JP2022081256A - ポリイソシアネート組成物及び樹脂組成物 - Google Patents
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Description
(1) 脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)と、から誘導され、
前記ポリエーテルポリオール(B)100質量部に対して、20質量部以上のポリプロピレングリコールを含む、ポリイソシアネート組成物。
(2) 前記ポリカプロラクトンポリオール(A)の数平均分子量が500以上1500以下であり、且つ、
前記ポリエーテルポリオール(B)の数平均分子量が1000以上7000以下である、(1)に記載のポリイソシアネート組成物。
(3)ポリエーテルポリオール(B)において、前記ポリプロピレングリコールに対するポリテトラメチレンエーテルグリコールの質量比が0/100以上60/40以下である、(2)に記載のポリイソシアネート組成物。
(4) 前記ポリカプロラクトンポリオール(A)及び前記ポリエーテルポリオール(B)の水酸基に対する前記ジイソシアネートのイソシアネート基のモル比が2以上10以下である、(1)~(3)のいずれか一つに記載のポリイソシアネート組成物。
(5) 前記ポリエーテルポリオール(B)に対する前記ポリカプロラクトンポリオール(A)の質量比が10/90以上90/10以下である、(1)~(4)のいずれか一つに記載のポリイソシアネート組成物。
(6) (1)~(5)のいずれか一つに記載のポリイソシアネート組成物と、ポリオールと、を含む、樹脂組成物。
(7) 粘着剤組成物である、(6)に記載の樹脂組成物。
また、本明細書において、「ポリイソシアネート」とは、2つ以上のイソシアネート基(-NCO)を有する単量体化合物が複数結合した反応物を意味する。
また、本明細書において、特に断りがない限り、「(メタ)アクリル」は、メタクリルとアクリルとを包含し、「(メタ)アクリレート」はメタクリレートとアクリレートとを包含するものとする。
本実施形態のポリイソシアネート組成物は、ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)と、から誘導されたものである。すなわち、本実施形態のポリイソシアネート組成物は、ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)との反応物であり、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)で変性されたポリイソシアネートを含むものである。ジイソシアネートは、脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種である。
本実施形態のポリイソシアネート組成物において、ポリエーテルポリオール(B)100質量部に対して、20質量部以上のポリプロピレングリコールを含む。
本実施形態のポリイソシアネート組成物は、一分子中にジイソシアネート、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)に由来する構成単位を全て有するポリイソシアネートであってもよく、一分子中にジイソシアネート、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)からなる群より選ばれる少なくとも1種以上に由来する構成単位を有するポリイソシアネートの混合物であってもよい。
ジイソシアネートは、脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種である。
(1)ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネート(MDI)、1,5-ナフタレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート、m-テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)等の芳香族ジイソシアネート。
(2)4-イソシアネートメチル-1,8-オクタメチレンジイソシアネート(以下、「NTI」と称する場合がある)、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート(以下、「HTI」と称する場合がある)、ビス(2-イソシアナトエチル)2-イソシアナトグルタレート(以下、「GTI」と称する場合がある)、リジントリイソシアネート(以下、「LTI」と称する場合がある)等のトリイソシアネート。
ポリカプロラクトンポリオールは、特に限定されないが、具体的には、ε-カプロラクトンを2価以上、好ましくは3価のアルコールを開始剤として、触媒の存在下に開環重合して得ることができる。このような開始剤としては、特に限定されないが、具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ネオペンチルブリコール等の2価アルコール;トリメチロールプロパン、グリセリン等の3価アルコール等が用いられる。低粘度のポリイソシアネートを得るという面では、分岐を有するポリカプロラクトンポリオールが好ましい。そのようなポリカプロラクトンポリオールは、3価以上のアルコールを開始剤として用いることで得ることができる。
