JP2021152603A - 現像剤補給容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蛇腹ポンプ3の内部に侵入した現像剤が、物流等の振動によって固まった場合、蛇腹ポンプ3を伸縮させる駆動力が非常に大きくなるため、動作不良や部材破損が発生する懸念がある。【解決手段】 蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の間に扇子状の隔離ユニット31を設ける。隔離ユニット31は搬送部材6の回転に伴って隔離位置から蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2を連通させる連通位置へ移動し、さらに搬送部材6と離間する退避位置へ移動することによって、現像剤補給動作に影響を及ぼさずに、物流時の蛇腹ポンプ3内部への現像剤の侵入を抑止できる。【選択図】 図11
Description
本発明は、現像剤補給装置に着脱可能な現像剤補給容器及びこれらを有する現像剤補給システムに関する。この現像剤補給容器や現像剤補給システムは、例えば、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置において用いられ得る。
従来、複写機等の電子写真式の画像形成装置には微粉末の現像剤が使用されている。このような画像形成装置では、画像形成に伴い消費されてしまう現像剤を、現像剤補給容器から補給される構成となっている。
こうした従来の現像剤補給容器としては、例えば、特許文献1の現像剤補給容器が開示されている。
特許文献1に記載の現像剤補給容器では、現像剤補給容器に設けた蛇腹ポンプを用いて現像剤を排出する方式である。具体的な方法としては、現像剤補給容器において、第1の工程として蛇腹ポンプを伸長させて現像剤補給容器内の気圧を大気圧よりも低い状態にすることで、現像剤補給容器内へ空気を取り込んで現像剤を流動化する。次に、第2の工程として蛇腹ポンプを収縮させて現像剤補給容器内の気圧を大気圧よりも高い状態にすることで、現像剤補給容器内外の圧力差により、現像剤を押し出して排出する。この2つの工程を交互に繰り返すことで、現像剤を安定排出する構成になっている。
ここで、従来の方式を用いた現像剤補給容器では、物流などの振動によって、ポンプ内に侵入した現像剤が強固に固まってしまう場合がある。その場合、画像形成装置内でポンプを伸縮させる際に必要な力が通常時よりも増加してしまう懸念がある。その結果、画像形成装置の駆動力ではポンプを伸縮させることができずに動作不良が生じたり、高い駆動力がかかることで部材が破損したりする懸念がある。
また、ポンプ内に現像剤が侵入することを防ぐために、特許文献1のように、ポンプ部と現像剤収容部の間にシャッターとシール部材を設ける構成もある。具体的には、一部に連通穴の開いたシール部材によって、ポンプ部と現像剤収容部を仕切り、連通穴を封止しているシャッターとの、現像剤収容部とポンプ部の相対回転によって、連通―非連通状態が切り替わるような構成となっている。そして、物流時は現像剤収容部とポンプ部が非連通状態となるように設定することで、物流時のポンプ内への現像剤の侵入を防止している。
しかし、この構成だと、現像剤補給容器の画像形成装置本体への装着後もシャッターとシール部材との摺動トルクがかかり続けることになるため、現像剤に負荷がかかり続けたり、画像形成装置側のモータの性能を高めたりしなければいけなくなる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成装置内での現像剤補給容器の稼働時に、過度な力がかかるのを防ぎ、画像形成装置の動作不良や部材破損を防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の現像剤補給容器は、画像形成装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記画像形成装置に排出する排出口と、前記画像形成装置から駆動力が入力される駆動入力部と、前記駆動入力部が受けた駆動力により前記排出口を介してエアの吸気と排気が行われるよう動作するポンプ部と、前記ポンプ部と前記現像剤収容部間の現像剤の移動を制限する隔離部材を備えた現像剤補給容器において、前記現像剤補給容器が前記画像形成装置に装着されていない状態では、前記隔離部材は前記ポンプ部と前記現像剤収容部を隔離する隔離位置に位置し、前記現像剤補給容器が前記画像形成装置に現像剤を補給する動作を行っている間は、前記隔離部材は前記ポンプ部と前記現像剤収容部を連通させる連通位置に位置し続けることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置内での現像剤補給容器の稼働時に、過度な力がかかるのを防ぎ、画像形成装置の動作不良や部材破損を防ぐことができる。
〔実施例1〕
まず、画像形成装置の基本構成について説明し、続いて、この画像形成装置に搭載される現像剤補給システムを構成する現像剤補給装置と現像剤補給容器の構成について順に説明する。
まず、画像形成装置の基本構成について説明し、続いて、この画像形成装置に搭載される現像剤補給システムを構成する現像剤補給装置と現像剤補給容器の構成について順に説明する。
