JP2022010514A - How to manufacture a shock absorber and a shock absorber - Google Patents
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Abstract
【課題】開弁特性を容易に調整することができる緩衝器を提供する。
【解決手段】ピン部材68と、ピン部材68が挿通される筒部84、内側シート部85および外側シート部86を有するシート部材25と、筒部84に載置される、筒部84の外径よりも大径のリテーナ121と、内側シート部85および外側シート部86に当接して設けられ、筒部84の外周に沿ってピン部材68の軸方向に移動可能なディスクバルブ66と、リテーナ121に載置されてディスクバルブ66を内側シート部85および外側シート部86に向けて押圧するバネ部材122と、を備える。
【選択図】図2
PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a shock absorber whose valve opening characteristics can be easily adjusted.
SOLUTION: A pin member 68, a seat member 25 having a cylinder portion 84 into which the pin member 68 is inserted, an inner seat portion 85 and an outer seat portion 86, and an outside of the cylinder portion 84 mounted on the cylinder portion 84. A retainer 121 having a diameter larger than the diameter, a disc valve 66 provided in contact with the inner seat portion 85 and the outer seat portion 86 and movable in the axial direction of the pin member 68 along the outer periphery of the tubular portion 84, and a retainer. A spring member 122 mounted on 121 and pressing the disc valve 66 toward the inner seat portion 85 and the outer seat portion 86 is provided.
[Selection diagram] Fig. 2
Description
本発明は、緩衝器および緩衝器の製造方法に関する。 The present invention relates to a shock absorber and a method for manufacturing the shock absorber.
ディスクバルブが開弁時に内外周共にリフトして流路を開く構成の緩衝器がある(例えば、特許文献1参照)。 There is a shock absorber having a configuration in which the disc valve is lifted both inside and outside to open the flow path when the valve is opened (see, for example, Patent Document 1).
緩衝器において、開弁特性の調整を容易化する要望がある。 In the shock absorber, there is a demand for facilitating the adjustment of valve opening characteristics.
したがって、本発明は、開弁特性の調整を容易化することができる緩衝器および緩衝器の製造方法の提供を目的とする。 Therefore, it is an object of the present invention to provide a shock absorber and a method for manufacturing a shock absorber that can facilitate adjustment of valve opening characteristics.
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の態様は、ピン部材と、前記ピン部材が挿通される筒部、内側シート部および外側シート部を有するシート部材と、前記筒部に載置される、該筒部の外径よりも大径のリテーナと、前記内側シート部および前記外側シート部に当接して設けられ、前記筒部の外周に沿って前記ピン部材の軸方向に移動可能なディスクバルブと、前記リテーナに載置されて前記ディスクバルブを前記内側シート部および前記外側シート部に向けて押圧するバネ部材と、を備える、構成とした。 In order to achieve the above object, the first aspect of the present invention is to mount the pin member, a cylinder portion through which the pin member is inserted, a seat member having an inner seat portion and an outer seat portion, and the cylinder portion. A retainer having a diameter larger than the outer diameter of the cylinder portion to be placed is provided in contact with the inner seat portion and the outer seat portion, and moves in the axial direction of the pin member along the outer periphery of the cylinder portion. It is configured to include a possible disc valve and a spring member that is mounted on the retainer and presses the disc valve toward the inner seat portion and the outer seat portion.
また、本発明に係る第2の態様は、ピン部材と、前記ピン部材が挿通される筒部、内側シート部および外側シート部を有するシート部材と、前記筒部に載置される、該筒部の外径よりも大径のリテーナと、前記内側シート部および前記外側シート部に当接して設けられ、前記筒部の外周に沿って前記ピン部材の軸方向に移動可能なディスクバルブと、前記リテーナに載置されて前記ディスクバルブを前記内側シート部および前記外側シート部に向けて押圧するバネ部材と、を備える緩衝器の製造方法であって、異なる外径の前記リテーナを使い分けることで、前記ディスクバルブの可撓量を変化させる、構成とした。 A second aspect of the present invention is a pin member, a cylinder portion through which the pin member is inserted, a sheet member having an inner seat portion and an outer seat portion, and a cylinder mounted on the cylinder portion. A retainer having a diameter larger than the outer diameter of the portion, a disc valve provided in contact with the inner seat portion and the outer seat portion, and movable in the axial direction of the pin member along the outer periphery of the tubular portion. A method for manufacturing a shock absorber comprising a spring member mounted on the retainer and pressing the disc valve toward the inner seat portion and the outer seat portion, by using the retainers having different outer diameters properly. , The flexible amount of the disc valve is changed.
本発明によれば、開弁特性の調整を容易化することができる。 According to the present invention, it is possible to facilitate the adjustment of the valve opening characteristic.
