JP2021515637A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
本発明は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽と、洗浄槽からの排水を収集するための集水装置を含み、前記集水装置が集水室を含み、集水室内に容積を増大させるための容量増大構造が備わっている洗濯機を提供する。本発明の洗濯機における集水装置の集水室内には、容積を増大させるための容量増大構造が備わっている。容量増大構造は、集水装置の高さを変えることなく、集水室をできる限り外側に拡張することで容積を増大させるとの目的を実現する。これにより、集水装置からの水の飛散や溢水の問題が回避される。【選択図】図23
Description
本発明は洗濯機器の技術分野に関し、具体的には洗濯機に関する。
洗濯機は、電気を利用して衣類を洗浄する装置として設計される。一般的に、洗濯機は、洗浄水を蓄える槽と、回転可能に槽の内部に装着される回転槽と、回転可能に回転槽の底部に装着されるパルセータと、回転槽とパルセータを回転させるよう構成されるモータ及びクラッチを含む。衣類及び洗剤が回転槽に投入された状態で回転槽とパルセータが回転すると、回転槽に投入された衣類とともにパルセータが洗浄水を攪動することで、衣類から汚れが除去される。
洗濯機の洗浄容量を増大させるためには、より大きな回転槽が必要となる。即ち、回転槽の高さ又は直径を拡大する必要がある。また、回転槽がより大きなサイズを有する場合には、回転槽を収容する収容槽及びハウジングもまた回転槽の拡大に伴って増大させる必要がある。
しかし、洗濯機の外観に対応するハウジングの拡大は、洗濯機の設置領域のスペースによって規制される。一般的なユーザの家庭では、洗濯機の設置位置に限りがあるため、洗濯機のハウジングを拡大して洗濯槽の容量を増大させるとの目的を達成することはあまり現実的ではない。そこで、洗濯機のハウジングを拡大することなく、如何にして回転槽の容量を増大させるかが設計者を悩ませる大きな難題となっている。
上記に鑑みて、本発明を提案する。
上記の課題を解決するために、本発明の目的は洗濯機を提供することである。具体的には、以下の技術方案を用いる。
洗濯機であって、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽と、洗浄槽からの排水を収集するための集水装置を含む。前記集水装置は集水室を含み、集水室内に容積を増大させるための容量増大構造が備わっている。
更に、前記集水室の底壁は、中央部に位置する底壁本体と、底壁本体の外周に位置して下方に窪んだ集水槽を含む。前記集水装置は、集水槽と連通する排水口を含む。前記容量増大構造は、集水槽における底壁本体寄りの側壁に位置しており、集水槽の容積を増大させるために用いられる。
更に、前記容量増大構造は第1容量増大部を含む。第1容量増大部は、集水槽における底壁本体寄りの側壁が底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで形成される。
更に、前記集水槽における底壁本体寄りの側壁は、周方向全体において底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで、全周にわたる第1容量増大部を形成する。
或いは、前記集水槽における底壁本体寄りの側壁は、部分的に底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで、底壁本体の外周に沿って分布する複数の第1容量増大部を形成する。
更に、前記第1容量増大部は、底壁本体の周方向全体における各位置の傾斜角度がいずれも同じである。
或いは、前記第1容量増大部は、底壁本体の周方向全体における各位置の傾斜角度が徐々に大きくなっている。
更に、前記容量増大部は第2容量増大部を含む。第2容量増大部は、集水槽における底壁本体寄りの側壁が底壁本体に向かって窪むことで形成される。
更に、前記第2容量増大部は、集水槽における底壁本体寄りの側壁の一部が底壁本体に向かって窪むことで形成されて底壁本体の外周に分布する複数の内凹陥部を含む。
少なくとも1つの内凹陥部は、排水口の位置に対応して設けられる。
更に、前記洗浄槽の槽壁のうち最高水位以下に位置する部分を封止して設けているため、洗浄過程において前記洗浄槽を貯水に用いることができる。また、前記洗浄槽の槽壁のうち最高水位よりも上に位置する部分には脱水孔が設けられており、脱水過程において、前記洗浄槽は脱水孔から排水することが可能である。また、前記洗浄槽の外壁には脱水排水装置が設けられている。脱水排水装置の入水端は前記脱水孔と連通しており、脱水排水装置の吐水端は集水装置の集水室内まで延伸している。
更に、前記集水装置は、洗浄槽の下方に位置するとともに洗浄槽と同軸に設置される。前記集水装置の上部の開口は洗浄槽の脱水孔よりも低くなるよう設けられる。また、前記脱水排水装置は、上から下へ集水装置の集水槽内まで延伸する排水経路を含んでいる。前記集水槽における垂直方向の深さは、洗浄槽の脱水時の回転方向に沿って徐々に増大している。
