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JP2021156906A - 光学ユニット - Google Patents

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JP2021156906A JP2018088337A JP2018088337A JP2021156906A JP 2021156906 A JP2021156906 A JP 2021156906A JP 2018088337 A JP2018088337 A JP 2018088337A JP 2018088337 A JP2018088337 A JP 2018088337A JP 2021156906 A JP2021156906 A JP 2021156906A
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adhesive
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Atsushi Niisato
淳 新里
優 稲村
Masaru Inamura
優 稲村
武彦 井口
Takehiko Iguchi
武彦 井口
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Olympus Corp
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Abstract

【課題】位置検出用の磁気センサの出力特性が変化することを防止することができ、且つ部品点数が増えることを防止することができる光学ユニットを提供する。【解決手段】光学ユニット1は、第1枠11と、第2枠12と、第3枠13と、位置検出ユニット20とを備えている。第1枠11には、第1および第2の磁石15A,15Cを含む8つの磁石が固定されている。第2枠12には、第1および第2のコイル16A,16Bが固定されている。位置検出ユニット20は、第1および第2の磁石15A,15Cが発生する磁界を検出して第1枠11の位置と対応関係を有する検出信号を生成する磁気センサ22を含んでいる。第3枠13は、第1枠11の移動方向に対して平行な位置規定面13aを有している。位置検出ユニット20は、位置規定面13aに固定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、レンズを保持するためのレンズ枠であって、磁石とコイルの相互作用により移動可能な可動レンズ枠を備えた光学ユニットに関する。
一般的に、内視鏡の挿入部には、レンズを含む光学ユニットと撮像素子とを備えた撮像装置が設けられている。また、光学ユニットとしては、レンズを光軸方向に移動させる構成が知られている。レンズを移動させる機構としては、例えば、ボイスコイルモータが用いられる。ボイスコイルモータを用いた光学ユニットでは、磁石が発生する磁界とコイルが発生する磁界との相互作用によって、レンズを保持する可動レンズ枠が移動するように構成されている。
レンズの位置は、例えば、磁気センサを用いて検出することができる。国際公開第2016/051838号には、レンズ胴鏡の収容箱内に配置されたホールICによって、レンズ移動枠に固定された磁石の磁束を検出することにより、移動レンズの位置を検出するレンズ装置が開示されている。
また、国際公開第2016/098225号には、ボイスコイルモータの磁石が発生する磁界を検出する磁気検出器を備えた光学ユニットが開示されている。磁気検出器は、接着剤によってボイスコイルモータのコイルに固定されている。
国際公開第2016/051838号 国際公開第2016/098225号
国際公開第2016/051838号に開示されたレンズ装置では、位置検出に用いられる磁石を設ける必要があり、部品点数が増えてしまうという問題がある。これに対し、国際公開第2016/098225号に開示された光学ユニットでは、ボイスコイルモータに用いられる磁石が、位置検出に用いられる磁石を兼ねており、部品点数が増えることを防止することができる。
しかしながら、国際公開第2016/098225号に開示された光学ユニットでは、磁気検出器が、直接、接着剤によって固定されているため、接着剤の硬化に伴う収縮によって、磁気検出器の位置がずれてしまい、その結果、磁気検出器の出力特性が変化してしまうという問題が発生する。
そこで、本発明は、位置検出用の磁気センサの出力特性が変化することを防止することができ、且つ部品点数が増えることを防止することができる光学ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、レンズを保持するための第1枠と、前記レンズの光軸に沿って前記第1枠を移動可能に内包する第2枠と、前記第2枠の少なくとも一部を内包する第3枠と、前記第1枠に固定された磁石と、前記第2枠に固定され、前記磁石が発生する磁界との相互作用により前記第1枠を移動させるための磁界を発生するコイルと、前記磁石が発生する磁界を検出して前記第1枠の位置と対応関係を有する検出信号を生成する磁気センサを含む位置検出ユニットとを備え、前記第3枠は、前記第1枠の移動方向に対して平行な位置規定面を有し、前記位置検出ユニットは、前記位置規定面に固定されている、光学ユニットを提供することができる。
