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JP2022110674A - 発光装置およびプロジェクター - Google Patents

発光装置およびプロジェクター Download PDF

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JP2022110674A
JP2022110674A JP2021006220A JP2021006220A JP2022110674A JP 2022110674 A JP2022110674 A JP 2022110674A JP 2021006220 A JP2021006220 A JP 2021006220A JP 2021006220 A JP2021006220 A JP 2021006220A JP 2022110674 A JP2022110674 A JP 2022110674A
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light
photonic crystal
layer
emitting device
point
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JP2021006220A
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拓矢 吉本
Takuya Yoshimoto
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】発振閾値を低くすることができる発光装置を提供する。【解決手段】欠陥準位の波長帯で発振した光は、第2フォトニック結晶に伝播し、前記第2フォトニック結晶は、前記第2フォトニック結晶におけるΓ点にフォトニックバンド端を有し、前記フォトニックバンド端の波長帯は、前記第1フォトニック結晶から前記第2フォトニック結晶に伝播する光の波長帯と重なり、前記基板の面内方向と直交する方向からみて、前記第1フォトニック結晶を伝搬する光の強度は、前記第1フォトニック結晶における第1点で最大となり、前記第1点の光の強度は、前記第1フォトニック結晶における前記第1点と異なる第2点の光の強度よりも大きく、前記複数の柱状部のうちの第1柱状部は、前記複数の柱状部のうちの第2柱状部よりも、径が大きく、前記第1柱状部は、前記複数の柱状部のうち、最も大きい径を有して、前記第1点の最も近くに設けられている、発光装置。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置およびプロジェクターに関する。
半導体レーザーは、高輝度の次世代光源として期待されている。中でも、ナノコラムを適用した半導体レーザーは、ナノコラムによるフォトニック結晶の効果によって、狭放射角で高出力の発光が実現できると期待されている。
例えば特許文献1には、活性層を備えたIII-V族半導体からなる柱状結晶を複数含む光デバイスが記載されている。
特開2018-142660号公報
上記のような光デバイスでは、柱状結晶の間には、活性層が存在しないため、光の利得が小さく、発振閾値が高くなる。
本発明に係る発光装置の一態様は、
基板と、
前記基板に設けられ、複数の柱状部を有する第1フォトニック結晶と、
前記基板に設けられた第2フォトニック結晶と、
を有し、
前記複数の柱状部の各々は、発光層を有し、
前記第1フォトニック結晶は、前記第1フォトニック結晶におけるΓ点に欠陥準位を有し、
前記発光層で発生する光は、前記第1フォトニック結晶において前記欠陥準位の波長帯で発振し、
前記第1フォトニック結晶により発振した光は、前記第2フォトニック結晶に伝播し、
前記第2フォトニック結晶は、前記第2フォトニック結晶におけるΓ点にフォトニックバンド端を有し、
前記フォトニックバンド端の波長帯は、前記第1フォトニック結晶から前記第2フォトニック結晶に伝播する光の波長帯と重なり、
前記基板の面内方向と直交する方向からみて、
前記第1フォトニック結晶を伝搬する光の強度は、前記第1フォトニック結晶における第1点で最大となり、
前記第1点の光の強度は、前記第1フォトニック結晶における前記第1点と異なる第2点の光の強度よりも大きく、
前記複数の柱状部のうちの第1柱状部は、前記複数の柱状部のうちの第2柱状部よりも、径が大きく、
前記第1柱状部は、前記複数の柱状部のうち、最も大きい径を有して、前記第1点の最も近くに設けられている。
本発明に係るプロジェクターの一態様は、
前記発光装置の一態様を有する。
第1実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第1実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1実施形態に係る発光装置の第1フォトニック結晶および第2フォトニック結晶のフォトニックバンド図の一例。 第1実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第1実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第2実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第2実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第2実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第3実施形態に係るプロジェクターを模式的に示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 第1実施形態