ポリカプロラクトンポリオール(A)の数平均分子量が上記範囲内であることで、得られる塗膜の低温及び常温での柔軟性により優れる。ポリカプロラクトンポリオール(A)の数平均分子量Mnは、例えば、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)測定によるポリスチレン基準の数平均分子量である。
ポリエーテルポリオール(B)は、ポリプロピレングリコール(PPG、ポリオキシプロピレンポリオールともいう)を含む。
本実施形態のポリイソシアネート組成物におけるポリエーテルポリオール(B)100質量部に対する、PPGの含有量は、20質量部以上であり、40質量部以上が好ましく、50質量部以上がより好ましく、55質量部以上がさらに好ましく、60質量部が特に好ましく、100質量部が最も好ましい。PPGの含有量が上記下限値以上であることで、低温環境下での主剤への相溶性をより良好なものとすることができる。
その他のポリエーテルポリオールとしては、特に限定されないが、例えば、アルカリ金属の水酸化物、又は、強塩基性触媒を使用して、多価アルコールの単独又は混合物に、アルキレンオキサイドの単独又は混合物を付加して得られるポリエーテルポリオール、ポリアミン化合物にアルキレンオキサイドを反応させて得られるポリエーテルポリオール、上記ポリエーテルを媒体としてアクリルアミド等を重合して得られるいわゆるポリマーポリオールが挙げられる。
アルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。
強塩基性触媒としては、例えば、アルコラート、アルキルアミン等が挙げられる。
多価アルコールとしては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、及び、グリセリンからなる群より選ばれる少なくとも1種の多価アルコールが挙げられる。
アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、ブチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサイド、スチレンオキサイド等が挙げられる。
ポリアミン化合物としては、例えば、エチレンジアミン類等が挙げられる。
PTMG/PPGの質量比が上記範囲内であることで、低温環境下での主剤への相溶性をより良好なものとすることができる。
ポリエーテルポリオール(B)の数平均分子量が上記範囲内であることで、得られる塗膜の低温及び常温での柔軟性により優れる。ポリエーテルポリオール(B)の数平均分子量Mnは、例えば、GPC測定によるポリスチレン基準の数平均分子量である。また、ポリエーテルポリオール(B)を2種以上混合して用いる場合には、その混合物の数平均分子量を算出する。
(A)/(B)の質量比が上記下限値以上であることで、低温環境下での主剤への相溶性をより良好なものとすることができる。一方、上記上限値以下であることで、低温及び常温での柔軟性により優れる塗膜が得られる。
(A)/(B)の質量比は、例えば、各ポリオールの配合量から算出することができる。
ポリイソシアネートは、上記ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)と、ポリエーテルポリオール(B)とを反応させて得られる。以下、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)を併せて、ポリオールと称する場合がある。
すなわち、ポリイソシアネート組成物の製造方法としては、例えば、ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)と、ポリエーテルポリオール(B)とを同時に反応させてポリイソシアネート組成物を得る方法;ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)と反応させたものと、ジイソシアネートと、ポリエーテルポリオール(B)とを反応させたものとを混合して、ポリイソシアネート組成物を得る方法;ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)又はポリエーテルポリオール(B)とを反応させた後、残りのポリオールをさらに反応させてポリイソシアネート組成物を得る方法等が挙げられる。
本実施形態のポリイソシアネート組成物のイソシアネート基含有率(NCO基含有率)は、実質的に溶剤やジイソシアネートを含んでいない状態で、ポリイソシアネート組成物の総質量に対して3質量%以上8質量%以下であることが好ましく、3.1質量%以上7.5質量%以下であることがより好ましく、3.3質量%以上7.3質量%以下であることがさらに好ましい。
NCO基含有率は、例えば、ポリイソシアネート組成物のイソシアネート基を過剰のアミン(ジブチルアミン等)と反応させ、残ったアミンを塩酸等の酸で逆滴定することによって求めることができる。
本実施形態の樹脂組成物は、硬化剤成分として上述したポリイソシアネート組成物と、主剤成分としてポリオールと、を含む。
中でも、本実施形態の樹脂組成物は、特に塗膜としたときの低温及び常温での柔軟性が良好であることから、粘着剤組成物として好適に用いられる。
ポリオールとして具体的には、例えば、脂肪族炭化水素ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、エポキシ樹脂、含フッ素ポリオール、アクリルポリオール等が挙げられる。
