JP2021528397A - シアノトリアゾール化合物及びその使用 - Google Patents
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- PRIZLMABAXBFPV-UHFFFAOYSA-N CC(C)(C)OC(N1CC2=CC(c(c(C)cc(F)c3)c3OCCOC)=C=CC2C1)=O Chemical compound CC(C)(C)OC(N1CC2=CC(c(c(C)cc(F)c3)c3OCCOC)=C=CC2C1)=O PRIZLMABAXBFPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Description
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本願は、2018年6月19日に出願される米国特許第62/687,045号明細書に対する優先権の利益を主張し、その内容は参照により本明細書中に援用される。
本願は、2018年6月19日に出願される米国特許第62/687,045号明細書に対する優先権の利益を主張し、その内容は参照により本明細書中に援用される。
本発明は、シアノトリアゾール化合物、かかる化合物を含む組成物、並びにキネトプラスト病、特にヒトアフリカトリパノソーマ症(HAT)、シャーガス病及びリーシュマニア症の治療用のそれらの使用に関する。
睡眠病としても知られるヒトアフリカトリパノソーマ症(HAT)は、ツェツェバエの咬傷によって伝染される、原生動物寄生虫ブルーストリパノソーマ(Trypanosoma brucei)(T.b)によって引き起こされる寄生虫疾患である。報告された睡眠病症例の95%超がガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)によって引き起こされ、症例の5%未満がローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)によって引き起こされる。同疾患は、36のサブサハラ・アフリカ諸国において風土病であり、世界保健機関(WHO)は近年、2016年での同疾患の新たな症例が5000未満であることを報告したが、有意な数の症例が報告されないままである可能性が高い。伝染後、寄生虫が宿主内で複製・伝播するとき、HATが2つのステージで現れる。寄生虫は、最初に血流中に存在し(ステージ1);治療されない場合、最終的には中枢神経系(CNS)を横断し、最終的に死に至る重度の神経性障害を引き起こすステージ2疾患をもたらす。
睡眠病の治療用に、4種の薬剤が登録されている。プロトコルは、疾患のステージに左右される。第1ステージ疾患に対する現行の標準治療は、静脈内若しくは筋肉内ペンタミジン(ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)用)、又は静脈内スラミン(ローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)用)である。第2ステージ疾患に対する現行の標準治療は、静脈内メラルソプロール、又は経口ニフルチモックスと組み合わせた静脈内メラルソプロール、静脈内エフロルニチン単独又はニフルチモックスと組み合わせたエフロルニチンである。薬剤のすべてが、望ましくない又は時として重篤な副作用を有する。例えば、有機ヒ素化合物のメラルソプロール(Arsobal)が注射された患者の3〜10%が反応性脳症(痙攣、進行性昏睡、又は精神病性反応)を発現し、かかる症例の10〜70%が死亡をきたす。
現在のゴールドスタンダードなHAT治療(NECT)は、7日のエフロルニチン(2回注入/日)と10日の経口ニフルチモックスの組み合わせである。この治療の実施は、資源不足の状況で投与することが極端に複雑であるような注入を必要とすることから、困難である。NECTの実施はまた、HAT治療のコストにおける有意な増加をもたらしていることが要因で、世界保健機関(WHO)は、NECT実施の長期にわたる持続可能性に疑問を投げかけている。特に、現行の治療法が疾患の制御、究極的には排除プログラムのスケーリングにとって実用的とならないことは明らかである。それ故、より安全で、より有効で且つ「使いやすい」HAT用経口薬剤が緊急に求められている。
最も高度な新規分子が、DNDiの臨床的候補のフェキシニダゾールであり、それについては、1800mgで4日間、続いて1200mgで6日間の経口投与計画の安全性及び有効性を判定するためのステージII試験が進行中である。患者300名の安全性暫定分析によると、該化合物が現行のNECT治療法と少なくとも同程度に有効であることが示唆される。しかし、新しいフェキシニダゾール試験は、NECT治療にとって必要とされる注入を十分に代替する可能性を有し、報告によると、低い安全性マージンや、10日にわたる投与に伴う高い服薬負荷が、依然として資源不足の状況下では困難なレジメンである。それ故、安全性を監視する必要性がない新規な短期経口療法を同定することは非常に重要である。我々は、我々の新しい薬剤候補をフェキシニダゾール(及びSCYX−7158)と組み合わせることの可能性を継続的に評価することになり、これらの化合物との組み合わせにより、有効性を増強し且つ/又は安全性マージンを改善し得る任意の経口薬剤であれば、治療計画を有意に改善し得る。
アメリカトリパノソーマ症とも称されるシャーガス病は、鞭毛虫原生動物クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)によって引き起こされる熱帯性寄生虫疾患である。クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)は、一般に、オオサシガメ亜科(Triatominae)(サシガメ科(Reduviidae))の吸血性「キッシング・バグ」により、ヒト及び他の哺乳類に伝染される。
シャーガス病は、主に米国内で罹患される。それは、21の中央及びラテンアメリカ諸国;特にメキシコ、中央アメリカ、及び南アメリカの貧しい非都会地域における風土病である。ラテンアメリカの非都会から都会地域へ、そして世界の他の地域への大規模な集団移動により、シャーガス病の地理的分布が拡大しており、多くの国々、特に欧州において症例が記録されている。米国ではトリアトミン虫が生息しているが、シャーガス病の節足動物媒介性の症例は、記録されていても希少である。
毎年、世界中で推定1000万〜1500万人がシャーガス病に感染し、彼らの大半が感染の認識がない。毎年、14,000人が疾患の結果として死亡する。中央及び南アメリカでは、シャーガスは、マラリアを含む任意の他の寄生虫由来疾患よりも多くの人命を奪う。CDCは、公表された血清有病率図を移民集団に適用することにより、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)感染を有する300,000を超える人が米国で生活していると推定する。米国におけるシャーガス病を有する大半の人々が、常在国でそれら感染を受けた。
シャーガス病は、急性期及び慢性期を有する。未処置な場合、感染は生涯にわたる。急性シャーガス病は、感染直後に生じ、最大で数週又は数か月持続することがあり、寄生虫は、循環血液中に見出されることがある。感染は、軽度又は無症候なことがある。(寄生虫が皮膚又は粘膜に侵入した場合)接種部位周囲に発熱又は腫脹が生じることがある。稀には、急性感染は、心筋又は脳及び脳周囲の裏層で重度の炎症を生じることがある。初期の急性期は、抗寄生虫薬治療に応答し、治癒率が60〜90%である。大半の感染者が、急性期に続き、疾患の遷延性の無症候型(「慢性不確定型」と称される)に入り、その間、血液中に寄生虫がほとんど又は全く見出されない。この期間中、大半の人々が彼らの感染に気付いていない。多くの人々が生涯にわたり無症候性のままであり、シャーガス関連症状を決して発現しないことがある。しかし、感染者の推定20〜30%が、彼らの生涯にわたって、衰弱性の、時として重篤な医学的問題を抱えることになる。
シャーガス病の症状は、感染期間にわたって変化する。早くも急性段階では、症状は軽度であり、通常は感染部位でせいぜい局所的腫脹を生じさせる程度である。初期急性期は、抗寄生虫治療に応答し、治癒率は60〜90%である。4〜8週後、活動性感染を有する個体は、慢性的に感染した個体の60〜80%における生涯を通じて無症候性であるシャーガス病の慢性期に入る。
シャーガス病に対するワクチンは存在しない。シャーガス病に対する治療は、寄生虫を殺し、徴候及び症状を管理することに焦点を置いている。
シャーガス病の急性期の間、治療用に現在利用可能な薬剤は、ベンズニダゾールとニフルチモックスである。一旦シャーガス病が慢性期に達すると、薬物療法は疾患を治癒させるために有効でない。その代わり、治療は特定の徴候及び症状に左右される。しかし、これらの現行の治療法に伴う課題には、それらの多様な副作用、治療期間、及び治療中の医学的管理への必要性が含まれる。
リーシュマニア症は、リーシュマニア(Leishmania)属に属する原生動物寄生虫によって引き起こされる疾患であり、スナバエの特定種の咬傷によって伝染される。
リーシュマニア症は、大部分は発展途上世界の疾患であり、多くは軍隊が彼らの祖国から離れて駐留させられる場合などの少数の症例以外では、先進国世界において希少であることが知られている。リーシュマニア症は、多くの熱帯及び亜熱帯諸国において伝染される可能性があり、約88か国の一部において見出される。約3.5億人がこれら地域内で生活している。リーシュマニア症は見出される状況は、中央及び南アメリカにおける雨林から西アジア及び中東における砂漠にかけての範囲に及ぶ。それは世界規模で1200万もの人々を罹患させ、新たな症例は毎年150〜200万である。内臓型リーシュマニア症は、毎年、推定発生率として500,000の新たな症例及び60,000の死亡を有する。内臓リーシュマニア症の世界の症例の90パーセント超が、インド、バングラデッシュ、ネパール、スーダン、及びブラジルにて生じる。カブールは、世界における皮膚リーシュマニア症の最大の中心地と推定されており、2004年現在で約67,500の症例がある。
リーシュマニア症には、4つの主な型が存在する。皮膚リーシュマニア症は、リーシュマニア症の最も一般的な形態である。カラアザールとも称される内蔵リーシュマニア症は、寄生虫が重要臓器に移動するような最も重篤な形態である。内蔵リーシュマニア症は、寄生虫ドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)によって引き起こされ、治療されない場合、潜在的に致死性である。現在、ワクチンは通常用いられていない。
内臓リーシュマニア症に対する2つの主な治療薬が、アンチモン誘導体のスチボグルコン酸ナトリウム(PENTOSTAM(登録商標))及びアンチモン酸メグルミン(GLUCANTIM(登録商標))である。スチボグルコン酸ナトリウムは、約70年間使用されており、この薬に対する抵抗性は増大する課題である。さらに、治療は比較的長く有痛性であり、望ましくない副作用を引き起こし得る。現在、アムホテリシン(AmBisome)が治療選択肢である。ミルテホシン(Impavido)及びパロモマイシンは、その他の治療選択肢である。これらの薬剤は、90%を超える患者において根治的治癒をもたらすことが知られている。アムホテリシン(AmBisome)は、拡張性があり、静脈内に投与される必要があり;罹患した大部分の患者にとって入手可能でない。パロモマイシンは、入手可能であるが、3週間の筋肉内注射を必要とし;コンプライアンスが主要な課題である。ミルテホシンは、経口薬剤であり、他の薬剤よりも有効であり且つ耐容性があることを示している。しかし、ミルテホシンの催奇性及び薬物動態から生じるその使用に伴う問題が存在する。ミルテホシンは、身体からはるかにより緩徐に除去されることが示され、治療の終了から5か月経てもまだ検出可能であった。治療から5か月過ぎても血液中に治療量以下のミルテホシン濃度が存在するとしたら、抵抗性寄生虫の選択に寄与することがあり、さらに、ミルテホシンの催奇性リスクを防止するための対策が見直される必要がある。これは、罹患集団によるミルテホシンの服用が大して進まない原因となった。
前述の観点から、抗寄生虫薬として新規な化合物を開発することは望ましい。我々の発明はそうした需要を満たす。
Novartisは、約200万の化合物を用いて全細胞に基づくハイスループットスクリーニングを実施し、10μMの濃度でブルーストリパノソーマ(T.brucei brucei)(Tbb)に対する50%を超える増殖阻害を示す約28,000のヒットを得た。さらに、一連の生物検定を用いてのヒットのバイオセントリズム的特徴づけにより、ブルーストリパノソーマ(T.brucei brucei)の最も強力な「濃度及び時間依存性」殺菌阻害剤(cidal inhibitor)の一つとして、現在のシアノトリアゾールシリーズが同定された。この化合物シリーズは、ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)に対して活性を有するだけでなく、クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)、シャーガス病の原因生物及び内臓リーシュマニア症のドノバンリーシュマニア(L.donovani)原因物質に対して活性を有する。
本発明は、式(I):
(式中、R1、R2、R3、及びR4は、本明細書に定義する通りである)
の化合物に関連し、これは、その立体異性体、互変異性体、薬学的に許容される塩、多形、若しくは溶媒和物を含み、これらは、ヒトアフリカトリパノソーマ症の治療に有用である。
(式中、R1、R2、R3、及びR4は、本明細書に定義する通りである)
の化合物に関連し、これは、その立体異性体、互変異性体、薬学的に許容される塩、多形、若しくは溶媒和物を含み、これらは、ヒトアフリカトリパノソーマ症の治療に有用である。
本発明はまた、本開示の化合物を製造するためのプロセス及び中間体に関する。
さらに、本発明は、少なくとも1つの本発明の化合物及び少なくとも1種の薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む医薬組成物に関する。医薬組成物は、さらに、少なくとも1種の追加の治療薬を含んでもよい。特に、フェキシニダゾール及びSCYX−7158並びにそれらの組合せから選択される追加の治療薬が有利である。
本発明の化合物は、ヒトアフリカトリパノソーマ症の治療に用いることができる。
本発明の化合物は、治療法に用いることができる。
本発明の化合物は、ヒトアフリカトリパノソーマ症の治療のための薬剤の製造に用いることができる。
本発明は、ヒトアフリカトリパノソーマ症の治療方法にも関連し、この方法は、それを必要とする患者に、任意選択で第2治療薬と一緒に、治療有効量の第1治療薬を投与するステップを含み、ここで、第1治療薬は、本発明の化合物であり、第2治療薬は、1つの他種治療薬である。
本発明は、さらに、ヒトアフリカトリパノソーマ症を治療するための方法であって、治療有効量の本発明の化合物、及び任意選択的には治療薬の他の1タイプである第2の治療薬を一緒に、それを必要とする患者に投与することを含む方法に関する。
本発明の化合物は、単独で、本発明の他の化合物と組み合わせて、又は1種若しくは複数種、好ましくは1〜2種の他の薬剤と組み合わせて、同時に又は順次使用することができる。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲から明らかになるだろう。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び特許請求の範囲から明らかになるだろう。
I.化合物
第1の実施形態では、本発明は、特に、式(I):
の化合物又はその薬学的に許容できる塩(式中、
R1、R2及びR4は、独立して、H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
R3は、フェニル、並びに炭素原子とN、NRa、O、及びS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子とを含む5〜6員環ヘテロアリールから独立して選択され;ここで前記フェニル及びヘテロアリールは、0〜4のR3Aで置換され;
各R3Aは、ハロゲン、CN、OH、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C(O)−C1〜C4アルキル、及びフェニルから独立して選択され;
R1、R2及びR4は、独立して、H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
各Raは、H及びC1〜C4アルキルから独立して選択され;且つ
各pは、0、1及び2から独立して選択される)
を提供する。
第1の実施形態では、本発明は、特に、式(I):
の化合物又はその薬学的に許容できる塩(式中、
R1、R2及びR4は、独立して、H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
R3は、フェニル、並びに炭素原子とN、NRa、O、及びS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子とを含む5〜6員環ヘテロアリールから独立して選択され;ここで前記フェニル及びヘテロアリールは、0〜4のR3Aで置換され;
各R3Aは、ハロゲン、CN、OH、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C(O)−C1〜C4アルキル、及びフェニルから独立して選択され;
R1、R2及びR4は、独立して、H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
各Raは、H及びC1〜C4アルキルから独立して選択され;且つ
各pは、0、1及び2から独立して選択される)
を提供する。
第2の実施形態では、本発明は、本明細書中の実施形態のいずれかの化合物、又はその薬学的に許容できる塩を含み、ここでR3は、フェニルである。
別の実施形態では、本発明は、本明細書中の実施形態のいずれかの化合物、又はその薬学的に許容できる塩を含み、ここでR3は、Ph、2−F−Ph、3−F−Ph、4−F−Ph、2−Cl−Ph、3−Cl−Ph、4−Cl−Ph、4−Br−Ph、3−CF3−Ph、4−CF3−Ph、2−OMe−Ph、3−OMe−Ph、4−OMe−Ph、2−OCF3−Ph、4−OCF3−Ph、2−CN−Ph、3−CN−Ph、4−CN−Ph、2−C(O)Me−Ph、1,1’−ビフェニル−2−イル、3,4−diF−Ph、3,5−diF−Ph、2−F−4−Cl−Ph、3−F−4−Cl−Ph、2−Cl−4−F−Ph、3−Cl−4−F−Ph、2,4−diCl−Ph、2−CF3−4−F−Ph、2−CF3−5−F−Ph、2−CN−4−F−Ph、2−F−3−CN−Ph、2−F−5−CN−Ph、2−CN−4−F−Ph、2−OMe−4−F−Ph、2−OMe−5−F−Ph、2−Cl−4−OMe−Ph、2−OMe−5−Cl−Ph、2−OMe−4−OMe−Ph、2−OMe−5−OMe−Ph、3−Me−4−CF3−Ph、2−CF3−4−F−Ph、2−CF3−4−OMe−Ph、2−OMe−5−OCF3−Ph、2,4,5−triF−Ph、2−Cl−4,5−diF−Ph、2,6−diCl−Ph、2−CF3−Ph、2−Cl−4−CF3−Ph、2,4−diF−Ph、及び4−エチニル−Phから選択され、ここでPhは、フェニルを表す。
別の実施形態では、本発明は、本明細書中の実施形態のいずれかの化合物、又はその薬学的に許容できる塩を含み、ここでR3は、ピリジニルである。
別の実施形態では、本発明は、本明細書中の実施形態のいずれかの化合物、又はその薬学的に許容できる塩を含み、ここでR3は、ピリド−4−イル、2−F−ピリド−3−イル、6−F−ピリド−3−イル、2−F−ピリド−4−イル、3−F−ピリド−4−イル、2−Cl−ピリド−3−イル、2−Cl−ピリド−4−イル、2−CF3−ピリド−4−イル、3−Cl−ピリド−4−イル、3−CF3−ピリド−4−イル、2−CF3−ピリド−3−イル、及び4−CF3−ピリド−3−イルから選択される。
別の実施形態では、本発明は、本明細書中の実施形態のいずれかの化合物、又はその薬学的に許容できる塩を含み、ここでR1、R2又はR3の少なくとも1つはHである。
別の実施形態では、本発明は、本明細書中の実施形態のいずれかの化合物、又はその薬学的に許容できる塩を含み、ここでR3Aは、−Me、−OH、−F、−Cl、−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2CF3、−OMe、−OCF3及び−O−CH2−CF3から独立して選択される。
別の実施形態では、本発明の化合物又はその薬学的に許容できる塩は、1−(2−(5−(2−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−シアノ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,6−ジクロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,4−ジクロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル、1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2,4,5−トリフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−アセチルフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,4−ジメトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,5−ジメトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−エチニルフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3
−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−ブロモフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−フェニルイソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルから選択される。
−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−ブロモフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−フェニルイソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルから選択される。
本発明は、化合物の新規なクラス、かかる化合物を含む医薬組成物、並びに寄生虫に関連する疾患又は障害を治療又は予防するためにかかる化合物を用いる方法を提供する。特に、該化合物は、リーシュマニア症、ヒトトリパノソーマ症及び/又はシャーガス病を治療するため、使用可能である。本発明の化合物は、寄生虫の病理及び/又は症候を阻害、寛解、又は根絶するのに有効である。
別の実施形態では、本発明の化合物は、本明細書で開示される増殖阻害アッセイを用いて、IC50値≦10μM、好ましくはIC50値≦5μM、より好ましくはIC50値≦1.0μM、さらにより好ましくはIC50値≦0.5μMを示す。
II.他の実施形態
別の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体、希釈剤若しくは賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、治療有効量の少なくとも1つの本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩と、少なくとも1種の薬学的に許容される担体、希釈剤若しくは賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。
医薬組成物は、寄生虫に関連する疾患又は障害の治療又は予防において有用である。
医薬組成物は、リーシュマニア症の治療又は予防において有用である。
医薬組成物は、ヒトアフリカトリパノソーマ症の治療又は予防において有用である。
医薬組成物は、シャーガス病の治療又は予防において有用である。
別の実施形態では、本発明は、追加の治療薬をさらに含む、上に定義した通りの医薬組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、本発明の化合物を製造するプロセスを提供する。
別の実施形態では、本発明は、本発明の化合物を製造するための中間体を提供する。
別の実施形態では、本発明は、単独で、又は任意選択で本発明の別の化合物及び/若しくは少なくとも1つの他種治療薬と併用して、治療法に使用するための本発明の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症、又はシャーガス病の治療用の、単独での、又は任意選択的には本発明の別の化合物及び/又は少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせた治療における使用のための本発明の化合物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症、又はシャーガス病を治療するための方法であって、治療有効量の本発明の化合物の少なくとも1つを、単独で、又は任意選択的には本発明の別の化合物及び/又は少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせて、かかる治療を必要とする患者に投与することを含む方法を提供する。
別の実施形態では、本発明は、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症、又はシャーガス病を治療するための方法であって、治療有効量の第1及び第2の治療薬を、それを必要とする患者に投与することを含み、ここで第1の治療薬が本発明の化合物であり、且つ第2の治療薬が治療薬の1つの他のタイプである、方法を提供する。
別の実施形態では、本発明はまた、単独での、又は任意選択的には本発明の別の化合物及び/又は少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせた、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症、又はシャーガス病の治療のための薬剤の製造における本発明の化合物の使用を提供する。
別の実施形態では、本発明は、治療における同時、分割又は逐次使用のための、本発明の化合物及び追加的な治療薬の組み合わせ製剤を提供する。
別の実施形態では、本発明は、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症、又はシャーガス病の治療における同時、分割又は逐次使用のための、本発明の化合物及び追加的な治療薬の組み合わせ製剤を提供する。該化合物は、本明細書に記載の医薬組成物として投与されてもよい。
別の実施形態では、本発明は、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症、又はシャーガス病を治療するための方法であって、治療有効量の本発明の化合物を、任意選択的には治療薬の1つの他のタイプである第2の治療薬とともに、それを必要とする患者に投与することを含む方法を提供する。
別の実施形態では、組み合わせ医薬組成物又は組み合わせ方法又は組み合わせ使用において用いられる追加的な治療薬は、以下の治療薬:リーシュマニア症治療用の、アンチモン酸メグルミン、スチボグルコネート、アムホテリシン、ミルテホシン及びパロモマイシン;ヒトアフリカトリパノソーマ症治療用の、ペンタミジン、スラミン、メラルソプロール、エフロルニチン、フェキシニダゾール及びSCYX−7158;並びにシャーガス病治療用の、ベンズニダゾール、ニフルチモックス及びアムホテリシンb、の1以上、好ましくは1〜3から選択される。
本発明の様々な(一覧表に示す)実施形態が本明細書に記載される。各実施形態に明示した特徴を他の明示された特徴と組み合わせて、本発明のさらに別の実施形態を提供してもよいことは認識されよう。また、これらの実施形態の各々個別の要素が、それ自体の独立の実施形態であることも理解される。
本発明の他の特徴は、本発明の説明のために付与され、本発明の限定を意図しない例示的な実施形態についての上の説明から明らかになるはずである。
III.定義
以上及び以下に使用する一般用語は、別に示されていない限り、本発明に関して、好ましくは下記の意味を有し、その場合、より一般的な用語は、それがどこで使用されていても、互いに対して独立して、より具体的な定義に置き換えても、又はそのままであってもよく、従って、本発明のより具体的な実施形態を定義し得る。
以上及び以下に使用する一般用語は、別に示されていない限り、本発明に関して、好ましくは下記の意味を有し、その場合、より一般的な用語は、それがどこで使用されていても、互いに対して独立して、より具体的な定義に置き換えても、又はそのままであってもよく、従って、本発明のより具体的な実施形態を定義し得る。
本明細書に記載する全ての方法は、別に示されている、又は文脈上明らかに矛盾するのでない限り、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書に記載されるあらゆる例、又は例示の表現(例えば、「など」)は、本発明をより明瞭にすることを目的とするに過ぎず、別に請求される本発明の範囲に制限を課すものではない。
本発明又に関して(特に請求項の記述において)使用される用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」及び類似の用語は、別に示されているか、又は文脈上明らかに矛盾するのでない限り、単数及び複数の両方を包含する。
本明細書で使用される場合、用語「ヘテロ原子」は、窒素(N)、酸素(O)又はイオウ(S)原子、特に窒素又は酸素を指す。
別に示されていない限り、原子価が不足しているいずれのヘテロ原子も、原子価を満たすのに十分な水素原子を有すると想定される。
本明細書で使用される場合、用語「アルキル」は、一般式CnH2n+1の炭化水素基を指す。アルカン基は、直鎖又は分岐のいずれであってもよい。例えば、用語「C1〜C10アルキル」又は「C1からC10アルキル」は、1〜10個の炭素原子を含む一価、直鎖、又は分岐脂肪族基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ネオペンチル、3,3−ジメチルプロピル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチルなど)を指す。
用語「アルキレン」は、二価アルキル基を指す。例えば、用語「C1〜C6アルキレン」又は「C1からC6アルキレン」は、1〜6個の炭素原子を含む二価、直鎖、又は分岐脂肪族基(例えば、メチレン(−CH2−)、エチレン(−CH2CH2−)、n−プロピレン(−CH2CH2CH2−)、イソ−プロピレン(−CH(CH3)CH2−)、n−ブチレン、sec−ブチレン、イソ−ブチレン、tert−ブチレン、n−ペンチレン、イソペンチレン、ネオペンチレン、n−ヘキシレンなど)を指す。
用語「アルコキシ」は、酸素と結合したアルキルを指し、−O−R又は−OR(Rは、アルキル基を表す)と表される場合もある。「C1〜C6アルコキシ」又は「C1からC6アルコキシ」は、C1、C2、C3、C4、C5、及びC6アルコキシ基を含むことが意図される。アルコキシ基の例として、限定されないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n−プロポキシ及びイソプロポキシ)、並びにt−ブトキシが挙げられる。同様に、「アルキルチオ」又は「チオアルコキシ」は、イオウ架橋を介して結合された表示数の炭素原子を含む上に定義した通りのアルキル基;例えば、メチル−S−及びエチル−S−を指す。
「ハロゲン」又は「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素であってよい(置換基として好ましいハロゲンは、フッ素及び塩素である)。
「ハロアルキル」は、1個又は複数個のハロゲンで置換された、指定数の炭素原子を有する分岐及び直鎖両方の飽和脂肪族炭化水素基を包含することが意図される。ハロアルキルの例として、限定されないが、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ペンタクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、及びヘプタクロロプロピルが挙げられる。ハロアルキルの例として、さらに「フルオロアルキル」も挙げられ、これは、1個又は複数個のフッ素原子で置換された、指定数の炭素原子を有する分岐及び直鎖両方の飽和脂肪族炭化水素基を包含することが意図される。
「ハロアルコキシ」は、酸素架橋を介して結合された表示数の炭素原子を含む、上に定義した通りのハロアルキル基を指す。例えば、「C1〜C6ハロアルコキシ」又は「C1からC6ハロアルコキシ」は、C1、C2、C3、C4、C5、及びC6ハロアルコキシ基を含むことが意図される。ハロアルコキシ基の例として、限定されないが、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、及びペンタフルオロトキシが挙げられる。同様に、「ハロアルキルチオ」又は「チオハロアルコキシ」は、イオウ架橋を介して結合された表示数の炭素原子を含む、上に定義した通りのハロアルキル基;例えば、トリフルオロメチル−S−、及びペンタフルオロエチル−S−を指す。
用語「オキソ」又は−C(O)−は、カルボニル基を指す。例えば、ケトン、アルデヒド、又は酸、エステル、アミド、ラクトン、若しくはラクタム基の一部。
用語「シクロアルキル」は、完全水素化環である非芳香族炭素環を指し、単環、二環又は多環系を含む。「C3〜C8シクロアルキル」又は「C3からC8シクロアルキル」は、C3、C4、C5、C6、C7、及びC8シクロアルキル基を含むことが意図される。シクロアルキル基の例として、限定されないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びノルボルニルが挙げられる。
用語「アリール」は、単一(例えば、フェニル)又は融合環系(例えば、ナフタレン)を有する6〜10員芳香族炭素環部分を指す。典型的なアリール基は、フェニル基である。
用語「ベンジル」は、本明細書で使用される場合、水素原子の1つがフェニル基により置換されているメチル基を指す。
「ヘテロシクロアルキル」とは、表示される環炭素の1つ又は複数が、−O−、−N=、−NR−、−C(O)−、−S−、−S(O)−及び−S(O)2−(ここで、Rは、水素、C1〜4アルキル又は窒素保護基である)から選択される部分により置換されていることを条件として、本出願で定義される通りのシクロアルキル(例えば、カルボベンジルオキシ、p−メトキシベンジルカルボニル、t−ブトキシカルボニル、アセチル、ベンゾイル、ベンジル、p−メトキシ−ベンジル、p−メトキシ−フェニル、3,4−ジメトキシベンジルなど)を意味する。例えば、3〜8員ヘテロシクロアルキルとしては、エポキシ、アジリジニル、アゼチジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロチエニル1,1−ジオキド、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピロリジニル、ピロリジニル−2−オン、モルホリノ、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリジニロン、ピラゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デク−8−イル、チオモルホリノ、スルファノモルホリノ、スルホノモルホリノ、オクタヒドロピロロ[3,2−b]ピロリルなどが挙げられる。
用語「部分飽和複素環」は、部分的に水素化され、単環、二環(融合環を含む)として存在し得る非芳香族環を指す。別に明示されない限り、前記複素環は、一般に−O−、−N=、−NR−、及び−S−から選択される1〜3個のヘテロ原子(好ましくは1個又は2個のヘテロ原子)を含む5〜10員環である。部分飽和複素環としては、ジヒドロフラニル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロピリジニル、イミダゾリニル、1H−ジヒドロイミダゾリル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、2H−クロメニル、オキサジニルなどの基が挙げられる。部分飽和複素環はまた、複素環が、アリール又はヘテロアリール環に融合している基(例えば、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、インドリニル(又は2,3−ジヒドロインドリル)、2,3−ジヒドロベンゾチオフェニル、2,3−ジヒドロベンゾチアゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−b]ピラジニルなど)も含む。
用語「部分又は完全飽和複素環」は、部分的又は完全のいずれかで水素化され、単環、二環(融合環を含む)若しくはらせん環として存在し得る非芳香族環を指す。別に明示されない限り、複素環は、一般に、イオウ、酸素及び/又は窒素から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子(好ましくは1個又は2個のヘテロ原子)を含む3〜12員環である。用語「部分又は完全飽和複素環」が用いられる場合、これは、「ヘテロシクロアルキル」、及び「部分飽和複素環」を包含することが意図される。らせん環の例としては、2,6−ジアザスピロ[3.3]ヘプタニル、3−アザスピロ[5.5]ウンデカニル、3,9−アザスピロ[5.5]ウンデカニルなどが挙げられる。
用語「ヘテロアリール」は、5〜10員芳香族環系(例えば、ピロリル、ピリジル、ピラゾリル、インドリル、インダゾリル、チエニル、フラニル、ベンゾフラニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チアゾリル、プリニル、ベンズイミダゾリル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾキサゾリル、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾリルなど)内に少なくとも1個のヘテロ原子(例えば、酸素、イオウ、窒素又はそれらの組合せ)を含む芳香族部分を指す。ヘテロ芳香族部分は、単環又は融合環系から構成され得る。典型的なヘテロアリール単環は、酸素、イオウ及び窒素から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員環であり、典型的なヘテロアリール融合環は、酸素、イオウ及び窒素から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含む9〜10員環系である。融合ヘテロアリール環系は、融合した2つのヘテロアリール又はアリール(例えば、フェニル)に融合したヘテロアリールから構成され得る。
用語「複素環」が使用される場合、これは、「ヘテロシクロアルキル」、「部分又は完全飽和複素環」、「部分飽和複素環」、「完全飽和複素環」及び「ヘテロアリール」を包含することが意図される。
用語「対イオン」は、塩化物、臭化物、水酸化物、酢酸塩、及び硫酸塩などの陰荷電種、又はナトリウム(Na+)、カリウム(K+)、アンモニウム(RnNHm+、ここで、n=0〜4、m=0〜4、m+n=4)などの陽荷電種を表すために使用される。
環構造内に点線で示す環が使用される場合、これは、環構造が、飽和、部分飽和又は不飽和であり得ることを示す。
本明細書で言及されるとき、用語「置換された」とは、少なくとも1個の水素原子が、非水素基で置換されることを意味するが、但し、標準原子価が維持され、且つ置換によって安定な化合物が得られるものとする。置換基がケト(すなわち、=O)である場合、この原子上の2個の水素が置換される。ケト置換基は芳香族部分上に存在しない。環系(例えば、炭素環又は複素環)が、カルボニル基又は二重結合で置換されると言う場合、カルボニル基又は二重結合は、環の一部(すなわち、内部)であることが意図される。本明細書で使用されるように、環二重結合は、2つの隣接する環原子(例えば、C=C、C=N、又はN=N)の間に形成される二重結合である。
本発明の化合物に窒素原子(例えば、アミン)が存在する場合、これを、酸化剤(例えば、mCPBA及び/又は過酸化水素)での処理によりN−オキシドに変換して、本発明の他の化合物を得ることもできる。従って、表示され、請求される窒素原子は、表示される窒素及びそのN−オキシド(N→O)誘導体の両方を包含すると考えられる。
ある化合物のいずれかの構成要素又は式において任意の変数が2回以上出現する場合、その定義は、出現毎に、それ以外の全ての出現時のその定義から独立している。従って、例えば、ある基が、0〜3個のR基で置換されていると示されていれば、前記基は、置換されていないか、又は最大3個のR基で置換されている可能性があり、出現毎に、Rは、独立して、Rの定義から選択される。
置換基に対する結合が、環内の2つの原子をつなげる結合と交差することが示されている場合、こうした置換基は、環上の任意の原子に結合し得る。置換基が所与の式の化合物の残りと結合している原子を示さずに、そうした置換基が記載されている場合、そのような置換基は、そうした置換基内の任意の原子を介して結合され得る。
置換基及び/又は変数の組合せは、そうした組合せが、安定な化合物をもたらす場合に限り許容される。
当業者は、例えば、分子中のケトン(−CH−C=O)基が、そのエノール形態(−C=C−OH)に互変異性化し得ることを理解することができよう。従って、本発明は、ある構造がそれらの1つだけを表していたとしても、考えられる全ての互変異性体を包含することが意図される。