本発明に係る一実施形態を図面を参照しつつ以下に説明する。 An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
本実施形態の緩衝器11は、自動車や鉄道車両等の車両のサスペンション装置に用いられる緩衝器であり、具体的には自動車のストラット型サスペンションに用いられる緩衝器である。図1に示すように、緩衝器11は、円筒状の内筒15と、内筒15よりも大径で内筒15の外周側に設けられる有底筒状の外筒16とを有するシリンダ17を備えた複筒式の緩衝器である。外筒16と内筒15との間は、リザーバ室18となっている。
The shock absorber 11 of the present embodiment is a shock absorber used for a suspension device of a vehicle such as an automobile or a railroad vehicle, and specifically, is a shock absorber used for a strut type suspension of an automobile. As shown in FIG. 1, the
外筒16は、金属製の一部材からなる一体成形品であり、円筒状の側壁部21と、側壁部21の軸方向の一端側を閉塞する底部22と、側壁部21の底部22とは反対側の開口23とを有している。
The
緩衝器11は、内筒15の軸方向の一端部に設けられる円環状のバルブボディ25(シート部材)と、内筒15および外筒16の軸方向の他端部に設けられる円環状のロッドガイド26と、を有している。バルブボディ25は、外周部が、小径部分と、これよりも大径の大径部分とを有している。ロッドガイド26も、外周部が、小径部分と、これよりも大径の大径部分とを有している。
The
内筒15は、軸方向の一端部が、バルブボディ25の小径部分に嵌合されており、このバルブボディ25を介して外筒16の底部22に係合している。また、内筒15は、軸方向の他端部が、ロッドガイド26の小径部分に嵌合されており、ロッドガイド26を介して外筒16の側壁部21に係合している。この状態で、内筒15は、外筒16に対して径方向に位置決めされている。ここで、バルブボディ25と底部22との間は、バルブボディ25に形成された通路溝35を介して内筒15と外筒16との間に連通しており、内筒15と外筒16との間と同様、リザーバ室18を構成している。
One end of the
バルブボディ25は、有孔円板状のボディ本体部36と、ボディ本体部36の外周側から軸方向一側に突出する複数の脚部37とを有している。隣り合う脚部37同士の間に、脚部37をボディ本体部36の径方向に横断するように上記した通路溝35が形成されている。
The
緩衝器11は、ロッドガイド26の底部22とは反対側に、円環状のシール部材41を有している。このシール部材41も、ロッドガイド26と同様に側壁部21の内周部に嵌合されている。側壁部21の底部22とは反対の端部には、側壁部21をカール加工等の加締め加工によって径方向内方に塑性変形させて加締め部43が形成されている。シール部材41は、この加締め部43とロッドガイド26とに挟持されている。シール部材41は、外筒16の開口23を閉塞するものであり、具体的にはオイルシールである。なお、シール部材41をシールワッシャで構成しても良い。
The
緩衝器11は、シリンダ17内に設けられるピストン45を有している。ピストン45は、内筒15に摺動可能に嵌装されている。ピストン45は、内筒15内を第1室48と第2室49との2室に区画している。第1室48は、内筒15内のピストン45とロッドガイド26との間に設けられ、第2室49は、内筒15内のピストン45とバルブボディ25との間に設けられている。第2室49は、バルブボディ25によって、リザーバ室18と画成されている。第1室48および第2室49には作動流体としての油液Lが充填されており、リザーバ室18には作動流体としてのガスGと油液Lとが充填されている。よって、緩衝器11は、油圧緩衝器である。
The
緩衝器11は、一端がピストン45と接続され、他側がシリンダ17の外筒16から開口23を介して外部に延出されるロッド51を有している。ロッド51には、ピストン45がナット53によって連結されている。ロッド51は、ロッドガイド26およびシール部材41を通って内筒15および外筒16から外部へと延出している。ロッド51は、ロッドガイド26に案内されて、内筒15および外筒16に対して、ピストン45と一体に軸方向に移動する。
The
シール部材41は、外筒16の開口23とロッド51との間を閉塞して、内筒15内の油液Lと、リザーバ室18内のガスGおよび油液Lとが外部に漏出するのを規制する。
The
ピストン45には、軸方向に貫通する通路55および通路56が形成されている。通路55,56は、第1室48と第2室49とを連通可能となっている。緩衝器11は、ピストン45に当接することで通路55を閉塞可能な円環状のディスクバルブ57を、ピストン45の軸方向の底部22とは反対側に有している。また、緩衝器11は、ピストン45に当接することで通路56を閉塞可能な円環状のディスクバルブ58を、ピストン45の軸方向の底部22側に有している。ディスクバルブ57,58は、ピストン45とともにロッド51に連結されている。通路55は、第2室49に開口しており、通路56は、第1室48に開口している。
The
ディスクバルブ57は、ロッド51が内筒15および外筒16内への進入量を増やす縮み側に移動しピストン45が第2室49を狭める方向に移動して第2室49の圧力が第1室48の圧力よりも所定値以上高くなると通路55を開いて第2室49の油液Lを通路55を介して第1室48に流すことになり、その際に減衰力を発生させる。ディスクバルブ58は、ロッド51が内筒15および外筒16からの突出量を増やす伸び側に移動しピストン45が第1室48を狭める方向に移動して第1室48の圧力が第2室49の圧力よりも所定値以上高くなると通路56を開いて第1室48の油液Lを通路56を介して第2室49に流すことになり、その際に減衰力を発生させる。