中でも、ポリオールとしては、アクリルポリオールであることが好ましい。
前記脂肪族炭化水素ポリオールとしては、例えば、末端水酸基化ポリブタジエンやその水素添加物等が挙げられる。
前記ポリエーテルポリオールとしては、例えば、以下(1)~(3)のいずれかの方法等を用いて得られるものが挙げられる。
(1)多価アルコールの単独又は混合物に、アルキレンオキサイドの単独又は混合物を付加して得られるポリエーテルポリオール又はポリテトラメチレンエーテルグリコール。
(2)アルキレンオキサイドに多官能化合物を反応させて得られるポリエーテルポリオール。
(3)(1)又は(2)で得られたポリエーテルポリオールを媒体としてアクリルアミド等を重合して得られる、いわゆるポリマーポリオール。
前記多価アルコールとしては、例えば、グリセリンやプロピレングリコール等が挙げられる。
前記アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等が挙げられる。
前記多官能化合物としては、例えば、エチレンジアミン、エタノールアミン等が挙げられる。
前記ポリエステルポリオールとしては、例えば、以下の(1)又は(2)のいずれかのポリエステルポリオールが挙げられる。
(1)二塩基酸の単独又は2種類以上の混合物と、多価アルコールの単独又は2種類以上の混合物との縮合反応によって得られるポリエステルポリオール樹脂。
(2)ε-カプロラクトンを多価アルコールで開環重合して得られるポリカプロラクトンポリオール。
前記二塩基酸としては、例えば、コハク酸、アジピン酸、ダイマー酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸等のカルボン酸等が挙げられる。
前記多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6-ヘキサンジオール、トリメチルペンタンジオール、シクロヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、2-メチロールプロパンジオール、エトキシ化トリメチロールプロパン等が挙げられる。
前記エポキシ樹脂としては、例えば、ノボラック型エポキシ樹脂、β-メチルエピクロ型エポキシ樹脂、環状オキシラン型エポキシ樹脂、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリコールエーテル型エポキシ樹脂、エポキシ型脂肪族不飽和化合物、エポキシ化脂肪酸エステル、エステル型多価カルボン酸、アミノグリシジル型エポキシ樹脂、ハロゲン化型エポキシ樹脂、レゾルシン型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂、及びこれらエポキシ樹脂をアミノ化合物、ポリアミド化合物等で変性した樹脂等が挙げられる。
前記含フッ素ポリオールとしては、例えば、参考文献1(特開昭57-34107号公報)、参考文献2(特開昭61-275311号公報)等で開示されているフルオロオレフィン、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、モノカルボン酸ビニルエステル等の共重合体等が挙げられる。
前記アクリルポリオールは、例えば、一分子中に1個以上の活性水素を有する重合性モノマーを重合させる、又は、一分子中に1個以上の活性水素を持つ重合性モノマーと、必要に応じて、当該重合性モノマーと共重合可能な他のモノマーとを、共重合させることによって得られる。
(i)アクリル酸-2-ヒドロキシエチル、アクリル酸-2-ヒドロキシプロピル、アクリル酸-2-ヒドロキシブチル等の活性水素を持つアクリル酸エステル。
(ii)メタクリル酸-2-ヒドロキシエチル、メタクリル酸-2-ヒドロキシプロピル、メタクリル酸-2-ヒドロキシブチル等の活性水素を持つメタクリル酸エステル。
(iii)グリセリンのアクリル酸モノエステル又はメタクリル酸モノエステル、トリメチロールプロパンのアクリル酸モノエステル又はメタクリル酸モノエステル等の多価活性水素を有する(メタ)アクリル酸エステル。
(i)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸-n-ブチル、アクリル酸-2-エチルヘキシル等のアクリル酸エステル。
(ii)メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸-n-ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸-n-ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エステル。
(iii)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸。
(iv)アクリルアミド、N-メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等の不飽和アミド。
(v)スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等。
本実施形態の樹脂組成物に含まれるポリオールの水酸基に対するポリイソシアネート組成物のイソシアネート基のモル比(イソシアネート基/水酸基のモル比)は、必要とする樹脂膜の物性により決定されるが、通常、0.01以上22.5以下である。
本実施形態の樹脂組成物は、その他添加剤を更に含んでもよい。