語句「薬学的に許容される」は、物質又は組成物が、製剤を含む他の成分、及び/又はそれで治療される哺乳動物と、化学的及び/又は毒物学的に適合性でなければならないことを意味する。
別に明示されない限り、用語「本発明の化合物」又は「本発明の化合物」は、式(IA)の化合物、並びに異性体、例えば、立体異性体(ジアステレオ異性体、鏡像異性体及びラセミ体を含む)、幾何異性体、配座異性体(回転異性体及びアストロプ異性体を含む)、互変異性体、同位体標識化合物(重水素置換を含む)、並びに内在的に形成された部分(例えば、多形体、溶媒和物及び/又は水和物)を指す。塩を形成することができる部分が存在する場合には、塩、特に薬学的に許容される塩も含まれる。
当業者には、本発明の化合物が、キラル中心を含み、従って、様々な異性体形態で存在し得ることは認識されよう。本明細書で使用される場合、用語「異性体」は、同じ分子式を有するが、原子の構成及び配置が異なる、様々な化合物を指す。
「鏡像異性体」は、重ね合わせることができない互いの鏡像である1対の立体異性体である。1対の鏡像異性体の1:1混合物は、「ラセミ」混合物である。この用語は、必要に応じて、ラセミ混合物を示すために用いられる。本発明の化合物について立体化学と称するとき、2つのキラル中心の既知の相対及び絶対配置を有する単一立体異性体は、従来のRSシステムを用いて示し(例えば、(1S,2S));既知の相対配置を有するが、絶対配置が未知である単一立体異性体は、星印を用いて示し(例えば、(1R*,2R*));また、(1R,2R)と(1S,2S)のラセミ混合物として2つの文字を用いてラセミ体を示す(例えば、(1RS,2RS);(1R,2S)と(1S,2R)のラセミ混合物として(1RS,2SR))。「ジアステレオ異性体」は、少なくとも2つの不斉原子を有するが、互いの鏡像ではない立体異性体である。絶対立体化学は、Cahn−Ingold−Prelog R−Sシステムに従って示した。化合物が、純粋な鏡像異性体である場合、立体化学は、各キラル炭素で、R又はSのいずれかにより示され得る。絶対配置が不明な分割化合物は、それらが、ナトリウムD線の波長で平面偏光を回転する方向(右旋性又は左旋性)に応じて、(+)又は(−)と示すことができる。或いは、分割化合物は、キラルHPLCを用い、対応する鏡像異性体/ジアステレオ異性体のそれぞれの保持時間により定義することもできる。
本明細書に記載する化合物のいくつかは、1つ又は複数の不斉中心若しくは軸を含み、従って、絶対立体化学の観点から、(R)−又は(S)−として定義することができる鏡像異性体、ジアステレオ異性体、及び他の立体異性体形態を生じさせ得る。
幾何異性体は、化合物が、分子に特定の量の構造剛性を付与する二重結合又はいずれか他の特徴を含む場合に発生し得る。化合物が、二重結合を含んでいれば、置換基は、E又はZ配置であり得る。化合物が、二置換シクロアルキルを含んでいれば、シクロアルキル置換基は、シス又はトランス配置を有し得る。
配座異性体(又はコンホマー)は、1つ又は複数の結合を中心とする回転によって異なり得る異性体である。回転異性体は、単一の結合を中心とする回転によって異なる配座異性体である。
用語「アトロプ異性体」は、分子中の限定された回転により生じる軸性又は面性キラリティーに基づく構造異性体を指す。
別に明示されない限り、本発明の化合物は、ラセミ混合物、光学的に純粋な形態及び中間体混合物をはじめとする、考えられるあらゆる異性体を包含するものとする。光学活性(R)−及び(S)−異性体は、キラルシントン(synthon)又はキラル試薬を用いて調製してもよいし、又は従来の技術を用いて分割してもよい(例えば、優れた分離を達成するために、適切な溶媒又は溶媒混合物を用いて、DAICEL Corp.から入手可能なCHIRALPAK(登録商標)及びCHIRALCEL(登録商標)などのキラルSFC若しくはHPLCクロマトグラフィーカラムで分離する)。
本発明の化合物は、光学活性又はラセミ形態に単離することができる。光学活性形態は、ラセミ形態の分割又は光学活性出発材料からの合成によって単離することができる。本発明の化合物を調製するために用いられる全てのプロセス及びそこで製造された中間体は、本発明の一部であるとみなされる。鏡像異性体又はジアステレオ異性体生成物を調製する場合、それらは、従来の方法によって、例えば、クロマトグラフィー又は分別結晶により分離することができる。
プロセス条件に応じて、本発明の最終生成物は、遊離(中性)又は塩形態のいずれかで取得される。これらの最終生成物の遊離形態及び塩のいずれも、本発明の範囲内である。所望であれば、化合物の一形態を別の形態に変換してもよい。遊離塩基又は酸を塩に変換してもよいし;塩を遊離化合物又は別の塩に変換してもよく;本発明の異性体の混合物を個別の異性体に分離してもよい。
薬学的に許容される塩が好ましい。しかし、例えば、調製工程で使用され得る単離又は精製中に、他の塩が有用である場合もあり、従って、それらも、本発明の範囲内で考慮される。
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、親化合物が、その酸性又は塩基塩を製造することによって改変された、開示化合物の誘導体を指す。例えば、薬学的に許容される塩として、限定されないが、酢酸塩、アスコルビン酸塩、アジピン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、臭化物/臭化水素酸塩、重炭酸塩/炭酸塩、重硫酸塩/硫酸塩、カンファースルホン酸塩(camphorsulfonate)、カプリン酸塩、塩化物/塩酸塩、クロルテオピロネート、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、グルタル酸塩、グリコール酸塩、ヒプル酸塩、ヨウ化水素酸塩/ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオネート、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩/ヒドロキシマロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル硫酸塩、ムチン酸塩、ナフトエ酸塩、ナプシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモエート(pamoate)、フェニル酢酸塩、リン酸塩/リン酸水素/リン酸二水素、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルファミン酸塩、スルホサリチル酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩、トリフルオロ酢酸塩又はキシナホ酸塩形態が挙げられる。
薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸及び有機酸と一緒に形成することができる。塩を取得することができる無機酸として、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられる。塩を取得することができる有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などが挙げられる。
薬学的に許容される塩基付加塩は、無機及び有機塩基と一緒に形成することができる。塩を取得することができる無機塩基として、例えば、アンモニウム塩及び周期表のI〜XII列の金属が挙げられる。特定の実施形態では、塩は、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛、及び銅から得られ;特に好適な塩としては、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム及びマグネシウム塩が挙げられる。塩を取得することができる有機塩基としては、例えば、第一級、第二級、及び第三級アミン、天然に存在する置換アミンなどの置換アミン、環状アミン、塩基性イオン交換樹脂などが挙げられる。特定の有機アミンとして、イソプロピルアミン、ベンザチン、コリネート(cholinate)、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リジン、メグルミン、ピペラジン及びトロメタミンが挙げられる
本発明の薬学的に許容される塩は、従来の化学的方法により、塩基性又は酸性部分を含む親化合物から合成することができる。一般的に、そのような塩は、これらの化合物の遊離酸又は塩基形態を、水中若しくは有機溶媒中、又はその両者の混合物中で、化学量論量の適切な塩基又は酸と反応させることにより調製することができ;一般的に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、又はアセトニトリルなどの非水性媒体が望ましい。好適な塩のリストは、Allen,L.V.,Jr.,ed.,Remington:The Science and Practice of Pharmacy,22nd Edition,Pharmaceutical Press,London,UK(2012)に見出され、その開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
水素結合のための供与体及び/又は受容体として作用することができる基を含有する本発明の化合物は、好適な共結晶形成剤と共に共結晶を形成することが可能となり得る。これらの共結晶は、公知の共結晶形成手順によって本発明の化合物から調製することができる。こうした手順は、結晶条件下で、本発明の化合物を共結晶形成剤と一緒に摩砕、加熱、同時昇華、同時融解、又は溶液中で接触させるステップ、及びこうして形成された共結晶を単離するステップを含む。好適な共結晶形成剤は、国際公開第2004/078163号パンフレットに記載されているものを含む。従って、本発明は、さらに本発明の化合物を含む共結晶も提供する。
本明細書に付与するあらゆる式は、化合物の非標識形態、並びに同位体標識した形態を表すことも意図される。同位体標識化合物は、1個又は複数個の原子が、選択される原子質量又は質量数を有する原子で置換されるものを除いて、本明細書に付与する式によって描かれる構造を有する。本発明の化合物に組み込むことができる同位体の例として、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、及び塩素の同位体、例えば、それぞれ2H、3H、11C、13C、14C、15N、18F31P、32P、35S、36Cl、125Iが含まれる。本発明には、本明細書で定義される様々な同位体標識化合物、例えば、3H、13C及び14Cなどの放射性同位体が存在する化合物が含まれる。そのような同位体標識化合物は、代謝の研究(14Cを用いる)、反応速度論の研究(例えば、2H又は3Hを用いる)、検出又は撮像技術、例えば、薬剤若しくは基質組織分布アッセイを含む陽電子放射断層撮影法(PET)又は単一光子放射断層撮影法(SPECT)、或いは患者の放射性治療に有用である。特に、18F又は標識化合物は、PET又はSPECT研究にとりわけ望ましい場合がある。本発明の同位体標識化合物は、スキーム又は実施例に開示される手順を実施することにより、及び容易に入手可能な同位体標識試薬を、非同位体標識試薬の代わりに用いて下記の調製を行うことにより、一般に調製することができる。
さらに、より重い同位体、特に重水素(すなわち、2H又はD)による置換は、代謝の安定性を高め、例えば、in vivo半減期の延長、又は必要用量の低減、或いは治療指数の改善によって、所定の治療利点をもたらし得る。この文脈において重水素は、本発明の化合物の置換基とみなされることが理解される。そのようなより重い同位体、特に重水素の濃縮は、同位体の濃縮係数によって定義することができる。本明細書で使用される場合、用語「同位体の濃縮係数」は、特定の同位体の同位体存在量と天然存在量との比を意味する。本発明の化合物における置換基が重水素と示される場合、そのような化合物は、指定の重水素原子各々について、少なくとも3500(指定の重水素原子各々に52.5%の重水素取り込み)、少なくとも4000(60%の重水素取り込み)、少なくとも4500(67.5%の重水素取り込み)、少なくとも5000(75%の重水素取り込み)、少なくとも5500(82.5%の重水素取り込み)、少なくとも6000(90%の重水素取り込み)、少なくとも6333.3(95%の重水素取り込み)、少なくとも6466.7(97%の重水素取り込み)、少なくとも6600(99%の重水素取り込み)、又は少なくとも6633.3(99.5%の重水素取り込み)の同位体の濃縮係数を有する。
本開示の同位体標識化合物は、一般に、当業者に周知の従来の技術により、又は、他の場合に用いられていた非標識試薬の代わりに、適切な同位体標識試薬を使用して、本明細書に記載のものと類似のプロセスにより調製することができる。こうした化合物は、例えば、潜在的医薬化合物が、標的タンパク質若しくは受容体に結合する能力を決定する標準及び試薬として、又はin vivo若しくはin vitroで生物学的受容体に結合した本開示の化合物のイメージングのためなど、多様な用途の可能性がある。
「安定な化合物」及び「安定な構造」は、反応混合物、及び配合物から有効な治療薬へと、有用な純粋度までの単離に耐えるのに十分頑健である化合物を示すことが意図される。本発明の化合物は、N−ハロ、S(O)2H、又はS(O)H基を含まないのが好ましい。
用語「溶媒和物」は、有機又は無機にかかわらず、1つ又は複数の溶媒分子と本開示の化合物の物理的結合を意味する。この物理的結合は、水素結合を含む。特定の事例では、溶媒和物は、例えば、1つ又は複数の溶媒分子が、結晶固体の結晶格子に組み込まれるとき、単離が可能となる。溶媒和物中の溶媒分子は、規則的配置及び/又は無秩序配置で存在し得る。溶媒和物は、化学量論又は非化学量論量の溶媒分子のいずれも含み得る。「溶媒和物」は、溶液相及び単離可能な溶媒和物の両方を包含する。例示的な溶媒和物として、限定されないが、水化物、エタノラート、メタノラート、及びイソプロパノラートが挙げられる。溶媒和の方法は、一般に、当技術分野で公知である。
本明細書で使用される場合、「多形」は、同じ化学構造/組成を有するが、結晶
を形成する分子及び/又はイオンの空間的配置が異なる結晶形態を指す。本発明の化合物は、非結晶性固体又は結晶性固体として提供することができる。本発明の化合物を固体として提供するために、凍結乾燥を使用することができる。
を形成する分子及び/又はイオンの空間的配置が異なる結晶形態を指す。本発明の化合物は、非結晶性固体又は結晶性固体として提供することができる。本発明の化合物を固体として提供するために、凍結乾燥を使用することができる。
本明細書で使用されるように、用語「患者」は、全ての哺乳動物の種を包含する。
本明細書で使用されるように、用語「対象」は、動物を指す。典型的には、動物は、哺乳動物である。「対象」は、本発明の化合物を用いた治療から利益を被り得る任意のヒト又はヒト以外の生物も指す。対象は、例えば、霊長類(例えば、ヒト)、ウシ、ヒツジ、アヒル、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、マウス、魚類、トリなども指す。特定の実施形態では、対象は霊長類である。また別の実施形態では、対象はヒトである。例示的な対象として、伝染性疾患の危険因子を有する任意の年齢のヒトが挙げられる。
本明細書で使用されるように、対象は、そのような対象が、生物学的に、医学的に、又はクオリティオブライフにおいてそのような治療から利益を受ける場合、治療「を必要とする」(好ましくはヒト)。
本明細書で使用されるように、用語「阻害する」、「阻害」又は「阻害すること」は、所与の病状、症状、又は障害、若しくは疾患、又は生物学的活性若しくはプロセスのベースライン活性の有意な低下の軽減若しくは抑制を指す。
本明細書で使用されるように、任意の疾患/障害を「治療する」、「治療すること」又はその「治療」という用語は、哺乳動物、特にヒトの疾患/障害の治療を指し、以下:(a)疾患/障害を改善する(すなわち、疾患/障害、又はその臨床症状の少なくとも1つの発生を遅らせる、若しくは停止する、若しくは低減する);(b)疾患/障害を軽減又は調節する(すなわち、物理的(例えば、識別できる症状の安定化)、生理的(例えば、物理的パラメータの安定化)のいずれか、又はその両方で疾患/障害の退行をもたらす);(c)対象により識別されない場合があるものを含む少なくとも1つの物理的パラメータを緩和又は改善する;並びに/或いは(d)特に、哺乳動物が、疾患又は障害に罹患しやすいが、まだそれを有すると診断されていない場合に、疾患又は障害が哺乳動物に起こることを予防する、又はその発症若しくは発生若しくは進行を遅らせることを含む。
本明細書で使用されるように、「予防すること」又は「予防」は、臨床病態の発生確率の低下を目的とした、哺乳動物、特にヒトの無症状性病態の予防的治療(すなわち、予防及び/又はリスクの低減)を含む。患者は、一般集団と比較して、臨床病態に罹患するリスクを増加することがわかっている因子に基づいて、予防療法のために選択される。「予防」療法は、(a)一次予防と(b)二次予防に分けることができる。一次予防は、臨床病態をまだ呈していない対象の処置として定義され、二次予防は、同じ、又は類似の臨床病態の続発の予防として定義される。
本明細書で使用されるように、「リスク低減」又は「リスクを低減する」は、臨床病態の発生率を低下させる治療法を包含する。従って、一次及び二次予防療法は、リスク低減の例である。
「治療有効量」は、対象の生物学的又は医学的応答、例えば、EED及び/若しくはPRC2の低減又は阻害を誘発する、或いは、症状を改善する、病状を緩和する、疾患の進行を遅らせる、若しくは遅延させる、又はPRC2により媒介される疾患若しくは障害を予防する量の本発明の化合物を含むことが意図される。併用に適用される場合、この用語は、併用して、連続的、又は同時のいずれでの投与にかかわらず、予防又は治療効果をもたらす活性成分の合計量を指す。
本明細書で使用される略語は、以下の通り定義される:「1×」は1回、「2×」は2回、「3×」は3回、「℃」は、セルシウス度、「aq」は水性、「Col」はカラム、「eq」は当量(単数又は複数)、「g」はグラム(単数又は複数)、「mg」はミリグラム(単数又は複数)、「L」はリットル(単数又は複数)、「mL」はミリリットル(単数又は複数)、「μL」はマイクロリットル(単数又は複数)、「N」は通常、「M」はモル、「nM」はナノモル、「mol」はモル(単数又は複数)、「mmol」はミリモル(単数又は複数)、「min」は分(単数又は複数)、「h」は時間(単数又は複数)、「rt」は室温、「ON」は一晩、「atm」は大気、「psi」はポンド/平方インチ、「conc.」は濃縮、「aq」は水性、「sat」又は「sat’d」は飽和、「MW」は分子量、「mw」又は「μwave」はマイクロ波、「mp」は融点、「Wt」は重量、「MS」又は「Mass Spec」は質量分析(法)、「ESI」は電子イオン化質量分析、「HR」は高解像度、「HRMS」は高分解能質量分析、「LCMS」は液体クロマトグラフィー質量分析、「HPLC」は高速液体クロマトグラフィー、「RP HPLC」は逆相HPLC、「TLC」又は「tlc」は薄層クロマトグラフィー、「NMR」は核磁気共鳴分光法、「nOe」は核オーバーハウザー効果分光法、「1H」は陽子、「δ」はデルタ、「s」は一重項、「d」は二重項、「t」は三重項、「q」は四重項、「m」は多重項、「br」は広域、「Hz」はヘルツ、「ee」は鏡像体過剰率であり、並びに「α」、「β」、「R」、「S」、「E」、及び「Z」は、当業者には周知の立体化学的名称である。
本明細書で用いられる以下に続く略称は対応する意味を有する:
Aq 水性
AIBN アゾビスイソブチロニトリル
Bn ベンジル
Boc tert−ブトキシカルボニル
Boc2O 二炭酸ジ−tert−ブチル
Bu ブチル
Cs2CO3 炭酸セシウム無水物
CHCl3 クロロホルム
DAST ジエチルアミノ硫黄三フッ化物
DBU 2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DPPA ジフェニルリン酸アジド
EA 酢酸エチル
Equiv. 当量
Et エチル
Et3N トリエチルアミン
Et2O ジエチルエーテル
EtOH エタノール
EtOAc 酢酸エチル
HATU 2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩
HCl 塩酸
i−Bu イソブチル
i−Pr イソプロピル
KOAc 酢酸カリウム
LiAlH4 水素化アルミニウムリチウム
Me メチル
MeOH メタノール
mCPBA 3−クロロペルオキシ安息香酸
MeCN アセトニトリル
MnO2 二酸化マンガン
N2 窒素
NaBH4 水素化ホウ素ナトリウム
NaHCO3 重炭酸ナトリウム
Na2SO4 硫酸ナトリウム
NBS N−ブロモサクシンイミド
Ph フェニル
PPh3 トリフェニルホスフィン
Ph3P=O トリフェニルホスフィンオキシド
Rf 保持因子
RT 室温(℃)
t−Bu又はBut tert−ブチル
T3P(登録商標) プロパンホスホン酸無水物
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
Aq 水性
AIBN アゾビスイソブチロニトリル
Bn ベンジル
Boc tert−ブトキシカルボニル
Boc2O 二炭酸ジ−tert−ブチル
Bu ブチル
Cs2CO3 炭酸セシウム無水物
CHCl3 クロロホルム
DAST ジエチルアミノ硫黄三フッ化物
DBU 2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DPPA ジフェニルリン酸アジド
EA 酢酸エチル
Equiv. 当量
Et エチル
Et3N トリエチルアミン
Et2O ジエチルエーテル
EtOH エタノール
EtOAc 酢酸エチル
HATU 2−(7−アザ−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩
HCl 塩酸
i−Bu イソブチル
i−Pr イソプロピル
KOAc 酢酸カリウム
LiAlH4 水素化アルミニウムリチウム
Me メチル
MeOH メタノール
mCPBA 3−クロロペルオキシ安息香酸
MeCN アセトニトリル
MnO2 二酸化マンガン
N2 窒素
NaBH4 水素化ホウ素ナトリウム
NaHCO3 重炭酸ナトリウム
Na2SO4 硫酸ナトリウム
NBS N−ブロモサクシンイミド
Ph フェニル
PPh3 トリフェニルホスフィン
Ph3P=O トリフェニルホスフィンオキシド
Rf 保持因子
RT 室温(℃)
t−Bu又はBut tert−ブチル
T3P(登録商標) プロパンホスホン酸無水物
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
IV.合成
本発明の化合物は、本明細書に記載する方法、反応スキーム及び実施例を考慮して、有機合成の分野の当業者には周知のいくつかの方法で調製することができる。本発明の化合物は、合成有機化学の分野で公知の合成方法と一緒に、以下に記載する方法を用いて、又はそれらに対する当業者には理解される改変によって、合成することができる。好ましい方法として、限定されないが、後述する方法がある。反応は、使用される試薬及び材料に適しており、しかも実施する形質転換に好適な溶媒若しくは溶媒混合物中で実施する。有機合成の分野の当業者には、分子に存在する官能基が、提案される変換と調和すべきであることは理解されよう。これは、所望の本開示の化合物を取得するために、合成ステップの順序を変更する、又はある特定のプロセススキームを別のものに優先して選択する判断が時として必要になる。
本発明の化合物は、本明細書に記載する方法、反応スキーム及び実施例を考慮して、有機合成の分野の当業者には周知のいくつかの方法で調製することができる。本発明の化合物は、合成有機化学の分野で公知の合成方法と一緒に、以下に記載する方法を用いて、又はそれらに対する当業者には理解される改変によって、合成することができる。好ましい方法として、限定されないが、後述する方法がある。反応は、使用される試薬及び材料に適しており、しかも実施する形質転換に好適な溶媒若しくは溶媒混合物中で実施する。有機合成の分野の当業者には、分子に存在する官能基が、提案される変換と調和すべきであることは理解されよう。これは、所望の本開示の化合物を取得するために、合成ステップの順序を変更する、又はある特定のプロセススキームを別のものに優先して選択する判断が時として必要になる。
出発材料は、Aldrich Chemicals(Milwaukee,Wis.)などの商業的供給源から一般に入手可能であり、又は当業者には周知の方法を用いて容易に調製される(例えば、付録を含め、Louis F.Fieser and Mary Fieser,Reagents for Organic Synthesis,v.1−19,Wiley,New York(1967−1999 ed.),Larock,R.C.,Comprehensive Organic Transformations,2nd−ed.,Wiley−VCH Weinheim,Germany (1999)、又はBeilsteins Handbuch der organischen Chemie,4,Aufl.ed.Springer−Verlag,Berlinに概略的に記載される方法(Beilsteinオンラインデータベースからも入手可能)により調製される)。
例示の目的で、以下に描く反応スキームは、本発明の化合物並びに重要な中間体を合成するための有望な経路を賦与する。個別の反応ステップのさらに詳細な説明のためには、以下の実施例を参照されたい。当業者は、本発明の化合物を合成するために他の合成経路を用いてもよいことは理解されよう。具体的な出発材料及び試薬を以下のスキームに描き、説明するが、これらの代わりに他の出発材料及び試薬を容易に使用して、多様な誘導体及び/又は反応条件を取得することができる。さらに、以下に記載する方法により調製される化合物の多くは、本開示を考慮すれば、当業者には周知の従来の化学を用いてさらに改変することもできる。
本発明の化合物の調製に際し、中間体の遠隔(remote)官能基の保護が必要な場合がある。そうした保護の必要性は、遠隔官能基の性質及び調製方法の条件に応じて変わり得る。こうした保護の必要性は、当業者によって容易に決定される。保護基及びその使用の概略的説明については、Greene,T.W.et al.,Protecting Groups in Organic Synthesis,4th Ed.,Wiley(2007)を参照されたい。本発明の化合物の製造に組み込まれる保護基、例えば、トリチル保護基は、1つの位置異性体(regioisomer)として示される場合があるが、これらは、位置異性体の混合物としても存在し得る。
一般的合成経路2
反応条件:
a.Na2CO3又はK3PO4などの無機塩基の存在下での様々なPd触媒との鈴木カップリング;
b.ポリマーで支持された酸又はTFAによる脱保護;
c.極性プロトン性溶媒中でのカップリング試薬とのアミドカップリング
反応条件:
a.Na2CO3又はK3PO4などの無機塩基の存在下での様々なPd触媒との鈴木カップリング;
b.ポリマーで支持された酸又はTFAによる脱保護;
c.極性プロトン性溶媒中でのカップリング試薬とのアミドカップリング
V.医薬組成物及び併用薬
本発明の化合物は、典型的に医薬組成物(例えば、本発明の化合物と少なくとも1種の薬学的に許容される担体)として使用される。「薬学的に許容される担体(希釈剤又は賦形剤)」は、動物、特に哺乳動物への生物活性薬剤の送達のために当技術分野で一般に許容される媒体を指し、このようなものとして、当業者には知られているように、一般に安全と認識される(GRAS)溶媒、分散媒体、コーティング剤、界面活性剤、抗酸化剤、防腐剤(例えば、抗菌剤、抗真菌剤)、等張剤、吸収遅延剤、塩類、防腐剤、薬剤安定剤、結合剤、緩衝剤(例えば、マレイン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、酢酸、重炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなど)、崩壊剤、潤滑剤、甘味料、香味料、色素など及びこれらの組合せが挙げられる(例えば、Allen,L.V.,Jr.et al.,Remington:The Science and Practice of Pharmacy(2 Volumes),22nd Edition,Pharmaceutical Press(2012)を参照。本発明の目的のために、溶媒物及び水和物は、本発明の化合物と溶媒(すなわち、溶媒和物)又は水(すなわち、水和物)を含む医薬組成物と考えられる。
本発明の化合物は、典型的に医薬組成物(例えば、本発明の化合物と少なくとも1種の薬学的に許容される担体)として使用される。「薬学的に許容される担体(希釈剤又は賦形剤)」は、動物、特に哺乳動物への生物活性薬剤の送達のために当技術分野で一般に許容される媒体を指し、このようなものとして、当業者には知られているように、一般に安全と認識される(GRAS)溶媒、分散媒体、コーティング剤、界面活性剤、抗酸化剤、防腐剤(例えば、抗菌剤、抗真菌剤)、等張剤、吸収遅延剤、塩類、防腐剤、薬剤安定剤、結合剤、緩衝剤(例えば、マレイン酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、酢酸、重炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなど)、崩壊剤、潤滑剤、甘味料、香味料、色素など及びこれらの組合せが挙げられる(例えば、Allen,L.V.,Jr.et al.,Remington:The Science and Practice of Pharmacy(2 Volumes),22nd Edition,Pharmaceutical Press(2012)を参照。本発明の目的のために、溶媒物及び水和物は、本発明の化合物と溶媒(すなわち、溶媒和物)又は水(すなわち、水和物)を含む医薬組成物と考えられる。
製剤は、従来の溶解及び混合手順を用いて調製され得る。例えば、原薬(すなわち、本発明の化合物又は化合物の安定化した形態(例えば、シクロデキストリン誘導体又は他の公知の錯化剤との錯体))を、1種又は複数種の前述した賦形剤の存在下で、好適な溶媒に溶解させる。
本開示の化合物は、任意の好適な手段、例えば、錠剤、カプセル(その各々は、徐放性若しくは持続放出製剤を含む)、丸薬、粉末、顆粒、エリクシール、チンキ剤、懸濁剤(ナノ懸濁剤、ミクロ懸濁剤、噴霧乾燥分散剤)、シロップ、及び乳剤;舌下;口腔;例えば、皮下、静脈内、筋肉内、若しくは胸骨内注射、又は注入技術(例えば、滅菌水性若しくは非水性注射液又は懸濁液)などによる非経口;例えば、吸入スプレーなどの鼻粘膜への投与をはじめとする鼻内;例えば、クリーム又は軟膏の形態などでの局所;或いは座薬の形態などの直腸により、本明細書に記載の使用のいずれかのために投与することができる。これらは、単独で、しかし一般的には、選択した投与経路及び標準的製薬業務に基づいて選択される製剤用担体と一緒に投与される。
本発明の化合物は、典型的に、薬剤の剤形に製剤化されて、容易に管理できる投与量の薬剤を提供すると共に、簡潔且つ取り扱いが容易な製剤を患者に付与する。本発明の化合物の投与レジメンは、勿論、例えば、具体的な薬剤の薬力学的特徴並びにその投与方式及び経路;レシピエントの種、年齢、性別、健康状態、医学的状態、及び体重;症状の性質及び程度;併用療法の種類;処置の頻度;投与経路、患者の腎及び肝機能、並びに所望の効果などの公知の要因に応じて変わり得る。本開示の化合物は、1日1回用量で投与してもよいし、又は1日の総用量を2回、3回、又は4回に分割した量で投与してもよい。
場合によっては、本発明の化合物を少なくとも1つの追加的な医薬品(又は治療薬)、例えば、ヒトアフリカトリパノソーマ症治療用の、ペンタミジン、スラミン、メラルソプロール、エフロルニチン、フェキシニダゾール及びAcoziborole;及びシャーガス病治療用の、ベンズニダゾール、ニフルチモックス及びアムホテリシンb;リーシュマニア症治療用の、アンチモン酸メグルミン、スチボグルコネート、アムホテリシン、ミルテホシン、パロモマイシン又は臨床的評価における他の新規な阻害剤、と組み合わせて投与することは有利なことがある。
用語「併用療法」は、本発明に記載される疾患、障害又は病状を治療するための2種以上の治療薬の投与を指す。こうした投与は、固定比の活性成分を有する単一カプセルのように、実質的に同時にこれらの治療薬の同時投与を包含する。或いは、こうした投与は、各々の活性成分について複数、又は個別の容器(例えば、カプセル、粉末、及び液体)を用いた同時投与を包含する。本発明の化合物及び追加の治療薬は、同じ投与経路又は異なる投与経路によって投与することができる。粉末及び/又は液体は、投与前に、所望の用量に再形成又は希釈してもよい。さらに、こうした投与は、ほぼ同時又は異なる時点のいずれかでの、各タイプの治療薬の連続的な使用も包含する。いずれの場合にも、治療レジメンは、本明細書に記載される病状又は障害を治療する上で、薬剤併用の有益な効果をもたらすことになる。
コード番号、一般名又は商品名により識別される活性化合物の構造は、標準的概説「The Merck Index」の現行版又はデータベース、例えば、Patents International(例えば、IMS World Publications)から入手することができる。
一実施形態では、本発明は、ヒト若しくは動物対象への投与に好適な薬学的に許容される担体と一緒に、少なくとも1つの本発明の化合物(例えば、本発明の1化合物)又はその薬学的に許容される塩を単独で、又は他の抗感染症剤と併用して含む医薬組成物を提供する。
一実施形態では、さらに別の態様では、本発明は、寄生虫疾患の病理及び/又は症候を治療、予防、阻害、寛解、又は根絶するための方法を対象とする。該方法は、上記実施形態及びバリエーションに従い、治療有効量の化合物又は医薬組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む。
寄生虫疾患の病理及び/又は症候を治療、予防、阻害、寛解、又は根絶するための上記方法の一実施形態では、本発明の化合物は、寄生虫疾患を引き起こす、寄生虫のプロテアソームのタンパク質分解活性を阻害する能力がある。
寄生虫疾患の病理及び/又は症候を治療、予防、阻害、寛解、又は根絶するための上記方法の別の実施形態では、本発明の化合物は、寄生虫疾患を引き起こす、寄生虫のプロテアソームのキモトリプシン様タンパク質分解活性を阻害する能力がある。
本発明の方法の別の実施形態では、治療中の疾患は、ヒトアフリカトリパノソーマ症、シャーガス病、又はリーシュマニア症である。
本発明の方法のさらに別の実施形態では、治療中の疾患は、ブルーストリパノソーマ(Trypanosoma brucei)により、特に亜種ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)又はローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)によって引き起こされるヒトアフリカトリパノソーマ症である。
本発明の方法のさらに別の実施形態では、治療中の疾患は、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)によって引き起こされるシャーガス病(アメリカトリパノソーマ症とも称される)である。
本発明の方法のさらに別の実施形態では、治療中の疾患は、寄生虫のドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)、小児リーシュマニア(Leishmania infantum)、ブラジルリーシュマニア(Leishmania braziliensis)、パナマリーシュマニア(Leishmania panamensis)、ギアナリーシュマニア(Leishmania guayanensis)、アマゾンリーシュマニア(Leishmania amazonensis)、メキシコリーシュマニア(Leishmania mexicana)、熱帯リーシュマニア(Leishmania tropica)、又は森林型熱帯リーシュマニア(Leishmania major)によって引き起こされるリーシュマニア症である。
本発明の方法のさらに別の実施形態では、治療中の疾患は、寄生虫のドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)によって引き起こされる内臓リーシュマニア症である。
本発明は、そうした治療を必要とするヒト又は動物を治療する方法を提供し、この方法は、治療有効量の本発明の化合物(例えば、本発明の1化合物)又はその薬学的に許容される塩を単独で、又は他の抗感染症剤と併用して対象に投与するステップを含む。
特に、組成物は、併用治療薬として製剤化されるか、又は個別に投与される。
感染症の治療を目的とする併用療法では、本発明の化合物と他の抗感染症剤は、特に時間制限なしに、同時に、一緒に、又は順次投与してよく、その際、こうした投与は、対象の身体に2つの成分の治療有効レベルを供給する。
好ましい実施形態では、本発明の化合物と他の抗感染症剤は、一般に、注入又は経口で、任意の順序で連続的に投与される。投与レジメンは、患者の病期、体力、個別の薬剤の安全プロファイル、及び個別の薬剤の耐容性、並びに併用薬を投与する担当医及び医師には公知の他の基準に応じて変動し得る。本発明の化合物及び他の抗感染症剤は、治療に用いられる特定のサイクルに応じて、互いに数分、数時間、数日、又は数週間の間隔を置いて投与してよい。さらに、サイクルは、治療サイクル中に他方の薬剤より高い頻度で、及び薬剤の投与毎に異なる用量で、一方の薬剤を投与することも含み得る。
本発明の別の態様では、本発明の1以上の化合物及び本明細書で開示されるような組み合わせパートナーを含むキットが提供される。代表的なキットは、(a)本発明の化合物又はその薬学的に許容できる塩、(b)例えば上に示されるような少なくとも1つの組み合わせパートナーを含み、それ故、かかるキットは、投与のための指示を含む、添付文書又は他のラベリングを含んでもよい。
本発明の別の態様では、1つ又は複数の本発明の化合物と、本明細書に開示される併用パートナーとを含むキットが提供される。代表的なキットは、(a)本発明の化合物又はその薬学的に許容される塩、(b)例えば、前述したような、少なくとも1種の併用パートナーを含み、ここで、こうしたキットは、投与に関する指示を含むパッケージ挿入物又は他のラベリングを含んでもよい。
本発明の併用療法では、本発明の化合物及び他の治療薬は、同じ又は異なる製造者によって製造者及び/又は製剤化され得る。さらに、(i)医師への併用製剤の引き渡し前(例えば、本発明の化合物と他の治療薬とを含むキットの場合);(ii)投与の少し前に、医師自身により(又は医師の指導に従って);(iii)患者自身において、例えば、本発明の化合物及び他の治療薬の連続的投与の間に、本発明の化合物と他の治療薬(若しくは医薬品)を一緒にして、併用療法にすることもできる。
適用のための医薬組成物(又は製剤)は、薬剤を投与する方法に応じて様々な方式で包装することができる。一般に、流通する製品は、医薬製剤が適切な形態で中に入った容器を有する。好適な容器は、当業者に周知であり、ボトル(プラスチック及びガラス)、小袋、アンプル、ポリ袋、金属シリンダーなどの材料が含まれる。容器は、不注意でのパッケージ内容物への接触を防止するために、不正開封防止アサンブラージュを備えていてもよい。さらに、容器には、容器の内容物について記載するラベルが付着している。このラベルは適切な警告も含み得る。
一般的方法
特に記述される場合を除いて、例示される実施例において、以下の方法を用いた。
特に記述される場合を除いて、例示される実施例において、以下の方法を用いた。
アミドカップリング法A:T3P(登録商標)及びEt3N、CH2Cl2/DMF
5:1のCH2Cl2/DMF(0.1モル)中のアミン(1.0equiv.)の懸濁液に、2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(1.0equiv)、T3P(DMF中の50%溶液、1.0equiv)及びEt3N(3.0equiv)を添加した。得られた混合物をRTで18時間撹拌してから、CH2Cl2で希釈し、H2O(2回)、10%LiCl溶液(2回)及び塩水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それを逆相分取HPLC又はシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
5:1のCH2Cl2/DMF(0.1モル)中のアミン(1.0equiv.)の懸濁液に、2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(1.0equiv)、T3P(DMF中の50%溶液、1.0equiv)及びEt3N(3.0equiv)を添加した。得られた混合物をRTで18時間撹拌してから、CH2Cl2で希釈し、H2O(2回)、10%LiCl溶液(2回)及び塩水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それを逆相分取HPLC又はシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
アミドカップリング法B:EDC・HCl、HOBT、DIPEA、DMF
DMF(0.23モル)中の2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(1.5equiv.)の撹拌溶液に、DIPEA(3.2equiv.)、EDC・HCl(1.5equiv.)及びHOBT(1.5equiv.)を添加した。混合物をRTで30分間撹拌してから、アミン(1.0equiv.)を添加した。得られた混合物をRTで12時間撹拌してから、それを水で希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層を水、次に塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それを逆相分取HPLC又はシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
