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JP2021128309A - 将棋対局評価判定装置、将棋対局評価判定方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

将棋対局評価判定装置、将棋対局評価判定方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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JP2021128309A
JP2021128309A JP2020024453A JP2020024453A JP2021128309A JP 2021128309 A JP2021128309 A JP 2021128309A JP 2020024453 A JP2020024453 A JP 2020024453A JP 2020024453 A JP2020024453 A JP 2020024453A JP 2021128309 A JP2021128309 A JP 2021128309A
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耕平 多保田
Kohei Tabota
耕平 多保田
泰暢 飯田
Yasunobu Iida
泰暢 飯田
照夫 齊藤
Teruo Saito
照夫 齊藤
元延 松本
Motonobu Matsumoto
元延 松本
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NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

【課題】過去の対局結果を統計的に解析して対局者の傾向等を客観的に把握可能な将棋対局評価判定装置を提供する。【解決手段】棋譜データ取得手段11、対局解析評価手段12、パターン判定手段13、評価判定データ蓄積手段14、及び、評価判定データ出力手段15を含み、棋譜データ取得手段11は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、対局解析評価手段12は、棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、パターン判定手段13は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、評価判定データ蓄積手段14は、対局評価データ及びパターン判定データを対局毎に蓄積し、評価判定データ出力手段15は、評価判定データ蓄積手段14に蓄積された対局評価データ及びパターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、将棋対局評価判定装置、将棋対局評価判定方法、プログラム及び記録媒体に関する。
将棋は、従来から人気のある伝統的なボードゲームであり、最近は、実際の将棋盤と駒を使用した将棋に代えて、コンピュータを利用した将棋ゲーム機が各種市販されている。特許文献1には、実際の将棋の対戦に近いような臨場感のある将棋ゲーム機が開示されている。
特開2011−156133号公報
将棋は、トレーニングすることで実力が付き強くなることができるゲームである。このため、将棋の教則本等が多種類発行されている。しかしながら、将棋の定石等を指導する本等は存在するが、過去の対局結果を統計的に解析して対局者の傾向等を客観的に把握できる技術が無かった。
そこで、本発明は、過去の対局結果を統計的に解析して対局者の傾向等を客観的に把握可能な将棋対局評価判定装置及び将棋対局評価判定方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の将棋対局評価判定装置は、
棋譜データ取得手段、対局解析評価手段、パターン判定手段、評価判定データ蓄積手段、及び、評価判定データ出力手段を含み、
前記棋譜データ取得手段は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、
前記対局解析評価手段は、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、
前記パターン判定手段は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、
前記評価判定データ蓄積手段は、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積し、
前記評価判定データ出力手段は、前記評価判定データ蓄積手段に蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する装置である。
本発明の将棋対局評価判定方法は、
棋譜データ取得工程、対局解析評価工程、パターン判定工程、評価判定データ蓄積工程、及び、評価判定データ出力工程を含み、
前記棋譜データ取得工程は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、
前記対局解析評価工程は、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、
前記パターン判定工程は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、
前記評価判定データ蓄積工程は、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積し、
