[go: up one dir, main page]

JP2021110509A - ヒータ構造体、及び加熱調理器 - Google Patents

ヒータ構造体、及び加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021110509A
JP2021110509A JP2020003337A JP2020003337A JP2021110509A JP 2021110509 A JP2021110509 A JP 2021110509A JP 2020003337 A JP2020003337 A JP 2020003337A JP 2020003337 A JP2020003337 A JP 2020003337A JP 2021110509 A JP2021110509 A JP 2021110509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
casing
terminal
unit
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020003337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021110509A5 (ja
JP7470962B2 (ja
Inventor
利明 田中
Toshiaki Tanaka
利明 田中
幸生 加藤
Yukio Kato
幸生 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinpo KK
Original Assignee
Shinpo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinpo KK filed Critical Shinpo KK
Priority to JP2020003337A priority Critical patent/JP7470962B2/ja
Priority to CN202010587689.8A priority patent/CN113133146A/zh
Priority to TW109123739A priority patent/TWI875783B/zh
Publication of JP2021110509A publication Critical patent/JP2021110509A/ja
Publication of JP2021110509A5 publication Critical patent/JP2021110509A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7470962B2 publication Critical patent/JP7470962B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/12Cooking devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】抵抗加熱式ヒータを加熱調理器から取り外すことができ、且つ、抵抗加熱式ヒータを加熱調理器に設置した際には、抵抗加熱式ヒータと電源との確実な電気的接触を確保できるヒータ構造体を提供する。【解決手段】ヒータ構造体5は、ヒータユニット51と、コネクタユニット52と、連結部材523と、を備える。ヒータユニット51は、第一端子512と、第一端子512と電気的に接続される抵抗加熱式のヒータ511と、を備える。コネクタユニット52は、電源と電気的に接続される第二端子525を備える。第二端子525は、第一端子512に接触可能な接触面5121aを有し、第一端子525に対して相対移動可能である。連結部材523は、ヒータユニット51とコネクタユニット52とを着脱可能に連結する。ヒータユニット51又はコネクタユニット52は、第一端子512又は第二端子525の一方が他方によって押し込まれたときに、一方を他方に向けて押圧する第一弾性部材527をさらに備える。【選択図】図13

Description

本発明は、抵抗加熱式のヒータを備えたヒータ構造体、及び、当該ヒータ構造体を備えた加熱調理器に関する。
食材を焼いて調理する加熱調理器の熱源は、ガスバーナが主流である。しかしながら、例えば高層ビルにおいては、防災の観点から、電気ヒータの使用が望まれることがある。電気ヒータを備えた加熱調理器は、例えば特許文献1に開示されている。
特開平9−178193号公報
ところで、加熱調理器を清掃したり、あるいは電気ヒータを交換したりするために、電気ヒータは加熱調理器から取り外しできることが好ましい。一方で、電気ヒータを加熱調理器に取り付けた際には、電気ヒータが確実に電源と電気的に接続されることも望まれる。
本発明は、抵抗加熱式のヒータを備えるヒータ構造体であって、ヒータを加熱調理器から取り外すことができ、且つ、ヒータを加熱調理器に設置した際には、ヒータと電源との確実な電気的接続を確保できるヒータ構造体を提供することを目的とする。また、本発明は、当該ヒータ構造体を備えた加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明は以下に掲げる態様の発明を提供する。
(項目1)
加熱調理器用のヒータ構造体であって、
第一端子と、前記第一端子と電気的に接続される抵抗加熱式のヒータと、を備えるヒータユニットと、
電源と電気的に接続される第二端子を備えるコネクタユニットであって、前記第二端子が、前記第一端子に接触可能な接触面を有し、前記第一端子に対して相対移動可能である、コネクタユニットと、
前記ヒータユニットと前記コネクタユニットとを着脱可能に連結する連結部材と、
を備え、
前記ヒータユニット又は前記コネクタユニットは、前記第一端子又は前記第二端子の一方が他方によって押し込まれたときに、前記一方を前記他方に向けて押圧する第一弾性部材をさらに備える、
ヒータ構造体。
(項目2)
前記接触面は、凹曲面であり、
前記第一端子のうち、前記接触面と接触する部分は、前記接触面よりも小さい、
項目1に記載のヒータ構造体。
(項目3)
前記ヒータユニットは、前記コネクタユニットに上下反転して連結可能である、
項目1又は2に記載のヒータ構造体。
(項目4)
前記ヒータユニットは、前記第一端子が配置されるヒータケーシングをさらに備え、
前記コネクタユニットは、前記加熱調理器に設置可能で、且つ、前記第二端子が配置されるコネクタケーシングをさらに備え、
前記連結部材は、前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも一方に配置された永久磁石であり、
前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも他方は磁性材料製であり、
前記ヒータケーシングと前記コネクタケーシングとが前記永久磁石の磁力により接着されることで、前記ヒータユニットと前記コネクタユニットとは連結される、
項目1から3のいずれか1項に記載のヒータ構造体。
(項目5)
前記ヒータユニットは、前記ヒータケーシング内に配置される第一絶縁体をさらに備え、前記第一端子は前記第一絶縁体に固定されており、
前記コネクタユニットは、前記コネクタケーシング内に配置される第二絶縁体をさらに備え、
前記第二端子は、前記接触面を有する第一部分と、前記接触面とは反対側に一体形成され、前記第一部分よりも小径の第二部分と、を備え、
前記第二絶縁体は、前記第一部分が挿入可能な第一貫通穴と、前記第一部分よりも小径で且つ前記第二部分が挿入可能な第二貫通穴と、を備え、