本発明によれば、位置検出用の磁気センサの出力特性が変化することを防止することができ、且つ部品点数が増えることを防止することができる光学ユニットを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係わる光学ユニットを含む内視鏡の構成を示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係わる光学ユニットを示す断面図である。 図2の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施の形態における位置検出ユニットを示す平面図である。 本発明の一実施の形態における第3枠を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における第3枠を示す平面図である。 本発明の一実施の形態におけるベース部材を示す平面図である。 本発明の一実施の形態における変形例のベース部材を示す平面図である。 本発明の一実施の形態における変形例のベース部材を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(内視鏡の構成)
始めに、本発明の一実施の形態に係わる光学ユニットを含む内視鏡の構成について説明する。図1は、内視鏡100を示す説明図である。内視鏡100は、被検体内に挿入される挿入部110と、挿入部110の基端に連接された操作部120と、操作部120から延出するユニバーサルコード131と、ユニバーサルコード131の先端に設けられたコネクタ132とを備えている。内視鏡100は、コネクタ132を介して、図示しない制御装置および照明装置等の外部装置に接続される。
挿入部110は、細長い形状を有すると共に、挿入部110の先端に位置する先端部111と、湾曲自在に構成された湾曲部112と、可撓性を有する可撓管部113とを有している。先端部111、湾曲部112および可撓管部113は、挿入部110の先端側からこの順に連結されている。
操作部120には、上下用湾曲操作ノブ121と、左右用湾曲操作ノブ122とが設けられている。挿入部110の湾曲部112は、上下用湾曲操作ノブ121および左右用湾曲操作ノブ122の回動操作によって、例えば、上下左右の4方向に湾曲されるように構成されている。上下用湾曲操作ノブ121は、湾曲部112を上下方向に湾曲させる。左右用湾曲操作ノブ122は、湾曲部112を左右方向に湾曲させる。
操作部120には、更に、固定レバー123と、固定ノブ124と、ズームレバー125とが設けられている。固定レバー123は、上下用湾曲操作ノブ121の回動位置を固定する。固定ノブ124は、左右用湾曲操作ノブ122の回動位置を固定する。ズームレバー125は、後述する第1枠を移動させる。
内視鏡100は、更に、挿入部110の先端部111に設けられた撮像装置を備えている。撮像装置は、本実施の形態に係わる光学ユニット1と、被写体を撮像する図示しない撮像素子とを含んでいる。撮像素子は、例えば、CCDまたはCMOSによって構成されている。
(光学ユニットの構成)
以下、図2および図3を参照して、光学ユニット1の構成について詳しく説明する。図2は、光学ユニット1を示す断面図である。図3は、図2の一部を拡大して示す断面図である。
図2に示したように、光学ユニット1は、移動レンズ2と固定レンズ3,4とを備えている。なお、図3では、移動レンズ2と固定レンズ3,4を省略している。移動レンズ2と固定レンズ3,4は、同一方向に並ぶように配置されている。前記撮像素子は、移動レンズ2と固定レンズ3,4を介して被写体を撮像するように構成されている。図2に示した例では、移動レンズ2は、固定レンズ3,4よりも被写体側に位置する。なお、光学ユニット1のレンズの構成は、図2に示した例に限られない。
ここで、図2に示したように、方向Dを定義する。移動レンズ2と固定レンズ3,4は、各々の光軸の延びる方向が方向Dに一致するような姿勢で配置されている。
図2および図3に示したように、光学ユニット1は、更に、それぞれ方向Dに延びた筒状の形状を有する第1枠11、第2枠12、第3枠13および第4枠14を備えている。第1枠11は、その内部において移動レンズ2を保持している。第4枠14は、その内部において固定レンズ3,4を保持している。第1枠11、第2枠12、第3枠13および第4枠14は、それぞれ例えばSUS等の金属材料によって形成されている。
第2枠12は、第1枠11および第4枠14を内包している。第1枠11は、第4枠14よりも被写体側において、方向Dすなわち移動レンズ2の光軸に沿って移動可能に、第2枠12に内包されている。第4枠14は、第1枠11よりも撮像素子側において第2枠12に固定されている。
第3枠13は、第2枠12の少なくとも一部を内包している。図2には、第3枠13が第2枠12の一部を内包している例を示している。また、第3枠13は、位置規定面13aを有している。位置規定面13aは、第3枠13の中心軸に平行な面である。また、本実施の形態では、第3枠13の中心軸は、第1枠11の移動方向すなわち方向Dに対して平行である。従って、位置規定面13aは、第1枠11の移動方向すなわち方向Dに対して平行な面でもある。本実施の形態では特に、位置規定面13aは平面である。
