JP2022100741A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的薄型化されることで平坦度の向上した積層セラミック電子部品であっても、積層セラミック電子部品の外観を正確に確認しうる積層セラミック電子部品を提供する。【解決手段】この発明に係る積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ10は、積層された複数のセラミック層16と複数の内部電極層18とを有する積層体12と、積層体12の側面12c、12d、12e、12fに配置され、複数の内部電極層18に接続される外部電極14、15とを備える。積層セラミックコンデンサ10の両主面のうちのいずれか一方側に位置する外部電極14、15の表面に凹部30が配置されている。【選択図】図1
Description
この発明は、積層セラミック電子部品に関する。
近年、携帯電話機や携帯音楽プレイヤーなどの電子機器の小型化や薄型化が進んでいる。電子機器には、多数の積層セラミック電子部品が搭載されているが、電子機器の小型化に伴って、基板に内蔵されたり、基板表面に実装されたりして電子機器に搭載される積層セラミック電子部品についても小型化や薄型化が進んできている。このような積層セラミックコンデンサの薄型化に伴い、積層セラミックコンデンサの強度の確保が課題となってきている。
そこで、チップの強度を向上させた積層セラミック電子部品として、特許文献1に記載されるような積層セラミックコンデンサが提案されている。この積層セラミックコンデンサは、外部の配線についてビアホールを介して連結するための一定の長さ以上の外部電極のバンド面を形成し、かつ外部電極の厚さを小さくすることにより、チップ全体におけるセラミック本体の厚さを向上させ、割れ等の破損発生を防止することができる基板内蔵用積層セラミックコンデンサである。
しかしながら、特許文献1に記載されているような基板内蔵用積層セラミックコンデンサは、薄型化するとともに外部電極の平坦性が向上するため、基板内蔵用積層セラミックコンデンサの表面の段差が小さくなる。
これにより、基板内蔵用積層セラミックコンデンサを実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、基板内蔵用積層セラミックコンデンサ表面の反射光の輝度が高くなりハレーションが発生し、正確に認識することができない場合が生じることがあった。
なお、上記の問題は特許文献1のような基板内蔵用の積層セラミックコンデンサに限らず、薄型化することで外部電極の平坦性が向上した表面実装型の積層セラミックコンデンサ全般において生じる問題である。
これにより、基板内蔵用積層セラミックコンデンサを実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、基板内蔵用積層セラミックコンデンサ表面の反射光の輝度が高くなりハレーションが発生し、正確に認識することができない場合が生じることがあった。
なお、上記の問題は特許文献1のような基板内蔵用の積層セラミックコンデンサに限らず、薄型化することで外部電極の平坦性が向上した表面実装型の積層セラミックコンデンサ全般において生じる問題である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、比較的薄型化されることで平坦度の向上した積層セラミック電子部品であっても、積層セラミック電子部品の外観を正確に確認しうる積層セラミック電子部品を提供することである。
この発明にかかる積層セラミック電子部品は、複数の積層されたセラミック層と複数の内部電極層とを含み、高さ方向に相対する第1の主面および第2の主面と、前記高さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、前記高さ方向および前記幅方向に直交する長さ方向に相対する第3の側面および第4の側面を有する積層体と、積層体の前記側面に配置される、複数の外部電極と、を有する積層セラミック電子部品であって、複数の内部電極層は、複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを有し、かつセラミック層を介して複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とが交互に積層され、第1の内部電極層は、第1の側面、第2の側面、第3の側面および第4の側面のうちの少なくとも1つの側面に引き出される第1の引出部と、第1の引出部が引き出された側面以外の少なくとも1つの側面に引き出される第2の引出部とを有し、第2の内部電極層は、第1の側面、第2の側面、第3の側面および第4の側面のうちの少なくとも1つの側面に引き出される第3の引出部と、第3の引出部が引き出された側面以外の少なくとも1つの側面に引き出される第4の引出部とを有し、複数の外部電極は、第1の引出部に接続され、第1の主面の一部、第2の主面の一部、第1の側面の一部および第3の側面の一部を覆うように配置される第1の外部電極と、第2の引出部に接続され、第1の主面の一部、第2の主面の一部、第2の側面の一部および第4の側面の一部を覆うように配置される第2の外部電極と、第3の引出部に接続され、第1の主面の一部、第2の主面の一部、第1の側面の一部および第4の側面の一部を覆うように配置される第3の外部電極と、第4の引出部に接続され、第1の主面の一部、第2の主面の一部、第2の側面の一部および第3の側面の一部を覆うように配置される第4の外部電極と、を有し、第1の主面もしくは第2の主面のいずれか一方側に位置する第1の外部電極ないし第4の外部電極の少なくとも2つ以上の外部電極の表面に凹部が配置されている、積層セラミック電子部品である。
この発明にかかる積層セラミック電子部品では、第1の主面もしくは第2の主面のいずれか一方側に位置する第1の外部電極ないし第4の外部電極の少なくとも2つ以上の外部電極の表面に凹部が配置されているので、外部電極表面の平坦度が低減することになるため、積層セラミック電子部品を実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、積層セラミック電子部品の表面の反射光の輝度を抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミック電子部品の外観を正確に認識することができる。
この発明によれば、比較的薄型化されることで平坦度の向上した積層セラミック電子部品であっても、積層セラミック電子部品の外観を正確に確認しうる積層セラミック電子部品を得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
1.第1の実施の形態
(1)積層セラミック電子部品
この発明の積層セラミック電子部品の例として、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサについて説明する。
図1は、の発明にかかる積層セラミック電子部品としての第1の実施の形態の積層セラミックコンデンサを示す外観斜視図である。図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサの上面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサの下面図である。図4は、図1に示す積層セラミックコンデンサの線IV-IVにおける断面図である。図5は、図1に示す積層セラミックコンデンサの線V-Vにおける断面図である。図6は、図1に示す積層セラミックコンデンサの線VI-VIにおける断面図である。図7は、図1ないし図6に示す積層体の分解斜視図である。図8は、図1に示す積層セラミックコンデンサの内部電極層のパターンを示し、図8(a)は第1の内部電極層のパターンを示し、図8(b)第2の内部電極層のパターンを示す。
(1)積層セラミック電子部品
この発明の積層セラミック電子部品の例として、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサについて説明する。
図1は、の発明にかかる積層セラミック電子部品としての第1の実施の形態の積層セラミックコンデンサを示す外観斜視図である。図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサの上面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサの下面図である。図4は、図1に示す積層セラミックコンデンサの線IV-IVにおける断面図である。図5は、図1に示す積層セラミックコンデンサの線V-Vにおける断面図である。図6は、図1に示す積層セラミックコンデンサの線VI-VIにおける断面図である。図7は、図1ないし図6に示す積層体の分解斜視図である。図8は、図1に示す積層セラミックコンデンサの内部電極層のパターンを示し、図8(a)は第1の内部電極層のパターンを示し、図8(b)第2の内部電極層のパターンを示す。
積層セラミックコンデンサ10は、直方体状の積層体12と、外部電極14、15とを含む。
積層体12は、複数のセラミック層16および複数の内部電極層18を含む。積層体12は、高さ方向xに互いに対向する第1の主面12aと第2の主面12bと、高さ方向xに直交する長さ方向yに対向し互いに対向する第1の側面12cおよび第2の側面12dと、高さ方向xおよび長さ方向yに直交する幅方向zに互いに対向する第3の側面12eおよび第4の側面12fとを有する。第1の主面12aおよび第2の主面12bは、それぞれ、長さ方向yおよび幅方向zに沿って延在する。第1の側面12cおよび第2の側面12dは、それぞれ、高さ方向xおよび幅方向zに沿って延在する。第3の側面12eおよび第4の側面12fは、それぞれ、高さ方向xおよび長さ方向yに沿って延在する。したがって、高さ方向xとは、第1の主面12aと第2の主面12bとを結んだ方向であり、長さ方向yとは、第1の側面12cと第2の側面12dとを結んだ方向であり、幅方向zとは、第3の側面12eと第4の側面12fとを結んだ方向である。
また、積層体12は、角部および稜線部に丸みがつけられていることが好ましい。ここで、角部は、積層体12の3面が交わる部分であり、稜線部は、積層体12の2面が交わる部分である。また、第1の主面12aおよび第2の主面12b、第1の側面12c、第2の側面12d、第3の側面12eおよび第4の側面12fの一部または全部に凹凸などが形成されていてもよい。
セラミック層16の枚数は、外層も含み、10枚以上700枚以下であることが好ましい。
積層体12は、単数もしくは複数枚のセラミック層16とそれらの上に配置される複数枚の内部電極層18から構成される内層部20を有する。内層部20では、複数枚の内部電極層18が対向している。
積層体12は、第1の主面12a側に位置し、第1の主面12aと第1の主面12a側の内層部20の最表面とその最表面の一直線上との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第1の主面側外層部22aを有する。
