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JP2021154649A - 布地 - Google Patents

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JP2021154649A
JP2021154649A JP2020058498A JP2020058498A JP2021154649A JP 2021154649 A JP2021154649 A JP 2021154649A JP 2020058498 A JP2020058498 A JP 2020058498A JP 2020058498 A JP2020058498 A JP 2020058498A JP 2021154649 A JP2021154649 A JP 2021154649A
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利彦 矢山
Toshihiko Yayama
利彦 矢山
克代 村田
Katsuyo Murata
克代 村田
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COSMIC ENERGY KENKYUSHO KK
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COSMIC ENERGY KENKYUSHO KK
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Abstract

【課題】天然繊維を使用した生地を重ねることで効果的に静電気の発生を抑えることが可能な布地を提供する。【解決手段】布地1は、植物性繊維により形成された植物性生地20と、動物性繊維により形成された動物性生地30とが縫い合わされている。植物性生地20は、外側から麻生地201と綿生地202との順に重ねられている。また、動物性生地30は、人体側から絹生地302と毛生地301との順に重ねられている。この布地1は、静電気の発生を抑制できるものである。【選択図】図2

Description

本発明は、静電気の発生を抑えることが可能な布地に関するものである。
静電気に敏感な人は、衣服に帯電した静電気を不快に感じて、体調不良に陥ることがある。また、体に帯電した静電気は、ドアノブに触ったときや、車のドアに触ったときなど、放電することでショックを受ける。そこで、帯電し難い布地が特許文献1−5により知られている。
特許文献1に記載の布地体は、軸方向に方向づけられた結晶性ポリプロピレン組成物の混交された縦糸ヤーンと横糸ヤーンとで形成され、結晶性ポリプロピレン組成物が、ポリプロピレン重量を基にして、0〜2重量%のC10〜C28モノカルボン酸帯電防止剤のポリオールエステルを含有している、というものである。
特許文献2に記載の有機化学繊維、有機化学短繊維、紡績糸、布地および衣類は、繊維中に、有機ゲルマニウム化合物を含む微粒子が混ぜ込まれていることで、優れた健康増進、治療効果等が生じ、彩色性も優れており、静電気防止効果も期待できる、というものである。
特許文献3に記載の模様に配置された帯電防止繊維の緊密ブレンドを含有する布地は、布地が誘導場により静電気を消散するように布地の離散部分に位置する、ベースヤーンおよび帯電防止スパンヤーンを含み、布地における静電気消散のための1つ以上の規格に適合したもので、帯電防止スパンヤーンは、誘導帯電防止短繊維を含んでもよく、20%未満の帯電防止繊維を含んでもよい、というものである。
特許文献4に記載の布地またはテープは、織布、編布又は不織布であって、一方の面に静電気防止処理を施し、他方の面に消臭処理を施し、静電気防止機能を有する一方の面と、消臭機能を有する他方の面を形成したもので、導電性素材を練りこんだ糸と、消臭剤を練りこんだ糸とを緯糸と経糸として朱子織とするものである。
特許文献5に記載の静電気防止の布地は、布地の縦糸及び横糸にそれぞれ間隔をとって磁力糸を通して織物としたものであり、磁力(マグネット)によって衣類等から静電気の発生を防ぐとするものである。
特開平5−117973号公報 特開2003−328228号公報 特表2017−508897号公報 実用新案登録第3172964号公報 実開平6−79773号公報
しかし、特許文献1−5に記載の従来の布地では、繊維に特殊な加工を施したり、繊維自体が特殊であったりしている。従って、従来の布地では、静電気の発生を抑えることができる布地を所望とする需要があるにもかかわらず、簡単に布地を生産することができないため、普及を阻害しているものと思われる。
