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JP2021508966A - 参照値と関係するデバイスとを使用するビデオの符号化および/または復号を行う方法 - Google Patents

参照値と関係するデバイスとを使用するビデオの符号化および/または復号を行う方法 Download PDF

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JP2021508966A JP2020534961A JP2020534961A JP2021508966A JP 2021508966 A JP2021508966 A JP 2021508966A JP 2020534961 A JP2020534961 A JP 2020534961A JP 2020534961 A JP2020534961 A JP 2020534961A JP 2021508966 A JP2021508966 A JP 2021508966A
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Abstract

複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスが復号され得る。符号化されたビデオシーケンスの画像の第1の隣接するブロックと第2の隣接するブロックとが提供され得る。第1のブロックと第2のブロックとのピクセルを含む、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセルのラインが規定され得る。第1のブロックからのピクセルのうちの第1のピクセルに基づいて、第1の参照値が計算され得る。第2のブロックからのピクセルのうちの第2のピクセルに基づいて、第2の参照値が計算され得る。第1の参照値および/または第2の参照値に基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについてのフィルタ処理されたピクセル値が、計算され得る。フィルタ処理されたピクセル値を使用して、フィルタ処理されたブロックが生成され得、フィルタ処理されたブロックに基づいて、復号されたビデオシーケンスが生成され得る。【選択図】図2

Description

本開示は、一般に、ビデオ処理に関し、より詳細には、ビデオ符号化および/または復号、ならびに関係する方法およびデバイスに関する。
ビデオシーケンスは、各画像が1つまたは複数の成分を含む(ピクチャとも呼ばれる)一連の画像である。各成分は、サンプル値の2次元矩形アレイとして説明され得る。ビデオシーケンス中の画像は、3つの成分、すなわち、サンプル値がルーマ値である1つのルーマ成分Yと、サンプル値がクロマ値である2つのクロマ成分CbおよびCrとを含み得る。クロマ成分の次元は、各次元においてルーマ成分よりも1/2に小さくなり得る。たとえば、高精細度HD画像のルーマ成分のサイズは1920×1080であり得、クロマ成分は、各々、960×540の次元を有し得る。成分は色成分と呼ばれることがある。
ブロックは、(ピクセルとも呼ばれる)サンプルの1つの2次元アレイである。ビデオコーディングでは、各成分がブロックに分割され、コーディングされたビデオビットストリームは一連のブロックである。ビデオコーディングでは、画像は、画像の特定のエリアをカバーするユニットに分割され得る。各ユニットは、その特定のエリアをなすすべてのブロックを含み、各ブロックは、1つのユニットに完全に属する。H.264におけるマクロブロック、および高効率ビデオコーディング(HEVC)におけるコーディングユニット(CU)が、ユニットの例である。
ブロックは、コーディングにおいて使用される変換が適用される2次元アレイとして規定され得る。これらのブロックは、「変換ブロック」として知られ得る。代替的に、ブロックは、単一の予測モードが適用される2次元アレイとして規定され得る。これらのブロックは「予測ブロック」として知られ得る。本開示では、ブロックという単語は、これらの規定のうちの1つに結び付けられないが、本明細書における説明は、いずれかの規定に適用され得る。その上、予測ブロック境界と変換ブロック境界の両方において、ブロッキングアーティファクトが発生し得る。
2つのタイプの予測、すなわち、イントラ予測およびインター予測がある。インター予測は、前の復号されたピクチャから来るブロックを使用して現在ピクチャのブロックを予測する。予測のために使用される前の復号されたピクチャは、参照ピクチャと呼ばれる。参照ピクチャ内の参照されたブロックのロケーションは、動きベクトル(MV)を使用して指示される。図1は、MVの一例を示す。図1の例、動きベクトルMV=(3,1)に示されているように、現在予測ブロックはCであり、参照ピクチャ中のCの最良のマッチするブロックはDである。
MVは、変位をより良くキャプチャするための分数サンプル位置を指すことができる。それらの分数サンプルは、補間を使用して近くの整数サンプルから生成され得る。HMでは、MVは1/4サンプルを指すことができ、JEM(ジョイントエクスプローラトリーモデル(Joint Exploratory Model))では、MVは1/16サンプルを指すことができる。
インターブロックを符号化するとき、エンコーダは、参照ピクチャから最良のマッチするブロックを探索し得る。生じたMVは、現在ピクチャと参照ピクチャとの間で移動するブロックの動きの仮説である。
MVをシグナリングすることのオーバーヘッドを低減するために、2つのMV予測ツール、すなわち、マージおよび高度MV予測(AMVP)がある。両方のツールは、ピクチャ内のMVが確率過程と見なされ得、MVの間の相関が存在することを使用する。現在ブロックがマージモードにあるとき、現在ブロックの近隣(neighbouring)ブロックのMVのうちの1つは完全に再使用される。現在ブロックがAMVPモードにあるとき、現在ブロックの近隣ブロックのMVのうちの1つは予測子として扱われ、得られたMV差は、明示的にシグナリングされる。デコーダは、MVを再構築するために同じMV予測プロシージャに従う。MVが再構築された後に、予測ブロックを導出するために動き補償プロセスが呼び出される。
JEMでは、異なる動き情報を有することができるブロックの4×4サブブロックも存在するが、区分パラメータ、たとえば、FRUC(フレームレートアップコンバージョン)、AFFINE、代替時間動きベクトル予測(ATMVP)または空間時間動きベクトル予測子(STMVP)はシグナリングされない。
残差ブロックは、元のソースブロックのサンプルと予測ブロックのサンプルとの間のサンプル値差を表すサンプルを含む。残差ブロックは、空間変換を使用して処理される。次いで、量子化係数の精度を制御する量子化パラメータ(QP)に従って、変換係数が量子化される。量子化係数は残差係数と呼ばれることがある。QPが高いと、低い精度の係数、したがって低い忠実度の残差ブロックを生じることになる。次いで、デコーダは、残差係数を受信し、残差ブロックを導出するために逆量子化および逆変換を適用する。
ブロックが再構築された後に、コーディングされたブロック間の境界を低減するためにデブロッキングが適用される。
HEVCおよびJEMでは、デブロッキングは、最初に垂直境界に対して適用され、次いで、水平境界に対して適用される。境界は、変換ブロック境界または予測ブロック境界のいずれかである。並列フレンドリデブロッキングを可能にするために、デブロッキングは、8×8サンプルグリッドに対して実施され得る。
各境界について、デブロッキングフィルタ強度パラメータ(bs)がセットされる。bsの値が0よりも大きい場合、デブロッキングが適用され得る。境界強度が大きくなるほど、適用されるフィルタ処理が強くなる。最初にそれが検査され、ブロック間の境界におけるブロックのいずれかがイントラコーディングされたブロックである場合、(bsは=2にセットされる)、あるいは両方のブロックがインター予測を使用するが、両方のブロックが、異なる参照フレームを使用するかまたは著しく異なる動きベクトルを有する場合、あるいは残差がコーディングされる場合、(bsは=1にセットされる)。この最初の検査は、デブロッキングが適用されるべきであることを指示するために0よりも大きい境界強度(bs)をセットする。境界強度が大きくなるほど、適用されるフィルタ処理が強くなる。デブロッキングするときに自然構造を除去することを低減/回避するために、境界のそれぞれの側に自然構造がないという検査が、次いで、ルーマについて適用される。HEVCでは、以下の不等式:abs(p0−2*p1+p2)+abs(q0−2*q1+q2)<betaを使用して境界のそれぞれの側で勾配計算が使用され、ここで、betaは、ブロックについての量子化パラメータに基づくパラメータであり、p0、p1〜p2は、ブロック境界の一方の側のサンプルであり、q0、q1〜q2は、ブロック境界の反対側のサンプルである。条件が、境界に沿った2つの位置において検査され、両方の条件が満たされる場合、ルーマサンプルは、境界のその4サンプル部分についてデブロックされる。クロマ境界は、近隣ブロックのうちのいずれか1つがイントラコーディングされる場合、常にフィルタ処理され得る。
ルーマのためのHEVCデブロッキングフィルタに関するいくつかのさらなる詳細が、以下で説明される。HEVCでは、強いフィルタまたは弱いフィルタの判定が、以下のように決定され得る。
dpqが(β>>2)よりも小さく、Abs(p3−p0)+Abs(q0−q3)が(β>>3)よりも小さく、Abs(p0―q0)が(5*tC+1)>>1よりも小さい場合、強いフィルタが適用される。他の場合、弱いフィルタが適用される。HEVCの強いフィルタ処理は、以下のように実施され得る。
p0’=Clip3(p0−2*tC,p0+2*tC,(p2+2*p1+2*p0+2*q0+q1+4)>>3)
p1’=Clip3(p1−2*tC,p1+2*tC,(p2+p1+p0+q0+2)>>2)
p2’=Clip3(p2−2*tC,p2+2*tC,(2*p3+3*p2+p1+p0+q0+4)>>3)
q0’=Clip3(q0−2*tC,q0+2*tC,(p1+2*p0+2*q0+2*q1+q2+4)>>3)
q1’=Clip3(q1−2*tC,q1+2*tC,(p0+q0+q1+q2+2)>>2)
q2’=Clip3(q2−2*tC,q2+2*tC,(p0+q0+q1+3*q2+2*q3+4)>>3)
上記で説明された強いフィルタ処理では、以下で示されているように、p*ピクセルはブロックPに属し、ここで、ピクセルp0は、ブロックQとのブロック境界に最も近いピクセルであり、q*ピクセルはブロックQに属し、ここで、q0は、ブロックPとのブロック境界に最も近い。
p3 p2 p1 p0 | q0 q1 q2 q3
HEVCの弱いフィルタ処理は、以下のように実施され得る。
Δ=(9*(q0−p0)−3*(q1−p1)+8)>>4
− Abs(Δ)がtC*10よりも小さいとき、以下の順序のステップが適用される。
− フィルタ処理されたサンプル値p0’およびq0’は、以下のように指定される。
Δ=Clip3(−tC,tC,Δ)
p0’=Clip1Y(p0+Δ)
q0’=Clip1Y(q0−Δ)
dpが(β+(β>>1))>>3よりも小さいとき、変数dEpは1に等しくセットされる。
dqが(β+(β>>1))>>3よりも小さいとき、変数dEqは1に等しくセットされる。
− dEpが1に等しいとき、フィルタ処理されたサンプル値p1’は、以下のように指定される。
Δp=Clip3(−(tC>>1),tC>>1,(((p2+p0+1)>>1)−p1+Δ)>>1)
p1’=Clip1Y(p1+Δp)
− dEqが1に等しいとき、フィルタ処理されたサンプル値q1’は、以下のように指定される。
Δq=Clip3(−(tC>>1),tC>>1,(((q2+q0+1)>>1)−q1−Δ)>>1)
q1’=Clip1Y(q1+Δq)
JCTVC−F198は、QPに応じてブロック境界の各側の4つのサンプルまたは8つのサンプルをフィルタ処理する長いデブロッキングフィルタを規定する。フィルタ処理は、4つそれぞれの8つのサンプルフィルタ処理について8つまたは16個のサンプルの平均をとることによって実施される。フィルタは、16×16よりも大きく、近隣変換ブロックサイズが8よりも大きい、ブロックを変換するために使用される。フィルタ処理の影響を受けるサブブロックの分散(variance)は、しきい値(寄与文書において使用される2)よりも小さくなるべきである。近隣16×16ブロックに対してフィルタ処理するために使用される4つのサンプル間の重複を低減/回避するために、多くとも12個のサンプルがブロック境界の一方の側で使用される。
しかしながら、H.264および/またはHEVCからのデブロッキングは、強いブロッキングアーティファクトを十分に低減/除去することができないことがある。JCTVC−F198における強いデブロッキングフィルタに関する1つの問題は、強いデブロッキングフィルタが、フィルタ処理されるすべてのサンプルについて極めて強いローパスフィルタ効果を有し得ることである。さらに、そのフィルタを使用するという判定が、複雑であり得る、16×16ブロックに関する分散の算出を必要とし得る。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスが復号され得、複数の画像の各画像は複数のブロックを含む。符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとが提供され得、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接する(adjacent)ブロックである。第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセルのラインが規定され得、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセルと第2のブロックの第2の複数のピクセルとを含む。境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセルに基づいて、第1の参照値(reference value)が計算され得、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセルに基づいて、第2の参照値が計算され得る。第1の参照値と第2の参照値とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値が計算され得る。フィルタ処理されたピクセル値を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとが生成され得る。第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスが生成され得る。
発明概念のいくつかの他の実施形態によれば、複数の画像を含むビデオシーケンスが符号化され得、複数の画像の各画像は複数のブロックを含む。複数の画像を含むビデオシーケンスが提供され得、ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとが提供され得、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセルのラインが規定され得、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセルと第2のブロックの第2の複数のピクセルとを含む。境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセルに基づいて、第1の参照値が計算され得、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセルに基づいて、第2の参照値が計算され得る。第1の参照値と第2の参照値とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値が計算され得る。フィルタ処理されたピクセル値を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとが生成され得、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスが生成され得る。
本明細書で開示されるいくつかの実施形態によれば、良好な画像品質を維持しながらアーティファクトを低減/除去するために、改善されたデブロックフィルタ処理が与えられ得る。
本開示のさらなる理解を与えるために含まれ、本出願に組み込まれ、本出願の一部をなす、添付の図面は、発明概念のいくつかの非限定的な実施形態を示す。
ブロックを予測するために使用される、参照ピクチャと、現在ピクチャと、動きベクトルMVとを示す概略図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、デブロックフィルタ処理を示す概略図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、デブロックフィルタ処理のために使用されるサンプル/ピクセルの+45度配向を示す図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、デブロックフィルタ処理のために使用されるサンプル/ピクセルの−45度配向を示す図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、電子デバイスを示すブロック図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、エンコーダ動作を示すブロック図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、デコーダ動作を示すブロック図である。 発明概念のいくつかの実施形態による、図5の電子デバイスの動作を示すフローチャートである。 発明概念のいくつかの実施形態による、図5の電子デバイスの動作を示すフローチャートである。 図QQ1。いくつかの実施形態による、無線ネットワークのブロック図である。 図QQ2。いくつかの実施形態による、ユーザ機器のブロック図である。 図QQ3。いくつかの実施形態による、仮想化環境のブロック図である。 図QQ4。いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークのブロック図である。 図QQ5。いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータのブロック図である。 図QQ6。いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。 図QQ7。いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。 図QQ8。いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。 図QQ9。いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のブロック図である。 図W。いくつかの実施形態による、方法を示す図である。 図WW。いくつかの実施形態による、装置の概略ブロック図である。 図X。いくつかの実施形態による、方法を示す図である。 図XX。いくつかの実施形態による、装置の概略ブロック図である。
次に、発明概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照しながら、発明概念が以下でより十分に説明される。しかしながら、発明概念は、多くの異なる形態で具現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。これらの実施形態が相互排他的でないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在する/使用されると暗に仮定され得る。
図5は、本明細書で開示されるいくつかの実施形態による、(無線デバイス、3GPPユーザ機器またはUEデバイスなどであり得る)電子デバイス500を示すブロック図である。示されているように、電子デバイス500は、通信インターフェース501、メモリ505、カメラ507、およびスクリーン509に結合されたプロセッサ503を含み得る。通信インターフェース501は、有線ネットワークインターフェース(たとえば、イーサネットインターフェース)、WiFiインターフェース、(無線アクセスネットワーク(RAN)トランシーバとも呼ばれる)セルラーRANインターフェース、および/または他の有線/無線ネットワーク通信インターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。したがって、電子デバイス500は、符号化されたビデオシーケンスを送信および/または受信するために、リモートストレージシステムとの1つまたは複数のワイヤ/無線リンク上での有線/無線通信を与えることができる。(プロセッサ回路または処理回路要素とも呼ばれる)プロセッサ503は、汎用プロセッサおよび/または専用プロセッサ(たとえば、マイクロプロセッサおよび/またはデジタル信号プロセッサ)など、1つまたは複数のデータ処理回路を含み得る。プロセッサ503は、実施形態のうちの1つまたは複数のために本明細書で説明される動作および方法の一部または全部を実施するために、コンピュータ可読媒体として以下で説明される(メモリ回路またはメモリ回路要素とも呼ばれる)メモリ505中の機能モジュールからのコンピュータプログラム命令を実行するように設定され得る。その上、プロセッサ503は、メモリを含むように規定され得、したがって、別個のメモリ505が必要とされないことがある。したがって、通信インターフェース501、プロセッサ503、および/またはカメラ507を含む、電子デバイス500は、たとえば、図および/または例示的な実施形態に関して以下で説明される動作を実施し得る。
いくつかの実施形態によれば、電子デバイス500(たとえば、スマートフォン)は、符号化されたビデオシーケンスを生成し得、符号化されたビデオシーケンスは、メモリ505に記憶されるか、ならびに/あるいは通信インターフェース501を通して有線ネットワークおよび/または無線ネットワーク上でリモートデバイスに送信されるかのいずれかである。そのような実施形態では、プロセッサ503はカメラ509からビデオシーケンスを受信し得、プロセッサは、ビデオシーケンスを符号化して、符号化されたビデオシーケンスを提供し得、符号化されたビデオシーケンスは、メモリ505に記憶され、および/または通信インターフェース501を通してリモートデバイスに送信され得る。
いくつかの他の実施形態によれば、電子デバイス500は、符号化されたビデオシーケンスを復号して、ユーザが閲覧するためにディスプレイ509上にレンダリングされる復号されたビデオシーケンスを提供し得る。符号化されたビデオシーケンスは、通信インターフェース501を通してリモート通信デバイスから受信され、プロセッサ503によって復号およびレンダリングする前にメモリ505に記憶され得るか、または、符号化されたビデオシーケンスは、ビデオシーケンスがカメラ507から受信されたことに応答してプロセッサ503によって生成され、プロセッサ503によって復号およびレンダリングする前にメモリ505に記憶され得る。したがって、同じデバイスが、したがって、ビデオシーケンスを符号化し、次いで、ビデオシーケンスを復号し得る。
次に、図6および図7を参照しながら、プロセッサ503によって実施される符号化および復号の動作が説明される。
図6は、発明概念のいくつかの実施形態による、ビデオシーケンスの(フレームとも呼ばれる)ビデオ画像中のピクセルのブロックを符号化するためにプロセッサ503によって実装され得るエンコーダ640の概略ブロック図である。
同じフレーム中のまたは前のフレーム中のピクセルのすでに提供されたブロックから、動き推定器650を使用して動き推定を実施することによって、ピクセルの現在ブロックが予測される。動き推定の結果は、インター予測の場合、参照ブロックに関連する動きベクトルまたは変位ベクトルである。動きベクトルは、ピクセルのブロックのインター予測を出力するために動き補償器(motion compensator)650によって使用され得る。
イントラ予測器649が、ピクセルの現在ブロックのイントラ予測を算出する。動き推定器/補償器650からの出力と、イントラ予測器649からの出力とは、ピクセルの現在ブロックについてイントラ予測またはインター予測のいずれかを選択するセレクタ651中に入力される。セレクタ651からの出力は、加算器641の形態の誤差計算器に入力され、加算器641は、ピクセルの現在ブロックのピクセル値をも受信する。加算器641は、ピクセルのブロックとそのブロックの予測との間のピクセル値の差として残余誤差を計算および出力する。
誤差は、離散コサイン変換などによって、変換器642中で変換され、量子化器643によって量子化され、その後、エントロピーエンコーダなどによるエンコーダ644におけるコーディングが続く。インターコーディングでは、推定された動きベクトルも、ピクセルの現在ブロックのコーディングされた表現を生成するためにエンコーダ644にもたらされる。