In the
ピストン45およびディスクバルブ57のうちの少なくとも一方には、ディスクバルブ57が通路55を最も閉塞した状態でも通路55を介して第1室48と第2室49とを連通させる図示略の固定オリフィスが形成されている。また、ピストン45およびディスクバルブ58のうちの少なくとも一方にも、ディスクバルブ58が通路56を最も閉塞した状態でも通路56を介して第1室48と第2室49とを連通させる図示略の固定オリフィスが形成されている。
At least one of the
緩衝器11は、シリンダ17の底部22側にボデーバルブ60を有している。上記したバルブボディ25は、ボデーバルブ60を構成するものである。バルブボディ25には、軸方向に貫通する通路61および通路62が形成されている。通路61,62は、第2室49とリザーバ室18とを連通可能となっている。
The
ボデーバルブ60は、バルブボディ25の軸方向の底部22側に、バルブボディ25に当接することで通路61を閉塞可能な円環状のディスクバルブ65を有している。また、ボデーバルブ60は、バルブボディ25の軸方向の底部22とは反対側に、バルブボディ25に当接することで通路62を閉塞可能な円環状のディスクバルブ66を有している。ボデーバルブ60は、ピン部材68を有しており、このピン部材68によってディスクバルブ65,66がバルブボディ25に連結されている。
The
バルブボディ25、ディスクバルブ65,66およびピン部材68等で構成されるボデーバルブ60は、シリンダ17内を第2室49とリザーバ室18との2室に画成している。通路61は、第2室49に常時連通しており、通路62は、リザーバ室18に常時連通している。
The
ボデーバルブ60は、ロッド51が縮み側に移動しピストン45が第2室49を狭める方向に移動して第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力よりも所定値以上高くなると、ディスクバルブ65が通路61を開いて第2室49の油液Lを通路61を介してリザーバ室18に流すことになり、その際に減衰力を発生させる。ボデーバルブ60は、ロッド51が伸び側に移動しピストン45が第1室48側に移動して第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力より低下すると、ディスクバルブ66が通路62を開いてリザーバ室18の油液Lを通路62を介して第2室49に流すことになる。ディスクバルブ66は、その際にリザーバ室18から第2室49内に実質的に減衰力を発生させずに油液Lを流すサクションバルブである。
In the
ロッド51には、ピストン45とロッドガイド26との間に係止部材71が固定されており、係止部材71とロッドガイド26との間に緩衝部材72が設けられている。緩衝部材72は、係止部材71に当接しており、ロッド51が伸び側の所定位置まで移動すると、ロッドガイド26に当接して衝撃を緩和する。
A locking
バルブボディ25は、金属製であり、図2に示すように、上記したボディ本体部36と複数の脚部37とを有する円環状に継ぎ目なく一体成形されている。ボディ本体部36は、有孔円板状のベース部83を主体としており、このベース部83の外周側の位置から複数の脚部37が、ベース部83の軸方向に沿って一側に突出している。
The
ボディ本体部36は、ベース部83の内周側の位置から、その軸方向における脚部37とは反対側に突出する円筒状の筒部84を有している。ボディ本体部36は、ベース部83の径方向における筒部84よりも外側の位置から、ベース部83の軸方向における脚部37とは反対側に突出する環状の内側シート部85と、ベース部83の径方向における内側シート部85よりも外側の位置から、ベース部83の軸方向における脚部37とは反対側に突出する環状の外側シート部86とを有している。
The
ボディ本体部36は、ベース部83の内周側の位置から、その軸方向における脚部37側に突出する円筒状の固定シート部88を有している。ボディ本体部36は、ベース部83の径方向における固定シート部88と脚部37との間の位置から、ベース部83の軸方向における脚部37側に突出する環状のシート部89を有している。よって、バルブボディ25は、内側シート部85、外側シート部86、固定シート部88およびシート部89を有するシート部材である。
The
筒部84の径方向内側の部分と、ベース部83の径方向内側の部分と、固定シート部88の径方向内側の部分とが、ボディ本体部36を軸方向に貫通する円形の貫通孔91となっている。貫通孔91は、バルブボディ25の径方向の中央位置に、バルブボディ25を軸方向に貫通して設けられている。筒部84の外周面92は、この貫通孔91と同軸の円筒面となっている。
A circular through
ボディ本体部36の軸方向において、内側シート部85および外側シート部86は、ベース部83とは反対側の先端面の高さ位置を一致させている。ボディ本体部36の軸方向において、筒部84は、ベース部83とは反対側の先端面の高さ位置が、内側シート部85の先端面および外側シート部86の先端面よりも高くなっている。言い換えれば、筒部84は、内側シート部85および外側シート部86よりもベース部83からの突出方向の高さが高くなっている。ボディ本体部36の軸方向において、シート部89の先端面は、固定シート部88の先端面よりも突出方向の高さ位置が若干高くなっている。
In the axial direction of the