(画像形成装置)
現像剤補給容器(所謂、トナーカートリッジ)が着脱可能(取り外し可能)に装着される現像剤補給装置が搭載された画像形成装置の一例として、電子写真方式を採用した複写機(電子写真画像形成装置)の構成について図1を用いて説明する。
現像剤補給容器(所謂、トナーカートリッジ)が着脱可能(取り外し可能)に装着される現像剤補給装置が搭載された画像形成装置の一例として、電子写真方式を採用した複写機(電子写真画像形成装置)の構成について図1を用いて説明する。
同図において、100は複写機本体(以下、画像形成装置本体もしくは装置本体という)である。また、101は原稿であり、原稿台ガラス102の上に置かれる。そして、原稿の画像情報に応じた光像を光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、電子写真感光体104(以下、感光体)上に結像させることにより静電潜像を形成する。この静電潜像は乾式の現像器(1成分現像器)201aにより現像剤(乾式粉体)としてのトナー(1成分磁性トナー)を用いて可視化される。
なお、本例では、現像剤補給容器1から補給すべき現像剤として1成分磁性トナーを用いた例について説明するが、このような例だけではなく、後述するような構成としても構わない。
具体的には、1成分非磁性トナーを用いて現像を行う1成分現像器を用いる場合、現像剤として1成分非磁性トナーを補給することになる。また、磁性キャリアと非磁性トナーを混合した2成分現像剤を用いて現像を行う2成分現像器を用いる場合、現像剤として非磁性トナーを補給することなる。なお、この場合、現像剤として非磁性トナーとともに磁性キャリアも併せて補給する構成としても構わない。
105〜108は記録媒体(以下、「シート」ともいう)Sを収容するカセットである。これらカセット105〜108に積載されたシートSのうち、複写機の液晶操作部から操作者(ユーザ)が入力した情報もしくは原稿101のシートサイズを基に最適なカセットが選択される。ここで記録媒体としては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜使用、選択できる。
そして、給送分離装置105A〜108Aにより搬送された1枚のシートSを、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送し、感光体104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて搬送する。
111、112は転写帯電器、分離帯電器である。ここで、転写帯電器111によって、感光体104上に形成された現像剤による像をシートSに転写する。そして、分離帯電器112によって、現像剤像(トナー像)の転写されたシートSを感光体104から分離する。
この後、搬送部113により搬送されたシートSは、定着部114において熱と圧によりシート上の現像剤像を定着させた後、片面コピーの場合には、排出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ117へ排出される。
また、両面コピーの場合には、シートSは排出反転部115を通り、一度排出ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、この後、シートSの終端がフラッパ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116を逆回転させることにより、再度装置内へ搬送される。さらに、この後、再給送搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出される。
上記構成の装置本体100において、感光体104の回りには現像手段としての現像器201、クリーニング手段としてのクリーナ部202、帯電手段としての一次帯電器203等の画像形成プロセス機器が設置されている。なお、現像器201は原稿101の画像情報に基づき光学部103により感光体104に形成された静電潜像に現像剤を付着させることにより現像するものである。また、一次帯電器203は、感光体104上に所望の静電像を形成するため感光体表面を一様に帯電するためのものである。また、クリーナ部202は感光体104に残留している現像剤を除去するためのものである。
(現像剤補給装置)
次に、現像剤補給システムの構成要素である現像剤補給装置201について、図1〜図4を用いて説明する。ここで、図2(a)は現像剤補給装置201の部分断面図、図2(b)は現像剤補給容器1を装着する装着部10の斜視図、図2(c)は装着部10の断面図を示している。また、図3は、制御系並びに、現像剤補給容器1と現像剤補給装置201を部分的に拡大した断面図を示している。図4は制御系による現像剤補給の流れを説明するフローチャートである。
次に、現像剤補給システムの構成要素である現像剤補給装置201について、図1〜図4を用いて説明する。ここで、図2(a)は現像剤補給装置201の部分断面図、図2(b)は現像剤補給容器1を装着する装着部10の斜視図、図2(c)は装着部10の断面図を示している。また、図3は、制御系並びに、現像剤補給容器1と現像剤補給装置201を部分的に拡大した断面図を示している。図4は制御系による現像剤補給の流れを説明するフローチャートである。