また、ピクセルの現在ブロックのための変換および量子化された残余誤差は、元の残余誤差を取り出すために、逆量子化器645と逆変換器646とに与えられる。この誤差は、ピクセルの次のブロックの予測およびコーディングにおいて使用され得るピクセルの参照ブロックを作成するために、動き補償器650またはイントラ予測器649から出力されたブロック予測に加算器647によって加算される。この新しい参照ブロックは、ブロッキングアーティファクトを低減し/なくすためにデブロッキングフィルタ処理を実施するために、以下で説明される例/実施形態に従って、デブロッキングフィルタ600によって最初に処理される。次いで、処理された新しい参照ブロックは、フレームバッファ648に一時的に記憶され、ここで、処理された新しい参照ブロックは、イントラ予測器649および動き推定器/補償器650にとって利用可能である。
図7は、発明概念のいくつかの実施形態による、プロセッサ503によって実装され得るデブロッキングフィルタ600を含むデコーダ760の対応する概略ブロック図である。デコーダ760は、量子化および変換された残余誤差のセットを得るためにピクセルのブロックの符号化された表現を復号するための、エントロピーデコーダなどのデコーダ761を含む。これらの残余誤差は、逆量子化器762によって逆量子化され、逆変換器763によって逆変換されて、残余誤差のセットを与える。
これらの残余誤差は、加算器764によってピクセルの参照ブロックのピクセル値に加算される。参照ブロックは、インター予測が実施されるのかイントラ予測が実施されるのかに応じて、動き推定器/補償器767またはイントラ予測器766によって決定される。それにより、セレクタ768が加算器764と動き推定器/補償器767とイントラ予測器766とに相互接続される。加算器764から出力されたピクセルの得られた復号されたブロックは、ブロッキングアーティファクトのデブロッキングフィルタ処理を行うために、発明概念のいくつかの実施形態によるデブロッキングフィルタ600に入力される。ピクセルのフィルタ処理されたブロックは、デコーダ760から出力され、さらに、復号されるべきピクセルの後続のブロックのためのピクセルの参照ブロックとして使用されるようにフレームバッファ765に一時的に提供され得る。フレームバッファ765は、それにより、動き推定器/補償器767に接続され、ピクセルの記憶されたブロックを動き推定器/補償器767にとって利用可能にする。
加算器764からの出力はまた、イントラ予測器766に入力されて、ピクセルのフィルタ処理されていない参照ブロックとして使用され得る。
図6および図7の実施形態では、デブロッキングフィルタ600は、いわゆるループ内フィルタ処理としてデブロッキングフィルタ処理を実施し得る。デコーダ760における代替実施形態では、デブロッキングフィルタ600は、いわゆる後処理フィルタ処理を実施するように構成され得る。そのような場合、デブロッキングフィルタ600は、加算器764と、フレームバッファ765と、イントラ予測器766と、動き推定器/補償器767と、セレクタ768とによって形成されるループの外部の出力フレーム上で動作する。そのような実施形態では、デブロッキングフィルタ処理は、一般にエンコーダにおいて行われない。デブロッキングフィルタ600の動作は、以下でさらに詳細に説明される。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、デブロッキングフィルタは、(ランプなどの)信号における低周波成分の有意な変更なしに、ブロック境界の第1の側からブロック境界の第2の側までの境界サンプルを補間することによって、ブロッキングアーティファクトを低減し得る。
ブロック境界の両側について、補間は、フィルタ処理されるべきすべてのサンプルの中央の位置における、または境界サンプルの中間の位置における決定されたサンプル値に対する、フィルタ処理されるべきブロック境界から最も遠く離れたサンプルよりも、ブロック境界からより遠く離れた位置における決定されたサンプル値を使用して実施され得る。
ブロック境界の各側について、サンプルの補間は、フィルタ処理されるべき総サンプルの中央に中心を置かれるまたは境界サンプルの中間の位置において中心を置かれるサンプル値の第1のセットの重み付き平均と、フィルタ処理されるべきサンプルの間で最も遠く離れているサンプルよりもより遠く離れた位置において決定されたサンプル値の第2のセットの重み付き平均との間の補間によって実施され得る。
図2は、発明概念のいくつかの実施形態による、ブロック境界の第1の側の決定されたサンプルからブロック境界上の決定されたサンプルに向かう線形補間と、ブロック境界上の決定されたサンプルからブロック境界上の第2の側の決定されたサンプル値に向かう線形補間とを使用するデブロッキングを示す。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、良好な画像品質を維持しながら、デブロックフィルタ処理によってひどいアーティファクトが低減され得る。そのようなデブロックフィルタ処理のいくつかの実施形態は、複雑さを著しく増加させることなしに大きいブロックからのアーティファクトをデブロックするのに好適であり得る。
JCTVC−F198は、境界の各側の8つのサンプルをフィルタ処理する場合、フィルタ処理されたサンプルごとに1つのシフトと16個の加算とを必要とし得る。各側の7サンプルフィルタ処理についての発明概念のいくつかの実施形態によれば、例6に関して以下で説明されるように、デブロックフィルタ処理は、refMiddleについて14個の加算と1つの乗算と1つのシフトとを使用し、次いで、14サンプルフィルタ処理のためにrefPとrefQとについて共通して4つの加算と2つのシフトとを使用し、次いで、フィルタ処理されたサンプルごとに2つの乗算と1つの加算と1つのシフトとを使用し得る。したがって、合計で、例6は、サンプルごとに2+1/14個の乗算、1+18/14個の加算、1+3/14個のシフトを使用し得る。JCTVC−F198と比較して、例6は、14個のより少数の加算を使用するが、2つのより多くの乗算を使用し得る。したがって、例6の提案されるフィルタは、JCTVC−F198と比較して同様の数の演算を必要とし得る。JCTVC−F198と比較して例6のフィルタの1つの利益は、フィルタ処理が発生するところが境界からより遠く離れるほど、フィルタ応答がより少ないローパスを与えることである。例6のフィルタが、14個のサンプルをフィルタ処理するために合計で16個のサンプルにアクセスする必要があり得るが、JCTVC−F198が、16個のサンプルをフィルタ処理するために32個のサンプルにアクセスする必要があり得るので、メモリ帯域幅も、より少なくなり得る。
発明概念のいくつかの実施形態によるデブロックフィルタ処理は、エンコーダとデコーダの両方において使用され得る。
長いフィルタの使用を決定するための追加の判定は、本開示の範囲でないが、ブロック境界に隣接する平滑度を検査し、フィルタ処理すべき対応するサンプルが境界のそれぞれの側で平滑であるときのみ、長いフィルタを適用することが推奨され得る。大きいブロック間の境界のために長いフィルタを使用することも推奨され得る。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、デブロックフィルタ処理は線形補間を使用し得るが、発明概念の追加の実施形態によれば、より高次の補間が使用され得る。発明概念の実施形態の様々な例が、以下で説明される。
第1の例によれば、(ピクセル値とも呼ばれる)サンプル値は、フィルタ処理されるべき(ピクセルとも呼ばれる)サンプルの中央の位置における決定されたサンプル値から、ブロック境界からより遠く離れた決定されたサンプル値に向かって補間される。
フィルタ処理されるべきサンプルの中央の決定されたサンプル値の位置は、フィルタ処理されるべきサンプルの数が偶数である場合に2つのサンプル値間の中間において決定され、フィルタ処理されるべきサンプルの数が奇数である場合に中間サンプルにおいて決定され、決定された値は、その位置のそれぞれの側からのN個のサンプルを使用することによって算出される。
一般に、フィルタ処理されるべきサンプルは、ブロック境界に対して直角なラインに沿ってあり得るが、発明概念の実施形態は、対角構造を除去することを低減/回避するために、対角線方向にブロック境界にわたるラインのためにも使用され得る。
以下のような、ブロック境界に対して直角なラインに沿った、(サンプル/ピクセルpを含む)ブロックPと、(サンプル/ピクセルqを含む)ブロックQとにおけるサンプルについて考える。
p5 p4 p3 p2 p1 p0 | q0 q1 q2 q3 q4 q5
ここで、p5〜p0はあるブロックPに属し、q0〜q5は別のブロックQに属し、ここで、p0とq0とは、ブロック境界に最も近い。
フィルタ処理されるべきサンプルの中央の位置は、この場合、(そのときフィルタ処理されるべきサンプルの数が偶数であるので)同数のサンプルが、ブロックPとブロックQの両方においてフィルタ処理される場合、p0とq0との間にあることになる。その位置における決定されたサンプル値は、少なくとも1つのサンプルが、ブロック境界のそれぞれの側、たとえば、少なくともp0およびq0からとられる、ブロック境界に対して直角なサンプルの算出された平均である。決定されたサンプル値の一例は、(p0+q0)/2(すなわち、p0とq0との平均)である。別の例は、(p1+p0+q0+q1)/4(すなわち、p1とp0とq0とq1との平均)である。非重み付き平均の代わりに、重み付き平均が、サンプルに対して異なる重み付けファクタを用いるが、境界の近くの位置からの同じ距離におけるサンプルのために同じ重み付け、たとえば、対称的重み付けを用いて、使用され得る。
p1およびq1は、ブロック境界からより遠く離れた、ブロック境界に対して直角な決定されたサンプル値の例である。それらの決定されたサンプル値は両方とも、それぞれブロックPとブロックQの内側にあり、それらのサンプル値は、refPおよびrefQと示され得る。決定されたサンプル値として、ただサンプル値p1およびq1を選ぶ代わりに、ブロック境界からより遠く離れた決定されたサンプル値として、p1とp0との平均、およびq1とq0との平均を代わりにとることができる。非重み付き平均の代わりに、重み付き平均が、サンプルに対して異なる重み付けファクタを用いて使用され得る。サンプル値を平均化することによって、より信頼できる決定されたサンプル値が取得され得る。
デブロッキングの後の補間サンプルの例として、少なくともp0またはq0は、ブロック内の境界の近くの決定されたサンプルと、境界からより遠く離れた決定されたサンプルとに基づいて補間され得る。補間は、補間サンプルが、フィルタ処理されるべきサンプルの中央の決定されたサンプル値から、それぞれのブロック内の境界からより遠く離れた決定されたサンプル値に向かって線形的に減少または増加するように、線形であり得る。
数値の例として、P側の5つのサンプル(p0〜p4)とQ側の5つのサンプル(q0〜q4)とのデブロッキングについて考える。
refMiddle=(p0+q0)/2
refP=(p5+p4)/2
refQ=(q5+q4)/2
次いで、refPの位置とrefMiddleの位置との間の距離を計算することによって、refPとrefMiddleとの間で(同様にrefQとrefMiddleとの間で)線形補間するためのフィルタが規定され得る。refPがサンプルp5とp4との間の平均として規定される場合、refPとp4との間の距離は0.5であり、refPとp3との間の距離は1.5であり、refPとp2との間の距離は2.5であり、refPとp1との間の距離は3.5であり、refPとp0との間の距離は4.5であり、最終的に、refMiddleとp0との間の距離は0.5である。したがって、refPとrefMiddleとの間の距離は、この場合5つのサンプルである。
refMiddleに対して適用されるべきフィルタ係数fと、refPに対して適用されるべき、1−それらのフィルタ係数とが規定されて、線形補間によって(ここではp(x)と示される)フィルタ処理された値p0’〜p4’を作り出し得る。
f=[4.5 3.5 2.5 1.5 0.5]/5
p(x)’=f(x)*refMiddle+(1−f(x))*refP
ここで、xは0〜4であり、p(x)’はp(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、f(0)は4.5/5であり、f(1)は3.5/5である、などである。同様に、Q側(ここではq(x)と示されるq0〜q4)について、
q(x)’=f(x)*refMiddle+(1−f(x))*refQ
ここで、xは0〜4であり、q(x)’はq(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、f(0)は4.5/5であり、f(1)は3.5/5である、などである。
第1の例のこの手法によれば、ブロック境界の一方の側からブロック境界の反対側への平滑な遷移は、ブロック境界に対して直角な低周波信号、たとえば、線形ランプ(1 2 3 4...)に対する比較的小さい影響を与えながら、境界の一方の側から境界の反対側への急激な遷移があるとき、与えられ得る。
第2の例によれば、第1の例のデブロッキングは、フィルタ係数に正規化ファクタを乗算し、結果を丸めて整数フィルタ係数を有することによって、浮動小数点演算の代わりに固定小数点演算を使用して実装され得る。
たとえば、第1の例のフィルタは、次のように書かれ得る。
fInt=round(f*64)=[58 45 32 19 6]
一例として、refMiddle、refPおよびrefQは、次のように取得され得る。
refMiddle=(p4+p3+2*(p2+p1+p0+q0+q1+q2)+q3+q4)+8)>>4
refP=(p5+p4+1)>>1
refQ=(q5+q4+1)>>1
また、フィルタ処理は、次のように記述され得る。
p(x)=(fInt(x)*refMiddle+(64−fInt(x))*refP+32)>>6
q(x)=(fInt(x)*refMiddle+(64−fInt(x))*refQ+32)>>6
上記の式では、>>は、指示された2のべき乗による除算と等価なバイナリシフト関数である(たとえば、>>4は16による除算であり、>>1は2による除算であり、>>6は64による除算である、などである)。
第3の例によれば、同じ手法は、フィルタ処理された出力を作り出すために、フィルタ関数の連続部分を組み合わせて、それぞれの再構築されたサンプル値について直接適用されるべきフィルタ係数の1つのベクトルにすることによって、単一ステップフィルタ処理において適用され得る。
Figure 2021508966
これはまた、他の実施形態/例において説明されるように、2の倍数であるスケーリングファクタを用いて浮動小数点数をスケーリングし、それを整数に丸めることによって、固定小数点フィルタにコンバートされ得る。次いで、フィルタ処理するとき、スケーリングファクタに対応するファクタを用いて右シフトする。
第4の例によれば、非対称的デブロッキングが、1つのブロック中で、他のブロック中でよりも多くのサンプルを補間することによって、前の実施形態に基づいて規定され得る。上記で説明されたものと同じまたは同様であるアルゴリズムが使用され得る。非対称的デブロッキングの一例が以下で説明され、ここで、ブロックPのサンプルp0〜p7およびブロックQのサンプルq0〜q3は、ブロックPとブロックQとの間の境界にわたるラインにおいて提供される。
p7 p6 p5 p4 p3 p2 p1 p0 | q0 q1 q2 q3
この例では、サンプルp6〜p0およびq0〜q2がフィルタ処理される。
この例では、フィルタ処理すべきサンプルの数が合計10であり、中間がp2とp1との間にあるので、refMiddleは、p2とp1との間にある。
refMiddle=(p6+p5+p4+p3+p2+p1+p0+q0+q1+q2)/10
P側のブロック境界からより遠く離れたサンプル値は、p6とp7との間にあり得る。したがって、決定されたサンプル値は、以下のようになり得る。
refP=(p7+p6)/2
Q側のブロック境界からより遠く離れたサンプル値は、q2とq3との間にあり得る。したがって、決定されたサンプル値は、以下のようになり得る。
refQ=(q2+q3)/2
refPとrefMiddleとの間の距離は、refQとrefMiddleとの間の距離でもある5である。したがって、refPとrefMiddleとの間のサンプルを補間するためのフィルタが、次のように規定され得る。
f=[4.5 3.5 2.5 1.5 0.5]/5
これは、決定された中間サンプルの各側で5つのサンプルがフィルタ処理されるので、第1の例において説明されたのと同じフィルタであることに留意されたい。違いは、中間サンプルが現在ブロックPとブロックQとの間ではなくブロックP内にあることである。
この場合、変更されるべきであるrefMiddleの左の第1のサンプルへのポインタが、p*として規定され得、次いで、refMiddleの左側の各サンプルが、したがって以下のようにp*(x)によって記述され得る。
p*(x)’=f(x)*refMiddle+(1−f(x))*refP
ここで、xは0〜4であり、p*(x)’はp*(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、f(0)は4.5/5であり、f(1)は3.5/5である、などである。
次いで、変更されるべきであるrefMiddleの右の第1のサンプルへのポインタが、q*として規定され得、次いで、refMiddleの右側の各フィルタ処理されたサンプルが、したがって以下のようにq*(x)によって記述され得る。
q*(x)’=f(x)*refMiddle+(1−f(x))*refP
ここで、xは0〜4であり、q(x)’はq(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、f(0)は4.5/5であり、f(1)は3.5/5である、などである。
デブロッキングフィルタの適用例の場合は、ブロック境界に対して直角な垂直方向または水平方向にあり得る。第5の例によれば、前の例で説明されたような発明概念の実施形態は、ブロック境界に沿った0度における参照方向をもつブロック境界と比較して+/−45度において構成されたサンプルのラインのためにも使用され得る。前の例と比較した違いは、デブロッキングフィルタ処理のために使用すべきサンプルの位置である。
ブロック境界の各側の5サンプルフィルタ処理に関して、デブロックフィルタ処理のために使用すべきサンプルは、図3に示されているように、境界と比較して+45度反時計回りのラインにおいて配向され得る。ブロック境界の各側の5サンプルフィルタ処理に関して、デブロックフィルタ処理のために使用すべきサンプルは、図4に示されているように、境界と比較して−45度反時計回りのラインにおいて配向され得る。
第6の例によれば、ブロック境界のそれぞれの側の3つ、5つ、または7つのサンプルを使用する補間による対称的デブロックフィルタ処理のための擬似コードが与えられ得る。
Figure 2021508966
Figure 2021508966
ここで、以下で示されているように、サンプルn0〜n7は、ブロックP上の再構築されたサンプルであり、サンプルn8〜n15は、ブロックQ上の再構築されたサンプルである。
n0 n1 n2 n3 n4 n5 n6 n7 | n8 n9 n10 n11 n12 n13 n14 n15
再構築されたサンプルはpiSrcから生じ、ここで、n7=piSrc[−iOffset]、n6=piSrc[−2*iOffset]、n5=piSrc[−3*iOffset]、n4=piSrc[−4*iOffset]、n3=piSrc[−5*iOffset]、n2=piSrc[−6*iOffset]、n1=piSrc[−7*iOffset]、n0=piSrc[−8*iOffset]、n8=piSrc[0]、n9=piSrc[iOffset]、n10=piSrc[2*iOffset]、n11=piSrc[3*iOffset]、n12=piSrc[4*iOffset]、n13=piSrc[5*iOffset]、n14=piSrc[6*iOffset]、n15=piSrc[7*iOffset]である。
フィルタ処理の後に、piSrcは、フィルタ処理された出力を用いて更新される。
第7の例によれば、動作は、上記で説明された例と同様であり得るが、ここで、refMiddle、refPおよびrefQは、より正確な推定値、およびしたがってよりロバストなデブロッキングをも可能にするためにフィルタ処理方向と反対の方向において平均化される。
refMiddle(x)、refP(x)およびrefQ(x)について考え、ここで、xは0からN−1まで進み、ここで、Nは、フィルタ処理すべき境界の長さである。refMiddle、refPおよびrefQの近隣算出に基づいて、重み付き平均値が決定される。
たとえば、ブロック境界の、近隣ラインに対する推定値についての1の重みと、現在ラインの推定値についての2の重みとの場合。
refMiddleAvg(x)=(refMiddle(x−1)+refMiddle(x)*2+refMiddle(x+1)+2)>>2
refPAvg(x)=(refP(x−1)+refP(x)*2+refP(x+1)+2)>>2
refQAvg(x)=(refQ(x−1)+refQ(x)*2+refQ(x+1)+2)>>2
ここで、refMiddleAvg(x)、refPAvg(x)およびrefQAvg(x)は、前の実施形態におけるrefMiddle、refPおよびrefQの代わりに使用される。
第8の例によれば、動作は、上記で説明された例と同様であり得るが、ここで、非対称的デブロックフィルタ処理は、フィルタ処理されるべきすべてのサンプルの間で中心を置かれる代わりに、ブロックの中間の周りに中心を置かれる平均をとることによって実施される。例として、以下のサンプルがブロック境界を横切って提供され得る。
p7 p6 p5 p4 p3 p2 p1 p0 | q0 q1 q2 q3
また、p6〜p0、およびq0〜q2は、フィルタ処理されるべきである。
この場合、refMiddleは、平均がブロック境界において中心を置かれるので、p0とq0との間にある。
refMiddle=(p2+p1+p0+q0+q1+q2)/6
P側のブロック境界からより遠く離れたサンプル値は、p6とp7との間にあり得る。次いで、決定されたサンプル値refPは、以下のようになり得る。
refP=(p7+p6)/2
Q側のブロック境界からより遠く離れたサンプル値は、q2とq3との間にあり得る。次いで、決定されたサンプル値refQは、以下のようになり得る。
refQ=(q2+q3)/2
refPとrefMiddleとの間の距離は7である。したがって、refPとrefMiddleとの間のサンプルを補間するためのフィルタが、次のように規定され得る。
fP=[6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5]/7
refQとrefMiddleとの間の距離は3である。したがって、refPとrefMiddleとの間のサンプルを補間するためのフィルタが、次のように規定され得る。
fQ=[2.5 1.5 0.5]/3
p(x)’=fP(x)*refMiddle+(1−fP(x))*refP
ここで、xは0〜6であり、p(x)’はp(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、fP(0)は6.5/7であり、f(1)は5.5/7である、などである。
同様に、Q側について、
q(x)’=fQ(x)*refMiddle+(1−fQ(x))*refQ
ここで、xは0〜4であり、q(x)’はq(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、fQ(0)は2.5/3であり、f(1)は1.5/3である、などである。
第8の例では、ブロック境界の一方の側からブロック境界の反対側への平滑な遷移は、ブロック境界に対して直角な低周波信号、たとえば、線形ランプ(1 2 3 4...)に対する影響をも低減しながら、境界の一方の側から境界の反対側への急激な遷移があるとき、作り出され得る。
第9の例によれば、動作は、上記で説明された例と同様であり得るが、ここで、refMiddleは、さらにより強いデブロッキング効果を達成するために省略される。数値の例として、P側の7つのサンプルとQ側の7つのサンプルとのデブロックフィルタ処理について考える。
p7 p6 p5 p4 p3 p2 p1 p0 | q0 q1 q2 q3 q4 q5 q6 q7
refP=(p7+p6)/2
refQ=(q7+q6)/2
次いで、refPの位置とrefQの位置との間の距離を計算することによって、refPとrefQとの間で線形補間するためのフィルタが規定され得る。refPがサンプルp7とp6との間の平均として規定され、refQがq7とq6の間の平均として規定される場合、refPとp6との間の距離は0.5であり、refPとp5との間の距離は1.5であり、refPとp4との間の距離は2.5であり、refPとp3との間の距離は3.5である、などであり、最終的に、refPとrefQとの間の距離は14である。したがって、refPとrefQとの間の距離は、この場合14個のサンプルである。