前記第二端子の前記第一部分は、前記第一貫通穴内に配置され、前記第二端子の前記第二部分は、前記第一貫通穴及び前記第二貫通穴を通って延在しており、
前記第一弾性部材は、前記第一貫通穴内で、且つ、前記第一部分と前記第二絶縁体の壁部との間に配置されており、
前記第一端子によって前記第二端子が押し込まれたとき、前記第一弾性部材は前記第一部分と前記第二絶縁体の壁部との間で圧縮され、圧縮された前記第一弾性部材の復元力よって、前記第二端子は前記第一端子に向けて押圧される、
項目4に記載のヒータ構造体。
(項目6)
項目1から5のいずれか1項に記載のヒータ構造体を備える加熱調理器。
(項目7)
アウターケーシングと、
前記アウターケーシング内に収容されるインナーケーシングと、
を備え、
前記アウターケーシングは、第一開口部を有する側壁を備え、
前記インナーケーシングは、前記第一開口部に相対する位置に第二開口部を有する側壁を備え、
前記コネクタユニットは、前記第二端子の前記接触面が、前記第一開口部、及び、前記第二開口部を通して露出するように、前記アウターケーシングの前記側壁の外面に移動不能に固定されており、
前記ヒータユニットは、前記インナーケーシング内から、前記第一開口部及び前記第二開口部に挿入され、前記コネクタユニットに連結される、
項目6に記載の加熱調理器。
(項目8)
アウターケーシングと、
前記アウターケーシング内に収容されるインナーケーシングと、
軸部材と、
を備え、
前記アウターケーシングは、第一開口部を有する側壁を備え、
前記インナーケーシングは、前記第一開口部に相対する位置に第二開口部を有する側壁を備え、
前記連結部材は、前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも一方に配置された永久磁石であり、
前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも他方は磁性材料製であり、
前記ヒータケーシングと前記コネクタケーシングとが前記永久磁石の磁力により接着されることで、前記ヒータユニットと前記コネクタユニットとは連結され、
前記コネクタユニットは、前記第二端子の前記接触面が、前記第一開口部、及び、前記第二開口部を通して露出するように、前記軸部材によって、前記アウターケーシングの前記側壁の外面に旋回可能に接続されており、
前記ヒータユニットは、前記インナーケーシング内から、前記第一開口部及び前記第二開口部に挿入され、前記コネクタユニットに連結される、
項目6に記載の加熱調理器。
(項目9)
前記コネクタユニットを前記アウターケーシングに向けて付勢する第二弾性部材をさらに備える、
項目8に記載の加熱調理器。
(項目10)
少なくとも一部が前記ヒータの下方に配置され、前記ヒータから放射された熱を反射する反射部材をさらに備える、
項目6から9のいずれか1項に記載の加熱調理器。
(項目11)
前記ヒータユニットへの汚れの付着を防止するヒータカバーをさらに備える、
項目6から10のいずれか1項に記載の加熱調理器。
本発明のヒータ構造体では、ヒータを備えるヒータユニットを、コネクタユニットから取り外すことができる。これにより、加熱調理器の清掃、及び、ヒータユニットの交換が容易になる。また、ヒータユニットをコネクタユニットに連結した際には、第一端子又は第二端子の一方は、圧縮された第一弾性部材の復元力によって、第一端子又は第二端子の他方に向けて押圧される。これにより、第一端子と第二端子との確実な電気的接触を確保でき、したがって、ヒータと電源との確実な電気的接続を確保することができる。
図1から図13は、本発明のヒータ構造体及び加熱調理器の第一実施形態を説明する図であり、図14から図16は、本発明のヒータ構造体及び加熱調理器の第二実施形態を説明する図である。
テーブルに設置された加熱調理器の斜視図である。 加熱調理器の組立斜視図である。 加熱調理器の分解斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 (a)コネクタユニットをアウターケーシングに設置する前の、アウターケーシングの内部の斜視図、(b)コネクタユニットをアウターケーシングに設置した後の、アウターケーシングの内部の斜視図である。 図5とは別の角度から見たコネクタユニット及びアウターケーシングの斜視図であり、(a)コネクタユニットをアウターケーシングに設置する前の、コネクタユニット及びアウターケーシングの斜視図、(b)コネクタユニットをアウターケーシングに設置した後の、コネクタユニット及びアウターケーシングの斜視図である。 アウターケーシング内にインナーケーシングを設置した後の、アウターケーシングの内部の斜視図である。 ヒータユニットを設置した後の、アウターケーシングの内部の斜視図である。 (a)ヒータユニットの部分的な内部構造を示す斜視図、(b)(a)とは別の角度から見たヒータユニットの部分的な内部構造を示す斜視図である。 ヒータカバーが装着されたヒータユニットの斜視図である。 コネクタユニットの分解斜視図である。 (a)コネクタユニットの組立斜視図、(b)(a)とは別の角度から見たコネクタユニットの組立斜視図、(c)(a)のXIIc−XIIc線断面図である。 (a)ヒータユニットとコネクタユニットの連結前の断面図、(b)ヒータユニットとコネクタユニットの連結後の断面図である。 (a)コネクタユニットをアウターケーシングに設置する前の、コネクタユニット及びアウターケーシングの斜視図、(b)コネクタユニットをアウターケーシングに設置した後の、コネクタユニット及びアウターケーシングの斜視図である。 (a)コネクタユニットの組立斜視図、(b)(a)とは別の角度から見たコネクタユニットの組立斜視図、(c)(a)のXVc−XVc線断面図である。 コネクタユニットからヒータユニットを取り外す方法を説明する断面図である。
本発明のヒータ構造体及び加熱調理器について図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施形態は、本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。なお、明確性のため、断面図においてハッチングを省略することがある。
[A 第一実施形態]
加熱調理器100及びヒータ構造体5の第一実施形態について説明する。
<1 加熱調理器の全体構造>
図1は、テーブルTに設置された加熱調理器100の斜視図である。図2は、加熱調理器100の組立斜視図である。図3は、加熱調理器100の分解斜視図である。図4は、図2のIV−IV線断面図である。
図3に示すように、加熱調理器100は、アウターケーシング1と、フィルタ2と、インナーケーシング3と、反射部材4と、ヒータ構造体5と、ヒータカバー6と、食材載置部材7と、トップカバー8と、トッププレート9と、制御ユニット(不図示)と、を備える。ヒータ構造体5は、ヒータユニット51と、コネクタユニット52とを備える。
図1に示すように、アウターケーシング1は、テーブルTに設けられた凹部内に収容される。図4に示すように、フィルタ2及びインナーケーシング3は、アウターケーシング1内に収容されている。反射部材4、ヒータ構造体5のヒータユニット51、ヒータカバー6及び食材載置部材7は、インナーケーシング3内に収容されている。トップカバー8及びトッププレート9は、アウターケーシング1の上部に配置されている。ヒータ構造体5のコネクタユニット52及び制御ユニットは、アウターケーシング1の外部に配置されている。
