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JP2021099149A - 車両用変速機の制御装置 - Google Patents

車両用変速機の制御装置 Download PDF

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JP2021099149A
JP2021099149A JP2019232010A JP2019232010A JP2021099149A JP 2021099149 A JP2021099149 A JP 2021099149A JP 2019232010 A JP2019232010 A JP 2019232010A JP 2019232010 A JP2019232010 A JP 2019232010A JP 2021099149 A JP2021099149 A JP 2021099149A
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村瀬 直
Sunao Murase
直 村瀬
研治 橋本
Kenji Hashimoto
研治 橋本
輝芳 有馬
Teruyoshi Arima
輝芳 有馬
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】フューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングの発生の抑制と早い車両応答性とを状況に応じて実現できる車両用変速機の制御装置を提供する。【解決手段】ロックアップクラッチLUがオンであって、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj以上である場合には、無段変速機50の変速比γがローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定され、ロックアップクラッチLUがオフであって、走行路が下り坂且つトルクコンバータ20の出力側のタービン軸22のタービン軸回転速度Ntすなわち無段変速機50の入力軸28の入力軸回転速度Ninがエンジン回転速度Neよりも高い場合には、無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定される。【選択図】図2

Description

本発明は、トルクコンバータと無段変速機とが連結された車両用変速機の制御装置に関する。
エンジンから出力させる駆動力の駆動力指令値もしくは駆動トルク指令値が負の場合において、スロットル弁の開閉制御及びフューエルカットのオンオフ制御を組み合わせて負の駆動力もしくは駆動トルクを実現することで、負の駆動力もしくは駆動トルクを急変させずに滑らかに変化させるようにした、トルクコンバータと無段変速機とが連結された車両用変速機の制御装置であって、エンジンのフューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の周期的な繰り返しによるハンチングの発生を抑制する車両用変速機の制御装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用変速機の制御装置がそれである。
特開2000−248974号公報
ところで、例えば運転者がアクセルオンからアクセルオフへ急操作した場合には、アクセル操作に対して車両が素早く応答することすなわち早い車両応答性を運転者が要望していると考えられ、次にアクセルオンされた場合に運転者が要望する早い車両応答性、例えば運転者が要望する加速感が実現されるように無段変速機の変速比をローギヤ側に設定することが考えられる。しかし、前述の特許文献1に記載された車両用変速機の制御装置であっても、無段変速機の変速比がローギヤ側に設定されると、特定の条件の下では前述したハンチングが発生しやすくなるおそれがある。この特定の条件とは、例えばトルクコンバータのロックアップクラッチがオン(係合状態)であって、走行路が下り坂であり、且つ、トルクコンバータと無段変速機とを連結する駆動軸の回転速度である駆動軸回転速度がエンジン回転速度よりも高い場合である。
したがって、運転者が要望していると考えられる早い車両応答性と前述したハンチングの発生の抑制とが特定の条件の下でも実現できるように、車両用変速機が制御されることが望まれる。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、フューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングの発生の抑制と早い車両応答性とを状況に応じて実現できる車両用変速機の制御装置を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、トルクコンバータと無段変速機とが連結された車両用変速機の、制御装置において、(a)前記トルクコンバータのロックアップクラッチがオンであって、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度の変化速度が所定の判定速度以上である場合には、前記無段変速機の変速比を第1の変速比に設定し、(b)前記ロックアップクラッチがオフであって、走行路が下り坂であり且つ前記無段変速機に連結された前記トルクコンバータの出力側の駆動軸における回転速度である駆動軸回転速度がエンジン回転速度よりも高い場合には、前記無段変速機の変速比を前記第1の変速比よりもハイギヤ側にある第2の変速比に設定することにある。
