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JP2021528169A - 生物学的情報を取得するための装置及び方法 - Google Patents

生物学的情報を取得するための装置及び方法 Download PDF

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JP2021528169A
JP2021528169A JP2020571471A JP2020571471A JP2021528169A JP 2021528169 A JP2021528169 A JP 2021528169A JP 2020571471 A JP2020571471 A JP 2020571471A JP 2020571471 A JP2020571471 A JP 2020571471A JP 2021528169 A JP2021528169 A JP 2021528169A
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Abstract

生物学的情報を取得するための装置及び方法が提供される。生物学的情報を取得するための方法は、非接触方式で画像化された被検体の動脈部分の第1の画像を取得するステップと;第1の画像に基づいて、動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波を検出するステップと;検出した個々の脈波同士の間のシフト量を計算するステップと;シフト量を用いて、生物学的情報として、被検体の動脈流に関する指標情報を計算するステップと;を含む。

Description

本開示は、イメージングフォトプレチスモグラフィ(iPPG)によって心臓血管系に関する生理学的パラメータを取得するための装置及び方法に関する。
被検体を画像化することによって被検体の画像を取得し、この画像から脈波伝播速度(pulse wavelength velocity)を計算する装置が知られている。例えば、被検体の顔を画像化し、顔画像内の2つの異なるターゲット領域を特定し、且つ両方の領域の脈波のシフト量から脈波伝播速度を計算する装置が公に知られている。
上記の状況下で、生物学的情報を取得するための装置及び方法を説明する本開示の実施形態によって、技術的利点が提供される。
一実施形態の第1の態様は、以下の方法を提供する。
生物学的情報を取得するための方法であって、この方法は、
非接触方式で画像化された被検体の動脈部分の第1の画像を取得するステップと、
第1の画像に基づいて、動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波を検出するステップと、
検出した個々の脈波同士の間のシフト量を計算するステップと、
シフト量を用いて、生物学的情報として、被検体の動脈流に関する指標情報を計算するステップと、を含む。
第1の態様によれば、信頼性の高い指標情報が提供される。
実施形態の第1の態様は、
動脈部分の深度情報を含む第2の画像を取得するステップと、
第2の画像に含まれる深度情報に基づいて、シフト量に関連する動脈部分同士の間の距離を計算するステップと、をさらに含み、
指標情報を計算するステップは、動脈部分同士の間の計算した距離及びシフト量を用いて指標情報を計算するステップを含む。
この第1の態様によれば、指標情報を計算するために、動脈部分までの距離が取得される。
実施形態の第2の態様は、以下の装置を提供する。
生物学的情報を取得するための装置であって、この装置は、
非接触方式で画像化された被検体の動脈部分の第1の画像を取得するための第1の取得ユニットと、
第1の画像に基づいて、動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波を検出するための検出ユニットと、
検出した個々の脈波同士の間のシフト量を計算するためのシフト量計算ユニットと、
シフト量を用いて、生物学的情報として、被検体の動脈流に関する指標情報を計算するための指標情報計算ユニットと、を含む。
第2の態様によれば、信頼性の高い指標情報が提供される。
実施形態の第2の態様は、
動脈部分の深度情報を含む第2の画像を取得するための第2の取得ユニットと、
第2の画像に含まれる深度情報に基づいて、シフト量に関連する動脈部分同士の間の距離を計算するための計算ユニットと、をさらに含み、
指標情報計算ユニットは、動脈部分同士の間の計算した距離及びシフト量を用いて指標情報を計算するように構成される。
この第2の態様によれば、指標情報を計算するために、動脈部分までの距離が取得される。
実施形態の第3の態様は、以下の装置を提供する。
装置であって、この装置は、
第2の態様の装置と、
第1の画像を画像化するように構成された近赤外線カメラと、
指標情報を取得し、複数の動脈部分の深度情報を取得するために使用される深度センサと、を含む。
第3の態様によれば、信頼性の高い指標情報が提供される。
