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JP2022042248A - 眠気判定プログラム、眠気判定装置、及び、眠気判定方法 - Google Patents

眠気判定プログラム、眠気判定装置、及び、眠気判定方法 Download PDF

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JP2022042248A JP2020147584A JP2020147584A JP2022042248A JP 2022042248 A JP2022042248 A JP 2022042248A JP 2020147584 A JP2020147584 A JP 2020147584A JP 2020147584 A JP2020147584 A JP 2020147584A JP 2022042248 A JP2022042248 A JP 2022042248A
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Abstract

【課題】ユーザの眠気の判定精度を向上させる。【解決手段】ユーザの顔を含む複数の撮像画像31を取得し、前記複数の撮像画像31に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量32aの変化を検出し、検出された前記目の開閉に関する特徴量32aの変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量32aの第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量32bの第2の重みとを決定し、決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量32aと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量32bとのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する。【選択図】図9

Description

本発明は、眠気判定プログラム、眠気判定装置、及び、眠気判定方法に関する。
ユーザの目の開閉に関する情報は、ユーザの眠気と関係が深い情報である。例えば、ユーザの顔画像から検出される目の開閉に関する特徴量に基づき、ユーザの眠気を判定する技術が知られている。
特開2019-111092号公報 国際公開第2011/125166号パンフレット
目の開閉に関する特徴量が同じであっても、眠気の度合いは異なる場合がある。従って、異なる顔画像から検出される特徴量が同程度である場合、それぞれの特徴量について同じパラメータを用いて眠気を判定しようとすると、誤判定が発生する可能性がある。
1つの側面では、本発明は、ユーザの眠気の判定精度を向上させることを目的の1つとする。
1つの側面では、眠気判定プログラムは、コンピュータに、以下の処理を実行させてよい。前記処理は、ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得することを含んでよい。また、前記処理は、前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出することを含んでよい。さらに、前記処理は、検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定することを含んでよい。また、前記処理は、決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定することを含んでよい。
1つの側面では、本発明は、ユーザの眠気の判定精度を向上させることができる。
NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization)評価値の一例を示す図である。 目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量とNEDO評価値との関係の一例を示す図である。 第1の例外となる状況における目の開閉状態及び瞬目回数の一例を示す図である。 第1の例外となる状況における眠気の度合いの判定結果の一例を示す図である。 第2の例外となる状況における目の開閉状態及び瞬目回数の一例を示す図である。 第2の例外となる状況における眠気の度合いの判定結果の一例を示す図である。 顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量の変化の一例を示す図である。 顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量の変化の一例を示す図である。 一実施形態に係る眠気判定装置の機能構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る眠気判定装置の動作の一例を説明するための図である。 一実施形態に係る手法による眠気度合いの判定例を示す図である。 一実施形態に係る手法による眠気度合いの判定例を示す図である。 一実施形態に係る眠気判定装置による眠気判定処理の動作例を説明するフローチャートである。 眠気判定装置の機能を実現するコンピュータのハードウェア(HW)構成例を示すブロック図である。 第1適用例に係る安全運転支援システムの構成例を示すブロック図である。 第1適用例に係る撮像装置の設置例を示す図である。 第1適用例に係る安全運転支援システムの動作例を説明するフローチャートである。 第2適用例に係る遠隔学習支援システムの構成例を示すブロック図である。 第2適用例に係る撮像装置の設置例を示す図である。 第2適用例に係る遠隔学習支援システムの動作例を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形又は技術の適用を排除する意図はない。例えば、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、以下の説明で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
〔1〕一実施形態
〔1-1〕眠気判定について
まず、眠気判定について説明する。ユーザの眠気の予兆は、例えば、ユーザの顔を撮像した撮像画像から得られるユーザの目の開閉に関する特徴量に基づき判定される。ユーザの目の開閉に関する特徴量としては、例えば開瞼度が挙げられる。開瞼度は、上瞼から下瞼までの距離を虹彩の直径で割った値として得られてよい。開瞼度は開眼度の一例である。
ユーザ、例えば自動車等の車両の運転者の疲労度を測定する指標の1つとして、PERCLOS(PERcent of eye lid CLOSure)がある。PERCLOSは、アメリカ道路交通安全局に認可された指標であり、直近1分間の目瞑りの時間の割合である。例えば、PERCLOSでは、開瞼度が20%以下であり、持続時間が500ミリ秒以上の瞼の運動は、運転者が「目瞑り」の状態であると判定される。このような判定により、例えば、眠気判定が車両の安全運転支援システムに用いられる場合、運転者の眠気の予兆を検知することで、タイムリーに安全運転を支援することができる。
また、眠気の度合いを評価するための指標の1つとして、NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization)による表情からの眠気評価尺度(以下、「NEDO評価値」と表記する場合がある)がある。図1は、NEDO評価値の一例を示す図である。図1に例示する眠気評価尺度により、目の開閉や眠気から眠気の度合いを評価することができる。
さらに、目の開閉に関する特徴量、例えば、目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量に基づき、NEDO評価値における眠気評価尺度のレベル(眠気値、眠気の度合い)を推定する手法がある。目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量としては、例えば、開眼時の開眼度、平均瞬目時間、継続閉眼時間の分布、閉眼割合、及び、瞬目回数等のパラメータうちの1以上のパラメータが挙げられる。開眼度は、例えば、上瞼から下瞼までの距離を上瞼から下瞼までの最大距離で割った値であってもよいし、上述した開瞼度であってもよい。上記手法には、例えば、『「画像センサによる眠気状態推定とドライバーステータスモニターの開発」,“DENSO TECHNICAL REVIEW Vol.21 2016”,デンソー(登録商標)』等に記載の手法が用いられてもよい。
上記手法において、目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量の情報を用いた場合、眠気の度合い検出の信頼性が不十分となる場合がある。例えば、眠気の度合いの一例である、覚醒状態、及び、眠気が強い状態のそれぞれにおいて、例外となる状況、例えば目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量が逆転する状況が発生し、ユーザの眠気の度合いが誤分類される可能性がある。