その他添加剤としては、例えば、ポリオールと反応しうるポリイソシアネート組成物以外の硬化剤、硬化触媒、溶剤、顔料類(体質顔料、着色顔料、メタリック顔料等)、光重合開始剤、紫外線吸収剤、光安定剤、ラジカル安定剤、焼付工程時の着色を抑える黄変防止剤、塗面調整剤、流動調整剤、顔料分散剤、消泡剤、増粘剤、造膜助剤等が挙げられる。
前記塩基性化合物としては、例えば、金属ヒドロキシド、金属アルコキシド、金属カルボキシレート、金属アセチルアセチネート、オニウム塩の水酸化物、オニウムカルボキシレート、オニウム塩のハロゲン化物、活性メチレン系化合物の金属塩、活性メチレン系化合物のオニウム塩、アミノシラン類、アミン類、ホスフィン類等が挙げられる。前記オニウム塩としては、アンモニウム塩、ホスホニウム塩又はスルホニウム塩が好適である。
前記ルイス酸性化合物としては、例えば、有機スズ化合物、有機亜鉛化合物、有機チタン化合物、有機ジルコニウム化合物等が挙げられる。
本実施形態の樹脂組成物は、従来公知の方法により製造できる。
本実施形態の樹脂組成物が粘着剤組成物である場合に、例えば、バンバリーミキサー、単軸スクリュー押出機、2軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機等の一般的な混和機を用いた溶融混練方法、各成分を溶解又は分散混合後、コーター等により基材フィルムに塗工した後、溶剤を加熱除去する方法等が用いられる。
実施例及び比較例で製造されたポリイソシアネート組成物について、以下に示す方法に従い、各物性の測定及び各評価を行った。
(イソシアネート基(NCO)含有率)
まず、フラスコに測定試料2g以上3g以下を精秤した(Wg)。次いで、トルエン20mLを添加し、測定試料を溶解した。次いで、2規定のジ-n-ブチルアミンのトルエン溶液20mLを添加し、混合後、15分間室温放置した。次いで、イソプロピルアルコール70mLを加え、混合した。次いで、この液を1規定塩酸溶液(ファクターF)で、指示薬に滴定した。得られた滴定値をV2mLとした。次いで、ポリイソシアネート試料無しで、得られた滴定値をV1mlとした。次いで、下記式からポリイソシアネートのイソシアネート基(NCO)含有率(NCO%)(質量%)を算出した。
(数平均分子量)
数平均分子量は下記の装置を用いたゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)測定によるポリスチレン基準の数平均分子量である。
装置:東ソー(株)製、HLC-802A
カラム:東ソー(株)製、G1000HXL×1本
G2000HXL×1本
G3000HXL×1本
キャリアー:テトラヒドロフラン
検出方法:示差屈折計
各ポリイソシアネート組成物と、アクリルポリオール(Allnex社製、商品名「Setalux1152」)とを、水酸基に対するイソシアネート基のモル比が1.0となるように混合し、さらに固形分が50質量%となるように酢酸ブチルで希釈した。次いで、希釈溶液にさらにスズ触媒(日東化成(株)社製、商品名「ネオスタンU-100」)を固形分に対して300質量ppmとなる量混合して、各樹脂組成物を得た。
(主剤への相溶性)
調製直後の各樹脂組成物を、-10℃の環境で5日間保持した。塗液の状態を目視観察して、以下の評価基準に従い、評価した。
◎:透明均一
△:一部に濁り有
×:全体に濁り有
各樹脂組成物をポリプロピレン板上に膜厚30μmとなるように塗布し、120℃、30分間加熱乾燥させた。その後、23℃、50%湿度環境下で1日間乾燥して各塗膜を作製した。
(低温破断伸度)
作製した塗膜を短冊状に切り出して試験片を作製した。次いで、長さ20mm、幅10mmとなるように引張試験機(テンシロン万能試験機)に装着し、試験温度-10℃において引張速度20mm/minで試験を実施し、破断した伸度%を測定した。破断した伸度から、以下の評価基準に従い、評価した。
◎:破断伸度150%以上
○:破断伸度100%以上150%未満
×:破断伸度100%未満
(低温低応力性(伸度20%時の応力))
作製した塗膜を短冊状に切り出して試験片を作製した。次いで、長さ20mm、幅10mmとなるように引張試験機(テンシロン万能試験機)に装着し、試験温度-10℃において引張速度20mm/minで試験を実施した。伸度20%における応力値から、以下の評価基準に従い、評価した。
◎:10MPa未満
○:10MPa以上30MPa未満
×:30MPa以上
(常温低応力性(伸度75%時の応力))
作製した塗膜を短冊状に切り出して試験片を作製した。次いで、長さ20mm、幅10mmとなるように引張試験機(テンシロン万能試験機)に装着し、試験温度23℃において引張速度20mm/minで試験を実施した。伸度75%における応力値から、以下の評価基準に従い、評価した。
◎:2MPa未満
○:2MPa以上5MPa未満
×:5MPa以上
[実施例1]
(ポリイソシアネート組成物PA-a1の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にし、HDI 1000g、及び、3官能ポリカプロラクトンポリオール(DIC株式会社製、商品名「OD-X2588」、数平均分子量1250)496.0gを仕込み、撹拌下反応器内温度を100℃に保持し、ウレタン化反応を進行させた。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体を得た。ポリイソシアネート前駆体100.0gをフラスコに仕込み、ポリオキシプロピレンジオール(AGC株式会社製、商品名「エクセノール510」、数平均分子量4000)57.0gを仕込み、撹拌下反応器内温度を100℃に保持し、ウレタン化反応を進行させ、ポリイソシアネート組成物PA-a1を得た。