そのため、天然繊維を使用した生地で静電気が抑えられれば、簡単に布地を生産することができ、普及に寄与するものと思われる。
そこで本発明は、天然繊維を使用した生地を重ねることで効果的に静電気の発生を抑えることが可能な布地を提供することを目的とする。
発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意、研究した結果、植物性繊維による植物性生地と、動物性繊維による動物性生地とを重ね合わせることで静電気の発生を抑制するという効果があることを見出し、本発明をするに至った。
即ち、本発明の布地は、植物性繊維により形成された植物性生地と、動物性繊維により形成された動物性生地とが縫い合わされ、前記動物性生地を人体側としたことを特徴としたものである。
本発明の布地によれば、動物性生地を人体側とし、この動物性生地に植物性生地を重ね合わせ、縫い合わせる組み合わせにより、静電気の発生が抑制される。
前記植物性生地は、外側から麻生地と綿生地との順に重ねられ、前記動物性生地は、人体側から絹生地と毛生地との順に重ねたものとすることができる。そうすることで、制限の発生を抑制できる生地とすることができる。
前記麻生地と前記綿生地と前記毛生地と前記絹生地とは、織物により形成され、前記織物は、経糸方向を一致させたものとすることができる。そうすることで、4枚の織物の伸縮度合いを合わせることができるので、1枚の生地として被服類を仕立てたときに不具合が生じ難い。また、生地の静電気の発生を抑制するという効果を十分に発揮させることができる。
前記麻生地と前記綿生地と前記毛生地と前記絹生地とは、編物により形成され、前記編物は、前記編物は、縦方向を一致させたものとすることができる。4枚の織物の伸縮度合いを合わせることができるので、1枚の生地として被服類を仕立てたときに不具合が生じ難い。また、生地の静電気の発生を抑制するという効果を十分に発揮させることができる。
本発明の布地によれば、天然繊維である動物性生地と植物性生地において、動物性生地を人体側とし、植物性生地を外側として生地を重ねることで効果的に静電気の発生を抑えることが可能である。
本発明の実施の形態1に係る布地を示す図である。 図1に示す布地が4枚の織物により形成されたことを説明するための図である。 図1に示す布地の断面図である。 図1に示す布地の試験成績証明書の図である。 本発明の実施の形態2に係る布地を示す図である。 図5に示す布地が4枚の編物により形成されたことを説明するための図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態に係る布地を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示す布地1は、静電気の発生が抑制できるものである。
布地1は、天然繊維により形成された4枚の織物10を縫い合わせたキルトである。4枚の織物10は、2種の植物性繊維により形成された植物性生地20と、2種の動物性繊維により形成された動物性生地30とが重ね合わせて縫い合わされている。
2種の植物性生地20は、麻繊維により形成された麻生地201と、綿繊維により形成された綿生地202とすることができる。
また、2種の動物性生地30は、毛繊維により形成された毛生地301と、絹繊維により形成された絹生地302とすることができる。
麻生地201は麻繊維100%、綿生地202は綿繊維100%、毛生地301は毛繊維100%、絹生地302は絹繊維100%により形成されている。
4枚の織物10は、経糸L1と緯糸L2について、それぞれ経糸方向F11を一致させることで、緯糸方向F12も一致させている。そうすることで、4枚の織物10の伸縮度合いを合わせることができるので、1枚の布地1として被服類を仕立てたときに不具合が生じ難く、静電気の発生を抑制するという効果を十分に発揮させることができる。
4枚の織物10の縫い合わせは、経糸方向F11に沿って縫われている(図1の符号S参照)。縫い合わせの間隔は、7cmとすることができる。
このように縫い合わされた布地1は、ジャケットやコート、ズボン、スカートなどの被服などに縫製することができる。また、布地1は、帽子、寝具、運動用衣類、医療用衣類などにすることが可能である。
図3に示すように、布地1を縫製するときには、外側に麻生地201、人体側に絹生地302が位置するように縫製される。
この布地1について摩擦帯電圧を測定した。
摩擦帯電圧の測定は、JIS L1094に準ずる方法による。摩擦布はポリエステル製である。なお、通気度、保温率についても、JIS L1096に準じる方法により測定した。測定結果を図4に示す。
