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JP2021193297A - ポート燃料噴射(pfi)型エンジンの始動を制御するための装置及び方法 - Google Patents

ポート燃料噴射(pfi)型エンジンの始動を制御するための装置及び方法 Download PDF

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JP2021193297A JP2021079525A JP2021079525A JP2021193297A JP 2021193297 A JP2021193297 A JP 2021193297A JP 2021079525 A JP2021079525 A JP 2021079525A JP 2021079525 A JP2021079525 A JP 2021079525A JP 2021193297 A JP2021193297 A JP 2021193297A
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Abstract

【課題】本発明は、非対称クランクホイールを有するポート燃料噴射型エンジンの始動のための電子制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置200は、1つ以上のインタフェース210を含み、クランクシャフトセンサ215からのクランク信号及びカムシャフトセンサ220からのカム信号を受信する。プロセッサ230は、第1の状態及び第2の状態のうちの少なくとも1つを検出すると、第1のコマンドを送信して、ポート燃料噴射型エンジンの1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。第1の状態は、クランク信号の立ち下がりエッジを判別して、非対称クランクホイールのギャップを検出することを含む。第2の状態は、非対称クランクホイールの第1のギャップを検出する前に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動を制御するための装置及び方法に関する。より具体的には、非対称クランクホイールを有するPFI型エンジンの迅速な始動に関する。
PFI型エンジンでは、燃料は気筒マニホールドの吸気ポートの中に噴霧され、空気/燃料の混合物は、吸気弁が開くと気筒ヘッドの中に引き込まれる。空気/燃料の混合物は、圧縮されて点火され、内燃機関を始動する。低温状態及び通常状態における始動のための時間は、排気ガスと燃費に影響を与える可能性があるため、短縮する必要がある。低温状態の間にエンジンを始動するためには、車両における燃焼温度が低いために濃縮された空気/燃料の混合物が必要である。追加の燃料は、低温でエンジンを暖機するために必要である。したがって、最初のサイクルは、低温始動の間、非常に重要である。さもなければ、それはより高い燃料消費と排気問題につながる。
現在、「ビッグバン(big bang)噴射」と呼ばれる噴射方法では、クランクとカムホイールの両方による同期が遂行される前であっても、燃料は時間ベースのタスクにおいてエンジンのすべての気筒に同時に事前噴射され、しかしながらそれは未燃燃料の排気と汚染につながっている。
特許文献1は、ICエンジン用の噴射制御装置を開示している。この公報は、特殊なタイプの非対称クランクホイールでのみ特定のギャップを検出し、1つの特定の気筒にのみ燃料を噴射することについて開示している。
特開2005−207394号公報
本発明は、非対称クランクホイールを有する、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンを始動するための電子制御装置を開示する。電子制御装置は、1つ以上のインタフェースを含み、クランクシャフトセンサからのクランク信号及びカムシャフトセンサからのカム信号を受信する。プロセッサは、第1の状態及び第2の状態のうちの少なくとも1つを検出すると、第1のコマンドを送信して、PFI型エンジンの1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。第1の状態は、クランク信号の立ち下がりエッジを判別してクランクシャフトセンサホイールのギャップを検出することを含む。第2の状態は、クランクシャフトセンサホイールの第1のギャップを検出する前にカム信号の特定のパターンを決定することを含む。
