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JP2022113210A - 燃料電池システム - Google Patents

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JP2022113210A
JP2022113210A JP2021009272A JP2021009272A JP2022113210A JP 2022113210 A JP2022113210 A JP 2022113210A JP 2021009272 A JP2021009272 A JP 2021009272A JP 2021009272 A JP2021009272 A JP 2021009272A JP 2022113210 A JP2022113210 A JP 2022113210A
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drain valve
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pressure
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JP2021009272A
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美祐 芳賀
Miyu Haga
智隆 石川
Tomotaka Ishikawa
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

Figure 2022113210000001
【課題】 気液分離器の排気排水弁の解凍を容易に判定することができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 燃料電池システムは、反応ガスを用いて発電する燃料電池と、燃料電池から排出された反応ガスが流れる排出流路と、排出流路を流れる反応ガスから液水を分離する気液分離器と、気液分離器から液水を排出する排気排水弁と、制御装置とを有し、制御装置は、燃料電池の始動時、調圧弁の開度を所定値に維持した状態で排気排水弁の開放制御を行い、排気排水弁の開放制御に応じた反応ガスの圧力の変化に基づき排気排水弁が凍結状態であるか否かを判定し、排気排水弁が凍結状態であると判定した場合、燃料電池を暖機運転し、調圧弁の開度を、排気排水弁が凍結していないと判定した場合の燃料電池の運転状態より小さい値に維持した状態で排気排水弁の開放制御を行い、排気排水弁の開放制御に応じた反応ガスの圧力の変化に基づき排気排水弁が解凍されたか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムは、燃料ガス及び酸化剤ガスの化学反応により発電する燃料電池を備える(例えば特許文献1参照)。燃料電池システムは、カソード側の酸化剤ガスの供給路及び排出路にエアコンプレッサ及びエキスパンダをそれぞれ備えることがある。
燃料電池の発電により生成された液水がエキスパンダに流れ込むとエキスパンダの動作に悪影響が及ぶおそれがある。このため、酸化剤ガスの排出路の上流側に気液分離器が設けられる。気液分離器は、燃料電池から排出された酸化剤ガスから液水を分離して貯留する。気液分離器内の液水は、気液分離器の下部に設けられた排気排水弁の開放により排出される。
特開2020-77457号公報
例えば氷点下で燃料電池システムが運用される場合、燃料電池の運転の停止中、振動などの要因で燃料電池から閉塞状態の排気排水弁に液水が流れ込むことにより排気排水弁が凍結する場合がある。この場合、燃料電池の始動時、酸化剤ガスから分離された液水が気液分離器から排出されずに溢れて、酸化剤ガスの排出路経由でエキスパンダに流れ込むおそれがある。