DMF(0.23モル)中の2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(1.5equiv.)の撹拌溶液に、DIPEA(3.2equiv.)、EDC・HCl(1.5equiv.)及びHOBT(1.5equiv.)を添加した。混合物をRTで30分間撹拌してから、アミン(1.0equiv.)を添加した。得られた混合物をRTで12時間撹拌してから、それを水で希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層を水、次に塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それを逆相分取HPLC又はシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
鈴木カップリングにおける一般的手順
鈴木カップリング法A:Pd(OAc)2、Xphos、Na2CO3、MeCN/DMF
マイクロ波バイアルに、アリールブロミド(0.20mmol)、アリールホウ酸(1.0equiv.)、Pd(OAc)2(5モル%)及びXphos(15モル%)を負荷し、脱気した2:1の無水MeCN/DMF(1.5mL)で溶媒和した。1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)を反応混合物に添加し、得られた混合物に、マイクロ波加熱を120℃で15分間施した。反応混合物を、最小体積のDMSO(0.5〜1mL)で希釈し、Pall‘s GHO Acrodiscの13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
鈴木カップリング法A:Pd(OAc)2、Xphos、Na2CO3、MeCN/DMF
マイクロ波バイアルに、アリールブロミド(0.20mmol)、アリールホウ酸(1.0equiv.)、Pd(OAc)2(5モル%)及びXphos(15モル%)を負荷し、脱気した2:1の無水MeCN/DMF(1.5mL)で溶媒和した。1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)を反応混合物に添加し、得られた混合物に、マイクロ波加熱を120℃で15分間施した。反応混合物を、最小体積のDMSO(0.5〜1mL)で希釈し、Pall‘s GHO Acrodiscの13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
鈴木カップリング法B:Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2、Na2CO3、DMF
マイクロ波バイアルに、アリールブロミド(0.15mmol)、アリールホウ酸(1.0equiv.)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(5モル%)、1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)及びDMF(1.7mL)を負荷した。得られた反応混合物をアルゴン下で数分間パージしておいてから、反応チューブをキャップし、マイクロ波加熱を120℃で30分間施した。得られた混合物を、DMSO(2mL)で希釈し、Pall’s GHO Acrodiscの13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
マイクロ波バイアルに、アリールブロミド(0.15mmol)、アリールホウ酸(1.0equiv.)、Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2付加物(5モル%)、1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)及びDMF(1.7mL)を負荷した。得られた反応混合物をアルゴン下で数分間パージしておいてから、反応チューブをキャップし、マイクロ波加熱を120℃で30分間施した。得られた混合物を、DMSO(2mL)で希釈し、Pall’s GHO Acrodiscの13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
鈴木カップリング法C:Pd(PPh3)2Cl2、Na2CO3、1,4−ジオキサン
アリールブロミド(0.064mmol)、アリールホウ酸(1.3equiv.)及びPd(PPh3)2Cl2(5モル%)をマイクロ波バイアル中で秤量し、マイクロ波バイアルを取り出し、アルゴンで埋め戻した。無水1,4−ジオキサン(0.1モル)を添加し、1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)を添加した。反応混合物にマイクロ波加熱を120℃で20分間施した。得られた混合物を、(メタノールで予備平衡化した)2gのSi−炭酸塩のカートリッジを通して通過し、余分なホウ酸出発材料を除去した。カートリッジをMeOH(10mL)で洗浄し、溶離剤を収集し、減圧下で濃縮した。粗製材料を、MeOH(1mL)で溶媒和し、Pall’s GHO Acrodiscの13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
アリールブロミド(0.064mmol)、アリールホウ酸(1.3equiv.)及びPd(PPh3)2Cl2(5モル%)をマイクロ波バイアル中で秤量し、マイクロ波バイアルを取り出し、アルゴンで埋め戻した。無水1,4−ジオキサン(0.1モル)を添加し、1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)を添加した。反応混合物にマイクロ波加熱を120℃で20分間施した。得られた混合物を、(メタノールで予備平衡化した)2gのSi−炭酸塩のカートリッジを通して通過し、余分なホウ酸出発材料を除去した。カートリッジをMeOH(10mL)で洗浄し、溶離剤を収集し、減圧下で濃縮した。粗製材料を、MeOH(1mL)で溶媒和し、Pall’s GHO Acrodiscの13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
鈴木カップリング法D:Pd(OAc)2、Xphos、Na2CO3、THF/DMF
無水THF(0.5mL)及びDMF(0.25mL)で溶媒和したアリールブロミド(0.090mmol)を、アリールホウ酸(1.3equiv.)を含有するマイクロ波バイアルに添加した。無水THF(0.5mL)及びDMF(0.25mL)で溶媒和したPd(OAc)2(10モル%)及びXphos(30モル%)、続いて1M水性Na2CO3溶液(2.5equiv.)を反応混合物に添加した。反応混合物に120℃でマイクロ波加熱を10分間施してから、得られた混合物を、Pall’s GHO Acrodisc 13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
無水THF(0.5mL)及びDMF(0.25mL)で溶媒和したアリールブロミド(0.090mmol)を、アリールホウ酸(1.3equiv.)を含有するマイクロ波バイアルに添加した。無水THF(0.5mL)及びDMF(0.25mL)で溶媒和したPd(OAc)2(10モル%)及びXphos(30モル%)、続いて1M水性Na2CO3溶液(2.5equiv.)を反応混合物に添加した。反応混合物に120℃でマイクロ波加熱を10分間施してから、得られた混合物を、Pall’s GHO Acrodisc 13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
鈴木カップリング法E:Pd(OAc)2、Xphos、Na2CO3、MeCN/DMF
無水MeCN(0.8mL)及びDMF(0.4mL)で溶媒和したアリールブロミド(0.090mmol)を、アリールホウ酸(1.3equiv.)を含有するマイクロ波バイアルに添加した。1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)、続いて無水THF(0.1mL)及びDMF(0.1mL)で溶媒和したPd(OAc)2(10モル%)及びXphos(30モル%)を添加した。反応混合物にマイクロ波加熱を100℃で10分間施してから、得られた混合物をPall’s GHO Acrodisc 13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
無水MeCN(0.8mL)及びDMF(0.4mL)で溶媒和したアリールブロミド(0.090mmol)を、アリールホウ酸(1.3equiv.)を含有するマイクロ波バイアルに添加した。1M水性Na2CO3溶液(2.0equiv.)、続いて無水THF(0.1mL)及びDMF(0.1mL)で溶媒和したPd(OAc)2(10モル%)及びXphos(30モル%)を添加した。反応混合物にマイクロ波加熱を100℃で10分間施してから、得られた混合物をPall’s GHO Acrodisc 13mmシリンジフィルターを通して濾過し、直接的に逆相分取HPLC精製にかけた。
鈴木カップリング法F:Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2、K3PO4、1,4−ジオキサン/H2O
7:3の1,4−ジオキサン/H2O(0.23モル)中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、K3PO4(1.5equiv.)、アリールホウ酸(1.5equiv.)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(5モル%)を添加した。反応混合物を100℃で6時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
7:3の1,4−ジオキサン/H2O(0.23モル)中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、K3PO4(1.5equiv.)、アリールホウ酸(1.5equiv.)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(5モル%)を添加した。反応混合物を100℃で6時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
鈴木カップリング法G:Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2、Na2CO3、1,4−ジオキサン/H2O
7:3の1,4−ジオキサン/H2O中のアリールブロミド(1.0equiv.)の封管に、Na2CO3(1.5〜3.0equiv.)、アリールホウ酸/エステル(1.5equiv.)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(5モル%)を添加した。反応混合物を100℃で6時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
7:3の1,4−ジオキサン/H2O中のアリールブロミド(1.0equiv.)の封管に、Na2CO3(1.5〜3.0equiv.)、アリールホウ酸/エステル(1.5equiv.)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(5モル%)を添加した。反応混合物を100℃で6時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
鈴木カップリング法H:Pd(PPh3)2Cl2、K2CO3、DMF/H2O
1:1のDMF/H2O中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、K2CO3(3.0equiv.)、アリールホウ酸/エステル(1.2equiv.)及びPd(PPh3)2Cl2(5モル%)を添加した。反応混合物を60℃で5時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
1:1のDMF/H2O中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、K2CO3(3.0equiv.)、アリールホウ酸/エステル(1.2equiv.)及びPd(PPh3)2Cl2(5モル%)を添加した。反応混合物を60℃で5時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
鈴木カップリング法I:Pd(dtbpf)Cl2、K3PO4、ジオキサン/H2O
4:1のジオキサン/H2Oで溶媒和したアリールブロミド(1.0equiv.)を、アリールホウ酸/エステル(1.3equiv.)を有するマイクロ波バイアルに添加した。K3PO4(2.5equiv.)、続いてPd(dtbpf)Cl2(10モル%)を反応混合物に添加した。反応混合物にマイクロ波加熱を120℃で30分間施してから、得られた混合物を、セライトベッドを通して濾過し、濾液を真空中で蒸発させ、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し所望生成物を得た。
4:1のジオキサン/H2Oで溶媒和したアリールブロミド(1.0equiv.)を、アリールホウ酸/エステル(1.3equiv.)を有するマイクロ波バイアルに添加した。K3PO4(2.5equiv.)、続いてPd(dtbpf)Cl2(10モル%)を反応混合物に添加した。反応混合物にマイクロ波加熱を120℃で30分間施してから、得られた混合物を、セライトベッドを通して濾過し、濾液を真空中で蒸発させ、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し所望生成物を得た。
鈴木カップリング法J:Pd(dppf)Cl2・CH2Cl2、TEA、MeOH
MeOH(40vol)中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、TEA(2.5equiv.)アリールホウ酸/エステル(1.0equiv.)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(10モル%)を添加した。反応混合物を100℃で10時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
MeOH(40vol)中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、TEA(2.5equiv.)アリールホウ酸/エステル(1.0equiv.)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(10モル%)を添加した。反応混合物を100℃で10時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、所望生成物を得た。
鈴木カップリング法K:Pd(PPh3)4、K2CO3、1,4−ジオキサン/H2O
4:1の1,4−ジオキサン/H2O中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、K2CO3/K3PO4(1.5equiv.)、アリールホウ酸/エステル(1.5equiv.)及びPd(PPh3)4(5モル%)を添加した。反応混合物を100℃で6時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し所望生成物を得た。
4:1の1,4−ジオキサン/H2O中のアリールブロミド(1.0equiv.)を有する封管に、K2CO3/K3PO4(1.5equiv.)、アリールホウ酸/エステル(1.5equiv.)及びPd(PPh3)4(5モル%)を添加した。反応混合物を100℃で6時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し所望生成物を得た。
脱保護のための一般的手順
脱保護法A:SCX−2樹脂、CH2Cl2
SCX−2樹脂(0.6mmol/g、1.5equiv.)をCH2Cl2(0.20モル)で溶媒和したBoc保護アミン(1.0equiv.)に添加した。混合物を60℃で1時間加熱してから、空のカートリッジを通して濾過した。SCX−2樹脂を収集し、CH2Cl2(2回)で洗浄し、存在する不純物を除去してから、EtOH(5mL)中の2M NH3を用いて所望生成物を樹脂から放出させた。溶離剤を収集し、減圧下で濃縮し、遊離アミンを得た。
脱保護法A:SCX−2樹脂、CH2Cl2
SCX−2樹脂(0.6mmol/g、1.5equiv.)をCH2Cl2(0.20モル)で溶媒和したBoc保護アミン(1.0equiv.)に添加した。混合物を60℃で1時間加熱してから、空のカートリッジを通して濾過した。SCX−2樹脂を収集し、CH2Cl2(2回)で洗浄し、存在する不純物を除去してから、EtOH(5mL)中の2M NH3を用いて所望生成物を樹脂から放出させた。溶離剤を収集し、減圧下で濃縮し、遊離アミンを得た。
脱保護法B:TFA、CH2Cl2
トリフルオロ酢酸(20equiv.)を、CH2Cl2(0.17モル)で溶媒和したBoc保護アミン(1.0equiv.)に添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌してから、飽和NaHCO3溶液に添加した。有機生成物をCH2Cl2(2回)で抽出し、有機層を組み合わせ、H2Oで洗浄し、相セパレーターカートリッジを通して分離した。有機層を減圧下で濃縮し、遊離アミンを得た。
トリフルオロ酢酸(20equiv.)を、CH2Cl2(0.17モル)で溶媒和したBoc保護アミン(1.0equiv.)に添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌してから、飽和NaHCO3溶液に添加した。有機生成物をCH2Cl2(2回)で抽出し、有機層を組み合わせ、H2Oで洗浄し、相セパレーターカートリッジを通して分離した。有機層を減圧下で濃縮し、遊離アミンを得た。
脱保護法C:TFA、CH2Cl2/MeOH
トリチル−保護アミン(1.0equiv.)を1:1のCH2Cl2/MeOH(0.20モル)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(30equiv.)を0℃で添加した。得られた混合物をRTまで加温し、RTで2時間撹拌してから、真空下で濃縮した。粗製材料をn−ペンタン中の10%Et2Oで洗浄し、TFA塩として生成物を得た。
トリチル−保護アミン(1.0equiv.)を1:1のCH2Cl2/MeOH(0.20モル)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(30equiv.)を0℃で添加した。得られた混合物をRTまで加温し、RTで2時間撹拌してから、真空下で濃縮した。粗製材料をn−ペンタン中の10%Et2Oで洗浄し、TFA塩として生成物を得た。
順相又は逆相クロマトグラフィーのいずれかにより、中間体及び最終生成物の精製を実施した。順相クロマトグラフィーは、別に記載のない限り、プレパッケージSiO2カートリッジを用いて実施し、ヘキサン及び酢酸エチル又はDCM及びMeOHのいずれかの勾配で溶離した。高度に極性のアミンの場合、MeOH中のDCM及び1M NH3の勾配を使用した。逆相分取HPLCは、UV214nm及び254nmのC18カラム又はprep LCMS検出を用いて実施し、溶媒A(0.1%TFAを含む水)及び溶媒B(0.1%TFAを含むアセトニトリル)の勾配又は溶媒A(0.05%TFAを含む水)及び溶媒B(0.05%TFAを含むアセトニトリル)の勾配又は溶媒A(0.05%アンモニアを含む水)及び溶媒B(0.05%アンモニアを含むアセトニトリル)の勾配で溶離した。
実施例の特性決定において用いられるLC/MS法
逆相分析HPLC/MSは、ZQ検出器と連結したWaters Acquity UPLCシステム(方法A)、又は島津製作所製LCMS−8030システム(方法B)で実施した。
逆相分析HPLC/MSは、ZQ検出器と連結したWaters Acquity UPLCシステム(方法A)、又は島津製作所製LCMS−8030システム(方法B)で実施した。
方法A:1.4分にわたる5%〜98%Bの直線勾配、98%Bで0.4分保持、続いて0.2分で98%〜5%Bの直線勾配;
214nm及び254nmでUV可視化
カラム:Acquity HSS T3 1.8μm 2.1×50mm(60℃)
流速:1.0mL/分
溶媒A:0.05%ギ酸、99.95%水
溶媒B:0.04%ギ酸、99.96%アセトニトリル
214nm及び254nmでUV可視化
カラム:Acquity HSS T3 1.8μm 2.1×50mm(60℃)
流速:1.0mL/分
溶媒A:0.05%ギ酸、99.95%水
溶媒B:0.04%ギ酸、99.96%アセトニトリル
方法B:0.5分にわたる5%〜95%Bの直線勾配、95%Bで0.5分保持、続いて0.5分で95%〜5%Bの直線勾配;
214nm及び254nmでのUV可視化
カラム:Mercury MS Synergi 2.5μ C18、20×4.0mm(40℃)
流速:2.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
214nm及び254nmでのUV可視化
カラム:Mercury MS Synergi 2.5μ C18、20×4.0mm(40℃)
流速:2.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
実施例の精製において用いられる分取HPLC法
逆相分取HPLCは、Agilent 1200 Series(方法A、B、C、D及びE)及びWATERS Mass Directed Auto Purification System(方法F〜I)で実施した。
逆相分取HPLCは、Agilent 1200 Series(方法A、B、C、D及びE)及びWATERS Mass Directed Auto Purification System(方法F〜I)で実施した。
方法A:2.0分にわたる50%〜60%Bの直線勾配、続いて3.0分にわたる60%〜80%Bの直線勾配;
210nmでUV可視化
カラム:KINETEX EVO 5μC18(21.2mm×150mm)
流速:18.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
210nmでUV可視化
カラム:KINETEX EVO 5μC18(21.2mm×150mm)
流速:18.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
方法B:2.0分にわたる30%〜35%Bの直線勾配、続いて8.0分にわたる35%〜60%Bの直線勾配;
210nmでUV可視化
カラム:ZORBAX 5μ C18(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
210nmでUV可視化
カラム:ZORBAX 5μ C18(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
方法C:2.0分にわたる30%〜35%Bの直線勾配、続いて8.0分にわたる35%〜60%Bの直線勾配;
210nmでUV可視化
カラム:XBRIDGE 5μ C18(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
210nmでUV可視化
カラム:XBRIDGE 5μ C18(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
方法D:2.0分にわたる20%〜30%Bの直線勾配、続いて7.0分にわたる30%〜70%Bの直線勾配;
210nmでUV可視化
カラム:WATERS XBRIDGE C18,(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
210nmでUV可視化
カラム:WATERS XBRIDGE C18,(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
方法E:2.0分にわたる20%〜30%Bの直線勾配、続いて6.0分にわたる30%〜80%Bの直線勾配;
210nmでUV可視化
カラム:kinetex5μ C18(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
210nmでUV可視化
カラム:kinetex5μ C18(21.2mm×150mm)
流速:20.0mL/分
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
方法F:40%Bで1.0分保持、続いて6.0分にわたる40%〜70%Bの直線勾配、続いて0.1分にわたる70%〜100%Bの直線勾配、100%Bで0.8分保持、続いて0.1分での100%〜5%Bの直線勾配;
254nmでUV可視化
カラム:WATERS Xselect CSH Prep C18 OBD、5μm、30×100mm
流速:50.0mL/分
溶媒A:5%ギ酸、95%水
溶媒B:アセトニトリル
254nmでUV可視化
カラム:WATERS Xselect CSH Prep C18 OBD、5μm、30×100mm
流速:50.0mL/分
溶媒A:5%ギ酸、95%水
溶媒B:アセトニトリル
方法G:40%Bで1.0分保持、続いて6.0分にわたる40%〜70%Bの直線勾配、続いて0.1分にわたる70%〜100%Bの直線勾配、100%Bで0.8分保持、続いて0.1分で100%〜5%Bの直線勾配;
254nmでUV可視化
カラム:WATERS Sunfire Prep C18 OBD、5μm、19×100mm
流速:20.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
254nmでUV可視化
カラム:WATERS Sunfire Prep C18 OBD、5μm、19×100mm
流速:20.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
方法H:30%Bで1.0分保持、続いて6.0分にわたる30%〜55%Bの直線勾配、続いて0.1分分にわたる55%〜100%Bの直線勾配、100%Bで0.8分保持、続いて0.1分で100%〜5%Bの直線勾配;
254nmでUV可視化
カラム:WATERS XBridge Prep C18 OBD、5μm、19×100mm
流速:20.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
254nmでUV可視化
カラム:WATERS XBridge Prep C18 OBD、5μm、19×100mm
流速:20.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
方法I:60%Bで1.0分保持、続いて6.0分にわたる60%〜85%Bの直線勾配、続いて0.1分にわたる85%〜100%Bの直線勾配、100%Bで0.8分保持、続いて0.1分で100%〜5%Bの直線勾配;
254nmでUV可視化
カラム:WATERS Sunfire Prep C18 OBD、5μm、19×100mm
流速:20.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
254nmでUV可視化
カラム:WATERS Sunfire Prep C18 OBD、5μm、19×100mm
流速:20.0mL/分
溶媒A:0.1%ギ酸、99.9%水
溶媒B:アセトニトリル
実施例の特性決定に使用したNMR
1H NMRスペクトルは、下記の周波数で動作するBrukerフーリエ変換分光計を用いて取得した:1H NMR:400MHz(Bruker)。13C NMR:100MHz(Bruker)。スペクトルデータは、下記フォーマット:化学シフト(多重度、水素の数)で記録する。化学シフトは、テトラメチルシラン内標準のppmダウンフィールド(δ単位、テトラメチルシラン=0ppm)で明示し、及び/又は溶媒ピークに対して参照され、これらのピークは、1H NMRスペクトルにおいて、CD2HSOCD3では2.49ppmで、CD2HODでは3.30ppmで、CD3CNでは1.94で、CDCl3では7.24ppmで出現し、また、13C NMRスペクトルにおいて、CD3SOCD3では39.7ppmで、CD3ODでは49.0ppmで、CDCl3では77.0ppmで出現する。13C NMRスペクトルは全て、プロトンデカップリングであった。
1H NMRスペクトルは、下記の周波数で動作するBrukerフーリエ変換分光計を用いて取得した:1H NMR:400MHz(Bruker)。13C NMR:100MHz(Bruker)。スペクトルデータは、下記フォーマット:化学シフト(多重度、水素の数)で記録する。化学シフトは、テトラメチルシラン内標準のppmダウンフィールド(δ単位、テトラメチルシラン=0ppm)で明示し、及び/又は溶媒ピークに対して参照され、これらのピークは、1H NMRスペクトルにおいて、CD2HSOCD3では2.49ppmで、CD2HODでは3.30ppmで、CD3CNでは1.94で、CDCl3では7.24ppmで出現し、また、13C NMRスペクトルにおいて、CD3SOCD3では39.7ppmで、CD3ODでは49.0ppmで、CDCl3では77.0ppmで出現する。13C NMRスペクトルは全て、プロトンデカップリングであった。
V.実施例
以下の実施例を調製し、単離し、本明細書に開示する方法を用いて特性決定した。以下の実施例は、本発明の範囲の一部を示し、本開示の範囲を限定することを意図しない。
以下の実施例を調製し、単離し、本明細書に開示する方法を用いて特性決定した。以下の実施例は、本発明の範囲の一部を示し、本開示の範囲を限定することを意図しない。
別に明示されない限り、出発材料は、東京化成工業(日本)、Shanghai Chemhere Co.,Ltd.(Shanghai、China)、Aurora Fine Chemicals LLC(San Diego、CA)、FCH Group(Ukraine)、Aldrich Chemicals Co.(Milwaukee,Wis.)、Lancaster Synthesis,Inc.(Windham,N.H.)、Acros Organics(Fairlawn,N.J.)、Maybridge Chemical Company,Ltd.(Cornwall,England)、Tyger Scientific(Princeton,N.J.)、AstraZeneca Pharmaceuticals(London,England)、Chembridge Corporation(USA)、Matrix Scientific(USA)、Conier Chem & Pharm Co.,Ltd(China)、Enamine Ltd(Ukraine)、Combi−Blocks,Inc.(San Diego,USA)、Oakwood Products,Inc.(USA)、Apollo Scientific Ltd.(UK)、Allichem LLC.(USA)及びUkrorgsyntez Ltd(Latvia)などの非排他的な商業的供給源から一般に入手可能である。
中間体の合成:
中間体I−1:2−ブロモ酢酸アリルの合成
CH2Cl2(200mL)中のアリルアルコール(26.8g、461mmol)の撹拌溶液に、K3PO4(245g、1154mmol、2.5equiv.)及び2−ブロモアセチルブロミド(139g、689mmol、1.5equiv.)を0℃で添加した。得られた混合物をRTまで加温しておき、RTで16時間撹拌してから、セライトベッドを通して濾過した。濾液を真空下で濃縮し、無色の油としてI−1(75.0g、91%の収率)を取得した。粗製材料をそれ以上精製せずに次のステップで使用した。Rf=0.80(30%EtOAc/ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 5.98−5.85(m,1H),5.40−5.26(m,2H),4.68−4.65(m,2H),3.86(s,2H).
中間体I−1:2−ブロモ酢酸アリルの合成
CH2Cl2(200mL)中のアリルアルコール(26.8g、461mmol)の撹拌溶液に、K3PO4(245g、1154mmol、2.5equiv.)及び2−ブロモアセチルブロミド(139g、689mmol、1.5equiv.)を0℃で添加した。得られた混合物をRTまで加温しておき、RTで16時間撹拌してから、セライトベッドを通して濾過した。濾液を真空下で濃縮し、無色の油としてI−1(75.0g、91%の収率)を取得した。粗製材料をそれ以上精製せずに次のステップで使用した。Rf=0.80(30%EtOAc/ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 5.98−5.85(m,1H),5.40−5.26(m,2H),4.68−4.65(m,2H),3.86(s,2H).
中間体I−2:2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸アリルの合成
MeCN(300mL)中の1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(25.0g、266mmol)の撹拌溶液に、K2CO3(73.5g、532mmol、2.0equiv.)及びI−1(52.4g、293mmol、1.1equiv.)を0℃で添加した。得られた混合物を70℃で16時間加熱してから、セライトベッドを通して濾過した。濾液を真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色の固体としてI−2(25.0g、49%の収率)を得た。Rf=0.50(30%EtOAc/ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.32(s,1H),5.97−5.83(m,1H),5.39−5.30(m,2H),5.07(s,2H),4.73−4.69(m,2H).
MeCN(300mL)中の1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(25.0g、266mmol)の撹拌溶液に、K2CO3(73.5g、532mmol、2.0equiv.)及びI−1(52.4g、293mmol、1.1equiv.)を0℃で添加した。得られた混合物を70℃で16時間加熱してから、セライトベッドを通して濾過した。濾液を真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色の固体としてI−2(25.0g、49%の収率)を得た。Rf=0.50(30%EtOAc/ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.32(s,1H),5.97−5.83(m,1H),5.39−5.30(m,2H),5.07(s,2H),4.73−4.69(m,2H).
中間体I−3:2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸の合成
CH2Cl2(550mL)中のI−2(25.0g、130mmol)の溶液に、モルホリン(11.4mL、130mmol、1.0equiv.)、PPh3(17.0g、65.0mmol、0.5equiv.)及びPd(PPh3)4(15.0g、13mmol、0.1equiv.)を添加した。得られた混合物をRTで16時間撹拌してから、真空下で濃縮した。残渣をアセトン(200mL)に取り込み、セライトベッドを通して濾過し、トリフェニルホスホニウム塩を除去した。濾液を真空下で濃縮し、部分精製生成物を取得し、次にそれをH2O(500mL)中に溶解し、EtOAc(2×500mL)で抽出した。水層を固体クエン酸で約6のpHまで酸性化し、CH2Cl2中の10%MeOH(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、褐色残渣としてのTPP塩の痕跡とともにI−3(15.0g、76%の収率)を得た。Rf=0.23(10%MeOH/CH2Cl2);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.32(s,1H),5.0(s,2H);LC−MS m/z 151 [M−H]−(方法B).
CH2Cl2(550mL)中のI−2(25.0g、130mmol)の溶液に、モルホリン(11.4mL、130mmol、1.0equiv.)、PPh3(17.0g、65.0mmol、0.5equiv.)及びPd(PPh3)4(15.0g、13mmol、0.1equiv.)を添加した。得られた混合物をRTで16時間撹拌してから、真空下で濃縮した。残渣をアセトン(200mL)に取り込み、セライトベッドを通して濾過し、トリフェニルホスホニウム塩を除去した。濾液を真空下で濃縮し、部分精製生成物を取得し、次にそれをH2O(500mL)中に溶解し、EtOAc(2×500mL)で抽出した。水層を固体クエン酸で約6のpHまで酸性化し、CH2Cl2中の10%MeOH(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、褐色残渣としてのTPP塩の痕跡とともにI−3(15.0g、76%の収率)を得た。Rf=0.23(10%MeOH/CH2Cl2);1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.32(s,1H),5.0(s,2H);LC−MS m/z 151 [M−H]−(方法B).
中間体I−4:5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(I−4)の合成
DMSO(200mL)中の5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(20g、67.09mmol、1.0equiv.)を有する封管に、KOAc(26.34g、286.36mmol、4.0equiv.)、ビスピナコラトジボロン(34.07g、134.18mmol、2.0equiv.)を添加し、アルゴンで10分間ガス抜きした。Pd(PPh3)4(7.75g、6.70mmol、10モル%)を添加し、チューブを密封し、反応混合物を80℃で10時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをヘキサン中の5%EtOAcを用いてシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色の固体として22.0gの所望生成物I−4(95.03%)を得た。Rf=0.6(ヘキサン中の10%EtOAC)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.75−7.65(m,2H),7.30−7.20(m,1H),4.77−4.57(m,4H),1.51(s,9H),1.34(s,12H);HPLC:95.62 %,保持時間=6.38 分(方法D).
DMSO(200mL)中の5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(20g、67.09mmol、1.0equiv.)を有する封管に、KOAc(26.34g、286.36mmol、4.0equiv.)、ビスピナコラトジボロン(34.07g、134.18mmol、2.0equiv.)を添加し、アルゴンで10分間ガス抜きした。Pd(PPh3)4(7.75g、6.70mmol、10モル%)を添加し、チューブを密封し、反応混合物を80℃で10時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、それをヘキサン中の5%EtOAcを用いてシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、白色の固体として22.0gの所望生成物I−4(95.03%)を得た。Rf=0.6(ヘキサン中の10%EtOAC)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.75−7.65(m,2H),7.30−7.20(m,1H),4.77−4.57(m,4H),1.51(s,9H),1.34(s,12H);HPLC:95.62 %,保持時間=6.38 分(方法D).
中間体I−5:1−(2−(5−ブロモイソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルの合成
DMF(25mL)中のアミン(2.46g、12.4mmol)の溶液に、酸I−3(1.89g、12.4mmol、1.0equiv)、T3P(登録商標)(9.61mL、DMF中の50%溶液、1.3equiv.)及びEt3N(3.46mL、24.8mmol、2.0equiv.)を添加した。得られた混合物をRTで16時間撹拌してから、10%LiCl溶液を添加した。混合物をEtOAc(5×100mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をシリカゲルクロマトグラフィー(20%MeOH/CH2Cl2)により精製し、灰色の固体としてI−5(2.37g、55%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(d,J=1.6Hz,1H),7.64(d,J=5.8Hz,1H),7.52(d,J=8.1Hz,1H),7.37(dd,J=8.2,4.2Hz,1H),5.49(s,2H),4.94(d,J=15.9Hz,2H),4.68(d,J=17.9Hz,2H);LC−MS m/z 332,334 [M+H]+,保持時間=0.90 分(方法A).