現像剤補給装置201は、図1に示すように、現像剤補給容器1が取り外し可能(着脱可能)に装着される装着部(装着スペース)10と、現像剤補給容器1から排出された現像剤を一時的に貯留するホッパ10aと、現像器201aと、を有している。現像剤補給容器1は、図2(c)に示すように、装着部10に対して矢印M方向に装着される構成となっている。つまり、現像剤補給容器1の長手方向(回転軸線方向)がほぼこの矢印M方向と一致するように装着部10に装着される。なお、この矢印M方向は、後述する図7(b)の矢印X方向と実質平行である。また、現像剤補給容器1の装着部10からの取り出し方向はこの矢印M方向とは反対の方向となる。
現像器201aは、図1及び図2(a)に示すように、現像ローラ201fと、撹拌部材201c、送り部材201d,201eを有している。そして、現像剤補給容器1から補給された現像剤は撹拌部材201cにより撹拌され、送り部材201d,201eにより現像ローラ201fに送られて、現像ローラ201fにより感光体104に供給される。
なお、現像ローラ201fには、ローラ上の現像剤コート量を規制する現像ブレード201g、現像器201aとの間の現像剤の漏れを防止するために現像ローラ201fに接触配置された漏れ防止シート201hが設けられている。
また、装着部10には、図2(b)に示すように、現像剤補給容器1が装着された際に現像剤補給容器1のフランジ5(図7参照)と当接することでフランジ5の回転方向への移動を規制するための回転規制部(保持機構)11が設けられている。
また、装着部10は、現像剤補給容器1が装着された際に、後述する現像剤補給容器1の第2排出口(排出孔)4aと連通し、現像剤補給容器1から排出された現像剤を受入れるための現像剤受入れ口(現像剤受入れ孔)13を有している。そして、現像剤補給容器1の第2排出口4aから現像剤が現像剤受入れ口13を通して現像器201aへと供給される。なお、本実施例において、現像剤受入れ口13の直径φは、装着部10内での現像剤による汚れを可及的に防止する目的より、微細口(ピンホール)として約4mmに設定されている。なお、現像剤受入れ口の直径は第2排出口4aら現像剤が排出できる直径であればよい。
また、ホッパ10aは、図3に示すように、現像器201aへ現像剤を搬送するための搬送スクリュー10bと、現像器201aと連通した開口10cと、ホッパ10a内に収容されている現像剤の量を検出する現像剤センサ10dを有している。
更に、装着部10は、図2(b)、(c)に示すように、駆動機構(駆動部)として機能する駆動ギア300を有している。この駆動ギア300は、駆動モータ500(不図示)から駆動ギア列を介して回転駆動力が伝達され、装着部10にセットされた状態にある現像剤補給容器1に対し回転駆動力を付与する機能を有している。
また、駆動モータ500は、図3に示すように、制御装置(CPU)600によりその動作を制御される構成となっている。制御装置600は、図3に示すように、現像剤センサ10dから入力された現像剤残量情報に基づき、駆動モータ500の動作を制御する構成となっている。
なお、本例において、駆動ギア300は、駆動モータ500の制御を簡易化させるため、一方向にのみ回転するように設定されている。つまり、制御装置600は、駆動モータ500について、そのオン(作動)/オフ(非作動)のみを制御する構成となっている。従って、駆動モータ500(駆動ギア300)を正方向と逆方向とに周期的に反転させることで得られる反転駆動力を現像剤補給容器1に付与する構成に比して、現像剤補給装置201の駆動機構の簡易化を図ることができる。
(現像剤補給容器の装着/取り出し方法)
次に、現像剤補給容器1の装着/取り出し方法について説明する。
次に、現像剤補給容器1の装着/取り出し方法について説明する。
まず、操作者が、交換カバーを開き、現像剤補給容器1を現像剤補給装置201の装着部10へ挿入、装着させる。この装着動作に伴い、現像剤補給容器1のフランジ5が現像剤補給装置201に保持、固定される。
その後、操作者が交換カバーを閉じることで、装着工程が終了する。その後、制御装置600が駆動モータ500を制御することにより、駆動ギア300を適宜のタイミングで回転させる。
一方、現像剤補給容器1内の現像剤が空となってしまった場合には、操作者が、交換カバーを開き、装着部10から現像剤補給容器1を取り出す。そして、予め用意してある新しい現像剤補給容器1を装着部10へと挿入、装着し、交換カバーを閉じることにより、現像剤補給容器1の取り出し〜再装着に至る交換作業が終了する。
(現像剤補給装置による現像剤補給制御)
次に、現像剤補給装置201による現像剤補給制御について、図4のフローチャートを基に説明する。この現像剤補給制御は、制御装置(CPU)600により各種機器を制御することにより実行される。
次に、現像剤補給装置201による現像剤補給制御について、図4のフローチャートを基に説明する。この現像剤補給制御は、制御装置(CPU)600により各種機器を制御することにより実行される。