1.1. 発光装置
1.1.1. 全体の構成
まず、第1実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る発光装置100を模式的に示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る発光装置100を模式的に示す図1のII-II線断面図である。
発光装置100は、図1および図2に示すように、例えば、基板10と、積層体20と、第1電極50と、第2電極52と、を有している。発光装置100は、半導体レーザーである。なお、便宜上、図1では、第1電極50および第2電極52の図示を省略している。
発光装置100は、第1フォトニック結晶60と、第2フォトニック結晶70と、を有している。第1フォトニック結晶60および第2フォトニック結晶70の詳細な構造については、後述する。
基板10は、例えば、Si基板、GaN基板、サファイア基板、SiC基板などである。
積層体20は、基板10に設けられている。図示の例では、積層体20は、基板10上に設けられている。積層体20は、例えば、バッファー層22と、柱状部30と、光伝搬層40と、を有している。
本明細書では、積層体20の積層方向(以下、単に「積層方向」ともいう)において、発光層34を基準とした場合、発光層34から第2半導体層36に向かう方向を「上」とし、発光層34から第1半導体層32に向かう方向を「下」として説明する。また、積層方向と直交する方向を「面内方向」ともいう。また、「積層体20の積層方向」とは、柱状部30の第1半導体層32と発光層34との積層方向のことである。
バッファー層22は、基板10上に設けられている。バッファー層22は、例えば、Siがドープされたn型のGaN層である。バッファー層22上には、柱状部30を形成するためのマスク層24が設けられている。マスク層24は、例えば、酸化シリコン層、チタン層、酸化チタン層、酸化アルミニウム層などである。
柱状部30は、バッファー層22上に設けられている。柱状部30は、バッファー層22から上方に突出した柱状の形状を有している。言い換えれば、柱状部30は、バッファー層22を介して基板10から上方に突出している。柱状部30は、例えば、ナノコラム、ナノワイヤー、ナノロッド、ナノピラーとも呼ばれる。柱状部30の平面形状は、例えば、多角形、円である。図1に示す例では、柱状部30の平面形状は、正六角形である。
柱状部30の径は、例えば、50nm以上500nm以下である。柱状部30の径を500nm以下とすることによって、高品質な結晶の発光層34を得ることができ、かつ、発光層34に内在する歪を低減することができる。これにより、発光層34で発生する光を高い効率で増幅することができる。
なお、「柱状部の径」とは、柱状部30の平面形状が円の場合は、直径であり、柱状部30の平面形状が円ではない形状の場合は、最小包含円の直径である。例えば、柱状部30の径は、柱状部30の平面形状が多角形の場合、該多角形を内部に含む最小の円の直径であり、柱状部30の平面形状が楕円の場合、該楕円を内部に含む最小の円の直径である。
柱状部30は、複数設けられている。隣り合う柱状部30の間隔は、例えば、1nm以上500nm以下である。複数の柱状部30は、積層方向からみて、所定の方向に所定のピッチで配列されている。図示の例では、複数の柱状部30は、正方格子状に配置されている。なお、複数の柱状部30の配置は、特に限定されず、三角格子状に配置されていてもよい。複数の柱状部30は、フォトニック結晶の効果を発現することができる。
なお、「柱状部のピッチ」とは、所定の方向に沿って隣り合う柱状部30の中心間の距離である。「柱状部の中心」とは、柱状部30の平面形状が円の場合は、該円の中心であり、柱状部30の平面形状が円ではない形状の場合は、最小包含円の中心である。例えば、柱状部30の中心は、柱状部30の平面形状が多角形の場合、該多角形を内部に含む最小の円の中心であり、柱状部30の平面形状が楕円の場合、該楕円を内部に含む最小の円の中心である。
柱状部30は、図2に示すように、第1半導体層32と、発光層34と、第2半導体層36と、を有している。
第1半導体層32は、バッファー層22上に設けられている。第1半導体層32は、基板10と発光層34との間に設けられている。第1半導体層32は、例えば、Siがドープされたn型のGaN層である。
発光層34は、第1半導体層32上に設けられている。発光層34は、第1半導体層32と第2半導体層36との間に設けられている。発光層34は、電流が注入されることで光を発生させる。発光層34は、例えば、ウェル層33と、バリア層35と、を有している。ウェル層33およびバリア層35は、不純物が意図的にドープされていないi型の半導体層である。ウェル層33は、例えば、InGaN層である。バリア層35は、例えば、GaN層である。発光層34は、ウェル層33とバリア層35とから構成されたMQW(Multiple Quantum Well)構造を有している。