次いで、refQに対して適用されるべきフィルタ係数と、refPに対して適用されるべき、1−それらのフィルタ係数とを規定して、(ここではpq(x)と示される)フィルタ処理された値pq0〜pq13を作り出すことができ、ここで、pq0=q7であり、pq1=q6であり、以下同様であり、したがって、線形補間によって、pq13=p7である。
f=[13.5 12.5 11.5 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5]/14
p(x)’=f(x)*refQ+(1−f(x))*refP
ここで、xは0〜13であり、p(x)’はp(x)のフィルタ処理されたバージョンである。したがって、f(0)は13.5/14であり、f(1)は12.5/14である、などである。
これはまた、他の例において説明されるように、2の倍数であるスケーリングファクタを用いて浮動小数点数をスケーリングし、それを整数に丸めることによって、固定小数点フィルタにコンバートされ得る。次いで、フィルタ処理するとき、スケーリングファクタに対応するファクタを用いて右シフトする。
第10の例によれば、動作は、上記で説明された例と同様であり得るが、自然構造を除去することを低減/回避するために、補間値は、補間の前の値およびしきい値と比較され得、補間値は、それぞれ、p(x)−thresholdP(x)からp(x)+thresholdP(x)までの範囲、およびq(x)−thresholdQ(x)からq(x)+thresholdQ(x)までの範囲に等しいかまたはそれらの範囲内になるように最大値にクリッピングされ得る。
pC(x)=p(x)−clip3(−threshold(x),threshold(x),(p(x)−p(x)’))
ここで、pC(x)は、p(x)’のクリッピングされたバージョンであり、threshold(x)は、QPがより高い(変換係数のより粗い量子化である)ときにサンプルのより多くの変更が可能にされるように、QPに基づく。
qC(x)=q(x)−clip3(−thresholdQ(x),thresholdQ(x),(q(x)−q(x)’))
ここで、qC(x)は、q(x)’のクリッピングされたバージョンであり、thresholdQ(x)は、QPがより高い(変換係数のより粗い量子化である)ときにサンプルのより多くの変更が可能にされるように、QPに基づく。
thresholdP(x)およびthresholdQ(x)は、すべて同じであるか、または、たとえば、xの増加とともに、境界からより遠く離れたサンプルについて低減されるかのいずれかであり得る。
いくつかの場合には、たとえば、量子化パラメータが反対側よりも一方の側で低い場合、より多くのフィルタ処理が反対側よりも一方の側で可能にされ得る。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、ランプを著しく変更しないが、2つのブロック間の不連続性を効率的に低減/除去し得る、長いデブロッキングフィルタが与えられ得る。その上、そのようなデブロッキングフィルタは、比較的低い複雑さを伴って実装され得る。発明概念のいくつかの実施形態によれば、フィルタ処理すべきサンプルの数に関して比較的フレキシブルであり、より多くのサンプルが境界の反対側よりも一方の側でフィルタ処理される非対称的デブロッキングを可能にする、デブロックフィルタ処理が与えられ得る。
次に、発明概念のいくつかの実施形態による、図8のフローチャートを参照しながら、電子デバイス500の動作が説明される。たとえば、(ユニットとも呼ばれる)モジュールは、図5のメモリ505に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がプロセッサ503によって実行されたとき、プロセッサ503が図8のフローチャートのそれぞれの動作を実施するように、命令を与え得る。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、電子デバイス500は、複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスを復号し得、複数の画像の各画像は複数のブロックを含む。ブロック801において、プロセッサ503は、たとえば、通信インターフェース501を通してネットワーク上でリモートソースから符号化されたビデオシーケンスを受信することによって、および/またはメモリ505から符号化されたビデオシーケンスを取り出すことによって、符号化されたビデオシーケンスを取得し得る。いくつかの実施形態によれば、プロセッサ503は、最初に、符号化されたビデオシーケンスを受信し、次いで、メモリからの後の取出しのために、符号化されたビデオシーケンスをメモリ505に保存し得る。
ブロック803において、プロセッサ503は、符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供し得、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。その上、第1のブロックと第2のブロックとは、ブロック801において取得された符号化されたビデオシーケンスに基づいて提供され得る。
ブロック805において、プロセッサ503は、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセルのラインを規定し得、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセルと第2のブロックの第2の複数のピクセルとを含む。第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとは、等しい数のピクセルを含み得るか、または第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとは、異なる数のピクセルを含み得る。その上、ピクセルのラインは、境界に対して直角であり得るか、または、ピクセルのラインは、境界に対して対角であり得る。
ブロック807において、プロセッサ503は、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセルに基づいて、第1の参照値を計算し得、ブロック809において、プロセッサ503は、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセルに基づいて、第2の参照値を計算し得る。ブロック807において、プロセッサ503は、第1のピクセルの値と第1のピクセルに隣接するラインのピクセルの値とに基づく平均として第1の参照値を計算し得、ブロック809において、プロセッサ503は、第2のピクセルの値と第2のピクセルに隣接するラインのピクセルの値とに基づく平均として第2の参照値を計算し得る。
ブロック811において、プロセッサ503は、ピクセルのラインからの第3のピクセルと第4のピクセルとに基づいて、第3の参照値を計算し得、第3のピクセルは、第1のピクセルと第4のピクセルとの間のライン中にあり、第4のピクセルは、第3のピクセルと第2のピクセルとの間のライン中にある。
ブロック813において、プロセッサ503は、第1の参照値と第2の参照値とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値を計算し得る。第3の参照値が使用されるとすれば、フィルタ処理されたピクセル値を計算することは、第1のピクセルと第3のピクセルとの間のライン中のピクセルについて、第1の参照値と第3の参照値とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、第2のピクセルと第4のピクセルとの間のライン中のピクセルについて、第2の参照値と第3の参照値とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含み得る。いくつかの実施形態によれば、ブロック813において補間を使用してフィルタ処理されたピクセル値を計算することは、それぞれのピクセルのフィルタ処理されていない値としきい値とに基づいて、フィルタ処理されたピクセル値のうちの少なくとも1つをクリッピングすることをも含み得る。
ブロック815において、プロセッサ503は、フィルタ処理されたピクセル値を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成し得る。
ブロック817において、プロセッサ503は、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成し得る。
ブロック819において、プロセッサ503は、復号されたビデオシーケンスを、スクリーン509上での表示のためにレンダリングし得、レンダリングすることは、復号されたビデオシーケンスに基づいてビデオをスクリーン上に提示することを含み得る。
ブロック811の第3の参照値が使用される場合、第3の参照値を計算することは、第3のピクセルの値と第4のピクセルの値とに基づく平均として第3の参照値を計算することを含み得る。第3のピクセルは、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれ得、第4のピクセルは、第2のブロックの第2の複数のピクセル中に含まれるか、または、第3のピクセルと第4のピクセルとは、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれ得る。いくつかの実施形態によれば、プロセッサ503は、第3のピクセルと第4のピクセルとに基づいて、第3のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、ならびに第4のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、第3の参照値を計算し得る。
いくつかの他の実施形態によれば、ブロック813においてフィルタ処理されたピクセル値を計算することは、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のライン中のピクセルについて、第1の参照値と第2の参照値とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含み得る。そのような実施形態によれば、ブロック811における第3の参照値の計算は省略され得、フィルタ処理されたピクセル値は、第3の参照値なしにブロック813において計算され得る。
いくつかの実施形態によれば、プロセッサ503は、ブロック807において、第1のピクセルに基づいて、ならびに第1のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第1のブロック中の別のピクセルに基づいて第1の参照値を計算し得、プロセッサ503は、ブロック809において、第2のピクセルに基づいて、ならびに第2のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第2のブロック中の別のピクセルに基づいて第2の参照値を計算し得る。
図8の様々な動作は、いくつかの実施形態に関して随意であり得る。(以下に記載される)例示的な実施形態1の方法に関して、たとえば、図8のブロック801、811、および819の動作は随意であり得る。
次に、発明概念のいくつかの実施形態による、図9のフローチャートを参照しながら、電子デバイス500の動作が説明される。たとえば、(ユニットとも呼ばれる)モジュールは、図5のメモリ505に記憶され得、これらのモジュールは、モジュールの命令がプロセッサ503によって実行されたとき、プロセッサ503が図9のフローチャートのそれぞれの動作を実施するように、命令を与え得る。
発明概念のいくつかの実施形態によれば、電子デバイス500は、複数の画像を含むビデオシーケンスを符号化し得、複数の画像の各画像は複数のブロックを含む。ブロック901において、プロセッサ503は、複数の画像を含むビデオシーケンスを受信し得る。たとえば、プロセッサ503は、(図5に示されているように電子デバイス500と統合されるか、または電子デバイス500の外部に設けられ得る)カメラ507など、ビデオ画像キャプチャデバイスからビデオシーケンスを受信し得る。
ブロック903において、プロセッサ503は、ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供し得、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。
ブロック905において、プロセッサ503は、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセルのラインを規定し得、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセルと第2のブロックの第2の複数のピクセルとを含む。第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとは、等しい数のピクセルを含み得るか、または第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとは、異なる数のピクセルを含む。その上、ピクセルのラインは、境界に対して直角であり得るか、または、ピクセルのラインは、境界に対して対角であり得る。
ブロック907において、プロセッサ503は、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセルに基づいて、第1の参照値を計算し得、ブロック909において、プロセッサ503は、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセルに基づいて、第2の参照値を計算し得る。
ブロック911において、プロセッサ503は、ピクセルのラインからの第3のピクセルと第4のピクセルとに基づいて、第3の参照値を計算し得、第3のピクセルは、第1のピクセルと第4のピクセルとの間のライン中にあり、第4のピクセルは、第3のピクセルと第2のピクセルとの間のライン中にある。
ブロック913において、プロセッサ503は、第1の参照値と第2の参照値とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値を計算し得る。第3の参照値が使用されるとすれば、フィルタ処理されたピクセル値を計算することは、第1のピクセルと第3のピクセルとの間のライン中のピクセルについて、第1の参照値と第3の参照値とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、第2のピクセルと第4のピクセルとの間のライン中のピクセルについて、第2の参照値と第3の参照値とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含み得る。
ブロック915において、プロセッサ503は、フィルタ処理されたピクセル値を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成し得る。
ブロック917において、プロセッサ503は、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成し得る。
ブロック919において、プロセッサ503は、符号化されたビデオシーケンスをメモリ505に保存し得、および/またはブロック921において、プロセッサ503は、ネットワーク上で、符号化されたビデオシーケンスをリモートデバイスに送信し得る。さらに、プロセッサ503は、符号化されたビデオシーケンスをメモリ505に保存し、図8に関して上記で説明されたようにメモリからの符号化されたビデオシーケンスを復号し、次いで、復号されたビデオシーケンスを、スクリーン509上での表示のためにレンダリングし得る。
第3の参照値が使用される場合、プロセッサ503は、ブロック911において、第3のピクセル(p0)の値と第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として第3の参照値を計算し得る。第3のピクセルは、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれ得、第4のピクセルは、第2のブロックの第2の複数のピクセル中に含まれるか、または、第3のピクセルと第4のピクセルとは、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれ得る。いくつかの実施形態によれば、プロセッサ503は、第3のピクセルと第4のピクセルとに基づいて、第3のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、ならびに第4のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、第3の参照値を計算し得る。
いくつかの他の実施形態によれば、プロセッサ503は、ブロック913において、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のライン中のピクセルについて、第1の参照値と第2の参照値とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算し得る。そのような実施形態によれば、ブロック911における第3の参照値の計算は省略され得、フィルタ処理されたピクセル値は、第3の参照値なしにブロック913において計算され得る。
ブロック907において、プロセッサ503は、第1のピクセルの値と第1のピクセルに隣接するラインのピクセルの値とに基づく平均として第1の参照値を計算し得、ブロック909において、プロセッサ503は、第2のピクセルの値と第2のピクセルに隣接するラインのピクセルの値とに基づく平均として第2の参照値を計算し得る。
ブロック907において、プロセッサ503は、第1のピクセルに基づいて、ならびに第1のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第1のブロック中の別のピクセルに基づいて第1の参照値を計算し得、ブロック909において、プロセッサ503は、第2のピクセルに基づいて、ならびに第2のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第2のブロック中の別のピクセルに基づいて第2の参照値を計算し得る。
ブロック913において、プロセッサ503は、補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算し、それぞれのピクセルのフィルタ処理されていない値としきい値とに基づいて、フィルタ処理されたピクセル値のうちの少なくとも1つをクリッピングし得る。
図9の様々な動作は、いくつかの実施形態に関して随意であり得る。(以下に記載される)例示的な実施形態19の方法に関して、たとえば、図9のブロック911、919、および921の動作は随意であり得る。
例示的な実施形態が以下で説明される。参照番号/文字は、例示的な実施形態を、参照番号/文字によって示される特定のエレメントに限定することなしに、例/例示として丸括弧中に与えられる。
1.複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスを復号する方法であって、複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、方法は、符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(803)であって、第1のブロックと第2のブロックとが画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(803)と、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(805)であって、ピクセルのラインが、第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(805)と、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算すること(807)と、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算すること(809)と、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセル(p7)と第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算すること(813)と、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成すること(815)と、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成すること(817)とを含む、方法。
2.復号されたビデオシーケンスを、スクリーン(509)上での表示のためにレンダリングすること(819)をさらに含む、実施形態1に記載の方法。
3.ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(811)であって、第3のピクセル(p0)が、第1のピクセル(p7)と第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、第4のピクセル(q0)が、第3のピクセル(p0)と第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(811)をさらに含み、フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、第1のピクセル(p7)と第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、第1の参照値(refP)と第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、第2のピクセル(q7)と第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、第2の参照値(refQ)と第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、実施形態1または2に記載の方法。
4.第3の参照値(refMiddle)を計算することが、第3のピクセル(p0)の値と第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として第3の参照値を計算することを含む、実施形態3に記載の方法。
5.第3のピクセルが、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれ、第4のピクセルが、第2のブロックの第2の複数のピクセル中に含まれる、実施形態3または4に記載の方法。
6.第3のピクセルと第4のピクセルとが、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれる、実施形態3または4に記載の方法。
7.フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、第1のピクセル(p7)と第2のピクセル(q7)との間のライン中のピクセルについて、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含む、実施形態1または2に記載の方法。
8.第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとが、等しい数のピクセルを含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
9.第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとが、異なる数のピクセルを含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載の方法。
10.ピクセルのラインが、境界に対して直角であるか、または、ピクセルのラインが、境界に対して対角である、実施形態1から9のいずれか1つに記載の方法。
11.第1の参照値を計算することが、第1のピクセル(p7)の値と第1のピクセル(p7)に隣接するラインのピクセル(p6)の値とに基づく平均として第1の参照値(refP)を計算することを含み、第2の参照値(refQ)を計算することが、第2のピクセル(q7)の値と第2のピクセル(q7)に隣接するラインのピクセル(q6)の値とに基づく平均として第2の参照値を計算することを含む、実施形態1から10のいずれか1つに記載の方法。
12.ネットワーク上でリモートソースから符号化されたビデオシーケンスを受信すること(801)をさらに含み、第1のブロックと第2のブロックとを提供することが、リモートソースから受信された符号化されたビデオシーケンスに基づいて第1のブロックと第2のブロックとを提供することを含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載の方法。