これに対し、排気排水弁は、例えば燃料電池の暖機運転により解凍することができるが、排気排水弁が解凍されたことを判定するには、排気排水弁の開放に応じた酸化剤ガスの圧力の変化を検出する必要がある。しかし、暖機運転中、燃料電池から酸化剤ガスが排出路を介して排出されるため、圧力変化が微小であることからその検出が難しいという問題がある。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、気液分離器の排気排水弁の解凍を容易に判定することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本明細書に記載の燃料電池システムは、反応ガスを用いて発電する燃料電池と、前記燃料電池から排出された前記反応ガスが流れる排出流路と、前記排出流路を流れる前記反応ガスから液水を分離する気液分離器と、前記気液分離器から前記液水を排出する排気排水弁と、前記気液分離器の下流側の前記排出流路に設けられた調圧弁と、前記反応ガスの圧力を検出する圧力センサと、前記燃料電池、前記排気排水弁、及び前記調圧弁を制御する制御装置とを有し、前記制御装置は、前記燃料電池の始動時、前記調圧弁の開度を所定値に維持した状態で前記排気排水弁の開放制御を行い、前記排気排水弁の開放制御に応じた前記反応ガスの圧力の変化に基づき前記排気排水弁が凍結状態であるか否かを判定し、前記排気排水弁が凍結状態であると判定した場合、前記燃料電池を暖機運転し、前記調圧弁の開度を、前記排気排水弁が凍結していないと判定した場合の前記燃料電池の運転状態より小さい値に維持した状態で前記排気排水弁の開放制御を行い、前記排気排水弁の開放制御に応じた前記反応ガスの圧力の変化に基づき前記排気排水弁が解凍されたか否かを判定する。
本発明によれば、気液分離器の排気排水弁の解凍を容易に判定することができる。
燃料電池システムの一例を示す構成図である。 排気排水弁の凍結状態の判定処理の一例を示すフローチャートである。
(燃料電池システムの構成例)
図1は、燃料電池システム9の一例を示す構成図である。燃料電池システム9は、ECU(Electronic Control Unit)90、空気供給システム1、水素供給システム2、及び燃料電池(FC:Fuel Cell)3を有する。
水素供給システム2はFC3のカソードに、酸化剤ガスとして圧縮空気を供給し、水素供給システム2はFC3のアノードに、燃料ガスとして水素ガスを供給する。FC3は、固体高分子電解質型の複数の単セルの積層体を含み、圧縮空気と水素ガスの化学反応により発電する。なお、圧縮空気は、FC3が発電に用いる反応ガスの一例である。燃料電池システム9が例えば燃料電池車に搭載される場合、FC3が発電した電力は燃料電池車の動力のモータ(不図示)やバッテリ(不図示)に供給される。
水素供給システム2は、水素タンク20、インジェクタ21、水素供給管R21、及び水素排出管R22を有する。水素供給管R21には、高圧の水素ガスを貯留する水素タンク20、及び水素ガスを噴射するインジェクタ21などが設けられている。水素ガスは水素供給管R21を流れてFC3のアノードに供給される。
FC3には、水素ガスが流れるアノード流路R32が設けられている。アノード流路R32は、各単セルを構成する不図示のセパレータに設けられた溝流路及びマニホルドである。水素ガスは、アノード流路R32を流れて発電に用いられた後、アノードオフガスとして水素排出管R22に排出される。なお、水素排出管R22から水素供給管R21に至る水素ガスの循環経路の図示は省略する。
空気供給システム1は、エアコンプレッサ10、インタークーラ11、圧力センサ12、供給弁13、気液分離器14、排気排水弁15、調圧弁16、エキスパンダ17、回転軸19、モータM、空気供給管R11、空気排出管R12、及びバイパス管R13を有する。なお、エアコンプレッサ10の上流側に設けられるエアクリーナの図示は省略する。
外気である空気は空気供給管R11を流れて最下流のFC3のカソードに供給される。空気供給管R11には、上流から下流に向かってエアコンプレッサ10、インタークーラ11、圧力センサ12、及び供給弁13が、この順で設けられている。
エアコンプレッサ10は、インペラなどを有しており、空気供給管R11から取り込んだ空気を圧縮して圧縮空気を生成する。圧縮空気の温度は外気よりも高くなる。インタークーラ11は、不図示の冷却システムと熱交換することにより高温の圧縮空気を冷却する。
圧力センサ12は、インタークーラ11の下流側の空気供給管R11に設けられている。圧力センサ12は、空気供給管R11内の圧縮空気の圧力を検出する。供給弁13は、圧力センサ12の下流側の空気供給管R11に設けられている。供給弁13が開いているとき、圧縮空気は空気供給管R11を流れてFC3に供給され、供給弁13が閉じているとき、圧縮空気の供給は停止する。
FC3には、圧縮空気が流れるカソード流路R31が設けられている。カソード流路R31は、各単セルを構成する不図示のセパレータに設けられた溝流路及びマニホルドである。圧縮空気は、カソード流路R31を流れて発電に用いられた後、空気排出管R12に排出される。