光学ユニット1は、更に、ボイスコイルモータを構成する磁石とコイルを備えている。本実施の形態では、光学ユニット1は、ボイスコイルモータを構成する磁石として、第1枠11に固定された4つの第1の磁石および4つの第2の磁石を備えている。本実施の形態では、図3に示したように、第1枠11の外周部には、段差11aが形成されている。4つの第1の磁石は、第1枠11の軸周り方向に約90°間隔で段差11aに固定されている。なお、図2には、4つの第1の磁石のうち、第1枠11の中心軸を挟んで反対側に位置する2つの第1の磁石15A,15Bを示している。図示しないが、段差11aのうち、第1の磁石が固定される部分は、平面であってもよい。
4つの第2の磁石は、4つの第1の磁石よりも撮像素子側において、第1枠11の軸周り方向に約90°間隔で段差11aに固定されている。なお、図2には、4つの第2の磁石のうち、第1枠11の中心軸を挟んで反対側に位置する2つの第2の磁石15C,15Dを示している。図示しないが、段差11aのうち、第2の磁石が固定される部分は、平面であってもよい。
4つの第1の磁石と4つの第2の磁石は、それぞれ、N極とS極を含んでいる。第1の磁石では、N極は第1枠11の中心軸からより遠い位置にあり、S極は第1枠11の中心軸により近い位置にある。第2の磁石では、N極とS極の配置が、第1の磁石とは逆になっている。すなわち、第2の磁石では、N極は第1枠11の中心軸により近い位置にあり、S極は第1枠11の中心軸からより遠い位置にある。
また、本実施の形態では、光学ユニット1は、ボイスコイルモータを構成するコイルとして、第2枠12に固定された第1のコイル16Aおよび第2のコイル16Bを備えている。第1のコイル16Aと第2のコイル16Bは、方向Dに並ぶように配置されている。本実施の形態では、図3に示したように、第2枠12の外周部には、巻線が巻回される巻回部12aが形成されている。第1のコイル16Aは、第2枠12の軸周り方向に巻回部12aに巻かれた巻線によって構成されている。第2のコイル16Bは、第1のコイル16Aよりも撮像素子側において、第2枠12の軸周り方向に巻回部12aに巻かれた巻線によって構成されている。
第1のコイル16Aと第2のコイル16Bは、第2枠12の軸周り方向における、巻線を流れる電流の向きが互いに反対方向になるように構成されている。具体的には、例えば、第1のコイル16Aと第2のコイル16Bの各々を構成する巻線の巻回方向が互いに反対方向になるように、第1のコイル16Aと第2のコイル16Bを構成してもよい。あるいは、第1のコイル16Aと第2のコイル16Bの各々を構成する巻線の巻回方向を同じにしながら、巻線に流す電流の向きを互いに反対方向にしてもよい。
光学ユニット1は、更に、第3枠13に固定された位置検出ユニット20および磁性部材31を備えている。磁性部材31は、磁性材料よりなり、第1の磁石15Aおよび第2の磁石15Cとの間に引力を発生させるものである。第1枠11は、上記の引力によって、磁性部材31に引き寄せられる。図示しないが、第1枠11の外周面のうち、磁性部材31に向いた部分は、第2枠12の内周面に当接する。第1枠11は、第1枠11の外周面の一部が第2枠12の内周面に当接した状態で、方向Dすなわち移動レンズ2の光軸に沿って移動する。
位置検出ユニット20の一部は、第1の磁石15Aおよび第2の磁石15Cと磁性部材31との間に位置する。位置検出ユニット20の構成については、後で説明する。
光学ユニット1は、更に、第3枠13に固定された支持部材32および保護部材33を備えている。支持部材32は、位置検出ユニット20の他の一部を支持するためのものである。保護部材33は、位置検出ユニット20および磁性部材31を覆っている。
(位置検出ユニットの構成)
次に、図2ないし図4を参照して、位置検出ユニット20の構成について説明する。図4は、位置検出ユニット20を示す平面図である。位置検出ユニット20は、基板21と、磁気センサ22と、ベース部材23と、規制部材24と、回路部25とを含んでいる。
図2ないし図4に示したように、基板21は、センサ実装面21aを有している。図4は、センサ実装面21a側から見た位置検出ユニット20を示している。位置検出ユニット20は、センサ実装面21aが第3枠13の位置規定面13aに対向した姿勢で、第3枠13に固定されている。第1および第2の磁石15A,15Cは、センサ実装面21aに対向する位置にある。基板21としては、例えばフレキシブル基板が用いられる。
磁気センサ22は、例えば半田によって、基板21のセンサ実装面21aに実装されている。また、磁気センサ22は、センサ実装面21aから最も遠い対向面22aを有している。対向面22aは、第1および第2の磁石15A,15Cに対向する面でもある。
磁気センサ22は、第1および第2の磁石15A,15Cが発生する磁界を検出して、第1枠11の位置と対応関係を有する検出信号を生成する。磁気センサ22は、第1および第2の磁石15A,15Cが発生する磁界を検出する磁気検出素子を含んでいる。磁気検出素子としては、例えば磁気抵抗効果素子またはホール素子が用いられる。
ベース部材23は、第1の接着剤41によって基板21のセンサ実装面21aに固定されていると共に、第2の接着剤42によって位置規定面13aに固定されている。ベース部材23は、位置規定面13aとセンサ実装面21aとの間隔を規定するものである。また、ベース部材23は、接着剤によって位置規定面13aに固定される被固定部でもある。第1および第2の接着剤41,42としては、硬化前の粘度が大きい接着剤を用いることが好ましい。