DMF(25mL)中のアミン(2.46g、12.4mmol)の溶液に、酸I−3(1.89g、12.4mmol、1.0equiv)、T3P(登録商標)(9.61mL、DMF中の50%溶液、1.3equiv.)及びEt3N(3.46mL、24.8mmol、2.0equiv.)を添加した。得られた混合物をRTで16時間撹拌してから、10%LiCl溶液を添加した。混合物をEtOAc(5×100mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗製材料をシリカゲルクロマトグラフィー(20%MeOH/CH2Cl2)により精製し、灰色の固体としてI−5(2.37g、55%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(d,J=1.6Hz,1H),7.64(d,J=5.8Hz,1H),7.52(d,J=8.1Hz,1H),7.37(dd,J=8.2,4.2Hz,1H),5.49(s,2H),4.94(d,J=15.9Hz,2H),4.68(d,J=17.9Hz,2H);LC−MS m/z 332,334 [M+H]+,保持時間=0.90 分(方法A).
実施例1:1−(2−(5−(2−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリジンの調製
ジクロロメタン(10mL)中の3−ブロモピコリンアルデヒド(0.50g、2.68mmol)の溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(DAST、0.86g、5.37mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、次に0℃で非常に慎重に飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチングし、ジクロロメタン(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、無色液体として標題の化合物(0.25g、44.84%)を得た。Rf=0.9(n−ヘキサン中、30%EtOAc);Rf=0.90(n−ヘキサン中、30%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.65(dd,J=4.7,1.4Hz,1H),7.98(dd,J=8.1,1.2Hz,1H),7.32(dd,J=8.1,4.6Hz,1H),6.92(t,J=53.9Hz,1H).
3−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリジンの調製
ジクロロメタン(10mL)中の3−ブロモピコリンアルデヒド(0.50g、2.68mmol)の溶液に、ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド(DAST、0.86g、5.37mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、次に0℃で非常に慎重に飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチングし、ジクロロメタン(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、無色液体として標題の化合物(0.25g、44.84%)を得た。Rf=0.9(n−ヘキサン中、30%EtOAc);Rf=0.90(n−ヘキサン中、30%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.65(dd,J=4.7,1.4Hz,1H),7.98(dd,J=8.1,1.2Hz,1H),7.32(dd,J=8.1,4.6Hz,1H),6.92(t,J=53.9Hz,1H).
5−(2−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
構成要素を、鈴木カップリング法F及び3−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.1gの無色液体として標題の化合物を得た(59.80%の収率)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.83−8.69(m,1H),7.71(d,J=7.8Hz,1H),7.58−7.30(m,2H),7.26(s,2H),6.78−6.34(m,1H),4.76(s,2H),4.73(s,2H),1.60(s,9H);HPLC:85.68 %,保持時間=7.55 分(方法E)
構成要素を、鈴木カップリング法F及び3−ブロモ−2−(ジフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.1gの無色液体として標題の化合物を得た(59.80%の収率)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.83−8.69(m,1H),7.71(d,J=7.8Hz,1H),7.58−7.30(m,2H),7.26(s,2H),6.78−6.34(m,1H),4.76(s,2H),4.73(s,2H),1.60(s,9H);HPLC:85.68 %,保持時間=7.55 分(方法E)
5−(2−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
Boc脱保護法Aを用いて先の構成要素(0.1g)からアミンを調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.1g)。LC−MS m/z 247.00[M+H]+、保持時間=0.87分(方法A)。
Boc脱保護法Aを用いて先の構成要素(0.1g)からアミンを調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.1g)。LC−MS m/z 247.00[M+H]+、保持時間=0.87分(方法A)。
1−(2−(5−(2−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(1)の調製
化合物1は、酸アミドカップリング(acid amide coupling)法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜80%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチルでの再結晶によりさらに精製し、0.04gの黄褐色の固体として標題の化合物(36.26%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,クロロホルム−d)δ 8.75(s,1H),8.47(d,J=3.0Hz,1H),7.70(s,1H),7.53−7.33(m,4H),6.60(t,J=54.0Hz,1H),5.17(s,2H),5.04(s,2H),4.93(s,2H);LC−MS m/z 381.00 [M+H]+,保持時間=1.42分(方法A);HPLC:97.37%,保持時間=6.16分(方法E).
化合物1は、酸アミドカップリング(acid amide coupling)法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜80%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチルでの再結晶によりさらに精製し、0.04gの黄褐色の固体として標題の化合物(36.26%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,クロロホルム−d)δ 8.75(s,1H),8.47(d,J=3.0Hz,1H),7.70(s,1H),7.53−7.33(m,4H),6.60(t,J=54.0Hz,1H),5.17(s,2H),5.04(s,2H),4.93(s,2H);LC−MS m/z 381.00 [M+H]+,保持時間=1.42分(方法A);HPLC:97.37%,保持時間=6.16分(方法E).
実施例2:1−(2−(5−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンの調製
水性NH3(0.5mL)中の2,3−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(1.0g、4.65mmol)の溶液を、封管内、100℃で12時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、n−ヘキサン中の70%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.8gの標題の化合物(90.0%)を得た。Rf=0.1(n−ヘキサン中の70%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.23(d,J=1.8Hz,1H),7.70(d,J=1.8Hz,1H);LC−MS m/z 196.9 [M+H]+,保持時間=0.98分(方法D);HPLC:95.32 %,保持時間=6.53分(方法E).
3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンの調製
水性NH3(0.5mL)中の2,3−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(1.0g、4.65mmol)の溶液を、封管内、100℃で12時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、n−ヘキサン中の70%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.8gの標題の化合物(90.0%)を得た。Rf=0.1(n−ヘキサン中の70%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.23(d,J=1.8Hz,1H),7.70(d,J=1.8Hz,1H);LC−MS m/z 196.9 [M+H]+,保持時間=0.98分(方法D);HPLC:95.32 %,保持時間=6.53分(方法E).
N−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピバルアミドの調製
DCM(10mL)中の前駆物質(400mg、2.04mmol)の撹拌溶液にピリジン(480mg、6.12mmol)を添加し、続いて塩化ピバロイル(730mg、6.12mmol)を0℃で滴下し、40℃で48時間撹拌した。反応混合物を、水でクエンチングし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の35%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.1gの標題の化合物(17.45%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、30%EtOAc);LC−MS m/z 281.10[M+H]+、保持時間=1.49分(方法A);HPLC:97.85%、保持時間=3.94分(方法D)。
DCM(10mL)中の前駆物質(400mg、2.04mmol)の撹拌溶液にピリジン(480mg、6.12mmol)を添加し、続いて塩化ピバロイル(730mg、6.12mmol)を0℃で滴下し、40℃で48時間撹拌した。反応混合物を、水でクエンチングし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の35%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.1gの標題の化合物(17.45%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、30%EtOAc);LC−MS m/z 281.10[M+H]+、保持時間=1.49分(方法A);HPLC:97.85%、保持時間=3.94分(方法D)。
N−(3−クロロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピバルアミドの調製
乾燥THF(5mL)中の前駆物質(800mg、2.85mmol)の撹拌溶液に、ヘキサン中の2M LDA(5.7mL、11.40mmol)を−78℃で添加し、同じ温度で2時間維持した。上記反応物質に、乾燥THF(5mL)中のヨウ素(2.89g、11.40mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。反応混合物を−78℃の氷冷水でクエンチングし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の3%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.840gの標題の化合物(72.48%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、05%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.51(s,1H),8.34(s,1H),1.36(s,9H);LC−MS m/z 406.8 [M+H]+,保持時間=2.48分(方法G).
乾燥THF(5mL)中の前駆物質(800mg、2.85mmol)の撹拌溶液に、ヘキサン中の2M LDA(5.7mL、11.40mmol)を−78℃で添加し、同じ温度で2時間維持した。上記反応物質に、乾燥THF(5mL)中のヨウ素(2.89g、11.40mmol)を滴下し、−78℃で30分間撹拌した。反応混合物を−78℃の氷冷水でクエンチングし、EtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の3%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.840gの標題の化合物(72.48%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、05%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.51(s,1H),8.34(s,1H),1.36(s,9H);LC−MS m/z 406.8 [M+H]+,保持時間=2.48分(方法G).
3−クロロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンの調製
20%水性H2SO4(10mL)中の前駆物質(300mg、0.73mmol)の撹拌溶液を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水性アンモニアでクエンチングし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、0.25gの粗生成物を得た、Rf=0.3(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.10(s,1H),5.40(s,2H);LC−MS m/z 322.9 [M+H]+,保持時間=1.48分(方法D);HPLC:94.41%,保持時間=6.93分(方法E).
20%水性H2SO4(10mL)中の前駆物質(300mg、0.73mmol)の撹拌溶液を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水性アンモニアでクエンチングし、EtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濃縮し、0.25gの粗生成物を得た、Rf=0.3(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.10(s,1H),5.40(s,2H);LC−MS m/z 322.9 [M+H]+,保持時間=1.48分(方法D);HPLC:94.41%,保持時間=6.93分(方法E).
3−クロロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
THF(4mL)中の前駆物質(430mg、1.33mmol)の撹拌溶液に亜硝酸t−ブチル(0.4mL)を添加し、65℃で10分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の3%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.20gの標題の化合物(48.78%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.70(s,1H),8.57(s,1H);LC−MS m/z 307.9 [M+H]+,保持時間=2.20分(方法G);HPLC:80.73%,保持時間=4.43分(方法D).
THF(4mL)中の前駆物質(430mg、1.33mmol)の撹拌溶液に亜硝酸t−ブチル(0.4mL)を添加し、65℃で10分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の3%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.20gの標題の化合物(48.78%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.70(s,1H),8.57(s,1H);LC−MS m/z 307.9 [M+H]+,保持時間=2.20分(方法G);HPLC:80.73%,保持時間=4.43分(方法D).
5−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び前駆物質(200mg、0.65mmol)を用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、標題の化合物(100mg、38.61%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.87(s,2H),7.40−7.32(m,1H),7.18−6.94(m,2H),4.87−4.60(m,4H),1.52(d,J=1.5Hz,9H);LC−MS m/z 398.9 [M+H]+,保持時間=2.44分(方法I);HPLC:91.34%,保持時間=7.74分(方法F).
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び前駆物質(200mg、0.65mmol)を用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、標題の化合物(100mg、38.61%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.87(s,2H),7.40−7.32(m,1H),7.18−6.94(m,2H),4.87−4.60(m,4H),1.52(d,J=1.5Hz,9H);LC−MS m/z 398.9 [M+H]+,保持時間=2.44分(方法I);HPLC:91.34%,保持時間=7.74分(方法F).
5−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(100mg、0.25mmol)から調製した。粗製材料をそのまま次のステップに取り込んだ(150mg)。HPLC:93.06%、保持時間=5.23分(方法E)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(100mg、0.25mmol)から調製した。粗製材料をそのまま次のステップに取り込んだ(150mg)。HPLC:93.06%、保持時間=5.23分(方法E)。
1−(2−(5−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(2)の調製
実施例2は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3と前駆物質(150mg、0.502mmol)から調製した。粗化合物を、DCM中の1%MeOHを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(50mg、23.04%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.89(s,2H),8.46(s,1H),7.45(t,J=7.4Hz,1H),7.25−7.16(m,2H),5.17及び5.16(s,2H),5.05及び5.04(s,2H),4.95及び4.93(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 433.0 [M+H]+,保持時間=2.03分(方法I);HPLC:95.76%,保持時間=7.25分(方法B).
実施例2は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3と前駆物質(150mg、0.502mmol)から調製した。粗化合物を、DCM中の1%MeOHを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(50mg、23.04%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.89(s,2H),8.46(s,1H),7.45(t,J=7.4Hz,1H),7.25−7.16(m,2H),5.17及び5.16(s,2H),5.05及び5.04(s,2H),4.95及び4.93(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 433.0 [M+H]+,保持時間=2.03分(方法I);HPLC:95.76%,保持時間=7.25分(方法B).
実施例3:1−(2−(5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の構成要素は、鈴木カップリング法G及び5−クロロ−2−フルオロ−4−ヨードピリジン(100mg、0.388mmol)を用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、標題の化合物(80mg、59.26%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.29(s,1H),7.44−7.30(m,3H),6.94(t,J=2.9Hz,1H),4.76(s,2H),4.73(s,2H),1.53(s,9H).
5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の構成要素は、鈴木カップリング法G及び5−クロロ−2−フルオロ−4−ヨードピリジン(100mg、0.388mmol)を用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、標題の化合物(80mg、59.26%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.29(s,1H),7.44−7.30(m,3H),6.94(t,J=2.9Hz,1H),4.76(s,2H),4.73(s,2H),1.53(s,9H).
5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(80mg、0.22mmol)から調製した。粗製材料をそのまま次のステップに取り込んだ(80mg)。LC−MS m/z 248.95[M+H]+、保持時間=1.26分(方法A);HPLC:97.63%、保持時間=5.46分(方法E)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(80mg、0.22mmol)から調製した。粗製材料をそのまま次のステップに取り込んだ(80mg)。LC−MS m/z 248.95[M+H]+、保持時間=1.26分(方法A);HPLC:97.63%、保持時間=5.46分(方法E)。
1−(2−(5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(3)の調製
化合物3は、酸アミドカップリング法A及び前駆物質(50mg、0.20mmol)を用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、DCM中の3%MeOHを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(16mg、20.77%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.46(s,1H),8.31(s,1H),7.50 −7.42(m,3H),6.95(d,J=2.4Hz,1H),5.17(s,2H),5.04(s,2H),4.94(s,2H);LC−MS m/z 380.85 [M−H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:95.12%,保持時間=7.18分(方法B).
化合物3は、酸アミドカップリング法A及び前駆物質(50mg、0.20mmol)を用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、DCM中の3%MeOHを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(16mg、20.77%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.46(s,1H),8.31(s,1H),7.50 −7.42(m,3H),6.95(d,J=2.4Hz,1H),5.17(s,2H),5.04(s,2H),4.94(s,2H);LC−MS m/z 380.85 [M−H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:95.12%,保持時間=7.18分(方法B).
実施例4:1−(2−(5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて1−ブロモ−3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、52.4%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.58−7.48(m,1H),7.42(t,J=8.1Hz,1H),7.35−7.19(m,2H),7.20−7.05(m,2H),4.74−4.62(m,4H),1.52(s,9H).
5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて1−ブロモ−3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、52.4%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.58−7.48(m,1H),7.42(t,J=8.1Hz,1H),7.35−7.19(m,2H),7.20−7.05(m,2H),4.74−4.62(m,4H),1.52(s,9H).
5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 297.90[M+H]+、保持時間=1.35分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 297.90[M+H]+、保持時間=1.35分(方法A)。
1−(2−(5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(4)の調製
実施例4は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、灰色の固体として4(13mg、12.0%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89及び8.88(s,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.72−7.67(m,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.36−7.30(m,2H),7.25(d,J= 8.0Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び4.98(s,2H),4.76−4.73(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 431.90 [M+H]+,保持時間=1.57分(方法A);HPLC:97.10%,保持時間=4.95分(方法C).
実施例4は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、灰色の固体として4(13mg、12.0%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89及び8.88(s,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.72−7.67(m,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.36−7.30(m,2H),7.25(d,J= 8.0Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び4.98(s,2H),4.76−4.73(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 431.90 [M+H]+,保持時間=1.57分(方法A);HPLC:97.10%,保持時間=4.95分(方法C).
実施例5:1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジンの調製
DMF(3mL)中のNaH(74mg、1.56mmol)の冷却懸濁液にトリフルオロエタノール(156mg、1.56mmol)を0℃で滴下し、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。これにDMF(1mL)中の3−ブロモ−2−クロロピリジン(150mg、0.78mmol)の溶液を滴下し、反応混合物を55℃で48時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(25mL)で希釈し、水で洗浄し、有機相をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、110mgの標題の化合物(50.0%)を得た。Rf=0.55(n−ヘキサン中、30%EtOAc)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.08(dd,J=4.9,1.6Hz,1H),7.87(dd,J=7.7,1.7Hz,1H),6.88(dd,J=7.7,4.9Hz,1H),4.81(q,J=8.4Hz,2H).
3−ブロモ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジンの調製
DMF(3mL)中のNaH(74mg、1.56mmol)の冷却懸濁液にトリフルオロエタノール(156mg、1.56mmol)を0℃で滴下し、得られた溶液を室温で1時間撹拌した。これにDMF(1mL)中の3−ブロモ−2−クロロピリジン(150mg、0.78mmol)の溶液を滴下し、反応混合物を55℃で48時間撹拌した。反応混合物をEtOAc(25mL)で希釈し、水で洗浄し、有機相をEtOAc(20mL×2)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で蒸発させた。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、110mgの標題の化合物(50.0%)を得た。Rf=0.55(n−ヘキサン中、30%EtOAc)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.08(dd,J=4.9,1.6Hz,1H),7.87(dd,J=7.7,1.7Hz,1H),6.88(dd,J=7.7,4.9Hz,1H),4.81(q,J=8.4Hz,2H).
5−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(90mg、58.82%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.13(dt,J=4.9,1.5Hz,1H),7.69(ddd,J=7.3,4.2,1.9Hz,1H),7.52−7.39(m,2H),7.36−7.26(m,1H),7.08(ddd,J=7.4,4.9,1.5Hz,1H),4.82(qd,J=8.6,3.1Hz,2H),4.74(s,2H),4.69(s,2H),1.53(s,9H).
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(90mg、58.82%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.13(dt,J=4.9,1.5Hz,1H),7.69(ddd,J=7.3,4.2,1.9Hz,1H),7.52−7.39(m,2H),7.36−7.26(m,1H),7.08(ddd,J=7.4,4.9,1.5Hz,1H),4.82(qd,J=8.6,3.1Hz,2H),4.74(s,2H),4.69(s,2H),1.53(s,9H).
5−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質から調製した。粗製材料(90mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 295[M+H]+、保持時間=1.30分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質から調製した。粗製材料(90mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 295[M+H]+、保持時間=1.30分(方法A)。
1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(5)の調製
化合物5は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイトの固体として5(50mg、38.16%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.46(s,1H),8.18−8.14(m,1H),7.70(dd,J=7.2,1.8Hz,1H),7.56−7.50(m,2H),7.39(m,J=7.5Hz,1H),7.13−7.06(m,1H),5.17(s,2H),5.00(s,2H),4.90(s,2H),4.88−4.77(m,2H);LC−MS m/z 429.0 [M+H]+,保持時間=1.53分(方法A);HPLC:98.35%,保持時間=7.07分(方法E).
化合物5は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイトの固体として5(50mg、38.16%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.46(s,1H),8.18−8.14(m,1H),7.70(dd,J=7.2,1.8Hz,1H),7.56−7.50(m,2H),7.39(m,J=7.5Hz,1H),7.13−7.06(m,1H),5.17(s,2H),5.00(s,2H),4.90(s,2H),4.88−4.77(m,2H);LC−MS m/z 429.0 [M+H]+,保持時間=1.53分(方法A);HPLC:98.35%,保持時間=7.07分(方法E).
実施例6:1−(2−(5−(6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(6−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンから調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(500mg、45.4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.41(d,J=8.4Hz,1H),7.35−7.20(m,1H),7.22−7.08(m,2H),6.68(d,J=8.4Hz,1H),4.73(s,2H),4.69(s,2H),1.52(s,9H).
5−(6−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンから調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(500mg、45.4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.41(d,J=8.4Hz,1H),7.35−7.20(m,1H),7.22−7.08(m,2H),6.68(d,J=8.4Hz,1H),4.73(s,2H),4.69(s,2H),1.52(s,9H).
5−(6−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
乾燥THF(10mL)中の前駆物質(500mg、1.31mmol)の冷却溶液に、CuBr2(441mg、1.97mmol)を0℃で添加し、続いて亜硝酸t−ブチル(0.2mL、1.58mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。水(20mL)を反応物に添加し、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、300mgの標題の化合物(51.4%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.60−7.48(m,1H),7.35−7.26(m,1H),7.24−7.12(m,2H),4.74(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
乾燥THF(10mL)中の前駆物質(500mg、1.31mmol)の冷却溶液に、CuBr2(441mg、1.97mmol)を0℃で添加し、続いて亜硝酸t−ブチル(0.2mL、1.58mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。水(20mL)を反応物に添加し、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、300mgの標題の化合物(51.4%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.60−7.48(m,1H),7.35−7.26(m,1H),7.24−7.12(m,2H),4.74(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
5−(6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
DME(30mL)中の前駆物質(300mg、0.67mmol)を有する封管に、K2CO3(234mg、1.69mmol)、メチルホウ酸(65mg、1.08mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(10モル%)を添加した。反応混合物を100℃で12時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、n−ヘキサン中の10〜15%EtOAcを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、0.18gの淡黄色液体として標題の化合物(70.21%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 7.82(dd,J=8.2,2.5Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.46(t,J=8.1Hz,1H),7.35(d,J=6.4Hz,1H),7.28(d,J=7.8Hz,1H),4.68(t,J=14.9Hz,4H),2.65(d,J=1.5Hz,3H),1.51(s,9H).LC−MS m/z 379.9 [M+H]+,保持時間=1.88分(方法AB).);HPLC:97.37%,保持時間=7.66分(方法F).
DME(30mL)中の前駆物質(300mg、0.67mmol)を有する封管に、K2CO3(234mg、1.69mmol)、メチルホウ酸(65mg、1.08mmol)及びPd(dppf)Cl2・CH2Cl2(10モル%)を添加した。反応混合物を100℃で12時間加熱してから、H2Oで希釈し、EtOAc(2回)で抽出した。合わせた有機層をH2O、続いて塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、粗製材料を取得し、n−ヘキサン中の10〜15%EtOAcを用いるシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、0.18gの淡黄色液体として標題の化合物(70.21%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 7.82(dd,J=8.2,2.5Hz,1H),7.67(d,J=8.0Hz,1H),7.46(t,J=8.1Hz,1H),7.35(d,J=6.4Hz,1H),7.28(d,J=7.8Hz,1H),4.68(t,J=14.9Hz,4H),2.65(d,J=1.5Hz,3H),1.51(s,9H).LC−MS m/z 379.9 [M+H]+,保持時間=1.88分(方法AB).);HPLC:97.37%,保持時間=7.66分(方法F).
5−(6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.18g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.18g)。LC−MS m/z 279.00[M+H]+、保持時間=1.28分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.18g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.18g)。LC−MS m/z 279.00[M+H]+、保持時間=1.28分(方法A)。
1−(2−(5−(6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(6)の調製
実施例6は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLCでの精製(方法B)により、褐色の固体として6(40mg、20.30%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 8.89及び8.88(s,1H),7.79(t,J=7.5Hz,1H),7.64(dd,J=7.2Hz及び3.6Hz,1H),7.49(d,J=7.2Hz,1H),7.37(s,1H),7.29(d,J=7.2Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び5.01(s,2H),4.76及び4.74(s,2H),2.60(s,3H).(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 413.00 [M+H]+,保持時間=1.50分(方法A);HPLC:99.02%,保持時間=5.87分(方法F).
実施例6は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLCでの精製(方法B)により、褐色の固体として6(40mg、20.30%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 8.89及び8.88(s,1H),7.79(t,J=7.5Hz,1H),7.64(dd,J=7.2Hz及び3.6Hz,1H),7.49(d,J=7.2Hz,1H),7.37(s,1H),7.29(d,J=7.2Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び5.01(s,2H),4.76及び4.74(s,2H),2.60(s,3H).(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 413.00 [M+H]+,保持時間=1.50分(方法A);HPLC:99.02%,保持時間=5.87分(方法F).
実施例7:1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて3−ブロモ−2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、51.9%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.60(d,J=5.1Hz,1H),7.61(d,J=5.1Hz,1H),7.40−7.30(m,1H),7.21−7.05(m,2H),4.84−4.67(m,4H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて3−ブロモ−2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、51.9%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.60(d,J=5.1Hz,1H),7.61(d,J=5.1Hz,1H),7.40−7.30(m,1H),7.21−7.05(m,2H),4.84−4.67(m,4H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 298.90[M+H]+、保持時間=1.28分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 298.90[M+H]+、保持時間=1.28分(方法A)。
1−(2−(5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(7)の調製
実施例7は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として7(40mg、28.1%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.88(s,1H),8.75(d,J=5.2Hz,1H),7.95−7.90(m,1H),7.52(dd,J=7.2Hz及び3.2Hz,1H),7.39(d,J=9.2Hz,1H),7.31−7.25(m,1H),5.52(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.78及び4.73(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 433.2 [M+H]+,保持時間=1.48 分(方法E);HPLC:97.85%,保持時間=5.82分(方法F).
実施例7は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として7(40mg、28.1%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.88(s,1H),8.75(d,J=5.2Hz,1H),7.95−7.90(m,1H),7.52(dd,J=7.2Hz及び3.2Hz,1H),7.39(d,J=9.2Hz,1H),7.31−7.25(m,1H),5.52(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.78及び4.73(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 433.2 [M+H]+,保持時間=1.48 分(方法E);HPLC:97.85%,保持時間=5.82分(方法F).
実施例8:1−(2−(3−(2,4−ジクロロフェニル)−5,7−ジヒドロ−6H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−6−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヨードピリジンの調製
アセトニトリル(125mL)中の2,3−ジブロモ−5−フルオロピリジン(12.5g、49.042mmol)及びヨウ化ナトリウム(21.90g、147.128mmol)を封管中で撹拌し、クロロトリメチルシラン(5.32g、49.042mmol)をアルゴン雰囲気下で滴下し、反応混合物を75℃で1時間撹拌した。反応混合物を水性アンモニア(10ml)でクエンチングし、ジエチルエーテル(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の2〜3%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、7.5gの淡褐色の固体として標題の化合物(50.66%)を得た。Rf=0.4(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.27(d,J= 2.7Hz,1H),7.64−7.61(m,1H).
3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヨードピリジンの調製
アセトニトリル(125mL)中の2,3−ジブロモ−5−フルオロピリジン(12.5g、49.042mmol)及びヨウ化ナトリウム(21.90g、147.128mmol)を封管中で撹拌し、クロロトリメチルシラン(5.32g、49.042mmol)をアルゴン雰囲気下で滴下し、反応混合物を75℃で1時間撹拌した。反応混合物を水性アンモニア(10ml)でクエンチングし、ジエチルエーテル(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の2〜3%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、7.5gの淡褐色の固体として標題の化合物(50.66%)を得た。Rf=0.4(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.27(d,J= 2.7Hz,1H),7.64−7.61(m,1H).
3−ブロモ−5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヨードピリジン(5g、16.56mmol)、ヨウ化第一銅(22.08g、115.94mmol)及び乾燥DMF(100mL)を封管中で撹拌し、2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸メチル(22.27g、115.94mmol)をアルゴン雰囲気下で滴下し、反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液をメチルt−ブチルエーテル(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及び100%n−ヘキサンを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、4gの淡褐色の固体として標題の化合物(99%)を得た。Rf=0.4(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.50(d,J= 2.4Hz,1H),7.85−7.82(m,1H).
3−ブロモ−5−フルオロ−2−ヨードピリジン(5g、16.56mmol)、ヨウ化第一銅(22.08g、115.94mmol)及び乾燥DMF(100mL)を封管中で撹拌し、2,2−ジフルオロ−2−(フルオロスルホニル)酢酸メチル(22.27g、115.94mmol)をアルゴン雰囲気下で滴下し、反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液をメチルt−ブチルエーテル(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(100mL)、塩水(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及び100%n−ヘキサンを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、4gの淡褐色の固体として標題の化合物(99%)を得た。Rf=0.4(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.50(d,J= 2.4Hz,1H),7.85−7.82(m,1H).
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸Tert−ブチル(20.0g、67.09mmol)をジオキサン(200mL)に溶解し、溶液をアルゴンガスで10分間パージした。ビスピナコラートジボロン(34.07g、134.18mmol)、KOAc(26.34g、268.36mmol)及びPd(PPh3)4(7.75g、6.70mmol)を添加し、反応混合物を80℃で12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(1リットル、×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(500mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、23.0gの白色の固体として標題の化合物(99.30%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.72−7.65(m,2H),7.31−7.20(m,1H),4.70−4.60(m,4H),1.40(s,9H),1.37(s,12H).
5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸Tert−ブチル(20.0g、67.09mmol)をジオキサン(200mL)に溶解し、溶液をアルゴンガスで10分間パージした。ビスピナコラートジボロン(34.07g、134.18mmol)、KOAc(26.34g、268.36mmol)及びPd(PPh3)4(7.75g、6.70mmol)を添加し、反応混合物を80℃で12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(1リットル、×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(500mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、23.0gの白色の固体として標題の化合物(99.30%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.72−7.65(m,2H),7.31−7.20(m,1H),4.70−4.60(m,4H),1.40(s,9H),1.37(s,12H).
5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−2−カルボン酸Tert−ブチル(5.6g、16.39mmol)を、ジオキサン:H2O(8:2)(100mL)に溶解し、アルゴンガスで10分間パージし、K3PO4(8.67g、40.98mmol)、3−ブロモ−5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(4.0g、16.39mmol)及びPd(dppf)Cl2.DCM(1.34g、1.63mmol)を添加し、反応混合物を100℃で3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の25%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、3.0gの茶色がかった半固体として標題の化合物(47.86%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.56(d,J=2.4Hz,1H),7.50−7.32(m,2H),7.32−7.15(m,2H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).LC−MS:[M−Boc]+1 =282.8.
5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソインドリン−2−カルボン酸Tert−ブチル(5.6g、16.39mmol)を、ジオキサン:H2O(8:2)(100mL)に溶解し、アルゴンガスで10分間パージし、K3PO4(8.67g、40.98mmol)、3−ブロモ−5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(4.0g、16.39mmol)及びPd(dppf)Cl2.DCM(1.34g、1.63mmol)を添加し、反応混合物を100℃で3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の25%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、3.0gの茶色がかった半固体として標題の化合物(47.86%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.56(d,J=2.4Hz,1H),7.50−7.32(m,2H),7.32−7.15(m,2H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).LC−MS:[M−Boc]+1 =282.8.
5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸Tert−ブチル(3g、382.36mmol)をDCM(15mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(15mL)を0℃で添加した。反応混合物を1時間撹拌し、真空下で濃縮した。粗化合物を、n−ペンタン中の10%ジエチルエーテル洗浄により精製し、3.0gの小麦色の固体として標題の化合物(粗製)を得た。Rf=0.10(DCM中、10%MeOH);LC−MS:[M−TFA]+1=282.9、HPLC:96.87%、RT:5.676分。
5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸Tert−ブチル(3g、382.36mmol)をDCM(15mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(15mL)を0℃で添加した。反応混合物を1時間撹拌し、真空下で濃縮した。粗化合物を、n−ペンタン中の10%ジエチルエーテル洗浄により精製し、3.0gの小麦色の固体として標題の化合物(粗製)を得た。Rf=0.10(DCM中、10%MeOH);LC−MS:[M−TFA]+1=282.9、HPLC:96.87%、RT:5.676分。
1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルの調製
DCM(45mL)中の非保護イソインドリン誘導体(3.0g、7.57mmol)及び2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(7.34g、48.34mmol)の撹拌溶液に、DIPEA(4.89g、37.85mmol)、プロピルホスホン酸無水物(T3P)(50%EtOAc溶液)(6.26mL、9.84mmol)を0℃で添加し、RTで3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(200mL)、塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の70%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、2.5gの白色の固体として標題の化合物(79.31%)を得た。Rf=0.4(ヘキサン中、100%EtOAc);1H NMR(600MHz,DMSO):8.89(dd,J= 6.0Hz及び1.8Hz,1H),8.84−8.82(m,1H),7.99(t,J= 8.6Hz,1H),7.54−7.51(m,1H),7.45(s,1H),7.36(d,J= 7.8Hz,1H),5.53(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H);LC−MS:416.7(M+H),HPLC:99.43 %,RT:7.173分
DCM(45mL)中の非保護イソインドリン誘導体(3.0g、7.57mmol)及び2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(7.34g、48.34mmol)の撹拌溶液に、DIPEA(4.89g、37.85mmol)、プロピルホスホン酸無水物(T3P)(50%EtOAc溶液)(6.26mL、9.84mmol)を0℃で添加し、RTで3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(200mL)、塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の70%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、2.5gの白色の固体として標題の化合物(79.31%)を得た。Rf=0.4(ヘキサン中、100%EtOAc);1H NMR(600MHz,DMSO):8.89(dd,J= 6.0Hz及び1.8Hz,1H),8.84−8.82(m,1H),7.99(t,J= 8.6Hz,1H),7.54−7.51(m,1H),7.45(s,1H),7.36(d,J= 7.8Hz,1H),5.53(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H);LC−MS:416.7(M+H),HPLC:99.43 %,RT:7.173分
実施例9:1−(2−(5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び3−ブロモ−5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10〜15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.04gの無色の粘着性塊として標題の化合物(51.28%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.65(s,1H),8.43(s,1H),7.42−7.11(m,3H),4.76(s,2H),4.72(s,2H),1.53(s,9H);LC−MS m/z 381.90 [M−H]+,保持時間=1.68分(方法A).
5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び3−ブロモ−5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10〜15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.04gの無色の粘着性塊として標題の化合物(51.28%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.65(s,1H),8.43(s,1H),7.42−7.11(m,3H),4.76(s,2H),4.72(s,2H),1.53(s,9H);LC−MS m/z 381.90 [M−H]+,保持時間=1.68分(方法A).
5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、TFA法Aを用いて調製した。粗化合物を、ペンタンで粉砕することにより精製し、0.04gの淡褐色の粘着性塊として標題の化合物を得た。
標題の化合物は、TFA法Aを用いて調製した。粗化合物を、ペンタンで粉砕することにより精製し、0.04gの淡褐色の粘着性塊として標題の化合物を得た。
1−(2−(5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(9)の調製
化合物9は、酸アミドカップリング法を用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法C)での精製により、白色の固体として9(10mg、23.81%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.68(s,1H),8.46(s,1H),8.43(s,1H),7.46−7.26(m,3H),5.17(s,2H),5.04(s,2H),4.93(s,2H);LC−MS m/z 416.95 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:97.81%,保持時間=5.76分(方法F).
化合物9は、酸アミドカップリング法を用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法C)での精製により、白色の固体として9(10mg、23.81%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.68(s,1H),8.46(s,1H),8.43(s,1H),7.46−7.26(m,3H),5.17(s,2H),5.04(s,2H),4.93(s,2H);LC−MS m/z 416.95 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:97.81%,保持時間=5.76分(方法F).
