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JP2022100946A - 出力回路、光電変換装置、光電変換システム - Google Patents

出力回路、光電変換装置、光電変換システム Download PDF

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Abstract

Figure 2022100946000001
【課題】 バイアス電流を切り替えた際、出力信号の振幅制限電圧が変化して、所望の電圧に制限することができない。
【解決手段】 入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路であって、前記制限素子は、前記出力回路に流れる電流が変化する場合、前記電流の変化による前記振幅の変化の範囲を調整できることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、出力回路と、この出力回路を備えた、光電変換装置と光電変換システムに関する。
特許文献1の撮像装置は、比較器の出力信号の振幅を制限する振幅制限素子を備えた出力回路を有する。
特開2017-73746号公報
特許文献1の撮像装置では、出力回路のバイアス電流の大きさを切り替えた際に出力信号の振幅が変化する場合があり、振幅制限素子が所望の電圧に出力信号の振幅を制限することができないという課題があった。
本発明の一つの側面は、入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子と、を有する出力回路であって、前記制限素子は、前記出力回路に流れる電流が変化する場合、前記電流の変化による前記振幅の変化の範囲を調整できる。
本発明の別の側面は、入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路であって、前記出力回路に電流を供給する電流源を備え、前記制限素子は、第一の振幅制限素子と、前記第一の振幅制限素子に直列に接続された第二の振幅制限素子と、前記第二の振幅制限素子に並列に接続されたスイッチとを有し、前記電流源と、前記スイッチとは制御部によって制御される。
本発明の更に別の側面は入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路であって、前記出力回路に電流を供給する電流源を備え、前記制限素子は、第一の振幅制限素子と、前記第一の振幅制限素子に並列に接続された第二の振幅制限素子と、前記第二の振幅制限素子に直列に接続されたスイッチとを有し、前記電流源と、前記スイッチとは制御部によって制御される。
本発明によれば、出力回路のバイアス電流が変化しても、所望の電圧に出力信号の振幅を制限できる。
第一の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第一の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第一の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置のタイミングチャートである。 第二の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第三の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第四の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第五の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第六の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第七の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。 第八の実施形態に係る光電変換システムの構成を示す図である。 第九の実施形態に係る移動体の構成、動作を示す図である。
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。
以下に述べる各実施形態では、本発明を適用可能な装置の一例として、光電変換装置の一例である撮像装置を中心に説明する。ただし、各実施形態は、光電変換装置に限られるものではなく、他の装置にも適用可能である。また、光電変換装置への適用についても撮像装置に限られるものではない。例えば、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定等の装置)、測光装置(入射光量の測定等の装置)などに適用可能である。
(第一の実施形態)
図1は本実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の概略図である。
図1の光電変換装置は、アレイ状に配された画素100を有する画素アレイ110と、垂直出力線120、電流源130、RAMP信号発生回路140、比較器150、パルス生成回路160を有する出力回路とを含む。