制御ユニットは、電源と電気的に接続されている。制御ユニットは、演算処理を行うCPUや、制御プログラムなどが記憶されたメモリ(RAM、ROM)などを備えており、ヒータ構造体5の制御を行う。
図3に示すように、ヒータユニット51は、抵抗加熱式のヒータ511を備える。ヒータ511は、制御ユニットにより、加熱制御される。コネクタユニット52は、制御ユニットを介して電源と電気的に接続されている。ヒータユニット51はコネクタユニット52に着脱可能であり、ヒータユニット51がコネクタユニット52に連結されているとき、ヒータユニット51とコネクタユニット52とは電気的に接続される。
加熱調理器100では、ヒータ511から放射された熱により、食材載置部材7上の食材を焼いて調理することができる。加熱調理器100は、例えば、焼肉用の加熱調理器、又は、串焼き用の加熱調理器として利用できる。
以下では、加熱調理器100の各構成要素について詳細に説明する。
<1−1 アウターケーシング及びフィルタ>
図3から図6を参照して、アウターケーシング1及びフィルタ2について説明する。図5(a)は、コネクタユニット52をアウターケーシング1に設置する前の、アウターケーシング1の内部の斜視図、図5(b)は、コネクタユニット52をアウターケーシング1に設置した後の、アウターケーシング1の内部の斜視図である。図6(a)及び(b)は、図5(a)及び(b)とは別の角度から見た斜視図であり、図6(a)は、コネクタユニット52をアウターケーシング1に設置する前の、コネクタユニット52及びアウターケーシング1の斜視図、図6(b)は、コネクタユニット52をアウターケーシング1に設置した後の、コネクタユニット52及びアウターケーシング1の斜視図である。
図3及び図4に示すように、アウターケーシング1は、矩形状の底壁11と、四つの側壁12(12A〜12D)と、を備える。アウターケーシング1は、外観視で角型である。底壁11の中央には、底壁11を貫通する開口部が設けられている。開口部にはフィルタ2が設置されている。アウターケーシング1の下部にはダクトDが接続されている。ダクトDは、開口部と連通すると共に、排気装置(不図示)と接続されている。食材を焼いた際に発生した煙は、排気装置によって、フィルタ2を通ってダクトDから排出される。
フィルタ2は、食材を焼いた際に発生した煙に含まれる油を回収する。フィルタ2はステンレスなどの金属製である。図3に示すように、本実施形態では、リング状の三つのフィルタ2が上下に重ねられている。フィルタ2の構造は、例えば、特開2011−153722号公報に開示されているため、本明細書ではフィルタ2の構造に関する詳細な説明は省略する。
図3から図6に示すように、側壁12Aの内面、及び側壁12Aと対向する側壁12Cの内面にはそれぞれ、支持壁121と、二つのガイド壁122とが形成されている。支持壁121は、側壁12A、12Cの内面から内方に突出すると共に、水平方向に延びている。支持壁121には、インナーケーシング3の底壁31が載置される。二つのガイド壁122は、側壁12A、12Cの内面から内方に突出すると共に、支持壁121の両端から上方に延びている。二つのガイド壁122は、インナーケーシング3をアウターケーシング1内に収容する際にインナーケーシング3をガイドすると共に、側壁12A、12Cに沿った水平方向におけるインナーケーシング3の移動を規制し、アウターケーシング1内においてインナーケーシング3を位置決めする。
図4から図6に示すように、側壁12A〜12Dの上部には、トップカバー8が取り付けられる。
図5(a)及び図6(a)に示すように、側壁12Aには、側壁12Aを貫通する開口部12aが設けられている。開口部12aは、後述するヒータユニット51のヒータケーシング513(図3参照)が通過可能な大きさを有する。
<1−2 インナーケーシング>
図3、図4、図7及び図8を参照して、インナーケーシング3について説明する。図7はアウターケーシング1内にインナーケーシング3を設置した後の、アウターケーシング1の内部を表す斜視図である。図8は、ヒータユニット51を設置した後の、アウターケーシング1の内部を表す斜視図である。
図3及び図4に示すように、インナーケーシング3は、矩形状の底壁31と、四つの側壁32(32A〜32D)と、を備える。インナーケーシング3は、外観視で角型である。インナーケーシング3は、その側壁32とアウターケーシング1の側壁12との間に隙間が存在するように、アウターケーシング1内に配置されている。
加熱調理器100の使用時に、インナーケーシング3内には水が入れられる。これにより、インナーケーシング3の過熱を防止できる。さらに、食材の油などはインナーケーシング3内の水に落ちるため、インナーケーシング3の底壁31及び側壁32に油などの汚れが直接付着することを防止できる。
図3に示すように、アウターケーシング1の側壁12Aと対向するインナーケーシング3の側壁32Aには、開口部32aが形成されている。開口部32aは、アウターケーシング1の開口部12aと相対している。インナーケーシング3をアウターケーシング1内に収容したとき、開口部32aは開口部12aと連通する。開口部32aは、後述するヒータユニット51のヒータケーシング513(図3参照)が通過可能な大きさを有する。
図4及び図7に示すように、側壁32Aの内面には、ヒータユニット51を支持するためのヒータブラケット10が取り付けられている。ヒータブラケット10は、底壁101と、二つの側壁102とを備える。底壁101は、開口部32aの底縁と略面一であり、水平に延びると共に、先端は上方に傾斜している(図13参照)。図8に示すように、底壁101上には、ヒータユニット51のヒータケーシング513が載置される。側壁102は、底壁101の両端から上方に延びており、開口部32aの側縁と略面一となっている。
図3、図7及び図8に示すように、側壁32Bの内面、及び側壁32Bと対向する側壁32Dの内面にはそれぞれ、段差部321が設けられている。この段差部321には、反射部材4が載置される。
<1−3 反射部材>
図3及び図4を参照して、反射部材4について説明する。反射部材4は、熱を反射する材料から作製されており、例えば、ステンレスなどの金属製である。反射部材4は、インナーケーシング3の段差部321上に載置される。反射部材4の一部は、ヒータ511の下方に配置され、ヒータ511から下方に放射された熱を食材載置部材7に向けて反射する。反射部材4の底部には、開口部4aが設けられている。食材の油などは開口部4aを通ってインナーケーシング内の水に落ちる。
<1−4 食材載置部材>
図3を参照して、食材載置部材7について説明する。図3に示すように、食材載置部材7は、角型であり、例えば網である。食材載置部材7は、インナーケーシング3の段差部321上に載置される。より詳細には、段差部321に反射部材4が載置された後に、食材載置部材7は反射部材4上に載置される。
<1−5 トップカバー及びトッププレート>
図2から図4を参照してトップカバー8及びトッププレート9について説明する。トップカバー8は、アウターケーシング1の上端に固定されている。トップカバー8は段差部81を有しており、トッププレート9は、その段差部81上に載置される。
トッププレート9は、側壁91と、上壁92と、を備える。
側壁91には、複数の貫通穴91aが形成されている。貫通穴91aは、アウターケーシング1の側壁12とインナーケーシング3の側壁32との間の隙間と連通している。排気装置を作動させたとき、加熱調理中の食材から発生した煙は貫通穴91aに吸い込まれる。そして、煙は、側壁12と側壁32との間の隙間を通って下方に流れる。これにより、食材載置部材7から煙が上昇することを防止できる。