更に、前記洗浄槽の槽口位置には複数の脱水孔が設けられている。また、前記排水経路は複数とし、各脱水孔にそれぞれ一対一で対応している。排水経路の上端は脱水孔と連通し、下端は集水装置の集水槽内まで延伸している。
或いは、前記洗浄槽の槽口位置には複数の脱水孔群が均一に設けられており、各脱水孔群が複数の脱水孔を含んでいる。また、前記排水経路は複数とし、脱水孔群にそれぞれ一対一で対応している。排水経路の上端は1つの脱水孔群の複数の脱水孔と連通し、下端は集水装置の集水槽内まで延伸している。
本発明における洗濯機の洗浄槽は洗浄過程で貯水に使用可能なため、洗浄槽には「孔の無い洗浄槽」設計を採用している。且つ、外槽の構造設計を省略し、外槽の代わりに集水装置を使用して集水及び排水を行う。これにより、本発明は以下の技術的効果を有する。
1.ハウジングの容積を変えることなく洗浄槽の容量を増大させられるため、洗濯機の容量増大効果が実現される。
2.洗浄過程において、水は洗浄槽内にのみ存在することから、従来の洗濯機のように、内槽と外槽の間に水が溜まり、外槽の内壁と洗浄槽の外壁に「汚れや垢が付着する」との課題が回避される。従って、より良好な洗浄効果を有する。
3.外槽を省略し、洗浄槽を貯水槽とすることで、洗浄過程において内槽と外槽の間に溜水が存在しなくなる。これにより、洗浄用水量が減少するため、洗浄用水量の節約となる。
4.集水装置の集水室内には、容積を増大させるための容量増大構造が備わっている。容量増大構造は、集水装置の高さを変えることなく、集水室をできる限り外側に拡張することで容積を増大させるとの目的を実現する。これにより、集水装置からの水の飛散や溢水の問題が回避される。
以下に、図面を組み合わせて、本発明の洗濯機について詳細に述べる。
図1〜図6に示すように、本実施例の洗濯機は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽200と、洗浄槽からの排水を収集するための集水装置500を含む。前記集水装置500は集水室503を含む。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は貯水槽となり、洗浄槽200の外部に外槽は設置されない。また、本実施例では、洗浄槽200の底部にのみ集水装置500を設置する。これにより、洗浄槽の洗浄水は集水装置500に放出されてから排出されるため、集水装置500は、一次的な貯水機能を実現すべく集水室503を有している。
本実施例における洗濯機の洗浄槽は貯水槽となるため、洗浄槽には「孔無しの洗浄槽」設計が採用される。また、外槽を省略することで、集水装置は洗浄槽からの排水のみを収集して排出するよう変更される。これにより、本実施例の洗濯機は以下の技術的効果を有する。
1.ハウジングの容積を変えることなく洗浄槽の容量を増大させられるため、洗濯機の容量増大効果が実現される。
2.洗浄過程において、水は洗浄槽内にのみ存在することから、従来の洗濯機のように、内槽と外槽の間に水が溜まり、外槽の内壁と洗浄槽の外壁に「汚れや垢が付着する」との課題が回避される。従って、より良好な洗浄効果を有する。
3.外槽を省略し、洗浄槽を貯水槽とすることで、洗浄過程において内槽と外槽の間に溜水が存在しなくなる。これにより、洗浄用水量が減少するため、洗浄用水量の節約となる。
洗濯機の容量を増大させることで、脱水段階の水は洗浄槽の水路口から排出される。また、外槽が存在しないため、水路から排出された水は集水装置の集水室内に進入する。しかし、容量増大の必要性から、集水装置の高さには限界があり、且つ、集水室内の水位は一定の高さを有する。また、洗浄槽が高速回転して脱水する際には水位が上昇するとともに、水流が集水室の内壁に密着する。そのため、速やかに排出しなければ、水の飛散や水位の上昇によって排水溝から水が溢れ出してしまう。そこで、本実施例では、集水装置の高さを変えることなく、集水室内の容積をできる限り増大させることで、集水装置からの水の飛散や溢水の問題を解決する。
よって、本実施例の集水室503内には、容積を増大させるための容量増大構造が備わっている。容量増大構造は、集水装置の高さを変えることなく、集水室503をできる限り外側に拡張することで容積を増大させるとの目的を実現する。これにより、集水装置からの水の飛散や溢水の問題が回避される。
更に、本実施例の前記集水室503の底壁は、中央部に位置する底壁本体505と、底壁本体505の外周に位置して下方に窪んだ集水槽502を含む。また、前記集水装置500は、集水槽と連通する排水口504を含んでいる。前記容量増大構造は、集水槽502における底壁本体505寄りの側壁に位置しており、集水槽502の容積を増大させるために用いられる。
本実施例では、集水槽502によって集水室の深さを部分的に増大させるとともに、洗浄槽の排水経路の出口端を集水装置500の集水槽502内まで延伸させている。これにより、洗浄槽が高速回転により脱水を行ったとしても、排出された水は深さのより深い集水槽502内に直接進入するため、水の飛散や溢水が回避される。