13.メモリから符号化されたビデオシーケンスを取り出すこと(801)をさらに含み、第1のブロックと第2のブロックとを提供することが、メモリ(505)から取り出された符号化されたビデオシーケンスに基づいて第1のブロックと第2のブロックとを提供することを含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載の方法。
14.第3の参照値を計算することが、第3のピクセルと第4のピクセルとに基づいて、第3のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、ならびに第4のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、第3の参照値を計算することを含む、実施形態3から6のいずれか1つに記載の方法。
15.第1の参照値を計算することが、第1のピクセルに基づいて、ならびに第1のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第1のブロック中の別のピクセルに基づいて第1の参照値を計算することを含み、第2の参照値を計算することが、第2のピクセルに基づいて、ならびに第2のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第2のブロック中の別のピクセルに基づいて第2の参照値を計算することを含む、実施形態1から14のいずれか1つに記載の方法。
16.補間を使用してフィルタ処理されたピクセル値を計算することが、それぞれのピクセルのフィルタ処理されていない値としきい値とに基づいて、フィルタ処理されたピクセル値のうちの少なくとも1つをクリッピングすることを含む、実施形態1から15のいずれか1つに記載の方法。
17.実施形態1から16のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された電子デバイス(500)。
18.実施形態1から16のいずれか1つに記載の動作を実施するように設定されたプロセッサ(503)を備える電子デバイス(500)。
19.複数の画像を含むビデオシーケンスを符号化する方法であって、複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、方法は、複数の画像を含むビデオシーケンスを受信すること(901)と、ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(903)であって、第1のブロックと第2のブロックとが画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(903)と、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(905)であって、ピクセルのラインが、第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(905)と、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算すること(907)と、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算すること(909)と、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセル(p7)と第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算すること(913)と、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成すること(915)と、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成すること(917)とを含む、方法。
20.ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(911)であって、第3のピクセル(p0)が、第1のピクセル(p7)と第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、第4のピクセル(q0)が、第3のピクセル(p0)と第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(911)をさらに含み、フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、第1のピクセル(p7)と第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、第1の参照値(refP)と第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、第2のピクセル(q7)と第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、第2の参照値(refQ)と第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、実施形態19に記載の方法。
21.第3の参照値(refMiddle)を計算することが、第3のピクセル(p0)の値と第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として第3の参照値を計算することを含む、実施形態20に記載の方法。
22.第3のピクセルが、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれ、第4のピクセルが、第2のブロックの第2の複数のピクセル中に含まれる、実施形態20または21に記載の方法。
23.第3のピクセルと第4のピクセルとが、第1のブロックの第1の複数のピクセル中に含まれる、実施形態20または21に記載の方法。
24.フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、第1のピクセル(p7)と第2のピクセル(q7)との間のライン中のピクセルについて、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含む、実施形態19に記載の方法。
25.第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとが、等しい数のピクセルを含む、実施形態19から24のいずれか1つに記載の方法。
26.第1の複数のピクセルと第2の複数のピクセルとが、異なる数のピクセルを含む、実施形態19から24のいずれか1つに記載の方法。
27.ピクセルのラインが、境界に対して直角であるか、または、ピクセルのラインが、境界に対して対角である、実施形態19から26のいずれか1つに記載の方法。
28.第1の参照値を計算することが、第1のピクセル(p7)の値と第1のピクセル(p7)に隣接するラインのピクセル(p6)の値とに基づく平均として第1の参照値(refP)を計算することを含み、第2の参照値(refQ)を計算することが、第2のピクセル(q7)の値と第2のピクセル(q7)に隣接するラインのピクセル(q6)の値とに基づく平均として第2の参照値を計算することを含む、実施形態19から27のいずれか1つに記載の方法。
29.符号化されたビデオシーケンスをメモリ(505)に保存すること(919)をさらに含む、実施形態19から28のいずれか1つに記載の方法。
30.ネットワーク上で、符号化されたビデオシーケンスをリモートデバイスに送信すること(921)をさらに含む、実施形態19から29のいずれか1つに記載の方法。
31.ビデオシーケンスを受信することが、ビデオ画像キャプチャデバイスからビデオシーケンスを受信することを含む、実施形態19から30のいずれか1つに記載の方法。
32.第3の参照値を計算することが、第3のピクセルと第4のピクセルとに基づいて、第3のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、ならびに第4のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の別のピクセルに基づいて、第3の参照値を計算することを含む、実施形態20から23のいずれか1つに記載の方法。
33.第1の参照値を計算することが、第1のピクセルに基づいて、ならびに第1のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第1のブロック中の別のピクセルに基づいて第1の参照値を計算することを含み、第2の参照値を計算することが、第2のピクセルに基づいて、ならびに第2のピクセルに隣接するおよびピクセルのライン外の、第2のブロック中の別のピクセルに基づいて第2の参照値を計算することを含む、実施形態19から32のいずれか1つに記載の方法。
34.補間を使用してフィルタ処理されたピクセル値を計算することが、それぞれのピクセルのフィルタ処理されていない値としきい値とに基づいて、フィルタ処理されたピクセル値のうちの少なくとも1つをクリッピングすることを含む、実施形態19から33のいずれか1つに記載の方法。
35.実施形態19から34のいずれか1つに記載の動作を実施するように適応された電子デバイス(500)。
36.実施形態19から34のいずれか1つに記載の動作を実施するように設定されたプロセッサ(503)を備える電子デバイス(500)。
追加の説明が以下で与えられる。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになろう。
添付の図面を参照しながら、次に、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれており、開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
図QQ1:いくつかの実施形態による無線ネットワーク。
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図QQ1に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図QQ1の無線ネットワークは、ネットワークQQ106、ネットワークノードQQ160およびQQ160b、ならびに(モバイル端末とも呼ばれる)WD QQ110、QQ110b、およびQQ110cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノードQQ160および無線デバイス(WD)QQ110は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラー、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを含み、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、Bluetooth、Z−Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワークQQ106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノードQQ160およびWD QQ110は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能性を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供する、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散型無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E−SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図QQ1では、ネットワークノードQQ160は、処理回路要素QQ170と、デバイス可読媒体QQ180と、インターフェースQQ190と、補助機器QQ184と、電源QQ186と、電力回路要素QQ187と、アンテナQQ162とを含む。図QQ1の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノードQQ160は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノードQQ160の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体QQ180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノードQQ160は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノードQQ160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノードQQ160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体QQ180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナQQ162がRATによって共有され得る)。ネットワークノードQQ160は、ネットワークノードQQ160に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノードQQ160内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路要素QQ170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路要素QQ170によって実施されるこれらの動作は、処理回路要素QQ170によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路要素QQ170は、単体で、またはデバイス可読媒体QQ180などの他のネットワークノードQQ160構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノードQQ160機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路要素QQ170は、デバイス可読媒体QQ180に記憶された命令、または処理回路要素QQ170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能性は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路要素QQ172とベースバンド処理回路要素QQ174とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路要素QQ172とベースバンド処理回路要素QQ174とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ172とベースバンド処理回路要素QQ174との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部は、デバイス可読媒体QQ180、または処理回路要素QQ170内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路要素QQ170によって実施され得る。代替実施形態では、機能性の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路要素QQ170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路要素QQ170は、説明される機能性を実施するように設定され得る。そのような機能性によって提供される利益は、処理回路要素QQ170単独に、またはネットワークノードQQ160の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノードQQ160によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体QQ180は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路要素QQ170によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体QQ180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路要素QQ170によって実行されることが可能であり、ネットワークノードQQ160によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体QQ180は、処理回路要素QQ170によって行われた計算および/またはインターフェースQQ190を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ170およびデバイス可読媒体QQ180は、統合されていると考えられ得る。
インターフェースQQ190は、ネットワークノードQQ160、ネットワークQQ106、および/またはWD QQ110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェースQQ190は、たとえば有線接続上でネットワークQQ106との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末QQ194を備える。インターフェースQQ190は、アンテナQQ162に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナQQ162の一部であり得る、無線フロントエンド回路要素QQ192をも含む。無線フロントエンド回路要素QQ192は、フィルタQQ198と増幅器QQ196とを備える。無線フロントエンド回路要素QQ192は、アンテナQQ162および処理回路要素QQ170に接続され得る。無線フロントエンド回路要素は、アンテナQQ162と処理回路要素QQ170との間で通信される信号を調節するように設定され得る。無線フロントエンド回路要素QQ192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路要素QQ192は、デジタルデータを、フィルタQQ198および/または増幅器QQ196の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナQQ162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナQQ162は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路要素QQ192によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路要素QQ170に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノードQQ160は別個の無線フロントエンド回路要素QQ192を含まないことがあり、代わりに、処理回路要素QQ170は、無線フロントエンド回路要素を備え得、別個の無線フロントエンド回路要素QQ192なしでアンテナQQ162に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ172の全部または一部が、インターフェースQQ190の一部と考えられ得る。さらに他の実施形態では、インターフェースQQ190は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末QQ194と、無線フロントエンド回路要素QQ192と、RFトランシーバ回路要素QQ172とを含み得、インターフェースQQ190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路要素QQ174と通信し得る。
アンテナQQ162は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナQQ162は、無線フロントエンド回路要素QQ192に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナQQ162は、たとえば、2GHzと66GHzとの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全方向、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全方向アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナQQ162は、ネットワークノードQQ160とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノードQQ160に接続可能であり得る。
アンテナQQ162、インターフェースQQ190、および/または処理回路要素QQ170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナQQ162、インターフェースQQ190、および/または処理回路要素QQ170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路要素QQ187は、電力管理回路要素を備えるか、または電力管理回路要素に結合され得、本明細書で説明される機能性を実施するための電力を、ネットワークノードQQ160の構成要素に供給するように設定される。電力回路要素QQ187は、電源QQ186から電力を受信し得る。電源QQ186および/または電力回路要素QQ187は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノードQQ160の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源QQ186は、電力回路要素QQ187および/またはネットワークノードQQ160中に含まれるか、あるいは電力回路要素QQ187および/またはネットワークノードQQ160の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノードQQ160は、電気ケーブルなどの入力回路要素またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路要素QQ187に電力を供給する。さらなる例として、電源QQ186は、電力回路要素QQ187に接続された、または電力回路要素QQ187中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノードQQ160の代替実施形態は、本明細書で説明される機能性、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能性のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能性のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図QQ1に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノードQQ160は、ネットワークノードQQ160への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノードQQ160からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノードQQ160のための診断、メンテナンス、修復、および他の管理機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ内蔵機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE:customer premise equipment)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、車両対車両(V2V)、車両対インフラストラクチャ(V2I)、車両対あらゆるモノ(V2X)のための3GPP規格を実装することによって、デバイスツーデバイス(D2D)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイスQQ110は、アンテナQQ111と、インターフェースQQ114と、処理回路要素QQ120と、デバイス可読媒体QQ130と、ユーザインターフェース機器QQ132と、補助機器QQ134と、電源QQ136と、電力回路要素QQ137とを含む。WD QQ110は、WD QQ110によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD QQ110内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナQQ111は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェースQQ114に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナQQ111は、WD QQ110とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD QQ110に接続可能であり得る。アンテナQQ111、インターフェースQQ114、および/または処理回路要素QQ120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路要素および/またはアンテナQQ111は、インターフェースと考えられ得る。