実施形態の第4の態様は、コンピュータが実施形態による方法の第1の態様を実行するのを可能にするためのプログラムを記録するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第4の態様によれば、信頼性の高い指標情報が提供される。
実施形態の第5の態様は、コンピュータが実施形態による方法の第1の態様を実行するのを可能にするためのコンピュータプログラムを提供する。
第5の態様によれば、信頼性の高い指標情報が提供される。
実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、本実施形態を説明するために必要な添付の図面について簡単に説明する。明らかに、以下の説明の添付図面は、可能な実施形態のほんの一部を示しており、当業者は、創造的な努力なしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出し得る。
一実施形態による装置の構成の一例を示す概略図である。 一実施形態による、近赤外(NIR)光源からの光が装置内の被検体で反射される場合の態様を説明するための図である。 一実施形態による、装置内のNIR画像及び深度画像を取得するための態様を説明するための図である。 照射光の波長とその透過深度との間の関係を説明するための図である。 一実施形態に係る装置により実施される、指標情報計算プロセスの概要を説明するための図である。 一実施形態による、装置内の2つの関心領域(ROI)の間の距離を説明するための図である。 一実施形態による、装置内の画素サイズを説明するための図である。 図6Aの画素サイズの一例を示す図である。 一実施形態に係る装置の機能構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る装置における全体的な指標情報計算プロセスの一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る装置内の検出ターゲットとしての動脈部分同士の間の距離を算出するために実行されるプロセスの一例を示すフローチャートである。 図9のステップS22の計算プロセスを示すフローチャートである。 図10のステップS221の分離プロセスを説明するための図である。 動脈部分同士の間の距離を計算するために動脈部分の位置を推定する態様を説明するための図である。 橈骨動脈を検出する場合の検出範囲を示す図である。
以下では、本開示の実施形態の添付図面を参照して、本開示の実施形態の技術的解決策について明確に説明する。明らかに、説明する実施形態は、本開示の実施形態の全てではなく、ほんの一部である。創造的な努力なしに本開示の実施形態に基づいて当業者によって取得され得る他の全ての実施形態は、本開示の実施形態の保護範囲内に含まれるものとすることに留意されたい。
実施形態の装置10は、非接触方式で画像化される被検体のビデオ画像から被検体の生物学的情報(すなわち、心臓血管系に関する生理学的パラメータ)を取得するように構成される。
[装置10の構成]
図1は、一実施形態による装置10のハードウェア構成の一例を示す概略図である。
図1に示されるように、装置10は、処理ユニット11、ROM(読取り専用メモリ)12、RAM(ランダムアクセスメモリ)13、表示装置14、入力装置15、及びToF(飛行時間)カメラ20を含む。ToFカメラ20は、近赤外線(NIR)センサ30、NIR光源31、及び深度センサ40を含む。この実施形態では、装置10は、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ、ロボット、測定機器、又はゲーム機等である。
処理ユニット11は、バスによって個々の構成要素に接続されて、制御信号及びデータを転送する。処理ユニット11は、装置10の一般的な動作を実施するための様々な種類のプログラムを実行し、算術演算及びタイミング制御等を実行する。前述したプログラムは、DVD(デジタル多用途ディスク)−ROM(読取り専用メモリ)、又はCD(コンパクトディスク)−ROM(読取り専用メモリ)等のコンピュータ可読記憶媒体に記憶させることができる。
装置10全体の動作を制御するために必要なオペレーティングシステム用のプログラム及び様々な種類のデータは、ROM12に格納される。
RAM13には、データ及びプログラムを一時的に記憶するための記憶領域が設けられており、ここに、装置10の動作に必要なプログラム及びデータ並びに他のデータが記憶される。
表示装置14は、例えば、液晶ディスプレイ又はEL(エレクトロルミネセンス)ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイであり得る。入力装置15は、操作ボタン、タッチパネル、入力ペン、及びセンサ等を含む。
ToFカメラ20に取り付けられたNIRカメラ30は、NIR光源31からの光が被検体で反射された光を受け取る。こうして、後述する近赤外(NIR)画像(第1の画像)d10を取得することができる。