画素アレイ110には、複数行及び複数列に渡ってアレイ状に配された複数の画素100が設けられている。画素100は、光電変換によって入射光を電荷に変換し、電荷を更に信号に変換することで、入射光に基づく信号を出力する。画素アレイ110の各列には、列方向(図1において縦方向)に延在して、垂直出力線120が配されている。垂直出力線120は、列方向に並ぶ画素100にそれぞれ接続され、これら画素100に共通の信号線をなしている。図1においては1本の垂直出力線が描かれているが、出力される信号のbit数に応じ複数本の垂直出力線が接続されていてもよい。
画素アレイ110を構成する画素100の数は、特に限定されるものではない。例えば、一般的なデジタルカメラのように数千行×数千列の画素100で画素アレイ110を構成してもよく、1行又は1列に並べた複数の画素100で画素アレイ110を構成してもよい。或いは、1つの画素100で画素アレイ110を構成してもよい。
電流源130は画素100のソースフォロワトランジスタに電流を供給し、当該ソースフォロワトランジスタとともにソースフォロワ回路を構成する。ソースフォロワ回路を出力部として、画素100から読み出された信号は垂直出力線120に出力される。
各列の垂直出力線120の一端は、比較器150に接続されている。画素100から読み出された画素信号は、垂直出力線120を介して比較器150に入力される。
RAMP信号発生回路140、比較器150、パルス生成回路160は、画素100から出力された信号に対してアナログデジタル変換(以降AD変換)を行うアナログデジタル変換部の一例である。比較器150の2つの入力には、垂直出力線120の出力とRAMP信号発生回路140の出力とがそれぞれ接続される。RAMP信号発生回路140は、ランプ信号などのAD変換に用いられる参照信号を出力する参照信号源の一例である。比較回路150は入力信号である垂直出力線120の電位と、参照信号であるRAMP信号発生回路140の出力電位とを比較する比較器であり、電位の大小関係が反転すると、比較器150の出力電位はHighからLow、又はLowからHighに反転する。比較器150の出力電位の反転に応じたパルス生成回路160の出力のカウント値をデジタルデータとする。なお、比較器150に入力される信号はこれに限られず、比較器150は入力信号と該入力信号以外の信号とを比較するものであればよい。
図2は、本実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置のAD変換動作例を示すタイミングチャートである。図2を用いて光電変換装置のAD変換動作について説明する。以下の説明では、入射する光の輝度が高くなると、読み出し回路2の処理により画素信号のレベルは低くなるものとする。
時刻t1でRAMP信号発生回路140は時間の経過とともに電位が降下するランプ信号を出力する。ここで、ランプ信号は時間経過に応じて連続的に電位が変化するような信号でもよいし、ノコギリ状に電位が変化する信号でも構わない。前者の場合、電位の立ち上がりで電位変化が鈍る場合も許容される。同時に、垂直出力線120は画素信号のリセットレベルにあたる電圧を出力する。
時刻t2において、垂直出力線120の出力電圧とRAMP信号発生回路140の出力電圧の大小関係が反転することで、比較器150の出力VOUTがLowからHighへの反転を開始する。この反転時、VOUTはスルーレートに応じた傾きにより遅延量を持つ。
時刻t3で、比較器150の出力VOUTがある閾値より低くなると、パルス生成回路160がパルス信号を生成・出力する。この動作により、画素信号のリセットレベルをAD変換する。
時刻t4で、RAMP信号発生回路140がリセットされ、RAMP信号発生回路140の出力は基準電位に戻る。ここで基準電位とはランプ信号が電位の上昇を開始する時点の電位を指すものとする。比較器150の出力VOUTもリセットされる。
時刻t5において、垂直出力線120の出力VOUTが光信号レベルとなる。
時刻t6でRAMP信号発生回路140がランプ信号の出力を開始する。
時刻t7において、比較器150に入力される垂直出力線120の出力電圧とRAMP信号発生回路140の出力電圧とが等しくなり、比較器150の出力VOUTの反転が開始する。
時刻t8で、VOUTのスルーレートに応じた傾きによる遅延量を持って、パルス生成回路160からパルスが出力される。この動作により、画素信号の光信号レベルをAD変換する。光信号レベルとリセットレベルのデジタル値(デジタルデータ)の差分をとることにより、CDS(Correlated Double Sampling)を行い、画像形成に用いるデジタルデータを得る。
このようなAD変換動作において、時刻t3及び時刻t8において生成されるパルスの遅延量が大きくなる場合、その遅延分だけAD変換時間が増加し、ひいては光電変換装置の読み出し時間が増加する。
また、複数の比較器150が一括反転する時に、GND電圧及び電源電圧が変動し、電圧変動がノイズとして伝搬することで画質の劣化が生じる。
つまり、比較器150の出力の遅延及び比較器150の反転動作に伴う電圧変動が、光電変換装置の読み出し速度と画質に影響する。そして、比較器150の出力の遅延量は、比較器150の出力VOUTのスルーレートと出力VOUTのHiレベルVouthiによって決まる。
図3は、本実施形態に係る出力回路に含まれる比較器150の一例を示す概略図である。