図2は、目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量とNEDO評価値との関係の一例を示す図である。図3は、第1の例外となる状況における目の開閉状態及び瞬目回数の一例を示す図であり、図4は、第1の例外となる状況における眠気の度合いの判定結果の一例を示す図である。図5は、第2の例外となる状況における目の開閉状態及び瞬目回数の一例を示す図であり、図6は、第2の例外となる状況における眠気の度合いの判定結果の一例を示す図である。
(第1の例外)
図2の符号Aで示す領域、並びに、図3及び図4は、覚醒状態が眠気状態と誤判定される場合を示す。
図2に例示するように、NEDO評価値が“1”(図1参照)となるユーザの覚醒状態において、開眼度が“大”、瞬目回数が“多”の特徴量となるのが覚醒状態の定義上一般的である。
しかし、例外として、ユーザが覚醒状態において集中すると、開眼度が“小”、瞬目回数が“少”の特徴量となる場合がある(符号Aで示す領域、及び、図3参照)。
例えば、図4に示すように、ユーザが集中する際の目の開閉状態が低下することで、実際には(正解は)覚醒状態であるにもかかわらず、眠気状態(眠気の度合いが中~高の状態)であると誤分類、誤検出される可能性がある。
(第2の例外)
図2の符号Bで示す領域、並びに、図5及び図6は、眠気状態が覚醒状態と誤判定される場合を示す。
図2に例示するように、NEDO評価値が“4,5”(図1参照)となるユーザの眠気状態(眠気の度合いが中~高の状態)において、以下の特徴量となるのが眠気状態の定義上一般的である。当該特徴量とは、開眼度が“小”、平均瞬目時間が“長”、継続閉眼時間の分布が“平均大,分散小”、閉眼割合が“中~大”、瞬目回数が“中~少”である。
しかし、例外として、ユーザが眠気状態において眠気と戦うために意識的に(わざと)瞬きをすると、以下の特徴量となる場合がある(符号Bで示す領域、及び、図5参照)。この場合、特徴量は、開眼度が“大”、平均瞬目時間が“短”、継続閉眼時間の分布が“平均小,分散小”、閉眼割合が“小”、瞬目回数が“多”となる。
例えば、図6に示すように、ユーザが眠気と戦う際の目の開閉状態が、覚醒状態の一般的なパターンと一致することで、実際には(正解は)眠気状態(眠気の度合いが中~高の状態)であるにもかかわらず、覚醒状態であると誤分類、誤検出される可能性がある。
なお、図2に示す“小”、“少”、“短”、“中”、“大”、“多”、“長”等の程度を表す表現は、特徴量間の相対的な比較により設定されてもよいし、それぞれの程度に対応する閾値又は範囲との比較により設定されてもよい。
このように、目の開閉に関する特徴量が同じであっても、眠気の度合いは異なる場合がある。従って、異なる顔画像から検出される特徴量が同程度である場合、それぞれの特徴量について同じパラメータを用いて眠気を判定しようとすると、誤判定が発生する可能性がある。
そこで、一実施形態では、ユーザの眠気の判定精度を向上させる手法、例えば、第1及び第2の例外が発生した場合においてもユーザの眠気の度合いを正確に判定する手法について説明する。
〔1-2〕一実施形態について
例えば、一実施形態に係る眠気判定装置は、以下の(a)~(d)の処理を実行する。
(a)ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得する。
(b)複数の撮像画像に基づいて、顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出する。
(c)検出された目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、目の開閉に関する特徴量の第1の重みと顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定する。
(d)決定された第1の重みと第2の重みとに従って、目の開閉に関する特徴量と顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、ユーザの眠気を判定する。
例えば、眠気判定装置は、第1及び第2の例外を含む状態において、顔の筋肉の緊張に関する特徴量を用いて眠気の度合いを判定することにより、ユーザの眠気の度合いを正確に判定する、換言すれば眠気検出の精度を向上させることができる。
顔の筋肉としては、例えば、浅頭筋(表情筋)のうちの、瞬きを含む目の開閉による緊張状態の変化が小さい筋肉、換言すれば目の開閉に影響を与えない筋肉が挙げられる。このような筋肉の一例として、口輪筋(Orbicularis Oris)、オトガイ筋(Mentalis)、上唇鼻翼挙筋等の、口筋又は鼻筋群が挙げられる。
顔の筋肉の緊張(緊張状態)に関する特徴量は、例えば、FACS(Facial Action Coding System)により分類されるAU(Action Unit)の値に基づいてよい。AUの値は、例えば撮像画像に対する画像解析処理により得られてよい。
顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量は、例えば、顔の表情筋の変化に関する情報、一例として、複数の撮像画像(例えば時系列の撮像画像間)におけるAUの値の変化量に基づき算出されてよい。
図7及び図8は、顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量の変化の一例を示す図である。図7では、顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量として、AU23で定義される口輪筋の値の変化範囲が用いられる場合を例に挙げる。また、図8では、顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量の変化量として、AU17で定義されるオトガイ筋の値の変化範囲、口輪筋の値の変化範囲、オトガイ筋の値の変化のピークの数、並びに、AU9で定義される上唇鼻翼挙筋の値の変化範囲、のそれぞれが用いられる場合を例に挙げる。
図7の上段の表及び図8に示すように、口輪筋の変化範囲に着目すると、一般的及び例外(集中)の双方の状態を含む覚醒状態と、一般的及び例外(意識的瞬き)の双方の状態を含む眠気が強い状態との間で、特徴量が大きく異なることがわかる。
例えば、覚醒状態において一般的には“不定”となる口輪筋の変化範囲は、例に集中状態では“大”となる。一方、眠気が強い状態においては、一般的な状態、及び、意識的な瞬きを行なった状態の双方において、口輪筋の変化範囲は“小”となる。
このように、集中状態と一般的な眠気の強い状態との間では特徴量が大きく変化し、眠気の強い状態における一般的な状態と意識的な瞬きを行なった状態との間では特徴量がほぼ変化しない。このような顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量の変化の特性は、口筋又は鼻筋群、換言すれば、浅頭筋(表情筋)のうちの、瞬きを含む目の開閉による緊張状態の変化が小さい筋肉において共通して得られる場合が多い。例えば、図8に示すように、特徴量の変化量が、オトガイ筋の変化範囲、口輪筋の変化のピークの数、及び、上唇鼻翼挙筋の変化範囲等である場合にも、口輪筋の変化範囲と同様の傾向が得られる。
なお、図7及び図8に示す“小”、“少”、“中”、“大”、“多”等の程度を表す表現は、特徴量の間の相対的な比較により設定されてもよいし、それぞれの程度に対応する閾値(範囲)との比較により設定されてもよい。
ここで、図8の符号Aに示すように、覚醒状態において一般的に“不定”になる理由としては、口輪筋は、例えば、目の開閉及び瞬きとは異なる他の動作、並びに、感情(例えば「嫌い」等)の影響を受けて変化(動作)し易い筋肉であるためである。このため、顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量を、目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量とともに利用して眠気の度合いを推定する場合、眠気が一定であっても顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量が変動する可能性があり、判定結果の精度が低下する可能性がある。
そこで、図7の下段のグラフ及び図8の符号Bに示すように、例えば、ユーザが運転等の所定のタスクを行なう場合において、顔の筋肉の緊張状態の特徴量の利用機会を、覚醒状態における集中状態と、眠気状態とに限定することで、眠気の度合いを推定できる。例えば、目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量から推定した眠気の度合いの変化のタイミングに応じて、集中状態と眠気状態とに限定して顔の筋肉の緊張状態の特徴量を利用すれば、上述した第1及び第2の例外の場合を含む誤検出を回避することができる。
なお、一実施形態では、眠気判定装置が顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量を用いるものとしたが、これに限定されるものではなく、顔以外のユーザの他の部位の筋肉の緊張状態に関する特徴量が用いられてもよい。
〔1-3〕機能構成例