本例では、現像剤センサ10dの出力に応じて制御装置600が駆動モータ500の作動/非作動の制御を行うことにより、ホッパ10a内に一定量以上の現像剤が収容されないように構成している。
具体的には、まず、現像剤センサ10dがホッパ10a内の現像剤収容量をチェックする(S100)。そして、現像剤センサ10dにより検出された現像剤収容量が所定量未満であると判定された場合、つまり、現像剤センサ10dにより現像剤が検出されなかった場合、駆動モータ500を駆動し、一定時間、現像剤の補給動作を実行する(S101)。
この現像剤補給動作の結果、現像剤センサ10dにより検出された現像剤収容量が所定量に達したと判定された場合、つまり、現像剤センサ10dにより現像剤が検出された場合、駆動モータ500の駆動をオフし、現像剤の補給動作を停止する(S102)。この補給動作の停止により、一連の現像剤補給工程が終了する。
このような現像剤補給工程は、画像形成に伴い現像剤が消費されてホッパ10a内の現像剤収容量が所定量未満となると、繰り返し実行される構成となっている。
このように、現像剤補給容器1から排出された現像剤を、ホッパ10a内に一時的に貯留し、その後、現像器201aへ補給する構成でも構わないが、別の例として、以下のような現像剤補給装置201の構成としてもよい。
具体的には、図5に示すように、上述したホッパ10aを省き、現像剤補給容器1から現像器201a(図1参照)へ直接的に現像剤を補給する構成である。この図5は、現像剤補給装置201として2成分現像器800を用いた例である。この現像器800には、現像剤が補給される撹拌室と現像スリーブ800aへ現像剤を供給する現像室を有しており、撹拌室と現像室には現像剤搬送方向が互いに逆向きとなる撹拌スクリュー800bが設置されている。そして、撹拌室と現像室は長手方向両端部において互いに連通しており、2成分現像剤はこれらの2つの部屋を循環搬送される構成となっている。また、撹拌室には現像剤中のトナー濃度を検出する磁気センサ800cが設置されており、この磁気センサ800cの検出結果に基づいて制御装置600が駆動モータ500の動作を制御する構成となっている。この構成の場合、現像剤補給容器から補給される現像剤は、非磁性トナー、もしくは非磁性トナー及び磁性キャリアとなる。
本例では、現像剤補給容器1内の現像剤は第2排出口4aから重力作用のみではほとんど排出されず、蛇腹ポンプ部3による容積可変動作によって現像剤が排出されるため、排出量のばらつきを抑えることができる。そのため、ホッパ10aを省くことができ、図5のような例であっても、現像室へ現像剤を安定的に補給することが可能である。
(現像剤補給容器)
次に、図6を用いて現像剤補給容器1について説明する。図6は現像剤補給容器1の斜視図である。
次に、図6を用いて現像剤補給容器1について説明する。図6は現像剤補給容器1の斜視図である。
図6に示すように、現像剤補給容器1は現像剤を収容し画像形成装置内で回転可能な現像剤収容部2と、現像剤収容部2に対して相対回転可能に取り付けられた保持部H、前記回転駆動を後述する蛇腹ポンプ3の矢印A方向、B方向の往復動へ変換する駆動変換機構Dから構成される。尚、現像剤収容部2には矢印A方向の端側に開口部(不図示)が形成され、内部の現像剤を前記開口部側へ搬送する螺旋状の搬送突起2cが形成されている。また、前記開口部は搬送突起2cが形成された胴体部に対して小径となっており、後述する駆動変換部材14と結合することで、現像剤収容部2と駆動変換部材14は画像形成装置内で一体となって回転する。
(保持部および駆動変換機構)
次に、図7、図8を用いて保持部Hおよび駆動変換機構Dについて説明する。図7(a)は保持部Hの一部を構成するカバー18を説明の便宜上不可視とした斜視図、図7(b)は保持部Hおよび駆動変換機構Dの断面図である。図8(a)は保持部Hおよび駆動変換機構Dを上面から見た図であり、蛇腹ポンプ3が最大限伸長した状態を示す図である。図8(b)は図8(a)と同様に、保持部Hおよび駆動変換機構Dを上面から見た図であり、蛇腹ポンプ3が最大限圧縮した状態を示す図である。図8(c)は、保持部Hおよび駆動変換機構Dを図8(a)に示すA方向から見た部分側面図である。
次に、図7、図8を用いて保持部Hおよび駆動変換機構Dについて説明する。図7(a)は保持部Hの一部を構成するカバー18を説明の便宜上不可視とした斜視図、図7(b)は保持部Hおよび駆動変換機構Dの断面図である。図8(a)は保持部Hおよび駆動変換機構Dを上面から見た図であり、蛇腹ポンプ3が最大限伸長した状態を示す図である。図8(b)は図8(a)と同様に、保持部Hおよび駆動変換機構Dを上面から見た図であり、蛇腹ポンプ3が最大限圧縮した状態を示す図である。図8(c)は、保持部Hおよび駆動変換機構Dを図8(a)に示すA方向から見た部分側面図である。
保持部Hは主に、図7(a)に示すフランジ5、蛇腹ポンプ3と、図7(b)に示すボトルシャッタ4、開口シール16、フランジシール17によって構成される。