図3の比較器150は、入力トランジスタ170、180、電流源190、カレントミラートランジスタ200、210、入力トランジスタ220、振幅制限素子230、可変電圧源240、電流源250を含む。
入力トランジスタ170、180、電流源190、カレントミラートランジスタ200、210は差動段を構成する。入力トランジスタ220、振幅制限素子230、電流源250は増幅段を構成する。可変電圧源240の出力は複数列の比較器150に共通して入力される。
図3に示す比較器150は、振幅制限素子230により、増幅段の出力のHiレベルVouthiを小さくすることができ、反転遅延量及び反転時の他の列回路へのキックバックを抑制できる。
増幅段の出力電圧のHIレベルVouthiは、(1)式に示す通り可変電圧源240のバイアス電圧Vbiasと振幅制限素子230のゲートソース間電圧Vgsによって決まる。
Vouthi=Vbias-Vgs・・・(1)
振幅制限素子230のゲートソース間電圧Vgsは、(2)式に示す通り振幅制限素子230の素子サイズと流れる電流Idと閾値電圧Vthによって決まる。
Figure 2022100946000002
ここでμはキャリア移動度、Coxはトランジスタの単位面積当たりの酸化膜容量、Wはトランジスタのチャネル幅、Lはトランジスタのチャネル長である。
(1)式、(2)式より、増幅段出力電圧のHiレベルVouthiは(3)式となる。
Figure 2022100946000003
消費電力の低減を目的として、撮像モードに応じて電流源250から供給される電流量を変更することがある。例えばノイズ低減を優先した静止画モードと、消費電力の低減を優先し静止画モードより電流量を小さくした動画モードの2つの撮像モードを持つ場合を例に挙げる。撮像モードに応じて電流量が変わることで、(2)式に従って振幅制限素子230のVgsが変化し、増幅段の出力電圧のHiレベルVouthiが変化する((3)式))。
例えば撮像モードを静止画モードから動画モードに切り替え、電流源250の電流量を小さくする場合、Vgsが小さくなることでVouthiが大きくなるため、この変化量に応じて増幅段の出力電圧の反転遅延が大きくなる。
つまり消費電力低減のため電流量を小さくする撮像モードでは、読み出し時間の増加が懸念される。
本実施形態では、この課題を解決するため、Vbiasを可変電圧源240から取得する。
Vbiasを可変にし、Vouthiを一定の値に保てるよう電流の異なる撮像モードごとにVbiasを最適化することで、比較器150の電流量が少ない撮像モードでも、読み出し時間の短縮を図ることが可能となっている。
例えば電流源250の電流量を小さくする場合、(2)式に従ってVgsが小さくなる。Vgsが小さくなった分、可変電圧源240の出力であるVbiasを小さくすることで、Vouthiを一定に保つことができる((3)式))。電流源250と、可変電圧源240とは、不図示の制御部から供給される制御信号(バイアス電圧)によってその出力を制御される。
以上、本実施形態によれば、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整して振幅の変化を補正するので、電流源250の電流量を変化させても振幅制限電圧(出力信号の振幅)Vouthiを一定に保つことができる。したがって、撮像モード切り替え時(電流量低下時)の読み出し時間について、切り替え前の撮像モードにおける読み出し時間からの増加量を、ゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態について図4を用いて説明する。
図4は、第二の実施形態に係る出力回路に含まれる比較器の模式図である。図4における各要素のうち図3における要素と同一の要素には図3と同一符号を付してあるため説明を省略し、主として図3が示す第一の実施形態と異なる部分を説明する。
第二の実施形態に係る光電変換装置の比較器は、振幅制限素子230と可変電圧源240の代わりに、ダイオード接続された振幅制限素子260、270と、振幅制限素子270に並列して接続されるスイッチ280を有する。振幅制限素子260と270とは直列に接続される。電流源250と、スイッチ280とは、不図示の制御部から供給される制御信号によって制御される。
直列に接続された振幅制限素子260および270と、スイッチ280とが、本実施形態のチャネル長可変の振幅制限素子(振幅制限器とも言う)の構成要素である。
スイッチ280をオンすることにより、振幅制限素子270が無効となり、振幅制限素子260の一段分の振幅制限が有効となる。スイッチ280をオフすることにより、振幅制限素子270が有効となり、振幅制限素子260と振幅制限素子270の二段分の振幅制限が有効となる。つまり、スイッチ280のオンオフの切り替えによって直列に接続される振幅制限素子の数が異なる状態に設定できる。ここで、「接続される振幅制限素子の数」には振幅制限素子が1個の場合も含む。このとき、振幅制限素子の実質的なチャネル長は、振幅制限素子290と振幅制限素子300のチャネル長の足し合わせとなる。