前記評価判定データ出力工程は、前記評価判定データ蓄積工程で蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する方法である。
本発明によれば、過去の対局結果を統計的に解析して対局者の傾向等を客観的に把握可能である。このため、本発明を用いれば、対局者の傾向等を客観的に把握した上で、トレーニングすることができ、効率よく将棋の実力を向上させることができる。
図1は、実施形態1の将棋対局評価判定装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の将棋対局評価判定装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態1の将棋対局評価判定装置における処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態1におけるテキスト形式で開かれた棋譜データの一例を示す模式図である。 図5は、実施形態1におけるログイン画面の一例を示す模式図である。 図6は、実施形態1におけるパーソナルデータ画面の一例を示す模式図である。 図7は、実施形態1において生成される対局評価データの一例を示す模式図である。 図8は、実施形態1におけるパターンの定義方法を説明する模式図である。 図9は、実施形態1における評価判定データの出力例を示す模式図である。 図10は、実施形態1における評価判定データの出力例を示す模式図である。
本発明の将棋対局評価判定装置において、
前記棋譜データ取得手段による複数の対局の棋譜データの取得は、
前記棋譜データをテキスト形式で開き、前記テキスト形式のデータから、
対局日時、棋戦、手合割、先手後手、各指し手、持ち時間、及び、対戦結果の各情報を取得することにより実施される、
という態様であってもよい。ただし、本発明の将棋対局評価判定装置は、この態様に限定されるものではなく、例えば、前記棋譜データのファイル形式としては、kif形式(Bod形式)、ki2形式(伝統形式)、csa形式、sfen形式等が挙げられ、これらは、テキスト形式で開かれてもよいし、テキスト形式以外の形式で開かれてもよい。本発明の将棋対局評価判定装置には、前述のファイル形式の中でも、kif形式(Bod形式)、sfen形式が好適である。
本発明の将棋対局評価判定装置において、
前記対局解析評価手段は、指し手評価スコア生成手段、好手悪手判定手段、及び、詰め将棋判定手段の少なくとも一つの手段を含み、
前記指し手評価スコア生成手段は、対局の指し手毎に評価スコアデータを生成し、
前記好手悪手判定手段は、対局の指し手毎に好手及び悪手のいずれに該当するかを判定した好手悪手判定データを生成し、
前記詰め将棋判定手段は、詰め将棋における指し手の正解及び不正解を判定して正答率を求めた詰め将棋判定データを生成し、
前記対局評価データは、前記評価スコアデータ、前記好手悪手判定データ、及び、前記詰め将棋判定データの少なくとも一つを含む、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定装置において、
前記対局解析評価手段は、指し手候補生成手段を含み、
前記指し手候補生成手段は、対局における指し手候補を候補手として自動生成し、
前記指し手評価スコア生成手段は、対局の前記候補手毎に評価スコアデータを生成する、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定装置において、
前記パターン判定手段による前記パターンの検出は、対局毎において、戦型及び囲いの少なくとも一方の検出である、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定装置において、
前記評価判定データ出力手段は、グラフ出力手段を含み、
前記グラフ出力手段は、グラフデータを出力可能であり、
前記グラフデータは、横軸が対局の進行を示す軸であり、縦軸が評価判定データの評価判定を示す軸であり、
前記グラフ出力手段は、複数の対局の手数を一つのグラフの横軸に収まるように調整して評価判定データの評価判定結果をグラフの縦軸方向に出力可能である、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定装置において、
前記グラフ出力手段が出力するグラフデータの横軸が、対局開始から対局終了までの間を多段階の場面に分けられている、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定方法において、
前記棋譜データ取得工程における複数の対局の棋譜データの取得は、
前記棋譜データをテキスト形式で開き、前記テキスト形式のデータから、
対局日時、棋戦、手合割、先手後手、各指し手、持ち時間、及び、対戦結果の各情報を取得することにより実施される、
という態様であってもよい。ただし、本発明の将棋対局評価判定方法は、この態様に限定されるものではなく、例えば、前記棋譜データのファイル形式としては、kif形式(Bod形式)、ki2形式(伝統形式)、csa形式、sfen形式等が挙げられ、これらは、テキスト形式で開かれてもよいし、テキスト形式以外の形式で開かれてもよい。本発明の将棋対局評価判定方法には、前述のファイル形式の中でも、kif形式(Bod形式)、sfen形式が好適である。
本発明の将棋対局評価判定方法において、
前記対局解析評価工程は、指し手評価スコア生成工程、好手悪手判定工程、及び、詰め将棋判定工程の少なくとも一つの工程を含み、
前記指し手評価スコア生成工程は、対局の指し手毎に評価スコアデータを生成し、
前記好手悪手判定工程は、対局の指し手毎に好手及び悪手のいずれに該当するかを判定した好手悪手判定データを生成し、