(ポリイソシアネート組成物PA-a2~PA-a6の製造)
表1に示す組成とした以外は、実施例1と同様の方法を用いて、各ポリイソシアネート組成物を得た。
(ポリイソシアネート組成物PA-a7の製造)
撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にし、HDI 1000g、3官能ポリカプロラクトンポリオール(DIC株式会社製、商品名「OD-X2735」、数平均分子量500)150.0g、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(三菱化学(株)製、商品名「PTMG1000」、数平均分子量1000)200.0g、及び、ポリオキシプロピレンジオール(AGC株式会社製、商品名「エクセノール510」、数平均分子量4000)300.0gを仕込み、撹拌下反応器内温度を100℃に保持し、ウレタン化反応を進行させた。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート組成物PA-a6を得た。
(ポリイソシアネート組成物PA-a8及びPA-b1~PA-b3の製造)
表2に示す組成とした以外は、実施例7と同様の方法を用いて、各ポリイソシアネート組成物を得た。
A:ポリカプロラクトンポリオール
OD-X-2735:DIC株式会社製、3官能ポリカプロラクトンポリオール、数平均分子量500
OD-X-2586:DIC株式会社製、3官能ポリカプロラクトンポリオール、数平均分子量850
OD-X-2588:DIC株式会社製、3官能ポリカプロラクトンポリオール、数平均分子量1250
B1:ポリプロピレングリコール
Excenol510:AGC株式会社製、ポリオキシプロピレンジオール、数平均分子量4000
Excenol840:AGC株式会社製、ポリオキシプロピレントリオール、数平均分子量6500
Excenol1020:AGC株式会社製、ポリオキシプロピレンジオール、数平均分子量1000
PTMG1000:三菱化学(株)製、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、数平均分子量1000
また、ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)と、ポリプロピレングリコールを含まないポリエーテルポリオール(B)と、から誘導されたポリイソシアネート組成物PA-b2(比較例2)では、塗膜としたときの-10℃程度の低温での破断伸度、並びに、-10℃程度の低温及び23℃程度の常温での低応力性は許容範囲内であったが、-10℃程度の低温環境下での主剤への相溶性が不良であった。
また、ジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)と、ポリエーテルポリオール(B)と、から誘導され、且つ、ポリエーテルポリオール(B)100質量部に対して20質量部未満(10質量部)のポリプロピレングリコールを含むポリイソシアネート組成物PA-b3(比較例3)では、塗膜としたときの-10℃程度の低温での破断伸度、並びに、-10℃程度の低温及び23℃程度の常温での低応力性は許容範囲内であったが、-10℃程度の低温環境下での主剤への相溶性が不良であった。
Claims (7)
- 脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートと、ポリカプロラクトンポリオール(A)及びポリエーテルポリオール(B)と、から誘導され、
前記ポリエーテルポリオール(B)100質量部に対して、20質量部以上のポリプロピレングリコールを含む、ポリイソシアネート組成物。 - 前記ポリカプロラクトンポリオール(A)の数平均分子量が500以上1500以下であり、且つ、
前記ポリエーテルポリオール(B)の数平均分子量が1000以上7000以下である、請求項1に記載のポリイソシアネート組成物。 - 前記ポリエーテルポリオール(B)において、ポリプロピレングリコールに対するポリテトラメチレンエーテルグリコールの質量比が0/100以上60/40以下である、請求項2に記載のポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリカプロラクトンポリオール(A)及び前記ポリエーテルポリオール(B)の水酸基に対する前記ジイソシアネートのイソシアネート基のモル比が2以上10以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリイソシアネート組成物。
- 前記ポリエーテルポリオール(B)に対する前記ポリカプロラクトンポリオール(A)の質量比が10/90以上90/10以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載のポリイソシアネート組成物。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載のポリイソシアネート組成物と、ポリオールと、を含む、樹脂組成物。
- 粘着剤組成物である、請求項6に記載の樹脂組成物。
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