例えば、撮像モードを電流量の大きい静止画モードから電流量の小さい動画モードに変更するとき、スイッチ280をオンにする。このように、撮像モードの変更に伴う電流源250の電流量の切り替えに応じて振幅制限素子の直列する段数を切り替え、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整し、振幅の変化を補正する。これにより、増幅段の出力電圧のHiレベル(出力信号の振幅)Vouthiを一定にすることができ、撮影モード切り替え時(電流量低下時)の読み出し時間を改善できる。すなわち、撮像モード切り替え時(電流量低下時)の読み出し時間について、切り替え前の撮影モードにおける読み出し時間からの増加量を、ゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
本実施形態では、1つの可変電圧源から複数列の比較器に共通電圧を供給する構成を有しておらずこの構成において生じる共通配線に伝搬するノイズによる画質の劣化も無い。
(第三の実施形態)
第三の実施形態について図5を用いて説明する。
図5は、第三の実施形態に係る出力回路に含まれる比較器の模式図である。図5における各要素のうち図3における要素と同一の要素には図3と同一符号を付してあるため説明を省略し、主として第一の実施形態と異なる部分を説明する。
第三の実施形態では、図5に示すように、振幅制限素子230と可変電圧源240の代わりに、ダイオード接続された振幅制限素子290、300を有する。スイッチ310は、振幅制限素子300に直列に接続され、振幅制限素子290、300は並列して接続される。
並列接続された振幅制限素子290、300およびスイッチ310が、本実施形態のチャネル幅可変の振幅制限素子(振幅制限器とも言う)の構成要素である。電流源250と、スイッチ310とは、不図示の制御部から供給される制御信号によって制御される。
図5において、スイッチ310をオンすることで振幅制限素子300が有効となり、振幅制限素子の実質的なチャネル幅が、振幅制限素子290と振幅制限素子300のチャネル幅の足し合わせとなる。スイッチ310をオフすることにより、振幅制限素子300が無効となり、振幅制限素子290のみによる振幅制限が有効となる。つまり、スイッチ310のオンオフの切り替えによって並列に接続される振幅制限素子の数が異なる状態に設定できる。
例えば撮像モードを電流量の大きい静止画モードから電流量の小さい動画モードに変更するとき、スイッチ310をオンにする。このように、撮像モードの変更に伴う電流源250の電流量の切り替えに応じて振幅制限素子のチャネル幅を切り替えることにより、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整して振幅の変化を補正する。これにより、増幅段の出力信号の振幅を一定にすることができ、撮像モード切り替え時(電流量低下時)の読み出し時間について、切り替え前の撮影モードにおける読み出し時間からの増加量を、ゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
本実施形態も、1つの可変電圧源から複数列の比較器に共通電圧を供給する構成を有しておらず、この構成において生じる共通配線に伝搬するノイズによる画質の劣化も無い。
(第四の実施形態)
第四の実施形態について図6を用いて説明する。
図6は、第四の実施形態に係る出力回路に含まれる比較器の模式図である。図6における各要素のうち図4及び図5における要素と同一の要素には図4及び図5と同一符号を付してあるため説明を省略し、主として第一の実施形態と異なる部分を説明する。
第四の実施形態では、図6に示すように、振幅制限素子230と可変電圧源240の代わりに、振幅制限素子260、270、300、振幅制限素子270に並列して接続されるスイッチ280、振幅制限素子300に直列に接続されるスイッチ310を有する。振幅制限素子260と270とは直列に接続され、振幅制限素子260と300とは並列に接続される。
直列接続された振幅制限素子260、270、並列接続された振幅制限素子260、300およびスイッチ280、310が、本実施形態のチャネル幅可変の振幅制限素子(振幅制限器とも言う)の構成要素である。電流源250と、スイッチ280、310とは、不図示の制御部から供給される制御信号によって制御される。
つまり、本実施形態はいわば上述の第二の実施形態と第三の実施形態を複合的に実施する実施形態である。
図6において、スイッチ280をオンし、スイッチ310をオフすることにより、振幅制限素子270、300が無効となり、振幅制限素子260の一段分の振幅制限が有効となる。
スイッチ280をオンしたまま、スイッチ310をオンすることにより、振幅制限素子300が有効となり、振幅制限素子のチャネル幅が、振幅制限素子260と振幅制限素子300のチャネル幅の足し合わせとなる。
更にスイッチ280をオフすることで振幅制限素子270が有効となり、振幅制限素子260と振幅制限素子300のチャネル幅を足し合わせたチャネル幅を有する上段の振幅制限素子と、振幅制限素子270との二段分の振幅制限が有効となる。
スイッチ280、スイッチ310の双方をオフすれば振幅制限素子260と振幅制限素子270の二段分の振幅制限が有効となる。