上壁92には、複数の貫通穴92aが形成されている。貫通穴92aは、貫通穴91aよりもアウターケーシング1の側壁12に近接した位置に設けられている。また、貫通穴92aは、アウターケーシング1の側壁12とインナーケーシング3の側壁32との間の隙間と連通している。排気装置を作動させたとき、外気が貫通穴92aから吸い込まれる。そして、外気は、側壁12と側壁32との間の隙間を通って下方に流れる。
貫通穴92aから外気が吸い込まれることにより、外気によって上壁92が冷却され、上壁92の過熱を抑制することができる。これにより、喫食者の火傷を防止できる。また、貫通穴92aは、貫通穴91aよりも側壁12に近接して設けられているため、貫通穴92aから吸い込まれた外気は、貫通穴91aから吸い込まれた煙よりも、側壁12内面の近くを流れる。したがって、貫通穴92aから吸い込まれる外気により、油分を含む煙が側壁12の内面に直接接触することを防止でき、側壁12の内面に汚れが付着することを低減できる。
<1−6 ヒータ構造体>
次に、ヒータ構造体5について説明する。前記の通り、ヒータ構造体5は、ヒータユニット51とコネクタユニット52とから構成されている。
<1−6−1 ヒータユニット>
まず、図9を参照してヒータユニット51について説明する。図9(a)はヒータユニット51の部分的な内部構造を示す斜視図、図9(b)は図9(a)とは別の角度から見たヒータユニット51の部分的な内部構造を示す斜視図である。
図9に示すように、ヒータユニット51は、複数のヒータ511(本実施形態では三本)と、一対の第一端子512と、ヒータケーシング513と、第一絶縁体514と、を備える。なお、図9(a)及び(b)では、ヒータケーシング513の内部構造を明確に示すため、ヒータケーシング513の上面を省略している。
ヒータ511は、抵抗に電流を流すことにより発熱する抵抗加熱式のヒータである。ヒータ511は、発熱部5111と、リード線5112とを備える。発熱部5111とリード線5112とは電気的に接続されている。発熱部5111は、内部にニクロム線を有しており、リード線5112から送られる電流により発熱する。発熱部5111に流れる電流の大きさは、制御ユニットによって調節可能である。
ヒータ511は、例えば、カートリッジヒータ、又はシーズヒータを使用することができる。本明細書において、カートリッジヒータとは、発熱部がシーズによって覆われたヒータであって、二本のリード線が発熱部の一方の端部のみから延出しているヒータのことを意味する。また、本明細書において、シーズヒータとは、発熱部がシーズに覆われたヒータであって、二本のリード線が発熱部の両端から一本ずつ延出しているヒータを意味する。本実施形態では、三本のカートリッジタイプのヒータ511が平行に配置されている。
ヒータケーシング513は、フェライト系又はマルテンサイト系ステンレス鋼などの磁性材料製であり、直方体形状を有する。ヒータケーシング513の一つの壁部5131の上下方向略中央には、三本の発熱部5111がそれぞれ通過可能な三つの貫通穴が形成されている。壁部5131の反対側は、壁部が存在せず、開口している。
ヒータ511、第一端子512及び第一絶縁体514はそれらが組み立てられた状態で、ヒータケーシング513のその開口からヒータケーシング513内に入れられる。発熱部5111は壁部5131に設けられた貫通穴を通って、ヒータケーシング513の外に延出する。リード線5112、第一端子512、及び、第一絶縁体514は、ヒータケーシング513内に配置される。そして、ヒータ511が壁部5131に固定されることで、ヒータユニット51が完成する。ヒータ511はヒータケーシング513の上下方向略中央に配置され、ヒータユニット51は上下対称となっている。これにより、ヒータユニット51は上下反転して使用することができるようになっている。
第一絶縁体514には、二つの貫通穴が形成されている。一対の第一端子512は、第一絶縁体514のその二つの貫通穴にそれぞれ挿入され、且つ、第一絶縁体514に対して移動不能に固定されている。各第一端子512は、金属などの導電性材料製である。各第一端子512の長さは、第一絶縁体514の厚みよりも大きい。したがって、各第一端子512の両端は第一絶縁体514から延出している。各第一端子512は、第一絶縁体514からヒータ511側に延出した第一部分5121と、第一部分5121とは反対側に第一絶縁体514から延出した第二部分5122と、を有する。
第一端子512の第一部分5121には、ヒータ511のリード線5112が電気的に接続されている。本実施形態では、三本のヒータ511の各リード線5112は、三本のヒータ511が並列接続されるように第一端子512と接続されている。
第一端子512の第二部分5122は、後述する第二端子525の第一面5251a(図12(c)参照)と接触する。第二部分5122の先端は、第一面5251aよりも小径であり、且つ、テーパ状である。
図10は、ヒータカバー6が装着されたヒータユニット51の斜視図である。図10に示すように、ヒータカバー6は、ヒータユニット51を覆っており、ヒータユニット51を保護している。ヒータカバー6は、好ましくはヒータユニット51に着脱可能に取り付けられる。ヒータカバー6は、ヒータケーシング513を覆うケーシングカバー61と、複数の発熱部5111を覆う複数の発熱部カバー62と、を備える。例えば、ヒータカバー6は高熱伝導性材料から作製されることが好ましく、例えばステンレスなどの金属製である。
ケーシングカバー61は、第一部分611と、第二部分612とを備える。第一部分611は、ヒータケーシング513上に配置され、ヒータユニット51がコネクタユニット52と連結されたときに、ヒータケーシング513の上面うちインナーケーシング3内に露出する部分を覆っている。第二部分612は、ヒータケーシング513の壁部5131を覆っている。
複数の発熱部カバー62は、発熱部5111と同数設けられている。複数の発熱部カバー62は、ケーシングカバー61から延出し、各発熱部5111の上方に配置され、各発熱部5111の上面を覆っている。
<1−6−2 コネクタユニット>
次に、図6、図7、図11及び図12を参照して、コネクタユニット52について説明する。図11はコネクタユニット52の分解斜視図である。図12(a)はコネクタユニット52の組立斜視図、図12(b)は図12(a)とは別の角度から見たコネクタユニット52の組立斜視図、図12(c)は図12(a)のXIIc−XIIc線断面図である。
図11及び図12に示すように、コネクタユニット52は、コネクタケーシング521と、第二絶縁体522と、複数の永久磁石523(本実施形態では二つ)と、複数の保持部材524(本実施形態では二つ)と、一対の第二端子525と、固定部材526と、第一弾性部材527と、を備える。
コネクタケーシング521は、中央に設けられた中央開口部521aと、中央開口部521aの両横に一つずつ設けられた側部開口部521bと、を有する。第二絶縁体522は、中央開口部521aに嵌め込まれると共に、コネクタケーシング521に固定されている。永久磁石523は、保持部材524に一つずつ取り付けられている。保持部材524は、永久磁石523が側部開口部521bに嵌め込まれた状態で、コネクタケーシング521に固定される。こうして、二つの永久磁石523は、第二絶縁体522の両横にそれぞれ一つずつ配置される。
コネクタケーシング521は、その上部及び下部に、フランジ5211を備える。図6に示すように、このフランジ5211をアウターケーシング1に固定することで、コネクタケーシング521(すなわち、コネクタユニット52)はアウターケーシング1に対して動かないように固定される。
