Aを損傷することなく、扉20から電子錠100を取り外すことができるようにするという特有の効果をもたらす。扉20の室内側の表面20Aと台座120Aとの間に強力な両面テープが配置される必要がないためである。
With the configuration described above, the
その上で、図7に示す台座120Aは、図4に示す台座120に比べ、部品点数を削減できるという追加的な効果をもたらす。また、台座120Aは、移動制限機構LMとしてのラチェット機構LM1を有する台座120に比べ、中央係合部材121Cの上下動を容易化できるという追加的な効果をもたらす。台座120Aが採用された場合、作業者は、ラチェット機構LM1による移動制限を解除するためにラチェット爪125を手動で操作するといった作業を省略でき、ネジ152を一方又は他方に回転させるだけでスライダ151(中央係合部材121C)を上下動させることができるためである。
In addition, the
上述のように、本発明の実施形態に係る電子錠取付構造FSは、図1に示すように、電子錠100を扉20に取り付けるために電子錠100と扉20との間に配置されるように構成されている。そして、電子錠取付構造FSは、図2に示すように、扉20に設けられたサムターン取付孔THと係合するように構成された係合機構121を備えている。
As described above, the electronic lock mounting structure FS according to the embodiment of the present invention is arranged between the
この構成により、電子錠取付構造FSは、扉20の室内側の表面20Aを損傷することなく、扉20から電子錠100を取り外すことができるようにするという特有の効果をもたらす。扉20の室内側の表面20Aと電子錠取付構造FSとの間に強力な両面テープが配置される必要がないためである。
With this configuration, the electronic lock mounting structure FS provides a unique effect of enabling the
係合機構121は、サムターン取付孔THに係合するように形成された複数の爪部CLと、複数の爪部の少なくとも一つをサムターン取付孔THの径方向に移動させることができるように構成された移動機構TMとを含んでいてもよい。
The engaging
具体的には、係合機構121は、図4(A)及び図6(B)に示すように、三つの爪部CL(中央係合部材121Cの爪部CL、左係合部材121Lの爪部CL、及び右係合部材121Rの爪部CL)と、中央係合部材121Cの爪部CLをサムターン取付孔THの径方向の一つであるZ軸方向に移動させることができるように構成された移動機構TMとを含んでいてもよい。
Specifically, as shown in FIGS. 4A and 6B, the
より具体的には、移動機構TMは、図4(A)に示すようなラック・アンド・ピニオン機構TM1であってもよい。この場合、係合機構121は、ラック・アンド・ピニオン機構TM1による中央係合部材121Cの爪部CLの移動方向を制限するラチェット機構LM1(図4(B)参照。)を備えていてもよい。或いは、移動機構TMは、図7に示すような送りネジ機構TM2であってもよい。
More specifically, the moving mechanism TM may be a rack and pinion mechanism TM1 as shown in FIG. 4(A). In this case, the
これらの構成は、両面テープによって電子錠ユニット10が扉20に取り付けられる場合に比べ、扉20に対する電子錠ユニット10(台座120)の取付強度を高めることができるという効果をもたらす。また、これらの構成は、様々な径を有するサムターン取付孔THに台座120が取り付けられるのを可能にするという効果をもたらす。
These configurations bring about an effect that the mounting strength of the electronic lock unit 10 (pedestal 120) to the
また、同様の効果をもたらすために、左係合部材121Lの爪部CL及び右係合部材121Rの爪部CLは、図4(B)に示すように、台座120に対して揺動可能に取り付けられていてもよい。
Further, in order to bring about the same effect, the claw portion CL of the
三つの爪部CLは、サムターン取付孔THの周方向に沿って略等間隔で配置されていてもよい。具体的には、中央係合部材121Cの爪部CL、左係合部材121Lの爪部CL、及び右係合部材121Rの爪部CLは、図6(A)に示すように、略円形のサムターン取付孔THの周方向に沿って略120度間隔で配置されていてもよい。サムターン取付孔THと係合機構121とが接触する点(三つの接触点)がサムターン取付孔THの中心点の回りにバランス良く配置されるようにすることで、扉20に対する電子錠ユニット10(台座120)の取付強度が高まるためである。そのため、係合機構121が二つの爪部を有する場合、それら二つの爪部は、望ましくは、サムターン取付孔THの周方向に沿って略180度間隔で配置される。或いは、係合機構121が四つの爪部を有する場合、それら四つの爪部は、望ましくは、サムターン取付孔THの周方向に沿って略90度間隔で配置される。
The three claw portions CL may be arranged at approximately equal intervals along the circumferential direction of the thumb-turn mounting hole TH. Specifically, the claw portion CL of the central engaging
複数の爪部CLの少なくとも一つは、サムターン取付孔THの内周面の後側の縁と係合するように構成されていてもよい。例えば、三つの爪部CL(中央係合部材121Cの爪部CL、左係合部材121Lの爪部CL、及び右係合部材121Rの爪部CL)のそれぞれは、図6(B)に示すように、爪部CLと基部BSとの間に形成される角度θが鋭角となるように爪部CLが基部BSに対して折り曲げられ、サムターン取付孔THの内周面の後側の縁CPと接触するように構成されていてもよい。
At least one of the plurality of claw portions CL may be configured to engage with the rear edge of the inner peripheral surface of the thumb-turn mounting hole TH. For example, each of the three claw portions CL (the claw portion CL of the central engaging
この構成は、爪部CLが基部BSに対して垂直に折れ曲がるように構成され、爪部CLがサムターン取付孔THの内周面と接触する場合に比べ、扉20に対する電子錠ユニット10(台座120)の取付強度を高めることができるという効果をもたらす。
In this configuration, the claw portion CL is bent perpendicularly to the base portion BS, and compared to the case where the claw portion CL contacts the inner peripheral surface of the thumb-turn mounting hole TH, the electronic lock unit 10 (pedestal 120) for the
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。上述した実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形又は置換等が適用され得る。また、上述の実施形態を参照して説明された特徴のそれぞれは、技術的に矛盾しない限り、適宜に組み合わされてもよい。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the invention is not limited to the embodiments described above. Various modifications or replacements may be applied to the above-described embodiments without departing from the scope of the present invention. Also, each of the features described with reference to the above-described embodiments may be combined as appropriate as long as they are not technically inconsistent.