このように、撮像モードの変更に伴う電流源250の電流量の切り替えに応じて振幅制限素子の直列接続される数及び並列接続される数を切り替えることで、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整して振幅の変化を補正する。例えば、撮像モードが電流量の大きい静止画モードのときはスイッチ310をオンに、スイッチ280をオフにして、電流量の小さい動画モードのときは、スイッチ310、スイッチ280を共にオフにする。これにより、増幅段の出力電圧のHiレベル(出力信号の振幅)Vouthiを一定にすることができる。撮像モード切り替え時(電流量低下時)の読み出し時間について、切り替え前の撮影モードにおける読み出し時間からの増加量を、ゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
さらに、このように三つの振幅制限素子を組み合わせて増幅段を構成することで、第二の実施形態及び第三の実施形態と比べ対応可能な撮像モードの数を増やすことができる。なお、組み合わせる振幅制限素子の数はこれに限られず、四つ以上とすることができ、切り替えて使用する撮像モードの数に応じて振幅制限素子の数やスイッチの数は変更可能である。
本実施形態も、第二の実施形態及び第三の実施形態と同様に1つの可変電圧源から複数列の比較器に共通電圧を供給する構成を有しておらず、この構成において生じる共通配線に伝搬するノイズによる画質の劣化も無い。
(第五の実施形態)
第五の実施形態について図7を用いて説明する。
図7は、第五の実施形態に係る出力回路に含まれる比較器の模式図である。図7における各要素のうち図3における要素と同一の要素には図3と同一符号を付してあるため説明を省略し、主として図3が示す第一の実施形態と異なる部分を説明する。
第一の実施形態等で示した比較器の増幅段の出力のみならず、比較器の差動段の出力においても、本発明を用いることにより、バイアス電流が変化しても所望の電圧に出力信号の振幅を制限できる。
そこで以下に、第五の実施形態として、カレントミラー回路210に並列して接続される振幅制限素子320を有する差動段に本発明を適用した場合について説明する。 図7に示す比較器は、振幅制限素子320と、可変電圧源330とを有する。振幅制限素子320はカレントミラー回路210に並列に接続される。この比較器において、可変電圧源330は、各列の比較器150に共通して用いられ、不図示の制御部から供給される制御信号による制御を受けて比較器に電圧を入力する。
差動段の出力信号(電圧)のLowレベルは、電流量と、素子サイズから決まる振幅制限素子320に流れる電流Idと、閾値電圧Vthとから決まる。差動段の電流量を大きくすると、Lowレベルが小さくなり、差動段出力の反転遅延が大きくなって、光電変換装置の読み出し時間が増加する。また、出力信号の振幅が大きくなることで、キックバックも強まり、画質が劣化する。
本実施形態では、撮像モードの変更に伴う電流源190の電流量の切り替えに応じて可変電圧源330から供給されるバイアス電圧を調整する。例えば、撮像モードを電流量の大きい静止画モードから電流量の小さい動画モードに変更するとき、可変電圧源330の出力を大きくすることで差動段の出力信号のLowレベルを大きくする。これにより、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整し、振幅の変化を補正するので、出力信号の振幅を一定にできる。したがって、撮像モード切り替え時の読み出し時間について、切り替え前の撮影モードにおける読み出し時間からの増加量を、ゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
(第六の実施形態)
第六の実施形態について図8を用いて説明する。
図8は、第六の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の模式図である。図8における各要素のうち図7における要素と同一の要素には図7と同一符号を付してあるため説明を省略し、主として図7が示す第五の実施形態と異なる部分を説明する。
第六の実施形態に係る比較器の差動段は、カレントミラー回路に並列して接続される振幅制限素子340と振幅制限素子350を含み、振幅制限素子350に直列に接続されたスイッチ360を有する。電流源190と、スイッチ360とは、不図示の制御部から供給される制御信号によって制御される。
スイッチ360をオンすることにより、振幅制限素子350が有効となり、振幅制限素子のチャネル幅が振幅制限素子340と振幅制限素子350のチャネル幅の足し合わせとなる。スイッチ360をオフすることで振幅制限素子350が無効となり、振幅制限素子340のみによる振幅制限が有効となる。このように、スイッチ360の切り替えにより、振幅制限素子のチャネル幅を切り替えることができる。
例えば、撮像モードを電流量の大きい静止画モードから電流量の小さい動画モードに変更するとき、スイッチ260をオンにする。このように、撮像モードの変更に伴う電流源190の電流量の切り替えに応じて振幅制限素子のチャネル幅を切り替えることで、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整する。これによって振幅の変化を補正し、差動段の出力信号の振幅を一定にすることができる。
これにより、撮像モード切り替え時の読み出し時間について、切り替え前の撮影モードにおける読み出し時間からの増加量をゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