深度センサ40はまた、NIR光源31からの光が被検体で反射された光を受け取る。こうして、ToFカメラ20では、被検体までの距離が、NIRカメラ30からの照射光が深度センサ40に戻る時間及び光速(3×10m/s)から画素毎に計算される。従って、被検体までの距離を表す深度情報を画素毎に含む、後述する深度画像(第2の画像)d20が取得される。NIR画像d10と深度画像d20とは両方とも、非接触方式で取得するように設計され構造化される。
図2Aは、NIR光源31からの光が被検体100で反射される場合の態様を示す。図2Aに示される例では、NIR光源31からの光が被検体100に放射され、次に、NIRカメラ30と深度センサ40とは両方とも、被検体100で反射された光を受け取る。従って、NIRカメラ30及び深度センサ40は、NIR画像d10及び深度画像d20をそれぞれ取得する。
図2Bは、NIR画像d10及び深度画像d20を取得するための態様を示す。図2Bに示される例では、NIR画像d10及び深度画像d20は、同じ撮像点Pから取得した同じ画角の画像である。この場合に、撮像点Pは、NIRカメラ30と深度センサ40との両方の撮像点である。
画像d10、d20は、フレームフォーマットで同時に処理ユニット11に定期的に出力される。このような同期タイミングには、例えば、NIR光源31から被検体100にパルス光が放射されるタイミングが含まれる。NIR画像d10及び深度画像d20の取得により、後述する脈波伝播速度(PWV)を取得するプロセスを実行することが可能になる。
なお、ToFカメラ20は、装置10に外部から取り付けることができることに留意されたい。さらに、装置10は、ハードディスク又は光ディスク等の外部記憶装置を用いて、ROM12、又はRAM13等と同じ機能を実現するように構成することができる。
ToFカメラ20は、NIR画像d10及び深度画像d20を取得できる限り、他の代替スキームによって実施してもよい。例えば、ステレオカメラで深度を測定する場合に、ステレオカメラに含まれるカメラがNIR画像を取得することがある。深度カメラで深度を測定する場合に、深度カメラで取得した画像をNIR画像d10として扱うことができる。
[指標情報計算プロセスの概要]
次に、装置10によって実施される、血流に関連する指標を示す情報としてPWVを計算するプロセスの概要を、図1〜図6Bを参照して説明する。図3は、照射光の波長とその透過深度との間の関係を説明するための図である。図4は、測定の概要を説明するための図である。図5は、2つの関心領域(ROI)の間の距離を説明するための図である。図6Aは、画素サイズを説明するための図である。図6Bは、図6Aに示される1つの画素gのサイズを例示する図である。
図3に示されるように、体表面から深部までの光の透過距離は、光の波長d1〜d8(約800nm〜400nmの波長)によって変化する。波長が長くなると、光の深部までの透過距離が長くなる。d1〜d8は、赤紫色の波長から紫色の波長までの波長範囲を示す。
この装置10は、波長d1〜d8のうち、深部までの最長距離を有する波長d1の赤紫色の波長範囲を有する近赤外光を使用する。波長d1は、例えば、約750nm〜800nmであるが、検出される人体の深部を含むNIR画像d10を取得することができれば、この波長に限定されない。
図3に示される例では、波長d1の近赤外光は、検出ターゲットとして、人体の深部(皮膚から3.0mm以上の深さ)に位置する動脈に透過的に到達する。その結果、装置10は、動脈で反射された赤外光を用いて、動脈を流れる血流(動脈流)の変化に応じた輝度を表す、後述するNIR画像d10を生成し、NIR画像d10の評価結果に基づいて、被検者又は被検体100の動脈流に関する指標情報d40を計算する。
波長d1は、動脈での反射を可能にするだけでよく、赤紫色を表す前述した近赤外光の波長以外の波長が利用可能であり得る。
実施形態の装置10によって処理される指標情報d40は、例えば、脈波伝播速度(PWV)であるが、これに限定されない。PWVは、動脈硬化の進行率の指標として使用される。例えば、PWVの値が大きいほど、心筋梗塞が発生する可能性が高くなる。
実施形態の装置10が、上記のようにその波長の光透過深度が大きい近赤外光を使用しているため、毛細血管内の血流からではなく、動脈血管内の血流の変化に応じて被検者の指標情報d40を取得することができる。この指標情報d40は、動脈血管を流れる血流の変化の反映に相当し、指標情報d40の信頼性を高める。
図4に示されるように、この装置10は、同じ視点で撮像したNIR画像d10及び深度画像d20(図2B)を、ToFカメラ20から処理ユニット11に同期して出力する。
図4では、例えば、ToFカメラ20の深度センサ40は、NIR光源31から放射され、後に被検体100で反射された光を取得し、それにより、被検体100の深度画像d20を提供する。さらに、NIRカメラ30が、深度センサ40による深度画像d20の取得期間中に被検体100を撮像するので、被検体100のNIR画像d10が取得される。例えば、図4に示されるように、NIR画像d10は、被検者の頸部領域を含む画像であり、この画像(フレーム画像)は、ToFカメラ20から順番に取得される。