図9は、一実施形態に係る眠気判定装置1の機能構成例を示すブロック図であり、図10は、一実施形態に係る眠気判定装置1の動作の一例を説明するための図である。
眠気判定装置1は、複数の撮像画像に基づきユーザの眠気を判定する眠気判定処理を実行する。図9に示すように、眠気判定装置1は、例示的に、撮像部2、メモリ部3、及び、推定部4を備えてよい。
撮像部2は、ユーザの顔を撮像した複数の撮像画像を取得する。例えば、撮像部2は、カメラ等の撮像装置の制御を通じてユーザの顔を含む複数の撮像画像、例えば動画像を撮像し、メモリ部3に複数の撮像画像31を記録する。撮像装置は、眠気判定装置1の外部、例えばユーザの周辺に設けられてもよく、この場合、撮像部2は、図示しないネットワークを介して撮像装置の制御、撮像画像の取得等を行なってよい。
メモリ部3は、記憶領域の一例であり、眠気判定装置1が利用する種々のデータを記憶する。図9に示すように、メモリ部3は、例示的に、複数の撮像画像31、複数の特徴量32、及び、出力結果33を記憶可能であってよい。
推定部4は、制御部の一例であり、ユーザの眠気の判定、例えば眠気の度合いの推定(印象推定)を行なう。例えば、推定部4は、メモリ部3が記憶する複数の撮像画像31(例えば動画像のフレーム)のそれぞれに対して画像解析処理を行ない、複数の撮像画像31のそれぞれからユーザの顔(顔部分の領域)及びAUを検出してよい(図10の処理P1参照)。
推定部4は、既知の種々の手法を用いて撮像画像31からAUを検出してよい。例えば、推定部4は、『Facial Non-Linear Kernel Approximation, Proceedings of the IEEE international Conference on Computer Vision Workshops, 2015』に記載の手法を用いてAUを検出してもよい。
推定部4は、図9に例示するように、開閉状態瞬き推定部41、眠気度合変化推定部42、緊張状態推定部43、特徴量判定部44、及び、眠気推定部45を備えてよい。
開閉状態瞬き推定部41は、複数の撮像画像31のそれぞれから検出されたユーザの顔部分の領域に基づき、ユーザの顔に含まれる目の開閉に関する特徴量、例えば目の開閉状態及び瞬きに関する特徴量を推定する(図10の処理P2参照)。また、開閉状態瞬き推定部41は、取得した特徴量を特徴量32としてメモリ部3に格納してよい。なお、以下の説明において、開閉状態瞬き推定部41が推定する「目の開閉に関する特徴量」(特徴量32)を、「第1の特徴量」(第1の特徴量32a)と表記する場合がある。
例えば、開閉状態瞬き推定部41は、複数の撮像画像31のそれぞれから検出されたユーザの顔部分の領域から、目の特徴点を検出する。目の特徴点は、例えば、眼球(角膜又は虹彩等)、上瞼、下瞼等のうちの少なくとも1つの特徴点を含んでよい。
そして、開閉状態瞬き推定部41は、当該特徴点に基づく画像解析処理により、第1の特徴量32aを算出する。画像解析処理としては、既知の種々の手法が用いられてよい。例えば、画像解析処理には、機械学習、例えば深層学習における学習済みモデルを用いた画像認識が含まれてもよい。
一実施形態では、第1の特徴量32aは、開瞼度、開眼時の開眼度、平均瞬目時間、継続閉眼時間の分布、閉眼割合、及び、瞬目回数等のうちのいずれか1つ、又は、2以上の組み合わせであってよい。開閉状態瞬き推定部41は、これらの特徴量を、既知の種々の手法、例えば『「画像センサによる眠気状態推定とドライバーステータスモニターの開発」,“DENSO TECHNICAL REVIEW Vol.21 2016”,デンソー(登録商標)』に基づき取得してもよい。
眠気度合変化推定部42は、開閉状態瞬き推定部41が取得した第1の特徴量32aに基づき、ユーザの眠気の度合いの変化を推定する。例えば、眠気度合変化推定部42は、時系列に並んだ撮像画像31間における第1の特徴量32aの変化量を算出する(図10の処理P3参照)。一例として、眠気度合変化推定部42は、対象とする撮像画像31と、直近に撮像された(時系列的に1つ前の)撮像画像31との間における第1の特徴量32aの変化量を算出してよい。
眠気度合変化推定部42は、算出した変化量と第1閾値Th1とを比較することで、ユーザの眠気の度合いの変化の有無を判定(検出)する(図10の処理P4参照)。例えば、眠気度合変化推定部42は、算出した変化量が第1閾値Th1よりも大きいか否かを判定する。
第1閾値Th1は、例えば、図2に示す表において、第1の特徴量32aが“小(少、短)”から“大(多、長)”、又は、“大(多、長)”から“小(少、短)”に変化した(換言すれば、眠気の度合いが変化した)ことを検知可能な閾値であってよい。一例として、第1閾値Th1は、第1の特徴量32aが“大(多、長)”と判定される「閾値」又は「範囲の中央値」と、第1の特徴量32aが“小(少、短)”と判定される「閾値」又は「範囲の中央値」との差分であってもよく、その他、種々の手法により求められる値であってよい。
図2に示すように、覚醒状態及び眠気状態(眠気度合い(中~高))において、眠気の度合いが一般的な状態と例外の状態との間で変化する場合、第1の特徴量32aの変化量は、一部の場合を除いて、第1閾値Th1よりも大きくなる(図2の符号A及びBで示す領域参照)。換言すれば、第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1よりも大きい場合、眠気の度合いが「一般的」と「例外」との間で変化した可能性が高い。
一方、第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1以下である場合には、図2に示すように、覚醒状態及び眠気状態(眠気度合い(中~高))において、眠気の度合いが「一般的」と「例外」との間で変化した可能性が低い。
そこで、眠気度合変化推定部42は、第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1よりも大きい場合、ユーザの眠気の度合いの変化が有ると判定し、第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1以下の場合、ユーザの眠気の度合いの変化が無いと判定してよい。
緊張状態推定部43は、複数の撮像画像31のそれぞれから検出された顔のAUの値に基づき、顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量を算出する(図10の処理P5参照)。緊張状態推定部43は、取得した特徴量を特徴量32としてメモリ部3に格納してよい。なお、以下の説明において、緊張状態推定部43が推定する「顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量」(特徴量32)を、「第2の特徴量」(第2の特徴量32b)と表記する場合がある。
例えば、緊張状態推定部43は、第2の特徴量32bとして、オトガイ筋(AU17)の変化範囲及びピーク数、口輪筋(AU23)の変化範囲及びピーク数、並びに、上唇鼻翼挙筋(AU9)の変化範囲、のうちのいずれか1つ、又は、2つ以上の組み合わせを算出してよい。
第2の特徴量32bとしてAUの変化範囲を算出する場合、緊張状態推定部43は、例えば、所定の算出期間に取得された複数の撮像画像31におけるAUの値の最大値及び最小値を記録し、最大値及び最小値の差分を変化範囲として取得してよい。
第2の特徴量32bとしてAUのピーク数を算出する場合、緊張状態推定部43は、例えば、所定の算出期間に取得された複数の撮像画像31においてAUの値がピーク(例えば極大)となった回数を記録し、当該回数をピーク数として取得してよい。
所定の算出期間は、例えば数秒~数十秒、一例として、10秒程度であってよい。緊張状態推定部43は、例えば、10秒ごとに、直近の10秒間において取得されたAUの値に基づき第2の特徴量32bを算出してよい。なお、眠気判定装置1による眠気の推定処理は、上述した所定の算出期間ごとに実行されてもよい。
なお、緊張状態推定部43は、例えば、第1の特徴量32aに基づき推定される眠気の度合いに応じて、算出する第2の特徴量32bを以下の(A)又は(B)のグループ内の1以上の特徴量に制限してもよい。
(A)眠気状態において眠気度合いが低~中の場合。
・オトガイ筋(AU17)の変化範囲、ピーク数
・口輪筋(AU23)の変化範囲、ピーク数
・上唇鼻翼挙筋(AU9)の変化範囲
(B)眠気状態において眠気度合いが中~高の場合。
・口輪筋(AU23)のピーク数
・上唇鼻翼挙筋(AU9)の変化範囲
特徴量判定部44は、ユーザの眠気の推定に用いる特徴量32を選択する(図10の処理P6参照)。例えば、特徴量判定部44は、眠気度合変化推定部42が推定した眠気の度合いの変化の有無に応じて、第1の特徴量32aの第1の重みと、第2の特徴量32bの第2の重みとを決定してよい。例えば、特徴量判定部44は、以下の(i)及び(ii)に従って第1及び第2の重みを決定してよい。
(i)眠気の度合いの変化が無い場合(第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1以下の場合)。
特徴量判定部44は、眠気度合変化推定部42により眠気の度合いの変化が無いと判定された場合、上述した第1及び第2の例外に相当する状態である可能性が低い(相当する状態でない)と判断し、第1の重み>第2の重みとなるように重み付けを行なってよい。