ここで、前述したように、保持部Hは現像剤収容部2に対して相対回転可能なように、フランジ5を介して現像剤収容部2に接続される。尚、現像剤収容部2とフランジ5の接続部にはフランジシール17が介在し、現像剤収容部2とフランジ5との接続部から内部の現像剤が外部へ漏れるのを防いでいる。さらに、フランジ5の現像剤収容部2が接続される対向側には蛇腹ポンプ3が接続される。ここで、蛇腹ポンプ3とフランジ5に囲まれた内部空間は、現像剤収容部2内から搬送された現像剤を受け入れる排出部5dとして機能する。また、図7(b)に示すように、フランジ5の鉛直方向下面側に開口シール16が貼り付けられており、開口シール16を所定量圧縮した状態でボトルシャッタ4が組付けられている。ボトルシャッタ4には現像剤補給容器1を画像形成装置に装着した際に、開口シール16に形成されたシール開口16aと連通し、外部へ現像剤を排出する第2排出口4aが形成されている。尚、上述した保持部Hを構成する部品は、図7(b)に示すカバー18によってそのほとんどが覆われており、外部からの衝撃や振動等から保護されている。
次に駆動変換機構Dは図7(a)に示す略円筒状の駆動変換部材14とコの字型の往復動伝達部材15によって構成される。
ここで、図8(a)に示すように駆動変換部材14と蛇腹ポンプ3は、往復動伝達部材15を介して接続されている。具体的には、駆動変換部材14に形成されたカム溝14bに対して、往復動伝達部材15のアーム部15cの先端に設けられた第1の突起15aおよび第2の突起15bが係合する。また、往復動伝達部材15のアーム部15cの付根部に設けられた蛇腹ポンプ係合部15d(図7(b)参照)が蛇腹ポンプ3の把持部3a(図7(b)参照)と係合する。
また、往復動伝達部材15は、図8(c)に示すように、カバー18に形成された回転規制部18a内に回転方向に対して変位不可に保持されている。尚、前記カム溝14bは180°対称形状となっている。
したがって、駆動変換部材14に形成された駆動受け部14aに画像形成装置本体の駆動源より回転駆動力が与えられると、駆動変換部材14は回転駆動し、往復動伝達部材15は駆動変換部材14に形成されたカム溝14bに沿って図8(a)に示す位置から図8(b)に示す位置までB方向に変位する。ここで、前述したように、蛇腹ポンプ3と往復動伝達部材15は係合しているため、蛇腹ポンプ3も同様にB方向に伸長した状態から圧縮された状態に変位する。さらに駆動変換部材14が回転すると、先ほどとは逆に往復動伝達部材15は図8(b)に示す位置から図8(a)に示す位置まで蛇腹ポンプ3とともにA方向に変位する。つまり、前述したように、画像形成装置本体が現像剤を必要とした場合、制御装置600(図3参照)により駆動モータ500(図3参照)が駆動され、現像剤補給容器1は本体内で上記した動きを繰り返す。
ここで、本現像剤補給容器1の排出方式について簡単に説明する。
上述したように、本発明の現像剤補給容器1においては、本体の駆動を受けた際に蛇腹ポンプ3が伸縮動作を行うが、蛇腹ポンプ3が図8(b)に示す最大限圧縮した状態から図8(a)に示す最大限伸長した状態に変位する際に、現像剤補給容器1内の容積が増加するため、現像剤補給容器1内は一時的に大気圧に対して減圧状態となる。その際、現像剤補給容器1内に、外部よりボトルシャッタ4の第2排出口4aを介してエアが取り込まれる。その際、取り込まれたエアが第2排出口4a近傍の現像剤に作用し、前記現像剤は流動性が高い状態となる。また同時に、エアが取り込まれたことで現像剤補給容器1内は大気圧と等しくなる。
次に、蛇腹ポンプ3が図8(a)に示す最大限伸長した状態から図8(b)に示す最大限圧縮した状態に変位すると、現像剤補給容器1内の容積が減少するため、現像剤補給容器1内は一時的に大気圧に対して加圧状態となる。その際、前述した流動性が高くなった現像剤が現像剤補給容器1内より第2排出口4aを介して外部へエアとともに吐出される。また同時に、現像剤補給容器1内の現像剤とエアが吐出されることで、現像剤補給容器1内は大気圧となる。
本実施例に記載の現像剤補給容器1は上記した蛇腹ポンプ3の伸縮プロセスを繰り返す事により現像剤補給容器1内の現像剤を外部へ排出する方式となっている。
また、本発明の現像剤補給容器1は、上記の構成に加え、図7に示すように、現像剤収容部2と蛇腹ポンプ3の間に現像剤の行き来を制限するための隔離ユニット31を備えている。以下で隔離ユニット31の構成や動作、役割について詳細に説明する。
(隔離ユニット)
本発明の特徴である隔離ユニット31について、図9〜図11を用いて説明する。図9(a)は隔離ユニット31を現像剤収容部2側から見た正面図、図9(b)は隔離状態の隔離部材31を蛇腹ポンプ3側から見た斜視図、図9(c)は連通状態の隔離部材31を蛇腹ポンプ3側から見た斜視図である。また、図10(a)は固定部材32の、図10(b)は移動部材33のそれぞれ斜視図である。また、図11(a)は本実施例における現像剤補給容器1の隔離ユニット周辺の部分断面図、(b)は図11(a)の被支持部32c周辺の拡大図である。
本発明の特徴である隔離ユニット31について、図9〜図11を用いて説明する。図9(a)は隔離ユニット31を現像剤収容部2側から見た正面図、図9(b)は隔離状態の隔離部材31を蛇腹ポンプ3側から見た斜視図、図9(c)は連通状態の隔離部材31を蛇腹ポンプ3側から見た斜視図である。また、図10(a)は固定部材32の、図10(b)は移動部材33のそれぞれ斜視図である。また、図11(a)は本実施例における現像剤補給容器1の隔離ユニット周辺の部分断面図、(b)は図11(a)の被支持部32c周辺の拡大図である。