図7に示すように、コネクタユニット52がアウターケーシング1に取り付けられたとき、一対の第二端子525は、開口部12a及び開口部32aを通して、アウターケーシング1内、及び、インナーケーシング3内に露出している。
第二端子525は、金属などの導電性材料製である。図12(c)に示すように、第二端子525は、第一部分5251と、第二部分5252とから構成されている。第一部分5251及び第二部分5252は、例えば円柱状である。第一部分5251は、第一端子512と接触する第一面5251aと、第一面5251aとは反対側の第二面5251bとを備える。第一面5251aは、凹曲面となっている。第二部分5252は、第一部分5251よりも小径であり、第一部分5251の第二面5251b側に一体形成されている。
第二絶縁体522には、第二絶縁体522を貫通する二つの貫通穴5221が形成されている。一対の第二端子525は、その二つの貫通穴5221にそれぞれ挿入されている。各第二端子525は、貫通穴5221内において、軸方向に摺動可能である。
各貫通穴5221は、第一貫通穴5221aと、第一貫通穴5221aと連通する第二貫通穴5221bとから構成されている。第一貫通穴5221aは、第二端子525の第一部分5251よりもわずかに大きい直径を有する。第二貫通穴5221bは、第二端子525の第一部分5251よりも小径で、且つ、第二端子525の第二部分5252よりもわずかに大きい直径を有する。
第二端子525の第一部分5251は、第一貫通穴5221a内に配置されている。第二端子525の第二部分5252は、第一貫通穴5221a及び第二貫通穴5221b通って延在している。
第二端子525の全長は、貫通穴5221の全長よりも大きい。そのため、第二部分5252は、第二貫通穴5221bから第二絶縁体522の外へ延出している。第二貫通穴5221bから延出した第二部分5252には、リード線を固定するための固定部材526が取り付けられている。固定部材526は、例えば、第二部分5252に螺合されたナットである。第二部分5252に接続されたリード線は制御ユニットに接続され、これにより、第二端子525は制御ユニットを介して電源と電気的に接続される。
本実施形態において、固定部材526の外径は、第二貫通穴5221bよりも大きくなっている。これにより、固定部材526は、第二貫通穴5221bから延出した第二部分5252が、第二絶縁体522内に完全に引き込まれることを防止するストッパとしても機能している。つまり、第二端子525が図12(c)の右方向に移動したとき、固定部材526が第二絶縁体522と接触することで、第二端子525はそれ以上、右方向に移動することができない。これにより、第二部分5252の一部が、第二絶縁体522から延出した状態が維持できる。
図12(c)に示すように、第一貫通穴5221aは、第二端子525の第二部分5252よりも大径であるため、第一貫通穴5221a内に位置する第二部分5252と、第一貫通穴5221aの内面との間には隙間が存在する。この隙間には第一弾性部材527が配置されている。本実施形態において、第一弾性部材527はコイルバネである。第一弾性部材527の中心には、第二端子525の第二部分5252が挿入されている。第一弾性部材527の直径は、第二貫通穴5221bの直径よりも大きく、且つ第二端子525の第一部分5251の直径以下である。したがって、第一弾性部材527は、第一部分5251と、第二絶縁体522の壁部との間に挟まれている。そして、第一弾性部材527の一端部は第一部分5251の第二面5251bに接触しており、第一弾性部材527の他端部は第二絶縁体522の壁部に接触している。
<2 ヒータユニットとコネクタユニットとの着脱>
図13を参照して、ヒータユニット51とコネクタユニット52との着脱について説明する。図13(a)はヒータユニット51とコネクタユニット52の連結前の断面図であり、図13(b)はヒータユニット51とコネクタユニット52の連結後の断面図である。
まず、ヒータユニット51をコネクタユニット52に連結する場合について説明する。食材載置部材7及びヒータカバー6を取り外した後、インナーケーシング3内から、インナーケーシング3の開口部32a及びアウターケーシング1の開口部12aに、ヒータユニット51のヒータケーシング513を挿入する。図13(b)に示すように、ヒータユニット51の各第一端子512をコネクタユニット52の各第二端子525にそれぞれ接触させ、ヒータユニット51をコネクタユニット52に向けて押し込む。これにより、第二端子525が第一端子512によって押し込まれる。第二端子525が押し込まれることにより、第一弾性部材527は、第二端子525の第一部分5251と第二絶縁体522の壁部との間で圧縮される。
ヒーケーシング513が、コネクタユニット52の永久磁石523に接着することで、ヒータユニット51とコネクタユニット52とは連結される。ヒータケーシング513は、ヒータブラケット10の支持壁101上に載置され、ヒータ511は水平姿勢となる。
ヒータユニット51とコネクタユニット52とが連結されているとき、第二端子525は、圧縮された第一弾性部材527の復元力により、第一端子512に向けて常時押圧されている。これにより、第一端子512と第二端子525との電気的接触が維持される。制御ユニットのスイッチをオンにすることにより、ヒータ511に電流が流れ、発熱部5111が加熱される。
次に、ヒータユニット51をコネクタユニット52から取り外す場合について説明する。食材載置部材7及びヒータカバー6を取り外した後、ヒータユニット51をコネクタユニット52に対して少し上に傾けると、ヒータユニット51がコネクタユニット52から外れる。こうして、ヒータユニット51をコネクタユニット52から取り外すことができる。
<3 特徴>
本発明のヒータ構造体5では、ヒータユニット51とコネクタユニット52とを連結させたとき、圧縮された第一弾性部材527の復元力によって、第二端子525は第一端子512に向けて常時押圧されている。これにより、加熱調理器100の使用中に、第一端子512と第二端子525との電気的接触を確実に維持することができる。つまり、加熱調理器100の使用中に、ヒータ511と電源との電気的接続を確実に確保することができる。
ヒータユニット51とコネクタユニット52とが着脱可能に連結されていることにより、ヒータユニット51をコネクタユニット52(加熱調理器100)から取り外すことができる。これにより、加熱調理器100の分解及び清掃、並びにヒータユニット51の修理及び交換を容易に行うことができる。特に、ヒータケーシング513とコネクタケーシング521とが永久磁石523の磁力により着脱可能に連結されていることにより、ヒータケーシング513とコネクタケーシング521とをワンタッチで容易に連結及び連結解除できる。
図13(a)に示すように、第一端子512の第二部分5122が第二端子525の第一面5251aよりも小径であり、第二端子525の第一面5251aが凹曲面であることにより、第一面5251aの中心での、第一端子512の接触が維持される。すなわち、最初に第一端子512が第一面5251aの中心からずれた位置に接触したとしても、第一端子512は、最初に接触した位置から、凹曲面によって第一面5251aの中心まで案内され、第一面5251aの中心で第一面5251aと接触するようになる。これにより、第一端子512と第二端子525との安定な接触を維持できる。