通路61は、一端が筒部84と内側シート部85との間に開口し、他端が固定シート部88とシート部89との間に開口してボディ本体部36を軸方向に貫通している。通路61は、ボディ本体部36の周方向に間隔をあけて複数カ所(図1,図2,図4,図5では断面とした関係上一箇所のみ図示)形成されている。通路62は、一端が内側シート部85と外側シート部86との間に開口し、他端がシート部89と脚部37との間に開口してボディ本体部36を軸方向に貫通している。通路62は、ボディ本体部36の周方向に間隔をあけて複数カ所(図1,図2,図4,図5では断面とした関係上一箇所のみ図示)形成されている。
The
ボデーバルブ60は、ボディ本体部36の軸方向の脚部37側に、軸方向のボディ本体部36側から順に、上記したディスクバルブ65、ディスク95および規制ディスク96を有している。ディスクバルブ65は、複数、具体的には三枚のディスク97からなっている。ディスク95は、径方向の中央に円形の貫通孔100が形成された有孔円形平板状であり、金属製である。規制ディスク96も、径方向の中央に円形の貫通孔101が形成された有孔円形平板状であり、金属製である。複数枚のディスク97は、いずれも、径方向の中央に円形の貫通孔102が形成された有孔円形平板状であり、金属製である。
The
複数枚のディスク97は、外径が、同径でありシート部89の外径よりも若干大径である。複数枚のディスク97のうちの最もボディ本体部36側のものが固定シート部88およびシート部89に当接する。ディスク95は、外径が、ディスク97の外径よりも小径であり、固定シート部88の外径と略同径である。規制ディスク96は、外径が、ディスク97の外径よりも若干小径であり、シート部89の外径と略同径である。
The plurality of
ボデーバルブ60は、上記したピン部材68を有している。ピン部材68は、金属製であり、規制ディスク96の貫通孔101、ディスク95の貫通孔100、複数枚のディスク97の貫通孔102およびバルブボディ25の貫通孔91等に嵌合する円柱状の軸部105と、軸部105の軸方向の一端部から径方向外方に広がる円板状の基端フランジ部106と、軸部105の軸方向の他端部から径方向外方に広がる円板状の先端フランジ部107とを有している。ピン部材68は、基端フランジ部106が、規制ディスク96、ディスク95および複数枚のディスク97を固定シート部88とで挟持する。基端フランジ部106は、外径が、固定シート部88の外径よりも大径でシート部89の内径よりも小径となっている。
The
ボデーバルブ60は、ベース部83の軸方向における脚部37とは反対側に、上記したディスクバルブ66を有している。ディスクバルブ66は、金属製であり、中央に、軸方向すなわち厚さ方向に貫通する挿通孔111が形成された一定厚さの有孔円形平板状である。挿通孔111の内径は、バルブボディ25の筒部84の外径、すなわち筒部84の外周面92の径よりも若干大径である。ディスクバルブ66は、外径が外側シート部86の外径よりも若干大径である。ディスクバルブ66は、挿通孔111に筒部84を挿通させた状態で、内側シート部85および外側シート部86の両方に当接する。
The
筒部84の軸方向における内側シート部85および外側シート部86からの突出方向の高さは、ディスクバルブ66の厚さよりも長くなっている。言い換えれば、バルブボディ25の軸方向における内側シート部85の先端面および外側シート部86の先端面と、筒部84の先端面との距離は、ディスクバルブ66の厚さよりも長くなっている。ディスクバルブ66は、筒部84の外周面92に沿って筒部84の軸方向に摺動可能すなわち移動可能であり、移動の際には内周端および外周端が共に移動する。ディスクバルブ66には、径方向の筒部84と内側シート部85との間の位置に、軸方向すなわち厚さ方向に貫通する通路孔112が形成されている。通路孔112は、バルブボディ25の通路61に常時連通する。
The height of the
ボデーバルブ60は、筒部84の軸方向の脚部37とは反対側に、筒部84側から順に、リテーナ121、バネ部材122およびワッシャ123を有している。
The
リテーナ121は、金属製であり、径方向の中央に、軸方向すなわち厚さ方向に貫通する円形の貫通孔131が形成された一定厚さの有孔円形平板状である。リテーナ121は、外周面132が貫通孔131と同軸の円筒面となっている。リテーナ121は、外径が、筒部84の外径より大径であり、内側シート部85の内径よりも小径となっている。言い換えれば、リテーナ121は、外周面132の径が筒部84の外周面92の径より大径となっている。
The
バネ部材122は、金属製であり、図3に示すように、中央側にあって一定厚さの有孔円形平板状の平坦板部142と、平坦板部142から径方向外方に延出する複数、具体的には3箇所の足部143とを有している。平坦板部142には、径方向中央に、軸方向すなわち厚さ方向に貫通する円形の貫通孔144が形成されている。平坦板部142は、外周面145が貫通孔144と同軸の円筒面となっている。足部143は、平坦板部142の周方向に等間隔で複数形成されている。
The
図2に示すように、足部143は、平坦板部142から径方向外側に離れるほど平坦板部142から軸方向にも離れるように平坦板部142に対し傾斜している。バネ部材122は、平坦板部142から足部143がディスクバルブ66に向けて傾斜して延びる向きとされている。平坦板部142の外径は、リテーナ121の外径よりも大径となっている。言い換えれば、平坦板部142の外周面145の径は、リテーナ121の外周面132の径よりも大径となっている。バネ部材122は、複数の足部143の平坦板部142とは反対側の先端部を結ぶ外接円の径が、内側シート部85の外径よりも大径であり、外側シート部86の内径よりも小径となっている。
As shown in FIG. 2, the