また、本実施の形態では、ベース部材23は、方向Dに長い板状の形状を有している。図3および図4に示したように、ベース部材23は、センサ実装面21aから最も遠い対向面23aと、センサ実装面21aに向いた接着面23bと、磁気センサ22が収容される収容孔23cを有している。対向面23aは、第2の接着剤42によって位置規定面13aに接着されており、位置規定面13aに平行である。接着面23bは、第1の接着剤41によってセンサ実装面21aに接着されている。収容孔23cは、対向面23aから接着面23bにかけてベース部材23を貫通している。磁気センサ22は、収容孔23c内に位置する。本実施の形態では、磁気センサ22には、第1および第2の接着剤41,42のいかなる部分も接していない。
ベース部材23は、非磁性材料によって形成されている。非磁性材料としては、例えば樹脂材料が用いられる。本実施の形態では、ベース部材23を樹脂材料によって形成することによって、磁気センサ22の表面に設けられた導体パターンや磁気センサ22の実装用の半田が第3枠13に接触してショートすることを防止することができる。
図2および図3に示したように、第3枠13は、更に、磁気センサ22およびベース部材23を収容する収容部13bを有している。収容部13bは、ベース部材23に対応した形状を有している。本実施の形態では、位置規定面13aは、収容部13bの底面である。ベース部材23の形状と第3枠13の形状については、後で更に詳しく説明する。
図2ないし図4に示したように、規制部材24は、磁気センサ22の対向面22aに接すると共に、ベース部材23の対向面23aに固定されている。本実施の形態では、規制部材24は、平板状の形状を有している。図4に示したように、規制部材24のうち、磁気センサ22の対向面22aに接する部分は、磁気センサ22の対向面22aの一部のみに接している。
規制部材24は、磁気センサ22の対向面22aがベース部材23の対向面23aから突出しないように、磁気センサ22の位置を規制するものである。言い換えると、規制部材24は、ベース部材23の対向面23aに垂直な方向についての磁気センサ22の位置を規定するものである。また、本実施の形態では、ベース部材23の対向面23aは、第2の接着剤42によって、位置規定面13aに接着されている。従って、ベース部材23の対向面23aに垂直な方向についての磁気センサ22の位置が規定されることにより、位置規定面13aに対する磁気センサ22の位置も規定される。
規制部材24は、非磁性材料によって形成されている。規制部材24の強度を大きくする観点から、規制部材24を形成する非磁性材料は、非磁性金属材料であることが好ましい。
回路部25は、磁気センサ22を駆動させるための電子部品を含んでいる。電子部品は、基板21におけるセンサ実装面21aとは反対側の面に実装されている。
回路部25は、更に、ボイスコイルモータを構成する第1および第2のコイル16A,16Bを駆動させるための電子部品を含んでいてもよい。この電子部品は、図2および図3に示したリード17と基板21に形成された図示しない配線によって、第1および第2のコイル16A,16Bに電気的に接続される。
(第3枠の形状)
次に、図3、図5および図6を参照して、第3枠13の形状について詳しく説明する。図5は、第3枠13を示す斜視図である。図6は、第3枠13を示す平面図である。図5に示したように、第3枠13は、方向Dに延びる円筒形状の本体部13Mと、本体部13Mの外周部に連結された平板部13Pとを有している。本実施の形態では、本体部13Mの中心軸を、第3枠13の中心軸とする。第2枠12(図2参照)は、本体部13Mに内包されている。
平板部13Pは、本体部13Mの中心軸に平行な平面を含んでいる。収容部13bは、平板部13Pの上記平面に形成された溝部によって構成されている。収容部13bの底面すなわち位置規定面13aは、平板部13Pの上記平面に対して平行である。
第3枠13は、更に、突出部13fと枠部13gとを有している。突出部13fは、平板部13Pにおける被写体側(図6における左側)の端部の近傍において平板部13Pに連結されている。突出部13fは、平板部13Pの上記平面から突出した形状を有している。
枠部13gは、突出部13fよりも撮像素子側(図6における右側)において平板部13Pに連結されている。枠部13gは、2つの側壁部13g1,13g2と、連結部13g3とを含んでいる。側壁部13g1,13g2は、それぞれ、方向Dに長い形状を有している。また、側壁部13g1,13g2は、位置規定面13aに平行な方向且つ方向Dに直交する方向(図6における上下方向)において、所定の間隔を開けて配置されている。連結部13g3は、突出部13fと側壁部13g1,13g2とを連結している。
収容部13bは、側壁部13g1,13g2の間に位置する。位置検出ユニット20(図2ないし図4参照)は、磁気センサ22およびベース部材23が収容部13bに収容され、且つ基板21の一部が2つの側壁部13g1,13g2の間に位置するように、位置規定面13aに固定される。磁性部材31(図2および図3参照)は、例えば、枠部13gに固定される。
第3枠13は、更に、磁気センサ22から第3枠13の中心軸すなわち本体部13Mの中心軸に向かって位置規定面13aすなわち収容部13bの底面を貫通する貫通孔13cを有している。磁気センサ22から本体部13Mの中心軸に向かう方向に見たときの貫通孔13cの形状(以下、貫通孔13cの平面形状と言う。)は、同方向に見たときの磁気センサ22の形状よりも大きくてもよい。
また、図5および図6に示した例では、貫通孔13cの平面形状は、円形である。なお、貫通孔13cの平面形状は、楕円形であってもよいし、矩形であってもよい。