上記から明らかなように、洗浄槽からの排水は集水装置の集水槽502内に直接排出される。そのため、本発明では、容量増大構造を集水槽502に設けて集水槽502の容積を増大させれば、水の飛散や溢水を回避可能となる。この場合、全体を深くする必要がないため、集水装置の高さと強度が保証される。
本実施例の一実施形態として、前記容量増大構造は、第1容量増大部512を含む。第1容量増大部512は、集水槽502における底壁本体寄りの側壁が底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで形成される。これにより、集水槽502の容積が増大する。
本実施例における第1容量増大部512の設置方式及び傾斜角度は、いずれも集水装置全体の高さ及び強度を保証するものでなければならない。具体的に、前記集水槽502における底壁本体505寄りの側壁は、周方向全体において底壁本体505に向かって傾斜しつつ延伸することで、全周にわたる第1容量増大部512を形成する。或いは、前記集水槽502における底壁本体505寄りの側壁は、部分的に底壁本体505に向かって傾斜しつつ延伸することで、底壁本体の外周に沿って分布する複数の第1容量増大部512を形成する。
本実施例の前記第1容量増大部は、底壁本体の周方向全体における各位置の傾斜角度がいずれも同じである。こうすることで、集水槽502の容積を可能な限り増大させられる。
或いは、前記第1容量増大部は、底壁本体の周方向全体における各位置の傾斜角度が徐々に大きくなっている。こうすることで、集水槽の側壁と底壁本体505の間に移行構造が形成され、一定の導水作用が備わるため、水は底壁本体によって集水槽502内へと案内される。
本実施例の一実施形態として、前記容量増大部は第2容量増大部513を含む。第2容量増大部513は、集水槽502における底壁本体505寄りの側壁が底壁本体505に向かって窪むことで形成される。
更に、前記第2容量増大部513は、集水槽における底壁本体寄りの側壁の一部が底壁本体に向かって窪むことで形成されて底壁本体の外周に分布する複数の内凹陥部を含む。このうち、少なくとも1つの内凹陥部は、排水口の位置に対応して設けられる。
更に、前記排水口に対応する内凹陥部は、その他の内凹陥部よりも大きくなっている。
本実施例の洗濯機では、前記洗浄槽200の槽壁のうち最高水位以下に位置する部分を封止して設けているため、洗浄過程において前記洗浄槽200を貯水に用いることができる。また、前記洗浄槽200の槽壁のうち最高水位よりも上に位置する部分には脱水孔が設けられており、脱水過程において、前記洗浄槽200は脱水孔から排水することが可能である。また、前記洗浄槽200の外壁には脱水排水装置300が設けられている。脱水排水装置300の入水端は前記脱水孔と連通しており、脱水排水装置300の吐水端は集水装置500の集水室503内まで延伸している。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は「孔無しの洗浄槽」であるため、洗浄過程では洗浄槽200が貯水槽となる。また、洗浄槽200の槽壁のうち最高水位よりも上の部分には脱水孔が設けられているため、脱水機能が実現される。且つ、洗浄槽200の槽壁には脱水排水装置が設けられている。これにより、洗濯機の脱水過程における水を脱水排水装置を通じて集水装置500の集水室503内に案内し、収集して排出することで、脱水の水流が洗濯機のハウジング内に飛散することが防止される。
本実施例における集水装置500は、洗浄槽200の下方に位置するとともに、洗浄槽と同軸に設置される。前記集水装置500の上部の開口は、洗浄槽200の脱水孔よりも低くなるよう設けられる。また、前記脱水排水装置300は、上から下へ集水装置500の集水槽502内まで延伸する排水経路を含んでいる。前記集水槽502における垂直方向の深さは、洗浄槽の脱水時の回転方向に沿って徐々に増大している。本実施例では、脱水排水装置300を集水装置500の集水槽502内まで延伸させているため、脱水過程における水を集水槽502内に収集して排出することが可能である。且つ、集水槽502の深さは集水室503よりも大きいことから、脱水時の排水の飛散を防止可能である。
更に、本実施例の前記洗浄槽200の槽口位置には複数の脱水孔が設けられている。また、前記排水経路は複数とし、各脱水孔にそれぞれ一対一で対応している。排水経路の上端は脱水孔と連通し、下端は集水装置の集水槽502内まで延伸している。
或いは、前記洗浄槽200の槽口位置には複数の脱水孔群が均一に設けられており、各脱水孔群が複数の脱水孔を含んでいる。また、前記排水経路は複数とし、脱水孔群にそれぞれ一対一で対応している。排水経路の上端は1つの脱水孔群の複数の脱水孔と連通し、下端は集水装置の集水槽502内まで延伸している。
本実施例の一実施形態として、前記集水室503の底壁は、全体が面一に設置される底壁本体505と、底壁本体505の外周を一周する環状の集水槽502を含んでいる。また、前記排水経路は複数とし、それぞれ洗浄槽の外壁に均一に配置される。複数の排水経路の吐水端はいずれも環状の集水槽内と連通している。