前記詰め将棋判定工程は、詰め将棋における指し手の正解及び不正解を判定して正答率を求めた詰め将棋判定データを生成し、
前記対局評価データは、前記評価スコアデータ、前記好手悪手判定データ、及び、前記詰め将棋判定データの少なくとも一つを含む、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定方法において、
前記対局解析評価工程は、指し手候補生成工程を含み、
前記指し手候補生成工程は、対局における指し手候補を候補手として自動生成し、
前記指し手評価スコア生成工程は、対局の前記候補手毎に評価スコアデータを生成する、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定方法において、
前記パターン判定工程における前記パターンの検出は、対局毎において、戦型及び囲いの少なくとも一方の検出である、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定方法において、
前記評価判定データ出力工程は、グラフ出力工程を含み、
前記グラフ出力工程は、グラフデータを出力可能であり、
前記グラフデータは、横軸が対局の進行を示す軸であり、縦軸が評価判定データの評価判定結果を示す軸であり、
前記グラフ出力工程は、複数の対局の手数を一つのグラフの横軸に収まるように調整して評価判定データの評価判定結果をグラフの縦軸方向に出力可能である、
という態様であってもよい。
本発明の将棋対局評価判定方法において、
前記グラフ出力工程で出力するグラフデータの横軸が、対局開始から対局終了までの間を多段階の場面に分けられている、
という態様であってもよい。
本発明のプログラムは、本発明の将棋対局評価判定方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
[実施形態1]
図1は、本実施形態の将棋対局評価判定装置1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、将棋対局評価判定装置1は、棋譜データ取得手段11、対局解析評価手段12、パターン判定手段13、評価判定データ蓄積手段14、及び、評価判定データ出力手段15を含む。本発明の将棋対局評価判定装置は、例えば、サーバに組み込まれていてもよい。また、本発明の将棋対局評価判定装置は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC)であってもよい。
図2に、将棋対局評価判定装置1のハードウエア構成のブロック図を例示する。図2に示すように、将棋対局評価判定装置1は、例えば、CPU(中央演算処理装置)101、メモリ102、バス103、記憶手段104、入力装置105、表示装置106、通信デバイス107等を有する。将棋対局評価判定装置1の各部は、例えば、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
CPU101は、将棋対局評価判定装置1の全体の制御を担う。将棋対局評価判定装置1において、CPU101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、CPU101が、棋譜データ取得手段11、対局解析評価手段12、パターン判定手段13、及び、評価判定データ出力手段15として機能する。本発明において、CPUに代えてGPU等の他の演算処理装置を用いてもよい。
バス103は、例えば、外部機器とも接続できる。前記外部機器は、例えば、管理者の端末(PC、サーバ、スマートフォン、タブレット端末等)、ユーザの端末(PC、スマートフォン、タブレット端末等)、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンター等があげられる。将棋対局評価判定装置1は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、通信回線網に接続でき、前記通信回線網を介して、前記外部機器と接続することもできる。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、WiFi(Wireless Fidelity)等が挙げられる。
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。CPU101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶手段104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、CPU101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。
記憶手段104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶手段104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。また、記憶手段104は、例えば、評価判定データ蓄積手段14として機能する。記憶手段104は、例えば、記憶媒体と、前記記憶媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記憶媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられ、前記ドライブは、特に制限されない。記憶手段104は、例えば、記憶媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)であってもよい。