同様に、積層体12は、第2の主面12b側に位置し、第2の主面12bと第2の主面12b側の内層部20の最表面とその最表面の一直線上との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第2の主面側外層部22bを有する。
同様に、積層体12は、第2の主面12b側に位置し、第2の主面12bと第2の主面12b側の内層部20の最表面とその最表面の一直線上との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第2の主面側外層部22bを有する。
積層体12は、第1の側面12c側に位置し、第1の側面12cと第1の側面12c側の内層部20の最表面との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第1の側面側外層部23aを有する。
同様に、積層体12は、第2の側面12d側に位置し、第2の側面12dと第2の側面12d側の内層部20の最表面との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第2の側面側外層部23bを有する。
同様に、積層体12は、第2の側面12d側に位置し、第2の側面12dと第2の側面12d側の内層部20の最表面との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第2の側面側外層部23bを有する。
積層体12は、第3の側面側12e側に位置し、第3の側面12eと第3の側面12e側の内層部20の最表面との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第3の側面側外層部23cを有する。
同様に、積層体12は、第4の側面12f側に位置し、第4の側面12fと第4の側面12f側の内層部20の最表面との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第4の側面側外層部23dを有する。
同様に、積層体12は、第4の側面12f側に位置し、第4の側面12fと第4の側面12f側の内層部20の最表面との間に位置する複数のセラミック層16から形成される第4の側面側外層部23dを有する。
第1の主面側外層部22aは、積層体12の第1の主面12a側に位置し、第1の主面12aと最も第1の主面12aに近い内部電極層18との間に位置する複数枚のセラミック層16との間に位置する複数枚のセラミック層16との集合体である。
第2の主面側外層部22bは、積層体12の第2の主面12b側に位置し、第2の主面12bと最も第2の主面12bに近い内部電極層18との間に位置する複数枚のセラミック層16との間に位置する複数枚のセラミック層16との集合体である。
第2の主面側外層部22bは、積層体12の第2の主面12b側に位置し、第2の主面12bと最も第2の主面12bに近い内部電極層18との間に位置する複数枚のセラミック層16との間に位置する複数枚のセラミック層16との集合体である。
ここで、図10に示すように、積層体12の長さ方向yの寸法を寸法lとしたとき、寸法lは、0.43mm以上0.73mm以下であり、幅方向zの寸法を寸法wとしたとき、寸法wと寸法lとの関係は、0.85≦w/l≦1.0であり、高さ方向xの寸法をt寸法としたとき、t寸法は、50μm以上90μm以下であることが好ましい。
セラミック層16は、たとえば、セラミック材料として、誘電体材料により形成することができる。このような誘電体材料としては、たとえば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、またはCaZrO3などの成分を含む誘電体セラミックを用いることができる。上記の誘電体材料を主成分として含む場合、所望する積層体12の特性に応じて、たとえば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの主成分よりも含有量の少ない副成分を添加したものを用いてもよい。
なお、積層体12に、圧電体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、セラミック圧電素子として機能する。圧電セラミック材料の具体例としては、たとえば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体12に、半導体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、サーミスタ素子として機能する。半導体セラミック材料の具体例としては、たとえば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体12に、磁性体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、インダクタ素子として機能する。また、インダクタ素子として機能する場合は、内部電極層18は、コイル状の導体となる。磁性体セラミック材料の具体例としては、たとえば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
また、積層体12に、半導体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、サーミスタ素子として機能する。半導体セラミック材料の具体例としては、たとえば、スピネル系セラミック材料などが挙げられる。
また、積層体12に、磁性体セラミックを用いた場合、積層セラミック電子部品は、インダクタ素子として機能する。また、インダクタ素子として機能する場合は、内部電極層18は、コイル状の導体となる。磁性体セラミック材料の具体例としては、たとえば、フェライトセラミック材料などが挙げられる。
内部電極層18に挟まれたセラミック層16の平均厚みは0.4μm以上5μm以下であることが好ましい。
積層セラミックコンデンサ10では、図4ないし図6に示すように、積層体12内において、内部電極層18が、セラミック層16を介して交互に積層されている。
積層体12は、複数の内部電極層18として、複数の第1の内部電極層18aおよび複数の第2の内部電極層18bを有する。第1の内部電極層18aと第2の内部電極層18bは、セラミック層16を介して交互に積層される。
第1の内部電極層18aは、セラミック層16の表面に配置される。また、第1の内部電極層18aは、第1の主面12aおよび第2の主面12bに対向する第1の対向部24aを有し、第1の主面12aと第2の主面12bとを結ぶ方向に積層されている。
また、第2の内部電極層18bは、第1の内部電極層18aが配置されるセラミック層16と異なるセラミック層16の表面に配置される。第2の内部電極層18bは、第1の主面12aおよび第2の主面12bに対向する第2の対向部24bを有し、第1の主面12aと第2の主面12bとを結ぶ方向に積層されている。
第1の内部電極層18aは、第1の引出部26aによって積層体12の第1の側面12cおよび第3の側面12eに引き出され、第2の引出部26bによって積層体12の第2の側面12dおよび第4の側面12fに引き出される。第1の引出部26aが第1の側面12cに引き出される幅は、第3の側面12eに引き出される幅とほぼ等しくてもよく、第2の引出部26bが第2の側面12dに引き出される幅は、第4の側面12fに引き出される幅とほぼ等しくてもよい。
すなわち、第1の引出部26aは、積層体12の第3の側面12e側に引き出され、第2の引出部26bは、積層体12の第4の側面12f側に引き出される。
すなわち、第1の引出部26aは、積層体12の第3の側面12e側に引き出され、第2の引出部26bは、積層体12の第4の側面12f側に引き出される。
第2の内部電極層18bは、第3の引出部28aによって積層体12の第1の側面12cおよび第4の側面12fに引き出され、第4の引出部28bによって積層体12の第2の側面12dおよび第3の側面12eに引き出される。第3の引出部28aが第1の側面12cに引き出される幅は、第4の側面12fに引き出される幅とほぼ等しくてもよく、第4の引出部28bが第2の側面12dに引き出される幅は、第3の側面12eに引き出される幅とほぼ等しくてもよい。
すなわち、第3の引出部28aは、積層体12の第4の側面12f側に引き出され、第4の引出部28bは、積層体12の第3の側面12e側に引き出される。
すなわち、第3の引出部28aは、積層体12の第4の側面12f側に引き出され、第4の引出部28bは、積層体12の第3の側面12e側に引き出される。
第1の内部電極層18aの第1の対向部24aの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに斜形成してよい。
第2の内部電極層18bの第2の対向部24bの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに斜形成してよい。
第2の内部電極層18bの第2の対向部24bの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに斜形成してよい。
第1の内部電極層18aの第1の引出部26aの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第1の内部電極層18aの第2の引出部26bの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第2の内部電極層18bの第3の引出部28aの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第2の内部電極層18bの第4の引出部28bの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第1の内部電極層18aの第2の引出部26bの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第2の内部電極層18bの第3の引出部28aの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第2の内部電極層18bの第4の引出部28bの形状は、特に限定されないが矩形状であることが好ましい。もっとも、コーナー部を丸められていたり、コーナー部を斜めに形成してよい(テーパー状)。また、どちらかに向かうにつれて傾斜がついているテーパー状であってもよい。
第1の内部電極層18aの第1の対向部24aの幅と、第1の内部電極層18aの第1の引出部26aの幅とでは、第1の引出部26aの幅の方が小さい。
第1の内部電極層18aの第1の対向部24aの幅と、第1の内部電極層18aの第2の引出部26bの幅とでは、第2の引出部26bの幅の方が小さい。
第2の内部電極層18bの第2の対向部24bの幅と、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aの幅とでは、第3の引出部28aの幅の方が小さい。
第2の内部電極層18bの第2の対向部24bの幅と、第2の内部電極層18bの第4の引出部28bの幅とでは、第4の引出部28bの幅の方が小さい。
第1の内部電極層18aの第1の対向部24aの幅と、第1の内部電極層18aの第2の引出部26bの幅とでは、第2の引出部26bの幅の方が小さい。