空気排出管R12は、FC3から排出された反応ガスが流れる排出流路の一例である。空気排出管R12には、上流から下流に向かって気液分離器14、調圧弁16、及びエキスパンダ17がこの順で設けられている。また、気液分離器14とエキスパンダ17の下流側の空気排出管R12の間は排水管R14により接続されている。なお、空気排出管R12はエキスパンダ17の下流側において水素排出管R22と接続されてもよい。
気液分離器14は、空気排出管R12を流れる圧縮空気から液水を分離する。発電に用いられた後の圧縮空気には、発電で生成された液水が含まれている。気液分離器14は、圧縮空気から液水を取り除くことにより、液水がエキスパンダ17に侵入することを抑制する。
液水が取り除かれた圧縮空気は、気液分離器14から下流側の空気排出管R12に流れる。気液分離器14の下流側の空気排出管R12には調圧弁16が設けられている。調圧弁16は、空気排出管R12を流れる圧縮空気の圧力、つまりFC3の背圧を調整する。
調圧弁16の下流側の空気排出管R12にはエキスパンダ17が設けられている。エキスパンダ17は、空気排出管R12から流れ込む圧縮空気により作動するタービンである。圧縮空気は、エキスパンダ17を通過して外部に排出される。
エキスパンダ17及びエアコンプレッサ10は共通の回転軸19により互いに接続されている。回転軸19はモータMの出力軸と一体に形成され、回転軸19はモータMにより回転駆動される。回転軸19の両端は不図示のモータケーシングの外部に露出しており、その一端はエアコンプレッサ10の回転の中心部に接続され、他端はエキスパンダ17の回転の中心部に接続されている。すなわち、モータM、エキスパンダ17、及びエアコンプレッサ10は回転軸19を介して互いに接続されている。
また、空気供給管R11と空気排出管R12の間はバイパス管R13により結ばれている。バイパス管R13の下流側の端部は圧力センサ12及び供給弁13の間の空気供給管R11に接続され、バイパス管R13の上流側の端部は調圧弁16及びエキスパンダ17の間の空気排出管R12に接続されている。
バイパス管R13にはバイパス弁18が設けられている。空気供給管R11を流れる圧縮空気の一部は、バイパス弁18の開度に応じた流速で空気排出管R12に流れ込む。
気液分離器14の底部は、排気排水弁15を介して排水管R14に接続されている。排気排水弁15は気液分離器14から液水を排出する。排気排水弁15が開いているとき、気液分離器14に貯留された液水は排気排水弁15を通って排水管R14に流れる。排気排水弁15が閉じているとき、液水は気液分離器14内部に貯留される。
ECU90は、制御装置の一例であり、燃料電池システム9の動作を制御する。ECU90は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリなどを含む回路を備え、CPUが、メモリに記憶されたプログラムに従って処理を実行することにより各種の制御を行う。
例えばECU90は、インジェクタ21の開閉、供給弁13の開閉、排気排水弁15の開度、調圧弁16の開度、バイパス弁18の開度、及びモータMの回転数を制御する。ECU90は、FC3に発電を開始させるとき、供給弁13を開いて圧縮空気をFC3に供給し、インジェクタ21を周期的に開閉して水素ガスをFC3に供給する。ECU90は、要求された発電電力に応じてモータMの回転数及びインジェクタ21の開閉周期などを制御する。これにより、FC3の発電状態が制御される。
また、ECU90は、FC3の始動時、調圧弁16の開度を所定値に維持した状態で排気排水弁15の開放制御を行い、圧力センサ12が検出する圧縮空気の圧力の変化を検出する。ECU90は、排気排水弁15の開放制御に応じた圧力変化に基づき排気排水弁15が凍結状態であるか否かを判定する。圧縮空気の圧力は、調圧弁16の開度が所定値であるため、一定値に保たれる。したがって、排気排水弁15が非凍結状態であってECU90の開放制御に従って開いた場合、圧縮空気の圧力は減少する。
ECU90は、排気排水弁15が凍結状態であると判定した場合、FC3を急速暖機運転する。ECU90は、急速暖機運転では、FC3への圧縮空気の供給量を通常の発電時より減少させて、FC3の発熱量を増加させる。このとき、FC3の出力電流値は通常の発電時より小さいため、発電で生成される水分(水蒸気及び液水)の量も少ない。なお、燃料電池システム9が燃料電池車に搭載されている場合、ECU90は、急速暖機運転中、FC3の発電電力が燃料電池車の走行に不十分であるとき、走行の許可を保留する。
