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JP2022095323A - 作業車両 - Google Patents

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JP2022095323A
JP2022095323A JP2020208588A JP2020208588A JP2022095323A JP 2022095323 A JP2022095323 A JP 2022095323A JP 2020208588 A JP2020208588 A JP 2020208588A JP 2020208588 A JP2020208588 A JP 2020208588A JP 2022095323 A JP2022095323 A JP 2022095323A
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worker
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steering
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JP2020208588A
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English (en)
Inventor
研人 相原
Kento Aihara
祐 武井
Yu Takei
英和 辻
Hidekazu Tsuji
豊 楫野
Yutaka Kajino
修平 川上
Shuhei Kawakami
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

Figure 2022095323000001
【課題】測位精度を向上させる作業車両を提供すること。
【解決手段】実施形態の一態様に係る作業車両1は、走行車体2における操舵量を調整する操舵装置9と、走行車体2に設けられた座席8への作業者Dの着座状態を検出する着座検出装置80と、予め設定された走行経路に沿って走行車体2が自律走行するように操舵装置9を制御する制御装置100とを備える。制御装置100は、自律走行が有効であり、かつ作業者Dが座席8に着座していない状態が第1所定時間継続した場合に、自律走行を無効にする。
【選択図】図4

Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、自動操舵と手動操舵とを操舵切替スイッチによって切り替え可能な作業車両が知られている(たとえば、特許文献1参照)。作業車両では、運転者が運転席に着座していない場合には、操舵切替スイッチの操作にかかわらず、自動操舵を制限している。
特開2020-000140号公報
しかしながら、作業者は、圃場に均一の作業を行うために、周囲を確認しつつ、作業を調整することがあり、例えば、後方確認のために立ち上がることがある。従来の作業車両では、このような場合に、自動操舵が制限され、例えば手動操舵に切り替わる。そのため、作業車両における利便性について改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利便性を向上させる作業車両を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の一態様に係る作業車両(1)は、走行車体(2)における操舵量を調整する操舵装置(9)と、走行車体に設けられた座席(8)への作業者(D)の着座状態を検出する着座検出装置(80)と、予め設定された走行経路に沿って走行車体(2)が自律走行するように操舵装置(9)を制御する制御装置(100)とを備える。制御装置(100)は、自律走行が有効であり、かつ作業者(D)が座席(8)に着座していない状態が第1所定時間継続した場合に、自律走行を無効にする。
実施形態の一態様によれば、利便性を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る作業車両の説明図であり、作業車両の概略左側面図である。 図2Aは、実施形態に係る着座検出装置によって着座が検出される状態を示す模式図である。 図2Bは、実施形態に係る着座検出装置によって着座が検出されない状態を示す模式図である。 図3は、実施形態に係るトラクタの制御装置を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る自律走行無効処理を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を参照して実施形態に係る作業車両であるトラクタ1の全体構成について説明する。図1は、トラクタ1の説明図であり、トラクタ1の概略側面図である。
トラクタ1は、自走しながら圃場などで作業を行うことが可能な農業用トラクタである。すなわち、トラクタ1は、所定の走行経路に沿って自律走行しつつ、作業を行うことができる。具体的には、トラクタ1は、作業者D(操縦者、運転者ともいう。)が搭乗して圃場内を自律走行しながら所定の作業を実行することができる。なお、トラクタ1は、操縦者の操作に応じて圃場内を走行可能である。所定の走行経路は、例えば、トラクタ1が直進走行する経路である。