示されているように、インターフェースQQ114は、無線フロントエンド回路要素QQ112とアンテナQQ111とを備える。無線フロントエンド回路要素QQ112は、1つまたは複数のフィルタQQ118と増幅器QQ116とを備える。無線フロントエンド回路要素QQ112は、アンテナQQ111および処理回路要素QQ120に接続され、アンテナQQ111と処理回路要素QQ120との間で通信される信号を調節するように設定される。無線フロントエンド回路要素QQ112は、アンテナQQ111に結合されるか、またはアンテナQQ111の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD QQ110は別個の無線フロントエンド回路要素QQ112を含まないことがあり、むしろ、処理回路要素QQ120は、無線フロントエンド回路要素を備え得、アンテナQQ111に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122の一部または全部が、インターフェースQQ114の一部と考えられ得る。無線フロントエンド回路要素QQ112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路要素QQ112は、デジタルデータを、フィルタQQ118および/または増幅器QQ116の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号にコンバートし得る。無線信号は、次いで、アンテナQQ111を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナQQ111は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路要素QQ112によってデジタルデータにコンバートされる。デジタルデータは、処理回路要素QQ120に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路要素QQ120は、単体で、またはデバイス可読媒体QQ130などの他のWD QQ110構成要素と併せてのいずれかで、WD QQ110機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能性は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路要素QQ120は、本明細書で開示される機能性を提供するために、デバイス可読媒体QQ130に記憶された命令、または処理回路要素QQ120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路要素QQ120は、RFトランシーバ回路要素QQ122、ベースバンド処理回路要素QQ124、およびアプリケーション処理回路要素QQ126のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路要素は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD QQ110の処理回路要素QQ120は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122、ベースバンド処理回路要素QQ124、およびアプリケーション処理回路要素QQ126は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路要素QQ124およびアプリケーション処理回路要素QQ126の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路要素QQ122は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122およびベースバンド処理回路要素QQ124の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路要素QQ126は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122、ベースバンド処理回路要素QQ124、およびアプリケーション処理回路要素QQ126の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路要素QQ122は、インターフェースQQ114の一部であり得る。RFトランシーバ回路要素QQ122は、処理回路要素QQ120のためのRF信号を調節し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部は、デバイス可読媒体QQ130に記憶された命令を実行する処理回路要素QQ120によって提供され得、デバイス可読媒体QQ130は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能性の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路要素QQ120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路要素QQ120は、説明される機能性を実施するように設定され得る。そのような機能性によって提供される利益は、処理回路要素QQ120単独に、またはWD QQ110の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD QQ110によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路要素QQ120は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路要素QQ120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路要素QQ120によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報にコンバートすることによって、処理すること、取得された情報またはコンバートされた情報をWD QQ110によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報またはコンバートされた情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体QQ130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路要素QQ120によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体QQ130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路要素QQ120によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路要素QQ120およびデバイス可読媒体QQ130は、統合されていると考えられ得る。
ユーザインターフェース機器QQ132は、人間のユーザがWD QQ110と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形式のものであり得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD QQ110への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD QQ110にインストールされるユーザインターフェース機器QQ132のタイプに応じて変化し得る。たとえば、WD QQ110がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD QQ110がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器QQ132は、WD QQ110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路要素QQ120が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路要素QQ120に接続される。ユーザインターフェース機器QQ132は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路要素を含み得る。ユーザインターフェース機器QQ132はまた、WD QQ110からの情報の出力を可能にするように、および処理回路要素QQ120がWD QQ110からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器QQ132は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路要素、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路要素を含み得る。ユーザインターフェース機器QQ132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD QQ110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能性から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器QQ134は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊化されたセンサー、有線通信などのさらなるタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器QQ134の構成要素の包含およびタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変化し得る。
電源QQ136は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD QQ110は、電源QQ136から、本明細書で説明または指示される任意の機能性を行うために電源QQ136からの電力を必要とする、WD QQ110の様々な部分に電力を配信するための、電力回路要素QQ137をさらに備え得る。電力回路要素QQ137は、いくつかの実施形態では、電力管理回路要素を備え得る。電力回路要素QQ137は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD QQ110は、電力ケーブルなどの入力回路要素またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路要素QQ137はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源QQ136に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源QQ136の充電のためのものであり得る。電力回路要素QQ137は、電源QQ136からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD QQ110のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、コンバート、または他の修正を実施し得る。
図QQ2:いくつかの実施形態によるユーザ機器。
図QQ2は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連のあるデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE QQ200は、NB−IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図QQ2に示されているUE QQ200は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図QQ2はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図QQ2では、UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205、無線周波数(RF)インターフェースQQ209、ネットワーク接続インターフェースQQ211、ランダムアクセスメモリ(RAM)QQ217と読取り専用メモリ(ROM)QQ219と記憶媒体QQ221などとを含むメモリQQ215、通信サブシステムQQ231、電源QQ213、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路要素QQ201を含む。記憶媒体QQ221は、オペレーティングシステムQQ223と、アプリケーションプログラムQQ225と、データQQ227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体QQ221は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図QQ2に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変化し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図QQ2では、処理回路要素QQ201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路要素QQ201は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路要素QQ201は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェースQQ205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE QQ200は、入出力インターフェースQQ205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE QQ200への入力およびUE QQ200からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE QQ200は、ユーザがUE QQ200に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェースQQ205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図QQ2では、RFインターフェースQQ209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、ネットワークQQ243aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワークQQ243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワークQQ243aは、Wi−Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェースQQ211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能性を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、または、代替的に、別個に実装され得る。
RAM QQ217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バスQQ202を介して処理回路要素QQ201にインターフェースするように設定され得る。ROM QQ219は、処理回路要素QQ201にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM QQ219は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体QQ221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、取外し可能カートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体QQ221は、オペレーティングシステムQQ223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラムQQ225と、データファイルQQ227とを含むように設定され得る。記憶媒体QQ221は、UE QQ200による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体QQ221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD−DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu−Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、またはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体QQ221は、UE QQ200が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体QQ221中に有形に具現され得、記憶媒体QQ221はデバイス可読媒体を備え得る。
図QQ2では、処理回路要素QQ201は、通信サブシステムQQ231を使用してネットワークQQ243bと通信するように設定され得る。ネットワークQQ243aとネットワークQQ243bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステムQQ231は、ネットワークQQ243bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステムQQ231は、IEEE802.QQ2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMAXなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能性または受信機機能性をそれぞれ実装するための、送信機QQ233および/または受信機QQ235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機QQ233および受信機QQ235は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、または、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステムQQ231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステムQQ231は、セルラー通信と、Wi−Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワークQQ243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワークQQ243bは、セルラーネットワーク、Wi−Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源QQ213は、UE QQ200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE QQ200の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE QQ200の複数の構成要素にわたって分割され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステムQQ231は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路要素QQ201は、バスQQ202上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路要素QQ201によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能性は、処理回路要素QQ201と通信サブシステムQQ231との間で分割され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
図QQ3:いくつかの実施形態による仮想化環境。
図QQ3は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境QQ300を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能性の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノードQQ330のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境QQ300において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーションQQ320によって実装され得る。アプリケーションQQ320は、処理回路要素QQ360とメモリQQ390−1とを備えるハードウェアQQ330を提供する、仮想化環境QQ300において稼働される。メモリQQ390−1は、処理回路要素QQ360によって実行可能な命令QQ395を含んでおり、それにより、アプリケーションQQ320は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境QQ300は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路要素QQ360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイスQQ330を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路要素QQ360は、商用オフザシェルフ(COTS:commercial off−the−shelf)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路要素であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリQQ390−1を備え得、メモリQQ390−1は、処理回路要素QQ360によって実行される命令QQ395またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)QQ370を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)QQ370は物理ネットワークインターフェースQQ380を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路要素QQ360によって実行可能なソフトウェアQQ395および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体QQ390−2をも含み得る。ソフトウェアQQ395は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤQQ350をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシンQQ340を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシンQQ340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想記憶域を備え、対応する仮想化レイヤQQ350またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンスQQ320の事例の異なる実施形態が、仮想マシンQQ340のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路要素QQ360は、ソフトウェアQQ395を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤQQ350をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤQQ350は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤQQ350は、仮想マシンQQ340に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図QQ3に示されているように、ハードウェアQQ330は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェアQQ330は、アンテナQQ3225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェアQQ330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーションQQ320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)QQ3100を介して管理される、(たとえば、データセンターまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンターおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシンQQ340は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシンQQ340の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシンQQ340のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェアQQ330のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャQQ330の上の1つまたは複数の仮想マシンQQ340において稼働する固有のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図QQ3中のアプリケーションQQ320に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機QQ3220と1つまたは複数の受信機QQ3210とを含む、1つまたは複数の無線ユニットQQ3200は、1つまたは複数のアンテナQQ3225に結合され得る。無線ユニットQQ3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノードQQ330と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノードQQ330と無線ユニットQQ3200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システムQQ3230を使用して、実現され得る。