本発明の車両用変速機の制御装置によれば、(a)前記トルクコンバータのロックアップクラッチがオンであって、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度の変化速度が所定の判定速度以上である場合には、前記無段変速機の変速比が第1の変速比に設定され、(b)前記ロックアップクラッチがオフであって、走行路が下り坂であり且つ前記無段変速機に連結された前記トルクコンバータの出力側の駆動軸における回転速度である駆動軸回転速度がエンジン回転速度よりも高い場合には、前記無段変速機の変速比が前記第1の変速比よりもハイギヤ側にある第2の変速比に設定される。ロックアップクラッチがオンである場合には、エンジンと駆動軸すなわちその駆動軸に連結された無段変速機とが直結されているので、ロックアップクラッチがオフである場合に比べて早い車両応答性が実現されやすい。一方、ロックアップクラッチがオフである場合には、エンジンと駆動軸すなわちその駆動軸に連結された無段変速機とは直結されていないので、ロックアップクラッチがオンである場合に比べて早い車両応答性は実現されにくい。このように、ロックアップクラッチがオフである場合には早い車両応答性は実現されにくいので、無段変速機の変速比がローギヤ側にある第1の変速比に設定されていなくてもあまり問題とはならない。
上述のように本発明では、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度の変化速度が所定の判定速度以上であって速い車両応答性を運転者が要望していると考えられる場合において、早い車両応答性を実現しやすいロックアップクラッチがオンである場合には、無段変速機の変速比がローギヤ側にある第1の変速比に設定される。一方、走行路が下り坂であり且つ駆動軸回転速度がエンジン回転速度よりも高い場合であってフューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングが発生しやすい状況において、早い車両応答性が実現されにくいロックアップクラッチがオフである場合には、無段変速機の変速比が第1の変速比よりもハイギヤ側にある第2の変速比に設定される。これにより、早い車両応答性が要求され且つそれが実現されやすい状況では、無段変速機の変速比がローギヤ側にある第1の変速比に設定されて早い車両応答性が実現され、フューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングが発生しやすく且つ早い車両応答性が実現されにくい状況では、無段変速機の変速比がハイギヤ側にある第2の変速比に設定されてハンチングの発生が抑制される。
本発明の実施例に係る電子制御装置が搭載される車両の概略構成図であると共に、車両における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。 図1に示す電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートの一例である。 図2に示すフローチャートが実行された場合におけるタイムチャートの一例である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の実施例に係る電子制御装置90が搭載される車両10の概略構成図であると共に、車両10における各種制御のための制御機能の要部を表す機能ブロック図である。
車両10は、エンジン12、駆動輪14、及びエンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置16を備える。動力伝達装置16は、非回転部材であるケース18内に収容されている。動力伝達装置16は、トルクコンバータ20、タービン軸22、前後進切替装置24、入力軸28、無段変速機50、出力軸30、減速歯車装置32、及び差動歯車装置34を備える。
エンジン12は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関にて構成され、車両10の走行用駆動力源である。エンジン12は、後述する電子制御装置90によって、スロットル弁のスロットル弁開度θth[%]、燃料噴射量、点火時期等が制御されることにより、エンジン12から出力されるエンジントルクTe[Nm]が制御される。
トルクコンバータ20は、連結軸26を介してエンジン12に連結されたポンプ翼車20pと、タービン軸22を介して前後進切替装置24に連結されたタービン翼車20tと、を備える周知の流体式動力伝達装置である。ポンプ翼車20pとタービン翼車20tとの間にはロックアップクラッチLUが設けられている。ロックアップクラッチLUがオンである場合(すなわち、ロックアップクラッチLUが係合されている場合)には、ポンプ翼車20p及びタービン翼車20tが直結されて一体的に回転させられる。ロックアップクラッチLUがオフである場合(すなわち、ロックアップクラッチLUが解放されている場合)には、ポンプ翼車20pとタービン翼車20tとの間は直結されず流体を介して動力が伝達される。