将棋対局評価判定装置1は、例えば、さらに、入力装置105、表示装置106を有する。入力装置105は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等である。表示装置106は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等が挙げられる。
将棋対局評価判定装置1において、メモリ102及び記憶手段104は、管理者からのアクセス情報及びログ情報、ユーザからのアクセス情報及びログ情報、及び、外部データベース(図示せず)から取得した情報を記憶することも可能である。
次に、本実施形態の将棋対局評価判定方法の一例を、図3のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の将棋対局評価判定方法は、例えば、図1及び図2に示す将棋対局評価判定装置1を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の将棋対局評価判定方法は、図1及び図2に示す将棋対局評価判定装置の使用に限定されない。
(S11)棋譜データ取得工程
まず、棋譜データ取得手段11により、将棋の複数の対局の棋譜データを取得する(S11)。棋譜データ取得手段11による複数の対局の棋譜データの取得は、例えば、前記棋譜データをテキスト形式で開き、前記テキスト形式のデータから、対局日時、棋戦、手合割(ハンデキャップ)、先手後手、各指し手、持ち時間、及び、対戦結果の各情報を取得することにより実施されてもよい。図4に、前記テキスト形式のデータの一例を示す。図4に示すように、本例のテキスト形式のデータでは、「1手目 7六歩」のように、各指し手(駒を動かした履歴)が順番に書かれている。なお、図4には、テキスト形式のデータを例示したが、前述のとおり、本発明において、前記棋譜データは、テキスト形式以外の形式で取得されてもよい。取得した前記棋譜データは、例えば、記憶手段104に格納してもよい。
本実施形態の将棋対局評価判定方法は、下記のユーザ認証工程(S01)及びユーザ情報出力工程(S02)を含んでもよい。なお、本実施形態の将棋対局評価判定方法において、ユーザ認証工程(S01)及びユーザ情報出力工程(S02)は、任意の工程であり、含まれなくてもよい。また、本実施形態の将棋対局評価判定方法において、ユーザ認証工程(S01)及びユーザ情報出力工程(S02)は、前述の棋譜データ取得工程(S11)の前に実施しても、後に実施しても、同時に実施してもよい。
(S01)ユーザ認証工程(図3に図示せず)
CPU101により、通信デバイス107を介して、ユーザの端末にログイン画面を表示することで、ユーザ認証を行う(S01)。ログイン画面の一例を、図5に示す。ユーザは、ID(identification、身分証明)及びPW(パスワード)を入力し、ログインボタンを押下する。なお、ID及びPWを所持していない初回利用のユーザは、新規登録ボタンを押下することで表示される新規登録画面にて登録を行う。前記登録には、従来公知の方法を用い得る。
(S02)ユーザ情報出力工程(図3に図示せず)
次に、CPU101により、通信デバイス107を介して、ユーザの端末にパーソナルデータ画面を表示することで、ユーザ情報を出力する(S02)。パーソナルデータ画面の一例を、図6に示す。図6に示すように、パーソナルデータ画面には、例えば、ユーザに関する現在の会員状況及び利用期間、勝率の高い戦型等の情報を表示する。また、パーソナルデータ画面には、分析画面、設定画面、ログアウト画面等の各画面へ遷移するためのメニューボタンを表示してもよい。
(S12)対局解析評価工程
次に、対局解析評価手段12により、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成する(S12)。対局解析評価手段12は、例えば、図1及び図2に示すように、指し手評価スコア生成手段12a、好手悪手判定手段12b、詰め将棋判定手段12c、及び、指し手候補生成手段12dを含んでもよい。なお、対局解析評価手段12において、指し手評価スコア生成手段12a、好手悪手判定手段12b、詰め将棋判定手段12c、及び、指し手候補生成手段12dは、任意の構成要素であり、必須ではない。また、対局解析評価手段12は、指し手評価スコア生成手段12a、好手悪手判定手段12b、及び、詰め将棋判定手段12cのいずれか一つを含んでもよいし、いずれか二つを含んでもよいし、三つ全てを含んでもよい。対局解析評価手段12は、指し手候補生成手段12dを含む場合には、指し手評価スコア生成手段12aも含む。
図3には、指し手候補生成手段12d、指し手評価スコア生成手段12a、及び、好手悪手判定手段12bにおける処理の一例を示している。
(S12d)指し手候補生成工程
まず、指し手候補生成手段12dにより、対局における指し手候補を候補手として自動生成する(S12d)。前記候補手の自動生成は、例えば、既存のAI(Articicial Intelligence、人工知能)将棋ソフトウエアのエンジンを登録したShogiGUI(フリーソフトウエア、http://shogigui.siganus.com/download.htmlから入手可能)等を用いて実施してもよい。前記既存のAI将棋ソフトウエアとしては、例えば、やねうら王(ライセンス:GNU General Public License version 3(GPLv3)、URL:https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/blob/master/README.md、配布元:磯崎元洋)、apery(ライセンス:GNU General Public License version 3、URL:
https://github.com/HiraokaTakuya/apery、配布元:HiraokaTakuya)、技巧(ライセンス:GNU General Public License version 3、URL:https://github.com/gikou-official/Gikou、配布元:出村洋介)等が挙げられ、これ以降において同様である。
(S12a)指し手評価スコア生成工程
次に、指し手評価スコア生成手段12aにより、対局の指し手毎及び対局の前記候補手毎に評価スコアデータを生成する(S12a)。前記評価スコアデータの生成は、例えば、既存のAI将棋ソフトウエアのエンジンを登録したShogiGUI等を用いて実施してもよい。
(S12b)好手悪手判定工程
次に、好手悪手判定手段12bにより、対局の指し手毎に好手及び悪手のいずれに該当するかを判定した好手悪手判定データを生成する(S12b)。好手悪手判定データの生成は、例えば、既存のAI将棋ソフトウエアのエンジンを登録したShogiGUI等を用いて実施してもよい。
本例においては、前記対局評価データは、前記評価スコアデータ及び前記好手悪手判定データを含む。本例において生成される前記対局評価データの一例を、図7に示す。図7において、四角で囲った「第1手 2六歩」の部分について詳述する。図7の四角で囲った部分の上段(2行目)が、対局の指し手(ユーザの手)についての前記対局評価データであり、下段(3行目)が、対局の前記候補手(AI等で自動生成された手)の前記対局評価データである。前記候補手としては、例えば、AI将棋ソフトウエアが第1手目の局面を全探索し、最も評価値の高い手が選択される。各行における「深さ」、「ノード数」、及び、「評価値」は、例えば、既存のAI将棋ソフトウエアのエンジンを登録したShogiGUI等を用いて自動生成されるが、概要は、次のとおりである。各行における「深さ」は、何手先まで検討したかを示すものである。各行における「評価値」は、前記評価スコアデータであり、AI将棋ソフトウエアのエンジンの一部の評価関数によって、局面に点数をつけている。各行における「ノード数」は、解析した手の数であり、例えば、1つの局面に20手の候補手群が存在するとき、10手先まで総探索する場合には、2010となるが、局面によって候補手群の数が異なるため、上限が設定されている。また、各行における「読み筋」は、対局相手が次に指してくると予測される手であり、例えば、既存のAI将棋ソフトウエアのエンジンを登録したShogiGUI等を用いて生成できる。前記好手悪手判定データは、例えば、対局の前記候補手の評価スコアデータから前記対局の指し手(ユーザの手)の評価スコアデータを差し引いた評価スコア(評価スコア=候補手の評価スコアデータ−ユーザの手の評価スコアデータ)の値に基づいて生成し得る。例えば、好手悪手判定手段12bは、前記評価スコアが第1の基準値以下であれば好手と、第2の基準値以上であれば悪手と、第1の基準値を超えて第2の基準値未満であればそれ以外と判定して前記好手悪手判定データを生成する。
本例では、指し手候補生成工程(S12d)及び指し手評価スコア生成工程(S12a)の後に、好手悪手判定工程(S12b)を実施しているが、本実施形態は、これに限定されない。本実施形態において、指し手候補生成工程(S12d)及び指し手評価スコア生成工程(S12a)の前に、好手悪手判定工程(S12b)を実施してもよいし、両者を同時に実施してもよい。
また、本例では、評価スコアデータ及び好手悪手判定データを生成する例について説明したが、これに代えて、詰め将棋判定手段12cにより、詰め将棋における指し手の正解及び不正解を判定して正答率を求めた詰め将棋判定データを生成してもよい。この場合には、前記対局評価データは、前記詰め将棋判定データを含む。
(S13)パターン判定工程
次に、パターン判定手段13により、予め定義されたパターンを参照して、対局毎のパターンを検出してパターン判定データを生成する(S13)。パターン判定手段13による前記パターンの検出は、対局毎において、戦型及び囲いの少なくとも一方の検出であってもよい。
前記パターンは、例えば、図6に示すパーソナルデータ画面の「設定」ボタンを押下することで表示される設定画面において、予めユーザが独自に定義してもよい。前記設定画面における前記パターンの定義の例を、図8に示す。図8では、ユーザが、左側の棋譜(駒組み)を「戦型A」と、右側の棋譜(駒組み)を「囲いB」と定義している。また、四間飛車、三間飛車、中飛車等の戦型、美濃囲い、穴熊等の囲い等、代表的な駒組みが存在するものについては、それらのマスターデータを用いて、前記パターンを予め定義してもよい。
パターン判定手段13は、前記棋譜データの第1手から最終手までと、前記パターンとを比較し、例えば、第13手における棋譜(駒組み)が図8に示す「戦型A」と一致したときに、これを検出してパターン判定データを生成する。
図3には、対局解析評価工程(S12)の後に、パターン判定工程(S13)を実施した例を示したが、本実施形態は、これに限定されない。本実施形態において、対局解析評価工程(S12)の前に、パターン判定工程(S13)を実施してもよいし、両者を同時に実施してもよい。
(S14)評価判定データ蓄積工程
次に、評価判定データ蓄積手段14により、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積する(S14)。
(S15)評価判定データ出力工程
次に、評価判定データ出力手段15により、評価判定データ蓄積手段14に蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する(S15)。評価判定データ出力手段15は、例えば、図1及び図2に示すように、グラフ出力手段15aを含んでもよい。なお、評価判定データ出力手段15において、グラフ出力手段15aは、任意の構成要素であり、必須ではない。