プロセッサは、第1の状態を検出すると、第1のコマンドを送信して、PFI型エンジンのすべての気筒への燃料噴射を開始する。プロセッサは、第2の状態を検出すると、PFI型エンジンの気筒の上死点(TDC)を検出する。更に、プロセッサは、第2の状態を検出すると、吸気行程中の特定の気筒を判別する。プロセッサは、第1のコマンドを送信して、燃料を吸気行程中の特定の気筒の吸気マニホールドの中に噴射する。プロセッサは更に、第3の状態及び第4の状態のうちの1つを判別すると、第2のコマンドを送信して、PFI型エンジンの少なくとも1つの気筒の少なくとも1つのスパークプラグに点火する。第3の状態は、第1の状態を検出した後に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。第4の状態は、第2の状態を検出した後に、クランク信号を使用してクランクホイールのギャップを判別することを含む。プロセッサは、第3の状態を検出すると、燃焼行程中の気筒を判別する。プロセッサは、第2のコマンドを送信して、燃焼行程中の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火し、PFI型エンジンを始動する。プロセッサは、第4の状態を判別すると、第2のコマンドを送信して、特定の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火する。
ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動を制御する方法も開示される。PFI型エンジンは非対称クランクホイールを含む。方法は、クランクシャフトセンサからクランク信号を受信するステップと、カムシャフトセンサからカム信号を受信するステップとを含む。第1のコマンドは、プロセッサによって第1の状態及び第2の状態のうちの少なくとも1つを検出すると、送信されて、PFI型エンジンの1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。第1の状態は、クランク信号の立ち下がりエッジを判別して、非対称クランクホイールのギャップを検出することを含む。第2の状態は、非対称クランクホイールのギャップを検出する前に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。第1のコマンドは、第1の状態を検出すると送信され、PFI型エンジンのすべての気筒への燃料噴射を開始する。PFI型エンジンの気筒の上死点(TDC)は、第2の状態を検出すると決定される。
吸気行程中の特定の気筒は、第2の状態を検出すると判別される。第1のコマンドが送信され、燃料を、吸気行程中の特定の気筒の気筒マニホールドの吸気マニホールドの中に噴射する。第2のコマンドは、第3の状態及び第4の状態のうちの少なくとも1つを判別すると送信され、PFI型エンジンの少なくとも1つの気筒の少なくとも1つのスパークプラグに点火する。第3の状態は、第1の状態を検出した後に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。第4の状態は、第2の状態を検出した後に、クランク信号を使用して非対称クランクホイールのギャップを判別することを含む。
燃焼行程中の気筒は、第3の状態を検出すると判別される。第2のコマンドが送信され、燃焼行程中の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火して、PFI型エンジンを始動する。第2のコマンドは、第4の状態を判別すると送信され、特定の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火する。
本開示の一実施形態は、以下の添付の図面を参照して説明される。
本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジン用の燃料噴射システムの概略ブロック図を示す。 本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動のための電子制御装置の概略ブロック図を示す。 本発明の一実施形態による、例として示される非対称クランクホイールの概略図を示す。 本発明の一実施形態による、クランク信号、カム信号、それらの相互関係のパターンを示し、また、4気筒PFI型エンジンにおいてそれらを使用する燃料噴射及び点火の制御を示す。 本発明の一実施形態による、クランク信号、カム信号、それらの相互関係のパターンを示し、また、4気筒PFI型エンジンにおいてそれらを使用する燃料噴射及び点火の制御を示す。 本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動を制御するための方法のフローチャートを示す。 本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動を制御するための方法の更なるステップを説明するフローチャートを示す。