動力伝達装置16には、トルクコンバータ20のポンプ翼車20pに動力伝達可能に連結された機械式のオイルポンプ38が備えられている。オイルポンプ38は、エンジン12により回転駆動されることによって、無段変速機50の変速制御などのための作動油を油圧制御回路40へ圧送する。
前後進切替装置24は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置24p、前進用クラッチC1、及び後進用ブレーキB1を備える。遊星歯車装置24pにおいて、サンギヤはタービン軸22に連結され、キャリアは入力軸28を介して無段変速機50に連結され、リングギヤは後進用ブレーキB1を介してケース18に選択的に断接可能とされている。遊星歯車装置24pのキャリアとタービン軸22とは、前進用クラッチC1により選択的に断接可能とされている。ここで、前進用クラッチC1は、選択的に断接する油圧式摩擦係合装置であり、後進用ブレーキB1は、非回転部材であるケース18に選択的に断接する油圧式摩擦係合装置である。前進用クラッチC1が係合されるとともに後進用ブレーキB1が解放されると、動力伝達装置16において前進走行用の動力伝達経路が形成される前進走行モードとなる。後進用ブレーキB1が係合されるとともに前進用クラッチC1が解放されると、動力伝達装置16において後進走行用の動力伝達経路が形成される後進走行モードとなる。前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1が共に解放されると、動力伝達装置16は動力伝達が遮断されたニュートラル状態とされる。前進走行モードの場合には前進用クラッチC1の係合により、タービン軸22と入力軸28とは、遊星歯車装置24pのキャリアを介して直結されて一体的に回転させられる。また、前進走行モードであって更にロックアップクラッチLUがオンである場合には、エンジン12と無段変速機50の入力軸28とが直結される。
無段変速機50は、入力軸28に連結された入力側部材である有効径が可変のプライマリプーリ52、出力軸30に連結された出力側部材である有効径が可変のセカンダリプーリ54、及びプライマリプーリ52とセカンダリプーリ54との間に巻き掛けられた伝動ベルト56を備える周知のベルト式無段変速機である。
無段変速機50では、後述する電子制御装置90により制御される油圧制御回路40によってプライマリプーリ52及びセカンダリプーリ54のV溝幅が変化させられて伝動ベルト56の掛かり径(有効径)が変更され、無段変速機50の変速比γ(=入力軸回転速度Nin[rpm]/出力軸回転速度Nout[rpm])が変化させられると共に、伝動ベルト56が滑りを生じないようにプライマリプーリ52及びセカンダリプーリ54と伝動ベルト56との間の摩擦力が制御される。なお、入力軸回転速度Ninは、プライマリプーリ52の回転速度であり、出力軸回転速度Noutは、セカンダリプーリ54の回転速度である。
トルクコンバータ20、タービン軸22、前後進切替装置24、入力軸28、及び無段変速機50は、複合変速機60を構成する。複合変速機60において、入力側にはトルクコンバータ20が配設され、出力側には無段変速機50が配設されている。前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1のうち一方が係合されると共に他方が解放されることにより、トルクコンバータ20と無段変速機50との間にあるタービン軸22、前後進切替装置24、及び入力軸28は互いに連結される。なお、複合変速機60は、本発明における「車両用変速機」に相当し、タービン軸22は、本発明における「駆動軸」に相当する。
減速歯車装置32は、出力軸30から伝達された動力を減速し、その減速した動力を差動歯車装置34に伝達するギヤ機構である。
差動歯車装置34は、減速歯車装置32から動力を受けて左右の駆動輪14に連結された一対の車軸に適宜回転速度差を付与する周知のディファレンシャルギヤである。
このように構成された動力伝達装置16において、エンジン12から出力される動力(特に区別しない場合には、駆動力やトルクも同義)は、トルクコンバータ20、タービン軸22、前後進切替装置24、入力軸28、無段変速機50、出力軸30、減速歯車装置32、及び差動歯車装置34を順次介して、左右の駆動輪14へ伝達される。
車両10は、電子制御装置90を備える。電子制御装置90は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。なお、電子制御装置90は、本発明における「制御装置」に相当する。
電子制御装置90には、車両10に備えられた各種センサ等(例えば、アクセル開度センサ70、スロットル弁開度センサ72、エンジン回転速度センサ76、タービン軸回転速度センサ78、入力軸回転速度センサ80、出力軸回転速度センサ82、シフトポジションセンサ84、及び勾配センサ86)による検出値に基づく各種信号等(例えば、運転者の加速操作の大きさを表すアクセル開度θacc[%]、スロットル弁開度θth、エンジン回転速度Ne[rpm]、タービン軸22の回転速度であるタービン軸回転速度Nt[rpm]、入力軸28の回転速度である入力軸回転速度Nin、車速V[km/h]に対応する出力軸30の回転速度である出力軸回転速度Nout、シフト操作装置に設けられたシフトレバーの操作位置POSを表す信号、及び車両10が走行する走行路の勾配角θrd[rad])がそれぞれ入力される。勾配センサ86は、例えば加速度センサである。勾配角θrdは、車両10の進行方向における走行路の路面と水平面との角度であって、平坦路では零であり、上り坂では正の値であり、下り坂では負の値である。なお、タービン軸回転速度Ntは、本発明における「駆動軸回転速度」に相当する。