グラフ出力手段15aは、グラフデータを出力可能である。前記グラフデータは、横軸が対局の進行を示す軸であり、縦軸が評価判定データの評価判定結果を示す軸である。グラフ出力手段15aは、複数の対局の手数を一つのグラフの横軸に収まるように調整して評価判定データの評価判定結果をグラフの縦軸方向に出力可能である。
図9に、前記グラフデータの一例を示す。図9の右上部に示すように、前記グラフデータにおいては、戦型解析の実施及び囲い解析の実施の有無を選択できるようにしてもよい。図9では、「戦型解析の実施」で「はい」が、「囲い解析の実施」で「いいえ」が選択されているため、戦型解析結果のグラフデータが出力されている。また、前記グラフデータにおいては、図9の右端に示すように、各戦型の表示(出力)・非表示(非出力)を選択するチェックボックスが設けられていてもよい。図9は、総対局数100局の戦型を統計解析したものである。図9のグラフの縦軸方向に出力される前記評価判定結果は、例えば、前述の好手悪手判定における評価スコアと同様にして生成でき、1000点を超える場合には、1000点として出力してもよい。
図9に示す例では、前記グラフデータの横軸が、序盤、中盤、終盤の3段階の場面に分けられている。ただし、本実施形態は、図9に示す例に限定されない。本実施形態において、前記グラフデータの横軸は、1段階の場面としてもよいし、前半・後半の2段階の場面に分けてもよいし、4段階以上の場面に分けてもよい。なお、指し手数(最終手が何手目であるか)は、対局毎に異なるが、前記グラフデータにおいては、全ての対局が同じ横軸になるように調整する。
グラフ出力手段15aは、図9に例示するように、前記グラフデータに加え、各戦型での勝率、各戦型の採用数、AI等で自動生成された候補手に対する正答率(好手率、悪手率)等を出力してもよい。図9に示す例では、戦型「四間飛車」での勝率が52.8%、戦型「四間飛車」の採用数が100局中23局であり、戦型「三間飛車」での勝率が48.6%、戦型「三間飛車」の採用数が100局中19局であり、戦型「中飛車」での勝率が32.4%、戦型「中飛車」の採用数が100局中7局であり、定跡手を除いた好手率が49.2%、悪手率が34.7%であるとの出力がなされている。また、図9には示していないが、グラフ出力手段15aは、前記グラフデータに加え、平均対局手数等を出力してもよい。
図10に、前記グラフデータの別の例を示す。図10では、「戦型解析の実施」で「はい」が、「囲い解析の実施」で「はい」が選択されているため、戦型及び囲いの組合せでの解析結果のグラフデータが出力されている。また、前記グラフデータにおいては、図10の右端に示すように、各戦型及び囲いの組合せの表示(出力)・非表示(非出力)を選択するチェックボックスが設けられていてもよい。図10に示すグラフデータは、総対局数100局の戦型及び囲いを統計解析したものである。その他の点は、図9に示すグラフデータと同様である。
図10に示す例では、戦型「四間飛車」及び囲い「美濃囲い」の組合せでの勝率が52.8%、戦型「四間飛車」及び囲い「美濃囲い」の組合せの採用数が100局中23局であり、戦型「四間飛車」及び囲い「穴熊」の組合せでの勝率が48.6%、戦型「四間飛車」及び囲い「穴熊」の組合せの採用数が100局中19局であり、戦型「三間飛車」及び囲い「美濃囲い」の組合せでの勝率が32.4%、戦型「三間飛車」及び囲い「美濃囲い」の組合せの採用数が100局中7局であり、戦型「三間飛車」及び囲い「穴熊」の組合せでの勝率が50.8%、戦型「三間飛車」及び囲い「穴熊」の組合せの採用数が100局中21局であり、戦型「中飛車」及び囲い「美濃囲い」の組合せでの勝率が46.6%、戦型「中飛車」及び囲い「美濃囲い」の組合せの採用数が100局中17局であり、戦型「中飛車」及び囲い「穴熊」の組合せでの勝率が30.4%、戦型「中飛車」及び囲い「穴熊」の組合せの採用数が100局中5局であり、定跡手を除いた好手率が49.2%、悪手率が34.7%であるとの出力がなされている。また、図10には示していないが、グラフ出力手段15aは、前記グラフデータに加え、平均対局手数等を出力してもよい。
評価判定データ出力手段15は、例えば、前記グラフデータ等を、ユーザの端末に出力してもよい。
本例では、評価判定データ出力手段15が、グラフ出力手段15aを含み、前記グラフデータ等を出力しているが、本実施形態は、これに限定されない。本実施形態において、評価判定データ出力手段15は、例えば、前記グラフデータに代えて、表(テーブル)を出力してもよい。
本実施形態によれば、過去の対局結果を統計的に解析して対局者の傾向等を客観的に把握可能である。このため、本実施形態によれば、対局者の傾向等を客観的に把握した上で、トレーニングすることができ、効率よく将棋の実力を向上させることができる。
[実施形態2]
本実施形態のプログラムは、実施形態1の将棋対局評価判定方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク等が挙げられる。
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
棋譜データ取得手段、対局解析評価手段、パターン判定手段、評価判定データ蓄積手段、及び、評価判定データ出力手段を含み、
前記棋譜データ取得手段は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、
前記対局解析評価手段は、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、