なお、発光層34を構成するウェル層33およびバリア層35の数は、特に限定されない。例えば、ウェル層33は、1層だけ設けられていてもよく、この場合、発光層34は、SQW(Single Quantum Well)構造を有している。
第2半導体層36は、発光層34上に設けられている。第2半導体層36は、第1半導体層32と導電型の異なる層である。第2半導体層36は、例えば、Mgがドープされたp型のGaN層である。第1半導体層32および第2半導体層36は、発光層34に光を閉じ込める機能を有するクラッド層である。
なお、図示はしないが、第1半導体層32と発光層34との間に、i型のInGaN層からなるOCL(Optical Confinement Layer)が設けられていてもよい。また、第2半導体層36は、p型のAlGaN層からなるEBL(Electron Blocking Layer)を有してもよい。
光伝搬層40は、隣り合う柱状部30の間に設けられている。図示の例では、光伝搬層40は、マスク層24上に設けられている。光伝搬層40は、例えば、酸化シリコン層、窒化酸化シリコン層である。光伝搬層40は、発光層34で発光した光を伝搬させる。
第1電極50は、バッファー層22上に設けられている。バッファー層22は、第1電極50とオーミックコンタクトしていてもよい。第1電極50は、第1半導体層32と電気的に接続されている。図示の例では、第1電極50は、バッファー層22を介して、第1半導体層32と電気的に接続されている。第1電極50は、発光層34に電流を注入するための一方の電極である。第1電極50としては、例えば、バッファー層22側から、Cr層、Ni層、Au層の順序で積層したものなどを用いる。
第2電極52は、第2半導体層36上に設けられている。第2電極52は、第2半導体層36と電気的に接続されている。第2半導体層36は、第2電極52とオーミックコンタクトしていてもよい。第2電極52は、発光層34に電流を注入するための他方の電極である。第2電極52としては、例えば、第2半導体層36側からCr層、AuZn層、Au層の順序で積層したものを用いる。
なお、上記では、InGaN系の発光層34について説明したが、発光層34としては、出射される光の波長に応じて、電流が注入されることで発光可能な様々な材料系を用いることができる。例えば、AlGaN系、AlGaAs系、InGaAs系、InGaAsP系、InP系、GaP系、AlGaP系などの半導体材料を用いることができる。
1.1.2. 第1フォトニック結晶および第2フォトニック結晶
発光装置100は、図1および図2に示すように、第1フォトニック結晶60と、第2フォトニック結晶70と、を有している。第1フォトニック結晶60および第2フォトニック結晶70は、図2に示すように、基板10に設けられている。図示の例では、第1フォトニック結晶60および第2フォトニック結晶70は、バッファー層22を介して基板10に設けられている。
第1フォトニック結晶60は、複数の柱状部30と、光伝搬層40と、を有している。図1に示す例では、第1フォトニック結晶60は、25個の柱状部30を有している。第1フォトニック結晶60は、例えば、第1柱状部30aと、第2柱状部30bと、第3柱状部30cと、を有している。
第1柱状部30aの径は、第2柱状部30bの径および第3柱状部30cの径よりも大きい。第1柱状部30aは、複数の柱状部30のうち最も大きい径を有している。図示の例では、第1柱状部30aは、1個設けられている。
第2柱状部30bの径は、第1柱状部30aの径よりも小さく、かつ第3柱状部30cの径よりも大きい。第2柱状部30bは、例えば、複数設けられている。図示の例では、第2柱状部30bは、8個設けられている。複数の第2柱状部30bは、第1柱状部30aを囲むように設けられている。
第3柱状部30cの径は、第1柱状部30aの径および第2柱状部30bの径よりも小さい。第3柱状部30cは、例えば、複数設けられている。図示の例では、第3柱状部30cは、16個設けられている。複数の第3柱状部30cは、第1柱状部30aおよび第2柱状部30bを囲むように設けられている。第2柱状部30bは、第1柱状部30aと第3柱状部30cとの間に設けられている。
ここで、図3は、第1フォトニック結晶60および第2フォトニック結晶70のフォトニックバンド図の一例である。図3に示すフォトニックバンド図の横軸は、運動量に対応する波数ベクトルであり、縦軸はエネルギーに対応する規格化周波数である。
第1フォトニック結晶60は、図3に示すように、第1フォトニック結晶60におけるΓ点に欠陥準位Dを有している。発光層34で発生する光は、第1フォトニック結晶60のフォトニック結晶の効果により、第1フォトニック結晶60を面内方向に伝播し、第1フォトニック結晶60において欠陥準位Dの波長帯で発振する。「欠陥準位Dの波長帯」とは、欠陥準位Dのエネルギーに対応する光の波長帯のことである。第1フォトニック結晶60では、複数の柱状部30のうち第1柱状部30aで径が最大であり、第1柱状部30aから離れるにつれて柱状部30の径が小さくなる。そのため、第1フォトニック結晶60は、Γ点に欠陥準位Dを有することができる。
第1フォトニック結晶60を伝搬する光の強度は、図1に示すように、積層方向からみて、第1フォトニック結晶60における第1点P1で最大となる。第1点P1の光の強度は、第1フォトニック結晶60における第2点P2の光の強度よりも大きい。第2点P2は、第1点P1と異なる点である。複数の柱状部30は、第1フォトニック結晶60の第1点P1に向かうにつれて、径が大きくなる。