更に、本実施例における前記排水口504は環状の集水槽502内の最低水位箇所に設けられる。前記排水口504は、排水量の要求を満たすよう、前記底壁本体505に向かって拡張している。これにより、排水口504の口径を拡大可能なため、吐水流量が増加し、排水要求が満たされる結果、集水装置500における溜水及び溢流が回避される。
本実施例における底壁本体505は、バルブプラグ装着部506とロック部材装着部507を有している。バルブプラグ装着部506にはバルブプラグが装着され、ロック部材装着部507にはロック部材が装着される。また、前記洗浄槽200の底部には、位置決め孔と洗浄槽排水口が設けられている。洗浄槽から排水する際には、ロック部材が動作して洗浄槽200の位置決め孔に挿入されることで、洗浄槽200が位置決め及びロックされる。且つ、バルブプラグが動作して洗浄槽排水口を開放することで、洗浄槽からの排水が実施される。
本実施例における集水装置500は、内部に空洞を有するトレイ状構造をなしている。前記集水装置500は、懸架ロッド400によって洗濯機のハウジング100内に懸装されている。集水装置の外周壁には、懸架ロッド400を装着するための懸架ロッド装着ベース501が設置されている。好ましくは、前記懸架ロッド装着ベースは4つとし、周方向に均一に配置される。
本実施例における集水装置500の底壁には駆動装置600が装着されている。駆動装置は、洗浄槽200及びパルセータ800を回転駆動させる洗浄槽軸とパルセータ軸を有している。
本実施例における洗浄槽200の開口にはバランスリング900が設置されている。洗浄槽200の脱水孔は開口箇所に設けられており、且つバランスリング900によって遮蔽されている。これにより、見た目上は洗浄槽200を「孔無し」とできるため、全体の一体性が向上する。
図1、図7〜図9に示すように、本実施例の洗濯機は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽200と、洗浄槽200からの排水を収集するための集水装置500を含む。前記集水装置500は、集水室503と、集水室503と連通する排水口504を含む。前記集水室503の底壁には、水流を排水口504に案内する導水構造が設けられている。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は貯水槽となり、洗浄槽200の外部に外槽は設置されない。また、本実施例では、洗浄槽200の底部にのみ集水装置500を設置する。これにより、洗浄槽の洗浄水は集水装置500に放出されてから排出されるため、集水装置500は、一次的な貯水機能を実現すべく集水室503を有している。また、集水装置500の高さは洗浄槽200の高さよりも低く、前記集水室503の底壁には、水流を排水口504に案内するための導水構造が設けられている。これにより、水流の速やかな排出を確実に保証可能となるため、集水装置500に水が過剰に溜まって溢流が発生しそうになるとの事態が防止される。
本実施例の一実施形態として、前記集水室503の底壁の全て又は底壁の一部を高い方から低い方へ移行するよう設けることで、前記導水構造が形成される。前記排水口504は、集水室503の底壁における最高水位よりも下の位置に設けられる。これにより、排水を集水室503の導水構造に沿ってより良好に排水口504へと放出し、排出することが可能となる。
更に、本実施例における前記集水室503の底壁には、下方に窪んだ集水槽502が設けられており、前記集水槽502の垂直方向の深さを高い方から低い方へ移行するよう設けることで、前記導水構造が形成される。前記排水口504は、集水槽502内であって、最高水位よりも下の位置に設けられる。本実施例では、集水室503内に下方に窪んだ集水槽502を設けているため、水の収集容積を増大させられるとともに、水の飛散を防止可能である。集水室503内では集水槽の水位が最も低くなるため、排水口504を集水槽内に設けることで排水にいっそう有利となる。
具体的に、本実施例で記載する集水槽502は、集水室503の底壁の周方向に沿って環状に設置される。前記集水槽502の垂直方向の深さを、時計周り又は反時計周りに高い方から低い方へ移行するよう設けることで、前記導水構造が形成される。
好ましくは、前記集水槽の垂直方向の深さを、時計周りに高い方から低い方へ移行するよう設けることで、前記導水構造が形成される。
本実施例の一実施形態として、前記導水構造は、集水槽502の槽底であって、高い方から低い方へ向かう螺旋状構造をなすか、段差状構造をなしている。また、前記排水口504は集水槽内に設けられ、且つ、螺旋状構造又は段差状構造の最低水位位置に配置される。これにより、排水を完全に排出可能となるため、集水室503内の溜水が回避される。
具体的には、図9に示すように、集水槽502の槽底の最も高い位置と最も低い位置との差をhとする。前記hは、洗濯機の排水要求に応じて設計すればよい。