所定の走行経路は、圃場に対し設定される。所定の走行経路は、作業者Dによって設定
可能である。また、所定の走行経路は、これに限られず、後述する制御装置100に記憶されてもよく、端末装置などから送信されて設定可能であってもよい。
なお、以下において、トラクタ1の前後方向とは、トラクタ1の直進方向を指す。そして、トラクタ1の前進方向とは、トラクタ1の直進方向において、運転席8からステアリングホイール9へ向かう方向へ進むことであり、その反対を後進(後退)方向とする。また、トラクタ1の前後は、前進方向を基準とする。
また、左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向である。ここでは、前後方向の「前」側へ向けて左右を規定する。すなわち、作業者Dが運転席8に着いて前方を向いた状態で、左手側が「左」、右手側が「右」である。さらに、上下方向とは、前後方向および左右方向に対して直交する方向である。したがって、前後方向、左右方向および上下方向は、互いに3次元で直交する。
図1に示すように、トラクタ1は、走行車体2を備える。なお、トラクタ1の後方には、図示しない作業機が連結可能である。走行車体2は、車体フレーム3と、前輪4と、後輪5と、ボンネット6と、操縦部7と、ミッションケース10とを備える。車体フレーム3は、走行車体2のメインフレームである。
前輪4は、左右一対であり、走行車体2の前部に位置し、車軸に回転自在に連結されている。後輪5は、左右一対の駆動輪であり、走行車体2の後部に位置し、車軸に回転自在に連結されている。なお、前輪4についても駆動輪とする四輪駆動(4WD)とすることもできる。
後輪5の上部は、フェンダ22で覆われており、フェンダ22の後部には、作業者Dが乗降時に把持することのできるグリップ28が設けられている。また、フェンダ22におけるグリップ28の下方位置には、図示しないPTO(Power Take-off)スイッチが設けられてもよい。このPTOスイッチの操作により、図示しないPTOクラッチの入り切り動作を切り替えることができる。
また、トラクタ1は、後輪5に代えて、クローラ式の走行装置を設けて構成してもよい。具体的には、走行装置は、履帯を有するクローラ式に構成されており、左右一対であり、走行車体2の後部に位置する。走行装置は、駆動軸に連結された駆動スプロケットと複数の張設輪との間にゴムクローラを張設している。
ボンネット6は、走行車体2の前部において開閉自在に設けられる。ボンネット6は、後部を回動中心として上下方向に回動(開閉)可能である。ボンネット6は、前部を回動中心として上下方向に回動可能であってもよい。ボンネット6は、閉じた状態で、車体フレーム3上に搭載されたエンジン15を覆う。エンジン15は、トラクタ1の駆動源であり、ディーゼル機関やガソリン機関などの熱機関である。例えば、ボンネット6は、樹脂製である。また、ボンネット6は、薄い板状である。
操縦部7は、走行車体2の上部に設けられ、運転席8やステアリングホイール9、フロアステップ11などを備える。本実施形態に係るトラクタ1の操縦部7は、キャビンなどを備えない解放型であり、後部に安全フレーム29が傾倒自在に設けられている。なお、走行車体2上に設けたキャビン内に操縦部7を設ける構成としてもよい。
運転席8は、作業者Dが着座する座席である。ステアリングホイール9は、作業者Dにより操作されることで前輪4を操舵することができる。また、ステアリングホイール9は、後述する自動操舵装置90によって操作されることで前輪4を操舵することができる。ステアリングホイール9は、走行車体2における操舵量を調整する操舵装置である。なお、操縦部7は、ステアリングホイール9の前方に、各種情報を表示する表示装置70を備える。
また、運転席8の下部には、モータドライバや、メインハーネス、インターフェースユニット、直進コントローラユニット等の各種制御装置や配線等が収容される。また、運転席8の下部には、図2A、および図2Bに示すように、着座検出装置80が設けられる。着座検出装置80は、運転席8への作業者Dの着座状態を検出する。図2Aは、実施形態に係る着座検出装置80によって着座が検出される状態を示す模式図である。図2Bは、実施形態に係る着座検出装置80によって着座が検出されない状態を示す模式図である。
着座検出装置80は、プレート81と、レバースイッチ82と、バネ83とを備える。プレート81は、運転席8に取り付けられる。レバースイッチ82は、走行車体2の台座8aに取り付けられる。
バネ83は、例えば、プレート81、およびレバースイッチ82よりも後方に設けられる。バネ83の一端は、運転席8に取り付けられる。バネ83の他端は、台座8aに取り付けられる。バネ83は、台座8aに対して運転席8の後方側を上方に押し上げるように運転席8を付勢する。
運転席8に作業者Dが着座している場合には、作業者Dの体重によってバネ83が圧縮され、プレート81がレバースイッチ82に当接し、レバースイッチ82がONになる。これによって、運転席8への作業者Dの着座が検出される。
運転席8に作業者Dが着座していない場合には、バネ83の付勢力によって、運転席8の後方側が上方に押し上げられ、運転席8は、前方側を中心に回動する。そして、プレート81とレバースイッチ82とが離間し、レバースイッチ82がOFFになる。これによって、運転席8への作業者Dの着座が検出されない。すなわち、運転席8に対する作業者Dの未着座が検出される。