図QQ4:いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワーク。
図QQ4を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワークQQ411とコアネットワークQQ414とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの電気通信ネットワークQQ410を含む。アクセスネットワークQQ411は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cを備え、各々が、対応するカバレッジエリアQQ413a、QQ413b、QQ413cを規定する。各基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cは、有線接続または無線接続QQ415上でコアネットワークQQ414に接続可能である。カバレッジエリアQQ413c中に位置する第1のUE QQ491が、対応する基地局QQ412cに無線で接続するか、または対応する基地局QQ412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリアQQ413a中の第2のUE QQ492が、対応する基地局QQ412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE QQ491、QQ492が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局QQ412に接続している状況に等しく適用可能である。
電気通信ネットワークQQ410は、それ自体、ホストコンピュータQQ430に接続され、ホストコンピュータQQ430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータQQ430は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。電気通信ネットワークQQ410とホストコンピュータQQ430との間の接続QQ421およびQQ422は、コアネットワークQQ414からホストコンピュータQQ430に直接延びるか、または随意の中間ネットワークQQ420を介して進み得る。中間ネットワークQQ420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワークQQ420は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワークQQ420は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図QQ4の通信システムは全体として、接続されたUE QQ491、QQ492とホストコンピュータQQ430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続QQ450として説明され得る。ホストコンピュータQQ430および接続されたUE QQ491、QQ492は、アクセスネットワークQQ411、コアネットワークQQ414、任意の中間ネットワークQQ420、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続QQ450を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続QQ450が通過する参加する通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、OTT接続QQ450は透過的であり得る。たとえば、基地局QQ412は、接続されたUE QQ491にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータQQ430から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあるかまたは通知される必要がない。同様に、基地局QQ412は、UE QQ491から発生してホストコンピュータQQ430に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
図QQ5:いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータ
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図QQ5を参照しながら説明される。通信システムQQ500では、ホストコンピュータQQ510が、通信システムQQ500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェースQQ516を含む、ハードウェアQQ515を備える。ホストコンピュータQQ510は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路要素QQ518をさらに備える。特に、処理回路要素QQ518は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータQQ510は、ホストコンピュータQQ510に記憶されるかまたはホストコンピュータQQ510によってアクセス可能であり、処理回路要素QQ518によって実行可能である、ソフトウェアQQ511をさらに備える。ソフトウェアQQ511は、ホストアプリケーションQQ512を含む。ホストアプリケーションQQ512は、UE QQ530およびホストコンピュータQQ510において終端するOTT接続QQ550を介して接続するUE QQ530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーションQQ512は、OTT接続QQ550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システムQQ500は、電気通信システム中に提供される基地局QQ520をさらに含み、基地局QQ520は、基地局QQ520がホストコンピュータQQ510およびUE QQ530と通信することを可能にするハードウェアQQ525を備える。ハードウェアQQ525は、通信システムQQ500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェースQQ526、ならびに基地局QQ520によってサーブされるカバレッジエリア(図QQ5に図示せず)中に位置するUE QQ530との少なくとも無線接続QQ570をセットアップおよび維持するための無線インターフェースQQ527を含み得る。通信インターフェースQQ526は、ホストコンピュータQQ510への接続QQ560を容易にするように設定され得る。接続QQ560は直接であり得るか、あるいは、接続QQ560は、電気通信システムのコアネットワーク(図QQ5に図示せず)を、および/または電気通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局QQ520のハードウェアQQ525は、処理回路要素QQ528をさらに含み、処理回路要素QQ528は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局QQ520は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェアQQ521をさらに有する。
通信システムQQ500は、すでに言及されたUE QQ530をさらに含む。UE QQ530のハードウェアQQ535は、UE QQ530が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続QQ570をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェースQQ537を含み得る。UE QQ530のハードウェアQQ535は、処理回路要素QQ538をさらに含み、処理回路要素QQ538は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適応されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE QQ530は、UE QQ530に記憶されるかまたはUE QQ530によってアクセス可能であり、処理回路要素QQ538によって実行可能である、ソフトウェアQQ531をさらに備える。ソフトウェアQQ531は、クライアントアプリケーションQQ532を含む。クライアントアプリケーションQQ532は、ホストコンピュータQQ510のサポートのもとに、UE QQ530を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータQQ510では、実行しているホストアプリケーションQQ512は、UE QQ530およびホストコンピュータQQ510において終端するOTT接続QQ550を介して、実行しているクライアントアプリケーションQQ532と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーションQQ532は、ホストアプリケーションQQ512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続QQ550は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーションQQ532は、クライアントアプリケーションQQ532が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図QQ5に示されているホストコンピュータQQ510、基地局QQ520およびUE QQ530は、それぞれ、図QQ4のホストコンピュータQQ430、基地局QQ412a、QQ412b、QQ412cのうちの1つ、およびUE QQ491、QQ492のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図QQ5に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図QQ4のものであり得る。
図QQ5では、OTT接続QQ550は、仲介デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングへの明示的言及なしに、基地局QQ520を介した、ホストコンピュータQQ510とUE QQ530との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE QQ530からまたはホストコンピュータQQ510を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続QQ550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定を行い得る。
UE QQ530と基地局QQ520との間の無線接続QQ570は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続QQ570が最後のセグメントを形成するOTT接続QQ550を使用して、UE QQ530に提供されるOTTサービスの性能を改善し得る。より正確には、これらの実施形態の教示は、ビデオ処理のためのデブロックフィルタ処理を改善し、それにより、改善されたビデオ符号化および/または復号などの利益を提供し得る。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータQQ510とUE QQ530との間のOTT接続QQ550を再設定するための随意のネットワーク機能性がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続QQ550を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータQQ510のソフトウェアQQ511およびハードウェアQQ515でまたはUE QQ530のソフトウェアQQ531およびハードウェアQQ535で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続QQ550が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェアQQ511、QQ531が監視された量を計算または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続QQ550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局QQ520に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局QQ520に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能性は、当技術分野において知られ、実施され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータQQ510の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェアQQ511およびQQ531が、ソフトウェアQQ511およびQQ531が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続QQ550を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図QQ6:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法
図QQ6は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図QQ4および図QQ5を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図QQ6への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップQQ610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップQQ610の(随意であり得る)サブステップQQ611において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップQQ620において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップQQ630において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップQQ640において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図QQ7:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法
図QQ7は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図QQ4および図QQ5を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図QQ7への図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップQQ710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップQQ720において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップQQ730において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図QQ8:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法
図QQ8は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図QQ4および図QQ5を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図QQ8への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップQQ810において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップQQ820において、UEはユーザデータを提供する。ステップQQ820の(随意であり得る)サブステップQQ821において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップQQ810の(随意であり得る)サブステップQQ811において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップQQ830において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップQQ840において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図QQ9:いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法
図QQ9は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図QQ4および図QQ5を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図QQ9への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップQQ910において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップQQ920において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップQQ930において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路要素、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路要素は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路要素は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
図Wは、複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスを復号するように電子デバイス(たとえば、UE)を動作させる、いくつかの実施形態による方法を図示し、各画像は複数のブロックを含む。本方法は、符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供する動作W02を含み、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。本方法は、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセルのラインを規定する動作W04を含み、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセルと第2のブロックの第2の複数のピクセルとを含む。本方法は、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセルに基づいて、第1の参照値を計算する動作W06と、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセルに基づいて、第2の参照値を計算する動作W08とを含む。本方法は、第1の参照値と第2の参照値とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値を計算する動作W010を含む。本方法は、フィルタ処理されたピクセル値を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成する動作W012を含む。本方法は、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成する動作W014をも含む。
図WWは、無線ネットワーク(たとえば、図QQ1に示されている無線ネットワーク)における装置WW00の概略ブロック図を示す。本装置は、無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、図QQ1に示されている無線デバイスQQ110またはネットワークノードQQ160)において実装され得る。装置WW00は、図Wに関して説明された例示的な方法、および、場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図Wの方法は、必ずしも装置WW00のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。その方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
仮想装置WW00は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路要素、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路要素は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路要素は、提供ユニットWW02と、規定ユニットWW04と、第1の計算ユニットWW06と、第2の計算ユニットWW08と、第3の計算ユニットWW010と、第1の生成ユニットWW012と、第2の生成ユニットWW014と、装置WW00の任意の他の好適なユニットとに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるために使用され得る。