本実施例の洗濯機は「孔無しの洗浄槽」を採用しており、且つ外槽の構造設計を省略している。また、集水装置の集水槽は高い方から低い方へ移行するよう設けられている。従って、より良好に導水及び排水がなされ、集水装置の集水及び排水が確実に保証されることから、溜水及び溢流が防止される。
図1、図7〜図11に示すように、本実施例の洗濯機は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽200と、洗浄槽200からの排水を収集するための集水装置500を含む。前記集水装置500は、集水室503と、集水室503と連通する排水口504を含む。前記集水室503の底壁には、下方に窪んだ集水槽502が設けられている。また、前記排水口504の最内周は、集水槽502の最外周の内側に位置する。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は貯水槽となり、洗浄槽200の外部に外槽は設置されない。また、本実施例では、洗浄槽200の底部にのみ集水装置500を設置する。これにより、洗浄槽の洗浄水は集水装置500に放出されてから排出されるため、集水装置500は、一次的な貯水機能を実現すべく集水室503を有している。また、本実施例では、排水口504の最内周を集水槽502の最外周の内側に位置させているため、排水口504をフル稼働させて排水要求を満たすことが可能である。
本実施例の一実施形態として、前記排水口504の最内周は、集水槽502の最外周に内接している。これにより、排水口504は迅速な排水を実施可能となるため、集水槽502内の溜水が減少する。
図5に示すように、前記集水槽502の最外周をR0とし、前記排水口504の最内周をR1とすると、前記R0とR1が内接する。
本実施例の一実施形態として、集水装置500の排水要求をより良好に満たすよう、前記排水口504は少なくとも2つとし、集水槽502内にそれぞれ設置する。また、複数の前記排水口504の最内周は、いずれも集水槽502の最外周の内側に位置する。これにより、各排水口504が迅速な排水を実施可能となるため、集水槽502内の溜水が極めて大幅に減少する。
好ましくは、少なくとも1つの排水口504の最内周が集水槽502の最外周に内接している。より好ましくは、全ての排水口504の最内周が、いずれも集水槽502の最外周に内接している。
本実施例の一実施形態として、前記集水槽502の垂直方向の深さは、高い方から低い方へ移行するよう設けられる。複数の前記排水口504は、集水槽502内であって、最高水位よりも下の位置に配置される。また、少なくとも1つの排水口504が、集水槽502内であって、最低水位位置に設けられる。
更に、前記排水口504は第1排水口と第2排水口を含む。前記第1排水口は集水槽502内の最低水位位置に設けられ、前記第2排水口は、集水槽502内の最高水位と最低水位の間の位置に設けられる。前記第1排水口の最内周と第2排水口の最内周は、それぞれ集水槽の最外周と内接する。
好ましくは、前記集水槽502は、集水室503の底壁の周方向に沿って環状に設置される。また、前記集水槽502の垂直方向の深さは、時計周り又は反時計周りに高い方から低い方へ移行するよう設けられる。前記第1排水口と第2排水口は、それぞれ集水槽502内に設けられ、第1排水口と第2排水口の間の夾角Aが90°≦A≦180°を満たす。好ましくは、前記A=180°である。
具体的に、本実施例の前記集水室503の底壁は、全体が面一に設置される底壁本体505と、底壁本体505の外周を一周する環状の集水槽502を含んでいる。前記排水口504は環状の集水槽502内に設けられ、前記排水口504の最内周の一方の側が、環状の集水槽502の最外周に内接する。また、排水口504の最内周のうち、一方の側と対向する他方の側は本体505に向かって拡張している。
図1、図12〜図14に示すように、本実施例の洗濯機は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽200と、洗浄槽200からの排水を収集するための集水装置50を含む。前記集水装置500は、集水室503と、集水室503と連通する排水口504を含む。集水装置500からの溢流を防止するとの排水要求を満たすべく、前記排水口504は複数とする。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は貯水槽となり、洗浄槽200の外部に外槽は設置されない。また、本実施例では、洗浄槽200の底部にのみ集水装置500を設置する。これにより、洗浄槽の洗浄水は集水装置500に放出されてから排出されるため、集水装置500は、一次的な貯水機能を実現すべく集水室503を有している。また、本実施例の排水口504は複数存在するため、集水装置500の時間あたりの排水量を増加させられる。これにより、迅速な排水が実現され、集水槽内の溜水が減少することから、集水装置500における溢流の発生が防止される。
具体的に、本実施例の一実施形態として、前記集水室503の底壁には、下方に窪んだ集水槽502が設けられている。前記排水口504は少なくとも2つとし、集水槽502内にそれぞれ設置する。集水槽502の位置は低くなっているため、2つの排水口を全て集水槽内に設けることで、排水要求をより良好に満たすことが可能となる。