(第七の実施形態)
第七の実施形態について図9を用いて説明する。
図9は、第七の実施形態に係る出力回路を備えた光電変換装置の模式図である。図9における各要素のうち図3の要素と同一の要素には図3と同一符号を付してあるため説明を省略し、主として図3に示す第一の実施形態と異なる部分を説明する。
第七の実施形態は、振幅制限素子370と、可変電圧源380を有する比較器とを備える出力回路である。
可変電圧源380の出力は、比較器150の電源電圧として、振幅制限素子370を含む増幅段と、差動段とに共通に接続される。電流源250と、可変電圧源380とは、不図示の制御部から供給される制御信号によって制御される。
撮像モードを切り替え、増幅段の電流源250から供給される電流量を小さくすると、振幅制限素子370の電流Idが減少し、増幅段の出力電圧のHiレベルVouthiが大きくなる。
本実施形態では、撮像モードの変更に伴う電流源250の電流量の切り替えに応じて可変電圧源380から出力される電圧を小さくすることにより、電流の変化による出力信号の振幅の変化が小さくなるように制限素子を調整して振幅の変化を補正する。例えば、撮像モードを電流量の大きい静止画モードから電流量の小さい動画モードに変更するとき、可変電圧源380から出力される電圧を小さくすることで差動段の出力電圧の振幅(出力信号の振幅)を一定にする。これにより、撮像モード切り替え時の読み出し時間について、切り替え前の撮影モードにおける読み出し時間からの増加量を、ゼロにすること(読み出し時間同一)や小さくすることができる。
(第八の実施形態)
本実施形態による光電変換システムについて、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態による光電変換システムの概略構成を示すブロック図である。
上記第一~第七実施形態で述べた光電変換装置は、種々の光電変換システムに適用可能である。適用可能な光電変換システムの例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、光電変換システムに含まれる。図10には、これらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
図10に例示した光電変換システムは、光電変換装置の一例である撮像装置1004、被写体の光学像を撮像装置1004に結像させるレンズ1002を含む。さらにレンズ1002を通過する光量を可変にするための絞り1003、レンズ1002の保護のためのバリア1001を有する。レンズ1002及び絞り1003は、撮像装置1004に光を集光する光学系である。撮像装置1004は、上記のいずれかの実施形態の光電変換装置であって、レンズ1002により結像された光学像を電気信号に変換する。
光電変換システムは、また、撮像装置1004より出力される出力信号の処理を行うことで画像を生成する画像生成部である信号処理部1007を有する。信号処理部1007は、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って画像データを出力する動作を行う。信号処理部1007は、撮像装置1004が設けられた半導体基板に形成されていてもよいし、撮像装置1004とは別の半導体基板に形成されていてもよい。
光電変換システムは、更に、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部1010、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)1013を有する。更に光電変換システムは、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体1012、記録媒体1012に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)1011を有する。なお、記録媒体1012は、光電変換システムに内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に光電変換システムは、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1009、撮像装置1004と信号処理部1007に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1008を有する。ここで、各種タイミング信号は外部から入力されてもよく、光電変換システムは少なくとも撮像装置1004と、撮像装置1004から出力された出力信号を処理する信号処理部1007とを有すればよい。
撮像装置1004は、撮像信号を信号処理部1007に出力する。信号処理部1007は、撮像装置1004から出力される撮像信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。信号処理部1007は、撮像信号を用いて、画像を生成する。
このように、本実施形態によれば、上記のいずれかの実施形態の光電変換装置(撮像装置)を適用した光電変換システムを実現することができる。
(第九の実施形態)