実施例10:1−(2−(5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−ブロモ−1−クロロ−3,5−ジフルオロベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(100mg、47.84%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.40−7.31(m,1H),7.24−7.16(m,2H),7.08(dt,J=8.3,2.1Hz,1H),6.86(td,J=8.8,8.7,2.6Hz,1H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−ブロモ−1−クロロ−3,5−ジフルオロベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(100mg、47.84%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.40−7.31(m,1H),7.24−7.16(m,2H),7.08(dt,J=8.3,2.1Hz,1H),6.86(td,J=8.8,8.7,2.6Hz,1H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 265.90[M+H]+、保持時間=1.31分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 265.90[M+H]+、保持時間=1.31分(方法A)。
1−(2−(5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(10)の調製
化合物10は、酸−アミンカップリング法A及び酸I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜90%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として10(11mg、10%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),7.56−7.46(m,3H),7.39(d,J=6.0Hz,1H),7.30(d,J=7.2Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び5.01(s,2H),4.76及び4.74(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 399.80 [M+H]+,保持時間=2.30分(方法H);HPLC:98.51%,保持時間=6.38分(方法F).
化合物10は、酸−アミンカップリング法A及び酸I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜90%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として10(11mg、10%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),7.56−7.46(m,3H),7.39(d,J=6.0Hz,1H),7.30(d,J=7.2Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び5.01(s,2H),4.76及び4.74(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 399.80 [M+H]+,保持時間=2.30分(方法H);HPLC:98.51%,保持時間=6.38分(方法F).
実施例11:1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
1−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)ピロリジンの調製
トルエン(5.0mL)中の2−ブロモ−5−フルオロアニリン(0.5g、2.63mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.85g、6.57mmol)を室温で滴下し、次に1,4−ジブロモブタン(0.85g、3.94mmol)を室温で滴下し、115℃で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜5%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、無色液体として標題の化合物(0.1g、15.57%)を得た。Rf=0.8(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(600MHz,クロロホルム−d)δ 7.43−7.37(m,1H),6.57(dd,J=11.8,2.9Hz,1H),6.46−6.40(m,1H),3.41−3.35(m,4H),1.98−1.90(m,4H).
1−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)ピロリジンの調製
トルエン(5.0mL)中の2−ブロモ−5−フルオロアニリン(0.5g、2.63mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.85g、6.57mmol)を室温で滴下し、次に1,4−ジブロモブタン(0.85g、3.94mmol)を室温で滴下し、115℃で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜5%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、無色液体として標題の化合物(0.1g、15.57%)を得た。Rf=0.8(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(600MHz,クロロホルム−d)δ 7.43−7.37(m,1H),6.57(dd,J=11.8,2.9Hz,1H),6.46−6.40(m,1H),3.41−3.35(m,4H),1.98−1.90(m,4H).
5−(4−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法K及び1−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)ピロリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.06gの無色液体として標題の化合物(38.35%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.30−7.14(m,3H),7.03(ddd,J=8.3,7.0,1.4Hz,1H),6.57−6.45(m,2H),4.69(s,2H),4.65(s,2H),2.90−2.81(m,4H),1.78−1.70(m,4H),1.51(s,9H);LC−MS m/z 383.4 [M+H]+,保持時間=2.14分(方法B);HPLC:85.72%,保持時間=9.39分(方法F).
標題の化合物は、鈴木カップリング法K及び1−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)ピロリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.06gの無色液体として標題の化合物(38.35%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.30−7.14(m,3H),7.03(ddd,J=8.3,7.0,1.4Hz,1H),6.57−6.45(m,2H),4.69(s,2H),4.65(s,2H),2.90−2.81(m,4H),1.78−1.70(m,4H),1.51(s,9H);LC−MS m/z 383.4 [M+H]+,保持時間=2.14分(方法B);HPLC:85.72%,保持時間=9.39分(方法F).
5−(4−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.23g)から調製した。粗製材料を次のステップでそのまま添加した(0.25g)。LC−MS m/z 283.3[M+H]+、保持時間=0.38分(方法B);HPLC:85.79%、保持時間=6.03分(方法O)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.23g)から調製した。粗製材料を次のステップでそのまま添加した(0.25g)。LC−MS m/z 283.3[M+H]+、保持時間=0.38分(方法B);HPLC:85.79%、保持時間=6.03分(方法O)。
1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(11)の調製
化合物11は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法A)での精製により、白色の固体として11(30mg、11.43%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.46(s,1H),7.40−7.25(m,3H),7.06−7.02(m,1H),6.60−6.50(m,2H),5.16(s,2H),4.98(s,2H),4.88(s,2H),2.92−2.85(m,4H),1.80−1.73(m,4H);LC−MS m/z 417.3 [M+H]+,保持時間=1.79分(方法B);HPLC:99.72%,保持時間=5.26分(方法C).
化合物11は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法A)での精製により、白色の固体として11(30mg、11.43%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.46(s,1H),7.40−7.25(m,3H),7.06−7.02(m,1H),6.60−6.50(m,2H),5.16(s,2H),4.98(s,2H),4.88(s,2H),2.92−2.85(m,4H),1.80−1.73(m,4H);LC−MS m/z 417.3 [M+H]+,保持時間=1.79分(方法B);HPLC:99.72%,保持時間=5.26分(方法C).
実施例12:1−(2−(5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−ブロモ−1−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(130mg、55.1%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.57(d,J=7.6Hz,1H),7.55−7.40(m,1H),7.40−7.28(m,2H),7.22 −7.13(m,2H),4.84−4.61(m,4H),1.52(s,9H).
5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−ブロモ−1−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(130mg、55.1%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.57(d,J=7.6Hz,1H),7.55−7.40(m,1H),7.40−7.28(m,2H),7.22 −7.13(m,2H),4.84−4.61(m,4H),1.52(s,9H).
5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質から調製した。粗製材料(130mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質から調製した。粗製材料(130mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。
1−(2−(5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(12)の調製
化合物12は、酸−アミンカップリング法A及び酸I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜90%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として12(30mg、21.1%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90 及び 8.89(s,1H),7.78−7.65(m,3H),7.50(dd,J=8.0,2.4Hz,1H),7.37(d,J=5.2Hz,1H),7.27(d,J=7.2Hz,1H),5.52及び5.51(s,2H),5.03及び5.01(s,2H),4.78及び4.73(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 415.90 [M+H]+,保持時間=1.53分(方法A);HPLC:98.45%,保持時間=4.49分(方法C).
化合物12は、酸−アミンカップリング法A及び酸I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜90%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として12(30mg、21.1%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90 及び 8.89(s,1H),7.78−7.65(m,3H),7.50(dd,J=8.0,2.4Hz,1H),7.37(d,J=5.2Hz,1H),7.27(d,J=7.2Hz,1H),5.52及び5.51(s,2H),5.03及び5.01(s,2H),4.78及び4.73(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 415.90 [M+H]+,保持時間=1.53分(方法A);HPLC:98.45%,保持時間=4.49分(方法C).
実施例13:1−(2−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて3−ブロモ−2−メチルピリジンから調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、66.67%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.50(dd,J=4.9,1.7Hz,1H),7.50(dt,J=7.7,1.5,1.5Hz,1H),7.39−7.07(m,4H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),2.50(s,3H),1.53(s,9H);LC−MS m/z 311.05 [M+H]+,保持時間=1.33分(方法A).
5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて3−ブロモ−2−メチルピリジンから調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、66.67%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.50(dd,J=4.9,1.7Hz,1H),7.50(dt,J=7.7,1.5,1.5Hz,1H),7.39−7.07(m,4H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),2.50(s,3H),1.53(s,9H);LC−MS m/z 311.05 [M+H]+,保持時間=1.33分(方法A).
5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(90mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 211.0[M+H]+、保持時間=0.10分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(90mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 211.0[M+H]+、保持時間=0.10分(方法A)。
1−(2−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(13)の調製
化合物13は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として13(30mg、18.4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d):δ 8.55−8.52(m,1H),8.47(s,1H),7.52(dd,J=7.5 及び 1.2Hz,1H),7.45 −7.38(m,1H),7.35−7.19(m,3H),5.18及び5.17(s,2H),5.02(s,2H),4.92(s,2H),2.50(s,3H);LC−MS m/z 345.0 [M+H]+,保持時間=1.24分(方法A);HPLC:97.06%,保持時間=5.24分(方法B).
化合物13は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として13(30mg、18.4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d):δ 8.55−8.52(m,1H),8.47(s,1H),7.52(dd,J=7.5 及び 1.2Hz,1H),7.45 −7.38(m,1H),7.35−7.19(m,3H),5.18及び5.17(s,2H),5.02(s,2H),4.92(s,2H),2.50(s,3H);LC−MS m/z 345.0 [M+H]+,保持時間=1.24分(方法A);HPLC:97.06%,保持時間=5.24分(方法B).
実施例14:1−(2−(5−(6−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(6−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンから調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(500mg、45.4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.41(d,J=8.4Hz,1H),7.35−7.20(m,1H),7.22−7.08(m,2H),6.68(d,J=8.4Hz,1H),4.73(s,2H),4.69(s,2H),1.52(s,9H).
5−(6−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンから調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(500mg、45.4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.41(d,J=8.4Hz,1H),7.35−7.20(m,1H),7.22−7.08(m,2H),6.68(d,J=8.4Hz,1H),4.73(s,2H),4.69(s,2H),1.52(s,9H).
5−(6−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
乾燥THF(10mL)中の前駆物質(500mg、1.31mmol)の冷却溶液に、CuBr2(441mg、1.97mmol)を0℃で添加し、続いて亜硝酸t−ブチル(0.2mL、1.58mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。水(20mL)を反応物に添加し、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いてカラムクロマトグラフィーで精製し、300mgの標題の化合物(51.4%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.60−7.48(m,1H),7.35−7.26(m,1H),7.24−7.12(m,2H),4.74(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
乾燥THF(10mL)中の前駆物質(500mg、1.31mmol)の冷却溶液に、CuBr2(441mg、1.97mmol)を0℃で添加し、続いて亜硝酸t−ブチル(0.2mL、1.58mmol)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。水(20mL)を反応物に添加し、EtOAc(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いてカラムクロマトグラフィーで精製し、300mgの標題の化合物(51.4%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.71(d,J=8.0Hz,1H),7.60−7.48(m,1H),7.35−7.26(m,1H),7.24−7.12(m,2H),4.74(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
5−(6−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
メタノール(2mL)中の前駆物質(300mg、0.67mmol)の溶液に、25%NaOMe溶液(5mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で10時間撹拌した。氷溶液(10mL)を反応物に徐々に添加し、EtOAc(20mL×2)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、150mgの標題の化合物(57.6%)を得た。Rf=0.55(n−ヘキサン中、30%EtOAc)。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.31(d,J=7.8Hz,1H),7.23−7.12(m,2H),6.94(d,J=8.5Hz,1H),4.87−4.58(m,4H),1.52(s,9H).
メタノール(2mL)中の前駆物質(300mg、0.67mmol)の溶液に、25%NaOMe溶液(5mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で10時間撹拌した。氷溶液(10mL)を反応物に徐々に添加し、EtOAc(20mL×2)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、150mgの標題の化合物(57.6%)を得た。Rf=0.55(n−ヘキサン中、30%EtOAc)。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.31(d,J=7.8Hz,1H),7.23−7.12(m,2H),6.94(d,J=8.5Hz,1H),4.87−4.58(m,4H),1.52(s,9H).
5−(6−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(150mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 295.0[M+H]+、保持時間=1.30分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(150mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 295.0[M+H]+、保持時間=1.30分(方法A)。
1−(2−(5−(6−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(14)の調製
化合物14は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として14(43mg、26.3%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.46(s,1H),7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.40−7.35(m,1H),7.40−7.23(m,2H),6.96(dd,J=8.0Hz及び3.2Hz,1H),5.17及び5.16(s,2H),5.01及び5.00(s,2H),4.91及び4.90(s,2H),4.03及び4.02(s,3H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 428.95 [M+H]+,保持時間=1.55分(方法A).HPLC:99.33%,保持時間=4.20分(方法D).
化合物14は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として14(43mg、26.3%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.46(s,1H),7.54(d,J=8.4Hz,1H),7.40−7.35(m,1H),7.40−7.23(m,2H),6.96(dd,J=8.0Hz及び3.2Hz,1H),5.17及び5.16(s,2H),5.01及び5.00(s,2H),4.91及び4.90(s,2H),4.03及び4.02(s,3H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 428.95 [M+H]+,保持時間=1.55分(方法A).HPLC:99.33%,保持時間=4.20分(方法D).
実施例15:1−(2−(5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−ブロモ−3−クロロ−1,4−ジフルオロベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、2(120mg、49.8%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.42−7.32(m,1H),7.25−7.01(m,4H),4.87−4.57(m,4H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−ブロモ−3−クロロ−1,4−ジフルオロベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、2(120mg、49.8%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.42−7.32(m,1H),7.25−7.01(m,4H),4.87−4.57(m,4H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 265.90[M+H]+、保持時間=1.30分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 265.90[M+H]+、保持時間=1.30分(方法A)。
1−(2−(5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(15)の調製
化合物15は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として15(30mg、27.5%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),7.60−7.52(m,2H),7.49−7.42(m,2H),7.34(d,J=7.6Hz,1H),5.53及び5.52(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 399.90 [M+H]+,保持時間=1.52分(方法A);HPLC:95.03%,保持時間=11.76分(方法A).
化合物15は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として15(30mg、27.5%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),7.60−7.52(m,2H),7.49−7.42(m,2H),7.34(d,J=7.6Hz,1H),5.53及び5.52(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 399.90 [M+H]+,保持時間=1.52分(方法A);HPLC:95.03%,保持時間=11.76分(方法A).
実施例16:1−(2−(5−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3−フルオロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
無水THF(10mL)中の3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(0.3g、1.81mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、1.1mL、2.18mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(2mL)中のヨウ素(0.46g、1.81mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、同じ温度で1時間撹拌した。次に、反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、オフホワイト固体として標題の化合物(0.1g、18.90%)を得た。Rf=0.3(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.56(s,1H),8.48(s,1H);HPLC:99.35%,保持時間=7.08分(方法E).
3−フルオロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
無水THF(10mL)中の3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(0.3g、1.81mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、1.1mL、2.18mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(2mL)中のヨウ素(0.46g、1.81mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、同じ温度で1時間撹拌した。次に、反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、オフホワイト固体として標題の化合物(0.1g、18.90%)を得た。Rf=0.3(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.56(s,1H),8.48(s,1H);HPLC:99.35%,保持時間=7.08分(方法E).
3−フルオロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び3−フルオロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の5〜15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.095gのオフホワイト固体として標題の化合物(86.3%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.82(s,1H),8.73(s,1H),7.75−7.63(m,1H),7.42−7.29(m,1H),7.23−7.12(m,1H),4.91−4.49(m,4H),1.55(s,9H).
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び3−フルオロ−4−ヨード−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の5〜15%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.095gのオフホワイト固体として標題の化合物(86.3%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.82(s,1H),8.73(s,1H),7.75−7.63(m,1H),7.42−7.29(m,1H),7.23−7.12(m,1H),4.91−4.49(m,4H),1.55(s,9H).
5−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.09g)から調製した。粗製材料を次のステップでそのまま添加した(0.09g)。LC−MS m/z 283.00[M+H]+、保持時間=1.25分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.09g)から調製した。粗製材料を次のステップでそのまま添加した(0.09g)。LC−MS m/z 283.00[M+H]+、保持時間=1.25分(方法A)。
1−(2−(5−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(16)の調製
化合物16は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法D)での精製により、白色の固体として16(11mg、11.22%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 9.04及び9.03(s,1H),8.96(s,1H),8.90−8.88(m,1H),7.55(t,J=6.9Hz,1H),7.46及び7.44(s,1H),7.38−7.36(m,1H),5.52(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.78及び4.75(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 416.95 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:99.06%,保持時間=3.72分(方法D).
化合物16は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法D)での精製により、白色の固体として16(11mg、11.22%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 9.04及び9.03(s,1H),8.96(s,1H),8.90−8.88(m,1H),7.55(t,J=6.9Hz,1H),7.46及び7.44(s,1H),7.38−7.36(m,1H),5.52(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.78及び4.75(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 416.95 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:99.06%,保持時間=3.72分(方法D).
実施例17:1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
6−クロロ−3−ヨード−2−(トリフルオロメトキシ)ピリジンの調製
無水THF(2mL)中の2−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)ピリジン(0.3g、1.51mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、0.9mL、1.82mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で2時間撹拌した。次に、無水THF(1mL)中のヨウ素(0.5g、1.97mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、同じ温度で1時間撹拌した。次に、反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、無色液体として標題の化合物(0.30g、61.07%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、05%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.09(d,J=8.0Hz,1H),7.02(d,J=8.2Hz,1H).
6−クロロ−3−ヨード−2−(トリフルオロメトキシ)ピリジンの調製
無水THF(2mL)中の2−クロロ−6−(トリフルオロメトキシ)ピリジン(0.3g、1.51mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、0.9mL、1.82mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で2時間撹拌した。次に、無水THF(1mL)中のヨウ素(0.5g、1.97mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、同じ温度で1時間撹拌した。次に、反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、無色液体として標題の化合物(0.30g、61.07%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、05%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.09(d,J=8.0Hz,1H),7.02(d,J=8.2Hz,1H).
5−(6−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法Fを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.19gの黄色の粘着性塊として生成物(53.60%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.74(dd,J=7.9,2.6Hz,1H),7.43−7.26(m,4H),4.74(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H);HPLC:76.57%,保持時間=8.24分(方法F).
標題の化合物は、鈴木カップリング法Fを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.19gの黄色の粘着性塊として生成物(53.60%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.74(dd,J=7.9,2.6Hz,1H),7.43−7.26(m,4H),4.74(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H);HPLC:76.57%,保持時間=8.24分(方法F).
5−(6−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
メタノール(3mL)中の前駆物質(0.1g、0.241mmol)の撹拌溶液に、10%Pd/C(0.03g)及びギ酸アンモニウム(0.061g、0.964mmol)を室温で添加した。次に、反応混合物を60℃で5時間撹拌した。(TLCにより監視した)反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドを通して濾過した。セライトベッドをメタノール(20mL)で洗浄し、真空中で溶媒を蒸発させ、乾燥させた。粗化合物を、分取TLC法により精製し、0.07gの無色の粘着性塊として標題の化合物(76.92%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.30(dd,J=4.8,1.9Hz,1H),7.87−7.70(m,1H),7.46−7.24(m,4H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.53(s,9H).
メタノール(3mL)中の前駆物質(0.1g、0.241mmol)の撹拌溶液に、10%Pd/C(0.03g)及びギ酸アンモニウム(0.061g、0.964mmol)を室温で添加した。次に、反応混合物を60℃で5時間撹拌した。(TLCにより監視した)反応の完了後、反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドを通して濾過した。セライトベッドをメタノール(20mL)で洗浄し、真空中で溶媒を蒸発させ、乾燥させた。粗化合物を、分取TLC法により精製し、0.07gの無色の粘着性塊として標題の化合物(76.92%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.30(dd,J=4.8,1.9Hz,1H),7.87−7.70(m,1H),7.46−7.24(m,4H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.53(s,9H).
5−(2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、TFA法Aを用いて前駆物質(0.07g)から調製した。粗化合物をペンタンで粉砕することにより精製し、0.07gの淡褐色の粘着性塊として標題の化合物を得た。LC−MS m/z 280.8[M+H]+、保持時間=0.14分(方法B)。
標題の化合物は、TFA法Aを用いて前駆物質(0.07g)から調製した。粗化合物をペンタンで粉砕することにより精製し、0.07gの淡褐色の粘着性塊として標題の化合物を得た。LC−MS m/z 280.8[M+H]+、保持時間=0.14分(方法B)。
1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(17)の調製
化合物17は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法E)での精製により、白色の固体として7(35mg、47.94%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.46(s,1H),8.36−8.32(m,1H),7.80(dd,J=8.0Hz及び2.0Hz,1H),7.50−7.41(m,3H),7.36−7.31(m,1H),5.17(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.92(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 415.10 [M+H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:99.46%,保持時間=5.97分(方法F).
化合物17は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。逆相HPLC(方法E)での精製により、白色の固体として7(35mg、47.94%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.46(s,1H),8.36−8.32(m,1H),7.80(dd,J=8.0Hz及び2.0Hz,1H),7.50−7.41(m,3H),7.36−7.31(m,1H),5.17(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.92(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 415.10 [M+H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:99.46%,保持時間=5.97分(方法F).
実施例18:1−(2−(5−(4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチン酸の調製
無水THF(50mL)中、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(4.43g、31.39mmol)の冷却溶液に、n−BuLi(ヘキサン中の2.5M、16.74mL、41.86mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で30分間撹拌した。次に、無水THF(20mL)中の2−(トリフルオロメチル)ニコチン酸(2.0g、10.46mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で20分間、続いて−50℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(30mL)中のヘキサクロロエタン(7.43g、31.39mmol)を−78℃で5分かけて滴下した。反応混合物を室温まで加温放置し、室温で1時間撹拌した。次に、反応混合物を水でクエンチングし、減圧によりTHFを除去し、得られた水層を、ペンタン(50mL)中の50%ジエチルエーテルで洗浄し、HClの1.0M溶液を用いてpH4〜5に調節し、EtOAc(100mL×3)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、黄褐色の固体として標題の化合物(1.50g、63.57%)を得た。Rf=0.1(ジクロロメタン中、5%メタノール)1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.80(d,J=5.3Hz,1H),8.06(d,J=5.3Hz,1H);LC−MS m/z 225.95 [M+H]+,保持時間=0.32分(方法A).
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチン酸の調製
無水THF(50mL)中、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(4.43g、31.39mmol)の冷却溶液に、n−BuLi(ヘキサン中の2.5M、16.74mL、41.86mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で30分間撹拌した。次に、無水THF(20mL)中の2−(トリフルオロメチル)ニコチン酸(2.0g、10.46mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で20分間、続いて−50℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(30mL)中のヘキサクロロエタン(7.43g、31.39mmol)を−78℃で5分かけて滴下した。反応混合物を室温まで加温放置し、室温で1時間撹拌した。次に、反応混合物を水でクエンチングし、減圧によりTHFを除去し、得られた水層を、ペンタン(50mL)中の50%ジエチルエーテルで洗浄し、HClの1.0M溶液を用いてpH4〜5に調節し、EtOAc(100mL×3)で抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、黄褐色の固体として標題の化合物(1.50g、63.57%)を得た。Rf=0.1(ジクロロメタン中、5%メタノール)1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.80(d,J=5.3Hz,1H),8.06(d,J=5.3Hz,1H);LC−MS m/z 225.95 [M+H]+,保持時間=0.32分(方法A).
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチノイルクロリドの調製(ステップ1)
塩化チオニル(10.0mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチン酸(1.5g、6.65mmol)の混合物を100℃で5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、標題の化合物(1.60g、粗製)を得た。Rf=0.9(ジクロロメタン中の5%メタノール)。
塩化チオニル(10.0mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチン酸(1.5g、6.65mmol)の混合物を100℃で5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、標題の化合物(1.60g、粗製)を得た。Rf=0.9(ジクロロメタン中の5%メタノール)。
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチンアミドの調製
トルエン(5.0mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチノイルクロリド(1.6g、6.55mmol)の溶液に、水性アンモニア(80mL)を0℃で滴下した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の80〜100%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、黄褐色の固体として標題の化合物(1.10g、74.82%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、50%EtOAc);1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.74(d,J=5.2Hz,1H),8.24(bs,2H),8.00(d,J=5.3Hz,1H);LC−MS m/z 224.95 [M+H]+,保持時間=0.63分(方法A);HPLC:96.15%,保持時間=4.85分(方法E).
トルエン(5.0mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチノイルクロリド(1.6g、6.55mmol)の溶液に、水性アンモニア(80mL)を0℃で滴下した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の80〜100%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、黄褐色の固体として標題の化合物(1.10g、74.82%)を得た。Rf=0.4(n−ヘキサン中、50%EtOAc);1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.74(d,J=5.2Hz,1H),8.24(bs,2H),8.00(d,J=5.3Hz,1H);LC−MS m/z 224.95 [M+H]+,保持時間=0.63分(方法A);HPLC:96.15%,保持時間=4.85分(方法E).
4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミンの調製
アセトニトリル(10mL)及び水(10mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド(1.0g、4.5mmol)の溶液に、室温でBis(トリフルオロアセトキシヨードベンゼン)(2.10g、4.89mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の80〜100%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、黄褐色の固体として標題の化合物(0.55g、62.85%)を得た。Rf=0.8(n−ヘキサン中、30%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.97(d,J=4.9Hz,1H),7.39(d,J=4.8Hz,1H),4.68(s,2H).LC−MS m/z 237.95 [M+H+ACN]+,保持時間=1.42分(方法A);HPLC:99.60%,保持時間=5.07分(方法F).
アセトニトリル(10mL)及び水(10mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド(1.0g、4.5mmol)の溶液に、室温でBis(トリフルオロアセトキシヨードベンゼン)(2.10g、4.89mmol)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の80〜100%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、黄褐色の固体として標題の化合物(0.55g、62.85%)を得た。Rf=0.8(n−ヘキサン中、30%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.97(d,J=4.9Hz,1H),7.39(d,J=4.8Hz,1H),4.68(s,2H).LC−MS m/z 237.95 [M+H+ACN]+,保持時間=1.42分(方法A);HPLC:99.60%,保持時間=5.07分(方法F).
3−ブロモ−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
アセトニトリル(10mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミン(0.50g、2.54mmol)の溶液に、銅(II)臭化物(0.85g、3.81mmol)をロットごとに0℃で添加し、続いて亜硝酸t−ブチル(0.52g、5.08mmol)を0℃で滴下し、室温で5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、次に残渣を酢酸エチル中に溶解し、次いで水、続いて塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.45gの淡黄色液体として標題の化合物(67.71%)を得た。Rf=0.90(n−ヘキサン中、30%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.51(d,J=5.2Hz,1H),7.62(d,J=5.1Hz,1H);HPLC:95.27%,保持時間=7.46分(方法E).
アセトニトリル(10mL)中の4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−アミン(0.50g、2.54mmol)の溶液に、銅(II)臭化物(0.85g、3.81mmol)をロットごとに0℃で添加し、続いて亜硝酸t−ブチル(0.52g、5.08mmol)を0℃で滴下し、室温で5時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、次に残渣を酢酸エチル中に溶解し、次いで水、続いて塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.45gの淡黄色液体として標題の化合物(67.71%)を得た。Rf=0.90(n−ヘキサン中、30%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.51(d,J=5.2Hz,1H),7.62(d,J=5.1Hz,1H);HPLC:95.27%,保持時間=7.46分(方法E).
5−(4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び3−ブロモ−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.3gの無色液体として標題の化合物(49.22%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.62(d,J=5.3Hz,1H),7.65(d,J=5.3Hz,1H),7.36(dd,J=15.0,7.9Hz,1H),7.20−7.01(m,2H),4.86−4.67(m,4H),1.53(s,9H);HPLC:97.59%,保持時間=7.56分(方法F).
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び3−ブロモ−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.3gの無色液体として標題の化合物(49.22%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.62(d,J=5.3Hz,1H),7.65(d,J=5.3Hz,1H),7.36(dd,J=15.0,7.9Hz,1H),7.20−7.01(m,2H),4.86−4.67(m,4H),1.53(s,9H);HPLC:97.59%,保持時間=7.56分(方法F).
5−(4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.3g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.3g)。LC−MS m/z 298.95[M+H]+、保持時間=1.27分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.3g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.3g)。LC−MS m/z 298.95[M+H]+、保持時間=1.27分(方法A)。
1−(2−(5−(4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(18)の調製
化合物18は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜80%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、クロロホルム中に溶解し、ペンタンを沈殿まで添加することによりさらに精製し、0.095gの白色の固体として標題の化合物(29.20%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.64(d,J=6.3Hz,1H),8.46(s,1H),7.70−7.66(m,1H),7.44(t,J=7.4Hz,1H),7.26−7.18(m,2H),5.17(s,2H),5.05及び5.04(s,2H),4.95及び4.93(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 432.90 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:99.62%,保持時間=5.79分(方法F).
化合物18は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜80%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、クロロホルム中に溶解し、ペンタンを沈殿まで添加することによりさらに精製し、0.095gの白色の固体として標題の化合物(29.20%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.64(d,J=6.3Hz,1H),8.46(s,1H),7.70−7.66(m,1H),7.44(t,J=7.4Hz,1H),7.26−7.18(m,2H),5.17(s,2H),5.05及び5.04(s,2H),4.95及び4.93(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 432.90 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:99.62%,保持時間=5.79分(方法F).
実施例19:1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オールの調製
THF(15mL)中の3−ブロモピコリンアルデヒド(1g、5.43mmol)の溶液に、フッ化セシウム(1.23g、8.15mmol)を0℃で添加し、次いでTMSCF3(1.08g、6.52mmol)を滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.5gの標題の化合物(36.2%)を得た。Rf=0.35(n−ヘキサン中、10%EtOAc).1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.60(dd,J=4.7,1.4Hz,1H),7.97(dd,J=8.1,1.4Hz,1H),7.29(dd,J=8.1,4.7Hz,1H),5.46(dq,J=9.7,5.9Hz,1H),4.82(d,J=9.9Hz,1H).
1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オールの調製
THF(15mL)中の3−ブロモピコリンアルデヒド(1g、5.43mmol)の溶液に、フッ化セシウム(1.23g、8.15mmol)を0℃で添加し、次いでTMSCF3(1.08g、6.52mmol)を滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.5gの標題の化合物(36.2%)を得た。Rf=0.35(n−ヘキサン中、10%EtOAc).1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.60(dd,J=4.7,1.4Hz,1H),7.97(dd,J=8.1,1.4Hz,1H),7.29(dd,J=8.1,4.7Hz,1H),5.46(dq,J=9.7,5.9Hz,1H),4.82(d,J=9.9Hz,1H).
1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−2,2,2−トリフルオロエチルメタンスルホン酸塩の調製
DCM(10mL)中の前駆物質(300mg、1.18mmol)の溶液に、DIPEA(238mg、2.36mmol)を0℃で少しずつ添加し、続いてメタンスルホニルクロリド(201mg、1.77mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(25mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、標題の化合物(350mg)を得て、それ以上精製せずに次のステップで使用した。Rf=0.3(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.71(dd,J=4.6,1.5Hz,1H),7.99(dd,J=8.1,1.5Hz,1H),7.31(dd,J=8.3,4.6Hz,1H),6.55(q,J=5.9Hz,1H),3.67(s,3H);LC−MS m/z 335.90 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A).
DCM(10mL)中の前駆物質(300mg、1.18mmol)の溶液に、DIPEA(238mg、2.36mmol)を0℃で少しずつ添加し、続いてメタンスルホニルクロリド(201mg、1.77mmol)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(25mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、標題の化合物(350mg)を得て、それ以上精製せずに次のステップで使用した。Rf=0.3(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.71(dd,J=4.6,1.5Hz,1H),7.99(dd,J=8.1,1.5Hz,1H),7.31(dd,J=8.3,4.6Hz,1H),6.55(q,J=5.9Hz,1H),3.67(s,3H);LC−MS m/z 335.90 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A).
5−(2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング方法J及びボロン酸エステルI−4を用いて前駆物質から調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(80mg、28.1%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.66(d,J=4.4Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,1H),7.33(dd,J=8.2,5.5Hz,2H),7.22−7.09(m,2H),4.75(s,2H),4.72(s,2H),3.58(q,J=10.2Hz,2H),1.56(s,9H).
標題の化合物は、鈴木カップリング方法J及びボロン酸エステルI−4を用いて前駆物質から調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(80mg、28.1%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.66(d,J=4.4Hz,1H),7.58(d,J=8.0Hz,1H),7.33(dd,J=8.2,5.5Hz,2H),7.22−7.09(m,2H),4.75(s,2H),4.72(s,2H),3.58(q,J=10.2Hz,2H),1.56(s,9H).
5−(2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(80mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 279.10[M+H]+、保持時間=1.23分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(80mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 279.10[M+H]+、保持時間=1.23分(方法A)。
1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(19)の調製
化合物19は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。分取薄層クロマトグラフィープレートでの精製により、オフホワイト固体として19(18mg、22.5%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.69(bs,1H),8.46(d,J=2.4Hz,1H),7.61(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.43(t,J=8.0Hz,1H),7.40−7.35(m,1H),7.30−7.26(m,2H),5.18及び5.17(s,2H),5.04及び5.03(s,2H),4.94及び4.92(s,2H),3.60(q,J=10.4Hz,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 412.7 [M+H]+,保持時間=1.21分(方法D);HPLC:95.08%,保持時間=3.58分(方法D).
化合物19は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。分取薄層クロマトグラフィープレートでの精製により、オフホワイト固体として19(18mg、22.5%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.69(bs,1H),8.46(d,J=2.4Hz,1H),7.61(dd,J=8.0,1.6Hz,1H),7.43(t,J=8.0Hz,1H),7.40−7.35(m,1H),7.30−7.26(m,2H),5.18及び5.17(s,2H),5.04及び5.03(s,2H),4.94及び4.92(s,2H),3.60(q,J=10.4Hz,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 412.7 [M+H]+,保持時間=1.21分(方法D);HPLC:95.08%,保持時間=3.58分(方法D).
実施例20:1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3,5−ジブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−アミンの調製
アセトニトリル(30mL)中の2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−アミン(1.5g、9.25mmol)の撹拌溶液をNBS(4.94g、27.75mmol)に添加し、RTで30時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、CCl4とともに撹拌し、濾過し、濾液を濃縮し、粗製物を得た。生成物を、ヘキサン中の10%〜20%EtOAcを用いるコンビフラッシュで精製し、標題の化合物(2.5g、84.45%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、50%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.37(s,1H),5.44(s,2H);LC−MS m/z 320.70 [M+H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:94.58%,保持時間=6.04分(方法E).