第1及び第2の例外に相当する状態である可能性が低い場合、ユーザの眠気は、図2を参照して説明したように、第1の特徴量32aに基づき判定することが可能である。そこで、特徴量判定部44は、第2の重みよりも第1の重みが大きくなるように、例えば、第1及び第2の重みの割合(比率)を第1の重み:第2の重み=“0.5~1.0”:“0.5~0.0”等の範囲内で(一例として、“1.0”:“0.0”に)決定してよい。
(ii)眠気の度合いの変化が有る場合(第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1よりも大きい場合)。
特徴量判定部44は、眠気度合変化推定部42により眠気の度合いの変化が有ると判定された場合、上述した第1及び第2の例外に相当する状態である可能性が高い(相当する状態である)と判断し、第1の重み<第2の重みとなるように重み付けを行なってよい。
第1及び第2の例外に相当する状態である場合、ユーザの眠気は、図7及び図8を参照して説明したように、第2の特徴量32bに基づき判定することが可能である。そこで、特徴量判定部44は、第1の重みよりも第2の重みが大きくなるように、例えば、第1及び第2の重みの割合(比率)を第1の重み:第2の重み=“0.5~0.0”:“0.5~1.0”等の範囲内で(一例として、“0.0”:“1.0”に)決定してよい。
眠気推定部45は、特徴量判定部44により決定された第1及び第2の重みに従って、第1の特徴量32aと第2の特徴量32bとのうちの少なくとも一方に基づいて、ユーザの眠気を判定する(図10の処理P7参照)。
なお、眠気推定部45は、眠気の判定結果を出力してよい。判定結果の出力としては、例えば、モニタ等の出力装置への表示、メモリ部3又は記憶装置等への格納、通信インタフェース(IF)を介した外部への送信、等が挙げられる。例えば、眠気推定部45は、判定結果を出力結果33としてメモリ部3に格納してよい。
眠気推定部45による眠気判定の一例として、第1及び第2の重みが“1.0”:“0.0”又は“0.0”:“1.0”である場合、換言すれば、眠気の判定に、第1の特徴量32a及び第2の特徴量32bのうちの第1の特徴量32aのみ(上記(i)参照)、又は、第2の特徴量32bのみ(上記(ii)参照)を用いる場合を想定する。
(I)第1及び第2の重みが“1.0”:“0.0”である場合(眠気の判定に第1の特徴量32aのみを用いる場合)。
この場合、重みが“0.0”である第2の特徴量32bは眠気の判定に用いられない。例えば、眠気推定部45は、第1の特徴量32aと第2閾値Th2とを比較することで、ユーザの眠気の度合いを判定(推定)してよい。
第2閾値Th2は、例えば、図2に示す表において、第1の特徴量32aの“小(少、短)”と“大(多、長)”との間の値であってよい。一例として、第2閾値Th2は、第1の特徴量32aが“中”と判定される「閾値」又は「範囲の中央値」であってもよく、その他、種々の手法により求められる値であってよい。
以下、第1の特徴量32aが開眼度である場合を想定する。眠気推定部45は、第1の特徴量32aが第2閾値Th2よりも大きい場合、ユーザの眠気の度合いが覚醒状態であると判定してよい(図2の「開眼度」が“大”である「覚醒状態:一般的」を参照)。一方、眠気推定部45は、第1の特徴量32aが第2閾値Th2以下である場合、ユーザの眠気の度合いが眠気状態(眠気度合い:中~高)であると判定してよい(図2の「開眼度」が“小”である「眠気度合(中~高):一般的」を参照)。
なお、第1の特徴量32aとして用いられる特徴量の種別に応じて、第2閾値Th2の値、及び、第1の特徴量32aと第2閾値Th2との比較の際の不等号の向きは異なってよい(図2参照)。
また、眠気推定部45は、第1の特徴量32aと互いに値の異なる複数の第2閾値Th2とを比較することで、眠気の度合いを3つ以上の度合い(例えば、「覚醒状態」、「眠気度合:低」、「眠気度合:中~高」等)の中から判定してもよい。
(II)第1及び第2の重みが“0.0”:“1.0”である場合(眠気の判定に第2の特徴量32bのみを用いる場合)。
この場合、重みが“0.0”である第1の特徴量32aは眠気の判定に用いられない。例えば、眠気推定部45は、第2の特徴量32bと第3閾値Th3とを比較することで、ユーザの眠気の度合いを判定(推定)してよい。
第3閾値Th3は、例えば、図8に示す表において、第2の特徴量32bの“小(少)”と“大(多)”との間の値であってよい。一例として、第3閾値Th3は、第2の特徴量32bが“中”と判定される「閾値」又は「範囲の中央値」であってもよく、その他、種々の手法により求められる値であってよい。
以下、第2の特徴量32bが口輪筋(AU23)の変化範囲である場合を想定する。眠気推定部45は、第2の特徴量32bが第3閾値Th3よりも大きい場合、ユーザの眠気の度合いが覚醒状態であると判定してよい(図8の「口輪筋の変化範囲」が“大”である「覚醒状態:例外(集中)」を参照)。
これにより、眠気判定装置1は、図11の上段に示すように、覚醒状態において「一般的」から「例外(集中)」に変化する場合、眠気の度合いの変化のタイミングで、適切な特徴量32を用いて眠気の判定を行なうことができる。例えば、図11の下段に示すように、眠気判定装置1は、「一般的」から「例外(集中)」に変化したタイミングで、目の開閉に関する第1の特徴量32aに代えて顔の筋肉の緊張状態に関する第2の特徴量32bに基づき眠気を判定する。このように、眠気判定装置1によれば、図4に示す第1の例外において、覚醒状態における集中状態が眠気状態として誤検出されることを回避することができる。
一方、眠気推定部45は、第2の特徴量32bが第3閾値Th3以下である場合、ユーザの眠気の度合いが眠気状態(眠気度合い:中~高)であると判定してよい(図2の「口輪筋の変化範囲」が“小”である「眠気度合(中~高):例外(意識的瞬き)」を参照)。
これにより、眠気判定装置1は、図12の上段に示すように、眠気状態(眠気度合:中~高)において「一般的」から「例外(意識的瞬き)」に変化する場合、眠気の度合いの変化のタイミングで、適切な特徴量32を用いて眠気の判定を行なうことができる。例えば、図12の下段に示すように、眠気判定装置1は、「一般的」から「例外(意識的瞬き)」に変化したタイミングで、目の開閉に関する第1の特徴量32aに代えて顔の筋肉の緊張状態に関する第2の特徴量32bに基づき眠気を判定する。このように、眠気判定装置1によれば、図6に示す第2の例外において、眠気状態(眠気度合:中~高)における意識的瞬きが覚醒状態として誤検出されることを回避することができる。
なお、第2の特徴量32bが口輪筋(AU23)の変化範囲である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。眠気推定部45は、第2の特徴量32bとして用いられる特徴量の種別に応じて、以下のように判定してよい。
・種別:オトガイ筋(AU17)の変化範囲である場合。
この場合、眠気推定部45は、眠気の度合いを、第2の特徴量32bが第3閾値Th3よりも大きい場合に覚醒状態と判定し、第2の特徴量32bが第3閾値Th3以下の場合に眠気状態と判定してよい。
・種別:口輪筋(AU23)のピーク数である場合。
この場合、眠気推定部45は、眠気の度合いを、第2の特徴量32bが第3閾値Th3よりも多い(値が大きい)場合に覚醒状態と判定し、第2の特徴量32bが第3閾値Th3以下の場合に眠気状態と判定してよい。
・種別:上唇鼻翼挙筋(AU9)の変化範囲である場合。
この場合、眠気推定部45は、眠気の度合いを、第2の特徴量32bが第3閾値Th3よりも大きい場合に覚醒状態と判定し、第2の特徴量32bが第3閾値Th3以下の場合に眠気状態と判定してよい。
なお、第2の特徴量32bとして用いられる特徴量の種別に応じて、第3閾値Th3の値、及び、第2の特徴量32bと第3閾値Th3との比較の際の不等号の向きは異なってもよい(図8参照)。
次に、第1及び第2の重みが“0.0”よりも大きく“1.0”よりも小さい場合、換言すれば、眠気の判定に、第1の特徴量32a及び第2の特徴量32bの双方を用いる場合を説明する。
眠気推定部45は、第1の重みを目の開閉に関する第1の特徴量32aに適用し、第2の重みを顔の筋肉の緊張に関する第2の特徴量32bに適用することで、眠気を推定してよい。
一例として、眠気推定部45は、第1の特徴量32aに基づく眠気の度合いの判定、及び、第2の特徴量32bに基づく眠気の度合いの判定、の双方を実行してよい。そして、眠気推定部45は、それぞれの特徴量32に基づき判定した度合いに対して、第1の重み、第2の重みをそれぞれ適用した結果を出力結果33として出力してよい。
例えば、眠気推定部45は、第1の特徴量32aに基づく眠気の度合いの判定結果に対して、第1の重みに基づく当該判定結果の信頼度を付加し、第2の特徴量32bに基づく眠気の度合いの判定結果に対して、第2の重みに基づく当該判定結果の信頼度を付加してよい。これにより、判定結果(出力結果33)を利用するシステムにおいて、第1の特徴量32a及び第2の特徴量32bの判定結果のそれぞれと各信頼度とに基づき、眠気を総合的に判定することが可能となる。なお、眠気推定部45は、信頼度を用いた総合的な判定を行ない、その判定結果を出力してもよい。