なお、着座検出装置80は、上記構成に限られることはなく、荷重センサなどであってもよい。
図1に戻り、フロアステップ11は、作業者Dが足を置くための水平状の部材であり、操縦部7の下方に位置する。
また、操縦部7は、図示しないブレーキペダルや、アクセルペダル、クラッチペダルなどの各種操作ペダルを備える。操縦部7には、前後進レバー、アクセルレバー、主変速レバー、副変速レバーや、自律走行レバー85などの各種操作レバーが設けられる。
自律走行レバー85は、走行車体2を自律走行させるか否かを切り替えるためのレバーである。自律走行レバー85がONの位置の場合、ステアリングホイール9が自動操舵装置90によって操作される自律走行モードとなり、自律走行が実行される。すなわち、自律走行レバー85がONになると、ステアリングホイール9は自動操舵される。
自律走行レバー85がOFFの場合には、ステアリングホイール9が自動操舵装置90によって操作されず、作業者Dの操作によって操作される手動走行モードとなる。すなわち、自律走行レバー85がOFFの位置の場合、ステアリングホイール9は手動操舵される。なお、自律走行レバー85の代わりに、スイッチが設けられてもよい。
ミッションケース10は、運転席8の下方に位置し、トランスミッション(変速装置)を収容している。トランスミッションは、エンジン15から伝達される動力(回転動力)を適宜減速して後輪5やPTO軸へ伝達する。
走行車体2の後部には、圃場内で作業を行う作業機が連結され、作業機を駆動する動力を伝達するPTO軸がミッションケース10から後方へ突出している。PTO軸は、トランスミッションによって適宜減速された回転動力を、走行車体2の少なくとも後部に装着された作業機へ伝達する。なお、作業機は、圃場内で作業を行う対地作業機であって、例えば、ロータリ耕耘機等の各種の作業機を取替自在に連結することができる。
また、走行車体2の後部には、作業機を昇降させる図示しない昇降装置が設けられる。昇降装置は、作業機を上昇させることで、作業機を非作業位置に移動させる。また、昇降装置は、作業機を下降させることで、作業機を対地作業位置に移動させる。昇降装置は、図示しない油圧式の昇降シリンダと、リフトアームと、リフトロッドと、ロアリンクと、トップリンクとを備える。
走行車体2の前部には、バランスウェイト33が設けられる。具体的には、バランスウェイト33は、車体フレーム3の前端に取り付けられる。バランスウェイト33は、ボンネット6の下方に設けられる。
安全フレーム29は、トラクタ1の転倒時に作業者Dを保護するロプスである。安全フレーム29の上端には、運転席8の上方を覆うルーフ30が設けられる。
また、トラクタ1は、走行車体2の位置情報を測位する測位装置(アンテナユニット)40と、測位装置40を支持するアンテナフレーム50とを備える。測位装置40は、たとえば、GNSS(Global Navigation Satellite System)であり、上空を周回している航法衛星からの電波を受信して測位および計時を行うことができる。測位装置40は、左右方向におけるトラクタ1の中心軸上に設けられる。
また、測位装置40は、ボンネット6に収容されるラジエータよりも前方に設けられる。これにより、測位装置40に対するボンネット6内の熱による影響を抑制することができる。
また、測位装置40は、ボンネット6に収容されるバッテリの上方に設けられる。また、測位装置40は、灯火装置35の上方に設けられる。灯火装置35は、走行車体2の前方、および斜め前方に向けて光りを照射するライトや、方向指示器などを含む。
また、トラクタ1は、図3に示すように、制御装置100を備える。図3は、実施形態に係るトラクタ1の制御装置100を示すブロック図である。
制御装置100は、予め設定された走行経路に沿って走行車体2を自律走行させる。制御装置100は、自動操舵装置90を制御することによって、ステアリングホイール9の操舵量を制御し、走行車体2を自律走行させる。また、制御装置100は、自律走行させる際に、エンジン15を制御する。例えば、制御装置100は、エンジン15を制御し、走行車体2の車速を制御する。
自動操舵装置90は、自律走行レバー85を介して自律走行モードが選択され、自律走行が有効になった場合に、測位装置40が取得する位置情報に基づき制御装置100により制御される。自動操舵装置90は、任意の回転力を付与してステアリングホイール9を回動させる操舵モータ91と、ステアリングホイール9の回動角度を検知するポテンショメータ92とを備える。
なお、ここでは、走行車体2を自律走行させる機能について説明するが、制御装置100は、トラクタ1に対する各種制御を実行することができる。
制御装置100は、制御部として機能するCPU(Central Processing Unit)などの処理装置や、記憶部として機能するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置、さらには、入出力装置が設けられたコンピュータなどである。