図1は、本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジン用の燃料噴射システムの概略ブロック図を示す。PFI型エンジン10は、図1に4気筒エンジンとして示される。空気は、フィルタ20によって浄化され、吸気経路30を介して引き込まれる。タンク40からの燃料は、それぞれの燃料インジェクタ60によって気筒の吸気マニホールド50の中に噴射される。空気/燃料の混合物は、吸気弁が開放されると気筒の内側に引き込まれる。本発明の電子制御装置200は、PFI型エンジン10の燃料噴射点火及び別の動作を制御する。
図2は、本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンを始動するための電子制御装置の概略ブロック図を示す。PFI型エンジン10は、非対称クランクホイールを含む。電子制御装置200は、1つ以上のインタフェース210を含み、車両の様々なセンサから信号を受信し、車両の様々なアクチュエータに信号及びコマンドを送信する。インタフェース210は、I/Oピンの形状をとり得る。クランクシャフトセンサ215はクランク信号を送信し、カムシャフトセンサ220はインタフェース210を介して電子制御装置200にカム信号を送信する。
電子制御装置200は、電子制御ユニット(ECU)、エンジン制御ユニット、エンジン管理システム(EMS)などであり得る。電子制御装置200は、プロセッサ230を含み、プロセッサ230はクランクシャフトセンサ215及びカムシャフトセンサ220からの受信信号を処理する。プロセッサ230は、第1の状態又は第2の状態のいずれかの発生を検出すると、第1のコマンドを送信して、PFI型エンジン10の1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。第1の状態及び第2の状態は、以下の段落で説明する。第1のコマンドは、インタフェース210(すなわち、出力インタフェース)を介して、PFI型エンジン10の燃料インジェクタ240に送信され得る。
第1の状態は、クランク信号の立ち下がりエッジをプロセッサ230によって判別して、クランクホイール又はクランクシャフトセンサホイール、すなわち非対称クランクホイール300のギャップを検出することを含む。図3(a)及び図3(b)は、本発明の一実施形態による、例としての2つの非対称クランクホイール300の概略図を示す。360クランク角に等間隔の歯と複数のギャップ(例えば36−2−2、36−2−2−2など)を備えるクランクホイールは、非対称クランクホイール300と呼ばれる。
自動車産業において一般的に使用されるクランクホイールのパターンは、36−2−2、36−2−2−2であり、ここで、最初の数字はホイールの歯の総数を表す。ダッシュ「−」の後の2番目以降の数字は、360クランク角でのギャップ(欠歯)の数を示す。図3(a)は、「36個の歯」及び「2つのギャップ」310を備える非対称クランクホイール300を示し、2つのギャップは2つの欠歯によって引き起こされる。図3(b)は、「36個の歯」及び「3つのギャップ」310を備える非対称クランクホイール300を示し、3つのギャップは2つの欠歯によって引き起こされる。クランクシャフトセンサ215は、非対称クランクホイール300のギャップ310を、クランク信号の立ち下がりエッジを判別することによって検出する。
第2の状態は、非対称クランクホイール300のギャップを検出する前に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。プロセッサ30は、第1の状態又は第2の状態のいずれかを検出する場合に、第1のコマンドを送信して、PFI型エンジン10の1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。例えば、プロセッサ230は、第1のコマンドを送信して燃料インジェクタ240を作動させ、PFI型エンジン10の気筒の吸気マニホールド50への燃料噴射を開始する。
プロセッサ230が第2の状態(すなわち、クランクシャフトセンサ信号のギャップを検出する前にカム信号の特定のパターン)を検出する場合、プロセッサ230は、PFI型エンジン10の気筒の上死点(TDC)を検出する。例えば、4気筒エンジンなどの多気筒エンジンでは、プロセッサ230は、気筒のTDCを検出する場合に、4気筒の中で「吸気行程」中の気筒を判別する。プロセッサ230は、第1のコマンドを送信し、吸気行程中のその特定の気筒の気筒マニホールドの吸気マニホールド50の中に燃料を噴射する。
図4a及び図4bは、本発明の一実施形態による、クランク信号、カム信号、及びそれらの相互関係のパターンを示し、4気筒PFI型エンジン10においてそれらを使用する燃料噴射及び点火の制御を示す。プロセッサ230が、図4aに示されるように、第1の状態(FirC)(すなわち、クランク信号の立ち下がりエッジ(ギャップ1))を判別する場合に、プロセッサ230は、PFI型エンジン10の1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。