第2の内部電極層18bの第2の対向部24bの幅と、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aの幅とでは、第3の引出部28aの幅の方が小さい。
第2の内部電極層18bの第2の対向部24bの幅と、第2の内部電極層18bの第4の引出部28bの幅とでは、第4の引出部28bの幅の方が小さい。
内部電極層18の材料としては、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属や、これらの金属の一種を含むたとえばAg-Pd合金などの合金により構成することができる。内部電極層18の積層枚数は、10枚以上700枚以下であることが好ましい。内部電極層18の平均厚みは、0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
積層体12の第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cないし第4の側面12fには、複数の外部電極14、15が形成される。
外部電極14は、第1の内部電極層18aの第1の引出部26aに電気的に接続されるようにして形成される第1の外部電極14aと、第2の引出部26bに電気的に接続されるようにして形成される第2の外部電極14bとを有する。
第1の外部電極14aは、第1の側面12cおよび第3の側面12eにおいて第1の引出部26aを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部を覆うように配置されている。また、第2の外部電極14bは、第2の側面12dおよび第4の側面12fにおいて第2の引出部26bを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部を覆うように配置されている。
外部電極15は、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aに電気的に接続されるようにして形成される第3の外部電極15aと、第4の引出部28bに電気的に接続されるようにして形成される第4の外部電極15bとを有する。
第3の外部電極15aは、第1の側面12cおよび第4の側面12fにおいて第3の引出部28aを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部を覆うように配置されている。また、第4の外部電極15bは、第2の側面12dおよび第3の側面12eにおいて第4の引出部28bを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部を覆うように配置されている。
積層体12内においては、第1の対向部24aと第2の対向部24bとがセラミック層16を介して対向することにより、電気特性(たとえば、静電容量)が発生する。そのため、第1の内部電極層18aが接続された第1の外部電極14aおよび第2の外部電極14bと第2の内部電極層18bが接続された第3の外部電極15aおよび第4の外部電極15bとの間に、静電容量を得ることができる。したがって、このような構造の積層セラミックコンデンサ10は、コンデンサとして機能する。
第1の主面12aもしくは第2の主面12bのいずれか一方側に位置する第1の外部電極14a、第2の外部電極14b、第3の外部電極15aおよび第4の外部電極15bの少なくとも2つ以上の外部電極14、15の表面には、凹部30が配置されている。これにより、外部電極表面の平坦度が低減することとなるため、積層セラミックコンデンサ10を実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、積層セラミックコンデンサ10の表面の反射光の輝度を抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサ10の外観を正確に認識することができる。
凹部30の大きさ(面積)は、凹部30が配置される第1の主面12aもしくは第2の主面12b上の外部電極14、15の面積の1.1%以上34.9%以下であることが好ましい。これにより、外部電極表面の平坦度が低減し、反射光の輝度を抑えることができるため、より効果的にハレーションを抑制することができる。その結果、積層セラミックコンデンサ10の外観をより正確に認識することができる。
凹部30の大きさが、凹部30が配置される第1の主面12aもしくは第2の主面12b上の外部電極14、15の面積の1.1%よりも小さくなった場合、外部電極表面の反射光の輝度抑制にはつながらず、実装時に外部電極14、15においてハレーションが発生し、積層セラミックコンデンサ10の外観をより正確に認識することができず、外観チップ検出不具合が生じる場合がある。また、凹部30の大きさが、凹部30が配置される第1の主面12aもしくは第2の主面12b上の外部電極14、15の面積の34.9%よりも大きくなった場合、外部電極表面の外観不良となり、半田実装性等の不具合が生じる場合がある。
凹部30の大きさ(面積)の算出方法は、以下のようにして算出される。
すなわち、外部電極表面の凹部30の面積の算出方法としては、まず、積層セラミックコンデンサ10のLW面において、外部電極14、15に凹部30がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ10全体の高さ方向のプロファイルを測定する。
その後、凹部30の部分の長さ方向yと幅方向zの最大長を測定し、それらを乗算することによって、凹部30の大きさ(面積)を算出する。なお、凹部30の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とする。
すなわち、外部電極表面の凹部30の面積の算出方法としては、まず、積層セラミックコンデンサ10のLW面において、外部電極14、15に凹部30がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ10全体の高さ方向のプロファイルを測定する。
その後、凹部30の部分の長さ方向yと幅方向zの最大長を測定し、それらを乗算することによって、凹部30の大きさ(面積)を算出する。なお、凹部30の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とする。
凹部30の深さは、後述する第3のめっき層48の厚みに対して2.5%以上40%以下であることが好ましい。言い換えると、凹部30は第3のめっき層48を貫通しない程度に設けられている。これにより、外部電極表面の平坦度が低減し、反射光の輝度を抑えることができ、ハレーション抑制の効果を得ることができる。
凹部30の深さは、後述する第3のめっき層48の厚みに対して2.5%よりも小さくなった場合、外部電極表面の反射光の輝度抑制にはつながらず、実装時にハレーションによるチップ検出の不具合が生じる場合がある。また、凹部30の深さは、第3のめっき層48の厚みに対して40%よりも大きくなった場合、外部電極表面の外観不良となり、半田実装性等の不具合が生じたり、積層体12にダメージが伝わり、構造欠陥が生じたりする場合がある。
なお、凹部30の形状は特に限定されない。
第3のめっき層48の厚みと凹部30の深さの算出方法は、以下のようにして算出される。
すなわち、まず、第3のめっき層48の厚みの算出方法としては、積層セラミックコンデンサ10を第1の側面12cないし第4の側面12fのいずれかの面から、研磨する側面とほぼ平行になるように研磨を行い、図4に示すような断面(LT断面)を露出させる。露出させた断面において、第3のめっき層48の第1の主面12aと第2の主面12bを結ぶ高さ方向に沿った厚みは、マイクロスコープを用いて測定することができる。
次に、凹部30の深さの算出方法としては、上記の露出された断面において、外部電極14、15の最表面の基準線から凹部30の最下点までの垂線の長さをマイクロスコープを用いて測定することができる。なお、上記の露出された断面は、凹部30の部分の長さ方向yまたは幅方向zの長さの1/2となる位置の断面(LT断面)を露出させる。
すなわち、まず、第3のめっき層48の厚みの算出方法としては、積層セラミックコンデンサ10を第1の側面12cないし第4の側面12fのいずれかの面から、研磨する側面とほぼ平行になるように研磨を行い、図4に示すような断面(LT断面)を露出させる。露出させた断面において、第3のめっき層48の第1の主面12aと第2の主面12bを結ぶ高さ方向に沿った厚みは、マイクロスコープを用いて測定することができる。
次に、凹部30の深さの算出方法としては、上記の露出された断面において、外部電極14、15の最表面の基準線から凹部30の最下点までの垂線の長さをマイクロスコープを用いて測定することができる。なお、上記の露出された断面は、凹部30の部分の長さ方向yまたは幅方向zの長さの1/2となる位置の断面(LT断面)を露出させる。
そして、上記で算出した第3のめっき層48の厚みと凹部30の深さから凹部30の第3のめっき層48に対する比率を算出することができる。
凹部30の直径は、20μm以上150μm以下であることが好ましい。
なお、凹部30の直径は、以下の方法により測定される。
すなわち、まず、積層セラミックコンデンサ10のLW面において、外部電極14、15に打痕がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ10全体の高さ方向のプロファイルを測定する。
その後、凹部30の部分の長さ方向yと幅方向zの最大長を測定し、それらの平均値を凹部30の直径とする。なお、凹部30の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とする。
すなわち、まず、積層セラミックコンデンサ10のLW面において、外部電極14、15に打痕がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ10全体の高さ方向のプロファイルを測定する。
その後、凹部30の部分の長さ方向yと幅方向zの最大長を測定し、それらの平均値を凹部30の直径とする。なお、凹部30の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とする。
凹部30を設ける位置は特に限定されないが、外部電極中央部に設けることが好ましい。
凹部30は、複数個配置されていてもよいが、各外部電極14、15表面に対して少なくとも1つの凹部30が配置されていることが好ましい。
凹部30は、複数個配置されていてもよいが、各外部電極14、15表面に対して少なくとも1つの凹部30が配置されていることが好ましい。
外部電極14、15は、積層体12側から順に、下地電極層40およびめっき層42を有する。
下地電極層40は、Ni、Cr、Cu、Tiから選ばれる少なくとも1つを含む薄膜電極であることが好ましい。なお、薄膜電極はスパッタリング法または蒸着法等の薄膜形成法により形成されていることが好ましい。
下地電極層40は、第1の主面の一部、第2の主面上の一部を覆うように形成される。
下地電極層40の厚みは、50nm以上400nm以下であることが好ましく、50nm以上130nm以下であることがさらに好ましい。