図9に示すように、隔離ユニット31は隔離ユニット31をフランジに固定するための一つの固定部材32と、複数の移動部材33、固定部材32および移動部材33に固定されたシート部材34とシール部材35を持つ、扇子状部材である。ここで、図10(a)に示すように、固定部材32は軸部32aと基材部32bと被支持部32cを持つ。また、図10(b)に示すように、移動部材33は穴部33aと移動部33bを持ち、移動部材33の穴部33aは固定部材32の軸部32aに回転自在に挿入されている。さらに、シート部材34は、図9(b)に示すように、移動部材33どうしの間で織り目が付けられている。本実施例においては、シート部材34は不図示の両面テープによって、固定部材32および移動部材33それぞれに固定されている。しかし、固定には両面テープでなく、例えば接着剤のようなものを用いたり、熱溶着したりしても構わない。また、隔離状態において、固定部材32と最も現像剤収容部2側の移動部材33の間の、軸方向の隙間は現像剤の移動を防止するために、シール部材35によって封止されている。本実施例ではシール部材35は固定部材32に固定されているが、移動部材33には固定されていない。そのため、移動部材33はシール部材35に対して自由に移動することができる。本実施例ではシール部材35は発泡ウレタンのような弾性体を用い、上記隙間内で圧縮されることで現像剤が移動できないように封止している。
図9(a)に示すように、隔離ユニット31は正面から見て円形をしており、図11(a)、(b)に示すように、フランジ5の内壁から突出する支持部5eに固定部材32が係止されることでフランジ5の内部に嵌合している。また、支持部5e外周には、固定部材32側に対してテーパが設けられた、係止突起5fが形成されている。係止突起5fによって、隔離ユニット31の蛇腹ポンプ3側への移動が規制されている。この状態において、後述する隔離ユニット31の動作によって、隔離ユニット31は、現像剤を蛇腹ポンプ3側から隔離する隔離位置と、隔離していない連通位置を切り替えることができる(図13参照)。
(搬送部材)
図12を用いて搬送部材6について説明する。ここで、図12(a)は搬送部材6の斜視図、図12(b)は当接部6b近傍の拡大斜視図である。
図12を用いて搬送部材6について説明する。ここで、図12(a)は搬送部材6の斜視図、図12(b)は当接部6b近傍の拡大斜視図である。
搬送部材6は、現像剤収容部2内の現像剤を掻き上げて傾斜突起6a1へ搬送する掻き上げ部6a2と、掻き上げた現像剤を排出部5dへ搬送する傾斜突起6a1と、後述する現像剤搬送動作時に移動部材33を変位させる当接部6bを有し、現像剤収容部2とともに一体的に回転する構成となっている。当接部6bは図12(b)に示すテーパ面で移動部材33と当接し、搬送部材6の回転時に移動部材33を変位させる。詳細な動作は後述する。
(隔離ユニットの動作)
図13、図14を用いて、隔離ユニット31の動作を説明する。
図13、図14を用いて、隔離ユニット31の動作を説明する。
図13は現像剤収容部2側から見た隔離ユニット31周辺の斜視図であり、図13(a)は蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の間の現像剤の移動を防ぐ、隔離位置に隔離ユニット31が位置している状態、図13(b)は隔離ユニット31が隔離位置と、蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2との間の現像剤の移動を許容する連通位置の間にあるときの状態、図13(c)は連通位置にあるときの状態をそれぞれ示している。また、説明の為、蛇腹ポンプ3および、カバー15は省略して表記している。また、図14(a)は隔離位置の時の現像剤の様子を表す断面図、図14(b)は連通位置の時の現像剤の様子を表す断面図である。
現像剤補給容器1が現像剤補給装置201に装着され、駆動力が伝達されるまでは、隔離ユニット31は図13(a)のような現像剤収容部2と蛇腹ポンプ3の間を封止している状態であり、蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の間の現像剤の行き来は制限されている。そのため物流時は、図14(a)に表すように、現像剤収容部2内の現像剤は蛇腹ポンプ3内には侵入しない。それによって、蛇腹ポンプ3内部で現像剤が固まることはない。
その後、現像剤補給装置201内で現像剤補給容器1に駆動力が伝達されると、現像剤収容部2が図13の矢印方向に回転する。そのため、現像剤収容部2に保持されている搬送部材6も同方向に回転する。その際、現像剤補給装置201に保持されているフランジ5やフランジ5に保持されている隔離ユニット31は回転しない。
そのため、搬送部材6と隔離ユニット31が相対回転する。それによって、搬送部材6の当接部6bによって移動部材33が図13の矢印方向に押され、固定部材32の軸部32aを中心として回転する。それによって、シート部材34が折り目に沿って扇子のように折りたたまれていき(図13(a)→図13(b))、そして、搬送部材6が一周することでシート部材34が固定部材32と移動部材33の間に完全に折りたたまれ、図13(c)のように、固定部材32の幅以外の部分で蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2が完全に連通する。この時、移動部材33はシール部材35に突き当たって、それ以上回転できなくなる。この状態になると、図14(b)に表すように、現像剤収容部2内の現像剤が蛇腹ポンプ3側へ移動できるようになる。