なお、規制部材24は、その全体が貫通孔13c内に位置していてもよい。この場合、規制部材24は、位置規定面13aには接しない。
図6に示したように、第3枠13の収容部13bは、方向Dにおいて所定の間隔を開けて配置された2つの幅広部13b1,13b2と、幅広部13b1,13b2の間に位置する細幅部13b3とを有している。位置規定面13aに平行な方向且つ方向Dに直交する方向(図6における上下方向)における細幅部13b3の寸法は、後述する2つの凹部を除いて、同方向における幅広部13b1,13b2の最大の寸法よりも小さい。
貫通孔13cは、細幅部13b3の底面を貫通するように形成されている。収容部13bは、更に、細幅部13b3に形成された2つの凹部13b4,13b5を有している。凹部13b4,13b5は、位置規定面13aに平行な方向且つ方向Dに直交する方向(図6における上下方向)において、所定の間隔を開けて配置されている。凹部13b4,13b5の形状は、それぞれ、貫通孔13cの外縁の形状に対応した形状、すなわち円弧形状である。
(ベース部材の形状)
次に、図3、図4および図7を参照して、ベース部材23の形状について詳しく説明する。図7は、ベース部材23を示す平面図である。なお、図7は、接着面23b側から見たベース部材23を示している。図4および図7に示したように、ベース部材23は、前記対向面23a、接着面23bおよび収容孔23cの他に、2つの凸部23d1,23d2と、凹部23eとを有している。
凸部23d1,23d2は、それぞれ、対向面23aに平行な方向すなわち位置規定面13aに平行な方向且つ方向Dに直交する方向(図7における上下方向)に突出している。凸部23d1,23d2の外縁の形状は、それぞれ、収容部13bの凹部13b4,13b5に対応した形状、すなわち円弧形状である。本実施の形態では特に、凸部23d1の外縁(円弧)と凸部23d2の外縁(円弧)は、対向面23aに平行な仮想の平面上にある、1つの仮想の円の一部である。なお、凹部13b4,13b5が凸部23d1,23d2に対応した形状を有しているとも言える。位置検出ユニット20が位置規定面13aに固定された状態では、凸部23d1,23d2は、それぞれ凹部13b4,13b5に嵌合している。
凹部23eは、ベース部材23における被写体側(図7における左側)の端部に設けられている。凹部23eは、リード17を通すために用いられる。
ベース部材23は、更に、収容孔23cの近傍において接着面23bに形成された2つの溝部23f1,23f2を有している。図7に示したように、溝部23f1,23f2は、それぞれ、接着面23bに平行な方向且つ方向Dに直交する方向(図7における上下方向)に長い形状を有している。
また、図7に示したように、接着面23bは、溝部23f1よりも収容孔23cからより遠い位置にある接着部23g1と、溝部23f2よりも収容孔23cからより遠い位置にある接着部23g2とを含んでいる。接着部23g1,23g2は、硬化前の第1の接着剤41が塗布される領域である。第1の接着剤41は、センサ実装面21aと接着部23g1,23g2とを接着している。
(第1枠の移動方法の動作)
次に、図2を参照して、第1枠11の移動方法について説明する。第1のコイル16Aと第2のコイル16Bは、4つの第1の磁石と4つの第2の磁石が発生する磁界との相互作用により、第1枠11を移動させるための磁界を発生する。第1枠11を移動させるための磁界は、第1のコイル16Aと第2のコイル16Bに電流を流すことによって発生させることができる。第1のコイル16Aには、4つの第1の磁石が対向している。第2のコイル16Bには、4つの第2の磁石が対向している。4つの第1の磁石が発生する磁界と第1のコイル16Aが発生する磁界との相互作用によって、第1枠11には、方向Dに平行な方向の第1の駆動力が作用する。同様に、4つの第2の磁石が発生する磁界と第2のコイル16Bが発生する磁界との相互作用によって、第1枠11には、方向Dに平行な方向の第2の駆動力が作用する。
前述のように、第1のコイル16Aと第2のコイル16Bは、電流の向きが互いに反対方向になるように構成されていると共に、第1の磁石と第2の磁石では、N極とS極の配置が互いに逆になっている。従って、フレミングの左手の法則により、第1の駆動力の方向と第2の駆動力の方向は、互いに一致する。
また、第1のコイル16Aと第2のコイル16Bに流す電流の方向を反対すると、第1の駆動力の方向と第2の駆動力の方向も反対になる。これにより、第1枠11を方向Dに沿って、被写体側または撮像素子側に移動させることができる。なお、第1枠11の移動方向は、例えば、ズームレバー125(図1参照)によって指示することができる。
(作用および効果)
次に、本実施の形態に係わる光学ユニット1の作用および効果について説明する。本実施の形態では、位置検出ユニット20は、第3枠13の位置規定面13aに固定されている。第3枠13における位置規定面13aの位置は、一意に決まる。従って、位置検出ユニット20を位置規定面13aに固定することにより、位置検出ユニット20に含まれる磁気センサ22の位置を精度よく規定することができる。特に、本実施の形態では、位置規定面13aは、第1枠11の移動方向(方向D)に対して平行である。これにより、本実施の形態によれば、第1枠11の移動方向(方向D)に直交する方向における、磁気センサ22の位置を精度よく規定することができ、その結果、同方向における、第1および第2の磁石15A,15Cと磁気センサ22との間隔を精度よく規定することができる。これにより、本実施の形態によれば、磁気センサ22の出力特性が変化することを防止することができる。