NIR画像d10を取得した処理ユニット11は、検出ターゲットとして、処理されるNIR画像d10に含まれる被検者の頸部に位置する動脈部分に2つの関心領域(ROI)1及び2を設定する。図4の例では、ROI 1は心臓から遠い動脈部分を含み、ROI 2は心臓に近い動脈部分を含む。この場合に、動脈部分は、例えば、橈骨動脈の一部である。従って、頸動脈内の動脈流の変化を反映した指標情報が取得され、指標情報の可用性が向上する。
ROI 1及び2を設定する1つの方法は、それら(心臓から遠い動脈部分と心臓に近い動脈部分と)の間の予め設定した間隔でROI 1及び2を設定することができるが、これに限定されないことに留意されたい。例えば、動脈部分の形状又は位置を装置10において事前に登録することができる。こうして、処理ユニット11は、動脈部分を特定した後に、登録された情報からROI 1及び2を設定することができる。
さらに、処理ユニット11は、NIR画像d10に含まれる2つのROI 1及び2内の動脈部分を流れる動脈流に応じて変化する時系列信号f(t)及びg(t)を検出する。この場合に、時系列信号f(t)及びg(t)は、フォトプレチスモグラフィ(PPG)をNIR画像d10から取得するように抽出される。時系列信号f(t)及びg(t)において、横方向は時間tを表し、縦方向は対応するROI内の全ての画素の輝度の平均値を表す。
前述した時系列信号f(t)及びg(t)は、N×アップサンプリング(例えば、N=8)を受け得る。この場合に、時系列信号f(t)及びg(t)の値を表すサンプル数が増大する。こうして、時系列信号f(t)及びg(t)の値をより正確に与えることができる。
相互相関関数111は、2つの時系列信号の畳み込みを計算するための関数である。2つの時系列信号の相関度を示すコヒーレンスは、時系列信号の位相を変化させることによって計算される。次に、時系列信号の位相偏差と時系列信号の周期性の類似性とを結果から評価する。2つの同一の時系列信号が相互相関関数111に入力されると、次に相互相関関数は自己相関関数と同等になり、最大値を示す。この実施形態では、処理ユニット11は、相互相関関数111の値が、位相遅延(位相オフセット)d30として最大値を示すときの時系列信号g(t)の位相遅延のサンプル数を示す「m」の値を次のステージに出力する。
相互相関関数111は、例えば、以下の式(1)で表すことができる。
Figure 2021528169
式(1)において、nは、時系列信号f(t)及びg(t)の長さ(例えば、2サイクル)を表し、mは、時系列信号g(t)の位相遅延のサンプル数を表す。
さらに、図4では、処理ユニット11は、計算プロセス112を介して、深度画像d20から2つのROI 1と2との間の距離を取得する。図5では、例えば、ROI 1の中心FとROI 2の中心Gとの間の距離Lは、2つのROI 1と2との間の距離として設定される。ROI 1及び2は、NIR画像d10に示されているものと同じである。
距離Lは、図5に例示された値とは異なる値に設定され得る。例えば、2つのROI 1と2との間の最大距離又は最小距離、或いは2つのROI 1と2の間の予め設定された画素数の距離を距離Lとして使用できる。
この実施形態では、2つのROI 1と2との間の距離Lは、検出ターゲットとしての動脈部分同士の間の距離として設定される。
図4では、視野(FOV)及び解像度が、処理ユニット11の設定ユニット113に設定される。さらに、処理ユニット11は、深度画像d20の各画素のスケールを、取得プロセス114を介して取得する。深度センサ40の撮像点Pからの水平視野がhで垂直視野がvの深度画像(幅600画素、高さ360画素の画像)d20が、図6Aに示されるように取得された場合に、例えば、画素(図6Aに示される「g」)あたりのサイズ(Lh、Lv)(図6B)は、次の式(2)で表される。
Lh=2・d・tan(h/2)/600
Lv=2・d・tan(v/2)/360 (2)
式(2)において、dは、撮像点Pから深度画像d20までの距離を表す。対応するROIまでの平均距離(ROI内の全ての画素の間の平均距離)が、実施形態の装置10における距離dの一例として使用されるが、後述するように、距離は異なる値をとることができる。式(2)は、画素あたりのサイズの例を示しているに過ぎず、変更される可能性があることを理解されたい。サイズの値Lh及びLvは、解像度の値に応じて表示され得る。
処理ユニット11は、式(2)に示される画素サイズ(Lh、Lv)から、ROI 1と2との間の距離L(図5)の値を取得する。例えば、10個の画素の垂直方向の距離Lが示される場合に、「L」の値はLv×10で与えられる。
さらに、図4では、処理ユニット11は、被検体の動脈流に関連する指標情報d40としてPWVを計算して出力する。指標情報d40としてのPWVは、例えば、以下の式(3)により取得される。
PWV=L/D (3)
式(3)において、Lは、ROI 1と2との間の距離(図5)を表し、Dは、前述した位相遅延d30の時間を示す。この場合に、dはm/(r×N)によって与えられ、ここで、mは、位相遅延d30によって示される時系列信号g(t)の位相遅延のサンプル数を表し、rは、NIRカメラ30のフレームレートを表し、Nは、アップサンプリング数を表す。