ECU90は、暖機運転中、調圧弁16の開度を、排気排水弁15が凍結していないと判定した場合より小さい開度に維持した状態で排気排水弁15の開放制御を行う。ECU90は、排気排水弁15の開放制御に応じた圧縮空気の圧力の変化に基づき排気排水弁15が解凍されたか否かを判定する。
このとき、調圧弁16は開いているため、FC3は暖機運転中の発電に用いた圧縮空気を空気排出管R12から排出することができる。また、ECU90は、調圧弁16の開度を、排気排水弁15が凍結していないと判定した場合のFC3の運転状態より小さい開度に維持するため、空気排出管R12の圧縮空気の圧力が、排気排水弁15が凍結状態ではない場合の通常の発電状態より高くなる。これにより、排気排水弁15が解凍されて開いたときの圧縮空気の圧力の変化が大きくなるため、ECU90は、排気排水弁15の解凍を容易に判定することができる。
(排気排水弁の凍結状態の判定処理)
図2は、排気排水弁15の凍結状態の判定処理の一例を示すフローチャートである。本処理に先立ち、ECU90は、供給弁13、調圧弁16、及びインジェクタ21が正常状態であることを確認済みであると仮定する。また、排気排水弁15はあらかじめ閉じられている。
まず、ECU90はFC3を始動する(ステップSt1)。このとき、ECU90は、圧縮空気及び水素ガスを供給するため、供給弁13を開き、インジェクタ21を開閉する。また、ECU90は、後述する調圧弁16の閉塞によりFC3内の圧縮空気の圧力が過剰に増加しないようにバイパス弁18を開く。これにより、エアコンプレッサ10から出力される圧縮空気の一部がバイパス管R13を流れて空気排出管R12に流れ込む。
次にECU90は調圧弁16の開度を一例として0(%)に設定することにより調圧弁16を閉塞する(ステップSt2)。排気排水弁15は閉じられているため、空気排出管R12内の圧縮空気の圧力が増加し、これに伴い空気供給管R11内の圧縮空気の圧力も増加する。なお、ECU90は、排気排水弁15の開放制御による圧縮空気の圧力の変化が検出可能であれば調圧弁16の開度を0(%)以上の値に設定してもよい。
次にECU90は、圧力センサ12から圧力Paを取得する(ステップSt3)。これにより、ECU90は、調圧弁16の閉塞により増加した圧縮空気の圧力を取得することができる。
次にECU90は、排気排水弁15の開放制御を行う(ステップSt4)。排気排水弁15は、凍結状態である場合、開放制御にかかわらず十分に開かず、または閉じたままであり、凍結状態ではない場合、開放制御に従って開く。ECU90は、一例として排気排水弁15の開度を100(%)に設定するが、これに限定されない。ECU90は、圧縮空気の圧力の変化が検出可能であれば、排気排水弁15の開度を例えば100(%)未満の値に設定してもよい。
次にECU90は、圧力センサ12から圧力Pbを取得する(ステップSt5)。これにより、ECU90は、排気排水弁15の開放制御後の圧縮空気の圧力Pbを取得することができる。
次にECU90は、排気排水弁15の開放制御の前後の圧縮空気の圧力の変化量ΔP(=Pb-Pa)を算出する(ステップSt6)。ここで、排気排水弁15の開放制御後の圧縮空気の圧力Pbは、排気排水弁15の開放制御前の圧縮空気の圧力Pa以下となるため、変化量ΔPは0以下である。
次にECU90は、変化量ΔPの大きさ(絶対値)を所定の閾値TH(>0)と比較する(ステップSt7)。閾値THは燃料電池システム9の設計に基づき決定される。
ECU90は、変化量ΔPの大きさが閾値TH以上である場合(ステップSt7のNo)、排気排水弁15が凍結状態ではないと判定し、FC3の通常運転を行う(ステップSt10)。排気排水弁15がECU90の開放制御に従って正常に開いた場合、空気排出管R12内の圧縮空気の圧力が十分に低下するため、変化量ΔPが閾値TH以上となる。
次にECU90は、調圧弁16の開度をFC3の通常運転に応じた値Kbに設定する(ステップSt11)。通常運転では暖機運転とは異なり、ECU90は、FC3の発電電力を制限せず、要求に応じた発電電力でFC3の発電を制御する。
また、ECU90は、変化量ΔPの大きさが閾値TH未満である場合(ステップSt7のYes)、排気排水弁15が凍結状態であると判定し、FC3の急速暖機運転を行う(ステップSt8)。急速暖機運転によりFC3は通常運転より高い温度の水分を生成する。このため、気液分離器14により圧縮空気から分離された液水は凍結状態の排気排水弁15を加熱することにより、排気排水弁15に付着した氷が溶かされる。なお、急速暖機運転は暖機運転の一例である。