ワッシャ123は、金属製であり、径方向の中央に、軸方向すなわち厚さ方向に貫通する円形の貫通孔151が形成された有孔円板状である。ワッシャ123は、貫通孔151が形成された有孔円板平板状の主板部152と、主板部152よりも径方向外側にあってワッシャ123の径方向の外端部を構成する円環部153とを有している。円環部153は主板部152に対し軸方向一側にずれている。言い換えれば、円環部153は主板部152から軸方向一側に突出している。ワッシャ123の主板部152には軸方向に貫通する通路穴154が形成されている。ワッシャ123は、主板部152から円環部153が軸方向のディスクバルブ66側に突出する向きとされている。
The
ワッシャ123は、外径が複数の足部143の先端部を結ぶ外接円の径よりも大径であり、ディスクバルブ66の外径よりも小径となっている。ワッシャ123の外径は、バネ部材122の複数の足部143を平坦板部142と同一平面をなすように伸ばしたときの複数の足部143の先端部を結ぶ外接円の径よりも大径となっている。ディスクバルブ66は、バネ部材122を円環部153との間に挟むことなく円環部153に当接可能となっている。
The outer diameter of the
ピン部材68は、軸部105が、リテーナ121の貫通孔131、バネ部材122の貫通孔144およびワッシャ123の貫通孔151に嵌合される。ピン部材68は、先端フランジ部107が、リテーナ121、バネ部材122の平坦板部142およびワッシャ123の主板部152を筒部84とで挟持する。
In the
ボデーバルブ60を組み立てる際には、ピン部材68の先端フランジ部107が形成される前の状態の軸部105を挿通させながら、基端フランジ部106上に、規制ディスク96、ディスク95、複数枚のディスク97および筒部84を含むバルブボディ25を載置させる。このとき、バルブボディ25は、脚部37がボディ本体部36から軸方向の基端フランジ部106側に突出する向きとされる。そして、バルブボディ25上に、筒部84を挿通させてディスクバルブ66を載置させる。そして、軸部105を嵌合させながら、筒部84上に、リテーナ121、バネ部材122およびワッシャ123を載置させる。このとき、バネ部材122は、平坦板部142から足部143が、平坦板部142の軸方向においてベース部83に向かって延びる向きとされ、ワッシャ123は、主板部152から円環部153が軸方向のバルブボディ25側に突出する向きとされる。この状態で、ワッシャ123を基端フランジ部106側に押圧しながら、ワッシャ123から突出する軸部105を加締めて先端フランジ部107を形成する。このようにして、ボデーバルブ60が組み立てられる。
When assembling the
この状態で、規制ディスク96、ディスク95、複数枚のディスク97、バルブボディ25、リテーナ121、バネ部材122およびワッシャ123は、少なくとも内周部が基端フランジ部106と先端フランジ部107とに軸方向にクランプされる。なお、このとき、バネ部材122の足部143は、わずかに弾性変形して、内側シート部85および外側シート部86に載置されたディスクバルブ66に当接する。
In this state, the
また、この状態で、リテーナ121はバルブボディ25の筒部84に直接載置される。言い換えれば、リテーナ121はバルブボディ25の筒部84に当接する。なお、このとき、リテーナ121はバルブボディ25の筒部84と軸方向の位置は重なり合わない。言い換えれば、リテーナ121は、軸方向において全体的に筒部84よりも内側シート部85および外側シート部86とは反対側にある。
Further, in this state, the
また、この状態で、ディスクバルブ66は、内側シート部85および外側シート部86に当接して設けられる。なお、この状態から、ディスクバルブ66は、バネ部材122の足部143を弾性変形させながら筒部84の外周面92に沿ってピン部材68の軸方向に移動することができる。
Further, in this state, the
また、この状態で、バネ部材122は、平坦板部142においてリテーナ121に直接載置されてディスクバルブ66を内側シート部85および外側シート部86に向けて押圧する。言い換えれば、バネ部材122は、平坦板部142においてリテーナ121に当接する。なお、バネ部材122において、足部143を除く部分全体を構成する平坦板部142はバルブボディ25の筒部84と軸方向の位置は重なり合わない。言い換えれば、平坦板部142は、軸方向において全体が筒部84よりも内側シート部85および外側シート部86とは反対側にある。
Further, in this state, the
また、この状態で、ワッシャ123は、主板部152においてバネ部材122の平坦板部142に直接載置される。言い換えれば、ワッシャ123は、主板部152においてバネ部材122の平坦板部142に当接する。ワッシャ123は、軸方向において、円環部153を含む全体が、筒部84よりも内側シート部85および外側シート部86とは反対側にある。
Further, in this state, the
ボデーバルブ60は、図1に示すロッド51が縮み側に移動しピストン45が第2室49を狭める方向に移動する縮み行程において、第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力よりも所定値以上高くなると、ディスクバルブ65が外周側をバルブボディ25のシート部89から軸方向に離すように弾性変形しシート部89から離座して通路61を開くことになる。これにより、第2室49から、ディスクバルブ66の通路孔112およびバルブボディ25の通路61を介してリザーバ室18に向け油液Lが流れることになる。このとき、ディスクバルブ65は、この通路61を開閉し減衰力を発生させる。規制ディスク96は、バルブボディ25との間に設けられたディスクバルブ65の変形の可動範囲をディスクバルブ65に当接して制限する。なお、この縮み行程において、ディスクバルブ66は、バネ部材122による荷重で内側シート部85および外側シート部86に押し付けられて着座しており、通路62を閉じている。