上で説明したように、実施形態の装置10は、NIR画像d10及び深度画像d20から指標情報d40を取得する。
[装置10の機能構成]
図7は、図1に示されるハードウェア構成で実現された装置10の機能構成の一例を示す図である。次に、図7を参照して装置10の機能構成を説明する。図7に示されるように、装置10は、第1の取得ユニット101、検出ユニット102、シフト量計算ユニット103、第2の取得ユニット104、計算ユニット105、指標情報計算ユニット106、及び出力ユニット107を含む。
これらの構成要素は、図1に示される処理ユニット11によって実装され、以下のように構成される。
第1の取得ユニット101は、非接触方式で被検体の動脈部分を画像化することによって取得したNIR画像d10を取得する。
検出ユニット102は、NIR画像d10に基づいて、動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波(図4の時系列信号f(t)及びg(t))を検出する。
シフト量計算ユニット103は、検出ユニット102によって検出した個々の脈波同士の間のシフト量(図4の位相遅延d30)を計算する。
第2の取得ユニット104は、動脈部分の深度情報を含む深度画像d20を取得する。
計算ユニット105は、深度画像d20に含まれる深度情報に基づいて、シフト量計算ユニット103によって計算されたシフト量に関連する動脈部分同士の間の距離(図5のROI 1と2の間の距離L)を計算する。
指標情報計算ユニット106は、シフト量を用いて、生物学的情報として、被検体の動脈流に関する指標情報(PWV)を計算する。さらに、指標情報計算ユニット106は、計算ユニット105により計算された動脈部分同士の間の距離及びシフト量を用いて指標情報d40を計算することができる。
出力ユニット107は、指標情報d40を出力する。
図7に示される個々のユニット101〜107の構成要素は、ASIC(特定用途向け集積回路)又はFGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等によって実現され得る。これらの構成要素は、必要に応じて、装置10の動作の以下の説明において参照される。
[装置10の動作]
以下では、図1〜図8を参照して、装置10の一般的な処理を説明する。この実施形態の処理ユニット11は、プログラムに従って、後述する様々な処理を実行することができる。
図8は、指標情報d40を計算する一般的なプロセスの一例を示すフローチャートである。
図8では、被検体100がToFカメラ20のNIRカメラ30によって画像化されると、処理ユニット11は、被検体100のNIR画像d10を取得する(ステップS11)。図4では、例えば、被検体の頸部の範囲を含むNIR画像d10が取得される。
このステップでは、処理ユニット11は、第1の取得ユニット101として実施される。
処理ユニット11は、NIR画像d10に基づいて、被検体の動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波を検出する(ステップS12)。検出した脈波は、図4に例示されるように時系列信号f(t)及びg(t)として示される。例えば、図4は、時間の経過に伴うROI 1に位置する動脈部分を流れる動脈流の変化が時系列信号f(t)によって表される例を示す。図4は、時間の経過に伴うROI 2に位置する動脈部分を流れる動脈流の変化が時系列信号g(t)によって表される例も示す。ROI 1及び2は、NIR画像d10における検出ターゲットとして動脈部分の位置に対応して設定される。
ステップS12において、処理ユニット11は、時系列信号f(t)及びg(t)をアップサンプリングすることによって検出を行うことができる。例えば、8×アップサンプリングの場合に、時系列信号f(t)及びg(t)のサンプルは、t=0〜1の間隔に亘って、t=0.125、0.25、0.375、0.625、0.75、及び0.875のタイミングで補間される。こうして、時系列信号f(t)及びg(t)がより正確に示される。
このステップでは、処理ユニット11は、検出ユニット102として実施される。
次に、処理ユニット11は、前述した脈波同士の間の位相遅延d30を計算する(ステップS13)。図4の例では、2つの時系列信号f(t)及びg(t)を参照して、処理ユニット11は、式(1)に示される相互相関関数111の値が、時系列信号g(t)の位相をシフトすることによって最大になることを示すかどうかを判定する。相互相関関数111の値が最大値を示すと判定されたときに、処理ユニット11は、時系列信号g(t)の位相遅延d30を計算する(例えば、「m」の値は、相互相関関数111の値が最大値を示すときの時系列信号g(t)の位相遅延のサンプル数を示す)。
このステップでは、処理ユニット11は、シフト量計算ユニット103として実施される。
処理ユニット11は、位相遅延d30を用いて、生物学的情報として、被検体の動脈部分の指標情報d40(図8のPWV)を計算する(ステップS14)。さらに、処理ユニット11は、指標情報d40を出力する(ステップS15)。従って、指標情報d40は視覚的に提供され得る。