更に、前記集水槽502の垂直方向の深さを高い方から低い方へ移行するよう設ければ、水流をより良好に案内して排出することが可能となる。複数の前記排水口504は、集水槽502内であって、最高水位よりも下の位置に配置される。また、少なくとも1つの排水口504を集水槽内の最低水位位置に設けることで、集水槽502内の水を完全に排出可能となるよう保証する。
本実施例の一実施形態として、前記排水口は第1排水口5041と第2排水口5042を含む。前記第1排水口5041は、集水槽502内であって、最低水位位置に設けられる。また、前記第2排水口5042は、集水槽502内であって、最高水位と最低水位の間の位置に設けられる。排水口は、できるだけ多く設けることで排水要求をより良好に満たすことが可能となるが、集水装置500の製造加工及び全体の強度に影響が及んでしまう。そこで、本実施例では排水口を2つとすることで、排水要求をより良好に満たしつつ、集水装置500の加工及び強度要求も保証可能とする。
本実施例の第1排水口5041は第1排水管701に接続され、第2排水口5042は第2排水管702に接続される。第1排水管701と第2排水管702は三方弁704に接続され、前記三方弁704は第3排水管703に接続される。また、第3排水管703は洗濯機のハウジング100の外部と連通する。
更に、前記集水槽502は集水室503の底壁の周方向に沿って環状に設置される。また、前記集水槽502の垂直方向の深さは、時計周り又は反時計周りに高い方から低い方へ移行するよう設けられる。前記第1排水口5041と第2排水口5042はそれぞれ集水槽内に設けられ、第1排水口5041と第2排水口5042の間の夾角Aが90°≦A≦180°を満たす。これにより、集水室503内の可能な限り離間した2つの領域から同時に排水可能となるため、もう一方の排水口の排水圧力が減少する。
好ましくは、前記A=180°とする。これにより、集水室503内の対向する2つの領域から同時に排水を実現可能となるため、それぞれの排水口の排水圧力が減少する。
好ましくは、複数の前記排水口の最内周は、いずれも集水槽の最外周の内側に位置する。
好ましくは、少なくとも1つの排水口の最内周が集水槽の最外周に内接している。
より好ましくは、前記第1排水口の最内周と第2排水口の最内周は、それぞれ集水槽の最外周と内接する。
本実施例の一実施形態として、複数の前記排水口の口径は同じ又は異なっている。
好ましくは、前記排水口の口径は、配置される集水室内の水面高さの増大に応じて拡大する。
図1、図15〜図17に示すように、本実施例の洗濯機は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽200と、洗浄槽からの排水を収集するための集水装置500を含む。前記集水装置500は集水室503を含む。また、前記集水室503の側壁には溢水構造510が設けられている。溢水構造510は、集水室内から溢れた水を排出するための溢水口509を含む。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は貯水槽となり、洗浄槽200の外部に外槽は設置されない。また、本実施例では、洗浄槽200の底部にのみ集水装置500を設置する。これにより、洗浄槽の洗浄水は集水装置500に放出されてから排出されるため、集水装置500は、一次的な貯水機能を実現すべく集水室503を有している。また、本実施例における集水室503の側壁には溢水構造510が設けられている。集水室503内の溜水が溢水構造510に達すると、溢水構造510の溢水口509から集水室503内の溜水が排出される。これにより、集水装置500内の溜水が過剰となって集水室503から溢れ出すとの事態が回避される。
本実施例の前記溢水構造510は、集水室503の上部の側壁に設けられる溢水室を含んでおり、前記溢水口509が溢水室の底壁に設けられる。集水室503内の溜水が溢水構造510に達すると、溢水構造510の溢水室内に集水室503内の溜水が進入し、溢水口509を通じて直接排出される。これにより、集水室503内の溜水量が減少するため、集水室503における溢水の発生が防止される。
図15及び図16に示すように、本実施例の一実施形態として、前記溢水室は集水室の上部の側壁の一部から外側に拡張するよう形成される。
図12に示すように、本実施例の前記集水室503の外壁には溢水リング511が設けられており、溢水リング511内に前記溢水室が備わっている。前記溢水口509は、溢水リング511の底部に開設されて溢水室と連通している。前記集水室503から溢れた水は、集水室の壁を通過して溢水リング511内の溢水室に溢流し、溢水口509から排出される。
更に、前記集水装置500は集水室開口を有している。また、前記集水リング511は上端に環状の開口を有する環状体である。前記環状体は集水室503の外壁に密封状に装着されるとともに、集水室開口に近接している。