電子制御装置90からは、エンジン12を運転制御するためのエンジン制御信号Seがエンジン12へ出力され、無段変速機50の変速制御やベルト挟圧力制御のためのプーリ制御信号Scvt、前進用クラッチC1や後進用ブレーキB1の断接制御のための前後進制御信号Scb、及びロックアップクラッチLUの断接制御のためのLU制御信号Sluが油圧制御回路40へ出力される。油圧制御回路40は、プーリ制御信号Scvt、前後進制御信号Scb、及びLU制御信号Sluに基づいて、無段変速機50の変速制御やベルト挟圧力制御、油圧式摩擦係合装置(C1,B1)の断接制御、及びロックアップクラッチLUの断接制御を行う。
ところで、例えば運転者がアクセルオンからアクセルオフへ急操作した場合には、アクセル操作に対して車両10が素早く応答することすなわち早い車両応答性を運転者が要望していると考えられる。なお、「アクセルオン」とは、例えば不図示のアクセルペダルが踏み増し操作された状態であってアクセル開度θaccが零値を超過している状態、すなわち運転者から加速要求がなされている状態である。「アクセルオフ」とは、例えばアクセルペダルが踏み込み操作された状態であってアクセル開度θaccが零値とされた状態、すなわち運転者からの加速要求が無い状態である。このように、早い車両応答性を運転者が要望していると考えられる場合には、次にアクセルオンされた場合に早い車両応答性、例えば運転者が要望する加速感が実現されるように無段変速機50の変速比γがローギヤ側(変速比γの最大値γmax側)に設定されると良い。このように、アクセルオンからアクセルオフへ急操作され、次にアクセルオンされた場合に早い車両応答性が実現されるように無段変速機50の変速比γをローギヤ側に設定する制御のことを、「オフアップ制御」という。
車両10が走行する走行路が下り坂であり且つタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高い場合においては、無段変速機50の変速比γがローギヤ側に設定されると、フューエルカット(エンジン12への燃料供給の停止)及びそのフューエルカットからの復帰(エンジン12への燃料供給の再開)が周期的に繰り返されるハンチングが発生しやすくなる。無段変速機50の変速比γがローギヤ側、すなわち変速比γが大きくされると、フューエルカットから復帰した状態では下り坂を走行する車両10の駆動輪14の回転速度の上昇(すなわち、タービン軸回転速度Ntの上昇)に応じてエンジン回転速度Neが高くされやすく、フューエルカットの状態ではエンジン回転速度Neは低くされやすい。そのため、フューエルカットを実行するエンジン回転速度Neの回転速度範囲の下限値であるFCオン実施回転速度FCon[rpm]と、フューエルカットからの復帰を実行するエンジン回転速度Neの回転速度範囲の上限値であるFCオフ実施回転速度FCoff[rpm](<FCon)と、の間をエンジン回転速度Neが往復することによる前述のハンチングが発生しやすくなる。フューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の周期的な繰り返しによるハンチングは、エンジン回転速度Neが周期的に変動するハンチングでもある。
以下では、車両10においてフューエルカットを実行することを、「フューエルカットをオンする」といい、車両10においてフューエルカットからの復帰を実行することを、「フューエルカットをオフする」ということとする。
トルクコンバータ20のロックアップクラッチLUがオンである場合には、エンジン12と無段変速機50の入力軸28とが直結されているので、アクセルオンされるとエンジン12から出力されるエンジントルクTeが無段変速機50を介して駆動輪14に素早く伝達される。一方、トルクコンバータ20のロックアップクラッチLUがオフである場合には、エンジン12と無段変速機50の入力軸28とが直結されずトルクコンバータ20の流体を介して接続されているので、アクセルオンされてもエンジン回転速度Neが不必要に高くなるだけでエンジン12から出力されるエンジントルクTeは無段変速機50を介して駆動輪14に素早くは伝達されない。したがって、ロックアップクラッチLUがオフである場合には、ロックアップクラッチLUがオンである場合に比べて早い車両応答性が実現されにくい。
電子制御装置90は、LU状態判定部90a、アクセル判定部90b、勾配判定部90c、回転速度比較部90d、及び変速比制御部90eを機能的に備える。
LU状態判定部90aは、ロックアップクラッチLUがオンであるか否かを判定する。例えば、電子制御装置90からロックアップクラッチLUをオンとするLU制御信号Sluが出力されている場合や実際にエンジン回転速度Neとタービン軸回転速度Ntとの回転速度差ΔN(=|Ne−Nt|)が零値近傍である所定の判定差ΔNj[rpm]以下である場合に、ロックアップクラッチLUがオンであると判定される。所定の判定差ΔNjは、ロックアップクラッチLUがオン(係合状態)であると判定するための予め設計的に或いは実験的に定められた判定値である。なお、前進走行モードの場合には、前進用クラッチC1の係合によりタービン軸22と入力軸28とが遊星歯車装置24pのキャリアを介して直結されるため、タービン翼車20tの回転速度、タービン軸回転速度Nt、及び無段変速機50における入力軸回転速度Ninは、同値である。前進走行モードであって更にロックアップクラッチLUがオンである場合には、エンジン12と無段変速機50の入力軸28とが直結されるため、エンジン回転速度Neと無段変速機50における入力軸28の入力軸回転速度Ninとは、同値となる。