以上のように、一実施形態に係る眠気判定装置1によれば、目の開閉に関する特徴量から検知された眠気の度合いの変化に応じて、目の開閉に関する特徴量及び顔の筋肉の緊張状態に関する特徴量の一方又は双方の基づき、ユーザの眠気の度合いを推定する。
これにより、目の開閉に関する特徴量を用いて眠気の度合いを正しく検出できない状態、例えば、ユーザが集中する状態(第1の例外)、又は、意識的に眠気と戦うときの目の開閉状態(第2の例外)であっても、適切に眠気の度合いを検出することができる。
〔1-4〕動作例
以下、眠気判定装置1による眠気判定処理の動作例を説明する。図13は、一実施形態に係る眠気判定装置1による眠気判定処理の動作例を説明するフローチャートである。
なお、推定部4は、メモリ部3が記憶する複数の撮像画像31のそれぞれからユーザの顔(顔部分の領域)及びAUを検出するものとする。例えば、推定部4は、図13に示すように、複数の撮像画像31のそれぞれからAUの値を算出する(ステップS1)。
図13に例示するように、眠気判定装置1において、緊張状態推定部43は、第2の特徴量32b、例えば口輪筋(AU23)の変化範囲を算出する(ステップS2)。
ステップS1及びS2と並行して、開閉状態瞬き推定部41は、推定部4により検出されたユーザの顔部分の領域から、目の特徴点を検出する(ステップS3)。
開閉状態瞬き推定部41は、目の特徴点に基づき、第1の特徴量32a、例えば開眼度を算出する(ステップS4)。
眠気度合変化推定部42は、時系列に並んだ撮像画像31間における第1の特徴量32a(例えば開眼度)の変化量を算出する(ステップS5)。
眠気度合変化推定部42は、算出した変化量と第1閾値Th1とを比較し、算出した変化量が第1閾値Th1よりも大きいか否かを判定する(ステップS6)。
第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1以下の場合(ステップS6でNO)、眠気度合変化推定部42は、ユーザの眠気の度合いの変化が無いと判定する。この場合、上述した第1及び第2の例外に相当する状態である可能性が低いため、特徴量判定部44は、第1の重み>第2の重みとなるように重み付けを行なってよい。以下、簡単のために、特徴量判定部44は、第1の重み:第2の重み=“1.0”:“0.0”と決定するものとする。
眠気推定部45は、特徴量判定部44により設定された重み付け(第1の重み:第2の重み=“1.0”:“0.0”)に基づき、第1の特徴量32aに基づきユーザの眠気を判定する。例えば、眠気推定部45は、第1の特徴量32a(例えば開眼度)と第2閾値Th2とを比較し、第1の特徴量32aが第2閾値Th2よりも大きいか否かを判定する(ステップS7)。
第1の特徴量32aが第2閾値Th2よりも大きい場合(ステップS7でYES)、眠気推定部45は、ユーザの眠気の度合いが覚醒状態であると判定し(ステップS8)、判定結果を出力し、処理が終了する。
第1の特徴量32aが第2閾値Th2以下である場合(ステップS7でNO)、眠気推定部45は、ユーザの眠気の度合いが眠気状態であると判定し(ステップS9)、判定結果を出力し、処理が終了する。
一方、第1の特徴量32aの変化量が第1閾値Th1よりも大きい場合(ステップS6でYES)、眠気度合変化推定部42は、ユーザの眠気の度合いの変化が有ると判定する。この場合、上述した第1及び第2の例外に相当する状態である可能性が高いため、特徴量判定部44は、第1の重み<第2の重みとなるように重み付けを行なってよい。以下、簡単のために、特徴量判定部44は、第1の重み:第2の重み=“0.0”:“1.0”と決定するものとする。
眠気推定部45は、特徴量判定部44により設定された重み付け(第1の重み:第2の重み=“0.0”:“1.0”)に基づき、ステップS2で算出した第2の特徴量32bに基づきユーザの眠気を判定する。例えば、眠気推定部45は、第2の特徴量32a(例えば口輪筋の変化範囲)と第3閾値Th3とを比較し、第2の特徴量32bが第3閾値Th3よりも大きいか否かを判定する(ステップS10)。
第2の特徴量32bが第3閾値Th3よりも大きい場合(ステップS10でYES)、眠気推定部45は、ユーザの眠気の度合いが覚醒状態であると判定し(ステップS11)、判定結果を出力し、処理が終了する。
第2の特徴量32bが第3閾値Th3以下である場合(ステップS10でNO)、眠気推定部45は、ユーザの眠気の度合いが眠気状態であると判定し(ステップS12)、判定結果を出力し、処理が終了する。
なお、眠気推定部45は、ステップS8、S9、S11、S12の処理結果を出力結果33としてメモリ部3に格納してよい。
〔1-5〕ハードウェア構成例
一実施形態に係る眠気判定装置1は、仮想サーバ(VM;Virtual Machine)であってもよいし、物理サーバであってもよい。また、眠気判定装置1の機能は、1台のコンピュータにより実現されてもよいし、2台以上のコンピュータにより実現されてもよい。さらに、眠気判定装置1の機能のうちの少なくとも一部は、クラウド環境により提供されるHW(Hardware)リソース及びNW(Network)リソースを用いて実現されてもよい。
図14は、眠気判定装置1の機能を実現するコンピュータ10のハードウェア(HW)構成例を示すブロック図である。眠気判定装置1の機能を実現するHWリソースとして、複数のコンピュータが用いられる場合は、各コンピュータが図14に例示するHW構成を備えてよい。
図14に示すように、コンピュータ10は、HW構成として、例示的に、プロセッサ10a、メモリ10b、記憶部10c、IF(Interface)部10d、IO(Input / Output)部10e、及び読取部10fを備えてよい。
プロセッサ10aは、種々の制御や演算を行なう演算処理装置の一例である。プロセッサ10aは、コンピュータ10内の各ブロックとバス10iで相互に通信可能に接続されてよい。なお、プロセッサ10aは、複数のプロセッサを含むマルチプロセッサであってもよいし、複数のプロセッサコアを有するマルチコアプロセッサであってもよく、或いは、マルチコアプロセッサを複数有する構成であってもよい。
プロセッサ10aとしては、例えば、CPU、MPU、GPU、APU、DSP、ASIC、FPGA等の集積回路(IC;Integrated Circuit)が挙げられる。なお、プロセッサ10aとして、これらの集積回路の2以上の組み合わせが用いられてもよい。CPUはCentral Processing Unitの略称であり、MPUはMicro Processing Unitの略称である。GPUはGraphics Processing Unitの略称であり、APUはAccelerated Processing Unitの略称である。DSPはDigital Signal Processorの略称であり、ASICはApplication Specific ICの略称であり、FPGAはField-Programmable Gate Arrayの略称である。
メモリ10bは、種々のデータやプログラム等の情報を格納するHWの一例である。メモリ10bとしては、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ、及び、PM(Persistent Memory)等の不揮発性メモリ、の一方又は双方が挙げられる。
記憶部10cは、種々のデータやプログラム等の情報を格納するHWの一例である。記憶部10cとしては、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の半導体ドライブ装置、不揮発性メモリ等の各種記憶装置が挙げられる。不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリ、SCM(Storage Class Memory)、ROM(Read Only Memory)等が挙げられる。
図9に示すメモリ部3は、メモリ10b及び記憶部10cの少なくとも一方の記憶領域により実現されてよい。換言すれば、撮像画像31、特徴量32及び出力結果33は、メモリ10b及び記憶部10cの少なくとも一方の記憶領域に格納されてよい。
また、記憶部10cは、コンピュータ10の各種機能の全部若しくは一部を実現するプログラム10g(眠気判定プログラム)を格納してよい。
例えば、眠気判定装置1のプロセッサ10aは、記憶部10cに格納されたプログラム10gをメモリ10bに展開して実行することにより、図9に例示する眠気判定装置1(例えば撮像部2及び推定部4)としての機能を実現できる。
IF部10dは、ネットワークとの間の接続及び通信の制御等を行なう通信IFの一例である。例えば、IF部10dは、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)、或いは、FC(Fibre Channel)等の光通信等に準拠したアダプタを含んでよい。当該アダプタは、無線及び有線の一方又は双方の通信方式に対応してよい。例えば、眠気判定装置1は、IF部10dを介して、図示しない情報処理装置及び撮像装置等と相互に通信可能に接続されてよい。例えば、図9に示す撮像部2は、ネットワーク経由で撮像装置から撮像画像31を取得してもよい。また、プログラム10gは、当該通信IFを介して、ネットワークからコンピュータ10にダウンロードされ、記憶部10cに格納されてもよい。