In the
ボデーバルブ60は、図1に示すロッド51が伸び側に移動しピストン45が第1室48側に移動する伸び行程において、第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力より低下すると、図4に示すように、ディスクバルブ66が、バネ部材122の足部143を弾性変形させながら、筒部84の外周面92に沿ってピン部材68の軸方向に摺動して、バルブボディ25の内側シート部85および外側シート部86の両方から離座して通路62を開くことになる。これにより、リザーバ室18から、バルブボディ25の通路62を介して第2室49に向け油液Lが流れることになる。このとき、ディスクバルブ66は内周端および外周端が共にベース部83、内側シート部85および外側シート部86から軸方向に移動すなわちリフトする。
In the extension stroke in which the
伸び行程において、ロッド51およびピストン45のストローク速度が上がって第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力よりさらに低下すると、ディスクバルブ66は、リテーナ121に当接して内周側の軸方向の移動すなわちリフトが規制されることになり、図5に示すように、リテーナ121の外周部の軸方向の筒部84側の端部を支点として弾性変形して外周側をワッシャ123に近づける。すると、リザーバ室18から、バルブボディ25の通路62を介して第2室49に向け油液Lを流す流路面積がさらに増え、さらに速い速度で油液Lを第2室49に流すことになる。なお、ワッシャ123は、バルブボディ25との間に設けられたディスクバルブ66の変形の可動範囲を、円環部153がディスクバルブ66に当接して制限する。このような伸び行程において、ディスクバルブ66は、ロッド51のシリンダ17からの突出量の増大に伴って内筒15内で不足する油液Lを、通路62を開いてリザーバ室18から第2室49に補充する。なお、この伸び行程において、ディスクバルブ65は、自身の弾性力によりシート部89に着座しており通路61を閉じている。
In the extension stroke, when the stroke speeds of the
本実施形態の緩衝器11の製造方法においては、上記のようにボデーバルブ60を組み立てる際に、厚さが同じで外径が異なる複数種類のリテーナ121を準備しておき、組み付けるリテーナ121の種類を選択することで、ディスクバルブ66の開弁特性を調整する。言い換えれば、厚さが同じで外径が異なる複数種類のリテーナ121を準備しておき、これら複数種類のリテーナ121の中から一種類のリテーナ121を選択して、その一枚を緩衝器11に設けることで、この緩衝器11のディスクバルブ66の開弁特性を調整する。
In the method for manufacturing the
例えば、外径が小さい第1のリテーナ121と、これよりも外径が大きい第2のリテーナ121とを準備しておき、外径が小さい第1のリテーナ121を緩衝器11に組み付ける。すると、図6にA1で示すように、バルブボディ25に対するディスクバルブ66のリフト量の上昇に対する流路の開口面積の拡大の割合は、ディスクバルブ66がリテーナ121に当接するまでのフローティング領域X1では、A2に示す外径が大きい第2のリテーナ121を組み付けた場合と同様に変化するものの、リテーナ121に当接した後の撓み領域X2では、A2に示す外径が大きい第2のリテーナ121を組み付けた場合よりも大きくなる。すなわち、本実施形態の緩衝器11の製造方法では、異なる外径のリテーナ121を使い分けることで、ディスクバルブ66の可撓量を変化させる。なお、準備するリテーナ121は、外径が最小のものでも、筒部84の外径よりも大径となっている。
For example, a
特許文献1には、ディスクバルブが開弁時に内外周共にリフトして流路を開く構成の緩衝器が記載されている。このディスクバルブは、リフト時に、規制部材に当接する構造になっている。よって、ディスクバルブの開弁特性を調整するには、規制部材を変更する必要がある。規制部材は、バネ部とストローク規制部とを有する複雑な形状であるため変更が容易ではない。よって、この緩衝器では、ディスクバルブの開弁特性を容易に調整することができない。 Patent Document 1 describes a shock absorber having a configuration in which a disc valve is lifted both inside and outside to open a flow path when the valve is opened. This disc valve has a structure that comes into contact with the regulating member when it is lifted. Therefore, in order to adjust the valve opening characteristics of the disc valve, it is necessary to change the regulating member. Since the regulating member has a complicated shape having a spring portion and a stroke regulating portion, it is not easy to change. Therefore, with this shock absorber, the valve opening characteristics of the disc valve cannot be easily adjusted.