図4bに示されるように、プロセッサ230は、第2の状態(SC)(すなわち、カム信号の特定なパターン)を判別する場合に、次に気筒1のTDCを検出する。次に、プロセッサ230は、カム信号パターンに基づいて、気筒3が「吸気行程」中であることを判別する。プロセッサ230は、第1のコマンドを気筒3の燃料インジェクタ(60、240)に送信して、気筒3の吸気マニホールド50への燃料噴射を開始する。
更に、プロセッサ230は、その後に第3の状態又は第4の状態のいずれかを検出する場合に、第2のコマンドを送信して、PFI型エンジン10の1つ以上の気筒のスパークプラグ250を点火する。第3の状態及び第4の状態は、以下の段落で説明される。
第1の状態の検出に続いて、プロセッサ230がカム信号の特定のパターンを決定する場合、それは第3の状態と呼ばれる。第3の状態を検出すると、プロセッサ230は、燃焼行程中の気筒を判別する。プロセッサ230は、第2のコマンドを送信して、燃焼行程中の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物を点火し、PFI型エンジン10を始動する。
例えば、図4aに示されるように、第3の状態(TC)は、プロセッサ230により、カム信号の特定のパターンを検出することによって検出される。この状態は、図4aではS0として表される。プロセッサ230は、気筒2が「燃焼行程」中であることを判別し、第2のコマンドを気筒2のスパークプラグ50に送信して、点火を開始する。
同様に、第2の状態の検出後、プロセッサ230がクランク信号を使用してクランクホイール300のギャップを判別する場合、それは第4の状態と呼ばれる。クランクホイール300のギャップは、クランク信号の立ち下がりエッジを検出することによって判別される。プロセッサ230は、第4の状態を判別すると、第2のコマンドを送信して、特定の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火する。
図4bに関して説明された前の例のように、プロセッサ230は、第4の状態(FC)、すなわち、クランク信号の立ち下がりエッジ/ギャップ(ギャップ1)を使用してクランクホイール300のギャップを検出する。プロセッサ230は、第2のコマンドをスパークプラグ250に送信して、「燃焼行程」中の気筒3内の圧縮空気/燃料の混合物に点火する。
プロセッサ230は、既存のアプローチと比較して、PFI型エンジン10の非常に迅速な始動を可能にし、有害な粒子及びNOxの排気を低減する。燃料噴射は適切な時間と速度で開始されるため、未燃燃料が排気ガスに到達するシナリオは発生せず、したがって、排気経路での自動火災と爆発が回避される。最適な燃料量が気筒に噴射され、したがって、それはより良い燃焼をもたらす。最適な気筒温度は、低温始動シナリオでの不点火を回避することにより維持される。電子制御装置は、通常状態及び低温始動状態の既存のPFIシステムと比較して、システム全体の動作を改善する。電子制御装置200は、「ビッグバン型噴射」と比較して、より速く効率的な噴射を可能にする。それはエンジン10のより迅速な始動を可能にする。本発明は、始動停止ベースのシナリオ及び低温始動シナリオの両方に適用可能である。更に、すべてのタイプの非対称クランクホイールに適用可能であり、特殊なタイプの非対称クランクホイールのみに限定しない。
図5は、本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動を制御するための方法のフローチャートを示す。この方法は、プロセッサ230によって、クランクシャフトセンサ215からのクランク信号とカムシャフトセンサ220からのカム信号を受信することを含む(ステップ500)。プロセッサ230は、ECU、EMS、又はエンジン制御ユニットなどの電子制御装置200のマイクロプロセッサであり得る。プロセッサ230は、受信信号を分析し、ステップ510で第1の状態の発生を検出し、又はステップ520で第2の状態の発生を検出する。ステップ530で、第1のコマンドは、第1の状態又は第2の状態のいずれかをプロセッサ230によって検出すると、燃料インジェクタ240に送信され、PFI型エンジン10の1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。
第1の状態は、クランク信号の立ち下がりエッジを判別して、クランクシャフトセンサホイール、すなわち非対称クランクホイール300のギャップを検出することを含む。第2の状態は、非対称クランクホイール300の第1のギャップを検出する前に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。第1のコマンドは、第1の状態を検出すると送信されて、PFI型エンジン10の1つ以上の気筒への燃料噴射を開始する。PFI型エンジン10の気筒の上死点(TDC)は、第2の状態を検出すると決定される。吸気行程中の特定の気筒は、第2の状態を検出すると判別される。第1のコマンドが送信されて、吸気行程中の特定の気筒の吸気マニホールド50の中に燃料を噴射する。