その後の動作について、図15、図16を用いて説明する。図15(a)は連通位置になってすぐの隔離ユニット31周辺の断面拡大図、図15(b)は後述する退避位置へ至った時の隔離ユニット31周辺の断面拡大図、図16(a)は連通位置の時の搬送部材6と隔離ユニット31を、図16(b)は退避位置の時の搬送部材6と隔離ユニット31を、それぞれ上から見た隔離ユニット31周辺の拡大図である。
連通位置では、図15(a)に示すように、隔離ユニット31とフランジ5の壁面との間に隙間が存在し、図16(a)に示すように、搬送部材6の当接部6bは隔離ユニット31に当接している状態である。その状態からさらに搬送部材6が回転しようとすると、当接部6bに設けられたテーパ面によって隔離ユニット31が図15(a)及び、図16(a)に示す矢印方向に強く押される。そうすることで、固定部材32が係止突起5fのテーパ面に沿って係止突起5fを乗り越えて、図15(b)に示す位置に隔離ユニット31が移動する。隔離ユニット31の移動によって、隔離ユニット31は搬送部材6が当接しない、退避位置へ至る(図16(b))。
それによって、蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の間での現像剤やエアが自由に行き来できるようになるため、蛇腹ポンプ3の伸縮による内圧変化が現像剤収容部2にも伝わり、現像剤を現像剤補給容器1の外部へ排出することができる。さらに、隔離ユニット31が退避位置へ移動することで、搬送部材6には隔離ユニット31の移動部材33を移動させるための力がかからなくなるため、現像剤補給容器1の駆動に必要な駆動力が低減する。
本実施例の構成を用いることで、物流時に蛇腹ポンプ3へ現像剤を流入させることが無い為、物流等によって蛇腹ポンプ3内に侵入した現像剤が固まって、蛇腹ポンプ3を伸縮させる抵抗になることを防ぐ。また、搬送部材6が一周するだけで、蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の隔離状態が解消されるため、従来の常時シールしている構成と比較して、高駆動負荷の継続時間が低減される。そのため、画像形成装置の省エネルギー化や、現像剤へのストレス低減、部材破損の危険性を低減させることができる。
本実施例の構成を用いることで、物流時に蛇腹ポンプ3へ現像剤を流入させることが無い為、物流等によって蛇腹ポンプ3内に侵入した現像剤が固まって、蛇腹ポンプ3を伸縮させる抵抗になることを防ぐ。また、搬送部材6が一周するだけで、蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の隔離状態が解消されるため、従来の常時シールしている構成と比較して、高駆動負荷の継続時間が低減される。そのため、画像形成装置の省エネルギー化や、現像剤へのストレス低減、部材破損の危険性を低減させることができる。
(実施例1の変形例)
実施例1では扇状の隔離ユニット31を用いたが、変形例として図17に示すような、小さな回転シャッターを組み合わせた系でもよい。
実施例1では扇状の隔離ユニット31を用いたが、変形例として図17に示すような、小さな回転シャッターを組み合わせた系でもよい。
図17(a)は本変形例の隔離ユニット31の現像剤収容部2側から見た斜視図、図17(b)は本変形例の隔離ユニット31に用いられている移動部材33の現像剤収容部2側から見た斜視図である。
本変形例では、移動部材33は係止部33cを持ち、シート部材34は用いず、正面から見た際に移動部材33を隙間なく配列することによって、現像剤を隔離する構成となっている。また、現像剤補給容器1の回転軸方向の移動部材33どうしの隙間はシール部材(不図示)でシールしている。
本変形例も実施例1と同様に、搬送部材6の回転によって移動部材33が当接部6bに押され、軸部32aを中心に回転する。そして、係止部33cが回転方向下流側の移動部材33に当接すると、下流側の移動部材33も係止部33cに押されて回転する。その後、搬送部材6は一周することで、隔離ユニット31が図18のように1枚分の移動部材33の幅を残して収納され、蛇腹ポンプ3と現像剤収容部2の間を現像剤が連通することができるようになる。その後は実施例1と同様に、当接部6bのテーパ面に隔離ユニット31が軸方向に押されて移動し、搬送部材6と離間する。そうすることで、搬送部材6は抵抗なく回転することができるようになる。
本変形例でも、通常の現像剤補給動作時の駆動力を向上させることなく物流時における蛇腹ポンプ3内への現像剤の侵入を防ぐことができる。しかし、実施例1に対して、移動部材33の摺擦が生じるため、現像剤へのストレスという点で実施例1の方がより好ましい。
S シート
T 現像剤
1 現像剤補給容器
2 現像剤収容部
2c 搬送突起
2d ギア部
2e,2g,2h,2i カム溝
2k 円筒部
2r ギア突起