制御装置100は、自律走行レバー85の操作に基づいて、自動操舵装置90を制御する。制御装置100は、自律走行レバー85を介して自律走行モードが選択され、自律走行が有効になると、所定の走行経路に沿って走行車体2を自律走行させる。具体的には、制御装置100は、測位装置40によって走行車体2の現在の位置を検出し、検出した走行車体2の位置に基づいて、走行車体2が所定の走行経路に沿って前進するように、操舵モータ91を制御する。これにより、ステアリングホイール9の操舵量が制御される。
制御装置100は、走行車体2が自律走行しており、かつ作業者Dの着座が検出されない場合には、自律走行を無効にする。
具体的には、制御装置100は、自律走行が有効であり、走行車体2が自律走行している場合に、着座検出装置80のレバースイッチ82から送信される信号に基づいて、作業者Dが運転席8に着座している否かを判定する。そして、制御装置100は、走行車体2が自律走行しており、かつ作業者Dが運転席8に着座していない場合には、作業者Dが運転席8に着座していない状態の継続時間をカウントする。
制御装置100は、作業者Dが運転席8に着座していない状態が第1所定時間継続したか否かを判定する。制御装置100は、走行車体2が自律走行しており、かつ作業者Dが運転席8に着座していない状態が第1所定時間継続した場合には、自律走行を無効にする。すなわち、制御装置100は、自律走行を中止し、ステアリングホイール9の操作を自動操舵から手動操舵に変更する。第1所定時間は、予め設定された時間であり、例えば、作業者Dが周囲を確認するための時間である。例えば、第1所定時間は、5秒である。
制御装置100は、自律走行を無効し、ステアリングホイール9の操作を自動操舵から手動操舵に変更した場合には、手動操舵に変更したことを、報知部110によって作業者Dに報知する。報知部110は、手動操舵に変更したことを、音声案内や、ランプ表示などによって報知する装置である。
また、制御装置100は、自律走行を無効にし、ステアリングホイール9の操作を自動操舵から手動操舵に変更した後に、作業者Dが運転席8に着座している否かを判定する。制御装置100は、さらに作業者Dが運転席8に着座しない場合には、エンジン15を停止させる。
具体的には、制御装置100は、自律走行を無効にし、ステアリングホイール9の操作を自動操舵から手動操舵に変更した場合には、作業者Dが運転席8に着座していない状態の継続時間をカウントする。
制御装置100は、作業者Dが運転席8に着座していない状態が第2所定時間継続したか否かを判定する。制御装置100は、自律走行を無効にし、ステアリングホイール9の操作を自動操舵から手動操舵に変更した後に、作業者Dが運転席8に着座していない状態が第2所定時間継続した場合には、エンジン15を停止させる。第2所定時間は、予め設定された時間であり、例えば、作業者Dがステアリングホイール9の操作が手動操舵に変更されたことを認識し、手動操作を開始するまでの時間である。例えば、第2所定時間は、3秒である。
次に、実施形態に係る自律走行無効処理について図4を参照し説明する。図4は、実施形態に係る自律走行無効処理を説明するフローチャートである。ここでは、自律走行レバー85がONの位置であり、自律走行が有効となり、走行車体2が自律走行しているものとする。
制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座しているか否かを判定する(S100)。制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座している場合には(S100:Yes)、今回の処理を終了する。
制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない場合には(S100:No)、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第1所定時間継続したか否かを判定する(S101)。制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第1所定時間継続していない場合には(S101:No)、今回の処理を終了する。なお、制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第1所定時間継続していない場合には、ステップS100に戻り、上記処理を繰り返してもよい。
制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第1所定時間継続した場合には(S101:Yes)、自律走行を無効にする(S102)。すなわち、制御装置100は、ステアリングホイール9の操作を手動操舵に変更する。
制御装置100は、ステアリングホイール9の操作を手動操舵に変更したことを報知する(S103)。制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座しているか否かを判定する(S104)。制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座している場合には(S104:Yes)、今回の処理を終了する。