IO部10eは、入力装置、及び、出力装置、の一方又は双方を含んでよい。入力装置としては、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等が挙げられる。出力装置としては、例えば、モニタ、プロジェクタ、プリンタ等が挙げられる。例えば、図9に示す推定部4は、IO部10eの出力装置に判定結果を出力し表示させてもよい。
読取部10fは、記録媒体10hに記録されたデータやプログラムの情報を読み出すリーダの一例である。読取部10fは、記録媒体10hを接続可能又は挿入可能な接続端子又は装置を含んでよい。読取部10fとしては、例えば、USB(Universal Serial Bus)等に準拠したアダプタ、記録ディスクへのアクセスを行なうドライブ装置、SDカード等のフラッシュメモリへのアクセスを行なうカードリーダ等が挙げられる。なお、記録媒体10hにはプログラム10gが格納されてもよく、読取部10fが記録媒体10hからプログラム10gを読み出して記憶部10cに格納してもよい。
記録媒体10hとしては、例示的に、磁気/光ディスクやフラッシュメモリ等の非一時的なコンピュータ読取可能な記録媒体が挙げられる。磁気/光ディスクとしては、例示的に、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク、HVD(Holographic Versatile Disc)等が挙げられる。フラッシュメモリとしては、例示的に、USBメモリやSDカード等の半導体メモリが挙げられる。
上述したコンピュータ10のHW構成は例示である。従って、コンピュータ10内でのHWの増減(例えば任意のブロックの追加や削除)、分割、任意の組み合わせでの統合、又は、バスの追加若しくは削除等は適宜行なわれてもよい。例えば、眠気判定装置1において、IO部10e及び読取部10fの少なくとも一方は、省略されてもよい。
〔1-6〕適用例
次に、一実施形態に係る眠気判定装置1の適用例を説明する。
〔1-6-1〕第1適用例
図15は、第1適用例に係る安全運転支援システム11の構成例を示すブロック図である。安全運転支援システム11は、ユーザの一例である車両の運転者の目の開閉に関する第1の特徴量32aと、顔の筋肉の緊張状態に関する第2の特徴量32bとに基づき運転者の眠気を判定し、判定結果を安全運転支援のために活用する。
図15に示すように、安全運転支援システム11は、例示的に、判定装置12、安全運転支援部17、及び、データ蓄積部18を備えてよい。
判定装置12は、車両を運転するユーザの顔を含む撮像画像31に基づきユーザの眠気を判定する装置であり、図9に示す眠気判定装置1の一例である。図15に示すように、判定装置12は、例示的に、撮像装置13、通信部14、メモリ部15、及び、制御部16を備えてよい。
図16は、撮像装置13の設置例を示す図である。撮像装置13は、画像、例えば動画像(映像)等の複数の撮像画像31を撮影する種々のカメラであってよい。カメラとしては、図16に例示するように、ユーザの顔を含む領域を撮像する車載カメラ、スマートフォン又はタブレットが用いられてもよい。撮像装置13は、判定装置12の外部に設けられてもよく、この場合、判定装置12に対して撮像画像31を送信する通信IFを備えてよい。
通信部14は、安全運転支援部17、及び、データ蓄積部18のそれぞれと相互に通信を行なうものであり、図14に示すIF部10dにより実現されてもよい。また、撮像装置13が判定装置12の外部に設けられる場合、通信部14は、撮像装置13との通信、例えば、撮像装置13への撮像に関する制御コマンドの送信、及び、撮像装置13から送信される撮像画像31の受信を行なってよい。
メモリ部15は、判定装置12の動作に関する種々の情報を記憶する。メモリ部15は、図9に示すメモリ部3の一例であり、メモリ部3と同様の情報を記憶してよい。
制御部16は、判定装置12の動作に関する種々の制御を行なう。例えば、制御部16は、送受信部16a、眠気判定部16b、及び、情報制御部16cを備えてよい。
送受信部16aは、撮像装置13との間のデータの送受信、及び、通信部14を介した撮像装置13、安全運転支援部17及びデータ蓄積部18との間のデータの送受信等を制御する。
眠気判定部16bは、図9に示す推定部4の一例であり、推定部4と同様の眠気判定処理を実行してよい。
情報制御部16cは、安全運転支援部17及びデータ蓄積部18との間でやり取りをするデータに関する種々の制御を行なう。
安全運転支援部17は、判定装置12において判定された判定結果を通信部14から受信し、判定結果に基づき安全運転支援を行なう。例えば、安全運転支援部17は、判定結果が眠気状態であることを示す場合、運転者にアラーム等の警告を出力してよい。アラームとしては、例えば、音、振動、匂いのいずれか1つ、又は、これらの2以上の組み合わせであってよい。アラームの出力は、例えば、車両、又は、運転者が有するスマートフォン等に備えられたスピーカ、バイブレータ等の機能を利用して運転者に通知されてよい。
データ蓄積部18は、判定装置12において判定された判定結果を通信部14から受信し、受信した判定結果を蓄積するDB(データベース)等であってよい。データ蓄積部18に蓄積された情報は、例えば、自動車保険評価及び事故予防等の種々の目的で活用されてよい。
なお、撮像装置13、通信部14、メモリ部15、制御部16、安全運転支援部17、及び、データ蓄積部18は、任意の組み合わせで併合してもよく、それぞれの機能を分割してもよい。
図17は、第1適用例に係る安全運転支援システム11の動作例を説明するフローチャートである。
図17に例示するように、判定装置12は、撮像装置13により撮像された複数の撮像画像31を取得する(ステップS21)。
判定装置12は、取得した撮像画像31に基づき、眠気判定処理を実行し(ステップS22)、通信部14を介して、眠気の度合いの判定結果を安全運転支援部17及びデータ蓄積部18にそれぞれ送信する。眠気判定処理では、眠気判定部16bにより、図13に示すステップS1~S12と同様の処理が実行されてよい。
安全運転支援部17は、受信した判定結果に基づき安全運転支援を実施し、データ蓄積部18は、受信した判定結果を蓄積し(ステップS23)、処理が終了する。
このように、第1適用例によれば、安全運転支援の実施において、一実施形態に係る眠気判定装置1により正確に判定されたユーザ(運転者)の眠気の度合い(状態)を活用することができる。
〔1-6-2〕第2適用例
図18は、第2適用例に係る遠隔学習支援システム21の構成例を示すブロック図である。遠隔学習支援システム21は、ユーザの一例である受講者の目の開閉に関する第1の特徴量32aと、顔の筋肉の緊張状態に関する第2の特徴量32bとに基づき受講者の眠気を判定し、判定結果を遠隔学習支援のために活用する。遠隔学習は、例えば、受講者のPC(Personal Computer)又はスマートフォン等のコンピュータに対して、インターネットを介して教材を配信するオンライン授業、eラーニング等の遠隔教育であってよい。
図18に示すように、遠隔学習支援システム21は、例示的に、判定装置22、教師フィードバック部27、管理者フィードバック部28、及び、教材調整部29を備えてよい。
判定装置22は、遠隔学習を行なうユーザの顔を含む撮像画像31に基づきユーザの眠気を判定する装置であり、図9に示す眠気判定装置1の一例である。図18に示すように、判定装置22は、例示的に、撮像装置23、通信部24、メモリ部25、及び、制御部26を備えてよい。以下、特に言及しない場合、撮像装置23、通信部24、メモリ部25、及び、制御部26は、図15に示す第1適用例の撮像装置13、通信部14、メモリ部15、及び、制御部16と同様である。
図19は、撮像装置23の設置例を示す図である。撮像装置23としてのカメラは、図19に例示するように、ユーザの顔を含む領域を撮像するwebカメラ、ビデオカメラ、スマートフォン又はタブレットであってもよく、受講者のコンピュータに備えられてもよい。撮像装置23は、判定装置22の外部に設けられてもよく、この場合、判定装置22に対して撮像画像31を送信する通信IFを備えてよい。
通信部24は、教師フィードバック部27、管理者フィードバック部28、及び、教材調整部29のそれぞれと相互に通信を行なうものであり、図14に示すIF部10dにより実現されてもよい。また、撮像装置23が判定装置22の外部に設けられる場合、通信部24は、撮像装置23との通信を行なってよい。
メモリ部25は、判定装置22の動作に関する種々の情報を記憶する。メモリ部25は、図9に示すメモリ部3の一例であり、メモリ部3と同様の情報を記憶してよい。
制御部26は、判定装置22の動作に関する種々の制御を行なう。例えば、制御部26は、送受信部26a、眠気判定部26b、及び、情報制御部26cを備えてよい。
送受信部26aは、撮像装置23との間のデータの送受信、及び、通信部24を介した撮像装置23、教師フィードバック部27、管理者フィードバック部28、及び、教材調整部29との間のデータの送受信等を制御する。
眠気判定部26bは、図9に示す推定部4の一例であり、推定部4と同様の眠気判定処理を実行してよい。なお、眠気判定部26bは、判定結果として覚醒状態を出力する場合、覚醒状態の「一般的」又は「例外(集中)」の別を判定結果に含めてもよい。