図WWに示されているように、提供ユニットWWO2は、符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供するように設定され、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。規定ユニットWW04は、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定するように設定され、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む。第1の計算ユニットWW06は、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算するように設定され、第2の計算ユニットWW08は、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算するように設定され、第3の計算ユニットWW010は、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセル(p7)と第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算するように設定される。第1の生成ユニットWW012は、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成するように設定され、第2の生成ユニットWW014は、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成するように設定される。
図Xは、複数の画像を含むビデオシーケンスを符号化するように電子デバイス(たとえば、UE)を動作させる、いくつかの実施形態による方法を図示し、各画像は複数のブロックを含む。本方法は、複数の画像を含むビデオシーケンスを受信する動作X02と、ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供する動作X04とを含み、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。本方法は、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定する動作X06を含み、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む。本方法は、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算する動作X08と、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算する動作X010と、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算する動作X012とを含む。本方法は、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成する動作X014と、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成する動作X016とをも含む。
図XXは、無線ネットワーク(たとえば、図QQ1に示されている無線ネットワーク)における装置XX00の概略ブロック図を示す。本装置は、無線デバイスまたはネットワークノード(たとえば、図QQ1に示されている無線デバイスQQ110またはネットワークノードQQ160)において実装され得る。装置XX00は、図Xに関して説明された例示的な方法、および、場合によっては、本明細書で開示される任意の他のプロセスまたは方法を行うように動作可能である。また、図Xの方法は、必ずしも装置XX00のみによって行われるとは限らないことを理解されたい。その方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施され得る。
仮想装置XX00は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路要素、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを備え得る。処理回路要素は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路要素は、受信ユニットXX02と、提供ユニットXX04と、規定ユニットXX06と、第1の計算ユニットXX08と、第2の計算ユニットXX010と、第3の計算ユニットXX012と、第1の生成ユニットXX014と、第2の生成ユニットXX016と、装置XX00の任意の他の好適なユニットとに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実施させるために使用され得る。
図XXに示されているように、装置XX00は、複数の画像を含むビデオシーケンスを受信するように設定された受信ユニットXX02と、ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供するように設定された提供ユニットXX04とを含み、第1のブロックと第2のブロックとは画像の隣接するブロックである。規定ユニットXX06は、第1のブロックと第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定するように設定され、ピクセルのラインは、第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む。第1の計算ユニットXX08は、境界から最も遠い、第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算するように設定され、第2の計算ユニットXX010は、境界から最も遠い、第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算するように設定され、第3の計算ユニットXX012は、第1の参照値(refP)と第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、第1のピクセルと第2のピクセルとの間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算するように設定される。第1の生成ユニットXX014は、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、第1のブロックと第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成するように設定され、第2の生成ユニットXX016は、第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成するように設定される。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路要素、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用され得る。略語間の不整合がある場合、上記でそれがどのように使用されるかが選好されるべきである。以下で複数回リストされる場合、最初のリスティングが(1つまたは複数の)後続のリスティングよりも選好されるべきである。
1x RTT CDMA2000 1x無線送信技術
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
ABS オールモストブランクサブフレーム
ARQ 自動再送要求
AWGN 加法性白色ガウス雑音
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
CA キャリアアグリゲーション
CC キャリアコンポーネント
CCCH SDU 共通制御チャネルSDU
CDMA 符号分割多重化アクセス
CGI セルグローバル識別子
CIR チャネルインパルス応答
CP サイクリックプレフィックス
CPICH 共通パイロットチャネル
CPICH Ec/No 帯域中の電力密度で除算されたチップごとのCPICH受信エネルギー
CQI チャネル品質情報
C−RNTI セルRNTI
CSI チャネル状態情報
DCCH 専用制御チャネル
DL ダウンリンク
DM 復調
DMRS 復調用参照信号
DRX 間欠受信
DTX 間欠送信
DTCH 専用トラフィックチャネル
DUT 被試験デバイス
E−CID 拡張セルID(測位方法)
E−SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンター
ECGI エボルブドCGI
eNB E−UTRANノードB
ePDCCH 拡張物理ダウンリンク制御チャネル
E−SMLC エボルブドサービングモバイルロケーションセンター
E−UTRA エボルブドUTRA
E−UTRAN エボルブドUTRAN
FDD 周波数分割複信
FFS さらなる検討が必要
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク
gNB NRにおける基地局
GNSS グローバルナビゲーション衛星システム
GSM モバイル通信用グローバルシステム
HARQ ハイブリッド自動再送要求
HO ハンドオーバ
HSPA 高速パケットアクセス
HRPD 高速パケットデータ
LOS 見通し線
LPP LTE測位プロトコル
LTE Long−Term Evolution
MAC 媒体アクセス制御
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MBSFN ABS MBSFNオールモストブランクサブフレーム
MDT ドライブテスト最小化
MIB マスタ情報ブロック
MME モビリティ管理エンティティ
MSC モバイルスイッチングセンター
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NR 新無線
OCNG OFDMAチャネル雑音生成器
OFDM 直交周波数分割多重
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OSS 運用サポートシステム
OTDOA 観測到達時間差
O&M 運用および保守
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
P−CCPCH 1次共通制御物理チャネル
PCell 1次セル
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDP プロファイル遅延プロファイル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PGW パケットゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル
PLMN パブリックランドモバイルネットワーク
PMI プリコーダ行列インジケータ
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PRS 測位参照信号
PSS 1次同期信号
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RACH ランダムアクセスチャネル
QAM 直交振幅変調
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RLM 無線リンク管理
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
RS 参照信号
RSCP 受信信号コード電力
RSRP 参照シンボル受信電力または
参照信号受信電力
RSRQ 参照信号受信品質または
参照シンボル受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSTD 参照信号時間差
SCH 同期チャネル
SCell 2次セル
SDU サービスデータユニット
SFN システムフレーム番号
SGW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SNR 信号対雑音比
SON 自己最適化ネットワーク
SS 同期信号
SSS 2次同期信号
TDD 時分割複信
TDOA 到達時間差
TOA 到達時間
TSS 3次同期信号
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
UMTS Universal Mobile Telecommunication System
USIM ユニバーサル加入者識別モジュール
UTDOA アップリンク到達時間差
UTRA ユニバーサル地上無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WCDMA ワイドCDMA
WLAN ワイドローカルエリアネットワーク
さらなる規定が以下で提供される。
本発明概念の様々な実施形態の上記の説明では、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、本発明概念を限定するものではないことを理解されたい。別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本発明概念が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。通常使用される辞書において規定される用語など、用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことをさらに理解されよう。
エレメントが、別のエレメントに「接続された」、「結合された」、「応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、そのエレメントは、別のエレメントに直接、接続され、結合され、または応答し得、あるいは介在するエレメントが存在し得る。対照的に、エレメントが、別のエレメントに「直接接続された」、「直接結合された」、「直接応答する」、またはそれらの変形態であると呼ばれるとき、介在するエレメントが存在しない。同様の番号は、全体を通して同様のエレメントを指す。さらに、本明細書で使用される、「結合された」、「接続された」、「応答する」、またはそれらの変形態は、無線で結合された、無線で接続された、または無線で応答する、を含み得る。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に示すのでなければ、複数形をも含むものとする。簡潔および/または明快のために、よく知られている機能または構築が詳細に説明されないことがある。また、「および/または」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つまたは複数の任意のまたは全部の組合せを含む。
様々なエレメント/動作を説明するために、第1の、第2の、第3の、などの用語が本明細書で使用され得るが、これらのエレメント/動作は、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメント/動作を別のエレメント/動作と区別するために使用されるにすぎない。したがって、本発明概念の教示から逸脱することなく、いくつかの実施形態における第1のエレメント/動作が、他の実施形態において第2のエレメント/動作と呼ばれることがある。同じ参照番号または同じ参照符号は、本明細書全体にわたって同じまたは同様のエレメントを示す。
本明細書で使用される、「備える、含む(comprise)」、「備える、含む(comprising)」、「備える、含む(comprises)」、「含む(include)」、「含む(including)」、「含む(includes)」、「有する(have)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、またはそれらの変形態は、オープンエンドであり、1つまたは複数の述べられた特徴、整数、エレメント、ステップ、構成要素または機能を含むが、1つまたは複数の他の特徴、整数、エレメント、ステップ、構成要素、機能またはそれらのグループの存在または追加を排除しない。さらに、本明細書で使用される、「たとえば(exempli gratia)」というラテン語句に由来する「たとえば(e.g.)」という通例の略語は、前述の項目の一般的な1つまたは複数の例を紹介するかまたは具体的に挙げるために使用され得、そのような項目を限定するものではない。「すなわち(id est)」というラテン語句に由来する「すなわち(i.e.)」という通例の略語は、より一般的な具陳から特定の項目を具体的に挙げるために使用され得る。
例示的な実施形態が、コンピュータ実装方法、装置(システムおよび/またはデバイス)および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図および/またはフローチャート例示を参照しながら本明細書で説明された。ブロック図および/またはフローチャート例示のブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート例示中のブロックの組合せが、1つまたは複数のコンピュータ回路によって実施されるコンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ回路、専用コンピュータ回路、および/またはマシンを製造するための他のプログラマブルデータ処理回路のプロセッサ回路に提供され得、したがって、コンピュータおよび/または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するために、およびそれにより、ブロック図および/またはフローチャートの(1つまたは複数の)ブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段(機能性)および/または構造を作成するために、トランジスタ、メモリロケーションに記憶された値、およびそのような回路要素内の他のハードウェア構成要素を変換および制御する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができる、有形コンピュータ可読媒体に記憶され得、したがって、コンピュータ可読媒体に記憶された命令は、ブロック図および/またはフローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令を含む製造品を生成する。したがって、本発明概念の実施形態は、ハードウェアで、および/または「回路要素」、「モジュール」またはそれらの変形態と総称して呼ばれることがある、デジタル信号プロセッサなどのプロセッサ上で動作する(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)ソフトウェアで具現され得る。
いくつかの代替実装形態では、ブロック中で言及される機能/行為は、フローチャート中で言及される順序から外れて行われ得ることに留意されたい。たとえば、関与する機能性/行為に応じて、連続して示されている2つのブロックが、事実上、実質的にコンカレントに実行され得るか、またはブロックが、時々、逆の順序で実行され得る。その上、フローチャートおよび/またはブロック図の所与のブロックの機能性が、複数のブロックに分離され得、ならびに/あるいはフローチャートおよび/またはブロック図の2つまたはそれ以上のブロックの機能性が、少なくとも部分的に統合され得る。最後に、他のブロックが、示されているブロック間に追加/挿入され得、および/または発明概念の範囲から逸脱することなく、ブロック/動作が省略され得る。その上、図のうちのいくつかが、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、通信が、図示された矢印と反対方向に行われ得ることを理解されたい。
本発明概念の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および変更が行われ得る。すべてのそのような変形および変更は、本発明概念の範囲内で本明細書に含まれるものとする。したがって、上記で開示された主題は、例示であり、限定するものではないと見なされるべきであり、実施形態の例は、本発明概念の趣旨および範囲内に入る、すべてのそのような変更、拡張、および他の実施形態を包含するものとする。したがって、法によって最大限に許容される限りにおいて、本発明概念の範囲は、実施形態およびそれらの等価物の例を含む、本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されるべきでない。

Claims (40)

  1. 複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスを復号する方法であって、前記複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、前記方法は、
    前記符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(803)であって、前記第1のブロックと前記第2のブロックとが前記画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(803)と、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(805)であって、ピクセルの前記ラインが、前記第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と前記第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(805)と、
    前記境界から最も遠い、前記第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算すること(807)と、
    前記境界から最も遠い、前記第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算すること(809)と、
    前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算すること(813)と、
    前記フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、前記第1のブロックと前記第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成すること(815)と、
    前記第1のフィルタ処理されたブロックと前記第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成すること(817)と
    を含む、方法。
  2. 前記復号されたビデオシーケンスを、スクリーン(509)上での表示のためにレンダリングすること(819)
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)の前記ラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(811)であって、前記第3のピクセル(p0)が、前記第1のピクセル(p7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、前記第4のピクセル(q0)が、前記第3のピクセル(p0)と前記第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(811)
    をさらに含み、
    前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、前記第2のピクセル(q7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、前記第2の参照値(refQ)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第3の参照値(refMiddle)を計算することが、前記第3のピクセル(p0)の値と前記第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として前記第3の参照値を計算することを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第3のピクセルが、前記第1のブロックの前記第1の複数のピクセル中に含まれ、前記第4のピクセルが、前記第2のブロックの前記第2の複数のピクセル中に含まれる、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間の前記ライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  7. 前記第1の複数のピクセルと前記第2の複数のピクセルとが、等しい数のピクセルを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1の複数のピクセルと前記第2の複数のピクセルとが、異なる数のピクセルを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の参照値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)の値と前記第1のピクセル(p7)に隣接するラインのピクセル(p6)の値とに基づく平均として前記第1の参照値(refP)を計算することを含み、前記第2の参照値(refQ)を計算することが、前記第2のピクセル(q7)の値と前記第2のピクセル(q7)に隣接するラインのピクセル(q6)の値とに基づく平均として前記第2の参照値を計算することを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 補間を使用して前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、それぞれのピクセルのフィルタ処理されていない値としきい値とに基づいて、前記フィルタ処理されたピクセル値のうちの少なくとも1つをクリッピングすることを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 複数の画像を含むビデオシーケンスを符号化する方法であって、前記複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、前記方法は、