3,5−ジブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−アミンの調製
アセトニトリル(30mL)中の2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−アミン(1.5g、9.25mmol)の撹拌溶液をNBS(4.94g、27.75mmol)に添加し、RTで30時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、CCl4とともに撹拌し、濾過し、濾液を濃縮し、粗製物を得た。生成物を、ヘキサン中の10%〜20%EtOAcを用いるコンビフラッシュで精製し、標題の化合物(2.5g、84.45%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、50%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.37(s,1H),5.44(s,2H);LC−MS m/z 320.70 [M+H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:94.58%,保持時間=6.04分(方法E).
3−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−アミンの調製
EtOH(40mL)中の前駆物質(2.5g、7.81mmol)の撹拌溶液を10%Pd/C(50%湿度)(0.25g、10%w/w)に添加し、RTで3時間撹拌した。反応混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を濃縮した。生成物をEtOHから再結晶し、乾燥させ、標題の化合物(1.5g、79.78%)を得た。Rf=0.3(n−ヘキサン中、50%EtOAc);1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.05(d,J=5.5Hz,1H),6.89(d,J=5.6Hz,1H),5.30(s,2H);LC−MS m/z 240.85 [M+H]+,保持時間=1.42分(方法A);HPLC:76.03%,保持時間=6.13分(方法E).
EtOH(40mL)中の前駆物質(2.5g、7.81mmol)の撹拌溶液を10%Pd/C(50%湿度)(0.25g、10%w/w)に添加し、RTで3時間撹拌した。反応混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を濃縮した。生成物をEtOHから再結晶し、乾燥させ、標題の化合物(1.5g、79.78%)を得た。Rf=0.3(n−ヘキサン中、50%EtOAc);1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.05(d,J=5.5Hz,1H),6.89(d,J=5.6Hz,1H),5.30(s,2H);LC−MS m/z 240.85 [M+H]+,保持時間=1.42分(方法A);HPLC:76.03%,保持時間=6.13分(方法E).
5−(4−アミノ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題は、鈴木カップリング法F及び前駆物質(500mg、2.07mmol)を用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の30〜50%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、標題の化合物(320mg、40.66%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.37(dd,J=14.7,7.7Hz,1H),7.20−7.07(m,2H),6.75(d,J=5.6Hz,1H),4.83−4.66(m,4H),1.52(s,9H);LC−MS m/z 380.00 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:96.33%,保持時間=3.75分(方法D).
標題は、鈴木カップリング法F及び前駆物質(500mg、2.07mmol)を用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の30〜50%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、標題の化合物(320mg、40.66%)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.29(d,J=5.5Hz,1H),7.37(dd,J=14.7,7.7Hz,1H),7.20−7.07(m,2H),6.75(d,J=5.6Hz,1H),4.83−4.66(m,4H),1.52(s,9H);LC−MS m/z 380.00 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:96.33%,保持時間=3.75分(方法D).
5−(4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
ACN(3mL)中のヨウ素(535mg、2.11mmol)及び亜硝酸イソアミル(394mg、3.36mmol)の撹拌溶液をACN(1mL)中の前駆物質アミン(320mg、0.84mmol)に0℃で添加し、RTで1時間撹拌した。反応混合物を飽和チオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチングし、EtOAc(20ml×2)で抽出した。合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。有機層を濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の20%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、得られた生成物を撹拌し、濾過し、0.120gの標題の化合物(29.05%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.28(d,J=5.1Hz,1H),8.11(d,J=5.1Hz,1H),7.35(dd,J=14.5,7.7Hz,1H),7.14−6.96(m,2H),4.86−4.65(m,4H),1.52(s,9H);HPLC:95.28%,保持時間=6.49分(方法C).
ACN(3mL)中のヨウ素(535mg、2.11mmol)及び亜硝酸イソアミル(394mg、3.36mmol)の撹拌溶液をACN(1mL)中の前駆物質アミン(320mg、0.84mmol)に0℃で添加し、RTで1時間撹拌した。反応混合物を飽和チオ硫酸ナトリウム溶液でクエンチングし、EtOAc(20ml×2)で抽出した。合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。有機層を濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の20%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、得られた生成物を撹拌し、濾過し、0.120gの標題の化合物(29.05%)を得た。Rf=0.6(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.28(d,J=5.1Hz,1H),8.11(d,J=5.1Hz,1H),7.35(dd,J=14.5,7.7Hz,1H),7.14−6.96(m,2H),4.86−4.65(m,4H),1.52(s,9H);HPLC:95.28%,保持時間=6.49分(方法C).
5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
DMSO(4mL)中のヨード前駆物質(120mg、0.42mmol)の撹拌溶液をフッ化セシウム(651mg、4.28mmol)に添加し、100℃で10時間撹拌した。反応混合物を氷冷水でクエンチングし、EtOAc(20ml×2)で抽出した。合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。有機層を濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の20%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.050gの標題の化合物(64.10%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.70(dd,J=7.3,5.4Hz,1H),7.47−7.29(m,2H),7.21−7.25(m,2H),4.92−4.60(m,4H),1.52(s,9H);HPLC:91.25%,保持時間=7.23分(方法F).
DMSO(4mL)中のヨード前駆物質(120mg、0.42mmol)の撹拌溶液をフッ化セシウム(651mg、4.28mmol)に添加し、100℃で10時間撹拌した。反応混合物を氷冷水でクエンチングし、EtOAc(20ml×2)で抽出した。合わせた有機層を水、塩水で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させた。有機層を濃縮し、粗生成物を得た。生成物を、n−ヘキサン中の20%EtOAcを用いるコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、0.050gの標題の化合物(64.10%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.70(dd,J=7.3,5.4Hz,1H),7.47−7.29(m,2H),7.21−7.25(m,2H),4.92−4.60(m,4H),1.52(s,9H);HPLC:91.25%,保持時間=7.23分(方法F).
5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(50mg、0.13mmol)から調製した。粗製材料をそのまま次のステップに取り込んだ(40mg)。LC−MS m/z 283.00[M+H]+、保持時間=1.26分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(50mg、0.13mmol)から調製した。粗製材料をそのまま次のステップに取り込んだ(40mg)。LC−MS m/z 283.00[M+H]+、保持時間=1.26分(方法A)。
1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(20)の調製
化合物20は、酸アミドカップリング法A及び前駆物質アミン(40mg、0.20mmol)を用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、ヘキサン中の70〜90%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(19mg、45.23%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.76−8.71(m,1H),8.46(s,1H),7.45(t,J=8.4Hz,1H),7.39−7.28(m,3H),5.17及び5.16(s,2H),5.04(s,2H),4.94 及び 4.93(s,2H).LC−MS m/z 414.85 [M−H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:98.01%,保持時間=5.54分(方法F).
化合物20は、酸アミドカップリング法A及び前駆物質アミン(40mg、0.20mmol)を用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、ヘキサン中の70〜90%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(19mg、45.23%)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.76−8.71(m,1H),8.46(s,1H),7.45(t,J=8.4Hz,1H),7.39−7.28(m,3H),5.17及び5.16(s,2H),5.04(s,2H),4.94 及び 4.93(s,2H).LC−MS m/z 414.85 [M−H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:98.01%,保持時間=5.54分(方法F).
実施例21:1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−クロロ−4−フルオロ−3−ヨードピリジンから調製した。n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、59.1%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.38(dd,J=7.8,5.5Hz,1H),7.42−7.34(m,1H),7.32−7.19(m,2H),7.12(dd,J=8.0,5.6Hz,1H),4.76(s,2H),4.73(s,2H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて2−クロロ−4−フルオロ−3−ヨードピリジンから調製した。n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、59.1%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.38(dd,J=7.8,5.5Hz,1H),7.42−7.34(m,1H),7.32−7.19(m,2H),7.12(dd,J=8.0,5.6Hz,1H),4.76(s,2H),4.73(s,2H),1.52(s,9H).
5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題のアミンは、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 248.90[M+H]+、保持時間=1.21分(方法A)。
標題のアミンは、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 248.90[M+H]+、保持時間=1.21分(方法A)。
1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(21)の調製
化合物21は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として21(12mg、10.9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),8.50(t,J=6.0Hz,1H),7.60−7.52(m,2H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.38(d,J=8.0Hz,1H),5.52(s,2H),5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 382.90 [M+H]+,保持時間=1.45分(方法A);HPLC:98.73%,保持時間=5.25分(方法F).
化合物21は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、白色の固体として21(12mg、10.9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),8.50(t,J=6.0Hz,1H),7.60−7.52(m,2H),7.47(d,J=9.2Hz,1H),7.38(d,J=8.0Hz,1H),5.52(s,2H),5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 382.90 [M+H]+,保持時間=1.45分(方法A);HPLC:98.73%,保持時間=5.25分(方法F).
実施例22:1−(2−(5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
2−フルオロ−3−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
無水THF(10mL)中の2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(200mg、1.21mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、0.9mL、1.81mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で2時間撹拌いた。次に、無水THF(2mL)中のヨウ素(0.5g、1.81mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、溶液の色の赤褐色への変化を引き起こした。30分後、混合物を加温しておき、室温で1時間撹拌する。反応混合物を再び0℃まで冷却し、続いて飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、黄色油として標題の化合物(250mg、71.0%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.31(d,J=5.1Hz,1H),7.43(d,J=5.0Hz,1H).
2−フルオロ−3−ヨード−4−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
無水THF(10mL)中の2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(200mg、1.21mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、0.9mL、1.81mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で2時間撹拌いた。次に、無水THF(2mL)中のヨウ素(0.5g、1.81mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、溶液の色の赤褐色への変化を引き起こした。30分後、混合物を加温しておき、室温で1時間撹拌する。反応混合物を再び0℃まで冷却し、続いて飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、黄色油として標題の化合物(250mg、71.0%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.31(d,J=5.1Hz,1H),7.43(d,J=5.0Hz,1H).
5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(130mg、66%の収率)を得た。LC−MS m/z 283.2[M+H−Boc]+、保持時間=1.85分(方法D)。
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(130mg、66%の収率)を得た。LC−MS m/z 283.2[M+H−Boc]+、保持時間=1.85分(方法D)。
5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題のアミンは、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(130mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 282.90[M+H]+、保持時間=1.27分(方法A)。
標題のアミンは、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(130mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 282.90[M+H]+、保持時間=1.27分(方法A)。
1−(2−(5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(22)の調製
化合物22は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として22(40mg、28.1%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),8.58(bs,1H),7.88(s,1H),7.56−7.50(m,1H),7.46及び7.44(s,1H),7.38−7.35(m,1H),5.52(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.74及び4.78(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 416.90 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:99.61%,保持時間=4.02分(方法C).
化合物22は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として22(40mg、28.1%の収率)を得た。1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),8.58(bs,1H),7.88(s,1H),7.56−7.50(m,1H),7.46及び7.44(s,1H),7.38−7.35(m,1H),5.52(s,2H),5.04及び5.02(s,2H),4.74及び4.78(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 416.90 [M+H]+,保持時間=1.49分(方法A);HPLC:99.61%,保持時間=4.02分(方法C).
実施例23:1−(2−(5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び4−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の5〜10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.09gの淡黄色の固体として標題の化合物(49.52%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.55(s,1H),8.47(s,1H),7.46−7.27(m,3H),4.75(d,J=10.5Hz,4H),1.52(s,9H).
5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び4−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の5〜10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.09gの淡黄色の固体として標題の化合物(49.52%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 8.55(s,1H),8.47(s,1H),7.46−7.27(m,3H),4.75(d,J=10.5Hz,4H),1.52(s,9H).
5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.09g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.08g)。LC−MS m/z 248.90[M+H]+、保持時間=0.24分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.09g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.08g)。LC−MS m/z 248.90[M+H]+、保持時間=0.24分(方法A)。
1−(2−(5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(23)の調製
化合物23は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の40〜70%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.04gの褐色の固体として標題の化合物(45.02%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),8.72及び8.71(s,1H),8.70及び8.69(s,1H),7.57(dd,J=7.8Hz及び4.2Hz,1H),7.50(d,J=8.4Hz,1H),7.42(d,J=7.6Hz,1H),5.52(s,2H),5.03(s,2H),4.77及び4.76(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 382.90 [M+H]+,保持時間=1.46分(方法A);HPLC:98.83%,保持時間=6.95分(方法B).
化合物23は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の40〜70%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.04gの褐色の固体として標題の化合物(45.02%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),8.72及び8.71(s,1H),8.70及び8.69(s,1H),7.57(dd,J=7.8Hz及び4.2Hz,1H),7.50(d,J=8.4Hz,1H),7.42(d,J=7.6Hz,1H),5.52(s,2H),5.03(s,2H),4.77及び4.76(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 382.90 [M+H]+,保持時間=1.46分(方法A);HPLC:98.83%,保持時間=6.95分(方法B).
実施例24:1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
4−クロロ−2−フルオロピリジンの調製
HF−ピリジン(2.5mL)中の化合物4−クロロピリジン−2−アミン(500mg、3.90mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(296mg、4.29mmol)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を10℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(25mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、褐色液体として標題の粗化合物(350mg、68.46%)を得た。Rf=0.7(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.27(dd,J=5.3,0.8Hz,1H),7.59−7.42(m,2H);LC−MS m/z 132.05 [M+H]+,保持時間=1.40分(方法A);HPLC:90.08%,保持時間=5.11分(方法F).
4−クロロ−2−フルオロピリジンの調製
HF−ピリジン(2.5mL)中の化合物4−クロロピリジン−2−アミン(500mg、3.90mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(296mg、4.29mmol)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を10℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(25mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、褐色液体として標題の粗化合物(350mg、68.46%)を得た。Rf=0.7(100%n−ヘキサン);1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.27(dd,J=5.3,0.8Hz,1H),7.59−7.42(m,2H);LC−MS m/z 132.05 [M+H]+,保持時間=1.40分(方法A);HPLC:90.08%,保持時間=5.11分(方法F).
4−クロロ−2−フルオロ−3−ヨードピリジンの調製
無水THF(5mL)中の4−クロロ−2−フルオロピリジン(0.35g、2.67mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、1.46mL、2.93mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(2mL)中のヨウ素(0.74g、2.93mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、同じ温度で1時間撹拌した。次に、反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、褐色の固体として標題の化合物(0.35g、51.20%)を得た。Rf=0.6(100%n−ヘキサン).1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.18(d,J=5.3Hz,1H),7.61(d,J=5.3Hz,1H).;HPLC:88.85%,保持時間=6.26分(方法F).
無水THF(5mL)中の4−クロロ−2−フルオロピリジン(0.35g、2.67mmol)の冷却溶液に、LDA(THF中の2M、1.46mL、2.93mmol)を5分かけて滴下し、得られた溶液を−78℃で1時間撹拌した。次に、無水THF(2mL)中のヨウ素(0.74g、2.93mmol)を−78℃で5分かけて滴下し、同じ温度で1時間撹拌した。次に、反応混合物を飽和水性NH4Cl溶液(5mL)でクエンチングした。粗製物をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相をNa2S2O3(2M、10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させ、褐色の固体として標題の化合物(0.35g、51.20%)を得た。Rf=0.6(100%n−ヘキサン).1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.18(d,J=5.3Hz,1H),7.61(d,J=5.3Hz,1H).;HPLC:88.85%,保持時間=6.26分(方法F).
5−(4−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び4−クロロ−2−フルオロ−3−ヨードピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10〜20%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.095gの淡黄色の固体として標題の化合物(93.77%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.10(d,J=5.5Hz,1H),7.38(d,J=7.9Hz,1H),7.35−7.30(m,1H),7.27−7.20(m,2H),4.74(s,2H),4.70(s,2H),1.51(s,9H);HPLC:89.34%,保持時間=5.94分(方法C).
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及び4−クロロ−2−フルオロ−3−ヨードピリジンを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10〜20%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.095gの淡黄色の固体として標題の化合物(93.77%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.10(d,J=5.5Hz,1H),7.38(d,J=7.9Hz,1H),7.35−7.30(m,1H),7.27−7.20(m,2H),4.74(s,2H),4.70(s,2H),1.51(s,9H);HPLC:89.34%,保持時間=5.94分(方法C).
5−(4−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.095g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.095g)。LC−MS m/z 246.05[M−H]+、保持時間=1.24分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.095g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.095g)。LC−MS m/z 246.05[M−H]+、保持時間=1.24分(方法A)。
1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(24)の調製
化合物24は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の40〜70%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.025gの褐色の固体として標題の化合物(25.00%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.91及び8.90(s,1H),8.27(d,J=5.4Hz,1H),7.70(d,J=5.2Hz,1H),7.58−7.52(m,1H),7.48(d,J =8.4Hz,1H),7.40(d,J=8.4Hz,1H),5.53及び5.52(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 382.95 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:95.84%,保持時間=3.90分(方法C).
化合物24は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の40〜70%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.025gの褐色の固体として標題の化合物(25.00%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.91及び8.90(s,1H),8.27(d,J=5.4Hz,1H),7.70(d,J=5.2Hz,1H),7.58−7.52(m,1H),7.48(d,J =8.4Hz,1H),7.40(d,J=8.4Hz,1H),5.53及び5.52(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.77及び4.75(s,2H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 382.95 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:95.84%,保持時間=3.90分(方法C).
実施例25:1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法I及び(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ホウ酸を用いて5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、3(120mg、75.0%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.48(s,1H),7.36−7.20(m,3H),4.71(s,2H),4.68(s,2H),3.99(s,3H),1.52(s,12H).
5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法I及び(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ホウ酸を用いて5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルから調製した。n−ヘキサン中の0〜20%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、3(120mg、75.0%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.48(s,1H),7.36−7.20(m,3H),4.71(s,2H),4.68(s,2H),3.99(s,3H),1.52(s,12H).
5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 268.00[M+H]+、保持時間=1.27分(方法A)
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 268.00[M+H]+、保持時間=1.27分(方法A)
1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(25)の調製
化合物25は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜90%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として25(28mg、25.6%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89(s,1H),8.16(d,J=6.4Hz,1H),7.48−7.32(m,3H),5.51(s,2H),4.99(s,2H),4.72(s,2H),3.96(s,3H););LC−MS m/z 401.95 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:99.07%,保持時間=3.86分(方法C).
化合物25は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜90%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、オフホワイト固体として25(28mg、25.6%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89(s,1H),8.16(d,J=6.4Hz,1H),7.48−7.32(m,3H),5.51(s,2H),4.99(s,2H),4.72(s,2H),3.96(s,3H););LC−MS m/z 401.95 [M+H]+,保持時間=1.47分(方法A);HPLC:99.07%,保持時間=3.86分(方法C).
実施例26:1−(2−(5−(6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンの調製
メタノール(20mL)中の6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(2g、12.34mmol)の撹拌溶液に、N−ブロモスクシンイミド(2.19g、12.34mmol)を0℃で少しずつ添加した。次に、反応混合物を室温で10時間撹拌した。(TLCにより監視した)反応の完了後、真空中で溶媒を乾燥するまで蒸発させた。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、1.4gの標題の化合物(48.2%)を得た。Rf=0.55(n−ヘキサン中、20%EtOAc)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.68(d,J=8.6Hz,1H),6.53(d,J=8.7Hz,1H),4.71(s,2H).
5−ブロモ−6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミンの調製
メタノール(20mL)中の6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−アミン(2g、12.34mmol)の撹拌溶液に、N−ブロモスクシンイミド(2.19g、12.34mmol)を0℃で少しずつ添加した。次に、反応混合物を室温で10時間撹拌した。(TLCにより監視した)反応の完了後、真空中で溶媒を乾燥するまで蒸発させた。粗化合物を、n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、1.4gの標題の化合物(48.2%)を得た。Rf=0.55(n−ヘキサン中、20%EtOAc)。1H NMR(300MHz,クロロホルム−d)δ 7.68(d,J=8.6Hz,1H),6.53(d,J=8.7Hz,1H),4.71(s,2H).
3−ブロモ−6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
HF−ピリジン(3mL)中のアミン前駆物質(300mg、1.25mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(103mg、1.50mmol)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(25mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し(DCMは、化合物の低い沸点に起因して完全には蒸発しなかった)、標題の粗化合物(500mg)を得て、それ以上精製せずに次のステップ用に使用した。Rf=0.4(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.29−7.97(m,1H),7.07(ddd,J=8.6,3.7,0.6Hz,1H).
HF−ピリジン(3mL)中のアミン前駆物質(300mg、1.25mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(103mg、1.50mmol)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(25mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し(DCMは、化合物の低い沸点に起因して完全には蒸発しなかった)、標題の粗化合物(500mg)を得て、それ以上精製せずに次のステップ用に使用した。Rf=0.4(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 8.29−7.97(m,1H),7.07(ddd,J=8.6,3.7,0.6Hz,1H).
5−(6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−1を用いて調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(100mg、13.1%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.84−7.75(m,1H),7.35−7.26(m,1H),7.21−7.12(m,3H),4.77−4.64(m,4H),1.51(s,9H).
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−1を用いて調製した。n−ヘキサン中の0〜50%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(100mg、13.1%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.84−7.75(m,1H),7.35−7.26(m,1H),7.21−7.12(m,3H),4.77−4.64(m,4H),1.51(s,9H).
5−(6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 282.95[M+H]+、保持時間=1.29分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に添加した。LC−MS m/z 282.95[M+H]+、保持時間=1.29分(方法A)。
1−(2−(5−(6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(26)の調製
化合物26は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、褐色の固体として26(16mg、14.6%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.46(s,1H),7.83(t,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=8.4Hz,1H),7.32−7.20(m,3H),5.17(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.93及び4.91(s,2H);LC−MS m/z 414.85 [M−H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:95.93%,保持時間=5.93分(方法E).
化合物26は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の20〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、褐色の固体として26(16mg、14.6%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d):δ 8.46(s,1H),7.83(t,J=8.4Hz,1H),7.42(t,J=8.4Hz,1H),7.32−7.20(m,3H),5.17(s,2H),5.03及び5.02(s,2H),4.93及び4.91(s,2H);LC−MS m/z 414.85 [M−H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:95.93%,保持時間=5.93分(方法E).
実施例27:1−(2−オキソ−2−(5−(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例27は、鈴木カップリング法B及び(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法H)により、白色の固体として27(22%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.06(s,1H),8.97−8.87(m,2H),7.56−7.49(m,2H),7.44(s,1H),7.35(d,J=7.7Hz,1H),5.58−5.49(m,2H),5.05(d,J=6.5Hz,2H),4.78(d,J=10.4Hz,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=0.88分(方法A).
実施例27は、鈴木カップリング法B及び(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法H)により、白色の固体として27(22%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.06(s,1H),8.97−8.87(m,2H),7.56−7.49(m,2H),7.44(s,1H),7.35(d,J=7.7Hz,1H),5.58−5.49(m,2H),5.05(d,J=6.5Hz,2H),4.78(d,J=10.4Hz,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=0.88分(方法A).
実施例28:1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例28は、鈴木カップリング法B及び(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として28(22%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.6Hz,1H),7.94(ddd,J=8.1,5.5,2.1Hz,1H),7.50(t,J=7.1Hz,2H),7.39(s,1H),7.32(t,J=6.1Hz,2H),5.53(s,2H),5.03(d,J=7.6Hz,2H),4.76(d,J=11.9Hz,2H);LC−MS m/z 416 [M+H]+,保持時間=1.09分(方法A).
実施例28は、鈴木カップリング法B及び(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として28(22%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.6Hz,1H),7.94(ddd,J=8.1,5.5,2.1Hz,1H),7.50(t,J=7.1Hz,2H),7.39(s,1H),7.32(t,J=6.1Hz,2H),5.53(s,2H),5.03(d,J=7.6Hz,2H),4.76(d,J=11.9Hz,2H);LC−MS m/z 416 [M+H]+,保持時間=1.09分(方法A).
実施例29:1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例29は、鈴木カップリング法A及び(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として29(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.89(d,J=4.7Hz,1H),7.75(dt,J=9.4,2.5Hz,1H),7.62(ddt,J=8.5,6.1,2.9Hz,1H),7.48(dd,J=10.1,6.5Hz,2H),7.35(s,1H),7.27(d,J=7.8Hz,1H),5.52(d,J=2.4Hz,2H),5.02(d,J=7.1Hz,2H),4.75(d,J=11.5Hz,2H);LC−MS m/z 416 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例29は、鈴木カップリング法A及び(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として29(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.89(d,J=4.7Hz,1H),7.75(dt,J=9.4,2.5Hz,1H),7.62(ddt,J=8.5,6.1,2.9Hz,1H),7.48(dd,J=10.1,6.5Hz,2H),7.35(s,1H),7.27(d,J=7.8Hz,1H),5.52(d,J=2.4Hz,2H),5.02(d,J=7.1Hz,2H),4.75(d,J=11.5Hz,2H);LC−MS m/z 416 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例30:1−(2−(5−(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例30は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として30(55%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.0Hz,1H),7.91−7.82(m,1H),7.65−7.56(m,1H),7.54−7.45(m,2H),7.44−7.37(m,1H),5.53(s,2H),5.06−4.98(m,2H),4.76(d,J=4.7Hz,2H);LC−MS m/z 400 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例30は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として30(55%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.0Hz,1H),7.91−7.82(m,1H),7.65−7.56(m,1H),7.54−7.45(m,2H),7.44−7.37(m,1H),5.53(s,2H),5.06−4.98(m,2H),4.76(d,J=4.7Hz,2H);LC−MS m/z 400 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例31:1−(2−(5−(4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例31は、鈴木カップリング法B及び(4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として31(59%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.95−8.83(m,1H),7.45(d,J=7.5Hz,1H),7.32−7.24(m,5H),5.60−5.41(m,2H),5.09−4.94(m,2H),4.75(d,J=9.4Hz,2H),3.89(s,3H);LC−MS m/z 428 [M+H]+,保持時間=1.08分(方法A).
実施例31は、鈴木カップリング法B及び(4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として31(59%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.95−8.83(m,1H),7.45(d,J=7.5Hz,1H),7.32−7.24(m,5H),5.60−5.41(m,2H),5.09−4.94(m,2H),4.75(d,J=9.4Hz,2H),3.89(s,3H);LC−MS m/z 428 [M+H]+,保持時間=1.08分(方法A).
実施例32:1−(2−(5−(2−シアノ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例32は、鈴木カップリング法A及び5−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリルを用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として32(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=7.6Hz,1H),8.00−7.97(m,1H),7.77−7.68(m,2H),7.61−7.55(m,3H),5.46(d,J=2.0Hz,2H),5.04(s,2H),4.77(d,J=5.6Hz,2H);LC−MS m/z 371 [M−H]−,保持時間=0.96分(方法A).
実施例32は、鈴木カップリング法A及び5−フルオロ−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリルを用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として32(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=7.6Hz,1H),8.00−7.97(m,1H),7.77−7.68(m,2H),7.61−7.55(m,3H),5.46(d,J=2.0Hz,2H),5.04(s,2H),4.77(d,J=5.6Hz,2H);LC−MS m/z 371 [M−H]−,保持時間=0.96分(方法A).
実施例33:1−(2−(5−(2−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例33は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として33(26%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=3.3Hz,1H),7.63−7.56(m,1H),7.52−7.37(m,6H),5.54(d,J=2.4Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 364 [M+H]+,保持時間=1.07分(方法A).
実施例33は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として33(26%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=3.3Hz,1H),7.63−7.56(m,1H),7.52−7.37(m,6H),5.54(d,J=2.4Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 364 [M+H]+,保持時間=1.07分(方法A).
実施例34:1−(2−(5−(2−クロロ−4−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例34は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロ−4−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として34(42%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=2.8Hz,1H),7.47(d,J=7.9Hz,1H),7.41(s,1H),7.39−7.32(m,2H),7.16(t,J=2.6Hz,1H),7.03(dt,J=8.6,2.8Hz,1H),5.53(d,J=2.6Hz,2H),5.02(s,2H),4.75(s,2H),3.88−3.81(m,3H);LC−MS m/z 394 [M+H]+,保持時間=1.06分(方法A).
実施例34は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロ−4−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として34(42%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=2.8Hz,1H),7.47(d,J=7.9Hz,1H),7.41(s,1H),7.39−7.32(m,2H),7.16(t,J=2.6Hz,1H),7.03(dt,J=8.6,2.8Hz,1H),5.53(d,J=2.6Hz,2H),5.02(s,2H),4.75(s,2H),3.88−3.81(m,3H);LC−MS m/z 394 [M+H]+,保持時間=1.06分(方法A).
実施例35:1−(2−(5−(2,6−ジクロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例35は、鈴木カップリング法A及び(2,6−ジクロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として35(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.47(d,J=2.0Hz,1H),7.43−7.41(m,3H),7.29−7.28(m,1H),7.27−7.22(m,2H),5.17(d,J=2.4Hz,2H),5.03(s,2H),4.94(s,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例35は、鈴木カップリング法A及び(2,6−ジクロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として35(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.47(d,J=2.0Hz,1H),7.43−7.41(m,3H),7.29−7.28(m,1H),7.27−7.22(m,2H),5.17(d,J=2.4Hz,2H),5.03(s,2H),4.94(s,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例36:1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例36は、鈴木カップリング法A及び(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として36(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.9Hz,1H),7.85(d,J=8.2Hz,1H),7.74(dt,J=7.6,3.6Hz,1H),7.64(t,J=7.7Hz,1H),7.47(d,J=7.9Hz,1H),7.45−7.39(m,1H),7.35(s,1H),7.28(d,J=7.8Hz,1H),5.52(d,J=3.0Hz,2H),5.02(d,J=6.4Hz,2H),4.76(d,J=11.1Hz,2H);LC−MS m/z 398 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例36は、鈴木カップリング法A及び(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として36(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.9Hz,1H),7.85(d,J=8.2Hz,1H),7.74(dt,J=7.6,3.6Hz,1H),7.64(t,J=7.7Hz,1H),7.47(d,J=7.9Hz,1H),7.45−7.39(m,1H),7.35(s,1H),7.28(d,J=7.8Hz,1H),5.52(d,J=3.0Hz,2H),5.02(d,J=6.4Hz,2H),4.76(d,J=11.1Hz,2H);LC−MS m/z 398 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例37:1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例37は、鈴木カップリング法A及び(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として37(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.3Hz,1H),7.58(dt,J=8.9,2.6Hz,1H),7.47(ddd,J=11.3,9.2,4.9Hz,3H),7.41−7.29(m,2H),5.53(d,J=1.7Hz,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例37は、鈴木カップリング法A及び(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として37(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.3Hz,1H),7.58(dt,J=8.9,2.6Hz,1H),7.47(ddd,J=11.3,9.2,4.9Hz,3H),7.41−7.29(m,2H),5.53(d,J=1.7Hz,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例38:1−(2−(5−(2,4−ジクロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例38は、鈴木カップリング法B及び(2,4−ジクロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法D)により、白色の固体として41(31%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.1Hz,1H),7.76(t,J=2.4Hz,1H),7.57−7.36(m,5H),5.59−5.48(m,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=1.16分(方法A).
実施例38は、鈴木カップリング法B及び(2,4−ジクロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法D)により、白色の固体として41(31%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.1Hz,1H),7.76(t,J=2.4Hz,1H),7.57−7.36(m,5H),5.59−5.48(m,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=1.16分(方法A).
実施例39:1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法H及び2−ブロモ−5−フルオロフェノールを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、ペンタンで粉砕することによりさらに精製し、0.5gの標題の化合物(58.04%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.42−7.35(m,1H),7.36−7.30(m,2H),7.17(m,1H),6.76−6.67(m,2H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.53(s,9H);LC−MS m/z 230.2 [M+H−Boc]+,保持時間=1.77分(方法B);
5−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法H及び2−ブロモ−5−フルオロフェノールを用いて中間体l−4から調製した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、ペンタンで粉砕することによりさらに精製し、0.5gの標題の化合物(58.04%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.42−7.35(m,1H),7.36−7.30(m,2H),7.17(m,1H),6.76−6.67(m,2H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.53(s,9H);LC−MS m/z 230.2 [M+H−Boc]+,保持時間=1.77分(方法B);
5−(4−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
DMF(5.0mL)中の5−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(0.1g、0.30mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.06g、0.45mmol)を室温でロットごとに添加し、続いて1−ブロモ−2−メトキシエタン(0.05g、0.36mmol)を室温で滴下し、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(0.12g、81.53%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(600MHz,クロロホルム−d)δ 7.49−7.35(m,2H),7.31−7.20(m,2H),6.65−6.69(m,2H),4.71(s,2H),4.67(s,2H),4.09(t,J=4.7,4.7Hz,2H),3.70−3.64(m,2H),3.37(s,3H),1.52(s,9H);LC−MS m/z 288.3 [M+H−Boc]+,保持時間=1.92分(方法B).
DMF(5.0mL)中の5−(4−フルオロ−2−ヒドロキシフェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(0.1g、0.30mmol)の溶液に、炭酸カリウム(0.06g、0.45mmol)を室温でロットごとに添加し、続いて1−ブロモ−2−メトキシエタン(0.05g、0.36mmol)を室温で滴下し、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。粗化合物を、n−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、オフホワイト固体として標題の化合物(0.12g、81.53%)を得た。Rf=0.5(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(600MHz,クロロホルム−d)δ 7.49−7.35(m,2H),7.31−7.20(m,2H),6.65−6.69(m,2H),4.71(s,2H),4.67(s,2H),4.09(t,J=4.7,4.7Hz,2H),3.70−3.64(m,2H),3.37(s,3H),1.52(s,9H);LC−MS m/z 288.3 [M+H−Boc]+,保持時間=1.92分(方法B).
5−(4−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)イソインドリントリフルオロ酢酸塩の調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.12g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.15g)。LC−MS m/z 288.3[M+H]+、保持時間=0.18分(方法D);HPLC:90.74%、保持時間=5.45分(方法E)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて前駆物質(0.12g)から調製した。粗製材料を次のステップ用にそのまま添加した(0.15g)。LC−MS m/z 288.3[M+H]+、保持時間=0.18分(方法D);HPLC:90.74%、保持時間=5.45分(方法E)。
1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(39)の調製
化合物39は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、ジクロロメタン中の0〜10%メタノールを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.04gのオフホワイト固体として標題の化合物(24.27%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),7.52−7.32(m,4H),7.08−7.02(m,1H),6.90−6.84(m,1H),5.53及び5.52(m,2H),4.98(s,2H),4.72(s,2H),4.18−4.13(m,2H),3.64−3.60(m,2H),3.28及び3.25(s,3H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 421.95 [M+H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:98.24%,保持時間=6.13分(方法F).