前記パターン判定手段は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、
前記評価判定データ蓄積手段は、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積し、
前記評価判定データ出力手段は、前記評価判定データ蓄積手段に蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する、
将棋対局評価判定装置。
(付記2)
前記棋譜データ取得手段による複数の対局の棋譜データの取得は、
前記棋譜データをテキスト形式で開き、前記テキスト形式のデータから、
対局日時、棋戦、手合割、先手後手、各指し手、持ち時間、及び、対戦結果の各情報を取得することにより実施される、
付記1記載の将棋対局評価判定装置。
(付記3)
前記対局解析評価手段は、指し手評価スコア生成手段、好手悪手判定手段、及び、詰め将棋判定手段の少なくとも一つの手段を含み、
前記指し手評価スコア生成手段は、対局の指し手毎に評価スコアデータを生成し、
前記好手悪手判定手段は、対局の指し手毎に好手及び悪手のいずれに該当するかを判定した好手悪手判定データを生成し、
前記詰め将棋判定手段は、詰め将棋における指し手の正解及び不正解を判定して正答率を求めた詰め将棋判定データを生成し、
前記対局評価データは、前記評価スコアデータ、前記好手悪手判定データ、及び、前記詰め将棋判定データの少なくとも一つを含む、
付記1又は2記載の将棋対局評価判定装置。
(付記4)
前記対局解析評価手段は、指し手候補生成手段を含み、
前記指し手候補生成手段は、対局における指し手候補を候補手として自動生成し、
前記指し手評価スコア生成手段は、対局の前記候補手毎に評価スコアデータを生成する、
付記3記載の将棋対局評価判定装置。
(付記5)
前記パターン判定手段による前記パターンの検出は、対局毎において、戦型及び囲いの少なくとも一方の検出である、
付記1から4のいずれかに記載の将棋対局評価判定装置。
(付記6)
前記評価判定データ出力手段は、グラフ出力手段を含み、
前記グラフ出力手段は、グラフデータを出力可能であり、
前記グラフデータは、横軸が対局の進行を示す軸であり、縦軸が評価判定データの評価判定結果を示す軸であり、
前記グラフ出力手段は、複数の対局の手数を一つのグラフの横軸に収まるように調整して評価判定データの評価判定結果をグラフの縦軸方向に出力可能である、
付記1から5のいずれかに記載の将棋対局評価判定装置。
(付記7)
前記グラフ出力手段が出力するグラフデータの横軸が、対局開始から対局終了までの間を多段階の場面に分けられている、
付記6記載の将棋対局評価判定装置。
(付記8)
棋譜データ取得工程、対局解析評価工程、パターン判定工程、評価判定データ蓄積工程、及び、評価判定データ出力工程を含み、
前記棋譜データ取得工程は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、
前記対局解析評価工程は、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、
前記パターン判定工程は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、
前記評価判定データ蓄積工程は、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積し、
前記評価判定データ出力工程は、前記評価判定データ蓄積工程で蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する、
将棋対局評価判定方法。
(付記9)
前記棋譜データ取得工程における複数の対局の棋譜データの取得は、
前記棋譜データをテキスト形式で開き、前記テキスト形式のデータから、
対局日時、棋戦、手合割、先手後手、各指し手、持ち時間、及び、対戦結果の各情報を取得することにより実施される、
付記8記載の将棋対局評価判定方法。
(付記10)
前記対局解析評価工程は、指し手評価スコア生成工程、好手悪手判定工程、及び、詰め将棋判定工程の少なくとも一つの工程を含み、
前記指し手評価スコア生成工程は、対局の指し手毎に評価スコアデータを生成し、
前記好手悪手判定工程は、対局の指し手毎に好手及び悪手のいずれに該当するかを判定した好手悪手判定データを生成し、
前記詰め将棋判定工程は、詰め将棋における指し手の正解及び不正解を判定して正答率を求めた詰め将棋判定データを生成し、
前記対局評価データは、前記評価スコアデータ、前記好手悪手判定データ、及び、前記詰め将棋判定データの少なくとも一つを含む、
付記8又は9記載の将棋対局評価判定方法。
(付記11)
前記対局解析評価工程は、指し手候補生成工程を含み、
前記指し手候補生成工程は、対局における指し手候補を候補手として自動生成し、
前記指し手評価スコア生成工程は、対局の前記候補手毎に評価スコアデータを生成する、
付記10記載の将棋対局評価判定方法。
(付記12)
前記パターン判定工程における前記パターンの検出は、対局毎において、戦型及び囲いの少なくとも一方の検出である、
付記8から11のいずれかに記載の将棋対局評価判定方法。
(付記13)
前記評価判定データ出力工程は、グラフ出力工程を含み、
前記グラフ出力工程は、グラフデータを出力可能であり、
前記グラフデータは、横軸が対局の進行を示す軸であり、縦軸が評価判定データの評価判定結果を示す軸であり、
前記グラフ出力工程は、複数の対局の手数を一つのグラフの横軸に収まるように調整して評価判定データの評価判定結果をグラフの縦軸方向に出力可能である、