本実施形態の光電変換システム及び移動体について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態の光電変換システム及び移動体の構成を示す図である。
図11(a)は、車載カメラに関する光電変換システムの一例を示したものである。光電変換システム300は、撮像装置310を有する。撮像装置310は、上記のいずれかの実施形態に記載の光電変換装置(撮像装置)である。光電変換システム300は、撮像装置310により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部312と、光電変換システム300により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部314を有する。また、光電変換システム300は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部316と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部318と、を有する。ここで、視差取得部314や距離取得部316は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部318はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
光電変換システム300は車両情報取得装置320と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、光電変換システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御部である制御ECU330が接続されている。また、光電変換システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置340とも接続されている。例えば、衝突判定部318の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU330はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置340は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を光電変換システム300で撮像する。図11(b)に、車両前方(撮像範囲350)を撮像する場合の光電変換システムを示した。車両情報取得装置320が、光電変換システム300ないしは撮像装置310に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、光電変換システムは、自動車等の移動体(移動装置)に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態に含まれる。
また、上記第八の実施形態、第九の実施形態に示した光電変換システムは、光電変換装置を適用しうる光電変換システム例を示したものであって、本発明の光電変換装置を適用可能な光電変換システムは図10及び図11に示した構成に限定されるものではない。
さらに、本発明の各実施形態における回路は、一枚の半導体基板に形成しても、2つ以上の半導体基板に配置して、それらの基板を貼り合わせた積層構造にしてもよい。例えば回路を分割するか、回路や機能を追加するなどして3枚以上の基板を有する積層構造にしてもよい。
なお、上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 画素
150 比較器
230 振幅制限素子
240 可変電圧源

Claims (19)

  1. 入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、
    前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子と、を有する出力回路であって、
    前記制限素子は、前記出力回路に流れる電流が変化する場合、前記電流の変化による前記振幅の変化の範囲を調整できることを特徴とする出力回路。
  2. 前記制限素子は、複数の振幅制限素子を有し、前記調整は、
    前記振幅制限素子を直列に接続した第1の状態を設定する調整と、前記第1の状態とは直列に接続された前記振幅制限素子の数が異なる第2の状態とを設定する調整とを含むことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  3. 前記制限素子は、複数の振幅制限素子を有し、前記調整は、
    前記振幅制限素子を並列に接続した第1の状態を設定する調整と、前記第1の状態とは並列に接続された前記振幅制限素子の数が異なる第2の状態とを設定する調整とを含むことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  4. 前記調整は、前記電流の変化による前記振幅の変化を補正する調整であることを特徴する請求項1に記載の出力回路。
  5. 入力信号と他の信号とを比較し、前記比較を示す信号を出力する比較器と、
    前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路であって、