第1柱状部30aは、複数の柱状部30のうち、第1点P1の最も近くに設けられている。図示の例では、第1柱状部30aは、第1点P1に設けられている。積層方向からみて、第1柱状部30aは、第1点P1と重なっている。第2点P2には、例えば、第2柱状部30bが設けられている。
図示の例では、第1点P1の位置は、第1フォトニック結晶60の中心の位置と重なっている。図示の例では、第1フォトニック結晶60の中心は、最外に位置する複数の第3柱状部30cの中心を結んで形成される図形の中心であり、第1フォトニック結晶60を内部に含む最小の円の中心である。図示の例では、第1フォトニック結晶60の平面形状は、光伝搬層40で規定されており、正方形である。
第2フォトニック結晶70は、積層方向からみて、第1フォトニック結晶60を囲んでいる。第2フォトニック結晶70は、複数の孔72と、誘電体層74と、を有する。第2フォトニック結晶70は、複数の孔72が設けられた誘電体層74である。
複数の孔72は、例えば、正方格子状に設けられている。図示の例では、孔72は、誘電体層74を貫通している。柱状部30のピッチは、例えば、孔72のピッチよりも大きい。
誘電体層74は、マスク層24上に設けられている。誘電体層74は、例えば、第1フォトニック結晶60の光伝搬層40と接している。誘電体層74は、例えば、酸化シリコン層、窒化酸化シリコン層である。
なお、図示はしないが、孔72は、充填部材で充填されていてもよい。充填部材の屈折率は、誘電体層74の屈折率と異なる。
第2フォトニック結晶70は、図3に示すように、第2フォトニック結晶70におけるΓ点にフォトニックバンド端を有している。第2フォトニック結晶70におけるΓ点のフォトニックバンド端Bの波長帯は、第1フォトニック結晶60の欠陥準位Dの波長帯と重なっている。「フォトニックバンド端Bの波長帯」とは、フォトニックバンド端Bのエネルギーに相当する光の波長帯のことである。図示の例では、フォトニックバンド端Bおよび欠陥準位Dは、同じ周波数を有している。フォトニックバンド端Bの波長は、例えば、欠陥準位の波長帯に含まれる。第1フォトニック結晶60により発振した光は、第2フォトニック結晶70に伝播する。第2フォトニック結晶70におけるΓ点のフォトニックバンド端Bの波長帯は、第1フォトニック結晶60から第2フォトニック結晶70に伝播する光の波長帯と重なる。
なお、複数の柱状部30および複数の孔72の周期・形状、および屈折率を取得すれば、図3に示すようなフォトニックバンド図を作成することができる。フォトニックバンド図は、例えば、平面波展開法、有限差分時間領域法、有限要素法などにより計算される。このようなフォトニックバンド図、および出射されるレーザー光の波長により、第1フォトニック結晶60がΓ点に欠陥準位Dを有していること、第2フォトニック結晶70がΓ点にフォトニックバンド端Bを有していること、およびフォトニックバンド端Bの波長帯が第1フォトニック結晶60から第2フォトニック結晶70に伝播する光の波長帯と重なることを、確認することができる。
第2電極52は、図2に示すように、第1フォトニック結晶60上に設けられている。図示の例では、第2電極52は、第2半導体層36上および光伝搬層40上に設けられている。第2電極52は、第2フォトニック結晶70上には設けられていない。第2電極52は、第1フォトニック結晶60の複数の柱状部30に電流を注入する電極である。
1.1.3. 動作
発光装置100では、第1フォトニック結晶60において、p型の第2半導体層36、不純物がドープされていないi型の発光層34、およびn型の第1半導体層32により、pinダイオードが構成される。発光装置100では、第1電極50と第2電極52との間に、pinダイオードの順バイアス電圧を印加すると、発光層34に電流が注入されて発光層34において電子と正孔との再結合が起こる。この再結合により発光が生じる。
発光層34で発生した光は、光伝搬層40を面内方向に伝搬し、複数の柱状部30によるフォトニック結晶の効果により定在波を形成して、発光層34で利得を受けてレーザー発振する。ここで、第1フォトニック結晶60は、第1フォトニック結晶60におけるΓ点に欠陥準位を有しているため、図1に示す例では第1フォトニック結晶60の中心と重なる第1点P1において最も光の強度が高くなる。第1フォトニック結晶60において、第1柱状部30aは、複数の柱状部30のうち、最も大きい径を有して、第1点P1の最も近くに設けられている。そのため、第1フォトニック結晶60を伝搬する光と、発光層34と、の重なりを大きくすることができる。これにより、第1フォトニック結晶60を伝搬する光は、大きな利得を受けて低閾値でレーザー発振する。第1フォトニック結晶60を伝搬する光は、欠陥準位Dの波長帯で発振する。
第1フォトニック結晶60より発振した光の一部は、第2フォトニック結晶70側に漏れて、第2フォトニック結晶70に伝播する。第2フォトニック結晶70は、第2フォトニック結晶70におけるΓ点にフォトニックバンド端Bを有している。さらに、フォトニックバンド端Bの波長帯は、第1フォトニック結晶60から第2フォトニック結晶70に伝播する光の波長帯と重なっている。そのため、第2フォトニック結晶70を面内方向に伝播する光は、第2フォトニック結晶70におけるフォトニック結晶の効果により、レーザー光として面内方向と交差する方向に回折される。フォトニックバンド端BがΓ点の最低次のフォトニックバンド端である場合、光は、面内方向と直交する方向、すなわち、積層方向に出射される。例えば、柱状部30のピッチを孔72のピッチよりも大きくことで、フォトニックバンド端BをΓ点の最低次のフォトニックバンド端とすることができる。なお、フォトニックバンド端BがΓ点にあれば、高次のフォトニックバンド端でも、面内方向と交差する方向に光を出射することができる。