図4に示す試験成績書によれば、通気度は10.6cm3/cm2・S、保温率は28.1%であった。そして、初期耐電圧は,0Vと検出できなかった。
この試験からも判るように、この布地1は、ポリエステルのような静電気を発生させやすい布と擦り合わせても帯電しないことから、静電気の発生が抑制できる。
従って、この布地1により縫製された被服を着衣することで、静電気に敏感な人でも、不快に感じることがないため、生活が快適になり、健康な状態を維持することができる。
また、4枚の織物10が、麻生地201、綿生地202、毛生地301、絹生地302による天然繊維により形成されているため、布地1に特殊な加工を施したり、特別な生地としたりする必要がない。従って、布地1は、簡単に生産することができ、静電気に悩まされている人々に広く普及させることができる。
本実施の形態では、織物10について、経糸と緯糸を1本ずつ引き揃えて織る平織を例に説明したが、経糸と緯糸を2本ずつ引き揃えて織るオックスフォード、経糸に色糸、緯糸に白糸を使用したシャンブレー、経糸と緯糸の本数の比率を3対2程度としたブロードクロスなどとしてもよい。また、本発明の織物は平織以外でも、綾織、斜文織、朱子織とすることができる。更に、織物をジャガード織りして模様を付けたり、彩色したりすることが可能である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る布地を図面に基づいて説明する。
図5に示す布地2は、4枚の編物11により形成されている。図5に示す例では、編物11は平編みによるものである。
図6に示すように、4枚の編物11は、2種の植物性繊維により形成された植物性生地21と、2種の動物性繊維により形成された動物性生地31とからなる。
2種の植物性生地21は、麻繊維により形成された麻生地211、綿繊維により形成された綿生地212とすることができる。
また、2種の動物性生地31は、毛繊維により形成された毛生地311、絹繊維により形成された絹生地312とすることができる。
布地2は、これらの4枚の編物11が重ねられ、縫い合わされている。
本実施の形態2においても、麻生地211は麻繊維100%、綿生地212は綿繊維100%、毛生地311は毛繊維100%、絹生地312は絹繊維100%により形成されている。
4枚の編物11は、図5において、縦方向F21(コース方向)を一致させることで、横方向F22(ウェール方向)を一致される。これは、経編みの場合も同じである。
4枚の編物11は、縦方向F21および横方向F22への伸び長さが10mm以内である。4枚の編物11の伸び長さが10mmより大きいと、4枚の編物11を重ね合わせて縫い合わせる際に、それぞれのずれが大きくなり、膨れが生じ、1枚の布地2にならないためである。
4枚の編物11の縫い合わせは、縦方向F21に沿って縫われている(図5の符号S参照)。縫い合わせの間隔は、実施の形態1と同様に7cmとすることができる。
このように縫い合わされた布地2は、ジャケットやコート、ズボン、スカートなどの被服などに縫製することができる。また、布地2は、帽子、寝具、運動用衣類、医療用衣類などにすることが可能である。
本実施の形態では、編物11について平編みを例に説明したが、平編みとする他に、ゴム編み、パール編み、両面編みとすることができる。また、経編による各種の編物としたり、丸編みの各種の編物としたりすることができる。
本発明は、織物や編物により形成された布地に好適であり、特に、静電気に敏感で、不快に感じる人が使用する被服類に最適である。
1,2 布地
10 織物
11 編物
20,21 植物性生地
201,211 麻生地
202,212 綿生地
30,31 動物性生地
301,311 毛生地
302,312 絹生地
L1 経糸
L2 緯糸
F11 経糸方向
F12 緯糸方向
F21 縦方向
F22 横方向
S 符号

Claims (4)

  1. 植物性繊維により形成された植物性生地と、動物性繊維により形成された動物性生地とが縫い合わされ、前記動物性生地を人体側とした布地。
  2. 前記植物性生地は、外側から麻生地と綿生地との順に重ねられ、
    前記動物性生地は、人体側から絹生地と毛生地との順に重ねた請求項1記載の布地。
  3. 前記麻生地と前記綿生地と前記毛生地と前記絹生地とは、織物により形成され、
    前記織物は、経糸方向を一致させた請求項2記載の布地。
  4. 前記麻生地と前記綿生地と前記毛生地と前記絹生地とは、編物により形成され、
    前記編物は、縦方向を一致させた請求項2記載の布地。
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