例えば、上述の実施形態では、左係合部材121L及び右係合部材121Rは、ベースプレート123に対して揺動可能に取り付けられているが、本体部材122に対して揺動可能に取り付けられていてもよく、本体部材122とベースプレート123との間で揺動可能に挟持されていてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
10・・・電子錠ユニット 20・・・扉 20A・・・表面 20B・・・側端面 20C・・・表面 100・・・電子錠 110・・・アタッチメント 110C・・・凹部 120、120A・・・台座 120V・・・凸部 121・・・係合機構 121C・・・中央係合部材 121HL・・・左貫通孔 121HR・・・右貫通孔 121L・・・左係合部材 121R・・・右係合部材 122・・・本体部材 122A・・・貫通孔 122C・・・凹部 122H1、122H2・・・貫通孔 122T・・・溝 122G・・・凹部 122GC・・・中央凹部 122GL・・・左凹部 122GR・・・右凹部 123・・・ベースプレート 123A・・・貫通孔 123G・・・凹部 123GL・・・左凹部 123GR・・・右凹部 123HL・・・左貫通孔 123HR・・・右貫通孔 124・・・ラチェット歯車 124C・・・円柱部 124G・・・歯車部 124R・・・穴 125・・・ラチェット爪 125E・・・先端部 125H1、125H2・・・貫通孔 125P・・・ピン 125R・・・後端部 126・・・ラチェットスプリング 127・・・ネジ 128・・・カシメピン 128L・・・左カシメピン 128R・・・右カシメピン 130・・・サムターン装置 131・・・台座 132・・・ノブ AX1~AX5・・・軸 CH・・・シリンダ取付孔 CT1・・・下端 CT2・・・上端 DB・・・デッドボルト FS・・・電子錠取付構造 LM・・・移動制限機構 LM1・・・ラチェット機構 RK・・・ラック部 TE1・・・第1歯 TE2・・・第2歯 TE3・・・第3歯 TH・・・サムターン取付孔 TM・・・移動機構 TM1・・・ラック・アンド・ピニオン機構 TM2・・・送りネジ機構
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記扉に設けられたサムターン取付孔と係合するように構成された係合機構を備える、
電子錠取付構造。 An electronic lock mounting structure disposed between the electronic lock and the door for mounting the electronic lock to the door,
an engaging mechanism configured to engage with a thumb-turn mounting hole provided in the door;
Electronic lock mounting structure.
請求項1に記載の電子錠取付構造。 The engaging mechanism includes a plurality of claw portions formed to engage with the thumb-turn mounting hole, and a structure capable of moving at least one of the plurality of claw portions in a radial direction of the thumb-turn mounting hole. a configured movement mechanism;
The electronic lock mounting structure according to claim 1.
請求項2に記載の電子錠取付構造。 A movement restriction mechanism that restricts the movement direction of the claw portion by the movement mechanism,
The electronic lock mounting structure according to claim 2.
請求項2に記載の電子錠取付構造。 The moving mechanism is a rack and pinion mechanism or a feed screw mechanism,
The electronic lock mounting structure according to claim 2.
請求項2乃至4の何れかに記載の電子錠取付構造。 The plurality of claw portions are arranged at regular intervals along the circumferential direction of the thumb-turn mounting hole,
The electronic lock mounting structure according to any one of claims 2 to 4.
請求項2乃至5の何れかに記載の電子錠取付構造。 At least one of the plurality of claws is configured to engage a rear edge of the thumb-turn mounting hole.
The electronic lock mounting structure according to any one of claims 2 to 5.
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