下地電極層40は、第1の主面の一部、第2の主面上の一部を覆うように形成される。
下地電極層40の厚みは、50nm以上400nm以下であることが好ましく、50nm以上130nm以下であることがさらに好ましい。
めっき層42は、下地電極層40上かつ第1の側面12cないし第4の側面12d上に配置される第1のめっき層44と、第1のめっき層44上に配置される第2のめっき層46と、第2のめっき層46上に配置される第3のめっき層48とを有していることが好ましい。これにより、外部電極14、15における信頼性を確保することができる。
第1のめっき層44は、Cuめっき層からなることが好ましい。これにより、めっき液等の水分浸入を抑制することができる。
第1のめっき層44は、下地電極層40上と第1の側面12cの一部および第2の側面12bの一部、第3の側面12eの一部、第4の側面12fの一部を覆うように形成される。
第1のめっき層44の厚みは、2μm以上8μm以下程度であることが好ましい。
第1のめっき層44は、下地電極層40上と第1の側面12cの一部および第2の側面12bの一部、第3の側面12eの一部、第4の側面12fの一部を覆うように形成される。
第1のめっき層44の厚みは、2μm以上8μm以下程度であることが好ましい。
第2のめっき層46は、Niめっき層からなることが好ましい。これにより、下層めっき層が積層セラミックコンデンサ10を実装する際のはんだによって侵食されることを防止することができる。
第2のめっき層46は、第1のめっき層44を覆うように配置される。
第2のめっき層46の厚みは、2μm以上4μm以下程度であることが好ましい。
第2のめっき層46は、第1のめっき層44を覆うように配置される。
第2のめっき層46の厚みは、2μm以上4μm以下程度であることが好ましい。
第3のめっき層48は、Snめっき層であることが好ましい。これにより、積層セラミックコンデンサ10を実装する際のはんだの濡れ性を向上させ、積層セラミックコンデンサ10を容易に実装することができる。
第3のめっき層48は、第2のめっき層46を覆うように配置される。
第3のめっき層48の厚みは、2μm以上4μm以下程度であることが好ましい。
第3のめっき層48は、第2のめっき層46を覆うように配置される。
第3のめっき層48の厚みは、2μm以上4μm以下程度であることが好ましい。
なお、積層セラミックコンデンサ10の長さ方向yの寸法をL寸法とし、積層体12、外部電極14、15を含む積層セラミックコンデンサ10の高さ方向xの寸法をT寸法とし、積層体12、外部電極14、15を含む積層セラミックコンデンサ10の幅方向zの寸法をW寸法とする。
積層セラミックコンデンサ10の長さ方向yのL寸法は、0.45mm以上0.75mm以下であることが好ましい。
積層セラミックコンデンサ10の高さ方向xのT寸法は、70μm以上110μm以下であることが好ましい。
積層セラミックコンデンサ10の幅方向zのW寸法は0.85≦W/L≦1.0を満たすW寸法であることが好ましい。5.0mm以下、高さ方向xのT寸法が0.04mm以上0.3mm以下である。
また、積層セラミックコンデンサ10の寸法は、マイクロスコープにより測定することができる。
積層セラミックコンデンサ10の長さ方向yのL寸法は、0.45mm以上0.75mm以下であることが好ましい。
積層セラミックコンデンサ10の高さ方向xのT寸法は、70μm以上110μm以下であることが好ましい。
積層セラミックコンデンサ10の幅方向zのW寸法は0.85≦W/L≦1.0を満たすW寸法であることが好ましい。5.0mm以下、高さ方向xのT寸法が0.04mm以上0.3mm以下である。
また、積層セラミックコンデンサ10の寸法は、マイクロスコープにより測定することができる。
図1に示す積層セラミックコンデンサ10によれば、第1の主面12aもしくは第2の主面12bのいずれか一方側に位置する第1の外部電極14a、第2の外部電極14b、第3の外部電極15aおよび第4の外部電極15bの表面に凹部30が配置されているので、外部電極表面の平坦度が低減することになるため、積層セラミックコンデンサ10を実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、積層セラミックコンデンサ10の表面の反射光の輝度を抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサ10の外観を正確に認識することができる。
また、図1に示す積層セラミックコンデンサ10では、凹部30の面積と外部電極表面の面積との比が1.1%以上34.9%であると、積層セラミックコンデンサ10の表面の反射光の輝度をより抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサ10の外観をより正確に認識することができる。
さらに、図1に示す積層セラミックコンデンサ10では、凹部30の深さと第3のめっき層48の厚みとの比が2.5%以上40%以下であると、積層セラミックコンデンサ10の表面の反射光の輝度をより抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサ10の外観をより正確に認識することができる。
次に、この発明にかかる第1の実施の形態の変形例にかかる積層セラミックコンデンサについて説明する。図9は、この発明にかかる第1の実施の形態の変形例にかかる積層セラミックコンデンサであって、図9(a)はその外観斜視図であり、図9(b)はその下面図である。図9に示す積層セラミックコンデンサ10’において、図1ないし図5に示した積層セラミックコンデンサ10および図1ないし図8に示した積層セラミックコンデンサ10と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施の形態の変形例にかかる積層セラミックコンデンサ10’は、外部電極が積層体12の第2の主面12bには配置されていない点で、積層セラミックコンデンサ10とは異なる。
積層セラミックコンデンサ10’は、直方体状の積層体12と、外部電極14’、15’とを含む。
外部電極14’は、第1の内部電極層18aの第1の引出部26aに電気的に接続されるようにして形成される第1の外部電極14a’と、第2の引出部26bに電気的に接続されるようにして形成される第2の外部電極14b’とを有する。
第1の外部電極14a’は、第1の側面12cおよび第3の側面12eにおいて第1の引出部26aを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aの一部を覆うように配置されている。また、第2の外部電極14b’は、第2の側面12dおよび第4の側面12fにおいて第2の引出部26bを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aの一部を覆うように配置されている。
外部電極15’は、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aに電気的に接続されるようにして形成される第3の外部電極15a’と、第4の引出部28bに電気的に接続されるようにして形成される第4の外部電極15b’とを有する。
第3の外部電極15a’は、第1の側面12cおよび第4の側面12fにおいて第3の引出部28aを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aの一部を覆うように配置されている。また、第4の外部電極15b’は、第2の側面12dおよび第3の側面12eにおいて第4の引出部28bを覆うように配置され、さらに、第1の主面12aの一部を覆うように配置されている。
第1の主面12aに位置する第1の外部電極14a’、第2の外部電極14b’、第3の外部電極15a’および第4の外部電極15b’の少なくとも2つ以上の外部電極14’、15’の表面に凹部30が配置されている。これにより、外部電極表面の平坦度が低減することとなるため、積層セラミックコンデンサ10’を実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、積層セラミックコンデンサ10’の表面の反射光の輝度を抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサ10’の外観を正確に認識することができる。
外部電極14’、15’は、積層体12側から順に、下地電極層40およびめっき層42を有することが好ましい。
図9に示す積層セラミックコンデンサ10’では、上述の積層セラミックコンデンサ10と同様の効果を奏するとともに、以下の効果を奏する。
すなわち、第2の主面12bの表面に、外部電極14’、15’が形成されていないので、その厚みがない分、積層体12の厚みを厚くすることができ、積層セラミックコンデンサ10’の強度の向上、および体積当りの静電容量の向上が可能となる。また、実装時に、半田が積層セラミックコンデンサ10’の上面(第2の主面12b)に濡れ上がることを抑制することができるため、その分、さらに、積層体12の厚みを厚くすることができる。
また、積層セラミックコンデンサ10’の高さ方向xのT寸法を小さくすることができ、その結果、より薄型化した積層セラミックコンデンサ10’を得られうる。
すなわち、第2の主面12bの表面に、外部電極14’、15’が形成されていないので、その厚みがない分、積層体12の厚みを厚くすることができ、積層セラミックコンデンサ10’の強度の向上、および体積当りの静電容量の向上が可能となる。また、実装時に、半田が積層セラミックコンデンサ10’の上面(第2の主面12b)に濡れ上がることを抑制することができるため、その分、さらに、積層体12の厚みを厚くすることができる。
また、積層セラミックコンデンサ10’の高さ方向xのT寸法を小さくすることができ、その結果、より薄型化した積層セラミックコンデンサ10’を得られうる。
(2)積層セラミックコンデンサの製造方法
次に、積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ10、10’の製造方法について説明する。
次に、積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ10、10’の製造方法について説明する。
まず、セラミックグリーンシートと、内部電極用の導電性ペーストとを準備する。セラミックグリーンシートや内部電極用の導電性ペーストは、バインダ(たとえば、公知の有機バインダなど)および溶剤(たとえば、有機溶剤など)を含む。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえば、グラビア印刷などによって、所定のパターンで導電性ペーストを印刷し、図8に示すような内部電極パターンが形成される。具体的には、セラミックグリーンシート上に、導電性材料からなるペーストをグラビア法などの方法で塗布することにより、導電性ペースト層が形成される。導電性材料からなるペーストは、たとえば、金属粉末に有機バインダおよび有機溶剤が加えられたものである。また、内部電極パターンが印刷されていない外層用のセラミックグリーンシートも作製する。