次にECU90は、調圧弁16の開度を、通常運転の場合の値Kbより小さい値Kaに設定する(ステップSt9)。これにより、空気排出管R12内の圧縮空気の圧力を、通常運転の場合より増加させることができるため、解凍された排気排水弁15が開放制御に従って開いた場合の変化量ΔPを増加させることができる。また、調圧弁16の開度を小さい値Kaとすることで、空気排出管R12から排出される圧縮空気量が制限されるため、FC3の発電電力が制限され、暖機運転中に気液分離器14が液水で溢れることが抑制される。その後、ステップSt3以降の各処理が実行される。
すなわち、ECU90は、暖機運転中、排気排水弁15の開放制御を行い(ステップSt4)、開放制御の前後の圧縮空気の圧力Pa,Pbの変化量ΔPを算出する(ステップSt6)。ECU90は、変化量ΔPの大きさが閾値TH以上である場合(ステップSt7のNo)、排気排水弁15が解凍された(凍結状態ではない)と判定し、FC3の通常運転を行う(ステップSt10)。
また、ECU90は、変化量ΔPの大きさが閾値TH未満である場合(ステップSt7のYes)、排気排水弁15が解凍されていない(凍結状態である)と判定し、FC3の急速暖機運転を継続する(ステップSt8)。このようにして、排気排水弁15の凍結状態の判定処理は実行される。
これまで述べたように、ECU90は、FC3の始動時、調圧弁16の開度を所定値に維持した状態で排気排水弁15の開放制御を行い、排気排水弁15の開放制御に応じた圧縮空気の圧力の変化(ΔP)に基づき排気排水弁15が凍結状態であるか否かを判定する。ECU90は、排気排水弁15が凍結状態であると判定した場合、FC3を急速暖機運転する。ECU90は、急速暖機運転中、調圧弁16の開度を、排気排水弁15が凍結していないと判定した場合のFC3の通常の運転状態より小さい値Kaに維持した状態で排気排水弁15の開放制御を行い、排気排水弁15の開放制御に応じた圧縮空気の圧力の変化(ΔP)に基づき排気排水弁15が解凍されたか否かを判定する。
このため、ECU90は、急速暖機運転中、調圧弁16の開度をFC3の通常の運転状態より小さい値Kaとして、FC3からの圧縮空気の排出を可能としつつ、排気排水弁15が解凍された後に開いた場合の圧縮空気の圧力の変化量ΔPを、調圧弁16の開度をFC3の通常の運転状態と同じ値Kbとした場合より増加させることができる。これにより、ECU90は、排気排水弁15が解凍されたことを容易に判定することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
3 燃料電池
9 燃料電池システム
12 圧力センサ
14 気液分離器
15 排気排水弁
16 調圧弁
90 ECU(制御装置)
R12 空気排出管(排出流路)

Claims (1)

  1. 反応ガスを用いて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池から排出された前記反応ガスが流れる排出流路と、
    前記排出流路を流れる前記反応ガスから液水を分離する気液分離器と、
    前記気液分離器から前記液水を排出する排気排水弁と、
    前記気液分離器の下流側の前記排出流路に設けられた調圧弁と、
    前記反応ガスの圧力を検出する圧力センサと、
    前記燃料電池、前記排気排水弁、及び前記調圧弁を制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、
    前記燃料電池の始動時、前記調圧弁の開度を所定値に維持した状態で前記排気排水弁の開放制御を行い、前記排気排水弁の開放制御に応じた前記反応ガスの圧力の変化に基づき前記排気排水弁が凍結状態であるか否かを判定し、
    前記排気排水弁が凍結状態であると判定した場合、前記燃料電池を暖機運転し、前記調圧弁の開度を、前記排気排水弁が凍結していないと判定した場合の前記燃料電池の運転状態より小さい値に維持した状態で前記排気排水弁の開放制御を行い、前記排気排水弁の開放制御に応じた前記反応ガスの圧力の変化に基づき前記排気排水弁が解凍されたか否かを判定する、
    燃料電池システム。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116072925A (zh) * 2022-12-08 2023-05-05 同济大学 一种燃料电池空气尾排系统及其控制方法

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