    前記出力回路に電流を供給する電流源を備え、
    前記制限素子は、第一の振幅制限素子と、前記第一の振幅制限素子に直列に接続された第二の振幅制限素子と、前記第二の振幅制限素子に並列に接続されたスイッチとを有し、
    前記電流源と、前記スイッチとは制御部によって制御されることを特徴とする出力回路。
  6. 入力信号と他の信号とを比較し、前記比較を示す信号を出力する比較器と、
    前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路であって、
    前記出力回路に電流を供給する電流源を備え、
    前記制限素子は、第一の振幅制限素子と、前記第一の振幅制限素子に並列に接続された第二の振幅制限素子と、前記第二の振幅制限素子に直列に接続されたスイッチとを有し、
    前記電流源と、前記スイッチとは制御部によって制御されることを特徴とする出力回路。
  7. 前記調整は、前記制限素子に供給するバイアス電圧を変更する調整を含むことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  8. 前記出力回路に流れる電流を小さくする場合、
    前記バイアス電圧を小さくすることを特徴とする請求項7に記載の出力回路。
  9. 前記出力回路に流れる電流を大きくする場合、
    前記バイアス電圧を大きくすることを特徴とする請求項8に記載の出力回路。
  10. 前記調整は前記比較器に供給される電源電圧を変更可能であることを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の出力回路。
  11. 前記制限素子はチャネル幅が可変であることを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  12. 前記比較器は、差動段と、前記差動段の出力を受ける増幅段とを含み、
    前記制限素子は、前記比較の結果を示す信号としての前記差動段の出力の振幅を制限することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の出力回路。
  13. 前記比較器は、差動段と、前記差動段の出力を受ける増幅段とを含み、
    前記制限素子は、前記比較の結果を示す信号としての前記増幅段の出力の振幅を制限することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の出力回路。
  14. 複数の画素と、請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載の出力回路とを有し、
    前記複数の画素は入射する光に応じた電荷を生成し、
    前記電荷に基づく信号を前記入力信号とすることを特徴とする光電変換装置。
  15. 請求項14に記載の光電変換装置と、
    前記出力回路が出力する信号を用いて画像を生成する信号処理部と、を有することを特徴とする光電変換システム。
  16. 請求項14に記載の光電変換装置を備える移動体であって、
    前記光電変換装置が出力する信号を用いて前記移動体の移動を制御する制御部を有することを特徴とする移動体。
  17. 他の半導体基板に積層するための半導体基板であって、
    入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、
    前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子と、を有し、
    前記制限素子は、前記出力回路に流れる電流が変化する場合、前記電流の変化による前記振幅の変化の範囲を変更できるように調整できることを特徴とする半導体基板。
  18. 他の半導体基板に積層するための半導体基板であって、
    入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、
    前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路を有し、
    前記出力回路に電流を供給する電流源を備え、
    前記制限素子は、第一の振幅制限素子と、前記第一の振幅制限素子に直列に接続された第二の振幅制限素子と、前記第二の振幅制限素子に並列に接続されたスイッチとを有し、
    前記電流源と、前記スイッチとは制御部によって制御されることを特徴とする半導体基板。
  19. 他の半導体基板に積層するための半導体基板であって、
    入力信号と他の信号とを比較し、前記比較の結果を示す信号を出力する比較器と、
    前記比較の結果を示す信号の振幅を制限する制限素子を有する出力回路を有し、
    前記出力回路に電流を供給する電流源を備え、
    前記制限素子は、第一の振幅制限素子と、前記第一の振幅制限素子に並列に接続された第二の振幅制限素子と、前記第二の振幅制限素子に直列に接続されたスイッチとを有し、
    前記電流源と、前記スイッチとは制御部によって制御されることを特徴とする半導体基板。
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