そして、これらの内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを用いて、積層シートが作製される。すなわち、内部電極パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを積層し、その上に図8(a)に示すような第1の内部電極層18aに対応する内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートと図8(b)に示すような第2の内部電極層18bに対応する内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートとを交互に積層し、さらに内部電極パターンが形成されていないセラミッククグリーンシートを積層することによって、積層シートが作製される。続いて、この積層体シートは、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着させて、積層体ブロックを作製する。
さらに、積層シートを静水圧プレスなどの手段により積層方向にプレスし、積層ブロックを作製する。
つづいて、積層ブロックを所定のサイズにカットすることにより積層チップを作製する。このとき、バレル研磨などにより積層チップの角部および稜線部に丸みが形成されてもよい。
次に、積層チップを焼成することにより、図10に示すような、積層体12を作製する。焼成温度は、セラミックや内部電極の材料にもよるが、900℃以上1300℃以下であることが好ましい。
このとき、図10に示すように、積層体12の第1の側面12cおよび第3の側面12eからは、第1の内部電極層18aの第1の引出部26aが露出し、積層体12の第1の側面12cおよび第4の側面12fからは、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aが露出している。また、積層体12の第2の側面12dおよび第4の側面12fからは、第1の内部電極層18aの第2の引出部26bが露出し、積層体12の第2の側面12dおよび第3の側面12eからは、第2の内部電極層18bの第4の引出部28bが露出している。
つづいて、積層体12に外部電極14、15が形成される。
すなわち、図11に示すように、第1の内部電極層18aの第1の引出部26aを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。また、下地電極層40として、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aを覆うための下地電極層40を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。このとき、側面への回り込みはほとんどない。
すなわち、図11に示すように、第1の内部電極層18aの第1の引出部26aを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。また、下地電極層40として、第2の内部電極層18bの第3の引出部28aを覆うための下地電極層40を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。このとき、側面への回り込みはほとんどない。
同様に、第1の内部電極層18aの第2の引出部26bを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。また、第2の内部電極層18bの第4の引出部28bを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。このとき、側面への回り込みはほとんどない。
つづいて、図12に示すように、積層体12の第1の側面12cおよび第3の側面12eから露出している第1の内部電極層18aの第1の引出部26aおよび下地電極層40を覆うようにして、第1の側面12cおよび第3の側面12eの一部の表面、ならびに第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。また、積層体12の第1の側面12cおよび第4の側面12fから露出している第2の内部電極層18bの第3の引出部28aを覆うようにして、第1の側面12cおよび第4の側面12fの一部の表面、ならびに第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
同様に、積層体12の第2の側面12dおよび第4の側面12fから露出している第1の内部電極層18aの第2の引出部26bを覆うようにして、第2の側面12dおよび第4の側面12fの一部の表面、ならびに第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。また、積層体12の第2の側面12dおよび第3の側面12eから露出している第2の内部電極層18bの第4の引出部28bを覆うようにして、第2の側面12dおよび第3の側面12eの一部の表面、ならびに第1の主面12aおよび第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
なお、積層セラミックコンデンサ10’のように、第2の主面12bに外部電極が配置されないような外部電極14’、15’を形成する場合は、第2の主面12bに下地電極層40は形成されない。
そして、それぞれの第1のめっき層44の表面を覆うように、第2のめっき層46が形成される。このとき、第2のめっき層46は、たとえば、Niめっき層が形成される。
さらに、第2のめっき層46の表面を覆うように、第3のめっき層48が形成される。このとき、第3のめっき層48は、たとえば、Snめっき層で形成される。
続いて、第1の主面12aあるいは第2の主面12b上に位置する外部電極14、15の表面に凹部30を形成する。
凹部30の形成方法は、外部電極14、15の表面において凹部30を形成したい部分に対して、切削可能な金属製の棒を押し当てることにより凹部30を形成する。この際、金属製の棒の径の大きさや押し込み量を変更することによって、凹部30の深さ、直径および面積を調整するように変えることができる。
凹部30の形成方法は、外部電極14、15の表面において凹部30を形成したい部分に対して、切削可能な金属製の棒を押し当てることにより凹部30を形成する。この際、金属製の棒の径の大きさや押し込み量を変更することによって、凹部30の深さ、直径および面積を調整するように変えることができる。
以上のようにして、図1に示すような積層セラミックコンデンサ10あるいは図9に示すような積層セラミックコンデンサ10’が製造される。
2.第2の実施の形態
(1)積層セラミック電子部品
この発明の積層セラミック電子部品として、第2の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサについて説明する。
図13は、この発明にかかる積層セラミック電子部品としての第2の実施の形態の積層セラミックコンデンサを示す外観斜視図である。図14は、図13に示す積層セラミックコンデンサの線XIV-XIVにおける断面図である。図15は、図13に示す積層セラミックコンデンサの線XV-XVにおける断面図である。図16は、図13に示す積層セラミックコンデンサの線XVI-XVIにおける断面図である。図17は、図13ないし図16に示す積層体の分解斜視図である。図18は、図13に示す積層セラミックコンデンサの内部電極層のパターンを示し、図13(a)は第1の内部電極層のパターンを示し、図13(b)は第2の内部電極層のパターンを示す。なお、図13ないし図18に示す積層セラミックコンデンサ110において、図1ないし図5に示した積層セラミックコンデンサ10と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(1)積層セラミック電子部品
この発明の積層セラミック電子部品として、第2の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサについて説明する。
図13は、この発明にかかる積層セラミック電子部品としての第2の実施の形態の積層セラミックコンデンサを示す外観斜視図である。図14は、図13に示す積層セラミックコンデンサの線XIV-XIVにおける断面図である。図15は、図13に示す積層セラミックコンデンサの線XV-XVにおける断面図である。図16は、図13に示す積層セラミックコンデンサの線XVI-XVIにおける断面図である。図17は、図13ないし図16に示す積層体の分解斜視図である。図18は、図13に示す積層セラミックコンデンサの内部電極層のパターンを示し、図13(a)は第1の内部電極層のパターンを示し、図13(b)は第2の内部電極層のパターンを示す。なお、図13ないし図18に示す積層セラミックコンデンサ110において、図1ないし図5に示した積層セラミックコンデンサ10と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
積層セラミックコンデンサ110は、直方体状の積層体12と、外部電極114、115とを含む。
積層体12は、複数のセラミック層16および複数の内部電極層118を含む。
積層セラミックコンデンサ10では、図14ないし図16に示すように、積層体12内において、内部電極層118が、セラミック層16を介して交互に積層されている。
積層体12は、複数の内部電極層118として、複数の第1の内部電極層118aおよび複数の第2の内部電極層118bを有する。第1の内部電極層118aと第2の内部電極層118bは、セラミック層16を介して交互に積層される。
第1の内部電極層118aは、セラミック層16の表面に配置される。また、第1の内部電極層118aは、第1の主面12aおよび第2の主面12bに対向する第1の対向部24aを有し、第1の主面12aと第2の主面12bとを結ぶ方向に積層されている。
また、第2の内部電極層118bは、第1の内部電極層118aが配置されるセラミック層16と異なるセラミック層16の表面に配置される。第2の内部電極層118bは、第1の主面12aおよび第2の主面12bに対向する第2の対向部24bを有し、第1の主面12aと第2の主面12bとを結ぶ方向に積層されている。
第1の内部電極層118aは、第1の引出部26aによって積層体12の第1の側面12cに引き出され、第2の引出部26bによって積層体12の第2の側面12dに引き出される。第1の引出部26aは、積層体12の第3の側面12e側に引き出され、第2の引出部26bは、積層体12の第4の側面12f側に引き出される。
第2の内部電極層118bは、第3の引出部28aによって積層体12の第1の側面12cに引き出され、第4の引出部28bによって積層体12の第2の側面12dに引き出される。第3の引出部28aは、積層体12の第4の側面12f側に引き出され、第4の引出部28bは、積層体12の第3の側面12c側に引き出される。
第1の内部電極層118aおよび第2の内部電極層118bは、積層体12の第3の側面12eおよび第4の側面12fには露出していない。