アクセル判定部90bは、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度(時間当たりの変化量)Vacc[%/sec]が所定の判定速度Vaccj[%/sec]以上であるか否かを判定する。すなわち、アクセルオンからアクセルオフへ急操作されたか否かを判定する。所定の判定速度Vaccjは、運転者が早い車両応答性を要望していると判断し、次にアクセルオンされた場合に早い車両応答性を実現するためのオフアップ制御を実行するか否かを判定する、予め設計的に或いは実験的に定められた判定値である。
勾配判定部90cは、車両10が走行している走行路が下り坂であるか否かを判定する。例えば、勾配センサ86から入力された勾配角θrdが下り坂を表す負の値である場合には、車両10が走行している走行路が下り坂であると判定される。
回転速度比較部90dは、タービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高いか否かを判定する。例えば、タービン軸回転速度センサ78及びエンジン回転速度センサ76によりそれぞれ検出されたタービン軸回転速度Nt及びエンジン回転速度Neに基づいて判定される。
LU状態判定部90aによりロックアップクラッチLUがオンであると判定され、且つ、アクセル判定部90bによりアクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj以上であると判定された場合には、変速比制御部90eは、無段変速機50の変速比γをローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定するオフアップ制御を実行する。なお、所定の変速比γlowは、本発明における「第1の変速比」に相当する。
LU状態判定部90aによりロックアップクラッチLUがオンではない(すなわちロックアップクラッチLUがオフである)と判定され、勾配判定部90cにより車両10が走行している走行路が下り坂であると判定され、且つ、回転速度比較部90dによりタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高いと判定された場合には、変速比制御部90eは、無段変速機50の変速比γをハイギヤ側(変速比γの最小値γmin側)にある所定の変速比γhighに設定する(すなわち、オフアップ制御を実行しない)。所定の変速比γhighは、所定の変速比γlowとの比較においてハイギヤ側の変速比である(すなわち所定の変速比γlowは、所定の変速比γhighとの比較においてローギヤ側の変速比である)。なお、所定の変速比γhighは、本発明における「第2の変速比」に相当する。
LU状態判定部90aによりロックアップクラッチLUがオフであると判定され、且つ、勾配判定部90cにより車両10が走行している走行路が下り坂でないと判定されるか又は回転速度比較部90dによりタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高くないと判定された場合には、変速比制御部90eは、無段変速機50の変速比γをローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定するオフアップ制御を実行する。
LU状態判定部90aによりロックアップクラッチLUがオンであると判定され、且つ、アクセル判定部90bによりアクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj未満であると判定された場合には、変速比制御部90eは、無段変速機50の変速比γをハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定する(すなわち、オフアップ制御を実行しない)。
図2は、図1に示す電子制御装置90の制御作動の要部を説明するフローチャートの一例である。図2のフローチャートは繰り返し実行される。
LU状態判定部90aの機能に対応するステップS10において、ロックアップクラッチLUがオンであるか否かが判定される。ステップS10の判定が肯定された場合には、ステップS20が実行される。ステップS10の判定が否定された場合には、ステップS30が実行される。
アクセル判定部90bの機能に対応するステップS20において、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj以上であるか否かが判定される。ステップS20の判定が肯定された場合には、アクセルオンからアクセルオフへ急操作されたとしてステップS40が実行される。ステップS20の判定が否定された場合には、ステップS50が実行される。