本実施の形態では特に、位置規定面13aは平面である。これにより、本実施の形態によれば、磁気センサ22の位置をより精度よく規定することができる。
また、本実施の形態では、第1および第2の磁石15A,15Cは、磁気センサ22が検出する磁界を発生する磁石と、ボイスコイルモータを構成する磁石を兼ねており、位置検出用の磁石を設ける必要がない。これにより、本実施の形態によれば、部品点数が増えることを防止することができる。
また、本実施の形態では、磁気センサ22は、基板21に実装されているが、位置規定面13aには直接固定されていない。すなわち、本実施の形態では、第1の接着剤41によって基板21に固定されたベース部材23が、第2の接着剤42によって位置規定面13aに固定されることにより、位置検出ユニット20が位置規定面13aに固定されている。もし、磁気センサ22が接着剤によって位置規定面13aに直接固定されていると、接着剤の硬化に伴う収縮によって、磁気センサ22の位置がずれたり、磁気センサ22に応力が印加されたりして、磁気センサ22の出力特性が変化してしまう。
これに対し、本実施の形態では、磁気センサ22には、第1および第2の接着剤41,42のいかなる部分も接していない。これにより、本実施の形態によれば、磁気センサ22の出力特性が変化することを防止することができる。
なお、本実施の形態では、磁気センサ22は、ベース部材23の収容孔23c内に位置し、収容孔23cの近傍には、溝部23f1,23f2が形成されている。硬化前の第1の接着剤41は、収容孔23cよりも溝部23f1,23f2からより遠い位置にある接着部23g1,23g2に塗布される。溝部23f1,23f2は、硬化前の第1の接着剤41を溜めることが可能な接着剤溜まりとして機能する。これにより、本実施の形態によれば、位置検出ユニット20を作製する際に、硬化前の第1の接着剤41が磁気センサ22に付着することを防止することができる。
また、本実施の形態では、磁気センサ22の対向面22aに接すると共に、ベース部材23の対向面23aに固定された規制部材24が設けられている。前述のように、規制部材24は、磁気センサ22の位置を規定するものである。これによっても、本実施の形態によれば、磁気センサ22の位置をより精度よく規定することができる。
また、本実施の形態では、規制部材24は、非磁性材料によって形成されている。これにより、本実施の形態によれば、規制部材24が磁性材料によって形成されている場合に比べて、磁気センサ22が検出する磁界の強度が低下することを防止することができ、その結果、磁気センサ22の感度が低下することを防止することができる。
また、本実施の形態では、第3枠13には、磁気センサ22から第3枠13の中心軸に向かって位置規定面13aを貫通する貫通孔13cが設けられている。これによっても、本実施の形態によれば、磁気センサ22が検出する磁界の強度が低下することを防止することができ、その結果、磁気センサ22の感度が低下することを防止することができる。
また、本実施の形態では、第3枠13は、磁気センサ22およびベース部材23を収容する収容部13bを有している。位置規定面13aは、収容部13bの底面である。また、本実施の形態では特に、ベース部材23は、凸部23d1,23d2を有し、収容部13bは、凸部23d1,23d2に対応した形状を有する凹部13b4,13b5を有している。これらのことから、本実施の形態によれば、位置検出ユニット20を位置規定面13aに精度よく固定することができる。
ところで、磁気センサ22は、基板21のセンサ実装面21aに垂直な方向から見たときの姿勢が、所望の姿勢から回転して基板21に固定される場合がある。この場合、ベース部材23も、磁気センサ22の姿勢に合わせて、基板21のセンサ実装面21aに垂直な方向から見たときの姿勢が、所望の姿勢から回転して基板21に固定される。位置検出ユニット20は、部品同士の干渉等を防止する観点から、基板21の長手方向が、第3枠13の長手方向に一致するような姿勢で、位置規定面13aに固定されることが好ましい。しかし、上述のように回転した磁気センサ22およびベース部材23を収容部13bに収容して、位置検出ユニット20を位置規定面13aに固定すると、基板21の長手方向が、第3枠13の長手方向から傾いてしまう。
これに対し、本実施の形態では、凹部13b4,13b5および凸部23d1,23d2は、それぞれ、円弧形状を有している。これにより、本実施の形態によれば、基板21の長手方向が、第3枠13の長手方向に一致するように、磁気センサ22およびベース部材23を、上記円弧を含む仮想の円の軸周り方向に回転させて、位置検出ユニット20を位置規定面13aに固定することができる。
なお、本実施の形態では、磁気センサ22は、第1および第2の磁石15A,15Cが発生する磁界のうち、第1枠11の移動方向(方向D)に直交する方向且つ基板21のセンサ実装面21aに垂直な方向の成分(以下、検出成分と言う。)を検出する。磁気センサ22が検出する検出成分の強度は、上記の方向における磁気センサ22の位置に依存して変化するが、基板21のセンサ実装面21aに垂直な方向から見たときの磁気センサ22の姿勢には影響されない。そのため、上述のように、磁気センサ22を回転させて位置検出ユニット20を固定したとしても、磁気センサ22の出力特性は変化しない。