ステップS14において、処理ユニット11は、指標情報計算ユニット106として実施される。さらに、ステップS15において、処理ユニット11は、出力ユニット107として実施される。
ステップS14において、指標情報d40としてのPWVは、前述した式(3)で表されるPWV=L/Dから取得される(ここで、Lは、ROI 1と2との間の距離であり、Dは、ステップS13の計算による位相遅延d30に対応する時間である)。式(3)の「L」の値を取得するプロセスを図9のフローチャートに示す。
上述した「L」の値は、入力装置15を介して入力することができる。この場合でも、式(3)から指標情報d40を取得することもできる。
図9は、式(3)において距離Lを計算するプロセスの一例を示すフローチャートである。
図9では、処理ユニット11は、ToFカメラ20から、NIR画像d10と同期した、NIR画像d10と同じ視点を有する深度画像d20を取得する(ステップS21)。この例では、深度画像d20は、画素毎に被検体までの距離を表す深度情報を含む。
このステップでは、処理ユニット11は、第2の取得ユニット104として実施される。
次に、処理ユニット11は、深度画像d20に基づいて、検出ターゲットとしての動脈部分までの距離を計算する(ステップS22)。このプロセスは、後で説明する図10のフローチャートに詳細に示される。
また、処理ユニット11は、ステップS22の計算結果から、動脈部分同士の間の距離を計算する(ステップS23)。図5では、例えば、ROI 1の中心FとROI 2の中心Gとの間の距離Lは、ステップS23における動脈部分同士の間の距離として計算される。
ステップS22及びS23において、処理ユニット11は、計算ユニット105として実施される。
以下では、図10及び図11を参照して、ステップS22の計算プロセスの例を説明する。図10は、図9のステップS22の計算プロセスを示すフローチャートである。図11は、図10のステップS221の分離プロセスを説明するための図である。
図10では、処理ユニット11は、図9のステップS21で取得した深度画像d20から前景及び背景を分離する(ステップS221)。図11では、前景G1及び背景G2は、例えば、ターゲットとして深度画像d20に含まれる深度情報の値(撮像点Pからターゲットまでの距離)が閾値以上であるかどうかを判定することによって実行されるフィルタによって区別される。次に、閾値以上の値を有する画素領域が、撮像点Pから遠く離れた背景G3として除去される。
図11では、エッジG2が、アクティブな動きの一部を表し、前景G1から排除される。エッジ検出の例には、例えば、勾配を計算する閾値処理が含まれる。
この実施形態では、図4に示されるROI 1及び2は、ステップS221の分離プロセスによって前景として指定される。
次に、図10では、処理ユニット11は、ターゲットとして、ROI 1及び2(図4)の深度情報によって示される距離を含むヒストグラム(画素の特徴量)を作成する(ステップS222)。次に、処理ユニット11は、ステップS222で作成したヒストグラムに基づいて、各ROI 1及び2までの距離として、各ROI 1及び2の全画素の距離(深度情報で示される距離)の平均値を計算する(ステップS223)。この場合に、例えば、作成したヒストグラムの分布において、ターゲット画素の値が他の値と閾値以上の差がある場合に、処理ユニット11は、その値を不適合値として排除してから、平均値を計算する。
この実施形態では、ステップS223で計算した平均値は、撮像点Pから各ROIの動脈部分までの距離d(図6)として設定される。その結果、画素毎のサイズ(Lh、Lv)は式(2)から取得される。さらに、動脈部分同士の間の距離は、図9のステップS23で計算される。すなわち、動脈部分同士の間の距離としての2つのROI 1と2との間の距離L(図5)は、式(2)から取得した画素サイズ(Lh、Lv)から計算される。図5では、例えば、10個の画素の垂直方向の距離Lが示される場合に、例えば、「L」の値は、Lv×10によって与えられる。
その結果、処理ユニット11は、図9のステップS23で計算した「L」の値を、図8のステップS14の式(3)に示されるPWV=L/Dに代入して、指標情報d40としてのPWVの値を計算する。
図8のステップS14において、処理ユニット11は、予め設定したサイクル(例えば、5サイクル、10サイクル等)の時系列信号f(t)及びg(t)について、式(3)に示されるPWVを計算することができる。この場合に、例えば、PWVの平均値、最大値、又は最小値を指標情報d40として使用することもできる。従って、あるタイミングで時系列信号f(t)及びg(t)からPWVを正しく計算できない場合であっても、前述したサイクルの時系列信号f(t)及びg(t)から取得したPWVの平均値等を用いて適切な指標情報d40が得られる。