ヒータユニット51が上下反転して使用できることにより、ヒータユニット51をコネクタユニット52に連結する際の上下の向きが限定されないため、コネクタユニット52へのヒータユニット51の連結が容易になる。また、ヒータユニット51を定期的に上下反転させて使用することにより、発熱部5111の表面の汚れ具合を均等化させることができるため、汚れやタレに起因する発熱部5111の腐食の進行を遅らせることができる。その結果、ヒータユニット51の寿命を延ばすことができる。
反射部材4の一部がヒータ511の下方に設けられていることにより、ヒータ511から下方に放射された熱を食材載置部材7に向けて反射することができる。そのため、ヒータ511からの輻射熱により、食材を効率的に調理することができる。
ヒータカバー6を設けることにより、ヒータユニット51が汚れることを防止できる。すなわち、ケーシングカバー61の第一部分611により、ヒータケーシング51の上面に汚れが付着することを防止できる。ケーシングカバー61の第二部分612により、壁部5131の貫通穴と発熱部5111との間の隙間から、汚れが、ヒータケーシング513内に侵入することを防止できる。発熱部カバー82を設けることにより、発熱部5111に汚れが付着することを防止でき、油やタレに含まれる塩類による発熱部5111の腐食が軽減され、発熱部5111の耐久性を向上させることができる。
[B 第二実施形態]
本発明の加熱調理器100及びヒータ構造体5の第二実施形態について説明する。以下では、第二実施形態と第一実施形態との相違点を中心として説明する。第二実施形態の構成要素のうち、第一実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14(a)は、コネクタユニット52をアウターケーシング1に設置する前の、コネクタユニット52及びアウターケーシング1の斜視図、図14(b)は、コネクタユニット52をアウターケーシング1に設置した後の、コネクタユニット52及びアウターケーシング1の斜視図である。図15(a)はコネクタユニット52の組立斜視図、図15(b)は図15(a)とは別の角度から見たコネクタユニット52の組立斜視図、図15(c)は図15(a)のXVc−XVc線断面図である。図16は、コネクタユニット52からヒータユニット51を取り外す方法を説明する断面図である。
第一実施形態と第二実施形態とは、第一実施形態において、コネクタユニット52がアウターケーシング1に動かないように固定されていたのに対し、第二実施形態においては、コネクタユニット52がアウターケーシング1に対して旋回可能に取り付けられている点で相違する。
図14に示すように、アウターケーシング1の側壁12Aの外面には、コネクタユニット52を支持するコネクタブラケット20が取り付けられている。コネクタブラケット20は、底壁201と、対向する二つの側壁202とを備える。底壁201は、開口部12aの底縁よりも下方に設けられている。二つの側壁202は、底壁201から、開口部12aの上縁よりも上方まで延びている。各側壁202には、開口部12aの上縁よりも上方の位置に、貫通穴202aが形成されている。この貫通穴202aには、コネクタユニット52をコネクタブラケット20に接続するための軸部材30が挿入される。
図14及び図15に示すように、コネクタケーシング521のフランジ5211は、二つの対向する側壁を備えており、その側壁にはそれぞれ貫通穴5221aが形成されている。
図14に示すように、コネクタケーシング521は、フランジ5211の貫通穴5211aと、コネクタブラケット20の貫通穴202aとを整合させ、それらの貫通穴5211a、202aに軸部材30を挿入することにより、コネクタブラケット20に取り付けられる。このように、コネクタユニット52は、軸部材30を中心として旋回可能なように、コネクタブラケット20を介してアウターケーシング1に取り付けられる。
図14に示すように、軸部材30には、第二弾性部材40が取り付けられている。第二弾性部材40は、アウターケーシング1の側壁12Aの外面と、コネクタケーシング521とにそれぞれ接触しており、コネクタユニット52をアウターケーシング1に向けて付勢している。第二弾性部材40は例えばトーションスプリングである。
なお、第二実施形態では、第一実施形態とは異なり、永久磁石523は、保持部材524を用いずにヒータケーシング521に固定されている。しかしながら、第二実施形態でも、第一実施形態と同様に、永久磁石523を保持部材524に取り付け、保持部材524をヒータケーシング521に固定するようにしてもよい。
図16を参照して、ヒータユニット51をコネクタユニット52から取り外す場合について説明する。食材載置部材7及びヒータカバー6を取り外した後、ヒータユニット51をインナーケーシング3内に少し引き出すと共に、ヒータ511の先端が上方を向くように、ヒータユニット51を傾ける。ヒータケーシング513とコネクタケーシング521との連結部分(すなわち、ヒータケーシング513と永久磁石523との接着部分)を折り曲げるように、ヒータユニット51を上方に捻り、ヒータユニット51をコネクタユニット52から取り外す。こうして、ヒータユニット51をコネクタユニット52から取り外すことができる。
永久磁石523による磁力が強力な場合には、上記のように、ヒータユニット51を上方に捩ったほうが、ヒータユニット51をコネクタユニット52から取り外し易い場合がある。第二実施形態のように、コネクタケーシング521がアウターケーシング1に対して旋回可能に接続されていることにより、ヒータユニット51を容易に斜め上方に向けて旋回させることができるため、ヒータユニット51をコネクタユニット52から容易に取り外すことができる。
コネクタケーシング521が第二弾性部材40によってアウターケーシング1に向けて付勢されていることにより、ヒータ構造体5がぐらつかず、ヒータ構造体5の姿勢を維持することができる。
[C 変形例]
加熱調理器100及びヒータ構造体5の変形例について説明する。以下に示す変形例は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、適宜組み合わせ可能である。
(1)アウターケーシング1、インナーケーシング3、食材載置部材7、トップカバー8及びトッププレート9は、角型に限定されず、例えば丸型であってもよい。
(2)第一端子512が第一絶縁体514に対して可動であり、第二端子525が第二絶縁体522に対して移動不能に固定されていてもよい。そして、第一弾性部材527は、第一絶縁体514内に配置され、圧縮された際の復元力により、第一端子512を第二端子525に向けて押圧するように構成されていてもよい。
(3)永久磁石523をヒータケーシング513に配置し、コネクタケーシング521を磁性材料から作製してもよい。あるいは、永久磁石523をヒータケーシング513とコネクタケーシング521の両方に配置するようにしてもよい。
100 加熱調理器
1 アウターケーシング
12A 側壁
12a 開口部(第一開口部)
3 インナーケーシング
32a 開口部(第二開口部)
4 反射部材
5 ヒータ構造体
51 ヒータユニット
511 ヒータ
512 第一端子
513 ヒータケーシング
514 第一絶縁体
52 コネクタユニット
521 コネクタケーシング
522 第二絶縁体
5221a 第一貫通穴
5221b 第二貫通穴
523 永久磁石(連結部材)
525 第二端子
5251 第一部分
5251a 第一面(接触面)
5252 第二部分
527 第一弾性部材
6 ヒータカバー
30 軸部材
40 第二弾性部材

Claims (11)

  1. 加熱調理器用のヒータ構造体であって、
    第一端子と、前記第一端子と電気的に接続される抵抗加熱式のヒータと、を備えるヒータユニットと、