また、本実施の形態では、第1および第2の磁石15A,15Cとの間に引力を発生させる磁性部材31が設けられている。これにより、本実施の形態によれば、第1および第2の磁石15A,15Cが固定された第1枠11が傾くことを防止することができ、その結果、第1枠11の移動方向(方向D)に直交する方向における、第1および第2の磁石15A,15Cと磁気センサ22との間隔をより精度よく規定することができる。
なお、本実施の形態では、磁気センサ22は、第1および第2の磁石15A,15Cと磁性部材31の間に位置している。これにより、本実施の形態によれば、第1および第2の磁石15A,15Cと磁気センサ22との間に磁性部材31が位置している場合に比べて、磁気センサ22が検出する磁界の強度が低下することを防止することができ、その結果、磁気センサ22の感度が低下することを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、磁性部材31によって、磁気センサ22に印加されるノイズ磁界をシールドすることができる。これによっても、本実施の形態によれば、磁気センサ22の出力特性が変化することを防止することができる。
また、本実施の形態では、規制部材24のうち、磁気センサ22の対向面22aに接する部分は、磁気センサ22の対向面22aの一部のみに接する。従って、本実施の形態では、規制部材24は、ベース部材23の収容孔23cの一部のみを覆っている。これにより、本実施の形態によれば、位置検出ユニット20を作成する際に、磁気センサ22の位置を確認しながら、規制部材24が固定されたベース部材23を基板21に固定することができる。
[変形例]
次に、図8および図9を参照して、ベース部材23の変形例について説明する。図8は、変形例のベース部材230を示す平面図である。図9は、変形例のベース部材230を示す断面図である。なお、図9は、図8において9−9線で示す位置の断面を示している。
変形例のベース部材230は、本体部231と規制部232とを含んでいる。図9では、本体部231と規制部232の境界を点線で示している。本体部231は、基板21のセンサ実装面21a(図2および図3参照)に固定される部分である。本体部231の形状および配置は、基本的には、ベース部材23の形状および配置と同様である。但し、本体部231は、ベース部材23の対向面23aの代わりに、センサ実装面21a(図2および図3参照)から最も遠い端部231aを有している。
本体部231は、更に、接着面231bと、収容孔231cと、2つの凸部231d1,231d2と、凹部231eと、2つの溝部231f1,231f2とを有している。接着面231bは、接着部231g1,231g2を含んでいる。接着面231b、収容孔231c、凸部231d1,231d2、凹部231e、溝部231f1,231f2および接着部231g1,231g2の形状、配置および機能は、それぞれ、ベース部材23の接着面23b、収容孔23c、凸部23d1,23d2、凹部23e、溝部23f1,23f2および接着部23g1,23g2の形状、配置および機能と同様である。
変形例では、磁気センサ22(図2および図3参照)は、本体部231の収容孔231c内に位置する。規制部232は、磁気センサ22の対向面22aに接すると共に本体部231の端部231aに連結されている。本実施の形態では、規制部232は、平板状の形状を有している。図示しないが、規制部232のうち、磁気センサ22の対向面22aに接する部分は、磁気センサ22の対向面22aの一部のみに接する。
変形例では、本体部231と規制部232とを一体的に成型することにより、部品点数を少なくすることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。例えば、ベース部材23の表面のうち、硬化前の第1および第2の接着剤41,42が塗布される部分には、接着強度を大きくするための表面処理が施されていてもよい。表面処理としては、例えば、テトラエッチ(登録商標)処理、ヤスリがけ、プラズマ洗浄処理が用いられる
また、ベース部材23に溝部231f1,231f2を設ける代わりに、ベース部材23の接着面23bと基板21のセンサ実装面21aとの間に介在し、且つベース部材23の収容孔23cを囲むスペーサを設けてもよい。このスペーサは、例えばスペーサとなる部材をベース部材23にインサート成形することによって形成することができる。スペーサを設けることにより、ベース部材23と基板21との間隔を精度よく規定することができる。また、硬化前の第1の接着剤41は、スペーサの外側に塗布される。この場合、スペーサに接するように第1の接着剤41を塗布してもよい。この場合、第1の接着剤41によって接着面23bとセンサ実装面21aとスペーサが接着されるため、スペーサがない場合に比べて、ベース部材23と基板21の接着強度を向上させることができる。
また、ベース部材23を省いて位置検出ユニット20を構成してもよい。この場合、基板21の一部を被固定部とし、磁気センサ22の対向面22aを、位置規定面13aの一部である当接部に当接させながら、接着剤によって被固定部を第3枠13の位置規定面13aの他の一部に固定することによって、位置検出ユニット20を位置規定面13aに固定してもよい。この場合、接着剤のいかなる部分も磁気センサ22に接していないことが好ましい。当接部と位置規定面13aの上記他の一部は、1つの面の互いに異なる部分であってもよいし、第3枠13の中心軸からの距離が互いに異なる2つの面であってもよい。当接部と位置規定面13aの上記他の一部のうち、少なくとも当接部は、平面であることが好ましい。