情報制御部26cは、教師フィードバック部27、管理者フィードバック部28、及び、教材調整部29との間でやり取りをするデータに関する種々の制御を行なう。
教師フィードバック部27は、判定装置22において判定された判定結果を通信部24から受信し、判定結果に基づき、遠隔学習の講師、例えば教師への判定結果のフィードバックを行なう。例えば、教師フィードバック部27は、判定結果を蓄積及び集計することで、受講者の集中及び眠気情報の統計データを生成し、教師が有するコンピュータに対して統計データを出力してよい。これにより、教師は、統計データに基づき遠隔学習の内容をリアルタイムに調整することができる。
管理者フィードバック部28は、判定装置22において判定された判定結果を通信部24から受信し、判定結果に基づき、遠隔学習の管理者への判定結果のフィードバックを行なう。例えば、管理者フィードバック部28は、上述した統計データを生成又は取得し、管理者が有するコンピュータに出力してよい。これにより、管理者は、統計データに基づき遠隔学習(授業)の評価及び改良を行なうことができる。
教材調整部29は、判定装置22において判定された判定結果を通信部24から受信して蓄積し、判定結果、又は、判定結果から取得した統計データに基づき、教材内容の調整を実行する。教材内容の調整には、配信する教材内容の変更、再生速度又は音量の変更等が含まれてよい。実行された調整は、受講者が有するコンピュータに配信される教材に反映されてよい。
なお、撮像装置23、通信部24、メモリ部25、制御部26、教師フィードバック部27、管理者フィードバック部28、及び、教材調整部29は、任意の組み合わせで併合してもよく、それぞれの機能を分割してもよい。
図20は、第2適用例に係る遠隔学習支援システム21の動作例を説明するフローチャートである。
図20に例示するように、判定装置22は、撮像装置23により撮像された複数の撮像画像31を取得する(ステップS31)。
判定装置22は、取得した撮像画像31に基づき、眠気判定処理を実行し(ステップS32)、通信部24を介して、眠気の度合いの判定結果を教師フィードバック部27、管理者フィードバック部28、及び、教材調整部29にそれぞれ送信する。眠気判定処理では、眠気判定部26bにより、図13に示すステップS1~S12と同様の処理が実行されてよい。
教師フィードバック部27及び管理者フィードバック部28は、受信した判定結果に基づく統計データを教師及び管理者のコンピュータにそれぞれ送信し、教材調整部29は、受信した判定結果に基づき教材内容を調整し(ステップS33)、処理が終了する。
このように、第2適用例によれば、遠隔学習支援の実施において、一実施形態に係る眠気判定装置1により正確に判定されたユーザ(受講者)の眠気の度合い(状態)を活用することができる。
〔2〕その他
上述した一実施形態、並びに、第1及び第2適用例に係る技術は、以下のように変形、変更して実施することができる。
例えば、図9に示す眠気判定装置1の推定部4が備える開閉状態瞬き推定部41、眠気度合変化推定部42、緊張状態推定部43、特徴量判定部44、及び、眠気推定部45は、任意の組み合わせで併合してもよく、それぞれ分割してもよい。
また、図9に示す眠気判定装置1は、複数の装置がネットワークを介して互いに連携することにより、各処理機能を実現する構成であってもよい。一例として、撮像部2はユーザの周辺に位置するコンピュータ、推定部4はアプリケーションサーバ、メモリ部3はDBサーバ、等であってもよい。この場合、コンピュータ、アプリケーションサーバ及びDBサーバが、ネットワークを介して互いに連携することにより、眠気判定装置1としての各処理機能を実現してもよい。
さらに、図9に示す眠気判定装置1の推定部4(眠気推定部45)は、第2の特徴量32bを用いて眠気の判定を行なう場合、複数種別の第2の特徴量32bを用いて、眠気を総合的に判定してもよい。すなわち、第2の特徴量32bとして、2以上の特徴量、一例として、口輪筋(AU23)の変化範囲及びオトガイ筋(AU17)のピーク数、の各特徴量が用いられてもよい。この場合、眠気推定部45は、口輪筋(AU23)の変化範囲に基づく判定結果と、オトガイ筋(AU17)のピーク数に基づく判定結果とに基づき、眠気の判定を行なってもよい。
〔3〕付記
以上の実施形態、並びに、第1及び第2適用例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得し、
前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出し、
検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定し、
決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する、
処理をコンピュータに実行させる、眠気判定プログラム。
(付記2)
前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する処理は、検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化量が第1閾値以下である場合、前記第1の重みが前記第2の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定し、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合、前記第2の重みが前記第1の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する処理を含む、
付記1に記載の眠気判定プログラム。
(付記3)
前記ユーザの眠気を判定する処理は、前記変化量が前記第1閾値以下である場合において、前記目の開閉に関する特徴量が第2閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記目の開閉に関する特徴量が前記第2閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する処理を含む、
付記2に記載の眠気判定プログラム。
(付記4)
前記ユーザの眠気を判定する処理は、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合において、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が第3閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が前記第3閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する処理を含む、
付記2又は付記3に記載の眠気判定プログラム。
(付記5)
前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量を、前記顔の表情筋の変化に関する情報に基づき算出する、
処理を前記コンピュータに実行させる、付記1~付記4のいずれか1項に記載の眠気判定プログラム。
(付記6)
前記顔の表情筋の変化に関する情報は、前記複数の撮像画像におけるAU(Action Unit)の値の変化量を含む、
付記5に記載の眠気判定プログラム。
(付記7)
ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得し、
前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出し、
検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定し、
決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する、
制御部を備える、眠気判定装置。
(付記8)
前記制御部は、前記第1の重み及び前記第2の重みの決定において、検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化量が第1閾値以下である場合、前記第1の重みが前記第2の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定し、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合、前記第2の重みが前記第1の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する、
付記7に記載の眠気判定装置。
(付記9)
前記制御部は、前記ユーザの眠気の判定において、前記変化量が前記第1閾値以下である場合において、前記目の開閉に関する特徴量が第2閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記目の開閉に関する特徴量が前記第2閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する、
付記8に記載の眠気判定装置。
(付記10)