勾配判定部90c及び回転速度比較部90dの機能に対応するステップS30において、車両10が走行している走行路が下り坂であり且つタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高いか否かが判定される。好適には、タービン軸回転速度Ntが、エンジン回転速度Neよりも高く且つFCオン実施回転速度FCon以上である場合に、ステップS30の判定が肯定される。ステップS30の判定が肯定された場合には、ステップS50が実行される。ステップS30の判定が否定された場合には、ステップS40が実行される。
変速比制御部90eの機能に対応するステップS40において、無段変速機50の変速比γをローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定するオフアップ制御が実行される。そしてリターンとなる。
変速比制御部90eの機能に対応するステップS50において、無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定される、すなわちオフアップ制御は実行されない。そしてリターンとなる。
図3は、図2に示すフローチャートが実行された場合におけるタイムチャートの一例である。図3では、ロックアップクラッチLUがオフであり、車両10が走行している走行路が下り坂であり、且つ、タービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高い場合において、無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定される本実施例(図2に示すステップS50が実行された場合の例)が実線で示され、無段変速機50の変速比γがローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定される比較例が破線で示されている。なお、タイムチャートにおいて比較例と実施例とが同じである場合には、比較例の破線は省略されている。
図3において、横軸は時間t[sec]であり、縦軸は上から順に車速V、回転速度(エンジン回転速度Ne及びタービン軸回転速度Nt)、無段変速機50の変速比γ、アクセル開度θacc、スロットル弁開度θth、及びFCフラグである。回転速度において、太線はエンジン回転速度Neを示し、細線はタービン軸回転速度Ntを示している。FCフラグがオンの期間は、フューエルカットがオンされており、FCフラグがOFFの期間は、フューエルカットがオフされている。また、図3で示された時刻t0以降の期間において、ロックアップクラッチLUはオフとされている。
ここから、比較例のタイムチャート(破線)について説明する。
時刻t0から時刻t1の直前までの期間において、アクセル開度θaccが開度値100[%]とされることで、エンジン回転速度Ne及びタービン軸回転速度Ntが上昇させられて車両10が加速される。この期間は、フューエルカットがオフされている、すなわちエンジン12への燃料供給がされた状態である。
時刻t1において、アクセル開度θaccが開度値100[%]から開度値0[%]へ急速に低下させられる、すなわちアクセルオンから急速にアクセルオフされる。これに伴い、スロットル弁開度θthも時刻t1において開度値0[%]へ急減させられる。この急速なアクセルオフに伴い、時刻t1において無段変速機50の変速比γをローギヤ側にある所定の変速比γlow(>γhigh=「1」)に設定するオフアップ制御が開始される。エンジン回転速度NeがFCオン実施回転速度FCon以上である時刻t1の直後において、フューエルカットがオンとなる。
時刻t1直後から時刻t4までの期間において、フューエルカットがオンされたことによりエンジン回転速度Neは次第に低くなる。エンジン回転速度NeがFCオフ実施回転速度FCoff以下となった時刻t4において、フューエルカットがオフとなる。時刻t4から時刻t5までの期間において、フューエルカットがオフされたことによりエンジン回転速度Neは次第に高くなる。なお、後述する本実施例では無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定されているのに対して、この比較例では無段変速機50の変速比γがローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定されているため、車両10が下り坂を走行することにより車速Vが増加すると本実施例に比べてエンジン回転速度Neが増加しやすい。エンジン回転速度NeがFCオン実施回転速度FCon以上となった時刻t5において、フューエルカットがオンとなる。
時刻t5から時刻t6までの期間において、フューエルカットがオンされたことによりエンジン回転速度Neは次第に低くなる。エンジン回転速度NeがFCオフ実施回転速度FCoff以下となった時刻t6において、フューエルカットがオフとなる。時刻t4から時刻t6までの期間における作動と同様に、時刻t7においてフューエルカットがオンとなり、時刻t8においてフューエルカットがオフとなる。時刻t8以降は、エンジン回転速度NeがFCオン実施回転速度FCon以上とならないため、フューエルカットがオフの状態が維持される。このように、比較例では、フューエルカットのオンとフューエルカットのオフが周期的に繰り返されるハンチングが発生している。
ここから、本実施例のタイムチャート(実線)について説明する。