    前記複数の画像を含む前記ビデオシーケンスを受信すること(901)と、
    前記ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(903)であって、前記第1のブロックと前記第2のブロックとが前記画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供すること(903)と、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(905)であって、ピクセルの前記ラインが、前記第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と前記第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定すること(905)と、
    前記境界から最も遠い、前記第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算すること(907)と、
    前記境界から最も遠い、前記第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算すること(909)と、
    前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算すること(913)と、
    前記フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、前記第1のブロックと前記第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成すること(915)と、
    前記第1のフィルタ処理されたブロックと前記第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成すること(917)と
    を含む、方法。
  12. ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)の前記ラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(911)であって、前記第3のピクセル(p0)が、前記第1のピクセル(p7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、前記第4のピクセル(q0)が、前記第3のピクセル(p0)と前記第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること(911)
    をさらに含み、
    前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、前記第2のピクセル(q7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、前記第2の参照値(refQ)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第3の参照値(refMiddle)を計算することが、前記第3のピクセル(p0)の値と前記第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として前記第3の参照値を計算することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第3のピクセルが、前記第1のブロックの前記第1の複数のピクセル中に含まれ、前記第4のピクセルが、前記第2のブロックの前記第2の複数のピクセル中に含まれる、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間の前記ライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含む、請求項11に記載の方法。
  16. 前記第1の複数のピクセルと前記第2の複数のピクセルとが、等しい数のピクセルを含む、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1の複数のピクセルと前記第2の複数のピクセルとが、異なる数のピクセルを含む、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1の参照値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)の値と前記第1のピクセル(p7)に隣接するラインのピクセル(p6)の値とに基づく平均として前記第1の参照値(refP)を計算することを含み、前記第2の参照値(refQ)を計算することが、前記第2のピクセル(q7)の値と前記第2のピクセル(q7)に隣接するラインのピクセル(q6)の値とに基づく平均として前記第2の参照値を計算することを含む、請求項11から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1の参照値を計算することが、前記第1のピクセルに基づいて、ならびに前記第1のピクセルに隣接するおよびピクセルの前記ライン外の、前記第1のブロック中の別のピクセルに基づいて前記第1の参照値を計算することを含み、前記第2の参照値を計算することが、前記第2のピクセルに基づいて、ならびに前記第2のピクセルに隣接するおよびピクセルの前記ライン外の、前記第2のブロック中の別のピクセルに基づいて前記第2の参照値を計算することを含む、請求項11から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 補間を使用して前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、それぞれのピクセルのフィルタ処理されていない値としきい値とに基づいて、前記フィルタ処理されたピクセル値のうちの少なくとも1つをクリッピングすることを含む、請求項11から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスを復号するように適応された電子デバイス(500)であって、前記複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、前記電子デバイスは、
    前記符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供することであって、前記第1のブロックと前記第2のブロックとが前記画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供することと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することであって、ピクセルの前記ラインが、前記第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と前記第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することと、
    前記境界から最も遠い、前記第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算することと、
    前記境界から最も遠い、前記第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算することと、
    前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算することと、
    前記フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、前記第1のブロックと前記第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成することと、
    前記第1のフィルタ処理されたブロックと前記第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成することと
    を行うように適応された、電子デバイス(500)。
  22. 前記電子デバイスが、
    前記復号されたビデオシーケンスを、スクリーン(509)上での表示のためにレンダリングすること
    を行うようにさらに適応された、請求項21に記載の電子デバイス(500)。
  23. 前記電子デバイスは、
    ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)の前記ラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算することであって、前記第3のピクセル(p0)が、前記第1のピクセル(p7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、前記第4のピクセル(q0)が、前記第3のピクセル(p0)と前記第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること
    を行うようにさらに適応され、
    前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、前記第2のピクセル(q7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、前記第2の参照値(refQ)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、請求項21または22に記載の電子デバイス(500)。
  24. 前記第3の参照値(refMiddle)を計算することが、前記第3のピクセル(p0)の値と前記第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として前記第3の参照値を計算することを含む、請求項23に記載の電子デバイス(500)。
  25. 前記第3のピクセルが、前記第1のブロックの前記第1の複数のピクセル中に含まれ、前記第4のピクセルが、前記第2のブロックの前記第2の複数のピクセル中に含まれる、請求項23または24に記載の電子デバイス(500)。
  26. 複数の画像を含む符号化されたビデオシーケンスを復号するように設定された電子デバイス(500)であって、前記複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、前記電子デバイスが、
    プロセッサ(503)と、
    前記プロセッサに結合されたメモリ(505)と
    を備え、前記メモリは、命令が前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサが、
    前記符号化されたビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供することであって、前記第1のブロックと前記第2のブロックとが前記画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供することと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することであって、ピクセルの前記ラインが、前記第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と前記第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することと、
    前記境界から最も遠い、前記第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算することと、
    前記境界から最も遠い、前記第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算することと、
    前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算することと、
    前記フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、前記第1のブロックと前記第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成することと、
    前記第1のフィルタ処理されたブロックと前記第2のフィルタ処理されたブロックとに基づいて、復号された画像を含む復号されたビデオシーケンスを生成することと
    を行うように設定されるような前記命令を備える、電子デバイス(500)。
  27. 前記プロセッサが、
    前記復号されたビデオシーケンスを、スクリーン(509)上での表示のためにレンダリングすること
    を行うようにさらに設定された、請求項26に記載の電子デバイス(500)。
  28. 前記プロセッサは、
    ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)の前記ラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算することであって、前記第3のピクセル(p0)が、前記第1のピクセル(p7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、前記第4のピクセル(q0)が、前記第3のピクセル(p0)と前記第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること
    を行うようにさらに設定され、
    前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、前記第2のピクセル(q7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、前記第2の参照値(refQ)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、請求項26または27に記載の電子デバイス(500)。
  29. 前記第3の参照値(refMiddle)を計算することが、前記第3のピクセル(p0)の値と前記第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として前記第3の参照値を計算することを含む、請求項28に記載の電子デバイス(500)。
  30. 前記第3のピクセルが、前記第1のブロックの前記第1の複数のピクセル中に含まれ、前記第4のピクセルが、前記第2のブロックの前記第2の複数のピクセル中に含まれる、請求項28または29に記載の電子デバイス(500)。
  31. 複数の画像を含むビデオシーケンスを符号化するように適応された電子デバイス(500)であって、前記複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、前記電子デバイスは、
    前記複数の画像を含む前記ビデオシーケンスを受信することと、
    前記ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供することであって、前記第1のブロックと前記第2のブロックとが前記画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供することと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することであって、ピクセルの前記ラインが、前記第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と前記第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することと、
    前記境界から最も遠い、前記第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算することと、
    前記境界から最も遠い、前記第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算することと、
    前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算することと、
    前記フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、前記第1のブロックと前記第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成することと、
    前記第1のフィルタ処理されたブロックと前記第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成することと
    を行うように適応された、電子デバイス(500)。
  32. 前記電子デバイスは、
    ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)の前記ラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算することであって、前記第3のピクセル(p0)が、前記第1のピクセル(p7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、前記第4のピクセル(q0)が、前記第3のピクセル(p0)と前記第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること
    を行うようにさらに適応され、
    前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、前記第2のピクセル(q7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、前記第2の参照値(refQ)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、請求項31に記載の電子デバイス。
  33. 前記第3の参照値(refMiddle)を計算することが、前記第3のピクセル(p0)の値と前記第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として前記第3の参照値を計算することを含む、請求項32に記載の電子デバイス。
  34. 前記第3のピクセルが、前記第1のブロックの前記第1の複数のピクセル中に含まれ、前記第4のピクセルが、前記第2のブロックの前記第2の複数のピクセル中に含まれる、請求項32または33に記載の電子デバイス。
  35. 前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間の前記ライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含む、請求項31に記載の電子デバイス。
  36. 複数の画像を含むビデオシーケンスを符号化するように設定された電子デバイス(500)であって、前記複数の画像の各画像が複数のブロックを含み、前記電子デバイスが、
    プロセッサ(503)と、
    前記プロセッサに結合されたメモリ(505)と
    を備え、前記メモリは、命令が前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサは、
    前記複数の画像を含む前記ビデオシーケンスを受信することと、
    前記ビデオシーケンスの画像の第1のブロックと第2のブロックとを提供することであって、前記第1のブロックと前記第2のブロックとが前記画像の隣接するブロックである、第1のブロックと第2のブロックとを提供することと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとの間の境界を横切って延びるピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することであって、ピクセルの前記ラインが、前記第1のブロックの第1の複数のピクセル(p0〜p7)と前記第2のブロックの第2の複数のピクセル(q0〜q7)とを含む、ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)のラインを規定することと、
    前記境界から最も遠い、前記第1の複数のピクセルからの第1のピクセル(p7)に基づいて、第1の参照値(refP)を計算することと、
    前記境界から最も遠い、前記第2の複数のピクセルからの第2のピクセル(q7)に基づいて、第2の参照値(refQ)を計算することと、
    前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とのうちの少なくとも1つに基づく補間を使用して、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間のピクセルのラインの各ピクセルについて、フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を計算することと、
    前記フィルタ処理されたピクセル値(p0’〜p6’、q0’〜q6’)を使用して、前記第1のブロックと前記第2のブロックとに対応する第1のフィルタ処理されたブロックと第2のフィルタ処理されたブロックとを生成することと、
    前記第1のフィルタ処理されたブロックと前記第2のフィルタ処理されたブロックとのうちの少なくとも1つに基づいて、符号化された画像を含む符号化されたビデオシーケンスを生成することと
    を行うように設定されるような前記命令を備える、電子デバイス(500)。
  37. 前記プロセッサは、
    ピクセル(p0〜p7、q0〜q7)の前記ラインからの第3のピクセル(p0)と第4のピクセル(q0)とに基づいて、第3の参照値(refMiddle)を計算することであって、前記第3のピクセル(p0)が、前記第1のピクセル(p7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中にあり、前記第4のピクセル(q0)が、前記第3のピクセル(p0)と前記第2のピクセル(q7)との間のライン中にある、第3の参照値(refMiddle)を計算すること
    を行うようにさらに設定され、
    前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第3のピクセル(p0)との間のライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することと、前記第2のピクセル(q7)と前記第4のピクセル(q0)との間のライン中のピクセルについて、前記第2の参照値(refQ)と前記第3の参照値(refMiddle)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することとを含む、請求項36に記載の電子デバイス。
  38. 前記第3の参照値(refMiddle)を計算することが、前記第3のピクセル(p0)の値と前記第4のピクセル(q0)の値とに基づく平均として前記第3の参照値を計算することを含む、請求項37に記載の電子デバイス。
  39. 前記第3のピクセルが、前記第1のブロックの前記第1の複数のピクセル中に含まれ、前記第4のピクセルが、前記第2のブロックの前記第2の複数のピクセル中に含まれる、請求項37または38に記載の電子デバイス。
  40. 前記フィルタ処理されたピクセル値を計算することが、前記第1のピクセル(p7)と前記第2のピクセル(q7)との間の前記ライン中のピクセルについて、前記第1の参照値(refP)と前記第2の参照値(refQ)とに基づく補間を使用して、フィルタ処理されたピクセル値を計算することを含む、請求項36に記載の電子デバイス。
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