本実施例の一実施形態として、前記溢水室503の底部は高い方から低い方へ移行するよう設けられており、前記溢水口509は、溢水室503の底部における最低水位位置に設けられる。
図16に示すように、本実施例の前記溢水口509は溢水管705に接続されており、前記溢水管705は洗濯機の本体の外部に直接導出されている。また、排水口に接続される排水管もまた洗濯機の本体の外部に別途延伸している。
或いは、図15に示すように、前記集水室503内には排水口504が設けられており、前記排水口504が排水管に接続されている。また、前記溢水口509は溢水管に接続されており、前記溢水管が前記排水管と連通している。
具体的に、前記排水管は、第1排水管701と第2排水管を含んでいる。前記第1排水管701は、一端が排水口504と連通し、他端が三方弁704と連通する。また、前記溢水管705は、一端が溢水口509と連通し、他端が三方弁704と連通する。前記第2排水管は、一端が三方弁704と連通し、他端が洗濯機の本体の外部に導出されている。好ましくは、前記第1排水管、第2排水管及び溢水管はいずれも垂直排水管路である。
図1、図18〜図24に示すように、本実施例の洗濯機は、洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽200と、洗浄槽200からの排水を収集するための集水装置500を含む。前記集水装置500は集水室503を含み、前記集水室503の側壁508には、強度を強化するための補強構造が設けられている。
本実施例における洗濯機の洗浄槽200は貯水槽となり、洗浄槽200の外部に外槽は設置されない。また、本実施例では、洗浄槽200の底部にのみ集水装置500を設置する。これにより、洗浄槽の洗浄水は集水装置500に放出されてから排出されるため、集水装置500は、一次的な貯水機能を実現すべく集水室503を有している。本実施例の洗濯機は外槽を有していないが、洗浄槽200の底部が集水装置500の集水室内に設置される。そのため、洗浄槽が脱水時に集水装置と衝突しないよう、洗浄槽200は集水装置の集水室に対し相対的な位置決めを維持する必要がある。また、本実施例では、集水室503の側壁508に強度を強化するための補強構造を設けることで、集水装置の全体強度を強化する。これにより、集水装置の変形によって内槽と外槽との距離が小さくなり、「槽との衝突」、ひいては「槽の摩耗」等の現象が発生するのを防止して、洗浄槽の洗浄・脱水動作時における安定性を保証する。
図18及び図20に示すように、本実施例で記載する補強構造は、集水室の側壁内に篏合するよう射出成型される補強部材である。本実施例では、補強部材を集水室の側壁内に射出成型することで、集水室の側壁の強度を強化するとの目的を実現する。
図18及び図19に示すように、本実施例の一実施形態として、前記補強部材は、集水室503の側壁と一致するシート状の補強リング1001である。前記シート状の補強リング1001は垂直に集水室503の側壁内に篏合するよう射出成型される。このように、集水室503の側壁は、垂直方向全体にわたって篏合されるシート状の補強リング1001の補強作用によって、全体の強度がいっそう強くなる。
図20及び図21に示すように、前記補強部材は、集水室503の側壁と一致するスチールワイヤ状の補強リング1002である。前記集水装置は集水室開口を含む。前記スチールワイヤ状の補強リング1002は、集水室503の側壁内に篏合するよう射出成型されるとともに、集水室開口に近接して設置される。スチールワイヤ状の補強リング1002は、周方向全体にわたって集水室503の側壁を貫通することで、周方向全体の強度を強化する。また、集水室開口に近接して設置することで、集水室開口部分の強度を容易に変形しないよう保証可能となる。
図22及び図23に示すように、本実施例の一実施形態として、前記補強構造は、集水室の側壁の内部に締結される補強部材である。前記補強部材の外径は、前記集水室の側壁の内径よりもやや小さくなっている。
或いは、前記補強構造は、集水室の側壁の外部に締結される補強部材である。前記補強部材の内径は、前記集水室の側壁の外径よりもやや大きくなっている。
図22に示すように、前記補強部材は、集水室の側壁と一致するシート状の補強リング1003である。前記シート状の補強リング1003は、クランプ装置1100によって集水室503の側壁508の内部又は外部に緊締される。
本実施例で記載するクランプ装置1100は係合溝1101を含む。クランプ装置1100は、係合溝によってシート状の補強リング1003を集水室503の側壁508の内部又は外部に係着する。
更に、本実施例で記載するシート状の補強リング1003は、シート状の補強リング1003の全体強度を更に強化するために、上端の開口にフランジ構造10031を有している。
図23に示すように、前記補強部材は、集水室の側壁と一致するスチールワイヤ状の補強リング1004である。スチールワイヤ状の補強リング1004は、締結ナット10041で接続されることで閉じられたリングとなっている。前記集水装置500は集水室開口を含む。前記スチールワイヤ状の補強リング1004は、締結ナット10041を調整することで、集水室503の側壁508の内部又は外部に締結されるとともに、集水室503の開口に近接して設置される。