実施形態によれば、上記のように、撮像点Pから各ROI内の動脈部分までの距離は、深度画像d20、及びROI 1同士の間の実際の距離L等に基づいて取得され、検出ターゲットのwは、この距離dに基づいて計算される。このようにして、直接観察できない皮膚下の動脈部分までの距離dは、検出ターゲットとしての動脈部分の画像に基づいて、時系列信号f(t)及びg(t)を取得するときに取得される。従って、検出した脈波の時系列信号は、実際の脈波を適切に反映することができる。皮膚表面の色の変化に基づいて脈波の時系列信号を取得する関連技術によれば、皮膚表面近くの毛細血管の脈波が測定される。こうして、PWV等の指標を正確に取得することはできない。対照的に、動脈の脈波を取得することにより血流に関する指標を正確に取得する本実施形態は、上記の方法で距離dを取得することにより、動脈部分を確実に特定することができる。
被検体の毛細血管を流れる血流の変化を反映する情報とは異なり、指標情報d40は、動脈血管を流れる血流の変化を反映するように計算される。これにより、指標情報の信頼性を高めることができる。
さらに、動脈部分同士の間の距離(図5のROI 1と2との間の距離L)は、深度画像d20から取得され、こうして距離Lを入力する操作の必要性を排除する。これは、入力値のエラーを排除する。こうして、正しい指標情報d40を取得することができる。
さらに、同じ視野のNIR画像d10及び深度画像d20は、互いに同期してToFカメラ20から処理ユニット11に出力される。こうして、処理ユニット11は、図9のステップS21〜S23を介して、互いに同期して指標情報d40を取得することができる。
2つのROI 1と2との間の距離L(図5)を、例として動脈部分同士の間の距離として説明しているが、距離は、必要に応じて変更され得る。例えば、図12は、動脈部分71が図4に示されるROI 1及び2に位置している場合に、動脈部分71の位置が推定されて、推定の結果に従って動脈部分71同士の間の距離を計算するという態様を例示している。図12では、処理ユニット11は、被検体の頸部の周りの動脈部分までの距離パターンを事前に登録し、深度画像d20に含まれる深度情報を登録した距離情報パターンと比較して、動脈部分71の位置を推定する。次に、処理ユニット11は、動脈部分71の推定位置に沿った動脈部分71の全長を距離L1として計算する。その結果、動脈部分71同士の間のより正確な距離L1を取得でき、より正確な指標情報d40を計算することができる。例えば、動脈部分の位置を推定するプロセスとして、動脈部分の形状を事前にパターン化することができ、そのパターンから、深度画像d20に含まれる動脈部分の位置を推定することができる。
検出ターゲットとしての前述した動脈部分は、図4に示される被検体100の部分に限定されない。例えば、図13は、被検体の腕範囲81内の橈骨動脈が、検出ターゲットである場合を例示する。この場合でも、腕の橈骨動脈の血流の変化を反映した指標情報d40が取得される。
装置関連の実施形態及び方法関連の実施形態は、同じ概念に基づいているので、装置関連の実施形態によってもたらされる技術的利点も、方法関連の実施形態によってもたらされるものと同じである。特定の原理については、装置の実施形態の前述した説明を参照すべきであり、その詳細はここでは繰り返さない。
前述した実施形態及び本発明の特許請求の範囲内で行われる同等の修正例を実施するプロセスの全部又は一部もまた、本発明の範囲内にあることが当業者によって理解されるであろう。

Claims (23)

  1. 生物学的情報を取得するための方法であって、当該方法は、
    非接触方式で画像化された被検体の動脈部分の第1の画像を取得するステップと、
    該第1の画像に基づいて、前記動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波を検出するステップと、
    前記検出した個々の脈波同士の間のシフト量を計算するステップと、
    該シフト量を用いて、前記生物学的情報として、前記被検体の動脈流に関する指標情報を計算するステップと、を含む、
    方法。
  2. 前記動脈部分の深度情報を含む第2の画像を取得するステップと、
    該第2の画像に含まれる前記深度情報に基づいて、前記シフト量に関連する動脈部分同士の間の距離を計算するステップと、をさらに含み、
    前記指標情報を計算するステップは、前記計算した動脈部分同士の間の距離及び前記シフト量を用いて前記指標情報を計算する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記動脈部分同士の間の前記距離を計算するステップは、
    前記第2の画像から前景及び背景を分離するステップと、
    前記前景の前記画像内の画素の特徴量に基づいて、検出ターゲットとしての前記動脈部分までの距離を計算するステップと、
    該計算した距離を用いて前記動脈部分同士の間の前記距離を計算するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記動脈部分同士の間の前記距離を計算するステップは、
    前記深度情報に基づいて、前記動脈部分が位置する位置を推定するステップと、