    電源と電気的に接続される第二端子を備えるコネクタユニットであって、前記第二端子が、前記第一端子に接触可能な接触面を有し、前記第一端子に対して相対移動可能である、コネクタユニットと、
    前記ヒータユニットと前記コネクタユニットとを着脱可能に連結する連結部材と、
    を備え、
    前記ヒータユニット又は前記コネクタユニットは、前記第一端子又は前記第二端子の一方が他方によって押し込まれたときに、前記一方を前記他方に向けて押圧する第一弾性部材をさらに備える、
    ヒータ構造体。
  2. 前記接触面は、凹曲面であり、
    前記第一端子のうち、前記接触面と接触する部分は、前記接触面よりも小さい、
    請求項1に記載のヒータ構造体。
  3. 前記ヒータユニットは、前記コネクタユニットに上下反転して連結可能である、
    請求項1又は2に記載のヒータ構造体。
  4. 前記ヒータユニットは、前記第一端子が配置されるヒータケーシングをさらに備え、
    前記コネクタユニットは、前記加熱調理器に設置可能で、且つ、前記第二端子が配置されるコネクタケーシングをさらに備え、
    前記連結部材は、前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも一方に配置された永久磁石であり、
    前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも他方は磁性材料製であり、
    前記ヒータケーシングと前記コネクタケーシングとが前記永久磁石の磁力により接着されることで、前記ヒータユニットと前記コネクタユニットとは連結される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のヒータ構造体。
  5. 前記ヒータユニットは、前記ヒータケーシング内に配置される第一絶縁体をさらに備え、前記第一端子は前記第一絶縁体に固定されており、
    前記コネクタユニットは、前記コネクタケーシング内に配置される第二絶縁体をさらに備え、
    前記第二端子は、前記接触面を有する第一部分と、前記接触面とは反対側に一体形成され、前記第一部分よりも小径の第二部分と、を備え、
    前記第二絶縁体は、前記第一部分が挿入可能な第一貫通穴と、前記第一部分よりも小径で且つ前記第二部分が挿入可能な第二貫通穴と、を備え、
    前記第二端子の前記第一部分は、前記第一貫通穴内に配置され、前記第二端子の前記第二部分は、前記第一貫通穴及び前記第二貫通穴を通って延在しており、
    前記第一弾性部材は、前記第一貫通穴内で、且つ、前記第一部分と前記第二絶縁体の壁部との間に配置されており、
    前記第一端子によって前記第二端子が押し込まれたとき、前記第一弾性部材は前記第一部分と前記第二絶縁体の壁部との間で圧縮され、圧縮された前記第一弾性部材の復元力よって、前記第二端子は前記第一端子に向けて押圧される、
    請求項4に記載のヒータ構造体。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のヒータ構造体を備える加熱調理器。
  7. アウターケーシングと、
    前記アウターケーシング内に収容されるインナーケーシングと、
    を備え、
    前記アウターケーシングは、第一開口部を有する側壁を備え、
    前記インナーケーシングは、前記第一開口部に相対する位置に第二開口部を有する側壁を備え、
    前記コネクタユニットは、前記第二端子の前記接触面が、前記第一開口部、及び、前記第二開口部を通して露出するように、前記アウターケーシングの前記側壁の外面に移動不能に固定されており、
    前記ヒータユニットは、前記インナーケーシング内から、前記第一開口部及び前記第二開口部に挿入され、前記コネクタユニットに連結される、
    請求項6に記載の加熱調理器。
  8. アウターケーシングと、
    前記アウターケーシング内に収容されるインナーケーシングと、
    軸部材と、
    を備え、
    前記アウターケーシングは、第一開口部を有する側壁を備え、
    前記インナーケーシングは、前記第一開口部に相対する位置に第二開口部を有する側壁を備え、
    前記連結部材は、前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも一方に配置された永久磁石であり、
    前記ヒータケーシング及び前記コネクタケーシングの少なくとも他方は磁性材料製であり、
    前記ヒータケーシングと前記コネクタケーシングとが前記永久磁石の磁力により接着されることで、前記ヒータユニットと前記コネクタユニットとは連結され、
    前記コネクタユニットは、前記第二端子の前記接触面が、前記第一開口部、及び、前記第二開口部を通して露出するように、前記軸部材によって、前記アウターケーシングの前記側壁の外面に旋回可能に接続されており、
    前記ヒータユニットは、前記インナーケーシング内から、前記第一開口部及び前記第二開口部に挿入され、前記コネクタユニットに連結される、
    請求項6に記載の加熱調理器。
  9. 前記コネクタユニットを前記アウターケーシングに向けて付勢する第二弾性部材をさらに備える、
    請求項8に記載の加熱調理器。
  10. 少なくとも一部が前記ヒータの下方に配置され、前記ヒータから放射された熱を反射する反射部材をさらに備える、
    請求項6から9のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  11. 前記ヒータユニットへの汚れの付着を防止するヒータカバーをさらに備える、
    請求項6から10のいずれか1項に記載の加熱調理器。
JP2020003337A 2020-01-14 2020-01-14 ヒータユニット、ヒータ構造体、及び加熱調理器 Active JP7470962B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003337A JP7470962B2 (ja) 2020-01-14 2020-01-14 ヒータユニット、ヒータ構造体、及び加熱調理器
CN202010587689.8A CN113133146A (zh) 2020-01-14 2020-06-24 加热器构造体及加热调理器
TW109123739A TWI875783B (zh) 2020-01-14 2020-07-14 加熱器構造體、加熱調理器、加熱器單元及頂板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003337A JP7470962B2 (ja) 2020-01-14 2020-01-14 ヒータユニット、ヒータ構造体、及び加熱調理器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021110509A true JP2021110509A (ja) 2021-08-02
JP2021110509A5 JP2021110509A5 (ja) 2023-01-18
JP7470962B2 JP7470962B2 (ja) 2024-04-19

Family

ID=76771932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020003337A Active JP7470962B2 (ja) 2020-01-14 2020-01-14 ヒータユニット、ヒータ構造体、及び加熱調理器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7470962B2 (ja)