図24に示すように、前記集水装置は集水室開口を含む。前記補強構造は、集水室開口の辺縁から外側又は内側に折り返されたフランジ構造1005である。
以上の各実施例は単独で実施してもよいし、互いに組み合わせて新たな技術方案を形成し、対応する複数の技術的課題を解決してもよい。
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に限定するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて実施可能なわずかな変形或いは補足は、同等に変形された等価の実施例とみなされ、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲内とされる。
Claims (10)
- 洗浄過程で貯水に使用可能な洗浄槽と、洗浄槽からの排水を収集するための集水装置を含み、前記集水装置は集水室を含み、集水室内に容積を増大させるための容量増大構造が備わっていることを特徴とする洗濯機。
- 前記集水室の底壁は、中央部に位置する底壁本体と、底壁本体の外周に位置して下方に窪んだ集水槽を含み、前記集水装置は、集水槽と連通する排水口を含み、前記容量増大構造は、集水槽における底壁本体寄りの側壁に位置しており、集水槽の容積を増大させるために用いられることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
- 前記容量増大構造は第1容量増大部を含み、第1容量増大部は、集水槽における底壁本体寄りの側壁が底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで形成されることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
- 前記集水槽における底壁本体寄りの側壁は、周方向全体において底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで、全周にわたる第1容量増大部を形成するか、
或いは、前記集水槽における底壁本体寄りの側壁は、部分的に底壁本体に向かって傾斜しつつ延伸することで、底壁本体の外周に沿って分布する複数の第1容量増大部を形成することを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。 - 前記第1容量増大部は、底壁本体の周方向全体における各位置の傾斜角度がいずれも同じであるか、
或いは、前記第1容量増大部は、底壁本体の周方向全体における各位置の傾斜角度が徐々に大きくなっていることを特徴とする請求項3又は4に記載の洗濯機。 - 前記容量増大部は第2容量増大部を含み、第2容量増大部は、集水槽における底壁本体寄りの側壁が底壁本体に向かって窪むことで形成されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 前記第2容量増大部は、集水槽における底壁本体寄りの側壁の一部が底壁本体に向かって窪むことで形成されて底壁本体の外周に分布する複数の内凹陥部を含み、
このうち、少なくとも1つの内凹陥部は、排水口の位置に対応して設けられることを特徴とする請求項6に記載の洗濯機。 - 前記洗浄槽の槽壁のうち最高水位以下に位置する部分は封止して設けられ、前記洗浄槽は洗浄過程において貯水に用いることができ、前記洗浄槽の槽壁のうち最高水位よりも上に位置する部分には脱水孔が設けられており、前記洗浄槽は脱水過程において脱水孔から排水可能であり、前記洗浄槽の外壁には脱水排水装置が設けられており、脱水排水装置の入水端は前記脱水孔と連通しており、脱水排水装置の吐水端は集水装置の集水室内まで延伸していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 前記集水装置は、洗浄槽の下方に位置するとともに洗浄槽と同軸に設置され、前記集水装置の上部の開口は洗浄槽の脱水孔よりも低くなるよう設けられ、前記脱水排水装置は、上から下へ集水装置の集水槽内まで延伸する排水経路を含んでおり、前記集水槽における垂直方向の深さは、洗浄槽の脱水時の回転方向に沿って徐々に増大していることを特徴とする請求項8に記載の洗濯機。
- 前記洗浄槽の槽口位置には複数の脱水孔が設けられており、前記排水経路は複数とし、各脱水孔にそれぞれ一対一で対応しており、排水経路の上端は脱水孔と連通し、下端は集水装置の集水槽内まで延伸しており、
或いは、前記洗浄槽の槽口位置には複数の脱水孔群が均一に設けられており、各脱水孔群が複数の脱水孔を含んでおり、前記排水経路は複数とし、脱水孔群にそれぞれ一対一で対応しており、排水経路の上端は1つの脱水孔群の複数の脱水孔と連通し、下端は集水装置の集水槽内まで延伸していることを特徴とする請求項9に記載の洗濯機。
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