前記制御部は、前記ユーザの眠気の判定において、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合において、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が第3閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が前記第3閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する、
付記8又は付記9に記載の眠気判定装置。
(付記11)
前記制御部は、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量を、前記顔の表情筋の変化に関する情報に基づき算出する、
付記7~付記10のいずれか1項に記載の眠気判定装置。
(付記12)
前記顔の表情筋の変化に関する情報は、前記複数の撮像画像におけるAU(Action Unit)の値の変化量を含む、
付記11に記載の眠気判定装置。
(付記13)
ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得し、
前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出し、
検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定し、
決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する、
処理をコンピュータが実行する、眠気判定方法。
(付記14)
前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する処理は、検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化量が第1閾値以下である場合、前記第1の重みが前記第2の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定し、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合、前記第2の重みが前記第1の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する処理を含む、
付記13に記載の眠気判定方法。
(付記15)
前記ユーザの眠気を判定する処理は、前記変化量が前記第1閾値以下である場合において、前記目の開閉に関する特徴量が第2閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記目の開閉に関する特徴量が前記第2閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する処理を含む、
付記14に記載の眠気判定方法。
(付記16)
前記ユーザの眠気を判定する処理は、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合において、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が第3閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が前記第3閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する処理を含む、
付記14又は付記15に記載の眠気判定方法。
(付記17)
前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量を、前記顔の表情筋の変化に関する情報に基づき算出する、
処理を前記コンピュータが実行する、付記13~付記16のいずれか1項に記載の眠気判定方法。
(付記18)
前記顔の表情筋の変化に関する情報は、前記複数の撮像画像におけるAU(Action Unit)の値の変化量を含む、
付記17に記載の眠気判定方法。
1 眠気判定装置
11 安全運転支援システム
12、22 判定装置
13、23 撮像装置
14、24 通信部
15、25、3 メモリ部
16、26 制御部
16a、26a 送受信部
16b、26b 眠気判定部
16c、26c 情報制御部
17 安全運転支援部
18 データ蓄積部
2 撮像部
21 遠隔学習支援システム
27 教師フィードバック部
28 管理者フィードバック部
29 教材調整部
31 撮像画像
32、32a、32b 特徴量
33 出力結果
4 推定部
41 開閉状態瞬き推定部
42 眠気度合変化推定部
43 緊張状態推定部
44 特徴量判定部
45 眠気推定部

Claims (8)

  1. ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得し、
    前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出し、
    検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定し、
    決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する、
    処理をコンピュータに実行させる、眠気判定プログラム。
  2. 前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する処理は、検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化量が第1閾値以下である場合、前記第1の重みが前記第2の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定し、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合、前記第2の重みが前記第1の重みよりも大きくなるように前記第1の重み及び前記第2の重みを決定する処理を含む、
    請求項1に記載の眠気判定プログラム。
  3. 前記ユーザの眠気を判定する処理は、前記変化量が前記第1閾値以下である場合において、前記目の開閉に関する特徴量が第2閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記目の開閉に関する特徴量が前記第2閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する処理を含む、
    請求項2に記載の眠気判定プログラム。
  4. 前記ユーザの眠気を判定する処理は、前記変化量が前記第1閾値よりも大きい場合において、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が第3閾値よりも大きい場合に、前記ユーザの眠気が覚醒状態であると判定し、前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量が前記第3閾値以下である場合に、前記ユーザの眠気が眠気状態であると判定する処理を含む、
    請求項2又は請求項3に記載の眠気判定プログラム。
  5. 前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量を、前記顔の表情筋の変化に関する情報に基づき算出する、
    処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の眠気判定プログラム。
  6. 前記顔の表情筋の変化に関する情報は、前記複数の撮像画像におけるAU(Action Unit)の値の変化量を含む、
    請求項5に記載の眠気判定プログラム。
  7. ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得し、
    前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出し、
    検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定し、
    決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する、
    制御部を備える、眠気判定装置。
  8. ユーザの顔を含む複数の撮像画像を取得し、
    前記複数の撮像画像に基づいて、前記顔に含まれる目の開閉に関する特徴量の変化を検出し、
    検出された前記目の開閉に関する特徴量の変化に応じて、前記目の開閉に関する特徴量の第1の重みと前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量の第2の重みとを決定し、
    決定された前記第1の重みと前記第2の重みとに従って、前記目の開閉に関する特徴量と前記顔の筋肉の緊張に関する特徴量とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの眠気を判定する、
    処理をコンピュータが実行する、眠気判定方法。
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