なお、図示はしないが、基板10とバッファー層22との間、または基板10の下に反射層が設けられていてもよい。該反射層は、例えば、DBR(Distributed Bragg Reflector)層である。該反射層によって、発光層34において発生した光を反射させることができ、発光装置100は、基板10とは反対側からのみ光を出射することができる。反射層は、積層方向からみて、第2フォトニック結晶70と重なっている。
1.1.4. 作用効果
発光装置100では、複数の柱状部30の各々は、発光層34を有し、第1フォトニック結晶60は、第1フォトニック結晶60におけるΓ点に欠陥準位Dを有し、発光層34で発生する光は、第1フォトニック結晶60において欠陥準位Dの波長帯で発振し、第1フォトニック結晶60により発振した光は、第2フォトニック結晶70に伝播する。第2フォトニック結晶70は、第2フォトニック結晶70におけるΓ点にフォトニックバンド端Bを有し、フォトニックバンド端Bの波長帯は、第1フォトニック結晶60から第2フォトニック結晶70に伝播する光の波長帯と重なる。積層方向からみて、第1フォトニック結晶60を伝搬する光の強度は、第1フォトニック結晶60における第1点P1で最大となり、第1点P1の光の強度は、第1フォトニック結晶60における第1点P1と異なる第2点P2の光の強度よりも大きい。複数の柱状部30のうちの第1柱状部30aは、複数の柱状部30のうちの第2柱状部30bよりも、径が大きく、第1柱状部30aは、複数の柱状部30のうち、最も大きい径を有して、第1点P1の最も近くに設けられている。
そのため、発光装置100では、複数の柱状部のうち最も大きい径を有する第1柱状部が、複数の柱状部のうち第1点P1の最も近くに設けられていない場合に比べて、第1フォトニック結晶60を伝搬する光と、発光層34と、の重なりを大きくすることができる。これにより、第1フォトニック結晶60を伝搬する光は、大きな利得を受けることができる。その結果、発光装置100では、発振閾値を低くすることができる。
発光装置100では、複数の柱状部30は、第1フォトニック結晶60の第1点P1に向かうにつれて、径が大きくなる。そのため、発光装置100では、第1フォトニック結晶60は、Γ点にフォトニックバンド端Bを有することができる。
発光装置100では、複数の柱状部30に電流を注入する第2電極52を有する。第2電極52は、第2フォトニック結晶70には電流を注入しないため、その分、省電力化を図ることができる。
発光装置100では、第2フォトニック結晶70は、積層方向からみて、第1フォトニック結晶60を囲んでいる。そのため、発光装置100では、第2フォトニック結晶が第1フォトニック結晶を囲んでいない場合に比べて、第1フォトニック結晶60から第2フォトニック結晶70に伝播する光を増やすことができる。
発光装置100では、第2フォトニック結晶70は、複数の孔72が設けられた誘電体層74である。そのため、発光装置100では、例えば柱状部を成長させることにより第2フォトニック結晶を形成する場合に比べて、第2フォトニック結晶70を容易に形成することができる。
発光装置100では、第2フォトニック結晶70に伝播した光は、面内方向と交差する方向に回折される。そのため、発光装置100では、レーザー光を面内方向と交差する方向に出射することができる。
なお、発光装置100を1画素として取り扱い、この画素を複数配置することで、アクティブ・マトリックス駆動可能なレーザー光源を提供することができる。複数の画素を配置する際に、画素ごとに発光層34の発光波長を変えることで、マルチカラー映像表示デバイスに利用可能なレーザー光源を提供することができる。
1.2. 発光装置の製造方法
次に、第1実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図4および図5は、第1実施形態に係る発光装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図4に示すように、基板10上に、バッファー層22をエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法などが挙げられる。
次に、バッファー層22上に、マスク層24を形成する。マスク層24は、例えば、電子ビーム蒸着法、スパッタ法などにより形成される。
次に、マスク層24上に誘電体層74を形成する。誘電体層74は、例えば、ALD(Atomic Layer Deposition)法、CVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法によって形成される。
図5に示すように、誘電体層74をパターニングして、誘電体層74に、複数の孔72および開口部73を形成する。パターニングは、開口部73を複数の孔72が囲むように、行われる。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって行われる。本工程により、第2フォトニック結晶70を形成することができる。