1…光学ユニット、2…移動レンズ、3…固定レンズ、4…固定レンズ、11…第1枠、12…第2枠、13…第3枠、13a…位置規定面、14…第4枠、15A,15B…第1の磁石、15C,15D…第2の磁石、16A…第1のコイル、16B…第2のコイル、20…位置検出ユニット、21…基板、22…磁気センサ、23…ベース部材、31…磁性部材、41…第1の接着剤、42…第2の接着剤、100…内視鏡、110…挿入部、120…操作部、131…ユニバーサルコード、132…コネクタ。

Claims (17)

  1. レンズを保持するための第1枠と、
    前記レンズの光軸に沿って前記第1枠を移動可能に内包する第2枠と、
    前記第2枠の少なくとも一部を内包する第3枠と、
    前記第1枠に固定された磁石と、
    前記第2枠に固定され、前記磁石が発生する磁界との相互作用により前記第1枠を移動させるための磁界を発生するコイルと、
    前記磁石が発生する磁界を検出して前記第1枠の位置と対応関係を有する検出信号を生成する磁気センサを含む位置検出ユニットとを備え、
    前記第3枠は、前記第1枠の移動方向に対して平行な位置規定面を有し、
    前記位置検出ユニットは、前記位置規定面に固定されていることを特徴とする光学ユニット。
  2. 前記位置規定面は、平面であることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記位置検出ユニットは、更に、被固定部を含み、
    前記被固定部は、接着剤によって前記位置規定面に固定され、
    前記磁気センサには、前記接着剤のいかなる部分も接していないことを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  4. 前記位置検出ユニットは、更に、前記位置規定面に対向するセンサ実装面を有する基板と、前記位置規定面と前記センサ実装面との間隔を規定するベース部材とを含み、
    前記磁気センサは、前記センサ実装面に実装され、
    前記ベース部材は、第1の接着剤によって前記センサ実装面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  5. 前記磁気センサには、前記第1の接着剤のいかなる部分も接していないことを特徴とする請求項4に記載の光学ユニット。
  6. 前記ベース部材は、前記センサ実装面に向いた接着面と、前記磁気センサが収容される収容孔と、前記収容孔の近傍において前記接着面に形成された少なくとも1つの溝部とを有し、
    前記接着面は、前記少なくとも1つの溝部よりも前記収容孔からより遠い位置にある接着部を含み、
    前記第1の接着剤は、前記センサ実装面と前記接着部とを接着していることを特徴とする請求項5に記載の光学ユニット。
  7. 前記ベース部材は、第2の接着剤によって前記位置規定面に固定され、
    前記磁気センサには、前記第2の接着剤のいかなる部分も接していないことを特徴とする請求項4に記載の光学ユニット。
  8. 前記磁気センサと前記ベース部材は、それぞれ、前記センサ実装面から最も遠い対向面を有し、
    前記位置検出ユニットは、更に、前記磁気センサの前記対向面に接すると共に前記ベース部材の前記対向面に固定された規制部材を含むことを特徴とする請求項4に記載の光学ユニット。
  9. 前記規制部材のうち、前記磁気センサの前記対向面に接する部分は、前記磁気センサの前記対向面の一部のみに接することを特徴とする請求項8に記載の光学ユニット。
  10. 前記規制部材は、非磁性材料よりなることを特徴とする請求項8に記載の光学ユニット。
  11. 前記磁気センサは、前記センサ実装面から最も遠い対向面を有し、
    前記ベース部材は、前記センサ実装面に固定される本体部と、規制部とを含み、
    前記本体部は、前記センサ実装面から最も遠い端部を有し、
    前記規制部は、前記磁気センサの前記対向面に接すると共に前記本体部の前記端部に連結されていることを特徴とする請求項4に記載の光学ユニット。
  12. 前記規制部のうち、前記磁気センサの前記対向面に接する部分は、前記磁気センサの前記対向面の一部のみに接することを特徴とする請求項11に記載の光学ユニット。
  13. 前記第3枠は、更に、前記磁気センサおよび前記ベース部材を収容する収容部を有し、
    前記位置規定面は、前記収容部の底面であることを特徴とする請求項4に記載の光学ユニット。
  14. 前記ベース部材は、前記センサ実装面から最も遠い対向面と、前記対向面に平行な方向に突出する少なくとも1つの凸部を有し、
    前記収容部は、前記少なくとも1つの凸部に対応した形状を有する少なくとも1つの凹部を有することを特徴とする請求項13に記載の光学ユニット。
  15. 前記第3枠は、更に、前記磁気センサから前記第3枠の中心軸に向かって前記位置規定面を貫通する貫通孔を有することを特徴とする請求項13に記載の光学ユニット。
  16. 更に、前記第3枠に固定され、前記磁石との間に引力を発生させる磁性部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  17. 前記磁気センサは、前記磁石と前記磁性部材との間に位置することを特徴とする請求項16に記載の光学ユニット。
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