第2の内部電極層118bは、第3の引出部28aによって積層体12の第1の側面12cに引き出され、第4の引出部28bによって積層体12の第2の側面12dに引き出される。第3の引出部28aは、積層体12の第4の側面12f側に引き出され、第4の引出部28bは、積層体12の第3の側面12c側に引き出される。
第1の内部電極層118aおよび第2の内部電極層118bは、積層体12の第3の側面12eおよび第4の側面12fには露出していない。
なお、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aは、第1の側面12c、第2の側面12d、第3の側面eおよび第4の側面12fのうちの1つの側面に引き出されてもよく、その場合、第1の内部電極層118aの第2の引出部26bは、第1の引出部26aが引き出された側面以外の1つの側面に引き出されてもよい。
また、第2の内部電極層118bの第3の引出部28aは、第1の側面12c、第2の側面12d、第3の側面12eおよび第4の側面12fのうちの1つの側面に引き出されてもよく、第2の内部電極層118bの第4の引出部28bは、第3の引出部28aが引き出された側面以外の1つの側面に引き出されてもよい。
また、第2の内部電極層118bの第3の引出部28aは、第1の側面12c、第2の側面12d、第3の側面12eおよび第4の側面12fのうちの1つの側面に引き出されてもよく、第2の内部電極層118bの第4の引出部28bは、第3の引出部28aが引き出された側面以外の1つの側面に引き出されてもよい。
また、積層セラミックコンデンサ110を高さ方向xから見たとき、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aと第2の引出部26bとを結ぶ直線と、第2の内部電極層118bの第3の引出部28aと第4の引出部28bとを結ぶ直線は、交差するのが好ましい。
さらに、積層体12の側面12c、12d、12e、12fにおいて、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aと第2の内部電極層118bの第4の引出部28bとは対向する位置に引き出され、第1の内部電極層118aの第2の引出部26bと第2の内部電極層118bの第3の引出部28aとは対向する位置に引き出されるのが好ましい。
積層体12の第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dには、外部電極114、115が形成される。
外部電極114は、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aに電気的に接続されるようにして形成される第1の外部電極114aと、第2の引出部26bに電気的に接続されるようにして形成される第2の外部電極114bとを有する。
第1の外部電極114aは、第1の側面12cにおいて第1の引出部26aを覆うように配置され、第1の主面12a、第2の主面12bおよび第3の側面12eの一部を覆うように配置されている。また、第2の外部電極114bは、第2の側面12dにおいて第2の引出部26bを覆うように配置され、第1の主面12a、第2の主面12bおよび第4の側面12fの一部を覆うように配置されている。
外部電極115は、第2の内部電極層118bの第3の引出部28aに電気的に接続されるようにして形成される第3の外部電極115aと、第4の引出部28bに電気的に接続されるようにして形成される第4の外部電極115bとを有する。
第3の外部電極115aは、第1の側面12cにおいて第3の引出部28aを覆うように配置され、第1の主面12a、第2の主面12bおよび第4の側面12fの一部を覆うように配置されている。また、第4の外部電極115bは、第2の側面12dにおいて第4の引出部28bを覆うように配置され、第1の主面12a、第2の主面12bおよび第3の側面12eの一部を覆うように配置されている。
さらに、図13に示すように、内部電極層118が引き出されていない第3の側面12eまたは第4の側面12fに配置される外部電極114、115は、内部電極層118が引き出されていない側面のいずれか一方の短辺とその短辺の端部から両長辺の中間部までの部分とをコの字状に覆うことが好ましい。
積層体12内においては、第1の対向部24aと第2の対向部24bとがセラミック層16を介して対向することにより、電気特性(たとえば、静電容量)が発生する。そのため、第1の内部電極層118aが接続された第1の外部電極114aおよび第2の外部電極114bと第2の内部電極層118bが接続された第3の外部電極115aおよび第4の外部電極115bとの間に、静電容量を得ることができる。したがって、このような構造の積層セラミックコンデンサ110は、コンデンサとして機能する。
第1の主面12aもしくは第2の主面12bのいずれか一方側に位置する第1の外部電極114a、第2の外部電極114b、第3の外部電極115aおよび第4の外部電極115bの少なくとも2つ以上の外部電極114、115の表面に凹部30が配置されている。これにより、外部電極表面の平坦度が低減することとなるため、積層セラミックコンデンサ110を実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、積層セラミックコンデンサ110の表面の反射光の輝度を抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサ110の外観を正確に認識することができる。
外部電極114、115は、積層体12側から順に、下地電極層40およびめっき層42を有することが好ましい。
図13に示す積層セラミックコンデンサ110では、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10と同様の効果を奏する。
(2)積層セラミック電子部品の製造方法
次に、積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ110の製造方法について説明する。
次に、積層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデンサ110の製造方法について説明する。
まず、セラミックグリーンシートと、内部電極用の導電性ペーストとを準備する。セラミックグリーンシートや内部電極用の導電性ペーストは、バインダ(たとえば、公知の有機バインダなど)および溶剤(たとえば、有機溶剤など)を含む。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえば、グラビア印刷などによって、所定のパターンで導電性ペーストを印刷し、図18に示すような内部電極パターンが形成される。具体的には、セラミックグリーンシート上に、導電性材料からなるペーストをグラビア印刷法などの方法で塗布することにより、導電性ペースト層が形成される。導電性材料からなるペーストは、たとえば、金属粉末に有機バインダおよび有機溶剤が加えられたものである。また、内部電極パターンが印刷されていない外層用のセラミックグリーンシートも作製する。
そして、これらの内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを用いて、積層シートが作製される。すなわち、内部電極パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを積層し、その上に図18(a)に示すような第1の内部電極層118aに対応する内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートと図18(b)に示すような第2の内部電極層118bに対応する内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートとを交互に積層し、さらに内部電極パターンが形成されていないセラミッククグリーンシートを積層することによって、積層シートが作製される。続いて、この積層体シートは、静水圧プレスなどの手段により積層方向に圧着させて、積層体ブロックを作製する。
さらに、積層シートを静水圧プレスなどの手段により積層方向にプレスし、積層ブロックを作製する。
つづいて、積層ブロックを所定のサイズにカットすることにより積層チップを作製する。このとき、バレル研磨などにより積層チップの角部および稜線部に丸みが形成されてもよい。
次に、積層チップを焼成することにより、図19に示すような、積層体12を作製する。焼成温度は、セラミックや内部電極の材料にもよるが、900℃以上1300℃以下であることが好ましい。
このとき、図20に示すように、積層体12の第1の側面12cからは、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aおよび第2の内部電極層118bの第3の引出部28aが露出している。また、積層体12の第2の側面12dからは、第1の内部電極層118aの第2の引出部26bおよび第2の内部電極層118bの第4の引出部28bが露出している。
つづいて、積層体12に外部電極114、115が形成される。
すなわち、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。また、第2の内部電極層118bの第3の引出部28aを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。このとき、側面への回り込みはほとんどない。
すなわち、第1の内部電極層118aの第1の引出部26aを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。また、第2の内部電極層118bの第3の引出部28aを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。このとき、側面への回り込みはほとんどない。
同様に、第1の内部電極層118aの第2の引出部26bを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。また、第2の内部電極層118bの第4の引出部28bを覆うための第1のめっき層44を形成するために、第1の主面12aおよび第2の主面12bの表面に、Ni/Cu合金を主成分とする下地電極層40がスパッタにより形成される。このとき、側面への回り込みはほとんどない。
つづいて、積層体12の第1の側面12cから露出している第1の内部電極層118aの第1の引出部26aおよび下地電極層40を覆うようにして、第1の側面12cの一部の表面、ならびに第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
また、積層体12の第2の側面12dから露出している第1の内部電極層118aの第2の引出部26bを覆うようにして、第2の側面12dの一部の表面、ならびに第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
また、積層体12の第2の側面12dから露出している第1の内部電極層118aの第2の引出部26bを覆うようにして、第2の側面12dの一部の表面、ならびに第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