次に、開口部73によって露出されたマスク層24をパターニングして、複数の開口部を形成する。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびエッチングによって行われる。
図2に示すように、マスク層24をマスクとしてバッファー層22上に、第1半導体層32、発光層34、および第2半導体層36を、この順でエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD法、MBE法などが挙げられる。
次に、複数の柱状部30の間に光伝搬層40を形成する。光伝搬層40は、例えば、ALD法、CVD法によって形成される。本工程により、複数の柱状部30を有する第1フォトニック結晶60を形成することができる。
次に、バッファー層22上に第1電極50を形成し、第2半導体層36上に第2電極52を形成する。第1電極50および第2電極52は、例えば、真空蒸着法などにより形成される。なお、第1電極50および第2電極52の形成順序は、特に限定されない。
以上の工程により、発光装置100を製造することができる。
2. 第2実施形態
2.1. 発光装置
次に、第2実施形態に係る発光装置について、図面を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係る発光装置200を模式的に示す断面図である。以下、第2実施形態に係る発光装置200において、上述した第1実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上述した発光装置100では、図2に示すように、第2フォトニック結晶70は、複数の孔72を有していた。
これに対し、発光装置200では、図6に示すように、第2フォトニック結晶70は、複数のダミー柱状部76を有している。
複数のダミー柱状部76は、積層方向からみて、例えば、正方格子状に設けられている。ダミー柱状部76は、第3半導体層77と、第4半導体層78と、を有している。第3半導体層77は、バッファー層22上に設けられている。第3半導体層77の材質は、例えば、第1半導体層32と同じである。第4半導体層78は、第3半導体層77上に設けられている。第4半導体層78の材質は、例えば、第2半導体層36と同じである。
ダミー柱状部76は、発光層を有していない。そのため、ダミー柱状部76は、発光しない。仮に、ダミー柱状部が発光すると、ダミー柱状部で発光した光の位相と、第1フォトニック結晶60で発振した光の位相とが異なり、発光装置100として所望の特性を有するレーザー光を出射することが困難となる。
2.2. 発光装置の製造方法
次に、第2実施形態に係る発光装置200の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図7および図8は、第2実施形態に係る発光装置200の製造工程を模式的に示す断面図である。以下、第2実施形態に係る発光装置200の製造方法において、上述した第1実施形態に係る発光装置100の製造方法の例と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
発光装置200の製造方法では、基板10上にバッファー層22およびマスク層24を形成した後、図7に示すように、マスク層24に、柱状部30を形成するための開口部と、ダミー柱状部76を形成するための開口部を形成する。
次に、マスク層24をマスクとして、バッファー層22上に第1半導体層32および第3半導体層77をエピタキシャル成長させる。
図8に示すように、第1半導体層32上に発光層34をエピタキシャル成長させる。発光層34の成長は、第3半導体層77を図示せぬマスク層で覆った状態で行う。マスク層は、発光層34の成長後に除去される。
図6に示すように、発光層34上に第2半導体層36をエピタキシャル成長させ、第3半導体層77上に第4半導体層78をエピタキシャル成長させる。
次に、複数の柱状部30の間に光伝搬層40を形成し、複数のダミー柱状部76の間に誘電体層74を形成する。光伝搬層40および誘電体層74は、一体的に形成される。本工程により、第1フォトニック結晶60および第2フォトニック結晶70を形成することができる。
次に、第1電極50および第2電極52を形成する。
以上の工程により、発光装置200を製造することができる。
3. 第3実施形態
次に、第3実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図9は、第3実施形態に係るプロジェクター900を模式的に示す図である。
プロジェクター900は、例えば、光源として、発光装置100を有している。
プロジェクター900は、図示しない筐体と、筐体内に備えられている赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ出射する赤色光源100R、緑色光源100G、青色光源100Bと、を有している。なお、便宜上、図9では、赤色光源100R、緑色光源100G、および青色光源100Bを簡略化している。
プロジェクター900は、さらに、筐体内に備えられている、第1光学素子902Rと、第2光学素子902Gと、第3光学素子902Bと、第1光変調装置904Rと、第2光変調装置904Gと、第3光変調装置904Bと、投射装置908と、を有している。第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bは、例えば、透過型の液晶ライトバルブである。投射装置908は、例えば、投射レンズである。