また、この緩衝器では、ディスクバルブが、規制部材のストローク規制部に当接することでリフトが規制されることになるが、ストローク規制部は、中央の平坦板部から径方向外方に延びる形状であるため、ディスクバルブのリフトの規制後の撓みも抑制してしまう。しかも、規制部材は、ベースバルブ部材のガイドボス部に直接載置されており、ストローク規制部は、ディスクバルブを案内するガイドボス部と軸方向の位置が重なり合っている。このため、ディスクバルブのリフト量が短くなってしまう。 Further, in this shock absorber, the lift is regulated by the disc valve coming into contact with the stroke regulating portion of the regulating member, and the stroke regulating portion has a shape extending radially outward from the central flat plate portion. Therefore, the bending of the disc valve lift after regulation is also suppressed. Moreover, the regulating member is directly mounted on the guide boss portion of the base valve member, and the stroke regulating portion overlaps the position in the axial direction with the guide boss portion that guides the disc valve. Therefore, the lift amount of the disc valve becomes short.
ここで、このディスクバルブは、伸び行程でリザーバ室の油液をシリンダ内へ導く際に開弁し、縮み行程では閉じる。このディスクバルブのリフト量すなわち開弁時の流路の開口面積が小さく抑えられてしまうと、伸び行程においてリザーバ室からシリンダ内への油液の補給不足が起こり、縮み行程での減衰力の初期遅れが生じる可能性がある。すると、この緩衝器が搭載された車両の乗り心地を低下させてしまう可能性がある。 Here, this disc valve opens when guiding the oil liquid in the reservoir chamber into the cylinder in the extension stroke, and closes in the contraction stroke. If the lift amount of this disc valve, that is, the opening area of the flow path at the time of valve opening is suppressed to a small size, insufficient supply of oil liquid from the reservoir chamber to the inside of the cylinder occurs in the extension stroke, and the initial damping force in the contraction stroke occurs. There may be a delay. Then, the ride quality of the vehicle equipped with this shock absorber may be deteriorated.
これに対し、本実施形態の緩衝器11は、ディスクバルブ66の移動を案内する筒部84を有するバルブボディ25の筒部84に、この筒部84の外径よりも大径のリテーナ121を載置させている。そして、ディスクバルブ66をバルブボディ25の内側シート部85および外側シート部86に向けて押圧するバネ部材122を、このリテーナ121に載置させている。このように、筒部84とバネ部材122との間に、バネ部材122とは別体のリテーナ121を設けているため、このリテーナ121を変更することでディスクバルブ66の開弁特性を調整することができる。よって、ディスクバルブ66の開弁特性を容易に調整することができる。
On the other hand, in the
また、リテーナ121は、バネ部材122とは別体であるため、外径を小さく抑えることができる。具体的には、リテーナ121の外径を、バネ部材122の平坦板部142よりも小さくすることができる。よって、ディスクバルブ66のリテーナ121への当接後の可撓量を大きくすることができる。その結果、伸び行程でのディスクバルブ66の開弁時の開口面積を大きくすることができ、リザーバ室18からシリンダ17内の第2室49への油液Lの補給を十分に行うことができる。したがって、縮み行程での減衰力の初期遅れを抑制することができる。よって、この緩衝器11が搭載された車両の乗り心地を向上させることができる。
Further, since the
加えて、リテーナ121は筒部84と軸方向の位置が重なり合っていないため、ディスクバルブ66の内周端部を筒部84の全長にわたってリフトさせることができる。その結果、伸び行程でのディスクバルブ66の開弁時の開口面積をさらに大きくすることができ、リザーバ室18から第2室49への油液Lの補給をさらに十分に行うことができる。したがって、縮み行程での減衰力の初期遅れをさらに抑制することができる。よって、この緩衝器11が搭載された車両の乗り心地を一層向上させることができる。
In addition, since the
以上に述べた実施形態の第1の態様は、ピン部材と、前記ピン部材が挿通される筒部、内側シート部および外側シート部を有するシート部材と、前記筒部に載置される、該筒部の外径よりも大径のリテーナと、前記内側シート部および前記外側シート部に当接して設けられ、前記筒部の外周に沿って前記ピン部材の軸方向に移動可能なディスクバルブと、前記リテーナに載置されて前記ディスクバルブを前記内側シート部および前記外側シート部に向けて押圧するバネ部材と、を備える。これにより、ディスクバルブの開弁特性を容易に調整することができる。 The first aspect of the embodiment described above is the pin member, the cylinder portion through which the pin member is inserted, the seat member having the inner seat portion and the outer seat portion, and the seat member mounted on the cylinder portion. A retainer having a diameter larger than the outer diameter of the cylinder portion, and a disc valve provided in contact with the inner seat portion and the outer seat portion and movable in the axial direction of the pin member along the outer circumference of the cylinder portion. A spring member that is mounted on the retainer and presses the disc valve toward the inner seat portion and the outer seat portion. Thereby, the valve opening characteristic of the disc valve can be easily adjusted.