化合物39は、酸アミドカップリング法Aを用いて中間体l−3から調製した。粗化合物を、ジクロロメタン中の0〜10%メタノールを用いるカラムクロマトグラフィーで精製し、0.04gのオフホワイト固体として標題の化合物(24.27%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.90及び8.89(s,1H),7.52−7.32(m,4H),7.08−7.02(m,1H),6.90−6.84(m,1H),5.53及び5.52(m,2H),4.98(s,2H),4.72(s,2H),4.18−4.13(m,2H),3.64−3.60(m,2H),3.28及び3.25(s,3H)(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 421.95 [M+H]+,保持時間=1.51分(方法A);HPLC:98.24%,保持時間=6.13分(方法F).
実施例40:1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例40を、鈴木カップリング法B及び(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として40(63%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.9Hz,1H),7.59−7.47(m,6H),7.47−7.41(m,1H),5.53(s,2H),5.04(s,2H),4.77(d,J=3.2Hz,2H);LC−MS m/z 414 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例40を、鈴木カップリング法B及び(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として40(63%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.9Hz,1H),7.59−7.47(m,6H),7.47−7.41(m,1H),5.53(s,2H),5.04(s,2H),4.77(d,J=3.2Hz,2H);LC−MS m/z 414 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例41:1−(2−(5−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例41を、鈴木カップリング法A及び(5−シアノ−2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として41(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.0Hz,1H),8.12(td,J=7.1,2.1Hz,1H),7.97(ddt,J=8.6,4.3,2.0Hz,1H),7.67−7.50(m,4H),5.54(d,J=2.0Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 373 [M+H]+,保持時間=0.95分(方法A).
実施例41を、鈴木カップリング法A及び(5−シアノ−2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として41(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.0Hz,1H),8.12(td,J=7.1,2.1Hz,1H),7.97(ddt,J=8.6,4.3,2.0Hz,1H),7.67−7.50(m,4H),5.54(d,J=2.0Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 373 [M+H]+,保持時間=0.95分(方法A).
実施例42:1−(2−(5−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例42は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として42(52%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(s,1H),8.01(s,1H),7.82(d,J=7.5Hz,1H),7.72−7.61(m,1H),7.49(dd,J=31.2,7.6Hz,3H),5.54(s,2H),5.05(s,2H),4.78(s,2H);LC−MS m/z 432 [M+H]+,保持時間=1.17分(方法A).
実施例42は、鈴木カップリング法B及び(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として42(52%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(s,1H),8.01(s,1H),7.82(d,J=7.5Hz,1H),7.72−7.61(m,1H),7.49(dd,J=31.2,7.6Hz,3H),5.54(s,2H),5.05(s,2H),4.78(s,2H);LC−MS m/z 432 [M+H]+,保持時間=1.17分(方法A).
実施例43:1−(2−(5−(2−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例43は、鈴木カップリング法B及び(2−シアノフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として43(17%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=3.6Hz,1H),7.98(d,J=7.7Hz,1H),7.87−7.78(m,1H),7.70−7.52(m,5H),5.55(s,2H),5.06(s,2H),4.79(d,J=3.8Hz,2H);LC−MS m/z 355 [M+H]+,保持時間=0.93分(方法A).
実施例43は、鈴木カップリング法B及び(2−シアノフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として43(17%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=3.6Hz,1H),7.98(d,J=7.7Hz,1H),7.87−7.78(m,1H),7.70−7.52(m,5H),5.55(s,2H),5.06(s,2H),4.79(d,J=3.8Hz,2H);LC−MS m/z 355 [M+H]+,保持時間=0.93分(方法A).
実施例44:1−(2−(5−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例44は、鈴木カップリング法A及び(3−シアノ−2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として44(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.0Hz,1H),8.00−7.85(m,2H),7.63(s,1H),7.59−7.48(m,3H),5.54(s,2H),5.04(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 371 [M−H]−,保持時間=0.95分(方法A).
実施例44は、鈴木カップリング法A及び(3−シアノ−2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として44(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.0Hz,1H),8.00−7.85(m,2H),7.63(s,1H),7.59−7.48(m,3H),5.54(s,2H),5.04(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 371 [M−H]−,保持時間=0.95分(方法A).
実施例45:1−(2−オキソ−2−(5−(2,4,5−トリフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例45は、鈴木カップリング法C及び(2,4,5−トリフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として45(32%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.7Hz,1H),7.79−7.64(m,2H),7.59(s,1H),7.52(d,J=2.5Hz,2H),5.54(s,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 384 [M+H]+,保持時間=1.07分(方法A).
実施例45は、鈴木カップリング法C及び(2,4,5−トリフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として45(32%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.7Hz,1H),7.79−7.64(m,2H),7.59(s,1H),7.52(d,J=2.5Hz,2H),5.54(s,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 384 [M+H]+,保持時間=1.07分(方法A).
実施例46:1−(2−(5−(4−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例46は、鈴木カップリング法C及び(4−シアノフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として46(36%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.4Hz,1H),7.99−7.86(m,4H),7.80(s,1H),7.73(d,J=8.0Hz,1H),7.58−7.51(m,1H),5.54(d,J=5.0Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(d,J=5.6Hz,2H);LC−MS m/z 355 [M+H]+,保持時間=0.96分(方法A).
実施例46は、鈴木カップリング法C及び(4−シアノフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として46(36%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.4Hz,1H),7.99−7.86(m,4H),7.80(s,1H),7.73(d,J=8.0Hz,1H),7.58−7.51(m,1H),5.54(d,J=5.0Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(d,J=5.6Hz,2H);LC−MS m/z 355 [M+H]+,保持時間=0.96分(方法A).
実施例47:1−(2−(5−(2−クロロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例47は、鈴木カップリング法A及び(2−クロロピリジン−3−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として47(4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.47−8.42(m,2H),7.67(dd,J=6.9,2.4Hz,1H),7.44−7.42(m,3H),7.37−7.33(m,1H),5.18(s,2H),5.03(s,2H),4.93(s,2H);LC−MS m/z 365 [M+H]+,保持時間=0.86分(方法A).
実施例47は、鈴木カップリング法A及び(2−クロロピリジン−3−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として47(4%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 8.47−8.42(m,2H),7.67(dd,J=6.9,2.4Hz,1H),7.44−7.42(m,3H),7.37−7.33(m,1H),5.18(s,2H),5.03(s,2H),4.93(s,2H);LC−MS m/z 365 [M+H]+,保持時間=0.86分(方法A).
実施例48:1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例48は、鈴木カップリング法D及び(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として48(44%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.89(dd,J=7.6,1.3Hz,1H),8.16(d,J=6.0Hz,1H),7.70−7.32(m,3H),5.55−5.45(m,2H),5.03−4.90(m,2H),4.76−4.63(m,2H),3.97(s,3H);LC−MS m/z 402 [M+H]+,保持時間=0.98分(方法A).
実施例48は、鈴木カップリング法D及び(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法G)により、白色の固体として48(44%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.89(dd,J=7.6,1.3Hz,1H),8.16(d,J=6.0Hz,1H),7.70−7.32(m,3H),5.55−5.45(m,2H),5.03−4.90(m,2H),4.76−4.63(m,2H),3.97(s,3H);LC−MS m/z 402 [M+H]+,保持時間=0.98分(方法A).
実施例49:1−(2−(5−(3−クロロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例49は、鈴木カップリング法C及び(3−クロロピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として49(4%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=3.0Hz,1H),8.76(d,J=2.2Hz,1H),8.61(dd,J=4.9,2.9Hz,1H),7.57(s,2H),7.50(t,J=5.0Hz,2H),5.54(s,2H),5.04(s,2H),4.78(s,2H);LC−MS m/z 365 [M+H]+,保持時間=0.86分(方法A).
実施例49は、鈴木カップリング法C及び(3−クロロピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法I)により、白色の固体として49(4%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=3.0Hz,1H),8.76(d,J=2.2Hz,1H),8.61(dd,J=4.9,2.9Hz,1H),7.57(s,2H),7.50(t,J=5.0Hz,2H),5.54(s,2H),5.04(s,2H),4.78(s,2H);LC−MS m/z 365 [M+H]+,保持時間=0.86分(方法A).
実施例50:1−(2−(5−(2−アセチルフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例50は、鈴木カップリング法A及び(2−アセチルフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として50(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.2Hz,1H),7.61(dddd,J=16.5,7.5,3.1,1.3Hz,2H),7.53−7.40(m,3H),7.35(d,J=7.2Hz,1H),7.25(dq,J=6.2,1.8Hz,1H),5.53(d,J=2.2Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(s,2H),2.20(d,J=6.9Hz,3H);LC−MS m/z 372 [M+H]+,保持時間=0.93分(方法A).
実施例50は、鈴木カップリング法A及び(2−アセチルフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として50(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=3.2Hz,1H),7.61(dddd,J=16.5,7.5,3.1,1.3Hz,2H),7.53−7.40(m,3H),7.35(d,J=7.2Hz,1H),7.25(dq,J=6.2,1.8Hz,1H),5.53(d,J=2.2Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(s,2H),2.20(d,J=6.9Hz,3H);LC−MS m/z 372 [M+H]+,保持時間=0.93分(方法A).
実施例51:1−(2−(5−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例51は、鈴木カップリング法A及び(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として51(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.1Hz,1H),7.46−7.36(m,3H),7.31(ddd,J=8.4,7.0,5.6Hz,1H),7.04(dt,J=11.5,2.9Hz,1H),6.86(tt,J=8.4,2.9Hz,1H),5.53(d,J=2.6Hz,2H),4.99(s,2H),4.73(s,2H),3.78(d,J=3.1Hz,3H);LC−MS m/z 378 [M+H]+,保持時間=1.04分(方法A).
実施例51は、鈴木カップリング法A及び(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として51(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.1Hz,1H),7.46−7.36(m,3H),7.31(ddd,J=8.4,7.0,5.6Hz,1H),7.04(dt,J=11.5,2.9Hz,1H),6.86(tt,J=8.4,2.9Hz,1H),5.53(d,J=2.6Hz,2H),4.99(s,2H),4.73(s,2H),3.78(d,J=3.1Hz,3H);LC−MS m/z 378 [M+H]+,保持時間=1.04分(方法A).
実施例52:1−(2−(5−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例52は、鈴木カップリング法A及び(5−クロロ−2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として52(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.5Hz,1H),7.54−7.47(m,1H),7.47−7.37(m,3H),7.32(dd,J=6.0,2.7Hz,1H),7.16(dd,J=8.9,2.7Hz,1H),5.53(s,2H),5.00(s,2H),4.74(s,2H),3.77(d,J=2.6Hz,3H);LC−MS m/z 394 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例52は、鈴木カップリング法A及び(5−クロロ−2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法F)により、白色の固体として52(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.5Hz,1H),7.54−7.47(m,1H),7.47−7.37(m,3H),7.32(dd,J=6.0,2.7Hz,1H),7.16(dd,J=8.9,2.7Hz,1H),5.53(s,2H),5.00(s,2H),4.74(s,2H),3.77(d,J=2.6Hz,3H);LC−MS m/z 394 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例53:1−(2−(5−(2,4−ジメトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例53は、鈴木カップリング法A及び(2,4−ジメトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として55(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.7Hz,1H),7.42(s,1H),7.40−7.37(m,2H),7.21(dd,J=8.4,4.9Hz,1H),6.70−6.65(m,1H),6.62(dt,J=8.4,2.8Hz,1H),5.52(d,J=3.2Hz,2H),4.98(s,2H),4.72(s,2H),3.81(d,J=1.8Hz,3H),3.76(d,J=3.2Hz,3H);LC−MS m/z 390 [M+H]+,保持時間=1.02分(方法A).
実施例53は、鈴木カップリング法A及び(2,4−ジメトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として55(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.7Hz,1H),7.42(s,1H),7.40−7.37(m,2H),7.21(dd,J=8.4,4.9Hz,1H),6.70−6.65(m,1H),6.62(dt,J=8.4,2.8Hz,1H),5.52(d,J=3.2Hz,2H),4.98(s,2H),4.72(s,2H),3.81(d,J=1.8Hz,3H),3.76(d,J=3.2Hz,3H);LC−MS m/z 390 [M+H]+,保持時間=1.02分(方法A).
実施例54:1−(2−(5−(3−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例54は、鈴木カップリング法B及び(3−シアノフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法B)により、白色の固体として56(45%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.5Hz,1H),8.18(dt,J=8.2,1.5Hz,1H),8.08−8.01(m,1H),7.85(dq,J=7.7,1.6Hz,1H),7.80(s,1H),7.76−7.66(m,2H),7.53(dd,J=8.0,2.7Hz,1H),5.55(d,J=7.4Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(d,J=4.1Hz,2H);LC−MS m/z 355 [M+H]+,保持時間=0.94分(方法A).
実施例54は、鈴木カップリング法B及び(3−シアノフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法B)により、白色の固体として56(45%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.5Hz,1H),8.18(dt,J=8.2,1.5Hz,1H),8.08−8.01(m,1H),7.85(dq,J=7.7,1.6Hz,1H),7.80(s,1H),7.76−7.66(m,2H),7.53(dd,J=8.0,2.7Hz,1H),5.55(d,J=7.4Hz,2H),5.03(s,2H),4.77(d,J=4.1Hz,2H);LC−MS m/z 355 [M+H]+,保持時間=0.94分(方法A).
実施例55:1−(2−(5−(2,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例57は、鈴木カップリング法A及び(2,4−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として57(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.9Hz,1H),7.64−7.57(m,1H),7.57−7.45(m,3H),7.39(ddt,J=11.9,9.4,2.6Hz,1H),7.22(tt,J=8.4,2.2Hz,1H),5.53(s,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 366 [M+H]+,保持時間=1.05分(方法A).
実施例57は、鈴木カップリング法A及び(2,4−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として57(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.9Hz,1H),7.64−7.57(m,1H),7.57−7.45(m,3H),7.39(ddt,J=11.9,9.4,2.6Hz,1H),7.22(tt,J=8.4,2.2Hz,1H),5.53(s,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 366 [M+H]+,保持時間=1.05分(方法A).
実施例56:1−(2−(5−(6−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例58は、鈴木カップリング法A及び(6−フルオロピリジン−3−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として58(9%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.87(s,1H),8.55(s,1H),8.29−8.27(m,1H),7.75(s,1H),7.68(d,J=7.8Hz,1H),7.51(d,J=7.8Hz,1H),7.27(d,J=8.4Hz,1H),5.32(d,J=3.6Hz,2H),5.01(s,2H),4.76(d,J=3.9Hz,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.86分(方法A).
実施例58は、鈴木カップリング法A及び(6−フルオロピリジン−3−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として58(9%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 8.87(s,1H),8.55(s,1H),8.29−8.27(m,1H),7.75(s,1H),7.68(d,J=7.8Hz,1H),7.51(d,J=7.8Hz,1H),7.27(d,J=8.4Hz,1H),5.32(d,J=3.6Hz,2H),5.01(s,2H),4.76(d,J=3.9Hz,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.86分(方法A).
実施例57:1−(2−(5−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例57は、鈴木カップリング法E及び(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法B)により、白色の固体として59(51%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.3Hz,1H),7.53−7.40(m,3H),7.17(dddd,J=19.0,9.2,5.1,3.0Hz,3H),5.53(s,2H),5.00(s,2H),4.74(s,2H),3.76(d,J=3.0Hz,3H);LC−MS m/z 378 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例57は、鈴木カップリング法E及び(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法B)により、白色の固体として59(51%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.3Hz,1H),7.53−7.40(m,3H),7.17(dddd,J=19.0,9.2,5.1,3.0Hz,3H),5.53(s,2H),5.00(s,2H),4.74(s,2H),3.76(d,J=3.0Hz,3H);LC−MS m/z 378 [M+H]+,保持時間=1.10分(方法A).
実施例58:1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例58は、鈴木カップリング法A及び(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として60(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.8Hz,1H),7.57(ddd,J=7.3,4.8,2.6Hz,3H),7.54−7.48(m,2H),7.41(dt,J=8.3,2.0Hz,1H),5.53(s,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.13分(方法A).
実施例58は、鈴木カップリング法A及び(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として60(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.8Hz,1H),7.57(ddd,J=7.3,4.8,2.6Hz,3H),7.54−7.48(m,2H),7.41(dt,J=8.3,2.0Hz,1H),5.53(s,2H),5.02(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.13分(方法A).
実施例59:1−(2−(5−(2,5−ジメトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例59は、鈴木カップリング法A及び(2,5−ジメトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として61(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.0Hz,1H),7.49−7.39(m,3H),7.05(dd,J=9.0,3.1Hz,1H),6.92(dt,J=8.9,2.7Hz,1H),6.86(dd,J=4.9,3.1Hz,1H),5.53(d,J=2.6Hz,2H),5.00(s,2H),4.73(s,2H),3.75(d,J=2.4Hz,3H),3.70(d,J=3.3Hz,3H);LC−MS m/z 390 [M+H]+,保持時間=1.01分(方法A).
実施例59は、鈴木カップリング法A及び(2,5−ジメトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として61(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.0Hz,1H),7.49−7.39(m,3H),7.05(dd,J=9.0,3.1Hz,1H),6.92(dt,J=8.9,2.7Hz,1H),6.86(dd,J=4.9,3.1Hz,1H),5.53(d,J=2.6Hz,2H),5.00(s,2H),4.73(s,2H),3.75(d,J=2.4Hz,3H),3.70(d,J=3.3Hz,3H);LC−MS m/z 390 [M+H]+,保持時間=1.01分(方法A).
実施例60:1−(2−(5−(3−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例60は、鈴木カップリング法A及び(3−フルオロピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として62(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.57(t,J=2.0Hz,1H),8.50(dd,J=5.0,2.4Hz,1H),8.46(d,J=1.6Hz,1H),7.59(d,J=8.4Hz,2H),7.47(t,J=8.8Hz,1H),7.39(dd,J=6.8,4.8Hz,1H),5.18(s,2H),5.04(d,J=3.6Hz,2H),4.93(d,J=4.4Hz,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.78分(方法A).
実施例60は、鈴木カップリング法A及び(3−フルオロピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として62(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.57(t,J=2.0Hz,1H),8.50(dd,J=5.0,2.4Hz,1H),8.46(d,J=1.6Hz,1H),7.59(d,J=8.4Hz,2H),7.47(t,J=8.8Hz,1H),7.39(dd,J=6.8,4.8Hz,1H),5.18(s,2H),5.04(d,J=3.6Hz,2H),4.93(d,J=4.4Hz,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.78分(方法A).
実施例61:1−(2−(5−(4−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例61は、鈴木カップリング法A及び(4−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として63(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=0.9Hz,1H),7.66−7.55(m,4H),7.45(d,J=7.9Hz,1H),7.09−6.99(m,2H),5.54(d,J=2.8Hz,2H),5.00(d,J=8.3Hz,2H),4.74(d,J=9.7Hz,2H),3.81(d,J=1.7Hz,3H);LC−MS m/z 360 [M+H]+,保持時間=1.01分(方法A).
実施例61は、鈴木カップリング法A及び(4−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として63(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=0.9Hz,1H),7.66−7.55(m,4H),7.45(d,J=7.9Hz,1H),7.09−6.99(m,2H),5.54(d,J=2.8Hz,2H),5.00(d,J=8.3Hz,2H),4.74(d,J=9.7Hz,2H),3.81(d,J=1.7Hz,3H);LC−MS m/z 360 [M+H]+,保持時間=1.01分(方法A).
実施例62:1−(2−(5−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例62は、鈴木カップリング法A及び(2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として64(7%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=2.1Hz,1H),7.51(d,J=3.2Hz,1H),7.49−7.34(m,3H),7.32−7.19(m,2H),5.53(d,J=1.7Hz,2H),5.01(s,2H),4.74(s,2H),3.80(d,J=2.8Hz,3H);LC−MS m/z 444 [M+H]+,保持時間=1.16分(方法A).
実施例62は、鈴木カップリング法A及び(2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として64(7%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=2.1Hz,1H),7.51(d,J=3.2Hz,1H),7.49−7.34(m,3H),7.32−7.19(m,2H),5.53(d,J=1.7Hz,2H),5.01(s,2H),4.74(s,2H),3.80(d,J=2.8Hz,3H);LC−MS m/z 444 [M+H]+,保持時間=1.16分(方法A).
実施例63:1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例63は、鈴木カップリング法A及び(2−フルオロピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として65(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.0Hz,1H),8.32(dd,J=5.3,1.7Hz,1H),7.92(s,1H),7.85(d,J=8.0Hz,1H),7.73(ddt,J=7.2,3.5,1.8Hz,1H),7.61−7.49(m,2H),5.54(d,J=7.8Hz,2H),5.04(s,2H),4.77(d,J=2.7Hz,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.84分(方法A).
実施例63は、鈴木カップリング法A及び(2−フルオロピリジン−4−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として65(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.0Hz,1H),8.32(dd,J=5.3,1.7Hz,1H),7.92(s,1H),7.85(d,J=8.0Hz,1H),7.73(ddt,J=7.2,3.5,1.8Hz,1H),7.61−7.49(m,2H),5.54(d,J=7.8Hz,2H),5.04(s,2H),4.77(d,J=2.7Hz,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.84分(方法A).
実施例64:1−(2−(5−(4−エチニルフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例64は、鈴木カップリング法A及び(4−エチニルフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として66(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89(d,J=2.0Hz,1H),7.62−7.43(m,7H),5.52(d,J=2.8Hz,2H),5.00(d,J=5.7Hz,2H),4.73(d,J=4.7Hz,2H),2.55(s,1H);LC−MS m/z 354 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例64は、鈴木カップリング法A及び(4−エチニルフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として66(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89(d,J=2.0Hz,1H),7.62−7.43(m,7H),5.52(d,J=2.8Hz,2H),5.00(d,J=5.7Hz,2H),4.73(d,J=4.7Hz,2H),2.55(s,1H);LC−MS m/z 354 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例65:1−(2−(5−(2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例67は、鈴木カップリング法A及び(2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として67(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=1.9Hz,1H),7.60−7.52(m,2H),7.51(s,2H),7.49−7.39(m,1H),7.39−7.28(m,2H),5.54(s,2H),5.03(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 348 [M+H]+,保持時間=1.02分(方法A).
実施例67は、鈴木カップリング法A及び(2−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として67(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=1.9Hz,1H),7.60−7.52(m,2H),7.51(s,2H),7.49−7.39(m,1H),7.39−7.28(m,2H),5.54(s,2H),5.03(s,2H),4.76(s,2H);LC−MS m/z 348 [M+H]+,保持時間=1.02分(方法A).
実施例66:1−(2−オキソ−2−(5−(ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例66は、鈴木カップリング法A及びピリジン−4−イルホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として68(10%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=0.5Hz,1H),8.70(s,2H),7.89(s,1H),7.82(d,J=5.6Hz,3H),7.57(dd,J=8.0,3.5Hz,1H),5.54(d,J=5.8Hz,2H),5.04(d,J=3.4Hz,2H),4.78(d,J=6.3Hz,2H);LC−MS m/z 331 [M+H]+,保持時間=0.47分(方法A).
実施例66は、鈴木カップリング法A及びピリジン−4−イルホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として68(10%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=0.5Hz,1H),8.70(s,2H),7.89(s,1H),7.82(d,J=5.6Hz,3H),7.57(dd,J=8.0,3.5Hz,1H),5.54(d,J=5.8Hz,2H),5.04(d,J=3.4Hz,2H),4.78(d,J=6.3Hz,2H);LC−MS m/z 331 [M+H]+,保持時間=0.47分(方法A).
実施例67:1−(2−(5−(4−ブロモフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例67は、鈴木カップリング法A及び(4−ブロモフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として69(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.89(s,1H),7.68−7.65(m,6H),7.52−7.50(d,J=2.2Hz,1H),5.54(d,J=3.6Hz,2H),5.0(d,J=1.8Hz,2H),4.75(d,J=1.8Hz,2H);LC−MS m/z 408,410 [M+H]+,保持時間=1.14分(方法A).
実施例67は、鈴木カップリング法A及び(4−ブロモフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として69(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.89(s,1H),7.68−7.65(m,6H),7.52−7.50(d,J=2.2Hz,1H),5.54(d,J=3.6Hz,2H),5.0(d,J=1.8Hz,2H),4.75(d,J=1.8Hz,2H);LC−MS m/z 408,410 [M+H]+,保持時間=1.14分(方法A).
実施例68:1−(2−(5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例68は、鈴木カップリング法A及び(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として70(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.6Hz,1H),7.91(td,J=7.4,2.3Hz,1H),7.77−7.62(m,3H),7.56−7.46(m,2H),5.54(d,J=6.7Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(d,J=4.3Hz,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例68は、鈴木カップリング法A及び(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として70(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.6Hz,1H),7.91(td,J=7.4,2.3Hz,1H),7.77−7.62(m,3H),7.56−7.46(m,2H),5.54(d,J=6.7Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(d,J=4.3Hz,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例69:1−(2−(5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例69は、鈴木カップリング法A及び[1,1’−ビフェニル]−2−イルホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として71(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(d,J=5.5Hz,1H),7.52−7.39(m,4H),7.31−7.19(m,5H),7.17−7.10(m,2H),7.00(dd,J=19.4,8.6Hz,1H),5.48(d,J=3.2Hz,2H),4.89(d,J=25.7Hz,2H),4.63(d,J=23.3Hz,2H);LC−MS m/z 406 [M+H]+,保持時間=1.20分(方法A).
実施例69は、鈴木カップリング法A及び[1,1’−ビフェニル]−2−イルホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として71(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(d,J=5.5Hz,1H),7.52−7.39(m,4H),7.31−7.19(m,5H),7.17−7.10(m,2H),7.00(dd,J=19.4,8.6Hz,1H),5.48(d,J=3.2Hz,2H),4.89(d,J=25.7Hz,2H),4.63(d,J=23.3Hz,2H);LC−MS m/z 406 [M+H]+,保持時間=1.20分(方法A).
実施例70:1−(2−(5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例70は、鈴木カップリング法A及び(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として72(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.2Hz,1H),7.84−7.75(m,2H),7.69(ddd,J=9.7,8.1,1.5Hz,2H),7.58(ddd,J=8.3,6.0,1.8Hz,1H),7.51(dd,J=8.1,2.7Hz,1H),5.54(d,J=6.4Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(d,J=5.3Hz,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.13分(方法A).
実施例70は、鈴木カップリング法A及び(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として72(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.2Hz,1H),7.84−7.75(m,2H),7.69(ddd,J=9.7,8.1,1.5Hz,2H),7.58(ddd,J=8.3,6.0,1.8Hz,1H),7.51(dd,J=8.1,2.7Hz,1H),5.54(d,J=6.4Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(d,J=5.3Hz,2H);LC−MS m/z 382 [M+H]+,保持時間=1.13分(方法A).
実施例71:1−(2−(5−(4−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例71は、鈴木カップリング法A及び(4−クロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として73(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.71(ddd,J=7.9,5.1,2.4Hz,3H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.57−7.44(m,3H),5.54(d,J=3.9Hz,2H),5.01(d,J=5.9Hz,2H),4.75(d,J=7.7Hz,2H);LC−MS m/z 364 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例71は、鈴木カップリング法A及び(4−クロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として73(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.71(ddd,J=7.9,5.1,2.4Hz,3H),7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.57−7.44(m,3H),5.54(d,J=3.9Hz,2H),5.01(d,J=5.9Hz,2H),4.75(d,J=7.7Hz,2H);LC−MS m/z 364 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例72:1−(2−(5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例72は、鈴木カップリング法A及び(3,4−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として74(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.84−7.74(m,1H),7.73(s,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.59−7.45(m,3H),5.54(d,J=6.3Hz,2H),5.01(d,J=3.4Hz,2H),4.75(d,J=5.5Hz,2H);LC−MS m/z 366 [M+H]+,保持時間=1.06分(方法A).
実施例72は、鈴木カップリング法A及び(3,4−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として74(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.84−7.74(m,1H),7.73(s,1H),7.67(d,J=8.1Hz,1H),7.59−7.45(m,3H),5.54(d,J=6.3Hz,2H),5.01(d,J=3.4Hz,2H),4.75(d,J=5.5Hz,2H);LC−MS m/z 366 [M+H]+,保持時間=1.06分(方法A).
実施例73:1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例73は、鈴木カップリング法A及び(2−フルオロピリジン−3−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として75(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.5Hz,1H),8.29−8.23(m,1H),8.18−8.08(m,1H),7.65(s,1H),7.62−7.47(m,3H),5.54(s,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.84分(方法A).
実施例73は、鈴木カップリング法A及び(2−フルオロピリジン−3−イル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として75(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.5Hz,1H),8.29−8.23(m,1H),8.18−8.08(m,1H),7.65(s,1H),7.62−7.47(m,3H),5.54(s,2H),5.03(s,2H),4.77(s,2H);LC−MS m/z 349 [M+H]+,保持時間=0.84分(方法A).
実施例74:1−(2−(5−(3,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例74は、鈴木カップリング法A及び(3,5−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として76(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.6Hz,1H),7.80(s,1H),7.73(d,J=8.0Hz,1H),7.49(tdd,J=10.3,9.2,8.7,2.8Hz,3H),7.26(ddt,J=9.3,7.1,1.8Hz,1H),5.54(d,J=7.8Hz,2H),5.02(s,2H),4.75(s,2H);LC−MS m/z 366 [M+H]+,保持時間=1.07分(方法A).
実施例74は、鈴木カップリング法A及び(3,5−ジフルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として76(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.6Hz,1H),7.80(s,1H),7.73(d,J=8.0Hz,1H),7.49(tdd,J=10.3,9.2,8.7,2.8Hz,3H),7.26(ddt,J=9.3,7.1,1.8Hz,1H),5.54(d,J=7.8Hz,2H),5.02(s,2H),4.75(s,2H);LC−MS m/z 366 [M+H]+,保持時間=1.07分(方法A).
実施例75:1−(2−(5−(2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例75は、鈴木カップリング法A及び(2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として75(9%の収率)を得た。1H NMR (400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.2Hz,1H),7.46(s,1H),7.45−7.40(m,2H),7.40−7.33(m,1H),7.29(ddd,J=7.3,5.4,1.7Hz,1H),7.13(dd,J=7.5,3.1Hz,1H),7.04(tdd,J=7.4,3.3,1.1Hz,1H),5.53(d,J=3.0Hz,2H),5.00(s,2H),4.73(s,2H),3.77(d,J=3.2Hz,3H);LC−MS m/z 360 [M+H]+,保持時間=1.03分(方法A).
実施例75は、鈴木カップリング法A及び(2−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として75(9%の収率)を得た。1H NMR (400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=2.2Hz,1H),7.46(s,1H),7.45−7.40(m,2H),7.40−7.33(m,1H),7.29(ddd,J=7.3,5.4,1.7Hz,1H),7.13(dd,J=7.5,3.1Hz,1H),7.04(tdd,J=7.4,3.3,1.1Hz,1H),5.53(d,J=3.0Hz,2H),5.00(s,2H),4.73(s,2H),3.77(d,J=3.2Hz,3H);LC−MS m/z 360 [M+H]+,保持時間=1.03分(方法A).
実施例76:1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例76は、鈴木カップリング法B及び(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法D)により、白色の固体として78(58%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(s,1H),7.96−7.67(m,6H),7.53(d,J=7.9Hz,1H),5.52(s,2H),5.02(d,J=6.2Hz,2H),4.77(d,J=8.4Hz,2H);LC−MS m/z 398 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例76は、鈴木カップリング法B及び(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法D)により、白色の固体として78(58%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.87(s,1H),7.96−7.67(m,6H),7.53(d,J=7.9Hz,1H),5.52(s,2H),5.02(d,J=6.2Hz,2H),4.77(d,J=8.4Hz,2H);LC−MS m/z 398 [M+H]+,保持時間=1.12分(方法A).
実施例77:1−(2−(5−(3−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例77は、鈴木カップリング法A及び(3−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として79(9%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.67(s,1H),7.58(d,J=7.5Hz,2H),7.42(d,J=7.5Hz,1H),7.34(td,J=7.5Hz,2.4,1H),7.18(d,J=8.4Hz,1H),7.15−7.14(m,1H),6.97−6.96(m,1H),5.46(s,2H),5.04(d,J=5.1Hz,2H),4.84(d,J=7.2Hz,2H),3.84(d,J=1.2Hz,3H);LC−MS m/z 360 [M+H]+,保持時間=1.02分(方法A).
実施例77は、鈴木カップリング法A及び(3−メトキシフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として79(9%の収率)を得た。1H NMR(300MHz,CD3OD)δ 8.67(s,1H),7.58(d,J=7.5Hz,2H),7.42(d,J=7.5Hz,1H),7.34(td,J=7.5Hz,2.4,1H),7.18(d,J=8.4Hz,1H),7.15−7.14(m,1H),6.97−6.96(m,1H),5.46(s,2H),5.04(d,J=5.1Hz,2H),4.84(d,J=7.2Hz,2H),3.84(d,J=1.2Hz,3H);LC−MS m/z 360 [M+H]+,保持時間=1.02分(方法A).
実施例78:1−(2−(5−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例78は、鈴木カップリング法A及び(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として80(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=0.8Hz,1H),7.82−7.72(m,3H),7.70(d,J=5.5Hz,2H),7.53(dd,J=8.0,2.6Hz,1H),5.55(d,J=4.9Hz,2H),5.03(d,J=4.1Hz,2H),4.77(d,J=6.5Hz,2H),2.53(s,3H);LC−MS m/z 412 [M+H]+,保持時間=1.20分(方法A).
実施例78は、鈴木カップリング法A及び(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として80(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=0.8Hz,1H),7.82−7.72(m,3H),7.70(d,J=5.5Hz,2H),7.53(dd,J=8.0,2.6Hz,1H),5.55(d,J=4.9Hz,2H),5.03(d,J=4.1Hz,2H),4.77(d,J=6.5Hz,2H),2.53(s,3H);LC−MS m/z 412 [M+H]+,保持時間=1.20分(方法A).