同様に、積層体12の第1の側面12cから露出している第2の内部電極層118bの第3の引出部28aを覆うようにして、第1の側面12cの一部の表面、ならびに第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
また、積層体12の第2の側面12dから露出している第2の内部電極層118bの第4の引出部28bを覆うようにして、第2の側面12dの一部の表面、ならびに第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
また、積層体12の第2の側面12dから露出している第2の内部電極層118bの第4の引出部28bを覆うようにして、第2の側面12dの一部の表面、ならびに第1の主面12aの一部および第2の主面12bの一部の表面に連続してCuめっきにより第1のめっき層44が形成される。
そして、第1のめっき層44の表面を覆うように第2のめっき層46が形成される。このとき、第2のめっき層46は、Niめっき層で形成される。
さらに、第2のめっき層46の表面を覆うように第3のめっき層48が形成される。このとき、第3のめっき層48は、Snめっき層で形成される。
そして、めっき層42により、内部電極層118が引き出されていない側面に配置される外部電極114、115は、内部電極層118が引き出されていない側面の両短辺と両短辺の端部から両長辺の中間部までの部分とを覆うようにコの字状に形成される。
その後、第1の実施の形態における積層セラミックコンデンサ10と同様の方法により、外部電極114、115の表面に凹部30が形成される。
以上のようにして、図13に示すような積層セラミックコンデンサ110が製造される。
3.実験例
以上のようにして得られた積層セラミックコンデンサの効果は、次の実験例からも明らかになるであろう。
以上のようにして得られた積層セラミックコンデンサの効果は、次の実験例からも明らかになるであろう。
上述した本発明にかかる積層セラミック電子部品として、上記の製造方法に従って図1ないし図6に示す構造を有する積層セラミックコンデンサを作製し、実装機におけるハレーションの発生の有無の確認と、外観検査による凹部の状態を確認とを行った。
(1)実施例の仕様
実施例として、上述した第1の実施の形態において説明した積層セラミックコンデンサの製造方法にしたがって、以下に記載するような仕様を有する実施例1ないし実施例21の積層セラミックコンデンサのサンプルを作製した。
実施例として、上述した第1の実施の形態において説明した積層セラミックコンデンサの製造方法にしたがって、以下に記載するような仕様を有する実施例1ないし実施例21の積層セラミックコンデンサのサンプルを作製した。
各実施例における積層セラミックコンデンサの共通の仕様は、以下のとおりである。
・試料の仕様
・積層セラミックコンデンサの寸法:表1および表2を参照
・セラミック層の材料:BaTiO3
・容量:220nF
・定格電圧:4V
・内部電極層
・内部電極層のパターン:図8を参照
・内部電極の材料:Ni
・外部電極の構造
・下地電極層
・下地電極層と、第1のめっき層、第2のめっき層および第3のめっき層により構成
・下地電極層:スパッタリング法で形成した薄膜電極(スパッタ電極)
・下地電極層の材料:Ni、Cr、Cuを含む合金
・下地電極層の厚み:200nm
・めっき層
・第1のめっき層の材料:Cu
・第1のめっき層の厚み:5μm
・第2のめっき層の材料:Ni
・第2のめっき層の厚み:3μm
・第3のめっき層の材料:Sn
・第3のめっき層の厚み:3μm
・凹部の構造
・凹部の形成位置:外部電極の中央部に形成
・凹部の面積:表1および表2を参照
・凹部の深さ:表1および表2を参照
・試料の仕様
・積層セラミックコンデンサの寸法:表1および表2を参照
・セラミック層の材料:BaTiO3
・容量:220nF
・定格電圧:4V
・内部電極層
・内部電極層のパターン:図8を参照
・内部電極の材料:Ni
・外部電極の構造
・下地電極層
・下地電極層と、第1のめっき層、第2のめっき層および第3のめっき層により構成
・下地電極層:スパッタリング法で形成した薄膜電極(スパッタ電極)
・下地電極層の材料:Ni、Cr、Cuを含む合金
・下地電極層の厚み:200nm
・めっき層
・第1のめっき層の材料:Cu
・第1のめっき層の厚み:5μm
・第2のめっき層の材料:Ni
・第2のめっき層の厚み:3μm
・第3のめっき層の材料:Sn
・第3のめっき層の厚み:3μm
・凹部の構造
・凹部の形成位置:外部電極の中央部に形成
・凹部の面積:表1および表2を参照
・凹部の深さ:表1および表2を参照
(2)比較例の仕様
また、比較例として、外部電極に凹部を形成していない積層セラミックコンデンサの試料を作製した。
比較例における積層セラミックコンデンサは、第1の実施の形態において説明した積層セラミックコンデンサの製造方法にしたがって作製した。その他、セラミック層の材料や内部電極の材料等は、実施例と共通である。
比較例の積層セラミックコンデンサの仕様は、表1に示す。
また、比較例として、外部電極に凹部を形成していない積層セラミックコンデンサの試料を作製した。
比較例における積層セラミックコンデンサは、第1の実施の形態において説明した積層セラミックコンデンサの製造方法にしたがって作製した。その他、セラミック層の材料や内部電極の材料等は、実施例と共通である。
比較例の積層セラミックコンデンサの仕様は、表1に示す。
(3)各寸法の測定・算出方法
(a)外部電極表面の長さ方向の寸法の測定方法
各試料における外部電極表面の長さ方向の寸法の測定方法は、第1の主面または第2の主面に形成される第1の外部電極ないし第4の外部電極のいずれかの長さ方向の寸法を、マイクロスコープを用いて測定した。
(a)外部電極表面の長さ方向の寸法の測定方法
各試料における外部電極表面の長さ方向の寸法の測定方法は、第1の主面または第2の主面に形成される第1の外部電極ないし第4の外部電極のいずれかの長さ方向の寸法を、マイクロスコープを用いて測定した。
(b)外部電極表面の幅方向の寸法の測定方法
各試料における外部電極の幅方向の寸法の測定方法は、第1の主面または第2の主面に形成される第1の外部電極ないし第4の外部電極のいずれかの幅方向の寸法を、マイクロスコープを用いて測定した。
各試料における外部電極の幅方向の寸法の測定方法は、第1の主面または第2の主面に形成される第1の外部電極ないし第4の外部電極のいずれかの幅方向の寸法を、マイクロスコープを用いて測定した。
(c)外部電極表面の面積の算出方法
外部電極表面の面積は、上述した方法により測定された外部電極表面の長さ方向の寸法と外部電極表面の幅方向の寸法とから算出した。
外部電極表面の面積は、上述した方法により測定された外部電極表面の長さ方向の寸法と外部電極表面の幅方向の寸法とから算出した。
(d)凹部の直径の算出方法
外部電極表面の凹部の直径は、以下の方法により測定した。
すなわち、まず、積層セラミックコンデンサのLW面において、外部電極に打痕がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ全体の高さ方向のプロファイルを測定した。
その後、凹部の部分の長さ方向yと幅方向zの最大長を測定し、それらの平均値を凹部の直径とした。なお、凹部の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とした。
外部電極表面の凹部の直径は、以下の方法により測定した。
すなわち、まず、積層セラミックコンデンサのLW面において、外部電極に打痕がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ全体の高さ方向のプロファイルを測定した。
その後、凹部の部分の長さ方向yと幅方向zの最大長を測定し、それらの平均値を凹部の直径とした。なお、凹部の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とした。
(e)凹部の面積の算出方法
外部電極表面の凹部の面積の算出方法は、試料である積層セラミックコンデンサのLW面において、外部電極に凹部がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ全体の高さ方向のプロファイルを測定した。
その後、凹部部分の長さ方向yと幅方向zの最大長さを測定し、それらを乗算することによって、凹部の面積を算出した。なお、凹部の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とした。
外部電極表面の凹部の面積の算出方法は、試料である積層セラミックコンデンサのLW面において、外部電極に凹部がある面を上面として、レーザー変位計によって積層セラミックコンデンサ全体の高さ方向のプロファイルを測定した。
その後、凹部部分の長さ方向yと幅方向zの最大長さを測定し、それらを乗算することによって、凹部の面積を算出した。なお、凹部の部分は、プロファイル上高さが連続的に薄くなる部分を起点とし、その他平面部の高さに戻る部分を終点とした。
(f)凹部の面積と外部電極表面の面積との比の算出方法
凹部の面積と外部電極表面の面積との比は、上述した方法により算出された凹部の面積と外部電極表面の面積とから算出した。具体的には、凹部の面積と外部電極表面の面積との比=(凹部の面積)/(外部電極表面の面積)により算出した。
凹部の面積と外部電極表面の面積との比は、上述した方法により算出された凹部の面積と外部電極表面の面積とから算出した。具体的には、凹部の面積と外部電極表面の面積との比=(凹部の面積)/(外部電極表面の面積)により算出した。
(g)第3のめっき層の厚み、および凹部の深さの測定方法
第3のめっき層の厚みの測定方法は、試料である積層セラミックコンデンサを第1の側面ないし第4の側面のいずれかの面から研磨する側面とほぼ平行になるように研磨を行い、たとえば、図4に示すような断面(LT断面)を露出させた。そして、露出させた断面において、第3のめっき層の第1の主面と第2の主面とを結ぶ高さ方向に沿った厚みをマイクロスコープを用いて測定した値を、第3のめっき層の厚みとした。
また、凹部の深さの測定方法は、上述した方法により露出されたLT断面において、外部電極の最表面の基準線から凹部の最下点までの垂線の長さをマイクロスコープを用いて測定した値を、凹部の深さとした。なお、上記の露出された断面は、凹部30の部分の長さ方向yまたは幅方向zの長さの1/2となる位置の断面(LT断面)を露出させた。
第3のめっき層の厚みの測定方法は、試料である積層セラミックコンデンサを第1の側面ないし第4の側面のいずれかの面から研磨する側面とほぼ平行になるように研磨を行い、たとえば、図4に示すような断面(LT断面)を露出させた。そして、露出させた断面において、第3のめっき層の第1の主面と第2の主面とを結ぶ高さ方向に沿った厚みをマイクロスコープを用いて測定した値を、第3のめっき層の厚みとした。
また、凹部の深さの測定方法は、上述した方法により露出されたLT断面において、外部電極の最表面の基準線から凹部の最下点までの垂線の長さをマイクロスコープを用いて測定した値を、凹部の深さとした。なお、上記の露出された断面は、凹部30の部分の長さ方向yまたは幅方向zの長さの1/2となる位置の断面(LT断面)を露出させた。