CN (1) CN113133146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4296578A1 (en) * 2022-06-20 2023-12-27 Shinpo Co., Ltd Heater unit, heater structure, and heating cooker

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3982096A (en) * 1976-01-02 1976-09-21 General Electric Company Baking oven with two-sided broiling
JPS5969496U (ja) * 1982-11-02 1984-05-11 東芝熱器具株式会社 電熱器具の給電装置
JPS6024217U (ja) * 1983-07-27 1985-02-19 株式会社東芝 電気釜
JPH0559110U (ja) * 1992-01-09 1993-08-06 日本電熱株式会社 電気調理器
JP2009213595A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Maruzen Co Ltd 焼物器
US9476597B1 (en) * 2012-10-24 2016-10-25 Jerry T. Howerton Adjustable oven
JP2019020031A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 シャープ株式会社 加熱調理器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10125452A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Toshiba Corp ヒータバンドル
JP4740178B2 (ja) 2007-03-19 2011-08-03 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器
EP3109564B1 (en) * 2015-06-24 2019-08-07 Bleckmann GmbH & Co. KG Terminal device for a tubular heating device with integrated fuse
DE102017221490A1 (de) * 2017-11-30 2019-06-06 Eberspächer Catem Gmbh & Co. Kg Elektrische Heizvorrichtung

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3982096A (en) * 1976-01-02 1976-09-21 General Electric Company Baking oven with two-sided broiling
JPS5969496U (ja) * 1982-11-02 1984-05-11 東芝熱器具株式会社 電熱器具の給電装置
JPS6024217U (ja) * 1983-07-27 1985-02-19 株式会社東芝 電気釜
JPH0559110U (ja) * 1992-01-09 1993-08-06 日本電熱株式会社 電気調理器
JP2009213595A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Maruzen Co Ltd 焼物器
US9476597B1 (en) * 2012-10-24 2016-10-25 Jerry T. Howerton Adjustable oven
JP2019020031A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 シャープ株式会社 加熱調理器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4296578A1 (en) * 2022-06-20 2023-12-27 Shinpo Co., Ltd Heater unit, heater structure, and heating cooker

Also Published As

Publication number Publication date
TW202126965A (zh) 2021-07-16
CN113133146A (zh) 2021-07-16
JP7470962B2 (ja) 2024-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1517093B1 (en) Modular grill cooker and multipurpose cooking apparatus having the same
US20210282588A1 (en) Electric grilling plate and appliance
US20090000493A1 (en) Rotisserie oven for a grill
US7005616B2 (en) Cooking apparatus having a plurality of cooking sets to cook foods in different cooking modes
JPH05256460A (ja) ヒーターを有する料理焼網
CA3102207A1 (en) Indirect air flow system
US20170027381A1 (en) Cooking appliance with direct contact cooking grate
KR101334076B1 (ko) 유도가열 방식의 구이판 및 이를 포함하는 조리장치
JP2021110509A (ja) ヒータ構造体、及び加熱調理器
US20230408102A1 (en) Heater unit, heater structure, and heating cooker
EP2949246B1 (en) Improved barbecue
US20240085027A1 (en) Heating apparatus
TWI875783B (zh) 加熱器構造體、加熱調理器、加熱器單元及頂板
JP3173613U (ja) 無煙炭火焼き器具
KR20210063623A (ko) 다용도 접이식 발열 장치
JP3437476B2 (ja) 電気加熱調理器
JP2008021473A (ja) 誘導加熱調理器
JP3142998U (ja) 食品用無煙焼き物プレート
EP1680998A1 (en) Cooking apparatus
CN110623554A (zh) 电烘焙或者烧烤装置
CN212089201U (zh) 烹饪器具
JP3178044U (ja) 無煙炭火焼き器具
CN209074252U (zh) 电烧烤炉
JP2000210202A (ja) 電気加熱調理器
US20060151467A1 (en) Cooking apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7470962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150