実施例79:1−(2−オキソ−2−(5−フェニルイソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例79は、鈴木カップリング法A及びフェニルホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として81(10%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=1.3Hz,1H),7.72−7.61(m,4H),7.48(ddd,J=7.8,5.7,2.4Hz,3H),7.43−7.34(m,1H),5.54(d,J=2.9Hz,2H),5.02(d,J=7.4Hz,2H),4.76(d,J=8.6Hz,2H);LC−MS m/z 330 [M+H]+,保持時間=1.03分(方法A).
実施例79は、鈴木カップリング法A及びフェニルホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として81(10%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.91(d,J=1.3Hz,1H),7.72−7.61(m,4H),7.48(ddd,J=7.8,5.7,2.4Hz,3H),7.43−7.34(m,1H),5.54(d,J=2.9Hz,2H),5.02(d,J=7.4Hz,2H),4.76(d,J=8.6Hz,2H);LC−MS m/z 330 [M+H]+,保持時間=1.03分(方法A).
実施例80:1−(2−(5−(3−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例80は、鈴木カップリング法A及び(3−クロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として82(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.8Hz,1H),7.78−7.72(m,2H),7.71−7.60(m,2H),7.55−7.38(m,3H),5.54(d,J=5.7Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(d,J=4.7Hz,2H);LC−MS m/z 364 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例80は、鈴木カップリング法A及び(3−クロロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として82(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.8Hz,1H),7.78−7.72(m,2H),7.71−7.60(m,2H),7.55−7.38(m,3H),5.54(d,J=5.7Hz,2H),5.01(s,2H),4.75(d,J=4.7Hz,2H);LC−MS m/z 364 [M+H]+,保持時間=1.11分(方法A).
実施例81:1−(2−(5−(3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例81は、鈴木カップリング法A及び(3−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として83(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.5Hz,1H),7.75(s,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.58−7.47(m,4H),7.26−7.15(m,1H),5.54(d,J=5.3Hz,2H),5.02(d,J=4.4Hz,2H),4.75(d,J=6.0Hz,2H);LC−MS m/z 348 [M+H]+,保持時間=1.04分(方法A).
実施例81は、鈴木カップリング法A及び(3−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として83(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.5Hz,1H),7.75(s,1H),7.68(d,J=8.0Hz,1H),7.58−7.47(m,4H),7.26−7.15(m,1H),5.54(d,J=5.3Hz,2H),5.02(d,J=4.4Hz,2H),4.75(d,J=6.0Hz,2H);LC−MS m/z 348 [M+H]+,保持時間=1.04分(方法A).
実施例82:1−(2−(5−(4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例82は、鈴木カップリング法A及び(4−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として84(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.77−7.65(m,3H),7.62(d,J=7.9Hz,1H),7.48(d,J=6.9Hz,1H),7.31(tt,J=8.9,2.3Hz,2H),5.54(d,J=3.7Hz,2H),5.01(d,J=6.5Hz,2H),4.75(d,J=7.9Hz,2H);LC−MS m/z 348 [M+H]+,保持時間=1.03分(方法A).
実施例82は、鈴木カップリング法A及び(4−フルオロフェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として84(9%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.77−7.65(m,3H),7.62(d,J=7.9Hz,1H),7.48(d,J=6.9Hz,1H),7.31(tt,J=8.9,2.3Hz,2H),5.54(d,J=3.7Hz,2H),5.01(d,J=6.5Hz,2H),4.75(d,J=7.9Hz,2H);LC−MS m/z 348 [M+H]+,保持時間=1.03分(方法A).
実施例83:1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例83は、鈴木カップリング法A及び(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として85(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.80(ddd,J=8.5,5.3,2.6Hz,2H),7.72(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.55−7.43(m,3H),5.54(d,J=3.9Hz,2H),5.02(d,J=6.0Hz,2H),4.76(d,J=7.3Hz,2H);LC−MS m/z 414 [M+H]+,保持時間=1.16分(方法A).
実施例83は、鈴木カップリング法A及び(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ホウ酸を用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法A)により、白色の固体として85(8%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=1.3Hz,1H),7.80(ddd,J=8.5,5.3,2.6Hz,2H),7.72(s,1H),7.66(d,J=8.0Hz,1H),7.55−7.43(m,3H),5.54(d,J=3.9Hz,2H),5.02(d,J=6.0Hz,2H),4.76(d,J=7.3Hz,2H);LC−MS m/z 414 [M+H]+,保持時間=1.16分(方法A).
実施例84:1−(2−(5−(3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて1−ブロモ−3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、52.4%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.58−7.48(m,1H),7.42(t,J=8.1Hz,1H),7.35−7.19(m,2H),7.20−7.05(m,2H),4.74−4.62(m,4H),1.52(s,9H).
5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
標題の化合物は、鈴木カップリング法F及びボロン酸エステルI−4を用いて1−ブロモ−3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼンから調製した。n−ヘキサン中の0〜30%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、生成物(120mg、52.4%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム−d)δ 7.58−7.48(m,1H),7.42(t,J=8.1Hz,1H),7.35−7.19(m,2H),7.20−7.05(m,2H),4.74−4.62(m,4H),1.52(s,9H).
5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリンの調製
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に取得した。LC−MS m/z 297.90[M+H]+、保持時間=1.35分(方法A)。
標題の化合物は、Boc脱保護法Aを用いて調製した。粗製材料(100mg)をそれ以上精製せずに次のステップ用に取得した。LC−MS m/z 297.90[M+H]+、保持時間=1.35分(方法A)。
1−(2−(5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル(84)の調製
化合物84は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、灰色の固体として84(13mg、12.0%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89及び8.88(s,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.72−7.67(m,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.36−7.30(m,2H),7.25(d,J= 8.0Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び4.98(s,2H),4.76−4.73(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 431.90 [M+H]+,保持時間=1.57分(方法A);HPLC:97.10%,保持時間=4.95分(方法C).
化合物84は、酸−アミンカップリング法A及び酸中間体I−3を用いて調製した。n−ヘキサン中の30〜100%EtOAcを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーでの精製により、灰色の固体として84(13mg、12.0%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ 8.89及び8.88(s,1H),7.78(d,J=7.6Hz,1H),7.72−7.67(m,1H),7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.36−7.30(m,2H),7.25(d,J= 8.0Hz,1H),5.52(s,2H),5.02及び4.98(s,2H),4.76−4.73(s,2H);(NMRは回転異性体の存在に起因するプロトンの倍化を示す);LC−MS m/z 431.90 [M+H]+,保持時間=1.57分(方法A);HPLC:97.10%,保持時間=4.95分(方法C).
実施例85:1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
ジオキサン(70mL)中の3−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(7.0g、30.97mmol)の250mlの封管をアルゴンガスで10分間パージし、ビスピナコラートジボラン(8.65g、34.07mmol)、KOAc(6.08g、61.94mmol)及びPd(dppf)Cl2・DCM(1.26g、1.54mmol)を添加し、反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、7.0gの茶色がかった半固体として標題の化合物(83.0%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.72−8.70(m,1H),8.10−8.00(m,1H),7.50−7.42(m,1H),1.37(s,12H);LC−MS:m/z 274.0(M+H).
3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジンの調製
ジオキサン(70mL)中の3−ブロモ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(7.0g、30.97mmol)の250mlの封管をアルゴンガスで10分間パージし、ビスピナコラートジボラン(8.65g、34.07mmol)、KOAc(6.08g、61.94mmol)及びPd(dppf)Cl2・DCM(1.26g、1.54mmol)を添加し、反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の10%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、7.0gの茶色がかった半固体として標題の化合物(83.0%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、10%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.72−8.70(m,1H),8.10−8.00(m,1H),7.50−7.42(m,1H),1.37(s,12H);LC−MS:m/z 274.0(M+H).
5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチルの調製
ジオキサン:H2O(8:2)(100mL)中の5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(7.0g、23.48mmol)を有する250mlの封管をアルゴンガスで10分間パージした。K3PO4(12.44g、58.72mmol)、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(7.0g、25.82mmol)及びPd(dppf)Cl2・DCM(1.92g、2.34mmol)を添加し、反応混合物を100℃で5時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の25%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、6.0gの茶色がかった半固体として標題の化合物(70.17%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.73(d,J=3.6Hz,1H),7.72(d,J=7.8Hz,1H),7.56−7.51(m,1H), 7.38−7.28(m,1H),7.25− 7.17(m,2H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
ジオキサン:H2O(8:2)(100mL)中の5−ブロモイソインドリン−2−カルボン酸tert−ブチル(7.0g、23.48mmol)を有する250mlの封管をアルゴンガスで10分間パージした。K3PO4(12.44g、58.72mmol)、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(7.0g、25.82mmol)及びPd(dppf)Cl2・DCM(1.92g、2.34mmol)を添加し、反応混合物を100℃で5時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(300mL)、塩水(300mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の25%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、6.0gの茶色がかった半固体として標題の化合物(70.17%)を得た。Rf=0.50(n−ヘキサン中、20%EtOAc);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.73(d,J=3.6Hz,1H),7.72(d,J=7.8Hz,1H),7.56−7.51(m,1H), 7.38−7.28(m,1H),7.25− 7.17(m,2H),4.75(s,2H),4.71(s,2H),1.52(s,9H).
5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン.TFA塩の調製
Boc保護前駆物質(6g、16.4mmol)をDCM(20mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(15mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗化合物をn−ペンタン中の10%ジエチルエーテルでの洗浄で精製し、7.0gの小麦色の固体として標題の化合物(粗製)を得た。Rf=0.10(DCM中、10%MeOH);LC−MS:[M−TFA]+1=264.9)。
Boc保護前駆物質(6g、16.4mmol)をDCM(20mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(15mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、粗化合物をn−ペンタン中の10%ジエチルエーテルでの洗浄で精製し、7.0gの小麦色の固体として標題の化合物(粗製)を得た。Rf=0.10(DCM中、10%MeOH);LC−MS:[M−TFA]+1=264.9)。
1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルの調製
DCM(100mL)中のTFA塩(7.0g、19.33mmol)及び2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(7.34g、48.34mmol)の撹拌溶液に、DIPEA(12.47g、96.68mmol)及びプロピルホスホン酸無水物(T3P)(50%EtOAc溶液)(14.5mL、23.20mmol)を0℃で添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(200mL)、塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の50%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、3.1gの灰色の固体として標題の化合物(40.28%)を得た。Rf=0.4(ヘキサン中、70%EtOAc)。逆相HPLCでのさらなる精製(方法G)により、灰色の固体として85を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.3Hz,1H),8.80(d,J=4.6Hz,1H),7.99−7.91(m,1H),7.86−7.77(m,1H),7.52(d,J=7.8Hz,1H),7.42(s,1H),7.33(d,J=7.8Hz,1H),5.53(d,J=1.8Hz,2H),5.04(d,J=6.4Hz,2H),4.77(d,J=10.3Hz,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=0.90分(方法A).
DCM(100mL)中のTFA塩(7.0g、19.33mmol)及び2−(3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)酢酸(7.34g、48.34mmol)の撹拌溶液に、DIPEA(12.47g、96.68mmol)及びプロピルホスホン酸無水物(T3P)(50%EtOAc溶液)(14.5mL、23.20mmol)を0℃で添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、DCM(500mL×2)で2回抽出した。合わせた有機層を水(200mL)、塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗化合物を、40gのカラム及びn−ヘキサン中の50%EtOAcを用いるコンビフラッシュクロマトグラフィーで精製し、3.1gの灰色の固体として標題の化合物(40.28%)を得た。Rf=0.4(ヘキサン中、70%EtOAc)。逆相HPLCでのさらなる精製(方法G)により、灰色の固体として85を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.3Hz,1H),8.80(d,J=4.6Hz,1H),7.99−7.91(m,1H),7.86−7.77(m,1H),7.52(d,J=7.8Hz,1H),7.42(s,1H),7.33(d,J=7.8Hz,1H),5.53(d,J=1.8Hz,2H),5.04(d,J=6.4Hz,2H),4.77(d,J=10.3Hz,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=0.90分(方法A).
実施例86:1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル
実施例86は、鈴木カップリング法B及び3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法H)により、オフホワイト固体として86(53%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.5Hz,2H),8.71(d,J=4.6Hz,1H),7.88(dd,J=5.1,2.1Hz,1H),7.53(d,J=7.8Hz,1H),7.45(s,1H),7.36(d,J=7.8Hz,1H),5.59−5.49(m,2H),5.05(d,J=6.5Hz,2H),4.78(d,J=10.9Hz,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=0.89分(方法A).
実施例86は、鈴木カップリング法B及び3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて中間体l−5から調製した。逆相HPLCでの精製(方法H)により、オフホワイト固体として86(53%の収率)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.90(d,J=4.5Hz,2H),8.71(d,J=4.6Hz,1H),7.88(dd,J=5.1,2.1Hz,1H),7.53(d,J=7.8Hz,1H),7.45(s,1H),7.36(d,J=7.8Hz,1H),5.59−5.49(m,2H),5.05(d,J=6.5Hz,2H),4.78(d,J=10.9Hz,2H);LC−MS m/z 399 [M+H]+,保持時間=0.89分(方法A).
VI.薬理学及び有用性
本発明のシアノトリアゾール化合物(「シアノトリアゾール化合物」)は、ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)の複数の臨床分離物に対する強力な活性を示した。それらはまた、ブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)双方のメラルソプロール及びペンタミジン耐性突然変異体に対して活性を示し、それらが標準の抗トリパノソーマ化合物と比べて新規な作用様式を有することが示された。
本発明のシアノトリアゾール化合物(「シアノトリアゾール化合物」)は、ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)の複数の臨床分離物に対する強力な活性を示した。それらはまた、ブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)双方のメラルソプロール及びペンタミジン耐性突然変異体に対して活性を示し、それらが標準の抗トリパノソーマ化合物と比べて新規な作用様式を有することが示された。
シアノトリアゾール化合物とともにインキュベートした寄生虫の顕微鏡及びフローサイトメトリーを用いての予備的な形態学的検討によると、2つのキネトプラスト類(kinetoplastid)DNAであるが、単一核DNAが示され、核DNAの複製又は分離における欠陥の可能性が示唆された。これらの寄生虫が2分裂によって分離することから、核DNA複製に欠陥が細胞質分裂欠陥をもたらすことがあり;さらに寄生虫の死滅をもたらした。シアノトリアゾール化合物はまた、「濃度及び時間依存性の殺滅」を示し、これは薬剤の濃度における双方の増加を示し、持続期間の増加により、寄生虫の殺滅増加がもたらされた。シアノトリアゾールはまた、インビトロ条件下での治療後6時間以内に寄生虫を急速に無菌化する能力を示す。
好ましいインビトロ及びインビボ薬理学的特性に基づき、選択されたシアノトリアゾール化合物を、ステージI及びステージIIマウスモデルにおいて試験するため、選択した。ステージIマウスモデルは、ヒト感染の血液リンパ(hemolymphatic)(血流)形態を表す。このモデルでは、試験したすべてのシアノトリアゾール化合物が、完全な治癒を示し、合理的用量(実施例8(1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル)の10mg/kg QD、実施例29(1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル)の10mg/kg BID、及び実施例85(1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル)の10mg/kg QDで再発を伴わなかった。ステージIIマウスモデルは、疾患のCNS形態を表し、寄生虫では、ヒトCNS感染と同様に脳に侵入している。同様にこのモデルでは、試験したすべての化合物が、完全な治癒を示し、再発を伴わなかった(実施例85の15mg/kg QD、実施例8の10mg/kg QD及び実施例29の100mg/kg QD)。
VII.生物検定
寄生虫株及び培地
血流型のブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)Lister427株を、Genomics Institute of the Novartis Research Foundationから入手した。この株は、増殖阻害及び殺菌動力学アッセイを実施するために使用した。ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)STIB930及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)STIB900をSwiss TPHから入手し、増殖阻害アッセイを実施するために使用した。
寄生虫株及び培地
血流型のブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)Lister427株を、Genomics Institute of the Novartis Research Foundationから入手した。この株は、増殖阻害及び殺菌動力学アッセイを実施するために使用した。ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)STIB930及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)STIB900をSwiss TPHから入手し、増殖阻害アッセイを実施するために使用した。
血流型のブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)Lister427寄生虫を、IMDM培地(Invitrogen)、10%熱不活化ウシ胎仔血清(FBS)、10%Serum Plus培地サプリメント(SAFC Biosciences)、1mMのヒポキサンチン(Sigma−Aldrich)、50μMのバソクプロインジスルホン酸(Sigma−Aldrich)、1.5mMのシステイン(Sigma−Aldrich)、1mMのピルビン酸(Sigma−Aldrich)、39μg/mLのチミジン(Sigma−Aldrich)、及び14μL/Lのβ−メルカプトエタノール(Sigma−Aldrich)から配合したHMI−9培地中で連続的に継代したが、添加成分のすべての濃度が完全HMI−9培地中のそれを指す。寄生虫は、37℃/5%CO2でのT75 CELL−STAR組織培養フラスコ内の10mLのHMI−9培地中で培養した。
血流型のガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)もまた、上記のHMI−9培地中で増殖させたが、該培地には10%FBSの代わりに5%ヒト血清及び5%熱不活化FBSを添加した。
NIH3T3線維芽細胞(ATCC)を、37℃/5%CO2で、10%熱不活化ウシ胎仔血清及び100IUのペニシリン/100μg/mlのストレプトマイシンを添加したRPMI−1640培地(Life Technologies)中で維持した。大腸菌(E.Coli)β−ガラクトシダーゼを構成的に発現するクルーズトリパノソーマ(T.cruzi)Tulahuen寄生虫を、NIH3T線維芽細胞内での感染として組織培養下で維持した。つまり、T75 CELLSTAR組織培養フラスコ内で増殖する6×105個のNIH3T3細胞を感染させるため、2×107個のクルーズトリパノソーマ(T.cruzi)錐鞭毛虫を使用し、増殖する細胞内寄生虫が宿主3T3細胞を溶解させるまで、37℃/5%CO2で培養し、培地中に放出させた(典型的には6〜7日)。感染中、組織培地は2日ごとに変更した。血球計算器を用いて、培地1ml中に存在するクルーズトリパノソーマ(T.cruzi)錐鞭毛虫の数を測定した。
ブルーストリパノソーマ(T.brucei)(ブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)及びガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense))増殖阻害アッセイ
ブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)Lister427血流型寄生虫に対する化合物の増殖阻害効力を判定するため、DMSO中の10ポイントの3倍連続希釈化合物200nLを、白色の固体底の384ウェルプレート(Greiner Bio−One)のウェルに、Echo555 acoustic liquid handlingシステム又はMosquitoのいずれかにより移した。次いで、40μLのHMI−9培地中の1×104個のブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)寄生虫を各ウェルに添加し、プレートを5%CO2インキュベーター内、37℃で48時間インキュベートした。各プレートウェル内の寄生虫数を、細胞内ATP量の定量化を通じて判定した。CellTiter−Glo発光細胞生存率試薬(Promega)をプレートウェルに添加し、30分のインキュベーション後、ATP依存発光シグナルをTecan M1000プレートリーダーで測定した。化合物を有するウェル内の発光値をプレートDMSO対照の平均発光値で割り、化合物のIC50値の計算用に用いた。
ブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)Lister427血流型寄生虫に対する化合物の増殖阻害効力を判定するため、DMSO中の10ポイントの3倍連続希釈化合物200nLを、白色の固体底の384ウェルプレート(Greiner Bio−One)のウェルに、Echo555 acoustic liquid handlingシステム又はMosquitoのいずれかにより移した。次いで、40μLのHMI−9培地中の1×104個のブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)寄生虫を各ウェルに添加し、プレートを5%CO2インキュベーター内、37℃で48時間インキュベートした。各プレートウェル内の寄生虫数を、細胞内ATP量の定量化を通じて判定した。CellTiter−Glo発光細胞生存率試薬(Promega)をプレートウェルに添加し、30分のインキュベーション後、ATP依存発光シグナルをTecan M1000プレートリーダーで測定した。化合物を有するウェル内の発光値をプレートDMSO対照の平均発光値で割り、化合物のIC50値の計算用に用いた。
さらに、ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)STIB930株及びローデシアトリパノソーマ(T.b.rhodesiense)STIB900株に対するIC50を判定するため、同様のアッセイを用いたが、使用細胞の初期濃度は3×104個の寄生虫/mlであった。
クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)無鞭毛型増殖阻害アッセイ
細胞内クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)無鞭毛型に対する化合物の効力を判定するため、3%熱不活化ウシ胎仔血清及び100IUのペニシリン/100μg/mlのストレプトマイシンを含有するNIH3T3細胞をフェノールレッドフリーのRPMI−1640培地に再懸濁し、白色の透明底384ウェルプレート(Greiner Bio−One)内での1,000細胞/ウェル(40μl)で播種し、37℃/5%CO2で一晩インキュベートした。翌日、DMSO中、100nlの各化合物を各プレートウェルにEcho555 acoustic liquid handlingシステムにより移した。1時間のインキュベーション後、3%熱不活化ウシ胎仔血清及び100IUのペニシリン/100μg/mlのストレプトマイシンを添加した10μlのフェノールレッドフリーのRPMI−1640培地中の1×106個の組織培養由来クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)錐鞭毛虫を各ウェルに添加した。次に、プレートを37℃/5%CO2で6日間インキュベートした。細胞内クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)寄生虫を、寄生虫で発現されたβ−ガラクトシダーゼの活性を測定することにより定量化した。10μLの発色β−ガラクトシダーゼ基質溶液(PBS中、0.6mMのクロロフェノールレッド−β−D−ガラクトピラノシド/0.6%NP−40;両試薬共にCalbiochem製)を各ウェルに添加し、室温で2時間インキュベートした。インキュベーション後、SpectraMax M2プレートリーダー(Molecular Devices)上、570nMで吸収を測定した。化合物を有するウェル内の測定した吸光度値をプレートDMSO対照の平均吸光度値で割り、上記のような化合物のEC50値の計算用に用いた。
細胞内クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)無鞭毛型に対する化合物の効力を判定するため、3%熱不活化ウシ胎仔血清及び100IUのペニシリン/100μg/mlのストレプトマイシンを含有するNIH3T3細胞をフェノールレッドフリーのRPMI−1640培地に再懸濁し、白色の透明底384ウェルプレート(Greiner Bio−One)内での1,000細胞/ウェル(40μl)で播種し、37℃/5%CO2で一晩インキュベートした。翌日、DMSO中、100nlの各化合物を各プレートウェルにEcho555 acoustic liquid handlingシステムにより移した。1時間のインキュベーション後、3%熱不活化ウシ胎仔血清及び100IUのペニシリン/100μg/mlのストレプトマイシンを添加した10μlのフェノールレッドフリーのRPMI−1640培地中の1×106個の組織培養由来クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)錐鞭毛虫を各ウェルに添加した。次に、プレートを37℃/5%CO2で6日間インキュベートした。細胞内クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)寄生虫を、寄生虫で発現されたβ−ガラクトシダーゼの活性を測定することにより定量化した。10μLの発色β−ガラクトシダーゼ基質溶液(PBS中、0.6mMのクロロフェノールレッド−β−D−ガラクトピラノシド/0.6%NP−40;両試薬共にCalbiochem製)を各ウェルに添加し、室温で2時間インキュベートした。インキュベーション後、SpectraMax M2プレートリーダー(Molecular Devices)上、570nMで吸収を測定した。化合物を有するウェル内の測定した吸光度値をプレートDMSO対照の平均吸光度値で割り、上記のような化合物のEC50値の計算用に用いた。
ドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)無菌無鞭毛型の増殖阻害についてのアッセイ
ドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)無菌無鞭毛型寄生虫を、RPMI1640、4mMのL−グルタミン、20%熱不活化FBS、100単位/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシン、23μMの葉酸、100μMのアデノシン、22mMのD−グルコース、25mMのMESからなる培地中、37℃、5%CO2で成長させる。培地のpHを、HClを用いて37℃で5.5に調節する。20μLの培地をまず384ウェルプレートに分注し、DMSO中、100nLの発明化合物をプレートウェルに添加する。同時に、対照化合物及びDMSOをプレートに添加し、各々陽性及び陰性対照として役立てる。次に、40μLの寄生虫培養物(9600の寄生虫)をプレートウェルに添加する。次に、プレートをインキュベーターに入れる。2日のインキュベーション後、20μLのCell TiterGlo(Promega)をプレートウェルに添加する。Envisionリーダー(Perkin Elmer)を用いて、各ウェルの発光シグナルを測定する。化合物の各々について、50%の阻害百分率であるEC50を計算する。
ドノバンリーシュマニア(Leishmania donovani)無菌無鞭毛型寄生虫を、RPMI1640、4mMのL−グルタミン、20%熱不活化FBS、100単位/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシン、23μMの葉酸、100μMのアデノシン、22mMのD−グルコース、25mMのMESからなる培地中、37℃、5%CO2で成長させる。培地のpHを、HClを用いて37℃で5.5に調節する。20μLの培地をまず384ウェルプレートに分注し、DMSO中、100nLの発明化合物をプレートウェルに添加する。同時に、対照化合物及びDMSOをプレートに添加し、各々陽性及び陰性対照として役立てる。次に、40μLの寄生虫培養物(9600の寄生虫)をプレートウェルに添加する。次に、プレートをインキュベーターに入れる。2日のインキュベーション後、20μLのCell TiterGlo(Promega)をプレートウェルに添加する。Envisionリーダー(Perkin Elmer)を用いて、各ウェルの発光シグナルを測定する。化合物の各々について、50%の阻害百分率であるEC50を計算する。
本発明の化合物は、25μM以下、典型的には1μm未満のEC50を有し、化合物の約半分が、0.1μM未満のEC50を有する。本発明の選択化合物は、ドノバンリーシュマニア(L.donovani)の増殖を有意に遅延させ得る。インビトロでのドノバンリーシュマニア(L.donovani)無菌無鞭毛型に対する本発明の化合物の阻害有効性を表Iに提示する。
以下に開示する例示実施例は、上記の増殖阻害アッセイにおいて試験し、ブルーストリパノソーマ(T.b.brucei)(T.b.b)、ガンビアトリパノソーマ(T.b.gambiense)(T.b.g)、クルーズトリパノソーマ(T.cruzi)(T.c)及びドノバンリーシュマニア(L.donovani)(L.d)に対する抗寄生虫活性を有することが見出された。典型的には、≦5μM(5000nM)のIC50値が認められた。得られたIC50値を下の表1にまとめる:+≧1μM;1μM>++≧0.1μM;0.1μM>+++
したがって、本発明の化合物は、キネトプラスト類の増殖を阻害し、それ故、限定はされないが、ヒトアフリカトリパノソーマ症(typanosomiasis)及びシャーガス病を含む、キネトプラスト類に関連する疾患又は障害の治療において有用であることが見出されている。
本明細書に記載の実施例及び実施形態があくまで例示を目的とし、且つそれらを考慮した様々な修飾又は変更が当業者にとって示唆されることになり、本願の精神及び範囲並びに貼付の特許請求の範囲の中に含まれるべきであることは理解される。本明細書で引用されるすべての出版物、特許、及び特許出願は、ここであらゆる目的で参照により援用される。
Claims (22)
- 式(I):
の化合物又はその薬学的に許容できる塩(式中、
R1、R2及びR4は、独立して、H、ハロゲン又はC1〜C4アルキルであり;
R3は、フェニル、並びに炭素原子とN、NRa、O、及びS(O)pから選択される1〜4のヘテロ原子とを含む5〜6員環ヘテロアリールから独立して選択され;ここで前記フェニル及びヘテロアリールは、0〜4のR3Aで置換され;
各R3Aは、ハロゲン、CN、OH、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6ハロアルコキシ、C(O)−C1〜C4アルキル、及びフェニルから独立して選択され;
各Raは、H及びC1〜C4アルキルから独立して選択され;且つ
各pは、0、1及び2から独立して選択される)。 - R3が、フェニルである、請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容できる塩。
- R3が、Ph、2−F−Ph、3−F−Ph、4−F−Ph、2−Cl−Ph、3−Cl−Ph、4−Cl−Ph、4−Br−Ph、3−CF3−Ph、4−CF3−Ph、2−OMe−Ph、3−OMe−Ph、4−OMe−Ph、2−OCF3−Ph、4−OCF3−Ph、2−CN−Ph、3−CN−Ph、4−CN−Ph、2−C(O)Me−Ph、1,1’−ビフェニル−2−イル、3,4−diF−Ph、3,5−diF−Ph、2−F−4−Cl−Ph、3−F−4−Cl−Ph、2−Cl−4−F−Ph、3−Cl−4−F−Ph、2,4−diCl−Ph、2−CF3−4−F−Ph、2−CF3−5−F−Ph、2−CN−4−F−Ph、2−F−3−CN−Ph、2−F−5−CN−Ph、2−CN−4−F−Ph、2−OMe−4−F−Ph、2−OMe−5−F−Ph、2−Cl−4−OMe−Ph、2−OMe−5−Cl−Ph、2−OMe−4−OMe−Ph、2−OMe−5−OMe−Ph、3−Me−4−CF3−Ph、2−CF3−4−F−Ph、2−CF3−4−OMe−Ph、2−OMe−5−OCF3−Ph、2,4,5−triF−Ph、2−Cl−4,5−diF−Ph、2,6−diCl−Ph、2−CF3−Ph、2−Cl−4−CF3−Ph、2,4−diF−Ph、及び4−エチニル−Phから選択され、ここでPhがフェニルを表す、請求項2に記載の化合物、又はその薬学的に許容できる塩。
- R3が、ピリジニルである、請求項1に記載の化合物、又はその薬学的に許容できる塩。
- R3が、ピリド−4−イル、2−F−ピリド−3−イル、6−F−ピリド−3−イル、2−F−ピリド−4−イル、3−F−ピリド−4−イル、2−Cl−ピリド−3−イル、2−Cl−ピリド−4−イル、2−CF3−ピリド−4−イル、3−Cl−ピリド−4−イル、3−CF3−ピリド−4−イル、2−CF3−ピリド−3−イル、及び4−CF3−ピリド−3−イルから選択される、請求項4に記載の化合物、又はその薬学的に許容できる塩。
- R1、R2又はR3の少なくとも1つがHである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容できる塩。
- R3Aが、−Me、−OH、−F、−Cl、−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2CF3、−OMe、−OCF3及び−O−CH2−CF3から独立して選択される、請求項7〜9のいずれか一項に記載の化合物、又はその薬学的に許容できる塩。
- 1−(2−(5−(2−(ジフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−クロロ−2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−メチル−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(ピロリジン−1−イル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メチルピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−3,6−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−5−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−メトキシ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−シアノ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,6−ジクロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,4−ジクロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−シアノ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2,4,5−トリフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−クロロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−アセチルフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,4−ジメトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−シアノフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(6−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2,5−ジメトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メトキシ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−4−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−エチニルフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(ピリジン−4−イ
ル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−ブロモフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−([1,1’−ビフェニル]−2−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−フルオロピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3,5−ジフルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(2−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−メトキシフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−フェニルイソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−クロロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(4−フルオロフェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−(5−(3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)イソインドリン−2−イル)−2−オキソエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリル;1−(2−オキソ−2−(5−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)イソインドリン−2−イル)エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボニトリルから選択される、請求項1に記載の化合物。 - 請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物の少なくとも1つ又はその薬学的に許容できる塩、及び少なくとも1つの薬学的に許容できる担体、希釈剤又は賦形剤を含む医薬組成物。
- 追加的な治療薬をさらに含む、請求項12に記載の医薬組成物。
- 単独での、又は任意選択的には請求項1〜11のいずれか一項に記載の別の化合物及び/若しくは少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせた、治療における使用のための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
- 単独での、又は任意選択的には請求項1〜11のいずれか一項に記載の別の化合物及び/若しくは少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせた、寄生虫によって引き起こされる疾患の病理及び/又は症候の治療における使用のための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
- 寄生虫によって引き起こされる疾患の病理及び/又は症候を治療するための方法であって、単独での、又は任意選択的には請求項1〜11のいずれか一項に記載の別の化合物及び/若しくは少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせた、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物の少なくとも1つを治療有効量でかかる治療を必要とする患者に投与することを含む方法。
- 寄生虫によって引き起こされる疾患の病理及び/又は症候を治療するための方法であって、第1及び第2の治療薬を治療有効量でそれを必要とする患者に投与することを含み、ここで前記第1の治療薬が請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物であり、且つ前記第2の治療薬が他のタイプの治療薬の1つである、方法。
- 単独での、又は任意選択的には本発明の別の化合物及び/又は少なくとも1つの他のタイプの治療薬と組み合わせた、寄生虫によって引き起こされる疾患の病理及び/又は症候の治療のための薬剤の製造における、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物の使用。
- 治療における同時、分割又は逐次使用のための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物及び追加的な治療薬の組み合わせ製剤。
- 寄生虫によって引き起こされる疾患の病理及び/又は症候の治療における使用のための組み合わせ製剤であって、寄生虫によって引き起こされる疾患の病理及び/又は症候の治療における同時、分割又は逐次使用のための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物及び追加的な治療薬を含む、組み合わせ製剤。
- 前記疾患が、リーシュマニア症、ヒトアフリカトリパノソーマ症及びシャーガス病から選択される、請求項19若しくは20に記載の組み合わせ医薬組成物、請求項17若しくは18に記載の組み合わせ方法、請求項14、15若しくは16に記載の組み合わせ使用、又は請求項12若しくは13に記載の医薬組成物。
- リーシュマニア症治療用の、アンチモン酸メグルミン、スチボグルコネート、アムホテリシン、ミルテホシン及びパロモマイシン;ヒトアフリカトリパノソーマ症治療用の、ペンタミジン、スラミン、メラルソプロール、エフロルニチン、フェキシニダゾール及びSCYX−7158;並びにシャーガス病治療用の、ベンズニダゾール、ニフルチモックス及びアムホテリシンbから選択される、請求項19若しくは20に記載の組み合わせ医薬組成物、請求項17若しくは18に記載の組み合わせ方法、請求項14、15若しくは16に記載の組み合わせ使用、又は請求項12若しくは13に記載の医薬組成物において用いられる追加的な治療薬。
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