時刻t0から時刻t1までの期間においては、前述の比較例における時刻t0から時刻t1までの期間と同様のタイムチャートである。時刻t1において無段変速機50の変速比γをローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定するオフアップ制御が開始される。エンジン回転速度NeがFCオン実施回転速度FCon以上である時刻t1の直後において、フューエルカットがオンとなる。
時刻t2において、タービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高いのでオフアップ制御が停止され、無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhigh(=「1」<γlow)に設定される制御が開始される。
時刻t2から時刻t3までの期間において、フューエルカットがオンされたことによりエンジン回転速度Neは次第に低くなる。エンジン回転速度NeがFCオフ実施回転速度FCoff以下となった時刻t3において、フューエルカットがオフとなる。なお、本実施例では無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定されているため、車両10が下り坂を走行することにより車速Vが増加しても比較例に比べてエンジン回転速度Neが増加しにくい。そのため、時刻t3以降は、エンジン回転速度NeがFCオン実施回転速度FCon以上とならないため、フューエルカットがオフの状態が維持される。このように、本実施例では、比較例に比べてフューエルカットのオンとフューエルカットのオフとが周期的に繰り返されるハンチングの発生が抑制されている。
本実施例によれば、(a)トルクコンバータ20のロックアップクラッチLUがオンであって、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj以上である場合には、無段変速機50の変速比γが所定の変速比γlowに設定され、(b)ロックアップクラッチLUがオフであって、走行路が下り坂であり且つ無段変速機50に連結されたトルクコンバータ20の出力側のタービン軸22における回転速度であるタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高い場合には、無段変速機50の変速比γが所定の変速比γlowよりもハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定される。ロックアップクラッチLUがオンである場合には、エンジン12とタービン軸22すなわちそのタービン軸22に連結された無段変速機50とが直結されているので、ロックアップクラッチLUがオフである場合に比べて早い車両応答性が実現されやすい。一方、ロックアップクラッチLUがオフである場合には、エンジン12とタービン軸22すなわちそのタービン軸22に連結された無段変速機50とは直結されていないので、ロックアップクラッチLUがオンである場合に比べて早い車両応答性は実現されにくい。このように、ロックアップクラッチLUがオフである場合には早い車両応答性は実現されにくいので、無段変速機50の変速比γがローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定されていなくてもあまり問題とはならない。
上述のように本実施例では、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj以上であって速い車両応答性を運転者が要望していると考えられる場合において、早い車両応答性を実現しやすいロックアップクラッチLUがオンである場合には、無段変速機50の変速比γがローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定される。一方、車両10が走行する走行路が下り坂であり且つタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高い場合であってフューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングが発生しやすい状況において、早い車両応答性が実現されにくいロックアップクラッチLUがオフである場合には、無段変速機50の変速比γが所定の変速比γlowよりもハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定される。これにより、早い車両応答性が要求され且つそれが実現されやすい状況では、無段変速機50の変速比γがローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定されて早い車両応答性が実現され、フューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングが発生しやすく且つ早い車両応答性が実現されにくい状況では、無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定されてハンチングの発生が抑制される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