第2の態様は、第1の態様において、前記バネ部材は、中央側の平坦板部と、該平坦板部から前記ディスクバルブに向けて傾斜して延びる足部と、を備え、前記リテーナの外径は、前記平坦板部よりも小径である。 In a second aspect, in the first aspect, the spring member includes a flat plate portion on the central side and a foot portion inclined from the flat plate portion toward the disc valve, and the retainer is provided with a foot portion. The outer diameter is smaller than that of the flat plate portion.
第3の態様は、ピン部材と、前記ピン部材が挿通される筒部、内側シート部および外側シート部を有するシート部材と、前記筒部に載置される、該筒部の外径よりも大径のリテーナと、前記内側シート部および前記外側シート部に当接して設けられ、前記筒部の外周に沿って前記ピン部材の軸方向に移動可能なディスクバルブと、前記リテーナに載置されて前記ディスクバルブを前記内側シート部および前記外側シート部に向けて押圧するバネ部材と、を備える緩衝器の製造方法であって、異なる外径の前記リテーナを使い分けることで、前記ディスクバルブの可撓量を変化させる。これにより、ディスクバルブの開弁特性を容易に調整することができる。 A third aspect is the pin member, the cylinder portion through which the pin member is inserted, the seat member having the inner seat portion and the outer seat portion, and the outer diameter of the cylinder portion placed on the cylinder portion. A large-diameter retainer, a disc valve provided in contact with the inner seat portion and the outer seat portion, and movable in the axial direction of the pin member along the outer periphery of the tubular portion, and mounted on the retainer. It is a method of manufacturing a shock absorber provided with a spring member that presses the disc valve toward the inner seat portion and the outer seat portion, and the disc valve can be used by properly using the retainers having different outer diameters. Change the amount of flexure. Thereby, the valve opening characteristic of the disc valve can be easily adjusted.
11 緩衝器
25 バルブボディ(シート部材)
66 ディスクバルブ
68 ピン部材
84 筒部
85 内側シート部
86 外側シート部
121 リテーナ
122 バネ部材
142 平坦板部
143 足部
11
66
Claims (3)
前記ピン部材が挿通される筒部、内側シート部および外側シート部を有するシート部材と、
前記筒部に載置される、該筒部の外径よりも大径のリテーナと、
前記内側シート部および前記外側シート部に当接して設けられ、前記筒部の外周に沿って前記ピン部材の軸方向に移動可能なディスクバルブと、
前記リテーナに載置されて前記ディスクバルブを前記内側シート部および前記外側シート部に向けて押圧するバネ部材と、を備える緩衝器。 With pin members
A sheet member having a tubular portion, an inner seat portion, and an outer seat portion through which the pin member is inserted,
A retainer having a diameter larger than the outer diameter of the cylinder portion placed on the cylinder portion,
A disc valve provided in contact with the inner seat portion and the outer seat portion and movable in the axial direction of the pin member along the outer circumference of the tubular portion.
A shock absorber having a spring member mounted on the retainer and pressing the disc valve toward the inner seat portion and the outer seat portion.
前記リテーナの外径は、前記平坦板部よりも小径であることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。 The spring member includes a flat plate portion on the center side and a foot portion extending from the flat plate portion so as to be inclined toward the disc valve.
The shock absorber according to claim 1, wherein the retainer has an outer diameter smaller than that of the flat plate portion.
前記ピン部材が挿通される筒部、内側シート部および外側シート部を有するシート部材と、
前記筒部に載置される、該筒部の外径よりも大径のリテーナと、
前記内側シート部および前記外側シート部に当接して設けられ、前記筒部の外周に沿って前記ピン部材の軸方向に移動可能なディスクバルブと、
前記リテーナに載置されて前記ディスクバルブを前記内側シート部および前記外側シート部に向けて押圧するバネ部材と、を備える緩衝器の製造方法であって、
異なる外径の前記リテーナを使い分けることで、前記ディスクバルブの可撓量を変化させることを特徴とする緩衝器の製造方法。 With pin members
A sheet member having a tubular portion, an inner seat portion, and an outer seat portion through which the pin member is inserted,
A retainer having a diameter larger than the outer diameter of the cylinder portion placed on the cylinder portion,
A disc valve provided in contact with the inner seat portion and the outer seat portion and movable in the axial direction of the pin member along the outer circumference of the tubular portion.
A method of manufacturing a shock absorber comprising a spring member mounted on the retainer and pressing the disc valve toward the inner seat portion and the outer seat portion.
A method for manufacturing a shock absorber, which comprises changing the amount of flexibility of the disc valve by properly using the retainers having different outer diameters.
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