赤色光源100Rから出射された光は、第1光学素子902Rに入射する。赤色光源100Rから出射された光は、第1光学素子902Rによって集光される。なお、第1光学素子902Rは、集光以外の機能を有していてもよい。後述する第2光学素子902Gおよび第3光学素子902Bについても同様である。
第1光学素子902Rによって集光された光は、第1光変調装置904Rに入射する。第1光変調装置904Rは、入射した光を画像情報に応じて変調させる。そして、投射装置908は、第1光変調装置904Rによって形成された像を拡大してスクリーン910に投射する。
緑色光源100Gから出射された光は、第2光学素子902Gに入射する。緑色光源100Gから出射された光は、第2光学素子902Gによって集光される。
第2光学素子902Gによって集光された光は、第2光変調装置904Gに入射する。第2光変調装置904Gは、入射した光を画像情報に応じて変調させる。そして、投射装置908は、第2光変調装置904Gによって形成された像を拡大してスクリーン910に投射する。
青色光源100Bから出射された光は、第3光学素子902Bに入射する。青色光源100Bから出射された光は、第3光学素子902Bによって集光される。
第3光学素子902Bによって集光された光は、第3光変調装置904Bに入射する。第3光変調装置904Bは、入射した光を画像情報に応じて変調させる。そして、投射装置908は、第3光変調装置904Bによって形成された像を拡大してスクリーン910に投射する。
また、プロジェクター900は、第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bから出射された光を合成して投射装置908に導くクロスダイクロイックプリズム906を有することができる。
第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bによって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム906に入射する。クロスダイクロイックプリズム906は、4つの直角プリズムを貼り合わせて形成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが配置されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成され、カラー画像を表す光が形成される。そして、合成された光は、投射装置908によりスクリーン910上に投射され、拡大された画像が表示される。
なお、赤色光源100R、緑色光源100G、および青色光源100Bは、発光装置100を映像の画素として画像情報に応じて制御することで、第1光変調装置904R、第2光変調装置904G、および第3光変調装置904Bを用いずに、直接的に映像を形成してもよい。そして、投射装置908は、赤色光源100R、緑色光源100G、および青色光源100Bによって形成された映像を、拡大してスクリーン910に投射してもよい。
また、上記の例では、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いたが、液晶以外のライトバルブを用いてもよいし、反射型のライトバルブを用いてもよい。このようなライトバルブとしては、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micro Mirror Device)が挙げられる。また、投射装置の構成は、使用されるライトバルブの種類によって適宜変更される。
また、光源を、光源からの光をスクリーン上で走査させることにより、表示面に所望の大きさの画像を表示させる画像形成装置である走査手段を有するような走査型の画像表示装置の光源装置にも適用することが可能である。
上述した実施形態に係る発光装置は、プロジェクター以外にも用いることが可能である。プロジェクター以外の用途には、例えば、屋内外の照明、ディスプレイのバックライト、レーザープリンター、テレビ、テレビのバックライト、イメージャー、スキャナー、車載用ライト、光を用いるセンシング機器、通信機器、LIDAR(Light Detection and Ranging)等の光源がある。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成、例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態および変形例から以下の内容が導き出される。
発光装置の一態様は、
基板と、
前記基板に設けられ、複数の柱状部を有する第1フォトニック結晶と、
前記基板に設けられた第2フォトニック結晶と、
を有し、
前記複数の柱状部の各々は、発光層を有し、
前記第1フォトニック結晶は、前記第1フォトニック結晶におけるΓ点に欠陥準位を有し、
前記発光層で発生する光は、前記第1フォトニック結晶において前記欠陥準位の波長帯で発振し、
前記第1フォトニック結晶により発振した光は、前記第2フォトニック結晶に伝播し、
前記第2フォトニック結晶は、前記第2フォトニック結晶におけるΓ点にフォトニックバンド端を有し、
前記フォトニックバンド端の波長帯は、前記第1フォトニック結晶から前記第2フォトニック結晶に伝播する光の波長帯と重なり、
前記基板の面内方向と直交する方向からみて、
前記第1フォトニック結晶を伝搬する光の強度は、前記第1フォトニック結晶における第1点で最大となり、