    該推定の結果を用いて、前記動脈部分同士の間の前記距離を計算するステップと、を含む、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記脈波を検出するステップは、前記第1の画像に含まれる前記動脈部分が位置する前記位置に対応する時系列信号をアップサンプリングすることによって前記脈波を検出するステップを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記指標情報を出力するステップをさらに含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記指標情報は脈波伝播速度(PWV)である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記動脈部分は頸動脈の一部である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の画像は、近赤外線カメラを用いて取得される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第2の画像は、深度センサを用いて取得される、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  11. 生物学的情報を取得するための装置であって、当該装置は、
    非接触方式で画像化された被検体の動脈部分の第1の画像を取得するための第1の取得ユニットと、
    前記第1の画像に基づいて、前記動脈部分の複数の位置に対応する個々の脈波を検出するための検出ユニットと、
    前記検出した個々の脈波同士の間のシフト量を計算するためのシフト量計算ユニットと、
    前記シフト量を用いて、前記生物学的情報として、前記被検体の動脈流に関する指標情報を計算するための指標情報計算ユニットと、を含む、
    装置。
  12. 前記動脈部分の深度情報を含む第2の画像を取得するための第2の取得ユニットと、
    前記第2の画像に含まれる前記深度情報に基づいて、前記シフト量に関連する動脈部分同士の間の距離を計算するための計算ユニットと、をさらに含み、
    前記指標情報計算ユニットは、前記計算した動脈部分同士の間の距離及び前記シフト量を用いて前記指標情報を計算するように構成される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記計算ユニットは、前記第2の画像から前景及び背景を分離し、前記前景の前記画像内の画素の特徴量に基づいて、検出ターゲットとしての前記動脈部分までの距離を計算し、該計算した距離を用いて前記動脈部分同士の間の前記距離を計算するように構成される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記計算ユニットは、前記深度情報に基づいて、検出ターゲットとしての前記動脈部分が位置する位置を推定し、該推定の結果を用いて、前記動脈部分同士の間の前記距離を計算するように構成される、請求項12又は13に記載の装置。
  15. 前記検出ユニットは、前記第1の画像に含まれる前記動脈部分が位置する前記位置に対応する時系列信号をアップサンプリングすることによって前記脈波を検出するように構成される、請求項11乃至14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記指標情報を出力するための出力ユニットをさらに含む、請求項11乃至15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記指標情報は脈波伝播速度(PWV)である、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記動脈部分は頸動脈の一部である、請求項11乃至17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記第1の画像は、近赤外線カメラを用いて取得される、請求項11乃至18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記第2の画像は、深度センサを用いて取得される、請求項12から14のいずれか一項に記載の装置。
  21. 装置であって、当該装置は、
    請求項11乃至20のいずれか一項に記載の装置と、
    前記第1の画像を画像化するように構成された近赤外線カメラと、
    前記指標情報を取得し、前記複数の動脈部分の深度情報を取得するために使用される深度センサと、を含む、
    装置。
  22. コンピュータが、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実行するのを可能にするためのプログラムを記録する、コンピュータ可読記憶媒体。
  23. コンピュータが、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法を実行するのを可能にするためのコンピュータプログラム。
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