付記8から12のいずれかに記載の将棋対局評価判定方法。
(付記14)
前記グラフ出力工程で出力するグラフデータの横軸が、対局開始から対局終了までの間を多段階の場面に分けられている、
付記13記載の将棋対局評価判定方法。
(付記15)
付記8から14のいずれかに記載の将棋対局評価判定方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記16)
付記15記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
本発明によれば、将棋の実力を効率的に向上させることが可能である。
1 将棋対局評価判定装置
11 棋譜データ取得手段
12 対局解析評価手段
12a 指し手評価スコア生成手段
12b 好手悪手判定手段
12c 詰め将棋判定手段
12d 指し手候補生成手段
13 パターン判定手段
14 評価判定データ蓄積手段
15 評価判定データ出力手段
15a グラフ出力手段

Claims (10)

  1. 棋譜データ取得手段、対局解析評価手段、パターン判定手段、評価判定データ蓄積手段、及び、評価判定データ出力手段を含み、
    前記棋譜データ取得手段は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、
    前記対局解析評価手段は、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、
    前記パターン判定手段は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、
    前記評価判定データ蓄積手段は、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積し、
    前記評価判定データ出力手段は、前記評価判定データ蓄積手段に蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する、
    将棋対局評価判定装置。
  2. 前記棋譜データ取得手段による複数の対局の棋譜データの取得は、
    前記棋譜データをテキスト形式で開き、前記テキスト形式のデータから、
    対局日時、棋戦、手合割、先手後手、各指し手、持ち時間、及び、対戦結果の各情報を取得することにより実施される、
    請求項1記載の将棋対局評価判定装置。
  3. 前記対局解析評価手段は、指し手評価スコア生成手段、好手悪手判定手段、及び、詰め将棋判定手段の少なくとも一つの手段を含み、
    前記指し手評価スコア生成手段は、対局の指し手毎に評価スコアデータを生成し、
    前記好手悪手判定手段は、対局の指し手毎に好手及び悪手のいずれに該当するかを判定した好手悪手判定データを生成し、
    前記詰め将棋判定手段は、詰め将棋における指し手の正解及び不正解を判定して正答率を求めた詰め将棋判定データを生成し、
    前記対局評価データは、前記評価スコアデータ、前記好手悪手判定データ、及び、前記詰め将棋判定データの少なくとも一つを含む、
    請求項1又は2記載の将棋対局評価判定装置。
  4. 前記対局解析評価手段は、指し手候補生成手段を含み、
    前記指し手候補生成手段は、対局における指し手候補を候補手として自動生成し、
    前記指し手評価スコア生成手段は、対局の前記候補手毎に評価スコアデータを生成する、
    請求項3記載の将棋対局評価判定装置。
  5. 前記パターン判定手段による前記パターンの検出は、対局毎において、戦型及び囲いの少なくとも一方の検出である、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の将棋対局評価判定装置。
  6. 前記評価判定データ出力手段は、グラフ出力手段を含み、
    前記グラフ出力手段は、グラフデータを出力可能であり、
    前記グラフデータは、横軸が対局の進行を示す軸であり、縦軸が評価判定データの評価判定結果を示す軸であり、
    前記グラフ出力手段は、複数の対局の手数を一つのグラフの横軸に収まるように調整して評価判定データの評価判定結果をグラフの縦軸方向に出力可能である、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の将棋対局評価判定装置。
  7. 前記グラフ出力手段が出力するグラフデータの横軸が、対局開始から対局終了までの間を多段階の場面に分けられている、
    請求項6記載の将棋対局評価判定装置。
  8. 棋譜データ取得工程、対局解析評価工程、パターン判定工程、評価判定データ蓄積工程、及び、評価判定データ出力工程を含み、
    前記棋譜データ取得工程は、将棋の複数の対局の棋譜データを取得し、
    前記対局解析評価工程は、前記棋譜データを基に、対局毎の対局結果を解析して対局評価データを生成し、
    前記パターン判定工程は、予め定義されたパターンを参照して、対局毎にパターンを検出してパターン判定データを生成し、
    前記評価判定データ蓄積工程は、前記対局評価データ及び前記パターン判定データを対局毎に蓄積し、
    前記評価判定データ出力工程は、前記評価判定データ蓄積工程で蓄積された前記対局評価データ及び前記パターン判定データを基に統計処理して評価判定データを生成して出力する、
    将棋対局評価判定方法。
  9. 請求項8記載の将棋対局評価判定方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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