前述の実施例では、図3のタイムチャートの例示において所定の変速比γhighが「1」に設定されていたが、この態様に限らない。所定の変速比γhighは、所定の変速比γlowよりもハイギヤ側の変速比であれば良く、この限りにおいて前述したハンチングの発生が抑制される。また、所定の変速比γlowは、所定の変速比γhighよりもローギヤ側の変速比であれば良く、必ずしも無段変速機50の変速比γの最大値γmaxとされなくとも良い。
前述の実施例では、(a)LU状態判定部90aによりロックアップクラッチLUがオフであると判定され、且つ、勾配判定部90cにより車両10が走行している走行路が下り坂でないと判定されるか又は回転速度比較部90dによりタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高くないと判定された場合には、変速比制御部90eは、無段変速機50の変速比γを所定の変速比γlowに設定し、(b)LU状態判定部90aによりロックアップクラッチLUがオンであると判定され、且つ、アクセル判定部90bによりアクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度θaccの変化速度Vaccが所定の判定速度Vaccj未満であると判定された場合には、変速比制御部90eは、無段変速機50の変速比γを所定の変速比γhighに設定したが、この態様に限らない。例えば、これらの場合には、変速比制御部90eは、アクセル開度θacc及び車速Vに基づいて無段変速機50の変速比γが所定の変速比γlowと所定の変速比γhighとの間の予め定められた目標変速比となるように制御しても良い。これらの場合には、前述したハンチングが発生しにくく、且つ、早い車両応答性を運転者が要望していないと考えられるか又は早い車両応答性も実現されにくいためである。
前述の実施例では、フューエルカット及びそのフューエルカットからの復帰の繰り返しによるハンチングの発生を抑制するために、走行路が下り坂である場合において無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定されたが、この態様に限らない。例えば、走行路が下り坂でなくても、ロックアップクラッチLUがオフであってタービン軸回転速度Ntがエンジン回転速度Neよりも高い場合には、前述のハンチングの発生を抑制するために無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定されても良い。
また、走行路が下り坂であっても、前述のハンチングの発生の抑制よりもエンジンブレーキを有効とすることが優先される場合には、無段変速機50の変速比γがハイギヤ側にある所定の変速比γhighに設定されず、ローギヤ側にある所定の変速比γlowに設定されても良い。これにより、例えば運転者により選択されたシフトレバーの操作位置POSが後進走行ポジション(後進用ブレーキB1が係合され、前進用クラッチC1が解放される状態)である場合には、エンジンブレーキの効果が最大限に引き上げられることで、車両10のブレーキ制動が補助される。
前述の実施例では、複合変速機60には前後進切替装置24が含まれていたが、含まれていなくても良い。例えば、車両10が前進走行モードしか有しない場合には、複合変速機60は、前後進切替装置24を有さず、トルクコンバータ20と無段変速機50との間がタービン軸22(入力軸28)で連結される構成であっても良い。
前述の実施例では、電子制御装置90は、LU状態判定部90a、アクセル判定部90b、勾配判定部90c、回転速度比較部90d、及び変速比制御部90eを機能的に備えていたが、例えば、電子制御装置90は、必要に応じて他の制御機能と合わせて1つの電子制御装置にまとめられて構成されても良く、或いは、必要に応じて異なる電子制御装置に機能的に分割されて構成されても良い。
前述の実施例では、無段変速機50はベルト式の無段変速機であったが、この態様に限らない。例えば、本発明における無段変速機は、パワーローラー式CVTなど他の形式の無段変速機であっても構わない。
なお、上述したのはあくまでも本発明の実施例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
20:トルクコンバータ
22:タービン軸(駆動軸)
50:無段変速機
60:複合変速機(車両用変速機)
90:電子制御装置(制御装置)
LU:ロックアップクラッチ
Ne:エンジン回転速度
Nt:タービン軸回転速度(駆動軸回転速度)
Vacc:変化速度
Vaccj:所定の判定速度
γ:変速比
γhigh:所定の変速比(第2の変速比)
γlow:所定の変速比(第1の変速比)
θacc:アクセル開度

Claims (1)

  1. トルクコンバータと無段変速機とが連結された車両用変速機の、制御装置において、
    前記トルクコンバータのロックアップクラッチがオンであって、アクセルオンからアクセルオフへ操作された場合におけるアクセル開度の変化速度が所定の判定速度以上である場合には、前記無段変速機の変速比を第1の変速比に設定し、
    前記ロックアップクラッチがオフであって、走行路が下り坂であり且つ前記無段変速機に連結された前記トルクコンバータの出力側の駆動軸における回転速度である駆動軸回転速度がエンジン回転速度よりも高い場合には、前記無段変速機の変速比を前記第1の変速比よりもハイギヤ側にある第2の変速比に設定する
    ことを特徴とする車両用変速機の制御装置。
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