制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない場合には(S104:No)、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第2所定時間継続したか否かを判定する(S105)。すなわち、制御装置100は、ステアリングホイール9の操舵を手動操舵に変更した後に、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第2所定時間継続したか否かを判定する。
制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第2所定時間継続していない場合には(S105:No)、ステップS104に戻り、上記処理を繰り返す。
制御装置100は、運転席8に作業者Dが着座していない状態が第2所定時間継続した場合には(S105:Yes)、エンジン15を停止させる(S106)。
次に、実施形態に係るトラクタ1の効果について説明する。
トラクタ1は、ステアリングホイール9と、着座検出装置80と、制御装置100とを備える。ステアリングホイール9は、走行車体2における操舵量を調整する。着座検出装置80は、走行車体2に設けられた運転席8への作業者Dの着座状態を検出する。制御装置100は、予め設定された走行経路に沿って走行車体2が自律走行するようにステアリングホイール9を制御する。制御装置100は、自律走行が有効であり、かつ作業者Dが運転席8に着座していない状態が第1所定時間継続した場合に、自律走行を無効にする。例えば、トラクタ1は、自律走行を行っており、かつ作業者Dが運転席8に着座していない状態が第1所定時間継続した場合に、自律走行を無効にする。
これにより、トラクタ1は、自律走行中に、作業者Dが着座姿勢を直したり、作業者Dが周囲を確認するために、例えば、立ち上がったりした場合に、自律走行が無効になることを抑制することができる。そのため、トラクタ1は、利便性を向上させることができる。
また、トラクタ1は、作業者Dが予期しない状態で、自律走行が無効になることを抑制することができる。また、トラクタ1は、自律走行中に、作業者Dが第1所定時間継続して運転席8へ着座しない場合には、自律走行を無効にすることで、作業者Dが不安定な状態のまま自律走行を継続することを抑制し、作業者Dの安全性を向上させることができる。
制御装置100は、自律走行を無効にして、ステアリングホイール9を手動操舵に変更した場合に、ステアリングホイール9を手動操作に変更したことを報知させる。
これにより、トラクタ1は、作業者Dにステアリングホイール9が手動操舵に変更されたことを報知し、作業者Dに気付かせることができ、安全性を向上させることができる。
制御装置100は、ステアリングホイール9を手動操舵に変更した後に、作業者Dが運転席8に着座していない状態が第2所定時間継続した場合に、エンジン15を停止させる。
これにより、トラクタ1は、作業者Dが不安定な状態のまま、走行することを抑制し、安全性を向上させることができる。
変形例に係るトラクタ1は、作業者Dが運転席8に着座していない状態であっても、作業者Dが自律走行レバー85を操作し、自律走行が有効になった場合には、自律走行を開始してもよい。これにより、作業者Dは、周囲を確認しつつ、トラクタ1による自律走行を開始することができる。
なお、トラクタ1は、例えば、作業者Dが運転席8に第1所定時間継続して着座していない場合には、作業者Dが自律走行レバー85を操作し、自律走行モードが選択されても、自律走行を開始しなくてもよい。
上記実施形態、および変形例では、作業車両としてトラクタ1を一例に説明したが、これに限られることはない。作業車両は、芝刈り機などであってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 トラクタ(作業車両)
2 走行車体
3 車体フレーム
8 運転席(座席)
9 ステアリングホイール(操舵装置)
40 測位装置
80 着座検出装置
81 プレート
82 レバースイッチ
83 バネ
85 自律走行レバー
90 自動操舵装置
100 制御装置
110 報知部
D 作業者

Claims (3)

  1. 走行車体における操舵量を調整する操舵装置と、
    前記走行車体に設けられた座席への作業者の着座状態を検出する着座検出装置と、
    予め設定された走行経路に沿って前記走行車体が自律走行するように前記操舵装置を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記自律走行が有効であり、かつ前記作業者が前記座席に着座していない状態が第1所定時間継続した場合に、前記自律走行を無効にする
    ことを特徴とする作業車両。
  2. 前記制御装置は、前記自律走行を無効にして、前記操舵装置を手動操舵に変更した場合に、前記操舵装置を前記手動操舵に変更したことを報知させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記制御装置は、前記操舵装置を前記手動操舵に変更した後に、前記作業者が前記座席に着座していない状態が第2所定時間継続した場合に、エンジンを停止させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
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