前記第1点の光の強度は、前記第1フォトニック結晶における前記第1点と異なる第2点の光の強度よりも大きく、
前記複数の柱状部のうちの第1柱状部は、前記複数の柱状部のうちの第2柱状部よりも、径が大きく、
前記第1柱状部は、前記複数の柱状部のうち、最も大きい径を有して、前記第1点の最も近くに設けられている。
この発光装置によれば、発振閾値を低くすることができる。
発光装置の一態様において、
前記複数の柱状部は、前記第1フォトニック結晶の前記第1点に向かうにつれて、径が大きくなってもよい。
この発光装置によれば、第1フォトニック結晶は、Γ点にフォトニックバンド端を有することができる。
発光装置の一態様において、
前記複数の柱状部に電流を注入する電極を有してもよい。
この発光装置によれば、電極は、第2フォトニック結晶には電流を注入しないため、その分、省電力化を図ることができる。
発光装置の一態様において、
前記第2フォトニック結晶は、前記面内方向と直交する方向からみて、前記第1フォトニック結晶を囲んでいてもよい。
この発光装置によれば、第1フォトニック結晶から第2フォトニック結晶に伝播する光を増やすことができる。
発光装置の一態様において、
前記第2フォトニック結晶は、複数の孔が設けられた誘電体層であってもよい。
この発光装置によれば、例えば柱状部を成長させることにより第2フォトニック結晶を形成する場合に比べて、第2フォトニック結晶を容易に形成することができる。
発光装置の一態様において、
前記第2フォトニック結晶に伝播した光は、前記面内方向と交差する方向に回折されてもよい。
この発光装置によれば、レーザー光を面内方向と交差する方向に出射することができる。
プロジェクターの一態様は、
前記発光装置の一態様を有する。
10…基板、20…積層体、22…バッファー層、24…マスク層、30…柱状部、30a…第1柱状部、30b…第2柱状部、30c…第3柱状部、32…第1半導体層、33…ウェル層、34…発光層、35…バリア層、36…第2半導体層、40…光伝搬層、50…第1電極、52…第2電極、60…第1フォトニック結晶、70…第2フォトニック結晶、72…孔、73…開口部、74…誘電体層、76…ダミー柱状部、77…第3半導体層、78…第4半導体層、100…発光装置、100R…赤色光源、100G…緑色光源、100B…青色光源、200…発光装置、900…プロジェクター、902R…第1光学素子、902G…第2光学素子、902B…第3光学素子、904R…第1光変調装置、904G…第2光変調装置、904B…第3光変調装置、906…クロスダイクロイックプリズム、908…投射装置、910…スクリーン

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられ、複数の柱状部を有する第1フォトニック結晶と、
    前記基板に設けられた第2フォトニック結晶と、
    を有し、
    前記複数の柱状部の各々は、発光層を有し、
    前記第1フォトニック結晶は、前記第1フォトニック結晶におけるΓ点に欠陥準位を有し、
    前記発光層で発生する光は、前記第1フォトニック結晶において前記欠陥準位の波長帯で発振し、
    前記第1フォトニック結晶により発振した光は、前記第2フォトニック結晶に伝播し、
    前記第2フォトニック結晶は、前記第2フォトニック結晶におけるΓ点にフォトニックバンド端を有し、
    前記フォトニックバンド端の波長帯は、前記第1フォトニック結晶から前記第2フォトニック結晶に伝播する光の波長帯と重なり、
    前記基板の面内方向と直交する方向からみて、
    前記第1フォトニック結晶を伝搬する光の強度は、前記第1フォトニック結晶における第1点で最大となり、
    前記第1点の光の強度は、前記第1フォトニック結晶における前記第1点と異なる第2点の光の強度よりも大きく、
    前記複数の柱状部のうちの第1柱状部は、前記複数の柱状部のうちの第2柱状部よりも、径が大きく、
    前記第1柱状部は、前記複数の柱状部のうち、最も大きい径を有して、前記第1点の最も近くに設けられている、発光装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数の柱状部は、前記第1フォトニック結晶の前記第1点に向かうにつれて、径が大きくなる、発光装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記複数の柱状部に電流を注入する電極を有する、発光装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記第2フォトニック結晶は、前記面内方向と直交する方向からみて、前記第1フォトニック結晶を囲んでいる、発光装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記第2フォトニック結晶は、複数の孔が設けられた誘電体層である、発光装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記第2フォトニック結晶に伝播した光は、前記面内方向と交差する方向に回折される、発光装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発光装置を有する、プロジェクター。
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