図6は、本発明の一実施形態による、ポート燃料噴射(PFI)型エンジンの始動を制御するための方法の更なるステップを説明するフローチャートを示す。PFI型エンジン10は、非対称クランクホイール300を含む。第1の状態又は第2の状態のいずれかの検出に続き、プロセッサ230は、ステップ600でクランク信号及びカム信号を分析する。プロセッサ230は、第3の状態又は第4の状態のいずれかの発生を、ステップ610及びステップ620でそれぞれ確認する。第2のコマンドは、ステップ630で、第3の状態又は第4の状態のいずれかを判別すると送信されて、PFI型エンジン10の少なくとも1つの気筒の少なくとも1つのスパークプラグ250を点火する。
第3の状態は、第1の状態を検出した後に、カム信号の特定のパターンを決定することを含む。第4の状態は、第2の状態を検出した後に、クランク信号を使用してクランクホイール300のギャップを判別することを含む。
燃焼行程中の気筒は、第3の状態を検出すると判別される。第2のコマンドが送信され、燃焼行程中の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物を点火して、PFI型エンジン10を始動する。第2のコマンドは、第4の状態を判別すると送信され、特定の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物を点火する。
PFI型エンジン10の始動を制御するための方法は単純であり、実装のために複雑な変更を必要としない。この方法は、通常状態及び低温状態の間の始動速度を向上させるのに効果的であり、また汚染を制御する。燃料噴射は適切な時間と速度で開始されるため、未燃燃料が排気経路に到達するシナリオは発生せず、したがって、排気経路での自動火災と爆発が回避される。最適な燃料量が気筒に噴射され、したがって、より良い燃焼をもたらす。この方法は、低温始動シナリオ中の不点火を回避する。本発明は、任意のタイプの非対称クランクホイールを有するエンジンに適用可能であり得る。本発明は、速度及び効率の点で「ビッグバン型噴射」よりもはるかに優れている。それはエンジンのより迅速な始動を可能にする。本発明は、始動停止ベースのシナリオ及び低温始動シナリオの両方に適用可能である。
上記明細書で説明された実施形態は、例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解すべきである。多くのそのような実施形態と、明細書で説明される実施形態における別の修正及び変更が想定される。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ制限される。
10:ポート燃料噴射(PFI)型エンジン
20:フィルタ
30:吸気経路
40:タンク
50:吸気マニホールド
60:燃料インジェクタ
200:電子制御装置
210:インタフェース
215:クランクシャフトセンサ
220:カムシャフトセンサ
230:プロセッサ
240:燃料インジェクタ
250:スパークプラグ
300:非対称クランクホイール
310:ギャップ

Claims (18)

  1. ポート燃料噴射(PFI)型エンジン(10)の始動のための電子制御装置(200)であって、前記PFI型エンジン(10)が非対称クランクホイール(300)を含み、
    前記電子制御装置(200)において特徴付けられる、クランクシャフトセンサ(215)からのクランク信号及びカムシャフトセンサ(220)からのカム信号を受信するための少なくとも1つのインタフェース(210)と、
    第1の状態及び第2の状態のうちの少なくとも1つを検出すると、第1のコマンドを送信して、前記PFI型エンジン(10)の少なくとも1つの気筒への燃料噴射を開始するプロセッサ(230)であって、
    前記第1の状態は、前記クランク信号の立ち下がりエッジを判別して、前記非対称クランクホイール(300)のギャップを検出することを含み、また、
    前記第2の状態は、前記クランクシャフトセンサホイール(300)の前記ギャップを検出する前に、前記カム信号の特定のパターンを決定することを含む、プロセッサ(230)と、を備える、
    電子制御装置(200)
  2. 前記プロセッサ(230)は、前記第1の状態を検出すると、前記第1のコマンドを送信して、PFI型エンジン(10)のすべての気筒への燃料噴射を開始する、請求項1に記載の電子制御装置(200)。
  3. 前記プロセッサ(230)は、前記第2の状態を検出すると、PFI型エンジン(10)の気筒の上死点(TDC)を検出する、請求項1に記載の電子制御装置(200)。
  4. 前記プロセッサ(230)は、前記上死点(TDC)を検出すると、吸気行程中の特定の気筒を判別する、請求項3に記載の電子制御装置(200)。