3 蛇腹ポンプ
4 ボトルシャッタ
4a 第2排出口
5 フランジ
5d 排出部
5e 支持部
5f 係止突起
6 搬送部材
6a1 傾斜突起
6a2 掻き上げ部
6b 当接部
7 規制部
9 駆動伝達部材
9a ギア
9b 被係合部
10 装着部
10a ホッパ
10b 搬送スクリュー
10c 開口
10d 現像剤センサ
11 回転規制部
12 フィルタ
13 現像剤受入れ口
14 駆動変換部材
14a 駆動受け部
14b カム溝
14b1 第1のカム面
14b2 第2のカム面
15 往復動伝達部材
15a 第1の突起
15b 第2の突起
15c アーム部
15d 蛇腹ポンプ係合部
16 開口シール
16a シール開口
21 突き当て部
31 隔離ユニット
32 固定部材
32a 軸部
32b 基材部
33 移動部材
33a 穴部
33b 移動部
33c 係止部
34 シート部材
35 シール部材
100 装置本体
104 感光体
201 現像剤補給装置
201a 現像器
300 駆動ギア
500 駆動モータ
600 制御装置
T 現像剤
1 現像剤補給容器
2 現像剤収容部
2c 搬送突起
2d ギア部
2e,2g,2h,2i カム溝
2k 円筒部
2r ギア突起
3 蛇腹ポンプ
4 ボトルシャッタ
4a 第2排出口
5 フランジ
5d 排出部
5e 支持部
5f 係止突起
6 搬送部材
6a1 傾斜突起
6a2 掻き上げ部
6b 当接部
7 規制部
9 駆動伝達部材
9a ギア
9b 被係合部
10 装着部
10a ホッパ
10b 搬送スクリュー
10c 開口
10d 現像剤センサ
11 回転規制部
12 フィルタ
13 現像剤受入れ口
14 駆動変換部材
14a 駆動受け部
14b カム溝
14b1 第1のカム面
14b2 第2のカム面
15 往復動伝達部材
15a 第1の突起
15b 第2の突起
15c アーム部
15d 蛇腹ポンプ係合部
16 開口シール
16a シール開口
21 突き当て部
31 隔離ユニット
32 固定部材
32a 軸部
32b 基材部
33 移動部材
33a 穴部
33b 移動部
33c 係止部
34 シート部材
35 シール部材
100 装置本体
104 感光体
201 現像剤補給装置
201a 現像器
300 駆動ギア
500 駆動モータ
600 制御装置
Claims (3)
- 画像形成装置に着脱可能な現像剤補給容器であって、
現像剤を収容する現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記画像形成装置に排出する排出口と、
前記画像形成装置から駆動力が入力される駆動入力部と、
前記駆動入力部が受けた駆動力により前記排出口を介してエアの吸気と排気が行われるよう動作するポンプ部と、
前記ポンプ部と前記現像剤収容部間の現像剤の移動を制限する隔離部材を備えた現像剤補給容器において、
前記現像剤補給容器が前記画像形成装置に一度も装着されていない状態では、前記隔離部材は前記ポンプ部と前記現像剤収容部を隔離する隔離位置に位置し、前記現像剤補給容器が前記画像形成装置に現像剤を補給する動作を行っている間は、前記隔離部材は前記ポンプ部と前記現像剤収容部を連通させる連通位置に位置し続けることを特徴とする現像剤補給容器。 - 前記隔離部材は、現像剤補給容器側に固定された板状の固定部材と、前記固定部材に対して回転可能に支持された移動部材と、前記固定部材と前記移動部材に固定され、かつ、折り曲げることができるシート部材を有し、
前記移動部材が前記固定部材に対して回転することで、前記シート部材は前記移動部材に折り曲げられて前記隔離部材が前記連通位置に移動する、ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。 - 前記隔離部材は、前記連通位置に移動した後には、前記現像剤補給容器内の現像剤を搬送するための搬送部材の動作を阻害しない位置に退避することを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020053172A JP2021152603A (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 現像剤補給容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=77886490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020053172A Pending JP2021152603A (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 現像剤補給容器 |
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-
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- 2020-03-24 JP JP2020053172A patent/JP2021152603A/ja active Pending
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