(h)凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比の算出方法
凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比は、上述した方法により測定された凹部の深さの値と第3のめっき層の厚みの値とから算出した。具体的には、第3のめっき層の厚みと凹部の深さとの比=(凹部の深さの値)/(第3のめっき層の厚みの値)により算出した。
凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比は、上述した方法により測定された凹部の深さの値と第3のめっき層の厚みの値とから算出した。具体的には、第3のめっき層の厚みと凹部の深さとの比=(凹部の深さの値)/(第3のめっき層の厚みの値)により算出した。
(4)実装機におけるハレーションの発生の有無の確認方法
試料である積層セラミックコンデンサをテーピングしたリールを準備し、リールから積層セラミックコンデンサを実装機を用いて取り出す際の試料の認識エラーが生じた場合、ハレーションが発生したとみなし、ハレーションの発生数としてカウントした。各実施例および比較例のそれぞれの試料数は、1000個とした。
試料である積層セラミックコンデンサをテーピングしたリールを準備し、リールから積層セラミックコンデンサを実装機を用いて取り出す際の試料の認識エラーが生じた場合、ハレーションが発生したとみなし、ハレーションの発生数としてカウントした。各実施例および比較例のそれぞれの試料数は、1000個とした。
(5)外観検査による凹部の状態を確認方法
試料である積層セラミックコンデンサの外部電極表面に凹部が存在する面を上面とし、上面を顕微鏡の20倍で観察し、外部電極表面の凹部がほとんどみられない状態であることと、外部電極表面のおよそ3割を超えるような状態である場合を外観不良と判定した。各実施例および比較例のそれぞれの試料数は、1000個とした。
試料である積層セラミックコンデンサの外部電極表面に凹部が存在する面を上面とし、上面を顕微鏡の20倍で観察し、外部電極表面の凹部がほとんどみられない状態であることと、外部電極表面のおよそ3割を超えるような状態である場合を外観不良と判定した。各実施例および比較例のそれぞれの試料数は、1000個とした。
以上の、各実施例および比較例のそれぞれに対する実験結果を表1および表2に示す。
表1および表2より、実施例1ないし実施例21の試料である積層セラミックコンデンサでは、外部電極の表面に凹部が形成されていることから、ハレーションの発生が比較的少なく、また、外部電極表面に形成される凹部の状態も比較的良好であった。
なお、実施例8および実施例9は、凹部の面積と外部電極表面の面積との比が1.1%以下であるので、実施例8で1000個中57個、実施例9で1000個中180個のハレーションが発生した。
一方、実施例11および実施例12では、凹部の面積と外部電極表面の面積との比が34.9%以上であるので、実施例11で1000個中10個、実施例12で1000個中45個の外観不良が生じた。
一方、実施例11および実施例12では、凹部の面積と外部電極表面の面積との比が34.9%以上であるので、実施例11で1000個中10個、実施例12で1000個中45個の外観不良が生じた。
また、実施例18および実施例19は、凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比が2.5%以下であるので、実施例18で1000個中160個、実施例19で1000個中290個のハレーションが発生した。
一方、実施例21は、凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比が40%以上であるので、1000個中120個の外観不良が生じた。
一方、実施例21は、凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比が40%以上であるので、1000個中120個の外観不良が生じた。
以上の結果から、実施例1ないし実施例7、実施例10、実施例13ないし実施例17、および実施例20では、凹部の面積と外部電極表面の面積との比が1.1%以上34.9%であるので、ハレーションの発生の0個か比較的少なく、外観不良も0個か比較的少なかった。
また、実施例1ないし実施例7、実施例10、実施例13ないし実施例17、および実施例20では、凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比が2.5%以上40%以下であるので、ハレーションの発生の0個か比較的少なく、外観不良も0個か比較的少なかった。
また、実施例1ないし実施例7、実施例10、実施例13ないし実施例17、および実施例20では、凹部の深さと第3のめっき層の厚みとの比が2.5%以上40%以下であるので、ハレーションの発生の0個か比較的少なく、外観不良も0個か比較的少なかった。
一方、比較例では、外部電極表面に凹部が形成されていないため、1000個中752個のハレーションの発生が生じた。
以上の結果から、積層セラミックコンデンサの外部電極の表面に凹部が配置されるとする構成とすることにより、外部電極表面の平坦度が低減することになるため、積層セラミックコンデンサを実装するにあたり、実装機のイメージセンサーなどで外観の確認を行う際、積層セラミックコンデンサの表面の反射光の輝度を抑えることが可能となる。その結果、ハレーションを抑制することができ、積層セラミックコンデンサの外観を正確に認識することができることが明らかとなった。
なお、以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10、10’110 積層セラミックコンデンサ
12 積層体
14、15、14’、15’、114、115 外部電極
14a、14a’、114a 第1の外部電極
14b、14b’、114b 第2の外部電極
15a、15a’、115a 第3の外部電極
15b、15b’、115b 第4の外部電極
16 セラミック層
18、118 内部電極層
18a、118a 第1の内部電極層
18b、118b 第2の内部電極層
20 内層部
22a 第1の主面側外層部
22b 第2の主面側外層部
23a 第1の側面側外層部
23b 第2の側面側外層部
23c 第3の側面側外層部
23d 第4の側面側外層部
24a 第1の対向部
24b 第2の対向部
26a 第1の引出部
26b 第2の引出部
28a 第3の引出部
28b 第4の引出部
30 凹部
40 下地電極層
42 めっき層
44 第1のめっき層
46 第2のめっき層
48 第3のめっき層
12 積層体
14、15、14’、15’、114、115 外部電極
14a、14a’、114a 第1の外部電極
14b、14b’、114b 第2の外部電極
15a、15a’、115a 第3の外部電極
15b、15b’、115b 第4の外部電極
16 セラミック層
18、118 内部電極層
18a、118a 第1の内部電極層
18b、118b 第2の内部電極層
20 内層部
22a 第1の主面側外層部
22b 第2の主面側外層部
23a 第1の側面側外層部
23b 第2の側面側外層部
23c 第3の側面側外層部
23d 第4の側面側外層部
24a 第1の対向部
24b 第2の対向部
26a 第1の引出部
26b 第2の引出部
28a 第3の引出部
28b 第4の引出部
30 凹部
40 下地電極層
42 めっき層
44 第1のめっき層
46 第2のめっき層
48 第3のめっき層
Claims (5)
- 複数の積層されたセラミック層と複数の内部電極層とを含み、高さ方向に相対する第1の主面および第2の主面と、前記高さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面と、前記高さ方向および前記幅方向に直交する長さ方向に相対する第3の側面および第4の側面を有する積層体と、
前記積層体の前記側面に配置される、複数の外部電極と、
を有する積層セラミック電子部品であって、
前記複数の内部電極層は、
複数の第1の内部電極層と複数の第2の内部電極層とを有し、かつ前記セラミック層を介して複数の前記第1の内部電極層と複数の前記第2の内部電極層とが交互に積層され、
前記第1の内部電極層は、前記第1の側面、前記第2の側面、前記第3の側面および前記第4の側面のうちの少なくとも1つの側面に引き出される第1の引出部と、前記第1の引出部が引き出された側面以外の少なくとも1つの側面に引き出される第2の引出部とを有し、
前記第2の内部電極層は、前記第1の側面、前記第2の側面、前記第3の側面および前記第4の側面のうちの少なくとも1つの側面に引き出される第3の引出部と、前記第3の引出部が引き出された側面以外の少なくとも1つの側面に引き出される第4の引出部とを有し、
前記複数の外部電極は、
前記第1の引出部に接続され、前記第1の主面の一部、前記第2の主面の一部、前記第1の側面の一部および前記第3の側面の一部を覆うように配置される第1の外部電極と、
前記第2の引出部に接続され、前記第1の主面の一部、前記第2の主面の一部、前記第2の側面の一部および前記第4の側面の一部を覆うように配置される第2の外部電極と、
前記第3の引出部に接続され、前記第1の主面の一部、前記第2の主面の一部、前記第1の側面の一部および前記第4の側面の一部を覆うように配置される第3の外部電極と、
前記第4の引出部に接続され、前記第1の主面の一部、前記第2の主面の一部、前記第2の側面の一部および前記第3の側面の一部を覆うように配置される第4の外部電極と、を有し、
前記第1の主面もしくは前記第2の主面のいずれか一方側に位置する前記第1の外部電極ないし第4の外部電極の少なくとも2つ以上の外部電極の表面に凹部が配置されている、積層セラミック電子部品。 - 前記第1の外部電極、前記第2の外部電極、前記第3の外部電極および前記第4の外部電極は、下地電極層と、前記下地電極層上かつ前記第1の側面、前記第2の側面、前記第3の側面および前記第4の側面上に配置される第1のめっき層と、前記第1のめっき層上に配置される第2のめっき層と、前記第2のめっき層上に配置される第3のめっき層と、を有している、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
- 前記凹部の大きさは、前記凹部が配置される前記第1の主面もしくは前記第2の主面上の外部電極の面積の1.1%以上34.9%以下である、請求項1または請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
- 前記凹部の深さは、前記第3のめっき層の厚みに対して、2.5%以上40%以下である、請求項2または請求項3に記載の積層セラミック電子部品。
- 前記下地電極層は、Ni、Cr、Cu、Tiから選ばれる少なくとも1つを含む薄膜電極であり、
前記第1のめっき層は、Cuめっき層からなり、
前記第2のめっき層は、Niめっき層からなり、
前記第3のめっき層は、Snめっき層である、請求項2ないし請求項4に記載の積層セラミック電子部品。
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