  5. 前記プロセッサ(230)は、第1のコマンドを送信して、吸気行程中の前記特定の気筒の吸気マニホールド(50)の中へ燃料を噴射する、請求項4に記載の電子制御装置(200)。
  6. 前記プロセッサ(230)は、第3の状態及び第4の状態のうちの少なくとも1つを判別すると、第2のコマンドを更に送信して、前記PFI型エンジン(10)の前記少なくとも1つの気筒の少なくとも1つのスパークプラグ(250)を点火し、
    前記第3の状態は、前記第1の状態を検出した後、前記カム信号の特定のパターンを決定することを含み、また、
    前記第4の状態は、前記第2の状態を検出した後、前記クランク信号を使用して、前記非対称クランクホイール(300)のギャップを判別することを含む、
    請求項1に記載の電子制御装置(200)。
  7. 前記プロセッサ(230)は、前記第3の状態を検出すると、燃焼行程中の気筒を判別する、請求項6に記載の電子制御装置(200)。
  8. 前記プロセッサ(230)は、前記第2のコマンドを送信して、燃焼行程中の前記気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火して、前記PFI型エンジン(10)を始動する、請求項7に記載の電子制御装置(200)。
  9. 前記プロセッサ(230)は、前記第4の状態を判別すると、前記第2のコマンドを送信して、前記特定の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火する、請求項6に記載の電子制御装置(200)。
  10. ポート燃料噴射(PFI)型エンジン(10)の始動を制御するための方法であって、前記PFI型エンジン(10)は非対称クランクホイール(300)を含み、
    前記方法で特徴付けられる、クランクシャフトセンサ(215)からのクランク信号及びカムシャフトセンサ(220)からのカム信号をプロセッサ(230)によって受信するステップと、
    前記プロセッサ(230)によって第1の状態及び第2の状態のうちの少なくとも1つを検出すると、第1のコマンドを送信して、前記PFI型エンジン(10)の少なくとも1つの気筒への燃料噴射を開始するステップであって、

    前記第1の状態は、前記クランク信号の立ち下がりエッジを判別して、非対称クランクホイール(300)のギャップを検出することを含み、また、
    ここで前記第2の状態は、前記非対称クランクホイール(300)の前記第1のギャップを検出する前に、前記カム信号の特定のパターンを決定することを含む、ステップと、を含む、
    方法。
  11. 前記第1の状態を検出すると、前記第1のコマンドが送信され、PFI型エンジン(10)のすべての気筒への燃料噴射を開始する、請求項10に記載の方法。
  12. PFI型エンジン(10)の気筒の上死点(TDC)は、前記第2の状態を検出すると決定される、請求項10に記載の方法。
  13. 吸気行程中の特定の気筒は、前記TDCを検出すると判別される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のコマンドが送信されて、吸気行程中の前記特定の気筒の気筒マニホールドの吸気マニホールド(50)の中へ燃料を噴射する、請求項13に記載の方法。
  15. 第2のコマンドは、第3の状態及び第4の状態のうちの少なくとも1つを判別すると、送信されて、前記PFI型エンジン(10)の前記少なくとも1つの気筒の少なくとも1つのスパークプラグ(250)を点火し、
    前記第3の状態は、前記第1の状態を検出した後、前記カム信号の特定のパターンを決定することを含み、また、
    前記第4の状態は、前記第2の状態を検出した後、前記クランク信号を使用して、非対称クランクホイール(300)のギャップを判別することを含む、
    請求項10に記載の方法。
  16. 燃焼行程中の気筒は、前記第3の状態を検出すると判別される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2のコマンドが送信されて、燃焼行程中の前記気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火し、前記PFI型エンジン(10)を始動する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2のコマンドは、前記第4の状態を判別すると送信されて、前記特定の気筒内の圧縮空気/燃料の混合物に点火する、請求項15に記載の方法。
JP2021079525A 2020-05-27 2021-05-10 ポート燃料噴射(pfi)型エンジンの始動を制御するための装置及び方法 Active JP7684088B2 (ja)

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